JPWO2011043378A1 - エレベータのドア係合装置 - Google Patents

エレベータのドア係合装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2011043378A1
JPWO2011043378A1 JP2011535423A JP2011535423A JPWO2011043378A1 JP WO2011043378 A1 JPWO2011043378 A1 JP WO2011043378A1 JP 2011535423 A JP2011535423 A JP 2011535423A JP 2011535423 A JP2011535423 A JP 2011535423A JP WO2011043378 A1 JPWO2011043378 A1 JP WO2011043378A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
cam
lever
support shaft
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011535423A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5484479B2 (ja
Inventor
宇都宮 健児
健児 宇都宮
木川 弘
弘 木川
昌也 北澤
昌也 北澤
直俊 伊藤
直俊 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2011535423A priority Critical patent/JP5484479B2/ja
Publication of JPWO2011043378A1 publication Critical patent/JPWO2011043378A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5484479B2 publication Critical patent/JP5484479B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B13/00Doors, gates, or other apparatus controlling access to, or exit from, cages or lift well landings
    • B66B13/02Door or gate operation
    • B66B13/12Arrangements for effecting simultaneous opening or closing of cage and landing doors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B13/00Doors, gates, or other apparatus controlling access to, or exit from, cages or lift well landings
    • B66B13/30Constructional features of doors or gates

Landscapes

  • Elevator Door Apparatuses (AREA)

Abstract

この発明のエレベータのドア係合装置は、付勢力付与・変更手段により、レバー本体に対する回動を阻止する回動阻止力を付勢するとともに、かごドアの移動にともなう回動案内手段の働きにより、レバー本体に対する反回動阻止力の方向に付勢力を変更するようになっており、省スペースかつ低コストで係合機構駆動装置の駆動を行うことができる。

Description

この発明は、エレベータのかごドアと乗場ドアとを係合させるエレベータのドア係合装置に関するものである。
従来のエレベータのドア係合装置の係合機構駆動装置は、かご側係合機構を駆動させるために、ドア装置本体の固定部に回動可能に取付けた腕と、かごドアに取付けたドア係合装置上に回動可能に取付けられた駆動カムから延びた腕を回動自由に結合させた、中折れ構造のベーン駆動リンクを備えている。
このものの場合、かごドア開閉動作により、ドア係合装置がドア正面から見て左右方向に動くと、ドア装置本体にある固定軸とドア係合装置内の駆動カムの回動軸との直線距離が変わり、ベーン駆動リンクの中折れ部が上または下方向に移動する。
この動きにより、駆動カムから延びた腕は駆動カムの回動軸を中心に回動する。
駆動カムが回動すると、かご側係合機構にある係合ベーンは駆動カムにより戸閉側または戸開側に動かされ、乗場側係合機構の把持、開放動作を行っている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−103882号公報(第3頁〜7頁、図1)
従来のエレベータのドア係合装置においては、係合機構の係合ベーンを動作させる駆動カムを駆動するために、ドア装置本体の固定部と係合機構の駆動カムとを結ぶベーン駆動リンクが必要である。このため、このものの場合、次のような問題点があった。
イ.ドア装置本体内にベーン駆動リンクが動くためのスペースが必要である。
ロ.ドア幅やドア係合装置の取付け高さが異なるとベーン駆動リンクの長さや形状を変える必要がある。
ハ.ベーン駆動リンクが大きいため、取付けに労力がかかる、コストが嵩む。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、省スペースかつ低コストで係合機構駆動装置の駆動を行う等のエレベータのドア係合装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータのドア係合装置は、ドア装置本体のハンガーレール上を案内されて開閉動作するかごドアと、乗場出入り口を開閉動作する乗場ドアとの間に設けられ、前記かごドアの開閉動作に連動して前記乗場ドアを開閉させる、エレベータのドア係合装置であって、
前記かごドアの開閉時に前記乗場ドアに設けられた乗場側係合機構を把持するかご側係合機構と、このかご側係合機構を駆動する係合機構駆動装置とを備え、
前記係合機構駆動装置は、前記かごドアに設けられたレバー支持軸と、
このレバー支持軸を中心に始点と終点との間で往復回動可能に設けられたレバー本体と、
前記レバー支持軸を中心に回動する前記レバー本体の回動を案内する回動案内手段と、
前記レバー本体に対する回動を阻止する回動阻止力を付勢するとともに、前記かごドアの移動に伴う前記回動案内手段の働きにより、レバー本体に対する反回動阻止力の方向に付勢力を変更する付勢力付与・変更手段とで構成されている。
また、この発明に係るエレベータのドア係合装置は、ドア装置本体のハンガーレール上を案内されて開閉動作するかごドアと、乗場出入り口を開閉動作する乗場ドアとの間に設けられ、前記かごドアの開閉動作に連動して前記乗場ドアを開閉する、エレベータのドア係合装置であって、
前記かごドアの開閉時に、前記乗場ドアに設けられた乗場側係合機構を把持する係合ベーンと、前記かごドアに設けられたカム支持軸と、このカム支持軸を中心に始点と終点との間で往復回動自在に設けられ回動に連動して前記係合ベーンを作動させる駆動カムと、この駆動カムに設けられた移動部材と、前記ドア装置本体に固定され前記移動部材を案内するカム溝を有する固定カムと、
前記駆動カムに対する回動を阻止する回動阻止力を付勢するとともに、前記かごドアの移動により、途中駆動カムに対する反回動阻止力の方向に付勢力を変更する付勢力付与・変更手段とを備え、
前記付勢力付与・変更手段は、
前記かごドアの戸開時には、前記カム溝に前記移動部材が入った前記駆動カムに前記回動阻止力を付勢してかごドアに戸開抵抗力を付与するとともに、前記移動部材の前記固定カムの前記カム溝に沿った移動、及び前記カム支持軸の移動に伴い、前記駆動カムが前記カム支持軸を中心に回動して、前記駆動カムに前記反回動阻止力を付勢して駆動カムに対する付勢方向を変更し、
前記かごドアの戸閉時には、前記カム溝に前記移動部材が入った当初は前記駆動カムに前記回動阻止力を付勢してかごドアに戸閉抵抗力を付与するとともに、前記移動部材が前記固定カムの前記カム溝に沿って移動、及び前記カム支持軸の移動に伴い、前記駆動カムが前記カム支持軸を中心に回動して、前記駆動カムに前記反回動阻止力を付勢して駆動カムに対する付勢方向を変更するようになっている。
この発明に係るエレベータのドア係合装置によれば、勢力付与・変更手段は、かごドアの戸開時には、回動案内手段の働きにより、レバー本体に回動阻止力を付勢してかごドアに戸開抵抗力を付与するとともに、かごドアの戸開途中においてレバー本体に反回動阻止力を付勢してレバー本体に対する付勢力の方向を変更し、かごドアの戸閉時には、回動案内手段の働きにより、当初はレバー本体に回動阻止力を付勢してかごドアに戸閉抵抗力を付与するとともに、かごドアの戸閉途中においてレバー本体に反回動阻止力を付勢してレバー本体に対する付勢力の方向を変更するようになっているので、かごドアには、戸開開始時には戸開抵抗力、戸閉間際には戸閉抵抗力が作用する機能を、部品点数を増加することなく、既存の係合機構駆動装置で対応することができ、製造コストも増大しなくて済む。
また、この発明に係るエレベータのドア係合装置によれば、付勢力付与・変更手段は、かごドアの戸開時には、カム溝に移動部材が入った駆動カムに回動阻止力を付勢してかごドアに戸開抵抗力を付与するとともに、駆動カムに反回動阻止力を付勢して駆動カムに対する前記付勢力の方向を変更し、前記かごドアの戸閉時には、前記カム溝に前記移動部材が入った当初は前記駆動カムに前記回動阻止力を付勢してかごドアに戸閉抵抗力を付与するとともに、前記駆動カムに前記反回動阻止力を付勢して駆動カムに対する付勢力の方向を変更するようになっているので、かごドアには、戸開開始時には戸開抵抗力、戸閉間際には戸閉抵抗力が作用する機能を、部品点数を増加することなく、既存の係合機構駆動装置で対応することができ、製造コストも増大しなくて済む。
また、レバー本体、レバー支持軸が削除されて、さらに低コスト化を図ることができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータのドア装置を乗場ドア側から視たときの正面図である。 図1のエレベータのドア装置を示す斜視図である。 図1のエレベータのドア係合装置の部分斜視図である。 図1のエレベータの係合装置の一使用態様(戸開の初期状態)を示す正面図である。 図1のエレベータの係合装置の別の使用態様(ベーン閉状態)を示す正面図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータの係合装置の要部を示す正面図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータの係合装置の要部を示す正面図である。 この発明の実施の形態4によるエレベータの係合装置の一使用態様(戸開の初期状態)を示す正面図である。 図8のエレベータの係合装置の別の使用態様(ベーン閉状態)を示す正面図である。 この発明の実施の形態5によるエレベータの係合装置一使用態様(戸開の初期状態)を示す正面図である。 図10のエレベータの係合装置の別の使用態様(ベーン閉状態)を示す正面図である。
以下、この発明の各実施の形態について図に基づいて説明するが、各図において同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は両開きドアのエレベータのドア装置を乗場ドア側から視たときの正面図、図2は図1のドア装置を示す斜視図、図3は図1のドア装置のドア係合装置1を示す斜視図、図4は図1のエレベータの係合装置の一使用態様(戸開の初期状態)を示す正面図、図5は図1のドア係合装置1の別の使用態様(ベーン閉状態)を示す正面図である。
このエレベータのドア装置は、かごドア5を開閉させるドア装置本体4と、乗場出入り口を開閉する乗場ドア(図示せず)とかごドア5との間に設けられ、かごドア5の開閉動作に連動して乗場ドアを開閉動作させるドア係合装置1とを有している。
上記ドア装置本体4は、ドア駆動モータ43と、駆動側かごドア51及び従動側かごドア52で構成されたかごドア5のうち従動側かごドア52側に設けられた駆動プーリ442と、この駆動プーリ442とドア駆動モータ43との間に設けられドア駆動モータ43の駆動力を駆動プーリ442に伝達させる駆動ベルト44と、駆動側かごドア51側に設けられたアイドラプーリ443と、このアイドラプーリ443と駆動プーリ442との間に巻き掛けされたベルト441とを備えている。
また、ドア装置本体4は、ベルト441の下側にベルト441と平行に延びたハンガーレール42と、このハンガーレール42に沿って移動するドアハンガ41とを有している。
ドアハンガ41は、この駆動側かごドア51の上面に固定された駆動側ハンガープレート411と、従動側かごドア52の上面に固定された従動側ハンガープレート412と、駆動側ハンガープレート411及び従動側ハンガープレート412のそれぞれの上側両角部に回動自在に設けられハンガーレール42上を転動するハンガーローラ413と、駆動側ハンガープレート411に基端部が固定され先端部が無端状のベルト441の下側を把持した駆動側ベルト把持金具414と、従動側ハンガープレート412に基端部が固定され先端部が無端状のベルト441の上側を把持した従動側ベルト把持金具415とを備えている。
上記ドア係合装置1は、駆動側ドア51の面に固定されたベース板23上に設けられたかご側係合機構2と、かご側係合機構2を駆動させる係合機構駆動装置3とを備えている。
かご側係合機構2は、第一のベーン211及びこの第一のベーン211と平行に対向した第二のベーン212を有する係合ベーン21と、これらと連結した、上側ベーンリンク221及び下側ベーンリンク222を有するベーンリンク22と、ベース板23上に設けられた、外周縁部に沿って形成されたカム溝241を有する駆動カム24とを備え、第一及び第二のベーン211、212は、乗場ドアに設けられた乗場側係合機構(図示せず)を把持するようになっている。
上記係合ベーン21は、第一のベーン211及びこの第二のベーン212にそれぞれ設けられ上側ベーンシンク221及び下側ベーンリンク222を回動自在に支持したベーン支持軸213と、第一のベーン211に突出して設けられ駆動カム24のカム溝241に沿って移動するカムフォロア214とを備えている。
第一のベーン211、第二のベーン212は、互いに平行に対向した、上側ベーンリンク221及び下側ベーンリンク222と共に、平行四辺形によるリンク機構を構成している。
上側ベーンリンク221及び下側ベーンリンク222には、第二のベーン212側に寄った位置にベース板23に対して回動自在のリンク支持軸223が設けられている。
上側ベーンリンク221及び下側ベーンリンク222は、このリンク支持軸223を中心に回動し、この回動に連動して、第一のベーン211、第二のベーン212は、上下に移動し、併せて左右に移動する。
扇形状の上記駆動カム24は、ベース板23に対して回動自在に設けられたカム支持軸242と、カム支持軸242を挟んでカム溝241と反対側であって基端部に設けられた連結棒取付け軸243とを備えている。
カム溝241は、カム支持軸242との距離が反時計方向に沿って近づいて行き、途中からは同一半径の円弧形状になるように形成されている。
上記係合機構駆動装置3は、ドア装置本体4の固定部45に固定された固定カム33と、駆動側ハンガープレート411に設けられたレバー31と、このレバー31と駆動カム24の連結棒取付け軸243とが連結した連結棒36と、レバー31の作動を停止するストッパ32と、かごドア5に対して戸開抵抗力(戸閉保持力)及び戸閉抵抗力(戸開保持力)を付与するレバー保持ばね34とを備えている。
上記レバー31は、駆動側ハンガープレート411に取付けられた取付け板313と、この取付け板313に対してレバー支持軸314で回動可能に設けられた扇形状のレバー本体311と、このレバー本体311の一方の隅部に回動自在に設けられた移動部材であるローラ312と、レバー本体311の他方の隅部に設けられ連結棒36の先端部が接続された連結棒取付け軸315とを備えている。
ここで、ドア装置本体4に固定されているとともにカム溝331を有する固定カム33と、レバー本体311に設けられ、カム溝331に沿って移動する移動部材であるローラ312とで、レバー本体331の回動を案内する回動案内手段を構成している。
なお、固定カム33,ローラ312は一例であり、レバー本体の回動を案内する回動案内手段として、例えば板カムの端面にローラが転動するものであってもよい。
上記レバー保持ばね34は、一端部がレバー本体311に設けられたレバーばね固定点341に接続され、他端部が取付け板313に設けられたドアばね固定点342に接続されている。
レバー保持ばね34は、かごドア5が閉じた状態であるレバー本体311の初期位置では、レバー本体311をレバー支持軸314を中心に反時計回りに回動させる力を付勢している。この力は、かごドア5が開き始めるときに戸開を阻止しようとする力、即ち戸開抵抗力として働き、またかごドア5の戸開途中からは戸閉を阻止しようとする力、即ち戸閉抵抗力として働く。
ここで、レバー本体311に設けられたレバーばね固定点341と、かごドア5に設けられたドアばね固定点342と、レバーばね固定点341とドアばね固定342とを接続したレバー保持ばね34とにより、付勢力付与・変更手段を構成しており、レバー保持ばね34は、レバー本体311の始点と終点において、レバーばね固定点341がドアばね固定点342とレバー支持軸314とを結ぶ直線に対してそれぞれ反対側に位置するように配設されている。
駆動カム24の連結棒取付け軸243とレバー31の連結棒取付け軸315とは、連結棒36で結ばれている。
上記固定カム33には、レバー支持軸314の中心とローラ312の中心とを結んだ二点鎖線イと、カム溝331の平行に対向した案内面に沿って延びた二点鎖線ロで示した案内線とが交差した角度のうち左右側の角度αが90°以上となるように、カム溝331が鉛直方向に対して角度θ(θ≧0°)だけ傾けて形成されており、このカム溝331に沿ってレバー本体311に設けたローラ312が転動する。
次に、上記構成のエレベータのドア装置の動作について説明する。
先ず、かごドア5の戸開動作について説明する。
ドア駆動モータ43の駆動により、駆動ベルト44を介して駆動プーリ442が回動する。この駆動プーリ442の回動に伴いベルト441が移動する。
このベルト441の移動に伴い、駆動側ハンガープレート411及び駆動側かごドア51と、従動側ハンガープレート412及び従動側かごドア52とは互いに離れる方向に、即ちかごドア5が戸開方向にそれぞれが移動を開始する。
かごドア5の戸開に伴い、駆動側かごドア51では、レバー31のレバー支持軸314と固定カム33との間の水平方向の距離が短くなる。すると、レバー本体311に設けられたローラ312はレバー支持軸314との距離を保つためにカム溝331内を上昇し、それに伴いレバー本体311は、レバー支持軸314を中心にしてレバー保持ばね34の弾性力に逆らって時計方向に回動する。
なお、カム溝331の傾き角度θを調整することで、駆動側ハンガープレート411の移動距離とレバー本体311の回動角度との関係は調整される。
即ち、傾き角度θを時計回りの方向に大きくすると、駆動側ハンガープレート411の移動量に対するレバー本体311の回動角度が大きくなり、角度θを小さくすると回動角度は小さくなる。
また、戸開抵抗力もこの角度θにより変化し、角度θを大きくすると、レバー保持ばね34がより伸長して戸開抵抗力は大きくなり、角度θを小さくすると戸開抵抗力は小さくなる。
レバー本体311の時計方向の回動とともに、連結棒36を介して連結棒取付け軸243が引き上げられ、駆動カム24がカム支持軸242を中心に時計方向に回動する。
駆動カム24の回動に伴い、第一のベーン211に取付けたカムフォロア214がカム溝241の壁面に沿って転動し、これにより、第一のベーン211が戸開方向に強制的に移動させられる。
この第一のベーン211の駆動に伴い、第二のベーン212は、第一のベーン211、上側ベーンリンク221及び下側ベーンリンク222とともに平行リンク機構を構成しているので、戸閉方向に動き、第一のベーン211と第二のベーン212との間隔は狭くなっていく。
レバー本体311が一定のところまで回動すると、それ以降の回動では、第一のベーン211と第二のベーン212との間隔は一定である。
即ち、駆動側ハンガープレート411が予め設定された距離だけ動くと、カム溝241が途中からカム支持軸242に対して同一半径の円弧であるので、それ以降のレバー本体311の回動に伴う第一のベーン211の戸開方向への移動は無い。従って、第一及び第二のベーン211,212は、戸開の初期状態から設定された分だけ狭くなった把持状態で保持される。
なお、第一及び第二のベーン211,212は、間隔が狭くなる途中で乗場ドアに設けられた乗場側係合機構(図示せず)を把持し、この後はかごドア5の戸開に連動して乗場ドア(図示せず)も戸開する。
なお、第一のベーン211に設けられたカムフォロア214がカム溝241に沿って転動することで、第一のベーン211は戸開方向に動くため、カム溝241の形状によって、第一のベーン211及び第二のベーン212が接近する速度、第一及び第二のベーン211,212の把持状態までの駆動側ハンガープレート411の移動量を調節できる。
駆動側ハンガープレート411がさらに戸開方向に動いていくと、レバー本体311は、レバー保持ばね34の弾性力に逆らってさらに時計方向に回動し、またレバー支持軸314が戸開方向に移動するので、ローラ312がカム溝331内でレバー支持軸314の鉛直線上に位置する、つまりローラ312はカム溝331内で最高点に達する。
その後、ローラ312は、カム溝331内を下がり始め、カム溝331の切り欠き部334まで転動しカム溝331から外れる。その後、ローラ312はカム溝331から離れると同時に、レバー本体311は、レバー保持ばね34の弾性力で取付け板313に取付けたストッパ32に衝突して停止する(図5参照)。この位置がレバー本体311の回動終端位置である。
レバー本体311及び駆動カム24は、ローラ312がカム溝331の切り欠き部334から離れるまでは、かごドア5の開動作に連動して回動している。
この後、かごドア5が所定の開き量になるまでドア係合装置1は図5の状態で戸開方向に移動する。
一方、ローラ312がカム溝331の切り欠き部334から外れるときには、レバー保持ばね34のレバーばね固定点341が、レバー支持軸314と取付け板313に取付けたドアばね固定点342を結んだ二点鎖線ハに対して初期状態のときと反対側に移動している。
即ち、レバー本体311に対するレバー保持ばね34の弾性力による回動方向が反時計方向から時計方向に変って、レバー本体311をストッパ32に押し付ける方向に変わっているので、ローラ312はカム溝331から離れると同時に、レバー本体311は、レバー保持ばね34の弾性力で取付け板313に取付けたストッパ32に衝突して停止する。
このレバー保持ばね34は、かごドア5の開き始めのときには、レバー本体311を反時計方向に回動させる方向に力が加わっており、レバー本体311の回動を阻止する力、即ち戸開抵抗力として働き、ローラ312がカム溝331から外れた後ではレバー本体311の回動終端位置を保持する力として働く。
次に、かごドア5の戸閉動作について説明する。
このかごドア5の戸閉動作におけるドア係合装置1の動作はかごドア5の上記戸開動作のときと逆である。
戸閉動作では、かごドア5が閉じる、即ちドア駆動モータ43の駆動によりベルト411の移動方向が戸開方向と反対方向に移動して、駆動側ハンガープレート411及び従動側ハンガープレート412が互いに接近するが、駆動側ハンガープレート411が所定の位置まで来ると、ローラ312が固定カム33のカム溝331の切り欠き部334を通じて入る。
その後、かごドア5が閉じていくと、ローラ312は、レバー保持ばね34のレバー支持軸314との間の距離を保つためにカム溝331に沿って上方に転動し、またレバー支持軸314が戸閉方向に移動するので、レバー支持軸314と鉛直になる最高点に達した後再び下がってくる。
このローラ312の移動により、レバー本体311は、戸開時と反対方向、即ち反時計方向に回動し、連結棒36を介して駆動カム24をカム支持軸242を中心に反時計方向に回動させる。
また、レバー保持ばね34の力は、ローラ312がカム溝331に入った当初、レバー本体311を時計回りに回動させる方向に加わっており、レバー本体311の回動を阻止する力、即ち戸閉抵抗力として働く。
ローラ312が固定カム33のカム溝331に入った後、駆動側ハンガープレート411が所定の位置まで閉じると、カム溝241に案内されたローラ312の移動に連動した駆動カム24の動きにより、カムフォロア214を介して第一のベーン211が戸閉側に動き、第一のベーン211及び第二のベーン212は互いに離れる方向に開き始める。その後、かごドア5が閉じきったとき、ドア係合装置1は初めの状態に戻る。
なお、第一及び第二のベーン211,212が、互いに離れることで乗場側係合機構との把持が解除される。
この実施の形態によるエレベータのドア係合装置1によれば、付勢力付与・変更手段は、かごドア5の戸開時には、カム溝331に移動部材であるローラ312が入ったレバー本体311に回動阻止力を付勢してかごドア5に戸開抵抗力を付与するとともに、レバー本体311に反回動阻止力を付勢してレバー本体311に対する付勢力の方向を変更し、かごドア5の戸閉時には、カム溝331にローラ312が入った当初はレバー本体311に回動阻止力を付勢してかごドア5に戸閉抵抗力を付与するとともに、レバー本体311に反回動阻止力を付勢してレバー本体311に対する付勢力の方向を変更するようになっているので、かごドア5には、戸開開始時には戸開抵抗力(戸閉保持力)が作用し、何等かの理由でドア駆動モータ43の電源が遮断されても、かごドア5が開くようなことを防止することができる。また、戸閉間際には戸閉抵抗力が作用し、戸閉時における駆動側かごドア51と従動側かごドア52との衝撃音を緩和することができる。
また、付勢力付与・変更手段は、レバー本体311に設けられたレバーばね固定点341と、かごドア5に設けられたドアばね固定点342と、レバーばね固定点341とドアばね固定点342とを接続したレバー保持ばね34とを有し、レバー保持ばね34は、レバー本体311の始点と終点において、レバーばね固定点341がドアばね固定点342とレバー支持軸314とを結ぶ直線に対してそれぞれ反対側に位置するように配設されているので、戸開開始時には戸開抵抗力が作用し、戸閉間際には戸閉抵抗力が作用する機能を、部品点数を増加することなく、既存の係合機構駆動装置で対応することができ、製造コストも増大しなくて済む。
また、この実施の形態によるエレベータのドア係合装置1によれば、レバー本体311の回動に伴い連結棒36を介して駆動カム24が回動され、この回動に伴いカムフォロア214がカム溝241を転動することで第一のベーン211、第二のベーン212が接近し、または離間するので、ドア装置本体4の固定部45と駆動カム24とを結ぶベーン駆動リンクをなくしても、第一のベーン211、第二のベーン212を開閉駆動することができる。
また、ドア係合装置1の取付け位置が上下方向に変化しても連結棒36の長さを変えることで対応が可能であり、かつかごドア5の幅が変わっても同じ部品で第一のベーン211、第二のベーン212を駆動することが可能であるため、連結棒36以外の部品を共通化することができる。
さらに、ローラ312は、かごドア5が全開する前に、固定カム33のカム溝331から離間するので、固定カム33を駆動側かごドア51の移動範囲全体に作る必要がなく、係合機構駆動装置3を省スペースで構成できる。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2によるドア係合装置1を示す正面図を示す。
この実施の形態2による係合機構駆動装置3では、ドアハンガ41に取付けられたレバー31は、取付け板313と、取付け板313に設けられたレバー支持軸314と、レバー支持軸314に回動可能に取付けられた三角形状のレバー本体311と、レバー本体311上に取付けられた移動部材であるローラ312とを備えている。
また、固定カム33には、レバー本体311が回動するときに回動を阻止する力を与える、ねじりばねで構成された抵抗力付与手段である抵抗ばね35が取付けられている。
抵抗ばね35は、固定カム33のカム溝331近傍に配置されている。抵抗ばね35は、一端部が抵抗ばね固定部332で固定カム33上に固定され、他端部が自由端部であり、カム溝331を横切って突出している。また、ローラ312の取付け部は、抵抗ばね35の自由端部が当接した接触部316である。
この接触部316は、レバー支持軸314を中心に回動するレバー本体311の回動始点と終点において、レバー支持軸314を通る鉛直線に対してそれぞれ反対側である。
他の構成は、実施の形態1と同じである。
次に、上記構成の実施の形態2のエレベータのドア係合装置1の動作について説明する。
ドアハンガ41が戸開方向に動いて固定カム33とレバー支持軸314との間の水平方向の距離が縮まると、レバー支持軸314とローラ312の距離を保つため、ローラ312がカム溝331に案内され上方へ動こうとする。
すると、ローラ312の接触部316が抵抗ばね35の自由端部と接触してこれを持ち上げ、抵抗ばね35からローラ312を下方に戻す方向へ力が作用し、この力が戸開抵抗力として働く。
また、かごドア5が閉じるときには、その途中、ローラ312が固定カム33のカム溝331に入ると、ローラ312はカム溝331に沿って上方へ動こうとする。このとき、レバー本体311は、抵抗ばね35から下方へ押し戻す力を受ける。この下方へ押し戻す力が戸閉抵抗力として働く。
この実施の形態によるエレベータのドア係合装置1によれば、付勢力付与・変更手段は、固定カム33に設けられ、かごドア5の開閉時に、固定カム33のカム溝331に沿って移動するローラ312の移動を妨げる方向に抵抗力を付与する抵抗力付与手段である抵抗ばね35を備え、この抵抗ばね35がローラ312と当接する接触部316は、レバー本体311の始点と終点において、レバー支持軸314を通る鉛直線に対してそれぞれ反対側であるので、戸開開始時には戸開抵抗力を、戸閉間際には戸閉抵抗力をかごドア5に働かせることができ、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、抵抗ばね35の弾性力を調整することで、戸閉保持力及び戸閉抵抗力を簡単に調整することができる。
なお、抵抗ばね35としてねじりばねを使用したが、押しばね、板ばねを使用してもよい。
実施の形態3.
図7は、この発明の実施の形態3によるドア係合装置1を示す正面図を示す。
この実施の形態では、抵抗ばね35の代わりに抵抗力付与手段のとして抵抗錘37が用いられている。
このものの場合、抵抗錘37は、固定カム33に固定された抵抗錘ガイド333に沿って上下動可能に設けられ、カム溝331の通路を塞いでいる。この抵抗錘37は、接触部317に下向きの力を付与し、ローラ312の上方への動きを下方に戻す力として作用する。
この実施の形態のドア係合装置1によれば、付勢力付与・変更手段は、固定カム33に設けられ、かごドア5の開閉時に、固定カム33のカム溝331に沿って移動する移動部材312の移動を妨げる方向に抵抗力を付与する抵抗力付与手段である抵抗錘37を備え、この抵抗錘37がローラ312と当接する接触部317は、レバー本体311の回動始点と回動終点において、レバー支持軸314を通る鉛直線に対してそれぞれ反対側であるので、戸開開始時には戸開抵抗力を、戸閉間際には戸閉抵抗力をかごドア5に働かせることができ、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、抵抗錘35の重量を調整することで、戸閉保持力及び戸閉抵抗力を簡単に調整することができる。
実施の形態4.
図8は、この実施の形態4によるエレベータのドア係合装置1の戸開時の初期状態のときの正面図、図9は図8のエレベータの係合装置のベーン閉状態を示す正面図である。
この実施の形態では、駆動カム24Aがレバー本体311を兼用しており、連結棒36がない。
また、駆動カム24Aに移動部材であるローラ244を取付け、固定カム33のカム溝331内をローラ244が転動するようになっている。
他の構成は、実施の形態1と同じである。
この実施の形態では、かごドア5が動いたときに、駆動カム24をカム支持軸242Aを中心に回動させ、かご側係合機構2を駆動するようになっている。
即ち、実施の形態1では、レバー本体311の動きを連結棒36で駆動カム24に伝え、駆動カム24を回動させていたが、駆動カム24Aにローラ244を取付けることにより、駆動カム24Aを直接回動させるものである。
また、レバー保持ばね34は、実施の形態1で示したレバー本体311の回動始点及び回動終点を保持する代わりに、駆動カム24Aを保持するように取付けることにより、レバー保持ばね34の弾性力は、駆動カム24Aを係合ベーン21が閉状態、または係合ベーン21が開状態に保持するとともに、戸開開始時には戸開抵抗力として、戸閉間際には戸閉抵抗力として働くようになる。
次に、上記実施の形態4のエレベータのドア係合装置1の動作について説明する。
かごドア5が戸開方向に動き始めると、実施の形態1と同様、駆動カム24Aのカム支持軸242Aと固定カム33との間の水平距離が短くなり、ローラ244とカム支持軸242Aの距離を保つため、ローラ244がカム溝331内を上方向に転動する。
さらに、かごドア5が開いていくと、ローラ244は、カム溝331内で最高点に達した後、下方向に動き始め、かごドア5が所定の位置まで開くとカム溝331から外れる。 ローラ244がカム溝331から外れると、駆動カム24Aは上側ベーンリンク221の端面であるストッパ32に当たり動きが止まる(図9参照)。
その後、ドア係合装置1はこのままの状態で戸開完了まで動く。
このようなローラ244の動きにより、駆動カム24Aはカム支持軸242Aを中心に時計方向に回動する。すると、駆動カム24Aに形成されたカム溝241も回動し、第一のベーン211に設けられたカムフォロア214がカム溝241に案内されて第一のベーン211を戸開側に駆動する。
第一及び第二のベーン211,212は、上側及び下側ベーンリンク221,222により平行リンクとなっているため、第一のベーン211が戸開側に動くと第二のベーン212は戸閉側に動き、かご側係合機構2の係合ベーン21が閉じる。
かごドア5が閉じるときの動きも実施の形態1のときと同様、戸開時と逆となる。
即ち、所定の位置までかごドア5が閉じると、駆動カム24Aにあるローラ244が固定カム33のカム溝331に入り、カム溝331内を上方向に動いた後、最高点に達して下方向に動き、戸閉状態の初期位置に戻る。
この動作により、駆動カム24Aは反時計回りに回動し、戸開時と逆の動作でかご側係合機構2の係合ベーン21を開ける。
この実施の形態のエレベータのドア係合装置1によれば、付勢力付与・変更手段は、かごドア5の戸開時には、カム溝331に移動部材であるローラ244が入った駆動カム24Aに回動阻止力を付勢してかごドア5に戸開抵抗力を付与するとともに、ローラ244の固定カム33のカム溝331に沿った移動、及びカム支持軸242Aの移動に伴い、駆動カム24Aがカム支持軸242Aを中心に回動して、駆動カム24Aに反回動阻止力を付勢して駆動カム24Aに対する付勢方向を変更し、かごドア5の戸閉時には、カム溝331にローラ244が入った当初は駆動カム24Aに回動阻止力を付勢してかごドア5に戸閉抵抗力を付与するとともに、ローラ244が固定カム33のカム溝331に沿って移動、及びカム支持軸242Aの移動に伴い、駆動カム24Aがカム支持軸242Aを中心に回動して、駆動カム24Aに反回動阻止力を付勢して駆動カム24Aに対する付勢方向を変更するようになっているので、実施の形態1のエレベータのドア係合装置1と同様の効果を得ることができるとともに、実施の形態1〜3のものと比較して、レバー本体311、レバー支持軸314が削除されてレバー31の構成が簡略化でき、さらに低コストでドア係合装置1を提供することができる。
実施の形態5.
図10は、この実施の形態5によるエレベータのドア係合装置1の戸開時の初期状態のときの正面図、図11は、図10のエレベータの係合装置の別の使用態様(ベーン閉状態)を示す正面図である。
この実施の形態では、レバー保持ばね34の代わりに、駆動カム24Aの肉厚を戸開方向側の片側を厚くして駆動カム24Aの重心位置Gが、かご側係合機構2が開いた状態のときにはカム支持軸242Aを通る鉛直線に対して左側、閉じた状態のときは右側なるようになっている。
このように、この実施の形態では、付勢力付与・変更手段は、駆動カム24Aの回動始点と回動終点において、重心位置が、カム支持軸242Aを通る鉛直線に対してそれぞれ反対側にある駆動カム24Aであるので、実施の形態4と比較して、レバー保持ばね34も不要となり、さらに低コストでドア係合装置1を提供することができる。
なお、駆動カム24Aの重心位置Gが偏よるような形状にして、駆動カム24Aの重心位置Gが、かご側係合機構2が開いた状態のときにはカム支持軸242Aを通る鉛直線に対して左側、閉じた状態のときは右側なるようにしてもよい。
なお、上記各実施の形態では、固定カム33に案内される移動部材としてローラ312,244を用いたが、勿論ローラ312,244に限定されるものではなく、滑りシュー部材等であってもよい。
また、実施の形態1〜3では、レバー支持軸314は、取付け板313を介して駆動側かごドア51に固定されたが、駆動側かごドア51に直接固定されてもよい。
また、この実施の形態2の抵抗ばね35、または実施の形態3の抵抗錘37を、実施の形態1,4のレバー保持ばね34と併用することで、抵抗ばね35、または抵抗錘37を小さくすることでき、レバー本体311、駆動カム24Aを小型化することができる。
また、実施の形態5による、駆動カム24Aの重心位置の調整により駆動カム24Aの回動力を付与する構成は、レバー保持ばね34、抵抗ばね35、抵抗錘37の代用とし、実施の形態1〜3のレバー本体311、実施の形態4の駆動カム24Aにも適用することができ、またレバー保持ばね34、抵抗ばね35、抵抗錘37と兼用することでレバー本体311、駆動カム24Aを小型化することができる。
また、上記各実施の形態では、カム溝331の案内面は、直線形状であったが、曲面形状にすることで、レバー本体311、駆動カム24Aがより円滑に回動し、第一のベーン211及び第二のベーン212の作動を円滑化することができる。
1 ドア係合装置、2 かご側係合機構、21 係合ベーン、211 第一のベーン、212 第二のベーン、213 ベーン支持軸、214 カムフォロア、22 ベーンリンク、221 上側ベーリンク、222 下側ベーンリンク、223 リンク支持軸、23 ベース板、24,24A 駆動カム、241 カム溝、242,242A カム支持軸、243 連結棒取付け軸、244 ローラ(移動部材)、3 係合機構駆動装置、31 レバー、311 レバー本体、312 ローラ(移動部材)、313 取付け板、314 レバー支持軸、 315 連結棒取付け軸、316,317 接触部、32 ストッパ、33 固定カム、331 カム溝、332 抵抗ばね固定部、333 抵抗錘ガイド、334 切り欠き部、34 レバー保持ばね、341 レバーばね固定点、341A カムばね固定点、342,342A ドアばね固定点、35 抵抗ばね、36 連結棒、37 抵抗錘、4 ドア装置本体、41 ドアハンガ、411 駆動側ハンガープレート、412 従動側ハンガープレート、413 ハンガーローラ、414 駆動側ベルト把持金具、415 従動側ベルト把持金具、42 ハンガーレール、43 ドア駆動モータ、44 駆動ベルト、45 固定部、441 ベルト、442 駆動プーリ、443 アイドラプーリ、5 かごドア、51 駆動側かごドア、52 従動側かごドア。

Claims (16)

  1. ドア装置本体のハンガーレール上を案内されて開閉動作するかごドアと、乗場出入り口を開閉動作する乗場ドアとの間に設けられ、前記かごドアの開閉動作に連動して前記乗場ドアを開閉させる、エレベータのドア係合装置であって、
    前記かごドアの開閉時に前記乗場ドアに設けられた乗場側係合機構を把持するかご側係合機構と、このかご側係合機構を駆動する係合機構駆動装置とを備え、
    前記係合機構駆動装置は、前記かごドアに設けられたレバー支持軸と、
    このレバー支持軸を中心に始点と終点との間で往復回動可能に設けられたレバー本体と、
    前記レバー支持軸を中心に回動する前記レバー本体の回動を案内する回動案内手段と、
    前記レバー本体に対する回動を阻止する回動阻止力を付勢するとともに、前記かごドアの移動にともなう前記回動案内手段の働きにより、レバー本体に対する反回動阻止力の方向に付勢力を変更する付勢力付与・変更手段とで構成されていることを特徴とするエレベータのドア係合装置。
  2. 前記回動案内手段は、前記ドア装置本体に固定されているとともにカム溝を有する固定カムと、前記レバー本体に設けられ、前記カム溝に沿って移動する移動部材とで構成され、
    前記付勢力付与・変更手段は、
    前記かごドアの戸開時には、前記カム溝に前記移動部材が入った前記レバー本体に前記回動阻止力を付勢してかごドアに戸開抵抗力を付与するとともに、前記移動部材の前記固定カムの前記カム溝に沿った移動、及び前記レバー支持軸の移動に伴い、前記レバー本体が前記レバー支持軸を中心に回動して、前記レバー本体に前記反回動阻止力を付勢してレバー本体に対する前記付勢力の方向を変更し、
    前記かごドアの戸閉時には、前記カム溝に前記移動部材が入った当初は前記レバー本体に前記回動阻止力を付勢してかごドアに戸閉抵抗力を付与するとともに、前記移動部材の前記固定カムの前記カム溝に沿った移動、及び前記レバー支持軸の移動に伴い、前記レバー本体が前記レバー支持軸を中心に回動して、前記レバー本体に前記反回動阻止力を付勢してレバー本体に対する付勢力の方向を変更するようになっていることを特徴とする請求項1記載のエレベータのドア係合装置。
  3. 前記付勢力付与・変更手段は、前記レバー本体に設けられたレバーばね固定点と、前記かごドアに設けられたドアばね固定点と、前記レバーばね固定点と前記ドアばね固定点とを接続したレバー保持ばねとを有し、
    前記レバー保持ばねは、前記レバー本体の前記始点と前記終点において、レバーばね固定点がドアばね固定点と前記レバー支持軸とを結ぶ直線に対してそれぞれ反対側に位置するように配設されていることを特徴とする請求項2に記載のエレベータのドア係合装置。
  4. 前記付勢力付与・変更手段は、前記レバー本体の前記始点と前記終点において、重心位置が、前記レバー支持軸を通る鉛直線に対してそれぞれ反対側にあるレバー本体であることを特徴とする請求項2記載のエレベータのドア係合装置。
  5. 前記付勢力付与・変更手段は、前記固定カムに設けられ、前記かごドアの開閉時に、前記固定カムの前記カム溝に沿って移動する前記移動部材の移動を妨げる方向に抵抗力を付与する抵抗力付与手段を備え、
    この抵抗力付与手段が前記移動部材と当接する接触部は、前記レバー本体の前記始点と前記終点において、前記レバー支持軸を通る鉛直線に対してそれぞれ反対側であることを特徴とする請求項2に記載のエレベータのドア係合装置。
  6. 前記抵抗力付与手段は、一端部が前記接触部に当接した前記抵抗ばねを備えていることを特徴とする請求項5に記載のエレベータのドア係合装置。
  7. 前記抵抗力付与手段は、下面が前記接触部に当接した抵抗錘及び対向して設けられ抵抗錘を上下動に案内する抵抗錘ガイドを備えていることを特徴とする請求項5に記載のエレベータのドア係合装置。
  8. 前記かご側係合機構は、前記乗場側係合機構を把持する係合ベーンと、前記かごドアに設けられたカム支持軸と、このカム支持軸に回動自在に設けられたカム溝を有する駆動カムと、前記係合ベーンに設けられているとともに前記カム溝を転動するカムフォロアと、前記駆動カムと前記レバー本体とを連結した連結棒とを備え、前記レバー本体の回動に伴い前記連結棒を介して前記駆動カムが回動され、この回動に伴い前記カムフォロアが前記カム溝を転動することで前記係合ベーンが作動することを特徴とする請求項2〜7の何れか1項に記載のエレベータのドア係合装置。
  9. 更に、前記付勢力付与・変更手段は、前記レバー本体の前記始点と前記終点において、重心位置が、前記レバー支持軸を通る鉛直線に対してそれぞれ反対側にあるレバー本体であることを特徴とする請求項3,5,6〜8の何れか1項に記載のエレベータのドア係合装置。
  10. ドア装置本体のハンガーレール上を案内されて開閉動作するかごドアと、乗場出入り口を開閉動作する乗場ドアとの間に設けられ、前記かごドアの開閉動作に連動して前記乗場ドアを開閉する、エレベータのドア係合装置であって、
    前記かごドアの開閉時に、前記乗場ドアに設けられた乗場側係合機構を把持する係合ベーンと、前記かごドアに設けられたカム支持軸と、このカム支持軸を中心に始点と終点との間で往復回動自在に設けられ回動に連動して前記係合ベーンを作動させる駆動カムと、この駆動カムに設けられた移動部材と、前記ドア装置本体に固定され前記移動部材を案内するカム溝を有する固定カムと、
    前記駆動カムに対する回動を阻止する回動阻止力を付勢するとともに、前記かごドアの移動により、途中駆動カムに対する反回動阻止力の方向に付勢力を変更する付勢力付与・変更手段とを備え、
    前記付勢力付与・変更手段は、
    前記かごドアの戸開時には、前記カム溝に前記移動部材が入った前記駆動カムに前記回動阻止力を付勢してかごドアに戸開抵抗力を付与するとともに、前記移動部材の前記固定カムの前記カム溝に沿った移動、及び前記カム支持軸の移動に伴い、前記駆動カムが前記カム支持軸を中心に回動して、前記駆動カムに前記反回動阻止力を付勢して駆動カムに対する付勢方向を変更し、
    前記かごドアの戸閉時には、前記カム溝に前記移動部材が入った当初は前記駆動カムに前記回動阻止力を付勢してかごドアに戸閉抵抗力を付与するとともに、前記移動部材が前記固定カムの前記カム溝に沿って移動、及び前記カム支持軸の移動に伴い、前記駆動カムが前記カム支持軸を中心に回動して、前記駆動カムに前記反回動阻止力を付勢して駆動カムに対する付勢方向を変更するようになっていることを特徴とするエレベータのドア係合装置。
  11. 前記付勢力付与・変更手段は、前記駆動カムに設けられたカムばね固定点と、前記かごドアに設けられたドアばね固定点と、前記カムばね固定点と前記ドアばね固定点とを接続したレバー保持ばねとを有し、
    前記レバー保持ばねは、前記駆動カムの前記始点と前記終点において、カムばね固定点がドアばね固定点と前記カム支持軸を結ぶ直線に対してそれぞれ反対側に位置するように配設されていることを特徴とする請求項10に記載のエレベータのドア係合装置。
  12. 前記付勢力付与・変更手段は、前記駆動カムの前記始点と前記終点において、重心位置が、前記カム支持軸を通る鉛直線に対してそれぞれ反対側にある駆動カムであることを特徴とする請求項10に記載のエレベータのドア係合装置。
  13. 更に、前記付勢力付与・変更手段は、前記駆動カムの前記始点と前記終点において、重心位置が、前記カム支持軸を通る鉛直線に対してそれぞれ反対側にある駆動カムであることを特徴とする請求項11に記載のエレベータのドア係合装置。
  14. 前記移動部材は、前記かごドアが全開する前に、前記固定カムの前記カム溝から離間することを特徴とする請求項2〜13の何れか1項に記載のエレベータのドア係合装置。
  15. 前記カム溝の案内面に沿った案内線と鉛直方向との角度θは、前記レバー支持軸と前記移動部材とを結んだ線と前記案内線とが交差してできる水平方向の角度αの全閉時付近での角度が90°以上となる範囲で任意の角度(θ≧0°)を持たせることを特徴とする請求項2〜14の何れか1項に記載のエレベータのドア係合装置。
  16. 前記案内面は、曲面形状である請求項15に記載のエレベータのドア係合装置。
JP2011535423A 2009-10-09 2010-10-06 エレベータのドア係合装置 Active JP5484479B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011535423A JP5484479B2 (ja) 2009-10-09 2010-10-06 エレベータのドア係合装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009235144 2009-10-09
JP2009235144 2009-10-09
PCT/JP2010/067552 WO2011043378A1 (ja) 2009-10-09 2010-10-06 エレベータのドア係合装置
JP2011535423A JP5484479B2 (ja) 2009-10-09 2010-10-06 エレベータのドア係合装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011043378A1 true JPWO2011043378A1 (ja) 2013-03-04
JP5484479B2 JP5484479B2 (ja) 2014-05-07

Family

ID=43856831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011535423A Active JP5484479B2 (ja) 2009-10-09 2010-10-06 エレベータのドア係合装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8973714B2 (ja)
JP (1) JP5484479B2 (ja)
KR (1) KR101299827B1 (ja)
CN (1) CN102686499B (ja)
DE (1) DE112010003974B4 (ja)
WO (1) WO2011043378A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2571802A4 (en) * 2010-05-17 2017-12-20 Otis Elevator Company Elevator door coupler assembly
CN102862904B (zh) * 2011-07-04 2014-05-21 上海三菱电梯有限公司 电梯门机的异步门刀
JP5940220B2 (ja) * 2013-07-19 2016-06-29 三菱電機株式会社 エレベータのかごドアロック装置
ES2717115T3 (es) * 2014-03-19 2019-06-19 Wittur Holding Gmbh Sistema de bloqueo y montaje para puertas de ascensor
DE202014102533U1 (de) * 2014-05-13 2015-08-20 Wittur Holding Gmbh Türkuppler mit einer ihre flexible Positionierung ermöglichenden Betätigung
DE202014102534U1 (de) * 2014-05-13 2015-08-18 Wittur Holding Gmbh Türkuppler mit flexibel positionierbaren Kupplerkufen
JP6250190B2 (ja) * 2014-10-15 2017-12-20 三菱電機株式会社 エレベータのかごドア装置
CN104787651B (zh) * 2015-02-13 2016-06-22 西子奥的斯电梯有限公司 一种电梯同步门刀
EP3187452B1 (en) * 2016-01-04 2021-01-27 Otis Elevator Company Elevator door coupler assembly
WO2018138896A1 (ja) * 2017-01-30 2018-08-02 株式会社日立製作所 エレベーター装置
CN109720972B (zh) * 2017-10-27 2020-05-01 上海三菱电梯有限公司 电梯轿厢门机装置
CN109720971B (zh) * 2017-10-27 2020-07-14 上海三菱电梯有限公司 自带轿门锁的电梯轿厢门机装置
ES2880755T3 (es) 2018-04-19 2021-11-25 Gomis Rabassa Juan Ramon Dispositivos macho y hembra para el acople entre una puerta de cabina y una puerta de rellano en una instalación de ascensor de puertas deslizantes
JP6880317B2 (ja) * 2018-05-01 2021-06-02 三菱電機株式会社 エレベータのかごドア装置
EP3566995B1 (en) 2018-05-09 2021-06-30 Otis Elevator Company Elevator car door coupling systems
EP3636577B1 (en) 2018-10-12 2021-07-14 Otis Elevator Company Elevator landing door unlocking system

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0332841B1 (de) * 1988-03-18 1992-04-29 Inventio Ag Türantriebsvorrichtung mit Verriegelungsmechanismus für Aufzüge
US4926974A (en) * 1989-02-13 1990-05-22 Inventio Ag Elevator car with improved car door clutch
DE59204394D1 (de) * 1991-05-14 1996-01-04 Inventio Ag Aufzug.
FR2725190B1 (fr) * 1994-09-29 1996-11-15 Otis Elevator Co Dispositif de liaison d'une porte de cabine d'ascenseur et d'une porte de palier pour leur ouverture et fermeture synchrones
JP2842513B2 (ja) * 1994-11-21 1999-01-06 三菱電機株式会社 エレベータドア装置
ZA200406978B (en) * 2003-09-17 2005-06-20 Inventio Ag Device for connecting a cage door with a shaft door and for locking and unlocking the doors, a device for emergency unlocking of a cage door and a method for emergency unlocking of a cage door.
JP4839593B2 (ja) 2004-10-05 2011-12-21 三菱電機株式会社 エレベータのドア装置
JP2008230844A (ja) 2007-03-23 2008-10-02 Mitsubishi Electric Corp エレベータのドア装置
EP2138442A1 (de) * 2008-06-25 2009-12-30 Inventio Ag Aufzugtürsystem mit Kabinentürverriegelung

Also Published As

Publication number Publication date
DE112010003974T5 (de) 2013-02-07
US20120118676A1 (en) 2012-05-17
KR20120042948A (ko) 2012-05-03
KR101299827B1 (ko) 2013-08-23
DE112010003974B4 (de) 2014-05-15
CN102686499A (zh) 2012-09-19
JP5484479B2 (ja) 2014-05-07
CN102686499B (zh) 2014-05-21
WO2011043378A1 (ja) 2011-04-14
US8973714B2 (en) 2015-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5484479B2 (ja) エレベータのドア係合装置
TWI531521B (zh) Vibration suppressing device for elevator hoist
JP5870096B2 (ja) 戸吊装置及びそれを備えたドア装置
JP2009166956A (ja) エレベータのドア装置
JP5015483B2 (ja) 開閉扉装置
JP4913145B2 (ja) エレベータのドア装置
JP2008513635A (ja) フロアロック
JP2011226191A (ja) 自動ドア装置
JP5190176B2 (ja) エレベータのドア開閉装置
JP2010037053A (ja) エレベータの異物挟み込み検出装置
JP6366482B2 (ja) 引戸装置
JP5554369B2 (ja) エレベータ乗場ドア装置及びその開閉装置
JP2008230844A (ja) エレベータのドア装置
JP2008285296A (ja) エレベータ乗場ドア装置及びその開閉装置
JP2009234708A (ja) エレベータの安全装置
JP2010024701A (ja) 引き戸清掃装置
JPH082378Y2 (ja) ウインドウレギュレータ
JP6647742B2 (ja) グライドスライドドア装置
JP2002121950A (ja) ドア用フリ−ストッパ−装置
JP6335446B2 (ja) 吊戸装置
JP6185533B2 (ja) 自動開閉折り戸
JP2010248830A (ja) 戸車の制動装置
JPH11209045A (ja) エレベータ出入口装置
JP5583397B2 (ja) 両開き式折戸およびその床付け戸当り取付方法
JP2018138759A (ja) 自動開閉折り戸

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5484479

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250