JP4854378B2 - 無線伝送システムおよび無線伝送方法 - Google Patents
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Description
なお、MIMO伝送方式に用いるこれらの複数のアンテナ素子としては、個々のアンテナを空間的に離す方法、互いに異なる偏波の組合せ(例えば、垂直偏波と水平偏波)を用いる方法等、無線伝送における多入力多出力の条件が成り立つ方法であればどのような方法であってもよい。
このMIMO伝送方式を用いた複数信号(マルチストリーム)の伝送法は、図5の送信機内で行われる送信方法によって主に2つのタイプに分類される。第1の方法は、送信側でチャネル情報を必要としない空間分割多重(SDM:Space Division Multiplexing)であり、第2の方法は、送信側でチャネル情報(伝搬路情報)を必要とする固有モード伝送(Eigenmode Transmission、文献によっては、SVD-MIMO、E-SDM等の名称で呼ばれている場合もある)である。
MIMO伝送方式の受信機における受信方法としては、簡易な線形信号処理を用いるZero-Forcing(ZF)法やMinimum Mean Square Error(MMSE)法等の方法が知られているが、特にSDMを用いる場合に良好な伝送特性を得られる方法として、非線形信号処理を用いた手法に分類される最尤判定(MLD:Maximum Likelihood Detection)法がある(以下では、特に断りがない限りSDMを用いる場合の例で説明する)。
H. Kawai, K. Higuchi, N. Maeda, M. Sawahashi, T. Ito, Y. Kakura, A. Ushirokawa, and H. Seki, "Likelihood function for QRM-MLD suitable for soft-decision turbo decoding and its performance for OFCDM MIMO Multiplexing in multipath fading channel," IEICE Trans. Commun. vol.E88-B, no.1, pp.47-57, Jan. 2005.さらに、QRM-MLD法において、通常の計算負荷の大きな二乗ユークリッド距離とは異なる計算負荷の小さなメトリックを用い、一層の計算量を削減する方法も検討されている(非特許文献2)。 樋口健一,川合裕之,前田則行,佐和橋衛,"QRM-MLDを用いるOFCDM MIMO多重における信頼度情報を用いる適応生き残りシンボルレプリカ候補選択法,"電子情報通信学会技術報告(信学技報), RCS2004-69, May 2005. 大鐘武雄,「MIMOシステムの基礎と要素技術」大鐘武雄,電子情報通信学会 アンテナ・伝搬における設計・解析ワークショップ(第29/30回)テキスト,Nov./Dec. 2004. 関 征永,小池俊昭,村田英一,吉田 進,荒木純道,"改良メトリックを用いた実時間処理MIMO-MLDのFPGA実装および性能評価,"信学技報,RCS2004-292, Jan. 2005. 川合裕之,樋口健一,佐和橋衛,伊藤匠,鹿倉義一,後川彰久,関宏之,"OFCDM MIMO多重におけるパイロットチャネル推定・ランキングを用いるシンボルレプリカ候補削減型QR分解-MLDの構成,"信学技報,RCS2003-312, Mar. 2004. G. D. Golden, G. J. Foschini, R. A. Valenzuela, and P.W. Wolniansky, "Detection algorithm and initial laboratory results using V-BLAST space-time communication architecture," IEE Electronics Letters, vol.35, no.1, pp.14-16, Jan. 1999. H. Matsuda, K. Hojyo, T. Ohtsuki, and T. Kaneko, "Signal Detection Scheme Combining MMSE V-BLAST and Variable K-best Algorithms Based on Minimum Branch Metric," Proc. IEEE VTC2005-Fall, vol.1, pp.19-23, Dallas, Texas, USA, Sept. 2005.
・各受信アンテナに対する受信機の雑音電力を取得する雑音電力取得手段と、
・送信装置および受信装置との間で決定した変調方式に基づいて、変調多値数に応じた複数の送信信号の候補を生成する送信信号候補生成手段と、
・既知のパイロット信号を含む受信信号に基づいて、各送受信アンテナ間のチャネル情報によって構成されるチャネル行列を推定するチャネル情報推定手段と、
・チャネル情報推定手段により推定されたチャネル行列を、雑音電力取得手段により取得された雑音電力の情報および送信装置の送信アンテナ数に基づき拡張された拡張チャネル行列を構成する拡張チャネル行列構成手段と、
・拡張チャネル行列に基づいて、拡張チャネル行列をユニタリ行列と上三角行列とに分解し、取得するチャネル行列分解手段と、
・各受信アンテナの受信信号に基づき構成される受信信号ベクトルに対し、ユニタリ行列の複素共役転置を乗算して仮想受信信号ベクトルを算出する仮想受信信号算出手段と、
・送信信号候補生成手段から送信信号の候補に対し上三角行列の要素を乗算することにより、複数の受信信号候補を仮想受信ベクトルの各要素についてそれぞれ生成する受信信号候補生成手段と、
・仮想受信ベクトルと複数の受信信号候補とから算出される受信アンテナ毎のユークリッド距離の情報に基づいて生成される各送信信号候補に対するメトリックを用いて、送信信号を判定し、分離する判定分離手段と
を備える。
送信装置において、受信機雑音電力推定手段によって各受信アンテナに対する受信機の雑音電力を推定するとともに、送信信号候補生成手段によって、送信装置および受信装置との間で決定した変調方式に基づいて、変調多値数に応じた複数の送信信号の候補を生成するステップ(2)と、
送信装置において、チャネル情報推定手段によって既知のパイロット信号を含む受信信号に基づいて、各送受信アンテナ間のチャネル情報によって構成されるチャネル行列を推定するステップ(3)と、
送信装置において、チャネル情報推定手段により推定されたチャネル行列を、雑音電力取得手段により取得された雑音電力の情報および送信装置の送信アンテナ数に基づき、拡張チャネル行列構成手段によって拡張された拡張チャネル行列を構成するステップ(4)と、
送信装置において、拡張チャネル行列に基づいて、チャネル行列分解手段によって該拡張チャネル行列をユニタリ行列と上三角行列とに分解し、取得するステップ(5)と、
送信装置において、各受信アンテナの受信信号に基づき構成される受信信号ベクトルに対し、仮想受信信号算出手段によってユニタリ行列の複素共役転置を乗算して仮想受信信号ベクトルを算出するステップ(6)と、
送信装置において、送信信号候補生成手段によって生成された送信信号の候補に対し、受信信号候補生成手段によって上三角行列の要素を乗算することにより、複数の受信信号候補を仮想受信信号ベクトルの各要素についてそれぞれ生成するステップ(7)と、
送信装置において、送信アンテナ数に対応する複数のステージからなる判定分離手段によって、仮想受信ベクトルと複数の受信信号候補とから算出される各受信信号候補に対応する送信信号候補の信頼度に基づいて生成される各送信信号候補に対するメトリックを用い、第1のステージに対応する送信信号について、送信信号における変調多値数に相当する数の候補の絞り込みを行うため、これらの候補についてメトリックの情報を比較することにより複数の生き残り送信信号候補を選択し、第2のステージにおいては、第2ステージに対応する送信信号における変調多値数に相当する数の候補と前ステージで選択された複数の生き残り送信信号候補との組合せについて、メトリックの情報を比較することにより単数または複数の生き残り送信信号候補を選択し、
第3のステージ以降においては、各ステージに対応する送信信号における変調多値数に相当する数の候補と前ステージで選択された単数または複数の生き残り送信信号候補との組合せについて、メトリックの情報を比較することにより単数または複数の生き残り送信信号候補を選択する操作を、繰り返す
ことにより、送信された複数の信号を判定して分離するステップ(8)と
を有する。
本発明の実施形態について説明する。先ず、本発明の無線伝送方法の概要について説明する。本実施形態では、シングルユーザ(ユーザ数は1)、遅延波の影響が無視できるフラットフェージング、各送信アンテナからの平均送信電力がPsですべて等しく、各受信アンテナにおける受信機雑音電力がPnですべて等しい場合を例に説明する。
ZF規範に基づく空間フィルタリング(ZF法)により検出した場合の出力信号ベクトルSZF(t)は、ZF規範の空間フィルタ(ZFアンテナウェイト)WZFを用いて次式で表される(非特許文献3参照) 。
また、一般的な行列はQR分解により、ユニタリ行列と上三角行列の積で表される。すなわち、チャネル行列Hに対し、前述のQR分解を行うと、ユニタリ行列Qおよび上三角行列Rを用いて次式で表される。
ここで、次元拡張された仮想的なチャネル行列H'および次元拡張された仮想的な受信信号ベクトルx'(t)をそれぞれ次式のように定義する。
しかし、従来のQRM-MLD法におけるQR分解を用いたMIMOチャネルの直交化は、前述の「ZF規範のQR分解」を用いているため、Mアルゴリズムの各ステージにおいて生き残り送信信号候補数を減らすに従い、伝送特性が大きく劣化する問題があった。
先ず、従来のQRM-MLD法と同様、チャネル推定部231において既知のパイロット信号等を用いたチャネル推定の結果より、受信品質推定部232において各送信信号に対する受信SINRを推定する(受信SINRの具体的な推定方法については、例えば、非特許文献5を参照)。拡張チャネル行列構成部242における前半処理部分において、チャネル行列Hの各列を平均受信SINRの大きさに基づき(通常、平均受信SINRの小さな順に)ソートする(並び替える)。
このとき、次式が成り立つ。
次に、行列分解部243において拡張チャネル行列をQR分解することにより、MMSE規範のQR分解を行う。
これ以降の処理については、従来のQRM-MLD法と全く同様に考えることができる。すなわち、Mアルゴリズムに基づく信号点候補削減型MLD部26において、式(22)に基づき送信アンテナ数(Nt個)分のステージからなるMアルゴリズムにより、各ステージにおいて計算されたメトリックに応じて送信信号候補を削減しながら、送信信号を判定する。
次いで、本実施形態に係る無線伝送システムの構成について説明する。この無線伝送システムを動作させることによって、上述した本発明の無線伝送方法を実施することができる。
以上の構成を有する無線伝送システムを動作させることによって、本発明の無線伝送方法を実施することができる。
次いで、以上説明した本実施形態に係る無線伝送システムおよび無線伝送方法に関する作用効果についてのシミュレーションについて説明する。主なシミュレーション諸元を表1に示す。
2…MIMO受信機
22…信号検出部
25…仮想受信信号ベクトル生成部
26…信号点候補削減型MLD部
27Nt…累積メトリック計算部
29…送信信号判定部
231…チャネル推定部
232…受信品質推定部
233…受信機雑音電力取得部
241…チャネルソート部
242…拡張チャネル行列構成部
243…行列分解部
261〜26Nt…受信信号候補生成部
271〜27Nt…累積メトリック計算部
281〜283…生き残り信号候補選択部
Claims (8)
- 複数の送信アンテナを有する送信装置と、複数の受信アンテナを有する受信装置との間で、複数の信号を前記複数の送信アンテナから同一時刻に同一搬送波周波数で伝送する無線伝送システムであって、
前記送信装置は、受信装置で既知のパイロット信号を含む前記複数の信号を送信し、前記受信装置は、無線伝搬路を経由し、前記送信された複数の信号を成分とする信号を受信し、個々の送信された信号を推定し分離する信号分離手段を有し、
前記信号分離手段は、
前記各受信アンテナに対する受信機の雑音電力を取得する受信機雑音電力取得手段と、
前記送信装置および受信装置との間で決定した変調方式に基づいて、変調多値数に応じた複数の送信信号の候補を生成する送信信号候補生成手段と、
前記既知のパイロット信号を含む受信信号に基づいて、各送受信アンテナ間のチャネル情報によって構成されるチャネル行列を推定するチャネル情報推定手段と、
前記チャネル情報推定手段により推定されたチャネル行列を、前記雑音電力取得手段により取得された雑音電力の情報および前記送信装置の送信アンテナ数に基づき拡張された拡張チャネル行列を構成する拡張チャネル行列構成手段と、
前記拡張チャネル行列に基づいて、該拡張チャネル行列をユニタリ行列と上三角行列とに分解し、取得するチャネル行列分解手段と、
前記各受信アンテナの受信信号に基づき構成される受信信号ベクトルに対し、前記ユニタリ行列の複素共役転置を乗算して仮想受信信号ベクトルを算出する仮想受信信号算出手段と、
前記送信信号候補生成手段から前記送信信号の候補に対し前記上三角行列の要素を乗算することにより、複数の受信信号候補を前記仮想受信信号ベクトルの各要素についてそれぞれ生成する受信信号候補生成手段と、
前記仮想受信ベクトルと前記複数の受信信号候補とから算出される各受信信号候補に対応する送信信号候補の信頼度の情報に基づいて生成される各送信信号候補に対するメトリックを用いて、送信信号を判定して分離する判定分離手段と
を備え、
前記判定分離手段は、
前記送信アンテナ数に対応する複数のステージからなり、
第1のステージに対応する送信信号について、当該送信信号における変調多値数に相当する数の複数の候補に対して絞り込みを行うため、これらの候補について前記メトリックの情報を比較することにより複数の生き残り送信信号候補を選択し、
第2のステージにおいては、前ステージで選択された複数の生き残り送信信号候補と当該第2ステージに対応する送信信号における変調多値数に相当する数の候補との複数の組合せに対して絞り込みを行うため、前記メトリックの情報を比較することにより単数または複数の生き残り送信信号候補の組合せを選択し、
第3のステージ以降においては、前ステージで選択された単数または複数の生き残り送信信号候補と各ステージに対応する送信信号における変調多値数に相当する数の候補との複数の組合せに対して絞り込みを行うため、前記メトリックの情報を比較することにより単数または複数の生き残り送信信号候補の組合せを選択する操作を、繰り返す
ことにより、前記送信された複数の信号を判定して分離する
ことを特徴とする無線伝送システム。 - 前記判定分離手段は、
初期累積メトリックを0とし、各ステージにおいて、前ステージにおいて選択された送信信号候補の各組合せに対する累積メトリックである前ステージ累積メトリックに対し、実行したステージ数番目に対応する送信信号について、変調多値数分の送信信号候補に対応するメトリックを計算し、前記前ステージ累積メトリックに対しそれぞれ加算することにより累積メトリックを算出し、
前記累積メトリックの情報から、実行したステージ分の送信信号に対する送信信号候補の組合せを複数選択し、絞り込み、
最終ステージまで連続して選択され、絞り込まれた生き残り送信信号候補の組合せに対する累積メトリックの情報から、送信信号を判定し、分離する
ことを特徴とする請求項1に記載の無線伝送システム。 - 前記既知のパイロット信号を含む受信信号に基づいて、上記複数の送信信号の当該受信装置における受信品質をそれぞれ推定する受信品質推定手段と、
受信品質取得手段により取得された受信品質に応じて、前記チャネル行列の並べ替えを行い、ソート後のチャネル行列を算出するソート手段と、
を備え、
前記チャネル行列分解手段は、前記雑音電力取得手段により取得された雑音電力の情報および前記送信アンテナ数に基づき、前記ソート後のチャネル行列を前記チャネル行列と見なして拡張することにより前記拡張チャネル行列を構成し、前記拡張チャネル行列をユニタリ行列および上三角行列とに分解、取得する前記チャネル行列分解を行う
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線伝送システム。 - 前記ソート手段は、前記複数の送信信号の受信品質を表す指標として、受信側の希望波電力対干渉波電力および雑音電力比(受信SINR)を用い、前記チャネル行列の各列を各送信信号の受信SINRが小さい順に並び替えを行うことにより、前記ソート後のチャネル行列を算出する
ことを特徴とする請求項3に記載の無線伝送システム。 - 複数の送信アンテナを有する送信装置と、複数の受信アンテナを有する受信装置との間で、複数の信号を前記複数の送信アンテナから同一時刻に同一搬送波周波数で伝送する無線伝送方法であって、
前記送信装置から、受信装置で既知のパイロット信号を含む前記複数の信号を送信し、前記受信装置において、無線伝搬路を経由し、前記送信された複数の信号を成分とする信号を受信するステップ(1)と、
前記送信装置において、受信機雑音電力推定手段によって前記各受信アンテナに対する受信機の雑音電力を推定するとともに、送信信号候補生成手段によって、前記送信装置および受信装置との間で決定した変調方式に基づいて、変調多値数に応じた複数の送信信号の候補を生成するステップ(2)と、
前記送信装置において、チャネル情報推定手段によって前記既知のパイロット信号を含む受信信号に基づいて、各送受信アンテナ間のチャネル情報によって構成されるチャネル行列を推定するステップ(3)と、
前記送信装置において、前記チャネル情報推定手段により推定されたチャネル行列を、雑音電力取得手段により取得された雑音電力の情報および前記送信装置の送信アンテナ数に基づき、拡張チャネル行列構成手段によって拡張された拡張チャネル行列を構成するステップ(4)と、
前記送信装置において、前記拡張チャネル行列に基づいて、チャネル行列分解手段によって該拡張チャネル行列をユニタリ行列と上三角行列とに分解し、取得するステップ(5)と、
前記送信装置において、前記各受信アンテナの受信信号に基づき構成される受信信号ベクトルに対し、仮想受信信号算出手段によって前記ユニタリ行列の複素共役転置を乗算して仮想受信信号ベクトルを算出するステップ(6)と、
前記送信装置において、前記送信信号候補生成手段によって生成された前記送信信号の候補に対し、受信信号候補生成手段によって前記上三角行列の要素を乗算することにより、複数の受信信号候補を前記仮想受信信号ベクトルの各要素についてそれぞれ生成するステップ(7)と、
前記送信装置において、前記送信アンテナ数に対応する複数のステージからなる判定分離手段によって、前記仮想受信ベクトルと前記複数の受信信号候補とから算出される各受信信号候補に対応する送信信号候補の信頼度に基づいて生成される各送信信号候補に対するメトリックを用い、第1のステージに対応する送信信号について、当該送信信号における変調多値数に相当する数の候補の絞り込みを行うため、これらの候補について前記メトリックの情報を比較することにより複数の生き残り送信信号候補を選択し、第2のステージにおいては、当該第2ステージに対応する送信信号における変調多値数に相当する数の候補と前ステージで選択された複数の生き残り送信信号候補との組合せについて、前記メトリックの情報を比較することにより単数または複数の生き残り送信信号候補を選択し、
第3のステージ以降においては、各ステージに対応する送信信号における変調多値数に相当する数の候補と前ステージで選択された単数または複数の生き残り送信信号候補との組合せについて、前記メトリックの情報を比較することにより単数または複数の生き残り送信信号候補を選択する操作を、繰り返す
ことにより、前記送信された複数の信号を判定して分離するステップ(8)と
を有することを特徴とする無線伝送方法。 - 前記ステップ(8)において判定分離手段は、
初期累積メトリックを0とし、各ステージにおいて、前ステージにおいて選択された送信信号候補の各組合せに対する累積メトリックである前ステージ累積メトリックに対し、実行したステージ数番目に対応する送信信号について、変調多値数分の送信信号候補に対応するメトリックを計算し、前記前ステージ累積メトリックに対しそれぞれ加算することにより累積メトリックを算出し、
前記累積メトリックの情報から、実行したステージ分の送信信号に対する送信信号候補の組合せを複数選択し、絞り込み、
最終ステージまで連続して選択され、絞り込まれた生き残り送信信号候補の組合せに対する累積メトリックの情報から、送信信号を判定し、分離する
ことを特徴とする請求項5に記載の無線伝送方法。 - 前記ステップ(4)では、受信品質推定手段によって前記既知のパイロット信号を含む受信信号に基づいて、上記複数の送信信号の当該受信装置における受信品質をそれぞれ推定するとともに、ソート手段よって、受信品質取得手段により取得された受信品質に応じて、前記チャネル行列の並べ替えを行い、ソート後のチャネル行列を算出し、
前記ステップ(5)においてチャネル行列分解手段は、前記雑音電力取得手段により取得された雑音電力の情報および前記送信アンテナ数に基づき、前記ソート後のチャネル行列を前記チャネル行列と見なして拡張することにより、前記拡張チャネル行列を構成し、前記拡張チャネル行列をユニタリ行列および上三角行列とに分解、取得する前記チャネル行列分解を行う
ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の無線伝送方法。 - 前記ステップ(4)において前記ソート手段は、前記複数の送信信号の受信品質を表す指標として、受信側の希望波電力対干渉波電力および雑音電力比(受信SINR)を用い、前記チャネル行列の各列を各送信信号の受信SINRが小さい順に並び替えを行うことにより、前記ソート後のチャネル行列を算出する
ことを特徴とする請求項7に記載の無線伝送方法。
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