JP5823168B2 - 通信モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、通信モジュールに関する。
近年、携帯電話機に代表される無線通信機器のマルチバンド化およびシステム化が進み、例えば1台の携帯電話機に複数の無線装置が搭載されるようになっている。例えば複数の周波数帯をカバーする携帯電話機が知られており、この携帯電話機には、複数の周波数帯をカバーするために、複数の分波器および複数の受信フィルタが搭載されている。
例えば特許文献1に、2つの分波器を搭載したモジュールが開示されており、特許文献1の図12には、2つの分波器の受信端子のうちローノイズアンプと電気的に接続する受信端子を、外部スイッチで切り換える構成が開示されている。また、例えば特許文献2に、2つの分波器を搭載し、2つの分波器それぞれのアンテナ端子を共通化したモジュールが開示されている。
特開2000−349586号公報 特開2010−45563号公報
複数の周波数帯をカバーする携帯電話機では、受信フィルタや分波器の部品点数が多くなり、また受信端子の数も多くなるため、それらを接続する配線が増え、配線の引回しが複雑化することが生じている。また、近年においては、受信フィルタや分波器の受信端子が接続するRFトランシーバIC内の受信回路を差動回路で形成することが多くなっている。この場合、受信フィルタや分波器の受信端子数は、1つの受信帯域に対して2つ設けられることとなる。このため、受信端子の数がより多くなり、配線の引回しがより複雑化する。
さらに、最近ではLTE(Long Term Evolution)システムの稼動も始まっており、LTE方式では独自の周波数帯を使用することも多く、1台の携帯電話機でカバーすべき周波数帯がさらに増加する。このため、受信フィルタや分波器の受信端子数がさらに増加し、配線の引回しがさらに複雑化する。
このような課題を解決する方法として、分波器や受信フィルタをチューナブル化することが考えられるが、例えば分波器や受信フィルタに弾性波フィルタを使用する場合は、チューナブル化は非常に困難である。また、1つのパワーアンプやローノイズアンプで、複数の周波数帯全てに対応するのも困難である。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、複数の周波数帯で用いることが可能であると共に、受信端子数を削減することが可能な通信モジュールを提供することを目的とする。
本発明は、アンテナ端子と受信端子との間に接続され、受信帯域がそれぞれ異なる複数の受信フィルタと、前記複数の受信フィルタのうち少なくとも2つの受信フィルタに共通に接続され、前記少なくとも2つの受信フィルタのうちの一つの受信フィルタの受信帯域を通過させる場合には、前記少なくとも2つの受信フィルタのうちの他の受信フィルタの受信帯域を抑圧域とする受動回路と、を備え、前記少なくとも2つの受信フィルタは、いずれもダブルモード結合型の弾性表面波フィルタであり、前記少なくとも2つの受信フィルタそれぞれの前記受信端子は、前記受動回路を介して共通化され、前記受動回路は1つのインダクタのみで構成され、前記1つのインダクタは前記少なくとも2つの受信フィルタと前記受信端子との間のノードとグランドとの間に接続されていることを特徴とする通信モジュールである。本発明によれば、共通化された受信端子に接続される受信フィルタを、受動回路により周波数帯によって切り換えることができ、受信端子数を削減することが可能となる。これにより、配線の引回しの複雑さを軽減できる。
上記構成において、前記アンテナ端子と送信端子との間に接続され、送信帯域がそれぞれ異なる複数の送信フィルタを有し、前記複数の受信フィルタと前記複数の送信フィルタとで複数の分波器を構成する構成とすることができる。
上記構成において、前記受動回路は、前記複数の受信フィルタのうち近接した受信帯域を有する受信フィルタに共通に接続されていて、前記近接した受信帯域を有する受信フィルタそれぞれの前記受信端子は、前記受動回路を介して共通化されている構成とすることができる。この構成によれば、配線の引回しの複雑さをより軽減できると共に、受信性能の向上を図ることができる。
上記構成において、前記受動回路として、前記複数の受信フィルタのうち近接した受信帯域を有する第1受信フィルタと第2受信フィルタに共通に接続された第1受動回路と、前記複数の受信フィルタのうち近接した受信帯域を有する第3受信フィルタと第4受信フィルタに共通に接続された第2受動回路と、を含み、前記第1受信フィルタと前記第2受信フィルタそれぞれの前記受信端子は、前記第1受動回路を介して共通化され、前記第3受信フィルタと前記第4受信フィルタそれぞれの前記受信端子は、前記第2受動回路を介して共通化されている構成とすることができる。
上記構成において、前記複数の受信フィルタそれぞれは、2つの受信端子を有する差動型フィルタである構成とすることができる。この構成によれば、受信端子を共通化することによる受信端子数の削減効果が大きくなる。
上記構成において、前記複数の送信フィルタそれぞれの前記送信端子は、別々に設けられている構成とすることができる。
本発明によれば、共通化された受信端子に接続される受信フィルタを、受動回路により周波数帯によって切り換えることができ、受信端子数を削減することが可能となる。
図1は、比較例1に係る通信モジュールと比較例2に係る通信モジュールを用いた携帯電話機の無線部を示すブロック図の例である。 図2は、差動回路で受信回路を構成するRFトランシーバICを用いた携帯電話機の無線部を示すブロック図の例である。 図3は、受信フィルタで構成された通信モジュールのブロック図の例である。 図4は、分波器で構成された通信モジュールのブロック図の例である。 図5は、実施例1に係る通信モジュールの回路構成の例である。 図6は、第1受信フィルタおよび第2受信フィルタを示す上面図の例である。 図7は、実施例1に係る通信モジュールの第1受信フィルタと第2受信フィルタの通過特性を示す図である。 図8は、第1受信フィルタと第2受信フィルタを単体で個別に通過特性を測定する場合の構成を示すブロック図の例である。 図9は、図7の受信帯域を拡大した図である。 図10は、実施例1に係る通信モジュールを用いた無線受信部の構成を示すブロック図の例である。 図11は、実施例1の変形例1に係る通信モジュールを用いた無線受信部の構成を示すブロック図の例である。 図12は、実施例1の変形例2に係る通信モジュールを用いた無線受信部の構成を示すブロック図の例である。 図13は、差動型フィルタである受信フィルタを備えた実施例1に係る通信モジュールを用いた無線受信部の構成を示すブロック図の例である。 図14は、整合回路の変形例1の回路構成の例である。 図15は、整合回路の変形例2の回路構成の例である。 図16は、実施例2に係る通信モジュールの回路構成の例である。 図17は、第1送信フィルタと第2送信フィルタを示す上面図の例である。 図18は、実施例2に係る通信モジュールの第1分波器と第2分波器の通過特性を示す図である。 図19は、アンテナ−受信端子間の通過特性について、実施例2に係る通信モジュールと、第1分波器と第2分波器を単体で個別に測定した場合と、で比較した図である。 図20は、図19の受信帯域を拡大した図である。 図21は、実施例2に係る通信モジュールを用いた無線部の構成を示すブロック図の例である。 図22は、実施例2の変形例1に係る通信モジュールを用いた無線部の構成を示すブロック図の例である。 図23は、アンテナスイッチが搭載された実施例2の変形例1に係る通信モジュールを用いた無線部の構成を示すブロック図の例である。 図24は、パワーアンプが搭載された実施例2の変形例1に係る通信モジュールを用いた無線部の構成を示すブロック図の例である。 図25は、マルチバンドパワーアンプを搭載した実施例2の変形例1に係る通信モジュールを用いた無線部の構成を示すブロック図の例である。
まず初めに、比較例について説明する。図1は、比較例1に係る通信モジュールと比較例2に係る通信モジュールを用いた携帯電話機の無線部を示すブロック図の例であり、4つの周波数帯をカバーする携帯電話機の場合の例である。図1を参照して、携帯電話機の無線部は、メインアンテナ302と、メインアンテナ302を補完する受信ダイバーシティアンテナ304を有する。メインアンテナ302には、メインアンテナ用スイッチ306を介して、比較例1に係る通信モジュール310が接続されている。受信ダイバーシティアンテナ304には、受信ダイバーシティ用スイッチ308を介して、比較例2に係る通信モジュール330が接続されている。
比較例1に係る通信モジュール310には、4つの周波数帯をカバーするために、4つの分波器312が設けられている。4つの分波器312はそれぞれアンテナ端子314を介してメインアンテナ用スイッチ306に接続している。これにより、メインアンテナ用スイッチ306にて、4つの分波器312の中からメインアンテナ302と電気的に接続する分波器312の切り換えを行うことができる。
分波器312を構成する送信フィルタ316にはパワーアンプ320が接続されている。4つの分波器312の送信フィルタ316はそれぞれ送信端子322を介してRFトランシーバIC340に接続している。4つの分波器312を構成する受信フィルタ318はそれぞれメイン受信端子324を介してRFトランシーバIC340内のローノイズアンプ342に接続している。
比較例2に係る通信モジュール330は、4つの周波数帯をカバーするために、4つの受信フィルタ332が設けられている。4つの受信フィルタ332はそれぞれアンテナ端子334を介して受信ダイバーシティ用スイッチ308に接続している。これにより、受信ダイバーシティ用スイッチ308にて、4つの受信フィルタ332の中から受信ダイバーシティアンテナ304と電気的に接続する受信フィルタ332の切り換えを行うことができる。また、4つの受信フィルタ332はそれぞれ受信ダイバーシティ端子336を介してRFトランシーバIC340内のローノイズアンプ342に接続している。
ここで、4つの周波数帯の例として、例えばBand1(送信帯域:1920−1980MHz、受信帯域:2110−2170MHz)、Band2(送信帯域:1850−1910MHz、受信帯域:1930−1990MHz)、Band5(送信帯域:824−849MHz、受信帯域:869−894MHz)、Band8(送信帯域:880−915MHz、受信帯域:925−960MHz)が挙げられる。
図1で説明した携帯電話機の無線部では、4つの周波数帯をカバーするために、比較例1に係る通信モジュール310には4つの分波器312が設けられ、比較例2に係る通信モジュール330には4つの受信フィルタ332が設けられている。そして、4つの分波器312それぞれの受信フィルタ318はそれぞれメイン受信端子324を介してRFトランシーバIC340に接続している。4つの受信フィルタ332はそれぞれ受信ダイバーシティ端子336を介してRFトランシーバIC340に接続している。このように、図1で説明した携帯電話機の無線部では、分波器と受信フィルタの受信端子の数が多く、配線の引回しが複雑化してしまう。
次に、差動回路で受信回路を構成するRFトランシーバICを用いた携帯電話機の場合を説明する。図2は、差動回路で受信回路を構成するRFトランシーバICを用いた携帯電話機の無線部を示すブロック図の例である。図2を参照して、4つの分波器312それぞれの受信フィルタ318はそれぞれ2つのメイン受信端子324を介してRFトランシーバIC340に接続している。4つの受信フィルタ332はそれぞれ2つの受信ダイバーシティ端子336を介してRFトランシーバIC340に接続している。その他の構成は図1と同じであるため、ここでは説明を省略する。図2のように差動回路を用いる場合、分波器と受信フィルタの受信端子の数が2倍となり、配線の引回しがより複雑化してしまう。
そこで、上記事情を鑑みて、カバーする周波数帯を減らすことなく、分波器や受信フィルタの受信端子数を削減することができ、配線の引回しの複雑さを軽減することが可能な通信モジュールについて説明する。
まず、図3と図4を用いて、本発明の原理を説明する。ここでは、説明の簡略化のために、2つの周波数帯をカバーする通信モジュールの例を説明する。図3は、受信フィルタで構成された通信モジュールのブロック図の例である。図3を参照して、通信モジュール10は、アンテナ端子11と受信端子12との間に、第1の周波数帯用の第1受信フィルタ13と、第2の周波数帯用の第2受信フィルタ14と、第1受信フィルタ13と第2受信フィルタ14に共通に接続された整合回路15と、が接続されている。第1受信フィルタ13と第2受信フィルタ14はそれぞれ別のアンテナ端子11に接続している。第1受信フィルタ13と第2受信フィルタ14の受信端子は、整合回路15を介して共通化されて、1つの受信端子12となっている。
図4は、分波器で構成された通信モジュールのブロック図の例である。図4を参照して、通信モジュール20は、アンテナ端子11と受信端子12および送信端子25との間に、第1の周波数帯用の第1分波器21と、第2の周波数帯用の第2分波器22と、整合回路15と、が接続されている。第1分波器21と第2分波器22はそれぞれ別のアンテナ端子11に接続している。第1分波器21は、第1の周波数帯用の第1受信フィルタ13と第1送信フィルタ23とで構成され、第2分波器22は、第2の周波数帯用の第2受信フィルタ14と第2送信フィルタ24とで構成されている。整合回路15は、第1受信フィルタ13と第2受信フィルタ14に共通に接続されていて、第1受信フィルタ13と第2受信フィルタ14の受信端子は、整合回路15を介して共通化されて、1つの受信端子12となっている。第1送信フィルタ23と第2送信フィルタ24はそれぞれ別の送信端子25に接続している。
ここで、整合回路15の役割を説明する。整合回路15は、受信端子12から見た場合に、第1の周波数帯では、第1の周波数帯用の第1受信フィルタ13とのインピーダンス整合がとれ、第2の周波数帯用の第2受信フィルタ14とのインピーダンスがほぼ開放状態となり、第2の周波数帯では、第1の周波数帯用の第1受信フィルタ13とのインピーダンスがほぼ開放状態となり、第2の周波数帯用の第2受信フィルタ14とのインピーダンス整合がとれるようにする受動回路である。これにより、受信端子12に電気的に接続される受信フィルタを切り換えることが可能となる。つまり、整合回路15は、第1受信フィルタ13の受信帯域である第1の周波数帯を通過させる場合には、第2受信フィルタ14の受信帯域である第2の周波数帯を抑圧域とし、第2受信フィルタ14の受信帯域である第2の周波数帯を通過させる場合には、第1受信フィルタ13の受信帯域である第1の周波数帯を抑圧域とする。
図3および図4に示した通信モジュールでは、第1受信フィルタ13と第2受信フィルタ14の受信端子が、整合回路15を介して共通化されて、1つの受信端子12となっている。これにより、第1受信フィルタ13と第2受信フィルタ14の受信端子がそれぞれ別々に設けられている場合に比べて、受信端子の数を半減することができ、配線の引回しの複雑さを軽減できる。また、整合回路15を受動回路で構成しているため、新たに制御用の端子を設けなくて済む。さらに、受信端子12が、第1の周波数帯および第2の周波数帯をカバーする1つのローノイズアンプと接続される場合、受信端子12とローノイズアンプとの間の配線を1本にすることができる。これによって、配線の引回しの複雑さをより軽減できる。また、ローノイズアンプは、通常、RFトランシーバIC内に設けられることから、RFトランシーバICの入力端子の数も削減することができる。
また、受信信号は微弱であるため、ノイズを低減することが求められている。図3および図4に示した通信モジュールでは、受信信号が伝搬する配線を減らすことができるため、受信信号はノイズを拾い難くなる。つまり、第1受信フィルタ13と第2受信フィルタ14の受信端子を、整合回路15を介して共通化させることで、受信信号に乗るノイズを低減することができる。なお、アンテナ端子11に関しては、現在、低損失なアンテナスイッチを入手することが可能であり、アンテナスイッチを使用して切り換えが可能であるため、共通化をしていない。
以下に、上述した原理を用いた本発明の通信モジュールの実施例について説明する。
実施例1では、Band1(受信帯域:2110−2170MHz)用の受信フィルタと、Band2(受信帯域:1930−1990MHz)用の受信フィルタと、を有する通信モジュールの例を説明する。図5は、実施例1に係る通信モジュールの回路構成の例である。図5を参照して、実施例1に係る通信モジュール100は、Band1用の第1受信フィルタ30と、Band2用の第2受信フィルタ31と、第1受信フィルタ30と第2受信フィルタ31に共通に接続された整合回路32と、を有する。Band1用のアンテナ端子とBand2用のアンテナ端子は別々に設けられており、第1受信フィルタ30はBand1用のアンテナ端子33に接続され、第2受信フィルタ31はBand2用のアンテナ端子33に接続されている。第1受信フィルタ30と第2受信フィルタ31の受信端子は、整合回路32を介して共通化されて、1つの受信端子34となっている。
図6は、第1受信フィルタ30および第2受信フィルタ31を示す上面図の例である。図6を参照して、第1受信フィルタ30および第2受信フィルタ31は、例えばLTやLNなどの圧電基板上に、弾性波伝搬方向に櫛型電極35が3つ並んで配置され、その両側に反射器36が設けられた、ダブルモード結合型の弾性表面波フィルタを用いて構成されている。櫛型電極35と反射器36は、例えばAlやCuを主体として形成される。
図5に戻り、アンテナ端子33は例えば50Ωに、受信端子34は例えば100Ωに設計されている。整合回路32は、並列に接続されたインダクタ38と、直列に接続されたキャパシタ39と、で構成されており、並列インダクタ38と直列キャパシタ39とが、第1受信フィルタ30と第2受信フィルタ31それぞれに接続されている。第1受信フィルタ30に接続されたインダクタ38のインダクタンスは42nHで、2GHzでのQ値は40であり、キャパシタ39の容量は3pFで、2GHzでのQ値は100である。第2受信フィルタ31に接続されたインダクタ38のインダクタンスは33nHで、2GHzでのQ値は40であり、キャパシタ39の容量は1pFで、2GHzでのQ値は100である。
図7に、実施例1に係る通信モジュール100の第1受信フィルタ30と第2受信フィルタ31の通過特性を示す。また、比較として、第1受信フィルタ30と第2受信フィルタ31を単体で個別に測定した通過特性も示す。図8は、第1受信フィルタ30と第2受信フィルタ31の通過特性を単体で個別に測定した構成を示すブロック図の例である。図8を参照して、アンテナ端子33と受信端子34との間に、第1受信フィルタ30および第2受信フィルタ31がそれぞれ単体で接続されている。図7において、太実線は、実施例1に係る通信モジュール100の第1受信フィルタ30の通過特性を、細実線は、実施例1に係る通信モジュール100の第2受信フィルタ31の通過特性を示す。太破線は、第1受信フィルタ30を単体で測定した場合の通過特性を、細破線は、第2受信フィルタ31を単体で測定した場合の通過特性を示す。図7を参照して、実施例1に係る通信モジュール100は、第1受信フィルタ30と第2受信フィルタ31を単体で個別に測定した場合と同程度の良好な特性を有する。また、減衰量に関しては、実施例1に係る通信モジュール100では、第1受信フィルタ30と第2受信フィルタ31を単体で個別に測定した場合に比べて改善している。これは、整合回路32を介して受信端子34が接続されているため、減衰量が改善されたものと考えられる。
図9は、図7の受信帯域を拡大した図である。図9を参照して、実施例1に係る通信モジュール100では、第1受信フィルタ30と第2受信フィルタ31を単体で個別に測定した場合に比べて、挿入損失が0.3dB程度増加している。この増加は、整合回路32のQ値に依存していると考えられるため、高Q値の整合回路を用いれば改善可能である。また、整合回路32を介して共通化された受信端子34を用いた場合は、図7のように、減衰量の向上が見込めるため、フィルタ設計を予め低減衰、低損失と設計すれば、損失増加を相殺することができる。
このように、実施例1に係る通信モジュール100では、Band1用の第1受信フィルタ30と、Band2用の第2受信フィルタ31と、第1受信フィルタ30と第2受信フィルタ31に共通に接続され、Band1およびBand2のいずれか一方を通過させる場合に、他方を抑圧域とする整合回路32と、を有する。そして、第1受信フィルタ30と第2受信フィルタ31の受信端子は、整合回路32を介して共通化されている。これにより、共通化された受信端子34に接続される受信フィルタを、整合回路32により周波数帯によって切り換えることができ、受信端子数を削減することが可能となる。よって、配線の引回しの複雑さを軽減することができる。また、図7で説明したように、減衰量の向上という特性改善の効果も得られる。
なお、上述した特許文献1(特開2000−349586号公報)の図14には、2つの分波器を搭載したモジュールにおいて受信端子を共通化した構成が開示されているが、0071段落に2つの受信帯域がオーバーラップしたときの構成であると記載されていることから、複数の周波数帯をカバーするものではないことが分かる。また、図21−22に、受信端子を共通化したときの受信フィルタの接続図が記載されているが、2つの受信フィルタが並列接続されているだけであることがわかる。したがって、特許文献1(特開2000−349586号公報)は、複数の周波数帯をカバーする受信フィルタを備えたモジュールの構成でないことが分かる。
図10は、実施例1に係る通信モジュール100を用いた無線受信部の構成を示すブロック図の例である。図10を参照して、無線受信部は、実施例1に係る通信モジュール100と、アンテナ41と、アンテナ41と接続するアンテナスイッチ42と、ローノイズアンプ43と、を有する。通信モジュール100に備わる第1受信フィルタ30と第2受信フィルタ31はそれぞれアンテナ端子33を介してアンテナスイッチ42に接続している。これにより、アンテナスイッチ42にて、第1受信フィルタ30と第2受信フィルタ31のうちアンテナ41と電気的に接続する受信フィルタを選択することができる。整合回路32を介して共通化された受信端子34には、Band1とBand2の受信帯域をカバーするローノイズアンプ43が接続されている。
Band1の受信帯域(2110−2170MHz)とBand2の受信帯域(1930−1990MHz)は近接しているため、これら両方の帯域をカバーするローノイズアンプを実現することは可能である。したがって、整合回路32を介して共通化された受信端子34に接続するローノイズアンプ43を1つにすることができ、受信端子34とローノイズアンプ43との間の配線を1本にすることができる。これによって、配線の引回しの複雑さをより軽減することができる。
図11は、実施例1の変形例1に係る通信モジュールを用いた無線受信部の構成を示すブロック図の例である。図11を参照して、実施例1の変形例1に係る通信モジュール110は、Band5(受信帯域:869−894MHz)用の受信フィルタである第3受信フィルタ50と、Band8(受信帯域:925−960MHz)用の受信フィルタである第4受信フィルタ51と、を有する。ローノイズアンプ43は、Band5とBand8の受信帯域をカバーする。その他の構成は、図10と同じであるため、ここでは説明を省略する。
図11においても、Band5の受信帯域とBand8の受信帯域は近接しているため、これら両方の帯域をカバーするローノイズアンプを実現することは可能である。したがって、整合回路32を介して共通化された受信端子34に接続するローノイズアンプ43を1つにすることができ、受信端子34とローノイズアンプ43との間の配線を1本にすることができる。よって、配線の引回しの複雑さをより軽減することができる。
図12は、実施例1の変形例2に係る通信モジュールを用いた無線受信部の構成を示すブロック図の例である。図12を参照して、実施例1の変形例2に係る通信モジュール120は、Band1用の第1受信フィルタ30と、Band2用の第2受信フィルタ31と、Band5用の第3受信フィルタ50と、Band8用の第4受信フィルタ51と、を有する。第1受信フィルタ30と第2受信フィルタ31に共通に整合回路32が接続され、それぞれの受信フィルタの受信端子34は、整合回路32を介して共通化されている。この受信端子34には、Band1とBand2の受信帯域をカバーするローノイズアンプ43が接続されている。同様に、第3受信フィルタ50と第4受信フィルタ51に共通に整合回路32が接続され、それぞれの受信フィルタの受信端子34は、整合回路32を介して共通化されている。この受信端子34には、Band5とBand8の受信帯域をカバーするローノイズアンプ43が接続されている。
図12においても、整合回路32を介して共通化された受信端子34に対して1つのローノイズアンプ43が接続されているため、受信端子34とローノイズアンプ43との間の配線の引回しの複雑さをより軽減することができる。
実施例1で説明した通信モジュールによれば、受信フィルタが2つ、または4つ設けられ、受動回路が2つの受信フィルタに共通に接続されている場合を例に説明したが、この場合に限られる訳ではない。アンテナ端子と受信端子との間に、受信帯域がそれぞれ異なる複数の受信フィルタが接続され、そのうちの少なくとも2つの受信フィルタに共通に受動回路が接続されていて、それら少なくとも2つの受信フィルタそれぞれの受信端子が、受動回路を介して共通化されている場合であればよい。そして、受動回路は、少なくとも2つの受信フィルタのうちの一つの受信フィルタの受信帯域を通過させる場合には、少なくとも2つの受信フィルタのうちの他の受信フィルタの受信帯域を抑圧域とする機能を有していればよい。これによれば、共通化された受信端子に接続される受信フィルタを、受動回路により周波数帯によって切り換えることができ、受信端子数を削減することが可能となる。これにより、配線の引回しの複雑さを軽減することができる。
また、図10から図12で説明したように、受動回路は複数の受信フィルタのうち近接した受信帯域を有する受信フィルタに共通に接続されていて、近接した受信帯域を有する受信フィルタそれぞれの受信端子が整合回路を介して共通化されている場合が好ましい。この場合、共通化された受信端子に接続されるローノイズアンプの数を削減できるため、配線の引回しの複雑さをより軽減できる。また、ローノイズアンプの周波数帯を制限できるため、インピーダンス整合が取り易くなり、ローノイズアンプの性能が高められ、受信性能を向上させることができる。
実施例1で説明した通信モジュールにおいて、第1受信フィルタ30と第2受信フィルタ31が、2つの受信端子を有する差動型フィルタである場合でもよい。図13は、差動型フィルタの受信フィルタを備えた実施例1に係る通信モジュールを用いた無線受信部の構成を示すブロック図の例である。図13を参照して、第1受信フィルタ30の受信端子の一方と第2受信フィルタ31の受信端子の一方とが、整合回路32を介して共通化されている。また、第1受信フィルタ30の受信端子の他方と第2受信フィルタ31の受信端子の他方とが、整合回路32を介して共通化されている。複数の受信フィルタが、2つの受信端子を有する差動型フィルタである場合、もともとの受信端子数が、差動型でない場合に比べて2倍であることから、受信端子を共通化することによる受信端子数削減の効果が大きくなる。
図5などでは、受動回路である整合回路32は、各受信フィルタそれぞれに対して、並列に接続されたインダクタ38と、直列に接続されたキャパシタ39と、が設けられた構成の場合を例に示したが、これに限られるわけではない。図14に整合回路の変形例1の回路構成の例を、図15に整合回路の変形例2の回路構成の例を示す。図14を参照して、共通化された受信端子34側のインダクタ38を、1つに結合する構成としてもよい。この場合、整合回路32内の素子が減少することにより、挿入損失を低減できる効果が得られる。また、図15を参照して、各受信フィルタのインピーダンスを調整することで、1つの並列インダクタ38のみで構成してもよい。このように、受動回路は、少なくとも並列に接続されたインダクタ38を有する場合が好ましい。これにより、抵抗成分の大きなインダクタを並列素子として用いるため、整合回路付加による損失増加を抑制することができる。
実施例1で説明した通信モジュールでは、受信端子34のインピーダンスを100Ωとして説明してきたが、ローノイズアンプ43の入力インピーダンスは100Ωであるとは限られない。したがって、個々のローノイズアンプ43に直接接合できるように、整合回路32にインピーダンス変換機能を持たせる場合が好ましい。これにより、通信モジュールとローノイズアンプとの間に外部整合回路を用いなくて済む。
実施例2では、Band1(送信帯域:1920−1980MHz、受信帯域2110−2170MHz)用の分波器と、Band2(送信帯域:1850−1910MHz、受信帯域:1930−1990MHz)用の分波器と、を有する通信モジュールの例を説明する。図16は、実施例2に係る通信モジュールの回路構成の例である。図16を参照して、実施例2に係る通信モジュール200は、Band1用の第1分波器60と、Band2用の第2分波器61と、整合回路32と、を有する。第1分波器60は、第1受信フィルタ63と第1送信フィルタ64とで構成され、第2分波器61は、第2受信フィルタ65と第2送信フィルタ66とで構成される。整合回路32は、第1受信フィルタ63と第2受信フィルタ65に共通に接続されている。
Band1用のアンテナ端子とBand2用のアンテナ端子は別々に設けられており、第1分波器60はBand1用のアンテナ端子33に接続され、第2分波器61はBand2用のアンテナ端子33に接続されている。Band1用の送信端子とBand2用の送信端子も別々に設けられており、第1送信フィルタ64はBand1用の送信端子62に接続され、第2送信フィルタ66はBand2用の送信端子62に接続されている。第1受信フィルタ63と第2受信フィルタ65の受信端子は、整合回路32を介して共通化されて、1つの受信端子34を構成している。
図17は、第1送信フィルタ64と第2送信フィルタ66を示す上面図の例である。図17を参照して、第1送信フィルタ64と第2送信フィルタ66は、例えばLTやLNなどの圧電基板上に、直列に接続された直列共振器S1からS3と、直列共振器に対して並列に接続された並列共振器P1、P2とが設けられた、ラダー型の弾性表面波フィルタである。第1受信フィルタ63と第2受信フィルタ65は、ダブルモード結合型の弾性表面波フィルタを用いて構成されており、図6で説明しているので、ここでは説明を省略する。
図16に戻り、アンテナ端子33は例えば50Ωに、送信端子62は例えば50Ωに、受信端子34は例えば100Ωに設計されている。整合回路32については、実施例1で説明した整合回路32と同じ構成をしており、図5で説明しているため、ここでは説明を省略する。
図18に、実施例2に係る通信モジュール200の第1分波器60と第2分波器61の通過特性を示す。図18において、太実線は、第1分波器60の第1受信フィルタ63の通過特性を、太破線は、第1分波器60の第1送信フィルタ64の通過特性を示している。細実線は、第2分波器61の第2受信フィルタ65の通過特性を、細破線は、第2分波器61の第2送信フィルタ66の通過特性を示している。図18を参照して、第1分波器60と第2分波器61共に、受信帯域および送信帯域において良好な特性を示している。
図19は、アンテナ端子−受信端子間の通過特性について、実施例2に係る通信モジュール200と、第1分波器60と第2分波器61を単体で個別に測定した場合と、で比較した図である。図19において、太実線は、実施例2に係る通信モジュール200の第1分波器60が有する第1受信フィルタ63の通過特性を、細実線は、第2分波器61が有する第2受信フィルタ65の通過特性を示す。太破線は、第1分波器60を単体で測定した場合における第1受信フィルタ63の通過特性を、細破線は、第2分波器61を単体で測定した場合における第2受信フィルタ65の通過特性を示す。図19を参照して、実施例2に係る通信モジュール200は、第1分波器60と第2分波器61を単体で個別に測定した場合と同程度の良好な特性を示している。また、減衰量に関しては、実施例2に係る通信モジュール200は、第1分波器60および第2分波器61を単体で測定した場合に比べて改善している。
図20は、図19の受信帯域を拡大した図である。図20を参照して、実施例2に係る通信モジュール200では、第1分波器60および第2分波器61を単体で測定した場合に比べて、挿入損失が0.3dB程度増加している。この増加は、整合回路32のQ値に依存していると考えられるため、高Q値の整合回路を用いれば改善可能である。また、整合回路32を介して共通化された受信端子34を用いた場合は、図19のように、減衰量の向上が見込めるため、フィルタ設計を予め低減衰、低損失と設計すれば、損失増加を相殺することができる。
このように、実施例2に係る通信モジュール200では、Band1用の第1分波器60と、Band2用の第2分波器61と、第1分波器60を構成する第1受信フィルタ63と第2分波器61を構成する第2受信フィルタ65に共通に接続され、Band1およびBand2のいずれか一方を通過させる場合に、他方を抑圧域とする整合回路32と、を有する。そして、第1受信フィルタ63と第2受信フィルタ65の受信端子は、整合回路32を介して共通化されている。これにより、共通化された受信端子34に接続された受信フィルタを、整合回路32により周波数帯によって切り換えることができ、受信端子数を削減することができる。よって、配線の引回しの複雑さを軽減することができる。また、図19で説明したように、減衰量の向上という特性改善の効果も得られる。
図21は、実施例2に係る通信モジュール200を用いた無線部の構成を示すブロック図の例である。図21を参照して、無線部は、実施例2に係る通信モジュール200と、アンテナ41と、アンテナ41と接続するアンテナスイッチ42と、ローノイズアンプ43と、パワーアンプ71と、を有する。通信モジュール200に備わる第1分波器60と第2分波器61はそれぞれアンテナ端子33を介してアンテナスイッチ42に接続している。これにより、アンテナスイッチ42にて、第1分波器60と第2分波器61のうちアンテナ41と電気的に接続する分波器を選択することができる。整合回路32を介して共通化された受信端子34には、Band1とBand2の受信帯域をカバーするローノイズアンプ43が接続されている。第1送信フィルタ64の送信端子62には、Band1用のパワーアンプ71が接続され、第2送信フィルタ66の送信端子62には、Band2用のパワーアンプ71が接続されている。
実施例1で説明したように、Band1とBand2の受信帯域をカバーするローノイズアンプを実現することは可能である。よって、整合回路32を介して共通化された受信端子34に接続するローノイズアンプ43を1つにすることができ、配線の引回しの複雑さをより軽減することができる。
図22は、実施例2の変形例1に係る通信モジュールを用いた無線部の構成を示すブロック図の例である。図22を参照して、実施例2の変形例1に係る通信モジュール210は、Band1用の第1分波器60とBand2用の第2分波器61に加えて、Band5(送信帯域:824−849MHz、受信帯域:869−894MHz)用の第3分波器80とBand8(送信帯域:880−915MHz、受信帯域:925−960MHz)用の第4分波器81を有する。
第1分波器60を構成する第1送信フィルタ64の送信端子62には、Band1用のパワーアンプ71が接続され、第2分波器61を構成する第2送信フィルタ66の送信端子62には、Band2用のパワーアンプ71が接続されている。第3分波器80を構成する第3送信フィルタ83の送信端子62には、Band5用のパワーアンプ71が接続され、第4分波器81を構成する第4送信フィルタ85の送信端子62には、Band8用のパワーアンプ71が接続されている。
第1分波器60を構成する第1受信フィルタ63と第2分波器61を構成する第2受信フィルタ65に共通に整合回路32が接続され、それぞれの受信フィルタの受信端子34は、整合回路32を介して共通化されている。この受信端子34には、Band1とBand2の受信帯域をカバーするローノイズアンプ43が接続されている。同様に、第3分波器80を構成する第3受信フィルタ82と第4分波器81を構成する第4受信フィルタ84に共通に整合回路32が接続され、それぞれの受信フィルタの受信端子34は、整合回路32を介して共通化されている。この受信端子34には、Band5とBand8の受信帯域をカバーするローノイズアンプ43が接続されている。
図22においても、整合回路32を介して共通化された受信端子34に対して1つのローノイズアンプ43が接続するため、受信端子34とローノイズアンプ43との間の配線の引回しの複雑さをより軽減することができる。
実施例2では、アンテナ端子と受信端子および送信端子との間に設けられた分波器が2つ、または4つである場合を例に説明したが、これに限られる訳ではなく、複数の分波器が設けられている場合でもよい。つまり、アンテナ端子と受信端子との間に受信帯域がそれぞれ異なる複数の受信フィルタが設けられ、アンテナ端子と送信端子との間に送信帯域がそれぞれ異なる複数の送信フィルタが設けられ、それら複数の受信フィルタと複数の送信フィルタとにより複数の分波器が構成されている場合でもよい。この場合でも、複数の分波器に含まれる複数の受信フィルタのうち少なくとも2つの受信フィルタに共通に受動回路が接続され、それら少なくとも2つの受信フィルタの受信端子が受動回路を介して共通化されていることで、受信端子数を削減することができる。
実施例1および実施例2では、図12や図22などのように、通信モジュールにアンテナスイッチが搭載されていない場合を例に示したが、これに限られず、アンテナスイッチが搭載されている場合でもよい。図23は、アンテナスイッチが搭載された実施例2の変形例1に係る通信モジュールを用いた無線部の構成を示すブロック図の例である。図23のように、通信モジュール210にアンテナスイッチ42が搭載されている。その他の構成は、図22と同じであるため、ここでは説明を省略する。このように通信モジュール210にアンテナスイッチ42が搭載される場合は、通信モジュール200に備わるアンテナ端子33を1つにすることができ、配線の引回しがより簡単化される。
また、実施例2では、図22などのように、通信モジュールにはパワーアンプ71が搭載されていない場合を例に示したが、これに限られず、パワーアンプ71が搭載されている場合でもよい。図24は、パワーアンプが搭載された実施例2の変形例1に係る通信モジュールを用いた無線部の構成を示すブロック図の例である。図24のように、通信モジュール210にパワーアンプ71が搭載されている。その他の構成は、図23と同じであるため、ここでは説明を省略する。このように通信モジュール210にパワーアンプ71が搭載される場合は、送信端子62は直接RFトランシーバICに接続されることになるため、配線の引回しがより簡単化される。
図24では、通信モジュール210に搭載されるパワーアンプ71は、第1分波器60から第4分波器81それぞれに対して1つ設けられる場合を例に示しているが、これに限られる訳ではない。図25は、マルチバンドパワーアンプを搭載した実施例2の変形例1に係る通信モジュールを用いた無線部の構成を示すブロック図の例である。図25を参照して、Band1用のパワーアンプとBand2用のパワーアンプを1つのパワーアンプ71にまとめ、Band5用のパワーアンプとBand8用のパワーアンプを1つのパワーアンプ71にまとめている。その他の構成は、図24と同じであるため、ここでは説明を省略する。このように、通信モジュール210に搭載される複数の分波器のうち少なくとも2つの分波器に接続されるパワーアンプを1つにまとめた構成とすることで、送信端子の数を削減でき、配線の引回しがより簡単化される。
実施例2においても、実施例1の図13で説明したように、複数の分波器を構成する複数の受信フィルタが、2つの受信端子を有する差動型フィルタである場合であってもよい。
実施例1において受信フィルタは弾性表面波フィルタであり、実施例2において送信フィルタおよび受信フィルタは弾性表面波フィルタである場合を例に示したが、弾性表面波フィルタの他に、FBAR(圧電薄膜共振子)フィルタや、ラブ波フィルタ、弾性境界波フィルタなどの弾性波フィルタを用いることができる。また、弾性波フィルタ以外のフィルタを用いて受信フィルタおよび送信フィルタを構成してもよいが、安価、小型で良好な特性を有する通信モジュールを得る観点から、受信フィルタおよび送信フィルタは、弾性波フィルタであることが好ましい。
実施例1および実施例2では、Band1、Band2、Band5、およびBand8の周波数帯をカバーする場合を例に説明したが、この場合に限られず、その他の周波数帯をカバーする場合でもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 通信モジュール
11 アンテナ端子
12 受信端子
13 第1受信フィルタ
14 第2受信フィルタ
15 整合回路
20 通信モジュール
21 第1分波器
22 第2分波器
23 第1送信フィルタ
24 第2送信フィルタ
25 送信端子
30 第1受信フィルタ
31 第2受信フィルタ
32 整合回路
33 アンテナ端子
34 受信端子
35 櫛型電極
36 反射器
38 インダクタ
39 キャパシタ
41 アンテナ
42 アンテナスイッチ
43 ローノイズアンプ
50 第3受信フィルタ
51 第4受信フィルタ
60 第1分波器
61 第2分波器
62 送信端子
63 第1受信フィルタ
64 第1送信フィルタ
65 第2受信フィルタ
66 第2送信フィルタ
71 パワーアンプ
80 第3分波器
81 第4分波器
82 第3受信フィルタ
83 第3送信フィルタ
84 第4受信フィルタ
85 第4送信フィルタ
100、110、120、200、210 通信モジュール
302 メインアンテナ
304 受信ダイバーシティアンテナ
306 メインアンテナ用スイッチ
308 受信ダイバーシティ用スイッチ
310 通信モジュール
312 分波器
314 アンテナ端子
316 送信フィルタ
318 受信フィルタ
320 パワーアンプ
322 送信端子
324 メイン受信端子
330 通信モジュール
332 受信フィルタ
334 アンテナ端子
336 受信ダイバーシティ端子
342 ローノイズアンプ

Claims (6)

  1. アンテナ端子と受信端子との間に接続され、受信帯域がそれぞれ異なる複数の受信フィルタと、
    前記複数の受信フィルタのうち少なくとも2つの受信フィルタに共通に接続され、前記少なくとも2つの受信フィルタのうちの一つの受信フィルタの受信帯域を通過させる場合には、前記少なくとも2つの受信フィルタのうちの他の受信フィルタの受信帯域を抑圧域とする受動回路と、を備え、
    前記少なくとも2つの受信フィルタは、いずれもダブルモード結合型の弾性表面波フィルタであり、
    前記少なくとも2つの受信フィルタそれぞれの前記受信端子は、前記受動回路を介して共通化され、
    前記受動回路は1つのインダクタのみで構成され、前記1つのインダクタは前記少なくとも2つの受信フィルタと前記受信端子との間のノードとグランドとの間に接続されていることを特徴とする通信モジュール。
  2. 前記アンテナ端子と送信端子との間に接続され、送信帯域がそれぞれ異なる複数の送信フィルタを有し、
    前記複数の受信フィルタと前記複数の送信フィルタとで複数の分波器を構成することを特徴とする請求項1記載の通信モジュール。
  3. 前記受動回路は、前記複数の受信フィルタのうち近接した受信帯域を有する受信フィルタに共通に接続されていて、
    前記近接した受信帯域を有する受信フィルタそれぞれの前記受信端子は、前記受動回路を介して共通化されていることを特徴とする請求項1または2記載の通信モジュール。
  4. 前記受動回路として、前記複数の受信フィルタのうち近接した受信帯域を有する第1受信フィルタと第2受信フィルタに共通に接続された第1受動回路と、前記複数の受信フィルタのうち近接した受信帯域を有する第3受信フィルタと第4受信フィルタに共通に接続された第2受動回路と、を含み、
    前記第1受信フィルタと前記第2受信フィルタそれぞれの前記受信端子は、前記第1受動回路を介して共通化され、前記第3受信フィルタと前記第4受信フィルタそれぞれの前記受信端子は、前記第2受動回路を介して共通化されていることを特徴とする請求項1または2記載の通信モジュール。
  5. 前記複数の受信フィルタそれぞれは、2つの受信端子を有する差動型フィルタであることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の通信モジュール。
  6. 前記複数の送信フィルタそれぞれの前記送信端子は、別々に設けられていることを特徴とする請求項2記載の通信モジュール。
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