JP4827695B2 - 無線受信装置 - Google Patents
無線受信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4827695B2 JP4827695B2 JP2006307286A JP2006307286A JP4827695B2 JP 4827695 B2 JP4827695 B2 JP 4827695B2 JP 2006307286 A JP2006307286 A JP 2006307286A JP 2006307286 A JP2006307286 A JP 2006307286A JP 4827695 B2 JP4827695 B2 JP 4827695B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- symbol
- unit
- transmission
- distance
- calculation unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Radio Transmission System (AREA)
- Error Detection And Correction (AREA)
- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
Description
SDMA技術においては、端末装置間の空間相関係数が所定値よりも低ければ、SDMAが可能となり、無線通信システムのスループットや同時ユーザの収容数を改善することができる(例えば、非特許文献1)。
図15の無線通信システムは、無線送信装置101と無線受信装置102とを備えている。そして、無線送信装置101は、複数の送信アンテナ103−1〜103−Nを有し、無線受信装置102は、複数の受信アンテナ104−1~104−Mを有する。
送信アンテナ103−1〜103−Nからは、それぞれ異なる送信信号が同一時刻にかつ同一周波数で送信され、これらの信号が、複数の受信アンテナ104−1〜Mで受信される。
無線受信装置102は、受信部105−1~105−Nおよび受信ベースバンド処理部106をさらに有している。各受信部105−1~105−Nは、各受信アンテナ104−1〜Mで受信された信号を受信し、受信ベースバンド処理部106は、各受信部105−1~105−Nで受信された各信号を分離する。その後、復調復号処理が行われる。
これに対し、QRM−MLD法によるメトリック計算回数は、(初段の信号点候補数)+(2段目の信号点候補数)×(初段で生き残った信号点候補数)で求めることができるので、48+64×48=3120回(ただし、初段の信号点候補数M=48の場合)となる。よって、QRM−MLD法によるメトリック計算回数は、MLD法によるメトリック計算回数に比べて、減ることになる。
なお、このような演算量(メトリック計算回数)の削減効果は、空間多重送信信号数が増大すればするほど大きくなる。
尤度情報の算出方法としては、MAX−LOG―MAP法による対数尤度比(LLR:Log Liklihood Ratio)を軟判定値として用いることができる(例えば、非特許文献5)。
受信信号の対数尤度比を決定するための方法としては、次のような方法がある(例えば、特許文献1)。すなわち、2種類の距離を計算して、対数尤度比を算出する方法である。1種類目の距離は、受信信号点と、ビットにマッチングする最も近いシンボル点との間の距離である。2種類目の距離は、受信シンボルとビットにマッチングしていない最も近いシンボル点との間の距離である。
QRM―MLD法では、MLD法とは異なり、周辺のシンボルのメトリックを用いた補間処理を行うことにより尤度情報を算出する。しかし、そのような算出処理は、分岐処理となってしまい、FPGAやLSIなどのハードウエア実装に適さない。
QRM−MLD法では、初段から信号点を削減する場合、MLD法に比べて、特性劣化が大きくなる。
Sphere Decoding法では、送信する情報を誤り訂正符号化して送信する場合において、軟判定復号するときに、受信信号から最も近いシンボル点の距離を求める領域が拡大する。その結果、演算量の削減効果を向上させにくい。
Sphere Decoding手法を用いた場合を以下に示す。送信する情報を誤り訂正符号化して送信する場合に、軟判定復号を適用する際、MLD法と同等な特性を得るためには、ビット毎の尤度情報算出のために、距離を計算する領域を拡大する必要が生じ、演算量削減効果が小さくなる課題を生じる。
また、上記課題を解決するために、本発明は、空間多重する伝搬路のチャネル推定値を出力するチャネル推定部と、M個の空間多重送信信号の受信信号と前記チャネル推定部の出力を基に、前記M個の空間多重信号の送信シンボル(S1、...、SM)を判定シンボルとして出力するシンボル判定部と、前記判定シンボルおよび前記判定シンボルに近接する近接シンボル群と受信信号点との間の距離を算出する近接シンボル間距離算出部と、前記判定シンボルで表されるN個のビットのうち、k番目のビットを反転したビットを含むシンボル群で前記判定シンボルに最近接する部分ビット反転シンボルS(k)(k=1〜N)と前記受信信号点との距離を算出する第1の反転シンボル間距離算出部と、前記近接シンボル間距離算出部および第1の反転シンボル間距離算出部の出力を基にビット尤度を算出するビット尤度算出部と、前記ビット尤度算出部の出力を基に誤り訂正復号処理を行う誤り訂正復号部と、を含む。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における無線受信装置10の構成例を示す図である。ここでは、図1の無線受信装置10は、空間多重伝送された送信信号(空間多重ストリームに含まれる送信信号)を分離して復号するまでの受信処理を行うものとする。そして、本実施の形態では、例えば、変調方式を64QAMとし、送信信号数(または空間多重ストリーム数)NtをNt=2、受信アンテナ数NrをNr=2とした場合について説明する。
この場合、2つの送信信号ベクトルx=(x1 x2)Tが、2本の送信アンテナからそれぞれ送信されるものとする。
なお、ベースバンド信号は、A/D変換器(不図示)を用いて、離散信号としてサンプリングされる。本実施の形態では、サンプリングされたI信号およびQ信号からなる複素信号を受信信号ynとして表す。このとき、I信号は、複素信号の実数成分に相当し、Q信号は、複素信号の虚数成分に相当する。
また、本実施の形態において、受信信号ベクトルyと表記した場合、これは、第n番目の要素がynからなるNr次元の列ベクトルを表すものとする。
本実施の形態では、行列Hの行列要素が、チャネル推定値hnmとなっている場合、この行列Hをチャネル行列という。ただし、hnmは、m番目の送信アンテナとn番目の受信アンテナとの間のチャネル推定値を表す。nはNr以下の自然数、mはNt以下の自然数とする。
また、数1のnは、Nr本のアンテナで受信したときに付加されるNr個の要素をもつ雑音ベクトルを表す。この雑音電力σの白色雑音を数2に表す。
具体的には、QR分解演算部106は、ユニタリ行列Qおよび上三角行列Rの積でチャネル行列Hを表すように、行列QおよびRを求める。このときH=QRとなる。Qに関する情報は、行列乗算部107に与えられる。Rに関する情報は、シンボル判定部108、各反転シンボル間距離算出部109、111および近接シンボル間距離算出部110に与えられる。
まず、線形分離方法によるシンボル判定について説明する(第1段階、第2段階)。つまり、シンボル判定部108は、線形分離処理により送信信号の組合せを推定する。ここでは、第1段階として、数4に示す関係を用いて、第2の送信シンボルx2を判定する。
この場合、(z2/r22)−An、および、(z2/r22)−Bnを基に信号点が属する領域が検出されて、送信シンボルが決定される。これにより、全ての送信シンボルScとの距離を算出する必要なく送信シンボルを決定することができる。よって、距離算出に伴う処理量(演算量)が削減する。
すなわち、図2の閾値An、Bn(送信シンボルをマッピングした複素平面上を領域分割したもの)と、z1−r12x2をr11で正規化した信号点との差から、送信シンボルを決定する。なお、z1はユニタリ変換信号、r12x2は送信シンボルx2による干渉成分をそれぞれ表す。
この場合、全ての送信シンボルとの距離を算出する必要なく送信シンボルを決定することができる。よって、距離算出に伴う処理量が削減する。
具体的には、第2の送信シンボルとして、あるシンボルs2を仮設定する。そして、ユニタリ変換信号z1から、シンボルs2による干渉成分r12s2を除去した信号(z1−r12s2)を、QR分解により得られる行列Rの対角要素r11で正規化した信号点と、第1の送信シンボルをマッピングした複素平面上を領域分割した閾値との差を求める。次に、その差から、シンボルs2に対する最適な第1の送信シンボルs1の組合せを決定する。そして、決定したシンボルの組合せから、数8に示すメトリックを算出する。
例えば、64QAMを用いる場合(L2=L3=64の場合)、4096通りとなり、演算回数が多くなる。そこで、演算回数を減らすため、次の準最尤方法を用いてもよい。
まず、線形分離方法では、シンボル判定部109において演算するシンボル判定処理の演算量は比較的少なくなる。しかし、受信品質は、他の方法に比べて劣化する。
最尤推定方法では、シンボル判定部109において演算するシンボル判定処理の演算量は、線形分離方法の場合に比べて増える。しかし、受信品質は、3種類の方法の中で最も優れている。
準最尤方法では、演算量および受信品質がともに中程度(2番目)となる。
具体的には、第1の反転シンボル間距離算出部109は、第1の送信信号の判定シンボルで表されるN個のビットのうち、k番目のビットを反転したビットを含むシンボル群で第1の送信信号の判定シンボルに最近接する部分ビット反転シンボルS(k)(k=1〜N)と受信信号点との距離を算出する。
図3によると、複素平面上にマッピングされた送信シンボル点(×印)と、割り当てられたビットデータ(0と1との組み合わせ)と、受信信号点(z2/r22)が示されている。受信信号点(z2/r22)は、ユニタリ変換信号z2を、行列Rの対角要素r22で正規化した信号を表す。
この場合、(Q2×L2)個の組合せを記憶することで実現できる。図3では、x2={0,0,0,0,0,0}の場合における部分ビット反転シンボル群Sr(k、x2={0,0,0,0,0,0})が示されている。k=6である。
メトリックの算出は、ユークリッド距離の二乗、ユークリッド距離またはマンハッタン距離を適用して行うことが可能である。ユークリッド距離の二乗を用いる場合、メトリックd1(Sr(k、x2))は、数13のようになる。
これにより、全ての送信シンボルとの距離を算出する必要なく送信シンボルを決定することができる。よって、距離算出に伴う処理量が削減する。
具体的には、近接シンボル間距離算出部110は、まず、シンボル判定部4の出力である送信シンボル判定結果を基に、次のようなシンボル候補群(第2のシンボル候補群)を選定して、第2の反転シンボル間距離算出部111に出力する。シンボル候補群は、ビット毎のLLR算出を近似的に算出するために必要最小限のシンボル候補(第2の条件を満たすもの)からなるものである。
図4によると、複素平面上にマッピングされた送信シンボル点(×印)と、割り当てられたビットデータ(0と1との組み合わせ)と、受信信号点(z2/r22)が示されている。
近接シンボル間距離算出部110は、数16に示す関係式を用いて、第2の送信シンボルの判定値(x2)から、所定の半径Fにある近接した近接送信シンボル群Sa(x2、F)を出力する。
具体的には、第2の反転シンボル間距離算出部111は、第2段階として、近接シンボル群Sa(x2、F)に属するsa (n)(x2、F)に対し、数18に示す関係式から、最も近接するシンボルSa (x1)(sa (n)(x2、F))を検出する。この検出時には、上述した領域判定による簡易化の適用が可能である。n=1〜Naとする。
第2の反転シンボル間距離算出部111は、第1の送信シンボル候補Sa (x1)(sa (n)(x2、F))にマッピングされたビット列B(b)={b0,b1,...、bQ1}に対し、次のようなシンボルを選定する。すなわち、第k番目のビットbkを反転したビットNOT(bk)を有する送信シンボルのうち、第1の送信シンボル候補Sa (x1)(sa (n)(x2、F))に最も近接する部分ビット反転シンボルSr (x1)(k、Sa (x1)(sa (n)(x2、F)))である。このとき、Q1=log2L1である。
この場合、(Q1×L1)個の組合せを記憶することで実現できる。
また、数20中、bkは、メトリックd2(s1,s2)あるいはg2(s1,s2)を算出した送信シンボルの組合せ(s1,s2)について、マッピングされたビット列として表記した場合の第k番目のビットの値を表す。このとき、k=1、...、log2(L1)+log2(L2)とする。
なお、送信側(不図示の無線送信装置)において、インターリーブまたはパンクチャが含まれる場合、誤り訂正復号部113は、デインターリーブまたはデバンクチャを含む。
Ttypical Urban 6 path(fd=72.2Hz)、Turbo decorder(8iteration, Max-log-Map)、Channel unknownとした(図5参照)。なお、図5では、比較例として、MLDを用いたときのBER特性も示している。このとき、シンボル判定部108は、最尤シンボルの検出処理を行う。
一方、メトリックの演算回数については、MLDの場合はL1×L2=4096(回)になるのに対し、本発明の場合は、max(Na(F))=9のときにQ2+max(Na(F))×Q1=6+9×7=69(回)になる。よって、本発明の場合のメトリックの演算回数は、MLDの場合に比べて、1.7%程度に削減する。
このため、算出されたメトリックが、MLD法で得られる尤度情報、すなわちMAX−LOG−MAP法に基づくLLRに近似する。
そして、送信シンボル候補点として選択される送信信号点は、各反転シンボル間距離算出部109、111により、LLR算出時のビット消失問題をなくすように選定される。
さらに、この送信信号点は、近接シンボル間距離算出部110により、受信特性劣化を招かない最小限の範囲を含むように算出される。これにより、MLDと同程度の受信品質を保持しつつ演算回数の削減を図ることができる(図5参照)。
(第1の反転シンボル間距離算出部の構成)
まず、第1の反転シンボル間距離算出部109の構成について詳述する。
第1の反転シンボル間距離算出部109は、第1の送信信号の全てのシンボルに対し、部分ビット反転シンボル群を予め記憶する反転シンボル記憶部1091(シンボル記憶部)を有し、このシンボル記憶部の出力を基に距離を算出する。
具体的には、第1の反転シンボル間距離算出部109は、図6に示すように、反転シンボル記憶部1091、第1の距離算出部1092、第1の送信シンボル検出部1093および第2の距離算出部1094を有する。
反転シンボル記憶部1091は、シンボル判定部108の出力、すなわち送信シンボルの判定結果を基に、第2の送信シンボルにおけるビット毎のLLR算出時において、ビット消失現象が起きない必要最小限のシンボル候補群を出力する。
そして、反転シンボル記憶部1091は、すべてのk=1〜Q2に対し、部分ビット反転シンボルSr(k、x2)を選択して出力する。この選定方法としては、あらかじめ記憶しているL2個の全ての送信シンボル候補に対する各々Q2個の部分ビット反転シンボルとの組をあらかじめ記憶しておき、第2の送信シンボルの判定値(x2)に応じて部分ビット反転シンボルの組を選定することで実現できる。このとき、上記組は、例えば、個別の記憶テーブル(シンボル記憶部)に格納することで実現できる。
この場合、(Q2×L2)個の組合せを記憶することで実現できる。
ユークリッド距離の二乗を用いる場合のメトリックd1(Sr(k、x2))は、数13に示したとおりである。
具体的には、第1の送信シンボル検出部1093は、送信シンボルをマッピングした複素平面上を領域分割した閾値と、信号(z1−r12Sr(k、x2))をQR分解により得られる行列Rの対角要素r11で正規化した信号点との差から、送信シンボルを決定する。信号(z1−r12Sr(k、x2))は、受信信号点z1から、送信シンボルSr(k、x2)による干渉成分r12Sr(k、x2)を除去した信号である。
なお、他の決定方法として、送信シンボルをマッピングした複素平面上を領域分割した閾値に行列Rの対角要素r11を乗算した値を新たな閾値として、受信信号点z1の差から、送信シンボルを決定する方法がある。この場合も、処理量が削減することとなる。
次に、近接シンボル間距離算出部110の構成について詳述する。
近接シンボル間距離算出部110は、第1の送信信号の全てのシンボルに対し、所定の半径内にある近接するシンボルを予め記憶する近接シンボル記憶部(シンボル記憶部)1101を有し、近接シンボル記憶部1101の出力を基に距離算出する。
具体的には、近接シンボル間距離算出部110は、図7に示すように、近接シンボル記憶部1101および第1の距離算出部1102を有する。
近接シンボル記憶部1101は、まず、シンボル判定部108の出力、すなわち送信シンボルの判定結果を基に、ビット毎のLLR算出を近似的に算出するために必要最小限のシンボル候補群を出力する。近接シンボル記憶部1101は、数16に示す関係式を用いて、第2の送信シンボルの判定値(x2)から、所定の半径Fにある近接した近接送信シンボル群Sa(x2、F)を選定して出力する。このときの出力には、判定シンボルx2も含む。
ここで、近接シンボルの選定方法としては、送信シンボルマッピングは予め既知であり、固定されているため、マッピングされたL2個の全てのシンボルに対する近接シンボルの組を、記憶しておくことで実現できる。
例えば、ユークリッド距離の2乗を用いる場合のメトリックg1(F、x2)は、数17に示したとおりである。
次に、第2の反転シンボル間距離算出部111の構成について詳述する。
第2の反転シンボル間距離算出部111は、図7に示すように、第1の送信シンボル検出部1111、反転シンボル記憶部1112および第2の距離算出部1113を有する。
第1の送信シンボル検出部1111は、近接シンボル記憶部の出力、すなわち近接シンボル群Sa(x2、F)に属するsa (n)(x2、F)に対し、数18に示す関係式から、最も近接するシンボルSa (x1)(sa (n)(x2、F))を検出する。
具体的には、反転シンボル記憶部1112は、第1の送信シンボル候補Sa (x1)(sa (n)(x2、F))にマッピングされたビット列B(b)={b0,b1,...、bQ1}に対し、第k番目のビットbkを反転したビットNOT(bk)を有する送信シンボルのうち、第1の送信シンボル候補Sa (x1)(sa (n)(x2、F))に最も近接する部分ビット反転シンボルSr (x1)(k、Sa (x1)(sa (n)(x2、F)))を選定する。このとき、Q1=log2L1である。
なお、k=0の場合、Sr (x1)(k、Sa (x1)(sa (n)(x2、F)))は、ビット反転を含まないSa (x1)(sa (n)(x2、F))そのもののビット列を表すものとする。
次に、他の近接シンボル間距離算出部110Aの構成例について図8を参照して説明する。
図8において、近接シンボル間距離算出部110Aは、近接シンボル記憶部1101および第1の距離算出部1102(図7参照)のほかにも、線形分離シンボル検出部1103およびシンボル距離算出部1104をさらに有する。なお、本実施の形態では、シンボル判定部108におけるシンボル判定が、最尤推定方法により判定されるものとする。これにより、近接シンボル間距離算出部110Aは、仮判定シンボルと最尤シンボルとの距離に応じて近接シンボル群の近接範囲を可変する。
近接シンボル記憶部1101は、数16に示す関係式を用いて、第2の送信シンボルの判定値(x2)から、所定の半径Fにある近接した近接送信シンボル群(近接シンボル群)Sa(x2、F)を出力する(判定シンボルx2を含めて出力)。この出力に際し、近接シンボル記憶部1101は、シンボル距離算出部1104の出力、すなわちシンボル間距離D(仮判定シンボルと最尤シンボルとの距離)に応じて、半径Fを可変する。例えば、シンボル間距離Dが大きい場合、半径Fの値も大きくする。
ここで、近接シンボルの選定方法としては、送信シンボルマッピングは予め既知であり、固定されているため、マッピングされたL2個の全てのシンボルに対する近接シンボルの組を、半径Fに応じて記憶しておくことで実現できる。
図9は、実施の形態2における無線受信装置10Aの構成例を示す図である。なお、図9の無線受信装置10Aは、空間多重伝送された送信信号を分離して復号するまでの受信処理を行うものとする。
図9の無線受信装置10Aは、図1の実施の形態1における無線受信装置10に、受信品質検出部114およびビット列復元部115をさらに有する。その他の無線受信装置10Cの構成は、図1の実施の形態1と同様である。そこで、以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
具体的には、受信品質検出部114は、チャネル推定部105で推定したチャネル行列Hを基に、複数の送信信号に対する受信品質を検出する。そして、受信品質検出部114は、検出した受信品質の順序づけを行う。なお、受信品質は、送信信号に対する受信電力の大きさや、総受信電力に対する希望送信信号の電力などによって評価する。受信品質検出部114による受信品質の検出値Pmを数25に示す。数22のPmは、チャネル推定値から、送信信号に対する受信電力の大きさの2乗和が算出されている。
また、QR分解演算部114は、並び替えた送信信号に対応するように、チャネル行列Hの列ベクトル単位の並べ替えを行う。
また、受信品質を向上させることができることにより、近接シンボル間距離算出部110において半径Fを小さくすることができる。これにより、ビット尤度算出部112においてLLRを算出する際に必要なメトリックの演算回数を少なくすることができる。
図10は、実施の形態3における無線受信装置10Bの構成例を示す図である。なお、図10の無線受信装置10Bは、空間多重伝送された送信信号を分離して復号するまでの受信処理を行うものとする。
図10の無線受信装置10Bは、図1の実施の形態1における無線受信装置10に、多値数検出部116およびビット列復元部115をさらに有する。その他の無線受信装置10Cの構成は、図1の実施の形態1と同様である。そこで、以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
具体的には、多値数検出部116は、報知チャネルなどにより通知され、かつ、空間多重伝送される送信信号の変調多値数情報を検出する。そして、多値数検出部116は、送信信号に対する変調多値数の大小関係を比較した結果をQR分解演算部106に出力する。
また、QR分解演算部106は、並び替えた変調多値数に対応するように、チャネル行列Hの列ベクトル単位の並べ替えを行う。
これは、実施の形態1の場合と同様の理由に基づく。すなわち、例えば、2×2MIMO送信時において、変調多値数L1、L2の多値変調を用いる場合、最尤シンボル判定には、(L1×L2)通りの組合せとなる。しかし、QR分解により得られる上三角化行列Rを用いることにより、(L2通り)のメトリック算出で最尤送信シンボルを決定することができるためである。
複数の送信信号について、変調多値数が大きい順に並べ替えることにより、L1>L2となるように送信信号の並べ替えができ、その結果、メトリックの演算回数が削減する。
図11は、実施の形態4における無線受信装置10Cの構成例を示す図である。なお、図11の無線受信装置10Cは、空間多重伝送された送信信号を分離して復号するまでの受信処理を行うものとする。
図11の無線受信装置10Cは、図1の実施の形態1における無線受信装置10に、第2の近接シンボル間距離算出部(第2の選定部)117をさらに有する。そして、無線受信装置10Cは、図1の実施の形態1における無線受信装置10の第1の反転シンボル間距離算出部109に代えて、第1の反転シンボル間距離算出部109Aを有する。その他の無線受信装置10Cの構成は、図1の実施の形態1と同様である。そこで、以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
まず、第1の反転シンボル間距離算出部109Aの構成について詳述する。
第1の反転シンボル間距離算出部109Aは、図12に示すように、反転シンボル記憶部1091、第1の距離算出部1092および第1の送信シンボル検出部1093を有する。
反転シンボル記憶部1091は、シンボル判定部108の出力、すなわち送信シンボルの判定結果を基に、第2の送信シンボルにおけるビット毎のLLR算出時に、ビット消失現象が起きない必要最小限のシンボル候補群を出力する。
そして、反転シンボル記憶部1091は、すべてのk=1〜Q2に対し、部分ビット反転シンボルSr(k、x2)を選択して出力する。このときの選定方法としては、あらかじめ記憶しているL2個全ての送信シンボル候補に対する各々Q2個の部分ビット反転シンボルとの組をあらかじめ記憶しておき、第2の送信シンボルの判定値(x2)に応じて部分ビット反転シンボルの組を選定することで実現できる。このとき、上記組は、例えば、個別の記憶テーブル(シンボル記憶部)に格納する。この場合、(Q2×L2)個の組合せを記憶することで実現できる。
ユークリッド距離の二乗を用いる場合のメトリックd1(Sr(k、x2))は、数13に示したとおりである。
具体的には、第1の送信シンボル検出部1093は、送信シンボルをマッピングした複素平面上を領域分割した閾値と、信号(z1−r12Sr(k、x2))をQR分解により得られる行列Rの対角要素r11で正規化した信号点との差から、送信シンボルを決定する。信号(z1−r12Sr(k、x2))は、受信信号点z1から、送信シンボルSr(k、x2)による干渉成分r12Sr(k、x2)を除去した信号である。
なお、他の決定方法として、送信シンボルをマッピングした複素平面上を領域分割した閾値に行列Rの対角要素r11を乗算した値を新たな閾値として、受信信号点z1の差から、送信シンボルを決定する方法がある。この場合も、処理量が削減することとなる。
次に、第2の近接シンボル間距離算出部117の構成について詳述する。
第2の近接シンボル間距離算出部117は、第1の送信信号とは異なる第2の送信シンボル候補で表されるN個のビットのうち、k番目のビットを反転したビットを含むシンボル群で第1の送信信号の判定シンボルに最近接する部分ビット反転シンボルS(k)(k=1〜N)と、受信信号点との距離を算出する。この場合、ビット尤度算出部112は、第2の反転シンボル間距離算出部117の出力も基にビット尤度を算出する。
具体的には、第2の近接シンボル間距離算出部117は、図12に示すように、近接シンボル記憶部(シンボル記憶部)1171および第2の距離算出部(距離算出部)1172を有する。
近接シンボル記憶部1171は、第1の送信信号に対する近接シンボル群および部分ビット反転シンボル群を用いて、異なる第2の送信信号のシンボル候補を記憶する。具体的には、近接シンボル記憶部1171は、第1の送信シンボル検出部1093の出力、すなわち第1の送信シンボル候補Sr (x1)(Sr(k、x2))を基に、ビット毎のLLR算出を近似的に算出するために必要最小限のシンボル候補群を出力する。近接シンボル記憶部1171は、数26に示す関係式を用いて、第1の送信シンボル候補Sr (x1)(Sr(k、x2))から所定の半径Fにある近接した近接送信シンボル群Sa(Sr (x1)(Sr(k、x2))、F)を出力する(ただし、k=1,...,Q2)。このときの出力には、判定シンボルx2も含む。
ここで、近接シンボルの選定方法としては、送信シンボルマッピングは予め既知であり、固定されているため、マッピングされたL2個の全てのシンボルに対する近接シンボルの組を、記憶しておくことで実現できる。
このため、LLR算出のシンボル候補の範囲を効果的に広げることができるので、ビット尤度算出部7において算出されるLLRが、MLD法で得られるLLRに近似する。よって、受信品質を改善することができる。
図13は、実施の形態5における無線受信装置10Dの構成例を示す図である。なお、図13の無線受信装置10Dは、空間多重伝送された送信信号を分離して復号するまでの受信処理を行うものとする。
図14の無線受信装置10Dは、図1の実施の形態1における無線受信装置10に、パラレル型の干渉キャンセラ(すなわち各部120〜127)を従属接続した点が、実施の形態1と異なる。その他の無線受信装置10Dの構成は、図1の実施の形態1と同様である。そこで、以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
伝送路符号化部は、仮判定ビット列b(k)に対し、送信時に用いた所定の符号化率及び誤り訂正方式によって、誤り訂正符号化を行う。
直並列変換手段(S/P変換手段)は、伝送路符号化部のデータ出力について、送信時と同様に、受信アンテナの本数Nr分(例えば、Nr=2)の並列データ列に変換する。そして、直並列変換手段は、仮判定送信ビットデータ系列d[1] m(k)として出力する。
そして、変調部は、インターリーバの出力に対し、送信時に用いた所定の多値変調を用いて、I信号及びQ信号からなる複素平面上の変調シンボルにマッピングした仮判定送信シンボル系列x[1] m(k)を出力する(mはNt以下の自然数)。
なお、x[1](k)は、複数のアンテナ(Nt>1)から送信される離散時刻kにおける仮判定送信シンボル系列とする。x[1](k)は、Nt次元の列ベクトルであり、第m番目の要素は、x[1] m(k)からなる。
干渉キャンセル出力vr(k)は、Nr個の要素をもつ列ベクトルを表す。
例えば、最大比合成法を適用する場合、各合成部は、数30に示す関係式から、所望の第r番目の空間多重ストリームに対する合成出力ur(k)を算出する。
各尤度算出部は、ビットデータ列に変換する際、ビット尤度算出部112と同様に、ビット毎の対数尤度比LLRを算出する。具体的には、各尤度算出部は、ur(k)に対する第i番目のビットの信頼性情報として、数31に示す対数尤度比LLRr,j(k)を算出する。
また、mはNt以下の自然数、brは上三角行列Rにおける第r番目の列ベクトル、rはNt以下の自然数をそれぞれ表す。
そこで、その対策として、ビット判定の誤りの有無を検出し、誤りがあった場合は、尤度を補正するようし処理してもよい。この場合、無線受信装置10Dがさらに尤度補正部(不図示)を有し、この尤度補正部が、誤り訂正復号部113の出力を基に、ビット判定の誤り状況(有無)を検出する。そして、尤度補正部は、誤りがあった場合、各尤度算出部125、126の出力である尤度を小さくするように所定値に補正する。これにより、ビット判定誤りのパラレル干渉キャンセラへの誤り伝搬を低減することができる。よって、受信特性の改善を図ることができる。
図14から、本実施の形態におけるBER特性は、MLDよりも優れた特性を得たことがわかる。このため、近接シンボル間距離算出部110においては、半径Fによる特性差が小さくなる。図14によると、近接送信シンボル群に含まれる最大個数max(Na(F))は、5程度以上にすると、MLDよりも優れた特性を得ることがわかる。
また、最大個数max(Na(F))を1とした場合であっても、MLDと同程度の特性を実現できることもわかる。この場合の処理量の削減量は、パラレル型干渉キャンセラによる処理量の増加を上回る。このため、処理遅延の増加は大きくなるものの、全体的な処理量が削減することとなる。
101、102 アンテナ
103、104 受信部
105 チャネル推定部
106 QR分解演算部
107 行列乗算部
108 シンボル判定部
109 第1の反転シンボル間距離算出部
110 近接シンボル間距離算出部
111 第2の反転シンボル間距離算出部
112 ビット尤度算出部
113 誤り訂正復号部
Claims (22)
- 空間多重する伝搬路のチャネル推定値を出力するチャネル推定部と、
M個の空間多重送信信号の受信信号と前記チャネル推定部の出力を基に、前記M個の空間多重信号のうち第1の送信信号に対するシンボルを判定し、判定シンボルとして出力するシンボル判定部と、
前記第1の送信信号の判定シンボルおよび前記第1の送信信号の判定シンボルに近接する近接シンボル群と、受信信号点との間の距離を算出する近接シンボル間距離算出部と、
前記第1の送信信号の判定シンボルで表されるN個のビットのうち、k番目のビットを反転したビットを含むシンボル群で前記第1の送信信号の判定シンボルに最近接する部分ビット反転シンボルS(k)(k=1〜N)と前記受信信号点との距離を算出する第1の反転シンボル間距離算出部と、
前記近接シンボル間距離算出部および第1の反転シンボル間距離算出部の出力を基にビット尤度を算出するビット尤度算出部と、
前記ビット尤度算出部の出力を基に誤り訂正復号処理を行う誤り訂正復号部と、
を含む無線受信装置。 - 前記第1の反転シンボル間距離算出部より出力されるビット反転した近接シンボル群を用いて、第2の送信信号のシンボル候補を仮判定し、前記受信信号との前記仮判定した第2の送信信号のシンボル候補との距離を算出する第2の近接シンボル間距離算出部を更に有する請求項1記載の無線受信装置。
- 前記第2の近接シンボル間距離算出部は、
更に、前記仮判定した第2の送信信号のシンボル候補及びそれに近接する近接シンボル群と、受信信号点との間の距離を算出し、
前記ビット尤度算出部は、
更に、前記第2の近接シンボル間距離算出部の出力も基にビット尤度を算出する請求項2記載の無線受信装置。 - 前記第2の近接シンボル間距離算出部は、
前記第1の反転シンボル間距離算出部より出力されるビット反転シンボル群を用いて、第2の送信信号のシンボル候補を記憶するシンボル記憶部と、
前記受信信号と前記シンボル候補との距離を算出する距離算出部とを有する請求項2記載の無線受信装置。 - 前記近接シンボル間距離算出部より出力される近接シンボル群を用いて、第2の送信信号のシンボル候補を仮判定し、前記受信信号との前記仮判定した第2の送信信号のシンボル候補との距離を算出する第2の反転シンボル間距離算出部を更に有する請求項1記載の無線受信装置。
- 第2の反転シンボル間距離算出部は、更に、
前記仮判定した第2の送信信号のシンボル候補で表されるN個のビットのうち、k番目のビットを反転したビットを含むシンボル群で前記第1の送信信号の判定シンボルに最近接する部分ビット反転シンボルS(k)(k=1〜N)と前記受信信号点との距離を算出し、
ビット尤度算出部は、更に、
前記第2の反転シンボル間距離算出部の出力を基にビット尤度を算出する請求項5記載の無線受信装置。 - 前記第2の反転シンボル間距離算出部は、
前記近接シンボル間距離算出部より出力される前記近接シンボル群を用いて、第2の送信信号のシンボル候補を記憶するシンボル記憶部と、
前記受信信号との前記シンボル候補との距離を算出する距離算出部とを有する請求項5記載の無線受信装置。 - 前記第1の送信信号とは異なる第2の送信シンボル候補で表されるN個のビットのうち、k番目のビットを反転したビットを含むシンボル群で前記第1の送信信号の判定シンボルに最近接する部分ビット反転シンボルS(k)(k=1〜N)と、前記受信信号点との距離を算出する第2の反転シンボル間距離算出部をさらに含み、
前記ビット尤度算出部は、
前記第2の反転シンボル間距離算出部の出力を基にビット尤度を算出する請求項1記載の無線受信装置。 - 前記チャネル推定部の出力をQR分解することで、上三角行列Rとユニタリ行列Qを出力するQR分解演算部をさらに含み、
前記QR分解演算部は、
前記上三角行列Rを新たなチャネル推定行列にし、受信信号に前記ユニタリ行列の共役転置QHを乗算した出力を新たな受信信号とする
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の無線受信装置。 - 前記近接シンボル間距離算出部は、前記第1の送信信号の全てのシンボルに対し、所定の半径内にある近接するシンボルを予め記憶するシンボル記憶部を有し、このシンボル記憶部の出力を基に距離を算出する請求項1記載の無線受信装置。
- 前記第1の反転シンボル間距離算出部は、前記第1の送信信号の全てのシンボルに対し、前記部分ビット反転シンボル群を予め記憶するシンボル記憶部を有し、このシンボル記憶部の出力を基に距離を算出する請求項1記載の無線受信装置。
- 前記近接シンボル間距離算出部は、仮判定シンボルと最尤シンボルとの距離に応じて
近接シンボル群の近接範囲を可変する請求項1記載の無線受信装置。 - 前記シンボル判定部は、送信信号の最適な組合せを最尤推定により判定する請求項1記載の無線受信装置。
- 前記シンボル判定部は、線形分離処理により送信信号の組合せを推定する請求項1記載の無線受信装置。
- 前記シンボル判定部は、受信信号の一部を用いて、一部の送信信号の組合せを最尤推定により判定し、残りの送信信号に対しては線形分離処理により送信シンボルを判定する請求項1記載の無線受信装置。
- 異なる多値変調数の送信信号が空間多重される場合、
多値変調数が最も小さい送信信号を前記第1の送信シンボルとする請求項1記載の無線受信装置。 - 空間多重送信信号毎の受信品質を測定するストリーム受信品質検出部をさらに含み、
前記ストリーム受信品質検出部の出力を基に、ストリーム受信品質の高い送信信号を前記第1の送信信号とする請求項1記載の無線受信装置。 - 前記近接シンボル間距離算出部および前記第1の反転シンボル間距離算出部は、ユークリッド距離の2乗を用いて距離を算出する請求項1記載の無線受信装置。
- 前記近接シンボル間距離算出部および前記第1の反転シンボル間距離算出部は、ユークリッド距離を用いて距離を算出する請求項1記載の無線受信装置。
- 前記近接シンボル間距離算出部および前記第1の反転シンボル間距離算出部は、マンハッタン距離を用いて距離を算出する請求項1記載の無線受信装置。
- 前記誤り訂正復号部の出力を基に再符号化変調処理を行う再符号化変調部と、
前記再符号化変調部の出力と前記チャネル推定部の出力を基に、受信レプリカ信号を生成するレプリカ生成部と、
前記レプリカ生成部の出力を基に、受信信号から1つ以上の空間多重信号成分を減算処理する干渉キャンセル部と、
前記干渉キャンセル部の出力を基に誤り訂正復号処理を行う復号処理部と、をさらに含む請求項1記載の無線受信装置。 - 空間多重する伝搬路のチャネル推定値を出力するチャネル推定部と、
M個の空間多重送信信号の受信信号と前記チャネル推定部の出力を基に、前記M個の空間多重信号の送信シンボル(S1、...、SM)を判定シンボルとして出力するシンボル判定部と、
前記判定シンボルおよび前記判定シンボルに近接する近接シンボル群と受信信号点との間の距離を算出する近接シンボル間距離算出部と、
前記判定シンボルで表されるN個のビットのうち、k番目のビットを反転したビットを含むシンボル群で前記判定シンボルに最近接する部分ビット反転シンボルS(k)(k=1〜N)と前記受信信号点との距離を算出する第1の反転シンボル間距離算出部と、
前記近接シンボル間距離算出部および第1の反転シンボル間距離算出部の出力を基にビット尤度を算出するビット尤度算出部と、
前記ビット尤度算出部の出力を基に誤り訂正復号処理を行う誤り訂正復号部と、
を含む無線受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006307286A JP4827695B2 (ja) | 2006-11-13 | 2006-11-13 | 無線受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006307286A JP4827695B2 (ja) | 2006-11-13 | 2006-11-13 | 無線受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008124843A JP2008124843A (ja) | 2008-05-29 |
JP4827695B2 true JP4827695B2 (ja) | 2011-11-30 |
Family
ID=39509132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006307286A Expired - Fee Related JP4827695B2 (ja) | 2006-11-13 | 2006-11-13 | 無線受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4827695B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5310853B2 (ja) * | 2008-11-12 | 2013-10-09 | 日本電気株式会社 | Qr−mld復調に関する方法 |
JP5419146B2 (ja) * | 2009-07-30 | 2014-02-19 | 日本電気株式会社 | 復調装置及び復調処理方法 |
US8989320B2 (en) * | 2009-09-02 | 2015-03-24 | Qualcomm Incorporated | Hardware simplification of sic-MIMO decoding by use of a single hardware element with channel and noise adaptation for interference cancelled streams |
US8976903B2 (en) | 2009-09-02 | 2015-03-10 | Qualcomm Incorporated | Unified iterative decoding architecture using joint LLR extraction and a priori probability |
JP5388351B2 (ja) * | 2009-11-19 | 2014-01-15 | 株式会社Nttドコモ | 受信装置及び受信方法 |
JP5434690B2 (ja) * | 2010-03-05 | 2014-03-05 | 富士通株式会社 | 受信装置および受信方法 |
JP5576168B2 (ja) * | 2010-04-09 | 2014-08-20 | 株式会社Nttドコモ | 無線受信装置及び無線受信方法 |
US8199034B2 (en) | 2010-04-20 | 2012-06-12 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for soft symbol determination |
US9438377B2 (en) | 2011-11-28 | 2016-09-06 | Mitsubishi Electric Corporation | LLR computation device and error correction decoding device |
JP2013118586A (ja) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Sharp Corp | 基地局装置、無線通信システム、無線通信装置、周波数帯域割り当て方法およびプログラム |
JP6219631B2 (ja) | 2013-07-29 | 2017-10-25 | 学校法人明星学苑 | 論理演算装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4460412B2 (ja) * | 2003-11-26 | 2010-05-12 | パナソニック株式会社 | 受信装置及び部分ビット判定方法 |
JP2006115100A (ja) * | 2004-10-13 | 2006-04-27 | Toshiba Corp | 尤度算出方法および通信方法 |
JP2006211131A (ja) * | 2005-01-26 | 2006-08-10 | Mitsubishi Electric Corp | 受信機および受信方法 |
-
2006
- 2006-11-13 JP JP2006307286A patent/JP4827695B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008124843A (ja) | 2008-05-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4827695B2 (ja) | 無線受信装置 | |
JP4609625B2 (ja) | 干渉キャンセル方法および装置 | |
JP5030279B2 (ja) | 無線通信装置及び無線通信方法 | |
JP4854094B2 (ja) | 無線受信機、無線通信システムおよび無線受信方法 | |
WO2009099097A1 (ja) | 受信装置、受信方法及び通信システム | |
RU2303330C1 (ru) | Способ приема сигнала в системе связи с несколькими каналами передачи и приема | |
KR100930522B1 (ko) | 다중 입출력 무선통신 시스템에서 수신 장치 및 방법 | |
Wang et al. | A Walsh-Hadamard coded spectral efficient full frequency diversity OFDM system | |
US8488721B2 (en) | Adaptive QRD-M algorithm based signal detecting method by using constellation set grouping in spatial multiplexing multiple-input multiple-output system | |
JP4854378B2 (ja) | 無線伝送システムおよび無線伝送方法 | |
JP4342509B2 (ja) | 無線受信装置及び無線受信方法 | |
JP2008205697A (ja) | Mimo受信装置および受信方法 | |
JP4376941B2 (ja) | 受信装置 | |
US20070116157A1 (en) | Signal decoding apparatus, signal decoding method, program, and information record medium | |
JP5121753B2 (ja) | 空間多重受信装置、及び空間多重受信方法 | |
JP5327808B2 (ja) | Idma受信機 | |
US20070268813A1 (en) | Method of decoding a spatially multiplexed signal and its corresponding receiver | |
JP4802148B2 (ja) | 信号検出装置及び信号検出方法並びにそのプログラムと記録媒体 | |
JP5121752B2 (ja) | 空間多重マルチキャリア受信装置、及び空間多重マルチキャリア受信方法 | |
AU2020369979B2 (en) | M-MIMO receiver | |
Tu et al. | Alternating multiuser detection with soft interference cancellation for heterogeneous-signaling MIMO CDMA Systems | |
JP5367474B2 (ja) | 受信装置及び受信方法 | |
JP2008053853A (ja) | 信号復号装置、信号復号方法、プログラム並びに情報記録媒体 | |
Jiang et al. | Iterative joint channel estimation and symbol detection for multi-user MIMO OFDM | |
Kinjo et al. | A study on reduced MLD utilizing the QR decomposition for MIMO communication systems |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090925 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110629 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110823 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110913 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4827695 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |