JP2007311845A - コントロール機器、ルーティング検証方法およびルーティング検証プログラム - Google Patents

コントロール機器、ルーティング検証方法およびルーティング検証プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】どの出力端と入力端と通じて、コントロール機器が外部機器と接続されているかのルーティング検証を迅速かつ正確に行えるようにする。
【解決手段】測定信号生成部11Aで生成した測定信号を、信号処理部11の制御により、出力端OA1、OD1、OA−Mのそれぞれから遂次に出力するようにし、信号処理部11の制御により、出力端毎に、入力端IA1、IA2、ID1、ID2、IA−Mを遂次に切り換えて、出力される測定信号についての応答信号の入力を受け付ける。受け付けるようにした応答信号と、出力するようにされている測定信号との相関値に基づいて、コントロール機器がどの出力端と入力端とを通じて接続されているかを特定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、スピーカ内蔵機器やスピーカ接続機器が接続されるAV(Audio/Visual)アンプ装置などのコントロール機器、このコントロール機器において用いられる外部機器とのルーティング状態(接続状態)を検証するための方法及びプログラムに関する。
DVD(Digital Versatile Disc)に記録された映画などのコンテンツやデジタルテレビ放送などにおいては、例えば、5.1チャンネル、7.1チャンネルなどのいわゆるマルチチャンネルの音声データが扱われるようになり、ユーザーが、5.1チャンネルや7.1チャンネルなどのマルチチャンネルの聴取システムを設定する機会も増えてきている。
例えば、5.1チャンネルの聴取システムは、前方左チャンネル、前方中央チャンネル、前方右チャンネル、後方左チャンネル、後方右チャンネル、および、サブウーハーチャンネルの6つの音声チャンネルからなり、これら6つの音声チャンネルに対応する6個のスピーカを用いて音声の再生を行うことが可能なものである。なお、5.1チャンネルなどにおける[.1]という表現は、低周波数成分を補うサブウーハーチャンネルを意味している。
そして、マルチチャンネルの聴取システムにおいては、複数のスピーカを用いるため、各スピーカから放音される音声をユーザーが聴取する聴取位置における、各スピーカとユーザーとの距離、各スピーカの出力特性、スピーカとユーザーの間に存在する障害物などの影響を受けて、マルチチャンネルの聴取システムによって形成される再生音場が適切なものとならない場合がある。例えば、前方中央に定位すべき音像が、右側や左側に片寄ってしまうなどといったことが発生する。
このため、マルチチャンネルの聴取システムの中には、各スピーカから放音する音声を適切に遅延させるようにすることによって、適切な再生音場を形成で切るようにするいわゆるタイムアライメント機能を備えたものがある。
タイムアライメント機能は、各スピーカに音声信号を供給するAVアンプなどのAVコントロール機器に設けられる。そして、ユーザーである聴取者が複数のスピーカからの再生音声を聴取する位置(聴取位置)にマイクロホンを設置し、各スピーカから放音される音声を集音して、AVコントロール機器に入力することができるようにする。
そして、AVコントロール機器において、例えば、TSP(Time-Stretched Pulse:時間伸長パルス)信号等のテスト信号を発生させて、これを自機に接続された複数のスピーカのそれぞれに順番に供給して、各スピーカから順番にテスト信号の再生音声を放音するようにする。
このようにして放音されるテスト信号の再生音声を、聴取位置に設置したマイクロホンで集音し、これをAVコントロール機器に戻すようにする。これにより、AVコントロール機器においては、各スピーカにテスト信号を供給したタイミングと、そのテスト信号がスピーカから放音されて、これが聴取位置のマイクロホンで集音されて戻ってくるタイミングとを知ることができる。
すなわち、AVコントロール機器においては、自機に接続されたスピーカのそれぞれ毎に、放音された音声が聴取位置のマイクロホンで集音されるまでにかかる時間(各スピーカから聴取位置のマイクロホンまでの音声の到達時間)を把握することができる。これに応じて、各スピーカから放音される音声が、聴取位置のマイクロホンにおいて同時に集音されるように、各スピーカに供給する音声信号の遅延量を調整することによって、スピーカのいわゆるタイムアライメントが行われ、音声の良好な聴取環境を整えることが可能となる。
なお、上述した聴取システムにおけるスピーカのタイムアライメントに関連する技術としては、特許文献1(温度変化をも考慮してタイムアライメントを行えるようにする技術)、特許文献2(タイムアライメントのためのリスニングポイント(聴取位置)の設定操作を容易にし、タイムアライメントを有効に利用できるようにする技術)、特許文献3(測定位置の音圧レベルを一定にする技術)などがある。
なお、上述した特許文献は以下に示す通りである。
特開平10−248097号公報 特開平10−248098号公報 特開2000−261900号公報
ところで、同期を取って再生すべきオーディオデータとビデオデータとからなる映画などのAV(Audio/Video)コンテンツや楽曲などのオーディオコンテンツは、様々なフォーマットにより表現され、DVD、CD(Compact Disc)、MD(Mini Disc(登録商標))、メモリーカードなどの種々の記録媒体を介して、あるいは、インターネットなどのネットワークを介して種々提供されるようになってきている。
これに伴い、上述したAVアンプ等のAVコントロール機器に対しても、種々の機器からのコンテンツデータを受けられるようにするために、複数の入力端子が設けられるようにされ、また、種々の機器に対してコンテンツデータを提供できるようにするために、複数の出力端子が設けられるようになってきている。ここで、入力端子や出力端子は、入出力端子である場合もある。
しかし、AVコントロール機器が多数の入力端子や出力端子を備えるようになってくると、ユーザーが接続に関して混乱してしまい、AVコントロール機器に対して想定した通りに機器を接続したつもりが、想定した通りに接続できていないといったことが発生する可能性がある。このため、AVコントロール機器に対して接続が想定通りにされているかを、実際にAVコントロール機器を通じてAVコンテンツやオーディオコンテンツを再生するようにして、ユーザーが自分の目と耳で確認しなければならず、手間や時間がかかる場合もある。
以上のことにかんがみ、この発明は、種々の機器が接続される可能性のあるAVコントロール機器の出力端と入力端の双方に外部機器が接続される場合に、接続チェックやルーティング検証解析を迅速かつ正確に行えるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明のコントロール機器は、
音声信号の出力端と音声信号の入力端とを備え、少なくともその一方が複数個設けられ、前記出力端を通じて測定信号を出力し、外部機器を経由してフィードバックするようにされる前記測定信号についての応答信号を、前記入力端を通じて受け付けることが可能なコントロール機器であって、
前記測定信号を生成する測定信号生成手段と、
前記出力端が複数個設けられている場合に、前記測定信号生成手段において生成された前記測定信号を、前記出力端のそれぞれを遂次に切り換えて、前記出力端のそれぞれから出力するように制御する出力制御手段と、
前記入力端が複数個設けられている場合に、前記出力端のそれぞれ毎に、前記入力端のそれぞれを遂次に切り換えて、前記測定信号についての前記応答信号の入力を受け付けるように制御する入力制御手段と、
前記入力端のそれぞれを通じて受け付けるようにした前記測定信号についての応答信号を解析して、前記応答信号の入力を受け付けた入力端を特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定された入力端と、当該入力端の特定時において前記測定信号を出力していた出力端とを通じて、外部機器との間でルートが接続されていると判定する判定手段と
を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明のコントロール機器によれば、出力端が複数存在する場合に、測定信号生成手段で生成された測定信号が、出力制御手段の制御により出力端のそれぞれから遂次に出力するようにされる。また、入力端が複数存在する場合には、入力制御手段の制御により、出力端毎に、入力端を遂次に切り換えて、出力される測定信号についての応答信号の入力を受け付けるようにされる。
そして、特定手段により、切り換えられた入力端を通じて受け付けた信号を解析して、出力された測定信号についての応答信号の入力を受け付けた入力端が特定される。さらに、特定された入力端の特定時において、測定信号を出力していた出力端を通じて、外部機器との間でルートが接続されていると判定手段により判定される。
これにより、出力端と入力端の一方または両方が複数設けられている場合であっても、どの出力端とどの入力端を通じて外部機器との間で双方向に信号の送受が可能なように接続されているか、すなわち、機器間のルーティングの検証を迅速かつ正確に行うことができるようにされる。
また、請求項4に記載の発明のコントロール機器は、
音声信号の出力端と音声信号の入力端とを備え、少なくともその一方が複数個設けられ、前記出力端を通じて測定信号を出力し、外部機器を経由してフィードバックするようにされる前記測定信号についての応答信号を、前記入力端を通じて受け付けることが可能なコントロール機器であって、
前記測定信号を生成する測定信号生成手段と、
前記測定信号生成手段において生成された前記測定信号を、前記出力端のそれぞれから同時に出力するように制御する出力制御手段と、
前記測定信号についての前記応答信号の入力を、前記入力端のそれぞれを通じて同時に受け付けるように制御する入力制御手段と、
前記入力端のそれぞれを通じて受け付けるようにした前記測定信号についての応答信号を解析して、前記応答信号の入力を受け付けた入力端と、当該入力端を通じて受け付けた応答信号についての前記測定信号を出力した出力端とを特定する特定手段と
を備えることを特徴とする。
この請求項4に記載の発明のコントロール機器によれば、測定信号生成手段で生成された測定信号が、出力制御手段の制御により出力端のそれぞれから同時に出力するようにされる。また、入力制御手段の制御により、出力端のそれぞれから同時に出力された測定信号についての応答信号の入力を、入力端のそれぞれを通じて同時に受け付けるようにされる。
そして、特定手段により、入力端のそれぞれを通じて受け付けるようにした応答信号を解析することによって、どの出力端とどの入力端とを通じて外部機器と接続されているか、すなわち、コントロール機器と外部機器との間におけるルーティングの検証を、複数の出力端、複数の入力端について1回の動作で行うことができるようにされる。
これにより、出力端と入力端の一方または両方が複数設けられている場合であっても、どの出力端とどの入力端を通じて外部機器との間で双方向に信号の送受が可能なように接続されているか、すなわち、機器間のルーティングの検証をより迅速に行うことができるようにされる。
この発明によれば、種々の機器が接続される可能性のあるAVコントロール機器の出力端と入力端の双方に接続するようにされる関係の外部機器が存在する場合に、AVコントロール機器側において、どの出力端と入力端とを通じて外部機器に接続されているかを、迅速かつ正確に、しかも使用者の手を煩わせることなく検出し、これを把握することができる。
以下、図を参照しながら、この発明による装置、方法、プログラムの一実施の形態について説明する。以下に説明する実施の形態においては、マルチチャンネルの聴取システム(以下、音響再生システムという。)に、この発明を適用した場合を例にして説明する。
[実施の形態の概要]
図1は、この発明による装置、方法、プログラムの一実施の形態が適用される音響再生システムの概要を説明するためのブロック図である。この実施の形態の音響再生システムは、AVアンプ等のAVコントロール機器(以下、コントロール機器という。)1と外部機器2とによって構成される。
図1に示すように、コントロール機器1は、音声信号の出力端部として、アナログ出力端子群OA1、デジタル出力端子OD1、マルチチャンネルのアナログ出力端子群OA−Mを備えている。アナログ出力端子群OA1は、L(左)チャンネルとR(右)チャンネルの2チャンネルのものである。また、マルチチャンネルのアナログ出力端子群OA−Mは、L(左)チャンネル、R(右)チャンネル、SL(左後方)チャンネル、SR(右後方)チャンネル、C(センター)チャンネルの5チャンネルのものである。
また、図1に示すように、コントロール機器1は、音声信号の入力端部として、アナログ入力端子群IA1、IA2、デジタル入力端子ID1、ID2、マルチチャンネルのアナログ入力端子群IA−Mを備えている。アナログ入力端子群IA1、IA2のそれぞれは、L(左)チャンネルとR(右)チャンネルの2チャンネルのものである。また、マルチチャンネルのアナログ入力端子群IA−Mは、L(左)チャンネル、R(右)チャンネル、SL(左後方)チャンネル、SR(右後方)チャンネル、C(センター)チャンネルの5チャンネルのものである。
そして、この実施の形態のコントロール機器1は、DSP(Digital Signal Processor)やCPU(Central Processing Unit)などによって構成される信号処理部11を備えている。この実施の形態において、信号処理部11は、測定信号生成部11Aと応答信号解析部11Bとの機能を実現する。また、測定信号生成部11Aの後段には、出力切換部12、DAC(Digital Analog Converter)13、14、スイッチ回路SW1が設けられている。また、応答信号解析部11Bの前段には、スイッチ回路SW2、SW3、ADC(Analog Digital Converter)15、16、入力切換部17が設けられている。
そして、測定信号生成部11Aは、予め決められたロジックにしたがって測定信号を生成し、あるいは、所定のメモリに記憶保持されている測定信号を読み出し、出力切換部12に供給する。この実施の形態において、測定信号としては、例えば、周波数特性が既知の広帯域のノイズまたは信号であれば特段規定はない。例えば、TSP(Time Stretched Pulse)信号でも良いし、ホワイトノイズ、ピンクノイズ、M系列ノイズなどの広帯域ノイズであってもよいし、また、一般的な音声・音楽信号であってもよい。
出力切換部12は、例えば信号処理部11からの制御に応じて、測定信号をDAC13に供給するか、デジタル出力端子OD1に供給するか、スイッチ回路SW1に供給するかを切り換えたり、あるいは、そのそれぞれに同時に供給するようにしたりすることができるものである。
DAC13は、これに供給されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、これをアナログ出力端子群OA1に供給することができるものである。また、スイッチ回路SW1は、例えば、信号処理部11の制御により、出力切換部12からのデジタル音声信号を、5チャンネルあるマルチチャンネルの内の1つ以上の音声チャンネルに対して出力するように出力切り換えを行うことができるものである。また、DAC15は、スイッチ回路SW1から供給されるデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、後段のマルチチャンネルのアナログ出力端子群OA−Mの内の対応する出力端子に供給することができるものである。
これにより、この実施の形態のコントロール機器1は、測定信号生成部11Aにおいて生成した測定信号を、各出力端子に対して、逐次に、または、同時に供給して、各出力端子から測定信号を出力することによって、測定信号を外部機器2などに対して供給することができるように構成したものである。
そして、上述したように、コントロール機器1から出力された測定信号は、外部機器2を通過して、応答信号としてコントロール機器1のアナログ入力端子群IA1、IA2、デジタル入力端子ID1、ID2、マルチチャンネルのアナログ入力端子群IA−Mの何れかに供給するようにしている。
アナログ入力端子群IA1、IA2に供給される応答信号(アナログ信号)は、スイッチ回路SW2に供給される。スイッチ回路SW2は、例えば、信号処理部11の制御により、アナログ入力端子群IA1を通じて供給を受けたものを出力するか、あるいは、アナログ入力端子群IA2を通じて供給を受けたものを出力するかを切り換える。スイッチ回路SW2から出力された応答信号は、ADC15において、デジタル信号に変換された後に、入力切換部17に供給される。
また、デジタル入力端子ID1、ID2に供給された応答信号(デジタル信号)は、そのまま入力切換部17に供給される。
また、マルチチャンネルのアナログ入力端子群IA−Mのそれぞれの入力端子に供給される応答信号(アナログ信号)は、ADC16においてデジタル信号に変換され、スイッチ回路SW3に供給される。スイッチ回路SW3は、例えば、信号処理部11により制御され、5チャンネルの音声チャンネルのうちの1つ以上のチャンネルの音声信号を出力するように切り換えることができるものである。スイッチ回路SW3から出力された応答信号は、入力切換部17に供給される。
入力切換部17は、例えば、信号処理部17の制御により、どの入力端子を通じて供給を受けた応答信号を応答信号解析部11Bに供給するかを切り換える。
このような構成を有するこの実施の形態のコントロール機器1においては、出力切換部12を制御して、アナログ出力端子群OA1、デジタル出力端子OD1、マルチチャンネルの出力端子群OA−Mのそれぞれから逐次に測定信号を出力するようにし、そのそれぞれの出力端子ごとに、入力切換部17を制御して、応答信号の供給を受け付ける入力端子を切り換えることにより、どの出力端子を通じて出力した測定信号が、外部機器2を経由して、どの入力端子に応答信号として供給するように接続されているかを、自動的に、かつ、確実に判別することができるようにしている。
そして、上述したように、この実施の形態の音響再生システムにおいては、コントロール機器1から出力した測定信号を、外部機器2を経由してコントロール機器1にフィードバックするようにしている。これを実現するため、この実施の形態の外部機器2自身もまた入力端部と、出力端部との双方を持っているものであり、少なくとも入力された信号を出力することができるモードがあるものである。
ただし、外部機器2における入出力は、必ずしも入力の信号がそのまま出力されているものではなく、入力と出力の間には外部機器2の独自の処理があってもよく、これを図1においてはオペレーションXとして示している。すなわち、測定信号は、外部機器2におけるオペレーションXという処理により処理された後に出力されるものであってよい。
[外部機器2の具体例について]
ここで、外部機器2の具体例について説明する。外部機器2として用いられる機器としては、例えば、テレビ受像機、音声記録装置などの種々のものが考えられる。ここでは、外部機器2として用いられるテレビ受像機の具体的な構成例について説明する。図2、図3は、外部機器2として用いられるテレビ受像機の構成例を説明するためのブロック図である。
図2に示すテレビ受像機2Aは、アナログ映像信号の入力端子Vと左右2チャンネルのアナログ音声信号の入力端子L、Rとを備えたアナログ入力端子群21と、アナログ音声信号の出力端子L、Rとを備えたアナログ出力端子群26とを備えると共に、映像信号の処理系として、画像デコーダ22と画像表示部23を備え、音声信号の処理系として、遅延部24L、24R、AMP(Amplifier)25L、25R、内蔵スピーカTVL、TVRを備えたものである。
アナログ入力端子群21のアナログ映像信号の入力端子Vを通じて供給されたアナログ映像信号は、画像デコーダ22に供給される。また、アナログ入力端子群21のアナログ音声信号の入力端子Lを通じて供給されたL(左)チャンネルの音声信号は、遅延部24Lに供給され、アナログ入力端子群21のアナログ音声信号の入力端子Rを通じて供給されたR(左)チャンネルの音声信号は、遅延部24Rに供給される。
画像デコーダ22は、これに供給された映像信号から、画像表示部23に供給するアナログ映像信号を形成し、これを画像表示部23に供給する。画像表示部23は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode Ray Tube)などの表示素子とそのコントロール回路とを備え、画像デコーダからのアナログ映像信号の供給を受けて、これに応じた画像を表示素子の表示画面に表示する。
この図2に示す例のテレビ受像機2Aは、例えば、高画質モード、中画質モード、通常画質モード等のいくつかの画質モードを備えており、画像デコーダ22は、供給された映像信号のフォーマットと、選択された画質モードとに応じて、適切に指示された画質の映像信号を形成することができるものである。
このため、指示された画質の映像信号を形成するために、画像デコーダにおける処理にある程度の時間がかかる場合があり、画像表示部23の表示素子に表示される画像と、後述するように、内蔵スピーカTVL、TVRから放音される音声との間においてずれ(いわゆるリップシンクのずれ)が生じる場合がある。
そこで、画像デコーダ22は、自己においての映像信号についての処理にかかる時間に応じて、音声信号を遅延させるようにするために、遅延部24L、24Rを制御することができるようにしている。そして、遅延部24L、24Rに供給された音声信号は、画像デコーダ22からの制御に応じて遅延するように処理された後に、AMP25L、25Rに供給されると共に、出力端子26の出力端子L、Rのそれぞれに供給される。
これにより、遅延処理されたL(左)チャンネルの音声信号は、AMP25Lにおいて増幅された後にL(左)チャンネルの内蔵スピーカTVLに供給され、遅延処理されたR(右)チャンネルの音声信号は、AMP25Rにおいて増幅された後にR(左)チャンネルの内蔵スピーカTVRに供給されされて、内蔵スピーカTVL、TVRから左右それぞれのチャンネルの音声信号に応じた音声が放音される。同時に、出力端子群26の出力端子L、Rのそれぞれから遅延処理後の左右のチャンネルの音声信号が出力され、これがコントロール機器1に戻すようにされる。
このように、外部機器2として、図2に示した構成を有するテレビ受像機2Aが用いられる場合には、遅延処理された音声信号が、出力端子郡26を通じて出力されて、コントロール機器1に戻すようにされる。
また、図3に示すテレビ受像機2Bは、音声信号の入力端子としてデジタル音声信号の入力端子21Aを備え、デジタル音声信号のデコーダ27と、ダウンミックス部28とが設けられている点を除けば、図2に示したテレビ受像機2Aと同様に構成されたものである。
このため、図3に示したテレビ受像機2Bにおいて、デジタル音声信号の入力端子21A、デコーダ27、ダウンミックス部28以外の部分であって、図2に示したテレビ受像機2Aと同様に構成される部分には、図2に示したテレビ受像機2Aと同じ参照符号を付し、その部分の詳細な説明については省略する。
ここでは、L(左)チャンネル、R(右)チャンネル、SL(左後方)チャンネル、SR(右後方)チャンネル、C(センター)チャンネルの5チャンネルからなるマルチチャンネルのデジタル音声信号の供給を受ける場合として説明する。デジタル音声信号の入力端子21Aを通じて供給されるデジタル音声信号は、デコーダ27に供給される。デコーダ27は、これに供給されたデジタル音声信号をデコードし、各チャンネルの音声信号を抽出し、これらをダウンミックス部28に供給する。
ダウンミックス部28は、これに供給された5チャンネルの各チャンネルの音声信号から左右2チャンネル分の音声信号を形成し、L(左)チャンネルの音声信号を遅延部24Lに供給すると共に、Rチャンネルの音声信号を遅延部24Rに供給する。
なお、ダウンミックス部28におけるダウンミックス処理は、種々のパターンが考えられる。例えば、L(左)チャンネルの音声信号とSL(左後方)チャンネルの音声信号とC(センター)チャンネルの音声信号とを加算したものをL(左)チャンネルの音声信号とし、R(右)チャンネルの音声信号とSR(右後方)チャンネルの音声信号とC(センター)チャンネルの音声信号とを加算したものをR(右)チャンネルの音声信号とするなどの処理が行われることになる。
そして、遅延部24L、24Rのそれぞれは、図2に示したテレビ受像機2Aの場合と同様に、画像デコーダ22により制御するようにされ、画像処理に要する時間に応じて、音声信号を遅延させる。
これにより、ダウンコンバートされて形成されたL(左)チャンネルの音声信号は、遅延部24Lにおいて遅延処理された後、AMP25Lにおいて増幅されてL(左)チャンネルの内蔵スピーカTVLに供給される。同じく、ダウンコンバートされて形成されたR(右)チャンネルの音声信号は、遅延部24Rにおいて遅延処理された後、AMP25Rにおいて増幅されてR(右)チャンネルの内蔵スピーカTVRに供給される。
そして、内蔵スピーカTVL、TVRから左右それぞれのチャンネルの音声信号に応じた音声が放音される。同時に、出力端子群26の出力端子L、Rのそれぞれから、ダウンコンバートされて形成され、遅延処理された左右のチャンネルの音声信号が出力され、これがコントロール機器1に戻すようにされる。
このように、外部機器2として、図3に示した構成を有するテレビ受像機2Bが用いられる場合には、ダウンコンバート処理することにより形成された左右2チャンネルの音声信号が、画像デコーダ22における処理にかかる時間に応じて遅延処理された後に、出力端子郡26を通じて出力されて、コントロール機器1に戻すようにされる。
なお、ここでは、外部機器2として用いられるテレビ受像機の構成例について説明した。しかし、外部機器として用いられる機器は、テレビ受像機に限るものではない。上述もしたが、例えば、MD(Mini Disc(登録商標))、記録可能なCD(Compact Disc)、記録可能なDVD(Digital Versatile Disc)、DAT(Digital Audio Disc)などの種々の記録媒体を用いる音声記録機器を外部機器2として用いることも可能である。
このような音声記録機器においては、書き込み処理をした後、書き込みとは別のヘッド部分で音声信号(音声データ)を読み出してモニターできるようにすることは通常行われている。そして、コントロール機器1から供給を受けた音声データを記録媒体に記録すると共に、この記録媒体に記録された音声データを書き込みとは別のヘッド部分で読み出してコントロール機器1に戻すようにした場合にも、ディレイ処理がかかった音声データがコントロール機器に戻されることになる。
上述のように、この実施の形態の音響再生システムにおいては、コントロール機器1から出力された音声信号は、外部機器2を介してコントロール機器1にフィードバックするようにされている。このような接続関係を有する音響再生システムにおいて、この発明の主たる目的は、接続関係を確認し、機器のルーティング状態を把握することにある。
そして、機器のルーティング状態が把握できれば、新たな機能を実現し、ユーザーの利便性を高めるとともに、機能性を増すことができる。具体的には、
機能(1)外部機器におけるオペレーションXを詳細測定する前の準備測定
機能(2)ユーザーの接続間違いの指摘
機能(3)ユーザーの接続に合わせた内部のルーティングの変更
といった新たな機能を実現することができる。
[新機能の実現における機器間のルーティング状態の把握の必要性について]
[機能(1)オペレーションXを詳細測定する前の準備測定の場合]
図2、図3を用いて説明したように、外部機器2としてテレビ受像機2A、2Bが用いられる場合には、リップシンクを合わせるために、テレビ受像機2A、2B内で発生する映像信号と音声信号との間に発生するずれ(音声信号に対する映像信号の遅延時間)を正確に測定する必要がある。
図4は、機能(1)オペレーションXを詳細測定する前の準備測定について説明するためのブロック図であり、図5は、図4に示したコントロール機器1の遅延測定モジュールを説明するためのブロック図である。図4において、コントロール機器1は、基本的には図1に示した音響再生システムのコントロール機器1と同様の構成を有するものである。しかし、図4に示した音響再生システムのコントロール機器1は、音声信号のプリアウト端子群としてのマルチチャンネルのアナログ出力端子群OA−Mに加えて、マルチチャンネルであってアナログのスピーカ出力端子群OAS−Mを備えたものである。
コントロール機器1のスピーカ出力端子群OAS−Mは、図4に示すように、L(左)チャンネル、R(右)チャンネル、SL(左後方)チャンネル、SR(右後方)チャンネル、C(センター)チャンネルの5チャンネルの各出力端子を備えたものである。そして、スピーカ出力端子群OAS−Mのそれぞれの出力端子には、図4に示すように、対応する外部スピーカoL、oR、oSL、oSR、oCが接続される。
また、コントロール機器1のスピーカ出力端子群OAS−Mの前段には、DAC/AMP18が設けられている。DAC/AMP18は、DSP等により構成される信号処理部11からの各チャンネル毎の測定信号等のデジタル音声信号の供給を受けて、これらをアナログ音声信号に変換すると共に増幅して、スピーカ出力端子群OAS−Mの対応する出力端子に供給することができるようにしている。
また、図4に示したコントロール機器1は、左右2チャンネルのアナログ入力端子群IA1を備えており、外部機器からの左右2チャンネルの音声信号を受け付けて、これをADC15でデジタル音声信号に変換し、これを信号処理部11に供給することができるようにしている。
そして、図4において、コントロール機器1に対して接続される外部機器は、図2に示した構成を有するテレビ受像機2Aである。上述もしたように、テレビ受像機2Aにおいては、アナログ入力端子群21のアナログ映像信号の入力端子Vを通じて供給を受ける映像信号については、画像デコーダ22において処理して、画像表示部23に供給する形式の映像信号を形成し、これを画像表示部23に供給する。
この場合に、画像デコーダ22は、映像信号の処理にかかる時間に応じて、遅延部24L、24Rを制御し、L(左)チャンネルの音声信号とR(右)チャンネルの音声信号とを遅延させるようにしている。このため、画像表示部23の表示画面に表示される画像と、内蔵スピーカTVL、TVRから放音される音声との同期が合うようにされる。
しかし、コントロール機器1は、テレビ受像機2Aにおいての音声信号の遅延量を把握していないので、テレビ受像機2Aの画像デコーダ22における画像処理に時間がかかる場合には、画像デコーダ22の制御により遅延処理が施される音声信号に応じた音声であって、テレビ受像機2Aの内蔵スピーカTVL、TVRから放音される音声よりも、外部スピーカoL、oR、oSL、oSR、oCから放音される音声の方が早く放音されてしまう。
そこで、コントロール機器1から出力した測定信号を、テレビ受像機2Aを介してコントロール機器1にフィールドバックすることにより、コントロール機器1において、テレビ受像機2Aにおける音声信号についての遅延時間を計測することが可能となる。つまり、図5に示すように、DSPやCPUなどにより構成される信号処理部11は、上述もしたように、測定信号生成部11A、応答信号解析部11Bとしての機能を実現することができると共に、各部の処理を制御するシーケンスコントローラ11C、スイッチ回路11Dとしての機能をも実現することができるものである。
図4に示した例の場合には、コントロール機器1のアナログ出力端子群OA−MのL(左)チャンネルの出力端子LとR(右)チャンネルの出力端子とが、テレビ受像機2Aの入力端子群21のL(左)チャンネルの入力端子とR(右)チャンネルの入力端子とに接続され、かつ、テレビ受像機2Aの音声信号の出力端子群26のL(左)チャンネルの出力端子とR(右)チャンネルの出力端子とが、コントロール機器1の音声信号の入力端子群IA1のL(左)チャンネルの入力端子とR(右)チャンネルの入力端子に接続されている。
このため、図5に示したように構成されるコントロール機器1のシステムコントローラ11Cは、測定信号生成部11A及びスイッチ回路11Dを制御して、測定信号を生成し、これをアナログ出力端子群OA−MのL(左)チャンネルの出力端子LとR(右)チャンネルの出力端子から出力すると共に、アナログ入力端子群IAを通じてテレビ受像機2Aからの遅延処理された測定信号である応答信号の供給を受けるようにする。
そして、応答信号解析部11Bにおいて、測定信号生成部11Aから測定信号を送出してから、応答信号を受信するまでにかかる時間を測定することにより、テレビ受像機2Aにおける音声信号に対する遅延時間を計測し、これを設定値保存メモリに記録することができる。
このように、コントロール機器1から出力する測定信号を、テレビ受像機2Aを介してフィードバックすることにより、コントロール機器1において、測定信号を出力してからその応答信号を受信するまでにかかる時間、すなわち、テレビ受像機2Aにおいて音声信号に対してかけられた遅延時間を計測することができるようにされる。
しかしながら、例えば、ユーザーの使用方法によっては、テレビ受像機2に接続される信号線路は、図4において実線で示したように、コントロール機器1のスピーカ出力端子群OA−MのL(左)チャンネルの出力端子とR(右)チャンネルの出力端子とが、テレビ受像機2Aの入力端子群21のL(左)チャンネルの入力端子とR(右)チャンネルの入力端子とに接続されるとは限らない。
例えば、図4において点線で示したように、コントロール機器1のスピーカ出力端子群OA−MのC(センター)チャンネルの出力端子が、テレビ受像機2Aの入力端子群21のL(左)チャンネルの入力端子とR(右)チャンネルの入力端子とに接続される場合もあるし、また別のチャンネルや、別のインターフェイスを経由している可能性もある。
同様に、コントロール機器1に対する入力に関しても、図4に示した例では入力端子群IA1に応答を接続しているが、実際には(ユーザーが意図したかどうかに関わらず)他の機器の入力が接続されていたり、応答入力が入力端子群IA2など別の箇所に接続されていたりするともありえる。
こういった場合に、遅延時間を測定する本測定を、全てのチャンネルに対して行うのは時間的に効率が悪い。つまり、本測定前にルーティング関係をコントロール機器内で把握していれば、接続が確認されたチャンネルのみについて測定信号を再生し計測を行えば良い。
この意味で、本測定としては オペレーションX自体を測定するのが目的であっても、その準備測定として、機器間のルーティング状態を正確に把握しておくことは、本測定プロセス全体を効率良く実効する上で重要な意味を持つことになる。すなわち、外部機器がどういったルーティングで接続されているかをコントロール機器1が正確に把握していれば、本測定を効率的に行えるのである。
[機能(2)ユーザーの接続間違いの指摘について]
また、機器間のルーティング状態の検証した場合であって、本来接続されているべき出力端子と入力端子との関係が設定されている場合に、接続関係が間違っている場合には、ユーザーに配線間違いのメッセージを表示するなどして、接続を見直すことを促すことも可能となる。
[機能(3)ユーザーの接続に合わせた内部のルーティングの変更について]
さらに進んで、コントロール機器1の内部接続を、検証したルーティング状態に合わせて変更することも可能となる。これはユーザーが間違って接続したものを内部でルーティング補正するという機能でも良いし、または、入力・出力端子の数が少ない場合でも、空いている端子を使うことができる、という機能としても使うことができ、ユーザーの利便性を高めるものである。
[機器間のルーティング状態を把握する処理の具体例について]
なお、コントロール機器1から出力し、外部機器2を介してコントロール機器1にフィードバックさせる測定信号は、特別なものではなく、帯域の広い一般的な信号であればよい。その場合、その測定信号の出力と入力とで相関係数をとり、その最大値が閾値以上であれば通じている(ルートが通っている)と判定できる。また、閾値より小さければ(閾値未満であれば)、そのルートが通じていない、ということを逐次判定することで各入力・出力の接続関係を検証することができる。
その意味では、DSPやCPUなどによって構成される信号処理部11内で生成した測定信号や、メモリ内に確保した測定信号でなくても、特定の入力端子から入ってくる音声信号を測定信号として使用することも可能である。ただし、この場合は、伝送路の周波数特性に対して十分な周波数特性を持ち、かつ、ある程度のレベルを持った信号が、測定期間中持続していることが必要となる。
以下、この実施の形態の音響再生システムにおいて実行されるコントロール機器1と外部機器2との間のルーティング状態を把握するための処理について、図6に示すフローチャートと、図7に示すチャンネルシーケンスを説明するための図を参照しながら説明する。ここでは、図1に示した音響再生システムにおいて、コントロール機器1がルーティング状態を把握する場合を例にして説明する。
図6は、図1に示したコントロール機器1の主に信号処理部11において実行される処理である。図1に示したコントロール機器1は、ユーザーからの指示入力を受け付けるキー操作部を備えており、当該キー操作部を通じて、ルーティング状態を把握するための処理の実行指示を受け付けると、コントロール機器1のDSPやCPUなどによって構成される信号処理部11は、図6に示す処理を実行する。
まず、信号処理部11は、出力切換部12やスイッチ回路SW1の機能により、1つ以上の出力インターフェイスチャンネル(以下、出力I/Fチャンネルと略称する。)の中から、検証対象の出力I/Fチャンネルを1つ特定する(ステップS101)。このステップS101は、図7Aに示す出力I/Fチャンネルシーケンスにしたがって、検証対象の出力I/Fチャンネルを1つ特定する処理である。したがって、スタート直後のステップS101の処理においては、アナログ出力端子群OA1のL(左)チャンネルが選択される。
そして、信号処理部11は、測定信号生成部11Aの機能により測定信号を生成し、これをステップS101において特定した出力I/Fチャンネルを通じて出力する(ステップS102)。なお、ステップS102においては、測定信号生成部11Aにおいて、所定のロジックにしたがって生成した測定信号を出力するようにしてもよいし、また、信号処理部11内の図示しないメモリに予め蓄積されている測定信号を用いるようにしてもよいし、また、いずれかの入力端子を通じて供給される信号を選択して、これを測定信号として用いるようにしてもよい。
次に、信号処理部11は、入力切換部17の機能により、1つ以上の入力インターフェイスチャンネル(以下、入力I/Fチャンネルと略称する。)の中から、検証対象の入力I/Fチャンネルを1つ特定する(ステップS103)。このステップS103は、図7Bに示す入力I/Fチャンネルシーケンスにしたがって、検証対象の入力I/Fチャンネルを1つ特定する処理である。したがって、スタート直後のステップS101の処理においては、アナログ入力端子群IA1のL(左)チャンネルが選択される。
そして、信号処理部11の応答信号解析部11Bの機能により、対象出力、すなわち出力した測定信号と、入力信号、すなわち入力された応答信号との相関係数を算出し、最大値の閾値との比較結果を信号処理部11内の設定値保存メモリに格納する(ステップS104)。
このステップS104の処理において、算出した相関値が閾値以上であれば、今回特定した出力から入力にいたる経路が通っている(ルートが通っている)と判別することができ、また、算出した相関値が閾値未満であれば、今回特定した出力から入力にいたる経路は通っていない(ルートが通っていない)と判別することができる。
そして、信号処理部11は、入力I/Fチャンネルは最後までいったか否かを判断する(ステップS105)。ステップS105の判断処理において、入力I/Fチャンネルは最後までいっていない、すなわち、図7Bに示した入力I/Fチャンネルシーケンスにおいて、マルチチャンネルのアナログ入力端子群IA−MのC(センター)チャンネルにまで至っていないと判断したときには、ステップS103からの処理を繰り返し、次の入力I/Fチャンネルを対象とする処理を行うようにする。
また、ステップS105において、入力I/Fチャンネルは最後まで検証したと判断したときには、信号処理部11は、出力I/Fチャンネルは、最後までいったか否かを判断する(ステップS106)。ステップS106の判断処理において、出力I/Fチャンネルは最後までいっていない、すなわち、図7Aに示した出力I/Fチャンネルシーケンスにおいて、マルチチャンネルのアナログ出力端子群OA−MのC(センター)チャンネルにまで至っていないと判断したときには、ステップS101からの処理を繰り返し、次の出力I/Fチャンネルを対象とする処理を行うようにする。
また、ステップS106において、最後の出力I/Fチャンネルまで検証したと判断したときには、信号処理部11は、ルーティング状態の把握処理は終了したと判断し、この図6に示す処理は終了する。このように、コントロール機器1は、図7Aに示した出力I/Fチャンネル毎に、図7Bに示した入力I/Fチャンネルシーケンスの最初の入力I/Fチャンネルから最後の入力I/Fチャンネルまでについて検証を行うようにしている。つまり、1つ1つ入力出力をつき合わせて検証する方式である。
このようにして、コントロール機器1は、自機のどの出力端と入力端とを通じて外部機器2と接続されているのかをユーザーの手を煩わせることなく把握することができる。そして、把握したルーティング状態に基づいて、外部機器2と接続されている出力端から測定信号を出力して外部機器2に供給し、外部機器2と接続されている入力端を通じて外部機器2からの測定信号に応じた応答信号の入力を受け付け、出力から入力までにかかった時間を求めることによって、外部機器において音声信号についての遅延時間を把握することができるようにされる。
このように、この実施の形態において、測定信号生成部11Aが測定信号生成手段としての機能を実現し、DSPやCPUによって構成される信号処理部11自体が、各部を制御する出力制御手段、入力制御手段としての機能を実現し、また、主に、応答信号解析部11Bが、入力端を特定する特定手段、接続ルートを判定する判定手段としての機能、遅延時間を測定する遅延時間測定手段としての機能を実現するようにしている。
[外部スピーカに供給する音声信号の遅延処理について]
そして、把握した遅延時間を用いて、外部スピーカに供給する音声信号についても、遅延処理を施すことが可能となる。ここで、把握した遅延時間に基づいて、外部スピーカに供給する音声信号に対しても遅延処理を施すことが可能なコントロール機器1の遅延補正モジュールについて簡単に説明する。
図8は、図4、図5を用いて説明した音響再生システムのコントロール機器1の遅延補正モジュールを説明するためのブロック図である。図8に示すコントロール機器1の設定値保存メモリ19には、図6を用いて説明した機器間のルーティング状態の把握処理によって把握された接続経路を通じて測定信号の送受を行うことにより検出した、外部機器であるテレビ受像機2Aにおいて発生する音声信号についての遅延時間が記憶保持されている。
そして、DAC/AMP18の前段には、設定値保存メモリ19に記録されている遅延時間に基づいて、音声信号に対して遅延処理を施す遅延部11Fが設けられる。コントロール機器1は、図8に示すように、映像信号の入力端子Vin、音声信号の入力端子Ainを備え、これらを通じて、例えば、DVDプレイヤーなどの再生装置からのデジタル信号の映像信号と音声信号の供給を受け付けることができるようにされる。この場合の音声信号はマルチチャンネルのものである。
I/F回路1inは、映像信号の入力端子Vinと音声信号の入力端子Ainとを通じて供給される映像信号と音声信号との供給を受けて、映像信号については映像信号の出力端子Voutを通じて出力し、音声信号についてはオーディオデコーダ11Eに供給する。
オーディオデコーダ11Eは、信号処理部11の機能により実現されるものであり、I/F回路1inからのマルチチャンネルの音声信号をデコード処理し、L(左)チャンネル、R(右)チャンネル、SL(左後方)チャンネル、SR(右後方)チャンネル、C(センター)チャンネルの各チャンネルの音声信号を分離し、これらを遅延部11Fに供給する。
遅延部11Fは、信号処理部11により実現される部分であり、オーディオデコーダ11Eから供給される各チャンネルの音声信号に対し、設定値保存メモリ19に保存されている遅延時間に基づいて遅延処理を施し、遅延させた各チャンネルの音声信号をDAC/AMP18に供給する。
これにより、遅延部11Fにおいて遅延処理された各チャンネルの音声信号が、DAC/AMP18においてアナログ信号に変換されると共に、増幅処理されて、マルチチャンネルのスピーカ出力端子OAS−Mの対応するチャンネルの出力端子を通じて対応するスピーカに供給するようにされる。
つまり、マルチチャンネルのスピーカ出力端子OAS−Mの各出力端子からは、外部機器2においての音声信号についての遅延に応じて遅延させた音声信号を出力することができるので、外部スピーカoL、oR、oSL、oSR、oCから放音される音声についても、テレビ受像機2Aの内蔵スピーカTVL、TVRから放音される音声信号と同じタイミングで放音することができるようにされる。
したがって、外部スピーカoL、oR、oSL、oSR、oCのそれぞれから放音する音声信号についても、外部機器であるテレビ受像機2Aの画像表示部23の表示画面に表示される画像(映像)に対して、いわゆるリップシンクのずれを生じさせないようにして再生することができるようにされる。
上述のように、まず、図6にしたがった処理により、コントロール機器1と外部機器2との間のルーティングを検証して、接続経路(ルート)を正確に把握した上で、外部機器2において発生する映像信号と音声信号との間のずれに応じた遅延時間を迅速かつ正確に計測し、その計測結果に応じて、外部スピーカのそれぞれに供給する音声信号を適切に遅延させ、テレビ受像機2Aにおいて再生される映像、音声と同期を合わせるようにして、外部スピーカからの音声を放音することができる。
[変形例]
上述した実施の形態においては、オペレーションXは遅延(ディレイ)を持ったものに対応するものとして説明した。しかし、実際には、オペレーションXとしては、遅延(ディレイ)処理だけではなく、外部機器に入力した測定信号が外部機器内でミクスダウンされて、コントロール機器1側に戻ってくる場合もある。例えば、図3を用いて説明したように外部機器であるテレビ受像機2B内で、マルチチャンネルのデジタル音声信号をデコードすると共に、その出力チャンネル数を減らすためにダウンミキシングした音声信号を出力するという場合もある。
また、ルーティング検証をするときには、通常、図9に示すように、コントロール機器1に対して、既に各ソース機器が繋がれている場合もあり、状況によっては測定期間中にこれらが稼動し、信号を送り続けている可能性もある。したがって、測定信号の条件の1つとして、一般的な音楽信号や音声信号を使った場合、測定信号と相関を持つ場合もあり得るため、ルーティング検証の結果において信頼度が薄くなる。
つまり、図9に示した音響再生システムの場合には、コントロール機器1の音声信号の出力端部であるアナログ出力端子群OA1と、テレビ受像機2Aのアナログ入力端子群21の入力端子L、Rとが接続されると共に、テレビ受像機2Aのアナログ出力端子群26と、コントロール機器1のアナログ入力端子群IA1とが接続され、コントロール機器1から出力される音声信号がテレビ受像機2Aを介してコントロール機器1にフィードバックするようにされている。
さらに、図9に示した音響再生システムの場合には、コントロール機器1のアナログ入力端子群IA2には外部機器3が接続され、コントロール機器1のデジタル入力端子ID1には外部機器4が接続され、さらにコントロール機器1のマルチチャンネルのアナログ入力端子群IA−MのL(左)チャンネルの入力端子とR(右)チャンネルの入力端子とを通じて外部機器5が接続されている。
このように、コントロール機器1に対して、音声信号を供給する複数の外部機器が接続されている場合には、上述したように、状況によっては、ルーティング検証のための測定期間中に、テレビ受像機2A以外の外部機器が稼動し、信号をコントロール機器1に対して送り続けているといった場合もあるために、用いる測定信号によっては、外部機器3、4、5から供給される音声信号を、テレビ受像機2Aからフィードバックされた音声信号と誤認識してしまう可能が生じるのである。
また、図6のフローチャートと図7とを用いて説明したようにしてルーティングの検証を行う場合には、コントロール機器1が有する出力端部のそれぞれ毎に、コントロール機器1が有する入力端部を切り換えてルーティングの検証を行うために、コントロール機器1が多数の出力端部や入力端部を有するものである場合にはルーティング検証に時間がかかる。
このように、コントロール機器1に接続される外部機器は多種多様なものがあり、外部機器において行われる処理も様々である。また、コントロール機器1に対する外部機器の接続態様も様々である。そこで、以下に説明する例においては、測定信号に対して特徴をもたせることにより、上述のような種々の状況にも対応することができ、また、測定時間を早め、さらに信頼性を増し、より多くの情報を得られるようにしたものである。
[特徴をもたせたルーティング検証用の測定信号と、その利用について]
以下に詳述するが、この変形例において用いる測定信号は、「2のべき乗で表される所定のサンプル数Nに対して整数の周期数があてはまる正弦波及び、その正弦波の和からなる信号」である。
このような正弦波(の和)からなる測定信号を複数種類用意することで、図6のフローチャートを用いて説明したように、コントロール機器1が有する出力端部のそれぞれ毎に、コントロール機器1が有する入力端部を切り換えてルーティングの検証を行うといったいわゆる逐次型の検証を行うことなく、一度にルーティングの検証を行うことができるようにしている。
すなわち、コントロール機器1において、出力可能な最大チャンネル数で同時に測定信号を出力し、同じく入力に関しても、入力可能な最大チャンネル数で同時に測定信号についての応答信号を受信して、ルーティング検証を行うことができるようにしている。
図10は、この変形例の概要を説明するためのブロック図である。図10において、コントロール機器1は、図1を用いて説明したコントロール機器1と同様に構成されたものである。そして、この変形例においては、コントロール機器1が備えるアナログ音声信号の出力端子群OA1の各出力端子、デジタル音声信号の出力端子OD1、マルチチャンネルのアナログ音声信号の出力端子群OA−Mの各出力端子のそれぞれから、図9において、測定信号M1〜測定信号M9が示すように、異なる測定信号を出力する。
なお、この例において、デジタル音声信号の出力端子OD1は、例えば、左右2チャンネルの音声信号が多重化されたデジタル音声信号を出力するものであり、図10に示すように、左右のそれぞれのチャンネルを通じて異なる測定信号M3、M4を出力するようにしている。
そして、入力に関しても図9に示すように、コントロール機器1が備えるアナログ音声信号の入力端子群IA1、IA2の内のいずれか一方の入力端子群の入力端子、デジタル音声信号の入力端子ID1、ID2、マルチチャンネルのアナログ音声信号の入力端子群IA−Mの各入力端子を通じて、フィードバックされる測定信号M1〜測定信号M9に付いての応答信号の供給を受け付けて解析することができる。
すなわち、システム上、最大限の出力チャンネルを通じて、そのそれぞれから異なる測定信号を出力し、システム上、最大限の入力チャンネルを通じて、測定信号についての応答信号を受け付けて、これを解析することにより、ルーティングの検証を迅速かつ正確に行うことができると共に、図10において、外部機器2に置いて行われる音声信号についての処理(オペレーションX)の内容の詳細についても把握することが可能となる。
例えば、外部機器2において、図3を用いて説明したテレビ受像機2Bのように、マルチチャンネルの音声信号がダウンコンバートされると共に、遅延処理するようにされている場合であっても、マルチチャンネルを構成するチャンネル毎に異なる測定信号を用いることによって、その応答信号を解析し、応答信号に含まれる測定信号の種類を検出することにより、どのようなダウンコンバート処理が行われたかを把握することができ、また、遅延処理については、外部機器として図2に示したテレビ受像機2Aを用いた場合と同様に、音声信号についての遅延量(遅延時間)を正確に把握することが可能となる。
なお、この変形例の音響再生システムのコントロール機器1は、上述したように、システム上、最大限の入力チャンネルを通じて、測定信号についての応答信号を受け付けるが、アナログ音声信号の入力端子群IA1、IA2は、同時にその両方を用いることはできないので、入力端子群IA1、IA2の内のいずれか一方の入力端子群を通じて測定信号についての応答信号を受け付けるようにし、ルートが特定できなかった場合に、今回の測定において測定信号についての応答信号の入力を受け付けなかったアナログ音声信号の入力端子群を用いて、ルーティング検証を行うようにすればよい。
もちろん、ルートか特定できた場合であっても、用いなかったアナログ音声信号の入力端子群を通じてはルートが接続されていないことを確認するために、必ず、今回の測定において測定信号についての応答信号の入力を受け付けなかったアナログ音声信号の入力端子群を用いて、ルーティング検証を行うようにしてもよい。
そして、各入力端を通じて受け付けるようにされる測定信号についての応答信号は、入力切換部17を通じて応答信号解析部17に供給される。そして、ここで、測定信号生成部11Aにおいて形成される測定信号の周波数解析値と受け付けた応答信号の周波数解析値との差と、閾値との比較結果に基づいて、どの出力端部を通じて測定信号が出力され、どの入力端部を通じて測定信号についての応答信号の入力が受け付けられたかを特定することができるようにされる。
なお、応答信号解析部11Bなど、信号処理部11において行われる測定信号やその応答信号についての周波数解析は、いわゆるFFT解析であり、各出力端部を通じて出力される測定信号のそれぞれのFFT解析の結果と、各入力端部を通じて受け付けるようにした応答信号のFFT解析の結果との差が、閾値よりも小さい場合には、測定信号と応答信号との間に相関が強いと分かるので、どの出力端部とどの入力端部とが接続されているかを特定することができるのである。
このように、変形例において、測定信号生成部11Aが測定信号生成手段としての機能を実現し、DSPやCPUによって構成される信号処理部11自体が、各部を制御する出力制御手段、入力制御手段としての機能を実現し、また、主に、応答信号解析部11Bが、接続ルートを特定する特定手段としての機能や処理内容特定手段手段としての機能を実現するようにしている。
そして、測定信号M1〜M9として、上述したように、「2のべき乗で表される所定のサンプル数Nに対して整数の周期数があてはまる正弦波及び、その正弦波の和からなる信号」を用いることになる。図11は、この変形例において用いる測定信号の具他例を説明するための図であり、測定信号M1〜M9の周波数特性の実測値を示す図であり、図12は、図11の測定信号M1〜M9のそれぞれをより明確に示すようにしたものである。図11、図12とも、横軸は周波数(Hz)であり、縦軸は振幅値である。
図11、図12に示すように、この例において、測定信号M1〜M9のそれぞれは、いずれも2のべき乗(ここでは4096サンプル、Fs=48kHz)に対して整数の周期数があてはまる正弦波6波の和から構成されている。このような測定信号M1〜M9は、周波数解析、特に2のべき乗が基本となるFFT解析(解析窓関数は矩形)において、観測時にそれぞれ独立性が確保できる。
なお、6波の和であるのは、伝送路が特定周波数帯域で減衰していた場合でも、計測を可能にするためである。この周波数特性を知りたい場合は、この準備測定においてルーティング情報を確保後、対応入出力チャンネルに関して、周波数特性を計測する本測定を行えばよい。
より具体的に説明すると、まず、基本正弦波を規定する。この基本正弦波は、「サンプル数を示す変数Nについて、2のべき乗(2n:nは自然数)で表される所定値を設定したうえで、このサンプル数Nに対して、ちょうど1周期があてはまる」ことを条件とする、特定的な正弦波とされる。
サンプル数Nとしては、2のべき乗となる数である限り特に限定されるべきものではないが、この変形例の場合には、上述もしたように、2の12乗(n=12)となる、N=4096である。また、サンプリング周波数Fsについては、上述もしたように、48kHzであることとする。
これにより、この変形例において、規定される基本正弦波の周波数は、48000/4096≒11.72Hzとなる。なお、この11.72Hzは、あくまでも近似値ではあるが、説明の便宜上、48000/4096=11.72Hzとみなすこととする。
そして、この変形例においては、上述したように規定した基本正弦波を基として、次のようにして、他の正弦波を得るようにする。ここで、基本正弦波のサンプル数N(=4096)に対応する4096のサンプルポイントは、時系列に従ってt0〜t4095であるとする。そして、この基本正弦波のサンプルポイントt0〜t4095を基として、サンプルポイント[t0,tm,t2m,t3m,…]のようにして4096のサンプルを集めて(なお、t4095を越えたらt0に戻るようにして循環する)正弦波を生成する。
この場合において、m=1であれば、サンプルポイント[t0,t1,t2,t3,…]と集めていくことになるので、基本正弦波そのものとなる。そして、m=2とすれば、サンプルポイント[t0,t2,t4,t6,…]と集めていくことになり、この結果、基本正弦波に対して2倍の周期となる正弦波が得られる。つまりサンプル数4096に対してちょうど2周期があてはまる正弦波が得られる。
同様にして、m=3として、サンプルポイント[t0,t3,t6,t9,…]と集めていくようにすれば、基本正弦波に対して3倍の周期であり、サンプル数4096に対してちょうど3周期があてはまる正弦波が得られる。また、m=4としてサンプルポイント[t0,t4,t8,t12,…]と集めていくようにすれば、基本正弦波に対して4倍の周期であり、サンプル数4096に対して4周期があてはまる正弦波となる。
同様にして、m=5として、サンプルポイント[t5,t10,t15,t20,…]と集めていくようにすれば、基本正弦波に対して5倍の周期であり、サンプル数4096に対してちょうど5周期があてはまる正弦波が得られる。また、m=6としてサンプルポイント[t6,t12,t18,t24,…]と集めていくようにすれば、基本正弦波に対して6倍の周期であり、サンプル数4096に対して6周期があてはまる正弦波となる。
このようにして、変数m(mは整数)の値を変えてサンプルポイント[t0,tm,t2m,t3m,…]のようにしてサンプルポイントを集めることで、基本正弦波を基として、サンプル数N(=4096)に対してm周期があてはまる正弦波を作っていくことが出来る。
このようにして、「2のべき乗で表される所定のサンプル数Nに対して整数の周期数があてはまる正弦波及び、その正弦波の和からなる信号」である測定信号を形成し、用いることが可能となる。なお、このような測定信号の生成は、図10に示したコントロール機器1の信号処理部11が実現する測定信号生成部11Aにおいて形成され、出力切換部12を介して、目的とする測定信号M1〜M9が、目的とする出力端子を通じて同時に出力するようにされる。
そして、図10に示した構成の音響再生システムにおいて、図11、図12に示したように形成される測定信号M1〜M9を用いることにより、短時間にルーティング検証が行える。具体的には、各入力において、測定信号再生前と再生中の周波数特性を比較して、図11、図12における各信号の周波数において、設定した閾値以上のレベル増加が観測できれば、そのルートが繋がっている、と判定でき、これをメモリに書き込むことでルーティングを記したデータベースを作成できる。
そして、このルーティングの検証の結果、接続が確認された経路を通じて、測定信号の送受を行うことより、遅延時間の把握はもとより、図3を用いて説明したような、音声信号についてダウンコンバートを行うテレビ受像機2Bなどの外部機器が接続されている場合であっても、音声信号のミキシング関係の状況も観測できる。
この他、L(左)チャンネルとR(右)チャンネルとにおいて、極性が統一されているか否かを確認し、統一されていない場合に、オーディオチャンネルの極性が異なっていることを通知するようにすることもできる。この場合、極性が異なっているか否かの判定は、簡単には、L(左)チャンネルの応答信号とR(右)チャンネルの応答信号とで、その立ち上がりが逆相になっている場合には、極性が異なっていると判定することができる。
このように、出力チャンネルを通じて出力される測定信号についての応答信号の入力を、入力チャンネルを通じて受け付けて、その応答信号のレベルを計測することにより、ルーティングの検証を行うことができる。そして、接続が確認された経路を通じて測定信号の送受を行うことにより、音声信号についての外部機器での遅延量や、音声チャンネル毎の音声信号についてのミキシングの状態、接続経路の極性の状態などの種々の状態を正確に把握することができるようにされる。
また、上述もしたが、ルーティング検証の結果、予め決められたルートが接続されていない場合には、これを通知することができる。また、このように、コントロール機器1が把握しているルートと、実際に接続されているルートとが異なっている場合に、コントロール機器1において把握しているルートを実際に接続されているルートに合致するように変更したり、あいている接続端子を変更したりするなど、コントロール機器1内のルーティングの変更を行うようにすることもできる。
[まとめ]
AVアンプ等の一般に言うAVコントロール機器には、様々なインターフェイス・端子を経て音声信号が入力可能であり、また一方で、ユーザーが任意選択した信号を外部に出力することができる。この意味で、高度なルーティングができる一方、配線箇所自体が複雑になりやすくユーザーの配線自体が間違うことも多くなる。
しかし、この発明を用いることによって、コントロール機器に接続される外部機器のうち、入力及び出力の両方が(双方向に)コントロール機器に接続されている機器に対して、配線チェック、及びルーティング、ミキシング状態等を迅速かつ正確に行うようにすることができるようにされる。
換言すれば、AVアンプ等のコントロール機器において、フォーマットやメディアの増加による入出力端子の増加にしたがって、ユーザーは接続に関して混乱する場合が多く、これに関して自動化された検証方法は特段存在しなかった。
しかし、この本発明は、コントロール機器と入出力に相互に繋ぐような関係の機器を対象として、接続のチェックやルーティング検証解析を行うことが実現できる。そして、ルーティング検証のみならず、上述した実施の形態においても説明したように、リップシンク問題を解決するための一手段としてユーザーメリットを図ることもできる。
なお、上述した実施の形態においては、コントロール機器1は、例えばAVアンプ等の機器であるものとして説明したが、コントロール機器1はAVアンプに限るものではない。例えば、パーソナルコンピュータ、オーディオアンプ等、測定信号を出力し、その応答信号の入力を受け付けることが可能な種々の電子機器にこの発明を適用することができる。
また、図6に示したフローチャートは、この発明による方法が適用されたものである。そして、図6に示した処理からなるプログラムを作成し、これをAVアンプなどのコントロール機器に搭載して、DSPやCPUなどのコンピュータで実行するようにすれば、種々のコントロール機器に、ルーティング検証機能を搭載することができる。
また、上述した[変形例]において説明したように、(1)測定信号として、「2のべき乗で表される所定のサンプル数Nに対して整数の周期数があてはまる正弦波及び、その正弦波の和からなる信号」を形成し、(2)出力可能な最大チャンネル数で同時に測定信号を出力するようにし、(3)同じく入力に関しても、入力可能な最大チャンネル数で同時に測定信号についての応答信号を受信し、(4)出力された測定信号の周波数解析の結果と受信するようにした応答信号の周波数解析の結果との差分と、予め決められた閾値とを比較することによって、いっぺんにルーティング検証を行うことが可能となる。
そして、上記の(1)〜(4)の各処理を順次に実行するプログラムを形成し、これをコントロール機器に搭載して、DSPやCPUなどのコンピュータで実行するようにすれば、種々のコントロール機器に、上述した変形例において説明したルーティング検証機能を搭載することができる。
なお、変形例においては、測定信号の周波数解析結果と応答信号の周波数解析結果との差分と、閾値との比較を持って、ルーティングの検証を行うものとして説明したが、これに限るものではない。図6のステップS104において実行したように、相関係数を算出し、その最大値と閾値との比較に基づいて、ルーティングを検証する種々の方法を用いることが可能である。
また、上述した実施の形態においては、コントローラ機器は、複数の出力端部と複数の入力端部とを備えるものであったが、これに限るものではない。出力端部は1つしかないが入力端部が複数ある場合にも、また、出力端部は複数あるが入力端部は1つしかない場合にも、この発明を適用することができる。
この発明による装置、方法、プログラムの一実施の形態が適用される音響再生システムの概要を説明するためのブロック図である。 外部機器2として用いられるテレビ受像機の構成例を説明するためのブロック図である。 外部機器2として用いられるテレビ受像機の構成例を説明するためのブロック図である。 外部機器において行われる音声信号についてのオペレーションXを詳細測定する前の準備測定について説明するためのブロック図である。 図4に示したコントロール機器1の遅延測定モジュールを説明するためのブロック図である。 コントロール機器1と外部機器2との間のルーティング状態を把握するための処理について説明するためのフローチャートである。 図6に示した処理において遂次に切り換えられる出力チャンネルのシーケンスと入力チャンネルのシーケンスとを示す図である。 コントロール機器1の遅延補正モジュールを説明するためのブロック図である。 コントロール機器1と外部機器との接続状態の一例を説明するための図である。 ルーティングの検証方式の他の例(変形例)を説明するための図である。 変形例において用いる測定信号の具体例を説明するための図である。 変形例において用いる測定信号の具体例を説明するための図である。
符号の説明
1…AVコントロール機器、OA1…アナログ出力端子群、OD1…デジタル出力端子、OA−M…マルチチャンネルのアナログ出力端子群、IA1、IA2…アナログ入力端子群、ID1、ID2…デジタル入力端子、IA−M…マルチチャンネルのアナログ入力端子群、11…信号処理部、11A…測定信号生成部、11B…応答信号解析部、12…出力切換部、13、14…DAC、SW1、SW2、SW3…スイッチ回路、15,16…ADC、17…入力切換部、18…DAC/AMP、19…設定値保存メモリ、11C…シーケンスコントローラ、11E…オーディオデコーダ、11F…遅延部、1in…I/F(インターフェイス)

Claims (11)

  1. 音声信号の出力端と音声信号の入力端とを備え、少なくともその一方が複数個設けられ、前記出力端を通じて測定信号を出力し、外部機器を経由してフィードバックするようにされる前記測定信号についての応答信号を、前記入力端を通じて受け付けることが可能なコントロール機器であって、
    前記測定信号を生成する測定信号生成手段と、
    前記出力端が複数個設けられている場合に、前記測定信号生成手段において生成された前記測定信号を、前記出力端のそれぞれを遂次に切り換えて、前記出力端のそれぞれから出力するように制御する出力制御手段と、
    前記入力端が複数個設けられている場合に、前記出力端のそれぞれ毎に、前記入力端のそれぞれを遂次に切り換えて、前記測定信号についての前記応答信号の入力を受け付けるように制御する入力制御手段と、
    前記入力端のそれぞれを通じて受け付けるようにした前記測定信号についての応答信号を解析して、前記応答信号の入力を受け付けた入力端を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された入力端と、当該入力端の特定時において前記測定信号を出力していた出力端とを通じて、外部機器との間でルートが接続されていると判定する判定手段と
    を備えることを特徴とするコントロール機器。
  2. 請求項1に記載のコントロール機器であって、
    前記測定信号生成手段は、測定信号として広帯域ノイズ、あるいは、所定の音声・音楽信号を出力することができるものであり、
    前記特定手段は、前記出力端を通じて出力される前記測定信号と、前記入力端を通じて受け付ける前記測定信号についての前記応答信号の相関係数を求め、当該相関係数の最大値と予め決められた閾値との比較結果に基づいて、前記応答信号の入力を受け付けた入力端を特定することを特徴とするコントロール機器。
  3. 請求項1に記載のコントロール機器であって、
    前記判定手段によってルートが接続されていると判定された前記出力端を通じて出力される前記測定信号の出力タイミングと、前記判定手段によってルートが接続されていると判定された前記入力端を通じて入力される前記応答信号の入力タイミングとに基づいて、前記測定信号が経由した外部機器においての前記測定信号に対する遅延量を測定する遅延量測定手段を備えることを特徴とするコントロール機器。
  4. 音声信号の出力端と音声信号の入力端とを備え、少なくともその一方が複数個設けられ、前記出力端を通じて測定信号を出力し、外部機器を経由してフィードバックするようにされる前記測定信号についての応答信号を、前記入力端を通じて受け付けることが可能なコントロール機器であって、
    前記測定信号を生成する測定信号生成手段と、
    前記測定信号生成手段において生成された前記測定信号を、前記出力端のそれぞれから同時に出力するように制御する出力制御手段と、
    前記測定信号についての前記応答信号の入力を、前記入力端のそれぞれを通じて同時に受け付けるように制御する入力制御手段と、
    前記入力端のそれぞれを通じて受け付けるようにした前記測定信号についての応答信号を解析して、前記応答信号の入力を受け付けた入力端と、当該入力端を通じて受け付けた応答信号についての前記測定信号を出力した出力端とを特定する特定手段と
    を備えることを特徴とするコントロール機器。
  5. 請求項4に記載のコントロール機器であって、
    前記測定信号生成手段は、測定信号として広帯域ノイズ、あるいは、所定の音声・音楽信号を出力することができるものであり、
    前記特定手段は、前記出力端を通じて出力される前記測定信号と、前記入力端を通じて受け付ける前記測定信号についての前記応答信号の相関係数を求め、当該相関係数の最大値と予め決められた閾値との比較結果に基づいて、前記応答信号の入力を受け付けた入力端と、当該応答信号に対応する測定信号を出力した出力端とを特定することを特徴とするコントロール機器。
  6. 請求項4に記載のコントロール機器であって、
    前記測定信号生成手段は、測定信号として、2のべき乗で表される所定のサンプル数Nに対して整数の周期数があてはまる正弦波及び、その正弦波の和からなる信号であって、前記出力端のそれぞれ毎に異なるものを生成するものであり、
    前記特定手段は、前記出力端のそれぞれを通じて出力される前記測定信号の周波数解析値と、前記入力端のそれぞれを通じて入力される前記測定信号についての応答信号の周波数解析値との差と、決められた閾値との比較結果に基づいて、前記応答信号の入力を受け付けた入力端と、当該応答信号に対応する測定信号を出力した出力端とを特定することを特徴とするコントロール機器。
  7. 請求項4に記載のコントロール機器であって、
    前記特定手段は、前記出力端のそれぞれを通じて出力される前記測定信号についての情報と、前記入力端のそれぞれを通じて入力される前記応答信号についての情報とに基づいて、前記測定信号が経由した外部機器においての前記測定信号に対する処理内容を特定する処理内容特定手段を備えることを特徴とするコントロール機器。
  8. 音声信号の出力端と音声信号の入力端とを備え、少なくともその一方が複数個設けられ、前記出力端を通じて測定信号を出力し、外部機器を経由してフィードバックするようにされる前記測定信号についての応答信号を、前記入力端を通じて受け付けることが可能なコントロール機器で用いられるルーティング検証方法であって、
    前記測定信号を生成する測定信号生成工程と、
    前記出力端が複数個設けられている場合には、前記測定信号生成工程において生成した前記測定信号を、前記出力端のそれぞれを遂次に切り換えて、前記出力端のそれぞれから出力するように制御する出力制御工程と、
    前記入力端が複数個設けられている場合には、前記出力端のそれぞれ毎に、前記入力端のそれぞれを遂次に切り換えて、前記測定信号についての前記応答信号の入力を受け付けるように制御する入力制御工程と、
    前記入力端のそれぞれを通じて受け付けるようにした前記測定信号についての応答信号を解析して、前記応答信号の入力を受け付けた入力端を特定する特定工程と、
    前記特定工程において特定した入力端と、当該入力端の特定時において前記測定信号を出力していた出力端とを通じて、外部機器との間でルートが接続されていると判定する判定工程と
    を有することを特徴とするルーティング検証方法。
  9. 音声信号の出力端と音声信号の入力端とを備え、少なくともその一方が複数個設けられ、前記出力端を通じて測定信号を出力し、外部機器を経由してフィードバックするようにされる前記測定信号についての応答信号を、前記入力端を通じて受け付けることが可能なコントロール機器で用いられるルーティング検証方法であって、
    前記測定信号を生成する測定信号生成工程と、
    前記測定信号生成工程において生成した前記測定信号を、前記出力端のそれぞれから同時に出力するように制御する出力制御工程と、
    前記測定信号についての前記応答信号の入力を、前記入力端のそれぞれを通じて同時に受け付けるように制御する入力制御工程と、
    前記入力端のそれぞれを通じて受け付けるようにした前記測定信号についての応答信号を解析して、前記応答信号の入力を受け付けた入力端と、当該入力端を通じて受け付けた応答信号についての前記測定信号を出力した出力端とを特定する特定工程と
    を有することを特徴とするルーティング検証方法。
  10. 音声信号の出力端と音声信号の入力端とを備え、少なくともその一方が複数個設けられ、前記出力端を通じて測定信号を出力し、外部機器を経由してフィードバックするようにされる前記測定信号についての応答信号を、前記入力端を通じて受け付けることが可能なコントロール機器に搭載されたコンピュータに実行させるルーティング検証プログラムであって、
    前記測定信号を生成する測定信号生成ステップと、
    前記出力端が複数個設けられている場合に、前記測定信号生成ステップにおいて生成した前記測定信号を、前記出力端のそれぞれを遂次に切り換えて、前記出力端のそれぞれから出力するように制御する出力制御ステップと、
    前記入力端が複数個設けられている場合に、前記出力端のそれぞれ毎に、前記入力端のそれぞれを遂次に切り換えて、前記測定信号についての前記応答信号の入力を受け付けるように制御する入力制御ステップと、
    前記入力端のそれぞれを通じて受け付けるようにした前記測定信号についての応答信号を解析して、前記応答信号の入力を受け付けた入力端を特定する特定ステップと、
    前記特定ステップにおいて特定した入力端と、当該入力端の特定時において前記測定信号を出力していた出力端とを通じて、外部機器との間でルートが接続されていると判定する判定ステップと
    を実行することを特徴とするルーティング検証プログラム。
  11. 音声信号の出力端と音声信号の入力端とを備え、少なくともその一方が複数個設けられ、前記出力端を通じて測定信号を出力し、外部機器を経由してフィードバックするようにされる前記測定信号についての応答信号を、前記入力端を通じて受け付けることが可能なコントロール機器に搭載されたコンピュータに実行させるルーティング検証プログラムであって、
    前記測定信号を生成する測定信号生成ステップと、
    前記測定信号生成ステップにおいて生成した前記測定信号を、前記出力端のそれぞれから同時に出力するように制御する出力制御ステップと、
    前記測定信号についての前記応答信号の入力を、前記入力端のそれぞれを通じて同時に受け付けるように制御する入力制御ステップと、
    前記入力端のそれぞれを通じて受け付けるようにした前記測定信号についての応答信号を解析して、前記応答信号の入力を受け付けた入力端と、当該入力端を通じて受け付けた応答信号についての前記測定信号を出力した出力端とを特定する特定ステップと
    を実行することを特徴とするルーティング検証プログラム。
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