JPWO2010044305A1 - 電気アルミニウムめっき液およびアルミニウムめっき被膜の形成方法 - Google Patents

電気アルミニウムめっき液およびアルミニウムめっき被膜の形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2010044305A1
JPWO2010044305A1 JP2010506725A JP2010506725A JPWO2010044305A1 JP WO2010044305 A1 JPWO2010044305 A1 JP WO2010044305A1 JP 2010506725 A JP2010506725 A JP 2010506725A JP 2010506725 A JP2010506725 A JP 2010506725A JP WO2010044305 A1 JPWO2010044305 A1 JP WO2010044305A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating solution
aluminum
plating
chloride
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010506725A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4530111B2 (ja
Inventor
星 裕之
裕之 星
篤志 岡本
篤志 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP4530111B2 publication Critical patent/JP4530111B2/ja
Publication of JPWO2010044305A1 publication Critical patent/JPWO2010044305A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D3/00Electroplating: Baths therefor
    • C25D3/66Electroplating: Baths therefor from melts
    • C25D3/665Electroplating: Baths therefor from melts from ionic liquids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D3/00Electroplating: Baths therefor
    • C25D3/02Electroplating: Baths therefor from solutions
    • C25D3/42Electroplating: Baths therefor from solutions of light metals
    • C25D3/44Aluminium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D3/00Electroplating: Baths therefor
    • C25D3/66Electroplating: Baths therefor from melts

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)

Abstract

本発明の課題は、長期間安定に電気アルミニウムめっき処理が可能な、高寿命化が図られためっき液およびそれを使用したアルミニウムめっき被膜の形成方法を提供することである。その解決手段としての本発明の電気アルミニウムめっき液は、ジメチルスルホン10.0molに対してアルミニウムハロゲン化物を1.5〜4.0mol含有し、かつ、アルミニウムハロゲン化物に対して塩化アンモニウムをモル比で1/15〜1/4含有するか、または、塩化テトラアルキルアンモニウムをモル比で1/15〜1/2含有することを特徴とする。このめっき液は、電気伝導性が高いので、バレル方式でのめっき処理によっても被めっき物に対して均一なアルミニウムめっき被膜を形成することができるという更なる利点を有する。

Description

本発明は、電気アルミニウムめっき液およびそれを使用したアルミニウムめっき被膜の形成方法に関する。
アルミニウムの電析電位は水素発生の電位よりも卑であるため、水溶液からアルミニウムを電析することは不可能である。従って、電気アルミニウムめっき液は、これまで非水溶媒を使用したものが多く研究されてきた。非水溶媒としてはテトラヒドロフランやトルエンなどが知られているが、これらは引火性が強いという問題があるため、殆ど実用化されていない。このような中で、比較的安全な電気アルミニウムめっき液として、ジメチルスルホンとアルミニウムハロゲン化物(塩化アルミニウムなど)を混合して溶融させることで調製した低温溶融塩電気めっき液が特許文献1において報告されている。しかしながら、このめっき液は、非水溶媒としてジメチルスルホンを使用しているため、建浴コストが高い。よって、めっきコストを下げるためには、このめっき液の寿命を長くする必要がある。ところが、このめっき液は、溶質として吸湿性の強いアルミニウムハロゲン化物を使用しているので、次第に空気中の水分を吸収して劣化するという性質を持つ。水分を吸収して劣化しためっき液を使用してめっき処理を行うと、ヤケと呼ばれる黒い被膜(以下、単に「ヤケ」と称する)が生じやすくなる。
本発明者らは、特許文献1に記載の電気アルミニウムめっき液が有する上記の問題を解消すべく、特許文献2において、めっき液にジメチルアミンボランを含有せしめることで、めっき液から水分を効果的に除去する方法を報告した。しかしながら、この方法は、その後の検討において、めっき液中への水分の混入量が多くなると、ジメチルアミンボランと水との反応が急激に起こることでめっき液が発火する場合があることが判明した。
特開2004−76031号公報 特開2006−161154号公報
そこで本発明は、長期間安定に電気アルミニウムめっき処理が可能な、高寿命化が図られためっき液およびそれを使用したアルミニウムめっき被膜の形成方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の点に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、ジメチルスルホン、アルミニウムハロゲン化物、塩化アンモニウムまたは塩化テトラアルキルアンモニウムを所定の割合で混合して溶融させることで調製しためっき液(低温溶融塩電気めっき液)は、水分の混入量が次第に増加しても長期間安定に電気アルミニウムめっき処理が可能であること、加えて、電気伝導性が高いので、バレル方式でのめっき処理によっても被めっき物に対する均一なアルミニウムめっき被膜の形成が可能であることを見出した。
上記の知見に基づいてなされた本発明の電気アルミニウムめっき液は、請求項1記載の通り、ジメチルスルホン10.0molに対してアルミニウムハロゲン化物を1.5〜4.0mol含有し、かつ、アルミニウムハロゲン化物に対して塩化アンモニウムをモル比で1/15〜1/4含有するか、または、塩化テトラアルキルアンモニウムをモル比で1/15〜1/2含有することを特徴とする。
また、請求項2記載の電気アルミニウムめっき液は、請求項1記載の電気アルミニウムめっき液において、アルミニウムハロゲン化物が塩化アルミニウムであることを特徴とする。
また、請求項3記載の電気アルミニウムめっき液は、請求項1記載の電気アルミニウムめっき液において、アルミニウムハロゲン化物が無水物であることを特徴とする。
また、請求項4記載の電気アルミニウムめっき液は、請求項1記載の電気アルミニウムめっき液において、塩化テトラアルキルアンモニウムが塩化テトラメチルアンモニウムであることを特徴とする。
また、本発明のアルミニウムめっき被膜の形成方法は、請求項5記載の通り、請求項1記載の電気アルミニウムめっき液中に被めっき物を陰極として設置し、通電を行うことで被めっき物の表面にアルミニウムめっき被膜を形成することを特徴とする。
また、本発明の物品は、請求項6記載の通り、請求項5記載のアルミニウムめっき被膜の形成方法によって表面にアルミニウムめっき被膜が形成されてなることを特徴とする。
本発明によれば、水分の混入量が次第に増加しても長期間安定に電気アルミニウムめっき処理が可能であり、加えて、バレル方式でのめっき処理によっても被めっき物に対する均一なアルミニウムめっき被膜の形成が可能であるめっき液およびそれを使用したアルミニウムめっき被膜の形成方法を提供することができる。
実施例1における、めっき液に添加した水の量と無酸素銅板の表面に形成されたアルミニウムめっき被膜の外観との関係についての目視観察の結果を示す写真である。 同、実施例2における結果を示す写真である。 同、比較例1における結果を示す写真である。 同、比較例2における結果を示す写真である。 同、比較例3における結果を示す写真である。 実施例1,2および比較例1,2,3における、めっき液に添加した水の量と無酸素銅板の表面に形成されたアルミニウムめっき被膜の外観との関係についてのヤケの占有面積を画像解析によって算出した結果を示すグラフである。 実施例3における、無酸素銅板の表面に形成されたアルミニウムめっき被膜の無酸素銅板との密着性を碁盤目試験によって評価した結果を示す写真である。 実施例4における、最表面にアルミニウムめっき被膜を有するマグネシウム合金板の外観の目視観察の結果を示す写真である。 同、断面観察の結果を示す写真である。 同、中性塩水噴霧試験後の外観の目視観察の結果を示す写真である。 実施例5における、表面にアルミニウムめっき被膜を有する鉄球の断面観察の結果を示す写真である。 比較例8における、表面にアルミニウムめっき被膜を有する鉄球の断面観察の結果を示す写真である。 実施例5のめっき液と比較例8のめっき液の電気伝導性を示すグラフである。
本発明の電気アルミニウムめっき液は、ジメチルスルホン10.0molに対してアルミニウムハロゲン化物を1.5〜4.0mol含有し、かつ、アルミニウムハロゲン化物に対して塩化アンモニウムをモル比で1/15〜1/4含有するか、または、塩化テトラアルキルアンモニウムをモル比で1/15〜1/2含有することを特徴とするものである。本発明の電気アルミニウムめっき液は、水分の混入量が次第に増加しても長期間安定にめっき処理を行うことができる。その理由の1つとしては、塩化アンモニウムまたは塩化テトラアルキルアンモニウムを所定の組成のもとで含有することで、アルミニウムの電析に寄与するアルミニウム錯イオン(Al(DMSO 3+:DMSOはジメチルスルホンを意味する。Electrochimica Acta,vol.40,No.11,pp.1711−1716,1995)がめっき液中で安定に存在することが考えられる。
アルミニウムハロゲン化物としては、塩化アルミニウムや臭化アルミニウムなどを挙げることができるが、材料コストなどに鑑みれば、塩化アルミニウムを好適に採用することができる。アルミニウムハロゲン化物は、めっき液に含まれる水分の量を可能な限り少なくするという観点から、無水物であることが望ましい。アルミニウムハロゲン化物の含有量を、ジメチルスルホン10.0molに対して1.5〜4.0molと規定するのは、1.5molを下回るとヤケが発生しやすくなる恐れがある一方、4.0molを上回るとめっき液の液抵抗が高くなりすぎることで印加電圧が高くなってめっき液が分解する恐れがあるからである。アルミニウムハロゲン化物の含有量は、ジメチルスルホン10.0molに対して2.0〜3.5molが望ましい。
めっき液に塩化アンモニウムを含有せしめる場合のその含有量をアルミニウムハロゲン化物に対してモル比で1/15〜1/4と規定するのは、1/15を下回るとめっき液に含有せしめることの効果、即ち、めっき液の高寿命化や電気伝導性の向上を図ることができなくなる恐れがある一方、1/4を上回るとその吸湿性によってめっき液が水分を吸収しやすくなることでめっき液中に気泡が発生したり無めっき部分や光沢ムラが発生したりする恐れがあるからである。塩化アンモニウムの含有量は、アルミニウムハロゲン化物に対してモル比で1/10〜1/5が望ましい。
めっき液に塩化テトラアルキルアンモニウムを含有せしめる場合、塩化テトラアルキルアンモニウムとしては、塩化テトラメチルアンモニウムや塩化テトラエチルアンモニウムなどのアルキル基の炭素数が1〜6の化合物を挙げることができるが、材料コストなどに鑑みれば、塩化テトラメチルアンモニウムを好適に採用することができる。その含有量をアルミニウムハロゲン化物に対してモル比で1/15〜1/2と規定するのは、1/15を下回るとめっき液に含有せしめることの効果、即ち、めっき液の高寿命化や電気伝導性の向上を図ることができなくなる恐れがある一方、1/2を上回るとめっき液中のアルミニウム錯イオン(Al(DMSO 3+)の存在量が減少してしまうことでめっき被膜が形成されない恐れがあるからである。塩化テトラアルキルアンモニウムの含有量は、アルミニウムハロゲン化物に対してモル比で1/10〜2/5が望ましい。
なお、本発明の電気アルミニウムめっき液には、形成されるアルミニウムめっき被膜の純度を高めることなどを目的として、ジメチルアミン塩酸塩などのジアルキルアミン塩酸塩や、トリメチルアミン塩酸塩などのトリアルキルアミン塩酸塩などを含有せしめてもよい。
本発明の電気アルミニウムめっき液を使用しためっき処理は、例えば、アルミニウムからなる陽極(アルミニウムイオンの供給源にもなる)と、陰極としての被めっき物をめっき液中に設置し、めっき液の温度を85〜115℃、印加電流密度を2.0〜7.5A/dmに調整して行えばよい。めっき液の温度が85℃を下回るとめっき液の液抵抗が高くなりすぎることで印加電圧が高くなってめっき液が分解する恐れがある一方、115℃を上回ると被めっき物の表面に形成されたアルミニウムめっき被膜とめっき液との間での反応が活発化し、被膜中に不純物が多く取り込まれることでその純度が低下する恐れがある。また、印加電流密度が2.0A/dmを下回ると成膜効率が低下する恐れがある一方、7.5A/dmを上回ると電流過剰によってヤケが発生しやすくなる恐れがある。印加電流密度は、2.5〜5.0A/dmが望ましい。なお、めっき処理の時間は、アルミニウムめっき被膜の所望する厚み(標準的には20〜100μmである)、めっき液の温度や印加電流密度などにも依存するが、通常、10分間〜3時間である。めっき方式は、ラック方式とバレル方式のいずれも採用することができる。本発明の電気アルミニウムめっき液は、電気伝導性が高いので、バレル方式でのめっき処理によっても被めっき物に対する均一なめっき被膜の形成が可能である。このことは、水分の混入量が次第に増加しても長期間安定にめっき処理が可能であることとともに、本発明の電気アルミニウムめっき液の利点として特徴付けることができる。
電気アルミニウムめっき処理の処理対象となる被めっき物(物品)は、電気アルミニウムめっき処理によってその表面にアルミニウムめっき被膜を形成することができるものであれば特に制限されるものではなく、それ自体が電気伝導性を有する金属材料の他、表面に例えば金属被膜(ニッケル、銅、亜鉛などの被膜)を形成することで電気伝導性を付与した炭素材料や合成樹脂材料などであってもよい。また、被めっき物は、表面に金属被膜を形成した金属材料であってもよい。被めっき物の表面にアルミニウムめっき被膜を形成することで、耐食性や意匠性を付与することができる。なお、電気アルミニウムめっき処理を行う際には、めっき液に含まれる水分の量を可能な限り少なくするという観点から、被めっき物は十分に乾燥しておくことが望ましい。また、電気アルミニウムめっき処理の前処理として、被めっき物の表面に自然生成した酸化膜の有機酸や無機酸を使用した除去処理の他、ジンケート処理、無電解めっき処理、導電性陽極酸化処理、導電性化成処理などを行ってもよい。被めっき物の表面に形成されたアルミニウムめっき被膜に対して陽極酸化処理や熱水酸化処理を行うことで、めっき被膜に耐磨耗性を付加したり、めっき被膜の耐食性を増強したりしてもよい。
以下、本発明を実施例によって詳細に説明するが、本発明は以下の記載によって何ら限定して解釈されるものではない。
実施例1:
ジメチルスルホンと無水塩化アルミニウムと塩化アンモニウムを10:3:0.5の割合で混合し(モル比)、110℃に加熱して溶融させることで電気アルミニウムめっき液を調製した。このめっき液250mL中に、陽極として40mm×20mm×2mmの純アルミニウム板(A1090)を、陰極として被めっき物とする20mm×20mm×0.5mmの純度99.99%の無酸素銅板(予め10mL/Lの硝酸水溶液に浸漬して表面酸化膜を除去した後、水洗し、温風にて十分に乾燥したもの)を設置し、110℃にて3.0A/dmの印加電流密度で60分間通電し、めっき処理を行った。その結果、被めっき物の表面に白色の均一なアルミニウムめっき被膜(厚み:約40μm)を形成することができた。次に、被めっき物の表面に形成されるアルミニウムめっき被膜に対して、めっき液中に含まれる水分がどのような影響を及ぼすかを調べるため、めっき液250mLに水を1.2g添加し、めっき液と水との反応が終了するまで十分に時間をかけた後、上記と同じ条件でめっき処理を行い、さらに順次、水を1.2gずつ添加して同じ操作を繰り返した。めっき液に添加した水の量と被めっき物の表面に形成されためっき被膜の外観との関係について、目視観察の結果を図1に、ヤケの占有面積を画像解析によって算出した結果を図6に示す。図1と図6から明らかなように、水の添加量を10.8gとしてもヤケの発生は認められなかったが、水の添加量が9.6gになるとスジ状の無めっき部分の発生が認められた。以上の結果から、少なくとも水の添加量が8.4gまでは良好なめっき処理を行うことができることがわかった。
実施例2:
ジメチルスルホンと無水塩化アルミニウムと塩化テトラメチルアンモニウムを10:3:1の割合で混合し(モル比)、110℃に加熱して溶融させることで電気アルミニウムめっき液を調製した。このめっき液を使用して、実施例1と同様の方法で、被めっき物の表面に形成されるアルミニウムめっき被膜に対して、めっき液中に含まれる水分がどのような影響を及ぼすかを調べた。目視観察の結果を図2に、ヤケの占有面積を画像解析によって算出した結果を図6に示す。図2と図6から明らかなように、水の添加量を10.8gとしてもヤケの発生は認められなかったが、水の添加量が7.2gになると色ムラの発生が認められた。以上の結果から、少なくとも水の添加量が6.0gまでは良好なめっき処理を行うことができることがわかった。
比較例1:
ジメチルスルホンと無水塩化アルミニウムを10:2の割合で混合し(モル比)、110℃に加熱して溶融させることで電気アルミニウムめっき液を調製した。このめっき液を使用して、実施例1と同様の方法で、被めっき物の表面に形成されるアルミニウムめっき被膜に対して、めっき液中に含まれる水分がどのような影響を及ぼすかを調べた。目視観察の結果を図3に、ヤケの占有面積を画像解析によって算出した結果を図6に示す。図3と図6から明らかなように、水の添加量が2.4gではヤケの発生は認められなかったが、水の添加量が3.6gになるとヤケの発生が認められたことから、実施例1のめっき液と実施例2のめっき液は、それぞれ塩化アンモニウムと塩化テトラメチルアンモニウムを含有することで、このめっき液よりも高寿命化が図られていることがわかった。
比較例2:
ジメチルスルホンと無水塩化アルミニウムを10:4の割合で混合し(モル比)、110℃に加熱して溶融させることで電気アルミニウムめっき液を調製した。このめっき液を使用して、実施例1と同様の方法で、被めっき物の表面に形成されるアルミニウムめっき被膜に対して、めっき液中に含まれる水分がどのような影響を及ぼすかを調べた。目視観察の結果を図4に、ヤケの占有面積を画像解析によって算出した結果を図6に示す。図4と図6から明らかなように、水の添加量が2.4gでヤケの発生がわずかに認められ、水の添加量が3.6gになるとヤケの発生が顕著となったことから、実施例1のめっき液と実施例2のめっき液は、それぞれ塩化アンモニウムと塩化テトラメチルアンモニウムを含有することで、このめっき液よりも高寿命化が図られていることがわかった。
比較例3:
ジメチルスルホンと無水塩化アルミニウムとジメチルアミン塩酸塩を10:3:0.2の割合で混合し(モル比)、110℃に加熱して溶融させることで電気アルミニウムめっき液を調製した。このめっき液を使用して、実施例1と同様の方法で、被めっき物の表面に形成されるアルミニウムめっき被膜に対して、めっき液中に含まれる水分がどのような影響を及ぼすかを調べた。目視観察の結果を図5に、ヤケの占有面積を画像解析によって算出した結果を図6に示す。図5と図6から明らかなように、水の添加量が3.6gでヤケの発生がわずかに認められ、水の添加量が4.8gになるとヤケの発生が顕著となったことから、ジメチルアミン塩酸塩は、塩化アンモニウムや塩化テトラメチルアンモニウムが有するめっき液の寿命を長くする効果を有さないことがわかった。
比較例4:
ジメチルスルホンと無水塩化アルミニウムと塩化アンモニウムを10:3:1の割合で混合し(モル比)、110℃に加熱して溶融させることで電気アルミニウムめっき液を調製した。このめっき液を使用して、実施例1と同様のめっき条件でめっき処理を行ったところ、めっき液中に気泡が発生し、発生した気泡が被めっき物に接触したことでアルミニウムめっき被膜の表面にはスジ状の無めっき部分が存在した。従って、無水塩化アルミニウムに対して塩化アンモニウムをモル比で1/3含有するめっき液では、塩化アンモニウムの含有量が多すぎて、良好なめっき処理を行うことができないことがわかった(塩化アンモニウムの添加量が増えるに従ってめっき液中のアルミニウム錯イオン(Al(DMSO 3+)の存在量が減少するが、アルミニウムハロゲン化物に対してモル比で1/4までの添加量では0にはならないことを別途の実験によって確認した)。
比較例5:
ジメチルスルホンと無水塩化アルミニウムと塩化テトラメチルアンモニウムを10:3:2の割合で混合し(モル比)、110℃に加熱して溶融させることで電気アルミニウムめっき液を調製した。このめっき液を使用して、実施例1と同様のめっき条件でめっき処理を行ったところ、被めっき物の表面にアルミニウムめっき被膜は形成されなかった。従って、無水塩化アルミニウムに対して塩化テトラメチルアンモニウムをモル比で2/3含有するめっき液では、塩化テトラメチルアンモニウムの含有量が多すぎて、良好なめっき処理を行うことができないことがわかった(塩化テトラメチルアンモニウムの添加量が増えるに従ってめっき液中のアルミニウム錯イオン(Al(DMSO 3+)の存在量が減少するが、アルミニウムハロゲン化物に対してモル比で1/2までの添加量では0にはならないことを別途の実験によって確認した)。
比較例6:
ジメチルスルホンと無水塩化アルミニウムとジメチルアミン塩酸塩を10:3:0.75の割合で混合し(モル比)、110℃に加熱して溶融させることで電気アルミニウムめっき液を調製した。このめっき液を使用して、実施例1と同様のめっき条件でめっき処理を行ったところ、被めっき物の表面に形成されたアルミニウムめっき被膜には色ムラやスジ状の無めっき部分が存在した。従って、ジメチルアミン塩酸塩は、塩化アンモニウムや塩化テトラメチルアンモニウムが有するめっき液の寿命を長くする効果を有さないことがわかった。
比較例7:
ジメチルスルホンと無水塩化アルミニウムとジメチルアミンボランを10:2:0.1の割合で混合し(モル比)、110℃に加熱して溶融させることで電気アルミニウムめっき液を調製した。このめっき液を使用して、実施例1と同様の方法で、被めっき物の表面に形成されるアルミニウムめっき被膜に対して、めっき液中に含まれる水分がどのような影響を及ぼすかを調べた。その結果、めっき液250mLに水を1.2g添加し、めっき液と水とを反応させた時点で、めっき液が緑色の炎を発して燃焼してしまったことから、ジメチルアミンボランは、塩化アンモニウムや塩化テトラメチルアンモニウムが有するめっき液の寿命を長くする効果を有さないことがわかった。
実施例3:
実施例2で調製した電気アルミニウムめっき液を使用し、被めっき物として70mm×70mm×0.5mmの純度99.99%の無酸素銅板(予め10mL/Lの硝酸水溶液に浸漬して表面酸化膜を除去した後、水洗し、温風にて十分に乾燥したもの)を使用したこと以外は実施例1と同様のめっき条件でめっき処理を行い、被めっき物の表面にアルミニウムめっき被膜を形成した。被めっき物の表面に形成されためっき被膜の被めっき物との密着性を碁盤目試験によって評価した結果を図7に示す。図7から明らかなように、めっき被膜の被めっき物からの剥離は全く認められなかったことから、このめっき被膜は、優れた密着性のもとに被めっき物の表面に形成されていることがわかった。
実施例4:
実施例2で調製した電気アルミニウムめっき液を使用し、被めっき物として50mm×50mm×1.0mmのマグネシウム合金板(AZ31圧延材)にジンケート処理とストライク銅めっき処理と電気亜鉛めっき処理を順次行って最表面を亜鉛めっき被膜として十分に乾燥したものを使用したこと以外は実施例1と同様のめっき条件でめっき処理を行い、亜鉛めっき被膜の表面にアルミニウムめっき被膜(厚み:約40μm)を形成した。最表面にアルミニウムめっき被膜を有するマグネシウム合金板の外観の目視観察の結果を図8に、断面観察の結果を図9に示す。図8と図9から明らかなように、マグネシウム合金板の最表面に形成されたアルミニウムめっき被膜は白色の均一なものであり、また、緻密であることがわかった。この最表面にアルミニウムめっき被膜を有するマグネシウム合金板に対し、100℃の熱水を使用して1時間の酸化処理を行うことで表面に酸化膜を形成した後、96時間の中性塩水噴霧試験を行った。中性塩水噴霧試験後の外観の目視観察の結果を図10に示す。図10から明らかなように、アルミニウムめっき被膜の表面には発錆はまったく認められず、優れた耐食性を示した。また、この最表面にアルミニウムめっき被膜を有するマグネシウム合金板に対し、陽極酸化処理を行うことで、純アルミニウム材などと同様にアルミニウムめっき被膜の着色を行うことができた。以上の結果から、マグネシウム合金板の表面にアルミニウムめっき被膜を形成することで、耐食性や意匠性を付与することができることがわかった。
実施例5:
ジメチルスルホンと無水塩化アルミニウムと塩化テトラメチルアンモニウムを10:2:1の割合で混合し(モル比)、110℃に加熱して溶融させることで電気アルミニウムめっき液を調製した。このめっき液中に、陽極として70mm×70mm×1mmの純度99.99%のアルミニウム板を設置した。また、直径5mmの鉄球(被めっき物)180個とリード線を接続した直径10mmの銅製ボール1個を投入した一辺が2cmで長さが5cmの六角柱のテフロン(登録商標)製バレルをめっき液中に設置し、銅製ボールを介して鉄球とリード線の導通をとることで陰極とし、バレルを10rpmの回転速度で回転させながら、110℃にて4.0A/dmの印加電流密度で50分間通電し、めっき処理を行った。その結果、鉄球の表面に白色の均一なアルミニウムめっき被膜(厚み:約40μm)を形成することができた。表面にアルミニウムめっき被膜を有する鉄球の断面観察の結果を図11に示す。図11から明らかなように、鉄球の表面には緻密なアルミニウムめっき被膜が形成されていることがわかった。
比較例8:
ジメチルスルホンと無水塩化アルミニウムを10:2の割合で混合し(モル比)、110℃に加熱して溶融させることで電気アルミニウムめっき液を調製した。このめっき液を使用して、実施例5と同様のバレル方式でのめっき処理を行い、鉄球の表面にアルミニウムめっき被膜(厚み:約40μm)を形成した。表面にアルミニウムめっき被膜を有する鉄球の断面観察の結果を図12に示す。図12から明らかなように、鉄球の表面に形成されたアルミニウムめっき被膜は、層状に形成されており、かつ、層と層の間で剥離が生じた不均一なものであることがわかった。実施例5のめっき液と比較例8のめっき液の電気伝導性を図13に示す。図13から明らかなように、実施例5のめっき液と比較例8のめっき液の電気伝導性は大きく異なり、この電気伝導性の相違が鉄球の表面に形成されたアルミニウムめっき被膜の性状に反映していること、めっき液が塩化テトラメチルアンモニウムを含有することで、電気伝導性が向上することがわかった(分極曲線の勾配が大きいほど電気伝導性が高い)。
本発明は、水分の混入量が次第に増加しても長期間安定に電気アルミニウムめっき処理が可能であり、加えて、バレル方式でのめっき処理によっても被めっき物に対する均一なアルミニウムめっき被膜の形成が可能であるめっき液およびそれを使用したアルミニウムめっき被膜の形成方法を提供することができる点において産業上の利用可能性を有する。


Claims (6)

  1. ジメチルスルホン10.0molに対してアルミニウムハロゲン化物を1.5〜4.0mol含有し、かつ、アルミニウムハロゲン化物に対して塩化アンモニウムをモル比で1/15〜1/4含有するか、または、塩化テトラアルキルアンモニウムをモル比で1/15〜1/2含有することを特徴とする電気アルミニウムめっき液。
  2. アルミニウムハロゲン化物が塩化アルミニウムであることを特徴とする請求項1記載の電気アルミニウムめっき液。
  3. アルミニウムハロゲン化物が無水物であることを特徴とする請求項1記載の電気アルミニウムめっき液。
  4. 塩化テトラアルキルアンモニウムが塩化テトラメチルアンモニウムであることを特徴とする請求項1記載の電気アルミニウムめっき液。
  5. 請求項1記載の電気アルミニウムめっき液中に被めっき物を陰極として設置し、通電を行うことで被めっき物の表面にアルミニウムめっき被膜を形成することを特徴とするアルミニウムめっき被膜の形成方法。
  6. 請求項5記載のアルミニウムめっき被膜の形成方法によって表面にアルミニウムめっき被膜が形成されてなることを特徴とする物品。


JP2010506725A 2008-10-15 2009-07-31 電気アルミニウムめっき液およびアルミニウムめっき被膜の形成方法 Active JP4530111B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008266131 2008-10-15
JP2008266131 2008-10-15
JP2009056413 2009-03-10
JP2009056413 2009-03-10
PCT/JP2009/063671 WO2010044305A1 (ja) 2008-10-15 2009-07-31 電気アルミニウムめっき液およびアルミニウムめっき被膜の形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4530111B2 JP4530111B2 (ja) 2010-08-25
JPWO2010044305A1 true JPWO2010044305A1 (ja) 2012-03-15

Family

ID=42106472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010506725A Active JP4530111B2 (ja) 2008-10-15 2009-07-31 電気アルミニウムめっき液およびアルミニウムめっき被膜の形成方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9068270B2 (ja)
JP (1) JP4530111B2 (ja)
CN (1) CN102216499B (ja)
WO (1) WO2010044305A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9812700B2 (en) * 2011-10-27 2017-11-07 Hitachi Metals, Ltd. Method for producing porous aluminum foil, porous aluminum foil, positive electrode current collector for electrical storage devices, electrode for electrical storage devices, and electrical storage device

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102471909B (zh) * 2009-06-29 2015-09-02 日立金属株式会社 铝箔的制造方法
KR101811089B1 (ko) * 2010-11-11 2017-12-20 히타치 긴조쿠 가부시키가이샤 알루미늄박의 제조방법
JP5617611B2 (ja) * 2010-12-27 2014-11-05 日立金属株式会社 引張強度に優れる複合金属箔
CN104204308A (zh) 2012-02-29 2014-12-10 日立金属株式会社 低熔点的电镀铝用镀液的调制方法、电镀铝用镀液、铝箔的制造方法、以及降低电镀铝用镀液的熔点的方法
JP2016027190A (ja) * 2014-06-24 2016-02-18 住友電気工業株式会社 アルミニウムめっき液、アルミニウム膜の製造方法、及びアルミニウム多孔体
US10208391B2 (en) 2014-10-17 2019-02-19 Ut-Battelle, Llc Aluminum trihalide-neutral ligand ionic liquids and their use in aluminum deposition
EP3088571B1 (en) 2015-04-28 2021-06-02 The Boeing Company Environmentally friendly aluminum coatings as sacrificial coatings for high strength steel alloys
US10340552B1 (en) 2017-12-22 2019-07-02 Industrial Technology Research Institute Electrolyte composition and metal-ion battery employing the same
US11661665B2 (en) 2020-04-30 2023-05-30 The Boeing Company Aluminum and aluminum alloy electroplated coatings

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004346372A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd アルミナ皮膜による表面改質部品及びその製造方法
JP2006161154A (ja) * 2004-11-09 2006-06-22 Hitachi Metals Ltd 電解アルミニウムめっき液
JP2008195989A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Dipsol Chem Co Ltd 溶融塩電気アルミニウムめっき浴及びそれを用いためっき方法
JP2010090414A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Hitachi Metals Ltd 電気アルミニウムめっき液およびアルミニウムめっき膜

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4849060A (en) * 1986-12-04 1989-07-18 Shell Internationale Research Maatschappij Electrodeposition of aluminium from molten salt mixture
JP2678984B2 (ja) * 1988-04-26 1997-11-19 日新製鋼株式会社 電気アルミニウムめっき浴およびその浴によるめっき方法
US5041194A (en) * 1989-05-18 1991-08-20 Mitsubishi Petrochemical Co., Ltd. Aluminum electroplating method
US6083647A (en) * 1992-08-14 2000-07-04 Sony Corporation Non-aqueous electrolyte comprising an aluminum compound and a method for the electrodeposition of aluminum from the electrolyte
JP2004076031A (ja) 2002-08-09 2004-03-11 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 電解めっき用めっき浴及び複合めっき用めっき浴並びにこれらの製造方法
CN1247822C (zh) * 2003-11-07 2006-03-29 苏州大学 非水溶剂无氰镀金液
JP4986122B2 (ja) * 2006-03-31 2012-07-25 日立金属株式会社 電解アルミニウムめっき液およびアルミニウムめっき膜

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004346372A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd アルミナ皮膜による表面改質部品及びその製造方法
JP2006161154A (ja) * 2004-11-09 2006-06-22 Hitachi Metals Ltd 電解アルミニウムめっき液
JP2008195989A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Dipsol Chem Co Ltd 溶融塩電気アルミニウムめっき浴及びそれを用いためっき方法
JP2010090414A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Hitachi Metals Ltd 電気アルミニウムめっき液およびアルミニウムめっき膜

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9812700B2 (en) * 2011-10-27 2017-11-07 Hitachi Metals, Ltd. Method for producing porous aluminum foil, porous aluminum foil, positive electrode current collector for electrical storage devices, electrode for electrical storage devices, and electrical storage device

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010044305A1 (ja) 2010-04-22
CN102216499B (zh) 2014-06-25
CN102216499A (zh) 2011-10-12
US9068270B2 (en) 2015-06-30
US20110253543A1 (en) 2011-10-20
JP4530111B2 (ja) 2010-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4530111B2 (ja) 電気アルミニウムめっき液およびアルミニウムめっき被膜の形成方法
US10895016B2 (en) Electrolytic generation of manganese (III) ions in strong sulfuric acid
US20090211914A1 (en) Trivalent Chromium Electroplating Solution and an Operational Method Thereof
JP4756462B2 (ja) 電解アルミニウムめっき液
Zhang et al. Studies on influence of zinc immersion and fluoride on nickel electroplating on magnesium alloy AZ91D
JP6167222B2 (ja) 濃硫酸中でのマンガン(iii)イオンの電解生成
CN101748451A (zh) 轴瓦四元合金电镀工艺
JP5170681B2 (ja) 電気アルミニウムめっき液およびアルミニウムめっき膜
JP4736084B2 (ja) マグネシウム又はマグネシウム合金からなる製品の製造方法
CN110846662B (zh) 一种镀铜/石墨烯的镁合金复合材料及其制备方法
JPS6270592A (ja) 電気アルミニウムめつき浴およびそのめつき浴によるめつき方法
JP2013189660A (ja) マグネシウムまたはマグネシウム合金成形体とその製造方法
CN103436921A (zh) 一种离子液体电沉积铝锰钛合金的方法
TWI802731B (zh) 適於從電解池的電解質溶液電鍍或電澱積金屬用之電極及其製法,以及從電解質溶液電鍍或電澱積金屬用之未分隔電解池,和從電解質溶液電鍍或電澱積金屬之製法
Zhu et al. Copper coating electrodeposited directly onto AZ31 magnesium alloy
JP2012233216A (ja) 電気アルミニウムめっき液およびアルミニウムめっき被膜の形成方法
JP2010174315A (ja) 被膜を有するマグネシウム合金部材およびその製造方法
JP4609779B2 (ja) マグネシウム合金部材およびその高耐食被膜形成方法
JP5246539B2 (ja) マグネシウム合金部材およびその高耐食被膜形成方法
Azumi et al. Corrosion prevention of magnesium alloys: 12. Plating techniques to protect magnesium (Mg) alloys from corrosion
Azumi et al. Plating techniques to protect magnesium (Mg) alloys from corrosion
BR102022011647A2 (pt) Composição de um revestimento e respectivo processo de aplicação em substratos metálicos
WO2022266739A1 (pt) Composição de um revestimento e respectivo processo de aplicação em substratos metálicos
KR20160149522A (ko) 알루미늄 박막의 코팅방법과 이에 의해 제조된 알루미늄 코팅제품
JPH06330330A (ja) アルミニウム無電解メッキ法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4530111

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350