JPWO2009025298A1 - 制御弁 - Google Patents

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Abstract

本発明は、弁体の開閉弁の応答性を良好にした制御弁を提供する。本発明の制御弁は、第1と第2弁室内に弁座面を配置した本体、本体の供給ポートと出力ポートと排出ポート、排出ポートと連通可能な第2連通路を有する第1感圧装置、第2連通路と連通する第1連通路と第1弁座面とポペットを成す第1弁部面と第2弁部面とを設けた弁体、弁体の第2弁部面と第2ポペットを成す第2弁座面と第1連通路と連通可能な第1内部通路とを有する弁座体、及び、第2弁室内の弁座体に連結して第1内部通路と連通可能な第2内部通路を有する第2感圧装置および弁座体に連結するソレノイド部を具備し、第1感圧装置の第1有効受圧面積と、第1弁座面の接合内部の第1受圧面積と、第2弁座面の接合内部の第2受圧面積とをほぼ等しく形成し、第2感圧装置の第2有効受圧面積を第1有効受圧面積よりも大きく構成したものである。

Description

本発明は、流体の圧力制御、例えば動力伝達装置などの圧力制御に用いられる制御弁に関する。特に、圧力比例制御において、弁体に作用する作動流体圧力の不釣り合いによる作動不良、又は制御弁の作動時の摺動抵抗に伴う作動不良、或いは弁体の速い作動に伴うばね手段等の遅れを改善する制御弁に関する。
本発明の関連技術として圧力比例制御弁が知られている。この圧力比例制御弁は、図5に示すような構成である(例えば、日本国特許出願公開2004−197858号公報(特許文献1)を参照)。この圧力比例制御弁は、例えば、AT(自動変速)車の駆動装置や油圧の制御装置などに用いられる3方弁である。
この圧力比例制御弁の構成について説明する。図5において、圧力比例制御弁100は、弁本体101とソレノイド150とから構成されている。弁本体101の骨組みを成す本体102は、内部に連通室103が形成されている。この連通室103には、外部から連通する入力ポート105と出力ポート106と排出ポート107とが形成されている。そして、連通室103は、入力ポート105が連通する第1連通室103Aと、出力ポート106が連通する第2連通室103Bとに仕切板110によって仕切られている。仕切板110の中心には第1弁孔周面110Aが形成されている。この第1弁孔周面110Aの第1連通室103A側には、第1弁座面110Bが形成されている。また、第1弁孔周面110Aの第2連通室103B側の一部には、周面に沿って複数の通路溝110Cが形成されている。この通路溝110Cは、第1弁体120の第1弁面120Aが第1弁座面110Bから離れて開弁したときに、第1弁体120の小径面と協働して作動流体が流れる流体通路となる。
また、本体102には、第1連通室103Aと、排出ポート107との間に第1圧力室108が形成されている。この第1圧力室108には第1摺動周面108Aが設けられている。この第1摺動周面108Aには、第1シールリングS1を装着する第1環状溝が設けられている。さらに、本体102には、第2連通室103Bに連通する第2圧力室109が形成されている。この第2圧力室109の外周には第2摺動周面109Aが設けられている。この第2摺動周面109Aには、第2シールリングS2を装着する第2環状溝が設けられている。
また、本体102の第1摺動周面108Aと仕切板110の第1弁孔周面110Aとに移動自在に嵌合する外周面120Cを設けた第1弁体120が配置されている。この第1弁体120の軸芯には第1圧力室108と第2圧力室109とに連通する連通路120Dを設けている。また、この第1弁体120は、第1圧力室108に配置された第1スプリング140Aにより弾発に第2弁体125側へ押圧されている。また、第1弁体120には、中間部に第1弁面120Aが設けられているとともに、先端部に第2弁面120Bを設けている。また、第1弁体120と第2弁体125との間には第2スプリング140Bが配置されており、第2スプリング140Bにより第1弁体120と第2弁体125を相反する方向へ弾発に押圧している。
さらに、本体102の第2摺動周面109Aに移動自在に嵌合する第2弁体125が配置されている。第2弁体125は円筒状に形成されて一端部の内部周面にテーパ面の第2弁座面125Aを設けている。また、第2弁体125の他端部に周面に沿って複数の通路125Cを設けた嵌着穴にソレノイドロッド151の一端を結合している。ソレノイドロッド151は、両端側が第1軸受154Aと第2軸受154Bにより摺動自在に案内されている。そして、ソレノイド150に流れる電流の大きさに応じてソレノイドロッド151を作動させて第2弁体125の第2弁座面125Aを第2弁面120Bと開閉弁させる。
このように構成された圧力比例制御弁100の作動は、第1スプリング140Aの弾発により第1弁体120の第1弁面120Aが第1弁座面110Bに閉弁する。そして、入力ポート105から流入する作動流体は、この第1弁面120Aの閉弁により遮断される。また、ソレノイド150が作動すると、第1弁体120の第2弁面120Bと第2弁体125の第2弁座面125Aとが接合して閉弁すると共に、第1弁体120の第1弁面120Aが第1弁座面110Bから離脱して開弁する。この第1弁面120Aの開弁により、入力ポート105から流入する作動流体は、第2連通室103B側へ流出する。なお、図5に示す開閉弁の状態では、第1弁体120と第2弁体125が開弁しているので、作動流体は出力ポート106から排出ポート107へ流出する
そして、圧力比例制御弁100において、第1弁体120は、外周面120Cと第1摺動周面108Aとが摺動しながら開閉弁するとともに、この摺動面間に設けた第1シールリングS1と外周面120Cとが強く摩擦した状態で摺動する。このため、第1弁体120は開閉弁の作動時の摺動抵抗が大きくなる。特に、作動流体の圧力が高いときには、第1シールリングS1が、この圧力により径方向へ延ばされて弾性変形状態になるので、密接する第1弁体120と強く摩擦しながら摺動する。このため、第1弁体120は、摺動抵抗が大きくなるので、圧力比例制御弁100の開閉弁の応答性能が低下する。
また、第1弁体120の外周面120Cは、第1摺動周面108Aと摺動する。この摺動面間には作動流体が浸入するので、外部で作動流体に含まれる不純物がこの摺動面間に介在することがある。したがって、変位する位置で力が変わる第1スプリング140Aにより押圧された第1弁体120は、作動中に応答の遅れを惹起する恐れがある。更には、この第1弁体120は片側の面に押圧されて摺動面間に張り付き現象(所謂、ハイドロロック)を惹起する恐れもある。その結果、圧力比例制御弁100の作動特性が変化して作動流体の圧力と流量との関係にヒステリシス現象を増大させることになる。さらには、第1弁体120を第1周動周面108Aと第1弁孔周面110Aとの離れた2つの軸芯にあわせて同時に摺動させる構成は、組み立てと加工コストを高揚させる。
さらに、本発明の関連技術として図6に示すようなソレノイドバルブが存在する(例えば、日本国特許公開公報2002−295708号公報(特許文献2)を参照)。図6は、バルブ部210とソレノイド230とを一体にした構成である。このバルブ部210は、バルブスリーブ211の内部に貫通孔211Aが設けられている。このバルブスリーブ211の貫通孔211Aは、第1バルブシート212と、第2バルブシート213と、スクリュ214とにより仕切られて流入室215Aと圧力制御室215Bと流出室215Cとに形成されている。この流入室215Aには流入ポート215A1が連通している。また、圧力制御室215Bには圧力制御ポート215B1が連通している。さらに、流出室215Cには流出ポート215C1が連通している。
また、流入室215A内には第1弁体216Aが配設されている。この第1弁体216Aは、スプリング219により弾発に押圧されて第1バルブシート212の第1弁座面212Aと離接して第1ポペット弁を構成する。この第1ポペット弁は、ソレノイド230とスプリング219との作用力により開閉して流入室215Aと圧力制御室215Bとの通路を開閉する。また、第2弁体216Bは、圧力制御室215B内に配設されている。そして、第1弁体216Aと第2弁体216Bとは連結部216Cを介して結合し、全体が連結弁体216に構成されている。この第2弁体216Bは、第2バルブシート213の第2弁座面213Aと離接して第2ポペット弁を構成する。この第2ポペット弁は、ソレノイド230とスプリング219との作用力により開閉されて圧力制御室215Bと流出室215Cとの通路を開閉する。
このように構成されたバルブ部210は、前述の圧力比例制御弁100と同様な作動をする。そして、ソレノイド230に流れる電流の大きさに応じて第1ポペット弁と第2ポペット弁を開閉し、作動流体を制御する。一方、流入ポート215A1から流入室215Aへ流入する作動流体の圧力は、ポンプにより圧送されるので作動流体は脈動(変動)することがある。この流入ポート215A1から流入した脈動圧力は、連結弁体216に作用するが、この作動流体の圧力に対し、連結弁体216は両側に作用する圧力をキャンセルできる構成に成されていないから、連結弁体216を脈動させることがある。このため、第1ポペット弁と第2ポペット弁は、作動流体を正確に制御することが困難になることがある。
日本国特許出願公開2004−197858号公報 日本国特許出願公開2002−295708号公報
本発明は、上述のような問題点に鑑み成されたものであって、その発明が解決しようとする課題は、弁体の摺動抵抗を小さくして弁体の作動力に対する開閉弁の応答能力を向上することにある。そして、制御弁のヒステリシス現象を低減することにある。また、作動流体が高圧であっても、弁体の摺動抵抗を小さくして弁体の開閉する応答能力を向上することにある。さらに、制御弁における加工、部品の組立てコストを低減することにある。
本発明は、上述のような技術的課題を解決するために成されたものであって、その技術的解決手段は以下のように構成されている。
すなわち、本発明の制御弁は、ソレノイド部により制御弁部を開閉させて作動流体の圧力を制御する制御弁であって、 内部に第1弁室と、第2弁室とを有するとともに前記第1弁室と前記第2弁室との間に設けた仕切部を貫通する弁孔面の前記第1弁室側の周面に設けた第1弁座面を有する本体、前記本体を貫通して前記第1弁室に連通するとともに供給圧力の流体を流す供給ポート、前記本体を貫通して前記第2弁室に連通するとともに制御圧力の流体を流す出力ポート、前記第1弁室内に配置されて筒状の一端周部が本体に密封に連結するとともに前記筒状内が第2連通路に形成されたばね手段を有する第1ベローズ装置、前記本体を貫通して前記第2連通路に連通するとともに排出圧力の流体を流す排出ポート、前記第1ベローズ装置の他端周部に一端部が連結して前記第2連通路と連通する第1連通路を有するとともに前記第1弁座面と離接して第1ポペット弁を構成する一方の第1弁部面と、前記弁孔面内に移動自在に配置されて前記弁孔面との間に前記供給ポートと連通可能な第1流通路を有する胴体部と、前記胴体部に一体で前記第2弁室に配置された第2弁部面を有する弁体、前記弁体の第2弁部面と対向する内周面の角部に設けられて前記第2弁部面と離接して第2ポペット弁を構成する一方の第2弁座面を有するとともに前記第1連通路と連通可能な前記内周面内に第1内部通路を有する弁座体、前記第2弁室内に配置されて筒状の一端周部が本体に連結されるとともに他端周部が前記弁座体に密封に連結して前記第1内部通路と連通可能な第2内部通路を有し且つばね手段に構成された第2ベローズ装置および前記第2内部通路を通って前記弁座体に連結するソレノイドロッドを有し、前記ソレノイドロットを電流の大きさに応じて移動させる前記ソレノイド部を具備し、前記第1ベローズ装置の第1有効受圧面積と、前記第1弁座面と第1弁部面とが接合する内部の流体圧力を受ける第1受圧面積と、前記第2弁座面と第2弁部面とが接合する内部の流体圧力を受ける第2受圧面積とをほぼ等しく形成されるとともに、前記第2ベローズ装置の第2有効受圧面積を前記第1有効受圧面積よりも大きく形成したものである。
このような構成の制御弁によれば、第1受圧面積と第1有効受圧面積とを略同じ受圧面積にしたので、供給圧力が弁体へ作用しても不釣合となる力が防止できる(弁体に作用する圧力の相反する力は、キャンセルされる)。その結果、供給圧力により左右されない弁体の開閉弁は、制御圧力の流体を設定値の通りに制御することができる。さらに、弁体が供給圧力により変動することもないので、第1ポペット弁の接合面の摩耗も防止できる。また、第1受圧面積と第1有効受圧面積を同じくする弁体は、ほぼ同じ径の第1ベローズ装置によって直列に弁体を支持することができる。その結果、弁体を本体により案内する必要もないので、弁の構造が簡単になり、コストを低減できる。また、弁体および弁座体とともに作動する第1ベローズ装置および第2ベローズ装置は相対部品と摺動する面がないから、作動流体中に含む不純物が作動時に摺動面に付着して作動不良を惹起するのが防止できる。また、第1ベローズ装置および第2ベローズ装置は、ばね手段と作動流体の流通路を兼ね備えているので、本体及び弁体の構造を簡単にできるとともに、製作コストを大きく低減できる効果を奏する。
好適には、本発明の制御弁は、前記第2ベローズ装置は前記第2弁座体を前記弁体に向かって押圧するバネ手段に構成するとともに、前記ソレノイド部は電流の大きさに応じて前記ソレノイドロッドを前記弁体から離れる方向へ移動させる構成にし、前記ソレノイド部へ電流を流したときに前記第2弁部から前記弁座体が開弁するとともに、前記ソレノイド部への電流を遮断したときに前記弁座体が前記第2弁部と閉弁するものである。
このような構成の制御弁によれば、第2ベローズ装置は、段発的に支持されるので、弁座体を弁体に対向して安定に保持することができる。このため、弁座部及び第2ベローズ装置は、横揺れのガイドを不要にし、ソレノイドロッドの押圧力に対向して安定に支持することが可能になる。したがって、流体に含まれる不純物が付着しても、摺動面がないから、不純物によって摺動面の摺動抵抗が増大するのを効果的に防止できる。また、このような構成の制御弁によれば、ソレノイド部に流れる電流が事故により遮断されても、第2ポペットは緊急に閉弁する構成であるから、制御機械の作動流体は排出されることもなく、作動流体の排出により、制御機械が誤作動するのも防止できる。
なお、このようなバネ手段の押圧方向、あるいは、ソレノイド部におけるソレノイドロッドの移動方向は、制御弁を使用する相手側の使用条件に応じて適宜に選択することができるものであり、なんら特定の方向に限定されるものではない。
また好適には、本発明の制御弁は、前記弁座体は前記弁座部の内周側側面に筒部を有するとともに前記筒部は前記第2ベローズ装置の内周面に遊合しているものである。
このような構成の制御弁によれば、弁座体には鍔部の内周側に筒部が形成されおり、この筒部の内周面の角部に第2弁座面が設けられている。そして、鍔部が大径の第2ベローズ装置により支持された構成であるから、弁体が第1ベローズ装置のみにより支持されていても、第2ポペット弁を成す第2弁座面と第2弁部面が確実に閉弁することができる。そのために、弁体と弁座体との作動面には摺動する面がないから、摺動抵抗がなく弁体の応答能力に優れ、弁体による圧力制御が発揮される。
また好適には、本発明の制御弁は、前記第1流通路は前記胴体部と前記弁孔面との間の環状空間により形成されているとともに、第1弁部面は前記胴体部に向かってテーパ面にしたものである。
このような構成の制御弁によれば、弁体の第1弁部と第2弁部の間の胴体部を弁孔面と空隙間を設けて嵌合するとともに、第1弁部面をテーパ面にしてポペット弁に構成したものであるから、弁体には摺動する面がない。このため、弁体は開閉弁時に摺動抵抗なく制御圧力の流体を制御することができる、また、弁体には摺動面がないから、不純物により摺動抵抗が増大することもない。このため、弁体の応答能力に優れて制御圧力の流体を確実に制御できる効果を奏する。
図1は、本発明の第1実施例に係わる制御弁の全断面図である。 図2は、図1の第1作動状態を示す制御弁の全断面図である。 図3は、図1の第2作動状態を示す制御弁の全断面図である。 図4は、本発明の第2実施例に係わる制御弁の全断面図である。 図5は、本発明に先行する制御弁の全断面図である。 図6は、本発明に先行する他の制御弁の全断面図である。
以下、本発明に係わる実施の形態の制御弁を図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係わる実施例1を示す制御弁1の断面図である。図1に於いて、制御弁1は、圧力比例制御である。この制御弁1は、制御弁部1Aとソレノイド部1Bとを一体に形成する。この制御弁部1Aは、本体2により外枠を形成する。この本体2の内部には、軸方向に長い形の弁空間室3を設ける。この弁空間室3は、仕切部2Aにより分断することにより、仕切部2Aの一方側に第1弁室3Aを形成するとともに、他方側に第2弁室3Bを形成する。さらに、仕切部2Aには、軸芯に第1弁室3Aと第2弁室3Bとに貫通する弁孔の周面に弁孔面2Bを設ける。また、この弁孔面2Bには、第1弁室3A側の端の角部に第1弁座面2B1を形成する。そして、本体2は、鉄、真鍮、銅、アルミニウム、ステンレス等の金属、合成樹脂材等で製作する。
さらに、本体2には、供給ポート4Aを外周面から第1弁室3Aに貫通するとともに、第1弁室3Aの中央から外方へ排出ポート4Cを形成する。なお、供給ポート4Aは本体2の外周方向に沿って複数個を設けると良い。また、本体2の外周面から第2弁室3Bに貫通する出力ポート4Bは、この外周面に沿って複数個に設けると良い。さらに、本体2の第2弁室3Bのソレノイド部1B側の他端部には、軸方向へ貫通するソレノイドロッド36用の貫通孔6を設ける。さらに、本体2の貫通孔6を設けた端部には、ソレノイド部1Bを取り付ける取付面5を設ける。なお、供給ポート4Aは、供給圧力Psの流体が流入可能にする。また、出力ポート4Bは、制御圧力Pcの流体が流出または流入可能にする。さらに、排出ポート4Cは、排出圧力Pdの流体が排出可能にする。
弁体10は、胴体部10Cの一端に第1弁部10Aを設けるとともに、組み立て上から、他端に第2弁部10Bを結合する。なお、弁体10は、金属、例えば、真鍮、銅、アルミニウム、ステンレス等、或いは合成樹脂材等で製作する。弁孔面2B内には、弁体10の胴体部10Cが空間隙を設けて配置する。この胴体部10Cと弁孔面2Bとの嵌合間は、供給ポート4Aと連通する第1流通路3Cに形成する。
そして、弁体10は、胴体部10Cの第1弁室3A側に胴体部10Cと一体の第1弁部10Aを形成する。この第1弁部10Aには、胴体部10Cに向かってテーパにした第1弁部面10A1を設ける。そして、第1弁部面10A1は、弁孔面2B内に入り込んで第1弁座面2B1と線接触状態に接合すると閉弁し、第1弁座面2B1から離脱すると開弁する。つまり、第1弁部面10A1と第1弁座面2B1とは、第1ポペット弁B1を構成する。なお、この第1弁部面10A1と第1弁座面2B1との接合する内部は、作動流体の圧力を受ける第1受圧面積A1となる。そして、第1弁部面10A1が第1弁座面2B1から開弁すると、供給圧力Psの流体は、第1弁室3Aの外周側の流通路から第1流通路3Cを通って第2弁室3Bへ供給される。また、胴体部10Cの第2弁室3B内には、胴体部10Cと一体の第2弁部10Bを配置する。この第2弁部10Bにも先端に向かってテーパ面にした第2弁部面10B1を設ける。また、この弁体10の内部には、第1弁部10Aから第2弁部10Bへ貫通した第1連通路11を形成する。
また、第1弁室3A内に配置された第1感圧装置20は、円筒形の断面が波にしてバネ手段を付与した第1ベローズ装置(以下、単に第1ベローズと略称する)20Bに形成されている。この内部には、第2連通路20Aを設ける(第1感圧装置20は第1ベローズ装置20Bの総称である。本発明では、感圧装置とベローズ装置とは同一である)。この第1ベローズ20Bにおいて、作動流体の圧力が受圧する面積は、第1有効受圧面積S1である。また、第1ベローズ20Bのばね手段は、弁体10を先端へ押圧する圧縮ばねであり、このばね力はF2である。この第1ベローズ20Bの円筒状の他端周部は第1連通路11を中心にして第1弁部10Aの端部と密封に連結するとともに、一端周部は排出ポート4Cを中にして本体2に連結する。この第1弁体10の端部の外径と結合する第1ベローズ20Bの外径とは、ほぼ同一寸法にすることが好ましい。つまり、この第1ベローズ20Bの第2連通路20Aは、弁体10の第1連通路11と連通するとともに、排気ポート4Cとも連通する。また、第1ベローズ20Bのばね力F2により弾発に弁体10をソレノイド部1Bの方向へ押圧する。なお、第1連通路11は、第2弁部面10B1が弁座体15の第2弁座面15Aから離れて開弁すると、第2弁室3B内と排気ポート4Cとを連通可能にする。
さらに、弁座体15は、リング状の弁座部(以下、鍔部と名付ける)の内周側の側面に第2ベローズ装置25Bの内周面と遊合する有底円筒部15Bを一体に形成する。なお、この弁座体15は、ソレノイドロッド36と連結できるとともに、第2弁座面15Aが形成できる構成で、且つ第2ベローズ装置25Bと連結できる形状であれば、図1の形状でなくとも良い。例えば、弁座体15は、弁座部の内周側の側面に筒部を設けた形状でも良く、さらには、弁座体15はリング板に形成された弁座部でも良い。この鍔部の内周面における第2弁部10B側の角部には、第2弁座面15Aを形成する。この第2弁座面15Aは、第2弁部10Bの第2弁部面10B1とは、閉弁するとともに、開弁して制御圧力Pcの流体の流量を調節する。この第2弁部面10B1と第2弁座面15Aとは、開閉弁して線接触状態に接合する第2ポペット弁B2を構成する。なお、この第2弁部面10B1と第2弁座面15Aとの接合する内部の作動流体(制御圧力Pcの流体)が受圧する面積は、第2受圧面積A2である。そして、弁座体15の有底円筒部15Bをソレノイドロッド36の下端部に接合し、ソレノイド部1Bの作動により第2弁座面15Aと第2弁部面10B1とを離接させて開閉弁する。また、有底円筒部15Bには複数の第1内部通路12を設けて、第1内部通路12から作動流体を第2ベローズ25B内に設けた第2内部通路25Aに導入できるようにする。同時に、第1内部通路12は、第2内部通路25Aと排出ポート4Cとを常に連通可能にする。そして、第2内部通路25A側の各部品に作用する作動流体の圧力が一方の面のみに不釣り合いに作用しないように圧力をバランスさせるものである。なお、この第1ベローズ20Bは、ばね手段の機能とともに、第1連通路11及び排出ポート4Cと連通して作動流体を流すことができる第2連通路20Aの機能を備えている。
また、第2弁室3B内における弁座体15の鍔部と本体2との間には、第2感圧装置25を配置する。この第2感圧装置25は第2ベローズ装置(以下、単に第2ベローズと略称する)25Bの総称で(本発明では、第2感圧装置と第2ベローズ装置とは同じである)、円筒形の断面が波形に形成してバネ手段を付与するとともに、内周面内に第2内部通路25Aを形成する。この第2ベローズ25Bは、弁座体15をソレノイド部1B側へ引っ張る伸張ばねで、ばね力はF1である。この第2ベローズ25Bの円筒状の他端周部は、有底円筒部15Bと遊合して弁座体15の鍔部と密封に連結するとともに、一端周部はソレノイドロッド36を軸心にして本体2に連結して支持される。この弁座体15は有底円筒状の形状とは限らない。例えば、ソレノイドロッド36を二股にして前述した筒部と連結しても良い。そして、第2ベローズ25Bのばね力F1により弁座体15を弁体10から開弁する方向へ引っ張る。なお、この第2感圧装置25である第2ベローズ25Bは、ばね手段としての機能とともに、他の流体通路と連通して作動流体を流すことができる第2内部通路25Aの機能を備えている。
ソレノイド部1Bは、前述したように制御弁部1Aの取付面5に接合する。このソレノイド部1Bは、従来から知られた構成を制御弁部1Aの作動に応用したものであるから、簡単に説明する。ソレノイド部1Bは、内部に可動芯31を設けるとともに、可動芯31にはソレノイドロッド36を結合する。また、可動芯31の対向した位置には固定芯32を設ける。そして、可動芯31と固定芯32の外周囲には電磁コイル33を配置して電磁回路を構成する。この電磁コイル33に電流が印可されると、その電流の大きさに応じて電磁回路に発生する磁力に応じて可動芯31を固定芯32に吸引する。この可動芯31が吸引されると、可動芯31と一体のソレノイドロッド36は、前進して第2ベローズ25Bを伸張しながら、弁座体15を前方へ移動させる。同時に、弁座体15が移動すると、弁座体15は弁体10を押圧して移動させ、第1弁部面10A1を第1弁座面2B1から離脱させて開弁する。このとき、第1ベローズ20Bは圧縮される。
次に、この制御弁1の作動状態を図1、図2および図3に基づいて説明する。図2に示す制御弁1は、図1の制御弁1と同一符号で示すように同一構成である。図2は、ソレノイド部1Bに電流が印加されていない場合の制御弁部1Aの作動状態である。この図2の第1ポペット弁B1及び第2ポペット弁B2の開閉弁の作動状態は、図2に示すような形になる。つまり、可動芯31と固定芯32との間には互いに磁界が作用しないから、可動芯31と固定芯32とは、離間可能な状態になる。同時に、第1弁座体15は、第2ベローズ25BのF1(図1参照)の弾性収縮力により、ソレノイド部1B側へ移動する。そして、第2弁座面15Aが第2弁部面10B1から離間する。この第2弁部面10B1と第2弁座面15Aからなる第2ポペット弁B2は、開弁状態になるから、第2弁室3Bと第1連通路11との流体の流れは開通する。そして、第2ポペット弁B2が開弁すると、例えば、図示しないオートマチックトランスミッションの油圧ブレーキ用の作動流体(制御圧力Pcの流体)を第2弁室3Bから第1連通路11を通して排出ポート4Cへ排出することができる。つまり、ソレノイド部1Bを停止すると制御圧力Pcの流体を停止することができる。また、第2ポペット弁B2は開弁状態になると、第2内部通路25Aは第1内部通路12を介して第2弁室3Bと同一圧力状態になる。このため、弁座体15は、第1ベローズ20Bより大きな径に形成された第2ベローズ25Bの弾性収縮力により第2弁部面10B1と第2弁座面15Aとの間に流通路を形成し、この流通路を形成する開弁の開度は、第2ベローズ25Bの弾性収縮力により急速にすることができる。
第2ポペット弁B2の開弁と同時に、弁体10は、第1ベローズ20BによるF2(図1参照)の弾性伸張力により押圧されて第1弁部面10A1を第1弁座面2B1に接合する。そして、第1弁部面10A1と第1弁座面2B1からなる第1ポペット弁B1は、閉弁する。このため、供給ポート4Aから供給する供給圧力Psの流体は、第1ポペット弁B1により遮断されるので第1ベローズ20Bの外周側流通路に停滞して、第1流通路3Cを介して第2弁室3Bへ流入するのが防止される。
図3に示す制御弁1は、図1の制御弁1と同一符号で示すように同一構成である。そして、図3は、図1に示す制御弁1の作動状態よりもソレノイド部1Bに電流が大きく印加された場合である。この場合は、第1ポペット弁B1及び第2ポペット弁B2の開閉弁の作動状態は、図3に示すような形になる。つまり、可動芯31と固定芯32との間には互いに磁界が大きく作用するから、可動芯31と固定芯32とは、更なる近接状態になる。そして、可動心31に連結したソレノイドロッド36は、第2ベローズ25B(図1参照)を弾性的に伸張させながら弁座体15を弁体10側へ移動させる。そして、第2弁座面15Aが第2弁部面10B1に接合して第2ポペット弁B2を閉弁状態にする。このため、第2弁室3Bと第1連通路11との流体の流れは遮断されるので、出力ポート4Bを流れる制御圧力Pcの流体は、排出ポート4C側へ流出しない。
同時に、第1ポペット弁B1は開弁するから、供給ポート4Aから供給される供給圧力Psの流体は、第1ベローズ20Bの外周側の流通路を流れ、さらに、第1弁座面2B1と第1弁部面10A1との間の開弁した第1流通路3Cを流れて第2弁室3Bへ流入する。そして、出力ポート4B側の例えば、油圧ブレーキの制御圧力Pcの流体の流量を増大させる。この供給ポート4Aからの供給圧力Psの流体は、第1弁室3Aに流入する。この第1弁室3A内の弁体10と第1ベローズ20Bとの結合は、弁体10の端部面又は端部外周の段部面を囲むようにして第1ベローズ20Bの他端周部が接合している。そして、第1弁室3A内において供給圧力Psの流体が弁体10に作用しても、第1受圧面積A1と第1有効受圧面積S1がほぼ等しく形成されているので、弁体10に対しては不釣り合いな力が作用しないようにできる。このため、油圧ポンプから供給される供給圧力Psの流体が変動しても、供給圧力Psによって弁体10が変動(脈動)するのを効果的に防止し、第1ポペット弁B1の開閉の開度が設定通りに作動する。また、第1弁体10の各弁部10A,10Bはポペット形であり、第1ベローズ20Bは、断面が波形円筒形であって、内外周面側が第2連通路20Aと流通路となっているから、従来技術のように相対摺動部品と摺動する構成ではない。このため、供給圧力Psの流体に微粉末等の不純物が含まれていても、この微粉末等の不純物が弁体10に付着しても問題にならない。このため、弁体10は、作動流体中の微粉末等の不純物によって、作動不良を惹起することなく、設定通りに開閉弁の作動をすることができる。
図1は、図2に示す制御弁1と、図3に示す制御弁1との作動状態における中間の作動状態である。この図1の制御弁1の作動状態は、図3に示す制御弁1の作動状態よりもソレノイド部1Bに流れる電流が小さく、しかも、制御された電流が流れる状態における弁体10の開閉弁の一形態を示す。この場合は、第2ポペット弁B2が閉弁した作動状態で、第1ポペットB1がソレノイド部1Bに流れる電流に応じて制御された開閉をする。また、第2ポペット弁B2は、ソレノイド部1Bの推力と、第1有効受圧面積S1と第2有効受圧面積S2との差の面積に作用する制御圧力Pcによる力のバランスで、開閉が成されて制御圧力Pcの流体を制御する。そして、電流に応じた吸引力による可動芯31は、固定芯32との距離が制御されるから、可動心31と一体のソレノイドロッド36もそれに応じて移動させる。このソレノイドロッド36と連結した弁座体15は、第2ベローズ25Bを弾性に伸縮させながら、第2弁部10Bと閉弁状態に接合し、弁体10を応動させる。この弁体10の応動は、第1弁座面2B1から第1弁部面10A1を離接して第1ポペット弁B1の開閉弁の開度を制御する。このため、第1ポペットB1の制御された開閉により第1弁室3Aから第2弁室3Bへ流れる供給圧力Psの流体は、設定通りに制御して流すことができる。
この制御弁1は、ソレノイド部1Bによって制御圧力Pcを圧力比例制御できる構成について述べる。この制御弁1において、図1に示すような第1ポペット弁B1と第2ポペット弁B2とが閉弁状態の時の制御弁部1の力の釣り合い式は、以下のようになる。
ただし、
Fsは、ソレノイド部1Bの推力
F2は、第1ベローズ20Bの付勢力
F1は、第2ベローズ25Bの付勢力
S1は、第1ベローズ20Bの第1有効受圧面積
S2は、第2ベローズ25Bの第2有効受圧面積
A1は、第1ポペットB1の閉弁接合面内の第1受圧面積
A2は、第2ポペットB2の閉弁接合面内の第2受圧面積
Psは、供給圧力
Pcは、制御圧力
S1=A1=A2=Stである。
〔数1〕
そして、Fs−Pc(S2−A2)−F1−Pc(A2−A1)+Ps(S1−A1)−F2=0
この数(式)1を整理すると、
Fs−Pc(S2−St)−F1−F2=0
この式を変形すると、Pc=(Fs−F1−F2)/(S2−St)となる。
したがって、制御弁1は、ソレノイド部1Bの推力Fsにより弁体10を作動させて制御圧力Pcを圧力比例制御することができる。また、制御弁1は、第2ベローズ25Bの推力F1及び第1有効受圧面積S1と第2有効受圧面積S2との差の面積値を変更することによって、機種に応じた圧力比例制御を容易に変更することが可能になる。
従来の制御弁の圧力比例制御においては、弁体の作動時に摺動抵抗が惹起すると、設定通りの圧力制御を行うことが困難になる。しかし、本発明の制御弁1において、弁体10、第1ベローズ20B,第2ベローズ25Bおよび弁座体15が作動するときに摺動する摺動面が設けられていない。つまり、弁体10は、第1ポペット弁B1と第2ポペットB2とが線接触に近い接合であり、且つ他の応動面は摺動しない。しかも、第1ポペット弁B1と第2ポペットB2は、スプール形ではなく、ポペット弁であるから、接触面に微粉末等の不純物が付着して摺動抵抗を増加させるのを効果的に防止できる。また、第1ベローズ20Bおよび第2ベローズ25Bは、断面が波形円筒状のべローズ形であって軸方向へ弾性伸縮して弁体10とともに応動し、且つ、内周側と外周側が流体の流通路となっているので、弾性的に変位するときに嵌合面が不用である。したがって、作動流体に微粉末等の不純物を含んでいても、弁体10は作動不良を惹起するのが防止できる。また、第1ベローズ20Bは、作動方向に対して供給圧力Psから受ける力がキャンセルされるから、弁体10が開閉弁するときに変動するのも防止できる。
さらに、制御弁1の作動において、作動流体が弁体10に作用する圧力状態は、第1ベローズ20Bの第1有効受圧面積S1と、第1ポペット弁B1の接合面内(シール面内)の第1受圧面積A1と、第2ポペット弁B2の接合面内(閉弁したシール面内)の第2受圧面積A2と、が同一に構成されているから、供給圧力Psから受ける弁体10に対する圧力は、作動方向に対して互いにキャンセルされる。このため、弁体10には、供給圧力Psから受ける推力は発生しない。このため、弁体10は不用な力を受けることなく作動することができる。一方、第2ベローズ25Bの第2有効受圧面積S2は、第1ベローズ20Bの第1有効受圧面積S1より大きく形成されているから、第1ベローズ20Bの第1有効受圧面積S1と第2ベローズ25Bの第2有効受圧面積S2との面積差の受圧面積に対して制御圧力Pcが作用する。そして、この受圧面積の差に受ける制御圧力Pcの力と、ソレノイド部1Bに流れる電流に応じた推力とのバランスにより第2ポペット弁を開閉して圧力制御を行うことができる効果を奏する。
次に、図4は、本発明に係わる実施例2の制御弁1の全断面図である。図4の制御弁1において、ソレノイド部1Bは図1と略同一であるが、制御弁部1Aは同一発明であるが、一部の構成を変更した。つまり、制御弁部1Aの変更した構成は、本体2の第1弁室3Aをソレノイド部1B側に設けるとともに、第2弁室3Bを排出ポート4C側に設ける。また、第2弁室3Bに第2ベローズ25Bと弁座体15を配置する。さらに、第1弁室3Aには第1ベローズ20Bを配置する。そして、弁体10を図1とは逆向きに配設して第1弁部10Aと第1ベローズ20Bとを連結するとともに、第2弁室3B内において第2弁部10Bの第2弁部面10B1と弁座体15の第2弁座面15Aとからなる第2ポペット弁B2を開閉可能に配置する。なお、弁座体15は図1の弁座体15とは逆向きになる。また、ソレノイドロット36は、弁体10の第1連通路11に嵌通するとともに、先端部を弁座体15に連結する。そして、ソレノイドロット36の作動に応じて弁座体15と第2ベローズ25Bを応動可能にする。
また、第1ベローズ20Bの第1有効受圧面積S1と、第1ポペット弁B1の第1受圧面積A1と、第2ポペット弁B2の第2受圧面積A2とを同一面積にする。さらに、第2ベローズ25Bの第2有効受圧面積S2は、第1ベローズ20Bの第1有効受圧面積S1よりも大きくする。そして、第1ベローズ20Bは、弾性圧縮型に構成する。また、第2ベローズ25Bも弾性圧縮型に構成する。その他の構成は図1の制御弁1と略同様である。そして、図4は、図1と対応する作動位置であるが、その他の作動は、図2及び図3で説明した制御弁1と同様な作動をする。つまり、ソレノイド部1Bに電流が最大に流れたときは、第2ポペット弁B2が開弁する構成である。本発明は、制御弁1で制御される装置に応じ、ソレノイド弁1Bに電流が流れないときに、この装置から制御圧力Pcの作動流体が排出するのを防止する。反対に、ソレノイド弁1Bに電流が流れたときに、この装置から制御圧力Pcの作動流体を排出させることができる。そして、ソレノイド弁1Bに流れる電流の大きさと、第1有効受圧面積S1と第2有効受圧面積S2との面積差に応じて制御弁1を圧力比例制御することができる。また、実施例2においても、上述した実施例1と同様な作用効果を奏する。
産業上の利用分野
以上のように、本発明の制御弁は、車両の油圧系統や、動力伝達装置などの油圧・空圧系統を流れる流体の制御弁として有用である。特に、制御弁は安価であり、且つ作動不良のない制御弁として有用である。

Claims (4)

  1. 作動流体の圧力を制御する制御弁であって、
    内部に第1弁室と、第2弁室とを有するとともに前記第1弁室と前記第2弁室との間に設けた仕切部を貫通する弁孔面の前記第1弁室側の周面に設けた第1弁座面を有する本体、
    前記本体を貫通して前記第1弁室に連通するとともに供給圧力の流体を流す供給ポート、
    前記本体を貫通して前記第2弁室に連通するとともに制御圧力の流体を流す出力ポート、
    前記第1弁室内に配置されて筒状の一端周部が本体に密封に連結するとともに前記筒状内が第2連通路に形成されたばね手段を有する第1ベローズ装置、
    前記本体を貫通して前記第2連通路に連通するとともに排出圧力の流体を流す排出ポート、
    前記第1ベローズ装置の他端周部に一端部が連結して前記第2連通路と連通する第1連通路を有するとともに前記第1弁座面と離接して第1ポペット弁を構成する一方の第1弁部面と、前記弁孔面内に移動自在に配置されて前記弁孔面との間に前記供給ポートと連通可能な第1流通路を有する胴体部と、前記胴体部に一体で前記第2弁室に配置された第2弁部面を有する弁体、
    前記弁体の第2弁部面と対向する内周面の角部に設けられて前記第2弁部面と離接して第2ポペット弁を構成する一方の第2弁座面を有するとともに前記第1連通路と連通可能な前記内周面内に第1内部通路を有する弁座体、
    前記第2弁室内に配置されて筒状の一端周部が本体に連結されるとともに他端周部が前記弁座体に密封に連結して前記第1内部通路と連通可能な第2内部通路を有し且つばね手段に構成された第2ベローズ装置および
    前記第2内部通路を通って前記弁座体に連結するソレノイドロッドを有し、前記ソレノイドロットを電流の大きさに応じて移動させるソレノイド部を具備し、
    前記第1ベローズ装置の第1有効受圧面積と、前記第1弁座面と第1弁部面とが接合する内部の流体圧力を受ける第1受圧面積と、前記第2弁座面と第2弁部面とが接合する内部の流体圧力を受ける第2受圧面積とをほぼ等しく形成されるとともに、前記第2ベローズ装置の第2有効受圧面積を前記第1有効受圧面積よりも大きく形成したことを特徴とする制御弁。
  2. 前記第2ベローズ装置は前記第2弁座体を前記弁体に向かって押圧するバネ手段に構成するとともに、前記ソレノイド部は電流の大きさに応じて前記ソレノイドロッドを前記弁体から離れる方向へ移動させる構成にされて前記ソレノイド部へ電流を流したときに前記第2弁部から前記弁座体が開弁するとともに、前記ソレノイド部への電流を遮断したときに前記弁座体が前記第2弁部と閉弁することを特徴とする請求項1に記載の制御弁。
  3. 前記弁座体は前記弁座部の内周側側面に筒部を有するとともに前記筒部は前記第2ベローズ装置の内周面に遊合していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の制御弁。
  4. 前記第1流通路は前記胴体部と前記弁孔面との間の環状空間により形成されているとともに、第1弁部面は前記胴体部に向かってテーパ面にしたことを特徴とする請求項1または請求項2にまたは請求項3に記載の制御弁。
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