JP2009164943A - 音響装置、音場補正方法、音場補正プログラム及びその記録媒体 - Google Patents

音響装置、音場補正方法、音場補正プログラム及びその記録媒体 Download PDF

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拓哉 辻
Kensaku Yoshida
健作 吉田
Yoshifumi Fujino
好文 藤野
Kenta Isozaki
賢太 磯崎
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Abstract

【課題】
簡易な構成で、聴取位置の変動に伴う聴取結果の変動を抑制する。
【解決手段】
想定聴取位置を集音位置として、複数のスピーカのそれぞれから出力された同期計測用音声の集音位置における集音結果に基づいて、伝搬遅延時間推定部262が、複数のスピーカのそれぞれから集音位置までの音声の伝搬遅延時間を推定する。引き続き、推定された伝搬遅延結果に基づいて、遅延時間算出部263が、想定聴取位置の周辺における複数の周辺位置のそれぞれについて、複数のスピーカのそれぞれから出力音声を同期して到達させるために、複数のスピーカのそれぞれに供給される音響信号のそれぞれに付与されるべき遅延時間を算出する。そして、遅延時間の算出結果に基づいて遅延時間が設定されて各スピーカから出力された特性計測用音声の補正用集音結果の平均化結果に基づいて、音場補正を実行する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、音響装置、音場補正方法、音場補正プログラム及び当該音場補正プログラムが記録された記録媒体に関する。
近年、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)等の普及に伴って、複数のスピーカを有するマルチチャンネルサラウンド方式の音響装置が普及している。これにより、家庭内空間や車両内空間においても、臨場感溢れるサラウンド音声を楽しむことができるようになってきている。
ところで、音響装置の設置環境は様々である。このため、音声を出力する複数のスピーカを、マルチチャンネルサラウンド方式の観点における対称性を有する位置に配置することができない場合がしばしば発生する。特に、車両にマルチチャンネルサラウンド方式の音響装置を搭載する場合には、聴取位置である着座位置の制約等から、複数のスピーカを、マルチチャンネルサラウンド方式の観点から推奨される対称性を有する位置に配置することができない。さらに、各スピーカの特性も、当該マルチチャンネルサラウンド方式の実現に際して最適なものとなっていない場合も多い。
このため、採用されるマルチチャンネルサラウンド方式により良質なサウンド音声を得るためには、音響装置の特性を調整することにより、音場を補正することが必要となる。こうした音場補正では、まず、各スピーカに基準オーディオ信号を供給して、各スピーカから所定のテスト音声を出力するとともに、想定聴取位置に配置されたマイクロフォン等の集音手段により、各スピーカから出力されたテスト音声を集音する。そして、集音結果が、所定の目標信号となるように、音響装置の特性である音量バランス特性や、出力音声の周波数特性を、想定聴取位置において最適化するように調整することが、一般的に行われている。
しかしながら、想定聴取位置にのみ着目した音響装置の特性の調整では、室内や車両内のように、天井、床、壁等からの反射波が相互に位相干渉する環境では、聴取者の頭が想定聴取位置から少しだけ動いただけでも、音量バランス特性や出力音声の周波数特性が大きく変化してしまうことがある。かかる事態に対応するため、想定聴取位置の周辺の複数位置で各スピーカから出力されたテスト音声を集音し、これらの集音結果の平均値に基づいて、音響装置の特性である音量バランス特性や、出力音声の周波数特性を調整する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開平7−38985号公報
従来例の技術では、複数の集音位置ごとに、各スピーカから出力されるテスト音声の集音結果を収集することが必要であるため、複数の集音位置のそれぞれにマイクロフォン等の集音手段を設定しつつ、集音結果を収集することが必要であった。かかる複数の集音位置への集音手段の設定を人手で一々行うのは、利用者にとって大変に面倒である。また、複数の集音位置への集音手段の設定を自動的に行うためには、そのための機械的機構と、当該機構を制御するための制御機構とを備えることが必要となってしまう。
このため、聴取位置が想定聴取位置から少々変動しても、聴取結果の変動を抑制することができる音場補正を簡易に行うことができる新たな技術が待望されている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、簡易な構成で、聴取位置の変動に伴う聴取結果の変動を抑制することができる音響装置及び音場補正方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、音場補正の機能を有し、複数のスピーカから音場空間へ向けて音声を出力する音響装置であって、前記音場空間における想定聴取位置で集音を行う集音手段と;前記複数のスピーカそれぞれからの出力音声の前記集音手段による集音結果に基づいて、前記複数のスピーカのそれぞれから前記想定聴取位置までの音声の伝搬遅延時間を推定する伝搬遅延推定手段と;前記伝搬遅延推定手段による推定結果に基づいて、前記想定聴取位置の周辺における複数の周辺位置のそれぞれについて、前記複数のスピーカのそれぞれからの出力音声を同期して到達させるために、前記複数のスピーカに供給される音響信号のそれぞれに付与されるべき遅延時間を算出する遅延時間算出手段と;前記遅延時間算出手段による算出結果に基づいて遅延時間が設定されて前記複数のスピーカから出力された音声の前記集音手段による補正用集音結果に基づいて、前記音場補正を実行する音場補正手段と;を備えることを特徴とする音響装置である。
請求項9に記載の発明は、複数のスピーカそれぞれからの出力音声の想定聴取位置における集音結果に基づいて、前記複数のスピーカのそれぞれから前記想定聴取位置までの音声の伝搬遅延時間を推定する伝搬遅延推定工程と;前記伝搬遅延推定工程における推定結果に基づいて、前記想定聴取位置の周辺における複数の周辺位置のそれぞれについて、前記複数のスピーカのそれぞれからの出力音声を同期して到達させるために、前記複数のスピーカに供給される音響信号のそれぞれに付与されるべき遅延時間を算出する遅延時間算出工程と;前記遅延時間算出工程における算出結果に基づいて遅延時間が設定されて前記複数のスピーカから出力された音声の補正用集音結果に基づいて、音場補正を実行する音場補正工程と;を備えることを特徴とする音場補正方法である。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の音場補正方法を演算手段に実行させる、ことを特徴とする音場補正プログラムである。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の音場補正プログラムが、演算手段により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図15を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[構成]
図1には、一実施形態に係る音響装置100の概略的な構成がブロック図にて示されている。なお、以下の説明においては、音響装置100は、車両CR(図2参照)に搭載される装置であるものとする。また、この音響装置100は、マルチチャンネルサラウンド方式の1つである4チャンネルサラウンド方式を採用しているものとする。
この図1に示されるように、音響装置100は、制御ユニット110と、ドライブユニット120とを備えている。
また、音響装置100は、音出力ユニット130Lと、音出力ユニット130Rと、音出力ユニット130SLと、音出力ユニット130SRとを備えている。
ここで、音出力ユニット130Lはレフトスピーカ131Lを有し、音出力ユニット130Rはライトスピーカ131Rを有している。また、音出力ユニット130SLはサラウンドレフトスピーカ131SLを有し、音出力ユニット130SRはサラウンドライトスピーカ131SRを有している。
さらに、音響装置100は、集音手段としての集音ユニット140と、表示ユニット150と、操作入力ユニット160とを備えている。
なお、制御ユニット110以外の要素120〜160は、制御ユニット110に接続されている。
制御ユニット110は、音響装置100の全体を統括制御する。この制御ユニット110の詳細については、後述する。
ドライブユニット120は、音声コンテンツが記録されたコンパクトディスクCDがドライブユニット120に挿入されると、その旨を制御ユニット110に報告する。そして、ドライブユニット120は、コンパクトディスクCDが挿入された状態で、制御ユニット110から音声コンテンツの再生指令DVCを受けると、再生指定がなされた音声をコンパクトディスクCDから読み出す。かかる音声コンテンツの読み出し結果は、オーディオ信号であるコンテンツデータCTDとして、制御ユニット110へ向けて送られる。
なお、コンパクトディスクCDには、音声コンテンツが、4チャンネルサラウンド方式で記録されているものとする。かかる4チャンネルサラウンド方式では、音声チャンネルとして、レフトチャンネル(以下、「Lチャンネル」とも記す)、ライトチャンネル(以下、「Rチャンネル」とも記す)、サラウンドレフトチャンネル(以下、「SLチャンネル」とも記す)及びサラウンドライトチャンネル(以下、「SRチャンネル」とも記す)が用意されている。
音出力ユニット130L〜130SRのそれぞれは、上述したスピーカ131L〜131SRの他に、制御ユニット110から受信した音声出力信号AOSL〜AOSSRを増幅する増幅器を備えている。これらの音出力ユニット130L〜130SRは、制御ユニット110から送られてきた音声出力信号AOSL〜AOSSRに従って、計測信号、楽曲等を再生して出力する。
本実施形態では、図2に示されるように、音出力ユニット130Lのレフトスピーカ131Lは、助手席側の前方ドア筐体内に配置される。このレフトスピーカ131Lは、助手席側を向くように配設されている。
音出力ユニット130Rのライトスピーカ131Rは、運転席側の前方ドア筐体内に配置される。このライトスピーカ131Rは、運転席側を向くように配設されている。
音出力ユニット130SLのサラウンドレフトスピーカ131SLは、助手席側後部の筐体内に配置される。このサラウンドレフトスピーカ131SLは、助手席側の後部座席を向くように配設されている。
音出力ユニット130SRのサラウンドライトスピーカ131SRは、運転席側後部の筐体内に配置される。このサラウンドライトスピーカ131SRは、運転席側の後部座席を向くように配設されている。
図1に戻り、上記の集音ユニット140は、例えば、(i)周囲の音を収集して電気的なアナログ音声信号とするマイクロフォン、(ii)マイクロフォンから出力されたアナログ音声信号を増幅する増幅器、(iii)増幅されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換するAD変換器(Analog to Digital Converter)とを備えて構成されている。ここで、マイクロフォンは、音場空間ASPにおける想定聴取位置に配置されている。各スピーカ131L〜131SRから出力された計測音声の集音ユニット140による集音結果は、集音結果データAADとして、制御ユニット110に報告される。
上記の表示ユニット150は、例えば、(i)液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)等の表示デバイス151と、(ii)制御ユニット110から送出された表示制御データに基づいて、表示ユニット150全体の制御を行うグラフィックレンダラ等の表示コントローラと、(iii)表示画像データを記憶する表示画像メモリ等を備えて構成されている。この表示ユニット150は、制御ユニット110からの表示データIMDに従って、操作ガイダンス情報等を表示する。
上記の操作入力ユニット160は、音響装置100の本体部に設けられたキー部、及び/又はキー部を備えるリモート入力装置等により構成される。ここで、本体部に設けられたキー部としては、表示ユニット150の表示デバイス151に設けられたタッチパネルを用いることができる。なお、キー部を有する構成に代えて、又は併用して音声認識技術を利用して音声にて入力する構成を採用することもできる。
この操作入力ユニット160を利用者が操作することにより、音響装置100の動作内容の設定が行われる。例えば、音場補正の実行指令、音声コンテンツの再生指令等を、利用者が操作入力ユニット160を利用して行う。こうした入力内容は、操作入力データIPDとして、操作入力ユニット160から制御ユニット110へ向けて送られる。
次に、上記の制御ユニット110について説明する。上述したように、制御ユニット110は、音響装置100の全体を統括制御する。この制御ユニット110は、図3に示されるように、制御処理部111と、チャンネル信号処理部112と、出力信号選択部113とを備えている。また、制御ユニット110は、アナログ変換部114と、音量調整部115とを備えている。さらに、制御ユニット110は、計測信号発生部116を備えている。
上記の制御処理部111は、操作入力ユニット160に入力された指令入力や集音ユニット140による集音結果に基づいて、チャンネル信号処理部112、出力信号選択部113、音量調整部115及び計測信号発生部116を制御する。また、制御処理部111は、ドライブユニット120及び表示ユニット150を制御する。この制御処理部111の詳細については、後述する。
上記のチャンネル信号処理部112は、ドライブユニット120から送られてきたコンテンツデータCTDを処理し、スピーカ131L〜131SRに供給される音声出力信号AOSL〜AOSSR(図1参照)の周波数特性の調整、及び、音声コンテンツの再生時におけるスピーカ131L〜131SR相互間における音声出力タイミングを調整する。このチャンネル信号処理部112は、図4に示されるように、チャンネル分離部210と、周波数特性補正部220と、信号遅延部230とを備えている。
上記のチャンネル分離部210は、ドライブユニット120からのコンテンツデータCTDを受ける。そして、チャンネル分離部210は、制御処理部111からのコンテンツ再生制御指令CSCに従って、コンテンツデータCTDを展開し、オーディオ信号であるデジタル音データ信号を生成する。引き続き、チャンネル分離部210は、生成されたデジタル音データ信号を解析し、デジタル音データ信号に含まれるチャンネル指定情報に従って、デジタル音データ信号を、4チャンネルサラウンド方式におけるL〜SRチャンネルに対応する4個の分離チャンネル信号SCDL,SCDR,SCDSL,SCDSRに分離する。このようにして分離された分離チャンネル信号SCDL〜SCDSRは、周波数特性補正部220へ向けて送られる。
上記の周波数特性補正部220は、制御処理部111からの周波数特性補正指令FCCに従って、チャンネル分離部210から送られてきた分離チャンネル信号SCDL〜SCDSRのそれぞれの周波数特性を補正する。かかる機能を有する周波数特性補正部220は、図5に示されるように、4個の個別補正部221L〜221SRを備えている。
各個別補正部221L〜221SRは、例えば、イコライザ機能を有しており、周波数特性補正指令FCCにおける個別周波数特性補正指令FCCL〜FCCSRにより指定された周波数特性補正を、分離チャンネル信号SCDL〜SCDSRに対して施す。かかる周波数特性補正結果は、周波数特性補正信号FCDL〜FCDSRとして、信号遅延部230へ向けて送られる。
上記の信号遅延部230は、制御処理部111からの遅延制御指令DLCに従って、周波数特性補正部220から送られてきた周波数特性補正信号FCDL〜FCDSRのそれぞれを所定時間だけ遅延させる。かかる機能を有する信号遅延部230は、図6に示されるように、4個の遅延器231L〜231SRを備えている。
各遅延器231L〜231SRは、遅延制御指令DLCにおける個別遅延制御指令DLCL〜DLCSRにより指定された遅延時間DLL〜DLSRだけ、周波数特性補正信号FCDL〜FCDSRを遅延させる。かかる遅延結果は、チャンネル処理信号PCDL〜PCDSRとして、出力信号選択部113へ向けて送られる。
図3に戻り、上記の出力信号選択部113は、チャンネル信号処理部112からのチャンネル処理信号PCDL〜PCDSRと、計測信号発生部116からの後述する計測信号MSDとを受ける。そして、出力信号選択部113は、制御処理部111からの出力信号選択指令ODSに従って、アナログ変換部114に対し、チャンネル処理信号PCDL〜PCDSRの供給、計測信号MSDの供給、及び、いずれの信号も供給しないかを選択する。かかる機能を有する出力信号選択部113は、図7に示されるように、4個のスイッチ素子113L〜113SRを備えている。
各スイッチ素子113L〜113SRは、入力端子としてA端子及びB端子を有するとともに、出力端子としてC端子を有している。A端子はチャンネル信号処理部112の信号遅延部230に接続された端子であり、B端子は計測信号発生部116に接続された端子である。また、C端子はアナログ変換部114に接続された端子である。各スイッチ素子113L〜113SRでは、A端子でチャンネル処理信号PCDL〜PCDSRを受けるとともに、B端子で計測信号MSDを受ける。そして、制御処理部111からの出力信号選択指令ODSにおける個別出力選択指令ODSL〜ODSSRに従って、A端子とC端子とを導通したり、B端子とC端子とを導通したり、更に、A端子及びB端子のいずれともC端子を導通しなかったりする。スイッチ素子113L〜113SRのC端子からは、選択された信号(無信号を含む)が、音出力選択信号PBDL〜PBDSRとしてアナログ変換部114へ向けて送られる。
図3に戻り、上記のアナログ変換部114は、出力信号選択部113から送られてきたデジタル信号である音出力選択信号PBDL〜PBDSRを、それぞれアナログ信号に変換する。このアナログ変換部114は、当該4種のデジタル信号に対応して、互いに同様に構成された4個のDA変換器(Digital to Analogue Converter)を備えている。このアナログ変換部114による変換結果であるアナログ信号PBSL〜PBSSRは、音量調整部115へ向けて送られる。
上記の音量調整部115は、アナログ変換部114からのアナログ信号PBSL〜PBSSRを受ける。そして、音量調整部115は、アナログ信号PBSL〜PBSSRのそれぞれに対して、制御処理部111からの音量調整指令VLCに従って、音量を調整する。かかる調整結果は、音声出力信号AOSL〜AOSSRとして、音出力ユニット130L〜130SRへ向けて出力される。
上記の計測信号発生部116は、音場補正に利用されるテスト音声信号を発生する。この計測信号発生部116は、図8に示されるように、特性計測信号発生部241と、同期計測信号発生部242と、計測信号選択部243とを備えている。
特性計測信号発生部241は、制御処理部111からスピーカ指定を含む特性計測信号発生指令FGCを受けると、指定された音出力ユニットのスピーカから出力された音声の集音位置における周波数特性及び音量バランスを計測するための信号を発生し、特性計測信号FGDとして計測信号選択部243へ向けて送る。ここで、特性計測信号発生部241が発生させる特性計測信号FGDとしては、例えば、ピンクノイズ信号が採用される。
同期計測信号発生部242は、制御処理部111から同期計測信号発生指令SGCを受けると、パルス的に音声を発生させる同期計測信号SGDを発生させる。こうして発生された同期計測信号SGDは、計測信号選択部243へ向けて送られる。
計測信号選択部243は、スイッチ素子を備えて構成されている。このスイッチ素子は、入力端子としてA端子及びB端子を有するとともに、出力端子としてC端子を有している。A端子は特性計測信号発生部241に接続された端子であり、B端子は同期計測信号発生部242に接続された端子である。A端子では特性計測信号FGDを受け、B端子では同期計測信号SGDを受ける。そして、制御処理部111からの選択指令SGSに従って、A端子とC端子とを導通したり、B端子とC端子とを導通したり、更には、A端子及びB端子のいずれともC端子を導通しなかったりする。C端子からは、選択された信号が、計測信号MSDとして出力信号選択部113へ向けて送られる。
図3に戻り、次に、制御処理部111について説明する。この制御処理部111は、上述した他の構成要素を制御しつつ、音響装置100の機能を発揮させる。この制御処理部111は、図9に示されるように、制御部251と、音場補正処理部252とを備えている。
上記の制御部251は、音響装置100における「再生モード」と「音場補正モード」との2つのモードの動作を制御する。ここで、「再生モード」とはコンパクトディスクCDから音声コンテンツを読み出してオーディオ信号を再生するモードである。そして、「音場補正モード」とは計測信号MSDを発生させて計測し、音出力ユニット130L〜130SRのそれぞれからの音声の想定聴取位置における到達タイミングの同期及び音量バランス、並びに音出力ユニット130L〜130SRに供給される音声出力信号AOSL〜AOSSRの周波数特性を自動的に補正するモードである。
制御部251は、操作入力ユニット160から受けた操作入力データIPDを解析し、「再生モード」と「音場補正モード」のいずれかの動作制御を行う。より具体的には、制御部251は、通常は、「再生モード」の動作の制御を行う。一方、操作入力ユニット160から音場補正開始指令を受けると、制御部251は、「音場補正モード」の動作の制御を行う。そして、制御部251は、操作入力ユニット160から音場補正終了指令を受けると、「音場補正モード」の動作制御を終了し、「再生モード」の動作制御に復帰する。
制御部251は、「再生モード」の動作制御に際し、出力信号選択部113へ向けて、スイッチ素子113L〜113SRの全てについて、A端子とC端子とを導通させるべきことを指定する出力信号選択指令ODSを送る。この結果、信号遅延部230からのチャンネル処理信号PCDL〜PCDSRが、出力信号選択部113を介して、音出力選択信号PBDL〜PBDSRとして、アナログ変換部114へ向けて供給されるようになる。
この制御部251は、「再生モード」の動作制御に際し、利用者が再生すべき音声コンテンツの指定を支援するための案内画面を表示ユニット150に表示させる。そして、操作入力ユニット160から音声コンテンツを指定した再生指令が入力されると、制御部251は、ドライブユニット120を制御して、音声コンテンツのデータ読み出しを制御する。
また、制御部251は、「再生モード」の動作制御に際し、チャンネル分離部210を制御して、コンテンツデータCTDを4チャンネルサラウンド方式における4個の分離チャンネル信号SCDL〜SCDSRに分離させる。
また、制御部251は、「再生モード」の動作制御に際し、周波数特性補正部220を制御し、音出力ユニット130L〜130SRに供給される音声出力信号AOSL〜AOSSRの周波数特性を調整する。この周波数特性の制御に際して、制御部251は、操作入力ユニット160に入力された周波数特性補正指定に基づいて周波数特性調整指令FCCを生成し、周波数特性補正部220へ向けて送る。
また、制御部251は、「再生モード」の動作制御に際し、音量調整部115を制御して、音出力ユニット130L〜130SRのスピーカ131L〜131SRからの出力音量を調整する。この出力音量の制御に際して、制御部251は、操作入力ユニット160に入力された音量指定や、集音ユニット140による集音結果から得られる騒音レベルに基づいて音量調整指令VLCを生成し、音量調整部115へ向けて送る。
制御部251は、「音場補正モード」の動作制御に際して、音場補正処理部252の動作の開始及び終了の制御を行う。なお、後述するように、音場補正処理部252は、複数の種類の調整処理を行うようになっており、制御部251は、操作入力ユニット160からの音場補正開始指令が入力された報告を操作入力データIPDとして受けると、当該複数の調整処理を、予め定められた順序で開始させる制御を行うための動作制御指令ACSを行う。また、制御部251は、操作入力ユニット160からの音場補正終了指令が入力された報告を操作入力データIPDとして受けると、音場補正の進行段階にかかわらず、「音場補正モード」の動作制御を終了する。
また、制御部251は、「音場補正モード」の動作制御に際して、音場補正処理部252から、スピーカの種類、遅延時間、出力音量及びテスト音声信号の種類を指定したテスト音声出力要求REQを受ける。このテスト音声出力要求REQを受けると、制御部251は、出力信号選択部113、音量調整部115及び計測信号発生部116を制御して、指定されたスピーカから、指定された遅延時間だけ遅延されたタイミング及び指定された音量で、指定されたテスト音声を出力させる制御を行う。
また、制御部251は、「音場補正モード」の動作制御に際して、音場補正処理部252から、処理結果ACRを受ける。この処理結果ACRを受けた制御部251は、処理結果ACRにより指定された、音声出力タイミング設定情報、バランス設定情報及び周波数特性設定情報に従って、信号遅延部230に対する遅延時間設定、音量調整部115に対する音量設定及び周波数特性補正部220に対する周波数特性設定を行うようになっている。
上記の音場補正処理部252は、制御部251による制御のもとで、音場補正処理を行う。かかる機能を有する音場補正処理部252は、図10に示されるように、記憶部261と、伝搬遅延時間推定手段としての伝搬遅延時間推定部262と、遅延時間算出手段としての遅延時間算出部263と、音場補正手段としての音場補正部264とを備えている。
上記の記憶部261には、伝搬遅延時間情報TDFと、補正用遅延時間情報ADFとが記憶される。ここで、伝搬遅延時間情報TDFには、図11に示されるように、スピーカ131L〜131SRについて伝搬遅延時間推定部262により推定された伝搬遅延時間TDFL〜TDFSRが含まれている。
また、補正用遅延時間情報ADFには、図12に示されるように、集音ユニット140のマイクロフォンが設置された想定聴取位置の複数の周辺位置P1〜PNごとに対応した個別遅延時間情報ADF1〜ADFNが記憶されている。ここで、個別遅延時間情報ADFk(k=1〜N)のそれぞれには、図13に示されるように、スピーカ131L〜131SRについて遅延時間算出部263により算出された遅延時間ADFk,L〜ADFk,SRが記憶されている。
図10に戻り、上記の伝搬遅延時間推定部262は、制御部251からの動作制御指令ACSにおける伝搬遅延時間推定制御指令ACSTを受ける。この伝搬遅延時間推定制御指令ACSTとして伝搬遅延時間推定開始指令を受けると、伝搬遅延時間推定部262は、各スピーカから集音位置までの音声の伝搬遅延時間推定処理を実行する。なお、伝搬遅延時間推定制御指令ACSTとして伝搬遅延時間推定終了指令を受けると、伝搬遅延時間推定部262は、伝搬遅延時間推定処理を終了するようになっている。
かかる伝搬遅延時間推定処理では、伝搬遅延時間推定部262が、まず、スピーカ131L〜131SRのそれぞれについて、スピーカの種類、所定の位置関係確認用出力音量及びテスト音声信号の種類を指定したテスト音声出力要求REQTを、制御部251へ向けて送る。こうしたテスト音声出力要求REQTは、スピーカの種類ごとに発行される。なお、テスト音声出力要求REQTでは、テスト音声信号として同期計測信号SGDが指定されるようになっている。
そして、伝搬遅延時間推定部262は、テスト音声出力要求REQTの発行ごとに、集音ユニット140からの集音結果データAADを監視する。この監視により、伝搬遅延時間推定部262は、指定したスピーカからの出力音声が、指定されたスピーカから出力されてからの集音ユニット140へ到達するまでの伝搬遅延時間TDFL〜TDFSRを推定する。そして、伝搬遅延時間推定部262は、推定された各スピーカに対応する伝搬遅延時間TDFL〜TDFSRを、記憶部261に格納する。こうして伝搬遅延時間TDFL〜TDFSRの記憶部261への格納が終了すると、伝搬遅延時間推定部262は、推定終了報告TMEを遅延時間算出部263へ送る。
上記の遅延時間算出部263は、伝搬遅延時間推定部262からの推定終了報告TMEを受ける。この推定終了報告TMEを受けた遅延時間算出部263は、記憶部261における伝搬遅延時間情報TDFを参照して、集音位置である想定聴取位置の複数の周辺位置P1〜PNごとに、スピーカ131L〜131SRのそれぞれからの出力音声を同期して到達させるために、スピーカ131L〜131SRに供給される音声出力信号AOSL〜AOSSRのそれぞれに付与されるべき遅延時間ADF1,L〜ADFN,SRを算出する。そして、遅延時間算出部263は、算出結果を補正用遅延時間情報ADFとして記憶部261に格納する。
ここで、想定聴取位置と、周辺位置P1〜PNとの関係は、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。なお、本実施形態では、周辺位置P1〜PNは、想定聴取位置から同一の予め定められた距離に等方的に配置されるようになっている。
上記の音場補正部264は、制御部251による管理のもとで、音場補正制御を行う。かかる機能を有する音場補正部264は、図14に示されるように、同期補正制御部271と、バランス補正制御部272と、周波数特性補正制御部273とを備えている。
上記の同期補正制御部271は、制御部251からの動作制御指令ACSにおける同期補正制御指令ACSDを受ける。この同期補正制御指令ACSDとして同期補正開始指令を受けると、同期補正制御部271は、各スピーカに供給される音声出力信号AOSL〜AOSSRに付与されるべき遅延時間補正の制御処理である同期補正の制御処理を開始する。また、同期補正制御指令ACSDとして同期補正終了指令を受けると、同期補正制御部271は、同期補正を終了する。
かかる同期補正処理に際して、同期補正制御部271は、まず、記憶部261内に伝搬遅延時間情報TDFを読み出す。引き続き、同期補正制御部271は、読み出された伝搬遅延時間情報TDFに基づいて、音声出力信号AOSL〜AOSSRのそれぞれに付与されるべき遅延時間(DLL〜DLSR)を算出する。この算出結果は、同期補正制御部271から、同期補正情報ACRDとして制御部251へ報告される。
なお、本実施形態では、同期補正処理は、音場補正処理の最後に行われるようになっている。
上記のバランス補正制御部272は、制御部251からの動作制御指令ACSにおける音量バランス補正制御指令ACSBを受ける。この音量バランス補正制御指令ACSBとして、音量バランス補正開始指令を受けると、バランス補正制御部272は、各スピーカに供給される音声出力信号AOSL〜AOSSRに対して行われるべき音量補正の制御処理を開始する。また、音量バランス補正制御指令ACSBとして、音量バランス補正終了指令を受けると、バランス補正制御部272は、音量補正の制御処理を終了する。
かかる音量バランス補正制御に際して、バランス補正制御部272は、まず、記憶部261から補正用遅延時間情報ADFを読み出す。こうして読み出された補正用遅延時間情報ADFの個別遅延時間情報ADF1における遅延時間ADF1,L〜ADF1,SRを指定するテスト音声出力要求REQBを、制御部251へ向けて送る。引き続き、バランス補正制御部272は、スピーカ131L〜131SRのそれぞれ、又は、所定の組み合わせについて、スピーカの種類、所定のバランス測定用出力音量及びテスト音声信号の種類を指定したテスト音声出力要求REQBを、順次、制御部251へ向けて送る。なお、テスト音声出力要求REQBでは、テスト音声信号として特性計測信号FGDが指定されるようになっている。
そして、バランス補正制御部272は、スピーカの種類、所定のバランス測定用出力音量及びテスト音声信号の種類を指定したテスト音声出力要求REQBの発行ごとに、集音ユニット140からの集音結果データAADを監視する。この監視により、バランス補正制御部272は、周辺位置P1に着目した場合におけるスピーカ131L〜131SRからの出力音声の集音ユニット140のマイクロフォンの位置における音量バランスを推定する。こうした音量バランスの推定は、左右方向及び前後方向について行われる。
以後、バランス補正制御部272は、周辺位置P2〜PNのそれぞれに着目した場合におけるスピーカ131L〜131SRからの出力音声の集音ユニット140のマイクロフォンの位置における音量バランスを順次推定する。こうして周辺位置P1〜PNのそれぞれに着目した場合におけるスピーカ131L〜131SRからの出力音声の集音ユニット140のマイクロフォンの位置における音量バランスの推定が終了すると、周辺位置P1〜PNのそれぞれに着目した場合における音量バランスの推定結果の平均化を行う。なお、本実施形態では、周辺位置P1〜PNが、想定聴取位置から同一の予め定められた距離に等方的に配置されるようになっているので、バランス補正制御部272は、周辺位置P1〜PNのそれぞれに着目した場合における音量バランスの推定結果の平均値を算出する。
次に、バランス補正制御部272は、平均化結果に基づいて、音声出力信号AOSL〜AOSSRに対して行われるべき音量補正値を算出する。この算出結果は、バランス補正制御部272から、音量バランス補正情報ACRBとして制御部251へ報告される。
上記の周波数特性補正制御部273は、制御部251からの動作制御指令ACSにおける周波数特性補正制御指令ACSFを受ける。この周波数特性補正制御指令ACSFとして周波数特性補正開始指令を受けると、周波数特性補正制御部273は、各スピーカに供給される音声出力信号AOSL〜AOSSRに対して行われるべき周波数特性補正の制御処理を開始する。また、周波数特性補正制御指令ACSFとして周波数特性補正終了指令を受けると、周波数特性補正制御部273は、周波数特性補正の制御処理を終了する。
かかる周波数特性補正制御に際して、周波数特性補正制御部273は、まず、記憶部261から補正用遅延時間情報ADFを読み出す。こうして読み出された補正用遅延時間情報ADFの個別遅延時間情報ADF1における遅延時間ADF1,L〜ADF1,SRを指定するテスト音声出力要求REQFを、制御部251へ向けて送る。引き続き、周波数特性補正制御部273は、スピーカ131L〜131SRのそれぞれ、又は、所定の組み合わせについて、スピーカの種類、所定の周波数特性測定用出力音量及びテスト音声信号の種類を指定したテスト音声出力要求REQFを、順次、制御部251へ向けて送る。なお、テスト音声出力要求REQFでは、テスト音声信号として特性計測信号FGDが指定されるようになっている。
そして、周波数特性補正制御部273は、スピーカの種類、所定のバランス測定用出力音量及びテスト音声信号の種類を指定したテスト音声出力要求REQFの発行ごとに、集音ユニット140からの集音結果データAADを監視する。この監視により、周波数特性補正制御部273は、周辺位置P1に着目した場合におけるスピーカ131L〜131SRからの出力音声の周波数特性を推定する。
以後、周波数特性補正制御部273は、周辺位置P2〜PNのそれぞれに着目した場合におけるスピーカ131L〜131SRからの出力音声の周波数特性を順次推定する。こうして周辺位置P1〜PNのそれぞれに着目した場合におけるスピーカ131L〜131SRからの出力音声の集音ユニット140の周波数特性の推定が終了すると、周辺位置P1〜PNのそれぞれに着目した場合における周波数特性の平均化を行う。なお、本実施形態では、周辺位置P1〜PNが、想定聴取位置から同一の予め定められた距離に等方的に配置されるようになっているので、バランス補正制御部272は、周辺位置P1〜PNのそれぞれに着目した場合における周波数特性の平均値を算出する。
次に、周波数特性補正制御部273は、平均化結果に基づいて、音声出力信号AOSL〜AOSSRに対して行われるべき周波数特性補正の態様を算出する。この算出結果は、周波数特性補正制御部273から、周波数特性補正情報ACRFとして制御部251へ報告される。
[動作]
次に、上記のように構成された音響装置100の動作について、「音場補正モード」のときの動作に主に着目して説明する。
利用者が操作入力ユニット160に音場補正指令を入力することにより、音響装置100の「音場補正モード」の動作が開始する。こうして、「音場補正モード」の動作が開始すると、まず、図15のステップS11において、スピーカ131L〜131SRのそれぞれから想定聴取位置である集音位置までの音声の伝搬遅延時間の推定処理が行われる。
かかる伝搬遅延時間推定処理では、まず、制御部251が、動作制御指令ACSにおける伝搬遅延時間推定制御指令ACSTとして、伝搬遅延時間推定開始指令を伝搬遅延時間推定部262へ送る。この伝搬遅延時間推定開始指令を受けた伝搬遅延時間推定部262は、スピーカ131L〜131SRのそれぞれについて、スピーカの種類、所定の位置関係確認用出力音量及びテスト音声信号の種類を指定したテスト音声出力要求REQTを、順次、制御部251へ向けて送る。なお、テスト音声出力要求REQTでは、テスト音声信号として同期計測信号SGDが指定されるようになっている。
テスト音声出力要求REQTを受けるたびに、制御部251は、出力信号選択部113、音量調整部115及び計測信号発生部116を制御して、指定されたスピーカから、指定された音量で、指定されたテスト音声を出力させる。
一方、伝搬遅延時間推定部262は、テスト音声出力要求REQTの発行ごとに、集音ユニット140からの集音結果データAADを監視する。この監視により、伝搬遅延時間推定部262は、指定したスピーカからの出力音声が、指定されたスピーカから出力されてからの集音ユニット140へ到達するまでの伝搬遅延時間TDFL〜TDFSRを推定する。そして、伝搬遅延時間推定部262は、推定された各スピーカに対応する伝搬遅延時間TDFL〜TDFSRを、記憶部261に格納する。こうして伝搬遅延時間TDFL〜TDFSRの記憶部261への格納が終了すると、伝搬遅延時間推定部262は、推定終了報告TMEを遅延時間算出部263へ送る。
次に、ステップS12において、補正用遅延時間情報の算出処理が行われる。この補正用遅延時間情報の算出処理では、伝搬遅延時間推定部262からの推定終了報告TMEを受けた遅延時間算出部263が、記憶部261における伝搬遅延時間情報TDFを参照して、集音位置である想定聴取位置の複数の周辺位置P1〜PNごとに、スピーカ131L〜131SRのそれぞれからの出力音声を同期して到達させるために、スピーカ131L〜131SRに供給される音声出力信号AOSL〜AOSSRのそれぞれに付与されるべき遅延時間ADF1,L〜ADFN,SRを算出する。
引き続き、遅延時間算出部263は、算出結果を補正用遅延時間情報ADFとして記憶部251に格納する。そして、遅延時間算出部263は、補正用遅延時間情報の算出処理が終了した旨を、補正用遅延時間情報算出処理結果ACRTとして、制御部251へ報告する。
次いで、ステップS13において、同期補正処理、音量バランス補正処理及び周波数特性補正処理の各種音場補正処理が行われる。かかる各種音場補正処理では、まず、音量バランス補正処理及び周波数特性補正処理が、予め定められた順序で行われる。
音量バランス補正処理では、まず、制御部251が、動作制御指令ACSの補正制御指令ACSAにおける音量バランス補正制御指令ACSBとして、音量バランス補正開始指令をバランス補正制御部272へ送る。この音量バランス補正開始指令を受けると、バランス補正制御部272は、各スピーカに供給される音声出力信号AOSL〜AOSSRに対して行われるべき音量補正の制御処理を開始する。
かかる音量バランス補正制御処理に際して、バランス補正制御部272は、まず、記憶部261から補正用遅延時間情報ADFを読み出す。こうして読み出された補正用遅延時間情報ADFの個別遅延時間情報ADF1における遅延時間ADF1,L〜ADF1,SRを指定するテスト音声出力要求REQBを、制御部251へ向けて送る。引き続き、バランス補正制御部272は、スピーカ131L〜131SRのそれぞれ、又は、所定の組み合わせについて、スピーカの種類、所定のバランス測定用出力音量及びテスト音声信号の種類を指定したテスト音声出力要求REQBを、順次、制御部251へ向けて送る。なお、テスト音声出力要求REQBでは、テスト音声信号として特性計測信号FGDが指定されるようになっている。
そして、バランス補正制御部272は、スピーカの種類、所定のバランス測定用出力音量及びテスト音声信号の種類を指定したテスト音声出力要求REQBの発行ごとに、集音ユニット140からの集音結果データAADを監視する。この監視により、バランス補正制御部272は、周辺位置P1に着目した場合におけるスピーカ131L〜131SRからの出力音声の集音ユニット140のマイクロフォンの位置における音量バランスを推定する。
以後、バランス補正制御部272は、周辺位置P2〜PNのそれぞれに着目した場合におけるスピーカ131L〜131SRからの出力音声の集音ユニット140のマイクロフォンの位置における音量バランスを順次推定する。こうして周辺位置P1〜PNのそれぞれに着目した場合におけるスピーカ131L〜131SRからの出力音声の集音ユニット140のマイクロフォンの位置における音量バランスの推定が終了すると、周辺位置P1〜PNのそれぞれに着目した場合における音量バランスの推定結果の平均化を行う。
次に、バランス補正制御部272は、平均化結果に基づいて、音声出力信号AOSL〜AOSSRに対して行われるべき音量補正値を算出する。この算出結果は、バランス補正制御部272から、音量バランス補正情報ACRBとして制御部251へ報告される。
音量バランス補正情報ACRBを受けた制御部251は、音量バランス補正情報ACRBにおいて報告された音量補正指定を、音量調整部115へ送る。こうして、音量バランス補正が終了する。
また、周波数特性補正処理では、まず、制御部251が、動作制御指令ACSの補正制御指令ACSAにおける周波数特性補正制御指令ACSFとして、周波数特性補正開始指令を周波数特性補正制御部273へ送る。この周波数特性補正開始指令を受けると、周波数特性補正制御部273は、各スピーカに供給される音声出力信号AOSL〜AOSSRに対して行われるべき周波数特性補正の制御処理を開始する。
かかる周波数特性補正制御処理に際して、周波数特性補正制御部273は、まず、記憶部261から補正用遅延時間情報ADFを読み出す。こうして読み出された補正用遅延時間情報ADFの個別遅延時間情報ADF1における遅延時間ADF1,L〜ADF1,SRを指定するテスト音声出力要求REQFを、制御部251へ向けて送る。引き続き、周波数特性補正制御部273は、スピーカ131L〜131SRのそれぞれ、又は、所定の組み合わせについて、スピーカの種類、所定の周波数特性測定用出力音量及びテスト音声信号の種類を指定したテスト音声出力要求REQFを、順次、制御部251へ向けて送る。
そして、周波数特性補正制御部273は、スピーカの種類、所定のバランス測定用出力音量及びテスト音声信号の種類を指定したテスト音声出力要求REQFの発行ごとに、集音ユニット140からの集音結果データAADを監視する。この監視により、周波数特性補正制御部273は、周辺位置P1に着目した場合におけるスピーカ131L〜131SRからの出力音声の周波数特性を推定する。
以後、周波数特性補正制御部273は、周辺位置P2〜PNのそれぞれに着目した場合におけるスピーカ131L〜131SRからの出力音声の周波数特性を順次推定する。こうして周辺位置P1〜PNのそれぞれに着目した場合におけるスピーカ131L〜131SRからの出力音声の集音ユニット140の周波数特性の推定が終了すると、周辺位置P1〜PNのそれぞれに着目した場合における周波数特性の平均化を行う。なお、本実施形態では、周辺位置P1〜PNが、想定聴取位置から同一の予め定められた距離に等方的に配置されるようになっているので、バランス補正制御部272は、周辺位置P1〜PNのそれぞれに着目した場合における周波数特性の平均値を算出する。
次に、周波数特性補正制御部273は、平均化結果に基づいて、音声出力信号AOSL〜AOSSRに対して行われるべき周波数特性補正の態様を算出する。この算出結果は、周波数特性補正制御部275から、周波数特性補正情報ACRFとして制御部251へ報告される。
周波数特性補正情報ACRFを受けた制御部251は、周波数特性補正情報ACRFにおいて報告された周波数特性補正指定を、周波数特性補正部220へ送る。こうして、周波数特性補正が終了する
以上のようにして音量バランス補正処理及び周波数特性補正処理が終了すると、同期補正処理が行われる。この同期補正処理に際しては、まず、制御部251が、動作制御指令ACSの補正制御指令ACSAにおける同期補正制御指令ACSDとして、同期補正開始指令を同期補正制御部271へ送る。この同期補正開始指令を受けると、同期補正制御部271は、各スピーカに供給される音声出力信号AOSL〜AOSSRに対してそれぞれに付与されるべき遅延時間(DLL〜DLSR)を算出する。
かかる同期補正処理に際して、同期補正制御部271は、まず、記憶部261内に伝搬遅延時間情報TDFを読み出す。引き続き、同期補正制御部271は、読み出された伝搬遅延時間情報TDFに基づいて、音声出力信号AOSL〜AOSSRのそれぞれに付与されるべき遅延時間(DLL〜DLSR)を算出する。この算出結果は、同期補正制御部271から、同期補正情報ACRDとして制御部251へ報告される。
同期補正情報ACRDを受けた制御部251は、同期補正情報ACRDにおいて報告された遅延時間の指定を、信号遅延部230へ送る。こうして、同期補正処理が終了する
以上のようにして音場補正処理が終了すると、音響装置100は、「再生モード」の処理を実行する。
以上説明したように、本実施形態では、想定聴取位置を集音位置として、スピーカ131L〜131SRから出力された同期計測用音声の集音位置における集音結果に基づいて、スピーカ131L〜131SRから集音位置までの音声の伝搬遅延時間が推定される。引き続き、推定された伝搬遅延結果に基づいて、想定聴取位置の周辺における周辺位置P1〜PNのそれぞれについて、スピーカ131L〜131SRのそれぞれから出力音声を同期して到達させるために、スピーカ131L〜131SRに供給される音声出力信号AOSL〜AOSSRのそれぞれに付与されるべき遅延時間を算出する。そして、遅延時間の算出結果に基づいて遅延時間が設定されてスピーカ131L〜131SRから出力された特性計測用音声の補正用集音結果の平均化結果に基づいて、音量バランス特性補正及び周波数特性補正を実行する。
したがって、本実施形態によれば、簡易な構成で、聴取位置の変動に伴う聴取結果の変動を抑制することができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の実施形態では、周辺位置P1〜PNを、想定聴取位置である集音位置から同一の予め定められた距離に等方的に配置するようにした。これに対し、周辺位置P1〜PNを、利用者の頭の位置の変動範囲と予想される範囲内の任意の位置に、任意の個数だけ配置することができる。この場合には、バランス補正制御部や周波数特性補正制御部における平均化は、周辺位置P1〜PNの分布に応じた重み付け平均を算出するようにすればよい。
また、上記の実施形態では、遅延時間算出部が周辺位置P1〜PNに着目した補正用遅延時間情報を算出するようにしたが、「再生モード」に各スピーカに供給される音声出力信号AOSL〜AOSSRに対してそれぞれに付与されるべき遅延時間(DLL〜DLSR)を更に算出するようにすることもできる。この場合には、同期補正制御部は、当該遅延時間(DLL〜DLSR)をそのまま制御部へ報告すればよい。
また、上記の実施形態における各種音場補正の種類は例示であり、音場補正の種類を少なくしたり、他の種類の音場補正を加えたりすることもできる。
また、同期計測信号SGDとして、半波正弦波、インパルス波、三角波、鋸切り波、スポット正弦波、ホワイトノイズ、ピンクノイズ等を採用することができる。
また、上記の実施形態では、ドライブユニット120をCDのドライブユニットとしたが、固定ディスクやDVDのドライブユニットとすることもできる。さらに、ラジオ放送や地上デジタルテレビ放送等の放送波受信回路や外部機器の音声入力回路等とすることもできる。
また、上記の実施形態では、4チャンネルサラウンド方式を採用し、4個の音出力ユニットを備えることとしたが、音声コンテンツの読み出し結果であるオーディオ信号を適宜分離もしくは混合し、2個以上3個以下、又は、5個以上のスピーカから音出力をさせるようにする音響装置に音発明を適用することができる。
なお、上記の実施形態における制御ユニットを中央処理装置(CPU:Central Processor Unit)やDSP(Digital Signal Processor)を備えるコンピュータとして構成し、制御処理部の機能を、プログラムの実行によっても実現するようにすることができる。これらのプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配送の形態で取得されるようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る音響装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図1の4個のスピーカの配置位置を説明するための図である。 図1の制御ユニットの構成を説明するためのブロック図である。 図3のチャンネル信号処理部の構成を説明するためのブロック図である。 図4の周波数特性補正部の構成を説明するためのブロック図である。 図4の信号遅延部の構成を説明するためのブロック図である。 図3の出力信号選択部の構成を説明するためのブロック図である。 図3の計測信号発生部の構成を説明するためのブロック図である。 図3の制御処理部の構成を説明するためのブロック図である。 図9の音場補正処理部の構成を説明するためのブロック図である。 図10の伝搬遅延時間情報の内容を説明するための図である。 図10の補正用遅延時間情報の内容を説明するための図である。 図12の個別遅延時間情報の内容を説明するための図である。 図10の音場補正部の構成を説明するためのブロック図である。 図1の音響装置における音場補正処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
100 … 音響装置
131L〜131SR … スピーカ
140 … 集音ユニット(集音手段)
262 … 伝搬遅延時間推定部(伝搬遅延時間推定手段)
263 … 遅延時間算出部(遅延時間算出手段)
264 … 音場補正部(音場補正手段)

Claims (11)

  1. 音場補正の機能を有し、複数のスピーカから音場空間へ向けて音声を出力する音響装置であって、
    前記音場空間における想定聴取位置で集音を行う集音手段と;
    前記複数のスピーカそれぞれからの出力音声の前記集音手段による集音結果に基づいて、前記複数のスピーカのそれぞれから前記想定聴取位置までの音声の伝搬遅延時間を推定する推定手段と;
    前記伝搬遅延推定手段による推定結果に基づいて、前記想定聴取位置の周辺における複数の周辺位置のそれぞれについて、前記複数のスピーカのそれぞれからの出力音声を同期して到達させるために、前記複数のスピーカに供給される音響信号のそれぞれに付与されるべき遅延時間を算出する遅延時間算出手段と;
    前記遅延時間算出手段による算出結果に基づいて遅延時間が設定されて前記複数のスピーカから出力された音声の前記集音手段による補正用集音結果に基づいて、前記音場補正を実行する音場補正手段と;
    を備えることを特徴とする音響装置。
  2. 前記音場補正手段は、前記複数の周辺位置のそれぞれに対応して得られた前記補正用集音結果を平均化した結果に基づいて、前記音場補正における少なくとも1つの項目を実行する、ことを特徴とする請求項1に記載の音響装置。
  3. 前記音場補正手段は、前記複数の周辺位置のそれぞれと前記想定聴取位置との位置関係に基づいて、前記補正用集音結果の平均化演算を行う、ことを特徴とする請求項2に記載の音響装置。
  4. 前記複数の周辺位置は、前記想定聴取位置から同一の距離に等方的に配置され、
    前記音場補正手段は、前記補正用集音結果の平均値を算出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の音響装置。
  5. 前記音場補正手段は、前記伝搬遅延推定手段による推定結果に基づいて、前記複数のスピーカのそれぞれからの音声の前記想定聴取位置への到達の同期化を行う、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の音響装置。
  6. 前記音場補正手段は、前記補正用集音結果に基づいて、前記複数のスピーカのそれぞれからの出力音量のバランスを調整する、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の音響装置。
  7. 前記音場補正手段は、前記補正用集音結果に基づいて、前記複数のスピーカのそれぞれに供給される音響信号の周波数特性を調整する、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の音響装置。
  8. 移動体に搭載される、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の音響装置。
  9. 複数のスピーカそれぞれからの出力音声の想定聴取位置における集音結果に基づいて、前記複数のスピーカのそれぞれから前記想定聴取位置までの音声の伝搬遅延時間を推定する伝搬遅延推定工程と;
    前記伝搬遅延推定工程における推定結果に基づいて、前記想定聴取位置の周辺における複数の周辺位置のそれぞれについて、前記複数のスピーカのそれぞれからの出力音声を同期して到達させるために、前記複数のスピーカに供給される音響信号のそれぞれに付与されるべき遅延時間を算出する遅延時間算出工程と;
    前記遅延時間算出工程における算出結果に基づいて遅延時間が設定されて前記複数のスピーカから出力された音声の補正用集音結果に基づいて、音場補正を実行する音場補正工程と;
    を備えることを特徴とする音場補正方法。
  10. 請求項9に記載の音場補正方法を演算手段に実行させる、ことを特徴とする音場補正プログラム。
  11. 請求項10に記載の音場補正プログラムが、演算手段により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体。
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