JPWO2009107202A1 - 音響信号処理装置及び音響信号処理方法 - Google Patents

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Abstract

特定の外部機器である音源装置9200から受信した音響信号UASに施されている音場補正処理の態様を処理制御部119における補正計測部が計測する。そして、スピーカユニット910L〜910SRに供給される音響信号として、音響信号UAS以外の音響信号NAS又は音響信号NADが選択された場合に、音場補正部113が、選択された音響信号に対して、上記の計測された態様の音場補正処理を施した音響信号APDを生成する。このため、複数の音響信号UAS,NAS,NADのいずれが選択されても、統一的な音場補正処理が施された状態で、スピーカユニット910L〜910SRに供給することができる。

Description

本発明は、音響信号処理装置、音響信号処理方法、音響信号処理プログラム及び当該音響信号処理プログラムが記録された記録媒体に関する。
近年、DVD(Digital Versatile Disk)等の普及に伴って、複数のスピーカを有するマルチチャンネルサラウンド方式の音響装置が普及している。これにより、家庭内空間や車両内空間においても、臨場感溢れるサラウンド音声を楽しむことができるようになってきている。
こうした音響装置の設置環境は様々である。このため、音声を出力する複数のスピーカを、マルチチャンネルサラウンド方式の観点における対称性を有する位置に配置することができない場合がしばしば発生する。特に、車両にマルチチャンネルサラウンド方式の音響装置を搭載する場合には、聴取位置である着座位置の制約等から、複数のスピーカを、マルチチャンネルサラウンド方式の観点から推奨される対称性を有する位置に配置することができない。さらに、各スピーカの特性も、当該マルチチャンネルサラウンド方式の実現に際して最適なものとなっていない場合も多い。このため、採用されるマルチチャンネルサラウンド方式により良質なサラウンド音声を得るためには、音響信号を補正することにより、音場を補正することが必要となる。
ところで、上記のような音場補正等のために音響信号の補正が必要となる音響装置(以下、「音源装置」ともいう)は1種類に限らない。例えば、車両に搭載されることが想定される音源装置としては、上述したDVD等に記録された音声コンテンツを再生するプレイヤや、放送波に含まれる音声コンテンツを再生する放送受信装置等がある。こうした場合に、音響信号補正のための手段を共通化する技術が提案されている(特許文献1参照:以下、「従来例」という)。
この従来例の技術では、複数の音源装置からの音響信号を入力するとともに、再生の選択が行われた音源装置に対応する音声をスピーカから再生出力する。そして、再生選択の切り替えの際に、音量レベルを適切なものとすべく、複数の音源装置に共通の音量補正手段により音量補正を行っている。
特開2006−99834号公報
上述した従来例の技術は、音源装置の切り替えによる利用者の音量に対する違和感の発生を抑制する技術である。このため、従来例の技術は、複数のスピーカからの出力音声が形成する音場を臨場感溢れるものとするために音場補正処理を行うものではない。
ところで、例えば、車両の製造時において当該車両に搭載される音源装置(いわゆる、純正品)の中には、音声コンテンツに対して忠実な原音響信号に特定の音場補正処理を施して、スピーカへの提供用の音響信号を生成しているものがある。一方、純正品ではない音響装置では、一般に、原音響信号をスピーカへの提供用の音響信号として生成している。このため、音場補正処理が施されている音源装置と、音場補正処理が施されていない音源装置とを切り換えて音声再生を行った場合には、利用者にとって音質感の差が生じることになる。
このため、音場補正処理を行っている音源装置と、音場補正処理を行っていない音源装置とを切り換えて音声再生を行った場合であっても、利用者にとって違和感の無い音声再生を行うことができる技術が望まれている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、複数の音響信号のいずれが選択されても、統一的な音場補正処理が施された状態の出力音声信号をスピーカへ供給することができる音響信号処理装置及び音響信号処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、第1の観点からすると、複数のスピーカに供給する音響信号を生成する音響信号処理装置であって、複数の外部機器のそれぞれから音響信号を受信する受信手段と;前記複数の外部機器のうちの特定の外部機器から受信した音響信号に施されている音場補正処理の態様を計測する計測手段と;前記複数のスピーカへ供給される音響信号として、前記特定の外部機器以外の外部機器から受信した音響信号が選択された場合に、前記選択された音響信号に対して、前記計測手段により計測された態様の音場補正処理が施された音響信号を生成する生成手段と;を備えることを特徴とする音響信号処理装置である。
本発明は、第2の観点からすると、複数のスピーカに供給する音響信号を生成する音響信号処理方法であって、複数の外部機器における特定の外部機器から受信した音響信号に施されている音場補正処理の態様を計測する計測工程と;前記複数のスピーカへ供給される音響信号として、前記特定の外部機器以外の外部機器から受信した音響信号が選択された場合に、前記選択された音響信号に対して、前記計測工程において計測された態様の音場補正処理が施された音響信号を生成する生成工程と;を備えることを特徴とする音響信号処理方法である。
本発明は、第3の観点からすると、本発明の音響信号処理方法を演算手段に実行させる、ことを特徴とする音響信号処理プログラムである。
本発明は、第4の観点からすると、本発明の音響信号処理プログラムが、演算手段により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。
本発明の一実施形態に係る音響信号処理装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図1の4個のスピーカユニットの配置位置を説明するための図である。 図1の制御ユニットの構成を説明するためのブロック図である。 図3の受信処理部の構成を説明するためのブロック図である。 図3の音場補正部の構成を説明するためのブロック図である。 図3の処理制御部の構成を説明するためのブロック図である。 同期補正処理の計測の際に使用される計測用音声コンテンツを説明するための図である。 同期補正処理の計測の際の計測対象信号を説明するための図である。 音源装置9200における音場補正処理の態様の計測と、図1の装置の内部における音場補正処理の設定を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図9を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[構成]
図1には、一実施形態に係る音響信号処理装置100の概略的な構成がブロック図にて示されている。なお、以下の説明においては、音響信号処理装置100は、車両CR(図2参照)に搭載される装置であるものとする。また、この音響信号処理装置100は、マルチチャンネルサラウンド方式の1つである4チャンネルサラウンド方式の音響信号に対する処理を行うものとする。4チャンネルサラウンド方式の音響信号とは、レフトチャンネル(以下、「Lチャンネル」という)、ライトチャンネル(以下、「Rチャンネル」という)、サラウンドレフトチャンネル(以下、「SLチャンネル」という)及びサラウンドライトチャンネル(以下、「SRチャンネル」という)の4チャンネル構成の音響信号をいうものとする。
図1に示されるように、音響信号処理装置100には、L〜SRチャンネルに対応するスピーカユニット910L〜910SRが接続されている。これらのスピーカユニット910j(j=L〜SR)のそれぞれは、制御ユニット110から送られてきた出力音声信号AOSにおける個別出力音声信号AOSjに従って、音声を再生して出力する。
本実施形態では、図2に示されるように、スピーカユニット910Lは、助手席側の前方ドア筐体内に配置される。このスピーカユニット910Lは、助手席側を向くように配設されている。
また、スピーカユニット910Rは、運転席側の前方ドア筐体内に配置される。このスピーカユニット910Rは、運転席側を向くように配設されている。
また、スピーカユニット910SLは、助手席側後部の筐体内に配置される。このスピーカユニット910SLは、助手席側の後部座席を向くように配設されている。
また、スピーカユニット910SRは、運転席側後部の筐体内に配置される。このスピーカユニット910SRは、運転席側の後部座席を向くように配設されている。
以上のように配置されたスピーカユニット910L〜910SRから、音場空間ASPへ向けて音声が出力されるようになっている。
図1に戻り、音響信号処理装置100には、音源装置9200,9201,9202が接続される。ここで、音源装置9200,9201,9202のそれぞれは、音声コンテンツに基づいて音響信号を生成し、音響信号処理装置100へ送るようになっている。
上記の音源装置9200は、DVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体RMに記録された音声コンテンツに忠実な4チャンネル構成の原音響信号を生成する。そして、音源装置9200では、当該原音響信号に対して音場補正処理が施され、音響信号UASが生成される。本実施形態では、音源装置9200において原音響信号に対して施される音場補正処理は、再生音声がスピーカユニット910L〜910SRから音場空間ASPへ出力される場合に応じた音場補正処理となっているものとする。
なお、本実施形態では、音響信号UASは、4つのアナログ信号UASL〜UASSRから構成されている。ここで、アナログ信号UASj(j=L〜SR)は、スピーカユニット910jに供給可能な態様の信号となっている。
上記の音源装置9201は、音声コンテンツに忠実な4チャンネル構成の原音響信号を生成する。そして、音源装置9201からは、当該原音響信号が音響信号NASとして音響信号処理装置100へ送られる。なお、本実施形態では、音響信号NASは、4つのアナログ信号NASL〜NASSRから構成されている。ここで、アナログ信号NASj(j=L〜SR)は、スピーカユニット910jに供給可能な態様の信号となっている。
上記の音源装置9202は、音声コンテンツに忠実な4チャンネル構成の原音響信号を生成する。そして、音源装置9202からは、当該原音響信号が音響信号NADとして音響信号処理装置100へ送られる。なお、本実施形態では、音響信号NADは、4つのチャンネルごとの信号分離が行われていないデジタル信号となっている。
次に、一実施形態に係る上記の音響信号処理装置100の詳細について説明する。図1に示されるように、音響信号処理装置100は、制御ユニット110と、表示ユニット150と、操作入力ユニット160とを備えている。
制御ユニット110は、上述した適正音場補正処理の態様の計測処理、及び、音源装置9200〜9202のいずれかからの音響信号に基づいて、出力音声信号AOSの生成処理を行う。この制御ユニット110については、後述する。
上記の表示ユニット150は、例えば、(i)液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)等の表示デバイスと、(ii)表示ユニット150全体の制御を行うグラフィックレンダラ等の表示コントローラと、(iii)表示画像データを記憶する表示画像メモリ等を備えて構成されている。この表示ユニット150は、制御ユニット110からの表示データIMDに従って、操作ガイダンス情報等を表示する。
上記の操作入力ユニット160は、音響信号処理装置100の本体部に設けられたキー部、及び/又はキー部を備えるリモート入力装置等により構成される。ここで、本体部に設けられたキー部としては、表示ユニット150の表示デバイスに設けられたタッチパネルを用いることができる。なお、キー部を有する構成に代えて、又は併用して音声認識技術を利用して音声にて入力する構成を採用することもできる。
この操作入力ユニット160を利用者が操作することにより、音響信号処理装置100の動作内容の設定が行われる。例えば、適正音場補正処理の態様の計測指令、音源装置920〜920のうちのどの音源装置からの音響信号に基づく音声を、スピーカユニット910L〜910SRから出力させるかを選択する音声選択指令等を、利用者が操作入力ユニット160を利用して行う。こうした入力内容は、操作入力データIPDとして、操作入力ユニット160から制御ユニット110へ向けて送られる。
上記の制御ユニット110は、図3に示されるように、受信手段としての受信処理部111と、信号選択部112と、生成手段としての音場補正部113とを備えている。また、制御ユニット110は、信号選択部114と、DA(Digital to Analogue)変換部115と増幅部116、処理制御部119とを備えている。
上記の受信処理部111は、音源装置9200からの音響信号UAS、音源装置9201からの音響信号NAS及び音源装置9202からの音響信号NADを受ける。そして、受信処理部111は、音響信号UASから信号UADを生成し、音響信号NASから信号ND1を生成するとともに、音響信号NADから信号ND2を生成する。この受信処理部111は、図4に示されるように、AD(Analogue to Digital)変換部211,212と、チャンネル分離部213とを備えている。
上記のAD変換部211は、4個のAD変換器を備えて構成される。このAD変換部211は、音源装置9200からの音響信号UASを受ける。そして、AD変換部211は、音響信号UASに含まれるアナログ信号である個別音響信号UASL〜UASSRのそれぞれをAD変換して、デジタル形式の信号UADを生成する。こうして生成された信号UADは、処理制御部119及び信号選択部114へ送られる。なお、信号UADには、個別音響信号UASj(j=L〜SR)がAD変換された個別信号UADjが含まれている。
上記のAD変換部212は、AD変換部211と同様に、4個のAD変換器を備えて構成される。このAD変換部212は、音源装置9201からの音響信号NASを受ける。そして、AD変換部212は、音響信号NASに含まれるアナログ信号である個別音響信号NASL〜NASSRのそれぞれをAD変換して、デジタル形式の信号ND1を生成する。こうして生成された信号ND1は、信号選択部112へ送られる。なお、信号ND1には、個別音響信号NASj(j=L〜SR)がAD変換された個別信号ND1jが含まれている。
上記のチャンネル分離部213は、音源装置9202からの音響信号NADを受ける。そして、チャンネル分離部213は、音響信号NADを解析し、音響信号NADに含まれるチャンネル指定情報に従って、音響信号NADを、4チャンネルサラウンド方式におけるL〜SRチャンネルに対応する個別信号ND2L〜ND2SRに分離することにより、信号ND2を生成する。こうして生成された信号ND2は、信号選択部112へ送られる。
図3に戻り、上記の信号選択部112は、受信処理部111からの信号ND1,ND2を受ける。そして、信号選択部112は、処理制御部119からの信号選択指定SL1に従って、信号ND1及び信号ND2のいずれか一方を選択し、信号SNDとして音場補正部113へ送る。ここで、信号SNDは、L〜SRに対応する個別信号SNDL〜SNDSRが含まれている。
上記の音場補正部113は、信号選択部112からの信号SNDを受ける。そして、音場補正部113は、処理制御部119からの指定に従って、信号SNDに対して音場補正処理を施す。この音場補正部113は、図5に示されるように、周波数特性補正部231と、遅延補正部232と、音量補正部233とを備えている。
上記の周波数特性補正部231は、信号選択部112からの信号SNDを受ける。そして、周波数特性補正部231は、信号SNDにおける個別信号SNDL〜SNDSRのそれぞれの周波数特性を、処理制御部119からの周波数特性補正指令FCCに従って補正した個別信号FCDL〜FCDSRを含む信号FCDを生成する。こうして生成された信号FCDは、遅延補正部232へ送られる。
なお、周波数特性補正部231は、個別信号SNDL〜SNDSRごとに用意された、例えばイコライザ手段等の個別周波数特性補正手段を備えて構成される。また、周波数特性補正指令FCCは、個別信号SNDL〜SNDSRのそれぞれに対応する個別周波数特性補正指令FCCL〜FCCSRを含むようになっている。
上記の遅延補正部232は、周波数特性補正部231からの信号FCDを受ける。そして、遅延補正部232は、信号FCDにおける個別信号FCDL〜FCDSRのそれぞれを、処理制御部119からの遅延制御指令DLCに従って遅延させた個別信号DCDL〜DCDSRを含む信号DCDを生成する。こうして生成された信号DCDは、音量補正部233へ送られる。
なお、遅延補正部232は、個別信号FCDL〜FCDSRごとに用意された個別可変遅延手段を備えて構成される。また、遅延制御指令DLCは、個別信号FCDL〜FCDSRのそれぞれに対応する個別遅延制御指令DLCL〜DLCSRを含むようになっている。
上記の音量補正部233は、遅延補正部232からの信号DCDを受ける。そして、音量補正部233は、信号DCDにおける個別信号DCDL〜DCDSRのそれぞれの音量を、処理制御部119からの音量補正指令VLCに従って補正した個別信号APDL〜APDSRを含む信号APDを生成する。こうして生成された信号APDは、信号選択部114へ送られる。
なお、音量補正部233は、個別信号DCDL〜DCDSRごとに用意された、例えば可変減衰手段等の個別音量補正手段を備えて構成される。また、音量補正指令VLCは、個別信号DCDL〜DCDSRのそれぞれに対応する個別音量補正指令VLCL〜VLCSRを含むようになっている。
図3に戻り、上記の信号選択部114は、受信処理部111からの信号UADと、音場補正部113からの信号APDとを受ける。そして、信号選択部114は、処理制御部119からの信号選択指定SL2に従って、信号UAD及び信号APDのいずれか一方を選択し、信号AODとしてDA変換部115へ送る。ここで、信号AODは、L〜SRチャンネルに対応する個別信号AODL〜AODSRが含まれている。
上記のDA変換部115は、4個のDA変換器を備えて構成される。このDA変換部115は、信号選択部114からの信号AODを受ける。そして、DA変換部115は、信号AODに含まれる個別信号AODL〜AODSRのそれぞれをDA変換して、アナログ形式の信号ACSを生成する。こうして生成された信号ACSは、増幅部116へ送られる。なお、信号ACSには、個別信号AODj(j=L〜SR)がDA変換された個別信号ACSjが含まれている。
上記の増幅部116は、4個のパワー増幅手段を備えて構成される。この増幅部116は、DA変換部115からの信号ACSを受ける。そして、増幅部116は、信号ACSに含まれる個別信号ACSL〜ACSSRのそれぞれをパワー増幅して、出力音声信号AOSを生成する。こうして生成された出力音声信号AOSにおける個別出力音声信号AOSj(j=L〜SR)が、スピーカユニット910jへ送られる。
上記の処理制御部119は、様々な処理を行って、音響信号処理装置100の動作を制御する。この処理制御部119は、図6に示されるように、計測手段としての補正計測部291と、補正制御部295とを備えている。
上記の補正計測部291は、補正制御部295による制御のもとで、計測用記録媒体に記録された計測用音声コンテンツに基づいて音源装置9200により生成された音響信号UASが、受信処理部111においてAD変換された信号UADを解析して、音源装置9200における音場補正処理の態様を計測する。この補正計測部291は、音源装置9200において行われる音場補正処理に含まれる周波数特性補正処理、同期補正処理及び音量バランス補正処理の態様を計測するようになっている。補正計測部291による計測結果である補正計測結果AMRは、補正制御部295に報告される。
ここで、「周波数特性補正処理」とは、原音響信号におけるL〜SRチャンネルに対応する個別音響信号のそれぞれに対して施された周波数特性の補正処理をいう。また、「同期補正処理」とは、スピーカユニット910L〜910SRのそれぞれからの音声出力タイミングの補正処理をいう。また、「音量バランス補正処理」とは、スピーカユニット910L〜910SRのそれぞれからの出力音量に関するスピーカユニット間におけるバランスの補正処理をいう。
同期補正処理の態様の計測に際しては、図7に示されるように、計測用音声コンテンツとして、L〜SRチャンネルに対応して周期TPで同時に発生するパルス状の音が使用される。こうした同期計測用の音声コンテンツに対応する原音響信号に対して、音源装置9200において音場補正処理が施されると、当該音場補正処理における同期補正処理の結果として、例えば、図8に示されるような、個別音響信号UASL〜UASSRを含む音響信号UASが、制御ユニット110に供給される。
ここで、周期TPは、音源装置9200における同期補正処理により個別音響信号UASL〜UASSRに付与されている遅延時間差の最大値である最大遅延時間差TDMとして想定されている想定最大時間差TMMの2倍よりも長い時間とされている。また、補正計測部291は、個別音響信号UASL〜UASSRのいずれかについて最初にパルスを検出した後、時間TP/2が経過した後の個別音響信号UASL〜UASSRにおけるパルスを解析対象として、音源装置9200における同期補正処理の態様を計測する。このため、同期補正処理の計測用の音響信号UASの発生タイミングと、補正計測部291による信号UADの収集タイミングとがずれてしまった場合であっても、解析の対象となるパルスは、当該同期補正処理による遅延時間の小さい順序で検出されるので、補正計測部291は、当該同期補正処理の態様を正しく計測することができる。
周期TP及び想定最大時間差TMMは、正しくかつ迅速な同期補正処理の態様を計測するとの観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて予め定められる。
一方、周波数特性補正処理及び音量バランス補正処理の態様の計測に際しては、本実施形態では、計測用音声コンテンツとしてピンクノイズ音の継続音が使用されるようになっている。
図6に戻り、上記の補正制御部295は、操作入力ユニット160からの操作入力データIPDとして受けた利用者の操作入力に対応した制御処理を行う。この補正制御部295は、利用者がスピーカユニット910L〜910SRから再生出力する音声に対応する音響信号の種類の指定を操作入力ユニット160に入力すると、指定された音響信号に基づく音声がスピーカユニット910L〜910SRから出力されるために必要な信号選択指定SL1,SL2を信号選択部112,114へ送る。
例えば、利用者により音響信号UASが指定されると、補正制御部295は、信号UADを選択すべき旨を、信号選択指定SL2として信号選択部114へ送る。なお、音響信号UASが指定された場合には、信号選択指定SL1の発行は行わない。
また、利用者により音響信号NASが指定されると、補正制御部295は、信号ND1を選択すべき旨を信号選択指定SL1として信号選択部112へ送るとともに、信号APDを選択すべき旨を信号選択指定SL2として信号選択部114へ送る。また、利用者により音響信号NADが指定されると、補正制御部295は、信号ND2を選択すべき旨を信号選択指定SL1として信号選択部112へ送るとともに、信号APDを選択すべき旨を信号選択指定SL2として信号選択部114へ送る。
また、補正制御部295は、利用者が音源装置9200による音場補正処理の態様の計測指令を操作入力ユニット160に入力した場合には、補正計測部291へ計測開始指令を計測制御信号AMCとして送る。なお、本実施形態では、利用者が、計測対象の個別補正処理ごとに、対応する音声コンテンツに基づく音響信号UASの生成を音源装置9200に行わせた後に、操作入力ユニット160に、計測対象の補正処理の種類を入力するようになっている。そして、個別補正処理に関する計測が終了するごとに、計測が終了した個別補正処理を示した補正計測結果AMRが、補正制御部295に報告されるようになっている。
また、補正制御部295は、補正計測部291から個別補正処理の計測結果として補正計測結果AMRを受けると、当該補正計測結果AMRに基づいて、計測された個別補正処理の態様と同様の態様の補正処理を、音場補正部113が信号SNDに対して施すために必要な周波数特性補正指令FCC、遅延制御指令DLC又は音量補正指令VLCを生成する。こうして生成された周波数特性補正指令FCC、遅延制御指令DLC又は音量補正指令VLCは、音場補正部113へ送られる。そして、当該個別補正処理の種類と、計測が終了した旨とを表示ユニット150の表示デバイスに表示させる。
[動作]
次に、上記のように構成された音響信号処理装置100の動作について、主に処理制御部119における処理に着目する。
<音源装置9200による音場補正態様の計測及び音場補正部113の設定>
まず、音源装置9200による音場補正処理の態様の計測及び音場補正部113の設定の処理について説明する。
この処理では、図9に示されるように、ステップS11において、処理制御部119の補正制御部295が、操作入力ユニット160からの計測指令を受信したか否かを判定する。この判定が否定的であった場合(ステップS11:N)には、ステップS11の処理が繰り返される。
この状態で、利用者が操作入力ユニット160を利用して、音源装置9200に、計測対象となる個別補正処理に対応する音声コンテンツに基づく音響信号UASの生成を開始させる。引き続き、利用者が、最初の計測対象となる個別補正処理を指定した計測指令を操作入力ユニット160に入力すると、操作入力データIPDとして、その旨が補正制御部295に報告される。
この報告を受けると、ステップS11における判定の結果が肯定的となり(ステップS11:Y)、処理がステップS12へ進む。このステップS12では、補正制御部295が、利用者による計測指令において指定された個別計測処理を指定した計測開始指令を、計測制御信号AMCとして補正計測部291へ送る。
引き続き、ステップS13において、補正計測部291が、計測開始指令において指定された個別補正処理の態様を計測する。この計測に際し、補正計測部291は、受信処理部111からの信号UADにおける個別信号UADL〜UADSRの信号レベルを所定時間にわたって収集する。そして、補正計測部291は、収集結果を解析して、当該個別補正処理の態様を計測する。
ここで、計測開始指令において指定された個別補正処理が周波数特性補正処理である場合には、補正計測部291は、まず、収集結果に基づいて、個別信号UADL〜UADSRごとに、信号レベルの周波数分布を算出する。そして、補正計測部291は、周波数分布の算出結果を解析して、周波数特性補正処理の態様を計測する。この計測結果は、補正計測結果AMRとして、補正制御部295に報告される。
また、計測開始指令において指定された個別補正処理が同期補正処理である場合には、補正計測部291は、まず、収集を開始して、個別信号UADL〜UADSRのいずれかが最初に所定レベル以上である有信号状態になったタイミングを特定する。そして、補正計測部291は、その特定されたタイミングから時間TP/2が経過した後において、個別信号UADL〜UADSRのそれぞれが有信号状態となるタイミングを特定する。その結果に基づいて、補正計測部291は、同期補正処理の態様を計測する。この計測結果は、補正計測結果AMRとして、補正制御部295に報告される。
また、計測開始指令において指定された個別補正処理が音量バランス補正処理である場合には、補正計測部291は、まず、収集結果に基づいて、個別信号UADL〜UADSRごとの平均的な信号レベルを算出する。そして、補正計測部291は、個別信号UADL〜UADSRの相互間の信号レベル差を解析して、音量バランス補正処理の態様を計測する。この計測結果は、補正計測結果AMRとして、補正制御部295に報告される。
次に、ステップS14において、補正計測結果AMRの報告を受けた補正制御部295が、補正計測結果AMRに基づいて、音場補正部113において補正計測結果AMRと同様の態様による個別補正処理のための設定値を算出する。例えば、周波数特性補正処理の態様に関する補正計測結果AMRを受けた場合には、補正制御部295は、音場補正部113における周波数特性補正部231に設定すべき設定値を算出する。また、同期補正処理の態様に関する補正計測結果AMRを受けた場合には、補正制御部295は、音場補正部113における遅延補正部232に設定すべき設定値を算出する。また、音量バランス補正処理の態様に関する補正計測結果AMRを受けた場合には、補正制御部295は、音場補正部113における音量補正部233に設定すべき設定値を算出する。
引き続き、ステップ15において、補正制御部295が、設定値の算出結果を、周波数特性補正部231、遅延補正部232及び音量補正部233の内の該当するものへ送る。ここで、周波数特性補正部231へは、設定値を指定した周波数特性補正指令FCCが送られる。また、遅延補正部232へは、設定値を指定した遅延制御指令DLCが送られる。また、音量補正部233へは、設定値を指定した音量補正指令VLCが送られる。この結果、音場補正部113においては、計測された個別補正処理と同様の個別補正処理が、信号SNDに対して施されるようになる。
こうして、個別計測処理の態様の計測と、計測結果に基づく個別補正処理の態様の音場補正部113への設定が終了すると、補正制御部295が、その旨を表示ユニット150の表示デバイスに表示させる。
この後処理はステップS11へ戻る。そして、上記のステップS11〜S15までの処理が繰り返される。
<再生音声の選択>
次に、スピーカユニット910L〜910SRから再生出力する音声の選択処理について説明する。
利用者がスピーカユニット910L〜910SRから再生出力する音声に対応する音響信号の種類の指定を操作入力ユニット160に入力すると、その旨が操作入力データIPDとして補正制御部295に報告される。この報告を受けた補正制御部295は、指定された音響信号に基づく音声がスピーカユニット910L〜910SRから出力されるために必要な信号選択指定SL1,SL2を信号選択部112,114へ送る。
ここで、音響信号UASが指定されると、補正制御部295は、信号UADを選択すべき旨を、信号選択指定SL2として信号選択部114へ送る。なお、音響信号UASが指定された場合には、信号選択指定SL1の発行は行わない。この結果、音響信号UASと同様の出力音声信号AOSL〜AOSSRが、スピーカユニット910L〜910SRに供給される。
また、音響信号NASが指定されると、補正制御部295は、信号ND1を選択すべき旨を信号選択指定SL1として信号選択部112へ送るとともに、信号APDを選択すべき旨を信号選択指定SL2として信号選択部114へ送る。この結果、上述した音源装置9200における音場補正処理の態様における全ての個別音場処理の態様の計測と、計測結果に基づく音場補正部113への全ての個別音場補正処理のための設定が行われた後には、スピーカユニット910L〜910SRに対して、音源装置9200における音場補正処理の態様と同様の態様の音場補正処理が音響信号NASに対して施されて生成された出力音声信号AOSL〜AOSSRが、スピーカユニット910L〜910SRに供給される。
また、音響信号NADが指定されると、補正制御部295は、信号ND2を選択すべき旨を信号選択指定SL1として信号選択部112へ送るとともに、信号APDを選択すべき旨を信号選択指定SL2として信号選択部114へ送る。この結果、上述した音源装置9200における音場補正処理の態様における全ての個別音場処理の態様の計測と、計測結果に基づく音場補正部113への全ての個別音場補正処理のための設定が行われた後には、スピーカユニット910L〜910SRに対して、音源装置9200における音場補正処理の態様と同様の態様の音場補正処理が音響信号NADに対して施されて生成された出力音声信号AOSL〜AOSSRが、スピーカユニット910L〜910SRに供給される。
以上説明したように、本実施形態では、特定の外部機器である音源装置9200から受信した音響信号UASに施されている音場補正処理の態様を処理制御部119における補正計測部291が計測する。そして、スピーカユニット910L〜910SRに供給される音響信号として、音響信号UAS以外の音響信号NAS又は音響信号NADが選択された場合に、選択された音響信号に対して、上記の計測された態様の音場補正処理が施された音響信号を生成する。したがって、音響信号UAS,NAS,NADのいずれが選択されても、統一的な音場補正処理が施された状態で、出力音声信号AOSL〜AOSSRを、スピーカユニット910L〜910SRに供給することができる。
また、本実施形態では、音源装置9200における音場補正処理に含まれる同期補正処理の態様を計測する際には、計測用音声コンテンツとして、L〜SRチャンネルに対応して周期TPで同時に発生するパルス状の音が使用される。ここで、周期TPとしては、音源装置9200における同期補正処理により個別音響信号UASL〜UASSRに付与されている遅延時間差の最大値である最大遅延時間差TDMとして想定されている想定最大時間差TMMの2倍よりも長い時間とされている。このため、最大遅延時間差TDMが想定最大時間差TMM以下であれば、同期補正処理の計測用の音響信号UADの発生タイミングと、補正計測部291による信号UADの収集タイミングとが当初にずれてしまった場合であっても、補正計測部291が信号UADの無信号期間が時間TP/2以上継続した後における信号UADの変化を解析することにより、音源装置9200における同期補正処理の態様を正しく計測することができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の実施形態における個別音場補正の種類は例示であり、個別音場補正の種類を少なくしたり、他の種類の個別音場補正を加えたりすることもできる。
また、上記の実施形態では、周波数特性補正処理の態様及び音量バランス補正処理の態様の計測に際して、ピンクノイズ音を使用したが、ホワイトノイズ音を使用してもよい。
また、同期補正処理の態様の計測に際しては、半波正弦波、インパルス波、三角波、鋸切り波及びスポット正弦波等を採用することができる。
また、上記の実施形態では、個別音場補正処理の態様の計測ごとに、利用者が計測対象となる個別音場補正の種類を指定するようにしたが、音源装置9200における計測用の音響信号UASの生成と、音響信号処理装置100における計測処理との同期を取ることにより、3種類の個別音場処理の態様の計測を、所定の順序で自動的に行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態における音響信号の形態は例示であり、他の形態の音響信号を受ける場合にも本発明を適用することができる。また、音場補正が行われていない音響信号の数は、任意の数とすることができる。
また、上記の実施形態では、4チャンネルサラウンド方式を採用し、4個のスピーカユニットを備えることとしたが、音声コンテンツの読み出し結果であるオーディオ信号を適宜分離もしくは混合し、2個以上3個以下、又は、5個以上のスピーカから音出力をさせるようにする音響信号処理装置に本発明を適用することができる。
なお、上記の実施形態における制御ユニットを中央処理装置(CPU:Central Processor Unit)やDSP(Digital Signal Processor)を備えるコンピュータシステムとして構成し、制御ユニットの機能を、プログラムの実行によって実現するようにすることもできる。これらのプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配送の形態で取得されるようにしてもよい。
本発明は、第1の観点からすると、予め対応付けられたチャンネルの音声を出力する複数のスピーカのそれぞれに供給する音響信号を生成する音響信号処理装置であって、複数の外部機器のそれぞれから音響信号を受信する受信手段と;前記複数の外部機器のうちの特定の外部機器から受信した音響信号に施されている音場補正処理の態様を計測する計測手段と;前記複数のスピーカへ供給される音響信号として、前記特定の外部機器以外の外部機器から受信した音響信号が選択された場合に、前記選択された音響信号に対して、前記計測手段により計測された態様の音場補正処理が施された音響信号を生成する生成手段と;を備え、前記音場補正処理は、前記複数のスピーカのそれぞれからの音声出力タイミングを補正する同期補正処理、前記複数のスピーカのそれぞれからの出力音量のスピーカ間におけるバランスを補正する音量バランス補正処理、及び、前記複数のスピーカのそれぞれに供給される音響信号の周波数特性を補正する周波数特性補正処理の少なくとも1つである、ことを特徴とする音響信号処理装置である。
本発明は、第2の観点からすると、予め対応付けられたチャンネルの音声を出力する複数のスピーカのそれぞれに供給する音響信号を生成する音響信号処理方法であって、複数の外部機器における特定の外部機器から受信した音響信号に施されている音場補正処理の態様を計測する計測工程と;前記複数のスピーカへ供給される音響信号として、前記特定の外部機器以外の外部機器から受信した音響信号が選択された場合に、前記選択された音響信号に対して、前記計測工程において計測された態様の音場補正処理が施された音響信号を生成する生成工程と;を備え、前記音場補正処理は、前記複数のスピーカのそれぞれからの音声出力タイミングを補正する同期補正処理、前記複数のスピーカのそれぞれからの出力音量のスピーカ間におけるバランスを補正する音量バランス補正処理、及び、前記複数のスピーカのそれぞれに供給される音響信号の周波数特性を補正する周波数特性補正処理の少なくとも1つである、ことを特徴とする音響信号処理方法である。


Claims (10)

  1. 複数のスピーカに供給する音響信号を生成する音響信号処理装置であって、
    複数の外部機器のそれぞれから音響信号を受信する受信手段と;
    前記複数の外部機器のうちの特定の外部機器から受信した音響信号に施されている音場補正処理の態様を計測する計測手段と;
    前記複数のスピーカへ供給される音響信号として、前記特定の外部機器以外の外部機器から受信した音響信号が選択された場合に、前記選択された音響信号に対して、前記計測手段により計測された態様の音場補正処理が施された音響信号を生成する生成手段と;
    を備えることを特徴とする音響信号処理装置。
  2. 前記計測手段は、前記特定の外部機器が計測用音声コンテンツから生成した音響信号を解析することにより、前記音場補正処理の態様を計測する、ことを特徴とする請求項1に記載の音響信号処理装置。
  3. 前記特定の外部機器は、移動体に搭載され、
    前記特定の外部機器から受信した音響信号は、前記移動体内部の音場空間に応じた音場補正処理が原音響信号に対して施された音響信号である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の音響信号処理装置。
  4. 前記音場補正処理には、前記複数のスピーカのそれぞれからの音声出力タイミングを補正する同期補正処理が含まれる、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の音響信号処理装置。
  5. 前記音場補正処理に含まれる同期補正処理の態様を前記計測手段により計測する際には、前記特定の外部機器からの音響信号に対応する原音響信号における前記複数のスピーカのそれぞれに対応する原個別音響信号として、前記同期補正処理において前記原個別音響信号のそれぞれに付与される遅延時間の相互間における最大遅延時間差の2倍よりも長い周期で同時に発生するパルス状の信号が使用され、
    前記計測手段は、前記特定の外部機器からの音響信号における個別音響信号のいずれかについて最初にパルス状の信号が検出された時点から、前記周期の1/2の時間が経過した後における前記特定の外部機器からの音響信号に基づいて、前記同期補正処理の態様を計測する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の音響信号処理装置。
  6. 前記音場補正処理には、前記複数のスピーカのそれぞれからの出力音量のスピーカ間におけるバランスを補正する音量バランス補正処理、及び、前記複数のスピーカのそれぞれに供給される音響信号の周波数特性を補正する周波数特性補正処理の少なくとも一方が含まれる、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の音響信号処理装置。
  7. 前記複数の外部機器における前記特定の外部機器以外から受信する音響信号は、音場補正処理が施されていない無補正音響信号である、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の音響信号処理装置。
  8. 複数のスピーカに供給する音響信号を生成する音響信号処理方法であって、
    複数の外部機器における特定の外部機器から受信した音響信号に施されている音場補正処理の態様を計測する計測工程と;
    前記複数のスピーカへ供給される音響信号として、前記特定の外部機器以外の外部機器から受信した音響信号が選択された場合に、前記選択された音響信号に対して、前記計測工程において計測された態様の音場補正処理が施された音響信号を生成する生成工程と;
    を備えることを特徴とする音響信号処理方法。
  9. 請求項8に記載の音響信号処理方法を演算手段に実行させる、ことを特徴とする音響信号処理プログラム。
  10. 請求項9に記載の音響信号処理プログラムが、演算手段により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体。
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