JPWO2010016479A1 - シリコン塊を破砕するための破砕機及びかかる破砕機を複数個備えたシリコン破砕装置 - Google Patents

シリコン塊を破砕するための破砕機及びかかる破砕機を複数個備えたシリコン破砕装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2010016479A1
JPWO2010016479A1 JP2010523858A JP2010523858A JPWO2010016479A1 JP WO2010016479 A1 JPWO2010016479 A1 JP WO2010016479A1 JP 2010523858 A JP2010523858 A JP 2010523858A JP 2010523858 A JP2010523858 A JP 2010523858A JP WO2010016479 A1 JPWO2010016479 A1 JP WO2010016479A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crusher
silicon
cylinder bore
piston
hammer head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010523858A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5627461B2 (ja
Inventor
近藤 学
学 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP2010523858A priority Critical patent/JP5627461B2/ja
Publication of JPWO2010016479A1 publication Critical patent/JPWO2010016479A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5627461B2 publication Critical patent/JP5627461B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C1/00Crushing or disintegrating by reciprocating members
    • B02C1/005Crushing or disintegrating by reciprocating members hydraulically or pneumatically operated
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C1/00Crushing or disintegrating by reciprocating members
    • B02C1/14Stamping mills
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25DPERCUSSIVE TOOLS
    • B25D9/00Portable percussive tools with fluid-pressure drive, i.e. driven directly by fluids, e.g. having several percussive tool bits operated simultaneously
    • B25D9/02Portable percussive tools with fluid-pressure drive, i.e. driven directly by fluids, e.g. having several percussive tool bits operated simultaneously of the tool-carrier piston type, i.e. in which the tool is connected to an impulse member
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25DPERCUSSIVE TOOLS
    • B25D9/00Portable percussive tools with fluid-pressure drive, i.e. driven directly by fluids, e.g. having several percussive tool bits operated simultaneously
    • B25D9/06Means for driving the impulse member
    • B25D9/08Means for driving the impulse member comprising a built-in air compressor, i.e. the tool being driven by air pressure
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B33/00Silicon; Compounds thereof
    • C01B33/02Silicon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B29/00Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
    • C30B29/02Elements
    • C30B29/06Silicon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B35/00Apparatus not otherwise provided for, specially adapted for the growth, production or after-treatment of single crystals or of a homogeneous polycrystalline material with defined structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25DPERCUSSIVE TOOLS
    • B25D2250/00General details of portable percussive tools; Components used in portable percussive tools
    • B25D2250/371Use of springs

Abstract

圧縮空気によって、ピストン(58)に加えられるエネルギーを、シリコン塊(104)に、高効率で伝達することを、課題とする。エネルギーをシリコン塊(104)に高効率で伝達するために、ロッド部材(66)とハンマーヘッド(74)とを連結し、ピストン(58)によって往復動させる。圧縮空気がピストン(58)に作用しないときには、ハンマーヘッド(74)が、圧縮コイルばね(76)によって、待機位置に付勢される。圧縮空気がピストン(58)に作用すると、ハンマーヘッド(74)が、待機位置から移動してシリコン魂(104)に衝突する。

Description

本発明は、シリコン塊の破砕、特に棒状多結晶シリコン塊を破砕してナゲットと称される拳大の小片にするのに好都合に適用することができる破砕機、及びかかる破砕機を複数個備えたシリコン破砕装置に関する。
周知の如く、半導体デバイスの製造に使用されるシリコンウェーハは、シーメンス法によって棒状多結晶シリコン塊を生成し、次いでこのシリコン塊を拳大の小片に破砕し、そして破砕されたシリコン小片を原材料としてチョコラルスキー法によって円柱形状のシリコンインゴットを生成し、かかるシリコンインゴットをスライス切断し研削することによって製造される。
下記特許文献1には、シリコン塊をシリコン小片に破砕するのに使用することができるシリコン塊破砕工具が開示されている。かかるシリコン塊破砕工具は、後退位置と突出位置との間を移動自在にケーシングに装着されたピストンが圧縮空気の作用によって後退位置から突出位置に強制される型の空気圧式駆動手段と、ケーシングに接続されピストンの移動方向に延在する案内筒と、後端部が案内筒内に移動自在に挿入されたハンマーヘッドとを具備している。シリコン塊を破砕する際には、ハンマーヘッドの先端をシリコン塊に当接せしめた状態で、圧縮空気の作用によってピストンを後退位置から突出位置に強制する。かくすると、ピストンの先端がハンマーヘッドの後端に衝突し、これによってハンマーヘッドに衝撃が加えられ、かかる衝撃がシリコン塊に伝えられてシリコン塊が破砕される。
また、下記特許文献2には、一対の押圧破砕部材間に棒状多結晶シリコンを挟み込んで押圧することによってシリコン塊を破砕するシリコン塊破砕装置が開示されている。
国際公開WO2008/047850A1 特開平2−152554号公報
上記特許文献1に開示されているシリコン塊破砕工具は、比較的安価な工具であるにも拘らず、無駄な粉末を多量に生成せしめることなく、過大な作業負荷を必要とすることなく、そしてまた熟練及び腕力を必要とすることなく、シリコン塊をシリコン小片に破砕することができるものであるが、未だ充分に満足し得るものではなく、次のとおりの解決すべき問題を有する。ハンマーヘッドをシリコン塊に当接せしめた状態でピストンを後退位置から突出位置に強制してハンマーヘッドに衝撃を加える方式である(シリコン塊から離隔した位置からシリコン塊に向けてハンマーヘッドを移動せしめてシリコン塊に衝突せしめる方式でない)故に、圧縮空気の作用によってピストンに加えられるエネルギーが、静止しているハンマーヘッドに対するピストンの衝突によって相当量消費され、高効率でシリコン塊に伝えられない。また、シリコン塊の破砕の際には、作業員が手動でハンマーヘッドの先端をシリコン塊に当接せしめることが必要であり、シリコン塊の破砕を自動化することができない。
上記特許文献2に開示されているシリコン塊破砕装置は、その構成が相当複雑であると共に高馬力を必要とする等に起因して著しく高価である。また、本発明者等の経験によれば、破砕の際に、有効に使用することができない粉末が多量に生成され、それ故に小片の収率が低いという問題もある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その第一の技術的課題は、圧縮空気によってピストンに加えられるエネルギーが高効率でシリコン塊に伝えられ、そしてまた必要に応じて作業員の手動操作を回避してシリコン塊の破砕を自動化することを許容する、新規且つ改良された破砕機を提供することである。
本発明の第二の技術的課題は、比較的安価に製作することができるにも拘らず、粉末の生成を可及的に抑制してシリコン塊を小片に破砕することができ、加えてシリコン塊の破砕作業を自動化することを可能とする、新規且つ改良されたシリコン塊破砕装置を提供することである。
本発明者は、鋭意検討及び実験の結果、ハンマーヘッドをピストンに連結すると共に、圧縮空気がピストンに作用しないときにはハンマーヘッドが待機位置に弾性的に偏倚され圧縮空気がピストンに作用するとハンマーヘッドが待機位置から移動せしめられてシリコン塊に衝突するようになすことによって、上記第一の技術的課題を達成することができることを見出した。
即ち、本発明によれば、上記第一の課題を達成する破砕機として、シリンダボア空間を規定するためのシリンダケースと、該シリンダボアの片端側である第一の位置と該シリンダボアの他端側である第二の位置との間を滑動自在に該シリンダボア内に収容されたピストンと、該シリンダケース内に固定され該シリンダボアの他端を規定する閉塞部材と、該シリンダボアの該他端側を大気に開放する開放路と、該ピストンを該第一の位置に弾性的に偏倚する弾性偏倚手段と、該ピストンから該シリンダボアの該他端側に延出し該閉塞部材を貫通して該シリンダボアから突出するロッド部材と、該ロッド部材の突出端部に固定されたハンマーヘッドと、圧縮空気源と、該シリンダボアの該片端側と該圧縮空気源との間に配設された連通手段と、該連通手段に配設され該シリンダボアを該圧縮空気源に連通せしめる作動状態と該シリンダボアの該片端側を大気に開放する非作動状態とに選択的に設定される制御弁手段とを具備し、該制御弁手段が該非作用状態に設定されているときには、該弾性偏倚手段の弾性偏倚作用によって該ピストンは該第一の位置に弾性的に偏倚せしめられており、該制御弁手段が該作用状態に設定されると、該圧縮空気源から該シリンダボアの該片端側に供給される圧縮空気によって該ピストンが該弾性偏倚手段の弾性偏倚作用に抗して該第二の位置に強制される、ことを特徴とするシリコン塊を破砕するための破砕機が提供される。
好ましくは、該シリンダケースは金属製であり、該シリンダケースの外側面は合成樹脂製カバー部材によって覆われている。該カバー部材は該シリンダケースの前端を越えて延在せしめられており、該ピストンが該第一の位置に弾性的に偏倚されているときには、該ハンマーヘッドは該カバー部材の前端よりも内側に位置しているが、該ピストンが該第二の位置に強制されると該ハンマーヘッドは該カバー部材の該前端を越えて突出するのが好適である。該ハンマーヘッドは円筒形外周面を有し、該カバー部材の、該ハンマーヘッドが移動する部位の内径は、該ハンマーヘッドの外径に対応せしめられていて、該ハンマーヘッドの移動が該カバー部材によって案内されるのが好ましい。該ハンマーヘッドは超硬合金製であるのが好都合である。
また、本発明者は、鋭意検討及び実験を重ねた結果、シリコン塊に衝突せしめられるハンマーヘッドを有する複数個の破砕機を、支持基台上に支持されるシリコン塊に対向して且つ相互に間隔をおいて配設することによって、上記第二の技術的課題を達成することができることを見出した。
即ち、本発明によれば、上記第二の技術的課題を達成するシリコン塊破砕装置として、破砕すべき略丸棒形状の棒状多結晶シリコン塊を支持するための支持基台と、該支持基台上に支持される棒状多結晶シリコンに対向して且つ相互に間隔をおいて配設された複数個の破砕機とを具備し、該破砕機の各々は該支持基台上に支持されているシリコン塊に衝突せしめられるハンマーヘッドを有する、ことを特徴とするシリコン塊破砕装置が提供される。
一実施形態においては、V字断面形状を有し且つ長手方向に延在する受け溝が上面に形成されている搬送台を含み、シリコン塊は該搬送台の該受け溝上に載置され、該搬送台が該支持基台上に搬入される。好ましくは、該支持基台上には可動支持部材が配設されており、該可動支持部材上にはV字断面形状を有し且つ長手方向に延在する受け溝が上面に形成されている搬送台が2個並列に装着されており、該可動支持部材は該搬送台の一方が該破砕機の下方に位置し他方が該破砕機に対して片側に変位する第一の作用位置と該搬送台の該他方が該破砕機の下方に位置し該一方が該破砕機に対して他側に変位する第二の作用位置との位置せしめられ、該可動支持部材が該第一の作用位置に位置せしめられている時に、該搬送台の該一方の該受け溝に載置されているシリコン塊が該破砕機によって破砕され、該搬送台の該他方に破砕すべきシリコン塊が搬入され、該可動支持部材が該第二の作用位置に位置せしめられている時に、該搬送台の該他方の該受け溝に載置されているシリコン塊が該破砕機によって破砕され、該搬送台の該一方に破砕すべきシリコン塊が搬入される。該可動支持部材は、更に、該第一の作用位置を越えて更に該片側に変位せしめられた第一の排出位置と該第二の作用位置を越えて該他側に変位せしめられた第二の排出位置に位置せしめられ、該搬送台は長手方向に延びる旋回軸線を中心として旋回自在に装着されており、該可動支持部材が該第一の排出位置に位置せしめられると、該搬送台の該他方はその長手方向に延びる旋回軸線を中心として90度以上の角度に渡って旋回せしめられて、その受け溝上の破砕されたシリコン塊が下方に排出され、該可動支持部材が該第二の排出位置に位置せしめられると、該搬送台の該一方はその長手方向に延びる旋回軸線を中心として90度以上の角度に渡って旋回せしめられて、その受け溝上の破砕されたシリコン塊が下方に排出されるのが好適である。該破砕機は作用位置と該作用位置から上昇せしめられた非作用位置とに位置付けられる昇降自在な支持枠に装着されており、該搬送台の各々には該受け溝を囲繞して上方に延びるカバー壁が付設されており、該支持枠には該破砕機を囲繞して下方に延びるカバー壁が付設されており、該可動支持部材が該第一の作用位置に位置付けられ該支持枠が該作用位置に下降せしめられると、該搬送台の該一方の該カバー壁と該支持枠の該カバー壁との協働によって閉空間が規定され、該可動支持部材が該第二の作用位置に位置付けられ該昇支持枠が該作用位置に下降せしめられると、該搬送台の該他方の該カバー壁と該支持枠の該カバー壁との協働によって閉空間が規定されるのが好ましい。該受け溝の両側面は相互に110乃至130度の角度をなすのが好適である。好ましくは、該破砕機は、該支持基台上に支持されたシリコン塊の真上に位置する第一の破砕機、シリコン塊の外周面方向に見て該第一の破砕機の両側に夫々等角度間隔をおいて位置する第二及び第三の破砕機を含む。該第二及び第三の破砕機は該第一の破砕機に対して夫々30乃至80度の角度間隔をおいて位置するのが好適である。該第一、第二及び第三の破砕機の各々の該ハンマーヘッドは、シリコン塊の中心軸線に向けて突出せしめられてシリコン塊に衝突せしめられるのが好都合である。該第一、第二、及び第三の破砕機からなる破砕機組が、該支持基台上に支持されたシリコン塊の長手方向に間隔をおいて複数個配設されているのが好適である。
本発明の破砕機においては、圧縮空気の作用によってピストンが第一の位置から第二の位置に強制されると、ロッド部材を介してピストンに連結されているハンマーヘッドがピストンの高速移動に応じて高速移動せしめられてシリコン塊に衝突せしめられる。それ故に、ピストンに加えられるエネルギーが無駄に消費されることなく高効率でシリコン塊に加えられる。破砕すべきシリコン塊を自動的に順次に破砕位置に送給すると共に、破砕位置に送給されたシリコン塊に対してシリコン塊破砕機のシリンダケースを所要位置に装着すれば、シリコン塊破砕機をシリコン塊に対して手動位置付けする必要がなく、単に制御弁手段を操作することによってシリコン塊の破砕を遂行することができ、シリコン塊の破砕を自動化することができる。
また、本発明のシリコン塊破砕装置によれば、比較的安価に製作することができるにも拘らず、シリコン塊の破砕作業を自動化し、粉末の生成を可及的に抑制してシリコン塊を小片に破砕することができる。
本発明に従って構成されたシリコン塊破砕装置の第一の好適実施形態の主要部を示す簡略斜面図。 図1のシリコン塊破砕装置における破砕機の配列様式を示す簡略斜面図。 図1のシリコン塊破砕装置の主要部を示す正面図。 図1のシリコン塊破装置における破砕機を示す断面図。 本発明に従って構成されたリシコン塊破砕装置の第二の好適実施形態の主要部を示す簡略斜面図。 図5のシリコン破砕装置の主要部を示す断面図。
以下、添付図面を参照して、本発明に従って構成された破砕機及びかかる破砕を複数個備えたシリコン塊破砕装置の好適実施形態について、更に詳述する。
図1には、本発明に従って構成されたシリコン塊破砕装置の第一の実施形態の主要部が簡略に図示されている。図示のシリコン塊破砕装置は、適宜の支持脚(図示していない)によって所要位置に支持され、実質上水平に延在する静止支持基台2を含んでいる。この支持基台2はステンレス鋼の如き高剛性材料から形成することができる。支持基台2に対向してその上方には、支持枠4が配設されている。この支持枠4は適宜の懸架手段(図示していない)によって支持基台2の長手方向に往復動自在に、即ち図1に矢印6a及び6bで示す方向に移動自在に懸架されており、電動モータを含む駆動手段(図示していない)によって矢印6a及び6bで示す方向に往復動せしめられる。
図1と共に図2及び図3を参照して説明すると、支持枠4は実質上水平に延在する天板8を有し、この天板8の下面には長手方向に間隔をおいて2個の支持部材9が固定されている。そして、かかる支持部材9に複数個の破砕機が装着されている。図示の実施形態においては、一方の支持部材9に第一の破砕機組10を構成する3個の破砕機12a、12b、及び12c(第一の破砕機12a、第二の破砕機12b及び第三の破砕機12c)が装着され、他方の支持部材9に第二の破砕機組14を構成する3個の破砕機16a、16b及び16c(第一の破砕機16a、第二の破砕機16b及び第三の破砕機16c)が装着されている。第一の破砕機組10を構成する3個の破砕機12a、12b及び12cは、支持基台2の長手方向における配設位置は実質上同一であり(更に詳しくは3個の破砕機12a、12b及び12cの後述するハンマーヘッドの長手方向中心軸線は支持基台2の長手方向中心軸線に対して垂直である共通平面上に位置し)、破砕機12aは支持基台2に対して実質上垂直に(従って鉛直に)延在し、破砕機12b及び12cは、夫々、破砕機12aの両側に角度αの間隔をおいて配置されており、鉛直線に対して夫々角度αをなして下方に向かって内側に傾斜して延在せしめられている。角度αは30乃至80度、特に55乃至65度、殊に60度であるのが好適であり、そしてまた3個の破砕機12a、12b及び12cの後述するハンマーヘッドの長手方向中心軸線は破砕すべきシリコン塊の中心軸線に向けて延在せしめられているのが好適である。第二の破砕機組14は支持基台2の長手方向にピッチPだけ第一の破砕機組10から離間して配置されており、第1の破砕機組10の場合と同様に、破砕機16aは支持基台2に対して実質上垂直に(従って鉛直に)延在し、破砕機16b及び16cは、夫々、破砕機16aの両側に角度αの間隔をおいて配置されており、鉛直線に対して夫々角度αをなして下方に向かって内側に傾斜して延在せしめられている。図示の実施形態においては第一の破砕機組10と第二の破砕機組14との2組の破砕機組を配設しているが、所望ならば支持基台2の長手方向に適宜の間隔をおいて3組以上の破砕機組を配設することもできる。
破砕機12a、12b及び12c並びに16a、16b及び16cの構成は実質上同一である。図4を参照して破砕機12aの構成について詳述すると、破砕機12aは、ステンレス鋼の如き適宜の金属から形成することができるシリンダケース24を具備している。シリンダケース24は、横断面形状が正方形である前端部26と上方に突出した突出部を有し横断面形状が縦長矩形である主部28とを含んでいる。シリンダケース24には前面(図4において右側面)に開口された空洞が形成されている。横断面形状が円形である空洞は、軸線方向に延在する円筒形状である主部32に加えて、主部32よりも幾分小径の後端部34、主部32よりも幾分大径の中間段部36及び中間段部36よりも更に幾分大径である前端部38を有する。空洞の片端即ち後端(図4において左端)はシリンダケース24の後端壁40によって閉じられている。後端壁40の内面には円錐形状の凹部42が形成されている。空洞の他端部即ち前端部(図1において右端部)には閉塞部材44が装着されており、かかる閉塞部材44によって空洞が閉じられている。かくして、片端は後端壁40によって規定され他端は閉塞部材44によって規定されているシリンダボア46がシリンダケース24内に形成されている。閉塞部材44には中心軸線方向に延在する貫通孔48が形成されている。貫通孔48の横断面形状は円形である。閉塞部材44は、シリンダケース24に形成されている空洞の前端部38の内径に対応する外径を有する大径前部49、空洞の中間段部36の内径に対応する外径を有する主部50及び空洞の主部32の内径よりも幾分小さい外径を有する後部52を含んでいる。閉塞部材44の前部49の外周面には雄螺条が形成されており、空洞の前端部38を規定している内周面に形成されている雌螺条に上記雄螺条を螺合せしめることによってシリンダケース24の前部に閉塞部材44が固定されている。閉塞部材44の主部50の外周面には環状溝が形成されており、かかる環状溝には合成ゴムから形成することができるシールリング54が収容されている。また、閉塞部材44の貫通孔48の内周面には環状溝が形成されており、かかる環状溝には合成ゴムから形成することができるシールリング56が収容されている。
シリンダボア46内には実線で示す第一の位置と二点鎖線で示す第二の位置との間を滑動自在にピストン58が収容されている。硬質アルマイト或いはステンレス鋼の如き適宜の金属から形成することができるピストン58には、中心軸線方向に延在する貫通孔60が形成されている。貫通孔60の横断面形状は円形であり、ピストン58は全体として円筒形状である。ピストン58が第一の位置に位置せしめられると、ピストン58の後面(図4において左側面)が空洞の主部32と後端部34との境界に形成されている環状肩面に当接する。ピストン58が第二の位置に移動せしめられると、ピストン58の前面(図4において右側面)に形成されている環状突条62が閉鎖部材44の後面に当接せしめられる。ピストン58の外径はシリンダボア46の内径(即ち空洞の主部32の内径)に対応せしめられている。ピストン58の外周面には環状溝が形成されており、この環状溝には合成ゴムから形成することができるシールリング64が収容されている。
ピストン58にはロッド部材66が固定されている。ステンレス鋼の如き適宜の金属から形成することができるロッド部材66は丸棒形態であり、主部68と比較的小径の後部70とを有する。後部70の外径はピストン58に形成されている貫通孔60の内径に対応せしめられている。ロッド部材66の後部70を貫通孔60に挿通し、貫通孔60から後方に突出する突出部に締結ナット72を螺着することによって、ピストン58にロッド部材66が固定されている。ロッド部材66の主部68はピストン58から前方(図1において右方)に延出し、閉塞部材44に形成されている貫通孔48を挿通している。主部68の外径は貫通孔48の外径に対応せしめられており、両者間はシールリング56によってシールされている。
ロッド部材66の、閉鎖部材44を超えて突出している突出端部にはハンマーヘッド74が固定されている。ハンマーヘッド74は円柱形状であり、その後端部には雌ねじ孔が形成されている。ロッド部材66の突出端部には雄ねじが形成されており、この雄ねじをハンマーヘッド74の雌めじ孔に螺合することによってロッド部材66の突出端部にハンマーヘッド74が固定されている。ハンマーヘッド74はロックウエルA硬度(HRA)が80以上の超硬合金、例えばタングステンカーバイドとコバルトとを主成分とする超硬合金、から形成されているのが好都合である。
ピストン58と閉塞部材44との間には、ピストン58を実線で示す第一の位置に弾性的に偏倚する弾性偏倚手段76が配設されている。図示の実施形態においては、弾性偏倚手段76は圧縮コイルばねから構成されており、その前端部は閉塞部材44の後部に被嵌され、その後端部はピストン58の前面に形成されている環状突条62に被嵌されている。
シリンダケース24の主部28の上壁にはシリンダボア46から上面まで延びる2個の連通穴78及び80が形成されている。連通穴78はシンリンダボア46の後端部に対応した位置、即ち第一の位置に位置するピストン58の後方に対応して位置している。かかる連通穴78は可撓性ホースの如き適宜の連通手段(図示していない)によって圧縮空気源82に接続されている(この圧縮空気源82は、6個の破砕機12a、12b及び12c並びに16a、16b及び16cについて夫々別個に配設することもできるが、共通の1個の圧縮空気源82を配設するのが好都合である)。連通手段には、連通穴78を圧縮空気源82に連通せしめる作動状態と連通穴78を大気に開放す非作動状態に選択的に設定される制御弁手段84が配設されている。連通穴80はシリンダボア46の前端部に対応した位置、即ち閉塞部材44の後方に位置しており、シリンダボア46を直接的に大気に解放する解放路を規定している。
シリンダケース24を形成している金属によって破砕すべきシリコンが汚染されるのを防止するために、シリンダケース24の外側面はナイロンの如き合成樹脂カバー部材で覆われているのが好適である。図4には、シリンダケース24の主部28の上面に施されたカバー部材86、シリンダケースの主部28及び前端部26の下面に施されたカバー部材88、シリンダケース24の前端部26の上面に施されたカバー部材90並びにシリンダケース24の主部28と前端部26との境界に存在する肩面に施されたカバー部材92が図示されているが、シリンダケース24の主部26及び前端部28の両側面にもカバー部材(図示していない)が施されている。かようなカバー部材は適宜の接着剤によってシリンダケース24の外側面に接合することができる。シリンダケース24の前端部28の上面に施されたカバー部材90、シリンダケース24の主部26及び前端部28の下面に施されたカバー部材88並びにシリンダケース24の両側面に施されたカバー部材(図示していない)は、シリンダケース24の前端(図4において右端)を超えて延在せしめられているのが好ましい。そして、ピストン58が第二の位置に移動せしめられた時には、二点鎖線で示す如くハンマーヘッド74はカバー部材90及び88並びに図示していない2枚のカバー部材を超えて突出せしめられるが、ピストン58が第一の位置に位置せしめられている時には、ハンマーヘッド74の前端はカバー部材90及び88並びに図示していない2枚のカバー部材の前端よりも後方に退避しているのが好適である。カバー部材90及び88並びに図示していない2枚のカバー部材の、シリンダケース24の前端を超えて前方に延出している部分においては、半径方向内方に膨出せしめることによって肉厚が増大せしめられていて、ハンマーヘッド74の外径に対応した内径の、横断面形状が円形の案内穴98が規定されているのが好適である。
上述したとおりの破砕機12aにおいては、適宜の手動或いは自動制御手段(図示していない)によって、非作動状態に設定されていた制御弁手段84が所定時間(例えば2秒)だけ作動状態に切り替えられる。これによって圧縮空気源82が連通手段(図示していない)を介して所定時間だけシリンダボア46の後端部に連通せしめられ、シリンダボア46の後端部に圧縮空気が流入せしめられる。従って、圧縮空気の作用によってピストン58が弾性偏倚手段76の弾性偏倚に抗して第二の位置に移動され、ハンマーヘッド74がカバー部材90及び88等の前端を超えて突出せしめられ、後に更に言及するごとく破砕すべきシリコン塊に衝突せしめられ、これによってシリコン塊が破砕される。シリンダボア46に供給される圧縮空気は0.5乃至1.0MPa程度の圧力を有するのが好ましく、ハンマーヘッド74は5乃至35m/秒、特に10乃至20m/秒、の速度でシリコン塊に衝突せしめられるのが好ましい。ピストン58が第一の位置から第二の位置に移動される際には、シリンダボア46におけるピストン58よりも前側部分に存在する空気が開放路を形成している連通穴80を通して大気に放出される。例えば2秒程度でよい所定時間経過後に制御弁手段84が非作動状態に戻されると、シリンダボア46の後端側も連通穴78及び連通手段(図示していない)を介して大気に連通される。かくすると、弾性偏倚手段76の弾性偏倚作用によってピストン58が第一の位置に戻され、ハンマーヘッド74はカバー部材90及び88等内に後退せしめられる。
再び図1乃至図3を参照して説明を続けると、図示のシリコン塊破砕装置においては、別個に形成された搬送台100が使用される。この搬送台100は、充分な強度を有するがその上に載置されるシリコン塊を汚染することがない材料、例えばナイロン、から形成されていることが重要である。細長く延在する搬送台100の上面にはV字状断面形状を有し且つ搬送台100の全長に亘って長手方向に延在する受け溝102が形成されている。受け溝102の両側面は相互に110乃至130度、特に120度、であるのが好適である角度βをなす。搬送台100の裏面は平面でよい。
次に、上述したとおりのシリコン塊破砕装置の作用について説明する。当業者には周知の如く、シーメンス法によって生成される多結晶シリコン塊104は略丸棒形状である。かようなシリコン塊104は、搬送台100の受け溝102に沿って延在するように受け溝102上に載置される。そして、適宜のコンベヤー手段(図示していない)によって搬送台102を支持基台2上に搬入することによって、シリコン塊104が支持基台2上の所定位置(更に詳述すると、シリコン塊104の長手方向中心軸線が破砕機12a及び16aのハンマーヘッド74の中心軸線上に合致する位置)に位置付けられる。
次いで、例えば6個の破砕機12a、12b及び12c並びに16a、16b及び16cの各々の制御弁手段84を作動状態にせしめる。かくすると、破砕機12a、12b及び12c並びに16a、16b及び16cの各々のハンマーヘッド74が突出せしめられて搬送台100上に載置されているシリコン塊104に衝突せしめられてシリコン塊104が破砕される。破砕機12a、12b及び12c並びに16a、16b及び16cの配置位置に比べてシリコン塊104の長手方向寸法が大きい場合には、破砕手段12a、12b及び12c並びに16a、16b及び16cが固定されている支持枠4を図1に矢印6a又は6bで示す方向に適宜移動せしめて、シリコン塊104の未だ破砕作業を受けていない部位に破砕機12a、12b及び12c並びに16a、16b及び16cを位置せしめた後に破砕機12a、12b及び12c並びに16a、16b及び16cを再び作動状態にせしめる。必要に応じて、支持枠4の移動と破砕手段12a、12b及び12c並びに16a、16b及び16cの作動とを複数回繰り返し遂行することができる。
破砕機12a、12b及び12c並びに16a、16b及び16cの全てを作動せしめることに代えて、例えば2個の破砕機12a及び16aのみを選択的に作動せしめる、或いは4個の破砕機12b及び12c並びに16b及び16cのみを選択的に作動せしめることもできる。後述する実験例から理解されるとおり、6個の破砕機12a、12b及び12c並びに16a、16b及び16cのうちのいずれを作動せしめるかを選定することによって、破砕によって得られるシリコン片の寸法を変更することができる。作動せしめられる破砕機の数が多くなると得られるシリコン片の平均寸法が小さくなり、作動せしめられる破砕機の数が少なくなると得られるシリコン片の平均寸法が大きくなる傾向がある。
破砕されて支持基台2を超えて飛散するシリコン片は、支持基台2の下方に配設した収集ケース(図示していない)に収集することができる。搬送台100を超えて飛散し支持基台2上に落下したシリコン片は、摺擦ブレードの如き適宜の収集手段によって収集ケースに落下せしめることができる。搬送台100上に残留するシリコン片は、搬送台100と共に支持基台2から搬出され、適宜の収集ケース(図示していない)に収集することができる。
図5及び図6は、本発明に従って構成されたシリコン塊破砕装置の第二の実施形態の主要部を図示している。かかる第二の実施形態においては、静止支持基台202は長手方向(図6において紙面に垂直な方向)に間隔をおいて幅方向に延びる一対の支持梁材204から構成されている。適宜の支持脚(図示していない)によって所要位置に支持された支持梁材204の各々は実質上水平に延在する上面206並びに略円弧状に延びる両側面208を有する。一対の支持梁材204上には長手方向に延在する可動支持部材210が幅方向に滑動自在に装着されている。この可動支持部材210の両端部下面には、可動支持部材210の両側面を超えて幅方向両側に延出している補助支持部材212(図5及び図6に一方の補助支持部材212のみを図示している)が固定されている。そして、補助支持部材212上には2個の搬送台214a及び214bが装着されている。更に詳しくは、搬送台214a及び214bの各々の下面両端部には下方に突出する連結部(図示していない)が形成されており、かかる連結部には貫通孔が形成されている。一方、補助支持部材212には旋回ピン218a及び218bが固定されており、かかる旋回ピン218a及び218bを上記貫通孔に嵌入することによって、補助支持部材212に搬送台214a及び214bが旋回自在に装着されている。図5及び図6に実線で示す位置において、搬送台214a及び214bの下面は上記支持梁材204の上面206に当接せしめられている。一方の搬送台214aは可動支持部材210の片側(図6において右側)に隣接して配置されて可動支持部材210に沿って長手方向に延びている。他方の搬送台214bは可動支持部材210の他側(図6において左側)に隣接して配置されて可動支持部材210に沿って長手方向に延びている。
シリコン塊を汚染することがないナイロンの如き適宜の材料から形成することができる搬送台214a及び214bの各々は、その中央領域に受け部220a及び220bを有し、かかる受け部220a及び220bの上面には長手方向に延在するV字形状の受け溝222a及び222bが形成されている。搬送台214a及び214bには、更に、受け部220a及び220bに対して若干の間隔をおいて受け部220a及び220bを囲繞するカバー壁が形成されている。かかるカバー壁は直立4側壁、即ち両側壁224a及び224b並びに前後壁2226a及び226b(図5に両側壁224a及び224bと前壁226a及び226bを図示しているが、後壁は図示していない)から構成されている。
図5を参照することによって理解される如く、上記可動支持部材210の前端及び後端には下方に垂下する連結部228(図5に前端から下方に垂下する連結部のみを図示している)が付設されている。可動支持部材210の前端から垂下する連結部228には幅方向(図6において左右方向)に貫通する雌ねじ孔が形成されている。可動支持部材210の後端から垂下する連結部には幅方向に貫通する案内孔が形成されている。一方、可動支持部材210の前端下方には、幅方向に間隔をおいて一対の軸受部材230が、適宜の支持脚(図示していない)によって支持されている。そして、かかる一対の軸受部材230には雄ねじ部材232が回転自在に装着されている。この雄ねじ部材232は、連結部228に形成されている上記貫通ねじ孔に螺合されている。一対の軸受部材230の一方には電動モータ(図示していない)が内蔵されており、かかる電動モータが雄ねじ部材232に駆動連結されている。可動支持部材210の後端下方にも、幅方向に間隔をおいて一対の支持部材234(図5にその一方のみを図示している)が、適宜の支持脚(図示していない)によって支持されており、かかる一対の支持部材234間には案内ロッド236が固定されている。この案内ロッド236は連結部に形成されている上記案内孔に挿通せしめられている。電動モータが正転せしめられると、可動支持部材210と共に補助支持部材212を介して可動支持部材210に装着された搬送台214a及び214bが幅方向片側(図6において右方)に移動され、電動モータが逆転せしめられると、可動支持部材210と共に補助支持部材212を介して可動支持部材210に装着された搬送台214a及び214bが幅方向他側(図6において左方)に移動される。
上記一対の支持梁材204の両側には案内シュート238a及び238bが配設されている。かかる案内シュート238a及び238bは一対の支持梁材204よりも幅方向外側で且つ一対の支持梁材204よりも下方に配置されている。案内シュート238a及び238bの下方には長手方向に延在するローラコンベア240a及び240bが配設されている。かかるローラコンベア240a及び240bは上面が開放されている箱形状のコンテナ242を搬送する。案内シュート238a及び238bの上面には、上記搬送台214a及び214bの寸法に対応した受入開口か形成され、案内シュート238a及び238bの下面にはコンナ242の寸法に対応した排出開口が形成されている。
上記一対の支持梁材204の幅方向中央領域の上方には天板244が昇降動自在に配設されている。天板244には適宜の昇降動手段(図示していない)が付設されており、天板244は図5及び図6に実線で示す作用位置(下降位置)と図6に二点鎖線で示す被作用位置(上昇位置)とに選択的に位置付けられる。天板244の下面には長手方向に間隔をおいて複数個、図示の場合は6個、の支持部材246が固定されており、支持部材246の各々には破砕機組248が装着されている。破砕組248の各々には、図1乃至4に図示する第一の実施形態の場合と同様に、3個の破砕機250a、250b及び250c(第一の破砕機250a、第二の破砕機250b及び第三の破砕機250c)が装着されている(従って、図5及び図6に図示する第二の実施形態においては18個の破砕機が装備されている)。3個の破砕機250a、250b及び250bは、図1乃至図4に図示する第一の実施形態における3個の破砕機12a、12b及び12c(或いは16a、16b及び16b)と同一でよい。天板244には、更に、破砕機250a、250b及び250cを囲繞するカバー壁が付設されている。このカバー壁は下方に垂下する両側壁252及び両端壁254から構成されている。図6を参照することによって明確に理解される如く、カバー壁を構成する両側壁252及び両端壁254(図5)の下端部が規定する矩形断面形状は上記搬送台214a及び214bのカバー壁を構成する両側壁224a及び224b並びに両端壁226a及び226bが規定する矩形断面形状よりも若干小さく設定されており、天板244が実線で示す作用位置に下降せしめられると、カバー壁を構成する両側壁252及び両端壁254の下端部は、カバー壁を構成する両側壁224a(または224b)及び両端壁226a(または226b)の内側に侵入し、両カバー壁によって閉じた空間が規定される。
主として図6を参照して、上述したとおりのシリコン塊破砕装置の作用を要約して説明すると、次のとおりである。可動支持部材210が図5及び図6に実線で示す位置即ち第一の作用位置に位置せしめられている時には、一方の搬送台214aは破砕機250a、250b及び250cの下方に位置し、他方の搬送台214bは破砕機250a、250b及び250cに対して片側(図6において左側)に変位して位置する。搬送台214aの受け溝222aには先の搬入工程において破砕すべき棒状シリコン塊256が搬入されている。棒状シリコン塊256の長さは天板244に装着されている18個の破砕機250a、250b及び250cが存在する領域に対応したものでよい。天板244並びにこれに装着されている破砕機250a、250b及び250cは図6に実線で示す作用位置に位置せしめられている。かかる状態において、例えば18個の破砕機250a、250b及び250cの全てが作動せしめられ、搬送台214aに収容されているシリコン塊256に破砕機250a、250b及び250cのハンマーヘッド(図4を参照されたい)が衝突せしめられて、シリコン塊256が破砕される。この際には、天板244に付設された上記カバー壁及び搬送台214aに付設された上記カバー壁が協働して閉じた空間を規定している故に、シリコン塊256の破砕によって生成させるシリコン片が周囲に飛散することはない。一方、破砕機250a、250b及び250cに対して変位せしめられている搬送台214bの受け溝222bには、適宜の搬入機構(図示していない)によって破砕すべき棒状シリコン塊256が搬入される。
しかる後に、天板244並びにこれに装着されている破砕機250a、250b及び250cが図6に二点鎖線で示す被作用位置に上昇せしめられる。次いで、可動支持部材210が、(後述する第二の作用位置210−Aを越えて)図6に二点鎖線210−Bで示す第二の排出位置まで他側、即ち図6において右側に移動せしめられる。かくすると、搬送台214aは一対の支持梁材204の上面を超えて移動せしめられ、図6に二点鎖線で示す如く90度以上の角度、例えば110度程度の角度に渡って図6において時計方向に旋回せしめられ、これによって搬送台214a上の破砕されたシリコン塊が下方に排出され、案内シュート238aを通してコンテナ242内に収容される。破砕されたシリコン塊を収容したコンテナ242はローラコンベア240aによって所要場所に搬送され、案内シュート238aの下方には次の空のコンテナ242が搬入される。
しかる後に、可動支持部材210は片側、即ち図6において左側に移動せしめられて、二点鎖線210−Aで示す第二の作用位置に位置せしめられる。かくすると、一方の搬送台214aは破砕機250a、250b及び250cに対して他側(図6ににおいて右側)に変位して位置せしめられ、他方の搬送台214bは破砕機250a、250b及び250cの下方に位置せしめられる。次いで、天板244並びにこれに装着されている破砕機250a、250b及び250cが図6に実線で示す作用位置に下降せしめられる。しかる後に、例えば18個の破砕機250a、250b及び250cの全てが作動せしめられ、搬送台214bに収容されているシリコン塊256に破砕機250a、250b及び250cのハンマーヘッド(図4を参照されたい)が衝突せしめられて、シリコン塊256が破砕される。この間に、一方の搬送台214aの受け溝222aには、適宜の搬入機構(図示していない)によって破砕すべき棒状シリコン塊256が搬入される。
しかる後に、天板244並びにこれに装着されている破砕機250a、250b及び250cが図6に二点鎖線で示す被作用位置に上昇せしめられる。次いで、可動支持部材210が、上記第一の作用位置を越えて、図6に二点鎖線210−Cで示す第一の排出位置まで片側、即ち図6において左側に移動せしめられる。かくすると、搬送台214bは一対の支持梁材204の上面を超えて移動せしめられ、図6に二点鎖線で示す如く90度以上の角度、例えば110度程度の角度に渡って図6において反時計方向に旋回せしめられ、これによって搬送台214b上の破砕されたシリコン塊が下方に排出され、案内シュート238bを通してコンテナ242内に収容される。破砕されたシリコン塊を収容したコンテナ242はローラコンベア240bによって所要場所に搬送され、案内シュート238bの下方には次の空のコンテナ242が搬入される。
しかる後に、可動支持部材210は他側、即ち図6において右側に移動せしめられて、実線で示す第一の作用位置に位置せしめられる。かくして、一方の搬送台214aが破砕機250a、250b及び250cの下方に位置せしめられ、他方の搬送台214bが破砕機250a、250b及び250cに対して片側(図6ににおいて左側)に変位して位置せしめられる。次いで、天板244並びにこれに装着されている破砕機250a、250b及び250cが図6に実線で示す作用位置に下降せしめられる。しかる後に、上述したとおりの作動が繰り返される。
実験例1
図1乃至図4に図示するとおりのシリコン塊破砕装置を使用して、シリコン塊を破砕した。シリコン塊は略丸棒形状の多結晶シリコンであり、その平均直径は120mmで、長さは800mmであった。搬送台の受け溝上に載置された状態で支持基台に搬入されたシリコン塊の周表面と6個の破砕手段のカバー部材先端との間隙は略20mmであった。第一の破砕機組と第二の破砕機組とのピッチPは80mmであった。第一の破砕機組及び第二の破砕機組の各々において、第一の破砕機は鉛直に配置され、第二及び第三の破砕機は第一の破砕機の両側に60度の角度間隔をおいて配置されて下方に向かって内側に60度傾斜して延在した。搬送台の受け溝上に載置された状態で支持基台に搬入されたシリコン塊の周表面と6個の破砕機におけるハンマーヘッド先端との間の離間長さは50mmであった。破砕機の各々におけるハンマーヘッドはタングステンカーバイドとコバルトとを主成分とする超硬合金から形成され、その直径は30mmで長さは50mmであった。
0.9MPaの圧縮空気を供給して6個の破砕機の全てを作動せしめてシリコン塊を破砕した。支持枠を支持基台の長手方向に90mm毎移動せしめてシリコン塊の破砕を8回遂行し、破砕されたシリコン片をその最大寸法DがD≧120mmであるもの、120mm>D≧10mmであるもの、10mm>Dであるものに分類し、夫々の収率(重量)を求めたところ下記表1のとおりであった。
実験例2
第一の破砕機組及び第二の破砕機組の双方において、中央に位置する第一の破砕機は作動せしめることなく第二に破砕機及び第三の破砕機のみを作動せしめたことを除いて、実験例1と同様な実験を遂行して、同様な収率を求めたところ下記表1のとおりであった。
実験例3
第一の破砕機組及び第二の破砕機組の双方において、第二の破砕機及び第三の破砕機は作動せしめることなく中央に位置する第一の破砕機のみを作動せしめたことを除いて、実験例1と同様な実験を遂行して、同様な収率を求めたところ下記表1のとおりであった。
Figure 2010016479
2:支持基台
4:支持枠
10:第一の破砕手段組
12a:破砕機(第一の破砕機)
12b:破砕機(第二の破砕機)
12c:破砕機(第三の破砕機)
14:第二の破砕機組
16a:破砕機(第一の破砕機)
16b:破砕機(第二の破砕機)
16c:破砕機(第三の破砕機)
24:シリンダケース
44:閉塞部材
46:シリンダボア
58:ピストン
66:ロッド部材
74:ハンマーヘッド
76:弾性偏倚手段
82:圧縮空気源
84:制御弁手段
100:可動搬送台
102:受け溝
104:シリコン塊
202:支持基台
210:可動支持部材
214a:搬送台
214b:搬送台
222a:受け溝
222b:受け溝
248:破砕機組
250a:破砕機(第一の破砕機)
250b:破砕機(第二の破砕機)
250c:破砕機(第三の破砕機)
256:シリコン塊

Claims (20)

  1. シリンダボア空間を規定するためのシリンダケースと、該シリンダボアの片端側である第一の位置と該シリンダボアの他端側である第二の位置との間を滑動自在に該シリンダボア内に収容されたピストンと、該シリンダケース内に固定され該シリンダボアの他端を規定する閉塞部材と、該シリンダボアの該他端側を大気に開放する開放路と、該ピストンを該第一の位置に弾性的に偏倚する弾性偏倚手段と、該ピストンから該シリンダボアの該他端側に延出し該閉塞部材を貫通して該シリンダボアから突出するロッド部材と、該ロッド部材の突出端部に固定されたハンマーヘッドと、圧縮空気源と、該シリンダボアの該片端側と該圧縮空気源との間に配設された連通手段と、該連通手段に配設され該シリンダボアを該圧縮空気源に連通せしめる作動状態と該シリンダボアの該片端側を大気に開放する非作動状態とに選択的に設定される制御弁手段とを具備し、該制御弁手段が該非作用状態に設定されているときには、該弾性偏倚手段の弾性偏倚作用によって該ピストンは該第一の位置に弾性的に偏倚せしめられており、該制御弁手段が該作用状態に設定されると、該圧縮空気源から該シリンダボアの該片端側に供給される圧縮空気によって該ピストンが該弾性偏倚手段の弾性偏倚作用に抗して該第二の位置に強制される、ことを特徴とするシリコン塊を破砕するための破砕機。
  2. 該シリンダケースは金属製であり、該シリンダケースの外側面は合成樹脂製カバー部材によって覆われている、請求項1記載の破砕機。
  3. 該カバー部材は該シリンダケースの前端を越えて延在せしめられており、該ピストンが該第一の位置に弾性的に偏倚されているときには、該ハンマーヘッドは該カバー部材の前端よりも内側に位置しているが、該ピストンが該第二の位置に強制されると該ハンマーヘッドは該カバー部材の該前端を越えて突出する、請求項2記載の破砕機。
  4. 該ハンマーヘッドは円筒形外周面を有し、該カバー部材の、該ハンマーヘッドが移動する部位の内径は、該ハンマーヘッドの外径に対応せしめられていて、該ハンマーヘッドの移動が該カバー部材によって案内される、請求項3記載の破砕機。
  5. 該ハンマーヘッドは超硬合金製である、請求項1から4までのいずれかに記載の破砕機。
  6. 破砕すべき略丸棒形状の棒状多結晶シリコン塊を支持するための支持基台と、該支持基台上に支持される棒状多結晶シリコンに対向して且つ相互に間隔をおいて配設された複数個の破砕機とを具備し、該破砕機の各々は該支持基台上に支持されているシリコン塊に衝突せしめられるハンマーヘッドを有する、ことを特徴とするシリコン塊破砕装置。
  7. V字断面形状を有し且つ長手方向に延在する受け溝が上面に形成されている搬送台を含み、シリコン塊は該搬送台の該受け溝上に載置され、該搬送台が該支持基台上に搬入される、請求項6記載のシリコン塊破砕装置。
  8. 該支持基台上には可動支持部材が配設されており、該可動支持部材上にはV字断面形状を有し且つ長手方向に延在する受け溝が上面に形成されている搬送台が2個並列に装着されており、該可動支持部材は該搬送台の一方が該破砕機の下方に位置し他方が該破砕機に対して片側に変位する第一の作用位置と該搬送台の該他方が該破砕機の下方に位置し該一方が該破砕機に対して他側に変位する第二の作用位置との位置せしめられ、該可動支持部材が該第一の作用位置に位置せしめられている時に、該搬送台の該一方の該受け溝に載置されているシリコン塊が該破砕機によって破砕され、該搬送台の該他方に破砕すべきシリコン塊が搬入され、該可動支持部材が該第二の作用位置に位置せしめられている時に、該搬送台の該他方の該受け溝に載置されているシリコン塊が該破砕機によって破砕され、該搬送台の該一方に破砕すべきシリコン塊が搬入される、請求項6記載のシリコン塊破砕装置。
  9. 該可動支持持部材は、更に、該第一の作用位置を越えて更に該片側に変位せしめられた第一の排出位置と該第二の作用位置を越えて該他側に変位せしめられた第二の排出位置に位置せしめられ、該搬送台は長手方向に延びる旋回軸線を中心として旋回自在に装着されており、該可動支持部材が該第一の排出位置に位置せしめられると、該搬送台の該他方はその長手方向に延びる旋回軸線を中心として90度以上の角度に渡って旋回せしめられて、その受け溝上の破砕されたシリコン塊が下方に排出され、該可動支持部材が該第二の排出位置に位置せしめられると、該搬送台の該一方はその長手方向に延びる旋回軸線を中心として90度以上の角度に渡って旋回せしめられて、その受け溝上の破砕されたシリコン塊が下方に排出される、請求項8記載のシリコン塊破砕装置。
  10. 該破砕機は作用位置と該作用位置から上昇せしめられた非作用位置とに位置付けられる昇降自在な支持枠に装着されており、該搬送台の各々には該受け溝を囲繞して上方に延びるカバー壁が付設されており、該支持枠には該破砕機を囲繞して下方に延びるカバー壁が付設されており、該可動支持部材が該第一の作用位置に位置付けられ該支持枠が該作用位置に下降せしめられると、該搬送台の該一方の該カバー壁と該支持枠の該カバー壁との協働によって閉空間が規定され、該可動支持部材が該第二の作用位置に位置付けられ該支持枠が該作用位置に下降せしめられると、該搬送台の該他方の該カバー壁と該支持枠の該カバー壁との協働によって閉空間が規定される、請求項8又は9記載のシリコン塊破砕装置。
  11. 該受け溝の両側面は相互に110乃至130度の角度をなす、請求項7から10のいずれかに記載のシリコン塊破砕装置。
  12. 該破砕機は、該支持基台上に支持されたシリコン塊の真上に位置する第一の破砕機、シリコン塊の外周面方向に見て該第一の破砕機の両側に夫々等角度間隔をおいて位置する第二及び第三の破砕機を含む、請求項1から11までのいずれかに記載のシリコン塊破砕装置。
  13. 該第二及び第三の破砕機は該第一の破砕機に対して夫々30乃至80度の角度間隔をおいて位置する、請求項12記載のシリコン塊破砕装置。
  14. 該第一、第二及び第三の破砕機の各々の該ハンマーヘッドは、シリコン塊の中心軸線に向けて突出せしめられてシリコン塊に衝突せしめられる、請求項13記載のシリコン塊破砕装置。
  15. 該第一、第二、及び第三の破砕機からなる破砕機組が、該支持基台上に支持されたシリコン塊の長手方向に間隔をおいて複数個配設されている、請求項12から14までのいずれかに記載のシリコン塊破砕装置。
  16. 該破砕機の各々は、シリンダボア空間を規定するためのシリンダケースと、該シリンダボアの片端側である第一の位置と該シリンダボアの他端側である第二の位置との間を滑動自在に該シリンダボア内に収容されたピストンと、該シリンダケース内に固定され該シリンダボアの他端を規定する閉塞部材と、該シリンダボアの該他端側を大気に開放する開放路と、該ピストンを該第一の位置に弾性的に偏倚する弾性偏倚手段と、該ピストンから該シリンダボアの該他端側に延出し該閉塞部材を貫通して該シリンダボアから突出するロッド部材と、該ロッド部材の突出端部に固定されたハンマーヘッドと、圧縮空気源と、該シリンダボアの該片端側と該圧縮空気源との間に配設された連通手段と、該連通手段に配設され該シリンダボアを該圧縮空気源に連通せしめる作動状態と該シリンダボアの該片端側を大気に開放する非作動状態とに選択的に設定される制御弁手段とを具備し、該制御弁手段が該非作用状態に設定されているときには、該弾性偏倚手段の弾性偏倚作用によって該ピストンは該第一の位置に弾性的に偏倚せしめられており、該制御弁手段が該作用状態に設定されると、該圧縮空気源から該シリンダボアの該片端側に供給される圧縮空気によって該ピストンが該弾性偏倚手段の弾性偏倚作用に抗して該第二の位置に強制される、請求項6から15までのいずれかに記載のリシコン破砕装置。
  17. 該シリンダケースは金属製であり、該シリンダケースの外側面は合成樹脂製カバー部材によって覆われている、請求項16記載のシリコン破砕装置。
  18. 該カバー部材は該シリンダケースの前端を越えて延在せしめられており、該ピストンが該第一の位置に弾性的に偏倚されているときには、該ハンマーヘッドは該カバー部材の前端よりも内側に位置しているが、該ピストンが該第二の位置に強制されると該ハンマーヘッドは該カバー部材の該前端を越えて突出する、請求項17記載のシリコン破砕装置。
  19. 該ハンマーヘッドは円筒形外周面を有し、該カバー部材の、該ハンマーヘッドが移動する部位の内径は、該ハンマーヘッドの外径に対応せしめられていて、該ハンマーヘッドの移動が該カバー部材によって案内される、請求項18記載のリシコン破砕装置。
  20. 該ハンマーヘッドは超硬合金製である、請求項16から19までのいずれかに記載のシリコン破砕装置。
JP2010523858A 2008-08-06 2009-08-04 シリコン塊を破砕するための破砕機及びかかる破砕機を複数個備えたシリコン破砕装置 Active JP5627461B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010523858A JP5627461B2 (ja) 2008-08-06 2009-08-04 シリコン塊を破砕するための破砕機及びかかる破砕機を複数個備えたシリコン破砕装置

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008203041 2008-08-06
JP2008203041 2008-08-06
JP2008218286 2008-08-27
JP2008218286 2008-08-27
PCT/JP2009/063793 WO2010016479A1 (ja) 2008-08-06 2009-08-04 シリコン塊を破砕するための破砕機及びかかる破砕機を複数個備えたシリコン破砕装置
JP2010523858A JP5627461B2 (ja) 2008-08-06 2009-08-04 シリコン塊を破砕するための破砕機及びかかる破砕機を複数個備えたシリコン破砕装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010016479A1 true JPWO2010016479A1 (ja) 2012-01-26
JP5627461B2 JP5627461B2 (ja) 2014-11-19

Family

ID=41663696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010523858A Active JP5627461B2 (ja) 2008-08-06 2009-08-04 シリコン塊を破砕するための破砕機及びかかる破砕機を複数個備えたシリコン破砕装置

Country Status (9)

Country Link
US (2) US8418946B2 (ja)
EP (1) EP2308598B1 (ja)
JP (1) JP5627461B2 (ja)
KR (1) KR101614972B1 (ja)
CA (1) CA2726715A1 (ja)
MY (1) MY160034A (ja)
RU (1) RU2011108304A (ja)
TW (1) TWI465290B (ja)
WO (1) WO2010016479A1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2726715A1 (en) * 2008-08-06 2010-02-11 Tokuyama Corporation Crusher for crushing a silicon lump, and silicon lump crushing apparatus having a plurality of crushers
DE102010039752A1 (de) * 2010-08-25 2012-03-01 Wacker Chemie Ag Polykristallines Silicium und Verfahren zu dessen Herstellung
CN102319594A (zh) * 2011-07-20 2012-01-18 洛阳佑东光电设备有限公司 多晶硅破碎装置
EP2749532A4 (en) * 2011-09-29 2015-04-22 Choshu Industry Co Ltd SHREDDING DEVICE FOR RAW MATERIAL SILICON
US9030219B2 (en) * 2012-03-01 2015-05-12 Kla-Tencor Corporation Variable pressure four-point coated probe pin device and method
DE102012213565A1 (de) * 2012-08-01 2014-02-06 Wacker Chemie Ag Vorrichtung und Verfahren zum Zerkleinern eines polykristallinen Siliciumstabs
DE102013216557A1 (de) * 2013-08-21 2015-02-26 Wacker Chemie Ag Polykristalline Siliciumbruchstücke und Verfahren zum Zerkleinern von polykristallinen Siliciumstäben
CN106824475A (zh) * 2017-01-16 2017-06-13 浙江中州硅业有限公司 一种工业硅制粉生产工艺
CN107790211A (zh) * 2017-11-27 2018-03-13 亦臻包装科技(苏州)有限公司 一种化妆品生产用研磨装置
US20210339370A1 (en) * 2018-10-08 2021-11-04 Wacker Chemie Ag Pneumatic chipping hammer
CN109847834B (zh) * 2018-11-22 2021-11-30 东莞市湘汝食品科技有限公司 一种辣椒自动剁碎装置
CN110124777A (zh) * 2019-05-06 2019-08-16 浙江晶盛机电股份有限公司 一种硅料无污染自动破碎装置
JP7427516B2 (ja) 2020-04-27 2024-02-05 高純度シリコン株式会社 多結晶シリコン製造用シードの製造方法
CN111774956B (zh) * 2020-07-27 2021-04-20 亚洲硅业(青海)股份有限公司 硅棒制备方法、硅芯及硅棒制备装置
CN112691724A (zh) * 2020-10-19 2021-04-23 李刚 一种用于饲料加工的浸泡及研磨装置
CN112473793B (zh) * 2020-10-23 2021-10-08 易县腾辉矿产建材有限公司 一种建筑业用节能环保大型砂石骨料破碎机
CN112387335A (zh) * 2020-11-05 2021-02-23 混楚(上海)环保设备制造有限公司 一种废混凝土智能静压破碎装置
CN116001146B (zh) * 2022-12-13 2024-05-03 广东邦凯塑料科技有限公司 一种塑料再利用破碎机

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB312595A (en) * 1928-02-28 1929-05-28 Ernesto Curti Improvements in or in connection with pneumatically operated percussive tools
US3428231A (en) * 1967-04-12 1969-02-18 Beatrice Foods Co Separation of frozen hog skins
US3567089A (en) * 1968-09-12 1971-03-02 Foundry Suppliers Inc Engine block breaking apparatus
US3670971A (en) * 1970-12-17 1972-06-20 Ardal Og Sunndal Verk Crushing machine for coarse crushing of brittle materials
US3802629A (en) * 1971-12-30 1974-04-09 Mobil Auto Crushers Corp Engine block scrap processor
US3841569A (en) * 1972-11-20 1974-10-15 Kartridg Pak Co Separating meat from bones
AU536689B2 (en) * 1981-11-24 1984-05-17 John Bennetto Rock breaking apparatus
JPS6094388U (ja) * 1983-11-30 1985-06-27 三菱電機株式会社 レ−ザ−加工装置
JP2565759B2 (ja) 1988-12-02 1996-12-18 高純度シリコン株式会社 多結晶シリコンの破砕装置
JP3043842B2 (ja) * 1991-07-16 2000-05-22 オールエヤー株式会社 ハンマ装置
JPH05104457A (ja) * 1991-10-14 1993-04-27 Mitsubishi Electric Corp 打撃ハンマー装置
JPH08109013A (ja) * 1994-10-12 1996-04-30 Tokuyama Corp シリコン種の製造方法
AU3138900A (en) * 1999-03-10 2000-09-28 Cameron M. L. Clokie Oral craniofacial bone mill
US6598815B2 (en) * 2001-12-07 2003-07-29 Yung-Tsung Hsieh Breaker of reinforced glass
US7431230B2 (en) * 2005-03-16 2008-10-07 Medtronic Ps Medical, Inc. Apparatus and method for bone morselization for surgical grafting
DE102005019873B4 (de) * 2005-04-28 2017-05-18 Wacker Chemie Ag Vorrichtung und Verfahren zum maschinellen Zerkleinern von Halbleitermaterialien
JP2007253254A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Toshiba Ceramics Co Ltd シリコン単結晶の円筒研削方法
US20100025060A1 (en) 2006-10-16 2010-02-04 Yasuo Yamane Silicon lump crushing tool
CA2726715A1 (en) * 2008-08-06 2010-02-11 Tokuyama Corporation Crusher for crushing a silicon lump, and silicon lump crushing apparatus having a plurality of crushers

Also Published As

Publication number Publication date
US20110068206A1 (en) 2011-03-24
KR101614972B1 (ko) 2016-04-22
KR20110052606A (ko) 2011-05-18
TWI465290B (zh) 2014-12-21
US20130200190A1 (en) 2013-08-08
JP5627461B2 (ja) 2014-11-19
EP2308598A4 (en) 2017-11-22
MY160034A (en) 2017-02-15
EP2308598B1 (en) 2018-09-26
US8418946B2 (en) 2013-04-16
WO2010016479A1 (ja) 2010-02-11
RU2011108304A (ru) 2012-09-20
TW201008648A (en) 2010-03-01
EP2308598A1 (en) 2011-04-13
CA2726715A1 (en) 2010-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5627461B2 (ja) シリコン塊を破砕するための破砕機及びかかる破砕機を複数個備えたシリコン破砕装置
US7360727B2 (en) Apparatus and method for the mechanical comminution of semiconductor materials
KR100830088B1 (ko) 분철 및 반가공제품 압축기
CN102179271A (zh) 颚击擦式超细破碎机
JPH01228562A (ja) ジョークラッシャ
JP4849963B2 (ja) 破砕機
CN110124775B (zh) 一种铁合金破碎加工设备
CN213913946U (zh) 一种实验室纯矿物碎矿机
TWI522175B (zh) 用於細碎多晶矽棒的裝置及方法
CN210646746U (zh) 一种从建筑废料中回收金属的装置
EP1247581A2 (en) Hammer crusher
CN215783994U (zh) 一种水利施工用碎石破碎装置
CN210187250U (zh) 一种粉碎机
CN113006784A (zh) 采煤机高效截割系统
KR101144823B1 (ko) 고철 압축절단장치
CN218308420U (zh) 一种加气块废料回收加工生产线
CN109894210A (zh) 一种药物粉碎机及其操作方法
KR101547253B1 (ko) 금속칩 압축 성형장치
CN218190182U (zh) 一种耐磨立轴破碎装置
CN213102333U (zh) 一种上料防堵塞的鄂式破碎机
CN212190117U (zh) 一种破碎机出料装置
CN218139256U (zh) 一种空调外壳板预破碎机
CN216368108U (zh) 一种颚式破碎机
CN215506974U (zh) 一种水泥工业熟料破碎机
US1044255A (en) Crusher or grinder.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140916

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140930

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5627461

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150