JPWO2011024394A1 - 変調された被試験信号の試験装置および試験方法 - Google Patents
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Abstract
試験装置2は、DUT1からの変調された被試験信号S1を試験する。クロスタイミングデータ生成部10は、被試験信号S1のレベルが、複数のしきい値それぞれとクロスするタイミングを示すクロスタイミングデータを生成する。期待値データ生成部30は、被試験信号S1に期待される期待値波形S2を複数のしきい値と比較した場合に期待値波形が各しきい値とクロスするタイミングを示すタイミング期待値データを生成する。タイミング比較部40はクロスタイミングデータとタイミング期待値データを比較する。
Description
本発明は、試験装置に関する。
デジタル有線通信は従来、時間分割多重(TDM)方式による2値伝送が主流であり、大容量伝送を行う場合は、パラレル伝送、高速伝送によって実現してきた。パラレル伝送の物理的な限界に直面すると、シリアル伝送つまり、高速インタフェース(I/F)回路による数Gbps〜10Gbps以上のデータレートでの高速伝送が行われる。しかしながら、データレートの高速化にも限界があり、伝送線路の高周波損失や反射によるBER(Bit Error Rate)の劣化が問題となる。
一方、デジタル無線通信方式は、キャリア信号に多ビットの情報をのせて送受信する。つまり、データレートはキャリア周波数に直接的に制限されない。例えば、最も基本的な直交変復調方式であるQAM(Quadrature Amplitude Modulation)伝送方式は4値伝送を一つのチャネルで実現することが出来る。64QAMにいたっては、64値伝送がワンキャリアで実現できる。つまり、キャリア周波数を高めなくてもこのような多値変調方式によって、転送容量を向上させることが出来る。
このような変復調方式は、無線通信に限らず有線通信でも可能であり、PAM(Pulse Amplitude Modulation)やQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)あるいはDQPSK(Differential QPSK)方式として既に適用され始めている。特に、光通信分野においては、1本の光ファイバにどれだけ多くの情報をのせられるかがコスト的にも重要であり、2値TDMからこれらのデジタル変調を利用した伝送へと技術トレンドがシフトしている。
近い将来、このようなデジタル変復調方式が、メモリやSoC(System On a Chip)をはじめとするデバイス間の有線インタフェースに適用される可能性があるところ、現状ではそのようなデバイスを量産試験できる多チャンネルの試験装置は存在しない。
従来の無線通信デバイスを試験するミクスド試験装置やRF(Radio Frequency)試験モジュールは存在するが、そもそも従来の無線通信デバイスは、I/O(入出力)用の通信ポート(I/Oポート)が通常ひとつ、または数個に限られるため、これまでの試験装置や試験モジュールも、数個の通信ポートしか備えていない。したがってこれらの試験装置や試験モジュールを、メモリなどの数十〜百チャンネル以上のI/Oポートを有するデバイスの試験に使用することは困難である。
また、従来のRF信号の試験装置では、DUT(Device Under Test)から出力された信号をA/D(アナログデジタル)変換して、その結果得られる膨大なデータを信号処理(ソフトウェア処理も含む)することで期待値判定する。よって、試験時間が長くなる。
さらに従来の試験装置のデジタルピンは、基本的には、2値(場合によってはこれにハイインピーダンス状態Hi-Zが加わった3値)の信号の試験しか想定しておらず、デジタル変調信号の復調機能を有していない。
メモリやMPU(Micro Processing Unit)のようなデバイスのI/Oがすべてデジタル変調方式に置き換わったとすれば、数十〜百チャネル以上のI/Oがひとつのデバイスに存在し、それを数百個同時に試験することが求められる。つまり、デジタル変復調信号の入出力を数千チャネル有する試験装置が必要であり、試験装置のCPUリソースにも限界があるので、全てハードウェアレベルでのリアルタイム試験が求められる。
その他、振幅変調(AM)、周波数変調(FM)、振幅偏移変調(ASK)、位相偏移変調(PSK)など、さまざまな方式で変調された試験信号をリアルタイムに試験できる試験装置が利用できれば、製造者にとって非常に有用である。
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、変調された被試験信号を高速に試験可能な試験装置、試験方法の提供にある。
本発明のある態様は、被試験デバイスからの変調された被試験信号を試験する試験装置に関する。試験装置は、被試験信号のレベルが、複数のしきい値それぞれとクロスするタイミングを示すクロスタイミングデータを生成するクロスタイミング測定部と、被試験信号に期待される期待値波形を複数のしきい値と比較した場合に期待値波形が各しきい値とクロスするタイミングを示すタイミング期待値データを生成する期待値データ生成部と、クロスタイミングデータとタイミング期待値データを比較する比較部と、を備える。
この態様によると、被試験信号を復調して得られるベースバンド信号ではなく、被試験信号のレベルが変化するタイミングにもとづいて、被試験デバイスの良否や、被試験信号の波形品質を評価することができる。
本発明のさらに別の態様も、試験装置である。この装置は、被試験信号のレベルが、複数のしきい値それぞれとクロスするタイミングを示すクロスタイミングデータを生成するクロスタイミング測定部と、しきい値ごとのクロスタイミングデータを受け、時間方向および振幅方向に補間することにより、被試験信号の波形を再構成する波形再構成部と、を備える。
この態様によると再構成された波形にさまざまな信号処理を施すことで、高価なスペクトラムアナライザやデジタイザなどを用いなくても、試験装置単体で時間ドメイン、周波数ドメインの解析や、変調解析を行うことができる。
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、あるいは本発明の表現を、方法、装置などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、変調された被試験信号を高速に試験できる。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
実施の形態に係る試験装置は、デジタル変調されたデジタルデータの送受信インタフェースを備える被試験デバイス(DUT)を試験対象とする。つまりパターン信号をデジタル変調してDUTに供給し、またDUTから出力されるデジタル変調されたデータを期待値と比較し、良否判定を行う。試験装置は、良否判定の他、デジタル変調されたデータの波形解析、コンスタレーションマップの生成機能等を備えてもよい。
デジタル変調は、APSK(振幅位相偏移変調)、QAM(直交振幅変調)、QPSK(4値位相偏移変調)、BPSK(2値位相偏移変調)、FSK(周波数偏移変調)などを含む。DUTは、たとえばメモリやMPUをはじめとする多チャンネルのI/Oポートを有するデバイスが想定されるが、特に限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る試験装置2の構成を示すブロック図である。図1の試験装置2は、DUT1のI/Oポートごとに設けられた複数のI/O端子PIOを備える。試験装置2のI/O端子PIOはそれぞれ、DUT1の対応するI/Oポートと伝送路を介して接続されており、DUT1からの変調された被試験信号S1が入力される。I/OポートPIOの個数は任意であり、メモリやMPUの場合、数十〜百個以上設けられるが、図では理解の容易化と説明の簡略化のため、単一のI/O端子PIOとそれに関連するブロックのみを示す。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る試験装置2の構成を示すブロック図である。図1の試験装置2は、DUT1のI/Oポートごとに設けられた複数のI/O端子PIOを備える。試験装置2のI/O端子PIOはそれぞれ、DUT1の対応するI/Oポートと伝送路を介して接続されており、DUT1からの変調された被試験信号S1が入力される。I/OポートPIOの個数は任意であり、メモリやMPUの場合、数十〜百個以上設けられるが、図では理解の容易化と説明の簡略化のため、単一のI/O端子PIOとそれに関連するブロックのみを示す。
試験装置2は、I/O端子PIOごとに、クロスタイミングデータ生成部10、期待値データ生成部30、タイミング比較部40の3つの機能ブロックを備える。以下、それぞれについて順に説明する。
(1−a)クロスタイミングデータ生成部
クロスタイミングデータ生成部10は、被試験信号S1のレベルが、複数のしきい値V0〜VN(Nは自然数)それぞれとクロスするタイミングを示すクロスタイミングデータDCRSを生成する。
クロスタイミングデータ生成部10は、被試験信号S1のレベルが、複数のしきい値V0〜VN(Nは自然数)それぞれとクロスするタイミングを示すクロスタイミングデータDCRSを生成する。
具体的には、クロスタイミングデータ生成部10は、多値コンパレータ12、しきい値レベル設定部14、時間デジタル変換器16、リアルタイムタイミング発生器(以下、タイミング発生器ともいう)22を含む。リアルタイムタイミング発生器22は、クロスタイミングデータ生成部10ごとに設置されてもよいし、複数のクロスタイミングデータ生成部10で一つのリアルタイムタイミング発生器22を共有してもよい。
多値コンパレータ12は、被試験信号S1のレベルを複数のしきい値V0〜VNと比較し、各しきい値V0〜VNごとに比較結果を示す比較データDCMP0〜DCMPNを生成する。i番目(0≦i≦N)の比較データDCMPiはたとえば、
S1>Viのとき1(ハイレベル)
S1<Viのとき0(ローレベル)
をとる。なお、ハイレベル、ローレベルの割り当ては反対であってもよい。本実施の形態において、しきい値V0〜VNは等間隔に配置される。ただし本発明はこれに限定されず、被試験信号S1に施される変調方式によっては、等間隔が最適であるとは限らず不等間隔であってもよい。つまりしきい値V0〜VNは、DUT1の種類、変調方式などに応じて適切に設定すればよい。
S1>Viのとき1(ハイレベル)
S1<Viのとき0(ローレベル)
をとる。なお、ハイレベル、ローレベルの割り当ては反対であってもよい。本実施の形態において、しきい値V0〜VNは等間隔に配置される。ただし本発明はこれに限定されず、被試験信号S1に施される変調方式によっては、等間隔が最適であるとは限らず不等間隔であってもよい。つまりしきい値V0〜VNは、DUT1の種類、変調方式などに応じて適切に設定すればよい。
なお、このケースでは、比較データDCMP0〜DCMPNは、あるビットを境に1と0が変化する(もしくはオール0またはオール1をとる)いわゆるサーモメータコードとなる。以下では、比較データDCMP0を最下位ビット、DCMPNを最上位ビットとする(N+1)ビットのセットを、比較コードDCMPと総称する。
しきい値の個数N+1は、被試験信号S1の変調方式に応じて設定すればよい。たとえば16QAMの場合、4ビット(N=16)程度の階調を備えていればよい。別の変調方式では、2ビット(N=4)、3ビット(N=8)、5ビット(N=32)程度の階調が最適な場合もある。
しきい値レベル設定部14は、しきい値V0〜VNを生成する。たとえばしきい値レベル設定部14はD/Aコンバータであり、外部からのデジタル制御信号に応じて調節可能なしきい値を生成する。しきい値は、DUT1の種類、変調方式などに応じて動的に制御してもよいし、あらかじめ所定の値に精度よくキャリブレートされていてもよい。
通信プロトコルによっては、DUT1からの被試験信号S1の振幅変動が許容され、あるいはDCオフセットの変動が許容される場合がある。この場合に、しきい値レベル設定部14は、被試験信号S1の振幅やDCオフセットを測定し、測定結果にもとづいてしきい値V0〜VNを最適化してもよい。
時間デジタル変換器16は、しきい値V0〜VNごとの比較データDCMP0〜DCMPNを受け、比較データDCMP0〜DCMPNそれぞれが変化するタイミングを測定することにより、クロスタイミングデータDCRS0〜DCRSNを生成する。本実施の形態では、クロスタイミングデータDCRS0〜DCRS0はしきい値ごとに生成される場合を説明する。なお最も簡略化した形態では、複数の比較データDCMPのうちのいずれかが変化したタイミングを示す単一のクロスタイミングデータDCRSを生成してもよい。
時間デジタル変換器16は、ラッチアレイ18およびエンコーダ20を含む。図2は、ラッチアレイ18の構成例を示す回路図である。
タイミング発生器22は、それぞれのエッジの位相が所定のサンプリング間隔TsずつシフトしているK相(Kは整数)のマルチストローブ信号STRB1〜STRBKを発生する。サンプリング間隔Tsは、被試験信号S1のシンボルレート(周波数)や変調方式に応じて設定される。たとえばサンプリング期間Tsは、被試験信号S1のシンボル期間Tsym(シンボルレートの逆数)の整数分の1(たとえば1/8倍)に設定される。つまりラッチアレイ18は、比較データDCMP0〜DCMPNを所定の周波数でオーバーサンプリングする。
タイミング発生器22は、それぞれのエッジの位相が所定のサンプリング間隔TsずつシフトしているK相(Kは整数)のマルチストローブ信号STRB1〜STRBKを発生する。サンプリング間隔Tsは、被試験信号S1のシンボルレート(周波数)や変調方式に応じて設定される。たとえばサンプリング期間Tsは、被試験信号S1のシンボル期間Tsym(シンボルレートの逆数)の整数分の1(たとえば1/8倍)に設定される。つまりラッチアレイ18は、比較データDCMP0〜DCMPNを所定の周波数でオーバーサンプリングする。
ラッチアレイ18は、比較データDCMP0〜DCMPNそれぞれごとに、K個のフリップフロップFF1〜FFKを有している。i番目の比較データDCMPiは、それに対応するK個のフリップフロップに入力される。K個のフリップフロップのクロック端子にはそれぞれ、K相のマルチストローブ信号STRB1〜STRBKが入力される。各フリップフロップFF1〜FFKの出力データは、Kビットのサーモメータコード(以下、タイミングコードTCという)となる。たとえばFF1の出力が最上位ビット(MSB)、FFKの出力が最下位ビット(LSB)に割り当てられる。
タイミング発生器22は、テストレート(周期TRATE)を基準として、ストローブ信号STRB1〜STRBKを繰り返し発生してもよい。繰り返されるテストレートには、インデクス(j)が付される。
i番目のタイミングコードTCiは、被試験信号S1がi番目のしきい値Viと交差したタイミングを示す。具体的には、i番目のタイミングコードTCiの値の変化点が、j番目のテストレートにおいて上位Lビット目(1≦L≦K)に位置するとき、
t=j×TRATE+(L×Ts)
が、クロスタイミング(テスト開始からの経過時間)を表す。値Lは、タイミングコードTCiをプライオリティエンコードすることで算出することができる。エンコーダ20は、タイミングコードTCを受け、クロスタイミングtを示すクロスタイミングデータDCRS0〜DCRSNを発生する。クロスタイミングデータDCRS0〜DCRSNのデータ形式は任意であるが、値jとLのペアを含んでもよい。
t=j×TRATE+(L×Ts)
が、クロスタイミング(テスト開始からの経過時間)を表す。値Lは、タイミングコードTCiをプライオリティエンコードすることで算出することができる。エンコーダ20は、タイミングコードTCを受け、クロスタイミングtを示すクロスタイミングデータDCRS0〜DCRSNを発生する。クロスタイミングデータDCRS0〜DCRSNのデータ形式は任意であるが、値jとLのペアを含んでもよい。
図3(a)は、クロスタイミングデータ生成部10の動作を示すタイムチャートである。実線は被試験信号S1を、破線は多値コンパレータ12によりデジタイズされた比較コードDCMPを示す。なお図3(a)では、N=5の場合が示される。
また、クロスタイミング列t0’〜t8’は、比較コードDCMPの値が変化するタイミングを示す。
また、クロスタイミング列t0’〜t8’は、比較コードDCMPの値が変化するタイミングを示す。
以上がクロスタイミングデータ生成部10の構成と動作である。なおクロスタイミングデータ生成部10の構成は上述のものに限定されず、その他の回路形式で構成してもよい。
(1−b)期待値データ生成部
続いて図1に戻り、期待値データ生成部30について説明する。
試験装置2は、DUT1から出力される被試験信号S1が、どのようなパターンデータにもとづいているかを知っている。これを期待値またはベースバンド期待値パターンという。期待値パターン発生器32は、2値のベースバンド期待値パターンPATを発生する。期待値パターンPATは、1シンボルに相当するデータであり、16QAMの場合4ビットとなる。期待値パターンPATのビット数は、変調方式に応じて設定される。
続いて図1に戻り、期待値データ生成部30について説明する。
試験装置2は、DUT1から出力される被試験信号S1が、どのようなパターンデータにもとづいているかを知っている。これを期待値またはベースバンド期待値パターンという。期待値パターン発生器32は、2値のベースバンド期待値パターンPATを発生する。期待値パターンPATは、1シンボルに相当するデータであり、16QAMの場合4ビットとなる。期待値パターンPATのビット数は、変調方式に応じて設定される。
符号化回路34はデジタル信号処理によってベースバンド期待値パターンPATを仮想的に、DUT1と同じ方式にてデジタル多値変調し、その結果得られる期待値波形S2を生成する。そして期待値パターン発生器32は、被試験信号S1に期待される期待値波形S2を複数のしきい値V0〜VNと比較した場合に、期待値波形S2が各しきい値V0〜VNとクロスするタイミングを示すタイミング期待値データDTEXPをデジタル信号処理によって生成する。図3(b)は、期待値波形S2としきい値V0〜VNおよびタイミング期待値データDTEXPを示す図である。タイミング期待値データDTEXPは、期待値クロスタイミングt0、t1・・・を含む。
また符号化回路34cは、タイミング期待値データDTEXPのレートを示すレート設定データRATEを出力する。タイミング発生器22は、レート設定データRATEを受け、その値に応じた間隔のエッジ列を含むストローブ信号STRBを、レートクロックと同期して生成する。
(1−c)タイミング比較部
タイミング比較部40は、クロスタイミングデータDCRS(t0’、t1’・・・)とタイミング期待値データDTEXP(t0、t1、・・・)を比較することにより、DUT1の良否を判定し、あるいはその不良箇所を特定する。
タイミング比較部40は、クロスタイミングデータDCRS(t0’、t1’・・・)とタイミング期待値データDTEXP(t0、t1、・・・)を比較することにより、DUT1の良否を判定し、あるいはその不良箇所を特定する。
量子化誤差(時間方向および振幅方向)を無視すれば、被試験信号S1が理想的に生成されたとき、測定されたクロスタイミングデータDCRSと、タイミング期待値データDTEXPは一致する。
図4(a)〜(c)は、タイミング比較部40による比較処理の一例を示す図である。
波形歪み等によって、測定されたクロスタイミングデータDCRSが、タイミング期待値データDTEXPに比べて許容量ΔTの範囲をはずれた値を示す場合、DUT1を不良と判定することができる。期待値タイミングtの上限値と下限値のウインドウを設け、測定されたクロスタイミングt’がウインドウに含まれるか否かを判定すればよい。図4(a)では、しきい値V3に対するクロスタイミングt8’が、期待値t8の範囲から逸脱している。
波形歪み等によって、測定されたクロスタイミングデータDCRSが、タイミング期待値データDTEXPに比べて許容量ΔTの範囲をはずれた値を示す場合、DUT1を不良と判定することができる。期待値タイミングtの上限値と下限値のウインドウを設け、測定されたクロスタイミングt’がウインドウに含まれるか否かを判定すればよい。図4(a)では、しきい値V3に対するクロスタイミングt8’が、期待値t8の範囲から逸脱している。
図4(b)は、DUT1からの被試験信号S1に振幅劣化が発生している場合を示す。図4(c)は、被試験信号S1にDCオフセットが発生している場合を示す。振幅劣化やDCオフセットによっても、測定されるクロスタイミングt’は期待値タイミングtから逸脱する。したがって実施の形態に係る試験装置2によれば、これらの不良も検出できる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る試験装置2aの構成を示すブロック図である。試験装置2aは、第1の実施の形態のタイミング比較部40に代えて、またはそれに加えて、波形再構成部50および波形解析部52を備える。図1と重複するブロックの説明は省略する。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る試験装置2aの構成を示すブロック図である。試験装置2aは、第1の実施の形態のタイミング比較部40に代えて、またはそれに加えて、波形再構成部50および波形解析部52を備える。図1と重複するブロックの説明は省略する。
波形再構成部50は、しきい値V0〜VNごとのクロスタイミングデータDCRS0〜DCRSNを受ける。これらのデータは、被試験信号S1を(tk、Vi)の列の形式で表現したものに他ならない。kはサンプリングのインデックス番号を示す整数である。またi(0≦i≦N)は、しきい値のレベルを示すインデックス番号を示す。波形再構成部50は、時間方向および振幅方向に補間することにより、被試験信号S1の波形をデジタル値で再構成する。
図6は、さまざまな変調波がクロスタイミングデータ生成部10によりサンプリングされる様子を示す図である。一般的なサンプリングは、時間軸方向を基準として行われるのに対して、本実施の形態では、振幅方向のしきい値V0〜VNを基準としてサンプリングされる点が特徴的である。
図7は、波形再構成部50により再構築された波形を示す図である。白丸がしきい値を基準としてサンプリングされた点を、黒丸が補間された点を示す。波形再構成部50は、線形補間、多項式補間、3次スプライン補間などの信号処理を実行可能なDSP(Digital Signal Processor)、あるいはコンピュータである。後段での信号処理の利便性を考慮すると、波形再構成部50は、しきい値VごとのクロスタイミングデータDCRSを、時間軸方向に等間隔に補間することが望ましい。補間された波形データS3は、波形解析部52へと入力される。
波形解析部52は、再構成された波形データS3に信号処理を施し、被試験信号S1の時間ドメインあるいは周波数ドメインでの解析や変調解析を行う。たとえば波形データS3にフーリエ変換(高速フーリエ変換、FFT)を施し、周波数ドメインに変換した上で、被試験信号S1のスペクトル解析や位相雑音解析(片側波帯位相雑音スペクトル解析)などを行ってもよい。また時間ドメインでは、被試験信号S1のアイダイアグラム解析やジッタ解析を行ってもよい。また被試験信号S1が変調された信号である場合、波形データS3に変調解析を適用し、コンスタレーションマップの作成等を行ってもよい。
図5の試験装置2aによれば、スペクトラムアナライザやデジタイザなどを用いなくても、試験装置単体で時間ドメイン、周波数ドメインの解析や、変調解析を行うことができる。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(第1の変形例)
図8は、第1の変形例に係る試験装置2bの一部の構成を示すブロック図である。これらの変形例は、図1の試験装置2および図5の試験装置2aいずれの実施の形態にも適用可能である。多値コンパレータ12より後段の構成は、図1もしくは図5、あるいはそれらの組み合わせの装置と同様であるため省略されている。
図8は、第1の変形例に係る試験装置2bの一部の構成を示すブロック図である。これらの変形例は、図1の試験装置2および図5の試験装置2aいずれの実施の形態にも適用可能である。多値コンパレータ12より後段の構成は、図1もしくは図5、あるいはそれらの組み合わせの装置と同様であるため省略されている。
試験装置2bは、多値コンパレータ12の前段にレベル調節部13を備える。レベル調節部13は、被試験信号S1の振幅成分およびDCオフセットの少なくとも一方を変化させる機能を有しており、可変アテネータ、可変増幅器およびレベルシフタのいずれか、もしくはこれらの組み合わせで構成することができる。レベル調節部13は被試験信号S1のピーク電圧値、振幅、DCオフセットなどを測定し、それらに応じて減衰率、利得、オフセット量を制御してもよい。この制御には、いわゆるAGC(Automatic Gain Control)回路を利用してもよい。
この変形例によれば、被試験信号S1に振幅変動やDCオフセット変動が許容される場合に、それらの影響を排除した状態でDUT1を評価することができる。
(第2の変形例)
図9は、第2の変形例に係る試験装置2cの構成を示すブロック図である。図9の変形例は、図1、図5の構成要素に加えて、リタイミング処理部70およびレベル比較部72をさらに備える。
図9は、第2の変形例に係る試験装置2cの構成を示すブロック図である。図9の変形例は、図1、図5の構成要素に加えて、リタイミング処理部70およびレベル比較部72をさらに備える。
上述したようにタイミング比較部40は、被試験信号S1があるしきい値レベルと交差するタイミングが期待値と一致するかを判定する。これに対してレベル比較部72は、被試験信号S1のあるタイミングにおける振幅レベルが、期待値と一致するかを判定する。
期待値データ生成部30cは、期待値パターン発生器32および符号化回路34cを含む。期待値パターン発生器32は、DUT1からの期待値データを示す期待値パターンPATを生成する。
符号化回路34cは、期待値パターンPATを受け、これを符号化することにより、タイミング期待値データDTEXPに加えて、振幅期待値データDAEXPを生成する。タイミング期待値データDTEXPの符号化処理は上述した通りである。振幅期待値データDAEXPの生成処理は、以下のように実行される。
1. 期待値パターンPATに応じた被変調信号波形を所定間隔のサンプリング点ごとに量子化する。この量子化は仮想的なものであり、符号化回路34cにおいて実際に被変調信号波形が生成される必要は無い。
2. 被変調信号波形のサンプリング点ごと振幅レベルが、複数の振幅セグメントSEG0〜SEGN+1のいずれに属するかを示す振幅期待値データDAEXPを生成する。
符号化処理は、期待値パターンPATの値ごとに予め用意された振幅期待値データDAEXPをメモリから読み出すことにより行ってもよい。あるいは、数値的な演算処理によって行ってもよい。
多値コンパレータ12、しきい値レベル設定部14、ラッチアレイ18およびリタイミング処理部70は、被試験信号S1を、振幅期待値データDAEXPと比較可能な信号形式に変換する。本明細書では、この変換処理を復調と呼んでおり、周波数ミキシングによってベースバンド信号を抽出する一般的な復調処理とは異なっている。
多値コンパレータ12は、被試験信号S1を、複数の振幅セグメントSEG0〜SEGN+1の境界を規定するしきい値V0〜VNと比較し、複数の比較データDCMP0〜DCMPNを生成する。
しきい値レベル設定部14は、振幅セグメント数、入力される被試験信号S1の電圧範囲や変調方式に応じて、多値コンパレータ12のしきい値レベルを設定する。
ラッチアレイ18は、図1や図5に示されるラッチアレイ18と同様に動作する。すなわち多値コンパレータ12から出力される比較データDCMP0〜DCMPNを、ストローブ信号STRBが規定する所定のサンプリングタイミングごとにラッチする。
ラッチアレイ18によりラッチされたデータ(以下、判定データという)TC0〜TCNは、各サンプリングタイミングにおいて、被試験信号S1が何番目の振幅セグメントに属するかを示す。
リタイミング処理部70は、ラッチアレイ18によりラッチされた判定データTC0〜TCNを受ける。リタイミング処理部70は、後段のレベル比較部72との同期処理のために、判定データTC0〜TCNをリタイミング処理し、振幅期待値データDAEXPのレートと一致させる。
符号化回路34cは、振幅期待値データDAEXPとともに、サンプリング点の時間間隔を示すタイミングデータTDを出力する。タイミング発生器70は、タイミングデータTDに応じた間隔を有するパルスエッジ列PE1を含むストローブ信号STRBを生成する。
符号化回路34cは、振幅期待値データDAEXPのレートを示すレート設定データRATEを出力する。タイミング発生器70は、レート設定データRATEを受け、その値に応じた周波数を有する第2パルスエッジ列PE2を生成する。リタイミング処理部70は、ラッチアレイ18からの複数の判定データTC0〜TCNを、第2パルスエッジ列PE2のタイミングに同期させる。
レベル比較部72は、リタイミング処理部68によってリタイミングされた判定データTC0〜TCNと振幅期待値データDAEXPを受け、これらにもとづいて各サンプリングタイミングにおいて、DUT1からの被試験信号S1の振幅が期待される振幅セグメントに属するか否かを判定する。
以上が試験装置2cの構成である。続いてその動作を説明する。
図10は、レベル比較部72における、振幅期待値データと判定データの比較処理を概念的に示す図である。図10において、実線の波形は被試験信号S1を示す。振幅は複数のセグメントSEG0〜SEGN+1に分割されている。
一点鎖線は、期待されるシンボルの被変調信号波形、つまり期待値波形S2に応じたウィンドウを示すものであり、振幅期待値データDAEXPによって定義される。16QAMの場合、16個のシンボルに応じたウィンドウを定義する振幅期待値データDAEXPが、符号化回路34cから出力される。シンボルごとのウィンドウは、変調方式、グレイコーディングなどの符号化方式、予期される振幅エラー、位相エラーに応じて設定すればよい。図10には、シンボル(0100)に対応する期待値ウィンドウが示される。
レベル比較部72は、ウィンドウを定義する振幅期待値データDAEXPと、判定データTC0〜TCNが示す被試験信号S1の振幅レベルを比較する。その結果、被試験信号S1のシンボルが、期待値と一致するかどうかを判定することができる。
パルスエッジPE1aに示すように、サンプリングタイミングは、ウィンドウの時間幅Twの中央に1個配置されてもよい。あるいはパルスエッジPE1bに示すように、ウィンドウの両端に配置されてもよい。この場合、文字通りのウィンドウ試験を実施することができる。また、PE1で示されるように、パルスエッジの周波数をなるべく高く設定し、被試験信号S1を高度にデジタイジングしてもよい。
以上が試験装置2cの動作である。この試験装置2cによれば、時間軸方向と振幅方向の両面から被試験信号S1を評価することができる。
なお、図1にリタイミング処理部70およびレベル比較部72を追加した構成、図5にリタイミング処理部70およびレベル比較部72を追加した構成も本発明の態様として有効である。
(その他の変形例)
実施の形態において、DUT1と試験装置2を接続する伝送線路は、有線であると無線であるとを問わない。また本発明に係る試験装置は、変調された信号のみでなく、さまざまなアナログ信号の試験全般に利用することができる。
実施の形態において、DUT1と試験装置2を接続する伝送線路は、有線であると無線であるとを問わない。また本発明に係る試験装置は、変調された信号のみでなく、さまざまなアナログ信号の試験全般に利用することができる。
一般的には、DUT1からの被試験信号S1は、試験装置2の内部のレートクロックと同期して生成される。この場合、タイミング発生器22がラッチアレイ18に与えるストローブ信号(パルスエッジ列)STRBは、レートクロックと同期して生成すればよい。
もし被試験信号S1がレートクロックと非同期で生成される場合には、被試験信号S1の先頭にトレーニングシーケンスとしてプリアンブルデータを挿入しておき、トレーニングシーケンスを利用して基準クロックを再生し、再生された基準クロックと同期してストローブ信号STRBを生成すればよい。
もし被試験信号S1がレートクロックと非同期で生成される場合には、被試験信号S1の先頭にトレーニングシーケンスとしてプリアンブルデータを挿入しておき、トレーニングシーケンスを利用して基準クロックを再生し、再生された基準クロックと同期してストローブ信号STRBを生成すればよい。
実施の形態にもとづき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を離脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
1…DUT、2…試験装置、PIO…I/O端子、10…クロスタイミングデータ生成部、12…多値コンパレータ、14…しきい値レベル設定部、16…時間デジタル変換器、18…ラッチアレイ、20…エンコーダ、22…タイミング発生器、30…期待値データ生成部、32…期待値パターン発生器、34…エンコーダ、40…タイミング比較部、50…波形再構成部、52…波形解析部、60…レベル調節部、68…デジタル復調器、70…リタイミング処理部、72…レベル比較部、S1…被試験信号、S2…期待値波形。
本発明は、試験装置に利用できる。
Claims (10)
- 被試験デバイスからの変調された被試験信号を試験する試験装置であって、
前記被試験信号のレベルが、複数のしきい値それぞれとクロスするタイミングを示すクロスタイミングデータを生成するクロスタイミング測定部と、
前記被試験信号に期待される期待値波形を前記複数のしきい値と比較した場合に前記期待値波形が各しきい値とクロスするタイミングを示すタイミング期待値データを生成する期待値データ生成部と、
前記クロスタイミングデータと前記タイミング期待値データを比較する比較部と、
を備えることを特徴とする試験装置。 - 前記クロスタイミング測定部は、
前記被試験信号のレベルを前記複数のしきい値と比較し、各しきい値ごとに比較結果を示す比較データを生成する多値コンパレータと、
前記しきい値ごとの前記比較データを受け、前記比較データが変化するタイミングを測定することにより、前記クロスタイミングデータを生成する時間デジタル変換器と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の試験装置。 - 前記時間デジタル変換器は、
前記多値コンパレータからの比較データを所定の周波数でサンプリングするラッチアレイと、
前記ラッチアレイから出力されるラッチデータにもとづき、前記クロスタイミングデータを生成するエンコーダと、
を含むことを特徴とする請求項2に記載の試験装置。 - しきい値ごとの前記クロスタイミングデータを受け、時間方向および振幅方向に補間することにより、前記被試験信号の波形を再構成する波形再構成部をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の試験装置。
- 前記波形再構成部は、しきい値ごとの前記クロスタイミングデータを、時間軸方向に等間隔に補間することを特徴とする請求項4に記載の試験装置。
- 被試験デバイスからの変調された被試験信号を試験する方法であって、
前記被試験信号のレベルが、複数のしきい値それぞれとクロスするタイミングを示すクロスタイミングデータを生成するステップと、
前記被試験信号に期待される期待値波形を前記複数のしきい値と比較した場合に前記期待値波形が各しきい値とクロスするタイミングを示すタイミング期待値データを生成するステップと、
前記クロスタイミングデータと前記タイミング期待値データを比較するステップと、
を備えることを特徴とする方法。 - 被試験デバイスからの変調された被試験信号を試験する試験装置であって、
前記被試験信号のレベルが、複数のしきい値それぞれとクロスするタイミングを示すクロスタイミングデータを生成するクロスタイミング測定部と、
しきい値ごとの前記クロスタイミングデータを受け、時間方向および振幅方向に補間することにより、前記被試験信号の波形を再構成する波形再構成部と、
を備えることを特徴とする試験装置。 - 前記波形再構成部により再構成された前記被試験信号の波形を解析する波形解析部をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の試験装置。
- 前記波形再構成部は、しきい値ごとの前記クロスタイミングデータを、時間軸方向に等間隔に補間することを特徴とする請求項7に記載の試験装置。
- 被試験デバイスからの変調された被試験信号を試験する試験装置であって、
前記被試験信号のレベルが、複数のしきい値それぞれとクロスするタイミングを示すクロスタイミングデータを生成するステップと、
しきい値ごとの前記クロスタイミングデータを受け、時間方向および振幅方向に補間することにより、前記被試験信号の波形を再構成するステップと、
を備えることを特徴とする方法。
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