JP4579406B2 - 流体制御バルブ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弁体を弁座と当接・離間させることにより流体の流れを制御する流体制御バルブに関し、特に、弁体及び弁座が共に金属製である流体制御バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、金属製の弁体を金属製の弁座と当接・離間させることにより流体の流れを制御する流体制御バルブが知られている。
例えば、第1の従来形態として、図7に断面図を示す流体制御バルブ201が挙げられる。この流体制御バルブ201は、バルブ本体202にシリンダ204が固定されたものである。
このうちバルブ本体202には、入力ポート部211(図中右側)と第1出力ポート部212(図中左側)と第2出力ポート部213(図中下側)の3つポート部が形成されている。
【0003】
また、バルブ本体202には、入力ポート部211、第1出力ポート部212及び第2出力ポート部213とそれぞれ繋がる弁室部214が形成されている。そして、この弁室部214には、一方で入力ポート部211と連通し他方で第1出力ポート部212と連通する第1連通開口部215が形成されている。この第1連通開口部215には、第1弁孔216を内側に有する金属製の第1弁座217が螺合している。また、弁室部214には、一方で入力ポート部211と連通し他方で第2出力ポート部213と連通する第2連通開口部219が形成されている。この第2連通開口部219は、その開口が第2弁孔218であり、それ自体が第2弁座219である。この第2弁座219も金属製である。
また、バルブ本体202内には、シリンダ204から遮断部材203の貫通孔203Hを通って下方に延びる弁ロッド221と、この弁ロッド221と一体成形された金属製の弁体222が挿入されている。
【0004】
一方、シリンダ204には、シリンダ室231が形成されている。そして、このシリンダ室231内には、弁ロッド221の上端を固定するピストン232が嵌挿され、さらに、このピストン232の下方には、ピストン232を図中上方に付勢するスプリング233が挿入されている。
また、シリンダ204には、シリンダ室231の上部に連通するエア入力口235が形成されている。
【0005】
このような流体制御バルブ201は、次のように動作する。
即ち、パイロットエアがエア入力口235に供給されていない状態、つまり、図7に示す状態では、スプリング233の付勢力でピストン232が上方に位置し、弁体222が下方から第1弁座217に当接している。一方、弁体222は、第2弁座219よりも上方に離間している。従って、入力ポート部211に送給される流体は、第2弁座219の第2弁孔218内を通って第2出力ポート部213から流出する。
一方、パイロットエアがエア入力口235に供給されると、スプリング233の付勢力に抗してピストン232が下方へ移動する。そして、これと連動して、弁体222が第1弁座217から下方へ離間し、第2弁座219に上方から当接する。従って、入力ポート部211に送給される流体は、第1弁座217の第1弁孔216内を通って第1出力ポート部212から流出する。
【0006】
次に、第2の従来形態として、図8に断面図を示す流体制御バルブ301について説明する。
この流体制御バルブ301も、バルブ本体302にシリンダ304が固定されたものである。
このうちバルブ本体302には、入力ポート部311(図中右側)と出力ポート部312(図中左側)の2つポート部が形成されている。
【0007】
また、バルブ本体302には、入力ポート部311及び出力ポート部312とそれぞれ繋がる弁室部314が形成されている。そして、この弁室部314には、一方で入力ポート部311と連通し他方で出力ポート部312と連通する連通開口部315が形成されている。連通開口部315には、弁孔316を内側に有する金属製の弁座317が螺合している。
また、バルブ本体302内には、シリンダ304から遮断部材303の貫通孔303Hを通って下方に延びる弁ロッド321が挿入されている。そして、この弁ロッド321の下端には、弁体222と弁ロット221が一体成形された従来形態1とは異なり、弁ロッド321とは別体の金属製の弁体322が、平行ピン323を用いて、平行ピン323を軸に揺動可能に取り付けられている。
【0008】
一方、シリンダ304内には、シリンダ室331が形成されている。そして、このシリンダ室331内には、弁ロッド321の上端を固定するピストン332が嵌挿され、また、このピストン332の上方には、ピストン332を下方に付勢するスプリング333が挿入されている。
また、シリンダ304には、シリンダ室331の下部に連通するエア入力口335が形成されている。
【0009】
このような流体制御バルブ301は、次のように動作する。
即ち、パイロットエアがエア入力口335に供給されていない状態、つまり、図8に示す状態では、スプリング333の付勢力でピストン332が下方に位置し、弁体322が上方から弁座317に当接している。従って、入力ポート部311に送給される流体の流通を止めることができる。
一方、パイロットエアがエア入力口335に供給されると、スプリング333の付勢力に抗してピストン332が上方へ移動する。そして、これと連動して、弁体322が弁座317から上方へ離間する。従って、入力ポート部311に送給される流体は、弁座317の弁孔316内を通って出力ポート部312から流出する。
【0010】
次に、第3の従来形態として、図9に断面図を示す流体制御バルブ401について説明する。
この流体制御バルブ401も、バルブ本体402にシリンダ404が固定されたものである。
このうちバルブ本体402には、入力ポート部411(図中左側)と第1出力ポート部412(図中右側)と第2出力ポート部413(図中下側)の3つポート部が形成されている。
【0011】
また、バルブ本体402には、入力ポート部411、第1出力ポート部412及び第2出力ポート部413とそれぞれ繋がる弁室部414が形成されている。そして、この弁室部414には、一方で入力ポート部411と連通し他方で第1出力ポート部412と連通する第1連通開口部415が形成されている。第1連通開口部415には、第1弁孔416を内側に有する金属製の第1弁座417が螺合している。また、弁室部414には、一方で入力ポート部411と連通し他方で第2出力ポート部413と連通する第2連通開口部419が形成されている。この第2連通開口部419には、第2弁孔418を内側に有する金属製の第2弁座420が螺合している。
また、バルブ本体402内には、シリンダ404から遮断部材403の貫通孔403Hを通って下方に延びる弁ロッド421が挿入されている。この弁ロッド421の下端には、第1弁体422と第2弁体423とそれらの間を結ぶロッド424とが一体成形された弁体部426が、弁ロッド421の下部と第1弁体422とを接続する平行ピン425により揺動可能に取り付けられている。
【0012】
一方、シリンダ404内には、シリンダ室431が形成されている。そして、このシリンダ室431内には、弁ロッド421の上端を固定するピストン432が嵌挿され、また、このピストン432の上方には、ピストン432を下方へ付勢するスプリング433が挿入されている。
また、シリンダ404には、シリンダ室431の下部に連通するエア入力口435が形成されている。
【0013】
このような流体制御バルブ401は、次のように動作する。
即ち、パイロットエアがエア入力口435に供給されていない状態、つまり、図9に示す状態では、スプリング433の付勢力でピストン432が下方に位置し、第1弁体422が上方から第1弁座417に当接している。一方、第2弁体423は、第2弁座420の下方に離間している。従って、入力ポート部411に送給される流体は、第2弁座420の第2弁孔418内を通って第2出力ポート部413から流出する。
一方、パイロットエアがエア入力口435に供給されると、スプリング433の付勢力に抗してピストン432が上方へ移動する。そして、これと連動して、第1弁体422が第1弁座417から上方へ離間すると共に、第2弁体423が第2弁座420に下方から当接する。従って、入力ポート部411に送給される流体は、第1弁座417の第1弁孔416内を通って第1出力ポート部412から流出する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来形態1の流体制御バルブ201は、弁体222が弁ロッド221と一体成形されている。その上、第1弁座217は第1連通開口部215に螺合し、また、第2弁座219はバルブ本体202と一体成形されている。つまり、第1弁座217も第2弁座219も、バルブ本体202にしっかりと固定されている。このため、弁体222や弁ロッド221、第1,第2弁座217,219、バルブ本体202、シリンダ204等の部材の加工精度や、これらの部材の取り付け精度を極めて高くしなければ、第1,第2弁座217,219に対し弁体222が傾いて当たるなど、弁体222が弁座317に密着できないことがある。弁体222も第1,第2弁座217,219も金属製であるために、それら自体は変形できないからである。従って、弁体222と第1,第2弁座217,219との間で流体漏れが生じやすい。
【0015】
これに対して、従来形態2の流体制御バルブ301は、平行ピン323を用いて、弁体322が揺動可能に取り付けられている。従って、バルブ本体302や弁ロッド321、シリンダ304などの各部材の加工寸法、同軸度等のバラツキによって、弁体322と弁座317との間に位置ずれが生じたり弁体322が弁座317に傾いて当たるなどして、弁体322が弁座317に密着できない場合でも、弁体322が弁座317の傾きや位置に応じて平行ピン323を軸にした方向に動くので、弁体322が弁座317に密着しやすい。
【0016】
一方、従来形態3の流体制御バルブ401も、平行ピン425を用いて、第1,第2弁体422,423が弁ロッド421に取り付けられているので、上記従来形態2と同じく、第1弁体422が第1弁座417に、また、第2弁体423が第2弁座420に密着しやすい。
しかし、弁ロッド421、弁体部426及び平行ピン425の加工精度等により、弁ロッド421の中心軸と弁体部426の中心軸との間にずれが生じると、平行ピン425から距離が離れている第2弁体423では、位置ずれが大きくなる。このため、第2弁体423と第2弁座420との間では、シールが不安定になり流体漏れが生じやすい。
また、この流体制御バルブ401では、第2弁体423を第2弁座420に当接させたときに、平行ピン425に強い剪断力が掛かる。このため、繰り返しバルブの開閉を行うと、平行ピン425が変形するなどして、第1弁体422と第1弁座417とのシール性や第2弁体423と第2弁座420とのシール性が低下し、流体漏れが生じやすい。つまり、耐久性にも難がある。
【0017】
本発明はかかる現状に鑑みてなされたものであって、弁体及び弁座が共に金属製である流体制御バルブにおいて、弁体と弁座のシール性が高く、しかも耐久性が高い流体制御バルブを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
その解決手段は、入力ポート部、出力ポート部、及び、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記出力ポート部と連通する連通開口部を有するバルブ本体と、上記バルブ本体の連通開口部に取り付けられ、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記出力ポート部と連通する弁孔が内側に形成された金属製の弁座と、上記弁座と当接または離間可能に移動する金属製の弁体と、を備える流体制御バルブであって、上記弁体を上記弁座に当接させたときに、上記弁体及び上記弁座の少なくともいずれかが移動して、上記弁体と上記弁座とが密着する流体制御バルブである。
【0019】
本発明によれば、弁体を弁座に当接させたときに、弁体及び弁座の少なくともいずれかが移動して、弁体と弁座とが密着する。つまり、流体制御バルブを構成する各部材の加工寸法、同軸度等のバラツキによって、弁体と弁座との間に位置ずれが生じたり弁体が弁座に傾いて当たるなどしても、弁体及び弁座の少なくともいずれかが移動して、弁体と弁座が密着し弁孔を確実に塞ぎ、流体漏れを防止することができる。従って、本発明では、弁体及び弁座の少なくともいずれかに自由度を持たせることで、弁体と弁座とを確実に密着させることができ、これらの間で生じる流体漏れを防止することができる。
【0020】
また、他の解決手段は、入力ポート部、出力ポート部、及び、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記出力ポート部と連通する連通開口部を有するバルブ本体と、上記バルブ本体の連通開口部に取り付けられ、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記出力ポート部と連通する弁孔が内側に形成された金属製の弁座と、上記弁座と当接または離間可能に移動する金属製の弁体と、を備える流体制御バルブであって、上記弁座と上記バルブ本体の連通開口部との間に介在する弾性体であって、上記弁体を上記弁座に当接させたときに、上記弁体が上記弁座を押圧する押圧力に応じて変形し、上記弁座を移動させて、上記弁体と上記弁座とを密着させる弾性体を備える流体制御バルブである。
【0021】
本発明によれば、弁座とバルブ本体の連通開口部との間に弾性体が介在する。このため、弁体を弁座に当接させたときに、弁体が弁座を押圧し、さらに弁座が弾性体を押圧して、弾性体が変形する。その際、この弾性体は、その押圧力の強さや向きに応じて自由に変形する。従って、流体制御バルブを構成する各部材の加工寸法、同軸度等のバラツキによって、弁体と弁座との間に位置ずれが生じたり弁体が弁座に傾いて当たるなどして、弁体が弁座に密着できない場合でも、弁体の傾きや位置に応じて弁座が自由に動くので、弁体と弁座が密着して弁孔を確実に塞ぐことができる。つまり、本発明では、弁座に自由度を持たせることで、弁体と弁座とを確実に密着させることができ、これらの間で生じる流体漏れを防止することができる。
【0022】
ところで、上記の従来形態2,3のように平行ピンを用いて弁体に自由度を持たせたものでも、弁体と弁座のシール性を上げることができた。しかし、弁体は平行ピンを軸とする方向にしか揺動できないため、弁体と弁座を確実に密着させることは困難であった。これに対し、本発明では、弁体の押圧力に応じて弾性体が自由に変形し、これに合わせて弁座が自由に移動するので、弁体と弁座をより確実に密着させることが可能である。
【0023】
また、本発明では、弁体が弁座に当接するときの衝撃を弾性体が吸収するので、衝撃音の発生や弁体・弁座の変形が軽減される。従って、流体制御バルブの耐久性を高くすることができる。
なお、弾性体としては、弁体の押圧力に対し自由に変形できるものであれば、いずれのものを用いても良いが、例えば、ゴム製の弾性体や皿バネなどの金属製の弾性体が挙げられる。
【0024】
さらに、上記の流体制御バルブであって、前記弁座と前記バルブ本体の連通開口部との間には、上記弁座と上記連通開口部との隙間をシールするゴム製のOリングが介在する流体制御バルブとすると良い。
【0025】
上記の発明のように弁座に自由度があると、弁座が移動したときに、弁座とバルブ本体の連通開口部との間に隙間ができ、ここから流体漏れを生じることがある。
しかし、本発明では、弁座と連通開口部との隙間をシールするゴム製のOリングが介在するので、弁体が当接して弁座が動いても、弁座と連通開口部との間で生じる流体漏れを確実に防止することができる。一方、Oリングはゴム製であるので、弁体を当接させる際の弁座の移動を妨げることがない。
【0026】
また、他の解決手段は、入力ポート部、第1出力ポート部、第2出力ポート部、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記第1出力ポート部と連通する第1連通開口部、及び、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記第2出力ポート部と連通する第2連通開口部を有するバルブ本体と、上記バルブ本体の第1連通開口部に取り付けられ、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記第1出力ポート部と連通する第1弁孔が内側に形成された金属製の第1弁座と、上記バルブ本体の第2連通開口部に取り付けられ、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記第2出力ポート部と連通する第2弁孔が内側に形成された金属製の第2弁座と、上記第1弁座と当接または離間可能に移動する金属製の第1弁体と、上記第1弁体と連動し、上記第1弁体が上記第1弁座に当接したときに上記第2弁座から離間し、上記第1弁体が上記第1弁座から離間したときに上記第2弁座に当接する金属製の第2弁体と、を備える流体制御バルブであって、上記第1弁座と上記バルブ本体の第1連通開口部との間に介在する第1弾性体であって、上記第1弁体を上記第1弁座に当接させたときに、上記第1弁体が上記第1弁座を押圧する押圧力に応じて変形し、上記第1弁座を移動させて、上記第1弁体と上記第1弁座とを密着させる第1弾性体と、上記第2弁座と上記バルブ本体の第2連通開口部との間に介在する第2弾性体であって、上記第2弁体を上記第2弁座に当接させたときに、上記第2弁体が上記第2弁座を押圧する押圧力に応じて変形し、上記第2弁座を移動させて、上記第2弁体と上記第2弁座とを密着させる第2弾性体と、を備える流体制御バルブである。
【0027】
本発明によれば、第1弁座と第1連通開口部の間にも第2弁座と第2連通開口部の間にも、弾性体が介在する。
このため、第1弁体と第1弁座の組及び第2弁体と第2弁座の組のいずれにおいても、弁体を弁座に当接させたときに、弁体が弁座を押圧し、さらに弁座が弾性体を押圧して、弾性体が変形する。従って、流体制御バルブを構成する各部材の加工寸法、同軸度等のバラツキによって、弁体と弁座との間に位置ずれが生じたり弁体が弁座に傾いて当たるなどして、弁体が弁座に密着できない場合でも、弁体の傾きや位置に応じて弁座が自由に動くので、弁体と弁座が密着して弁孔を確実に塞ぐことができる。つまり、弁座に自由度を持たせることで、弁体と弁座とを確実に密着させることができ、これらの間で生じる流体漏れを防止することができる。
その上、弁体が弁座に当接するときの衝撃を弾性体が吸収するので、衝撃音の発生や弁体・弁座の変形が軽減される。従って、従来形態3の流体制御バルブ401よりも、耐久性を高くすることができる。
【0028】
さらに、前述した第3の従来形態では、平行ピン425から遠い距離にある第2弁体423と第2弁座420との間では、シールが不安定になり流体漏れが生じやすいという問題があった。
しかし、本発明では、第1弁体と第1弁座についてはもちろん第2弁体と第2弁座についても、第2弁座が第2弁体の押圧力に応じて自由に移動することができるので、第2弁体や弁ロッドの形態に拘わらず、第2弁体と第2弁座とのシール性を十分高くすることができる。
【0029】
さらに、上記の流体制御バルブであって、前記第1弁座と前記バルブ本体の第1連通開口部との間には、ゴム製の第1Oリングが介在し、前記第2弁座と前記バルブ本体の第2連通開口部との間には、ゴム製の第2Oリングが介在する流体制御バルブとすると良い。
【0030】
本発明では、第1弁座と第1連通開口部との間に、これらの隙間をシールする第1Oリングが介在するので、第1弁体が当接して第1弁座が動いても、第1弁座と第1連通開口部との間で生じる流体漏れを確実に防止することができる。また同様に、第2Oリングによって、第2弁座と第2連通開口部との間で生じる流体漏れを確実に防止することができる。一方、第1,第2Oリングは共にゴム製であるので、第1または第2弁体を第1または第2弁座に当接させる際の第1または第2弁座の移動を妨げることがない。
【0031】
また、他の解決手段は、入力ポート部、出力ポート部、及び、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記出力ポート部と連通する連通開口部を有するバルブ本体と、上記バルブ本体の連通開口部に取り付けられ、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記出力ポート部と連通する弁孔が内側に形成された金属製の弁座と、上記弁座と当接または離間可能に移動する金属製の弁体と、を備える流体制御バルブであって、上記弁体の近傍に位置する弾性体であって、上記弁体を上記弁座に当接させたときに、上記弁体が上記弁座を押圧する押圧力の反力に応じて変形し、上記弁体を移動させて、上記弁体と上記弁座とを密着させる弾性体を備える流体制御バルブである。
【0032】
本発明によれば、弁体と弁ロッドとの間など、弁体の近傍に弾性体が存在し、弁体を弁座に当接させたときに、弁体が弁座を押圧する押圧力の反力によって、弾性体が変形する。その際、この弾性体は、その反力の強さや向きに応じて自由に変形する。従って、流体制御バルブを構成する各部材の加工寸法、同軸度等のバラツキによって、弁体と弁座との間に位置ずれが生じたり弁体が弁座に傾いて当たるなどして、弁体が弁座に密着できない場合でも、弁座の傾きや位置に応じて弁体が自由に動くので、弁体と弁座が密着して弁孔を確実に塞ぐことができる。つまり、本発明では、弁体に自由度を持たせることで、弁体と弁座とを確実に密着させることができ、これらの間で生じる流体漏れを防止することができる。
【0033】
ところで、上記の従来形態2,3のように平行ピンを用いて弁体に自由度を持たせたものでも、弁体と弁座のシール性を上げることができた。しかし、弁体は平行ピンを軸とする方向にしか揺動できないため、弁体と弁座を確実に密着させることは困難であった。これに対し、本発明では、弾性体が自由に変形し、これに合わせて弁体が自由に移動するので、弁体と弁座をより確実に密着させることが可能である。
また、本発明では、弁体が弁座に当接するときの衝撃を弾性体が吸収するので、衝撃音の発生や弁体・弁座の変形が軽減される。従って、流体制御バルブの耐久性を高くすることができる。
【0034】
さらに、上記の流体制御バルブであって、前記弁体とこの弁体が取り付けられた弁ロッドとの間には、上記弁体と上記弁ロッドとの隙間をシールするゴム製のOリングが介在する流体制御バルブとすると良い。
【0035】
上記の発明のように弁体に自由度があると、弁体が移動したときに、弁体と弁ロッドとの間に隙間ができ、ここから流体漏れを生じることがある。
しかし、本発明では、弁体と弁ロッドとの隙間をシールするゴム製のOリングが介在するので、弁体が弁座に当接して弁体が動いても、弁体と弁ロッドとの間で生じる流体漏れを確実に防止することができる。一方、Oリングはゴム製であるので、弁体を弁座に当接させる際の弁体の移動を妨げることがない。
【0036】
また、他の解決手段は、入力ポート部、第1出力ポート部、第2出力ポート部、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記第1出力ポート部と連通する第1連通開口部、及び、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記第2出力ポート部と連通する第2連通開口部を有するバルブ本体と、上記バルブ本体の第1連通開口部に取り付けられ、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記第1出力ポート部と連通する第1弁孔が内側に形成された金属製の第1弁座と、上記バルブ本体の第2連通開口部に取り付けられ、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記第2出力ポート部と連通する第2弁孔が内側に形成された金属製の第2弁座と、上記第1弁座と当接または離間可能に移動する金属製の第1弁体と、上記第1弁体と連動し、上記第1弁体が上記第1弁座に当接したときに上記第2弁座から離間し、上記第1弁体が上記第1弁座から離間したときに上記第2弁座に当接する金属製の第2弁体と、を備える流体制御バルブであって、上記第1弁体の近傍に位置する第1弾性体であって、上記第1弁体を上記第1弁座に当接させたときに、上記第1弁体が上記第1弁座を押圧する押圧力の反力に応じて変形し、上記第1弁体を移動させて、上記第1弁体と上記第1弁座とを密着させる第1弾性体と、上記第2弁体の近傍に位置する第2弾性体であって、上記第2弁体を上記第2弁座に当接させたときに、上記第2弁体が上記第2弁座を押圧する押圧力の反力に応じて変形し、上記第2弁体を移動させて、上記第2弁体と上記第2弁座とを密着させる第2弾性体と、を備える流体制御バルブである。
【0037】
本発明では、第1弁体と第1弁座の組及び第2弁体と第2弁座の組のいずれにおいても、弁体を弁座に当接させたときに、弁体が弁座を押圧する押圧力の反力により弾性体が変形する。従って、流体制御バルブを構成する各部材の加工寸法、同軸度等のバラツキによって、弁体と弁座との間に位置ずれが生じたり弁体が弁座に傾いて当たるなどして、弁体が弁座に密着できない場合でも、弁座の傾きや位置に応じて弁体が自由に動くので、弁体と弁座が密着して弁孔を確実に塞ぐことができる。つまり、弁体に自由度を持たせることで、弁体と弁座とを確実に密着させることができ、これらの間で生じる流体漏れを防止することができる。その上、弁体が弁座に当接するときの衝撃を弾性体が吸収するので、衝撃音の発生や弁体・弁座の変形が軽減される。従って、従来形態3の流体制御バルブ401よりも、耐久性を高くすることができる。
【0038】
さらに、前述した第3の従来形態では、平行ピン425から遠い距離にある第2弁体423と第2弁座420との間では、シールが不安定になり流体漏れが生じやすいという問題があった。
しかし、本発明では、第1弁体と第1弁座についてはもちろん第2弁体と第2弁座についても、第2弁体が自由に移動することができるので、第2弁座の形態に拘わらず、第2弁体と第2弁座とのシール性を十分高くすることができる。
【0039】
さらに、上記の流体制御バルブであって、前記第1弁体とこの第1弁体が取り付けられた第1弁ロッドとの間には、上記第1弁体と上記第1弁ロッドとの隙間をシールするゴム製の第1Oリングが介在し、前記第2弁体とこの第2弁体が取り付けられた第2弁ロッドとの間には、上記第2弁体と上記第2弁ロッドとの隙間をシールするゴム製の第2Oリングが介在する流体制御バルブとすると良い。
【0040】
本発明では、第1弁体が第1弁座に当接したときに第1弁体が動いても、第1Oリングにより、第1弁体と弁ロッドとの間で生じる流体漏れを確実に防止することができる。また同様に、第2Oリングによって、第2弁体と弁ロッドとの間で生じる流体漏れを確実に防止することができる。一方、第1,第2Oリングは共にゴム製であるので、第1または第2弁体を第1または第2弁座に当接させる際の第1または第2弁体の移動を妨げることがない。
【0041】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態を、図を参照しつつ説明する。
本実施形態の流体制御バルブは、切削加工等に必要なクーラント液をNC専用機等の加工機械に供給するためのクーラントバルブである。まず、その構造について説明する。図1は、本実施形態の流体制御バルブ1の断面図を示す。この流体制御バルブ1は、バルブ本体2にシリンダ4が固定されている。
【0042】
このうちバルブ本体2は、ボディ5とその下端に固定されたキャップ6とからなる。バルブ本体2には、外部に開口し外部から内部へ流体が流入する入力ポート部11(図中右側)と、外部に開口し内部から外部へ流体を流出する第1出力ポート部12(図中左上)と、同じく外部に開口し内部から外部へ流体を流出する第2出力ポート部13(図中左下)が形成されている。このうち入力ポート部11は、使用時に、クーラント液が貯留されたタンクからこの流体制御バルブ1にクーラント液を送給するクーラントポンプに接続される。また、第1出力ポート部13は、クーラント液を加工機械に送給するため加工機械に接続される。一方、第2出力ポート部13は、加工機械が停止している間、クーラントポンプから送給されたクーラント液をタンクに戻すためタンクに接続される。
【0043】
また、バルブ本体2には、入力ポート部11、第1出力ポート部12及び第2出力ポート部13とそれぞれ繋がる弁室部14が設けられている。そして、この弁室部14には、一方で入力ポート部11と連通し他方で第1出力ポート部12と連通する第1連通開口部15と、一方で入力ポート部11と連通し他方で第2出力ポート部13と連通する第2連通開口部19が設けられている。また、これら第1連通開口部15と第2連通開口部19の間には、入力ポート部11から流入する流体の流れを良くするため凸部10が設けられている。
第1連通開口部15には、一方で入力ポート部11と連通し他方で第1出力ポート部12と連通する第1弁孔16が内側に形成された金属製の第1弁座17が着脱可能に取り付けられている。また、第2連通開口部19にも、一方で入力ポート部11と連通し他方で第2出力ポート部13と連通する第2弁孔18が内側に形成された金属製の第2弁座20が着脱可能に取り付けられている。
【0044】
さらに詳細に説明すると、図2に第1弁座17近傍の部分拡大断面図を示すように、第1弁座17は、後述する第1弁体22が当接したときに、バルブ本体2の第1連結開口部15を押圧する部分である略リング状の張出部17Aと、第1弁孔16を構成する略筒状の壁部17Bとからなる。そして、第1弁座17の張出部17Aと第1連結開口部15との間には、略リング状の第1弾性体41が介在する。一方、第1弁座17の壁部17Bと第1連結開口部15との間には、第1Oリング42が介在する。さらに、第1連結開口部15に係合したC形止め輪43が、第1弁座17の張出部17A周縁の上部に当接し、第1弁座17の抜け止めをしている。
【0045】
なお、第1弁座17の張出部17Aの周縁と第1連通開口部15との間には、クリアランスC1が設けられている。また、第1弁座17の壁部17B全体と第1連通開口部15との間にもクリアランスC2が設けられている。さらに、第1弁座17の壁部17B周縁と第1連通開口部15との間にもクリアランスC3が設けられている。第1弁座17の移動の自由度を大きくするためである。
【0046】
第2弁座20についても、第1弁座17と同様に、ゴム製の第2弾性体44とゴム製の第2Oリング45を介して、C形止め輪46により第2連通開口部19に取り付けられている(図1参照)。
なお、第1,第2弁座17,20は共に着脱可能に取り付けられているので、キズなどの不具合が生じたときに交換が容易である。
【0047】
さらに、他の部分について図1を参照して説明する。バルブ本体2内には、シリンダ4から遮断部材3の貫通孔3Hを通って下方に延びる弁ロッド21が挿入されている。この弁ロッド21は、遮断部材3の貫通孔3Hに摺動可能に保持され、後述するシリンダ4の働きにより、上下に移動することができる。
弁ロッド21の中間部には、Oリングを介して第1弁体22が挿入され、C形止め輪47により着脱可能に取り付けられている。また、弁ロッド21の下端には、Oリングを介して第2弁体23が挿入され、C形止め輪48と、平ワッシャー、スプリングワッシャー及びナットとの間に着脱可能に取り付けられている。このように第1,第2弁体22,23も着脱可能に取り付けられているので、キズなどの不具合が生じたときに交換が容易である。
【0048】
一方、シリンダ4には、シリンダ室31が形成されている。そして、このシリンダ室31には、スプリング33が挿入され、さらにその下方には、弁ロッド21の上端がナットにより固定されたピストン32が嵌挿されている。ピストン32は、スプリング33により常に下方に付勢されている。
また、シリンダ4には、外部に開口するエア入力口35が形成されている。このエア入力口35は、パイロットエアを供給したときに、ピストン32をスプリング33に抗して上方に移動させるため、シリンダ室31内のうち、ピストン32と遮断部材3との間にできるエアルーム36に連通している。
【0049】
次いで、本実施形態の流体制御バルブ1の動作について説明する。
パイロットエアがエア入力口35に供給されていない状態、即ち、図1に示す状態では、スプリング33の付勢力でピストン32が下方に位置し、第1弁体22が上方から第1弁座17に当接し密着している。一方、第2弁体23は第2弁座20の下方に離間している。従って、入力ポート部11に送給されるクーラント液は、第2弁座20の第2弁孔18内を通って第2出力ポート部13から流出する。
【0050】
この状態において、第1弁座17とバルブ本体2の第1連通開口部15との間には第1弾性体41が介在するので、第1弁体22が第1弁座17を押圧すると、さらに第1弁座17が第1弾性体41を押圧して、第1弾性体41が変形する。従って、バルブ本体2、シリンダ4、弁ロッド21等の各部材の加工寸法のバラツキや取り付け位置のバラツキなどによって、第1弁体22が第1弁座17に対し位置ずれしたり傾いて当たるなどして、第1弁体22が第1弁座17に密着できない場合でも、第1弁体22の傾きや位置に応じて第1弁座17が自由に動くので、第1弁体22と第1弁座17が密着して第1弁孔16を確実に塞ぐことができる。よって、第1弁体22と第1弁座17との間で生じるクーラント液の漏れを防止することができる。
【0051】
さらに、本実施形態では、第1弁座17と第1連通開口部15との間に、その隙間をシールする第1Oリング42が介在するので、第1弁体22が当接して第1弁座17が動いても、第1弁座17と第1連通開口部15との間で生じるクーラント液の漏れを確実に防止することができる。一方、第1Oリング42はゴム製であるので、第1弁体22を当接させる際の第1弁座17の移動を妨げることがない。
また、本実施形態では、第1弁体22がC形止め輪47により緩く固定されているので、第1弁体22にも移動の自由度がある。このため、第1弁体22も第1弁座17の傾きや位置に合わせて動くことができるので、より確実に第1弁体22と第1弁座17を密着させ、クーラント液の漏れを防止することができる。
【0052】
一方、パイロットエアがエア入力口35に供給させると、スプリング33の付勢力に抗してピストン32が上方へ移動し、第1弁体22が第1弁座17から上方に離間する。一方、第2弁体23は下方から第2弁座20に当接する。従って、入力ポート部11に送給されるクーラント液は、第1弁座17の第1弁孔16内を通って第1出力ポート部12から流出する。
【0053】
その際、第2弁座20とバルブ本体2の第2連通開口部19との間には、第2弾性体44が介在するので、第2弁体23が第2弁座20を押圧すると、さらに第2弁座20が第2弾性体44を押圧して、第2弾性体44が変形する。従って、各部材の加工寸法のバラツキや取り付け位置のバラツキなどによって、第2弁体23が第2弁座20に対し位置ずれしたり傾いて当たるなどして、第2弁体23が第2弁座20に密着できない場合でも、第2弁体23の傾きや位置に応じて第2弁座20が自由に動くので、第2弁体23と第2弁座20が密着して第2弁孔18を確実に塞ぐことができる。よって、第2弁体23と第2弁座20との間で生じるクーラント液の漏れを防止することができる。特に、第1弁体22から距離が離れている第2弁体23と第2弁座20とのシール性は、シール性に問題があった従来形態3の第2弁体423と第2弁座420とのシール性に比べ、飛躍的に向上する。
【0054】
さらに、本実施形態では、第2弁座20と第2連通開口部19との間に、その隙間をシールする第2Oリング45が介在するので、第2弁体23が当接して第2弁座20が動いても、第2弁座20と第2連通開口部19との間で生じるクーラント液の漏れを確実に防止することができる。一方、第2Oリング45はゴム製であるので、第2弁体23を当接させる際の第2弁座20の移動を妨げることがない。
また、本実施形態では、第2弁体23もC形止め輪48により緩く固定されているので、第2弁体23にも移動の自由度がある。このため、第2弁体23も第2弁座20の傾きや位置に合わせて動くことができるので、より確実に第2弁体23と第2弁座20を密着させ、クーラント液の漏れを防止することができる。
【0055】
最後に、この液体制御バルブ1の耐久性について述べる。
従来形態3で示した液体制御バルブ401では、流体の圧力を0.3MPa、パイロットエアの圧力を0.25MPaとして、バルブの開閉を繰り返すと、約10万回で流体漏れが生じた。これに対し、本実施形態の液体制御バルブ1は、同条件でバルブの開閉を約300万回繰り返し行っても、流体漏れが認められなかった。
この結果から、本発明を適用することにより、液体制御バルブ1の耐久性が非常に高くなるのが良く判る。
【0056】
参考例1
次いで、参考例1について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
上記実施形態1の流体制御バルブ1は、主に弁座に自由度を持たせて、弁体と弁座とのシール性を向上させているのに対し、本参考例1の流体制御バルブ51は、弁体に自由度を持たせて、弁体と弁座とのシール性を向上させている点が異なる。
【0057】
まず、その構造について、流体制御バルブ51の断面図を示す図3を参照しつつ説明する。
この流体制御バルブ51のうちバルブ本体2は、上記実施形態1と同様に、ボディ5とキャップ6とからなり、入力ポート部11、第1出力ポート部12、第2出力ポート部13、及び弁室部14が形成されている。さらに、弁室部14には、入力ポート部11及び第1出力ポート部12と連通する第1連通開口部53と、入力ポート部11及び第2出力ポート部13と連通する第2連通開口部54が設けられている。
【0058】
第1連通開口部53には、第1弁孔56が内側に形成された金属製の第1弁座57が着脱可能に螺合している。また、第2連通開口部54にも、第2弁孔58が内側に形成された金属製の第2弁座59が着脱可能に螺合している。つまり、本参考例1では、上記実施形態1とは異なり、第1,第2弁座57,59は、いずれも第1,第2連通開口部53,54に固定されており、移動の自由度がない。
【0059】
また、バルブ本体2内には、シリンダ4から遮断部材3の貫通孔3Hを通って下方に延びる弁ロッド61が挿入されている。この弁ロッド61の中間部には、図4に部分拡大断面図を示すように、略中央に孔を有する円盤状の平座金62が挿入され、弁ロッド61の径が太くなった肩部61Kに下方から係合している。その下側には、略中央に孔を有する円盤状の第1弾性体63が挿入されている。さらに、その下側には、第1Oリング64を介して第1弁体65が挿入されている。この第1弁体65の略中央に形成された貫通孔65Hは、内部に比し外側の方が径が大きくされている。第1弁体65の移動の自由度を大きくするためである。そして、これら平座金62、第1弾性体63及び第1弁体65は、第1弁体65の下側に位置する第1C形止め輪66により着脱可能に取り付けられている。
なお、第1弁体65と弁ロッド61との間には、内側よりも外側が広くなったクリアランスC4が設けられており、その上、第1弁体65は、上記のように第1C形止め輪66により緩く取り付けられているので、第1弁体65の移動の自由度が大きい。
【0060】
また、弁ロッド21の下端には、図3に示すように、第2Oリング69を介して第1弁体65と同形状の第2弁体70が挿入されている。その下側には、中央に孔を有する円盤状の第2弾性体71が挿入され、さらに、その下側には、平ワッシャー72及びスプリングワッシャー73が挿入されている。これら第2弁体70、第2弾性体71、平ワッシャー72及びスプリングワッシャー73は、第2弁体70の上側に位置する第2C形止め輪74とスプリングワッシャー73の下側に位置するナット75により取り付けられている。
なお、第2弁体70と弁ロッド61との間にも、図4に示した第1弁体65等と同様に、内側よりも外側が広くなったクリアランスが設けられており、その上、第2弁体70も、第2C形止め輪74により緩く取り付けられているので、第2弁体70の移動の自由度が大きい。
【0061】
次いで、本参考例1の流体制御バルブ51の動作について説明する。
パイロットエアがエア入力口35に供給されていない図3に示す状態では、第1弁体65が上方から第1弁座57に当接し密着している。一方、第2弁体70は第2弁座59よりも下方に離間している。従って、入力ポート部11に送給される流体は、第2弁座59の第2弁孔58内を通って第2出力ポート部13から流出する。
【0062】
この状態において、第1弁体65と弁ロッド61の肩部61Kとの間には第1弾性体63が介在するので、第1弁体65が第1弁座57を押圧すると、その押圧力の反力に応じて、第1弾性体63が変形する。従って、バルブ本体2、シリンダ4、弁ロッド61等の各部材の加工寸法のバラツキや取り付け位置のバラツキなどによって、第1弁体65が第1弁座57に対し位置ずれしたり傾いて当たるなどして、第1弁体65が第1弁座57に密着できない場合でも、第1弁座57の傾きや位置に応じて第1弁体65が自由に動くので、第1弁体65と第1弁座57が密着して第1弁孔56を確実に塞ぐことができる。よって、第1弁体65と第1弁座57との間で生じる流体漏れを防止することができる。
【0063】
さらに、本参考例1では、第1弁体65と弁ロッド61との間に、その隙間をシールする第1Oリング64が介在するので、第1弁体65が第1弁座57に当接したときに第1弁体65が動いても、第1弁体65と弁ロッド61との間で生じる流体漏れを確実に防止することができる。一方、第1Oリング64はゴム製であるので、第1弁体65の移動を妨げることがない。
【0064】
一方、パイロットエアがエア入力口35に供給させると、第1弁体65が第1弁座57から上方に離間する。一方、第2弁体70は下方から第2弁座59に当接する。従って、入力ポート部11に送給される流体は、第1弁座57の第1弁孔56内を通って第1出力ポート部12から流出する。
【0065】
その際、第2弁体70と平ワッシャー72との間には第2弾性体71が介在するので、第2弁体70が第2弁座59を押圧すると、その押圧力の反力に応じて、第2弾性体71が変形する。従って、各部材の加工寸法のバラツキや取り付け位置のバラツキなどによって、第2弁体70が第2弁座59に対し位置ずれしたり傾いて当たるなどして、第2弁体70が第2弁座59に密着できない場合でも、第2弁座59の傾きや位置に応じて第2弁体70が自由に動くので、第2弁体70と第2弁座59が密着して第2弁孔58を確実に塞ぐことができる。よって、第2弁体70と第2弁座59との間で生じる流体漏れも防止することができる。特に、この第2弁体70と第2弁座59とのシール性は、シール性に問題があった従来形態3の第2弁体423と第2弁座420とのシール性に比べ、飛躍的に向上する。
【0066】
さらに、本参考例1では、第2弁体70と弁ロッド61との間に、その隙間をシールする第2Oリング69が介在するので、第2弁体70が第2弁座59に当接したときに第2弁体70が動いても、第2弁体70と弁ロッド61との間で生じる流体漏れを確実に防止することができる。一方、第2Oリング69はゴム製であるので、第2弁体70の移動を妨げることがない。
なお、この流体制御バルブ51も、上記実施形態1と同様に、液体制御バルブ51の耐久性が非常に高い。
【0067】
実施形態2
次いで、第の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1または参考例1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
上記実施形態1又は参考例1の流体制御バルブ1,51は、1つの入力ポート部と2つの出力ポート部を持った3方弁であるのに対し、本実施形態の流体制御バルブ101は、入力ポート部と出力ポート部を1つずつ有する2方弁である点が異なる。
【0068】
まず、その構造について、流体制御バルブ101の断面図を示す図5を参照しつつ説明する。この流体制御バルブ101も、バルブ本体102にシリンダ104が固定されたものである。
このうちバルブ本体102には、入力ポート部111(図中右側)と、出力ポート部112(図中左側)が形成されている。
また、バルブ本体102には、入力ポート部111及び出力ポート部112とそれぞれ繋がる弁室部114が設けられている。そして、この弁室部114には、一方で入力ポート部111と連通し他方で出力ポート部112と連通する連通開口部115が設けられている。
【0069】
この連通開口部115には、一方で入力ポート部111と連通し他方で出力ポート部112と連通する弁孔116が内側に形成された金属製の弁座117が着脱可能に取り付けられている。具体的には、上記実施形態1の第1弁座17及び第2弁座20と同様にして、第1弁座117は、ゴム製の弾性体141及びゴム製のOリング142を介して、C形止め輪143によって取り付けられている(図2参照)。
【0070】
また、バルブ本体102内には、シリンダ104から遮断部材103の貫通孔103Hを通って下方に延びる弁ロッド121が挿入されている。弁ロッド121の下端には、弁体122がスプリングワッシャーとナットにより着脱可能に固定されている。
なお、シリンダ104は、上記実施形態1のシリンダ4とほぼ同様な構造であるので、上記実施形態1と同じ番号を付して説明を省略する。
【0071】
次いで、本実施形態の流体制御バルブ101の動作について説明する。
パイロットエアが供給されていない状態、即ち、図5に示す状態では、スプリング33の付勢力でピストン32が下方に位置し、弁体122が上方から弁座117に当接し密着している。従って、入力ポート部111に送給される流体の流通を止めることができる。
【0072】
この状態において、弁座122とバルブ本体102の連通開口部115との間には弾性体141が介在するので、上記実施形態1と同様に、弁体122の傾きや位置に応じて弁座117が自由に動き、弁体122と弁座117が密着して弁孔116を確実に塞ぎ、流体漏れを防止することができる。
さらに、上記実施形態1と同様に本実施形態でも、弁座117と連通開口部115との間にOリング142が介在するので、流体漏れを確実に防止することができ、また、弁座117の移動を妨げることがない。
【0073】
一方、パイロットエアが供給させると、スプリング33の付勢力に抗してピストン32が上方へ移動し、弁体122が弁座117から上方に離間する。従って、入力ポート部111に送給される流体は、弁座117の弁孔116内を通って第1出力ポート部112から流出する。
なお、本実施形態の液体制御バルブ101も、上記実施形態1の流体制御バルブ1と同様に耐久性が高いことは言うまでもない。
【0074】
参考例2
次いで、参考例2について説明する。なお、上記各実施形態1,2又は参考例1のいずれかと同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
上記実施形態2の流体制御バルブ101は、弁座に自由度を持たせて、弁体と弁座とのシール性を向上させているのに対し、本参考例2の流体制御バルブ151は、弁体に自由度を持たせて、弁体と弁座とのシール性を向上させている点が異なる。
【0075】
まず、その構造について、この流体制御バルブ151の断面図を示す図6を参照しつつ説明する。
この流体制御バルブ151のうちバルブ本体102には、上記実施形態2と同様に、入力ポート部111、出力ポート部112、及び弁室部114が設けられている。さらに、弁室部114には、入力ポート部111及び出力ポート部112と連通する連通開口部153が設けられている。この連通開口部153には、弁孔154が内側に形成された金属製の弁座155が着脱可能に螺合している。
【0076】
また、バルブ本体102内には、シリンダ104から遮断部材103の貫通孔103Hを通って下方に延びる弁ロッド157が挿入されている。この弁ロッド157の下端には、中央に孔を有する円盤状の平座金158が挿入され、弁ロッド157の径が太くなった肩部に下方から係合している(図4参照)。さらに、その下側には、中央に孔を有する円盤状の弾性体159が挿入されている。またさらに、その下側には、Oリング160を介して、上記参考例1の第1,第2弁体65,70と同形状の弁体161が挿入されている。また、弁体161の下側にはスプリングワッシャー162が挿入されている。そして、これら平座金158、弾性体159、弁体161及びスプリングワッシャー162は、ナット163により着脱可能に取り付けられている。
【0077】
次いで、本参考例2の流体制御バルブ151の動作について説明する。
パイロットエアが供給されていない図6に示す状態では、弁体161が上方から弁座155に当接し密着している。従って、入力ポート部111に送給される流体の流通を止めることができる。
この状態において、弁体161と弁ロッド157の肩部との間には弾性体159が介在するので、上記参考例1と同様に、弁座155の傾きや位置に応じて弁体161が自由に動き、弁体161と弁座155が密着して弁孔154を確実に塞ぎ、流体漏れを防止することができる。
さらに、上記参考例1と同様に、弁体161と弁ロッド157との間にOリング160が介在するので、流体漏れを確実に防止することができ、また、弁体161の移動を妨げることがない。
【0078】
一方、パイロットエアが供給させると、弁体161が弁座155から上方に離間する。従って、入力ポート部111に送給される流体は、弁座155の弁孔154内を通って第1出力ポート部112から流出する。
なお、本参考例2の液体制御バルブ151も、上記各実施形態1、参考例1、実施形態2の流体制御バルブ1,51,101と同様に耐久性が高い。
【0079】
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、上記各実施形態では、シリンダ4,104の駆動源がパイロットエアであるエアシリンダを用いた場合を示したが、電磁シリンダを利用することもできる。但し、上記実施形態1のように、クーラントバルブに本発明を適用する場合には、バルブの開閉に大きな力を必要とするため、エアシリンダを用いるのが好ましい。
【0080】
また、上記実施形態1では、第1弁体22及び第2弁体23をC形止め輪47,48を用いて弁ロッド21に取り付けているが、ねじ込み等の方法でしっかりと弁ロッド21に固定しても良い。このようにしても、第1,第2弁座17,20は、自由に動くことができるので、第1,第2弁体22,23と第1,第2弁座17,20とのシール性を十分に確保することができる。
【0081】
また、上記実施形態1,では、弾性体を用いて弁座に自由度を持たせ、一方、上記参考例1,2では、弾性体を用いて弁体に自由度を持たせている。しかし、弾性体を用いて弁座に自由度を持たせると共に、弾性体を用いて弁体にも自由度を持たせるようにしても良い。弁体及び弁座の両方に移動の自由度があれば、さらに確実に弁体と弁座とを密着させることができ、流体漏れを防止することができる。
また、上記各実施形態及び参考例では、ゴム製の弾性体を用いたが、その代わりに、皿バネなど金属製のバネを用いることもできる。
【0082】
また、上記実施形態1では、流体制御バルブ(クーラントバルブ)1の第2出力ポート部13を、クーラント液を貯留するタンクに接続し、加工機械の停止時に、クーラントポンプから送給されたクーラント液をタンクに戻すようにしている。しかし、流体制御バルブ1の利用方法はこれに限られない。例えば、第2出力ポート部13から送られるクーラント液を、被加工部材を載置するためのベッドに導き、加工機械の停止時には、加工により生じた金属粉等を流し去ってベッドを洗浄するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1に係る流体制御バルブの断面図である。
【図2】 実施形態1に係る流体制御バルブのうち第1弁座近傍を示す部分拡大断面図である。
【図3】 参考例1に係る流体制御バルブの断面図である。
【図4】 参考例1に係る流体制御バルブのうち第1弁体近傍を示す部分拡大断面図である。
【図5】 実施形態2に係る流体制御バルブの断面図である。
【図6】 参考例2に係る流体制御バルブの断面図である。
【図7】 従来形態1に係る流体制御バルブの断面図である。
【図8】 従来形態2に係る流体制御バルブの断面図である。
【図9】 従来形態3に係る流体制御バルブの断面図である。
【符号の説明】
1,51,101,151 流体制御バルブ
11,111 入力ポート部
12 第1出力ポート部
13 第2出力ポート部
15,53 第1連通開口部
19,54 第2連通開口部
16,56 第1弁孔
17,57 第1弁座
18,58 第2弁孔
20,59 第2弁座
22,65 第1弁体
23,70 第2弁体
41 第1弾性体
44 第2弾性体
42 第1Oリング
45 第2Oリング
63 第1弾性体
71 第2弾性体
64 第1Oリング
69 第2Oリング
112 出力ポート部
115,153 連通開口部
116,154 弁孔
117,155 弁座
122,161 弁体
141 弾性体
142 Oリング
159 弾性体
160 Oリング

Claims (2)

  1. 入力ポート部、出力ポート部、及び、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記出力ポート部と連通する連通開口部を有するバルブ本体と、
    上記バルブ本体の連通開口部に取り付けられ、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記出力ポート部と連通する弁孔が内側に形成された金属製の弁座と、
    上記弁座と当接または離間可能に移動する金属製の弁体と、
    を備える流体制御バルブであって、
    上記弁座と上記バルブ本体の連通開口部との間に介在する弾性体であって、上記弁体を上記弁座に当接させたときに、上記弁体が上記弁座を押圧する押圧力に応じて変形し、上記弁座を移動させて、上記弁体と上記弁座とを密着させる弾性体を備えること、
    上記弁座と上記バルブ本体の連通開口部との間には、上記弁座と上記連通開口部との隙間をシールするOリングが、上記弾性体とは別に介在することを特徴とする流体制御バルブ。
  2. 入力ポート部、第1出力ポート部、第2出力ポート部、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記第1出力ポート部と連通する第1連通開口部、及び、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記第2出力ポート部と連通する第2連通開口部を有するバルブ本体と、
    上記バルブ本体の第1連通開口部に取り付けられ、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記第1出力ポート部と連通する第1弁孔が内側に形成された金属製の第1弁座と、
    上記バルブ本体の第2連通開口部に取り付けられ、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記第2出力ポート部と連通する第2弁孔が内側に形成された金属製の第2弁座と、
    上記第1弁座と当接または離間可能に移動する金属製の第1弁体と、
    上記第1弁体と連動し、上記第1弁体が上記第1弁座に当接したときに上記第2弁座から離間し、上記第1弁体が上記第1弁座から離間したときに上記第2弁座に当接する金属製の第2弁体と、
    を備える流体制御バルブであって、
    上記第1弁座と上記バルブ本体の第1連通開口部との間に介在する第1弾性体であって、上記第1弁体を上記第1弁座に当接させたときに、上記第1弁体が上記第1弁座を押圧する押圧力に応じて変形し、上記第1弁座を移動させて、上記第1弁体と上記第1弁座と
    を密着させる第1弾性体と、
    上記第2弁座と上記バルブ本体の第2連通開口部との間に介在する第2弾性体であって、上記第2弁体を上記第2弁座に当接させたときに、上記第2弁体が上記第2弁座を押圧する押圧力に応じて変形し、上記第2弁座を移動させて、上記第2弁体と上記第2弁座とを密着させる第2弾性体と、
    を備えること、
    上記第1弁座と上記バルブ本体の第1連通開口部との間には、上記第1弁座と上記第1連通開口部との隙間をシールする第1Oリングが、上記第1弾性体とは別に介在すること、
    上記第2弁座と上記バルブ本体の第2連通開口部との間には、上記第2弁座と上記第2連通開口部との隙間をシールする第2Oリングが、上記第2弾性体とは別に介在することを特徴とする流体制御バルブ。
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