JPWO2010032389A1 - デュプレクサモジュール - Google Patents

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Abstract

電気的特性を劣化させることなく、送信端子同士を近接させることができ、受信端子同士を近接させることができるデュプレクサモジュールを提供する。デュプレクサモジュールは、異なった周波数帯域を利用する少なくとも2つの通信システムにおいて信号の送信及び受信のために用いられる。デュプレクサモジュールは、(a)配線基板12と、(b)配線基板12に搭載され、送信フィルタを含む送信フィルタユニットであるデュアル送信フィルタ14,15と、(c)配線基板12に搭載され、受信フィルタを含む受信フィルタユニットであるデュアル受信フィルタ16,17とを備える。デュアル受信フィルタ16,17は、周波数帯域が異なる少なくとも2つの受信フィルタを含み、当該受信フィルタの出力側が共通化され、当該受信フィルタの共通の出力端子Rx_A&Rx_Bを有する。

Description

本発明は、デュプレクサモジュールに関し、詳しくは、異なった周波数帯域を利用する少なくとも2つの通信システムにおいて信号の送信及び受信のために用いられるデュプレクサモジュールに関する。
近年、携帯電話サービスでは、加入者数の増大、全世界での使用を可能とするグローバルローミング化、通信品質の向上、各種コンテンツの大容量化などに対応することを目的として、多バンド化や複数の通信システムへの対応が進められている。この結果、携帯電話機において、RF回路に使用されるデュプレクサが複数搭載されるようになっている。すなわち、使用される各バンド及び各通信システムに対応するデュプレクサが携帯電話機に搭載されるようになっている。
携帯電話機に搭載されるデュプレクサの個数が増加する一方で、携帯電話機の小型化を実現するために、複数個のデュプレクサを一体化したデュプレクサモジュールが検討されている。従来、デュプレクサモジュールについて、種々提案されている。
例えば特許文献1には、図16の概略構成図に示すように、アンテナAとローノイズアンプLNA並びにパワーアンプPAとの間にスイッチS,S',S"を介して接続され、複数の送信フィルタ及び受信フィルタを有するデュプレクサモジュールM1が開示されている。デュプレクサモジュールM1においては、送信フィルタ及び受信フィルタからなるデュプレクサを配線基板に複数搭載するのではなく、送信フィルタFT1,FT2と受信フィルタFR1,FR2とを備え、送信フィルタFT1,FT2をデュプレクサモジュールM1を構成する配線基板の一方側にまとめて搭載し、受信フィルタFR1,FR2をデュプレクサモジュールM1を構成する配線基板の他方側にまとめて搭載している。このような配置により、配線基板の配線パターンを簡略にし、デュプレクサモジュールM1を小型化できる。
一方、複数の弾性表面波フィルタの配線パターンをまとめて簡略化する技術が知られている。例えば特許文献2には、図17の概略構成図に示すように、異なる通過帯域を有する2個のバランス型フィルタ1301,1302の平衡端子1305,1306を共通化してなる弾性波装置が開示されている。図17では、バランス型フィルタ1301,1302の不平衡端子1304も共通化しているので、2つの通過帯域を有する1つのフィルタとなるが、バランス型フィルタ1301,1302の不平衡端子を共通化しない構成とすることもできる。
特表2003−517239号公報 特開2002−208832号公報
従来のデュプレクサモジュールは、一般に、複数個のデュプレクサが配線基板に搭載され、複数の送信端子と複数の受信端子とは配線基板の裏面にまとめて配置されている。デュプレクサモジュールやアンプ、スイッチなどの部品が実装される回路基板について配線パターンを簡略化するには、デュプレクサモジュールの送信端子同士を近接させて配置し、受信端子同士を近接させて配置したレイアウトにする必要がある。
しかし、配線基板にデュプレクサを複数個搭載した構成において、デュプレクサモジュールの送信端子同士を近接させて配置し、受信端子同士を近接させて配置した場合、デュプレクサが搭載される配線基板において配線パターンが長く、複雑になるため、アイソレーション特性の劣化や挿入損失の劣化が生じる。
特許文献1の送信フィルタFT1,FT2及び受信フィルタFR1,FR2は、それぞれ1つの周波数帯域を分割しているが、それぞれが別の通信システムの送信帯域及び受信帯域であると考えることもできる。このような構成を応用して、異なった周波数帯域を利用する少なくとも2つの通信システムの送信フィルタ及び受信フィルタを用意し、送信フィルタと受信フィルタとをそれぞれまとめて配線基板上に配置すると、配線基板における配線パターンが長く、複雑になるため、電気的特性が劣化する。
一方、特許文献2に開示された配線パターンをまとめて簡略化する技術は、そもそも、弾性波装置内の複数の弾性表面波フィルタの平衡端子(出力端子)を共通化することを目的とするものであり、デュプレクサモジュールが実装される回路基板の配線パターンを簡略化するために、デュプレクサモジュールの配線パターンをまとめるという技術思想は知られていなかった。また、配線パターンをまとめて簡略化する技術を用いてアイソレーションの劣化や挿入損失の劣化の生じない配線基板を形成する具体的な方法は、公知ではない。
本発明は、かかる実情に鑑み、電気的特性を劣化させることなく、送信端子同士を近接させることができ、受信端子同士を近接させることができるデュプレクサモジュールを提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成したデュプレクサモジュールを提供する。
デュプレクサモジュールは、異なった周波数帯域を利用する少なくとも2つの通信システムにおいて信号の送信及び受信のために用いられる。デュプレクサモジュールは、(a)配線基板と、(b)配線基板に搭載され、送信フィルタを含む送信フィルタユニットと、(c)配線基板に搭載され、受信フィルタを含む受信フィルタユニットとを備える。少なくとも一つの受信フィルタユニットは、周波数帯域が異なる少なくとも2つの受信フィルタを含み、当該受信フィルタの出力側が共通化され、当該受信フィルタの共通の出力端子を有する。
上記構成によれば、複数の受信フィルタを含む受信フィルタユニットにおいて、受信フィルタの出力端子が共通化されるため、配線基板の配線パターンを簡略化することができ、受信フィルタの出力端子が共通化されない場合と比べると、アイソレーション特性や挿入損失などの電気的特性面やコスト面で優位である。
好ましくは、少なくとも一つの送信フィルタユニットは、周波数帯域が異なる少なくとも2つの送信フィルタを含み、当該送信フィルタの入力側が共通化され、当該送信フィルタの共通の入力端子を有する。
上記構成によれば、複数の送信フィルタを含む送信フィルタユニットにおいて、送信フィルタの入力端子が共通化されるため、端子数を削減して配線基板の配線パターンをより簡略化することができる。また、パワーアンプとの接続において、スイッチを使用する必要がない。
また、デュプレクサモジュールは、(a)配線基板と、(b)配線基板に搭載され、送信フィルタを含む送信フィルタユニットと、(c)配線基板に搭載され、受信フィルタを含む受信フィルタユニットとを備える。少なくとも一つの送信フィルタユニットは、周波数帯域が異なる少なくとも2つの送信フィルタを含み、当該送信フィルタの入力側が共通化され、当該送信フィルタの共通の入力端子を有する。
上記構成によれば、複数の送信フィルタを含む送信フィルタユニットにおいて、送信フィルタの入力端子が共通化されるため、配線基板の配線パターンを簡略化することができ、送信フィルタの入力端子が共通化されない場合と比べると、アイソレーション特性や挿入損失などの電気的特性面やコスト面で優位である。また、パワーアンプとの接続において、スイッチを使用する必要がない。
好ましくは、配線基板は、矩形形状の互いに平行な第1及び第2の主面と、第1の側面と、該第1の側面と隣り合う第2の側面と、該第1の側面と対向する第3の側面と、該第1の側面と隣り合う第4の側面とを有する。配線基板の第1の主面には、受信フィルタユニット及び送信フィルタユニットがそれぞれ実装される複数のパッドを含む第1の導電パターンが形成されている。配線基板の第2の主面には、第1の側面に沿って形成された複数の送信端子と、第2の側面に沿って形成された複数のアンテナ端子と、第3の側面に沿って形成された複数の受信端子とを含む第2の導電パターンが形成されている。
上記構成において、第1の導電パターンは、いずれかのパッドに接続される第1の配線パターンを含んでもよい。第2の導電パターンは、いずれかの端子に接続される第2の配線パターンを含んでもよい。
上記構成によれば、配線基板の第1の主面側のパッドと第2の主面側の端子との間を接続する配線パターンを簡略化し、配線パターンをできるだけ短くして、アイソレーションを改善することができる。
好ましくは、受信フィルタユニットは、配線基板の第1の主面に、配線基板の第3の側面に近接して配置される。
この場合、受信フィルタと受信端子との間の配線パターンを短くして、アイソレーションを改善することができる。
好ましくは、送信フィルタユニットは、配線基板の第1の主面に、配線基板の第1の側面に近接して配置される。
この場合、送信フィルタと送信端子との間の配線パターンを短くして、アイソレーションを改善することができる。
好ましくは、受信フィルタユニットは出力端子を備え、配線基板の第1の主面において、第3の側面に沿って形成されたパッドに、受信フィルタユニットの出力端子が接続される。
この場合、受信フィルタと受信端子との間の配線パターンを短くして、アイソレーションを改善することができる。
好ましくは、送信フィルタユニットは入力端子を備え、配線基板の第1の主面において、第1の側面に沿って形成されたパッドに、送信フィルタユニットの入力端子が接続される。
この場合、送信フィルタと送信端子との間の配線パターンを短くして、アイソレーションを改善することができる。
本発明のデュプレクサモジュールは、配線基板の配線パターンを簡略化することができるため、電気的特性を劣化させることなく、送信端子同士を近接させることができ、受信端子同士を近接させることができる。
2つのバンドについてのデュプレクサモジュールのブロック図である。(実施例1) デュプレクサモジュールの使用状態を示すブロック図である。(実施例1) デュプレクサモジュールの配線基板の表面に部品が実装された状態を示す平面図である。(実施例1) 配線基板の表面の導電パターンを示す平面図である。(実施例1) 配線基板の裏面の導電パターンを示す透視図である。(実施例1) 配線基板を構成する導電パターンの(a)1層目の平面図、(b)2層目及び3層目の透視図、(c)4層目の透視図である。(実施例1) 2つのバンドについてのデュプレクサモジュールのブロック図である。(実施例2) デュプレクサモジュールの使用状態を示すブロック図である。(実施例2) 2つのバンドについてのデュプレクサモジュールのブロック図である。(比較例) デュプレクサモジュールの配線基板の表面に部品が実装された状態を示す平面図である。(比較例) 配線基板の表面の導電パターンを示す平面図である。(比較例) 配線基板の裏面の導電パターンを示す透視図である。(比較例) 配線基板を構成する導電パターンの(a)1層目の平面図、(b)6層目の透視図である。(比較例) 配線基板を構成する導電パターンの(a)2層目の透視図、(b)3層目の透視図である。(比較例) 配線基板を構成する導電パターンの(a)4層目の透視図、(b)5層目の透視図である。(比較例) デュプレクサモジュールの概略構成図である。(従来例1) 弾性波装置の概略構成図である。(従来例2)
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図15を参照しながら説明する。
<実施例1> 実施例1のデュプレクサモジュール10について、図1〜図6を参照しながら説明する。
実施例1のデュプレクサモジュール10は、例えばUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の4つのバンド(バンド1,2,5,8)に対応する送信フィルタ及び受信フィルタが搭載されており、携帯電話機に用いられる。
UMTSのバンド1は、送信帯(Tx帯)が1920MHz〜1980MHz、受信帯(Rx帯)が2110MHz〜2170MHzである。バンド2は、Tx帯が1850MHz〜1910MHz、Rx帯が1930MHz〜1990MHzである。バンド5は、Tx帯が824MHz〜849MHz、Rx帯が869MHz〜894MHzである。バンド8は、Tx帯が880MHz〜915MHz、Rx帯が925MHz〜960MHzである。
バンド1とバンド2に対応する送信フィルタ及び受信フィルタと、バンド5とバンド8に対応する送信フィルタ及び受信フィルタは、それぞれ、図1のブロック図に示すように構成されている。
すなわち、図1において2つのバンドを、バンド1又はバンド5に対応するバンドAと、バンド2又はバンド8に対応するバンドBとする。鎖線で示した配線基板12には、バンドA及びバンドBの受信フィルタユニット(バンド1及びバンド2のデュアル受信フィルタ16、バンド5及びバンド8のデュアル受信フィルタ17)と、バンドA及びバンドBの送信フィルタユニット(バンド1及びバンド2のデュアル送信フィルタ14、バンド5及びバンド8のデュアル送信フィルタ15)と、バンドA及びバンドBのそれぞれについてのマッチング回路(バンド1のマッチング回路14a及びバンド2のマッチング回路14b、バンド5のマッチング回路15a及びバンド8のマッチング回路15b)とが搭載される。
受信フィルタユニットである、デュアル受信フィルタ16,17は、周波数が異なるバンドAの受信フィルタとバンドBの受信フィルタとから構成され、2つの不平衡入力−1つの平衡出力となるデュアル受信フィルタである。すなわち、バンドA及びバンドBの受信フィルタは平衡−不平衡変換機能を有するフィルタであり、デュアル受信フィルタ16,17は、バンドAの受信フィルタの平衡出力端子とバンドBの受信フィルタの平衡出力端子とが共通化されている。図1に示すように、デュアル受信フィルタ16,17は、バンドAのマッチング回路14a,15aに接続された不平衡入力端子と、バンドBのマッチング回路14b,15bに接続された不平衡入力端子と、バンドA及びバンドBについて共通化された1組の平衡出力端子とを有する。
送信フィルタユニットである、デュアル送信フィルタ14,15は、バンドA、バンドBのそれぞれについて、不平衡入出力の送信フィルタ14s,14t;15s,15t(バンド1の送信フィルタ14s及びバンド2の送信フィルタ14t、バンド5の送信フィルタ15s及びバンド8の送信フィルタ15t)を含み、2つの不平衡入力−2つの不平衡出力のデュアル送信フィルタである。図1に示すように、デュアル送信フィルタ14,15は、バンドAのマッチング回路14a,15aに接続された不平衡出力端子と、バンドBのマッチング回路14b,15bに接続された不平衡出力端子と、バンドAの不平衡入力端子と、バンドBの不平衡入力端子とを有する。
実施例1のデュプレクサモジュール10は、バンド1,2,5,8に対応しているため、バンド1及びバンド2のデュアル受信フィルタ16、バンド1及びバンド2のデュアル送信フィルタ14、バンド1のマッチング回路14a、バンド2のマッチング回路14b、バンド5及びバンド8のデュアル受信フィルタ17、バンド5及びバンド8のデュアル送信フィルタ15、バンド5のマッチング回路15a、バンド8のマッチング回路15bが配線基板12に搭載され、バンド1のアンテナ端子Ant_A、バンド2のアンテナ端子Ant_B、バンド1の送信端子Tx_A、バンド2の送信端子Tx_B、バンド1及びバンド2の共通化された受信端子Rx_A&Rx_B、バンド5のアンテナ端子Ant_A、バンド8のアンテナ端子Ant_B、バンド5の送信端子Tx_A、バンド8の送信端子Tx_B、バンド5及びバンド8の共通化された受信端子Rx_A&Rx_Bを有することになる。
デュアル受信フィルタ16,17の受信フィルタやデュアル送信フィルタ14,15の送信フィルタは、弾性表面波フィルタ、弾性境界波フィルタ、バルク波共振子フィルタ等で形成する。弾性表面波フィルタ又は弾性境界波フィルタで受信フィルタ及び送信フィルタを形成した場合、デュアル受信フィルタ16,17におけるバンドAの受信フィルタとバンドBの受信フィルタとを1つの圧電基板を用いて形成してもよい。また、デュアル送信フィルタ14,15におけるバンドAの送信フィルタとバンドBの送信フィルタも同様に1つの圧電基板を用いて形成してもよい。
マッチング回路は、デュアル受信フィルタ16,17及びデュアル送信フィルタ14,15のアンテナ端子Ant_A,Ant_B側だけでなく、送信端子Tx_A,Tx_B及び受信端子Rx_A&Rx_B側にも設けてもよい。
図2は、実施例1のデュプレクサモジュール10の使用状態を示すブロック図である。図2に示すように、デュプレクサモジュール10は、バンド1,2,5,8に対応する4つのアンテナ端子がスイッチ回路4を介してアンテナ2と接続されている。また、デュプレクサモジュール10は、4つの受信端子がRFIC6のRx端子に接続されている。ここで、デュプレクサモジュール10の4つの受信端子は、バンド1及びバンド2の受信フィルタの共通化された1組の平衡出力端子と、バンド5及びバンド8の受信フィルタの共通化された1組の平衡出力端子である。更に、デュプレクサモジュール10は、バンド1,2,5,8に対応する4つの送信端子がパワーアンプモジュール8を介してRFIC6のTx端子に接続されている。ここで、デュプレクサモジュール10の4つの送信端子は、バンド1,2,5,8のそれぞれの送信フィルタに対応する不平衡入力端子である。パワーアンプモジュール8内には、パワーアンプの数を削減するため、パワーアンプとデュプレクサモジュール10の送信端子との間に接続されるSPDT(Single Pole Double Throw;単極双投)スイッチ9を備えている。
デュプレクサモジュール10の複数の受信端子と複数の送信端子とを、それぞれ近接してまとめて配置すると、デュプレクサモジュール10やRFIC6等が搭載される回路基板の配線パターンを簡略化したり、回路基板を小型化することができる。
図3は、実施例1のデュプレクサモジュール10の配線基板12の表面12aに部品が実装された状態を示す平面図である。また、図4は配線基板12の表面12aの平面図、図5は配線基板12の裏面12bの透視図である。
図3〜図5に示すように、配線基板12は、矩形形状の互いに平行な第1及び第2の主面である表面12a及び裏面12bと、4つの第1乃至第4の側面12p,12q,12r,12sとを有する。
図3に示すように、配線基板12の表面12aには、バンド1及びバンド2のデュアル送信フィルタ14と、バンド5及びバンド8のデュアル送信フィルタ15と、バンド1及びバンド2のデュアル受信フィルタ16と、バンド5及びバンド8のデュアル受信フィルタ17と、マッチング回路を構成するチップ部品(積層チップコンデンサ又はインダクタ)14a,14b,15a,15b,16a〜16c,17a〜17cとが実装される。
デュアル送信フィルタ14,15は、配線基板12の表面12aに、配線基板12の第1の側面12pに近接して配置される。また、デュアル受信フィルタ16,17は、配線基板12の表面12aに、配線基板12の第3の側面12rに近接して配置される。
図4に示すように、配線基板12の表面12aには、第1の導電パターンが形成されている。図4中の破線は、配線基板12の表面12aに実装されるデュアル送信フィルタ14,15、デュアル受信フィルタ16,17、チップ部品14a,14b,15a,15b,16a〜16c,17a〜17cのそれぞれの端子部分を示す。図4に示すように、配線基板12の表面12aに形成される第1の導電パターンとして、破線が重なっている部分に、デュアル送信フィルタ14,15、デュアル受信フィルタ16,17、チップ部品14a,14b,15a,15b,16a〜16c,17a〜17cと接続されるパッド21t',22t',25t',28t';21a',22a',25a',28a';20p',20q',24p',24q'などが形成され、さらに、これらのパッドに接続された第1の配線パターンが形成されている。
デュアル送信フィルタ14は、バンド1の送信フィルタ14sに対応する不平衡入力端子と、バンド2の送信フィルタ14tに対応する不平衡入力端子とを備えている。また、デュアル送信フィルタ15は、バンド5の送信フィルタ15sに対応する不平衡入力端子と、バンド8の送信フィルタ15tに対応する不平衡入力端子とを備えている。
パッド21t',22t',25t',28t'は、配線基板12の表面12aに、第1の側面12pに沿って形成されている。デュアル送信フィルタ14における、バンド1の送信フィルタ14sに対応する不平衡入力端子はパッド21t'に接続され、バンド2の送信フィルタ14tに対応する不平衡入力端子はパッド22t'に接続されている。また、デュアル送信フィルタ15における、バンド5の送信フィルタ15sに対応する不平衡入力端子はパッド25t'に接続され、バンド8の送信フィルタ15tに対応する不平衡入力端子はパッド28t'に接続されている。
デュアル受信フィルタ16は、バンド1及びバンド2の受信フィルタの共通化された1組の平衡出力端子を備えている。また、デュアル受信フィルタ17は、バンド5及びバンド8の受信フィルタの共通化された1組の平衡出力端子を備えている。
パッド20p',20q',24p',24q'は、配線基板12の表面12aに、第3の側面12rに沿って形成されている。デュアル受信フィルタ16における、バンド1及びバンド2の受信フィルタの共通化された1組の平衡出力端子の一方はパッド20p'に接続され、他方は20q'に接続されている。また、デュアル受信フィルタ17における、バンド5及びバンド8の受信フィルタの共通化された1組の平衡出力端子の一方はパッド24p'に接続され、他方は24q'に接続されている。
デュアル送信フィルタ14は、バンド1の送信フィルタ14sに対応する不平衡出力端子と、バンド2の送信フィルタ14tに対応する不平衡出力端子とを備えている。デュアル受信フィルタ16は、バンド1の受信フィルタに対応する不平衡入力端子と、バンド2の受信フィルタに対応する不平衡入力端子とを備えている。
デュアル送信フィルタ14のバンド1の送信フィルタ14sに対応する不平衡出力端子と、デュアル受信フィルタ16のバンド1の受信フィルタに対応する不平衡入力端子とは、パッド21a'に接続されている。デュアル送信フィルタ14のバンド2の送信フィルタ14tに対応する不平衡出力端子と、デュアル受信フィルタ16のバンド2の受信フィルタに対応する不平衡入力端子とは、パッド22a'に接続されている。
デュアル送信フィルタ15は、バンド5の送信フィルタ15sに対応する不平衡出力端子と、バンド8の送信フィルタ15tに対応する不平衡出力端子とを備えている。デュアル受信フィルタ17は、バンド5の受信フィルタに対応する不平衡入力端子と、バンド8の受信フィルタに対応する不平衡入力端子とを備えている。
デュアル送信フィルタ15のバンド5の送信フィルタ15sに対応する不平衡出力端子と、デュアル受信フィルタ17のバンド5の受信フィルタに対応する不平衡入力端子とは、パッド25a'に接続されている。デュアル送信フィルタ15のバンド8の送信フィルタ15tに対応する不平衡出力端子と、デュアル受信フィルタ17のバンド8の受信フィルタに対応する不平衡入力端子とは、パッド28a'に接続されている。
図5に示すように、配線基板12の裏面12bには、第2の導電パターンが形成されている。すなわち、配線基板12の第1の側面12pに沿って、バンド1の送信端子21tと、バンド2の送信端子22tと、バンド5の送信端子25tと、バンド8の送信端子28tとが形成されている。配線基板12の第2の側面12qに沿って、バンド1のアンテナ端子21aと、バンド2のアンテナ端子22aと、バンド5のアンテナ端子25aと、バンド8のアンテナ端子28aとが形成されている。配線基板12の第3の側面12rに沿って、バンド1及びバンド2の共通の平衡出力端子である受信端子20p,20qと、バンド5及びバンド8の共通の平衡出力端子である受信端子24p,24qとが形成されている。さらに、アンテナ端子22a,25a,28aに接続された第2の配線パターンと、シールドパターン14a,14bとが形成されている。そして、バンド1の送信端子21tとバンド2の送信端子22tとの間、バンド5の送信端子25tとバンド8の送信端子28tとの間には、それぞれ接地端子が形成されている。
バンド1の送信端子21tが、図1のバンド1の送信端子Tx_Aに相当する。バンド2の送信端子22tが、図1のバンド2の送信端子Tx_Bに相当する。バンド5の送信端子25tが、図1のバンド5の送信端子Tx_Aに相当する。バンド8の送信端子28tが、図1のバンド8の送信端子Tx_Bに相当する。
バンド1のアンテナ端子21aが、図1のバンド1のアンテナ端子Ant_Aに相当する。バンド2のアンテナ端子22aが、図1のバンド2のアンテナ端子Ant_Bに相当する。バンド5のアンテナ端子25aが、図1のバンド5のアンテナ端子Ant_Aに相当する。バンド8のアンテナ端子28aが、図1のバンド8のアンテナ端子Ant_Bに相当する。
バンド1及びバンド2の共通の平衡出力端子である受信端子20p,20qが、図1のバンド1及びバンド2の共通化された受信端子Rx_A&Rx_Bに相当する。バンド5及びバンド8の共通の平衡出力端子である受信端子24p,24qが、図1のバンド5及びバンド8の共通化された受信端子Rx_A&Rx_Bに相当する。
図4中の黒い円(●)は、配線基板12内において配線基板12の表面12a及び裏面12bに対して垂直に延在し、配線基板12の表面12aの第1の導電パターンと裏面12bの第2の導電パターンとを電気的に接続する貫通導体の位置を示している。
図6に示すように、配線基板12は、樹脂やセラミックからなる3層の誘電体層に4層の導電パターン11a〜11dを積層することにより作製される。図6(a)は1層目の導電パターン11aの平面図であり、図4に対応する。すなわち、1層目の導電パターン11aが第1の導電パターンである。図6(b)は、2層目及び3層目の導電パターン11b,11cの透視図である。2層目の導電パターン11bと3層目の導電パターン11cとは同じ形状を有している。図6(c)は4層目の導電パターン11dの透視図であり、図5に対応する。すなわち、4層目の導電パターン11dが第2の導電パターンである。図6中の黒い円(●)は、貫通導体の位置を示す。図6(a)中の黒い円(●)は、図4中の黒い円(●)と同じく、配線基板12内において配線基板12の表面12a及び裏面12bに対して垂直に延在し、配線基板12の表面12aの第1の導電パターン(導電パターン11a)と裏面12bの第2の導電パターン(導電パターン11d)とを電気的に接続する貫通導体の位置を示している。図6(b)中の黒い円(●)は、導電パターン11bと導電パターン11aとを電気的に接続する貫通導体、導電パターン11cと導電パターン11bとを電気的に接続する貫通導体のそれぞれの位置を示している。図6(c)中の黒い円(●)は、導電パターン11dと導電パターン11cとを電気的に接続する貫通導体の位置を示している。
図6に示すように、デュアル送信フィルタ14,15、デュアル受信フィルタ16,17、チップ部品14a,14b,15a,15b,16a〜16c,17a〜17cが実装されるパッドを含む第1の導電パターンが形成された1層目の導電パターン11aと、回路基板にデュプレクサモジュール10を実装するための端子を含む第2の導電パターンが形成された4層目の導電パターン11dとの間に挟まれる2層目及び3層目の導電パターン11b,11cには、貫通導体から離れて、シールドパターン13が形成されている。シールドパターン13は、配線基板12内において、配線基板12の表面12a及び裏面12bと平行に延在する。
図4において、配線基板12の表面12a側のパッドのうち、図5に示された配線基板12の裏面12b側の端子に電気的に接続されているパッドは、そのパッドが電気的に接続されている端子の符号にスラッシュ(')を付した符号で示されている。
図4〜図6から分かるように、送信端子21t,22t,25t,28tとパッド21t',22t',25t',28t'とは、配線パターンを引き回すことなく、貫通導体を介して電気的に接続されている。アンテナ端子21a,22a,25a,28aとパッド21a',22a',25a',28a'とを接続する配線パターンは、配線基板12の表面12a及び裏面12bで引き回されている。受信端子20p,20q,24p,24qとパッド20p',20q',24p',24q'とを接続する配線パターンは、配線基板12の表面12aで引き回されている。
配線基板12の内部には、配線基板12の表面12aのパッドと裏面12bの端子とを接続する配線パターンが引き回されていないため、配線基板12の構造が単純化されている。そのため、デュプレクサモジュール10は、配線パターンによる導体損失が少なくなり、通過特性が良くなる。また、配線パターン同士の結合が生じにくくなり、アイソレーション特性が良くなる。
さらに、後述する比較例のように各バンドごとのデュプレクサを配線基板に搭載した一般的なデュプレクサモジュールの構成と比べると、配線基板の層数が少なくなるため、低背、低コストとすることができる。
<実施例2> 実施例2のデュプレクサモジュール10xについて、図7及び図8を参照しながら説明する。
実施例2のデュプレクサモジュール10xは、実施例1のデュプレクサモジュール10と略同様に構成される。以下では、実施例1と同じ構成部分には同じ符号を用い、実施例1との相違点を中心に説明する。
実施例2のデュプレクサモジュール10xは、実施例1のデュプレクサモジュール10と同じく、UMTSの4つのバンド(バンド1,2,5,8)の送信フィルタ及び受信フィルタが搭載される。
デュプレクサモジュール10xにおいて、バンド1とバンド2に対応する送信フィルタ及び受信フィルタと、バンド5とバンド8に対応する送信フィルタ及び受信フィルタは、それぞれ、図7のブロック図に示すように構成されている。図7において、バンド1又はバンド5がバンドAに対応し、バンド2又はバンド8がバンドBに対応する。
図7に示すように、鎖線で示した配線基板12には、実施例1と同様に、バンドA及びバンドBの受信フィルタユニット(バンド1及びバンド2のデュアル受信フィルタ16、バンド5及びバンド8のデュアル受信フィルタ17)と、バンドA及びバンドBの送信フィルタユニット(バンド1及びバンド2のデュアル送信フィルタ14x、バンド5及びバンド8のデュアル送信フィルタ15x)と、バンドA及びバンドBのそれぞれについてのマッチング回路(バンド1のマッチング回路14y及びバンド2のマッチング回路14z、バンド5のマッチング回路15y及びバンド8のマッチング回路15z)とが搭載される。
図8は、実施例2のデュプレクサモジュール10xの使用状態を示すブロック図である。図8のブロック図に示すように、デュプレクサモジュール10xは、実施例1と同様に、バンド1,2,5,8に対応する4つのアンテナ端子がスイッチ回路4を介してアンテナ2と接続されており、4つの受信端子がRFIC6のRx端子に接続されている。ここで、デュプレクサモジュール10xの4つの受信端子は、バンド1及びバンド2の受信フィルタの共通化された1組の平衡出力端子と、バンド5及びバンド8の受信フィルタの共通化された1組の平衡端出力子である。更に、デュプレクサモジュール10xは、2つの送信端子がパワーアンプモジュール8xを介してRFIC6のTx端子に接続されている。ここで、デュプレクサモジュール10xの2つの送信端子は、バンド1及びバンド2の送信フィルタの共通化された不平衡入力端子と、バンド5及びバンド8の送信フィルタの共通化された不平衡入力端子である。
実施例1と同様に、受信フィルタユニットである、デュアル受信フィルタ16,17は、周波数が異なるバンドAの受信フィルタとバンドBの受信フィルタとから構成され、2つの不平衡入力−1つの平衡出力となるデュアル受信フィルタである。すなわち、デュアル受信フィルタ16,17は、バンドAの受信フィルタの平衡出力端子とバンドBの受信フィルタの平衡出力端子とが共通化されている。バンドA及びバンドBの受信フィルタは平衡−不平衡変換機能を有するフィルタである。図7に示すように、デュアル受信フィルタ16,17は、バンドAのマッチング回路14a,15aに接続された不平衡入力端子と、バンドBのマッチング回路14b,15bに接続された不平衡入力端子と、バンドA及びバンドBについて共通化された1組の平衡出力端子とを有する。
一方、送信フィルタユニットである、デュアル送信フィルタ14x,15xは、周波数が異なるバンドAの送信フィルタとバンドBの送信フィルタから構成され、1つの不平衡入力−2つの不平衡出力となるデュアル送信フィルタである。デュアル送信フィルタ14x,15xは、バンドAの送信フィルタの不平衡入力端子とバンドBの送信フィルタの不平衡入力端子とが共通化されており、実施例1のデュアル送信フィルタ14,15と異なる。すなわち、図7に示すように、デュアル送信フィルタ14x,15xは、バンドAのマッチング回路14y,15yに接続された不平衡出力端子と、バンドBのマッチング回路14z,15zに接続された不平衡出力端子と、バンドA及びバンドBについて共通化された不平衡入力端子とを有する。
実施例2のデュプレクサモジュール10xは、バンド1,2,5,8に対応しているため、バンド1及びバンド2のデュアル受信フィルタ16、バンド1及びバンド2のデュアル送信フィルタ14x、バンド1のマッチング回路14y、バンド2のマッチング回路14z、バンド5及びバンド8のデュアル受信フィルタ17、バンド5及びバンド8のデュアル送信フィルタ15x、バンド5のマッチング回路15y、バンド8のマッチング回路15zが配線基板12に搭載され、バンド1のアンテナ端子Ant_A、バンド2のアンテナ端子Ant_B、バンド1及びバンド2の共通化された送信端子Tx_A&Tx_B、バンド1及びバンド2の共通化された受信端子Rx_A&Rx_B、バンド5のアンテナ端子Ant_A、バンド8のアンテナ端子Ant_B、バンド5及びバンド8の共通化された送信端子Tx_A&Tx_B、バンド5及びバンド8の共通化された受信端子Rx_A&Rx_Bを有することになる。
バンドAの送信フィルタの入力端子とバンドBの送信フィルタの入力端子とを共通化することにより、複数の送信フィルタを含む送信フィルタユニットの端子数を削減して、配線基板の配線パターンをより簡略化することができる。また、送信フィルタユニットの入力端子側にマッチング回路を接続する場合、マッチング回路を共用できるので、マッチング回路を構成するチップ部品の数を半分に減らすことができる。さらに、パワーアンプモジュール8x内のパワーアンプとデュプレクサモジュール10xとの間に送信フィルタを切り替えるために設けられるSPDT(Single Pole Double Throw;単極双投)スイッチが不要になる。
なお、実施例2では、受信フィルタユニットであるデュアル受信フィルタ16,17において、バンドAの受信フィルタの平衡出力端子とバンドBの受信フィルタの平衡出力端子とが共通化されていると共に、送信フィルタユニットであるデュアル送信フィルタ14x,15xにおいて、バンドAの送信フィルタの不平衡入力端子とバンドBの送信フィルタの不平衡入力端子とが共通化されている構成であるが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。
例えば、受信フィルタユニットであるデュアル受信フィルタにおいて、バンドAの受信フィルタの平衡出力端子とバンドBの受信フィルタの平衡出力端子は共通化されていない一方で、送信フィルタユニットであるデュアル送信フィルタにおいて、バンドAの送信フィルタの不平衡入力端子とバンドBの送信フィルタの不平衡入力端子とが共通化されているような構成であってもよい。
上記構成によれば、複数の送信フィルタを含む送信フィルタユニットにおいて、送信フィルタの入力端子が共通化されるため、配線基板の配線パターンを簡略化することができ、送信フィルタの入力端子が共通化されない場合と比べると、アイソレーション特性や挿入損失などの電気的特性面やコスト面で優位である。また、パワーアンプとの接続において、スイッチを使用する必要がない。
<比較例> 比較例1のデュプレクサモジュールについて、図9〜図15を参照しながら説明する。
比較例1のデュプレクサモジュールは、実施例1及び実施例2と同様に、UMTSの4つのバンド(バンド1,2,5,8)に対応している。比較例1のデュプレクサモジュールは、バンド1,2,5,8のそれぞれに対応する4つのデュプレクサが搭載されており、バンド1に対応するデュプレクサ及びバンド2に対応するデュプレクサ、バンド5に対応するデュプレクサ及びバンド8に対応するデュプレクサについて、それぞれ、図9のブロック図に示すように構成されている。
すなわち、バンドAはバンド1又はバンド5に対応し、バンドBはバンド2又はバンド8に対応する。鎖線で示した配線基板52には、バンドAの送信フィルタ及び受信フィルタを含むデュプレクサ(バンド1のデュプレクサ54、バンド5のデュプレクサ55)と、バンドBの送信フィルタ及び受信フィルタを含むデュプレクサ(バンド2のデュプレクサ56、バンド8のデュプレクサ57)とが搭載される。図9に示すように、デュプレクサはいずれも、不平衡入出力の送信フィルタと、不平衡入力−平衡出力であり平衡−不平衡変換機能を有する受信フィルタとを含む。
比較例1のデュプレクサモジュールは、バンド1,2,5,8に対応しているため、バンド1のデュプレクサ54、バンド2のデュプレクサ56、バンド5のデュプレクサ55、バンド8のデュプレクサ57が配線基板52に搭載され、バンド1のアンテナ端子Ant_A、バンド2のアンテナ端子Ant_B、バンド1の送信端子Tx_A、バンド2の送信端子Tx_B、バンド1の受信端子Rx_A、バンド2の受信端子Rx_B、バンド5のアンテナ端子Ant_A、バンド8のアンテナ端子Ant_B、バンド5の送信端子Tx_A、バンド8の送信端子Tx_B、バンド5の受信端子Rx_A、バンド8の受信端子Rx_Bを有することになる。
比較例のデュプレクサモジュールは、バンド1,2,5,8に対応する4つのアンテナ端子がスイッチ回路4を介してアンテナ2と接続されている。また、比較例のデュプレクサモジュールは、8つの受信端子がRFIC6のRx端子に接続されている。ここで、比較例のデュプレクサモジュールの8つの受信端子は、バンド1,2,5,8の受信フィルタのそれぞれに対応する各1組の平衡出力端子である。更に、比較例のデュプレクサモジュールは、バンド1,2,5,8のそれぞれに対応する4つの送信端子がパワーアンプモジュール8を介してRFIC6のTx端子に接続されている。ここで、比較例のデュプレクサモジュールの4つの送信端子は、バンド1,2,5,8の送信フィルタのそれぞれに対応する不平衡入力端子である。
図10は、比較例のデュプレクサモジュールの配線基板52の表面52aに部品が実装された状態を示す平面図である。また、図11は配線基板52の表面52aの平面図、図12は配線基板52の裏面52bの透視図である。
図10に示すように、配線基板52の表面52aには、バンド1のデュプレクサ54と、バンド5のデュプレクサ55と、バンド2のデュプレクサ56と、バンド8のデュプレクサ57と、マッチング回路を構成するチップ部品(積層チップコンデンサ又はインダクタ)70a,70b,70c,70d,70e,70f,70g,70h,70i,70j,70k,70l,70m,70n,70o,70pとが実装される。
図11に示すように、配線基板52の表面52aには、導電パターンが形成されている。図11中の破線は、配線基板52の表面52aに実装されるデュプレクサ54〜57のそれぞれの端子部分を示す。図11に示すように、配線基板52の表面52aに形成される導電パターンとして、破線が重なっている部分においてデュプレクサ54〜57と接続されるパッド61t',62t',65t',68t';61a',62a',65a',68a';61p',62p',65p',68p';61q',62q',65q',68q'などの複数のパッドが形成され、他にも、一点破線が重なっている部分においてチップ部品70a〜70dと接続されるパッドやチップ部品70e〜70pと接続されるパッドが形成されている。さらに、これらのパッドに接続された配線パターンが形成されている。
デュプレクサ54は、バンド1の送信フィルタに対応する不平衡入力端子及び不平衡出力端子、バンド1の受信フィルタに対応する不平衡入力端子及び平衡出力端子を備えている。デュプレクサ54のバンド1の送信フィルタに対応する不平衡入力端子はパッド61t'に接続されている。デュプレクサ54のバンド1の受信フィルタに対応する平衡出力端子の一方はパッド61p'に接続され、他方は61q'に接続されている。デュプレクサ54のバンド1の送信フィルタに対応する不平衡出力端子と、バンド1の受信フィルタに対応する不平衡入力端子とはパッド61a'に接続されている。
デュプレクサ55は、バンド5の送信フィルタに対応する不平衡入力端子及び不平衡出力端子、バンド5の受信フィルタに対応する不平衡入力端子及び平衡出力端子を備えている。デュプレクサ55のバンド5の送信フィルタに対応する不平衡入力端子はパッド65t'に接続されている。デュプレクサ55のバンド5の受信フィルタに対応する平衡出力端子の一方はパッド65p'に接続され、他方は65q'に接続されている。デュプレクサ55のバンド5の送信フィルタに対応する不平衡出力端子と、バンド5の受信フィルタに対応する不平衡入力端子とはパッド65a'に接続されている。
デュプレクサ56は、バンド2の送信フィルタに対応する不平衡入力端子及び不平衡出力端子、バンド2の受信フィルタに対応する不平衡入力端子及び平衡出力端子を備えている。デュプレクサ56のバンド2の送信フィルタに対応する不平衡入力端子はパッド62t'に接続されている。デュプレクサ56のバンド2の受信フィルタに対応する平衡出力端子の一方はパッド62p'に接続され、他方は62q'に接続されている。デュプレクサ56のバンド2の送信フィルタに対応する不平衡出力端子と、バンド2の受信フィルタに対応する不平衡入力端子とはパッド62a'に接続されている。
デュプレクサ57は、バンド8の送信フィルタに対応する不平衡入力端子及び不平衡出力端子、バンド8の受信フィルタに対応する不平衡入力端子及び平衡出力端子を備えている。デュプレクサ57のバンド8の送信フィルタに対応する不平衡入力端子はパッド68t'に接続されている。デュプレクサ57のバンド8の受信フィルタに対応する平衡出力端子の一方はパッド68p'に接続され、他方は68q'に接続されている。デュプレクサ57のバンド8の送信フィルタに対応する不平衡出力端子と、バンド8の受信フィルタに対応する不平衡入力端子とはパッド68a'に接続されている。
図12に示すように、配線基板52は、矩形形状の互いに平行な第1及び第2の主面である表面52a及び裏面52bと、4つの第1乃至第4の側面52p,52q,52r,52sとを有し、配線基板52の裏面52bには、導電パターンが形成されている。すなわち、配線基板52の第1の側面52pに沿って、バンド2の送信端子62tと、バンド1の送信端子61tと、バンド8の送信端子68tと、バンド5の送信端子65tとが形成されている。配線基板52の第2の側面52qに沿って、バンド1のアンテナ端子61aと、バンド5のアンテナ端子65aと、バンド8のアンテナ端子68aと、バンド2のアンテナ端子62aとが形成されている。配線基板52の第3の側面52rに沿って、バンド2の受信端子62p,62qと、バンド1の受信端子61p,61qと、バンド8の受信端子68p,68qと、バンド5の受信端子65p,65qとが形成されている。さらに、シールドパターン64が形成されている。
バンド1の送信端子61tが、図9のバンド1の送信端子Tx_Aに相当する。バンド2の送信端子62tが、図9のバンド2の送信端子Tx_Bに相当する。バンド5の送信端子65tが、図9のバンド5の送信端子Tx_Aに相当する。バンド8の送信端子68tが、図9のバンド8の送信端子Tx_Bに相当する。
バンド1のアンテナ端子61aが、図9のバンド1のアンテナ端子Ant_Aに相当する。バンド2のアンテナ端子62aが、図9のバンド2のアンテナ端子Ant_Bに相当する。バンド5のアンテナ端子65aが、図9のバンド5のアンテナ端子Ant_Aに相当する。バンド8のアンテナ端子68aが、図9のバンド8のアンテナ端子Ant_Bに相当する。
バンド1の平衡出力端子である受信端子61p,61qが、図9のバンド1の受信端子Rx_A,Rx_Bに相当する。バンド2の平衡出力端子である受信端子62p,62qが、図9のバンド2の受信端子Rx_A,Rx_Bに相当する。バンド5の平衡出力端子である受信端子65p,65qが、図9のバンド5の受信端子Rx_A,Rx_Bに相当する。バンド8の平衡出力端子である受信端子68p,68qが、図9のバンド8の受信端子Rx_A,Rx_Bに相当する。
図11において、配線基板52の表面52a側のパッドのうち、図12に示された配線基板52の裏面52b側の端子に電気的に接続されているパッドは、そのパッドが電気的に接続されている端子の符号にスラッシュ(')を付した符号で示されている。
配線基板52は、図13〜図15に示すように、樹脂やセラミックからなる5層の誘電体層に6層の導電パターン51a〜51fを積層することにより作製される。図13(a)は、1層目の導電パターン51aの平面図であり、図11に対応する。図13(b)は、6層目の導電パターン51fの透視図であり、図12に対応する。図14(a)は2層目の導電パターン51bの透視図、図14(b)は3層目の導電パターン51cの透視図である。図15(a)は4層目の導電パターン51dの透視図、図15(b)は5層目の導電パターン51eの透視図である。図13〜図15中の黒い円(●)は、配線基板52内において導電パターン間を電気的に接続する貫通導体を示す。図13(b)中の黒い円(●)は、導電パターン51fと導電パターン51eとを電気的に接続する貫通導体の位置を示している。図14(a)中の黒い円(●)は、導電パターン51bと導電パターン51aとを電気的に接続する貫通導体の位置を示している。図14(b)中の黒い円(●)は、導電パターン51cと導電パターン51bとを電気的に接続する貫通導体の位置を示している。図15(a)中の黒い円(●)は、導電パターン51dと導電パターン51cとを電気的に接続する貫通導体の位置を示している。図15(b)中の黒い円(●)は、導電パターン51eと導電パターン51dとを電気的に接続する貫通導体の位置を示している。なお、図11及び図12においては、貫通導体の図示を省略している。
図13〜図15において、バンド1に対応するパッドと端子との間を接続する導電パターンに斜線を付している。
比較例のデュプレクサモジュールの配線基板52の内部に形成される導電パターンは、シールドパターン63,63a,63b以外に、図14(b)及び図15(b)に示すように、配線パターンを含んでいる。比較例のデュプレクサモジュールのように、配線基板52の内部において配線パターンが引き回されると、配線パターンが長くなり、抵抗損が生じる。また、配線パターンが複雑になり、引き回された配線パターン同士が結合し、ポート間で容量結合が発生する。そのため、挿入損失の劣化やアイソレーションの劣化が生じる。また、配線基板52の構造が複雑となるため、誘電体層の層数を減らして低背化、コスト低減を図ることが難しい。
<まとめ> 以上に説明した実施例1、2のデュプレクサモジュール10,10xは、送信端子同士を近接させて配置することができ、受信端子同士を近接させて配置することができる。また、複数の受信フィルタを含む受信フィルタユニットの複数の出力端子を共通化することで、配線基板の配線パターンを簡略化することができるため、電気的特性を劣化させることがない。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々変更を加えて実施することが可能である。
10,10x デュプレクサモジュール
12 配線基板
14,14x デュアル送信フィルタ(送信フィルタユニット)
14a,14b,14y,14z マッチング回路
14s,14t 送信フィルタ
15,15x デュアル送信フィルタ(送信フィルタユニット)
15a,15b,15y,15z マッチング回路
15s,15t 送信フィルタ
16,17 デュアル受信フィルタ(受信フィルタユニット)
20p,20q,24p,24q 受信端子
21a,22a,25a,28a アンテナ端子
21t,22t,25t,28t 送信端子

Claims (8)

  1. 異なった周波数帯域を利用する少なくとも2つの通信システムにおいて信号の送信及び受信のために用いられるデュプレクサモジュールであって、
    配線基板と、
    前記配線基板に搭載され、送信フィルタを含む送信フィルタユニットと、
    前記配線基板に搭載され、受信フィルタを含む受信フィルタユニットと、
    を備え、
    少なくとも一つの前記受信フィルタユニットは、周波数帯域が異なる少なくとも2つの前記受信フィルタを含み、当該受信フィルタの出力側が共通化され、当該受信フィルタの共通の出力端子を有することを特徴とする、デュプレクサモジュール。
  2. 少なくとも一つの前記送信フィルタユニットは、周波数帯域が異なる少なくとも2つの前記送信フィルタを含み、当該送信フィルタの入力側が共通化され、当該送信フィルタの共通の入力端子を有することを特徴とする、請求項1に記載のデュプレクサモジュール。
  3. 異なった周波数帯域を利用する少なくとも2つの通信システムにおいて信号の送信及び受信のために用いられるデュプレクサモジュールであって、
    配線基板と、
    前記配線基板に搭載され、送信フィルタを含む送信フィルタユニットと、
    前記配線基板に搭載され、受信フィルタを含む受信フィルタユニットと、
    を備え、
    少なくとも一つの前記送信フィルタユニットは、周波数帯域が異なる少なくとも2つの前記送信フィルタを含み、当該送信フィルタの入力側が共通化され、当該送信フィルタの共通の入力端子を有することを特徴とする、デュプレクサモジュール。
  4. 前記配線基板は、矩形形状の互いに平行な第1及び第2の主面と、第1の側面と、該第1の側面と隣り合う第2の側面と、該第1の側面と対向する第3の側面と、該第1の側面と隣り合う第4の側面とを有し、
    前記配線基板の前記第1の主面には、
    前記受信フィルタユニット及び前記送信フィルタユニットがそれぞれ実装される複数のパッドを含む第1の導電パターンが形成され、
    前記配線基板の前記第2の主面には、
    前記第1の側面に沿って形成された複数の送信端子と、
    前記第2の側面に沿って形成された複数のアンテナ端子と、
    前記第3の側面に沿って形成された複数の受信端子と、
    を含む第2の導電パターンが形成されていることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一つに記載のデュプレクサモジュール。
  5. 前記受信フィルタユニットは、前記配線基板の前記第1の主面に、前記配線基板の前記第3の側面に近接して配置されることを特徴とする、請求項4に記載のデュプレクサモジュール。
  6. 前記送信フィルタユニットは、前記配線基板の前記第1の主面に、前記配線基板の前記第1の側面に近接して配置されることを特徴とする、請求項4又は5に記載のデュプレクサモジュール。
  7. 前記受信フィルタユニットは出力端子を備え、前記配線基板の前記第1の主面において、前記第3の側面に沿って形成されたパッドに、前記受信フィルタユニットの出力端子が接続されることを特徴とする、請求項4乃至6のいずれか一つに記載のデュプレクサモジュール。
  8. 前記送信フィルタユニットは入力端子を備え、前記配線基板の前記第1の主面において、前記第1の側面に沿って形成されたパッドに、前記送信フィルタユニットの入力端子が接続されることを特徴とする、請求項4乃至7のいずれか一つに記載のデュプレクサモジュール。
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