JPH10188438A - 記録媒体の搬送装置 - Google Patents

記録媒体の搬送装置

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JPH10188438A
JPH10188438A JP34619296A JP34619296A JPH10188438A JP H10188438 A JPH10188438 A JP H10188438A JP 34619296 A JP34619296 A JP 34619296A JP 34619296 A JP34619296 A JP 34619296A JP H10188438 A JPH10188438 A JP H10188438A
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lever
disk
disc
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player
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Application number
JP34619296A
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English (en)
Inventor
Takashi Ando
隆 安藤
Shoji Komatsuzaki
正二 小松崎
Yoshihiro Endo
義広 遠藤
Ayumu Konno
歩武 今野
Takumi Usui
卓巳 臼井
Kouta Mizoguchi
航太 溝口
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】3個のレバーでディスクの搬送及び径の判別を
行う。 【解決手段】ディスクチェンジャ20は、ディスク1を
押し出す第1のレバー81と、押し出されたディスク1
を受ける第2のレバー82と、この第2のレバー82に
よって受け取られたディスク1を保持して再生位置まで
搬送する第3のレバー83とを有する。大径のディスク
1aを搬送するとき、第2のレバー82が大径のディス
ク1aを介して第3のレバー83を押圧する。一方、小
径のディスク1bを搬送するときは第2のレバー82が
小径のディスク1bを押圧しない。これによって第3の
レバー83の回動を制御するカム溝が選択され、その回
動角度がディスク1の径に対応して切り換えられる。こ
のようにディスクの径の判別を行うレバーを設ける必要
がないので、部品点数の低減によりコストダウンが図れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスクチェンジャ
等に使用されるディスク状記録媒体の搬送装置に関す
る。詳しくは、ディスク状記録媒体を押し出す第1のレ
バーと、第1のレバーによって押し出されたディスクを
受ける第2のレバーと、このディスクを保持して再生位
置まで搬送する第3のレバーとを有し、大径のディスク
の搬送時には第2のレバーが大径のディスクを介して第
3のレバーを押圧し、小径のディスクの搬送時には第2
のレバーがディスクを押圧しないようにし、この押圧力
の有無に基づいてディスクの径に応じて第3のレバーの
回動角度を選択できるようにした記録媒体の搬送装置に
係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図36に示すように複数枚のCD
(コンパクトディスク)等のディスク1a,1bを選択
的に再生したり交換したりすることが可能なディスクチ
ェンジャ(記録媒体の搬送装置)10がある。このディ
スクチェンジャ10は、ディスク1a,1bを垂直に立
てた状態で収納するマガジン2と、このディスク1a,
1bを再生するプレーヤ3とから構成される。
【0003】プレーヤ3は図37に示すように摺動可能
に構成され、ユーザによって指定されたディスクの位置
まで移動し、図38のようにディスクを内部に搬送(ロ
ーディング)して記録情報の再生を行う。
【0004】CDには直径が12cmディスク1aと8
cmディスク1bとがあるが、従来のディスクチェンジ
ャ10ではその両方について再生を行うことができる。
プレーヤ3はその内部にローディング用の4個のレバー
5〜8を有する。
【0005】例えば、12cmディスク1aをローディ
ングするときは、12cmディスク1aはまず第1のレ
バー5によってマガジン2から押し出され、プレーヤ3
側で第2のレバー6により受け取られるとともに第3の
レバー7に保持される。このとき、12cmディスク1
aが第4のレバー8に接触してこれを回動させる。
【0006】この第4のレバー8の回動により第3のレ
バー7の回動動作が12cmディスク1aの径に対応し
て切り換えられる。そして、第3のレバー7は所定の角
度だけ回動して12cmディスク1aがターンテーブル
9まで搬送される。
【0007】一方、8cmディスク1bをローディング
するときは、同様にまず第1のレバー5によってマガジ
ンから押し出され、プレーヤ3側で第2のレバー6によ
り受け取られるとともに第3のレバー7に保持される。
このとき、8cmディスク1bは第4のレバー8に接触
しない。
【0008】この第4のレバー8が回動していないこと
により8cmディスク1bがローディングされているこ
とが認識される。そして、第3のレバー7は12cmデ
ィスク1aの場合より大きく回動して8cmディスク1
bがターンテーブル9まで搬送される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のディス
クチェンジャ10では、ディスク1a,1bを搬送する
レバー5〜7の他に、ディスク1a,1bの径を判別す
るための第4のレバー8を設ける必要があり、部品点数
の増加を招き、コストアップの原因となっていた。
【0010】そこで、本発明は上述したような課題を解
決したものであって、3個のレバーによってディスクの
径を判別し、且つ搬送することができる記録媒体の判別
装置を提案するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明においては、異なる径のディスク状記録媒体
を所定の位置に搬送する記録媒体の搬送装置であって、
ディスク状記録媒体を押し出す第1のレバーと、第1の
レバーによって押し出されたディスク状記録媒体を受け
る第2のレバーと、第2のレバーによって受け取られた
ディスク状記録媒体を保持して所定の位置まで搬送する
第3のレバーと、第3のレバーを付勢する付勢手段とを
有し、第3のレバーを移動させる第1及び第2のカム溝
が設けられ、大径のディスク状記録媒体を搬送すると
き、第2のレバーが大径のディスク状記録媒体を介して
第3のレバーを付勢手段の付勢力に抗して押圧すること
によって第3のレバーが第1のカム溝によって移動し、
小径のディスク状記録媒体を搬送するとき、第2のレバ
ーが小径のディスク状記録媒体を押圧せず、付勢手段の
付勢力によって第3のレバーが第2のカム溝によって移
動するようにしたことを特徴とするものである。
【0012】大径のディスク状記録媒体を搬送するとき
は、まずこのディスク状記録媒体が第1のレバーによっ
て収納位置から押し出される。押し出されたディスク状
記録媒体は第2のレバーによって受け取られ、略同時に
ディスク状記録媒体は第3のレバーに保持される。この
とき、第2のレバーはディスク状記録媒体を介して第3
のレバーを押圧する。これによって、第3のレバーは大
径のディスク状記録媒体に応じた動作を行う。
【0013】一方、小径のディスク状記録媒体を搬送す
るときは、まずこのディスク状記録媒体が第1のレバー
によって収納位置から押し出される。押し出されたディ
スク状記録媒体は第2のレバーによって受け取られ、略
同時にディスク状記録媒体は第3のレバーに保持され
る。このとき、第2のレバーはディスク状記録媒体に接
触しないか又は接触してもこれを押圧しない。これによ
って、第3のレバーは小径のディスク状記録媒体に応じ
た動作を行う。
【0014】
【発明の実施の形態】続いて、本発明に係るディスクチ
ェンジャ(記録媒体の搬送装置)の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は本発明に係るディスクチェンジャ2
0の構成を示す側断面図であり、図2はその上面断面図
である。同図に示すディスクチェンジャ20は、ディス
ク状記録媒体である多数のCD等のディスク1(1a,
1b)を垂直に立てた状態で収納するマガジン(収納手
段)23と、このディスク1を再生するプレーヤ(再生
手段)24とから構成される。これらマガジン23とプ
レーヤ24は外装筐体であるキャビネット50の内部に
取り付けられる。
【0016】プレーヤ24は図2に示すようにマガジン
23に収納されたディスク1a,1bの配列方向に平行
にスライド可能に構成され、ユーザによって指定された
ディスクの位置まで移動し、図3のようにディスクを内
部に搬送(ローディング)して記録情報の再生を行う。
なお、CDには直径が12cmディスク1aと8cmデ
ィスク1bとがあるが、このディスクチェンジャ20で
はその両方について再生を行うことができる。
【0017】マガジン23は図1に示すようにディスク
1を挿入するディスク保持溝25を多数設けたものであ
り、シャーシ26に立設された2個の支柱27,27に
よって支持されている。ディスク保持溝25は収納され
たディスク1の外周に対応して湾曲した湾曲部31と、
その湾曲部31の後端に延設されプレーヤ24側に向か
って直線的に下方に傾斜するディスク下部案内溝32と
から構成される。
【0018】ディスク1は各ディスク保持溝25の間に
挿入されて収納される。また、ディスク下部案内溝32
はプレーヤ24側へのディスク1の移動を案内する。ま
た、湾曲部31の底面には切欠孔33が穿設されてお
り、8cmディスク1bを載置したときは、その下端が
切欠孔33に若干挿入された状態で収納される。
【0019】マガジン23は前部蓋体34を開くことに
より外部に露出され、ディスク1の収納を直接行うこと
ができる。なお、図2にも示すようにマガジン23の全
幅に等しい長さの帯状の脱落防止カバー35が回動自在
に装着される。
【0020】この脱落防止カバー35は蓋体34の開放
状態ではプレーヤ24側に位置して、装置内部へのディ
スク1の転落を防止し、蓋体34を閉じた状態ではディ
スク1のプレーヤ24側へのローディングを妨げないよ
うに蓋体34側に退避する。
【0021】一方、プレーヤ24は図1及び図2に示す
ように、その下部に取り付けられたモータ41,42か
らなる駆動部43と、その側面中央に取り付けられたデ
ィスク1の再生部65とを有する プレーヤ24は側面視L字状の枠体であり、その下部は
マガジン23の下側に入り込むように延設される。ま
た、プレーヤ24の上部にはマガジン23に収納された
ディスク1側に突出するセンサ取付部45が形成され
る。
【0022】このセンサ取付部45には図5に示すよう
にディスクの有無を光学的に検出するための光学センサ
46が取り付けられる。また、センサ取付部45の下面
にはディスク1の搬送を案内するためのディスク上部案
内溝47が凹設される。
【0023】次にプレーヤ24のスライド移動の手段に
ついて説明する。図2に示すようにプレーヤ24が載設
されるシャーシ26の上面には、ディスク1の配列方向
に沿ってプレーヤ24の移動範囲に対応した長さの下側
案内溝51が設けられている。また、この下側案内溝5
1の略全長に平行して断面コ字状に折曲された折曲部5
2が形成され、その先端部に下面ラック部53が設けら
れる。
【0024】一方、図1に示すようにプレーヤ24の下
面後部と中央にはプレーヤ24の移動を円滑に行うため
のローラ54,54が取り付けられる。また、駆動部4
3の下面後部には第1の突設部56が後方に向けて形成
され、これが折曲部52に係合される。プレーヤ24の
下面には第2の突設部55が下方に向けて形成され、こ
れが下側案内溝51に挿入される。これによってプレー
ヤ24の下側がシャーシ26に移動自在に取り付けられ
る。
【0025】折曲部52の下面ラック部53(図2)に
はモータ42の回転軸に取り付けられたギヤ(図示せ
ず)が歯合して、このモータ42の駆動によりプレーヤ
24がスライド移動する。
【0026】また、プレーヤ24の後部上側を覆うよう
にカバー(天板)57が設けられる。このカバー57に
は図4にも示すようにプレーヤ24の移動範囲に対応し
た長さの上側案内溝58が設けられ、その後部側の端縁
には上面ラック部59が設けられる。
【0027】一方、プレーヤ24(図1)の上面には上
部ギヤ61が回転自在に取り付けられ、これが上側案内
溝58に挿入されるとともに上面ラック部59に歯合す
る。これによってプレーヤ24の上側が移動自在に保持
される。
【0028】このディスクチェンジャ20では、プレー
ヤ24の下部が固定されるだけではなく、上部ギヤ61
が歯合することによって、装置に対して外部の振動が加
わった場合であってもプレーヤ24のガタつきが防止さ
れる。特に、ディスクチェンジャ20ではディスク1を
再生するプレーヤ24自体が移動する構成となっている
が、再生時にプレーヤ24に伝わる振動を低減すること
により信号再生を安定して行って、音飛び等の不良動作
を防止することができる。
【0029】次に、プレーヤ24のディスク1の再生手
段について説明する。図5に示すように再生手段は、プ
レーヤ24の右側面に回動自在に取り付けられた再生部
65と、プレーヤ24の左側面に回動自在に取り付けら
れたクランプ部66とから構成される。再生部65には
ターンテーブル67、モータ68,69(図1)、光ピ
ックアップ70(図1)等が取り付けられ、クランプ部
66にはターンテーブル67とともにディスク1を挟持
するためのクランパ71が取り付けられる。
【0030】これら再生部65とクランプ部66はディ
スク1のローディング前は開いた状態にある。そして、
図6に示すようにディスク1がプレーヤ24の内部にロ
ーディングされたときに回動して、ターンテーブル67
とクランパ71とがディスク1の中心を挟持するように
なる。この再生部65とクランプ部66の回動動作は後
述するディスクの搬送手段に連動して行われる。
【0031】続いて、マガジン23に収納されたディス
ク1をプレーヤ24の再生位置まで搬送する搬送手段に
ついて説明する。図7に示すように、ディスク1の搬送
手段は3個のレバー、すなわちディスク1をマガジンか
ら押し出す第1のレバー81、ディスク1をプレーヤ2
4側で受け取る第2のレバー82、及び第2のレバー8
2で受け取られたディスク1をさらに再生位置まで押し
上げる第3のレバー83を有する。また、第3のレバー
83の中央部分に重なるようにプレーヤ24の内部側面
にディスク1の搬送方向に一致したローディング溝部8
4が形成されている。
【0032】これら3個のレバー81〜83は、図8に
示すようにプレーヤ24の外部側面の上下に前後方向に
スライド自在に取り付けられたスライダー85,86に
よって動作する。なお、同図では実線がスライダー8
5,86の最前位置を示し、二点鎖線で最後位置を示
す。また、このスライダー85,86によって再生部6
5とクランプ部66(図5)の回動も制御されるが、そ
の構成については後述する。
【0033】下部スライダー85は帯状の板状体を垂直
に配してプレーヤ24の側面に摺動自在に取り付けたも
ので、その側面には水平方向にラック87が形成され
る。一方、上部スライダー86の下端には水平にラック
88が形成される。
【0034】上下のスライダー85,86を移動させる
ためのモータ41の回転軸にはウォームギヤ91が装着
され、これが駆動シャフト92の下部寄りの位置に設け
られた伝達ギヤ93に歯合する。駆動シャフト92はプ
レーヤ24の側面に図示しない支持部によって垂直に取
り付けられる。駆動シャフト92は上部スライダー86
のラック88と下部スライダー85のラック87に達す
る長さに選定され、その上端及び下端にはラック87,
88にそれぞれ歯合するギヤ94,95が形成される。
【0035】従って、モータ41が回転駆動されるとウ
ォームギヤ91と伝達ギヤ93を介して駆動シャフト9
2が回転し、この回転がラック87,88に伝達される
と上下のスライダー85,86が前方又は後方に摺動す
る。
【0036】次に上下のスライダー85,86と3個の
レバー81〜83(図7)とのそれぞれの関係について
説明する。
【0037】図7に示す第1のレバー81はマガジン2
3からディスク1を押し出すためのものであり、プレー
ヤ24の底板96から立設された支持部97に回動自在
に取り付けられ、マガジン23の真下に配置される。第
1のレバー81の回動軸には間欠ギヤ101が形成され
る。また、第1のレバー81の先端にはディスク1の外
周を押圧する弾性部材であるパッド部102が貼着され
る。
【0038】図9に示すように下部スライダー85の前
部にはレバー回動溝103が形成され、ここに第1のレ
バー81の間欠ギヤ101が挿入されている。この下部
スライダー85の1方向のみの移動によって、第1のレ
バー81は反時計方向に回動した後、その回動方向が反
転するように制御される。
【0039】この動作を行うため、レバー回動溝103
の内面は次のように形成される。レバー回動溝103の
天井面には、左端から所定の距離をおいて単一の歯であ
る第1の歯合部104が形成されており、その第1の歯
合部104の右側には上面の高さが僅かに上がった所定
の長さの上昇面105が形成され、その右側は通常の高
さに設定される。
【0040】一方、内底面の方は左端から所定距離をお
いて、上面の上昇面105に対応して底面の高さがわず
かに上がった上昇面106が形成され、その右端には単
一の歯である第2の歯合部107が形成される。第2の
歯合部107の右側では内底面は通常の高さとなってい
る。
【0041】すなわち、第1及び第2の歯合部104,
107は所定間隔ずれて形成され、天井面の上昇面10
5と内底面の上昇面106は長さは異なるが、対向して
形成されている。
【0042】また、第1のレバー81の間欠ギヤ101
は所定間隔をおいて8個の歯が形成される。各歯間は第
1のレバー81の回動するタイミングに対応して設定さ
れている。
【0043】ローディング動作前では、第1のレバー8
1が水平に倒れており、間欠ギヤ101の2個の歯がレ
バー回動溝103の天井面に接触している。ディスク1
のローディング動作が開始されると、下部スライダー8
5が後方(図では左側)に摺動する。これによって図1
0に示すようにレバー回動溝103の上面の第1の歯合
部104が間欠ギヤ101に歯合し、間欠ギヤ101が
正転して第1のレバー81が反時計方向に回動する。
【0044】図11に示すように第1のレバー81が9
0゜を超えるまで回動したところで、第1の歯合部10
4が間欠ギヤ101から離間する。これと同時に間欠ギ
ヤ101の下側の歯が内底面の上昇面106への段差を
乗り越える。この段差により間欠ギヤ101に時計方向
への回転力が与えられ、この時点で第1のレバー81の
反時計方向への回動が終了する。
【0045】図12に示すように内底面の上昇面106
は間欠ギヤ101の歯に摺接し、間欠ギヤ101がそれ
までとは逆方向、すなわち時計方向に反転し、第1のレ
バー81が時計方向に回動を始める。
【0046】次に、図13に示すように底面の第2の歯
合部107が間欠ギヤ101に歯合し、これをさらに時
計方向に回転させ、第1のレバー81は継続して時計方
向に回動する。そして、図14に示すように第2の歯合
部107が間欠ギヤ101を完全に通過すると、第1の
レバー81は完全に水平に倒れた状態となる。
【0047】このように下部スライダー85が一方向
(後方)のみに移動するものであっても、第1のレバー
81は反時計方向に回動した後、反転して時計方向に回
動する。なお、図14の状態から下部スライダー85を
前方(図では右側)に摺動させると、上述とは逆の動作
により、第1のレバー81は最初は反時計方向に回動
し、その後反転して時計方向に回動する。
【0048】次に、図7に示す第2のレバー82につい
て説明する。この第2のレバー82は第1のレバー81
によって押し出されたディスク1を受け取るためのもの
であり、長尺に形成され、プレーヤ24の内面上部に軸
111によって回動自在に取り付けられている。
【0049】この第2のレバー82は図示しないバネ等
により反時計方向に付勢されている。また、第2のレバ
ー82はローディング動作前は同図に示すようにプレー
ヤ24の内部への経路を塞ぐように垂直に配されてい
る。
【0050】第2のレバー82は図15に示すように2
枚の薄板112,112を対向させた状態でローラ11
3と軸部114で連結したものである。このローラ11
3はローディング動作時にディスク1の外周縁に当接し
てその損傷を防止するとともにディスクチェンジ動作を
円滑にするためのものである。
【0051】図7において第2のレバー82の先端には
後方に向けて台形状のストッパ115が突設され、その
先端面にはゴム等の弾性部材で形成されたパッド116
が貼着されている。後述するが第2のレバー82が回動
したとき、このストッパ115はカバー57(図1)の
天井面の下面に当接するとともに、上部ギヤ61(図
4)の歯間に進入してその回転を止め、再生中のプレー
ヤ24を固定する。
【0052】第2のレバー82の軸部114には第1及
び第2の突起部117,118が同一円周上に所定の角
度離れて形成されている。図15に示すように第1の突
起部117は第2の突起部118(図7)よりも高く形
成されている。これら突起部117,118は図17に
示すようにプレーヤ24の側面の円弧孔120を通じて
突出しており、上部スライダー86と係合することによ
って第2のレバー82が回動する。
【0053】一方、上部スライダー86は、図16に示
すように平板状の部材であって水平に配されたスライド
体121を有し、そのスライド体121の下面側にプレ
ーヤ24の側面に平行に上述したラック88が形成され
ている。ラック88はスライド体121の前端から前方
に延設され、そのラック88の上面には前方に向かって
上昇する摺動面122が形成される。
【0054】この摺動面122は上部スライダー86の
移動にともなっての第1の突起部117を摺動させて第
2のレバー82(図7)を回動させるものであり、その
回動のタイミングを適切に設定するために摺動面122
の一部が適宜に湾曲し又は水平に形成されている。
【0055】スライド体121の前端であってプレーヤ
24の側面に近接して、第2のレバー82(図7)の第
1の突起部117の回動を規制するための台形部123
が立設される。さらに、スライド体121の側部であっ
てプレーヤ24に近接した部位に直方体形状部124が
形成され、その上面に所定幅の凹設部125が設けられ
る。一方、プレーヤ24の上面にはスイッチ126が取
り付けられ、このスイッチ126からは制御レバー12
7が突設している。制御レバー127の先端は下方に屈
折して凹設部125の間に配される。
【0056】上部スライダー86がスライド移動の結
果、制御レバー127が凹設部125の後端面128又
は前端面129に当接して回動させられることによっ
て、上部スライダー86が所定の位置に到達したことが
認識される。
【0057】ローディング動作開始前は、図17に示す
ように上部スライダー86が最前位置に達している。こ
のとき、スイッチ126の制御レバー127が凹設部1
25の後端面128に当接している。これによって、制
御レバー127が右方向に押圧され、上部スライダー8
6が最前位置にあることが認識される。
【0058】第2のレバー82はバネ等によって反時計
方向に付勢されているが、スライド体121の上面に第
2のレバー82の第2の突起部118が当接して、第2
のレバー82が反時計方向に回動しないように規制され
ている。
【0059】なお、図18に示すように第2のレバー8
2は時計方向に対しては第1の突起部117が摺動面1
22に当接するまでは図示しないバネの付勢力に抗して
回動可能である。これがローディング時にディスク1を
緩衝して受け取るための遊びとなる。
【0060】図17の状態からローディング動作が開始
されると、上述した第1のレバー81(図7)によって
ディスク1がマガジン23(図7)から押し出され、第
2のレバー82で受け取られる。このとき、上部スライ
ダー86が後方に摺動する。図19に示すように、摺動
面122の上面を第1の突起部117が摺動し、これに
よって第2のレバー82が時計方向に回動する。したが
って、プレーヤ24の内部への搬送路が開かれてディス
ク1がローディングされる。
【0061】上部スライダー86が最後位置までスライ
ドしたときは、制御レバー127が凹設部125の前端
面129に当接する。これによって、スイッチ126の
制御レバー127が左方向に押圧され、上部スライダー
86が最後位置にあることが認識される。
【0062】次に、図7に示す第3のレバー83につい
て説明する。第3のレバー83は横長の帯状の板体であ
り、その後端がプレーヤ24の内部の後方下部に回動自
在に取り付けられる。この第3のレバー83は図示しな
いバネ等によって反時計方向に付勢されている。
【0063】図20は第3のレバー83の側面図であ
る。同図に示すように第3のレバー83にはディスク1
を保持したときに中心孔を露出させて、ターンテーブル
67(図5)に対する装着が妨げられないようにその上
端縁に半円状の切欠部133が設けられる。第3のレバ
ー83の後部側面には後述する回動案内溝141に挿入
される円柱状の突起部135が形成される。
【0064】また、図21に示すように第3のレバー8
3の前端部及び後部側は肉厚に形成され、その厚みの端
面にディスク1を保持するためのディスク保持溝13
1,132が形成される。前側のディスク保持溝131
の内側にはディスク1の外周が当接したときにその損傷
を防止するとともに、ディスクチェンジ動作を円滑にす
るためのローラ134が取り付けられている。そして、
ディスク1a,1bは前端側のローラ134と後側のデ
ィスク保持溝132によって保持される。
【0065】一方、図22に示すように下部スライダー
85の後部側面には回動案内溝141が形成される。こ
の回動案内溝141は、左側は水平部142となってい
るが、その右側は第1及び第2のカム溝143,144
に分岐する。第1及び第2のカム溝143,144はと
もに円弧をなして上昇し、第2のカム溝144は第1の
カム溝143の上側に形成される。第1及び第2のカム
溝143,144が最上位に達した後は、若干下降して
水平となる。この回動案内溝142に上述した第3のレ
バー83の突起部135が挿入されている。
【0066】第1のカム溝143は12cmディスク1
aをローディングするときに使用され、第2のカム溝1
44は8cmディスク1bをローディングするときに使
用される。すなわち、これらのディスク1a,1bの径
の違いに対応して第3のレバー83の回動範囲が切り換
えられる。
【0067】ローディング動作前は、突出部135は回
動案内溝141の後寄り(図では左側)の水平部142
に位置しており、第3のレバー83は水平よりわずかに
反時計方向に回動した角度で保持されている。
【0068】12cmディスク1aが使用されたとき、
図23に示すように下部スライダー85が後方に摺動
し、第3のレバー83の突起部135が第1のカム溝1
43に進入する。後述するが第1又は第2のカム溝14
3,144の切換は上述した第2のレバー82(図7)
のディスク1に対する押圧力によって行われる。
【0069】これによって第3のレバー83が反時計方
向に回動を始め、突起部135が第2のカム溝144の
最上点に達したとき、第3のレバー83は最大角度まで
回動する。
【0070】その後、第1のカム溝143が下降するた
め、図24に示すように第3のレバー83はわずかに時
計方向に回動して、12cmディスク1aから退避す
る。
【0071】一方、8cmディスク1bが使用されたと
き、図25に示すように下部スライダー85が後方に摺
動すると、第3のレバー83の突起部135が第2のカ
ム溝144に進入する。これによって第3のレバー83
が反時計方向に回動を始め、突起部135が第2のカム
溝144の最上点に達したとき、第3のレバー83は最
も最大角度に起き上がる。このとき、8cmディスク1
bの中心孔がターンテーブル67(図6)と一致する高
さまで搬送される。
【0072】このとき、突起部135が第1のカム溝1
43に進入した場合に比し、第3のレバー83の回動角
度が大きい。つまり、8cmディスク1bが12cmデ
ィスク1aより径が小さいため、回動角度が大きくなけ
れば中心孔がターンテーブル67(図6)に一致する高
さまで搬送することができないからである。
【0073】その後、第2のカム溝144が下降するた
め、図26に示すように第3のレバー83はわずかに時
計方向に回動して、8cmディスク1bから退避する。
【0074】また、上部スライダー86は、図5に示す
再生部65及びクランプ部66の回動によってディスク
1を再生位置に装着するチャッキング動作をも制御す
る。同図は、上部スライダー86が最前位置に配されて
おり、再生部65及びクランプ部66が開いた状態を示
す。
【0075】再生部65はターンテーブル67、駆動モ
ータ68,69(図1)及び光学ピックアップ70(図
1)等が搭載されたものである。再生部65は、プレー
ヤ24の後部右側面に回動自在に取り付けられた上面視
略L字状の部材であり、その先端側に円柱状の突起部1
51が形成される。
【0076】一方、図5に示すように上部スライダー8
6の下面には、そのスライド方向に沿ってチャッキング
用カム溝152が形成される。このチャッキング用カム
溝152は後部側(図では下側)ではプレーヤ24から
離れているが、前部側(図では上側)ではプレーヤ24
に近接して形成される。ローディング動作前では突起部
151がチャッキング用カム溝152の後部側、すなわ
ちプレーヤ24から離れて配され、そのため再生部65
が開いている。
【0077】また、クランプ部66はターンテーブル6
7とともにディスク1を挟持するクランパ71が取り付
けられた板状部材であり、プレーヤ24の後部左側面に
回動自在に取り付けられている。クランプ部66はバネ
154によって時計方向、すなわちプレーヤ24側に付
勢されている。
【0078】このクランプ部66の上端には水平に上面
視三角の板状の当接板部155がプレーヤ24側に向け
て突設されている。この当接板部155はプレーヤ24
の内部を貫通して、上部スライダー86の側面、すなわ
ち直方体形状部124に当接している。従って、バネ1
54によって付勢されたクランプ部66の回動が規制さ
れている。
【0079】また、この当接板部155の上面には円柱
状の突起部156が設けられ、これがプレーヤ24の上
面に設けられた矩形孔157に挿入され、クランプ部6
6の回動がこの矩形孔157の範囲内に規制されてい
る。クランプ部66が開いた状態では突起部156は矩
形孔157に左端に位置している。
【0080】上部スライダー86が後方に移動すると、
図6に示すように再生部65の突起部151がチャッキ
ング用カム溝152内を移動して、再生部65が反時計
方向に回動する。一方、上部スライダー86の移動によ
り直方体形状部124が当接板部155から逃げて規制
されなくなるため(図3にも示す)、クランプ部66は
バネ154の付勢力により時計方向に回動する。これに
よってターンテーブル67とクランパ71とが合わさ
り、ローディングされてきたディスク1が挟持される。
このように上部スライダー86の移動によりディスク1
のチャッキング動作も行われる。
【0081】続いて、3個のレバー81〜83を用いて
12cmディスク1a及び8cmディスク1bを再生位
置までローディングする動作について説明する。
【0082】図2に示すように、ユーザがディスク1の
番号を指定すると、プレーヤ24がマガジン23に対し
て平行に移動し、指定されたディスク1に対応する位置
で停止する。そして、プレーヤ24の光学センサ46に
よって指定された番号に対応する収納部についてのディ
スク1の有無が検出される。
【0083】ディスク1が収納されていない場合にはロ
ーディング動作は行われず、その旨の表示が装置本体の
液晶パネルに表示される。一方、ディスク1が収納され
ているときは、ローディング動作が開始される。
【0084】まず、図7に示す12cmディスク1aを
ローディングする場合について説明する。
【0085】図27に示すように第1のレバー81が反
時計方向に回動して12cmディスク1aがマガジン2
3から押し出され、第2のレバー82のローラ113に
当接する。ここで、図18において説明したように第2
のレバー82の回動にある程度の遊びを持たせているの
で、第2のレバー82はわずかに時計方向に回動し、デ
ィスク1aを緩衝して受け取る。また、このとき12c
mディスク1aの上部はディスク上部案内溝47によっ
て案内される。
【0086】図28に示すように、その後第2のレバー
82が回動を始め、これに伴って押し出された12cm
ディスク1aはマガジン23のディスク下部案内溝32
の傾斜を下ってプレーヤ24側に移動し、第3のレバー
83のローラ134に当接する。
【0087】このとき、図35にも示すように12cm
ディスク1aの上部はセンサ取付部45の下面に凹設さ
れたディスク上部案内溝47に沿って移動する。例え
ば、ディスク1aがマガジン23のディスク下部案内溝
32のみによって移動が案内されると、12cmディス
ク1aが傾き、その盤面がディスク下部案内溝32の内
壁面に擦れて傷ついてしまうおそれがある。そこで本願
ではディスク上部案内溝47を設けることにより12c
mディスク1aの上部及び下部の両方を案内することに
より、傾きを防止して盤面が溝の内壁面に擦れて損傷す
るのを防止することができる。
【0088】また、ディスク上部案内溝47をディスク
の有無を判別する光学センサ46(図5)のセンサ取付
部45に設けることにより、新たな部品を追加をせずと
も、ディスク上部案内溝47を最適位置に設けることが
できる。
【0089】図28に戻ってプレーヤ24側に移動した
12cmディスク1aは一旦第2のレバー82のローラ
134に当接して受け止められる。その後、第2のレバ
ー82は時計方向に回動を開始する。このとき、第2の
レバー82によって12cmディスク1aが下方に押圧
されているので、この12cmディスク1aが接触する
第3のレバー83が下方に押圧される。
【0090】従って、図23に示すように第3のレバー
83の突起部135は下側の第1のカム溝143に進入
することになる。この第1のカム溝143は12cmデ
ィスク1aに対応して設けられたもので、第3のレバー
83の回動角度は小さくなる。
【0091】続いて、図29に示すように第3のレバー
83が反時計方向に回動を開始し、12cmディスク1
aは第3のレバー83のローラ134及びディスク保持
溝132に保持されて、上方に搬送される。
【0092】なお、このとき第2のレバー82のローラ
113は12cmディスク1aの脱落を防止するために
12cmディスク1aの上側に常に当接した状態で時計
方向に回動している。また、第1のレバー81は反転し
て時計方向へ倒れ始めている。
【0093】そして、図30に示すように12cmディ
スク1aの中心孔161がターンテーブル67に一致し
たところで、再生部65(図6)及びクランプ部66
(図6)とによって12cmディスク1aが挟持され
る。
【0094】その後、第2のレバー82はそのまま回動
を続けて12cmディスク1aから離れ、略水平となっ
て停止する。また、第3のレバー83は時計方向にわず
かに回動して12cmディスク1aから退避する。さら
に、第1のレバー81は完全に水平に倒れた状態となっ
ている。この状態で、12cmディスクがターンテーブ
ル67によって回転駆動されて再生動作が行われる。な
お、このとき第1のレバー82に設けられたストッパ1
15が角穴119を貫通して上面に突出している。後述
するが、このストッパ115がカバー57(図1)の下
面に当接して、プレーヤ24を固定する。
【0095】次に、図31に示す8cmディスクをロー
ディングする場合について説明する。この状態から図3
2に示すように第1のレバー81が反時計方向に回動し
て8cmディスク1bをマガジン23から押し出す。押
し出された8cmディスク1bはマガジン23のディス
ク下部案内溝32の傾斜を下ってプレーヤ24側に移動
し、第3のレバー83のローラ134を乗り越えて、ロ
ーディング溝部84の溝84aに進入する。
【0096】このとき、8cmディスク1bは第2のレ
バー82に一旦接触して、それ以上の移動が制限され
る。このとき、8cmディスク1bはローディング溝部
84に保持され、第3のレバー83に接触していない。
すなわち、第3のレバー83には規制力が何ら作用して
いない。
【0097】第3のレバー83は図示しないバネ等によ
って反時計方向、すなわち起きあがる方向に付勢されて
いるので、図25に示すようにその突起部135は上側
の第2のカム溝144に進入することになる。この第2
のカム溝144は8cmディスク1bに対応して設けら
れたもので、第3のレバー83の回動角度が12cmデ
ィスク1aを使用した場合に比し大きくなる。
【0098】続いて、図33に示すように第2のレバー
82は8cmディスク1bから離れて時計方向への回動
を開始する。また、第3のレバー83が反時計方向に回
動し、8cmディスク1bは第3のレバー83の前後の
ディスク保持溝131,132に保持され、上方に搬送
される。
【0099】そして、図34に示すように8cmディス
ク1bの中心孔162がターンテーブル67に一致した
ところで、再生部65(図6)及びクランプ部66(図
6)とによって8cmディスク1bが挟持される。
【0100】その後、第2のレバー82はそのまま回動
を続けて、略水平となって停止する。また、第3のレバ
ー83は時計方向に回動して8cmディスク1bから退
避する。さらに、第1のレバー81は完全に水平に倒れ
た状態となっている。この状態で、8cmディスクがタ
ーンテーブル67によって回転駆動されて再生動作が行
われる。なお、このとき第1のレバー82に設けられた
ストッパ115が角穴119を貫通して上面に突出して
いる。後述するが、このストッパ115がカバー57
(図1)の下面に当接して、プレーヤ24を固定する。
【0101】以上述べたように、ローディング動作にお
いて、12cmディスク1aの場合は第2のレバー82
が12cmディスク1aを第3のレバー83側に押圧
し、一方8cmディスク1bの場合には第2のレバー8
2が8cmディスク1bを押圧しないようにすることに
より、第3のレバー83を回動させるカム溝143,1
44(図22)が切り換えられる。従って、ディスク1
a,1bの径に応じてローディング動作が適切に制御さ
れる。
【0102】ここで、図4に示すように、プレーヤ24
の上部に設けられた上部ギヤ61が上面ラック部59に
歯合している。また、回動した第2のレバー82(図1
9)に設けられたストッパ115は先端が鋭角に形成さ
れ、これがプレーヤ24の上面に設けられた角孔119
を通じて上部ギヤ61の歯間に進入しており、上部ギヤ
61の回転が止められる。さらに、図19に示すように
第2のレバー82(固定手段)に設けられたストッパ1
15のパッド116がカバー57の下面(被固定部)に
圧接されている。
【0103】このようにプレーヤ24の上部を固定する
ことにより、再生時にプレーヤ24に伝わる振動が低減
され、信号再生を安定して行うことができる。また、デ
ィスク1をローディングするための第2のレバー82を
利用してストッパ115を設けるとともに、このストッ
パ115を上部ギヤ61に歯合させることによって、簡
易な構成で再生中のプレーヤ24を確実に固定すること
ができる。
【0104】一方、再生位置に保持されたディスク1
a,1bをマガジン23に排出する動作(アンローディ
ング動作)では、各レバー81〜83の動作は上述の逆
となる。
【0105】但し、この場合は図28及び図32に示す
ように、まずディスク1a,1bは第3のレバー83に
保持され下降する。その後、反時計方向に回動する第2
のレバー82がディスク1a,1bをマガジン23側に
押し出す。押し出されたディスク1a,1bは第3のレ
バー83のローラ134を乗り越え、さらにマガジン2
3のディスク下部案内溝32の傾斜面を上がって、ディ
スク保持溝25に収納される。
【0106】なお、本発明はCD用ディスクチェンジャ
について適用した場合について説明したが、これに限ら
れず他のディスク状記録媒体を再生するものであっても
よい。また、本願は12cmディスク1a及び8cmデ
ィスク1bを使用するものについて説明したが、ディス
クの径はこれに限られるものではない。さらに、本願で
は再生手段のみを有するディスクチェンジャについて説
明したが、記録手段をも併有するものであってもよい。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ディスク
状記録媒体を押し出す第1のレバーと、第1のレバーに
よって押し出されたディスクを受ける第2のレバーと、
このディスクを保持して再生位置まで搬送する第3のレ
バーとを有し、大径のディスクの搬送時には第2のレバ
ーが大径のディスクを介して第3のレバーを押圧し、小
径のディスクの搬送時には第2のレバーが第3のレバー
を押圧しないようし、この押圧力の有無に基づいてディ
スクの径に応じて第3のレバーの回動角度を選択できる
ようにした記録媒体の搬送装置に係るものである。
【0108】従って本発明によれば、ディスクの径を判
別するためのレバーを別個に設けなくとも、3個のレバ
ーによってディスクの径を判別し、且つこのディスクを
搬送することができ、部品点数の低減によるコストダウ
ンを図ることが可能になる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるディスクチェンジャ
20の構成を示す縦断面図である。
【図2】マガジン23とプレーヤ24の構成を示す上面
図である。
【図3】ディスク再生時の状態を示す縦断面図である。
【図4】上部ギヤ61の構成を示す上面図である。
【図5】プレーヤ24の構成を示す上面図である。
【図6】ディスクがクランプされた状態を示すプレーヤ
24の上面図である。
【図7】各レバー81〜83の構成を示す縦断面図であ
る。
【図8】スライダー85,86の構成を示す側面図であ
る。
【図9】第1のレバー81の動作(1/6)を示す図で
ある。
【図10】第1のレバー81の動作(2/6)を示す図
である。
【図11】第1のレバー81の動作(3/6)を示す図
である。
【図12】第1のレバー81の動作(4/6)を示す図
である。
【図13】第1のレバー81の動作(5/6)を示す図
である。
【図14】第1のレバー81の動作(6/6)を示す図
である。
【図15】第2のレバー82の正面図である。
【図16】上部スライダー86の形状を示す斜視図であ
る。
【図17】第2のレバー82の回動前の状態を示す側面
図である。
【図18】第2のレバー82の回動を示す側面図であ
る。
【図19】第2のレバー82の回動後を示す側面図であ
る。
【図20】第3のレバー83の側面図である。
【図21】第3のレバー83の上面図である。
【図22】第3のレバー83の回動前の状態を示す図で
ある。
【図23】第1のカム溝143による回動を示す側面図
(1/2)である。
【図24】第1のカム溝143による回動を示す側面図
(2/2)である。
【図25】第2のカム溝144による回動を示す側面図
(1/2)である。
【図26】第2のカム溝144による回動を示す側面図
(2/2)である。
【図27】12cmディスク1aのローディング動作を
示す縦断面図(1/4)である。
【図28】12cmディスク1aのローディング動作を
示す縦断面図(2/4)である。
【図29】12cmディスク1aのローディング動作を
示す縦断面図(3/4)である。
【図30】12cmディスク1aのローディング動作を
示す縦断面図(4/4)である。
【図31】8cmディスク1bのローディング前の状態
を示す縦断面図である。
【図32】8cmディスク1bのローディング動作を示
す縦断面面(1/3)である。
【図33】8cmディスク1bのローディング動作を示
す縦断面面(2/3)である。
【図34】8cmディスク1bのローディング動作を示
す縦断面面(3/3)である。
【図35】ディスク1の上部案内溝47の構成を示す正
面図である。
【図36】従来例の構成を示す縦断面図である。
【図37】従来のマガジン2とプレーヤ3の構成を示す
上面図である。
【図38】従来例におけるディスクのローディング動作
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ディスク 1a 12cmディスク 1b 8cmディスク 2,23 マガジン 3,24 プレーヤ 5,81 第1のレバー 6,82 第2のレバー 7,83 第3のレバー 8 第4のレバー 47 ディスク上部案内溝 59 上面ラック部 61 上部ギヤ 65 再生部 66 クランプ部 67 ターンテーブル 71 クランパ 84 ローディング溝部 85 下部スライダー 86 上部スライダー 87,88 ラック 101 間欠ギヤ 113 ローラ 115 ストッパ 134 ローラ 135 突起部 141 回動案内溝 143 第1のカム溝 144 第2のカム溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今野 歩武 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内 (72)発明者 臼井 卓巳 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内 (72)発明者 溝口 航太 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる径のディスク状記録媒体を所定の
    位置に搬送する記録媒体の搬送装置であって、 上記ディスク状記録媒体を押し出す第1のレバーと、 上記第1のレバーによって押し出された上記ディスク状
    記録媒体を受ける第2のレバーと、 上記第2のレバーによって受け取られた上記ディスク状
    記録媒体を保持して上記所定の位置まで搬送する第3の
    レバーと、 上記第3のレバーを付勢する付勢手段とを有し、 上記第3のレバーを移動させる第1及び第2のカム溝が
    設けられ、 大径の上記ディスク状記録媒体を搬送するとき、上記第
    2のレバーが上記大径のディスク状記録媒体を介して上
    記第3のレバーを上記付勢手段の付勢力に抗して押圧す
    ることによって上記第3のレバーが上記第1のカム溝に
    よって移動し、 小径の上記ディスク状記録媒体を搬送するとき、上記第
    2のレバーが上記小径のディスク状記録媒体を押圧せ
    ず、上記付勢手段の付勢力によって上記第3のレバーが
    上記第2のカム溝によって移動するようにしたことを特
    徴とする記録媒体の搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記付勢手段は上記第3のレバーを上方
    に付勢するとともに、上記第1のカム溝は上記第2のカ
    ム溝の下方に形成されることを特徴とする請求項1記載
    の記録媒体の搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記所定の位置は上記ディスク状記録媒
    体を記録又は再生可能な位置であることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の記録媒体の搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記第1、第2及び第3の各レバーは、
    上記ディスク状記録媒体を上記所定の位置に搬送した
    後、上記ディスク状記録媒体に接触しない位置まで移動
    することを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載の記
    録媒体の搬送装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002025654A1 (fr) * 2000-09-20 2002-03-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif de disque

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WO2002025654A1 (fr) * 2000-09-20 2002-03-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif de disque
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