JP4381901B2 - 通信路推定及びデータ検出方法 - Google Patents

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本発明は通信路推定及びデータ検出方法に係り、特に、複数の送受信アンテナを用いて無線通信を行うMIMOシステムにおいて、通信路を推定してデータ検出を行う通信路推定及びデータ検出方法に関する。
近年、無線通信は、伝送速度及び周波数利用効率の向上が求められている。これらの要求を実現する手段として、送受信機で複数のアンテナを用いて信号伝送を行うMIMO(Multiple−Input Multiple−Output)システムが注目されている(例えば非特許文献1〜10参照)。
MIMOシステムには、様々な信号検出法が存在するが、代表的な信号検出法として、ZF(Zero−Forcing)やMMSE(Minimum Mean Square Error)がある。これらは線形演算のみで信号検出が可能なため、演算量は非常に少ないが、大きな特性劣化が生じる。また、非線形的なアプローチによる信号検出法として、V−BLAST(Vertical Bell Laboratories Layered Space−Time)が提案されている(例えば非特許文献3、4参照)。
V−BLASTは、受信電力の大きな送信信号からZFによりシンボル検出し、その後、検出した送信信号を干渉成分として受信信号から除去していく信号検出法である。V−BLASTは、線形的なアプローチによる信号検出法よりも優れた信号検出法であることが知られているが、干渉除去過程において、誤り伝播による雑音強調を招き、特性は劣化する。また、非特許文献5、6に記載された方法では、V−BLASTにおけるZF検出をMMSE規範に拡張している(OSD:Ordered Successive MMSE Detection)。
一方、MIMOシステムにおける理想的な信号検出法として、最尤検出法(MLD:Maximum Likelihood Detection)が知られている(例えば非特許文献6参照)。MLDは、すべての受信予測値の候補点に対し、受信信号との距離を計算し、その距離が最小となる信号点を送信信号と決定する。そのため、MLDの演算量は、送信アンテナ数と変調多値数が増加するに従って指数関数的に増大してしまう。このため、MLDや他の信号検出法の欠点を克服するために、様々な研究が行われている。その1つに、受信機側で検出すべき送信信号をいくつかの小さなグループに分け、すべての送信信号に対してではなく、各グループに対してMLDを行うことで演算量を低減する方法が提案されている(例えば非特許文献8、9参照)。
G. J. Foschini, "Layered space-time architecture for wireless communication in a fading environment when using multiple antennas," Bell Labs Technical Journal, vol.1, no.2, pp. 41-59, Autumn 1996. G. J. Foschini and M. J. Gans, "On limits of wireless communications in a fading environment when using multiple antennas," Wireless Personal Communications, no.6, pp. 315-335, 1998. P. W. Wolniansky, G. J. Foschini, G. D. Golden, and R. A. Valenzuela, "V-BLAST: An architecture for realizing very high data ratesover the rich-scattering wireless channel," Proc. IEEE ISSSE 1998, pp.295-300, Sept. 1998. G. J. Foschini and G. D. Golden, R. A. Valenzuela andP. W. Wolnianski, "Simplified processing for high spectral ef-ficiency wireless communication employing multi-element arrays," IEEE J. Select. Areas Commum, vol.17, no.11, pp.1841-1852, Nov.1999. M. Debbah, B. Muquet, M. Courville, M, Muck, S. Simoens, and P, Loubaton, "A MMSE successive interference cancellation scheme for a new adjustable hybrid spread OFDM system," Proc. IEEE VTC'00 Spring, vol.2, pp. 745-749, Tokyo, May 2000. A. Benjebbour, H. Murata, and S. Yoshida, "Comparison of ordered successive receivers for space-time transmission," Proc. IEEE VTC'01 Fall, vol.4, pp. 2053-2057, Atlantic City, USA, Sept. 2001. R. Van Nee, A. V Zelst, and G. Awater, "Maximum likelihood decoding in a space division multiplexing system," Proc. IEEE VTC'00 Spring, vol.2, pp. 6-10, Tokyo, May 2000. X. Li, H. C. Huang, A. Lozano, and G. J. Foschini, "Reduced complexity detection algorithms for system using multi-element arrays," Proc. IEEE GLOBECOM'00, pp. 1072-1076, SF, CA, Nov.2000. 青木亜秀, 松岡秀浩, 庄木裕樹, "MIMOチャネルにおけるZFとMLDを併用したグループディテクションに関する検討," 2003年電子情報通信学会ソサイエティ大会. H. Sung, K. B. Lee, and J. W. Kang, "A simplified maximum likelihood detection scheme for MIMO systems," Proc. IEEE VTC'03 Fall, Orlando, USA, Oct. 2003.
しかしながら、非特許文献8、9記載の信号検出法では、グループサイズが大きい場合には、優れた特性を達成できるが、演算量は多くなってしまう。一方、グループサイズが小さい場合には、演算量は低減できるが、特性は劣化してしまう。
本発明は上記問題点を解決するために成されたものであり、MIMOシステムにおいて通信路推定及びデータ検出の演算量を低減することができると共に、優れた誤り率特性を得ることができる通信路推定及びデータ検出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、複数の送信アンテナから送信された送信データを複数の受信アンテナで受信し、各受信アンテナで受信した受信データに基づいて、前記送信アンテナと前記受信アンテナとの間の通信路利得を推定して前記送信データを検出する通信路推定及びデータ検出方法において、各送信アンテナと各受信アンテナとの間の通信路についての通信路利得を表す通信路推定値を求め、前記通信路推定値及び雑音の分散に基づいて、各送信アンテナからの送信信号についての信号品質を表すパラメータを各々算出し、各送信アンテナについての前記パラメータと予め定めた閾値との各々の比較結果に基づいて、前記閾値以上のパラメータに対応する送信アンテナの送信信号については、最小誤差二乗法により送信信号を検出するMMSE検出手段により検出し、前記閾値未満のパラメータに対応する送信アンテナの送信信号については、最尤検出により送信信号を検出する最尤検出手段により検出することを特徴とする。
この発明は、複数の送信アンテナ及び複数の受信アンテナを有する多入力多出力のシステムに適用される発明であり、複数の送信アンテナから送信された送信データを複数の受信アンテナで受信し、各受信アンテナで受信した受信データに基づいて、送信アンテナと受信アンテナとの間の通信路利得を推定して送信データを検出する。
まず、各送信アンテナと各受信アンテナとの間の通信路についての通信路利得を表す通信路推定値を求め、通信路推定値及び雑音の分散に基づいて、各送信アンテナからの送信信号についての信号品質を表すパラメータを各々算出する。例えば請求項に記載したように、前記パラメータは、信号電力と、干渉信号電力及び雑音電力の和と、の比とすることができる。この場合、パラメータの値が大きければ信号品質がよく、パラメータの値が小さければ信号品質が悪いこととなる。
そして、各送信アンテナについて算出したパラメータと、予め定めた閾値との各々の比較結果に基づいて、検出性能の異なる複数の検出手段を切り替えて、各送信アンテナから送信された送信信号を各々検出する。
ここで、検出性能には、例えばデータの誤り率等の検出精度や、検出に要する演算量等を含む。また、閾値は、所望の誤り率や演算量が得られる値に設定される。一般に、誤り率が優れた検出手段は演算量が多くなり、誤り率が多少劣る検出手段は演算量が少ない。また、元々信号品質がよい信号については多少誤り率が多少劣る検出手段で検出しても検出精度が大きく劣化することはなく、逆に、信号品質が悪い信号については、誤り率の優れた検出手段によって検出することにより検出精度を高めることができる。
従って、閾値を適切に設定し、パラメータが閾値以上の信号、すなわち比較的品質のよい信号に対しては誤り率が多少劣るが演算量が少ない検出手段によって検出し、パラメータが閾値未満の信号、すなわち比較的品質の劣る信号に対しては誤り率が優れるが演算量が多くなる検出手段によって検出することにより、常に誤り率の優れた検出手段で検出する場合と比較して、演算量を低減しつつ優れた誤り率を得ることができる。
そこで、前記閾値以上のパラメータに対応する送信アンテナの送信信号については、最小誤差二乗法により送信信号を検出するMMSE検出手段により検出し、前記閾値未満のパラメータに対応する送信アンテナの送信信号については、最尤検出により送信信号を検出する最尤検出手段により検出することができる。
前述したように、MMSEによる検出は、最尤検出、すなわちML検出と比較して演算量を少なくて済むが、検出精度は劣化する。従って、本発明のように、パラメータが閾値以上の信号については演算量の少ないMMSEで検出し、パラメータが閾値未満の信号については最尤検出により検出することにより、演算量を低減しつつ優れた誤り率を得ることができる。
また、請求項に記載したように、前記最尤検出手段は、前記MMSE検出手段により検出した送信信号を干渉成分として受信信号から除去し、当該干渉成分が除去された受信信号に基づいて最尤検出するようにしてもよい。このように、MMSEにより検出した信号を干渉成分として除去してから最尤検出することにより、より検出精度を高めることができる。
また、請求項に記載したように、記閾値以上のパラメータに対応する送信アンテナの送信信号については、当該送信信号のうち前記パラメータが最大の送信信号を、最小誤差二乗法により送信信号を検出するMMSE検出手段により検出し、検出した送信信号を干渉成分として受信信号から除去し、当該干渉成分が除去された受信信号に基づいて前記パラメータを再度算出し、算出したパラメータと前記閾値とを比較する処理を、前記閾値以上のパラメータが存在しなくなるまで繰り返し、前記閾値未満のパラメータに対応する送信アンテナの送信信号については、最尤検出により送信信号を検出する最尤検出手段により検出するようにしてもよい。
すなわち、パラメータが閾値以上で且つ最大の送信信号については演算量の少ないMMSEで検出すると共に、これを干渉成分として受信信号から除去し、再度パラメータを算出して閾値と比較する処理を繰り返す。すなわち、前述したOSDによって送信信号を検出する。一方、パラメータが閾値未満の信号については最尤検出により検出する。このように、OSDと最尤検出とを切り替えて送信信号を検出することにより、演算量を低減しつつ優れた誤り率を得ることができる。
なお、閾値を任意に設定できるようにしてもよい。これにより、例えば誤り率を重視する場合には閾値を高めに設定し、演算量を重視する場合には閾値を低めに設定する等、簡単に所望の誤り率や演算量を得ることができる。
以上説明したように本発明は、MIMOシステムにおいて通信路推定及びデータ検出の演算量を低減することができると共に、優れた誤り率特性を得ることができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
図1には、本発明に係る無線通信システム10の概略ブロック図を示した。図1に示すように、無線通信システム10は、送信機12及び受信機14により構成されている。
送信機12は、シンボルマッピング部16及びデマルチプレクサ18を含んで構成されており、受信機14は、信号検出部20、通信路推定部21、マルチプレクサ22、及びシンボルデマッピング部24を含んで構成されている。
デマルチプレクサ18には、N本(N≧2)の送信アンテナ261〜26Ntが接続されており、通信路推定及び信号検出部20には、M本(M≧2)の受信アンテナ281〜28Nrが接続されている。
シンボルマッピング部16は、入力信号をシンボルマッピングして送信シンボル行列Xをデマルチプレクサ18へ出力する。
デマルチプレクサ18は、送信シンボル行列Xから各送信アンテナ261〜26Nで送信すべき送信シンボル系列X1〜XNtを生成し、それぞれ対応する送信アンテナ261〜26Ntへ出力する。これにより、各送信アンテナから各送信アンテナに対応した送信シンボル系列が送信される。
受信機14では、各送信アンテナ261〜26Ntから送信された信号が各受信アンテナ281〜28Nrによって受信され、信号検出部20及び通信路推定部21に取り込まれる。
このとき、受信信号ベクトルrは次式で表される。
Figure 0004381901
上記(1)式で示されるように、rはNr×1の受信信号ベクトル、HはNr×Ntの通信路行列、xはNt×1の送信信号ベクトル、nはNr×1の雑音ベクトルである。
また、Hの成分hj,iは、送信アンテナiから受信アンテナjへの通信路応答であってE[|hj,i2]=1を満たす。なお、E[・]は期待値演算を示す。また、xは送信信号ベクトルであり、E[xxH]=INtを満たすように正規化される。nはゼロ平均、分散σ2の加法的白色ガウス雑音ベクトルを表し、E[nnH]=σ2Nrを満たす。また、(・)Hは複素共役転置、Inは、n行n列の単位行列を表す。
雑音の分散σ2は、以下のようにして推定される。
Figure 0004381901
Figure 0004381901
次に、従来より公知の信号検出法であるMMSEについて説明する。
MMSEでは、受信信号と所望信号の誤差電力が最小となるような受信重み行列Gを算出する。つまり、MMSEによる受信重み行列Gは、次式で表されるE[||x−Gr||2]が最小となる受信重み行列となる。
Figure 0004381901
すなわち、MMSEによる重み行列Gは次式で表される。
Figure 0004381901
この受信重み行列Gに、次式で示すように受信信号ベクトルrを乗じることにより、送信信号を検出することができる。
Figure 0004381901
ここで、Q(・)は硬判定を行う関数である。MMSEは、MIMOシステムにおいて線形演算のみで信号検出が可能なため、演算量は非常に少なくなるが、MLDに比べ特性は劣化する。
次に、非特許文献6に記載されたOSD(Ordered Successive MMSE Detection)による信号検出法について説明する。
OSDは、各送信アンテナから送信された送信信号の受信信号についてのSINR(Signal to Interference plus Noise Ratio:信号電力対干渉信号電力+雑音電力比)に従って、検出する信号を順序づけし、SINRが最大となる送信信号からMMSEによりシンボル検出し、その後、検出した送信信号を干渉成分として受信信号ベクトルから除去することで、干渉を低減させていく信号検出法である。すなわち、OSDの信号検出過程は、大きく分けて、nulling、cancelling、orderingの3つの検出過程から成る。以下に、OSDの信号検出法を示す。なお、以下では、(・)k(1<k<Nt)は、検出段階を示す。
初期設定では、最初の検出段階において、r(1)とH(1)を、それぞれrとHに設定する(r(1)=r,H(1)=H)。
Nullingでは、後述するOrderingの処理に基づいて、次式により送信信号xiの推定値を求める。
Figure 0004381901
ここで、GiはMMSEの重み行列Gのi番目の行である。
Cancellingでは、次式で示すように、判定した送信信号を干渉成分として受信信号から除去する。
Figure 0004381901
そして、修正した通信路行列は次式で表される。
Figure 0004381901
判定した送信信号を除去する際には、検出する信号の順序が全体のシステム特性に大きな影響を与える。Orderingでは、各送信アンテナからの信号の受信SINRを推定し、SINRの大きな信号から検出する。SINRは次式で表される。
Figure 0004381901
次に、MLDによる信号検出法について説明する。
MLDは、MIMOシステムにおいて理想的な信号検出法である。MLDでは、すべての受信予測値の候補点に対し受信信号との距離を計算し、その距離が最小となる信号点を送信信号と決定する。送信信号xの推定値は次式で表される。
Figure 0004381901
MLDで必要なシンボルレプリカ候補の組み合わせは、変調多値数をMとすると、MNt通り存在する。このため、演算量は送信アンテナ数Ntと変調多値数Mが大きくなるにつれて指数関数的に増大する。
次に、本発明に係るMLDの演算量を低減するために複雑さを低減した信号検出法について説明する。
この信号検出法は、各送信アンテナからの信号の受信SINRを算出し、その値に基づきMMSE又はOSDとMLDとを切り替えて信号を検出するものである。
まず、通信路推定について説明する。最初に、トレーニング区間において、各送信アンテナからパイロットシンボル(既知シンボル)として直交系列の信号を送信し、各アンテナ間の通信路応答を推定する。各送信アンテナ間の通信路は次式で表される。
Figure 0004381901
ここで、i番目の送信アンテナからのパイロット信号をxi(t)、i=1、…、Ntとすると、パイロット信号の関係は次式のように表される。
Figure 0004381901
ここで、T0はトレーニング長(パイロットシンボルの長さ)、*は複素共役である。次式で示すように、受信信号にパイロット信号を乗じることにより、通信路を推定することができる。
Figure 0004381901
次に、MMSEとMLDとを切り替えて信号検出する方法(MMSE−MLD)について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップ100では、通信路推定部21によって、上記(20)式により通信路が推定される。これにより、通信路行列Hが得られる。なお、ステップ102以降は、信号検出部20によって実行される。
ステップ102では、推定された通信路行列H、雑音の分散等に基づいて、上記(16)式により各送信アンテナから送信された送信信号についての受信SINRが信号検出部20によって各々推定される。
ステップ104では、閾値判定処理が行われる。具体的には、受信SINRが閾値ζ以上の送信アンテナを集合Aに、受信SINRが閾値ζ未満の送信アンテナを集合Bに属するものとして設定する。
ステップ106では、閾値ζ以上の受信SINRが全く無いか否かを判定し、全くない場合には、ステップ112へ移行し、一つでも閾値ζ以上の受信SINRが存在する場合には、ステップ108へ移行する。
ステップ108では、集合Aに含まれるすべての送信信号xAの推定値を、次式で示すようにそれぞれMMSEにより検出する。
Figure 0004381901
ここで、GAは、MMSE重み行列Gの集合Aに含まれるすべての行を表す。閾値ζは、所要特性(例えばビット誤り率)、演算量をどの程度まで許容するか等を考慮して予め決定される。
そして、ステップ110では、次式により、MMSEにより検出した送信信号を、干渉成分として受信信号ベクトルrから除去し、修正した受信信号ベクトルr’を得る。
Figure 0004381901
ここで、HAは、Hの集合Aに含まれるすべての列を表す。また、次式により、通信路行列を修正し、修正した通信路行列H’を得る。
Figure 0004381901
ステップ112では、集合Bの受信SINRが閾値ζを下回る送信信号について、上記(17)式により、MLDによって送信信号を検出する。なお、ステップ110から移行した場合には、ステップ112により修正した通信路行列H’を用いてMLDにより検出する。
このように、MMSE−MLDでは、受信SINRが閾値ζ以上の送信信号についてはMMSEにより送信信号を検出し、それ以外の送信信号についてはMLDにより送信信号を検出するので、すべての送信信号に対して常にMLDを行う必要がなく、MLDと比較して演算量を少なくすることができる。
次に、OSDとMLDとを切り替えて信号検出する方法(OSD−MLD)について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップ200では、通信路推定部21によって、上記(20)式により通信路が推定される。これにより、通信路行列Hが得られる。なお、ステップ202以降は、信号検出部20によって実行される。
ステップ202では、推定された通信路行列H、雑音の分散等に基づいて、上記(16)式により各送信アンテナから送信された送信信号についての受信SINRが信号検出部20によって各々推定される。
ステップ204では、閾値ζ以上の受信SINRが有るか否かを判断し、閾値ζ以上の受信SINRが有る場合にはステップ206へ移行し、閾値ζ以上の受信SINRが無い場合には、ステップ212へ移行する。
ステップ206では、閾値ζ以上の受信SINRのうち受信SINRが最大となる送信信号x(k) imaxを次式によりMMSEにより検出する。
Figure 0004381901
ここで、(k)(1<k<Nt)は、検出段階を示す。
ステップ208では、全送信信号について検出が終了したか否かを判定し、終了した場合には本ルーチンを終了し、終了していない場合には、ステップ210へ移行する。
ステップ210では、次式により、MMSEにより検出した送信信号を、干渉成分として受信信号から除去する。
Figure 0004381901
また、通信路行列を次式により修正し、修正した通信路行列H(k+1)を得る。
Figure 0004381901
そして、ステップ202へ戻り、MMSE検出した送信信号以外の送信信号に対して、再び受信SINRを推定し、上記と同様の処理を繰り返す。このとき、検出した送信信号に対応する通信路を考慮しなくなるため、干渉成分が低減され、受信SINRが改善される。これらの処理は、閾値ζ以上の受信SINRが存在しなくなるまで繰り返される。
一方、閾値ζ以上の受信SINRが存在しない場合には、ステップ212において、上記(17)式により、MLDによって送信信号を検出する。
このように、OSD−MLDにおいても、すべての送信信号に対して常にMLDによる検出を行う必要がないので、MLDのみによって送信信号を検出する場合と比較して演算量を低減することができる。
次に、本発明の実施例として、MMSE−MLD、OSD−MLDの各信号検出法と、従来例に係るMMSE、OSD、MLDの信号検出法についてビット誤り率特性(BER特性)等について計算機シミュレーションした結果について説明する。
まず、BER特性について説明する。
本シミュレーションにおいては、送信アンテナ数と受信アンテナ数はともに4本(Nt=Nr=4)、通信路は準静的フラットフェージング、通信路推定は理想的とした。また、変調方式はQPSK又は変調多値数M=16の16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)とした。
図4〜6には、受信アンテナあたりのSNRが15dB、20dB、及び25dBのときの各信号検出法における閾値ζとBERとの関係をシミュレーションした結果を示した。なお、図4の変調方式はQPSK、図5、6の変調方式は16QAMである。
図4〜6に示すように、閾値ζが大きくなるに従って、MMSE−MLD、OSD−MLDのBERは、MLDのBERに近づくことがわかる。そして、SNR=15dBの場合は閾値ζ=11dB、SNR=20dBの場合は閾値ζ=16dB、SNR=25dBの場合は閾値ζ=18dBで、MLDとほぼ等しいBERとなることがわかる。
次に、MLDの演算量と、本発明に係るMMSE−MLDとOSD−MLDの演算量をシミュレーションした結果について説明する。
ここでは、非特許文献10に記載されたのと同様に演算量として複素乗算のみを考慮した。その結果、MLDの乗算数は、図5、6のように変調方式が16QAMのとき、1310720となった。本発明に係るMMSE−MLD、OSD−MLDの演算量は、MLDを行う割合に大きく依存する。ここでは、m個の送信信号をMMSE又はOSDで検出し、n個の送信信号をMLDで検出するとき(m、n)と表記するものとする。つまり、m+n=Ntとなる。
以下の表1に、MMSE−MLD、OSD−MLDにおける(m、n)の乗算数を示す。
Figure 0004381901
表1から明らかなように、MLDにより検出される信号が増加するに従って、MMSE−MLD、OSD−MLDによる乗算数も増加することがわかる。
図7〜10には、SNRが20dB、25dBの場合におけるMMSE−MLD、OSD−MLDの閾値ζと(m、n)の検出確率pとの関係を示した。
図7、8から明らかなように、MMSE−MLDとOSD−MLDはともに、SNR=20dB、閾値ζ=16dBのとき、(0、4)即ち、すべての送信信号をMLDで検出する確率を約44.7%に低減できることがわかる。同様に、図9、10から明らかなように、SNR=25dB、閾値ζ=18dBのとき、すべての送信信号をMLDで検出する確率を約22.2%に低減できることがわかる。また、SNR=20dB及び25dBのときのMMSE−MLDにおける各(m、n)とOSD−MLDにおける各(m、n)の検出確率を比較すると、(0、4)となる確率は等しいが、OSD−MLDの方がMMSE−MLDよりも(1、3)、(2、2)となる確率は低いことがわかる。これは、OSD−MLDでは、検出した送信信号を干渉成分として受信信号から除去した後、検出した送信信号に対応する通信路を考慮しなくなるため、再び受信SINRを算出する際に干渉成分が低減され、受信SINRが改善されるからである。
図11〜13には、MMSE−MLD、OSD−MLDの各信号検出法において、SNRが15dB、20dB、25dBの場合における、閾値ζとMLDで必要な乗算数で正規化したときの正規化乗算数との関係をシミュレーションした結果を示した。なお、SNR=15dBの変調方式はQPSK、SNR=20dB、25dBの変調方式は16QAMである。
図11から明らかなように、SNR=15dBの場合において、閾値ζ=11dBのとき、すなわちMLDとBER特性が同等となる閾値のとき、MLDの乗算数と比較して、MMSE−MLDは約50%、OSD−MLDは約55%の乗算数となることがわかる。なお、OSD−MLDの乗算数は、MMSE−MLDの乗算数よりも多いが、これはSINRを算出する際の乗算数がOSD−MLDの方が多いからである。
同様に、図12から明らかなように、SNR=20dBの場合において、MLDとBER特性が同等となる閾値ζ=16dBのとき、MLDの乗算数と比較して、MMSE−MLDは約46.2%、OSD−MLDは約45.7%の乗算数となることがわかる。
同様に、図13から明らかなように、SNR=25dBの場合において、MLDとBER特性が同等となる閾値ζ=18dBのとき、MLDの乗算数と比較して、MMSE−MLDでは約22.2%、OSD−MLDでは約21.2%の乗算数となり、演算量を低減できることがわかる。
このように、MMSE−MLD、OSD−MLDは、MLDと同等のBER特性を少ない演算量で得ることができる。
また、変調方式が16QAMの場合のSNR=20dB、25dBのMMSE−MLDとOSD−MLDの乗算数を比較すると、乗算数は、ほぼ等しいことがわかる。これは、表1からわかるように、変調方式が16QAMのときには、各(m、n)において、(0、4)の乗算数が桁違いに多いため、MMSE−MLD、OSD−MLDの乗算数は、(0、4)となる検出確率に大きく依存するが、MMSE−MLDとOSD−MLDは、(0、4)となる検出確率が等しいためであると考えられる。
また、図5,6から明らかなように、BER特性は、OSD−MLDの方がMMSE−MLDよりも優れているため、乗算数とBERの観点から、OSD−MLDの方がMMSE−MLDよりも優れた信号検出法であることがわかる。
しかしながら、以下の表2に示すように、変調方式がQPSKのとき、MMSE−MLD、OSD−MLDの演算量は(0、4)以外の検出確率にも大きく依存するため、MMSE−MLDとOSD−MLDの演算量に差が生じる。
Figure 0004381901
変調方式がQPSKのときも16QAMのときと同様に、SINRの閾値ζが大きくなるに従って、MMSE−MLD、OSD−MLDのBERはMLDのBERに近づくが、MLDと等しいBERとなる閾値では、MMSE−MLDの方がOSD−MLDよりも乗算数が少ないと言える。
従って、変調方式がQPSKのときは、MMSE−MLDの方がOSD−MLDよりも優れていると言える。
無線通信システムの概略ブロック図である。 MMSE−MLDの処理ルーチンのフローチャートである。 OSD−MLDの処理ルーチンのフローチャートである。 各検出方法についての閾値とビット誤り率との関係を示す線図である。 各検出方法についての閾値とビット誤り率との関係を示す線図である。 各検出方法についての閾値とビット誤り率との関係を示す線図である。 MMSE−MLDにおける閾値と検出確率との関係を示す線図である。 OSD−MLDにおける閾値と検出確率との関係を示す線図である。 MMSE−MLDにおける閾値と検出確率との関係を示す線図である。 OSD−MLDにおける閾値と検出確率との関係を示す線図である。 OSD−MLD、MMSE−MLDにおける閾値と正規化乗算数との関係を示す線図である。 OSD−MLD、MMSE−MLDにおける閾値と正規化乗算数との関係を示す線図である。 OSD−MLD、MMSE−MLDにおける閾値と正規化乗算数との関係を示す線図である。
符号の説明
10 無線通信システム
12 送信機
14 受信機
16 シンボルマッピング部
18 デマルチプレクサ
20 信号検出部
21 通信路推定部
22 マルチプレクサ
24 シンボルデマッピング部
261〜26Nt 送信アンテナ
281 〜28Nr 受信アンテナ

Claims (4)

  1. 複数の送信アンテナから送信された送信データを複数の受信アンテナで受信し、各受信アンテナで受信した受信データに基づいて、前記送信アンテナと前記受信アンテナとの間の通信路利得を推定して前記送信データを検出する通信路推定及びデータ検出方法において、
    各送信アンテナと各受信アンテナとの間の通信路についての通信路利得を表す通信路推定値を求め、
    前記通信路推定値及び雑音の分散に基づいて、各送信アンテナからの送信信号についての信号品質を表すパラメータを各々算出し、
    各送信アンテナについての前記パラメータと予め定めた閾値との各々の比較結果に基づいて、前記閾値以上のパラメータに対応する送信アンテナの送信信号については、最小誤差二乗法により送信信号を検出するMMSE検出手段により検出し、前記閾値未満のパラメータに対応する送信アンテナの送信信号については、最尤検出により送信信号を検出する最尤検出手段により検出する
    ことを特徴とする通信路推定及びデータ検出方法。
  2. 前記最尤検出手段は、前記MMSE検出手段により検出した送信信号を干渉成分として受信信号から除去し、当該干渉成分が除去された受信信号に基づいて最尤検出することを特徴とする請求項記載の通信路推定及びデータ検出方法。
  3. 複数の送信アンテナから送信された送信データを複数の受信アンテナで受信し、各受信アンテナで受信した受信データに基づいて、前記送信アンテナと前記受信アンテナとの間の通信路利得を推定して前記送信データを検出する通信路推定及びデータ検出方法において、
    各送信アンテナと各受信アンテナとの間の通信路についての通信路利得を表す通信路推定値を求め、
    前記通信路推定値及び雑音の分散に基づいて、各送信アンテナからの送信信号についての信号品質を表すパラメータを各々算出し、
    各送信アンテナについての前記パラメータと予め定めた閾値との各々の比較結果に基づいて、前記閾値以上のパラメータに対応する送信アンテナの送信信号については、当該送信信号のうち前記パラメータが最大の送信信号を、最小誤差二乗法により送信信号を検出するMMSE検出手段により検出し、検出した送信信号を干渉成分として受信信号から除去し、当該干渉成分が除去された受信信号に基づいて前記パラメータを再度算出し、算出したパラメータと前記閾値とを比較する処理を、前記閾値以上のパラメータが存在しなくなるまで繰り返し、前記閾値未満のパラメータに対応する送信アンテナの送信信号については、最尤検出により送信信号を検出する最尤検出手段により検出する
    ことを特徴とする通信路推定及びデータ検出方法。
  4. 前記パラメータは、信号電力と、干渉信号電力及び雑音電力の和と、の比であることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の通信路推定及びデータ検出方法。
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