JPWO2009040930A1 - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
記録媒体や搬送ローラが汚れていても、当該記録媒体を機器本体に確実に出し入れできる情報処理装置を提供する。CDチェンジャ1は機器本体3と該機器本体3にCD2を出し入れするディスク搬送部4とCD位置検出センサ15とMPU16を備えている。ディスク搬送部4は軸芯回りに回転することでCD2を搬送する搬送ローラ32を備えている。MPU16は搬送ローラ32を連続的に回転させてCD2を排出した後にこの排出されたCD2が非正規の位置に位置付けられていることをCD位置検出センサ15が検出すると搬送ローラ32を間欠的に回転させる。
Description
本発明は、自動車などに搭載される情報処理装置に関し、更に詳しくは、記録媒体を機器本体に出し入れ可能であり、この機器本体内に収容した記録媒体に記録された情報を再生する情報処理装置に関する。
例えば、移動体としての自動車のインストルメントパネル(以下インパネと呼ぶ)には、情報処理装置としてのCDプレーヤ(例えば、特許文献1参照)が取り付けられる。CDプレーヤは、記録媒体としてのCompact Disc(以下CDと呼ぶ)が記録した情報を読み出す。
特許文献1に示されたCDプレーヤは、前記インパネに取り付けられる機器本体と、前記機器本体に開口した記録媒体挿入口と、CDを機器本体の内外に出し入れする搬送ユニットと、前記CDに記録された情報を読み出すための再生ユニット等を備えている。機器本体は、複数の板金などが互いに組み付けられて箱状に形成されたシャーシを備えている。記録媒体挿入口は、内側に前記CDが通される。
搬送ユニットは、記録媒体挿入口内を通されたCDを所定の再生位置まで搬送したり、前記再生位置からCDを記録媒体挿入口まで搬送して該CDを機器本体内から排出する。搬送ユニットは、ディスクガイドと、このディスクガイドに接離自在に設けられた搬送ローラと、これらのディスクガイドと搬送ローラとを互いに近づく方向に付勢する付勢手段としてのコイルばねとを備えている。
搬送ローラは、前記モータなどの駆動源によって回転駆動されることによって、CDを搬送する。ディスクガイドは、記録媒体との間の摩擦係数の小さい滑り部材となっている。搬送ユニットは、ディスクガイドと搬送ローラとの間にCDを挟んで、前記搬送ローラを軸芯回りに回転することで、CDを搬送する。
再生ユニットは、機器本体内に収容されたCDをクランプして、当該CDの情報を読み出す。
前述したCDプレーヤは、搬送ユニットが機器本体にCDを出し入れし、再生ユニットが機器本体内のCDの情報を読み出して再生する。
特開2000−207802号公報
しかしながら、前述した従来のCDプレーヤは、CDや搬送ローラの外表面に油分や塵埃などが付着すると搬送ローラがCDの外表面上で滑って、機器本体にCDを出し入れできなくなることがあった。
したがって、本発明の目的は、例えば、記録媒体や搬送ローラが汚れていても、当該記録媒体を機器本体に確実に出し入れできる情報処理装置を提供することにある。
本発明の情報処理装置は、軸芯回りに回転されることで記録媒体を機器本体に出し入れする搬送ローラと、前記搬送ローラの回転を制御する制御手段と、を備えた情報処理装置において、前記制御手段が、前記搬送ローラを間欠的に回転させて、前記記録媒体を前記機器本体に出し入れする制御手段であることを特徴としている。
1 CDチェンジャ(情報処理装置)
2 CD(記録媒体)
3 機器本体
15 CD位置検出センサ(検出手段)
16 MPU(制御手段)
32 搬送ローラ
2 CD(記録媒体)
3 機器本体
15 CD位置検出センサ(検出手段)
16 MPU(制御手段)
32 搬送ローラ
以下、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置を説明する。本発明の一実施形態にかかる情報処理装置は、制御手段が搬送ローラを間欠的に回転することで、記録媒体を出し入れする際に、停止した記録媒体を移動させ始める動作を複数繰り返し行う。このため、搬送ローラを連続して回転する際に記録媒体を移動させるのに寄与する動摩擦係数よりも大きな静止摩擦係数により生じる摩擦力を複数繰り返し記録媒体に作用させることで、当該記録媒体を機器本体に出し入れする。こうすることで、記録媒体や搬送ローラの外表面に油などが付着して汚れていても、当該記録媒体の確実な機器本体への出し入れを可能とすることができる。
また、制御手段が、搬送ローラを連続的に回転させて所定の出し入れ動作を完了させることができなかった場合に、当該搬送ローラを間欠的に回転させても良い。この場合、連続的に搬送ローラを回転することで所定の出し入れ動作を完了させることができる場合には、当該出し入れ動作にかかる所要時間を短縮することができる。
さらに、制御手段が、搬送ローラを間欠的に回転する際に、当該搬送ローラの回転角を徐々に小さくしても良い。この場合、搬送ローラを間欠的に回転させる動作の当初は搬送ローラが回転する期間が長いことで所定の出し入れ動作にかかる所要時間の短縮化が図れるとともに、段階的に静止摩擦係数により生じる摩擦力を記録媒体に作用させる回数を増やすことができるので、記録媒体や搬送ローラの外表面に油などが付着して汚れていても、当該記録媒体の確実な機器本体への出し入れを確実に可能とすることができる。
以下、本発明の一実施例にかかる情報処理装置の一例としてのCDチェンジャ1を、図1ないし図4に基づいて説明する。図1などに示すCDチェンジャ1は、自動車などの移動体に装備されて、記録媒体としてのCD2(図2などに示す)を複数収容して、これらのCD2から任意のCD2に記録された情報を読み出(再生)して、音声として出力する装置である。CD2は、勿論、円板状即ちディスク状に形成されており、コンピュータなどの電子機器で読みとることのできる情報を記録した記録媒体である。
CDチェンジャ1は、図2および図3に示すように、機器本体3(図1に示す)と、操作部20と、ディスク搬送部4と、ディスク再生部5と、収容部としてのディスク収容部6と、ディスク移動機構7と、検出手段としてのCD位置検出センサ15と、制御手段としてのマイクロプロセッサ(MPU)16(図3に示す)と、を備えている。なお、以下、図2中の矢印XをCDチェンジャ1の幅方向と記し、矢印YをCDチェンジャ1の奥行き方向と記し、矢印ZをCDチェンジャ1の厚み方向と記す。
機器本体3は、合成樹脂からなる図1に示す外側ケース8と、板金などからなる図2などに示す固定シャーシ9などを備えている。外側ケース8は、扁平な箱状に形成されている。外側ケース8には、CD2を出し入れ可能な挿入口10が設けられている。
挿入口10は、外側ケース8の外壁を貫通している。挿入口10は、内側にCD2を通すことができる。挿入口10を通して、前記CD2は、外側ケース8即ち機器本体3内に収容されたり、該機器本体3内から排出される。
固定シャーシ9は、外側ケース8内に収容されているとともに、該外側ケース8に固定されている。固定シャーシ9は、図2に示すように、板状の底板11と、この底板11の外縁から立設した周板12と、前記底板11と間隔をあけて設けられた中間板17とを備えている。
底板11は、外側ケース8の図1中下側に位置する壁上に重ねられている。中間板17は、帯板状に形成され、かつその長手方向が幅方向Xと平行であるとともに、挿入口10の近傍に配置されている。中間板17は、その一部が周板12と連なって、前記底板11と平行に設けられている。
操作部20は、機器本体3と別体でかつこの機器本体3に接続している。操作部20は、CDチェンジャ1の使用者により押圧されるなどして操作される。操作部20は、使用者に操作されることで、挿入口10を通して機器本体3内に挿入されるCD2を保持する後述のホルダ19を設定するために用いられる。操作部20は、使用者に操作されることで、挿入口10を通して機器本体3外に排出されるCD2を保持したホルダ19を設定するために用いられる。操作部20は、使用者に操作されることで、複数のホルダ19に保持されたCD2のうち情報を読み出すCD2を設定するために用いられる。
ディスク搬送部4は、機器本体3の固定シャーシ9内に収容され、かつ、挿入口10の近傍に配置されて、図2に示すように、搬送用の駆動源としてのモータ22(図2に示す)と、ディスクガイド14と、ローラアーム13と、付勢手段としての図示しないコイルばねとを備えている。
モータ22は、固定シャーシ9の底板11などに固定されている。モータ22の出力軸にはピニオン30(図2に示す)などが取り付けられている。
ディスクガイド14は、CD2との摩擦係数が小さい合成樹脂で構成されかつ帯板状に形成されている。ディスクガイド14は、固定シャーシ9の中間板17上に取り付けられている。ディスクガイド14は、その長手方向が幅方向Xと平行に配置されている。
ローラアーム13は、アーム本体31と、搬送ローラ32とを備えている。アーム本体31は、帯板状に形成され、かつその長手方向が幅方向Xと平行であるとともに、ディスクガイド14と厚み方向Zに沿って間隔をあけて配置されている。アーム本体31は、挿入口10から離れた側の一端部を中心として、回転自在に中間板17に支持されている。アーム本体31即ちローラアーム13の回転中心は、幅方向Xと平行である。アーム本体31即ちローラアーム13は、一端部を中心として回転することで、中間板17即ち固定シャーシ9に移動自在に支持されている。
搬送ローラ32は、円柱状に形成され、かつアーム本体31の他端部に回転自在に支持されている。搬送ローラ32の軸芯は、幅方向Xと平行である。搬送ローラ32は、ピニオン30と噛み合った複数の歯車のうちひとつが取り付けられているので、モータ22の駆動力によって、その軸芯回りに回転される。
ローラアーム13とディスクガイド14とは、ローラアーム13のアーム本体31が一端部を中心として回転することで、互いに接離自在に設けられている。これらのローラアーム13とディスクガイド14とは、ローラアーム13の搬送ローラ32とディスクガイド14との間にCD2を挟み込んで、搬送ローラ32がモータ22により回転駆動されることで、CD2を機器本体3に出し入れする。なお、ローラアーム13とディスクガイド14は、特許請求の範囲などに記載された挟持部材をなしている。
コイルばねは、一端が搬送ローラ32に取り付けられて、ローラアーム13の搬送ローラ32をディスクガイド14に近づく方向に付勢している。コイルばねは、ローラアーム13とディスクガイド14とを互いに近づく方向に付勢している。
ディスク再生部5は、機器本体3内に収容されており、移動シャーシと、この移動シャーシに揺動自在に支持された揺動シャーシと、クランプ再生部とを備えている。移動シャーシは、枠状に形成され、厚み方向Z即ちCD2同士が重ねられる方向に沿って移動自在に固定シャーシ9に支持されている。
揺動シャーシは、帯板状に形成されている。揺動シャーシは、一端部を中心として回動自在に移動シャーシに支持されている。揺動シャーシは、一端部を中心として回動することで、ディスク収容部6に収容される複数のCD2間に他端部が侵入する状態と、ディスク収容部6に収容される複数のCD2間から他端部が抜け出る状態とに亘って変位自在になっている。
クランプ再生部は、揺動シャーシ上に設けられている。クランプ再生部は、CD2をクランプするターンテーブルと、当該ターンテーブルを回転するスピンドルモータと、ターンテーブルにクランプされたCD2の径方向に移動自在でかつCD2からの情報を読み出すピックアップなどを備えている。クランプ再生部は、揺動シャーシの他端部がCD2間に侵入して、ターンテーブルが該CD2をクランプして、スピンドルモータが当該CD2を回転する。そして、クランプ再生部は、ターンテーブルが回転しているCD2からピックアップが情報を読み出す。
ディスク再生部5は、揺動シャーシの他端部がCD2間に侵入して、ターンテーブルがCD2をクランプするとともに、ターンテーブルがCD2を回転する。ディスク再生部5は、ピックアップが、ターンテーブルにより回転されたCD2から情報を読み出す。
ディスク収容部6は、機器本体3内に収容されており、図2に示すように、移動シャーシ18と、複数の保持部材としてのホルダ19とを備えている。移動シャーシ18は、板金などからなり、板状に形成されている。移動シャーシ18は、固定シャーシ9の底板11と間隔をあけて平行に配されている。移動シャーシ18は、固定シャーシ9の底板11との間にディスク再生部5を位置付けている。移動シャーシ18は、前述した厚み方向Z即ちCD2同士が重ねられる方向に沿って移動自在に固定シャーシ9の周板12などに支持されている。
ホルダ19は、合成樹脂からなり、板状に形成されている。ホルダ19の平面形状は、C字状に形成されている。ホルダ19は、底板11と移動シャーシ18との双方と平行な状態で、移動シャーシ18に支持されている。ホルダ19は、そのC字状に形成された開口部が挿入口10と相対する状態に配されている。
ホルダ19は、挿入口10を通して機器本体3に挿入されたCD2が、開口部を通して内側に侵入することで、このCD2を保持する。複数のホルダ19は、各々が保持するCD2の表面が互いに平行になるように、互いに重ねられて配されている。ホルダ19は、前記厚み方向Zに沿って移動自在に移動シャーシ18などに支持されている。ディスク収容部6は、CD2を保持可能な複数のホルダ19を積層配列して収容する。
ディスク移動機構7は、機器本体3内に収容されており、ディスク再生部5とディスク収容部6の双方の移動シャーシ18を厚み方向Zに沿って移動させるとともに、ディスク収容部6の各ホルダ19を厚み方向Zに沿って移動させる。ディスク移動機構7は、機器本体3内のCD2から情報を読み出す際には、ディスク収容部6の移動シャーシ18を底板11から最も遠ざけて即ち最も上昇させて、ディスク再生部5の移動シャーシを厚み方向Zに沿って移動させる。そして、ディスク移動機構7は、ディスク収容部6のホルダ19を厚み方向Zに沿って移動させて、一つのCD2を保持したホルダ19を他のホルダ19から遠ざけて、これらのホルダ19間に揺動シャーシの他端部を侵入させて、ディスク再生部5のクランプ再生部に前述した一つのCD2から情報を読み出させる。
ディスク移動機構7は、機器本体3の内外にCD2を出し入れする際には、ディスク再生部5の移動シャーシを底板11に最も近づけて即ち最も降下させて、ディスク収容部6の移動シャーシ18を厚み方向Zに沿って移動させる。そして、ディスク移動機構7は、ディスク収容部6のホルダ19を厚み方向Zに沿って移動させて、機器本体3に挿入されたCD2を保持する又は保持したCD2を機器本体3外に排出する一つのホルダ19を他のホルダ19から遠ざけるとともに、この一つのホルダ19をディスク搬送部4の後述のローラアーム13とディスクガイド14との間と奥行き方向Yに沿って並ぶ位置に位置付けて、機器本体3に挿入されたCD2を前述した一つのホルダ19に保持させたり、前述した一つのホルダ19に保持されたCD2を機器本体3外に排出させる。
CD位置検出センサ15は、固定シャーシ9に取り付けられているとともに、厚み方向Zに沿って互いに間隔をあけて配置されたLDとPDとを備えている。LDはPDに向かってレーザ光を出射する。
LDとPDとは、互いの間に搬送ローラ32とディスクガイド14との間に挟まれたCD2を位置付ける位置に配置されている。LD及びPD即ちCD位置検出センサ15は、機器本体3内から排出されたCD2が正規の位置に位置付けられると、LDからのレーザ光がCD2に遮られることなくPDで受光でき、かつ機器本体3内から排出されたCD2が前述した正規の位置よりも機器本体3の奥寄りに位置付けられると、LDからのレーザ光がCD2に遮られてPDで受光できない位置に設けられている。
LD及びPD即ちCD位置検出センサ15は、LDからのレーザ光をPDで受光できるか否かを検出することで、ローラアーム13とディスクガイド14との間に挟まれたCD2を機器本体3外に排出した際に、出し入れ動作としての排出動作が完了したCD2が正規の位置であるか否かを検出する。CD位置検出センサ15は、検出した結果をMPU16に向かって出力する。
MPU16は、周知のROM、RAM、CPU、タイマーなどを内蔵したマイクロコンピュータであり、前述した操作部20と、ディスク搬送部4と、ディスク再生部5と、ディスク移動機構7と、CD位置検出センサ15などと接続して、これらを制御することで、CDチェンジャ1全体の動作をつかさどる。即ち、MPU16は、搬送ローラ32の回転を制御する。
MPU16は、以下のように、機器本体3内のCD2を排出する。まず、MPU16は、図3中のステップS1でCD2を排出する命令が操作部20から入力されると、ステップS2に進む。
ステップS2では、MPU16は、搬送ローラ32が機器本体3内のCD2を該機器本体3外に排出する方向に、モータ22を連続的に駆動して、搬送ローラ32を連続的に回転させて、ステップS3に進む。ステップS3では、MPU16は、タイマーのリセット及びカウントを開始してステップS4に進む。ステップS4では、MPU16は、モータ22を駆動してからCD位置検出センサ15のLDからのレーザ光をPDが受光できたか否かを判定することで、CD2の排出動作が完了したか否かを判定する。なお、モータ22を駆動してからCD位置検出センサ15のLDからのレーザ光をPDが受光できると、機器本体3外に排出されたCD2が正規の位置に位置付けられたことを示し、CD2の排出動作が完了したことを示す。
ステップS4で、CD2の排出動作が完了する即ちモータ22を駆動してからCD位置検出センサ15のLDからのレーザ光をPDが受光できると、ステップS13に進む。ステップS4で、CD2の排出動作が完了しない即ちモータ22を駆動してからCD位置検出センサ15のLDからのレーザ光をPDが受光できないと、ステップS5に進む。
ステップS5では、MPU16は、タイマーの値(モータ22の連続的な駆動を開始してからの時間)が、予め定められたタイムアウト設定値(所定の時間)よりも小さいか否かを判定する。ステップS5では、MPU16は、タイマーの値が予め定められたタイムアウト設定値よりも小さいと、ステップS4に戻り、タイマーの値が予め定められたタイムアウト設定値以上となると、ステップS6に進む。こうして、ステップS5では、タイマーの値がタイムアウト設定値以上となるまで、搬送ローラ32を連続的に回転駆動する。
ステップS6以降では、ステップS4において、排出動作の完了したCD2が正規の位置に位置付けられていない(即ち、非正規の位置に位置付けられて、CD2の排出動作が完了していない)と判定されているので、再度、CD2を機器本体3外に排出するリトライ動作を行う。まず、ステップS6では、MPU16は、搬送ローラ32が機器本体3内のCD2を該機器本体3外に排出する方向に、モータ22を間欠的に駆動して、搬送ローラ32を第1の所定角度毎間欠的に回転させるとともに、タイマーのリセット及びカウントを開始してステップS7に進む。
ステップS7で、CD2の排出動作が完了する即ちモータ22を駆動してからCD位置検出センサ15のLDからのレーザ光をPDが受光できると、ステップS13に進む。ステップS7で、CD2の排出動作が完了しない即ちモータ22を駆動してからCD位置検出センサ15のLDからのレーザ光をPDが受光できないと、ステップS8に進む。
ステップS8では、MPU16は、タイマーの値(モータ22の間欠的な駆動を開始してからの時間)が、予め定められたタイムアウト設定値(所定の時間)よりも小さいか否かを判定する。ステップS8では、MPU16は、タイマーの値が予め定められたタイムアウト設定値よりも小さいと、ステップS7に戻り、タイマーの値が予め定められたタイムアウト設定値以上となると、ステップS9に進む。こうして、ステップS8では、タイマーの値がタイムアウト設定値以上となるまで、搬送ローラ32を第1の所定角度毎間欠的に回転する。
ステップS9以降では、ステップS7において、排出動作の完了したCD2が正規の位置に位置付けられていない(即ち、非正規の位置に位置付けられて、CD2の排出動作が完了していない)と判定されているので、再度、CD2を機器本体3外に排出するリトライ動作を行う。まず、ステップS9では、MPU16は、搬送ローラ32が機器本体3内のCD2を該機器本体3外に排出する方向に、モータ22を間欠的に駆動して、搬送ローラ32を第1の所定角度よりも小さい第2の所定角度毎間欠的に回転させるとともに、タイマーのリセット及びカウントを開始してステップS10に進む。
ステップS10で、CD2の排出動作が完了する即ちモータ22を駆動してからCD位置検出センサ15のLDからのレーザ光をPDが受光できると、ステップS13に進む。ステップS10で、CD2の排出動作が完了しない即ちモータ22を駆動してからCD位置検出センサ15のLDからのレーザ光をPDが受光できないと、ステップS11に進む。
ステップS11では、MPU16は、タイマーの値(モータ22の間欠的な駆動を開始してからの時間)が、予め定められたタイムアウト設定値(所定の時間)よりも小さいか否かを判定する。ステップS11では、MPU16は、タイマーの値が予め定められたタイムアウト設定値よりも小さいと、ステップS10に戻り、タイマーの値が予め定められたタイムアウト設定値以上となると、ステップS12に進む。こうして、ステップS11では、タイマーの値がタイムアウト設定値以上となるまで、搬送ローラ32を第2の所定角度毎間欠的に回転する。
このように、ステップS6からステップS11では、MPU16は、搬送ローラ32を連続的に回転させて、CD2を機器本体3から排出した後に、この排出動作が完了した時のCD2が非正規の位置に位置付けられていることをCD位置検出センサ15が検出すると、搬送ローラ32を間欠的に回転させて、CD2を再度機器本体3から排出する。即ち、MPU16は、搬送ローラ32を間欠的に回転させて、CD2を機器本体3から排出する。
また、ステップS6で第1の所定角度毎搬送ローラ32を間欠的に回転した後に、ステップS11で第2の所定角度毎搬送ローラ32を間欠的に回転することで、MPU16は、搬送ローラ32を間欠的に回転させて、CD2を再度機器本体3から排出する際に、搬送ローラ32の回転角を徐々に小さくする。
ステップS13では、CD位置検出センサ15が排出動作の完了したCD2が正規の位置に位置付けられていることを検出しているので、MPU16は、CD2の排出動作(搬送動作)の完了処理を行う。
前述したステップS1からステップS5までは、最初の出し入れ動作としての最初の非出動作を示し、ステップS6からステップS11までは、再度の出し入れ動作としての再度の排出動作を示している。
また、ステップS12では、前述したタイムアウト設定値を超えた時間モータ22を駆動しても、CD位置検出センサ15が排出動作の完了したCD2が非正規の位置に位置付けられていることを検出しているので、MPU16は、CD2の排出動作(搬送動作)の失敗処理を行う。失敗処理としては、例えばモータ22の駆動を停止させたり、または、搬送ローラ32がCD2を機器本体3内に挿入する方向にモータ22を駆動させたりすることが挙げられる。
前述したように、MPU16は、CD位置検出センサ15が、搬送ローラ32を連続的に回転させる最初(前回)の排出動作の完了したCD2が非正規の位置であると検出すると、搬送ローラ32を間欠的に回転させて、排出動作を再度行わせる。こうして、ディスク搬送部4即ちCDチェンジャ1は、機器本体3内からCD2を排出する。また、ディスク搬送部4即ちCDチェンジャ1は、機器本体3内にCD2を収容する際には、排出時と逆方向にモータ22及び搬送ローラ32を回転駆動する。
前述したディスク搬送部4は、ローラアーム13とディスクガイド14との間にCD2を挟み込んで、搬送ローラ32がモータ22に回転駆動されることで、CD2を機器本体3に出し入れする。即ち、搬送ローラ32は、機器本体3の内外にCD2を搬送する。
本実施例によれば、MPU16が搬送ローラ32を間欠的に回転するので、CD2を排出する際に、停止したCD2を移動させ始める動作を複数繰り返し行う。このため、搬送ローラ32を連続して回転する際にCD2を移動させるのに寄与する動摩擦係数よりも大きな静止摩擦係数により生じる摩擦力を複数繰り返しCD2に作用させることで、当該CD2を機器本体3から排出する。このため、CD2や搬送ローラ32の外表面に油などが付着して汚れていても、当該CD2の確実な機器本体3への出し入れを可能とすることができる。
また、MPU16が、搬送ローラ32を連続的に回転させて所定の排出動作を完了させることができなかった場合に、当該搬送ローラ32を間欠的に回転させる。このため、連続的に搬送ローラ32を回転することで所定の排出動作を完了させることができる場合には、当該排出動作にかかる所要時間を短縮することができる。
さらに、MPU16が、搬送ローラ32を間欠的に回転する際に、当該搬送ローラ32の回転角を徐々に小さくしても良い。この場合、搬送ローラを間欠的に回転させる動作の当初は搬送ローラが回転する期間が長いことで所定の出し入れ動作にかかる所要時間の短縮化が図れるとともに、段階的に静止摩擦係数により生じる摩擦力をCD2に作用させる回数を増やすことができるので、CD2や搬送ローラ32の外表面に油などが付着して汚れていても、当該CD2の確実な機器本体3からの排出を確実に可能とすることができる。
前述した実施例では、CD2の出し入れ動作としての排出動作について記載している。しかしながら、本発明では、CD2の排出動作に限らず、CD2の収容動作についても適用しても良い。即ち、本発明では、CD2を機器本体3内に収容する方向に搬送ローラ32を所定の時間連続的に回転駆動した際に、収容動作が完了したCD2が非正規の位置であると、この収容動作を搬送ローラ32を間欠的に回転させて、再度行っても良い。
また、前述した実施例では、排出動作の完了後に、CD2が非正規の位置に位置付けられていると、第1の所定角度毎間欠的に搬送ローラ32を回転させた後、第1の所定角度よりも小さい第2の所定角度毎間欠的に搬送ローラ32を回転させていたが、本発明では、図5に示すステップS6において、搬送ローラ32を間欠的に回転させる際に、一度に回転させる角度(即ち、回転角)を徐々に小さくしても良い。なお、図5において、前述した実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
さらに、本発明では、常に、搬送ローラ32を間欠的に回転して、機器本体3からCD2を排出するようにしても良い。
前述した実施例によれば、以下のCDチェンジャが得られる。
(付記) 軸芯回りに回転されることでCD2を機器本体3に出し入れする搬送ローラ32と、
前記搬送ローラ32の回転を制御するMPU16と、を備えたCDチェンジャ1において、
前記MPU16が、前記搬送ローラ32を間欠的に回転させて、前記CD2を前記機器本体3に出し入れすることを特徴とするCDチェンジャ1。
前記搬送ローラ32の回転を制御するMPU16と、を備えたCDチェンジャ1において、
前記MPU16が、前記搬送ローラ32を間欠的に回転させて、前記CD2を前記機器本体3に出し入れすることを特徴とするCDチェンジャ1。
付記によれば、MPU16が搬送ローラ32を間欠的に回転するので、CD2を排出する際に、停止したCD2を移動させ始める動作を複数繰り返し行う。このため、搬送ローラ32を連続して回転する際にCD2を移動させるのに寄与する動摩擦係数よりも大きな静止摩擦係数により生じる摩擦力を複数繰り返しCD2に作用させることで、当該CD2を機器本体3から排出する。このため、CD2や搬送ローラ32の外表面に油などが付着して汚れていても、当該CD2の確実な機器本体3への出し入れを可能とすることができる。
前述した実施例では、記録媒体としてのCD2を複数収容するCDチェンジャ1を示している。しかしながら、本発明では、例えば、記録媒体としてのMD(Mini Disc)を複数収容するMDチェンジャや、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)などの他の記録媒体を複数収容する情報処理装置に適用しても良い。さらに、本発明は、各種の記録媒体を一枚のみ収容する情報処理装置に適用しても良い。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。
本発明は、自動車などに搭載される情報処理装置に関し、更に詳しくは、記録媒体を機器本体に出し入れ可能であり、この機器本体内に収容した記録媒体に記録された情報を再生する情報処理装置に関する。
例えば、移動体としての自動車のインストルメントパネル(以下インパネと呼ぶ)には、情報処理装置としてのCDプレーヤ(例えば、特許文献1参照)が取り付けられる。CDプレーヤは、記録媒体としてのCompact Disc(以下CDと呼ぶ)が記録した情報を読み出す。
特許文献1に示されたCDプレーヤは、前記インパネに取り付けられる機器本体と、前記機器本体に開口した記録媒体挿入口と、CDを機器本体の内外に出し入れする搬送ユニットと、前記CDに記録された情報を読み出すための再生ユニット等を備えている。機器本体は、複数の板金などが互いに組み付けられて箱状に形成されたシャーシを備えている。記録媒体挿入口は、内側に前記CDが通される。
搬送ユニットは、記録媒体挿入口内を通されたCDを所定の再生位置まで搬送したり、前記再生位置からCDを記録媒体挿入口まで搬送して該CDを機器本体内から排出する。搬送ユニットは、ディスクガイドと、このディスクガイドに接離自在に設けられた搬送ローラと、これらのディスクガイドと搬送ローラとを互いに近づく方向に付勢する付勢手段としてのコイルばねとを備えている。
搬送ローラは、前記モータなどの駆動源によって回転駆動されることによって、CDを搬送する。ディスクガイドは、記録媒体との間の摩擦係数の小さい滑り部材となっている。搬送ユニットは、ディスクガイドと搬送ローラとの間にCDを挟んで、前記搬送ローラを軸芯回りに回転することで、CDを搬送する。
再生ユニットは、機器本体内に収容されたCDをクランプして、当該CDの情報を読み出す。
前述したCDプレーヤは、搬送ユニットが機器本体にCDを出し入れし、再生ユニットが機器本体内のCDの情報を読み出して再生する。
特開2000−207802号公報
しかしながら、前述した従来のCDプレーヤは、CDや搬送ローラの外表面に油分や塵埃などが付着すると搬送ローラがCDの外表面上で滑って、機器本体にCDを出し入れできなくなることがあった。
したがって、本発明の目的は、例えば、記録媒体や搬送ローラが汚れていても、当該記録媒体を機器本体に確実に出し入れできる情報処理装置を提供することにある。
本発明の情報処理装置は、軸芯回りに回転されることで記録媒体を機器本体に出し入れする搬送ローラと、前記搬送ローラの回転を制御する制御手段と、を備えた情報処理装置において、前記制御手段が、前記搬送ローラを所定の回転角毎に間欠的に回転させて、前記記録媒体を前記機器本体に出し入れする制御手段であることを特徴としている。
1 CDチェンジャ(情報処理装置)
2 CD(記録媒体)
3 機器本体
15 CD位置検出センサ(検出手段)
16 MPU(制御手段)
32 搬送ローラ
2 CD(記録媒体)
3 機器本体
15 CD位置検出センサ(検出手段)
16 MPU(制御手段)
32 搬送ローラ
以下、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置を説明する。本発明の一実施形態にかかる情報処理装置は、制御手段が搬送ローラを間欠的に回転することで、記録媒体を出し入れする際に、停止した記録媒体を移動させ始める動作を複数繰り返し行う。このため、搬送ローラを連続して回転する際に記録媒体を移動させるのに寄与する動摩擦係数よりも大きな静止摩擦係数により生じる摩擦力を複数繰り返し記録媒体に作用させることで、当該記録媒体を機器本体に出し入れする。こうすることで、記録媒体や搬送ローラの外表面に油などが付着して汚れていても、当該記録媒体の確実な機器本体への出し入れを可能とすることができる。
また、制御手段が、搬送ローラを連続的に回転させて所定の出し入れ動作を完了させることができなかった場合に、当該搬送ローラを間欠的に回転させても良い。この場合、連続的に搬送ローラを回転することで所定の出し入れ動作を完了させることができる場合には、当該出し入れ動作にかかる所要時間を短縮することができる。
さらに、制御手段が、搬送ローラを間欠的に回転する際に、当該搬送ローラの回転角を徐々に小さくしても良い。この場合、搬送ローラを間欠的に回転させる動作の当初は搬送ローラが回転する期間が長いことで所定の出し入れ動作にかかる所要時間の短縮化が図れるとともに、段階的に静止摩擦係数により生じる摩擦力を記録媒体に作用させる回数を増やすことができるので、記録媒体や搬送ローラの外表面に油などが付着して汚れていても、当該記録媒体の確実な機器本体への出し入れを確実に可能とすることができる。
以下、本発明の一実施例にかかる情報処理装置の一例としてのCDチェンジャ1を、図1ないし図4に基づいて説明する。図1などに示すCDチェンジャ1は、自動車などの移動体に装備されて、記録媒体としてのCD2(図2などに示す)を複数収容して、これらのCD2から任意のCD2に記録された情報を読み出(再生)して、音声として出力する装置である。CD2は、勿論、円板状即ちディスク状に形成されており、コンピュータなどの電子機器で読みとることのできる情報を記録した記録媒体である。
CDチェンジャ1は、図2および図3に示すように、機器本体3(図1に示す)と、操作部20と、ディスク搬送部4と、ディスク再生部5と、収容部としてのディスク収容部6と、ディスク移動機構7と、検出手段としてのCD位置検出センサ15と、制御手段としてのマイクロプロセッサ(MPU)16(図3に示す)と、を備えている。なお、以下、図2中の矢印XをCDチェンジャ1の幅方向と記し、矢印YをCDチェンジャ1の奥行き方向と記し、矢印ZをCDチェンジャ1の厚み方向と記す。
機器本体3は、合成樹脂からなる図1に示す外側ケース8と、板金などからなる図2などに示す固定シャーシ9などを備えている。外側ケース8は、扁平な箱状に形成されている。外側ケース8には、CD2を出し入れ可能な挿入口10が設けられている。
挿入口10は、外側ケース8の外壁を貫通している。挿入口10は、内側にCD2を通すことができる。挿入口10を通して、前記CD2は、外側ケース8即ち機器本体3内に収容されたり、該機器本体3内から排出される。
固定シャーシ9は、外側ケース8内に収容されているとともに、該外側ケース8に固定されている。固定シャーシ9は、図2に示すように、板状の底板11と、この底板11の外縁から立設した周板12と、前記底板11と間隔をあけて設けられた中間板17とを備えている。
底板11は、外側ケース8の図1中下側に位置する壁上に重ねられている。中間板17は、帯板状に形成され、かつその長手方向が幅方向Xと平行であるとともに、挿入口10の近傍に配置されている。中間板17は、その一部が周板12と連なって、前記底板11と平行に設けられている。
操作部20は、機器本体3と別体でかつこの機器本体3に接続している。操作部20は、CDチェンジャ1の使用者により押圧されるなどして操作される。操作部20は、使用者に操作されることで、挿入口10を通して機器本体3内に挿入されるCD2を保持する後述のホルダ19を設定するために用いられる。操作部20は、使用者に操作されることで、挿入口10を通して機器本体3外に排出されるCD2を保持したホルダ19を設定するために用いられる。操作部20は、使用者に操作されることで、複数のホルダ19に保持されたCD2のうち情報を読み出すCD2を設定するために用いられる。
ディスク搬送部4は、機器本体3の固定シャーシ9内に収容され、かつ、挿入口10の近傍に配置されて、図2に示すように、搬送用の駆動源としてのモータ22(図2に示す)と、ディスクガイド14と、ローラアーム13と、付勢手段としての図示しないコイルばねとを備えている。
モータ22は、固定シャーシ9の底板11などに固定されている。モータ22の出力軸にはピニオン30(図2に示す)などが取り付けられている。
ディスクガイド14は、CD2との摩擦係数が小さい合成樹脂で構成されかつ帯板状に形成されている。ディスクガイド14は、固定シャーシ9の中間板17上に取り付けられている。ディスクガイド14は、その長手方向が幅方向Xと平行に配置されている。
ローラアーム13は、アーム本体31と、搬送ローラ32とを備えている。アーム本体31は、帯板状に形成され、かつその長手方向が幅方向Xと平行であるとともに、ディスクガイド14と厚み方向Zに沿って間隔をあけて配置されている。アーム本体31は、挿入口10から離れた側の一端部を中心として、回転自在に中間板17に支持されている。アーム本体31即ちローラアーム13の回転中心は、幅方向Xと平行である。アーム本体31即ちローラアーム13は、一端部を中心として回転することで、中間板17即ち固定シャーシ9に移動自在に支持されている。
搬送ローラ32は、円柱状に形成され、かつアーム本体31の他端部に回転自在に支持されている。搬送ローラ32の軸芯は、幅方向Xと平行である。搬送ローラ32は、ピニオン30と噛み合った複数の歯車のうちひとつが取り付けられているので、モータ22の駆動力によって、その軸芯回りに回転される。
ローラアーム13とディスクガイド14とは、ローラアーム13のアーム本体31が一端部を中心として回転することで、互いに接離自在に設けられている。これらのローラアーム13とディスクガイド14とは、ローラアーム13の搬送ローラ32とディスクガイド14との間にCD2を挟み込んで、搬送ローラ32がモータ22により回転駆動されることで、CD2を機器本体3に出し入れする。なお、ローラアーム13とディスクガイド14は、特許請求の範囲などに記載された挟持部材をなしている。
コイルばねは、一端が搬送ローラ32に取り付けられて、ローラアーム13の搬送ローラ32をディスクガイド14に近づく方向に付勢している。コイルばねは、ローラアーム13とディスクガイド14とを互いに近づく方向に付勢している。
ディスク再生部5は、機器本体3内に収容されており、移動シャーシと、この移動シャーシに揺動自在に支持された揺動シャーシと、クランプ再生部とを備えている。移動シャーシは、枠状に形成され、厚み方向Z即ちCD2同士が重ねられる方向に沿って移動自在に固定シャーシ9に支持されている。
揺動シャーシは、帯板状に形成されている。揺動シャーシは、一端部を中心として回動自在に移動シャーシに支持されている。揺動シャーシは、一端部を中心として回動することで、ディスク収容部6に収容される複数のCD2間に他端部が侵入する状態と、ディスク収容部6に収容される複数のCD2間から他端部が抜け出る状態とに亘って変位自在になっている。
クランプ再生部は、揺動シャーシ上に設けられている。クランプ再生部は、CD2をクランプするターンテーブルと、当該ターンテーブルを回転するスピンドルモータと、ターンテーブルにクランプされたCD2の径方向に移動自在でかつCD2からの情報を読み出すピックアップなどを備えている。クランプ再生部は、揺動シャーシの他端部がCD2間に侵入して、ターンテーブルが該CD2をクランプして、スピンドルモータが当該CD2を回転する。そして、クランプ再生部は、ターンテーブルが回転しているCD2からピックアップが情報を読み出す。
ディスク再生部5は、揺動シャーシの他端部がCD2間に侵入して、ターンテーブルがCD2をクランプするとともに、ターンテーブルがCD2を回転する。ディスク再生部5は、ピックアップが、ターンテーブルにより回転されたCD2から情報を読み出す。
ディスク収容部6は、機器本体3内に収容されており、図2に示すように、移動シャーシ18と、複数の保持部材としてのホルダ19とを備えている。移動シャーシ18は、板金などからなり、板状に形成されている。移動シャーシ18は、固定シャーシ9の底板11と間隔をあけて平行に配されている。移動シャーシ18は、固定シャーシ9の底板11との間にディスク再生部5を位置付けている。移動シャーシ18は、前述した厚み方向Z即ちCD2同士が重ねられる方向に沿って移動自在に固定シャーシ9の周板12などに支持されている。
ホルダ19は、合成樹脂からなり、板状に形成されている。ホルダ19の平面形状は、C字状に形成されている。ホルダ19は、底板11と移動シャーシ18との双方と平行な状態で、移動シャーシ18に支持されている。ホルダ19は、そのC字状に形成された開口部が挿入口10と相対する状態に配されている。
ホルダ19は、挿入口10を通して機器本体3に挿入されたCD2が、開口部を通して内側に侵入することで、このCD2を保持する。複数のホルダ19は、各々が保持するCD2の表面が互いに平行になるように、互いに重ねられて配されている。ホルダ19は、前記厚み方向Zに沿って移動自在に移動シャーシ18などに支持されている。ディスク収容部6は、CD2を保持可能な複数のホルダ19を積層配列して収容する。
ディスク移動機構7は、機器本体3内に収容されており、ディスク再生部5とディスク収容部6の双方の移動シャーシ18を厚み方向Zに沿って移動させるとともに、ディスク収容部6の各ホルダ19を厚み方向Zに沿って移動させる。ディスク移動機構7は、機器本体3内のCD2から情報を読み出す際には、ディスク収容部6の移動シャーシ18を底板11から最も遠ざけて即ち最も上昇させて、ディスク再生部5の移動シャーシを厚み方向Zに沿って移動させる。そして、ディスク移動機構7は、ディスク収容部6のホルダ19を厚み方向Zに沿って移動させて、一つのCD2を保持したホルダ19を他のホルダ19から遠ざけて、これらのホルダ19間に揺動シャーシの他端部を侵入させて、ディスク再生部5のクランプ再生部に前述した一つのCD2から情報を読み出させる。
ディスク移動機構7は、機器本体3の内外にCD2を出し入れする際には、ディスク再生部5の移動シャーシを底板11に最も近づけて即ち最も降下させて、ディスク収容部6の移動シャーシ18を厚み方向Zに沿って移動させる。そして、ディスク移動機構7は、ディスク収容部6のホルダ19を厚み方向Zに沿って移動させて、機器本体3に挿入されたCD2を保持する又は保持したCD2を機器本体3外に排出する一つのホルダ19を他のホルダ19から遠ざけるとともに、この一つのホルダ19をディスク搬送部4の後述のローラアーム13とディスクガイド14との間と奥行き方向Yに沿って並ぶ位置に位置付けて、機器本体3に挿入されたCD2を前述した一つのホルダ19に保持させたり、前述した一つのホルダ19に保持されたCD2を機器本体3外に排出させる。
CD位置検出センサ15は、固定シャーシ9に取り付けられているとともに、厚み方向Zに沿って互いに間隔をあけて配置されたLDとPDとを備えている。LDはPDに向かってレーザ光を出射する。
LDとPDとは、互いの間に搬送ローラ32とディスクガイド14との間に挟まれたCD2を位置付ける位置に配置されている。LD及びPD即ちCD位置検出センサ15は、機器本体3内から排出されたCD2が正規の位置に位置付けられると、LDからのレーザ光がCD2に遮られることなくPDで受光でき、かつ機器本体3内から排出されたCD2が前述した正規の位置よりも機器本体3の奥寄りに位置付けられると、LDからのレーザ光がCD2に遮られてPDで受光できない位置に設けられている。
LD及びPD即ちCD位置検出センサ15は、LDからのレーザ光をPDで受光できるか否かを検出することで、ローラアーム13とディスクガイド14との間に挟まれたCD2を機器本体3外に排出した際に、出し入れ動作としての排出動作が完了したCD2が正規の位置であるか否かを検出する。CD位置検出センサ15は、検出した結果をMPU16に向かって出力する。
MPU16は、周知のROM、RAM、CPU、タイマーなどを内蔵したマイクロコンピュータであり、前述した操作部20と、ディスク搬送部4と、ディスク再生部5と、ディスク移動機構7と、CD位置検出センサ15などと接続して、これらを制御することで、CDチェンジャ1全体の動作をつかさどる。即ち、MPU16は、搬送ローラ32の回転を制御する。
MPU16は、以下のように、機器本体3内のCD2を排出する。まず、MPU16は、図3中のステップS1でCD2を排出する命令が操作部20から入力されると、ステップS2に進む。
ステップS2では、MPU16は、搬送ローラ32が機器本体3内のCD2を該機器本体3外に排出する方向に、モータ22を連続的に駆動して、搬送ローラ32を連続的に回転させて、ステップS3に進む。ステップS3では、MPU16は、タイマーのリセット及びカウントを開始してステップS4に進む。ステップS4では、MPU16は、モータ22を駆動してからCD位置検出センサ15のLDからのレーザ光をPDが受光できたか否かを判定することで、CD2の排出動作が完了したか否かを判定する。なお、モータ22を駆動してからCD位置検出センサ15のLDからのレーザ光をPDが受光できると、機器本体3外に排出されたCD2が正規の位置に位置付けられたことを示し、CD2の排出動作が完了したことを示す。
ステップS4で、CD2の排出動作が完了する即ちモータ22を駆動してからCD位置検出センサ15のLDからのレーザ光をPDが受光できると、ステップS13に進む。ステップS4で、CD2の排出動作が完了しない即ちモータ22を駆動してからCD位置検出センサ15のLDからのレーザ光をPDが受光できないと、ステップS5に進む。
ステップS5では、MPU16は、タイマーの値(モータ22の連続的な駆動を開始してからの時間)が、予め定められたタイムアウト設定値(所定の時間)よりも小さいか否かを判定する。ステップS5では、MPU16は、タイマーの値が予め定められたタイムアウト設定値よりも小さいと、ステップS4に戻り、タイマーの値が予め定められたタイムアウト設定値以上となると、ステップS6に進む。こうして、ステップS5では、タイマーの値がタイムアウト設定値以上となるまで、搬送ローラ32を連続的に回転駆動する。
ステップS6以降では、ステップS4において、排出動作の完了したCD2が正規の位置に位置付けられていない(即ち、非正規の位置に位置付けられて、CD2の排出動作が完了していない)と判定されているので、再度、CD2を機器本体3外に排出するリトライ動作を行う。まず、ステップS6では、MPU16は、搬送ローラ32が機器本体3内のCD2を該機器本体3外に排出する方向に、モータ22を間欠的に駆動して、搬送ローラ32を第1の所定角度毎間欠的に回転させるとともに、タイマーのリセット及びカウントを開始してステップS7に進む。
ステップS7で、CD2の排出動作が完了する即ちモータ22を駆動してからCD位置検出センサ15のLDからのレーザ光をPDが受光できると、ステップS13に進む。ステップS7で、CD2の排出動作が完了しない即ちモータ22を駆動してからCD位置検出センサ15のLDからのレーザ光をPDが受光できないと、ステップS8に進む。
ステップS8では、MPU16は、タイマーの値(モータ22の間欠的な駆動を開始してからの時間)が、予め定められたタイムアウト設定値(所定の時間)よりも小さいか否かを判定する。ステップS8では、MPU16は、タイマーの値が予め定められたタイムアウト設定値よりも小さいと、ステップS7に戻り、タイマーの値が予め定められたタイムアウト設定値以上となると、ステップS9に進む。こうして、ステップS8では、タイマーの値がタイムアウト設定値以上となるまで、搬送ローラ32を第1の所定角度毎間欠的に回転する。
ステップS9以降では、ステップS7において、排出動作の完了したCD2が正規の位置に位置付けられていない(即ち、非正規の位置に位置付けられて、CD2の排出動作が完了していない)と判定されているので、再度、CD2を機器本体3外に排出するリトライ動作を行う。まず、ステップS9では、MPU16は、搬送ローラ32が機器本体3内のCD2を該機器本体3外に排出する方向に、モータ22を間欠的に駆動して、搬送ローラ32を第1の所定角度よりも小さい第2の所定角度毎間欠的に回転させるとともに、タイマーのリセット及びカウントを開始してステップS10に進む。
ステップS10で、CD2の排出動作が完了する即ちモータ22を駆動してからCD位置検出センサ15のLDからのレーザ光をPDが受光できると、ステップS13に進む。ステップS10で、CD2の排出動作が完了しない即ちモータ22を駆動してからCD位置検出センサ15のLDからのレーザ光をPDが受光できないと、ステップS11に進む。
ステップS11では、MPU16は、タイマーの値(モータ22の間欠的な駆動を開始してからの時間)が、予め定められたタイムアウト設定値(所定の時間)よりも小さいか否かを判定する。ステップS11では、MPU16は、タイマーの値が予め定められたタイムアウト設定値よりも小さいと、ステップS10に戻り、タイマーの値が予め定められたタイムアウト設定値以上となると、ステップS12に進む。こうして、ステップS11では、タイマーの値がタイムアウト設定値以上となるまで、搬送ローラ32を第2の所定角度毎間欠的に回転する。
このように、ステップS6からステップS11では、MPU16は、搬送ローラ32を連続的に回転させて、CD2を機器本体3から排出した後に、この排出動作が完了した時のCD2が非正規の位置に位置付けられていることをCD位置検出センサ15が検出すると、搬送ローラ32を間欠的に回転させて、CD2を再度機器本体3から排出する。即ち、MPU16は、搬送ローラ32を間欠的に回転させて、CD2を機器本体3から排出する。
また、ステップS6で第1の所定角度毎搬送ローラ32を間欠的に回転した後に、ステップS11で第2の所定角度毎搬送ローラ32を間欠的に回転することで、MPU16は、搬送ローラ32を間欠的に回転させて、CD2を再度機器本体3から排出する際に、搬送ローラ32の回転角を徐々に小さくする。
ステップS13では、CD位置検出センサ15が排出動作の完了したCD2が正規の位置に位置付けられていることを検出しているので、MPU16は、CD2の排出動作(搬送動作)の完了処理を行う。
前述したステップS1からステップS5までは、最初の出し入れ動作としての最初の非出動作を示し、ステップS6からステップS11までは、再度の出し入れ動作としての再度の排出動作を示している。
また、ステップS12では、前述したタイムアウト設定値を超えた時間モータ22を駆動しても、CD位置検出センサ15が排出動作の完了したCD2が非正規の位置に位置付けられていることを検出しているので、MPU16は、CD2の排出動作(搬送動作)の失敗処理を行う。失敗処理としては、例えばモータ22の駆動を停止させたり、または、搬送ローラ32がCD2を機器本体3内に挿入する方向にモータ22を駆動させたりすることが挙げられる。
前述したように、MPU16は、CD位置検出センサ15が、搬送ローラ32を連続的に回転させる最初(前回)の排出動作の完了したCD2が非正規の位置であると検出すると、搬送ローラ32を間欠的に回転させて、排出動作を再度行わせる。こうして、ディスク搬送部4即ちCDチェンジャ1は、機器本体3内からCD2を排出する。また、ディスク搬送部4即ちCDチェンジャ1は、機器本体3内にCD2を収容する際には、排出時と逆方向にモータ22及び搬送ローラ32を回転駆動する。
前述したディスク搬送部4は、ローラアーム13とディスクガイド14との間にCD2を挟み込んで、搬送ローラ32がモータ22に回転駆動されることで、CD2を機器本体3に出し入れする。即ち、搬送ローラ32は、機器本体3の内外にCD2を搬送する。
本実施例によれば、MPU16が搬送ローラ32を間欠的に回転するので、CD2を排出する際に、停止したCD2を移動させ始める動作を複数繰り返し行う。このため、搬送ローラ32を連続して回転する際にCD2を移動させるのに寄与する動摩擦係数よりも大きな静止摩擦係数により生じる摩擦力を複数繰り返しCD2に作用させることで、当該CD2を機器本体3から排出する。このため、CD2や搬送ローラ32の外表面に油などが付着して汚れていても、当該CD2の確実な機器本体3への出し入れを可能とすることができる。
また、MPU16が、搬送ローラ32を連続的に回転させて所定の排出動作を完了させることができなかった場合に、当該搬送ローラ32を間欠的に回転させる。このため、連続的に搬送ローラ32を回転することで所定の排出動作を完了させることができる場合には、当該排出動作にかかる所要時間を短縮することができる。
さらに、MPU16が、搬送ローラ32を間欠的に回転する際に、当該搬送ローラ32の回転角を徐々に小さくしても良い。この場合、搬送ローラを間欠的に回転させる動作の当初は搬送ローラが回転する期間が長いことで所定の出し入れ動作にかかる所要時間の短縮化が図れるとともに、段階的に静止摩擦係数により生じる摩擦力をCD2に作用させる回数を増やすことができるので、CD2や搬送ローラ32の外表面に油などが付着して汚れていても、当該CD2の確実な機器本体3からの排出を確実に可能とすることができる。
前述した実施例では、CD2の出し入れ動作としての排出動作について記載している。しかしながら、本発明では、CD2の排出動作に限らず、CD2の収容動作についても適用しても良い。即ち、本発明では、CD2を機器本体3内に収容する方向に搬送ローラ32を所定の時間連続的に回転駆動した際に、収容動作が完了したCD2が非正規の位置であると、この収容動作を搬送ローラ32を間欠的に回転させて、再度行っても良い。
また、前述した実施例では、排出動作の完了後に、CD2が非正規の位置に位置付けられていると、第1の所定角度毎間欠的に搬送ローラ32を回転させた後、第1の所定角度よりも小さい第2の所定角度毎間欠的に搬送ローラ32を回転させていたが、本発明では、図5に示すステップS6において、搬送ローラ32を間欠的に回転させる際に、一度に回転させる角度(即ち、回転角)を徐々に小さくしても良い。なお、図5において、前述した実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
さらに、本発明では、常に、搬送ローラ32を間欠的に回転して、機器本体3からCD2を排出するようにしても良い。
前述した実施例によれば、以下のCDチェンジャが得られる。
(付記) 軸芯回りに回転されることでCD2を機器本体3に出し入れする搬送ローラ32と、
前記搬送ローラ32の回転を制御するMPU16と、を備えたCDチェンジャ1において、
前記MPU16が、前記搬送ローラ32を間欠的に回転させて、前記CD2を前記機器本体3に出し入れすることを特徴とするCDチェンジャ1。
前記搬送ローラ32の回転を制御するMPU16と、を備えたCDチェンジャ1において、
前記MPU16が、前記搬送ローラ32を間欠的に回転させて、前記CD2を前記機器本体3に出し入れすることを特徴とするCDチェンジャ1。
付記によれば、MPU16が搬送ローラ32を間欠的に回転するので、CD2を排出する際に、停止したCD2を移動させ始める動作を複数繰り返し行う。このため、搬送ローラ32を連続して回転する際にCD2を移動させるのに寄与する動摩擦係数よりも大きな静止摩擦係数により生じる摩擦力を複数繰り返しCD2に作用させることで、当該CD2を機器本体3から排出する。このため、CD2や搬送ローラ32の外表面に油などが付着して汚れていても、当該CD2の確実な機器本体3への出し入れを可能とすることができる。
前述した実施例では、記録媒体としてのCD2を複数収容するCDチェンジャ1を示している。しかしながら、本発明では、例えば、記録媒体としてのMD(Mini Disc)を複数収容するMDチェンジャや、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)などの他の記録媒体を複数収容する情報処理装置に適用しても良い。さらに、本発明は、各種の記録媒体を一枚のみ収容する情報処理装置に適用しても良い。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。
Claims (3)
- 軸芯回りに回転されることで記録媒体を機器本体に出し入れする搬送ローラと、
前記搬送ローラの回転を制御する制御手段と、を備えた情報処理装置において、
前記制御手段が、前記搬送ローラを間欠的に回転させて、前記記録媒体を前記機器本体に出し入れすることを特徴とする情報処理装置。 - 前記記録媒体を機器本体に出し入れした際に、この出し入れ動作が完了した記録媒体が正規の位置に位置付けられているか否かを検出する検出手段を備え、
前記制御手段は、前記搬送ローラを連続的に回転させて、前記記録媒体を前記機器本体に出し入れした後に、この出し入れ動作が完了した時の前記記録媒体が非正規の位置に位置付けられていることを前記検出手段が検出すると、前記搬送ローラを間欠的に回転させて、前記記録媒体を再度前記機器本体に出し入れすることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記搬送ローラを間欠的に回転させて、前記記録媒体を再度前記機器本体に出し入れする際に、前記搬送ローラの回転角を徐々に小さくすることを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2007/068958 WO2009040930A1 (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | 情報処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPWO2009040930A1 true JPWO2009040930A1 (ja) | 2011-01-13 |
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ID=40510843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009534117A Pending JPWO2009040930A1 (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | 情報処理装置 |
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPH03280264A (ja) * | 1990-03-29 | 1991-12-11 | Canon Inc | 情報記録再生装置 |
JPH08212654A (ja) * | 1995-02-03 | 1996-08-20 | Nippon Valqua Ind Ltd | 記録媒体用の搬送ローラ及びその製造方法 |
WO2007108258A1 (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Clarion Co., Ltd. | ディスクプレーヤ、その制御方法および制御プログラム |
-
2007
- 2007-09-28 WO PCT/JP2007/068958 patent/WO2009040930A1/ja active Application Filing
- 2007-09-28 JP JP2009534117A patent/JPWO2009040930A1/ja active Pending
Patent Citations (3)
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JPH03280264A (ja) * | 1990-03-29 | 1991-12-11 | Canon Inc | 情報記録再生装置 |
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WO2007108258A1 (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Clarion Co., Ltd. | ディスクプレーヤ、その制御方法および制御プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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