JPWO2009128417A1 - 受信装置および通信システム - Google Patents

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Abstract

複数の等化器間で尤度を交換しながら等化することにより、受信アンテナダイバーシチ効果を向上させる。複数のアンテナ301−1〜Mを用いて無線信号を受信する受信装置300であって、無線信号からパイロット信号と受信データ信号とを分離するパイロット分離部304−1〜Mと、パイロット信号に基づいて、各アンテナ301−1〜Mに対応する伝搬路推定値をそれぞれ算出する伝搬路推定部305と、各アンテナ301−1〜Mに対応する受信データ信号の信号検出を行ない、受信データ信号および伝搬路推定値に基づいて尤度情報を生成する複数の等化部を有する受信処理部306と、を備え、いずれか一つの等化部は、他の等化部が生成した尤度情報を用いて尤度情報を生成すると共に、生成した尤度情報を他の等化部へ出力する。

Description

本発明は、複数のアンテナを用いて無線信号を受信する受信装置および通信システムに関する。
従来から、非特許文献1に示すようなシングルユーザ用のターボ受信機が知られている。図13は、特許文献1に記載されている送信機、受信機の概略構成を示す図である。送信機1300では、情報系列の符号化が符号化器1301で行なわれ、その符号化出力がインタリーバ1302でインタリーブ(並べ替え)される。その後、変調器1303で搬送波信号が変調され、その変調出力が送信される。この送信信号は、伝送路(マルチパスの各チャネル)を通じて受信機1310に受信される。受信機1310では、軟入力軟出力等化器1311により遅延波の等化が行なわれる。この等化器1311の入力は、一般に受信信号がベースバンドに変換され、そのベースバンドの受信信号が、送信信号の情報系列のシンボル信号の周波数の1倍以上の周波数でサンプリングされてディジタル信号に変換され、ディジタル信号の受信信号として等化器1311へ入力される。
等化器1311は線形等化器であって、その等化出力として各符号化ビット{b(i)}が+1である確率と−1である確率の対数尤度比Λ(LLR:Log-Likelihood Ratio)が導出される。ここでλ[b(k)]は後続のチャネル復号器1314に送られる外部情報、λ[b(k)]は等化器1311に与えられる事前情報である。LLRは事前情報λ[b(k)]が減算器1312で減算され、更にデインタリーバ1313を介してチャネル復号器1314へ供給される。このチャネル復号器1314は対数尤度比Λを算出する。ここでλ[b(i)]は繰り返しの際に等化器1311にλ[b(k)]として与えられる外部情報であり、λ[b(k)]がチャネル復号器1314に事前情報λ[b(i)]として与えられる。Λ[b(i)]は減算器1315でλ[b(i)]が減算され、インタリーバ1316を介して等化器1311および減算器1312へ供給される。このようにして繰り返し等化、復号が行なわれて誤り率の向上が達成される。
また、従来から、受信アンテナダイバーシチが知られている。図14は、特許文献2に記載されている受信機の概略構成を示す図である。この受信機は、シングルキャリア伝送を行なう場合、ダイバーシチと適応等化を組み合せて、各受信アンテナにおけるフィルタ出力をアンテナ合成することによって、受信アンテナダイバーシチ効果を得るように構成されている。図14に示すように、この受信機は、受信信号と基準信号との相関演算により、インパルス応答を推定する相関器1401、1402と、インパルス応答の複素共役時間反転の重み係数に基づいて整合フィルタリングを行なう適合フィルタ1403、1404とを備えている。また、フィルタ出力を合成する合成回路1405と、合成回路1405の出力に基づいて、仮判定データを出力する遅延判定帰還形系列推定器1406と、仮判定データに基づいて受信信号レプリカを生成するレプリカ生成器1407と、既知信号を発生させるプリアンブル発生回路1408と、受信信号レプリカまたは既知信号を基準信号として相関器1404、1402に供給する切替器1409、1410とを備えている。さらに、この受信機は、アンテナを備えた受信機1411、1412と、遅延回路1413、1412とを備えている。
特開2004−166218号公報 特開2001−308763号公報
松本正,衣斐信介,"ターボ等化の基礎,および情報理論的考察,"信学論(B),Vol.J90−B No.1,pp.1−16,2007.
上記のように、ターボ等化に受信アンテナダイバーシチを適用するには、各アンテナの等化部(等化器)において等化を行なった後、アンテナ合成を行ない、対数尤度比を出力する。しかしながら、線形処理のアンテナ合成では処理量は小さいものの、特性改善効果も小さいという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、複数の等化器間で尤度を交換しながら等化することにより、受信アンテナダイバーシチ効果を向上させることができる受信装置および通信システムを提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の受信装置は、複数のアンテナを用いて無線信号を受信する受信装置であって、前記無線信号からパイロット信号と受信データ信号とを分離するパイロット分離部と、前記パイロット信号に基づいて、前記各アンテナに対応する伝搬路推定値をそれぞれ算出する伝搬路推定部と、前記各アンテナに対応する受信データ信号の信号検出を行ない、受信データ信号および伝搬路推定値に基づいて尤度情報を生成する複数の等化部を有する受信処理部と、を備え、いずれか一つの等化部は、他の等化部が生成した尤度情報を用いて尤度情報を生成すると共に、前記生成した尤度情報を他の等化部へ出力することを特徴としている。
このように、いずれか一つの等化部は、他の等化部が生成した尤度情報を用いて尤度情報を生成すると共に、前記生成した尤度情報を他の等化部へ出力するので、線形処理のアンテナ合成と比較して、受信ダイバーシチ効果を向上させることが可能となる。
(2)また、本発明の受信装置において、前記受信処理部は、前記いずれか一つの等化部から出力された尤度情報から、他の等化部が生成した尤度情報を減算する第1の減算部を備えることを特徴としている。
このように、いずれか一つの等化部から出力された尤度情報から、他の等化部が生成した尤度情報を減算するので、他の等化部の尤度情報を利用しつつ、自身が算出した尤度情報のみを出力することができる。
(3)また、本発明の受信装置において、前記受信処理部は、いずれかの等化部から出力された尤度情報を用いて復号処理を行ない、復号した尤度情報を出力する第1の復号部を備えることを特徴としている。
このように、いずれかの等化部から出力された尤度情報を用いて復号処理を行ない、復号した尤度情報を出力するので、受信ダイバーシチ効果を向上させることが可能となる。
(4)また、本発明の受信装置において、前記各等化部は、前記各アンテナに対応する受信データ信号、前記伝搬路推定値および他の等化部が生成した尤度情報を用いて干渉レプリカを生成する干渉レプリカ生成部と、前記各アンテナに対応する受信データ信号から前記干渉レプリカを減算する干渉除去部と、を備えることを特徴としている。
このように、干渉レプリカを生成し、各アンテナに対応する受信データ信号から干渉レプリカを減算するので、干渉から受ける影響を極力小さくすることが可能となる。
(5)また、本発明の受信装置において、いずれか一つの前記等化部は、他の等化部が生成した尤度情報を用いて尤度情報を生成し、前記生成した尤度情報を他の等化部へ出力する処理を、少なくとも一回行なうことを特徴としている。
このように、いずれか一つの等化部は、他の等化部が生成した尤度情報を用いて尤度情報を生成し、生成した尤度情報を他の等化部へ出力する処理を、少なくとも一回行なうので、複数の等化部の間で尤度情報を交換することができ、受信アンテナダイバーシチ効果を向上させることが可能となる。
(6)また、本発明の受信装置において、いずれか一つの前記等化部が、他の等化部が生成した尤度情報を用いて尤度情報を生成し、前記生成した尤度情報を他の等化部へ出力する処理を行なう回数を、QoSに基づいて決定することを特徴としている。
このように、QoSに基づいて、いずれか一つの等化部が、他の等化部が生成した尤度情報を用いて尤度情報を生成し、生成した尤度情報を他の等化部へ出力する処理を行なう回数を決定するので、例えば、QoSに応じて、処理回数を少なくさせたり、処理回数を多くさせたりすることが可能となる。
(7)また、本発明の受信装置において、前記受信処理部は、前記各アンテナに対応する伝搬路推定値に基づいて、各受信データ信号の受信品質を測定し、信号検出を行なう受信データ信号の選択および信号検出を行なう受信データ信号の順序付けを行なう等化順序決定部をさらに備えることを特徴としている。
このように、各アンテナに対応する伝搬路推定値に基づいて、各受信データ信号の受信品質を測定し、信号検出を行なう受信データ信号の選択および信号検出を行なう受信データ信号の順序付けを行なうので、例えば、伝搬路の良い順に処理を行なうことが可能となる。
(8)また、本発明の受信装置において、前記等化順序決定部は、いずれか一つの前記等化部が、他の等化部が生成した尤度情報を用いて尤度情報を生成し、前記生成した尤度情報を他の等化部へ出力する処理を繰り返す度に、選択する受信データ信号の数および信号検出を行なう受信データ信号の順序を変更することを特徴としている。
このように、いずれか一つの等化部が、他の等化部が生成した尤度情報を用いて尤度情報を生成し、生成した尤度情報を他の等化部へ出力する処理を繰り返す度に、選択する受信データ信号の数および信号検出を行なう受信データ信号の順序を変更するので、処理毎に最善の順序を決定して処理を行なうことが可能となる。
(9)また、本発明の受信装置において、前記受信処理部は、いずれかの等化部から出力された尤度情報を用いて復号処理を行ない、復号した尤度情報を出力する第2の復号部を備え、前記等化部は、前記第2の復号部が出力した尤度情報を用いて尤度情報を生成すると共に、前記生成した尤度情報を前記第2の復号部へ出力することを特徴としている。
このように、第2の復号部が出力した尤度情報を用いて尤度情報を生成すると共に、生成した尤度情報を第2の復号部へ出力するので、等化部の内部で各アンテナの等化後の尤度情報を交換するだけでなく、第2の復号部が出力する尤度情報も含めて尤度情報の交換を行なうことができるので、受信アンテナダイバーシチ効果および復号の効果を向上させることが可能となる。
(10)また、本発明の受信装置において、前記受信処理部は、前記他の等化部が出力する尤度情報または前記第2の復号部が出力する尤度情報のいずれか一方を選択して出力する切替部を備えることを特徴としている。
このように、他の等化部が出力する尤度情報または前記第2の復号部が出力する尤度情報のいずれか一方を選択して出力するので、等化部の内部で各アンテナの等化後の尤度情報を交換するだけでなく、第2の復号部が出力する尤度情報も含めて尤度情報の交換を行なうことができる。その結果、受信アンテナダイバーシチ効果および復号の効果を向上させることが可能となる。
(11)また、本発明の通信システムは、送信装置と、複数のアンテナを有する受信装置との間で無線通信を行なう通信システムであって、前記受信装置は、前記送信装置から前記複数のアンテナを用いて受信した無線信号からパイロット信号と受信データ信号とを分離するパイロット分離部と、前記パイロット信号に基づいて、前記各アンテナに対応する伝搬路推定値をそれぞれ算出する伝搬路推定部と、前記各アンテナに対応する受信データ信号の信号検出を行ない、受信データ信号および伝搬路推定値に基づいて尤度情報を生成する複数の等化部を有する受信処理部と、を備え、いずれか一つの等化部は、他の等化部が生成した尤度情報を用いて尤度情報を生成すると共に、前記生成した尤度情報を他の等化部へ出力することを特徴としている。
このように、いずれか一つの等化部は、他の等化部が生成した尤度情報を用いて尤度情報を生成すると共に、前記生成した尤度情報を他の等化部へ出力するので、線形処理のアンテナ合成と比較して、受信ダイバーシチ効果を向上させることが可能となる。
本発明によれば、いずれか一つの等化部は、他の等化部が生成した尤度情報を用いて尤度情報を生成すると共に、前記生成した尤度情報を他の等化部へ出力するので、線形処理のアンテナ合成と比較して、受信ダイバーシチ効果を向上させることが可能となる。
第1の実施形態に係る送信機の概略構成を示す図である。 フレーム構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る受信機の概略構成を示す図である。 第1の実施形態に係る受信処理部の概略構成を示す図である。 第1の実施形態に係る信号検出部の概略構成を示す図である。 等化部501−1〜501−2の概略構成を示す図である。 第2の実施形態に係る信号検出部の概略構成を示す図である。 受信データ信号毎の受信品質を示す図である。 第3の実施形態に係る受信処理部の概略構成を示す図である。 信号検出部の概略構成を示す図である。 第3の実施形態に係る受信処理部の概略構成を示す図である。 第3の実施形態に係る信号処理部の概略構成を示す図である。 特許文献1に記載されている送信機、受信機の概略構成を示す図である。 特許文献2に記載されている受信機の概略構成を示す図である。
本発明は、同一の送信信号を異なる伝搬路を通し、受信機において異なる伝搬路を経由して受信された信号を、ターボ復号の概念に基づき、複数の等化器間で尤度を交換しながら等化することを特徴としている。以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る送信機の概略構成を示す図である。送信機100は、符号化部101、インタリーブ部102、変調部103、フレーム構成部104、パイロット生成部105、DA変換部106、無線送信部107および送信アンテナ部108を備える。送信機100は、情報データ系列を符号化部101へ入力する。符号化部101はターボ符号、あるいはLDPC(Low Density Parity Check)符号等によって、所定の符号化率で誤り訂正符号化を行ない、符号ビット系列を得る。
符号ビット系列は、インタリーブ部102へ入力される。インタリーブ部102でインタリーブが行なわれた後、変調部103に入力され、符号ビット系列をBPSK(Binary Phase Shift Keying)や16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)等のデータシンボル系列へ変調する。データ変調系列は、フレーム構成部104に入力される。フレーム構成部104は、パイロット生成部105によって生成されたパイロットと変調部103から入力されたデータシンボル系列を用いて、フレーム構成が行なわれる。
図2は、フレーム構成の一例を示す図である。フレーム構成部104は、図2に示すように、Nシンボルのデータシンボルの先頭にN個のパイロットを付加する。フレーム構成部104で生成されたフレームは、DA(Digital to Analog)変換部106においてアナログ信号に変換される。その後、無線送信部107を介して送信アンテナ部108で送信される。このように送信された信号は、受信機で受信される。
図3は、第1の実施形態に係る受信機の概略構成を示す図である。図1に示した送信機から送信された無線信号は、伝搬路を通り、受信機300で受信される。第1の実施形態において、受信機300は、M本(Mは2以上の整数)のアンテナ部301−1〜301−Mを備える。また、無線受信部302−1〜302−M、AD変換部303−1〜303−M、パイロット分離部304−1〜304−M、伝搬路推定部305、受信処理部306、データ判定部307を備える。
アンテナ部301−1を介して、無線受信部302−1で受信された信号は、AD(Analog to Digital)変換部303−1においてディジタル信号に変換される。その後、受信信号は、パイロット分離部304−1においてパイロット信号とデータ信号に分離され、パイロット信号は伝搬路推定部305に入力され、データ信号は受信処理部306に入力される。また、アンテナMについても同様の処理を行ない、パイロット信号は、伝搬路推定部305に入力され、データ信号は、受信処理部306に入力される。伝搬路推定部305は、入力されたアンテナ部301−1〜301−Mの受信パイロット信号を用いて、図1の送信アンテナ部108と各受信アンテナ部301−1〜301−Mとの間の伝搬路推定を行ない、各伝搬路推定値を受信処理部306に入力する。
受信処理部306は、パイロット分離部304−1〜304−Mから入力された各アンテナの受信データ信号と、伝搬路推定部305から入力された各アンテナの伝搬路推定値とを用いて符号化ビットLLRを算出し、データ判定部307に入力する。データ判定部307は、符号ビットLLRから情報ビットLLRを抽出し、ビットLLRの正負によって情報ビット系列を算出する。
ここで、第1の実施形態に係る受信処理部306について、図4を用いて説明する。図4は、第1の実施形態に係る受信処理部306の概略構成を示す図である。受信処理部306は、信号検出部401、デインタリーブ部402、復号部403を備える。各アンテナの受信データ信号および各アンテナの伝搬路推定値は、信号検出部401に入力される。信号検出部401は、入力された各アンテナの受信データ信号および各アンテナの伝搬路推定値を用いて符号ビットのLLRを算出する。算出された符号ビットLLRは、デインタリーブ部402へ入力され、図1で示した送信機のインタリーブ部102で行なわれたインタリーブを戻す処理が行なわれた後、復号部403へ入力される。復号部403は、送信機の符号化に対応した復号処理が行なわれる。復号部403は、符号ビットLLRを算出して出力する。
次に、信号検出部401の構成について図5を用いて説明する。図5は、第1の実施形態に係る信号検出部の概略構成を示す図である。但し、ここでは、受信アンテナ本数が2本の場合を例にとって説明する。信号検出部401は、送信信号検出部(等化部)501−1、501−2および減算部502−1、502−2を備える。等化部501−1は、アンテナ1受信データ信号、減算部502−2が出力する符号ビットLLRλ、および伝搬路推定値を入力し、マルチパスを補償するような等化処理を行ない、符号ビットLLRΛを減算部502−1に出力する。但し、初回は減算部502−2の出力λがないため、λにはゼロを与えておく。減算部502−1は、入力された等化部501−1の出力符号ビットLLRΛと減算部502−2の出力符号ビットLLRλとを用いて、Λ−λの減算処理を行ない、出力符号ビットLLRλを得る。得られたλは等化部501−2と減算部502−2へ出力される。
等化部501−2は、アンテナ2受信データ信号、減算部502−1の出力する符号ビットLLRλ、および各受信アンテナにおける伝搬路推定値を用いてマルチパスを補償するような等化処理を行ない、符号ビットLLRΛを減算部502−2に入力する。減算部502−2は、入力された等化部501−2の出力符号ビットLLRΛと減算部502−1の出力する符号ビットLLRλを用いて、Λ−λの減算処理を行ない、符号ビットLLRλを得る。得られたλは等化部501−1と減算部502−1に入力される。上述の処理を1回以上繰り返し、等化部501−2の出力する符号ビットLLRΛを図5のデインタリーブ部402に入力する。なお、図5では、等化部501−2の出力する符号ビットLLRΛを最終的な出力としているが、等化部501−1の出力する符号ビットLLRΛを最終的な出力としてもよい。
次に、等化部501−1〜501−2について、図6を用いて説明する。図6は、等化部501−1〜501−2の概略構成を示す図である。ここでは第kシンボルに対する等化について説明する。入力された符号ビットLLR系列は、シンボルレプリカ生成部601に入力される。シンボルレプリカ生成部601では、式(1)によって、入力された符号ビットLLR系列を用いて、第kシンボル以外のシンボルレプリカsest((2L−1)×1ベクトル)を生成する。
Figure 2009128417
算出されたシンボルレプリカsestは、干渉レプリカ生成部602、および重み生成部603に入力される。また、入力された伝搬路推定値H(L×(2L−1)行列。Lは伝搬路のパス数)も干渉レプリカ生成部602、および重み生成部603に入力される。ただしHは伝搬路の時間的空間的構造がすべて表現される行列である。干渉レプリカ生成部602は、入力されたシンボルレプリカsestと伝搬路推定値Hを用いて干渉レプリカを生成し減算部604に入力する。また受信データ信号r(k)(L×1ベクトル)は減算部604に入力される。一方シンボルレプリカsest(ベクトル)と伝搬路推定値が入力された重み生成部603は、伝搬路補償重みw(k)(L×1ベクトル)と等価利得μ(k)を算出し、伝搬路補償重みw(k)(ベクトル)を伝搬路補償部605に入力し、等価利得μ(k)をLLR算出部606に入力する。ここで伝搬路補償重みw(k)(ベクトル)と等価利得μ(k)は、それぞれ式(2)および(3)によって算出される。
Figure 2009128417
Figure 2009128417
ここで、σは雑音の分散、IはL×L単位行列、eは第L要素が1でその他は0の(2L−1)×1ベクトル、Tは転置、Hは複素共役転置(エルミート転置)を示す。またΛ(k)((2L−1)×(2L−1)行列)は次式で表される。
Figure 2009128417
ここで、diag(x)はベクトルxを対角要素とする対角行列を意味する。一方、受信データ信号r(k)(L×1ベクトル)は、減算部604に入力される。減算部604では、受信データ信号r(ベクトル)から干渉レプリカ(Hとsestの乗算)を減算し、干渉が抑圧された信号r(k)(L×1ベクトル)を得る。得られたr(k)(ベクトル)は、伝搬路補償部605に入力される。伝搬路補償部605は、式(5)の処理を行ない、補償後の信号z(k)をLLR算出部606に入力する。
Figure 2009128417
LLR算出部606では、入力された補償後の信号z(k)と等価振幅μ(k)を用いて、式(6)に基づいて符号ビットのLLRを求める。
Figure 2009128417
ただしRe[]は実部のみを取り出す処理を示す。上述の処理をNシンボルに対して行ない、算出した符号ビットLLRを、PS変換部607に入力する。PS変換部607は、入力された符号ビットLLRに対してPS(Parallel‐Serial)変換を行ない、符号ビットLLRを出力する。なお、等化部501−1、501−2の構成は、非特許文献1に記載されているものであるが、マルチパスを補償し、符号ビットのLLRを出力する構成であれば、構成はどのようなものであってもよい。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、アンテナ毎に等化処理を行ない、線形のアンテナ合成を行なうのではなく、アンテナ間で等化後の符号ビットLLRを交換することによって、受信アンテナダイバーシチ効果を向上させることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、受信機が3本以上の受信アンテナを有する場合において、受信アンテナの等化器間で尤度を交換しながら等化する。送信機の構成は、図1で示した第1の実施形態と同様のものでよい。図1に示した送信機から送信された信号は、伝搬路を通り、受信機で受信される。
図3は、第2の実施形態に係る受信機の概略構成を示す図である。第2の実施形態において、受信機300は、M本(Mは3以上の整数)のアンテナ部301−1〜301−Mを備える。また、無線受信部302−1〜302−M、AD変換部303−1〜303−M、パイロット分離部304−1〜304−M、伝搬路推定部305、受信処理部306、データ判定部307を備える。
アンテナ部301−1を介して、無線受信部302−1で受信された信号は、AD変換部303−1において、ディジタル信号に変換される。その後、受信信号は、パイロット分離部304−1において、パイロット信号とデータ信号に分離され、パイロット信号は伝搬路推定部305に入力され、データ信号は受信処理部306に入力される。また、アンテナMについても同様の処理が行なわれる。パイロット信号は、伝搬路推定部305に入力され、データ信号は受信処理部306に入力される。伝搬路推定部305では、入力されたアンテナ部301−1〜301−Mの受信パイロット信号を用いて、図1に示した送信アンテナ部108と各受信アンテナ部301−1〜301−Mとの間の伝搬路推定を行ない、各伝搬路推定値を受信処理部306に入力する。受信処理部306は、パイロット分離部304−1〜304−Mから入力された各アンテナの受信データ信号と、伝搬路推定部305から入力された各アンテナの伝搬路推定値を用いて符号ビットLLRを算出し、データ判定部307に入力する。データ判定部307では符号ビットLLRから情報ビットLLRを抽出し、ビットLLRの正負によって情報ビット系列を算出する。
ここで、第2の実施形態に係る受信処理部306を、図4を用いて説明する。受信処理部306は、信号検出部401、デインタリーブ部402、復号部403を備える。各アンテナの受信データ信号および各アンテナの伝搬路推定値は、信号検出部401に入力される。信号検出部401は入力された各アンテナの受信データ信号および各アンテナの伝搬路推定値を用いて符号ビットのLLRを算出する。算出された符号ビットLLRはデインタリーブ部402へ入力され、図1で示した、送信機のインタリーブ部102で行なわれたインタリーブを戻す処理が行なわれた後、復号部403へ入力される。復号部403では送信機の符号化に対応した復号処理が行なわれる。復号部403は符号ビットLLRを算出し、出力する。
次に、信号検出部401の構成について、図7を用いて説明する。図7は、第2の実施形態に係る信号検出部の概略構成を示す図である。信号検出部401は、等化順序変更部701、等化部702−1〜702−M’および減算部703−1〜703−M’を備える。アンテナ1〜Mの受信データ信号およびアンテナ1〜Mの伝搬路推定値が等化順序変更部701へ入力される。等化順序変更部701では、アンテナ毎の平均受信品質、例えばSNR(Signal-to-Noise power Ratio)やSINR(Signal-to-Interference plus Noise power Ratio)を求め、平均受信品質を基に等化処理を行なう受信データ信号数M’(M’はM以下の自然数)、および等化処理を行なう順序を決定し並び替えを行なう。なお、必ずしも並び替えを行なう構成となっていなくてもよい。等化順序変更部701は、初めに等化処理を行なう受信データ信号と伝搬路推定値を等化部702−1に入力する。
等化部702−1は、等化順序変更部701から入力された最初に等化処理を行なう受信データ信号rと、減算部703−M’から入力された符号ビットLLRλM’、および伝搬路推定値が入力され、マルチパスを補償するような等化処理を行ない、符号ビットLLRΛを減算部703−1に入力する。なお、等化部702−1の構成は、第1の実施形態1と同一の構成でもよいが、マルチパスを補償し、符号ビットのLLRを出力する構成であれば、どのような構成であってもよい。但し、初回は減算部703−M’の出力λM’がないため、λM’にはゼロを与えておく。
減算部703−1は、入力された等化部702−1の出力符号ビットLLRΛと減算部703−M’の出力符号ビットLLRλM’を用いて、Λ−λM’の減算処理を行ない、出力符号ビットLLRλを得る。得られたλは等化部702−2と減算部703−2へ出力される。等化部702−2は、等化順序変更部701から入力された2番目に等化処理を行なう受信データ信号rと、減算部703−1の出力する符号ビットLLRλ、および各受信アンテナにおける伝搬路推定値を用いてマルチパスを補償するような等化処理を行ない、符号ビットLLRΛを減算部703−2に入力する。
減算部703−2は、入力された等化部702−2の出力符号ビットLLRΛと減算部703−1の出力する符号ビットLLRλを用いて、Λ−λの減算処理を行ない、符号ビットLLRλを得る。このような処理を、M’番目の受信データ信号まで行なう。M’番目に等化処理を行なう等化部702−M’の出力は減算部703−M’に入力される。減算部703−M’では、等化部702−M’の出力符号ビットLLRΛM’と符号ビットLLRλM’−1が入力され、ΛM’−λM’−1の減算処理が行なわれ、符号ビットLLRλM’を得る。減算部703−M’から出力されたλM’は、等化部702−1と減算部703−1に入力される。上述の処理を1回以上繰り返し、等化部702−M’の出力する符号ビットLLRΛM’を得る。
また、等化処理を行なう受信データ数、およびその順序は繰り返しごとに異なってもよい。図8は、受信データ信号毎の受信品質を示す図である。図7に示す等化順序変更部701は、伝搬路推定値を用いて、図8における801のような受信データ信号毎の受信品質を測定する。測定した受信品質を用いて、初回において、等化を行なう受信データを選択し、順序付けを行なう。図8では、受信データ信号3と受信データ信号5を選択し、受信データ信号5、受信データ信号3の順に等化を行なう(802)。
次に、2回目の繰り返しにおいて、等化を行なう受信データを選択し、順序付けを行なう。図8では、受信データ信号2と受信データ信号3と受信データ信号5を選択し、受信データ信号2、受信データ信号5、受信データ信号3の順に等化を行なう(803)。但し、受信データ信号2を等化する際には、初回における受信データ信号3の等化の出力符号ビットLLRを用いる。次に、3回目の繰り返しにおいて等化を行なう受信データを選択し、順序付けを行なう。図8では、すべての受信データを選択し、受信データ信号5、3、2、1、6,4の順に等化を行なう(804)。但し、受信データ信号5を等化する際には、2回目の繰り返しにおける受信データ信号3の等化の出力符号ビットLLRを用いる。なお、等化処理を行なう受信データ数、繰り返し数およびその順序は、受信品質だけではなく許容処理遅延時間や許容通信品質等のQoS(Quality of Service)を考慮して決定してもよい。つまり、許容遅延時間が短い場合、あるいは許容通信品質が低い場合は、処理を行なう受信データ数や繰り返し数を制限してもよい。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、3本以上の受信アンテナがある場合にも、アンテナ毎に等化処理を行ない、線形のアンテナ合成を行なうのではなく、3本以上の受信アンテナ間で等化後の符号ビットLLRを交換することによって、受信アンテナダイバーシチ効果を大幅に向上させることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、同一の送信信号を異なる伝搬路を通し、受信機において異なる伝搬路を経由して受信された信号を、ターボ復号の概念に基づき、複数の等化器間および復号器間で尤度を交換することでビット誤り率を改善する。送信機の構成は、図1に示した第1の実施形態と同様のものでよい。図1に示した送信機から送信された信号は、伝搬路を通り、受信機で受信される。
図4は、第3の実施形態に係る受信装置の概略構成を示す図である。第3の実施形態において、受信機は、M本(Mは2以上の整数)のアンテナ部301−1〜301−Mを備える。また、無線受信部302−1〜302−M、AD変換部303−1〜303−M、パイロット分離部304−1〜304−M、伝搬路推定部305、受信処理部306、データ判定部307を備える。
アンテナ部301−1を介して、無線受信部302−1で受信された信号は、AD変換部303−1においてディジタル信号に変換される。その後、受信信号は、パイロット分離部304−1においてパイロット信号とデータ信号に分離され、パイロット信号は伝搬路推定部305に入力され、データ信号は受信処理部306に入力される。また、アンテナMについても同様の処理が行なわれ、パイロット信号は伝搬路推定部305に入力され、データ信号は受信処理部306に入力される。伝搬路推定部305は、入力されたアンテナ部301−1〜301−Mの受信パイロット信号を用いて、図1に示した送信アンテナ部108と各受信アンテナ部301−1〜301−Mとの間の伝搬路推定を行ない、各伝搬路推定値を受信処理部306に入力する。受信処理部306は、パイロット分離部304−1〜304−Mから入力された各アンテナの受信データ信号と、伝搬路推定部305から入力された各アンテナの伝搬路推定値とを用いて符号ビットLLRを算出し、データ判定部307に入力する。データ判定部307では符号ビットLLRから情報ビットLLRを抽出し、ビットLLRの正負によって情報ビット系列を算出する。
ここで、第3の実施形態における受信処理部306について説明する。図9は、第3の実施形態に係る受信処理部の概略構成を示す図である。受信処理部306は、信号検出部901、減算部902、デインタリーブ部903、復号部904、減算部905、インタリーブ部906を備える。各アンテナの受信データ信号および各アンテナの伝搬路推定値は、信号検出部901に入力される。信号検出部901は、入力された各アンテナの受信データ信号、各アンテナの伝搬路推定値、およびインタリーブ部906からの入力を用いて、符号ビットのLLRを算出する。算出された符号ビットLLRは減算部902に入力される。
減算部902は、信号検出部901からの入力された符号ビットLLRから、インタリーブ部906からの入力された符号ビットLLRを減算し、デインタリーブ部903へ入力する。デインタリーブ部903では、図1に示した、送信機のインタリーブ部102で行なわれたインタリーブを戻す処理を行ない、結果を復号部904と減算部905に入力する。復号部904では送信機の符号化に対応した復号処理が行なわれる。復号部904は、復号後の符号ビットLLRを減算部905に入力する。
減算部905は、復号部904から入力された符号ビットLLRから、デインタリーブ部903から入力された符号ビットLLRを減算し、インタリーブ部906に入力する。インタリーブ部906では、入力された符号ビットLLRに対して、送信機のインタリーブ部102で行なわれたインタリーブと同一のインタリーブを行ない、得られた符号ビットLLRを信号検出部901と減算部902へ入力する。上述の処理を少なくとも1回以上繰り返し行ない、復号部904の算出した符号ビットLLRをデータ判定部307に出力する。
次に、信号検出部901について説明する。図10は、信号検出部の概略構成を示す図である。但し、第3の実施形態では、受信アンテナ本数が2本の場合を例にとって説明する。信号検出部901は、切換部1001−1、1001−2、等化部1002−1、1002−2および減算部1003−1、1003−2を備える。なお等化部1002−1、1002−2の構成は、第1の実施形態と同一の構成でもよいが、マルチパスを補償し、符号ビットのLLRを出力する構成であれば、どのような構成であってもよい。
切換部1001−1に、図9のインタリーブ部906が出力した符号ビットLLRと、減算部1003−2の出力符号ビットLLRλが入力される。切換部1001−1は、アンテナ間の符号ビットLLRを交換する場合は減算部1003−2からの入力を等化部1002−1に入力し、図9の信号検出部901と復号部904の出力符号ビットLLRを交換する場合には、図9のインタリーブ部906からの入力を等化部1002−1に入力する。但し、初回は、図9のインタリーブ部906が出力した符号ビットLLRおよび減算部1003−2の出力符号ビットLLRλがないため、図9のインタリーブ部906からの入力符号ビットLLRおよびλにはゼロを与えておく。
等化部1002−1は、アンテナ1の受信データ信号と、伝搬路推定値、および切換部1001からの入力と用いて、マルチパスを補償するような等化処理を行ない、符号ビットLLRΛを減算部1003−1に入力する。減算部1003−1は、入力された等化部1002−1の出力符号ビットLLRΛと減算部1003−2の出力符号ビットLLRλを用いて、Λ−λの減算処理を行ない、出力符号ビットLLRλを得る。得られたλは切換部1001−2と減算部1003−2へ出力される。切換部1001−2はアンテナ間の符号ビットLLRを交換する場合は減算部1003−1からの入力を等化部1002−2に入力し、図9の信号検出部901と復号部904の出力符号ビットLLRを交換する場合には、図9のインタリーブ部906からの入力を等化部1002−2に入力する。
等化部1002−2は、アンテナ2受信データ信号、切換部1001−2の出力、および各受信アンテナにおける伝搬路推定値を用いてマルチパスを補償するような等化処理を行ない、符号ビットLLRΛを減算部1003−2に入力する。減算部1003−2は、入力された等化部1002−2の出力符号ビットLLRΛと減算部1003−1の出力する符号ビットLLRλを用いて、Λ−λの減算処理を行ない、符号ビットLLRλを得る。得られたλは切換部1001と減算部1003−1に入力される。上述の処理を1回以上繰り返し、等化部1002−2が出力する符号ビットLLRΛを図9の減算部902に入力する。なお図10では等化部1002−2が出力する符号ビットLLRΛを最終的な出力としているが、等化部1002−1が出力する符号ビットLLRΛを最終的な出力としてもよい。
なお、図3に示した受信装置の構成としては、図9のような構成だけではなく、図11のように、信号検出部555を持つ構成としても良い。この場合の信号検出部555は、図12に示すように、等化部1201−1、1201−2、デインタリーブ部1202−1、1202−2、復号部1203−1、1203−2、減算部1204−1、1204−2、インタリーブ部1205−1、1205−2から構成される。アンテナ1での受信信号を等化する等化部1201−1が出力する尤度情報を、デインタリーブ部1202−1を介して復号部1203−1に入力し、復号部1203−1が出力する尤度情報を、減算部1204−1、インタリーブ部1205−1を介して、アンテナ2での受信信号を等化する等化部1201−2に入力する構成としてもよい。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、等化部内で各アンテナの等化後の符号ビットLLRを交換するだけでなく、復号部が出力するビットLLRも含めてビットLLRを交換することで、受信アンテナダイバーシチ効果および復号の効果を向上させることができる。
100 送信機
101 符号化部
102 インタリーブ部
103 変調部
104 フレーム構成部
105 パイロット生成部
106 DA変換部
107 無線送信部
108 送信アンテナ部
114 復号器
300 受信機
301−1〜301−M アンテナ部
302−1〜302−M 無線受信部
303−1〜303−M AD変換部
304−1〜304−M パイロット分離部
305 伝搬路推定部
306 受信処理部
307 データ判定部
401 信号検出部
402 デインタリーブ部
403 復号部
501−1、501−2 等化部
502−1、502−2 減算部
555 信号検出部
601 シンボルレプリカ生成部
602 干渉レプリカ生成部
603 重み生成部
604 減算部
605 伝搬路補償部
606 LLR算出部
607 PS変換部
701 等化順序変更部
702−1〜702−M’ 等化部
703−1〜703−M’ 減算部
901 信号検出部
902 減算部
903 デインタリーブ部
904 復号部
905 減算部
906 インタリーブ部
1001−1、1001−2 切換部
1002−1、1002−2 等化部
1003−1、1003−2 減算部

Claims (11)

  1. 複数のアンテナを用いて無線信号を受信する受信装置であって、
    前記無線信号からパイロット信号と受信データ信号とを分離するパイロット分離部と、
    前記パイロット信号に基づいて、前記各アンテナに対応する伝搬路推定値をそれぞれ算出する伝搬路推定部と、
    前記各アンテナに対応する受信データ信号の信号検出を行ない、受信データ信号および伝搬路推定値に基づいて尤度情報を生成する複数の等化部を有する受信処理部と、を備え、
    いずれか一つの等化部は、他の等化部が生成した尤度情報を用いて尤度情報を生成すると共に、前記生成した尤度情報を他の等化部へ出力することを特徴とする受信装置。
  2. 前記受信処理部は、前記いずれか一つの等化部から出力された尤度情報から、他の等化部が生成した尤度情報を減算する第1の減算部を備えることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 前記受信処理部は、いずれかの等化部から出力された尤度情報を用いて復号処理を行ない、復号した尤度情報を出力する第1の復号部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の受信装置。
  4. 前記各等化部は、前記各アンテナに対応する受信データ信号、前記伝搬路推定値および他の等化部が生成した尤度情報を用いて干渉レプリカを生成する干渉レプリカ生成部と、
    前記各アンテナに対応する受信データ信号から前記干渉レプリカを減算する干渉除去部と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の受信装置。
  5. いずれか一つの前記等化部は、他の等化部が生成した尤度情報を用いて尤度情報を生成し、前記生成した尤度情報を他の等化部へ出力する処理を、少なくとも一回行なうことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の受信装置。
  6. いずれか一つの前記等化部が、他の等化部が生成した尤度情報を用いて尤度情報を生成し、前記生成した尤度情報を他の等化部へ出力する処理を行なう回数を、QoSに基づいて決定することを特徴とする請求項5記載の受信装置。
  7. 前記受信処理部は、前記各アンテナに対応する伝搬路推定値に基づいて、各受信データ信号の受信品質を測定し、信号検出を行なう受信データ信号の選択および信号検出を行なう受信データ信号の順序付けを行なう等化順序決定部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  8. 前記等化順序決定部は、いずれか一つの前記等化部が、他の等化部が生成した尤度情報を用いて尤度情報を生成し、前記生成した尤度情報を他の等化部へ出力する処理を繰り返す度に、選択する受信データ信号の数および信号検出を行なう受信データ信号の順序を変更することを特徴とする請求項7記載の受信装置。
  9. 前記受信処理部は、いずれかの等化部から出力された尤度情報を用いて復号処理を行ない、復号した尤度情報を出力する第2の復号部を備え、
    前記等化部は、前記第2の復号部が出力した尤度情報を用いて尤度情報を生成すると共に、前記生成した尤度情報を前記第2の復号部へ出力することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  10. 前記受信処理部は、前記他の等化部が出力する尤度情報または前記第2の復号部が出力する尤度情報のいずれか一方を選択して出力する切替部を備えることを特徴とする請求項9記載の受信装置。
  11. 送信装置と、複数のアンテナを有する受信装置との間で無線通信を行なう通信システムであって、
    前記受信装置は、前記送信装置から前記複数のアンテナを用いて受信した無線信号からパイロット信号と受信データ信号とを分離するパイロット分離部と、
    前記パイロット信号に基づいて、前記各アンテナに対応する伝搬路推定値をそれぞれ算出する伝搬路推定部と、
    前記各アンテナに対応する受信データ信号の信号検出を行ない、受信データ信号および伝搬路推定値に基づいて尤度情報を生成する複数の等化部を有する受信処理部と、を備え、
    いずれか一つの等化部は、他の等化部が生成した尤度情報を用いて尤度情報を生成すると共に、前記生成した尤度情報を他の等化部へ出力することを特徴とする通信システム。
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