JPWO2010126145A1 - 棺桶 - Google Patents

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尚弘 吉田
尚弘 吉田
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Abstract

棺桶A1は、長矩形状の底壁部11、この底壁部11から起立する枠状の側壁部12,13、および上方開口部14を有する直方体箱状に組み立て可能であり、かつ折り畳み自在なダンボール製の棺桶本体1と、上方開口部14を塞ぐためのダンボール製の蓋体2と、棺桶本体1に覆い被せるための本体用被覆材4と、蓋体2に覆い被せるための蓋体用被覆材5と、を備える。棺桶A1によれば、製造工程が複雑になるのを抑制しつつ、装飾効果を高めて豪華さを醸し出すことができる。

Description

本発明は、棺桶に関し、特にダンボール製の棺桶に関する。
従来、葬儀用の棺桶としては、火葬に付される観点から木材を利用したものが多く利用されてきた。木材を利用した棺桶の中には、たとえば彫刻が施されて豪華な仕様とされたものもある。
近年、火葬用の棺桶として、木材製の棺桶に代えてダンボール製の棺桶が提案されている。ダンボール製の棺桶は、木材製の棺桶に比べて、軽量であり運搬上の利便性があるとともに、火葬時の燃焼性に優れて焼却時間が短く、燃焼によるCO等のガス排出量も少ない。また、木材資源の直接的浪費を抑制し得ることから天然資源の保護にも資することができるという利点がある。また、ダンボール製の棺桶は、木材製の棺桶に比べて、材料費や加工費が安価であるので製造コスト面でも有利である。
ダンボール製の棺桶の一例としては、直方体箱状に組み立て可能であり、かつ折り畳み自在なダンボール製の棺桶本体と、この棺桶本体の開口部に装着されるダンボール製の蓋体とを備えたものが知られている(たとえば特許文献1参照)。上記棺桶本体は、たとえばダンボールを格子状に組み付けた芯材によって補強されており、箱状の外被と内被との間に上記芯材が設けられる。また、上記棺桶本体の内外表面には、たとえば化粧材としての和紙等が貼着されて外観体裁が整えられている。このようなダンボール製の棺桶によれば、棺桶本体が折り畳み自在であることから、保管する際には、木材製の棺桶に比べて占有空間が小さくて済み、省スペース化を図ることができる。
しかしながら、上記従来のダンボール製の棺桶においては、棺桶本体に化粧材を貼着する必要があるため、製造工程が複雑になり、製造コストが高くなる傾向にある。また、このように化粧材を貼着する構成では、立体的な質感に欠けてしまい、棺桶の豪華さを醸し出すうえでは充分とはいえない。このように、上記従来のダンボール製の棺桶においては、改善の余地があった。
特開2000−70316号公報
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、ダンボール製の棺桶において、製造工程が複雑になるのを抑制しつつ、装飾効果を高めて豪華さを醸し出すことができる棺桶を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明によって提供される棺桶は、長矩形状の底壁部、この底壁部から起立する枠状の側壁部、および上方開口部を有する直方体箱状に組み立て可能であり、かつ折り畳み自在なダンボール製の棺桶本体と、上記上方開口部を塞ぐためのダンボール製の蓋体と、上記棺桶本体に覆い被せるための第1の被覆材と、上記蓋体に覆い被せるための第2の被覆材と、を備えることを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1の被覆材は、上記側壁部の内面を覆う内側下垂部と、上記側壁部の外面を覆う外側下垂部とを有し、上記内側下垂部および上記外側下垂部の上端が上記側壁部の全周にわたってつながっている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1の被覆材は、上記底壁部の外面を覆う底面部をさらに有し、上記外側下垂部の下端および上記底面部の外縁が上記底壁部の全周にわたってつながっており、上記底面部は、上記底壁部の外面に固定されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第2の被覆材は、開口を有する袋状とされており、上記蓋体の全体に覆い被せられる。
本発明の好ましい実施の形態においては、第1および第2の被覆材は布製である。より好ましくは、第1および第2の被覆材には、伸縮性を有するギャザーが設けられている。
本発明の好ましい一の実施の形態においては、上記棺桶本体は、長矩形状の底板、および、この底板の長手方向に沿う両辺に対して折り畳み回動可能に連設される2枚の側板、を有する底部片と、上記底板の長手方向の端部を塞ぐ端部板、および、この端部板における対向する両辺に対して折り畳み回動可能に連設され、かつ上記側板の長手方向端部に重合される2枚の側部板、を有する一組の端部片と、を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記側板の長手方向端部には第1の貫通孔が設けられる一方、上記側部板には第2の貫通孔が設けられており、上記第1および第2の貫通孔に連挿通させて上記側板および上記側部板の重合状態を保持するための継合部材をさらに備える。
本発明の好ましい他の実施の形態においては、上記棺桶本体は、長矩形状の底板、この底板の長手方向に沿う両辺に対して折り畳み回動可能に連設される2枚の側板、および、上記底板の短手方向に沿う両辺に対して折り畳み回動可能に連設される2枚の端部板を備え、上記底板、上記側板、および上記端部板は、互いに重なり合うように折り畳まれる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記端部板には、この端部板における対向する両辺のそれぞれに対して折り畳み回動可能に連設され、かつ上記側板の長手方向端部に重合される側部板が連設され、上記側板の長手方向端部には第1の貫通孔が設けられる一方、上記側部板には第2の貫通孔が設けられており、上記第1および第2の貫通孔に連挿通させて上記側板および上記側部板の重合状態を保持するための継合部材をさらに備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記棺桶本体は、木材からなる枠体をさらに備え、上記底板および上記側板、ならびに、上記底板および上記端部板は、それぞれ、紙を素材とした回動可能な連結部材を介して連設される。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記蓋体は、上記棺桶本体の上記上方開口部の長手方向一端寄りの部分を開放するように折り曲げ可能とされている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記蓋体には、上記棺桶本体の上記上方開口部より進入して上記側壁部の内面と当接しうる凸部が設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記蓋体には、透明窓が設けられており、上記第2の被覆材には、上記透明窓に対応する開口部が形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第2の被覆材には、上記開口部を覆う窓用カバーが取り付けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記棺桶本体の上記底壁部の上面に沿わされる長矩形状の底面部と、この底面部の周縁から起立させられ、かつ上記側壁部の内面に沿わされる側面部と、を有する防水シートをさらに備え、上記第1の被覆材の上記内側下垂部は、上記防水シートの上記側面部の内面を覆うように被せられる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明に係る棺桶の一例を示す全体斜視図である。 本発明に係る棺桶の一例を示す分解斜視図である。 ダンボールの構造の一例を示す断面図である。 棺桶本体の分解斜視図である。 継合部材の取り付け構造を示す要部断面図である。 図1のVI−VI線に沿う断面図である。 図1のVII−VII線に沿う断面図である。 本発明に係る棺桶を折り畳んだ状態の斜視図である。 本発明に係る棺桶の使用態様の一例を示す斜視図である。 本発明に係る棺桶の他の例を示す分解斜視図である。 棺桶本体の展開図である。 棺桶本体を折り畳んだ状態の斜視図である。 側板および端部板の補強構造を示す要部断面図である。 図10に示す棺桶を組み立てた状態における図6と同様の断面図である。 蓋体の展開図である。 本発明に係る棺桶の他の例を示す分解斜視図である。 棺桶本体の分解斜視図である。 棺桶本体を折り畳んだ状態の斜視図である。 棺桶本体を構成する枠体の分解斜視図である。 図16に示す棺桶を組み立てた状態における図6と同様の断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。なお、説明の便宜上、図1を基準として上下の方向を特定することにする。
図1〜図7は、本発明に係る棺桶の一例を示している。図1は棺桶の一例を示す全体斜視図であり、図2は図1に示された棺桶の分解斜視図である。図1および図2に表れているように、本実施形態の棺桶A1は、直方体箱状の棺桶本体1と、蓋体2と、防水シート3と、本体用被覆材4と、蓋体用被覆材5とを備えて構成されている。
図2に表れているように、棺桶本体1は、直方体箱状に組み立てられたものであり、長矩形状の底壁部11と、底壁部11の周縁から起立する枠状の側壁部12,13と、上方開口部14とを有し、ダンボールからなる。棺桶本体1を構成するダンボールとしては、種々のものを採用することができるが、たとえば強化ダンボールが好適に用いられる。強化ダンボールは、たとえば図3(a)に示すように、3枚のライナ部c1およびこれらライナ部c1間に介装された波形部c2を有する積層構造とされている。棺桶本体1を強化ダンボールで構成すれば、棺桶本体1は、内部に収容される遺体を支持することが可能な程度の強度を有する。
本実施形態においては、図4に表れているように、棺桶本体1は、底部片1Aおよび一対の端部片1Bを組み合わせて構成されている。底部片1Aは、長矩形状の底板1Aaと、この底板1Aaの長手方向に沿う両辺に連設される2枚の側板1Abとを有する。底板1Aaと側板1Abとの接続部分は、たとえば図3(b)に表れているように、一連のダンボールの片面にV字状の切り込み(V字状溝)を形成することにより、回動可能とされている。側板1Abは、V字状溝が形成された面側に回動させると、底板1Aaに対して略直角に起立した状態にすることができる。側板1Abはまた、V字状溝が形成された面とは反対側に回動させると、折り畳むことができる。図2および図4から分るように、底板1Aaは底壁部11を担うものであり、側板1Abは側壁部12を担うものである。各側板1Abの長手方向両端部には、貫通孔13aが設けられている。
端部片1Bは、端部板1Baと、この端部板1Baの対向する二辺に連設される2枚の側部板1Bbと、端部板1Baの他の一辺に連設される底部板1Bcとを有する。端部板1Baと側部板1Bbとの接続部分、および端部板1Baと底部板1Bcとの接続部分は、上述した底部片1Aの場合と同様にして、一連のダンボールにV字状溝を形成することにより、回動可能とされている。側部板1Bbは、V字状溝が形成された面側に回動させると端部板1Baに対して略直角な状態にすることができ、また、V字状溝が形成された面とは反対側に回動させると折り畳むことができる。底部板1Bcは、V字状溝が形成された面側に回動させると端部板1Baに対して略直角な状態にすることができる。図2および図4から分るように、端部板1Baは底板1Aa(底壁部11)の長手方向の端部を塞ぐ部分であり、側壁部13を担うものである。また、側部板1Bbは側壁部12の一部を担い、底部板1Bcは底壁部11の一部を担うものである。各側部板1Bbの適所には、貫通孔13bが設けられている。
棺桶本体1は、底部片1Aの側板1Abと端部片1Bの側部板1Bbとが重合され、また、底部片1Aの底板1Aaと端部片1Bの底部板1Bcとが重合された状態で、組み合わされている。ここで、図5に示すように、側板1Abの貫通孔13aおよび側部板1Bbの貫通孔13bには、継合部材6が連挿通されている。継合部材6は、側板1Abと側部板1Bbとの重合状態を保持するためのものであり、たとえば、樹脂製の筒状部材61と、この筒状部材61に内挿通される樹脂製の固定部材62とを備えている。筒状部材61は、鍔状の固定係止片61aと、複数の分割片からなる可動係止片61bとを有する。可動係止片61bは、筒状部材61に固定部材62を内挿することにより、仮想線で示す状態から実線で示す状態に変位する。さらに、固定部材62を周方向に回動させると、可動係止片61は、実線で示す状態で固定される。
蓋体2は、棺桶本体1の上方開口部14を塞ぐためのものである。蓋体2は、図2に表れているように長矩形状とされており、ダンボールからなる。図6および図7に表れているように、蓋体2の下面には、長手方向両端寄りにおいてバー状の凸部21が設けられている。蓋体2が上方開口部14を塞ぐように棺桶本体1に載せられると、凸部21は、上方開口部14より棺桶本体1内部に進入し、側壁部12,13の内面と当接しうる状態にある。また、図7に表れているように、蓋体2の下面には、長手方向中央にV字状溝22が形成されている。このV字状溝22は、蓋体2の短手方向に沿って形成されている。これにより、図7において仮想線で示すように、蓋体2の長手方向一端寄りを折り曲げることが可能である。
図2、図6および図7に示すように、防水シート3は、長矩形状のシート材を適宜折り曲げて直方体箱状とされたものであり、棺桶本体1の内面を覆うように配置されている。より具体的には、防水シート3は、棺桶本体1の底壁部11に沿う長矩形状の底面部31と、この底面部31の周縁から起立し、側壁部12,13の内面に沿う側面部32と、を有する。防水シート3は、水分の透過を防止する素材で構成されており、たとえば紙製あるいは樹脂製のシート材からなる。
図2、図6および図7に表れているように、本体用被覆材4は、棺桶本体1に覆い被せるためのものであり、側壁部12,13の内面を覆う内側下垂部41と側壁部12,13の外面を覆う外側下垂部42とを備えている。内側下垂部41および外側下垂部42の上端は、側壁部12,13の全周にわたってエンドレス状につながっている。これにより、本体用被覆材4を棺桶本体1の上方から被せると、側壁部12,13の内外面全体を覆うことができる。また、内側下垂部41は、防水シート3の側面部32の内面を覆っている。本体用被覆材4は、たとえばサテンなどの布からなる。また、本実施形態では、本体用被覆材4の裏面の適所に伸長状態のゴム紐を縫いつけることにより、伸縮性を有するギャザー43が設けられている。
図2、図6および図7に表れているように、蓋体用被覆材5は、蓋体2全体に覆い被せるためのものであり、開口51を有する袋状とされている。開口51の近傍には、たとえば面着ファスナー(図示せず)が設けられており、蓋体用被覆材5を蓋体2全体に覆い被せた後には、当該面着ファスナーによって開口51を閉じることができる。蓋体用被覆材5は、本体用被覆材4と同様に、たとえばサテンなどの布からなり、また、蓋体用被覆材5の裏面の適所に伸長状態のゴム紐を縫い付けることにより、伸縮性を有するギャザー52が設けられている。
次に、上記した棺桶A1の作用について説明する。
本実施形態の棺桶A1においては、棺桶本体1には本体用被覆材4を覆い被せ、また、蓋体2には蓋体用被覆材5を覆い被せるだけで、優れた装飾効果を発揮することができる。より詳細には、箱状の棺桶本体1については、上方から本体用被覆材4を被せるといった簡単な作業によって、外観体裁を適切に整えることができる。また、長矩形状の蓋体2については、蓋体用被覆材5をその開口51を通じて蓋体2全体に覆い被せるといった簡単な作業により、外観体裁を適切に整えることができる。すなわち、本体用被覆材4および蓋体用被覆材5は、それぞれ棺桶本体1および蓋体2から分離したものとして取り扱うことができるので、棺桶A1の製造工程が複雑になることは抑制される。
本体用被覆材4および蓋体用被覆材5として布製のものを用いれば、これら本体用被覆材4および蓋体用被覆材5を棺桶本体1ないし蓋体2に覆い被せた際には、立体的な質感を持たせることができ、豪華さを醸し出すことが可能である。さらに、本実施形態では、本体用被覆材4および蓋体用被覆材5に伸縮性を有するギャザー43,52を設けることによって、これら被覆材4,5には比較的に形態の整った皺が形成される。したがって、このようにギャザー43,52を設ける構成は、棺桶A1における立体的な質感や豪華さを高めるうえで好適である。
棺桶本体1は、互いに分離された底部片1Aおよび一対の端部片1Bを組み合わせて構成されている。底部片1Aにおいては、上述したように、側板1Abを底板1Aaに重なるように折り畳むことができる。端部片1Bにおいては、側部板1Bbを端部板1Baに重なるように折り畳むことが可能である。したがって、棺桶A1の使用前(棺桶本体1を折り畳んだ状態)においては、図8から分るように、棺桶本体1の平面サイズを底壁部11(底板1Aa)の平面サイズと同程度に収めることができ、コンパクト化を図ることができる。また、図8に表れているように、蓋体2の平面サイズは底壁部11の平面サイズと同等であり、防水シート3および被覆材4,5は折り畳み可能である。このため、棺桶A1においては、これら構成物品も含めて保管時のコンパクト化を図ることができ、便宜である。
また、棺桶本体1において、底部片1Aと一対の端部片1Bとは、これらに設けられた貫通孔13a,13bに継合部材6を連挿通させることによって固定されている。このような構成によれば、複数片からなる棺桶本体1を、位置決めを図りつつ適切に組み合わせることができる。
本実施形態においては、蓋体2には、棺桶本体1の上方開口部14より棺桶本体1内部に進入して側壁部12,13に当接しうる凸部21が設けられている。このため、上方開口部14を塞ぐようにして蓋体2を棺桶本体1に載置するだけで、棺桶本体1に対する蓋体2の位置ずれを防止することができる。
また、蓋体2は、図7を参照して上述したように、V字状溝22が形成されていることによって折り曲げ可能とされている。このため、蓋体2を棺桶本体1に載せたまま、棺桶本体1の上方開口部14の長手方向一端寄りの部分を開放することができる。そして、この開放部を通じて棺桶本体1の内部を覗くことができることから、遺体の顔を見る際に便宜である。
本実施形態においては、棺桶本体1の内面を覆うように防水シート3が配置されているため、棺桶本体1の内部にある水分が外側に浸み出すのを防止することができる。また、防水シート3の側面部32の内面は本体用被覆材4の内側下垂部41によって覆われているので、防水シート3を具備する場合であっても、棺桶本体1の外観体裁を良好なものにすることができる。
本実施形態の棺桶A1は、主要な構成物品である棺桶本体1および蓋体2がダンボール製であるので、木材製の棺桶等と比較すると、軽量であるとともに火葬時の燃焼性に優れて焼却時間が短く、燃焼によるCO等のガス排出量も少ない。さらに、棺桶A1においては、他の構成物品である防水シート3、被覆材4,5、継合部材6についても、布製、紙製、あるいは樹脂製とされており、すべて可燃物で構成されている。したがって、棺桶A1の燃焼後においては、釘などの不燃物を用いた場合のような残渣が生じることはなく、骨拾い時における遺骨の損傷等の不都合を防止することができる。
図9は、上記した棺桶A1の使用態様の一例を示している。図9において、棺桶A1は、外棺Bに収容されており、たとえば葬儀の際に祭壇に置かれる。外棺Bは、たとえば、葬儀において豪華さや高級感を演出するために用いられ、木材製や金属製など種々の材質によって構成されたものが使用される。外棺Bの外面および内面には、必要に応じて、彫刻、塗装、メッキまたは装飾布等が施される。
外棺Bは、有底箱状の本体101と、この本体101の上方開口部を塞ぐための蓋体102とを備えている。図9(a)に示すように、蓋体102は、たとえば本体101の上端部に対して図示しないヒンジ機構を用いて取り付けられており、長手方向に沿う軸回りに回動させて本体101の上方開口部を開放することができるように構成されている。また、本体101のうち長手方向に沿う側壁部112の一つは、たとえば本体101の底壁部に対して図示しないヒンジ機構を用いて取り付けられており、本体101の長手方向に沿う側面を開放することができるように構成されている。外棺Bの長手方向に沿う側面部分が開放可能である構成により、この開放部分を通じて、外棺Bに対する棺桶A1の出し入れを容易に行うことができる。なお、図9(b)は、外棺Bの蓋体102および側壁部112を閉じた状態を表す。
図10〜図20は、本発明に係る棺桶の他の例を示している。なお、図10以降の図面においては、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付しており、適宜説明を省略する。
図10〜図15に示された棺桶A2においては、棺桶本体1は、長矩形状の底板110と、この底板110の長手方向に沿う両辺に連設される2枚の側板120と、この底板120の短手方向に沿う両辺に連設される2枚の端部板130とを有する。棺桶本体1の構成材料としては、上記実施形態と同様に、たとえば強化ダンボールが好適に用いられる。図11に示すように、本実施形態の棺桶本体1は、底板110、2枚の側板120、および2枚の端部板130が一体的に連結された構成とされており、かかる点において、分離された底部片1Aと端部片1Bとを組み合わせて棺桶本体1が構成された上記実施形態の棺桶A1とは大きく異なっている。
本実施形態では、底板110と側板120との接続部分、および底板110と端部板130との接続部分は、一連のダンボールにV字状溝を形成することにより、回動可能とされている(図10および図11において、V字状溝の形成箇所を二点鎖線で表す)。なお、本実施形態では、底板110の周縁部分を機械的に折りぐせを付けて立ち上げている。底板110の長手方向に沿う立ち上がり部分の高さH1は、短手方向に沿う立ち上がり部分の高さH2よりも少し大とされている。これら高さH1,H2の差は、端部板130の厚み(ダンボールの厚み)程度とされている。これにより、図12に示すように、棺桶本体1を折り畳む際には、端部板130、側板120の順に折り畳むことにより、底板110、端部板120、および側板130が互いに重なり合うように折り畳まれる。すなわち、上記の高さH1,H2の相違は、底板110に対して側板120と端部板130とを適切に重合させるために設定されたものである。
図10および図11から分かるように、底板110は底壁部11を担うものであり、側板120は側壁12を担うものであり、端部板130は側壁13を担うものである。各側板120の長手方向両端部には、貫通孔13aが設けられている。
端部板130には、この端部板130の対向する二辺のそれぞれに対して側部板131が連設されている。側部板131は、棺桶本体1の組立時における端部板130の上端近傍に設けられている。端部板130と側部板131との接続部分は、V字状溝を形成することにより、回動可能とされている。側部板131は側壁部12の一部を担うものである。各側部板131の適所には、貫通孔13bが設けられている。棺桶本体1が組み立てられた状態にあるとき、側板120と側部板130とが重合している。このとき、側板120の貫通孔13aと側部板131の貫通孔13bとが連通しており、図10に示すように、これら貫通孔13a,13bに継合部材6が連挿通されている。継合部材6は、たとえば、側板120の外面に鋲付けされるナット部材63と、側部板131の内面から上記ナット部材63に螺合されるボルト部材64とから構成され、木製、樹脂製あるいは金属製とされている。
なお、図示した例では、側部板131は、端部板130の対向する二辺に対して1枚ずつ設けられているが、これに代えて、側部板131が端部板130の当該二辺に対して2枚以上ずつ設けられた構成としてもよい。この場合、各側部板131に貫通孔13bを設け、側板120の長手方向端部にも対応する複数の貫通孔13aを設ければ、側板120と端部板130とを複数の継合部材6によって固定することができる。また、端部板130の上記二辺に対して1枚ずつ側部板131を設ける場合であっても、当該側部板131を、たとえば端部板130の上端近傍から下端近傍までの広範囲につなげてもよい。この場合、各側部板131に複数の貫通孔13bを設け、側板120の長手方向端部にも対応する複数の貫通孔13aを設ければ、側板120と端部板130とを複数の継合部材6によって固定することができる。
側板120および端部板130の上端は、たとえば厚みを増すことにより補強されている。具体的には、図13に示すように、側板120および端部板130の上端においては、たとえば、2枚重ねられたダンボールに対してコーナーアングル15を宛がい、ガムテープ16で留めるといった構造が採用される。コーナーアングル15は、たとえばダンボール紙を圧縮して形成されたものであり、燃焼性に優れている。かかる補強構造により、側板120および端部板130の型崩れが防止される。
図10および図14に表れているように、本実施形態の本体用被覆材4は、上記実施形態の棺桶A1に比べて、底壁部11の外面を覆うための底面部44をさらに備える。外側下垂部42の下端および底面部44の外周縁は、底壁部11の全周にわたってエンドレス状につながっている。本実施形態では、本体用被覆材4は、棺桶本体1の下方から当該棺桶本体1を包み込むように被せることにより、側壁部12,13の内外面全体および底壁部11の外面を覆うことができる。なお、好ましくは、本体用被覆材4のうち底壁部11を覆う部分は、当該底壁部11の外面に対して、あらかじめ接着剤等により固定される。
防水シート3は、上記実施形態と同様な構成とされるが、好ましくは、たとえば底面部31が底壁部11(底板110)の内面に対してあらかじめ接着剤等により固定される。
蓋体2は、上記実施形態の棺桶A1と異なり、屋根型の立体的造形が施されている。図15の展開図から理解されるように、本実施形態の蓋体2は、適所に切込み2Aaが形成された所定形状のダンボール片2Aの適所を折り曲げるとともに、切込みを突き合わせて接合することにより、形成される(図15において、折り目を入れる箇所を二点鎖線で表す)。図10および図14に表れているように、蓋体2の適所にはまた、棺桶本体1の内部を除き見るための透明窓23が設けられている。透明窓23は、たとえば、ダンボールに形成された開口24を塞ぐように内側から透明アクリル板25が接着された構成とされる。蓋体2の下端周縁および内面は、必要に応じて補強される。この補強部の構造は、側板120の上端の補強構造として図13を参照して上述したのと同様の構造としても良いし、これに代えて、たとえば、適所に木材を宛がい、ガムテープで留めるといった構造を採用してもよい。
なお、図示された蓋体2は、山形の立体的形状とされているが、蓋体2の形状はこれに限定されない。蓋体2は、フラットな天板部分を有する立体的形状にしてもよく、また、全体がフラットな平面的形状にしてもよい。また、蓋体2に形成される開口24(透明窓23)の形状についても、図示された楕円形に限定されず、円形や矩形などの他の形状を採用してもよい。
図10および図14に表れているように、本実施形態の蓋体用被覆材5は、屋根型の蓋体2全体を覆うことが可能な袋状とされており、蓋体2の透明窓23に対応する位置には開口部53が形成されている。図14に示すように、蓋体用被覆材5の開口部53周辺が開口24を通じて蓋体2の内側に折り返され、当該開口部53周辺は、透明アクリル板25に挟み込まれて蓋体2の内側に固定される。本実施形態の蓋体用被覆材5は、たとえば、あらかじめ蓋体2に覆い被せられており、蓋体2の内側部分に対して、面着ファスナー(図示せず)などにより取り付けられる。
蓋体用被覆材5にはまた、開口部53および蓋体2の透明窓23を覆うための窓用カバー54が取り付けられている。窓用カバー54は、たとえばレース生地などの布からなる。窓用カバー54のサイズとしては、少なくとも透明窓23を覆うことができる寸法であればよいが、たとえば図示されたものよりも大きいサイズのものを採用してもよい。
本実施形態の棺桶A2においては、棺桶本体1は、底板110と、2枚の側板120と、2枚の端部板130とが一体的に連結された構成とされている。これにより、折り畳み状態にある棺桶本体1の組み立て作業を、より簡単に行うことができる。
また、棺桶A2においては、上記実施形態の棺桶A1と同様に、棺桶本体1に本体用被覆材4を覆い被せ、また、蓋体2に蓋体用被覆材5を覆い被せるといった簡単な作業により、これらの外観体裁を整えることができる。さらに、棺桶本体1の底壁部11に対して、防水シート3および本体用被覆材4を部分的に固定しておくと、これら防水シート3および本体用被覆材4が取り付けられた状態で棺桶本体1を折り畳むことができる。かかる構成によれば、棺桶本体1の組み立て作業をより簡単に行うことができる。さらに、たとえば災害発生時に多数の棺桶A2が必要となるような場合には、組み立て作業の簡素化は、災害時の迅速な対応に資する。
本実施形態では、図12を参照して上述したように、棺桶A2の棺桶本体1は、底板110、端部板120、および側板130が互いに重なり合うように折り畳むことが可能である。したがって、棺桶A2の使用前においては、棺桶本体1の平面サイズを底壁部11の平面サイズと同程度に収めることができ、コンパクト化を図ることができる。
棺桶A2においては、蓋体2には透明窓23が設けられ、蓋体用被覆材5には布製の窓用カバー54が設けられている。このため、棺桶A2の使用時には、窓用カバー54を捲るだけで透明窓23を通じて棺桶本体1の内部を除くことができ、遺体の顔を見る際に便宜である。透明窓23および布製の窓用カバー54を備える構成は、たとえば蝶番を用いた開閉式の窓を備える構成に比べて、構造の簡素化を図ることができる。
本実施形態の棺桶A2について、棺桶A1との相違点を中心に説明したが、棺桶A1と同じ構成の部分については、棺桶A1に関して上述したのと同様の利点を享受することができる。
図16〜図20に示された棺桶A3においては、棺桶本体1は、長矩形状の底板110と、この底板110の長手方向に沿う両辺に連設される2枚の側板120と、この底板120の短手方向に沿う両辺に連設される2枚の端部板130とを有する。本実施形態の棺桶本体1は、上記実施形態とは異なり、後述の木材からなる枠体をさらに備える。
本実施形態では、図16および図17に示すように、底板110および側板120、ならびに、底板110および端部板130は、それぞれ、紙を素材とした連結部材17,18を介して回動可能に連設されている。連結部材17,18は、たとえばダンボール紙を圧縮して形成されたコーナーアングルに切り込みを入れたものであり、当該切り込み部分において回動可能となっている。底板110、側板120、および端部板130は、たとえば、図19に示す木材からなる枠体110A,120A,130Aを補強材として含み、各枠体110A,120A,130Aの周囲が図示しないダンボール(図示略)により覆われている。
底板110、側板120、および端部板130の周縁部には、必要に応じて上記したコーナーアングルが宛がわれ、ダンボールの型崩れ防止が図られている。このような枠体110A,120A,130Aを内装する構成によれば、ダンボール材料として強化ダンボールよりも強度の弱い古紙や再生紙を原料とするものを用いることができ、材料コスト面において有利である。
図16および図17に示すように、底板110の長手方向に沿う両辺には、立ち上がり部分111が設けられている。この立ち上がり部分111が設けられていることにより、棺桶本体1を折り畳む際には、端部板130、側板120の順に折り畳むことにより、図18に示すように、底板110、端部板130、および側板120が互いに重なり合うように折り畳まれる。
端部板130には、この端部板130の対向する二辺に対して2枚の側部板131が連設されている。側部板131は、たとえば端部板130に対して折り畳み可能に取り付けられるコーナーアングルにより構成される。側板120には、たとえば六角のナット部材63を外側から嵌入可能な貫通孔13aが形成されている。棺桶本体1の組み立て時には、上記ナット部材63に対して、側部板131の内側からボルト部材64が螺合される。
本実施形態の棺桶A3において、棺桶本体1以外の構成は上記した棺桶A2と同様であり、棺桶A2と同様の利点を享受することができる。
以上、本発明の具体的な実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々な変更が可能である。本発明に係る棺桶の各部の具体的な形状や材質なども、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態の棺桶A1においては、棺桶本体1の底部片1Aと端部片1Bとが継合部材6を用いて組み合わされる場合を例に挙げて説明したが、底部片と端部片とを組み合わせる手段としては、たとえば、接着剤やクリップ状の挟持部材などの他の手段を用いてもよい。
上記実施形態では、本体用被覆材4および蓋体用被覆材5にギャザー43,52が設けられた例を示したが、本体用被覆材4および蓋体用被覆材5としては、ギャザーを有しない構成としてもよく、また、刺繍などの他の装飾が施された構成としてもよい。さらに、本体用被覆材4および蓋体用被覆材5を構成する布としては、上述したサテンに代えて、たとえばレース生地などの他の種類の布を用いてもよく、布生地の原料としても、麻、綿、シルク、あるいは合成繊維などのいずれを用いてもよい。
上記実施形態では、棺桶A1,A2,A3について人体用として使用する場合を例に挙げて説明したが、本発明に係る棺桶は、たとえばペット用として使用することもできる。ペット用として使用する場合には、サイズの小さい棺桶として作製すればよい。

Claims (16)

  1. 長矩形状の底壁部、この底壁部から起立する枠状の側壁部、および上方開口部を有する直方体箱状に組み立て可能であり、かつ折り畳み自在なダンボール製の棺桶本体と、
    上記上方開口部を塞ぐための、ダンボール製の蓋体と、
    上記棺桶本体に覆い被せるための第1の被覆材と、
    上記蓋体に覆い被せるための第2の被覆材と、を備えることを特徴とする、棺桶。
  2. 上記第1の被覆材は、上記側壁部の内面を覆う内側下垂部と、上記側壁部の外面を覆う外側下垂部とを有し、
    上記内側下垂部および上記外側下垂部の上端が上記側壁部の全周にわたってつながっている、請求項1に記載の棺桶。
  3. 上記第1の被覆材は、上記底壁部の外面を覆う底面部をさらに有し、
    上記外側下垂部の下端および上記底面部の外縁が上記底壁部の全周にわたってつながっており、
    上記底面部は、上記底壁部の外面に固定されている、請求項2に記載の棺桶。
  4. 上記第2の被覆材は、開口を有する袋状とされており、上記蓋体の全体に覆い被せられる、請求項1に記載の棺桶。
  5. 上記第1および第2の被覆材は布製である、請求項1に記載の棺桶。
  6. 上記第1および第2の被覆材には、伸縮性を有するギャザーが設けられている、請求項5に記載の棺桶。
  7. 上記棺桶本体は、長矩形状の底板、および、この底板の長手方向に沿う両辺に対して折り畳み回動可能に連設される2枚の側板、を有する底部片と、
    上記底板の長手方向の端部を塞ぐ端部板、および、この端部板における対向する両辺に対して折り畳み回動可能に連設され、かつ上記側板の長手方向端部に重合される2枚の側部板、を有する一組の端部片と、を備える、請求項1に記載の棺桶。
  8. 上記側板の長手方向端部には第1の貫通孔が設けられる一方、上記側部板には第2の貫通孔が設けられており、
    上記第1および第2の貫通孔に連挿通させて上記側板および上記側部板の重合状態を保持するための継合部材をさらに備える、請求項7に記載の棺桶。
  9. 上記棺桶本体は、長矩形状の底板、この底板の長手方向に沿う両辺に対して折り畳み回動可能に連設される2枚の側板、および、上記底板の短手方向に沿う両辺に対して折り畳み回動可能に連設される2枚の端部板を備え、
    上記底板、上記側板、および上記端部板は、互いに重なり合うように折り畳まれる、請求項1に記載の棺桶。
  10. 上記端部板には、この端部板における対向する両辺のそれぞれに対して折り畳み回動可能に連設され、かつ上記側板の長手方向端部に重合される側部板が連設され、
    上記側板の長手方向端部には第1の貫通孔が設けられる一方、上記側部板には第2の貫通孔が設けられており、
    上記第1および第2の貫通孔に連挿通させて上記側板および上記側部板の重合状態を保持するための継合部材をさらに備える、請求項9に記載の棺桶。
  11. 上記棺桶本体は、木材からなる枠体をさらに備え、
    上記底板および上記側板、ならびに、上記底板および上記端部板は、それぞれ、紙を素材とした回動可能な連結部材を介して連設される、請求項9または10に記載の棺桶。
  12. 上記蓋体は、上記棺桶本体の上記上方開口部の長手方向一端寄りの部分を開放するように折り曲げ可能とされている、請求項1に記載の棺桶。
  13. 上記蓋体には、上記棺桶本体の上記上方開口部より進入して上記側壁部の内面と当接しうる凸部が設けられている、請求項1に記載の棺桶。
  14. 上記蓋体には、透明窓が設けられており、
    上記第2の被覆材には、上記透明窓に対応する開口部が形成されている、請求項1に記載の棺桶。
  15. 上記第2の被覆材には、上記開口部を覆う窓用カバーが取り付けられている、請求項14に記載の棺桶。
  16. 上記棺桶本体の上記底壁部の上面に沿わされる長矩形状の底面部と、この底面部の周縁から起立させられ、かつ上記側壁部の内面に沿わされる側面部と、を有する防水シートをさらに備え、
    上記第1の被覆材の上記内側下垂部は、上記防水シートの上記側面部の内面を覆うように被せられる、請求項2に記載の棺桶。
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