JPWO2009153856A1 - 防着カバー付きキャリアおよび防着カバー着脱装置 - Google Patents

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Abstract

キャリアを起因として発生する付着膜の剥離を抑制し、キャリアの交換周期を長くする。基板2を支える基板ホルダ3を搬送するための機構を有するスライダー7から構成されるキャリア1で、基板ホルダ3を覆うことが可能な成膜される基板2と同等かそれ以上の開口を持つ防着カバー20a、20bが、基板ホルダ3の両面に設置される。この際、基板ホルダ3、支持爪4、固定部6は、防着カバー20により隠れる配置となる。成膜室において、防着カバー20により覆われたキャリア1は、基板2に所定の成膜を行うため、成膜室にてプラズマ空間に曝され成膜が行われるが、防着カバー20により覆われた基板ホルダ3、支持爪4、固定部6には、膜の堆積を抑えることができる。このため、爪のたわみによる膜剥がれや、固定部6などの鋭角部からの膜剥がれを抑制し、キャリア1の交換周期を長くすることができる。

Description

本発明は、基板の表面に所定の処理を施す成膜装置において、基板を支えるための支持爪を有するキャリアに関する。
様々な基板表面に成膜を行うことは盛んに行われている。このような成膜装置は、図1、図13に示すように、成膜を行なう成膜室内の所定位置に基板2を保持するため、支持爪4と固定部6とを有する基板ホルダ3と、基板ホルダを搬送するための機構を有するスライダー7から構成されるキャリア1を備えている。成膜は、本来は基板2のみに堆積させるべきであるが、キャリア1にも付着してしまう。この成膜された膜には応力の高い膜もあり、キャリア1、とくに基板2を支持する支持爪4にも厚く堆積されていく。付着物を除去するため、基板ホルダー3がスライダ7から取外され、分解・再生洗浄された後、再び基板ホルダー3は使用される(図13参照)。
公表特許公報、国際公開No:W001/056758があり、これには縦型のキャリアが記載されている。この構造は基板を支えるための支持爪及び前記支持爪を固定する固定部が露出している。
国際公開No:W001/056758
更に、従来は、図2のように成膜室10内の成膜源11とキャリア12の間に成膜室10に固定したシールド13を配することにより、キャリア12への膜付着を軽減していたが、キャリアを成膜室へ搬送する際、接触しないよう隙間を設けてあった。このため、支持爪4及び固定部6にも膜付着が生じていた(特表2002−512658号公報参照)。
特表2002−512658号公報
前記キャリア1の基板ホルダ3以外にも、図3のような基板15近傍まで支持爪17を基板ホルダ16内部に組み込む基板支持ホルダ18も存在するが、基板を脱着するため支持爪先端部は露出している。また、前記支持爪の固定部なども露出している構造となっており、これらの部位には膜付着が生じていた(特表2006−517324号公報参照)。
特表2006−517324号公報
図1、図13に示すような前記キャリア1においては、支持爪4及び固定部6が露出しているため、基板2を成膜した際に支持爪4及び固定部6に膜が付着、複数回連続処理すると、爪のたわみによる膜剥がれや、固定部の鋭角部からの膜剥がれが生じパーティクルの原因となる。
図3A、3Bに示すような基板15近傍まで支持爪17を基板ホルダ16内部に組み込む基板支持ホルダ18や図2のような成膜室10内のキャリア12近傍に成膜室10に固定したシールド13を配する方法のものでも、支持爪先端や固定部には、膜が堆積することには変わりは無く、前記理由により同様のパーティクルが発生する。
前記パーティクルが基板の表面に付着すると、局所的な膜厚異常が生じる。局所的な膜厚異常は、ハードディスクのような情報記録ディスクの場合は、不良セクタなどの欠陥を生じやすい。
ここで「セクタ」とは、ハードディスク中のプラッタと呼ばれる回転する円盤上の最小記録単位である。このセクタの磁性が極端に弱くなれば、記録された磁気情報は読み書きすることができなくなる。原因は磁性の劣化に限らず、前記の膜厚異常などによっても同様の症状となる。これらの読み書き不良のセクタを不良セクタという。
さらに最近の情報記録ディスクは、記録密度向上のため、セクタが小さくなってきている。このため、僅かな膜厚異常(例えば突起の形成)でも、不良となり易い。
上記理由により、従来の成膜装置では、複数回連続処理したキャリアは、新品ないしは再生洗浄済みの新たなキャリアに交換をせざるえなかった。
本発明は上記パーティクルの問題を解決するためになされたものであり、また、キャリア交換周期をも延ばすことを目的とする。
本発明の防着カバーは、基板ホルダ、支持爪、固定具の全てを覆うことが可能な大きさであり、防着カバーには、成膜される基板と同等かそれ以上の開口を有する。前記防着カバーは、基板ホルダの両面、もしくは片面に設置され得る。
防着カバーは、基板ホルダと共に基板ホルダを搬送するための機構を有するスライダーに接続され、キャリアストッカーや成膜装置に投入される。
防着カバーには、固定するための鍵型の金具があり、これを基板ホルダの角穴に引っ掛けることにより防着カバーと基板ホルダ3を固定する。また、ネジやマグネットなどによる固定など他の方法でも可能である。
防着カバーは、膜の応力緩和のため、できるだけ鋭角構造を排し、素材が異なる組立式のものは避けることが好ましい。また、熱伝導率が高い素材を選定することにり、入熱部近傍とそれ以外の場所での熱膨張による膜応力を緩和することが可能となる。
さらに、防着カバーに付着した膜を剥がれ難くするため、表面をサンドブラストや溶射により粗すことは、付着した膜の物理的な付着力を上げることになり、効果が期待される。これは、キャリアにも同様の効果が期待できる。
防着カバー着脱装置は、防着カバーを交換するために防着カバー着脱用ロボットの設けられたロボット室とキャリア搬送室と防着カバーを収納するための収納エリアを配したカバー収納室とから成立する。
本発明のキャリア1及び防着カバー20により、キャリア1が原因で発生する付着膜の剥離を抑制するとともに、キャリア1の交換周期を長くすることが可能となる。また、図5の防着カバー着脱装置を用いることにより、真空状態を破壊せず防着カバー20の着脱が可能となるため、キャリア1を大気に曝すことにより発生するパーティクルなど、基板2に悪影響を及ぼす物質を抑制できる。
従来のキャリアの正面図である。 従来の成膜室及びキャリアの断面図である。 従来の支持爪内部組込型の基板支持ホルダの正面図である。 図3Aの拡大図である。 実施形態のキャリアと防着カバーの側面図である。 図4Aのキャリアと防着カバーの正面図である。 本発明の防着カバー着脱装置の拡大図である。 図5の防着カバー着脱装置の側断面図である。 本発明の実施形態に関わる情報記録ディスク製造用の成膜装置の平面図である。 成膜装置に防着カバー着脱装置を併設した図である。 別な構成の成膜装置であって、基板供給室、基板排出室の間にある防着カバー着脱装置を示す図である。 別な構成の成膜装置であって、キャリアストッカーに併設して防着カバー着脱装置(真空着脱)を配置した図である。 別な構成の成膜装置であって、キャリアストッカーに併設して防着カバー着脱装置(大気着脱)を配置した図である。 キャリア搬送室を基板ホルダクリーニング処理室とした配置を示す図である。 従来の基板ホルダーの斜視図である。 本発明の基板ホルダーの斜視図である。 図14Aの基板ホルダーの防着カバーを分解した図である。
符号の説明
1 キャリア
2 基板
3 基板ホルダ
4 支持爪
5 角穴
6 固定部
7 スライダー
10 成膜室
11 成膜源
12 キャリア
13 シールド
15 基板
16 基板ホルダ
17 支持爪
18 基板ホルダ
20a、b 共に防着カバー組立前
21 防着カバー開口
22 固定金具
23 キャリア
30 防着カバー着脱装置
31 防着カバー着脱ロボット
32 ロボット室
33 防着カバー収納カセット
34 カバー収納室
35 キャリア搬送室
36 真空仕切り弁
37 大気仕切り弁
38 真空ポンプ
39 基板
40 真空室仕切り弁
41 基板供給室
42 基板排出室
43、44、45、46 方向転換室
47 キャリアストッカー
50 防着カバー着脱室
51 基板供給室
52 基板排出室
53 基板
54 キャリア
60 防着カバー着脱室
61 成膜室
62 キャリア収納室
63 防着カバー着脱ロボット
70 防着カバー着脱室
71 成膜室
72 キャリア収納室
73 待機室
74 真空排気機構
80 キャリア搬送室
81 電極駆動棒
82 基板ホルダ
83 整合器
84 高周波電源
85 伝送線
86 高周波導入棒
87 電極スプリング
88 Gas
90 方向転換室
91 防着カバー着脱装置
以下、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では成膜装置の一例として、同様に情報記録ディスク製造用の成膜装置をとり上げて説明する。
図7は本発明の実施形態にかかわる成膜装置の概略構成を示す平面図である。本実施形態の装置では、複数の真空室が方形の輪郭に沿って縦設されている。各真空室は、専用または兼用の排気系よって排気される真空容器である。各真空室の境界部には真空室仕切り弁40が配置されている。前記の成膜装置内を、図1の基板2は、キャリア1に保持されて搬送されるようになっている。複数の縦設された真空室内に方形の移動路が設置されており、この移動路に沿ってキャリア1を移動させる移動機構が設けられている。キャリア1は基板2を保持したままこの移動機構により各室を搬送するようになっている。
複数の真空室のうち、方形の一辺に配置された二つの真空室が、キャリア1への基板2の搭載を行なう基板供給室41及びキャリア1からの基板2の回収を行なう基板排出室42になっている。尚、方形の移動路のうち、基板供給室41と基板排出室42との間の部分は、基板排出室42から基板供給室41にキャリア1を戻すリターン移動路になっている。
また、他の真空室は、基板2に各種処理を行なう真空室になっている。方形の角の部分の真空室は、キャリア1の搬送を90度方向転換する、方向転換機構を備えた方向転換室43、44、45、46になっている。
キャリア1の新品や再生・洗浄済み品を収納でき、成膜装置内にて膜の堆積したキャリア1を入れ替えることができるキャリアストッカー47が、方向転換室に併設されている。前記キャリアストッカー47により、生産を止めることなくキャリア1を入れ替えることが可能となる。
図4A、4Bは、本発明の実施形態のキャリア23及び防着カバー20の側面図及び正面図であり、キャリア23は図1のように、基板ホルダ3、基板ホルダ3を搬送するためのスライダー7、支持爪4、固定具6を有し、基板ホルダ3には、防着カバー20a、20bを設置するための角穴5などが開いている。防着カバー20a、20bは、固定用金具22を有し、この固定用金具22により基板ホルダ3に固定される。この防着カバー20a、20bを基板ホルダ3に固定する方法は、差込、引掛け、ネジ止めなど方法は問われない。図14Aは、本発明の第1実施形態のキャリア23の斜視図であり、図14Bは防着カバー20a、20bを取り外した様子を示す。基板ホルダー3が2つの防着カバー20a、20bでサンドウィッチされる。
図5は本発明の防着カバー着脱装置30であり、防着カバー20を交換するために防着カバー着脱用ロボット31の設けられたロボット室32、防着カバーを収納するための収納エリア33を配したカバー収納室34、キャリア搬送室35を有し、真空仕切り弁36と大気仕切り弁37と真空ポンプ38を有する。また、前記防着カバー着脱装置30は、キャリア搬送室35を挟み、基板39に対して両面に配することも可能である。
図5のような構成とすることにより、真空中での防着カバーが着脱可能となり、キャリア1を大気に曝すことにより発生するパーティクルなど、基板2に悪影響を及ぼす物質を抑制できるという効果を奏する。
図6は図5記載の防着カバー着脱装置の側断面図である。前記防着カバー収納室34内の交換用の防着カバー収納エリア33は、上下左右に配置する事もでき、本図は上下に配置した例である。
図6のような構成とすることにより、交換前の防着カバーの収納と、交換後の防着カバーを別に収納する事ができ、交換前の防着カバーへのパーティクル付着を低減できるという効果を奏する。
図8は、成膜装置の方向転換室90に防着カバー着脱装置91が併設されている。図8のような構成とすることにより、防着カバー着脱装置91をロードロック室として使用できるという効果を奏する。
図9は別な配置を示し、防着カバー着脱装置50を基板供給装置51、基板排出装置52の間に配することにより、キャリア54上に基板53が無い状態での防着カバー20の着脱を可能とする。
図10は別な配置を示し、防着カバー着脱装置60を、成膜装置61に設置されるキャリアストッカー62に併設することにより、成膜装置61内の成膜状態、タクトを乱すことなく、キャリアを交換可能としたものであり、成膜装置61内のキャリアに設置された防着カバー20に膜付着した場合、この膜付着したキャリアをキャリアストッカー62に予め配してあったキャリアと交換することが可能となる。また、キャリアストッカー62に収納された膜付着したキャリアは、防着カバー着脱装置60に搬送され、防着カバー20は防着カバー着脱ロボット63により交換され、再びキャリアストッカー62にキャリアと共に収められる。これにより、支持爪など、基板に直接影響を及ぼす部位を有するキャリアを交換することなく、成膜を続けることが可能となる。
図11は別な配置を示し、防着カバー着脱装置70を、成膜装置71に設置されるキャリアストッカー72に真空排気機構74を有する待機室73を介して設置することにより、大気中にて防着カバーを着脱することが可能となる。このため、比較的安価に防着カバー着脱装置70を制作することも可能となる。また、この状態での着脱は、ロボットなどによる自動化をされなくともよく、手動での交換も可能となる。
図12は、キャリア搬送室を基板処理室、とくに基板ホルダクリーニングと兼用した例の側断面図である。キャリア搬送室80内に高周波導入経路81を設け、別途設けた排気系によって予め所定の真空圧力まで排気され、その圧力が維持される。そして、電極駆動棒81が所定のストロークだけ前進する。この結果、基板ホルダ82に、高周波電源84からの電圧が、伝送線85、高周波導入棒86、電極スプリング87を介して印加される。
基板ホルダ82に高周波電圧が印加されると、設置電位に維持されているキャリア搬送室80の器壁等との間に電界が設定され、導入されているガスに高周波放電が生じ、高周波放電プラズマが形成される。この際、プラズマと高周波電源84との間には、整合器83に含まれるコンデンサ又は別途設けられる不図示のコンデンサ等によるキャパシタンスが存在する。プラズマが形成されている空間にキャパシタンスを介して高周波電界を設定すると、キャパシタンスの充放電にプラズマ中の電子とイオンが作用する。この結果、電子とイオンの移動度の違いから基板ホルダ82の表面に自己バイアス電圧と呼ばれる負の電流分の電圧が発生する。
アルゴンガス88をキャリア搬送室80内に導入した場合、プラズマ中のイオンは、この自己バイアス電圧によって加速されて基板ホルダ82の表面の堆積膜に入射して堆積膜を衝撃する。これにより、堆積膜がスパッタエッチングされ、基板ホルダ82から除去される。
また、酸素ガスをアルゴンガスの代わりに、キャリア搬送室80内に導入した場合は、酸素プラズマが発生し、これにより活性酸素が生成され、この活性酸素により、カーボンなどによる保護膜と反応を起こし、一酸化炭素、二酸化炭素のような気体に変化し排出される。これにより、堆積膜が酸素アッシングされ、基板ホルダ82から除去される。
スパッタエッチングやアッシングを所定時間行なった後、高周波電源84の動作を停止する。その後、電極駆動棒81を駆動して電極スプリング87を基板ホルダ82から引き離す。
図12のようにキャリア搬送室と基板処理室とを兼用することにより、基板処理室を低減することができ、フットプリントを低減するという効果を奏する。

Claims (10)

  1. 基板を保持するための基板支持爪を有する基板ホルダと該基板ホルダを搬送するためのスライダーとからなるキャリアであって、前記基板支持爪に膜が付着するのを防ぐための防着カバーを前記基板ホルダに設けたことを特徴とするキャリア。
  2. 前記防着カバーは基板ホルダの両面、もしくは片面に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のキャリア。
  3. 別途設けられた前記防着カバーを交換するための防着カバー着脱装置により、防着カバーが着脱されることを特徴とする請求項1から2記載のキャリア。
  4. 基板を保持するための基板支持爪を有する基板ホルダと、前記基板支持爪に膜が付着するのを防ぐため前記基板ホルダに着脱可能に取り付けられた防着カバーと、該基板ホルダを搬送するためのスライダーとからなるキャリアであって、前記防着カバーを着脱するための防着カバー着脱装置が、防着カバーを収納するための防着カバー収納室と、前記防着カバーを交換するための防着カバー着脱用ロボットが設けられたロボット室と、前記防着カバーが装着されたキャリアを搬送するためのキャリア搬送室とからなることを特徴とする防着カバー着脱装置。
  5. 前記防着カバー収納室は、前記防着カバーの交換前と後で別の収納室とすることを特徴とする請求項4記載の防着カバー着脱装置。
  6. 前記防着カバー収納室と前記ロボット室とが、キャリア搬送室の搬送方向の片側面ないしは両側面に設けられていることを特徴とする請求項4記載の防着カバー着脱装置。
  7. 前記キャリアを回収・収納・排出するキャリアストッカー室を接続したことを特徴とする請求項4ないし6記載の防着カバー着脱装置。
  8. 前記防着カバー着脱装置は、インライン型処理装置の基板供給室と基板排出室との間に接続されていることを特徴とする請求項4ないし6記載の防着カバー着脱装置。
  9. 前記防着カバー着脱装置と前記キャリアストッカーとの間に設けられた、真空排気・ベント機構を有し、かつキャリア搬送機構を有する待機室に、接続されていることを特徴とする請求項6又は7記載の防着カバー着脱装置。
  10. 前記防着カバー着脱装置のキャリア搬送室が基板処理室と兼用していることを特徴とする請求項4ないし8記載の防着カバー着脱装置。
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