JP2001316797A - 成膜装置および成膜装置に用いる防着部材 - Google Patents

成膜装置および成膜装置に用いる防着部材

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JP2001316797A
JP2001316797A JP2000134538A JP2000134538A JP2001316797A JP 2001316797 A JP2001316797 A JP 2001316797A JP 2000134538 A JP2000134538 A JP 2000134538A JP 2000134538 A JP2000134538 A JP 2000134538A JP 2001316797 A JP2001316797 A JP 2001316797A
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film
deposition
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substrate
film forming
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Hide Kawakusu
秀 川楠
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板キャリア表面への膜の付着を防止し、メ
ンテナンスを簡易且つ低コストで行うことができる防着
部材を備えた成膜装置を提供する点にある。 【解決手段】 成膜装置1は、基板を保持して搬送する
基板キャリア10,10,10を備え、当該基板キャリ
ア10に搭載した基板に蒸着粒子を付着させて膜を形成
するものであり、前記基板キャリア10の表面への膜の
付着を防止する着脱自在の防着部材11a〜11cを前
記基板キャリア10の底面に取り付けたことを特徴とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成膜装置において
膜の付着を防止する防着部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】成膜装置は、例えばプラズマCVD法や
スパッタ法のような減圧下での成膜法により、成膜室で
基板上に薄膜を形成し得る装置である。この種の成膜装
置では、基板だけでなく成膜室の内壁面にも膜が堆積す
るため、その除去などの保守作業を容易にする目的で、
その内壁面に防着板と呼称する着脱可能な保護治具が取
り付けられているのが一般的である。これにより、成膜
工程では防着板に膜が堆積し、成膜室内壁面への膜形成
が防止されるため、成膜装置の保守作業では防着板を取
り替えることにより成膜室内壁面を洗浄する費用と時間
が大幅に削減される。
【0003】この種の防着板を用いた成膜装置として
は、特開平11−6049号公報記載の「真空成膜装
置」がある。この真空成膜装置は、真空容器内で蒸着材
料を蒸気化し、蒸気化した蒸着材料を被処理物体表面に
成膜させる真空成膜装置であって、前記真空容器の側壁
の内側に金属製の防着板を配置し、この防着板の内側に
金属製のメッシュ板を着脱可能に配置したことを特徴と
するものである。これにより、前記蒸着材料に起因する
堆積物がメッシュ板に強固に付着するため、防着板に付
着した堆積物が剥離して落下したり、成膜室内を浮遊し
たりする危険性が低減する。
【0004】また、図8に、電子ビーム加熱蒸着法によ
る従来の成膜装置の概略構成図を例示する。この成膜装
置60では、成膜室61の側部に電子銃62を配置し、
この電子銃62の射出口を除く側部壁面を覆うように側
部防着板63,63,63が配設されている。また、成
膜室61の底部にはルツボ64のハース(炉床)に納め
たターゲット65を配置し、このターゲット65の近辺
を除く成膜室61の底部壁面を覆うように底部防着板6
6が配設される。更に、成膜室61の天井部には、ター
ゲット65から飛翔した蒸着粒子を通す開口部67aを
形成された天部防着板67が配設されている。この天部
防着板67の上方に、基板を搭載した基板キャリア7
0,70,70が搬送路(図示せず)に沿って配置され
ている。
【0005】前記成膜室61の内部は高真空状態にさ
れ、電子銃62から射出された電子ビーム68は外部磁
界などの影響を受けてターゲット65に衝突し、このタ
ーゲット65を加熱して蒸着粒子を放出させる。蒸着粒
子は天部防着板67の開口部67aを通して当該基板キ
ャリア70に搭載した基板の底面に付着して膜を形成す
る。
【0006】図9に、前記基板キャリア70の従来例を
示して説明する。図9(a)は基板キャリア70の底面
図、同図(b)は同図(a)のD−D断面図である。基
板キャリア70は、その周縁部を構成する四角形状の主
フレーム71と、この主フレーム71で囲まれる領域を
2領域に区間する中間フレーム72とを備えており、前
記主フレーム71と中間フレーム72とで区間される各
領域にマスク保持部材73,73を取り付け、各々のマ
スク保持部材73,73の上にマスク74,74を配設
して構成される。各々のマスク74,74の上には基板
(図示せず)が載置され、マスク74の開口部74aを
通して上記蒸着粒子が基板の底面に付着し膜を形成す
る。当該基板キャリア70は当該成膜室にて成膜処理を
受けると、矢印方向に向けて次の処理室に移送される。
尚、本従来例では基板を略垂直状態にして搬送する横型
の基板キャリアを示すが、基板を略垂直状態にして搬送
する縦型の基板キャリアも存在する。
【0007】また、図10(a)は前記側部防着板63
の一例を示す正面図であり、同図(b)はその側面図で
ある。また、図11(a)は前記天部防着板67の底面
図であり、同図(b)は同図(a)のE−E断面図であ
る。天部防着板67にはターゲット65から飛翔した蒸
着粒子を通す湾曲形状の開口部67aが形成されてい
る。この天部防着板67は、図11(a)の上下方向が
図9に示した基板キャリアの左右方向(搬送方向)と一
致するように成膜装置60内に配設される。その開口部
67aを蒸着粒子が通過して基板表面に膜が形成される
のであるが、その開口部67aの湾曲形状を変えること
で基板表面における膜の膜厚分布を調節できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に、成膜装置で
は、製造能力の高さや品質の安定性が要求されるのはも
とより、定期的に実施しなければならないメンテナンス
時の費用の削減も要求される。この点につき、本発明者
は、従来の成膜装置について鋭意研究した結果、以下の
(1)〜(4)の問題などを見出した。
【0009】(1)基板キャリアそのものの重量により
基板キャリアを交換する際のメンテナンス性は非常に悪
いという問題がある。
【0010】(2)また、上記した従来の成膜装置で
は、基板キャリア70の表面にも蒸着粒子が付着して膜
が形成されるため、基板キャリア自体を定期的に洗浄す
る必要が生じ、その洗浄費用の削減が大きな課題とな
る。上記公報に記載した真空成膜装置は、成膜室内壁面
への膜の付着を防止し得るものではあったが、基板キャ
リア70の洗浄費用を削減し得るものでは無かった。特
に、上記した横型の基板キャリアの場合、その底面に膜
が付着し易く、付着した堆積物が剥離して落下したり、
成膜室内を浮遊したりする危険性が高い。
【0011】(3)また、上記成膜室61の側壁面に配
設した側部防着板63や、成膜室61の天井部に配設し
た天部防着板67の場合、膜の付着量が多く洗浄費用の
大半を示す部材であるため、その洗浄費用を削減する必
要がある。
【0012】(4)そして、上記天部防着板67は、そ
の開口部67aにより、基板に堆積する膜の膜厚分布を
調節するマスク機能を併せ持つものであるが、搭載する
基板の形状や搭載枚数に応じて、その開口部67aの形
状が異なる天部防着板67を一々用意し交換する必要が
あり、その交換作業に費用と手間を要するという問題が
ある。
【0013】以上の問題などに鑑みて本発明が解決しよ
うとするところは、基板キャリア表面への膜の付着を防
止し、メンテナンスを簡易且つ低コストで行うことがで
きる防着部材を備えた成膜装置を提供する点にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく、
本発明に係る請求項1記載の成膜装置は、基板を保持し
て搬送する基板キャリアを備え、当該基板キャリアに搭
載した基板に成膜材料粒子を付着させて膜を形成する成
膜装置であって、前記基板キャリアへの膜の付着を防止
する着脱自在の防着部材を前記基板キャリアの当該表面
に装着したことを特徴としたものである。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の成
膜装置であって、前記基板キャリアが基板を略水平状態
に保持する構造を有し、前記成膜材料粒子が前記基板キ
ャリアの下方から与えられるものである。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の成膜装置であって、前記防着部材が複数種類準備
されており、前記基板キャリアの当該表面に取り替えて
装着可能なものである。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れか1項に記載の成膜装置であって、前記防着部材が、
前記基板キャリアに対し第1および第2主面を反転して
装着可能となるように構成されたものである。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何
れか1項に記載の成膜装置であって、前記基板キャリア
と成膜材料源との間に配設され前記成膜材料源から放出
された成膜材料粒子を通す開口部を有する防着部材を更
に備え、前記防着部材が前記開口部の形状を変える開口
部可変機構を備えてなるものである。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何
れか1項に記載の成膜装置であって、前記防着部材の成
膜材料粒子が付着する表面に剥離可能なシート状部材が
貼着されるものである。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項6記載の成
膜装置であって、前記シート状部材の複数枚が積層状態
で当該表面に貼着されるものである。
【0021】また、本発明に係る請求項8記載の防着部
材は、基板に成膜材料粒子を付着させて膜を形成する成
膜装置に用いる防着部材であって、前記防着部材は、前
記基板と成膜材料源との間に配設され前記成膜材料源か
ら放出された成膜材料粒子を通す開口部を有すると共
に、前記開口部の形状を変える開口部可変機構を備える
ことを特徴としたものである。
【0022】請求項9記載の発明は、請求項8記載の防
着部材であって、成膜材料粒子が付着する表面に剥離可
能なシート状部材が貼着されてなるものである。
【0023】請求項10記載の防着部材は、請求項9記
載の防着部材であって、前記シート状部材の複数枚が積
層状態で当該表面に貼着されるものである。
【0024】また、本発明に係る請求項11記載の防着
部材は、基板に成膜材料粒子を付着させて膜を形成する
成膜装置に用いる防着部材であって、成膜材料粒子が付
着する表面に剥離可能なシート状部材が貼着されること
を特徴としたものである。
【0025】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の防着部材であって、前記シート状部材の複数枚が積層
状態で当該表面に貼着されるものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。
【0027】図1は、本実施の形態に係る成膜装置1を
説明するための概略図である。この成膜装置1は、成膜
室2の側部に電子銃3を配設し、成膜室2の底部にルツ
ボ4内のハース(炉床)に納めた成膜材料源である堆積
源(ターゲット)5を配置することにより、高真空条件
下で、外部磁場などの作用により前記電子銃3から射出
した電子ビーム6を堆積源5に衝突させ、この堆積源5
を加熱して蒸着粒子を生成し、蒸着粒子を上方の基板表
面に付着堆積させて薄膜を形成する電子ビーム加熱蒸着
法を採用したものである。
【0028】また、膜を形成される基板は、防着部材1
1a,11b,11cを備えた基板キャリア10,1
0,10,…に搭載されており、前記蒸着粒子は、当該
基板キャリア10に搭載した基板の底面に付着し膜を形
成する。成膜処理を終えた当該基板キャリア10は、搬
送機構(図示せず)により矢印7の方向へ次の成膜室
(図示せず)などに移送される。特にインライン式成膜
装置の場合、基板キャリア10は外気などに曝されるこ
と無く、複数の成膜室を連続的に移送されるから、縦型
の基板キャリアの場合と比べると、基板キャリア10へ
の膜の付着量は多くなり、上記した洗浄費用の削減はよ
り一層大きな課題となる。
【0029】また、上記成膜室2の側壁面を覆うように
側部防着部材12,12,12が配設されており、ま
た、前記堆積源5の付近を除く成膜室2の底部壁面を覆
うように底部防着部材13が配設されている。更に、成
膜室2の天井部には、蒸着粒子が通過する開口部14a
を形成された天部防着部材14が配設されており、これ
ら防着部材12,13,14により成膜室2の内壁面に
蒸着粒子が付着することが防止される。
【0030】尚、本発明は、電子ビーム加熱蒸着法に限
らず、既知のPVD(物理蒸着;Physical Vapor Depos
ition)法やCVD(化学蒸着;Chemical Vapor Deposi
tion)法に適用できる。例えば、高融点金属などで作製
したヒータに堆積源(ターゲット)を納めておき、高真
空条件下で、このヒータに電流を流して堆積源を加熱蒸
発させて蒸着粒子を飛翔させる抵抗加熱蒸着法や、高エ
ネルギーの粒子を固体の堆積源(ターゲット)に照射し
てこの堆積源から蒸着粒子を放出させるスパッタリング
法、高真空条件下で蒸着粒子の一部をイオン化して加速
し、蒸着粒子とそのイオンとを照射して基板上に薄膜を
形成するイオンプレーティング法などが挙げられる。
【0031】図2(a)は、上記基板キャリア10の一
例を示す底面図であり、同図(b)は図2(a)のA−
A断面図である。この基板キャリア10は、図7で示し
た従来の基板キャリア70と同様に、当該基板キャリア
10の周縁部を構成する四角形状の主フレーム15と、
この主フレーム15にネジなどを用いて固定され内部領
域を2領域に区画する着脱自在の中間フレーム16とを
備えている。前記主フレーム15と中間フレーム16
は、蒸着粒子の付着により変質し難い材質からなるのが
望ましい。
【0032】このような主フレーム15と中間フレーム
16とで区画される領域の各々に、開口部17aを有す
るマスク保持部材17,17を固定し、これらマスク保
持部材17,17の上に開口部18aを備えたマスク1
8,18を配設する。そして、これらマスク18,18
の上に基板(図示せず)が載置される。
【0033】また、前記主フレーム15の蒸着粒子が付
着する底面には、当該底面を覆う形で複数の板状の防着
部材11a〜11hがボルトなどを用いて固定されてい
る。ここで、当該底面への防着部材11a〜11hの取
り付けもしくは取り外しが容易になるように、防着部材
11a〜11hの間にはクリアランス19a〜19hが
設定されている。また、前記中間フレーム16の蒸着粒
子が付着する底面にも、当該底面を覆う形で板状の防着
部材11i,11jがボルトなどを用いて固定される。
前記防着部材11i,11jの間には前述の理由からク
リアランス19iが設定されている。ここで、前記防着
部材11a〜11jの母材には、付着した膜が剥離して
成膜室2の内部に落下するの防ぐために、ブラスト処理
を施すのが望ましい。
【0034】更に、本実施の形態では明示しないが、図
2(b)に例示するように前記防着部材11a〜11j
とマスク保持部材17,17との間隙20a〜20d
に、蒸着粒子が回り込み基板キャリア10に付着するの
を防ぐため、これら隙間20a〜20dを埋めるように
防着部材の一部を変形したり、更に他の防着部材を前記
間隙に取り付けたりしても構わない。
【0035】このような構成により、基板キャリア10
の底面側から飛翔する蒸着粒子は、マスク18,18の
開口部18a,18aを通り基板キャリア10の底面を
覆う防着部材11a〜11jの表面に付着することとな
り、成膜装置のメンテナンスの際には、主フレーム15
や中間フレーム16から前記防着部材11a〜11jを
取り外して交換すればよいため、基板キャリア10の洗
浄処理に要する費用と手間を大幅に削減することが可能
となる。また、前記防着部材11a〜11jとして、基
板キャリア10への装着箇所に適合する形状を有するも
のが複数種類用意されているから、搭載基板の形状や枚
数に対応して、必要に応じて適合する防着部材を適宜選
択し、当該防着部材を基板キャリア10に取り付けたり
取り替えたりすることができ、膜の防着効果を確実に発
揮することが可能となる。
【0036】また、本実施の形態では、前記防着部材1
1a〜11jを裏返して主フレーム15や中間フレーム
16に固定することもできる。例えば、防着部材11a
と11cとを裏返し、相互に位置を入れ替えて主フレー
ム15に固定したり、防着部材11iと11jとを裏返
し、相互に位置を入れ替えて中間フレーム16に固定し
たりすることができる。このように、防着部材11a〜
11jは、主フレーム15や中間フレーム16に対する
装着面をその第1主面と第2主面との両面に有するた
め、その第1および第2主面を表裏反転してフレーム1
5,16に装着でき、メンテナンス時における防着部材
の交換作業を素早く且つ確実に行い、それに要する費用
と手間を更に削減することが可能となる。
【0037】また、前記中間フレーム16は主フレーム
15に着脱自在に固定されているため、これを取り外す
ことができる。前記中間フレーム16を取り外した基板
キャリア30の例を図3に示す。図3(a)は、基板キ
ャリア30の底面図、同図(b)は、図3(a)のB−
B断面図である。図3において、図2と同じ符号を付し
た部材については同構成を有するものとしてその説明を
省略する。本例の基板キャリア30は1枚の基板を搭載
するものであり、主フレーム15の内側にそのための開
口部31aを有するマスク保持部材31を固定し、この
マスク保持部材31の上に開口部32aを備えたマスク
32が配設され、このマスク32の上に基板が載置され
る。
【0038】以上に示した例では、主フレーム15や中
間フレーム16に取り付ける防着部材11a〜11jの
形状は板状であったが、本発明ではこれに限らず、基板
キャリアの表面形状に相応する形状であれば何れの形状
でもよい。
【0039】次に、図1に示した成膜室2の側壁面を覆
う側部防着部材12の例について説明する。図4(a)
は側部防着部材12の正面図であり、同図(b)はその
側面図である。上述したように側部防着部材12への膜
の付着量は多く、側部防着部材12の洗浄費用を削減す
るため、図4に示すように、側部防着部材12の蒸着粒
子が付着する面には、厚みが数十μmのシート状部材4
0が複数枚積層した状態で貼着されている。シート状部
材40としては、蒸着粒子の付着により変質し難い材
質、例えばアルミニウムを用いるのが好ましく、このよ
うなシート状部材40は両面テープを用いたり、端部に
折曲片を形成して側部防着部材12に係合したり、側部
防着部材12を成膜室2に固定するのに用いたボルトを
流用したりすることで側部防着部材12に貼着される。
【0040】このような構成により、成膜装置1のメン
テナンス時には側部防着部材12に貼着したシート状部
材を剥離して交換すればよいため、極めて短時間で且つ
効良くメンテナンスを実行できる。また、複数枚のシー
ト状部材40a,40bを用いることにより、側部防着
部材12への蒸着粒子の付着をより確実に防止でき、図
4(b)に示す最も外側のシート状部材40aのみを剥
離して交換することができる。
【0041】次に、図1に示した成膜室2の天井部に配
設した天部防着部材14の例について説明する。図5
(a)は天部防着部材14の底面図であり、同図(b)
は図5(a)のC−C断面図である。この天部防着部材
14は、図5の上下方向が図2や図3の基板キャリア1
0,30の左右方向(搬送方向)と一致するように配設
される。
【0042】前述の側部防着部材12と同様に天部防着
部材14への膜の付着量は多く、その洗浄費用を削減す
るために、図5に示すように、天部防着部材14の蒸着
粒子が付着する底面に、上記側部防着部材12で用いた
シート状部材40と同じ材質と厚みをもつ複数のシート
状部材41a,41bが積層して貼着されている。よっ
て、上記の側部防着部材12の場合と同様の理由によ
り、成膜装置1のメンテナンス時には、天部防着部材1
4への膜の付着をより確実に防止でき、最も外側のシー
ト状部材41aのみを剥離して交換することができる。
【0043】以上のように、側部防着部材12と天部防
着部材14に対してシート状部材を用いた場合のその洗
浄費用は、シート状部材を用いずに前記防着部材12,
14にブラスト処理を施した場合と比べて、40%以上
も削減されることが確認されており、前記防着部材は成
膜装置のメンテナンス費用を削減する点で極めて有効な
手段であることが分かる。
【0044】また、天部防着部材14の開口部14a
は、上述した通り蒸着粒子の通過量を制限して膜の膜厚
を制御する機能を果たすものであり、その開口部14a
の形状を調整することで基板に堆積する膜の膜厚分布を
制御できる。
【0045】例えば、その開口部14aの形状を図面の
左右方向、すなわち図2,3に示した基板キャリアの左
右方向(搬送方向)に対し直角方向に拡大することで膜
厚を増加できる。図6は、この種の開口部形状を変える
可変構造を有する天部防着部材の例を示す概略図であ
り、同図(a)はその正面図、同図(b)はその背面図
である。この天部防着部材50は、弓形形状の開口部5
1aを有する板状の本体部51と、この本体部51に対
してスライド自在に装着された板状の調整部材52A,
52Bとからなる。調整部材52A、52Bは、図示し
た実線位置から一点鎖線で示した仮想位置53A,53
Bまでスライドすることができるため、本体部51に設
けた弓形形状の開口部51aの開放面積を自在に変更す
ることができ、蒸着粒子の流通量を調整して膜厚を制御
することが可能となる。
【0046】また、上記天部防着部材14の開口部14
aの形状を図面の上下方向、すなわち図2,3に示した
基板キャリアの左右方向(搬送方向)に縮小することで
基板上に堆積する膜の堆積範囲を狭めることができる。
図7は、この種の開口部形状を変える可変構造を有する
天部防着部材の例を示す概略正面図である。この天部防
着部材55は、開口部56aを有する本体部56と、こ
の本体部56にスライド自在に装着された調整部材57
A,57Bとから構成されており、前記調整部材57
A,57Bは図示した実線位置から一点鎖線で示した仮
想位置58A,58Bまでスライドすることができる。
これら調整部材57A,57Bにより、本体部56の開
口部56aの両端部を閉じるもしくは開放することによ
り、開口部56aの開放面積を自在に変更し、当該基板
上の膜の堆積範囲を制御することが可能となる。したが
って、例えば、図3に示した基板キャリアを用いて1枚
の基板に膜を堆積させる場合などは、開口部56aの開
放面積を小さくすることにより膜の堆積範囲を制限して
効率良く膜形成を実行できるという利点が得られる。
【0047】尚、図6の膜厚調整を可能とする開口部可
変機構と、図7の膜の堆積範囲を調整可能とする開口部
可変機構とを組み合わせてもよい。その可変機構は、手
動で制御されてもよいし、既知の自動制御手段により制
御されても構わない。
【0048】以上、図6および図7に示した天部防着部
材の開口部の可変機構により、基板キャリアに搭載する
基板の形状や搭載枚数に相応するように、開口部形状が
異なる天部防着部材を一々用意して交換する費用と手間
を削減することができる。
【0049】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1記載の成
膜装置によれば、防着部材により基板キャリアへの膜の
付着が防止され、メンテナンスの際には、基板キャリア
から膜が付着した防着部材を取り外して交換すればよ
く、成膜装置のメンテナンスに要する費用と手間を大幅
に削減することが可能となる。
【0050】請求項2記載の成膜装置によれば、基板を
水平に保持した状態で前記基板の底面に膜を付着させ
る、いわゆる横型の基板キャリアに対しても、メンテナ
ンスに要する費用と手間を大幅に削減できる。
【0051】請求項3記載の成膜装置によれば、基板キ
ャリアに搭載する基板の形状および枚数に対応して、基
板キャリアに対する防着部材の装着位置を柔軟に変更で
き、膜の防着効果を確実に発揮することができる。
【0052】請求項4記載の成膜装置によれば、防着部
材の第1および第2主面の何れも基板キャリアに装着で
きることから、成膜装置のメンテナンス時における防着
部材の交換作業を素早く且つ確実に実行することがで
き、同時にそのメンテナンスに要する費用と手間を更に
削減することが可能となる。
【0053】請求項5記載の成膜装置および請求項8記
載の防着部材によれば、基板の形状や搭載枚数に応じ
て、開口部形状が異なる天部防着部材を一々用意して交
換する費用と手間を削減することが可能となる。
【0054】請求項6記載の成膜装置および請求項9,
11記載の防着部材によれば、メンテナンス時には防着
部材に貼着したシート状部材を剥離して交換すればよい
ため、極めて短時間で且つ効率よくメンテナンスを実行
でき、洗浄費用を大幅に削減することが可能となる。
【0055】請求項7記載の成膜装置および請求項1
0,12記載の防着部材によれば、積層状態にあるシー
ト状部材のうち外側のシート状部材から順に剥離して交
換できるから、メンテナンスに要する費用と手間を更に
削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る成膜装置を説明す
るための概略図である。
【図2】 (a)は、本発明の実施の形態に係る基板キ
ャリアの一例を示す底面図、(b)は、前記(a)のA
−A断面図である。
【図3】 (a)は、本発明の実施の形態に係る基板キ
ャリアの他の例を示す底面図、(b)は、前記(a)の
B−B断面図である。
【図4】 (a)は、本発明の実施の形態に係る側部防
着部材の一例を示す正面図、(b)は、その側面図であ
る。
【図5】 (a)は、本発明の実施の形態に係る天部防
着部材の一例を示す底面図、(b)は、前記(a)のC
−C断面図である。
【図6】 膜厚を調整可能とする天部防着部材の開口部
の可変機構を示す概略図である。
【図7】 膜の堆積範囲を調整可能とする天部防着部材
の開口部の可変機構を示す概略図である。
【図8】 成膜装置の従来例を説明するための概略図で
ある。
【図9】 (a)は、基板キャリアの従来例を示す底面
図であり、(b)は、前記(a)のD−D断面図であ
る。
【図10】 (a)は、側部防着板の従来例を示す正面
図、(b)は、その側面図である。
【図11】 (a)は、天部防着板の従来例を示す底面
図、(b)は、前記(a)のE−E断面図である。
【符号の説明】
1 成膜装置、2 成膜室、3 電子銃、4 ルツボ、
5 堆積源(ターゲット)、6 電子ビーム、7 矢印
方向、10 基板キャリア、11a〜11j防着部材、
12 側部防着部材、13 底部防着部材、14 天部
防着部材、15 主フレーム、16 中間フレーム、1
7 マスク保持部材、18 マスク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D073 AA01 BB05 DB03 DB04 DB13 DB15 DB43 4K029 CA01 DA10 DB21 KA01 4K030 GA14 KA12 5F045 AA08 BB20 DP05 DP23 EB06 EC05 5F103 AA08 BB60 RR10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を保持して搬送する基板キャリアを
    備え、当該基板キャリアに搭載した基板に成膜材料粒子
    を付着させて膜を形成する成膜装置であって、 前記基板キャリアへの膜の付着を防止する着脱自在の防
    着部材を前記基板キャリアの当該表面に装着したことを
    特徴とする成膜装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の成膜装置であって、前記
    基板キャリアが基板を略水平状態に保持する構造を有
    し、前記成膜材料粒子が前記基板キャリアの下方から与
    えられる成膜装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の成膜装置であっ
    て、前記防着部材が複数種類準備されており、前記基板
    キャリアの当該表面に取り替えて装着可能な成膜装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項に記載の成膜
    装置であって、前記防着部材が、前記基板キャリアに対
    し第1および第2主面を反転して装着可能となるように
    構成されている成膜装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか1項に記載の成膜
    装置であって、前記基板キャリアと成膜材料源との間に
    配設され前記成膜材料源から放出された成膜材料粒子を
    通す開口部を有する防着部材を更に備え、前記防着部材
    が前記開口部の形状を変える開口部可変機構を備えてな
    る成膜装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか1項に記載の成膜
    装置であって、前記防着部材の成膜材料粒子が付着する
    表面に剥離可能なシート状部材が貼着される成膜装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の成膜装置であって、前記
    シート状部材の複数枚が積層状態で当該表面に貼着され
    る成膜装置。
  8. 【請求項8】 基板に成膜材料粒子を付着させて膜を形
    成する成膜装置に用いる防着部材であって、 前記防着部材は、前記基板と成膜材料源との間に配設さ
    れ前記成膜材料源から放出された成膜材料粒子を通す開
    口部を有すると共に、前記開口部の形状を変える開口部
    可変機構を備えることを特徴とする防着部材。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の防着部材であって、成膜
    材料粒子が付着する表面に剥離可能なシート状部材が貼
    着されてなる防着部材。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の防着部材であって、前
    記シート状部材の複数枚が積層状態で当該表面に貼着さ
    れる防着部材。
  11. 【請求項11】 基板に成膜材料粒子を付着させて膜を
    形成する成膜装置に用いる防着部材であって、 成膜材料粒子が付着する表面に剥離可能なシート状部材
    が貼着されることを特徴とする防着部材。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の防着部材であって、
    前記シート状部材の複数枚が積層状態で当該表面に貼着
    される防着部材。
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