JP5103649B2 - 制御弁 - Google Patents

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Description

本発明は、流体の容量制御、例えば動力伝達装置などの容量制御に用いられる制御弁に関する。特に、容量制御において、弁体に作用する流体圧力の不釣り合いによる制御不良、又は制御弁の作動時の摺動抵抗に伴う作動不良、或いは弁体の速い作動に伴うばね手段等の遅れを改善する制御弁に関する。
本発明の関連技術として制御弁が知られている。この制御弁は、図8に示すような構成である(例えば、日本国特許公開2004−197858号公報(特許文献1)を参照)。この圧力制御弁は、例えば、自動変速機における制御システムなどのラインに設ける切替クラッチの圧力制御用、切替ブレーキの圧力制御用、ラインの圧力制御用の3方弁である。
この先行する圧力制御弁の構成について説明する。図8において、圧力制御弁100は、弁本体101とソレノイド150とから構成されている。弁本体101の外枠を成す本体102は、内部に連通室103が形成されている。この連通室103には、外部から連通する各入力ポート105と出力ポート106と排出ポート107とが形成されている。そして、連通室103は、仕切板110によって入力ポート105が連通する第1連通室103Aと、出力ポート106が連通する第2連通室103Bとに仕切られている。仕切板110の中心には、第1弁孔周面110Aが形成されている。この第1弁孔周面110Aの第1連通室103A側には、第1弁座面110Bが形成されている。また、第1弁孔周面110Aの第2連通室103B側には、周面に沿って軸方向へ貫通しない複数の通路溝110Cが形成されている。この通路溝110Cは、第1弁体120の第1弁面120Aが第1弁座面110Bから離れて開弁したときに、第1弁体120の中間の括れた部分と協働して作動流体が流れる流体通路となる。
また、本体102には、第1連通室103Aと、排出ポート107との間に第1圧力室108が形成されている。この第1圧力室108には周面に第1摺動周面108Aが形成されている。この第1摺動周面108Aには、第1シールリングS1を装着する第1環状溝が設けられている。さらに、本体102には、第2連通室103Bに連通する第2圧力室109が形成されている。この第2圧力室109の周面には第2摺動周面109Aが形成されている。この第2摺動周面109Aには、第2シールリングS2を装着する第2環状溝が設けられている。
また、本体102の第1摺動周面108Aと仕切板110の第1弁孔周面110Aとに移動自在に嵌合する外周面120Cを設けた第1弁体120が配置されている。この第1弁体120の軸芯には第1圧力室108と第2圧力室109とに連通する連通路120Dを設けている。また、この第1弁体120は、第1圧力室108に配置された第1スプリング140Aにより弾発に第2弁体125側へ押圧されている。また、第1弁体120には、中間部に第1弁面120Aが設けられているとともに、先端部に第2弁面120Bを設けている。また、第1弁体120と第2弁体125との間には第2スプリング140Bが配置されており、第2スプリング140Bにより第1弁体120と第2弁体125を相反する方向へ弾発に押圧している。
さらに、本体102の第2摺動周面109Aに移動自在に嵌合する第2弁体125が配置されている。第2弁体125は円筒状に形成されて一端部の内部周面にテーパ面の第2弁座面125Aを設けている。また、第2弁体125の他端部に周面に沿って複数の通路125Cを設けた嵌着穴にソレノイドロッド151の一端を結合している。ソレノイドロッド151は、両端側が第1軸受154Aと第2軸受154Bにより摺動自在に案内されてする。そして、ソレノイド150に流れる電流の大きさに応じてソレノイドロッド151を作動させて第2弁体125の第2弁座面125Aを第2弁面120Bと開閉弁させる。
このように構成された圧力制御弁100の作動は、第1スプリング140Aの弾発により第1弁体120の第1弁面120Aが第1弁座面110Bに閉弁する。そして、入力ポート105から流入する作動流体は、この第1弁面120Aの閉弁により遮断される。また、ソレノイド150が作動すると、第1弁体120の第2弁面120Bと第2弁体125の第2弁座面125Aとが接合して閉弁すると共に、第1弁体120の第1弁面120Aが第1弁座面110Bから離脱して開弁する。この第1弁面120Aの開弁により、入力ポート105から流入する作動流体は、第2連通室103B側へ流出する。なお、図8に示す開閉弁の状態では、第1弁体120と第2弁体125が開弁しているので、作動流体は出力ポート106から排出ポート107へ流出する。
そして、圧力制御弁100において、第1弁体120は、外周面120Cと第1摺動周面108Aとが摺動しながら開閉弁するとともに、この摺動面間に設けた第1シールリングS1と外周面120Cとが強く摩擦した状態で摺動する。このため、第1弁体120は開閉弁の作動時の摺動抵抗が大きくなる。特に、作動流体の圧力が高いときには、第1シールリングS1が、この圧力により径方向へ延ばされて弾性変形状態になるので、密接する第1弁体120と強く摩擦しながら摺動する。このため、第1弁体120は、摺動抵抗が大きくなるので、圧力比例制御弁100の開閉弁の応答性能が低下する。
また、第1弁体120の外周面120Cは、第1摺動周面108Aと摺動する。この摺動面間には作動流体が浸入するので、作動流体に含まれる不純物がこの摺動面間に介在することがある。そして、変位する位置で力が変わる第1スプリング140Aにより押圧された第1弁体120の作動に応答の遅れを惹起することになる。更には、この第1弁体120は片側の面に押圧されて摺動面間に張り付き現象(所謂、ハイドロロック)を惹起する恐れもある。その結果、圧力比例制御弁100の作動特性が変化して作動流体の圧力と流量との関係にヒステリシス現象を増大させることになる。さらに、第1弁体120を第1周動周面108Aと第1弁孔周面110Aとの離れた2つの軸芯にあわせて同時に摺動させる構成は、組み立てと加工コストを高揚させる。
さらに、本発明の関連技術として図9に示すようなソレノイドバルブが存在する(例えば、日本国特許公開2002−295708号公報(特許文献2)を参照)。図9は、バルブ部210とソレノイド230とを一体にした構成である。このバルブ部210は、バルブスリーブ211の内部に貫通孔211Aが設けられている。このバルブスリーブ211の貫通孔211Aは、第1バルブシート212と、第2バルブシート213と、スクリュ214とにより仕切られて流入室215Aと圧力制御室215Bと流出室215Cとに形成されている。この流入室215Aには流入ポート215A1が連通している。また、圧力制御室215Bには圧力制御ポート215B1が連通している。さらに、流出室215Cには流出ポート215C1が連通している。
また、流入室215A内には第1弁体216Aが配設されている。この第1弁体216Aは、スプリング219により弾発に押圧されて第1バルブシート212の第1弁座面212Aと離接して第1ポペット弁を構成する。この第1ポペット弁は、ソレノイド230とスプリング219との作用力により開閉して流入室215Aと圧力制御室215Bとの通路を開閉する。また、第2弁体216Bは、圧力制御室215B内に配設されている。そして、第1弁体216Aと第2弁体216Bとは連結部216Cを介して結合し、全体が連結弁体216に構成されている。この第2弁体216Bは、第2バルブシート213の第2弁座面213Aと離設して第2ポペット弁を構成する。この第2ポペット弁は、ソレノイド230とスプリング219との作用力により開閉されて圧力制御室215Bと流出室215Cとの通路を開閉する。
このように構成されたバルブ部210は、前述の圧力制御弁100と同様な作動をする。そして、ソレノイド230に流れる電流の大きさに応じて第1ポペット弁と第2ポペット弁を開閉し、作動流体を制御する。一方、流入ポート215A1から流入室215Aへ流入する作動流体の圧力は、ポンプにより圧送されるので作動流体は変動(脈動)することがある。この流入ポート215A1から流入した脈動圧力は、第1弁体216Aのスプリング219側の背面216A1に作用するので、連結弁体216を脈動するように移動させることがある。このため、第1ポペット弁と第2ポペット弁は、変動圧力に応じて勝手に開閉弁して作動流体を正確に制御することが困難になることがある。
日本国特許公開2004−197858号公報 日本国特許公開2002−295708号公報
本発明は、上述のような問題点に鑑み成されたものであって、その発明が解決しようとする課題は、弁体の摺動抵抗を小さくして弁体の作動力に対する開閉弁の応答能力を向上することにある。同時に、制御弁のヒステリシス現象を低減することにある。また、作動流体が高圧であっても、弁体の摺動抵抗を小さくして弁体の開閉する応答能力を向上することにある。さらに、制御弁における加工、部品の組立てコストを低減することにある。
本発明は、上述のような技術的課題を解決するために成されたものであって、その技術的解決手段は以下のように構成されている。
すなわち、本発明の制御弁は、制御圧力の流体の流量を制御する制御弁であって、内部の弁空間室を第1弁室と第2弁室とに仕切る仕切部を有するとともに前記仕切部に前記第1弁室と前記第2弁室へ貫通する孔の孔形成面を有し且つ前記孔形成面の1弁室側に第1弁座面を有する本体、前記本体の前記第1弁室に貫通して供給圧力の流体を流す供給ポート、前記本体の前記第2弁室に貫通して制御圧力の流体を流す出力ポート、前記本体の前記第1弁室に貫通して排出圧力の流体を流す排出ポート、前記第1弁室内に配置されて一端周部が前記排出ポートを囲んで本体に連結する連結部を有するとともに内周面内に前記排出ポートと連通する第1連通孔を有する弾性伸縮自在な円筒状の第1感圧ばね装置、前記第1感圧ばね装置の自由端周部に一端部が連結して内部に設けた前記第1連通孔と連通する第2連通孔と、前記孔形成面との間に第1流通路を形成する胴体部と、前記第1弁座面と離接して前記第1流通路を開閉する第1ポペット弁の一方の第1弁部面と、前記胴体部の一端側で前記第2弁室に配置された第2弁部に形成された第2弁部面とを有する弁体、前記弁体の前記第2弁部面と離接して前記第2弁室と前記第2連通孔との間を開閉する第2ポペット弁の一方の第2弁座面を有するとともに前記第2連通孔と連通可能な第2内部通孔を有する弁座体、前記第2弁室内に配置されて一端周部が本体に連結するとともに自由端周部が前記第2内部通孔を囲んで前記弁座体と連結して前記第2内部通孔と連通可能な第1内部通孔を内周面内に有する弾性伸縮自在な円筒状の第2感圧ばね装置および前記弁座体に連結するソレノイドロッドを前記電流の大きさに応じて前記弁座体側へ移動させるソレノイド部を具備し、前記第1感圧ばね装置の第1有効受圧面積と、前記第2感圧ばね装置の第2有効受圧面積と、前記第1弁座面と前記第1弁部面とが接合する内径面の第1受圧面積と、前記第2弁座面と前記第2弁部面とが接合する内径面の第2受圧面積との各受圧面積をほぼ等しくしたものである。
このような構成の制御弁によれば、第1感圧ばね装置の第1有効受圧面積と、第2感圧ばね装置の第2有効受圧面積と、第1弁座面と第1弁部面とが接合する内径面の第1受圧面積と、第2弁座面と第2弁部面とが接合する内径面の第2受圧面積との各受圧面積をほぼ等しくしたので、各ポペット弁が作動するときに、流入する圧力流体から受ける不釣合いの力は、全てキャンセルされる。つまり、圧送ポンプなどから生じる変動圧力の流体が第1弁室に流入しても、この流体の変動圧力は、ほぼ同一の受圧面積に受けるので、受ける力は同一となって相反する力はキャンセルされる。第1ポペット弁及び第1ポペット弁に変動圧力が作用しても、電流の大きさに応じたソレノイド部により移動するソレノイドロッドにより第1ポペット弁及び第1ポペット弁の開度は制御されるので、容量制御を確実に行うことができる。さらに、弁体、第1感圧ばね装置、第2感圧ばね装置および弁座体は、作動中に他の面と摺動することなく作動できるので、供給流体又は制御機器から流入する流体中に含む付着物が付着しても、付着物によって摺動面が作動不良を惹起することもなく、ポペット弁による制御圧力の流体の流量を正確に流して容量制御することができる。
また、第1ポペット弁および第2ポペット弁の弁面及び弁座面が流体の変動圧力により繰り返し当接する(脈動すること)こともないので、この弁面が摩耗するのも防止できる。また、第1感圧ばね装置および第2感圧ばね装置は、ばね手段と作動流体の流通路を兼ね備えているので、制御弁の構造が簡単になる。この構造を簡単にした制御弁は、作動中に故障の発生率がほとんど無くなるので、耐久能力が向上する。さらには、この構造を簡単にした制御弁は、製作コストが大きく低減できるので、切替弁等にも利用できて用途が拡大する。
好適には、本発明の制御弁においては、前記弁体の一端部と前記第1感圧ばね装置の自由端周部との前記連結部は、前記弁体あるいは前記第1感圧ばね装置の一方の端部に段付き嵌合部に形成し、当該嵌合部の外周面を前記弁体あるいは前記第1感圧ばね装置の他方の嵌合内面に嵌着して結合する。より具体的には、前記弁体の一端部と前記第1感圧ばね装置の自由端周部との前記連結部は弁体の一端部の段付き嵌合部に形成して前記嵌合部の外周面を前記第1感圧ばね装置の前記第1連通孔の嵌合内面に嵌着し、又は前記弁体の一端部に設けた内周部に前記第1感圧ばね装置の前記自由端の取付外周部を嵌着し、結合する。
このような構成の制御弁によれば、制御弁は、弁体の一端部と第1感圧ばね装置の自由端周部との連結部を両部品の係合構造にしたので、第1感圧ばね装置と弁体が案内部品により保持されていなくとも、最も金属疲労しやすい連結部が作動中に損傷するのを効果的に防止できる。そして、感圧ばね装置と弁体又は弁座体との結合を容易にする。
また好適には、本発明の制御弁は、前記本体のほぼ中心に設けた前記排出ポートと、前記第1感圧ばね装置の前記第1連通孔と、前記弁体のほぼ軸心に設けた前記第2連通孔とをほぼ一直線に配列したものである。
このような構成の制御弁によれば、弁体の第1弁部と第2弁部とを連結する胴体部は、弁孔面との間に流通路を形成しているので、胴体部を流れる流体によって胴体部を安定して弁孔面の軸芯に保持することができる。したがって、弁体に案内部品が無くとも、第1弁部面を第1弁座面に確実に接合させることができる。しかも、弁体の第1受圧面積と第1感圧ばね装置の第1有効受圧面積とをほぼ同一面積に構成されているから、作動圧力が弁体と第1感圧ばね装置とに作用しても、対向する力は互いにキャンセルされる。このため、弁体には不用な外力を受けることがないから、弁体の開閉を設定通りの制御した状態に作動させることが可能になる。
図1は、本発明の実施例1に係わる制御弁の全断面図である。 図2は、図1の第1作動状態を示す制御弁の全断面図である。 図3は、図1の第2作動状態を示す制御弁の全断面図である。 図4は、本発明の実施例2に係わる制御弁の要部断面図である。 図5は、図4の弁部周囲の要部拡大図である。 図6は、図4の仕切部の部品断面図である。 図7は、図6の仕切部の平面図である。 図8は、本発明に先行する制御弁の全断面図である。 図9は、本発明に先行する他の制御弁の全断面図である。
以下、本発明に係わる実施例の制御弁を図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係わる実施例1を示す制御弁1の断面図である。図1に於いて、制御弁1は、容量(弁の開口量)制御である。この制御弁1は、制御弁部1Aとソレノイド部1Bとを結合して一体に形成する。この制御弁部1Aは、外枠が本体2である。この本体2の内部には、軸方向に長くした形の弁空間室3を設ける。この弁空間室3は、仕切部2Aにより分断することにより、仕切部2Aの一方側に第1弁室3Aを形成するとともに、他方側に第2弁室3Bを形成する。さらに、仕切部2Aには、軸芯に第1弁室3Aと第2弁室3Bとに貫通する孔の周面に弁孔面2Bを形成する。また、この弁孔面2Bにおける第1弁室3A側の端部には第1弁座面2B1を形成する。そして、本体2は、鉄、真鍮、銅、アルミニウム、ステンレス等の金属、工業プラスチック、特殊樹脂などの合成樹脂材で製作する。
さらに、本体2には、外周面から第1弁室3Aに貫通する供給ポート4Aと、第1弁室3Aから軸方向の外方へ貫通する排出ポート4Cとを形成する。なお、供給ポート4Aは周方向に沿って複数個を設ける。また、本体2の外周面から第2弁室3Bに貫通する出力ポート4Bを外周面に沿って複数個に設ける。さらに、本体2における第2弁室3Bのソレノイド部1B側の他端部には、軸方向へ貫通するソレノイドロッド36用の貫通孔6を設ける。また、本体2の他端部にはソレノイド部1Bが取り付けられる取付面5を設ける。なお、供給ポート4Aは、供給圧力Psの流体が流入する。また、出力ポート4Bは、制御圧力Pcの流体が流出または流入する。さらに、排出ポート4Cは、排出圧力Pdの流体を排出させる。
弁体10は、円筒状の胴体部10Cの端部に第1弁部10Aと第2弁部10Bとを形成するが、弁孔面2B内への組み立て上から、例えば、第1弁部10Aの端部に設けた嵌合孔に胴体部10Cの端部外周面を嵌着して連結する。なお、弁体10は、金属、例えば、真鍮、銅、アルミニウム、ステンレス等、或いは合成樹脂材等で製作する。また、弁孔面2B内には、弁体10の胴体部10Cを遊嵌合に配置する。この胴体部10Cと弁孔面2Bとの遊嵌合した間は第1流通路3Cになる。そして、弁体10は開閉弁するため上下へ移動するが、胴体部10Cと弁孔面2Bとの間は空間に成されて接触しないから、摺動抵抗を伴わない。また、胴体部10Cは付着物が付着しても摺動しないから作動不良を惹起しない。
さらに、弁体10を詳しく説明する。弁体10は第1弁室3A側に胴体部10Cと一体の第1弁部10Aを配置する。この第1弁部10Aには、胴体部10Cに向かってテーパ面にした第1弁部面10A1を形成する。この弁体10の第1弁部面10A1は、テーパ面を弁孔面2B内に移動すると第1弁座面2B1と接合して閉弁し、第1弁座面2B1から離れる方向へ移動すると開弁する。つまり、第1弁部面10A1と第1弁座面2B1とは、円筒面が嵌合しない形の第1ポペット弁B1に構成すると良い。なお、以下、ポペット弁は、弁座面に弁部面が微少な幅で接触するものであるから、開閉弁時に摺動抵抗を伴わないようにできる。また、この第1弁部面10A1と第1弁座面2B1との接合する内径部分の断面積は、作動流体の圧力を受ける第1受圧面積A1となる。そして、第1弁部面10A1が第1弁座面2B1から開弁すると、供給圧力Psの流体は第1弁室3Aから第1流通路3Cを流れて第2弁室3Bへ供給される。さらに、第2弁室3B内には、胴体部10Cの他端部の第2弁部10Bを配置する。この第2弁部10Bにも先端に向かってテーパ面にした第2弁部面10B1を設ける。また、この弁体10の内部には、第1弁部10Aから第2弁部10Bへ貫通した第2連通孔(以下、第2連通路と記載する)11を形成する。
また、第1弁室3A内に配置された第1感圧ばね装置(以下、第1感圧装置と記載する)20は、断面が波形にした円筒状のベローズに形成されており、内部に第1連通孔(以下、第1連通路と記載する)11Aを設ける。この第1感圧装置20において、供給圧力Psを受ける面積(有効な直径の全周の面積)は、第1有効受圧面積S1である。また、第1感圧装置20弾性のばね手段は、圧縮ばねであり、ばね力はF1である。この第1感圧装置20の円筒状の自由端周部は、第2連通路11を軸芯にして第1弁部10Aの一端部の段付き嵌合部と密封に嵌着して連結部を構成するとともに、他端周部は排出ポート4Cを中心にして本体2に連結する(図1では連結部の詳細な図は省略してある)。なお、第1感圧装置20と第1弁部10Aとの嵌着は、第1感圧装置20の自由端部側に段付き嵌合部を形成しておき、これに第1弁部10Aの端部を嵌着するようにしてもよい。この第1弁部10の一端部の外径と結合する第1感圧装置20の外径とは、ほぼ同一寸法にしても良い。つまり、この第1感圧装置20の第1連通路11Aは、弁体10の第2連通路11と連通するとともに、排気ポート4Cとも連通する。また、弁体10を第1感圧装置20のばね力F1により弾発にソレノイド部1Bの方向へ押圧する。そして、第1連通路11Aは、第2弁部面10B1が弁座体15の第2弁座面15Aから離れて開弁したときに、第2弁室3Bと排気ポート4Cとは第2連通路11と第1連通路11Aとを通って連通する。なお、弁体10の第1弁部10Aと第1感圧装置20の自由端周部との連結部は、弁体の一端部に設けた内周部に第1感圧装置の自由端周部の取付外周部を嵌着して結合しても良い。
さらに、弁座体15は、有底円筒部に形成する。なお、ソレノイドロッド36と部品を介して連結すれば、円筒部でも良い。この弁座体15の内周の一端側の角部に設けた第2弁座面15Aは、第2弁部10Bの第2弁部面10B1と離接して開閉弁する。この第2弁部面10B1と第2弁座面15Aとは、接合幅が小さく接合して開閉する第2ポペット弁B2を構成する。なお、この第2弁部面10B1と第2弁座面15Aとの接合する内径部の断面における制御圧力Pcの流体を受圧する面積は、第2受圧面積A2である。この実施例1では、第1受圧面積A1と第2受圧面積A2はほぼ等しく形成する。なお、ほぼ等しいとは、±6%の範囲内であれば、ほぼ同一の作用効果が達せられる。そして、弁座体15の底部15Bをソレノイドロッド36の図示する下端部に結合又は接合し、ソレノイド部1Bの作動により第2弁座面15Aと第2弁部面10B1とを離接させてポペット弁B2を構成する。
また、底部15Bには複数の第2内部通路12を設けて第2ポペット弁B2が開弁したときに、第2内部通路12から流体を下記する第2感圧ばね装置25(以下、第2感圧装置と記載する)における第1内部通路11Bに導入できるようにする。同時に、第2内部通路12は、第1内部通路11Bおよび第2連通路11と第1連通路11Aと排出ポート4Cとを常に連通可能にする。そして、第1内部通路11Bに流入した流体は、第2感圧装置25内および連通するソレノイド部1B内の各部品に作用して流体の圧力が一方の面にのみ作用しないように圧力をバランスさせる(第1内部通路11Bからソレノイド部1Bの内部にも流体は流入する)。なお、この第1感圧装置20は、ばね手段の機能とともに、第2ポペット弁B2が開弁したときに、第2弁室3Bと連通して制御圧力Pcの流体を流すことができる第1連通路11Aの機能を備えている。したがって、第1感圧装置20は、弁体10を移動させるときに、弾性伸縮するのみで、嵌合面がないから、摺動する摩擦抵抗をゼロにすることができる。
また、第2弁室3B内における弁座体15の底部15Bと本体2との間には、第2感圧装置25を配置する。この第2感圧装置25は、断面が波形で円筒状のベローズ形に形成されているとともに、内部に貫通する第1内部通路11Bを形成する。この第2感圧装置25はソレノイドロッド36が図示の下方へ移動したときに引っ張りばねとなる。この第2感圧装置25のばね力はF2である(図3を参照)。この第2感圧装置25の円筒状の自由端周部は、嵌合内面に形成されて底部15Bの第2内部通路12を囲んで形成された段付嵌合部と密接に嵌着して連結部を構成するとともに(図1では詳細図は省略)、他端周部はソレノイドロッド36を囲んで本体2に連結する。そして、ソレノイド部1Bが作動しないときには、第2感圧装置25のばね力F2により弁座体15を弁体10から離して開弁する。なお、この第2感圧装置25は、引っ張りばね手段としての機能とともに、第2ポペット弁B2が開弁したときに、第2弁室3Bと第1内部通路11Bとが第2内部通路12を介して連通し、制御圧力Pcの流体を流すことができる機能を備えている。したがって、第2感圧装置25は、弁座体15を移動させるときに弾性伸縮するのみで、嵌合部品ないから、摺動する摩擦抵抗をゼロにすることができる。
ソレノイド部1Bは、前述したように制御弁部1Aの取付面5に連結する。このソレノイド部1Bは、従来から知られた構成を制御弁部1Aの作動に応用したものであるから、簡単に説明する。ソレノイド部1Bは、内部に可動芯31を設けるとともに、可動芯31にはソレノイドロッド36を結合する。また、可動芯31の対向した位置には固定芯32を設ける。そして、可動芯31と固定芯32の外周囲には、電磁コイル33を配置して電磁回路を構成する。この電磁コイル33に電流が印可されると、その電流の大きさに応じて電磁回路に発生する磁力により可動芯31を固定芯32に吸引する。この可動芯31が吸引されると、可動芯31と一体のソレノイドロッド36は、可動芯31とともに前進して第2感圧装置25を伸張しながら、弁座体15を押圧する。同時に、弁座体15が移動すると、弁座体15は弁体10と閉弁しながら図示下方へ移動し、第1弁部面10A1を第1弁座面2B1から離脱させて開弁する。このとき、第1感圧装置20は磁力Fの力で圧縮される。
次に、この制御弁1の作動状態を図1、図2および図3に基づいて説明する。図2に示す制御弁1は、作動状態が異なるだけで、図1の制御弁1と同一符号で示すように同一構成である。図2は、ソレノイド部1Bに電流が印加されていない場合の制御弁部1Aの作動状態である。この図2の第1ポペット弁B1及び第2ポペット弁B2の開閉弁の作動状態は、図2に示すような形になる。つまり、可動芯31と固定芯32との間には互いに磁力が作用しないから、可動芯31と固定芯32とは、離間した状態になる。同時に、第1弁座体15は、第2感圧装置25の第2ばね力F2の引っ張り力により、ソレノイド部1B側へ移動する。そして、第2弁座面15Aが第2弁部面10B1から離間して開弁する。この第2弁部面10B1と第2弁座面15Aからなる第2ポペット弁B2は、開弁状態になるから、第2弁室3Bから第2連通路11へ流体が流れる。そして、第2ポペット弁B2が開弁すると、例えば、図示しないオートマチックトランスミッションの油圧ブレーキ用の制御圧力Pcの流体を第2弁室3Bから第2連通路11と第1連通路11Aとを通して排出ポート4Cへ排出することができる。つまり、ソレノイド部1Bへの電流が停止すると制御圧力Pcを低下させることができる。また、第2ポペット弁B2が開弁状態になると、第1内部通路11B内は第2内部通路12を介して第2弁室3B内と同一圧力状態になる。そして、第1受圧面積A1と、第2受圧面積A2と、第1有効受圧面積S1と、第2有効受圧面積S2とが同一面積に構成されているから、作動流体から受ける互いの力はキャンセルされる。また、弁体10は、第1ポペット弁B1が閉弁すると、弁座体15側へは移動できないから、第2感圧装置25の第2ばね力F2により、第2弁部面10B1から第2弁座面15Aが離れて第2ポペット弁B2を開弁させる。
第2ポペット弁B2の開弁と同時に、弁体10は、第1感圧装置20による第1ばね力F1により押圧されて第1弁部面10A1が第1弁座面2B1と接合する。そして、第1弁部面10A1と第1弁座面2B1からなる第1ポペット弁B1は、閉弁する。このため、供給ポート4Aから供給される供給圧力Psの流体は、第1ポペット弁B1により遮断されて第2弁室3Bへ流入するのが停止される。
図3に示す制御弁1は、図1の制御弁1とは作動が異なるだけで、同一符号で示すように同一構成である。そして、図3は、図1に示す制御弁1の作動状態よりもソレノイド部1Bに電流が大きく印加された場合である。この場合は、第1ポペット弁B1及び第2ポペット弁B2の開閉弁の作動状態は、図3に示すような形になる。つまり、可動芯31と固定芯32との間には、互いに磁堺(力)が大きく作用するから、可動芯31と固定芯32とは、互いに最大の近接状態になる。そして、可動心31に連結したソレノイドロッド36は、第2感圧装置25の第2ばね力F2を伸張させながら、弁座体15を弁体10側へ移動させる。そして、第2弁座面15Aが第2弁部面10B1と接合して第2ポペット弁B2を閉弁状態にする。このため、第2弁室3Bと第2連通路11との流体の流れは遮断されるので、出力ポート4Bを流れる制御圧力Pcの流体は、排出ポート4C側へ流出することができなくなる。
同時に、第1ポペット弁B1は開弁するから、供給ポート4Aから供給される供給圧力Psの流体は、第1弁座面2B1と第1弁部面10A1との間の第1流通路3Cを流れて第2弁室3Bへ流入する。そして、出力ポート4B側の(例えば、油圧ブレーキの)制御圧力Pcの流量を増大させる。この第1弁室3A内の弁体10は、第1受圧面積と第2受圧面積及び第1受圧面積A1と第1有効受圧面積S1をほぼ等しくしているので、供給圧力Psの流体からの変動圧力による不釣り合いな力がキャンセルされて、油圧ポンプから供給される供給圧力Psの流体が変動しても、供給圧力Psによって弁体10が変動するのを効果的に防止できるから、第1ポペット弁B1の開閉の開度をソレノイドロッド36のストロークに応じて設定通りに開閉させることができる(弁の開口量制御)。また、弁体10の各開閉弁はポペット形であり、しかも、胴体部10Cは弁孔面2Bと間隙を設けて遊合し、開閉弁時には弁孔面2Bとは摺動しないので、摺動抵抗を伴わないし、付着物が胴体部10Cに付着しても作動が不具合になることはない。さらに、第1感圧装置20は、断面が波形で円筒形のベローズ形であって、内周面側と外周面側とを作動流体が流れる空間であるから、従来のように相対摺動部品と摺動する構成ではない。その結果、圧縮機などから供給される供給圧力Psの流体には、固形物又は摩耗粉などの微粉末が含まれることがあるが、この微粉末が弁体10に付着しても摺動抵抗を惹起させることもない。このため、弁体10は、流体中の微粉末によって、作動不良を惹起するのが防止できる。さらに、第1感圧装置20の第1有効受圧面積S1と第2感圧装置25の第2有効受圧面積S2及び第1ポペット弁B1の第1受圧面積と第2ポペット弁B2の第2受圧面積は、ほぼ同一面積であるから、作用する流体による不用な力が作用せずに、第1感圧装置20と第2感圧装置25の各ばね力F1,F2およびソレノイドロッドの磁力Fとのバランス力により設定通りの力で弁体10を開閉弁することができる。
図1は、図2に示す制御弁1と、図3に示す制御弁1との作動状態における中間の作動状態である。この図1の制御弁1の作動状態は、図3に示す制御弁1の作動状態よりもソレノイド部1Bに流れる電流が小さく、しかも、制御された電流がソレノイド部1Bへ流れる状態における弁体10の開閉弁の一形態を示す。この場合は、第2ポペット弁B2が閉弁した作動状態で、第1ポペットB1がソレノイド部1Bに流れる電流に応じて弁体10が開閉作動をする。また、第2ポペット弁B2は、ソレノイド部1Bの磁力Fによるソレノイドロッド36の移動と、第1感圧装置20の第1ばね力F1と第2感圧装置25の第2ばね力F2との力のみで、開閉が成されて制御圧力Pcの流体の流量を制御する。つまり、第1感圧装置20の第1有効受圧面積S1と第2感圧装置25の第2有効受圧面積S2および第1弁部10A(第1ポペット弁B1)の第1受圧面積A1と第2弁部10B(第2ポペット弁B1)の第2受圧面積A2がそれぞれ同一面積に構成されているから、流体の各圧力Ps,Pcがそれらの各受圧面積S1,S2,A1,A2に作用しても、それらの相反する力はキャンセルされる。そして、磁力Fにより制御された可動芯31は、固定芯32との距離が制御されるから、可動心31と一体のソレノイドロット36も制御されて移動できる。このソレノイドロッド36と連結した弁座体15の第2弁座面15Aは、第2感圧装置25を弾性的に伸縮させながら、弁体10の第2弁部面10B1と閉弁に接合した状態で、第1ポペット弁B1が開閉する開度を制御する。つまり、この弁体10の応動は、第1弁座面2B1と第1弁部面10A1との間の開閉弁の開度を供給圧力Psの変動に左右されることなく、制御することができる。この第1ポペットB1の制御された開閉により第1弁室3Aから第2弁室3Bへ流れる供給圧力Psの流体は、容量比例制御することができる。
この制御弁1は、ソレノイド部1Bのソレノイドロッド36を電流の大きさに応じて作動させ、第1感圧装置20と第2感圧装置25のばね力と協働して第1ポペット弁B1及び第2ポペット弁B2の開閉度(開口量)を制御し、この弁の開閉度に応じて制御圧力Pcの流体を流して容量制御する。このとき、制御弁1の第1ポペット弁B1及び第2ポペット弁B2を作動させる構成は、S1=S2=A1=A2であるから、第1ポペット弁B1及び第2ポペット弁B2には流体圧力による不釣り合いな力が作用しない。このため、ソレノイド部1Bの磁力Fのみでソレノイドロッド36を設定通りに移動して第1ポペット弁B1及び第2ポペット弁B2の開閉度を制御することができる。
なお、
Fは、ソレノイド部1Bの磁力
F1は、第1感圧装置20の第1ばね力
F2は、第2感圧装置25の第2ばね力
S1は、第1感圧装置20の第1有効受圧面積
S2は、第2感圧装置25の第2有効受圧面積
A1は、第1ポペットB1における閉弁接合した内径面の第1受圧面積
A2は、第2ポペットB2における閉弁接合した内径面の第2受圧面積
Psは、供給圧力
Pcは、制御圧力
そして、各受圧面積はS1=S2=A1=A2になるように構成している。
従来の制御弁の圧力比例制御において、弁体の作動時に摺動抵抗が惹起すると、設定通りの容量制御を行うことが困難であった。しかし、本発明の制御弁1においては、弁体10、第1感圧装置20,第2感圧装置25および弁座体15が作動するときに、摺動する摺動部が設けられていないので、摺動(摩擦)抵抗が惹起しない。つまり、弁体10は、弁孔面2Bと空間を有して嵌合しているから、胴体部10Cの外周面は摺動しない。また、第1ポペット弁B1と第2ポペットB2の弁面は、線接触の状態で当接する狭い幅の接触である。したがって、第1ポペット弁B1と第2ポペットB2は、摩擦抵抗が惹起しない構成である。しかも、第1ポペット弁B1と第2ポペットB2は、嵌合して摺動する面がないから、摺動面間に粉末が付着して摺動抵抗を増大させることもない。また、第1感圧装置20および第2感圧装置25は、ベローズ又はダイヤフラム形であって、軸方向へ弾性伸縮して弁体10とともに応動し、且つ、内周側と外周側は流体が流れる空間となっているので、弾性的に変位するときに案内される面が不用である。したがって、流体に付着物が含んでいても、弁体10は第1感圧装置20のみにより支持されているから、不着物によって作動不良を惹起するのが防止できる。
さらに、制御弁1の開閉弁において、流体が弁体10に作用する圧力状態は、第1感圧装置20の第1有効受圧面積S1と、第1ポペット弁B1の接合内径面の第1受圧面積A1と、第2ポペット弁B2の接合内径面の第2受圧面積A2と、第2感圧装置25の第2有効受圧面積S2と、が同一面積に構成されているから、供給圧力Psから受ける弁体10に対する力は、作動方向に対して互いにキャンセルされる。このため、弁体10には、供給圧力Psから受ける推力は発生しない。このため、弁体10は供給圧力Psの流体によって不用な力を受けることなく作動することができる。このため、ソレノイド部1Bに流れる電流に応じた磁力Fによって、第1ポペット弁B1および第2ポペット弁B2を開閉して容量制御を行うことができる。
次に、図4は、本発明に係わる実施例2の制御弁1におけるソレノイド部1Bの一部をカットした断面図である。また、図5は図4の弁体10付近の拡大図である。さらに、図6は図5の仕切部2Aの詳細な断面図である。さらに、図7は図6の仕切部2Aの図示する下面から見た平面図である。図4、図5、図6、図7を参照して以下に説明する。この制御弁1において、ソレノイド部1Bは図1と略同一構成であるので、説明は省略する。また、図4の制御弁部1Aは、図1の部品の一部を変更したが、図1と同一構成である。以下、図1の制御弁1の変更した部品を説明する。図4に示すように、第2感圧装置25の内部には、第3ばね22を配置している。この第3ばね22は必ずしも必要とするものではなく、弁座体15に対して弾性的押圧力を確実にするとか、振動等が生じるときに揺動しないようにするために設けている。さらに、本体2は、組み立て上から、ソレノイド部1B側から順に第1本体部分と第2本体部分と第3本体部分とに分割するとともに、互いに端部にねじ部を設ける。そして、互いのねじ部をねじ込んで一体に組み立てる。この本体2には、第1弁室3Aに貫通する供給ポート4Aを設ける。また、第2弁室3Bに貫通する出力ポート4Bを設ける。
図4又は図5におけるステンレス鋼製の仕切部2Aは、図6および図7に示すような形状である。そして、仕切部2Aの外周の嵌合面2A1を本体2の第1本体部分における弁空間室3の内周面に嵌着する。さらに、第1本体部分の雌ねじに第2本体部分の雄ねじを互いにねじ込んで結合するときに、その間で仕切部2Aを狭持して固定する。仕切部2Aの内部には弁孔面2Bを設ける。この弁孔面2Bの図示上部には、第1弁座面2B1を形成する。さらに、仕切部2Aの第1弁座面2Bと反対側(図示する下部側)は、図7に示すように、周方向へ4等配(4等配とは限らず一個以上であればよい)に通路溝3C1、3C1,3C1,3C1を形成する。そして、この通路溝3C1は第1弁座面2B1と第1弁部面10A1とからなるポペット弁B1が互いに開弁したときに吸入圧力Psの流体が第1流れ線Q1のように流れる流体通路となる。また、弁孔面2Bの図示した下側は、下側へ順次大きくなる周面にして下側へ向かって順に第1連続弁孔面と第2連続弁孔面に形成する。
次に、弁座体15の構成について説明する。図5に示すように、弁座体15はリング状を成す第1弁座体15Xと、有底円筒体を成す第2弁座体15Yから構成する。第1弁座体15Xは外周面を断面円弧状(図5)又は角状(図6)に形成する。そして、仕切部2Aの第2連続弁孔面と小さな隙間を設けて遊合させる。さらに、第1弁座体15Xの内周面は、嵌着周面に形成するとともに、この嵌着周面の弁体10側の端部に第2弁座面15Aを形成する。また、第2弁座体15Yの図示上方に底部を設けるとともに、この底部にはソレノイドロッド36の回りに4等配(4等配とは限らず複数個にすればよい)の貫通した第2内部通路12を設ける。そして、吸入圧力Psの流体の第2流れ線Q2で示すように第2内部通路12により通路溝3C1と第2感圧装置25内の第1内部通路11Bとを連通可能にする。さらに、この第2弁座体15Yの底部には、軸芯に嵌着穴を設けるとともに、この嵌着穴にソレノイドロッド36の端部を嵌着して第2弁座体15Yと連結する。また、第2弁座体15Yの内部には、ステンレス鋼製の第3ばね22を着座させるばね座を設ける。そして、第2弁座体15Yの上端部側の外周面を第1弁座体15Xの嵌着周面と連結合する。さらに、第2弁座体15Yの下端部の面は、第2感圧装置25の自由端周部と密封にして強固に連結する。さらに、第2感圧装置25の他端周部は、第3本体部分の端部面と密封に連結する。そして、第2感圧装置25の内周面内の第1内部通路11Aと第2内部通路12は、全体が連通路として排気ポート4Cへ連通する。
弁体10は、第1弁部10Aと第2弁部10Bとの結合体である。そして、仕切部2Aの弁孔面2B内に挿入した後に第1弁部10Aと一体の胴体部10Cを第2弁部10Bの嵌合孔に結合して結合体にする。また、弁体10は、第1感圧装置20に向かってテーパ面の第1弁部面10A1を設けた第1弁部10Aと、第2弁部10Bの同じ方向のテーパ面の第2弁部面10B1とを形成する(図1とは逆向き)。さらに、第1弁部10Aに一端部の内周部と、第1感圧装置20の自由端周部の外周取付部(フランジ付円筒部)とは密封に嵌着して連結部に構成する。そして、ソレノイドロッド36は外周取付部と第1弁部10Aとに設けた第2連通路11を通って第2弁座体15の底部と連結する。さらに、第3本体部分の端部にはブリーダ2Cをねじ込んで結合する。このブリーダ2Cの中心には排出ポート4Cを設ける。また、ブリーダ2Cには、径方向にも排出ポート4Cを設けて第2感圧装置25内の外周側からも排出できるようにする。さらに、ブリーダ2Cの上端部には、排出ポート4Cを囲んで第3ばね22用のばね座を設ける。このブリーダ2Cは第3本体部分との互いの係合ねじを螺合することにより第3ばねの力を調整することができる。
図4および図5は、上述したように図3に示す制御弁1と同じ作動状態である。この制御弁1の実施例1に対応する作動状態は、図1又は図2に示す開閉弁状態と同じである。ただし、図4および図5に示す弁座体15は、図3に対し、第2感圧装置25に取り付けて図示する下側に配置されている。さらに、弁体10は、第1感圧装置20に取り付けて図示する上部に配置されている。この点で、図4は図3とは相違する。図4に示す制御弁1は、ソレノイド部1Bへ電流が遮断されているか、又は、少量の電流が流れている場合である。このときは、第1ポペット弁B1は開弁した作動状態であり、第2ポペットBは閉弁した状態である。そして、第1弁室3A内の流体は、通路溝3C1を流れて第2弁室3Bに流入するとともに、出力ポート4Bへ流出する(出力ポート4Bからさらに制御機器へ流入する)。さらに、ソレノイド部1Bへ流れる電流が増大すると、第2ポペット弁B2は閉弁した状態で弁座体15が押圧されるから、第2感圧装置25が弾性に圧縮される。そして、制御弁1は、図1に示すと同じ閉弁の状態になる。この状態では、第1弁室3A内の作動流体も、第2弁室3B内の作動流体も流れない。つまり、出力ポート4B側の制御機器の制御圧力Pcの流体は止められた状態になる。さらに、ソレノイド部1Bに電流が増大して流れると、第1ポペット弁B1は閉弁した状態になるから、弁体10は移動が停止される。一方、ソレノイドロッド36は、さらに図示する下方へ移動するから、第2ポペット弁B2は開弁する。そして、第2感圧装置25は最大に弾性に圧縮される。このとき、弁体10の開閉弁の状態は、図2に示す状態と同じくなるので、図5に示す第2流れ線Q2のように流体が流れて排気ポート4Cへ排出される。
この制御弁1においても、第1感圧装置20の第1有効受圧面積S1と、第2感圧装置25の第2有効受圧面積S2と、第1ポペット弁B1の第1受圧面積A1と、第2ポペット弁B2の第2受圧面積A2とは、ほぼ同一面積に構成されている。したがって、流体が第1ポペット弁と第2ポペット弁B2に作用したとき、流体から受ける不釣り合いな力は、互いにキャンセルされる。
なお、受圧面積の関係は、S1=S2=A1=A2であり、
Fは、ソレノイド部1Bの磁力である。また、図4において、下記の符号は、図3と同様である。
S1は、第1感圧装置20の第1有効受圧面積、
S2は、第2感圧装置25の第2有効受圧面積、
A1は、第1ポペットB1における閉弁接合した内径面の第1受圧面積、
A2は、第2ポペットB2における閉弁接合した内径面の第2受圧面積である。
そして、実施例2の制御弁1でも、S1=S2=A1=A2に構成したことによって、制御弁1内で流体圧力から受ける不釣合いの力はキャンセルされて、実施例1の制御弁1と同様な作用効果を生じる。
なお、図4において、供給ポート4Aから供給された供給圧力Psの流体を第1ポペット弁B1と第2ポペット弁B2を作動させて第1出力ポート(図4の出力ポートに相当)4Bと第2出力ポート(図4の排出ポートに相当)4Cに切り替て流体を流すことのできる方向切替弁として利用することができる。また、方向切替弁としては、ポート(第1出力ポート)4Bより流体が入力され、ポート(供給ポート)4A及びポート(第2出力ポート)4Cへ出力することもできる。いずれの場合も、S1=S2=A1=A2に構成したことによって、実施例1の制御弁1と同様に、第1ポペット弁B1と第2ポペット弁B2に流体圧力が作用しても、流体圧力による不釣り合いな力は、受けないから、設定通りの流量の切替を行い得る。
産業上の利用分野
以上のように、本発明は、車両の油圧系統や、各種動力伝達装置などの油圧・空圧系統へ供給する流体の流量を正確に制御できるようにした制御弁として有用である。また、安価な制御弁として有用であり、さらには、誤作動のない制御弁としても有用である。

Claims (3)

  1. 制御圧力の流体の流量を制御する制御弁であって、
    内部の弁空間室を第1弁室と第2弁室とに仕切る仕切部を有するとともに前記仕切部に前記第1弁室と前記第2弁室へ貫通する孔の孔形成面を有し且つ前記孔形成面の1弁室側に第1弁座面を有する本体、
    前記本体の前記第1弁室に貫通して供給圧力の流体を流す供給ポート、
    前記本体の前記第2弁室に貫通して制御圧力の流体を流す出力ポート、
    前記本体の前記第1弁室に貫通して排出圧力の流体を流す排出ポート、
    前記第1弁室内に配置されて一端周部が前記排出ポートを囲んで本体に連結する連結部を有するとともに内周面内に前記排出ポートと連通する第1連通孔を有する弾性伸縮自在な円筒状の第1感圧ばね装置、
    前記第1感圧ばね装置の自由端周部に一端部が連結して内部に設けた前記第1連通孔と連通する第2連通孔と、前記孔形成面との間に第1流通路を形成する胴体部と、前記第1弁座面と離接して前記第1流通路を開閉する第1ポペット弁の一方の第1弁部面と、前記胴体部の一端側で前記第2弁室に配置された第2弁部に形成された第2弁部面とを有する弁体、
    前記弁体の前記第2弁部面と離接して前記第2弁室と前記第2連通孔との間を開閉する第2ポペット弁の一方の第2弁座面を有するとともに前記第2連通孔と連通可能な第2内部通孔を有する弁座体、
    前記第2弁室内に配置されて一端周部が本体に連結するとともに自由端周部が前記第2内部通孔を囲んで前記弁座体と連結して前記第2内部通孔と連通可能な第1内部通孔を内周面内に有する弾性伸縮自在な円筒状の第2感圧ばね装置および
    前記弁座体に連結するソレノイドロッドを前記電流の大きさに応じて前記弁座体側へ移動させるソレノイド部を具備し、
    前記第1感圧ばね装置の第1有効受圧面積と、前記第2感圧ばね装置の第2有効受圧面積と、前記第1弁座面と前記第1弁部面とが接合する内径面の第1受圧面積と、前記第2弁座面と前記第2弁部面とが接合する内径面の第2受圧面積との各受圧面積をほぼ等しくしたことを特徴とする制御弁。
  2. 前記弁体の一端部と前記第1感圧ばね装置の自由端周部との前記連結部は、前記弁体あるいは前記第1感圧ばね装置の一方の端部に段付き嵌合部に形成し、当該嵌合部の外周面を前記弁体あるいは前記第1感圧ばね装置の他方の嵌合内面に嵌着して結合することを特徴とする請求項1に記載の制御弁。
  3. 前記本体のほぼ中心に設けた前記排出ポートと、前記第1感圧ばね装置の前記第1連通孔と、前記弁体のほぼ軸心に設けた前記第2連通孔とをほぼ一直線に配列したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の制御弁。
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