JPWO2009110069A1 - 制御装置および制御プログラム - Google Patents

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Abstract

本発明にかかる制御装置100は、制御対象の装置の部品が故障した場合に、部品故障情報をユーザ装置から受信する。そして、制御装置100は、故障した部品が新たな部品に交換された場合に、交換前の部品の固有情報と交換後の部品の固有情報とを対応付けて記憶部150に記憶し、部品対応情報等を生成して、予め設定された送信先に、部品対応情報を送信する。制御装置100は、部品故障レポート生成部160dが部品故障レポートを工場の端末装置あるいは保守部門の端末装置等に直接送信する。

Description

本発明は、交換前の部品の情報を容易に取得することが出来る制御装置および制御プログラムに関するものである。
近年、ユーザが使用するユーザ装置と、このユーザ装置を制御する制御装置とから構成されるシステムにおいて、ユーザ装置に故障が発生した場合には、制御装置がユーザ装置の故障した部品を特定し、かかる故障した部品の情報を参照した作業員がユーザ装置の故障部品を新しいものに交換している(例えば、特許文献1,2参照)。そして、ユーザ装置の故障した部品を作業員が交換した場合には、ユーザ装置の部品の情報は交換後の部品の情報に更新される。
特開2004−246468号公報 特開平11−259339号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、ユーザ装置の部品を交換した場合に、該当部品の情報が交換された部品の情報に更新されてしまい、交換前の部品(故障した部品)の情報が残らないという問題があった。したがって、情報管理のミスにより、交換前の部品の情報が正確ではない場合に、交換前の部品を再度調べることは大変難しく、故障した部品の固有の情報を失う可能性があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、交換前の部品の情報を容易に取得することが出来る制御装置および制御プログラムに関するものである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この制御装置は、接続先の装置を制御する制御装置であって、前記装置から故障した部品の情報を含んだ障害メッセージを取得した場合に、当該障害メッセージを記憶装置に記憶する記憶手段と、前記故障した部品の代わりに前記装置に取り付けられた交換部品の情報を取得した場合に、前記障害メッセージと前記交換部品の情報とを対応付けて前記記憶装置に記憶するリンク付け手段と、を備えたことを要件とする。
また、この制御装置は、上記の制御装置において、前記記憶装置に記憶され、対応付けられた前記障害メッセージと前記交換部品との情報を予め設定された送信先へ送信する送信手段を更に備えたことを要件とする。
また、この制御装置は、上記の制御装置において、前記装置に搭載された部品の情報を要求された場合に、前記記憶装置に記憶された情報に基づいて、前記障害メッセージと前記交換部品の情報とを対応付けて出力する出力手段を更に備えたことを要件とする。
また、この制御プログラムは、コンピュータに、制御対象となる装置から故障した部品の情報を含んだ障害メッセージを取得した場合に、当該障害メッセージを記憶装置に記憶する記憶手順と、前記故障した部品の代わりに前記装置に取り付けられた交換部品の情報を取得した場合に、前記障害メッセージと前記交換部品の情報とを対応付けて前記記憶装置に記憶するリンク付け手順と、を実行させることを要件とする。
また、この制御プログラムは、上記の制御プログラムにおいて、前記記憶装置に記憶され、対応付けられた前記障害メッセージと前記交換部品との情報を予め設定された送信先へ送信する送信手順を更にコンピュータに実行させることを要件とする。
この制御装置によれば、制御対象の装置の部品が故障し、故障した部品が新たな部品に交換された場合に、交換前の部品情報(障害メッセージに対応)と交換後の部品情報とを対応付けて記憶し、記憶した情報を表示あるいは他の端末装置に送信するので、交換前の部品の固有情報を再度必要になった場合でも、制御装置から容易に、交換前の部品の固有情報を得ることが出来る。
また、この制御装置によれば、前記記憶装置に記憶され、対応付けられた交換前の部品情報と交換後の部品情報とを対応付けた情報を予め設定された送信先へ送信するので、情報の信頼性を保つことが出来る。
図1は、システム全体の情報と部品の流れを説明するための図である。 図2は、本実施例にかかるユーザ装置の構成を示す機能ブロック図である。 図3は、故障部品情報のデータ構造の一例を示す図である。 図4は、部品交換イベント情報のデータ構造の一例を示す図である。 図5は、本実施例にかかる制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 図6は、部品リストのデータ構造の一例を示す図である。 図7は、部品詳細情報のデータ構造の一例を示す図である。 図8は、部品対応情報のデータ構造の一例を示す図である。 図9は、部品対応詳細情報のデータ構造の一例を示す図である。 図10は、部品故障レポートのデータ構造の一例を示す図である。 図11は、ユーザ装置が故障を検出した場合のシステムの処理を示すフローチャートである。 図12は、故障部品が交換された場合のシステムの処理を示すフローチャートである。 図13は、本実施例にかかる制御装置を構成するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。
符号の説明
50 ユーザ装置
51 パーティション
51a,51b,51c ハードウェア
52 マルチポートコンソール接続装置
53 システム監視機構
60,70 ハブ
100 制御装置
110 通信制御部
120 入力部
130 出力部
140 入出力制御IF部
150 記憶部
150a 部品リスト
150b 部品詳細情報
150c 送信先リスト
160 制御部
160a 部品情報収集部
160b 構成部品情報更新部
160c 部品搭載情報生成部
160d 部品故障レポート生成部
200 コンピュータ
201 入力装置
202 モニタ
203 RAM
203a,208a 各種データ
204 ROM
205 媒体読取装置
206 通信装置
207 CPU
207a 部品情報管理プロセス
208 HDD
208b 部品情報管理プログラム
209 バス
以下に、本発明にかかる制御装置および制御プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
まず、本実施例にかかる制御装置の概要及び特徴について説明する。本実施例にかかる制御装置は、例えば、ユーザが利用するユーザ装置を制御する制御装置であり、ユーザ装置から故障した部品の情報を含んだ障害メッセージを取得した場合に、この障害メッセージを一時的に記憶装置に記憶する。そして、制御装置は、故障した部品の代わりにユーザ装置に取り付けられた交換部品の情報を取得した場合に、交換前の部品情報と交換後の部品情報とをリンク付けして記憶装置に記憶し、必要に応じて、リンク付けした交換前の部品情報と交換後の部品情報とを対応付けて出力する。
このように、本実施例にかかる制御装置は、交換前の部品情報と交換後の部品情報とを対応付けて記憶するので、制御装置の管理者等は、交換後の部品情報から交換前の部品情報を容易に取得することが出来る。また、交換前の部品情報(障害メッセージ)と交換後の部品情報とをリンク付けして記憶しているので、部品交換が確実に行われているか否かを確認することが出来る。
次に、本実施例にかかる制御装置を含んだシステム全体の情報と部品の流れについて説明する。図1は、システム全体の情報と部品の流れを説明するための図である。同図に示すように、A社が所有するユーザ装置が故障した場合に(図1の(1)参照)、故障が発生した旨の情報が制御装置100および保守部門の端末装置に通知される(図1の(2)参照)。
そして、保守部門の対応が行われ(図1の(3)参照)、保守作業員による部品交換が行われる(図1の(4)参照)。制御装置100は、交換前の部品情報と交換後の部品情報とを対応付け、インターネットを介して(あるいは、可搬記憶媒体によって)工場および保守部門の端末装置に通知する(図1の(5)参照)。
一方、故障した部品は、パーツセンタ、物流経路を介して工場に送られる(図1の(6)参照)。また、保守部門では、故障部品情報の管理が行われ(図1の(7)参照)、工場では、故障部品情報による部品の調査と管理が行われる(図1の(8)参照)。
次に、本実施例にかかるユーザ装置の構成について説明する。このユーザ装置は、例えば、図1に示したA社に複数設置されているものとする。図2は、本実施例にかかるユーザ装置50の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このユーザ装置50は、パーティション51と、マルチポートコンソール接続装置52と、システム監視機構53とを備えて構成される。また、ユーザ装置50は、LAN(Local Area Network)等によって、ハブ60,70に接続されている。
パーティション51は、各種の処理を実行するハードウェア51a〜51cを格納する手段である。なお、ここでは一例として、ハードウェア51a〜51cのみを示すが、このパーティション51は、その他にも複数のハードウェアを格納しているものとする。
マルチポートコンソール接続装置52は、制御装置100と、パーティション51に格納されたハードウェア51a〜51cとの間で実行される通信を制御する手段である。このマルチポートコンソール接続装置52は、ハブ60、ハードウェア51a〜51cに接続されている。
システム監視機構53は、パーティション51等に格納されたハードウェア51a〜51cの状態を監視する手段である。このシステム監視機構53によって実行される処理は、故障を検出した場合の処理と、故障した部品が交換された場合の処理とに分けられる。以下において、システム監視機構53が故障を検出した場合の処理、故障した部品が交換された場合の処理を順に説明する。
まず、故障を検出した場合の処理について説明する。システム監視機構53がハードウェア51a〜51cのいずれかの故障を検出した場合には、故障したハードウェア(以下、故障部品)を検出した旨の情報を示す故障イベント情報を制御装置100および保守部門の端末装置(図1参照)に送信する。なお、システム監視機構53が、故障部品を検出する手法は、どのような周知技術を用いても良い。例えば、ハードウェアに制御信号を出力し、ハードウェアから応答信号が出力されない場合に、かかるハードウェアを故障部品として検出することが出来る。
また、システム監視機構53は、故障部品を検出した場合に、故障部品情報を生成する。この故障部品情報は、例えば、管理番号と、故障日時情報と、メッセージ情報と、シリアル番号と、部品版数とが含まれている。図3は、故障部品情報のデータ構造の一例を示す図である。図3に示すメッセージ情報は、故障部品の搭載位置の情報を含んでおり、メッセージ情報を参照することによって、故障場所を特定することが可能となる。図3に示す例では、「machine1:Cabinet#0-SB#0-CPU#4」が故障部品の搭載位置であり、その他の情報、例えば、「CPU Error」は、故障の内容である。また、図3におけるシリアル番号および部品版数は、故障部品の固有の情報となる。システム監視機構53は、故障部品情報を制御装置100に送信する。
次に、故障した部品が交換された場合の処理について説明する。システム監視機構53は、故障部品の交換を検出した場合(あるいは、入力装置を利用して保守作業員から故障部品を交換した旨の情報を受け付けた場合)には、部品交換イベント情報を制御装置100に送信する。
この部品交換イベント情報は、例えば、交換フラグと、搭載位置情報と、シリアル番号と、部品版数と、交換日時情報とが含まれる。図4は、部品交換イベント情報のデータ構造の一例を示す図である。このうち、交換フラグは、部品交換イベント情報を識別するための情報である。また、搭載位置情報を参照することによって、部品交換場所を特定することが可能となる。図4におけるシリアル番号および部品版数は、交換後の部品の固有の情報となる。システム監視機構53は、部品交換イベント情報を制御装置100に送信する。
次に、本実施例にかかる制御装置100の構成について説明する。図5は、本実施例にかかる制御装置100の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この制御装置100は、通信制御部110と、入力部120と、出力部130と、入出力制御IF部140と、記憶部150と、制御部160とを備えて構成される。
通信制御部110は、LANによってハブ60,70(図2参照)に接続され、主に、ユーザ装置50との間における通信を制御する手段である。入力部120は、各種の情報を入力する入力手段であり、キーボードやマウス、マイクなどによって構成される。なお、後述するモニタ(出力部130)も、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現する。
出力部130は、各種の情報を出力する出力手段であり、モニタ(若しくはディスプレイ、タッチパネル)やスピーカなどによって構成される。入出力制御IF部140は、通信制御部110、入力部120、出力部130、記憶部150、制御部160によるデータの入出力を制御する手段である。
記憶部は、制御部160による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶する記憶手段であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図5に示すように、部品リスト150aと、部品詳細情報150bと、送信先リスト150cとを備える。
このうち、部品リスト150aは、管理番号と、ハードウェアの搭載位置を示す搭載位置情報と、搭載位置のハードウェアが故障しているか否かを示す故障フラグとを対応付けて記憶するデータである。ここで、故障フラグが「オン」となっている場合には、搭載位置の部品が故障しており、故障フラグが「オフ」となっている場合には、搭載位置の部品が故障していないことを示す。
図6は、部品リスト150aのデータ構造の一例を示す図である。例えば、図6に示す部品リスト150aにおいて、管理番号「A10002」の故障フラグが「オン」となっているので、搭載位置「machine2:Cabinet#0-SB#0-CPU#3」の部品が故障している。
部品詳細情報150bは、部品リスト150aの搭載位置に搭載された部品情報の履歴を対応付けて記憶する情報である。図7は、部品詳細情報150bのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、この部品詳細情報150bは、管理番号と、故障日時情報と、交換日時情報と、シリアル番号と、部品版数と、メッセージとを有する。ここで、メッセージは、部品の故障内容等の情報である。
なお、交換日時が最新となる部品が現在ユーザ装置の該当搭載位置に取り付けられている部品となる。例えば、管理番号「A10001」の搭載位置「machine1:Cabinet#0-SB#0-CPU#4」に現在取り付けられている部品は、シリアル番号「00204」、部品版数「Version2」の部品となる。部品詳細情報150bには、部品が交換されるたびに、管理番号(搭載位置情報)に対応付けられて、部品の固有情報が追加されていく。
本実施例にかかる制御装置100は、図7に示すように、故障部品を交換した場合であっても、故障部品の固有情報を残しておき、かかる故障部品の固有情報に対応付けて、交換後の部品の固有情報を記憶している。例えば、管理番号をキーにして、部品リスト150aと部品詳細情報150bとを比較すると、部品搭載位置「machine1:Cabinet#0-SB#0-CPU#4」に、現在、シリアル番号「00204」部品版数「Version2」の部品が取り付けられており、その前には、シリアル番号「00012」部品版数「Version1」の部品が取り付けられていたことを判定することが出来る。
送信先リスト150cは、後述する部品故障レポート生成部160dによって生成される部品故障レポートの送信先の送信先アドレスを記憶する情報である。この送信先リストには、例えば、図1に示した保守部門の端末装置および工場に設置された端末装置のアドレスが含まれている。
制御部160は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する制御手段であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図5に示すように、部品情報収集部160aと、構成部品情報更新部160bと、部品搭載情報生成部160cと、部品故障レポート生成部160dとを備える。
部品情報収集部160aは、ユーザ装置50から故障イベント情報または部品交換イベント情報を受信した場合に、各イベント情報に対応した処理を実行する手段である。部品情報収集部160aがユーザ装置50から故障イベント情報を受信した場合には、ユーザ装置50に対して、故障部品情報(図3参照)を要求する。
そして、部品情報収集部160aが、故障部品情報をユーザ装置50から受信した場合には、受信した故障部品情報を構成部品情報更新部160bに出力する。また、部品情報収集部160aは、故障部品情報を保守部門の端末装置に送信する。一方、部品情報収集部160aが、ユーザ装置50から部品交換イベント情報(図4参照)を受信した場合には、受信した部品交換イベント情報を構成部品情報更新部160bに出力する。
構成部品情報更新部160bは、故障部品情報または部品交換イベント情報を取得した場合に、取得した情報に応じて、部品リスト150aおよび部品詳細情報150bに各種の情報を登録/更新する手段である。以下において、構成部品情報更新部160bの処理を、故障部品情報を取得した場合の処理、部品交換イベント情報を取得した場合の処理の順に説明する。
まず、構成部品情報更新部160bが、故障部品情報を取得した場合の処理について説明する。構成部品情報更新部160bは、故障部品情報を取得した場合には、故障部品情報のメッセージ情報(メッセージ情報に含まれる搭載位置情報)と、部品リスト150aの搭載位置情報とを比較し、部品リスト150a中の一致する搭載位置情報の管理番号を判定する。そして、構成部品情報更新部160bは、判定した管理番号に対応する故障フラグを「オン」に設定する。
また、構成部品情報更新部160bは、判定した管理番号、故障部品情報の故障日時情報、シリアル番号、部品版数、メッセージを対応付けて、部品詳細情報150bに登録する。例えば、構成部品情報更新部160bが、図3に示す故障部品情報を取得した場合には、管理番号「A10001」、故障日時情報「2006年1月20日21時30分」、シリアル番号「00012」、部品版数「Version1」、メッセージ「CPU Error」を対応付けて、部品詳細情報150bに登録する。
次に、構成部品情報更新部160bが、部品交換イベント情報を取得した場合の処理について説明する。構成部品情報更新部160bが、部品交換イベント情報を取得した場合には、部品交換イベント情報の搭載位置情報と、部品リスト150aの搭載位置情報とを比較し、部品リスト150a中の一致する搭載位置情報の管理番号を判定する。そして、構成部品情報更新部160bは、判定した管理番号に対応する故障フラグを「オフ」に設定する。
また、構成部品更新部160bは、判定した管理番号、部品交換イベント情報の交換日時情報、シリアル番号、部品版数を対応付けて、部品詳細情報150bに登録する。なお、構成部品情報更新部160bは、登録対象となる管理番号が、部品詳細情報150bに既に登録されている場合には、登録されているエントリの直下に上記の情報を登録しても良い。
部品搭載情報生成部160cは、入力部120等を介して、搭載位置情報が指定されて場合に、指定された搭載位置情報(以下、指定搭載位置情報)と、部品リスト150aおよび部品詳細情報とを比較して、交換前の部品と交換後の部品の固有情報(シリアル番号、部品版数)を対応付けた部品対応情報を生成し、生成した部品対応情報を、出力部130に出力する手段である。
例えば、部品搭載情報生成部160cは、指定搭載位置情報「machine1:Cabinet#0-SB#0-CPU#4」を指定された場合に、指定搭載位置情報と、部品リスト150aの搭載位置情報とを比較して、指定搭載位置情報と一致する搭載位置情報の管理番号を判定し、判定した管理番号をキーにして、部品詳細情報150bから交換前の部品の固有情報と、交換後の部品の固有情報とを検出することにより、部品対応情報を生成する。
なお、交換後の部品の固有情報は、同一管理番号中で、最後に登録された部品の固有情報に対応する。また、交換前の部品の固有情報は、交換後の部品の固有情報の一つ前に登録された部品の固有情報となる。
図8は、部品対応情報のデータ構造の一例を示す図である。同図に示す例では、搭載位置「machine1:Cabinet#0-SB#0-CPU#4」に対応する交換前の部品の固有情報が「シリアル番号<00012>、部品版数<001>」であり、交換後の部品の固有情報が「シリアル番号<00204>、部品版数<002>」である。また、搭載位置「machine1:Cabinet#0-SB#0」に対応する交換前の部品の固有情報が「シリアル番号<00000785>、部品版数<001>」であり、交換後の部品の固有情報が「シリアル番号<00001009>、部品版数<001>」である。
ところで、部品搭載情報生成部160cは、上記した部品対応情報に、交換された部品の交換日時情報を加えた部品対応詳細情報を生成しても良い。部品搭載情報生成部160cは、交換後の部品に対応する交換日時情報を部品詳細情報150bから検索し、部品対応詳細情報に登録する。図9は、部品対応詳細情報のデータ構造の一例を示す図である。部品搭載情報生成部160cは、生成した部品対応詳細情報を出力部130に出力する。
なお、ここでは一例として、部品搭載情報生成部160cは、指定搭載位置情報を指定された場合に、部品対応情報、部品対応詳細情報を生成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、部品情報収集部160aが取得する部品交換イベント情報の搭載情報に基づいて、部品対応情報、部品対応詳細情報を生成し、出力部130に出力しても良い。かかる搭載情報から部品対応情報、部品対応詳細情報を生成する手法は、上記した、指定搭載位置情報から部品対応情報、部品対応詳細情報を生成する手法と同様である。
部品故障レポート生成部160dは、部品情報収集部160aが、部品交換イベントを受信し、構成部品情報更新部160bが部品リスト150aおよび部品詳細情報を更新した後に、交換前の部品の固有情報と、交換後の部品の固有情報とを対応付けた部品故障レポートを生成し、送信先リスト150cに登録された送信先に部品故障レポートを送信する手段である。なお、部品故障レポート生成部160dは、インターネット、電子メールを利用して宛先に送信しても良いし、部品故障レポート生成部160dが可搬記憶媒体に部品故障レポートを記憶し、配達者が、かかる可搬記憶媒体を宛先に届けても良い。
図10は、部品故障レポートのデータ構造の一例を示す図である。部品故障レポート生成部160dは、部品交換イベントの搭載位置情報と、部品リスト150aの搭載位置情報とを比較して、一致する搭載位置情報の管理番号を判定する。そして、判定した管理番号をキーにして、部品詳細情報150bから、交換前の部品の固有情報および交換後の部品の固有情報を検索することにより、部品故障レポートを生成する。
なお、管理番号に対応する部品の固有情報が複数存在する場合(過去に複数回部品を交換している場合等)には、管理番号に対応する部品の固有情報をあわせて部品故障レポートに登録しても良い。また、部品故障レポート生成部160dは、部品詳細情報に含まれるメッセージや、交換日時の情報も、部品故障レポートに登録しても良い。
部品故障レポート生成部160dによって生成された部品故障レポートは、例えば、工場の端末装置、保守部門の端末装置(図1参照)に直接送信されるので、情報の信頼性を保つことが出来る(作業員が、手作業によって交換前の部品の固有情報、交換後の部品の固有情報のレポートを作成すると、人為的ミスが発生する可能性がある)。
次に、本実施例にかかる制御装置100を含んだシステムの処理手順について説明する。図11は、ユーザ装置50が故障を検出した場合のシステムの処理を示すフローチャートであり、図12は、故障部品が交換された場合のシステムの処理を示すフローチャートである。
図11に示すように、ユーザ装置50が部品の故障を検出し(ステップS101)、故障部品情報を作成し(ステップS102)、故障イベント情報を制御装置100に送信する(ステップS103)。
制御装置100は、故障イベント情報をユーザ装置50から受信し(ステップS104)、故障部品情報をユーザ装置50に対して要求する(ステップS105)。ユーザ装置50は、故障部品情報の要求を受信し(ステップS106)、故障部品情報を制御装置100に送信する(ステップS107)。
制御装置100は、故障部品情報を受信し(ステップS108)、故障部品情報を登録する(ステップS109)し、故障部品情報を表示し(ステップS110)、故障部品情報を保守部門の端末装置に送信する(ステップS111)。
また、図12に示すように、ユーザ装置50が、部品交換が終了した旨を受付け(ステップS201)、部品交換イベント情報を制御装置100に送信し(ステップS202)、制御装置100が部品交換イベント情報を受信する(ステップS203)。
そして、制御装置100は、部品リスト150aを更新し(ステップS204)、交換した部品の固有情報を部品詳細情報150bに蓄積し(ステップS205)、交換前の部品の固有情報と交換後の部品の固有情報とを対応付けて表示する(ステップS206)。
続いて、制御装置100は、部品故障レポートを作成し(ステップS207)、作成した部品故障レポートを保守部門の端末装置および工場の端末装置等に送信する(ステップS208)。
上述してきたように、本実施例にかかる制御装置100は、ユーザ装置50の部品が故障し、故障した部品が新たな部品に交換された場合に、交換前の部品の固有情報と交換後の部品の固有情報とを対応付けて記憶し、記憶した情報を表示あるいは他の端末装置に送信するので、交換前の部品の固有情報を再度必要になった場合でも、制御装置100から容易に、交換前の部品の固有情報を得ることが出来る。
また、本実施例にかかる制御装置100は、部品故障レポート生成部160dが部品故障レポートを工場の端末装置あるいは保守部門の端末装置等(図1参照)に直接送信するので、情報の信頼性を保つことが出来る(作業員が、手作業によって交換前の部品の固有情報、交換後の部品の固有情報のレポートを作成すると、人為的ミスが発生する可能性がある)。
また、本実施例にかかる制御装置100は、部品詳細情報150bに、メッセージを登録するので、どのようなことが原因で、部品を交換したのかを、作業員が容易に把握することが出来る。また、交換前の部品の固有情報と、交換後の部品の固有情報とを対応付けているので、作業員は、部品交換が実際に行われたか否かを容易に確認することが出来る。
ところで、本実施例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部あるいは一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図2に示したユーザ装置50、図5に示した制御装置100の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部がCPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
図13は、本実施例にかかる制御装置100を構成するコンピュータ200のハードウェア構成を示す図である。図13に示すように、このコンピュータ(制御装置)200は、入力装置201、モニタ202、RAM(Random Access Memory)203、ROM(Read Only Memory)204、記憶媒体からデータを読み取る媒体読取装置205、他の装置(例えば、保守部門の端末装置、工場の端末装置)との間でデータの送受信を行う通信装置206、CPU(Central Processing Unit)207、HDD(Hard Disk Drive)208をバス209で接続して構成される。
そして、HDD208には、上記した制御装置100の機能と同様の機能を発揮する部品情報管理プログラム208bが記憶されている。CPU207が、部品情報管理プログラム208bを読み出して実行することにより、部品情報管理プロセス207aが起動される。ここで、部品情報管理プロセス207aは、図5に示した、部品情報収集部160a、構成部品情報更新部160b、部品搭載情報生成部160c、部品故障レポート生成部160dに対応する。
また、HDD208は、部品リスト150a、部品詳細情報150b、送信先リスト150cに対応する各種データ208aを記憶する。CPU207は、HDD208に格納された各種データ208aを読み出して、RAM203に格納し、RAM203に格納された各種データ203aに部品の固有情報を蓄積し、部品対応情報等を生成する。
ところで、図13に示した部品情報管理プログラム208bは、必ずしも最初からHDD208に記憶させておく必要はない。たとえば、コンピュータに挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータの内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータに接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに部品情報管理プログラム208bを記憶しておき、コンピュータがこれらから部品情報管理プログラム208bを読み出して実行するようにしてもよい。
以上のように、本発明にかかる制御装置および制御プログラムは、搭載位置に搭載される部品の情報を管理するシステム等に有用であり、特に、交換前の部品情報を効率よく取得する必要がある場合等に適している。
本発明は、交換前の部品の情報を容易に取得することが出来る制御装置および制御プログラムに関するものである。
近年、ユーザが使用するユーザ装置と、このユーザ装置を制御する制御装置とから構成されるシステムにおいて、ユーザ装置に故障が発生した場合には、制御装置がユーザ装置の故障した部品を特定し、かかる故障した部品の情報を参照した作業員がユーザ装置の故障部品を新しいものに交換している(例えば、特許文献1,2参照)。そして、ユーザ装置の故障した部品を作業員が交換した場合には、ユーザ装置の部品の情報は交換後の部品の情報に更新される。
特開2004−246468号公報 特開平11−259339号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、ユーザ装置の部品を交換した場合に、該当部品の情報が交換された部品の情報に更新されてしまい、交換前の部品(故障した部品)の情報が残らないという問題があった。したがって、情報管理のミスにより、交換前の部品の情報が正確ではない場合に、交換前の部品を再度調べることは大変難しく、故障した部品の固有の情報を失う可能性があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、交換前の部品の情報を容易に取得することが出来る制御装置および制御プログラムに関するものである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この制御装置は、接続先の装置を制御する制御装置であって、前記装置から故障した部品の情報を含んだ障害メッセージを取得した場合に、当該障害メッセージを記憶装置に記憶する記憶手段と、前記故障した部品の代わりに前記装置に取り付けられた交換部品の情報を取得した場合に、前記障害メッセージと前記交換部品の情報とを対応付けて前記記憶装置に記憶するリンク付け手段と、を備えたことを要件とする。
また、この制御装置は、上記の制御装置において、前記記憶装置に記憶され、対応付けられた前記障害メッセージと前記交換部品との情報を予め設定された送信先へ送信する送信手段を更に備えたことを要件とする。
また、この制御装置は、上記の制御装置において、前記装置に搭載された部品の情報を要求された場合に、前記記憶装置に記憶された情報に基づいて、前記障害メッセージと前記交換部品の情報とを対応付けて出力する出力手段を更に備えたことを要件とする。
また、この制御プログラムは、コンピュータに、制御対象となる装置から故障した部品の情報を含んだ障害メッセージを取得した場合に、当該障害メッセージを記憶装置に記憶する記憶手順と、前記故障した部品の代わりに前記装置に取り付けられた交換部品の情報を取得した場合に、前記障害メッセージと前記交換部品の情報とを対応付けて前記記憶装置に記憶するリンク付け手順と、を実行させることを要件とする。
また、この制御プログラムは、上記の制御プログラムにおいて、前記記憶装置に記憶され、対応付けられた前記障害メッセージと前記交換部品との情報を予め設定された送信先へ送信する送信手順を更にコンピュータに実行させることを要件とする。
この制御装置によれば、制御対象の装置の部品が故障し、故障した部品が新たな部品に交換された場合に、交換前の部品情報(障害メッセージに対応)と交換後の部品情報とを対応付けて記憶し、記憶した情報を表示あるいは他の端末装置に送信するので、交換前の部品の固有情報を再度必要になった場合でも、制御装置から容易に、交換前の部品の固有情報を得ることが出来る。
また、この制御装置によれば、前記記憶装置に記憶され、対応付けられた交換前の部品情報と交換後の部品情報とを対応付けた情報を予め設定された送信先へ送信するので、情報の信頼性を保つことが出来る。
以下に、本発明にかかる制御装置および制御プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
まず、本実施例にかかる制御装置の概要及び特徴について説明する。本実施例にかかる制御装置は、例えば、ユーザが利用するユーザ装置を制御する制御装置であり、ユーザ装置から故障した部品の情報を含んだ障害メッセージを取得した場合に、この障害メッセージを一時的に記憶装置に記憶する。そして、制御装置は、故障した部品の代わりにユーザ装置に取り付けられた交換部品の情報を取得した場合に、交換前の部品情報と交換後の部品情報とをリンク付けして記憶装置に記憶し、必要に応じて、リンク付けした交換前の部品情報と交換後の部品情報とを対応付けて出力する。
このように、本実施例にかかる制御装置は、交換前の部品情報と交換後の部品情報とを対応付けて記憶するので、制御装置の管理者等は、交換後の部品情報から交換前の部品情報を容易に取得することが出来る。また、交換前の部品情報(障害メッセージ)と交換後の部品情報とをリンク付けして記憶しているので、部品交換が確実に行われているか否かを確認することが出来る。
次に、本実施例にかかる制御装置を含んだシステム全体の情報と部品の流れについて説明する。図1は、システム全体の情報と部品の流れを説明するための図である。同図に示すように、A社が所有するユーザ装置が故障した場合に(図1の(1)参照)、故障が発生した旨の情報が制御装置100および保守部門の端末装置に通知される(図1の(2)参照)。
そして、保守部門の対応が行われ(図1の(3)参照)、保守作業員による部品交換が行われる(図1の(4)参照)。制御装置100は、交換前の部品情報と交換後の部品情報とを対応付け、インターネットを介して(あるいは、可搬記憶媒体によって)工場および保守部門の端末装置に通知する(図1の(5)参照)。
一方、故障した部品は、パーツセンタ、物流経路を介して工場に送られる(図1の(6)参照)。また、保守部門では、故障部品情報の管理が行われ(図1の(7)参照)、工場では、故障部品情報による部品の調査と管理が行われる(図1の(8)参照)。
次に、本実施例にかかるユーザ装置の構成について説明する。このユーザ装置は、例えば、図1に示したA社に複数設置されているものとする。図2は、本実施例にかかるユーザ装置50の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このユーザ装置50は、パーティション51と、マルチポートコンソール接続装置52と、システム監視機構53とを備えて構成される。また、ユーザ装置50は、LAN(Local Area Network)等によって、ハブ60,70に接続されている。
パーティション51は、各種の処理を実行するハードウェア51a〜51cを格納する手段である。なお、ここでは一例として、ハードウェア51a〜51cのみを示すが、このパーティション51は、その他にも複数のハードウェアを格納しているものとする。
マルチポートコンソール接続装置52は、制御装置100と、パーティション51に格納されたハードウェア51a〜51cとの間で実行される通信を制御する手段である。このマルチポートコンソール接続装置52は、ハブ60、ハードウェア51a〜51cに接続されている。
システム監視機構53は、パーティション51等に格納されたハードウェア51a〜51cの状態を監視する手段である。このシステム監視機構53によって実行される処理は、故障を検出した場合の処理と、故障した部品が交換された場合の処理とに分けられる。以下において、システム監視機構53が故障を検出した場合の処理、故障した部品が交換された場合の処理を順に説明する。
まず、故障を検出した場合の処理について説明する。システム監視機構53がハードウェア51a〜51cのいずれかの故障を検出した場合には、故障したハードウェア(以下、故障部品)を検出した旨の情報を示す故障イベント情報を制御装置100および保守部門の端末装置(図1参照)に送信する。なお、システム監視機構53が、故障部品を検出する手法は、どのような周知技術を用いても良い。例えば、ハードウェアに制御信号を出力し、ハードウェアから応答信号が出力されない場合に、かかるハードウェアを故障部品として検出することが出来る。
また、システム監視機構53は、故障部品を検出した場合に、故障部品情報を生成する。この故障部品情報は、例えば、管理番号と、故障日時情報と、メッセージ情報と、シリアル番号と、部品版数とが含まれている。図3は、故障部品情報のデータ構造の一例を示す図である。図3に示すメッセージ情報は、故障部品の搭載位置の情報を含んでおり、メッセージ情報を参照することによって、故障場所を特定することが可能となる。図3に示す例では、「machine1:Cabinet#0-SB#0-CPU#4」が故障部品の搭載位置であり、その他の情報、例えば、「CPU Error」は、故障の内容である。また、図3におけるシリアル番号および部品版数は、故障部品の固有の情報となる。システム監視機構53は、故障部品情報を制御装置100に送信する。
次に、故障した部品が交換された場合の処理について説明する。システム監視機構53は、故障部品の交換を検出した場合(あるいは、入力装置を利用して保守作業員から故障部品を交換した旨の情報を受け付けた場合)には、部品交換イベント情報を制御装置100に送信する。
この部品交換イベント情報は、例えば、交換フラグと、搭載位置情報と、シリアル番号と、部品版数と、交換日時情報とが含まれる。図4は、部品交換イベント情報のデータ構造の一例を示す図である。このうち、交換フラグは、部品交換イベント情報を識別するための情報である。また、搭載位置情報を参照することによって、部品交換場所を特定することが可能となる。図4におけるシリアル番号および部品版数は、交換後の部品の固有の情報となる。システム監視機構53は、部品交換イベント情報を制御装置100に送信する。
次に、本実施例にかかる制御装置100の構成について説明する。図5は、本実施例にかかる制御装置100の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この制御装置100は、通信制御部110と、入力部120と、出力部130と、入出力制御IF部140と、記憶部150と、制御部160とを備えて構成される。
通信制御部110は、LANによってハブ60,70(図2参照)に接続され、主に、ユーザ装置50との間における通信を制御する手段である。入力部120は、各種の情報を入力する入力手段であり、キーボードやマウス、マイクなどによって構成される。なお、後述するモニタ(出力部130)も、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現する。
出力部130は、各種の情報を出力する出力手段であり、モニタ(若しくはディスプレイ、タッチパネル)やスピーカなどによって構成される。入出力制御IF部140は、通信制御部110、入力部120、出力部130、記憶部150、制御部160によるデータの入出力を制御する手段である。
記憶部は、制御部160による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶する記憶手段であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図5に示すように、部品リスト150aと、部品詳細情報150bと、送信先リスト150cとを備える。
このうち、部品リスト150aは、管理番号と、ハードウェアの搭載位置を示す搭載位置情報と、搭載位置のハードウェアが故障しているか否かを示す故障フラグとを対応付けて記憶するデータである。ここで、故障フラグが「オン」となっている場合には、搭載位置の部品が故障しており、故障フラグが「オフ」となっている場合には、搭載位置の部品が故障していないことを示す。
図6は、部品リスト150aのデータ構造の一例を示す図である。例えば、図6に示す部品リスト150aにおいて、管理番号「A10002」の故障フラグが「オン」となっているので、搭載位置「machine2:Cabinet#0-SB#0-CPU#3」の部品が故障している。
部品詳細情報150bは、部品リスト150aの搭載位置に搭載された部品情報の履歴を対応付けて記憶する情報である。図7は、部品詳細情報150bのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、この部品詳細情報150bは、管理番号と、故障日時情報と、交換日時情報と、シリアル番号と、部品版数と、メッセージとを有する。ここで、メッセージは、部品の故障内容等の情報である。
なお、交換日時が最新となる部品が現在ユーザ装置の該当搭載位置に取り付けられている部品となる。例えば、管理番号「A10001」の搭載位置「machine1:Cabinet#0-SB#0-CPU#4」に現在取り付けられている部品は、シリアル番号「00204」、部品版数「Version2」の部品となる。部品詳細情報150bには、部品が交換されるたびに、管理番号(搭載位置情報)に対応付けられて、部品の固有情報が追加されていく。
本実施例にかかる制御装置100は、図7に示すように、故障部品を交換した場合であっても、故障部品の固有情報を残しておき、かかる故障部品の固有情報に対応付けて、交換後の部品の固有情報を記憶している。例えば、管理番号をキーにして、部品リスト150aと部品詳細情報150bとを比較すると、部品搭載位置「machine1:Cabinet#0-SB#0-CPU#4」に、現在、シリアル番号「00204」部品版数「Version2」の部品が取り付けられており、その前には、シリアル番号「00012」部品版数「Version1」の部品が取り付けられていたことを判定することが出来る。
送信先リスト150cは、後述する部品故障レポート生成部160dによって生成される部品故障レポートの送信先の送信先アドレスを記憶する情報である。この送信先リストには、例えば、図1に示した保守部門の端末装置および工場に設置された端末装置のアドレスが含まれている。
制御部160は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する制御手段であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図5に示すように、部品情報収集部160aと、構成部品情報更新部160bと、部品搭載情報生成部160cと、部品故障レポート生成部160dとを備える。
部品情報収集部160aは、ユーザ装置50から故障イベント情報または部品交換イベント情報を受信した場合に、各イベント情報に対応した処理を実行する手段である。部品情報収集部160aがユーザ装置50から故障イベント情報を受信した場合には、ユーザ装置50に対して、故障部品情報(図3参照)を要求する。
そして、部品情報収集部160aが、故障部品情報をユーザ装置50から受信した場合には、受信した故障部品情報を構成部品情報更新部160bに出力する。また、部品情報収集部160aは、故障部品情報を保守部門の端末装置に送信する。一方、部品情報収集部160aが、ユーザ装置50から部品交換イベント情報(図4参照)を受信した場合には、受信した部品交換イベント情報を構成部品情報更新部160bに出力する。
構成部品情報更新部160bは、故障部品情報または部品交換イベント情報を取得した場合に、取得した情報に応じて、部品リスト150aおよび部品詳細情報150bに各種の情報を登録/更新する手段である。以下において、構成部品情報更新部160bの処理を、故障部品情報を取得した場合の処理、部品交換イベント情報を取得した場合の処理の順に説明する。
まず、構成部品情報更新部160bが、故障部品情報を取得した場合の処理について説明する。構成部品情報更新部160bは、故障部品情報を取得した場合には、故障部品情報のメッセージ情報(メッセージ情報に含まれる搭載位置情報)と、部品リスト150aの搭載位置情報とを比較し、部品リスト150a中の一致する搭載位置情報の管理番号を判定する。そして、構成部品情報更新部160bは、判定した管理番号に対応する故障フラグを「オン」に設定する。
また、構成部品情報更新部160bは、判定した管理番号、故障部品情報の故障日時情報、シリアル番号、部品版数、メッセージを対応付けて、部品詳細情報150bに登録する。例えば、構成部品情報更新部160bが、図3に示す故障部品情報を取得した場合には、管理番号「A10001」、故障日時情報「2006年1月20日21時30分」、シリアル番号「00012」、部品版数「Version1」、メッセージ「CPU Error」を対応付けて、部品詳細情報150bに登録する。
次に、構成部品情報更新部160bが、部品交換イベント情報を取得した場合の処理について説明する。構成部品情報更新部160bが、部品交換イベント情報を取得した場合には、部品交換イベント情報の搭載位置情報と、部品リスト150aの搭載位置情報とを比較し、部品リスト150a中の一致する搭載位置情報の管理番号を判定する。そして、構成部品情報更新部160bは、判定した管理番号に対応する故障フラグを「オフ」に設定する。
また、構成部品更新部160bは、判定した管理番号、部品交換イベント情報の交換日時情報、シリアル番号、部品版数を対応付けて、部品詳細情報150bに登録する。なお、構成部品情報更新部160bは、登録対象となる管理番号が、部品詳細情報150bに既に登録されている場合には、登録されているエントリの直下に上記の情報を登録しても良い。
部品搭載情報生成部160cは、入力部120等を介して、搭載位置情報が指定されて場合に、指定された搭載位置情報(以下、指定搭載位置情報)と、部品リスト150aおよび部品詳細情報とを比較して、交換前の部品と交換後の部品の固有情報(シリアル番号、部品版数)を対応付けた部品対応情報を生成し、生成した部品対応情報を、出力部130に出力する手段である。
例えば、部品搭載情報生成部160cは、指定搭載位置情報「machine1:Cabinet#0-SB#0-CPU#4」を指定された場合に、指定搭載位置情報と、部品リスト150aの搭載位置情報とを比較して、指定搭載位置情報と一致する搭載位置情報の管理番号を判定し、判定した管理番号をキーにして、部品詳細情報150bから交換前の部品の固有情報と、交換後の部品の固有情報とを検出することにより、部品対応情報を生成する。
なお、交換後の部品の固有情報は、同一管理番号中で、最後に登録された部品の固有情報に対応する。また、交換前の部品の固有情報は、交換後の部品の固有情報の一つ前に登録された部品の固有情報となる。
図8は、部品対応情報のデータ構造の一例を示す図である。同図に示す例では、搭載位置「machine1:Cabinet#0-SB#0-CPU#4」に対応する交換前の部品の固有情報が「シリアル番号<00012>、部品版数<001>」であり、交換後の部品の固有情報が「シリアル番号<00204>、部品版数<002>」である。また、搭載位置「machine1:Cabinet#0-SB#0」に対応する交換前の部品の固有情報が「シリアル番号<00000785>、部品版数<001>」であり、交換後の部品の固有情報が「シリアル番号<00001009>、部品版数<001>」である。
ところで、部品搭載情報生成部160cは、上記した部品対応情報に、交換された部品の交換日時情報を加えた部品対応詳細情報を生成しても良い。部品搭載情報生成部160cは、交換後の部品に対応する交換日時情報を部品詳細情報150bから検索し、部品対応詳細情報に登録する。図9は、部品対応詳細情報のデータ構造の一例を示す図である。部品搭載情報生成部160cは、生成した部品対応詳細情報を出力部130に出力する。
なお、ここでは一例として、部品搭載情報生成部160cは、指定搭載位置情報を指定された場合に、部品対応情報、部品対応詳細情報を生成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、部品情報収集部160aが取得する部品交換イベント情報の搭載情報に基づいて、部品対応情報、部品対応詳細情報を生成し、出力部130に出力しても良い。かかる搭載情報から部品対応情報、部品対応詳細情報を生成する手法は、上記した、指定搭載位置情報から部品対応情報、部品対応詳細情報を生成する手法と同様である。
部品故障レポート生成部160dは、部品情報収集部160aが、部品交換イベントを受信し、構成部品情報更新部160bが部品リスト150aおよび部品詳細情報を更新した後に、交換前の部品の固有情報と、交換後の部品の固有情報とを対応付けた部品故障レポートを生成し、送信先リスト150cに登録された送信先に部品故障レポートを送信する手段である。なお、部品故障レポート生成部160dは、インターネット、電子メールを利用して宛先に送信しても良いし、部品故障レポート生成部160dが可搬記憶媒体に部品故障レポートを記憶し、配達者が、かかる可搬記憶媒体を宛先に届けても良い。
図10は、部品故障レポートのデータ構造の一例を示す図である。部品故障レポート生成部160dは、部品交換イベントの搭載位置情報と、部品リスト150aの搭載位置情報とを比較して、一致する搭載位置情報の管理番号を判定する。そして、判定した管理番号をキーにして、部品詳細情報150bから、交換前の部品の固有情報および交換後の部品の固有情報を検索することにより、部品故障レポートを生成する。
なお、管理番号に対応する部品の固有情報が複数存在する場合(過去に複数回部品を交換している場合等)には、管理番号に対応する部品の固有情報をあわせて部品故障レポートに登録しても良い。また、部品故障レポート生成部160dは、部品詳細情報に含まれるメッセージや、交換日時の情報も、部品故障レポートに登録しても良い。
部品故障レポート生成部160dによって生成された部品故障レポートは、例えば、工場の端末装置、保守部門の端末装置(図1参照)に直接送信されるので、情報の信頼性を保つことが出来る(作業員が、手作業によって交換前の部品の固有情報、交換後の部品の固有情報のレポートを作成すると、人為的ミスが発生する可能性がある)。
次に、本実施例にかかる制御装置100を含んだシステムの処理手順について説明する。図11は、ユーザ装置50が故障を検出した場合のシステムの処理を示すフローチャートであり、図12は、故障部品が交換された場合のシステムの処理を示すフローチャートである。
図11に示すように、ユーザ装置50が部品の故障を検出し(ステップS101)、故障部品情報を作成し(ステップS102)、故障イベント情報を制御装置100に送信する(ステップS103)。
制御装置100は、故障イベント情報をユーザ装置50から受信し(ステップS104)、故障部品情報をユーザ装置50に対して要求する(ステップS105)。ユーザ装置50は、故障部品情報の要求を受信し(ステップS106)、故障部品情報を制御装置100に送信する(ステップS107)。
制御装置100は、故障部品情報を受信し(ステップS108)、故障部品情報を登録する(ステップS109)し、故障部品情報を表示し(ステップS110)、故障部品情報を保守部門の端末装置に送信する(ステップS111)。
また、図12に示すように、ユーザ装置50が、部品交換が終了した旨を受付け(ステップS201)、部品交換イベント情報を制御装置100に送信し(ステップS202)、制御装置100が部品交換イベント情報を受信する(ステップS203)。
そして、制御装置100は、部品リスト150aを更新し(ステップS204)、交換した部品の固有情報を部品詳細情報150bに蓄積し(ステップS205)、交換前の部品の固有情報と交換後の部品の固有情報とを対応付けて表示する(ステップS206)。
続いて、制御装置100は、部品故障レポートを作成し(ステップS207)、作成した部品故障レポートを保守部門の端末装置および工場の端末装置等に送信する(ステップS208)。
上述してきたように、本実施例にかかる制御装置100は、ユーザ装置50の部品が故障し、故障した部品が新たな部品に交換された場合に、交換前の部品の固有情報と交換後の部品の固有情報とを対応付けて記憶し、記憶した情報を表示あるいは他の端末装置に送信するので、交換前の部品の固有情報を再度必要になった場合でも、制御装置100から容易に、交換前の部品の固有情報を得ることが出来る。
また、本実施例にかかる制御装置100は、部品故障レポート生成部160dが部品故障レポートを工場の端末装置あるいは保守部門の端末装置等(図1参照)に直接送信するので、情報の信頼性を保つことが出来る(作業員が、手作業によって交換前の部品の固有情報、交換後の部品の固有情報のレポートを作成すると、人為的ミスが発生する可能性がある)。
また、本実施例にかかる制御装置100は、部品詳細情報150bに、メッセージを登録するので、どのようなことが原因で、部品を交換したのかを、作業員が容易に把握することが出来る。また、交換前の部品の固有情報と、交換後の部品の固有情報とを対応付けているので、作業員は、部品交換が実際に行われたか否かを容易に確認することが出来る。
ところで、本実施例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部あるいは一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図2に示したユーザ装置50、図5に示した制御装置100の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部がCPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
図13は、本実施例にかかる制御装置100を構成するコンピュータ200のハードウェア構成を示す図である。図13に示すように、このコンピュータ(制御装置)200は、入力装置201、モニタ202、RAM(Random Access Memory)203、ROM(Read Only Memory)204、記憶媒体からデータを読み取る媒体読取装置205、他の装置(例えば、保守部門の端末装置、工場の端末装置)との間でデータの送受信を行う通信装置206、CPU(Central Processing Unit)207、HDD(Hard Disk Drive)208をバス209で接続して構成される。
そして、HDD208には、上記した制御装置100の機能と同様の機能を発揮する部品情報管理プログラム208bが記憶されている。CPU207が、部品情報管理プログラム208bを読み出して実行することにより、部品情報管理プロセス207aが起動される。ここで、部品情報管理プロセス207aは、図5に示した、部品情報収集部160a、構成部品情報更新部160b、部品搭載情報生成部160c、部品故障レポート生成部160dに対応する。
また、HDD208は、部品リスト150a、部品詳細情報150b、送信先リスト150cに対応する各種データ208aを記憶する。CPU207は、HDD208に格納された各種データ208aを読み出して、RAM203に格納し、RAM203に格納された各種データ203aに部品の固有情報を蓄積し、部品対応情報等を生成する。
ところで、図13に示した部品情報管理プログラム208bは、必ずしも最初からHDD208に記憶させておく必要はない。たとえば、コンピュータに挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータの内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータに接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに部品情報管理プログラム208bを記憶しておき、コンピュータがこれらから部品情報管理プログラム208bを読み出して実行するようにしてもよい。
以上のように、本発明にかかる制御装置および制御プログラムは、搭載位置に搭載される部品の情報を管理するシステム等に有用であり、特に、交換前の部品情報を効率よく取得する必要がある場合等に適している。
図1は、システム全体の情報と部品の流れを説明するための図である。 図2は、本実施例にかかるユーザ装置の構成を示す機能ブロック図である。 図3は、故障部品情報のデータ構造の一例を示す図である。 図4は、部品交換イベント情報のデータ構造の一例を示す図である。 図5は、本実施例にかかる制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 図6は、部品リストのデータ構造の一例を示す図である。 図7は、部品詳細情報のデータ構造の一例を示す図である。 図8は、部品対応情報のデータ構造の一例を示す図である。 図9は、部品対応詳細情報のデータ構造の一例を示す図である。 図10は、部品故障レポートのデータ構造の一例を示す図である。 図11は、ユーザ装置が故障を検出した場合のシステムの処理を示すフローチャートである。 図12は、故障部品が交換された場合のシステムの処理を示すフローチャートである。 図13は、本実施例にかかる制御装置を構成するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。
50 ユーザ装置
51 パーティション
51a,51b,51c ハードウェア
52 マルチポートコンソール接続装置
53 システム監視機構
60,70 ハブ
100 制御装置
110 通信制御部
120 入力部
130 出力部
140 入出力制御IF部
150 記憶部
150a 部品リスト
150b 部品詳細情報
150c 送信先リスト
160 制御部
160a 部品情報収集部
160b 構成部品情報更新部
160c 部品搭載情報生成部
160d 部品故障レポート生成部
200 コンピュータ
201 入力装置
202 モニタ
203 RAM
203a,208a 各種データ
204 ROM
205 媒体読取装置
206 通信装置
207 CPU
207a 部品情報管理プロセス
208 HDD
208b 部品情報管理プログラム
209 バス

Claims (6)

  1. 接続先の装置を制御する制御装置であって、
    前記装置から故障した部品の情報を含んだ障害メッセージを取得した場合に、当該障害メッセージを記憶装置に記憶する記憶手段と、
    前記故障した部品の代わりに前記装置に取り付けられた交換部品の情報を取得した場合に、前記障害メッセージと前記交換部品の情報とを対応付けて前記記憶装置に記憶するリンク付け手段と、
    を備えたことを特徴とする制御装置。
  2. 前記記憶装置に記憶され、対応付けられた前記障害メッセージと前記交換部品との情報を予め設定された送信先へ送信する送信手段を更に備えたことを特徴とする制御装置。
  3. 前記装置に搭載された部品の情報を要求された場合に、前記記憶装置に記憶された情報に基づいて、前記障害メッセージと前記交換部品の情報とを対応付けて出力する出力手段を更に備えたことを特徴とする制御装置。
  4. コンピュータに、
    制御対象となる装置から故障した部品の情報を含んだ障害メッセージを取得した場合に、当該障害メッセージを記憶装置に記憶する記憶手順と、
    前記故障した部品の代わりに前記装置に取り付けられた交換部品の情報を取得した場合に、前記障害メッセージと前記交換部品の情報とを対応付けて前記記憶装置に記憶するリンク付け手順と、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
  5. 前記記憶装置に記憶され、対応付けられた前記障害メッセージと前記交換部品との情報を予め設定された送信先へ送信する送信手順を更にコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
  6. 前記装置に搭載された部品の情報を要求された場合に、前記記憶装置に記憶された情報に基づいて、前記障害メッセージと前記交換部品の情報とを対応付けて出力する出力手順を更にコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
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