JPWO2009066764A1 - 半導体集積回路装置及びそのテスト方法 - Google Patents

半導体集積回路装置及びそのテスト方法 Download PDF

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Abstract

半導体集積回路装置の入出力回路やテスタの動作周波数がテスト用の入力信号の周波数よりも低い場合において、半導体集積回路装置に備えた被測定回路の動作を停止させることなく、被測定回路の擾乱耐性量の測定を可能とする。半導体集積回路装置は、1又は2以上の入力信号から成る入力信号群の各入力信号に対する処理を順に被測定回路によって複数回にわたって繰り返した場合において、該入力信号群のうちの所定の入力信号に対して該被測定回路により正常な出力信号が出力された回数をカウントする正常出力信号カウンタを備える。(図1)

Description

[関連出願の記載]
本発明は、日本国特許出願:特願2007−301127号(2007年11月21日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は半導体集積回路装置及びそのテスト方法に関する。
半導体集積回路装置は、出荷される前に、内部の論理回路やメモリ回路が正常に動作するか否かがテストされる。図4は、従来の半導体集積回路装置160のブロック図である。図4を参照すると、従来のテスト方法においては、外部のテスタ200から半導体集積回路装置160の内部にテスト用の入力信号を入力し、クロック信号を発生させた後、比較回路120は被測定回路150の出力信号と理想出力信号とが一致するか否か判定する。このとき、テスタ200によって発生させることができ、かつ、半導体集積回路装置160の外部から内部に取り込むことができるクロック周波数は、一般に100MHz以下である。したがって、半導体集積回路装置160の通常の使用時よりも遅いクロック信号でテストを行う必要がある。このようなテスト方式によって検出することができる動作異常は、動作速度に依存しないようなオープン故障やショート故障等に限られる。
近年、クロック信号及びテスト用の入力信号を半導体集積回路装置160の内部で発生させ、実際に使用する定格周波数で動作させて、その挙動を観測するアットスピードテスト方式も用いられ始めている。例えば、特許文献1において、クロック信号を半導体集積回路装置160の内部のクロック信号発生器(非図示)で発生させ、テスト用の入力信号は半導体集積回路装置160の内部に搭載されたBIST(Built−in Self Test)回路(非図示)によって発生させる方式が記載されている。この場合、クロックサイクルごとにBIST回路が入力信号を発生させ、それを被測定回路150に入力し、比較回路120は被測定回路150の出力信号と理想出力信号とを比較し、出力信号が正常か異常かを判定する。この方式により、動作速度に依存するような異常、例えば、動作速度が定格の速度よりも遅くなるような異常を検知することができる。
特開2006−073081号 特開2001−318730号
特許文献1及び2の開示事項は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとする。
以下の分析は、本発明者によってなされたものである。
特許文献1のように、半導体集積回路装置160の内部に備えたBIST回路を用いた場合には、多くの種類のデータをBIST回路の内部において生成させることから、BIST回路の面積が大きくなるという問題がある。さらに、テスト用の入力信号に応じた理想出力信号を予測することが困難となるという問題もある。したがって、入力信号及び理想出力信号の生成は外部のテスタ200で行い、半導体集積回路装置160の外部から入力信号及び理想出力信号を低速に入力し、半導体集積回路装置160の外部にテスト結果を低速に出力する方式が望まれる。
さらに最近では、潜在的微小欠陥の検出も重要視されている。潜在的微小欠陥とは、定格条件では動作するものの、微小欠陥を含まない半導体集積回路装置と比較して、動作速度の高速化や電源電圧の低下に対する耐性を低下させる微小欠陥をいう。すなわち潜在的微小欠陥は、出荷先の環境に応じて、動作速度が低下し、電力を異常増加させる等の不良を引き起こす原因となり、経年劣化を引き起こす原因ともなる。
潜在的微小欠陥を検出するためには、半導体集積回路装置が定格条件において動作するか否かをテストするのみならず、その動作余裕(マージン)も定量的に計測し、定格条件では動作するものの、微小欠陥を含まないものと比較して動作速度の高速化や電源電圧の低下に対する耐性が劣っていないかをテストする必要がある。
例えば、半導体集積回路装置における最高の動作周波数を検出する方法として、クロック周波数を定格以上に高めて動作可能な周波数を測定する遅延マージン観測方法がある。このようなマージンの観測が可能であれば、従来のように、定格動作を保証するのみならず、潜在的微小欠陥の有無に係る情報も取得することができる。特許文献2に記載された方法においては、BISTなど、チップ内部の装置が用いられる。
しかし、特許文献2に開示された方法のようにBISTを用いた場合には、多くの種類のデータをBIST内部で生成させるため、BISTの生成部の面積が大きくなり、BISTの入力信号に対応した理想出力信号を予測する手段を実現することが困難であるという問題がある。
図4のように、すべての周期にわたる正常/異常判定信号を半導体集積回路装置160の外部のテスタ200に送信し、そのマージンを検査するという方法においては、次のようにテストが行われる。すなわち、テスタ200が受信することのできる信号の周波数限界や半導体集積回路装置160の入出力回路の動作周波数限界(100MHz以下)を考慮して、この帯域にあわせてクロック速度を低下させてテストが行われる。また、連続的に測定を行わずに帯域にあわせて適宜停止させながらテストが行われる。
しかし、前者の場合にはテスト可能なマージンの範囲が限定されてしまうという問題がある。また、後者の場合には測定時間が増加してしまうという問題がある。
一方、テスタ200から半導体集積回路装置160への入力信号が、図6のように同一の入力信号(例えばI0)の繰り返しであり、被測定信号の擾乱のみを徐々に高めていって擾乱耐性量を検出する場合には、入力信号は最大動作周波数を検出する期間にわたって同一である。したがって、LSIの動作速度で命令を切り替えることができない低速のテスタ200であっても対応することができる。
しかし、メモリ回路に対して行われる図7のようなマーチテストにおいては、あるサイクルにおける回路の擾乱耐性量がそれ以前のサイクルにおいてどのような命令を実行したかによって変化する現象を検出する必要がある。この場合、いくつかの入力信号から成る入力信号群を繰り返し入力する際、特定の入力信号にのみ擾乱(例えば、遅延)を与え、どの程度の擾乱に耐えられるかを観測する必要がある。このとき、サイクルごとに異なる入力信号を発生させて被測定回路150に入力する必要がある。すなわち、出力信号の処理と同様に入力信号に対してもテスタ200が出力することのできる信号速度を考慮しなければならず、半導体集積回路装置160の入出力回路の動作周波数限界(100MHz以下)も考慮しなければならない。したがって、この帯域にあわせてクロック速度を低下させるか、又は測定を連続的に行わずに帯域にあわせて被測定回路150を適宜停止させつつテストを行う必要がある。しかし、前者の場合には調査可能な遅延マージンの範囲が限定されてしまい、後者の場合には測定時間が増加するという問題がある。
テスタ200を用いた擾乱耐性量テストでは、毎サイクル判定結果を半導体集積回路装置160の外部に出力する必要がある。したがって、テスタ200が受信可能な信号周波数や半導体集積回路装置160の入出力回路の動作周波数限界によってテスト時間が増加してしまうという問題がある。また、幾つかの命令セットを繰り返し、ある命令にのみ擾乱を与えて、どの程度の擾乱に耐えられるかを観測する場合には、サイクルごとに異なる入力信号を発生させて、被測定回路150に入力する必要がある。しかしながれ、外部のテスタ200の動作周波数が被測定回路150の動作周波数よりも遅い場合には、テスト時間が増加してしまうという問題があった。
すなわち、テスタ200を用いた擾乱耐性量テストでは、毎サイクル判定信号を外部に出力する必要がある。したがって、テスタ200が受信可能な信号周波数や半導体集積回路装置160の入出力回路の動作周波数限界によってテスト時間が増加してしまうという問題がある。
そこで、半導体集積回路装置の入出力回路やテスタの動作周波数がテスト用の入力信号の周波数よりも低い場合において、半導体集積回路装置に備えた被測定回路の動作を停止させることなく、被測定回路の擾乱耐性量の測定を可能とすることが課題となる。
本発明の第1の視点に係る半導体集積回路装置は、1又は2以上の入力信号から成る入力信号群の各入力信号に対する処理を順に被測定回路によって複数回にわたって繰り返した場合において、該入力信号群のうちの所定の入力信号に対して該被測定回路により正常な出力信号が出力された回数をカウントする正常出力信号カウンタを備える。
本発明の第2の視点に係る半導体集積回路装置のテスト方法は、1又は2以上の入力信号から成る入力信号群の各入力信号に対する処理を順に前記被測定回路よって複数回にわたって繰り返す工程と、前記入力信号群のうちの所定の入力信号に対して前記被測定回路により正常な出力信号が出力された回数をカウントする工程と、を含む。
第1の展開形態の半導体集積回路装置は、前記入力信号群に対するクロック信号に同期して増加し、又は減少するカウントを入力信号カウントとして求めて出力する入力信号カウンタと、前記入力信号カウントに応じて前記入力信号群のうちのいずれかの入力信号を選択して前記被測定回路に出力する入力信号記憶部と、を備えるものであってもよい。
第2の展開形態の半導体集積回路装置は、前記被測定回路を備えることが好ましい。
第3の展開形態の半導体集積回路装置は、前記所定入力信号を処理する期間に限り前記被測定回路に擾乱を加えるとともに、該擾乱を加える度にその強度を増加又は減少させる入力信号擾乱部を備えるものであってもよい。
第4の展開形態の半導体集積回路装置は、前記入力信号擾乱部が、前記入力信号カウントを参照することにより、前記所定入力信号を処理する期間に限り前記被測定回路に擾乱を加え、前記正常出力信号カウンタが、前記入力信号カウントを参照することにより、前記所定入力信号に対して正常な出力信号が出力された回数をカウントするものであってもよい。
第5の展開形態の半導体集積回路装置は、前記入力信号記憶部が、前記入力信号群を記録する1又は2以上の入力信号レジスタと、前記入力信号群のうちのいずれかの入力信号を選択して前記被測定回路に出力する入力信号選択回路と、前記所定入力信号に対する理想出力信号を記録する理想出力信号レジスタと、を備えるものであってもよい。
第6の展開形態の半導体集積回路装置は、前記入力信号選択回路が、前記入力信号カウントを参照することにより、前記入力信号群のうちのいずれかの入力信号を選択して前記被測定回路に出力するものであってもよい。
第7の展開形態の半導体集積回路装置のテスト方法は、前記入力信号群のクロック信号に同期して増加し、又は減少するカウントを入力信号カウントとして求める工程と、前記入力信号カウントに応じて、前記入力信号群のうちのいずれかの入力信号を前記被測定回路に入力する工程と、を含むことが好ましい。
第8の展開形態の半導体集積回路装置のテスト方法は、前記所定入力信号を処理する期間に限り、前記被測定回路に擾乱を印加する工程と、前記擾乱を加える度にその強度を増加又は減少させる工程と、を含むことが好ましい。
第9の展開形態の半導体集積回路装置のテスト方法は、前記擾乱印加工程において、前記入力信号カウントに基づいて、前記所定入力信号を処理する期間に限り、前記被測定回路へ擾乱を加え、前記回数計測工程において、前記入力信号カウントに基づいて、前記所定入力信号に対して正常な出力信号が出力された回数をカウントすることが好ましい。
本発明の半導体集積回路装置によって、半導体集積回路装置の入出力回路やテスタの動作周波数がテスト用の入力信号の周波数より低い場合において、半導体集積回路装置に備えた被測定回路の動作を停止させることなく、被測定回路の擾乱耐性量を測定することができる。
本発明の実施例に係る半導体集積回路装置のブロック図である。 本発明の実施例に係る半導体集積回路装置におけるタイミング図である。 本発明の実施例に係る半導体集積回路装置の回路図である。 従来の半導体集計回路装置のブロック図である。 従来の半導体集積回路装置におけるタイミング図である。 単一の入力信号を処理するとともに擾乱の強度を変化させたときのタイミング図である。 複数の入力信号からなる入力信号群を繰り返し処理するとともに特定の入力信号に対する擾乱の強度を変化させたときのタイミング図である。
符号の説明
10、110 入力信号記憶部
111〜11 入力信号レジスタ
12 入力信号選択回路
13 理想出力信号レジスタ
14 テスト対象入力信号番号レジスタ
20 正常出力信号カウンタ
21、22 比較回路
23 AND回路
24 同期式カウンタ
25 レジスタ
30 入力信号擾乱部
40 入力信号カウンタ
50、150 被測定回路
60、160 半導体集積回路装置
120 比較回路
200 テスタ
本発明の実施形態に係る半導体集積回路装置について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。
半導体集積回路装置60は、図1を参照すると、被測定回路50上でN個(Nは自然数)の命令を順に実行し、第K番目(K=0、1、…、N−1)の命令を正しく実行できた回数を計測する。半導体集積回路装置60は、被測定回路50と、N個の命令を被測定回路50において順次実行することをJ回(Jは自然数)繰り返した際に、第K番目の命令実行後にその出力が正しいか否かを判定し、出力が正しい回数を計測し、J回の繰り返しの後に正しい出力が得られた回数の計測値を出力する正常出力信号カウンタ20とを備える。
また、半導体集積回路装置60は、被測定回路50上でN個(Nは自然数)の命令を順に実行し、第K番目(K=0、1、…、N−1)の命令実行時に擾乱を与えたときに命令を正しく実行できる最大擾乱量を観測する。半導体集積回路装置60は、被測定回路50と、N個の命令を被測定回路50において順次実行し、第K番目の実行時に被測定回路50に擾乱量を与えることをJ回(Jは自然数)繰り返した際に、与える擾乱量を毎回変化させる入力信号擾乱部30と、第K番目の命令実行後にその出力が正しいか否かを判定し、正しい出力が得られた回数を計測し、J回の繰り返しの後に正しい出力が得られた回数の計測値を出力する正常出力信号カウンタ20と、を備えるようにしてもよい。
さらに、半導体集積回路装置60は、被測定信号に与えるクロック信号に同期して、0からN−1まで1ずつ増加又は減少するカウンタの値に応じて、N個の命令のうち1つを被測定回路50に入力することが好ましい。
また、前記被測定信号に与えるクロック信号に同期して、0からN−1まで1ずつ増加又は減少するカウンタの値を入力信号擾乱部30に与えることにより、入力信号擾乱部30は第K番目の命令を認識し、被測定回路50に擾乱を与え、そのカウンタの値を正常出力信号カウンタ20に与えることにより、正常出力信号カウンタ20は第K番目の命令の実行結果を判別し、第K番目の命令実行後にその出力が正しいか否かを判定し、正しい回数を計測することが好ましい。
図3は、本発明の実施形態に係る半導体集積回路装置の回路図である。
入力信号記憶部10は、被測定回路50上に前記N個(Nは自然数)の命令を与える。入力信号記憶部10は、図3を参照すると、N個の命令を保存するN個の入力信号レジスタ11〜11と、N個の命令のうち、被測定回路50に入力するデータを制御信号により選択する入力信号選択回路12と、第K番目の命令における判定のために用いられる理想値を保存する理想出力信号レジスタ13とを備えることが好ましい。
さらに、入力信号選択回路12の制御信号は、被測定信号に与えるクロック信号に同期して0からN−1まで1ずつ増加又は減少するカウントの値であることが好ましい。
半導体集積回路装置60は、その好ましい一実施形態において、図1を参照すると、入力信号カウンタ40、入力信号記憶部10、入力信号擾乱部30及び正常出力信号カウンタ20を備える。
入力信号カウンタ40は、0〜N−1までクロックサイクルごとにカウントする。入力信号記憶部10は、N個の入力信号を格納し、カウントに応じていずれか1つを選択して出力する。入力信号擾乱部30は、カウントがK(Kは0〜N−1の整数)のときに限り擾乱を発生させ、その擾乱を大きくしていく。正常出力信号カウンタ20は、K番目の入力信号に対する出力信号が正常であるか否かを判定し、正常な出力信号が得られた回数をカウントする。正常出力信号カウンタ20は、テスト後に最終的なカウントを出力する。
正常出力信号カウンタ20は、K番目の入力信号に対してどのくらいの大きさの擾乱を加えても正常な出力信号が得られるか、を判定することができる。
したがって、半導体集積回路装置60によると、図4及び図5に示された例のように、周期ごとに正常又は異常判定信号を半導体集積回路装置160の外部のテスタ200へ出力し、擾乱耐性量を測定する必要がなくなる。また、半導体集積回路装置60によると、繰り返しの測定が終わった段階において、正常出力信号カウンタ20の出力値を1度だけ取り出すのみで擾乱耐性量を把握することができる。すなわち、テスタ200によって受信することのできる信号周波数や半導体集積回路装置60の入出力回路の動作周波数限界がテスト用の入力信号の周波数より低い場合であっても、被測定回路50の動作を停止させることなく、擾乱耐性量を測定することができる。
また、複数(N個とする)の入力信号の組み合わせに依存する擾乱耐性量を測定する際、毎周期ごとに入力信号を半導体集積回路装置60に入力しなくても、あらかじめN個の入力信号とK番目の入力信号に対する理想出力信号とを入力信号記憶部10に記録しておけば、入力信号カウンタ40のカウントに応じて順次選択して、被測定回路50に入力することができる。したがって、テスタによって送信することができる信号周波数や半導体集積回路装置60の入出力回路の動作周波数が入力信号の周波数よりも低い場合であっても、半導体集積回路装置60は、テスタからの入力信号の受信中に被測定回路50の動作を停止させてテスト時間の遅延を招くことなく、被測定回路50の擾乱耐性量を測定することができる。
本発明の実施例に係る半導体集積回路装置ついて図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施例に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。
半導体集積回路検査装置60は、図1を参照すると、0〜N−1までクロックサイクルごとにカウントをする入力信号カウンタ40と、N個の入力信号を格納するとともに入力信号カウンタ40のカウント(「入力信号カウント」)に応じていずれか1つを選択して出力する入力信号記憶部10と、入力信号カウントがK(Kは0〜N−1の整数)のときにのみ擾乱を発生させ、その擾乱を大きくしていく入力信号擾乱部30と、K番目の入力信号に対する出力信号が正常か否かを判定し、正常な出力信号が得られた回数をカウントし、測定後に最終的なカウント(「正常出力信号カウント」)を出力する正常出力信号カウンタ20と、を備える。
図2は、本発明の実施例に係る半導体集積回路装置60におけるタイミング図である。
ここでは、例として、N=4、K=2の場合について説明する。入力信号カウントがi(i=1、…、4)のときには、4個の入力信号からなる入力信号群{I0、I1、I2、I3}のうちの入力信号Iiが処理される。
いま、K=2である。したがって、入力信号擾乱部30は、入力信号カウントが2のとき、すなわち、入力信号I2の処理時において被測定回路50に対して擾乱を与える。
第1回目の処理として入力信号I0〜I3が1度ずつ処理される。入力信号I2の実行時に擾乱を与えた場合に、正常出力信号カウンタ20は、入力信号I2を被測定回路50によって処理して得られた出力信号O2aが正常であるか否かを判定し、正常である場合には正常出力信号カウンタ20における正常出力信号カウントに1を加算する。次に、入力信号カウントが3となり、入力信号I3が処理される。次のサイクルにおいて、入力信号カウントは0に戻り、上記の入力信号群{I0〜I3}の処理が繰り返される。ここで、入力信号擾乱部30は、入力信号I2の処理時において、被測定回路50に与える擾乱を1回目と比較して大きくする。
2回目においても、正常出力信号カウンタ20は、入力信号I2に対する非測定回路50の出力信号O2bが正常であるか否かを判定し、正常である場合には正常出力信号カウンタ20における正常出力信号カウントに1を加算する。半導体集積回路装置60は、以上の処理を所定の回数繰り返した後、テストを終了する。図2は、半導体集積回路装置60が入力信号群I0〜I3の処理を4回繰り返した場合を示している。
正常出力信号カウンタ20における正常出力信号カウントは、被測定回路50が入力信号I2の処理によって正常な出力信号O2a、O2b、O2c、O2dを出力した回数を表す。すなわち、正常出力信号カウントは、どれくらい大きな擾乱が加えられても、非測定回路50は入力信号I2が正しく処理することができるか、を示している。
例えば、1回目の入力信号I2の処理において所定の強度αの擾乱を与え、2回目において2α、3回目において3αのように、擾乱の強度を一定量ずつ増やしたと場合、入力信号I2に対する擾乱耐性は(正常出力信号カウント×α)と表すことができる。
したがって、半導体集積回路装置60によると、従来のように、出力信号又は正常/異常判定信号を半導体集積回路装置160の外部のテスタ200へ毎サイクル出力しなくてもよい。半導体集積回路装置60は、全測定の終了後に正常出力信号カウンタ20における正常出力信号カウントを1度だけ取り出せば擾乱耐性量を把握することを可能とする。すなわち、テスタ200によって受信することができる信号周波数や半導体集積回路装置60の入出力回路の動作周波数限界がテスト用の入力信号の周波数よりも低い場合であっても、半導体集積回路装置60は、被測定回路50の動作を停止させることなく、被測定回路50が正常か異常かの判定結果のみならず、被測定回路50の擾乱耐性量を測定することができる。したがって、半導体集積回路60は、従来のテスト方法と比較してテスト時間を短縮することができる。
半導体集積回路装置60は、上記の一連の動作、すなわち、所定の回数にわたって、N個の入力信号から成る入力信号郡の処理を繰り返す場合における開始及び終了を、リセット信号の立ち上がりによって認識することができる。正常出力信号カウンタ20は、リセット信号が立ち上がると、正常出力信号カウントを出力した後、正常出力信号カウントの値を0にリセットする。また、入力信号郡の発生器(非図示)は、新たな入力信号郡を生成する。したがって、リセット信号及び正常出力信号カウンタ20による出力の周期は、(クロック周期)×N×(入力信号群の繰り返し処理の回数)となる。
図3は、本発明の実施例に係る半導体集積回路装置60に設けた入力信号記憶部10及び正常出力信号カウンタ20の回路図である。
入力信号記憶部10は、図3を参照すると、N個の入力信号から成る入力信号群のいずれかを記録する入力信号レジスタ11〜11、入力信号群のうちのいずれかの入力信号を選択する入力信号選択回路12、理想出力信号レジスタ13、及びテスト対象入力信号番号レジスタ14を備える。
入力信号レジスタ11〜11には、N個の入力信号からなる入力信号群(上記の例では、{I0、I1、I2、I3})を個別に記録しておき、入力信号選択回路12は、入力信号カウントに応じて、N個の入力信号レジスタ11〜11から入力信号を1つ選択して被測定回路50に入力する。テスト対象入力信号番号レジスタ14はKの値を記憶する。理想出力信号レジスタ13は、K番目の入力信号(上記例ではK=2であるためI)を実行したときに期待される出力信号(「理想出力信号」)をあらかじめ記憶する。K番目の入力信号Iを処理した後、正常出力信号カウンタ20に備えた比較回路21は、理想出力信号と被測定回路50の出力信号とを比較し、両信号が一致する場合には、測定結果信号として1を出力する。一方、比較回路22は、入力信号カウントとテスト対象入力信号番号とが一致する場合には、検査対象特定信号として1を出力する。
AND回路23は、測定結果信号及び検査対象特定信号を入力して、これらのAND演算の結果を同期式カウンタ24に出力する。以上の回路構成によって、正常出力信号カウンタ20は、被測定回路50からの出力信号が、K番目の入力信号に対するものであるか否かを判定することができる。同期式カウンタ24は、K番目の入力信号に対して、正常な出力信号が得られた場合には、正常出力信号カウントに1を加える。
本実施例に係る半導体集積回路装置60は、同一命令セットを繰り返し測定し、その結果に基づいて擾乱耐性量を求める場合に特に有効である。この場合、あらかじめN個の命令セットを入力信号記憶部10に格納しておけば、命令カウント値にあわせてN個の命令を順次実行し、第K番目の命令実行時における擾乱を徐々に変化させ、その結果を正常出力信号カウンタ20に保存し、繰り返し測定後の結果を擾乱耐性量として出力するまでの一連の作業を、データの再入力を行うことなく実行することができる。したがって、テスタによって送信することができる信号周波数やLSI入出力回路の動作周波数限界が被測定信号の動作周波数より低い場合であっても、テスタからのデータ送信期間中に被測定回路50の動作停止を行うことによるテスト時間の増加を招くことなく、擾乱耐性量を測定することができる。
なお、本発明が上記各実施例に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施例は適宜変更され得ることは明らかである。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。

Claims (11)

  1. 1又は2以上の入力信号から成る入力信号群の各入力信号に対する処理を順に被測定回路によって複数回にわたって繰り返した場合において、該入力信号群のうちの所定の入力信号に対して該被測定回路により正常な出力信号が出力された回数をカウントする正常出力信号カウンタを備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 前記被測定回路を備えることを特徴とする、請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記入力信号群に対するクロック信号に同期して増加し、又は減少するカウントを入力信号カウントとして求めて出力する入力信号カウンタと、
    前記入力信号カウントに応じて前記入力信号群のうちのいずれかの入力信号を選択して前記被測定回路に出力する入力信号記憶部と、を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記所定入力信号を処理する期間に限り、前記被測定回路に擾乱を加えるとともに、該擾乱を加える度にその強度を増加又は減少させる入力信号擾乱部を備えることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記入力信号擾乱部は、前記入力信号カウントを参照することにより、前記所定入力信号を処理する期間に限り前記被測定回路に擾乱を加え、
    前記正常出力信号カウンタは、前記入力信号カウントを参照することにより、前記所定入力信号に対して正常な出力信号が出力された回数をカウントすることを特徴とする、請求項4に記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記入力信号記憶部は、
    前記入力信号群を記録する1又は2以上の入力信号レジスタと、
    前記入力信号群のうちのいずれかの入力信号を選択して前記被測定回路に出力する入力信号選択回路と、
    前記所定入力信号に対する理想出力信号を記録する理想出力信号レジスタと、を備えることを特徴とする、請求項3乃至5のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記入力信号選択回路は、前記入力信号カウントを参照することにより、前記入力信号群のうちのいずれかの入力信号を選択して前記被測定回路に出力することを特徴とする、請求項6に記載の半導体集積回路装置。
  8. 1又は2以上の入力信号から成る入力信号群の各入力信号に対する処理を順に被測定回路によって複数回にわたって繰り返す工程と、
    前記入力信号群のうちの所定の入力信号に対して前記被測定回路により正常な出力信号が出力された回数をカウントする工程と、を含むことを特徴とする半導体集積回路装置のテスト方法。
  9. 前記入力信号群のクロック信号に同期して増加し、又は減少するカウントを入力信号カウントとして求める工程と、
    前記入力信号カウントに応じて、前記入力信号群のうちのいずれかの入力信号を前記被測定回路に入力する工程と、を含むことを特徴とする、請求項8に記載の半導体集積回路装置のテスト方法。
  10. 前記所定入力信号を処理する期間に限り、前記被測定回路に擾乱を印加する工程と、
    前記擾乱を加える度にその強度を増加又は減少させる工程と、を含むことを特徴とする、請求項8又は9に記載の半導体集積回路装置のテスト方法。
  11. 前記擾乱印加工程において、前記入力信号カウントに基づいて、前記所定入力信号を処理する期間に限り、前記被測定回路へ擾乱を加え、
    前記回数計測工程において、前記入力信号カウントに基づいて、前記所定入力信号に対して正常な出力信号が出力された回数をカウントすることを特徴とする、請求項10に記載の半導体集積回路装置のテスト方法。
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