JPWO2009136494A1 - 復調装置 - Google Patents

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Abstract

復調装置は、少なくともダイバーシチ合成部と除去パラメータ記憶部と除去パラメータ制御部とノイズ除去部とノイズ収集手段を備える。除去パラメータ記憶部はノイズを除去するための除去パラメータをアンテナ毎に除去パラメータとして記憶し、ノイズ収集部はノイズを受信して収集ノイズ信号として出力し、ダイバーシチ合成部は合成後信号及び合成に関するアンテナ毎のパラメータを合成パラメータとして出力する。ノイズ除去部は全アンテナの除去パラメータに加え全アンテナの合成パラメータを用いてノイズ除去を行う。

Description

本発明は、ダイバーシチで電波を受信して復調する復調装置に関する。
複数のアンテナを用いて電波を受信し、各々の位相や振幅を調整した上で合成することでより良好な復調を実現するダイバーシチ技術が知られている。この技術は、例えば、特許文献1に開示されている。また、受信感度を向上させる別の技術としてノイズ除去の技術がある。それは、例えば、目的の電波を受信するための第1のアンテナに加え、ノイズを受信する第2のアンテナを設け、ノイズの位相と振幅を調整して第1のアンテナからの信号と合成することでノイズを相殺して良好な受信を実現する技術である。この技術は、例えば、特許文献2に開示されている。これを用いれば、受信機器自体が発生するノイズが受信に与える影響を軽減することができる。そしてこの2つの技術を組み合わせて、ダイバーシチのアンテナ毎にノイズ除去の処理を追加すれば更に受信感度を向上させることができるようになる。図5はその従来例となる4つのアンテナを備えてノイズを除去しつつ地上デジタル放送をダイバーシチ受信する復調装置を示す。
図5において、復調装置は、地上デジタル放送の電波を受信するアンテナ10、20、30、40と、ノイズ収集プローブ11、21、31、41と、周波数変換部12、13、22、23、32、33、42、43と、自動利得調整部14、15、24、25、34、35、44、45と、フーリエ変換部16、17、26、27、36、37、46、47と、ノイズ除去部18、28、38、48と、位相振幅変更部19、29、39、49と、合成部1とを備えている。
アンテナ10、20、30、40は地上デジタル放送の電波の他に受信機自体が発生するノイズとなる電波を受信する。周波数変換部12、22、32、42は、アンテナ10、20、30、40で受信され電波を所定の周波数に変換して出力する。自動利得調整部14、24、34、44は、周波数変換部12、22、32、42の出力信号が所定の電力値になるよう利得を調整して出力する。フーリエ変換部16、26、36、46は、自動利得調整部14、24、34、44の出力信号をフーリエ変換して、主信号としてノイズ除去部18、28、38、48に入力する。一方、ノイズ収集プローブ11、21、31、41は受信機自体が発生するノイズを受信する。周波数変換部13、23、33、43は、ノイズ収集プローブ11、21、31、41が受信したノイズを、周波数変換部12、22、32、42と同じ所定の周波数に変換して出力する。自動利得調整部15、25、35、45は、周波数変換部13、23、33、43の出力信号が所定の電力値となるように利得を調整する。フーリエ変換部17、27、37、47は、自動利得調整部15、25、35、45の出力信号をフーリエ変換した後、ノイズ信号としてノイズ除去部18、28、38、48に入力する。そして、ノイズ除去部18、28、38、48はノイズ信号の位相と振幅を調整して主信号からノイズ信号を除去し、ノイズ除去後信号を出力する。位相振幅変更部19、29、39、49は合成部1の指示に従ってノイズ除去後信号の位相と振幅を変更して位相振幅変更後信号を出力する。合成部1は4つの位相振幅変更部19、29、39、49が出力する位相振幅変更後信号を合成する他、4つの位相振幅変更部19、29、39、49に対して各々の位相値と振幅値を指示する。
しかしながら、上記従来の復調装置においては、アンテナの数だけノイズ除去部が必要となるという課題がある。
特許第3724501号公報 特開昭57−111132公報
復調装置は、ノイズを除去するための除去パラメータをアンテナ毎に第1の除去パラメータとして記憶する第1の除去パラメータ記憶部と、ノイズを受信して収集ノイズ信号として出力するノイズ収集部と、複数のアンテナから電波を受信して合成を施して得た合成後信号と合成に関するアンテナ毎のパラメータである合成パラメータを出力するダイバーシチ合成部と、第1の除去パラメータ記憶部から第1の除去パラメータを読み出し合成後信号と合成パラメータと収集ノイズ信号を受け取ってノイズ除去を施してノイズ除去後信号を出力する第1のノイズ除去部とを備える。
復調装置は、ノイズを除去するための除去パラメータをアンテナ毎に第2の除去パラメータとして記憶する第2の除去パラメータ記憶部と、ノイズを受信して収集ノイズ信号として出力するノイズ収集部と、複数のアンテナから電波を受信して合成を施して得た合成後信号と合成に関するアンテナ毎のパラメータである合成パラメータ出力するダイバーシチ合成部と、第2の除去パラメータ記憶部から第2の除去パラメータを獲得し、ノイズ除去後信号を獲得し、第2の除去パラメータを出力する除去パラメータ調査部と、合成信号と第2の除去パラメータと合成パラメータと収集ノイズ信号を受け取ってノイズ除去を施してノイズ除去後信号を出力する第2のノイズ除去部とを備える。
図1は実施の形態1の復調装置の構成例を示す図である。 図2はダイバーシチ合成部とノイズ除去部の内部構成例を示す図である。 図3は実施の形態2の復調装置の構成例を示す図である。 図4は実施の形態2の除去パラメータ制御のフローチャートである。 図5は従来例でのノイズ除去機能付きダイバーシチ復調装置の構成を示す図である。
本発明は、複数のアンテナで電波を受信して復調する復調装置において、アンテナの数に拠らず1箇所でノイズ除去を実現する復調装置を提供する。以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の復調装置の構成例を示す。図1において、復調装置は、アンテナ10、20、30、40と、ダイバーシチ合成部105と、ノイズ収集プローブ106と、第1の除去パラメータ記憶部107と、第1のノイズ除去部108と、第1の除去パラメータ調査部109と、動作制御部110とを備えている。アンテナ10、20、30、40は電波を受信する。ダイバーシチ合成部105は、アンテナ10、20、30、40が受信する電波を復調してダイバーシチ合成して合成後信号を出力する。ノイズ収集プローブ106は復調装置が発生するノイズを収集する。ノイズ収集プローブ106は、復調装置が発生するノイズを受信して収集ノイズ信号として出力するノイズ収集部の1例である。第1の除去パラメータ記憶部107はノイズを除去するためのアンテナ毎の第1の除去パラメータを記憶する。第1のノイズ除去部108は、ダイバーシチ合成部105が出力する合成後信号から収集ノイズ成分を除去する。第1の除去パラメータ調査部109は、アンテナ10、20、30、40毎にノイズを除去するための第1の除去パラメータを調査する。動作制御部110は、ダイバーシチ合成部105と第1のノイズ除去部108と第1の除去パラメータ調査部109に動作を指示する。
ここでは説明のための例として、直交周波数分割多重(以下、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)ともいう)方式を用いた地上デジタル放送を受信する復調装置を挙げる。
第1の除去パラメータ記憶部107は、ノイズを除去するための第1の除去パラメータを記憶する。この第1の除去パラメータは、ユーザが普通に復調装置を使っている状態で調査することも可能であるが、ここでは予め調査する場合を例に示す。この場合、復調装置は除去パラメータ調査動作と通常動作の2種類の動作をする。
先ず、第1の除去パラメータ調査動作について説明する。動作制御部110はアンテナ10に対する第1の除去パラメータの調査をダイバーシチ合成部105、第1のノイズ除去部108及び第1の除去パラメータ調査部109に指示する。
ダイバーシチ合成部105は、動作制御部110からアンテナ10に対する第1の除去パラメータの調査指示を受けると、アンテナ20、30、40からの信号をカットし、アンテナ10から得られる電波のみを所定の周波数帯域に変換して所定の利得となるように調整する。そうして、ダイバーシチ合成部105は、調整した信号をフーリエ変換して得た信号をダイバーシチ合成のための位相と振幅の変更を施すことなく無合成信号として出力する。
第1の除去パラメータ調査部109は、動作制御部110からアンテナ10に対する第1の除去パラメータの調査指示を受けると、ノイズの位相調整値θと振幅調整値Gの最適値を求めるべく、第1のノイズ除去部108に対してノイズの位相調整値θと振幅調整値Gを指示する。例えば、第1の除去パラメータ調査部109は、位相調整値θの範囲を170度から190度までの1度刻みとし、170度を第1のノイズ除去部108に指示する。また、第1の除去パラメータ調査部109は、振幅調整値Gの範囲を0.1倍から2.0倍までの0.1刻みとし、0.1を第1のノイズ除去部108に指示する。
ノイズ収集プローブ106は、この復調装置が発生する電磁波ノイズを受信して収集ノイズ信号を出力する。
第1のノイズ除去部108は、動作制御部110から第1の除去パラメータ調査の指示を受けると、ノイズ収集プローブ106からの収集ノイズ信号に対して、第1の除去パラメータ調査部109が指示する位相調整値θと振幅調整値Gを用いて位相及び振幅の加工を行なう。そうして、第1のノイズ除去部108は、この加工を行うことでできた信号とダイバーシチ合成部105から出力されている無合成信号とを合成する。無合成信号をX(t)、収集ノイズ信号をN(t)、無合成信号と収集ノイズの合成後の信号をY(t)とした時、式(1)の関係が成立する。
Figure 2009136494
第1の除去パラメータ調査部109は、信号Y(t)を受け取って搬送波対雑音比(CN比)やデジタル信号のビット誤り率等から受信状況をチェックする。そして、第1の除去パラメータ調査部109は、位相調整値θと振幅調整値Gの値を変更して最も良好となる位相調整値θと振幅調整値Gを割り出してアンテナ10の第1の除去パラメータθ1、G1として第1の除去パラメータ記憶部107に記憶させる。
動作制御部110はアンテナ20、30、40に対してもアンテナ10と同様の処理を実施して、アンテナ20の第1の除去パラメータθ2、G2、アンテナ30の第1の除去パラメータθ3、G3、アンテナ40の第1の除去パラメータθ4、G4を求めさせ、第1の除去パラメータ記憶部107に記憶させる。
次に、通常動作について説明する。動作制御部110は通常動作をダイバーシチ合成部105、第1のノイズ除去部108及び第1の除去パラメータ調査部109に指示する。図2はダイバーシチ合成部105と第1のノイズ除去部108の内部構成の例を示す。以下、通常動作を指示されたときの動作について、図2を用いて説明する。
図2において、ダイバーシチ合成部105は、周波数変換部12、22、32、42と、自動利得調整部14、24、34、44と、フーリエ変換部16、26、36、46と、位相振幅変更部19、29、39、49と、合成部201を備えている。第1のノイズ除去部108は、周波数変換部202と、自動利得調整部203と、位相振幅変更部204と、加算部205を備えている。アンテナ10、20、30、40は地上デジタル放送の電波を受信する。ノイズ収集プローブ106は復調装置が発生するノイズを収集する。位相振幅変更部204は入力された信号の位相と振幅を変更する。加算部205は入力された信号の加算を行う。
まず、ダイバーシチ合成部105での動作を説明する。周波数変換部12、22、32、42は、アンテナ10、20、30、40が受信した地上デジタル放送の電波を受け取り、所定の周波数に変換を行って出力する。自動利得調整部14、24、34、44は、周波数変換部12、22、32、42の出力信号を所定の電力値となるように利得を調整して出力する。フーリエ変換部16、26、36、46は、自動利得調整部14、24、34、44の出力信号に対してフーリエ変換を行って出力する。位相振幅変更部19、29、39、49は、フーリエ変換部16、26、36、46の出力信号に対して、合成部201が指示する位相φと振幅gだけ位相と振幅を変更して、位相振幅調整後信号を生成する。この位相振幅調整後信号は合成部201に入力される。
合成部201は、位相振幅変更部19、29、39、49が出力する4つの位相振幅調整後信号を合成して合成後信号として第1のノイズ除去部108の加算部205に出力する。また、合成部201は、ダイバーシチ合成のための位相と振幅の調整値を位相振幅変更部19、29、39、49に対して指示する。位相振幅変更部19に指示した位相調整値をφ1、振幅調整値をg1、位相振幅変更部29に指示した位相調整値をφ2、振幅調整値をg2、位相振幅変更部39に指示した位相調整値をφ3、振幅調整値をg3、位相振幅変更部49に指示した位相調整値をφ4、振幅調整値をg4とする。合成部201は、これら、φ1、φ2、φ3、φ4、g1、g2、g3、g4を合成パラメータとして第1のノイズ除去部108の位相振幅変更部204に出力する。
ノイズ収集プローブ106は、この復調装置が発生する電磁波ノイズを受信して収集ノイズ信号を出力する。
第1のノイズ除去部108の周波数変換部202は、収集ノイズ信号に対して周波数変換部12、22、32、42と同じ周波数に変換を行う。
自動利得調整部203は、周波数変換部202の出力信号に対して、所定の電力値となるよう利得を調整して収集ノイズ信号として出力する。
位相振幅変更部204は、図1の第1の除去パラメータ記憶部107から各アンテナの第1の除去パラメータであるθ1、θ2、θ3、θ4、G1、G2、G3、G4を受け取る。また、位相振幅変更部204は、合成部201から合成パラメータφ1、φ2、φ3、φ4、g1、g2、g3、g4を受け取る。そうして、位相振幅変更部204は、合成部201に多重されたノイズを相殺するためのノイズ相殺信号を生成する。即ち、アンテナ10、20、30、40ごとに、ダイバーシチ処理で信号の位相と振幅が調整された分、アンテナ10、20、30、40が拾ったノイズの位相と振幅も変更される。そのため、収集ノイズ信号の位相と振幅もその変更分に追従させた上で第1の除去パラメータを適用することでダイバーシチ合成後信号からノイズが除去される。ノイズ信号をN(t)、ノイズ相殺信号をC(t)とした時、式(2)の関係が成立する。
Figure 2009136494
加算部205は、合成部201が出力する合成後信号と位相振幅変更部204が出力するノイズ相殺信号を加算してノイズ除去後信号を出力する。
以上のように実施の形態1によれば、第1のノイズ除去部108が複数のアンテナ10、20、30、40全てに対するノイズ除去の処理を一括して行うので、アンテナの数に拠らず1箇所でノイズ除去を実現できる。また、第1の除去パラメータ記憶部107が予め除去パラメータを調査して格納しているので、受信開始時点からノイズ除去が可能となる。
なお、以上の説明では地上デジタル放送を受信する場合を例として示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数のアンテナで電波を受信する装置全般において有効である。また、アンテナの数を4本として説明をしているが、これに限定されるものではなく、複数存在してさえすればよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の復調装置は、2つあった動作が通常動作の1つのみである点と、動作を切り替えるための動作制御部が不要な点と、ノイズ除去部と第2の除去パラメータ調査部の第2の除去パラメータ制御が異なる点が、実施の形態1の復調装置との相違点である。その他の点については実施の形態1と同一である。そのため、実施の形態2では、上述の相違部分を中心に説明する。
図3は本発明の実施の形態2における復調装置の構成例を示す。図3において、第2のノイズ除去部301と第2の除去パラメータ調査部302と第2の除去パラメータ調査部303以外の部分は図1で使用されたものと同一なので、それらの説明を省略する。
第2の除去パラメータ調査部302は、第2のノイズ除去部301に第2の除去パラメータを指示する。図4は第2の除去パラメータ制御のフロー例を示す。
図4において、ステップS401で、復調装置が復調を開始する。ステップS402で、第2の除去パラメータ調査部302は第2の除去パラメータ記憶部303から第2の除去パラメータを獲得する。そうしてステップS403に進む。
ステップS403で、第2の除去パラメータ調査部302は獲得した第2の除去パラメータを第2のノイズ除去部301に指示する、そうして、ステップS404に進む。
ステップ404で、第2の除去パラメータ調査部302は、第2のノイズ除去部301が出力するノイズ除去後信号を調べて受信状況が悪いかどうかをチェックする。第2の除去パラメータ調査部302は、例えば、搬送波対雑音比(CN比)やデジタル信号のビット誤り率等から受信状況を知り、所定の許容値に納まっているかどうかをチェックする。そうして、受信状況が許容限以下の場合はステップS405に進み、受信状況が制御限界を越える場合はステップS404に戻る。
ステップS405で、第2の除去パラメータ調査部302は、第2のノイズ除去部301が出力するノイズ除去後信号を調べて第2の除去パラメータの調整で改善できそうかどうかを判断する。第2の除去パラメータ調査部302は、例えば、OFDMの同期ロック情報や搬送波対雑音比(CN比)、デジタル信号のビット誤り率等の情報から受信状況を知る。そうして、第2の除去パラメータ調査部302が第2の除去パラメータの調整で改善できそうと判断した場合はステップS406に進み、改善できそうにないと判断した場合はステップS404に戻る。
ステップS406で、第2の除去パラメータ調査部302は、第2のノイズ除去部301に指示する第2の除去パラメータを変動させ、搬送波対雑音比(CN比)やデジタル信号のビット誤り率等を用いて結果を収集する。そうして、第2の除去パラメータ調査部302は、受信が良好となる第2の除去パラメータを割り出し、その値を第2のノイズ除去部301に指示すると共に、第2の除去パラメータ記憶部303に記憶させる。そしてステップS404に戻る。第2の除去パラメータの割り出し方としては、例えば、第2の除去パラメータのノイズの位相調整値θと振幅調整値Gについて、θの範囲を170度から190度までの1度刻みで変化させ、Gの範囲を0.1倍から2.0倍までの0.1刻みで変化させ、各々のθとGの組み合わせによるCN比結果を収集し、最も良好な組み合わせを求める。
図3において、第2のノイズ除去部301は、第2の除去パラメータを取得する先が第2の除去パラメータ記憶部303ではなく第2の除去パラメータ調査部302であること以外は、実施の形態1で説明した第1のノイズ除去部108の通常動作と同じである。
以上のように、実施の形態2によれば、アンテナの数に拠らず1箇所でノイズ除去を実現できる他、受信状況を監視して第2の除去パラメータを改善するので、ノイズに対する耐性を強化できる。
なお、以上の説明では更新された除去パラメータを記憶する場合を例に示したが、これに限定されるものではなく、記憶しなくても構わない。
以上、実施の形態1および実施の形態2を挙げて本発明を説明した。これらの説明から明らかな通り、本発明の復調装置は、ノイズ除去部が複数のアンテナ全てに対するノイズ除去の処理を一括して行うので、アンテナの数に拠らず1箇所でノイズ除去を実現できる。
更に、本発明の復調装置は電源投入動作直後からノイズ除去が可能となる。
更に、本発明の復調装置は受信状況に応じて除去パラメータを改善することができるようになる。
更に、本発明の復調装置は改善された除去パラメータを記憶するので、電源再投入時も改善された除去パラメータを使用できるようになる。
本発明の復調装置は、ダイバーシチで電波を受信して復調する復調装置において有用である。
10,20,30,40 アンテナ
12,22,32,42 周波数変換部
14,24,34,44,203 自動利得調整部
16,26,36,46 フーリエ変換部
19,29,39,49,204 位相振幅変更部
105 ダイバーシチ合成部
106 ノイズ収集プローブ
107 第1の除去パラメータ記憶部
108 第1のノイズ除去部
109 第1の除去パラメータ調査部
110 動作制御部
201 合成部
202 周波数変換部
205 加算部
301 第2のノイズ除去部
302 第2の除去パラメータ調査部
303 第2の除去パラメータ記憶部
本発明は、ダイバーシチで電波を受信して復調する復調装置に関する。
複数のアンテナを用いて電波を受信し、各々の位相や振幅を調整した上で合成することでより良好な復調を実現するダイバーシチ技術が知られている。この技術は、例えば、特許文献1に開示されている。また、受信感度を向上させる別の技術としてノイズ除去の技術がある。それは、例えば、目的の電波を受信するための第1のアンテナに加え、ノイズを受信する第2のアンテナを設け、ノイズの位相と振幅を調整して第1のアンテナからの信号と合成することでノイズを相殺して良好な受信を実現する技術である。この技術は、例えば、特許文献2に開示されている。これを用いれば、受信機器自体が発生するノイズが受信に与える影響を軽減することができる。そしてこの2つの技術を組み合わせて、ダイバーシチのアンテナ毎にノイズ除去の処理を追加すれば更に受信感度を向上させることができるようになる。図5はその従来例となる4つのアンテナを備えてノイズを除去しつつ地上デジタル放送をダイバーシチ受信する復調装置を示す。
図5において、復調装置は、地上デジタル放送の電波を受信するアンテナ10、20、30、40と、ノイズ収集プローブ11、21、31、41と、周波数変換部12、13、22、23、32、33、42、43と、自動利得調整部14、15、24、25、34、35、44、45と、フーリエ変換部16、17、26、27、36、37、46、47と、ノイズ除去部18、28、38、48と、位相振幅変更部19、29、39、49と、合成部1とを備えている。
アンテナ10、20、30、40は地上デジタル放送の電波の他に受信機自体が発生するノイズとなる電波を受信する。周波数変換部12、22、32、42は、アンテナ10、20、30、40で受信され電波を所定の周波数に変換して出力する。自動利得調整部14、24、34、44は、周波数変換部12、22、32、42の出力信号が所定の電力値になるよう利得を調整して出力する。フーリエ変換部16、26、36、46は、自動利得調整部14、24、34、44の出力信号をフーリエ変換して、主信号としてノイズ除去部18、28、38、48に入力する。一方、ノイズ収集プローブ11、21、31、41は受信機自体が発生するノイズを受信する。周波数変換部13、23、33、43は、ノイズ収集プローブ11、21、31、41が受信したノイズを、周波数変換部12、22、32、42と同じ所定の周波数に変換して出力する。自動利得調整部15、25、35、45は、周波数変換部13、23、33、43の出力信号が所定の電力値となるように利得を調整する。フーリエ変換部17、27、37、47は、自動利得調整部15、25、35、45の出力信号をフーリエ変換した後、ノイズ信号としてノイズ除去部18、28、38、48に入力する。そして、ノイズ除去部18、28、38、48はノイズ信号の位相と振幅を調整して主信号からノイズ信号を除去し、ノイズ除去後信号を出力する。位相振幅変更部19、29、39、49は合成部1の指示に従ってノイズ除去後信号の位相と振幅を変更して位相振幅変更後信号を出力する。合成部1は4つの位相振幅変更部19、29、39、49が出力する位相振幅変更後信号を合成する他、4つの位相振幅変更部19、29、39、49に対して各々の位相値と振幅値を指示する。
しかしながら、上記従来の復調装置においては、アンテナの数だけノイズ除去部が必要となるという課題がある。
特許第3724501号公報 特開昭57−111132公報
復調装置は、ノイズを除去するための除去パラメータをアンテナ毎に第1の除去パラメータとして記憶する第1の除去パラメータ記憶部と、ノイズを受信して収集ノイズ信号として出力するノイズ収集部と、複数のアンテナから電波を受信して合成を施して得た合成後信号と合成に関するアンテナ毎のパラメータである合成パラメータを出力するダイバーシチ合成部と、第1の除去パラメータ記憶部から第1の除去パラメータを読み出し合成後信号と合成パラメータと収集ノイズ信号を受け取ってノイズ除去を施してノイズ除去後信号を出力する第1のノイズ除去部とを備える。
復調装置は、ノイズを除去するための除去パラメータをアンテナ毎に第2の除去パラメータとして記憶する第2の除去パラメータ記憶部と、ノイズを受信して収集ノイズ信号として出力するノイズ収集部と、複数のアンテナから電波を受信して合成を施して得た合成後信号と合成に関するアンテナ毎のパラメータである合成パラメータ出力するダイバーシチ合成部と、第2の除去パラメータ記憶部から第2の除去パラメータを獲得し、ノイズ除去後信号を獲得し、第2の除去パラメータを出力する除去パラメータ調査部と、合成信号と第2の除去パラメータと合成パラメータと収集ノイズ信号を受け取ってノイズ除去を施してノイズ除去後信号を出力する第2のノイズ除去部とを備える。
実施の形態1の復調装置の構成例を示す図 ダイバーシチ合成部とノイズ除去部の内部構成例を示す図 実施の形態2の復調装置の構成例を示す図 実施の形態2の除去パラメータ制御のフローチャート 従来例でのノイズ除去機能付きダイバーシチ復調装置の構成を示す図
本発明は、複数のアンテナで電波を受信して復調する復調装置において、アンテナの数に拠らず1箇所でノイズ除去を実現する復調装置を提供する。以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の復調装置の構成例を示す。図1において、復調装置は、アンテナ10、20、30、40と、ダイバーシチ合成部105と、ノイズ収集プローブ106と、第1の除去パラメータ記憶部107と、第1のノイズ除去部108と、第1の除去パラメータ調査部109と、動作制御部110とを備えている。アンテナ10、20、30、40は電波を受信する。ダイバーシチ合成部105は、アンテナ10、20、30、40が受信する電波を復調してダイバーシチ合成して合成後信号を出力する。ノイズ収集プローブ106は復調装置が発生するノイズを収集する。ノイズ収集プローブ106は、復調装置が発生するノイズを受信して収集ノイズ信号として出力するノイズ収集部の1例である。第1の除去パラメータ記憶部107はノイズを除去するためのアンテナ毎の第1の除去パラメータを記憶する。第1のノイズ除去部108は、ダイバーシチ合成部105が出力する合成後信号から収集ノイズ成分を除去する。第1の除去パラメータ調査部109は、アンテナ10、20、30、40毎にノイズを除去するための第1の除去パラメータを調査する。動作制御部110は、ダイバーシチ合成部105と第1のノイズ除去部108と第1の除去パラメータ調査部109に動作を指示する。
ここでは説明のための例として、直交周波数分割多重(以下、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)ともいう)方式を用いた地上デジタル放送を受信する復調装置を挙げる。
第1の除去パラメータ記憶部107は、ノイズを除去するための第1の除去パラメータを記憶する。この第1の除去パラメータは、ユーザが普通に復調装置を使っている状態で調査することも可能であるが、ここでは予め調査する場合を例に示す。この場合、復調装置は除去パラメータ調査動作と通常動作の2種類の動作をする。
先ず、第1の除去パラメータ調査動作について説明する。動作制御部110はアンテナ10に対する第1の除去パラメータの調査をダイバーシチ合成部105、第1のノイズ除去部108及び第1の除去パラメータ調査部109に指示する。
ダイバーシチ合成部105は、動作制御部110からアンテナ10に対する第1の除去パラメータの調査指示を受けると、アンテナ20、30、40からの信号をカットし、アンテナ10から得られる電波のみを所定の周波数帯域に変換して所定の利得となるように調整する。そうして、ダイバーシチ合成部105は、調整した信号をフーリエ変換して得た信号をダイバーシチ合成のための位相と振幅の変更を施すことなく無合成信号として出力する。
第1の除去パラメータ調査部109は、動作制御部110からアンテナ10に対する第1の除去パラメータの調査指示を受けると、ノイズの位相調整値θと振幅調整値Gの最適値を求めるべく、第1のノイズ除去部108に対してノイズの位相調整値θと振幅調整値Gを指示する。例えば、第1の除去パラメータ調査部109は、位相調整値θの範囲を170度から190度までの1度刻みとし、170度を第1のノイズ除去部108に指示する。また、第1の除去パラメータ調査部109は、振幅調整値Gの範囲を0.1倍から2.0倍までの0.1刻みとし、0.1を第1のノイズ除去部108に指示する。
ノイズ収集プローブ106は、この復調装置が発生する電磁波ノイズを受信して収集ノイズ信号を出力する。
第1のノイズ除去部108は、動作制御部110から第1の除去パラメータ調査の指示を受けると、ノイズ収集プローブ106からの収集ノイズ信号に対して、第1の除去パラメータ調査部109が指示する位相調整値θと振幅調整値Gを用いて位相及び振幅の加工を行なう。そうして、第1のノイズ除去部108は、この加工を行うことでできた信号とダイバーシチ合成部105から出力されている無合成信号とを合成する。無合成信号をX(t)、収集ノイズ信号をN(t)、無合成信号と収集ノイズの合成後の信号をY(t)とした時、式(1)の関係が成立する。
Figure 2009136494
第1の除去パラメータ調査部109は、信号Y(t)を受け取って搬送波対雑音比(CN比)やデジタル信号のビット誤り率等から受信状況をチェックする。そして、第1の除去パラメータ調査部109は、位相調整値θと振幅調整値Gの値を変更して最も良好となる位相調整値θと振幅調整値Gを割り出してアンテナ10の第1の除去パラメータθ1、G1として第1の除去パラメータ記憶部107に記憶させる。
動作制御部110はアンテナ20、30、40に対してもアンテナ10と同様の処理を実施して、アンテナ20の第1の除去パラメータθ2、G2、アンテナ30の第1の除去パラメータθ3、G3、アンテナ40の第1の除去パラメータθ4、G4を求めさせ、第1の除去パラメータ記憶部107に記憶させる。
次に、通常動作について説明する。動作制御部110は通常動作をダイバーシチ合成部105、第1のノイズ除去部108及び第1の除去パラメータ調査部109に指示する。図2はダイバーシチ合成部105と第1のノイズ除去部108の内部構成の例を示す。以下、通常動作を指示されたときの動作について、図2を用いて説明する。
図2において、ダイバーシチ合成部105は、周波数変換部12、22、32、42と、自動利得調整部14、24、34、44と、フーリエ変換部16、26、36、46と、位相振幅変更部19、29、39、49と、合成部201を備えている。第1のノイズ除去部108は、周波数変換部202と、自動利得調整部203と、位相振幅変更部204と、加算部205を備えている。アンテナ10、20、30、40は地上デジタル放送の電波を受信する。ノイズ収集プローブ106は復調装置が発生するノイズを収集する。位相振幅変更部204は入力された信号の位相と振幅を変更する。加算部205は入力された信号の加算を行う。
まず、ダイバーシチ合成部105での動作を説明する。周波数変換部12、22、32、42は、アンテナ10、20、30、40が受信した地上デジタル放送の電波を受け取り、所定の周波数に変換を行って出力する。自動利得調整部14、24、34、44は、周波数変換部12、22、32、42の出力信号を所定の電力値となるように利得を調整して出力する。フーリエ変換部16、26、36、46は、自動利得調整部14、24、34、44の出力信号に対してフーリエ変換を行って出力する。位相振幅変更部19、29、39、49は、フーリエ変換部16、26、36、46の出力信号に対して、合成部201が指示する位相φと振幅gだけ位相と振幅を変更して、位相振幅調整後信号を生成する。この位相振幅調整後信号は合成部201に入力される。
合成部201は、位相振幅変更部19、29、39、49が出力する4つの位相振幅調整後信号を合成して合成後信号として第1のノイズ除去部108の加算部205に出力する。また、合成部201は、ダイバーシチ合成のための位相と振幅の調整値を位相振幅変更部19、29、39、49に対して指示する。位相振幅変更部19に指示した位相調整値をφ1、振幅調整値をg1、位相振幅変更部29に指示した位相調整値をφ2、振幅調整値をg2、位相振幅変更部39に指示した位相調整値をφ3、振幅調整値をg3、位相振幅変更部49に指示した位相調整値をφ4、振幅調整値をg4とする。合成部201は、これら、φ1、φ2、φ3、φ4、g1、g2、g3、g4を合成パラメータとして第1のノイズ除去部108の位相振幅変更部204に出力する。
ノイズ収集プローブ106は、この復調装置が発生する電磁波ノイズを受信して収集ノイズ信号を出力する。
第1のノイズ除去部108の周波数変換部202は、収集ノイズ信号に対して周波数変換部12、22、32、42と同じ周波数に変換を行う。
自動利得調整部203は、周波数変換部202の出力信号に対して、所定の電力値となるよう利得を調整して収集ノイズ信号として出力する。
位相振幅変更部204は、図1の第1の除去パラメータ記憶部107から各アンテナの第1の除去パラメータであるθ1、θ2、θ3、θ4、G1、G2、G3、G4を受け取る。また、位相振幅変更部204は、合成部201から合成パラメータφ1、φ2、φ3、φ4、g1、g2、g3、g4を受け取る。そうして、位相振幅変更部204は、合成部201に多重されたノイズを相殺するためのノイズ相殺信号を生成する。即ち、アンテナ10、20、30、40ごとに、ダイバーシチ処理で信号の位相と振幅が調整された分、アンテナ10、20、30、40が拾ったノイズの位相と振幅も変更される。そのため、収集ノイズ信号の位相と振幅もその変更分に追従させた上で第1の除去パラメータを適用することでダイバーシチ合成後信号からノイズが除去される。ノイズ信号をN(t)、ノイズ相殺信号をC(t)とした時、式(2)の関係が成立する。
Figure 2009136494
加算部205は、合成部201が出力する合成後信号と位相振幅変更部204が出力するノイズ相殺信号を加算してノイズ除去後信号を出力する。
以上のように実施の形態1によれば、第1のノイズ除去部108が複数のアンテナ10、20、30、40全てに対するノイズ除去の処理を一括して行うので、アンテナの数に拠らず1箇所でノイズ除去を実現できる。また、第1の除去パラメータ記憶部107が予め除去パラメータを調査して格納しているので、受信開始時点からノイズ除去が可能となる。
なお、以上の説明では地上デジタル放送を受信する場合を例として示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数のアンテナで電波を受信する装置全般において有効である。また、アンテナの数を4本として説明をしているが、これに限定されるものではなく、複数存在してさえすればよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の復調装置は、2つあった動作が通常動作の1つのみである点と、動作を切り替えるための動作制御部が不要な点と、ノイズ除去部と第2の除去パラメータ調査部の第2の除去パラメータ制御が異なる点が、実施の形態1の復調装置との相違点である。その他の点については実施の形態1と同一である。そのため、実施の形態2では、上述の相違部分を中心に説明する。
図3は本発明の実施の形態2における復調装置の構成例を示す。図3において、第2のノイズ除去部301と第2の除去パラメータ調査部302と第2の除去パラメータ調査部303以外の部分は図1で使用されたものと同一なので、それらの説明を省略する。
第2の除去パラメータ調査部302は、第2のノイズ除去部301に第2の除去パラメータを指示する。図4は第2の除去パラメータ制御のフロー例を示す。
図4において、ステップS401で、復調装置が復調を開始する。ステップS402で、第2の除去パラメータ調査部302は第2の除去パラメータ記憶部303から第2の除去パラメータを獲得する。そうしてステップS403に進む。
ステップS403で、第2の除去パラメータ調査部302は獲得した第2の除去パラメータを第2のノイズ除去部301に指示する、そうして、ステップS404に進む。
ステップ404で、第2の除去パラメータ調査部302は、第2のノイズ除去部301が出力するノイズ除去後信号を調べて受信状況が悪いかどうかをチェックする。第2の除去パラメータ調査部302は、例えば、搬送波対雑音比(CN比)やデジタル信号のビット誤り率等から受信状況を知り、所定の許容値に納まっているかどうかをチェックする。そうして、受信状況が許容限以下の場合はステップS405に進み、受信状況が制御限界を越える場合はステップS404に戻る。
ステップS405で、第2の除去パラメータ調査部302は、第2のノイズ除去部301が出力するノイズ除去後信号を調べて第2の除去パラメータの調整で改善できそうかどうかを判断する。第2の除去パラメータ調査部302は、例えば、OFDMの同期ロック情報や搬送波対雑音比(CN比)、デジタル信号のビット誤り率等の情報から受信状況を知る。そうして、第2の除去パラメータ調査部302が第2の除去パラメータの調整で改善できそうと判断した場合はステップS406に進み、改善できそうにないと判断した場合はステップS404に戻る。
ステップS406で、第2の除去パラメータ調査部302は、第2のノイズ除去部301に指示する第2の除去パラメータを変動させ、搬送波対雑音比(CN比)やデジタル信号のビット誤り率等を用いて結果を収集する。そうして、第2の除去パラメータ調査部302は、受信が良好となる第2の除去パラメータを割り出し、その値を第2のノイズ除去部301に指示すると共に、第2の除去パラメータ記憶部303に記憶させる。そしてステップS404に戻る。第2の除去パラメータの割り出し方としては、例えば、第2の除去パラメータのノイズの位相調整値θと振幅調整値Gについて、θの範囲を170度から190度までの1度刻みで変化させ、Gの範囲を0.1倍から2.0倍までの0.1刻みで変化させ、各々のθとGの組み合わせによるCN比結果を収集し、最も良好な組み合わせを求める。
図3において、第2のノイズ除去部301は、第2の除去パラメータを取得する先が第2の除去パラメータ記憶部303ではなく第2の除去パラメータ調査部302であること以外は、実施の形態1で説明した第1のノイズ除去部108の通常動作と同じである。
以上のように、実施の形態2によれば、アンテナの数に拠らず1箇所でノイズ除去を実現できる他、受信状況を監視して第2の除去パラメータを改善するので、ノイズに対する耐性を強化できる。
なお、以上の説明では更新された除去パラメータを記憶する場合を例に示したが、これに限定されるものではなく、記憶しなくても構わない。
以上、実施の形態1および実施の形態2を挙げて本発明を説明した。これらの説明から明らかな通り、本発明の復調装置は、ノイズ除去部が複数のアンテナ全てに対するノイズ除去の処理を一括して行うので、アンテナの数に拠らず1箇所でノイズ除去を実現できる。
更に、本発明の復調装置は電源投入動作直後からノイズ除去が可能となる。
更に、本発明の復調装置は受信状況に応じて除去パラメータを改善することができるようになる。
更に、本発明の復調装置は改善された除去パラメータを記憶するので、電源再投入時も改善された除去パラメータを使用できるようになる。
本発明の復調装置は、ダイバーシチで電波を受信して復調する復調装置において有用である。
10,20,30,40 アンテナ
12,22,32,42 周波数変換部
14,24,34,44,203 自動利得調整部
16,26,36,46 フーリエ変換部
19,29,39,49,204 位相振幅変更部
105 ダイバーシチ合成部
106 ノイズ収集プローブ
107 第1の除去パラメータ記憶部
108 第1のノイズ除去部
109 第1の除去パラメータ調査部
110 動作制御部
201 合成部
202 周波数変換部
205 加算部
301 第2のノイズ除去部
302 第2の除去パラメータ調査部
303 第2の除去パラメータ記憶部

Claims (8)

  1. ノイズを除去するための除去パラメータをアンテナ毎に第1の除去パラメータとして記憶する第1の除去パラメータ記憶部と、
    前記ノイズを受信して収集ノイズ信号として出力するノイズ収集部と、
    複数の前記アンテナから電波を受信して合成を施して得た合成後信号と前記合成に関する前記アンテナ毎のパラメータである合成パラメータを出力するダイバーシチ合成部と、
    前記第1の除去パラメータ記憶部から前記第1の除去パラメータを読み出し、前記合成後信号と前記合成パラメータと前記収集ノイズ信号を受け取ってノイズ除去を施してノイズ除去後信号を出力する第1のノイズ除去部と
    を備える復調装置。
  2. 前記第1のノイズ除去部は全ての前記アンテナの前記第1の除去パラメータと全ての前記アンテナの前記合成パラメータを用いてノイズ除去を行う請求項1に記載の復調装置。
  3. 前記第1の除去パラメータ記憶部は前記第1の除去パラメータを予め調査して格納している請求項1に記載の復調装置。
  4. ノイズを除去するための除去パラメータをアンテナ毎に第2の除去パラメータとして記憶する第2の除去パラメータ記憶部と、
    前記ノイズを受信して収集ノイズ信号として出力するノイズ収集部と、
    複数の前記アンテナから電波を受信して合成を施して得た合成後信号と前記合成に関するアンテナ毎のパラメータである合成パラメータ出力するダイバーシチ合成部と、
    前記第2の除去パラメータ記憶部から前記第2の除去パラメータを獲得し、ノイズ除去後信号を獲得し、前記第2の除去パラメータを出力する第2の除去パラメータ調査部と、
    前記合成信号と前記第2の除去パラメータと前記合成パラメータと前記収集ノイズ信号を受け取ってノイズ除去を施して前記ノイズ除去後信号を出力する第2のノイズ除去部と
    を備える復調装置。
  5. 前記第2のノイズ除去部は全ての前記アンテナの前記第2の除去パラメータと全ての前記アンテナの前記合成パラメータを用いてノイズ除去を行う請求項4に記載の復調装置。
  6. 前記第2の除去パラメータ記憶部は前記第2の除去パラメータを予め調査して格納している請求項4に記載の復調装置。
  7. 前記第2の除去パラメータ調査部は前記ノイズ除去後信号を監視し、前記受信状況に応じて第2のノイズ除去部に指示する前記第2の除去パラメータを変更する請求項4に記載の復調装置。
  8. 前記第2の除去パラメータ調査部は前記第2のノイズ除去部に指示する前記第2の除去パラメータを変更するのに合わせて、前記第2の除去パラメータを前記第2の除去パラメータ記憶部に記憶させる請求項7に記載の復調装置。
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