JP2002188732A - 流体制御バルブ - Google Patents

流体制御バルブ

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JP2002188732A
JP2002188732A JP2000387502A JP2000387502A JP2002188732A JP 2002188732 A JP2002188732 A JP 2002188732A JP 2000387502 A JP2000387502 A JP 2000387502A JP 2000387502 A JP2000387502 A JP 2000387502A JP 2002188732 A JP2002188732 A JP 2002188732A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁体及び弁座が共に金属製である流体制御バ
ルブにおいて、弁体と弁座のシール性が高く、耐久性が
高い流体制御バルブを提供すること。 【解決手段】 流体制御バルブ1は、入力ポート部1
1、第1出力ポート部12及びこれらと連通する第1連
通開口部15を有するバルブ本体2と、第1連通開口部
2に取り付けられた金属製の第1弁座17と、第1弁座
17と当接・離間可能に移動する金属製の第1弁体22
とを備える。第1弁座17と第1連通開口部15との間
には第1弾性体41が介在し、第1弁体22を第1弁座
17に当接させたときに、第1弾性体41が変形し第1
弁座17が移動して、第1弁体22と第1弁座17とが
密着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁体を弁座と当接
・離間させることにより流体の流れを制御する流体制御
バルブに関し、特に、弁体及び弁座が共に金属製である
流体制御バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、金属製の弁体を金属製の弁座
と当接・離間させることにより流体の流れを制御する流
体制御バルブが知られている。例えば、第1の従来形態
として、図7に断面図を示す流体制御バルブ201が挙
げられる。この流体制御バルブ201は、バルブ本体2
02にシリンダ204が固定されたものである。このう
ちバルブ本体202には、入力ポート部211(図中右
側)と第1出力ポート部212(図中左側)と第2出力
ポート部213(図中下側)の3つポート部が形成され
ている。
【0003】また、バルブ本体202には、入力ポート
部211、第1出力ポート部212及び第2出力ポート
部213とそれぞれ繋がる弁室部214が形成されてい
る。そして、この弁室部214には、一方で入力ポート
部211と連通し他方で第1出力ポート部212と連通
する第1連通開口部215が形成されている。この第1
連通開口部215には、第1弁孔216を内側に有する
金属製の第1弁座217が螺合している。また、弁室部
214には、一方で入力ポート部211と連通し他方で
第2出力ポート部213と連通する第2連通開口部21
9が形成されている。この第2連通開口部219は、そ
の開口が第2弁孔218であり、それ自体が第2弁座2
19である。この第2弁座219も金属製である。ま
た、バルブ本体202内には、シリンダ204から遮断
部材203の貫通孔203Hを通って下方に延びる弁ロ
ッド221と、この弁ロッド221と一体成形された金
属製の弁体222が挿入されている。
【0004】一方、シリンダ204には、シリンダ室2
31が形成されている。そして、このシリンダ室231
内には、弁ロッド221の上端を固定するピストン23
2が嵌挿され、さらに、このピストン232の下方に
は、ピストン232を図中上方に付勢するスプリング2
33が挿入されている。また、シリンダ204には、シ
リンダ室231の上部に連通するエア入力口235が形
成されている。
【0005】このような流体制御バルブ201は、次の
ように動作する。即ち、パイロットエアがエア入力口2
35に供給されていない状態、つまり、図7に示す状態
では、スプリング233の付勢力でピストン232が上
方に位置し、弁体222が下方から第1弁座217に当
接している。一方、弁体222は、第2弁座219より
も上方に離間している。従って、入力ポート部211に
送給される流体は、第2弁座219の第2弁孔218内
を通って第2出力ポート部213から流出する。一方、
パイロットエアがエア入力口235に供給されると、ス
プリング233の付勢力に抗してピストン232が下方
へ移動する。そして、これと連動して、弁体222が第
1弁座217から下方へ離間し、第2弁座219に上方
から当接する。従って、入力ポート部211に送給され
る流体は、第1弁座217の第1弁孔216内を通って
第1出力ポート部212から流出する。
【0006】次に、第2の従来形態として、図8に断面
図を示す流体制御バルブ301について説明する。この
流体制御バルブ301も、バルブ本体302にシリンダ
304が固定されたものである。このうちバルブ本体3
02には、入力ポート部311(図中右側)と出力ポー
ト部312(図中左側)の2つポート部が形成されてい
る。
【0007】また、バルブ本体302には、入力ポート
部311及び出力ポート部312とそれぞれ繋がる弁室
部314が形成されている。そして、この弁室部314
には、一方で入力ポート部311と連通し他方で出力ポ
ート部312と連通する連通開口部315が形成されて
いる。連通開口部315には、弁孔316を内側に有す
る金属製の弁座317が螺合している。また、バルブ本
体302内には、シリンダ304から遮断部材303の
貫通孔303Hを通って下方に延びる弁ロッド321が
挿入されている。そして、この弁ロッド321の下端に
は、弁体222と弁ロット221が一体成形された従来
形態1とは異なり、弁ロッド321とは別体の金属製の
弁体322が、平行ピン323を用いて、平行ピン32
3を軸に揺動可能に取り付けられている。
【0008】一方、シリンダ304内には、シリンダ室
331が形成されている。そして、このシリンダ室33
1内には、弁ロッド321の上端を固定するピストン3
32が嵌挿され、また、このピストン332の上方に
は、ピストン332を下方に付勢するスプリング333
が挿入されている。また、シリンダ304には、シリン
ダ室331の下部に連通するエア入力口335が形成さ
れている。
【0009】このような流体制御バルブ301は、次の
ように動作する。即ち、パイロットエアがエア入力口3
35に供給されていない状態、つまり、図8に示す状態
では、スプリング333の付勢力でピストン332が下
方に位置し、弁体322が上方から弁座317に当接し
ている。従って、入力ポート部311に送給される流体
の流通を止めることができる。一方、パイロットエアが
エア入力口335に供給されると、スプリング333の
付勢力に抗してピストン332が上方へ移動する。そし
て、これと連動して、弁体322が弁座317から上方
へ離間する。従って、入力ポート部311に送給される
流体は、弁座317の弁孔316内を通って出力ポート
部312から流出する。
【0010】次に、第3の従来形態として、図9に断面
図を示す流体制御バルブ401について説明する。この
流体制御バルブ401も、バルブ本体402にシリンダ
404が固定されたものである。このうちバルブ本体4
02には、入力ポート部411(図中左側)と第1出力
ポート部412(図中右側)と第2出力ポート部413
(図中下側)の3つポート部が形成されている。
【0011】また、バルブ本体402には、入力ポート
部411、第1出力ポート部412及び第2出力ポート
部413とそれぞれ繋がる弁室部414が形成されてい
る。そして、この弁室部414には、一方で入力ポート
部411と連通し他方で第1出力ポート部412と連通
する第1連通開口部415が形成されている。第1連通
開口部415には、第1弁孔416を内側に有する金属
製の第1弁座417が螺合している。また、弁室部41
4には、一方で入力ポート部411と連通し他方で第2
出力ポート部413と連通する第2連通開口部419が
形成されている。この第2連通開口部419には、第2
弁孔418を内側に有する金属製の第2弁座420が螺
合している。また、バルブ本体402内には、シリンダ
404から遮断部材403の貫通孔403Hを通って下
方に延びる弁ロッド421が挿入されている。この弁ロ
ッド421の下端には、第1弁体422と第2弁体42
3とそれらの間を結ぶロッド424とが一体成形された
弁体部426が、弁ロッド421の下部と第1弁体42
2とを接続する平行ピン425により揺動可能に取り付
けられている。
【0012】一方、シリンダ404内には、シリンダ室
431が形成されている。そして、このシリンダ室43
1内には、弁ロッド421の上端を固定するピストン4
32が嵌挿され、また、このピストン432の上方に
は、ピストン432を下方へ付勢するスプリング433
が挿入されている。また、シリンダ404には、シリン
ダ室431の下部に連通するエア入力口435が形成さ
れている。
【0013】このような流体制御バルブ401は、次の
ように動作する。即ち、パイロットエアがエア入力口4
35に供給されていない状態、つまり、図9に示す状態
では、スプリング433の付勢力でピストン432が下
方に位置し、第1弁体422が上方から第1弁座417
に当接している。一方、第2弁体423は、第2弁座4
20の下方に離間している。従って、入力ポート部41
1に送給される流体は、第2弁座420の第2弁孔41
8内を通って第2出力ポート部413から流出する。一
方、パイロットエアがエア入力口435に供給される
と、スプリング433の付勢力に抗してピストン432
が上方へ移動する。そして、これと連動して、第1弁体
422が第1弁座417から上方へ離間すると共に、第
2弁体423が第2弁座420に下方から当接する。従
って、入力ポート部411に送給される流体は、第1弁
座417の第1弁孔416内を通って第1出力ポート部
412から流出する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来形
態1の流体制御バルブ201は、弁体222が弁ロッド
221と一体成形されている。その上、第1弁座217
は第1連通開口部215に螺合し、また、第2弁座21
9はバルブ本体202と一体成形されている。つまり、
第1弁座217も第2弁座219も、バルブ本体202
にしっかりと固定されている。このため、弁体222や
弁ロッド221、第1,第2弁座217,219、バル
ブ本体202、シリンダ204等の部材の加工精度や、
これらの部材の取り付け精度を極めて高くしなければ、
第1,第2弁座217,219に対し弁体222が傾い
て当たるなど、弁体222が弁座317に密着できない
ことがある。弁体222も第1,第2弁座217,21
9も金属製であるために、それら自体は変形できないか
らである。従って、弁体222と第1,第2弁座21
7,219との間で流体漏れが生じやすい。
【0015】これに対して、従来形態2の流体制御バル
ブ301は、平行ピン323を用いて、弁体322が揺
動可能に取り付けられている。従って、バルブ本体30
2や弁ロッド321、シリンダ304などの各部材の加
工寸法、同軸度等のバラツキによって、弁体322と弁
座317との間に位置ずれが生じたり弁体322が弁座
317に傾いて当たるなどして、弁体322が弁座31
7に密着できない場合でも、弁体322が弁座317の
傾きや位置に応じて平行ピン323を軸にした方向に動
くので、弁体322が弁座317に密着しやすい。
【0016】一方、従来形態3の流体制御バルブ401
も、平行ピン425を用いて、第1,第2弁体422,
423が弁ロッド421に取り付けられているので、上
記従来形態2と同じく、第1弁体422が第1弁座41
7に、また、第2弁体423が第2弁座420に密着し
やすい。しかし、弁ロッド421、弁体部426及び平
行ピン425の加工精度等により、弁ロッド421の中
心軸と弁体部426の中心軸との間にずれが生じると、
平行ピン425から距離が離れている第2弁体423で
は、位置ずれが大きくなる。このため、第2弁体423
と第2弁座420との間では、シールが不安定になり流
体漏れが生じやすい。また、この流体制御バルブ401
では、第2弁体423を第2弁座420に当接させたと
きに、平行ピン425に強い剪断力が掛かる。このた
め、繰り返しバルブの開閉を行うと、平行ピン425が
変形するなどして、第1弁体422と第1弁座417と
のシール性や第2弁体423と第2弁座420とのシー
ル性が低下し、流体漏れが生じやすい。つまり、耐久性
にも難がある。
【0017】本発明はかかる現状に鑑みてなされたもの
であって、弁体及び弁座が共に金属製である流体制御バ
ルブにおいて、弁体と弁座のシール性が高く、しかも耐
久性が高い流体制御バルブを提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】その解決
手段は、入力ポート部、出力ポート部、及び、一方で上
記入力ポート部と連通し他方で上記出力ポート部と連通
する連通開口部を有するバルブ本体と、上記バルブ本体
の連通開口部に取り付けられ、一方で上記入力ポート部
と連通し他方で上記出力ポート部と連通する弁孔が内側
に形成された金属製の弁座と、上記弁座と当接または離
間可能に移動する金属製の弁体と、を備える流体制御バ
ルブであって、上記弁体を上記弁座に当接させたとき
に、上記弁体及び上記弁座の少なくともいずれかが移動
して、上記弁体と上記弁座とが密着する流体制御バルブ
である。
【0019】本発明によれば、弁体を弁座に当接させた
ときに、弁体及び弁座の少なくともいずれかが移動し
て、弁体と弁座とが密着する。つまり、流体制御バルブ
を構成する各部材の加工寸法、同軸度等のバラツキによ
って、弁体と弁座との間に位置ずれが生じたり弁体が弁
座に傾いて当たるなどしても、弁体及び弁座の少なくと
もいずれかが移動して、弁体と弁座が密着し弁孔を確実
に塞ぎ、流体漏れを防止することができる。従って、本
発明では、弁体及び弁座の少なくともいずれかに自由度
を持たせることで、弁体と弁座とを確実に密着させるこ
とができ、これらの間で生じる流体漏れを防止すること
ができる。
【0020】また、他の解決手段は、入力ポート部、出
力ポート部、及び、一方で上記入力ポート部と連通し他
方で上記出力ポート部と連通する連通開口部を有するバ
ルブ本体と、上記バルブ本体の連通開口部に取り付けら
れ、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記出力ポ
ート部と連通する弁孔が内側に形成された金属製の弁座
と、上記弁座と当接または離間可能に移動する金属製の
弁体と、を備える流体制御バルブであって、上記弁座と
上記バルブ本体の連通開口部との間に介在する弾性体で
あって、上記弁体を上記弁座に当接させたときに、上記
弁体が上記弁座を押圧する押圧力に応じて変形し、上記
弁座を移動させて、上記弁体と上記弁座とを密着させる
弾性体を備える流体制御バルブである。
【0021】本発明によれば、弁座とバルブ本体の連通
開口部との間に弾性体が介在する。このため、弁体を弁
座に当接させたときに、弁体が弁座を押圧し、さらに弁
座が弾性体を押圧して、弾性体が変形する。その際、こ
の弾性体は、その押圧力の強さや向きに応じて自由に変
形する。従って、流体制御バルブを構成する各部材の加
工寸法、同軸度等のバラツキによって、弁体と弁座との
間に位置ずれが生じたり弁体が弁座に傾いて当たるなど
して、弁体が弁座に密着できない場合でも、弁体の傾き
や位置に応じて弁座が自由に動くので、弁体と弁座が密
着して弁孔を確実に塞ぐことができる。つまり、本発明
では、弁座に自由度を持たせることで、弁体と弁座とを
確実に密着させることができ、これらの間で生じる流体
漏れを防止することができる。
【0022】ところで、上記の従来形態2,3のように
平行ピンを用いて弁体に自由度を持たせたものでも、弁
体と弁座のシール性を上げることができた。しかし、弁
体は平行ピンを軸とする方向にしか揺動できないため、
弁体と弁座を確実に密着させることは困難であった。こ
れに対し、本発明では、弁体の押圧力に応じて弾性体が
自由に変形し、これに合わせて弁座が自由に移動するの
で、弁体と弁座をより確実に密着させることが可能であ
る。
【0023】また、本発明では、弁体が弁座に当接する
ときの衝撃を弾性体が吸収するので、衝撃音の発生や弁
体・弁座の変形が軽減される。従って、流体制御バルブ
の耐久性を高くすることができる。なお、弾性体として
は、弁体の押圧力に対し自由に変形できるものであれ
ば、いずれのものを用いても良いが、例えば、ゴム製の
弾性体や皿バネなどの金属製の弾性体が挙げられる。
【0024】さらに、上記の流体制御バルブであって、
前記弁座と前記バルブ本体の連通開口部との間には、上
記弁座と上記連通開口部との隙間をシールするゴム製の
Oリングが介在する流体制御バルブとすると良い。
【0025】上記の発明のように弁座に自由度がある
と、弁座が移動したときに、弁座とバルブ本体の連通開
口部との間に隙間ができ、ここから流体漏れを生じるこ
とがある。しかし、本発明では、弁座と連通開口部との
隙間をシールするゴム製のOリングが介在するので、弁
体が当接して弁座が動いても、弁座と連通開口部との間
で生じる流体漏れを確実に防止することができる。一
方、Oリングはゴム製であるので、弁体を当接させる際
の弁座の移動を妨げることがない。
【0026】また、他の解決手段は、入力ポート部、第
1出力ポート部、第2出力ポート部、一方で上記入力ポ
ート部と連通し他方で上記第1出力ポート部と連通する
第1連通開口部、及び、一方で上記入力ポート部と連通
し他方で上記第2出力ポート部と連通する第2連通開口
部を有するバルブ本体と、上記バルブ本体の第1連通開
口部に取り付けられ、一方で上記入力ポート部と連通し
他方で上記第1出力ポート部と連通する第1弁孔が内側
に形成された金属製の第1弁座と、上記バルブ本体の第
2連通開口部に取り付けられ、一方で上記入力ポート部
と連通し他方で上記第2出力ポート部と連通する第2弁
孔が内側に形成された金属製の第2弁座と、上記第1弁
座と当接または離間可能に移動する金属製の第1弁体
と、上記第1弁体と連動し、上記第1弁体が上記第1弁
座に当接したときに上記第2弁座から離間し、上記第1
弁体が上記第1弁座から離間したときに上記第2弁座に
当接する金属製の第2弁体と、を備える流体制御バルブ
であって、上記第1弁座と上記バルブ本体の第1連通開
口部との間に介在する第1弾性体であって、上記第1弁
体を上記第1弁座に当接させたときに、上記第1弁体が
上記第1弁座を押圧する押圧力に応じて変形し、上記第
1弁座を移動させて、上記第1弁体と上記第1弁座とを
密着させる第1弾性体と、上記第2弁座と上記バルブ本
体の第2連通開口部との間に介在する第2弾性体であっ
て、上記第2弁体を上記第2弁座に当接させたときに、
上記第2弁体が上記第2弁座を押圧する押圧力に応じて
変形し、上記第2弁座を移動させて、上記第2弁体と上
記第2弁座とを密着させる第2弾性体と、を備える流体
制御バルブである。
【0027】本発明によれば、第1弁座と第1連通開口
部の間にも第2弁座と第2連通開口部の間にも、弾性体
が介在する。このため、第1弁体と第1弁座の組及び第
2弁体と第2弁座の組のいずれにおいても、弁体を弁座
に当接させたときに、弁体が弁座を押圧し、さらに弁座
が弾性体を押圧して、弾性体が変形する。従って、流体
制御バルブを構成する各部材の加工寸法、同軸度等のバ
ラツキによって、弁体と弁座との間に位置ずれが生じた
り弁体が弁座に傾いて当たるなどして、弁体が弁座に密
着できない場合でも、弁体の傾きや位置に応じて弁座が
自由に動くので、弁体と弁座が密着して弁孔を確実に塞
ぐことができる。つまり、弁座に自由度を持たせること
で、弁体と弁座とを確実に密着させることができ、これ
らの間で生じる流体漏れを防止することができる。その
上、弁体が弁座に当接するときの衝撃を弾性体が吸収す
るので、衝撃音の発生や弁体・弁座の変形が軽減され
る。従って、従来形態3の流体制御バルブ401より
も、耐久性を高くすることができる。
【0028】さらに、前述した第3の従来形態では、平
行ピン425から遠い距離にある第2弁体423と第2
弁座420との間では、シールが不安定になり流体漏れ
が生じやすいという問題があった。しかし、本発明で
は、第1弁体と第1弁座についてはもちろん第2弁体と
第2弁座についても、第2弁座が第2弁体の押圧力に応
じて自由に移動することができるので、第2弁体や弁ロ
ッドの形態に拘わらず、第2弁体と第2弁座とのシール
性を十分高くすることができる。
【0029】さらに、上記の流体制御バルブであって、
前記第1弁座と前記バルブ本体の第1連通開口部との間
には、ゴム製の第1Oリングが介在し、前記第2弁座と
前記バルブ本体の第2連通開口部との間には、ゴム製の
第2Oリングが介在する流体制御バルブとすると良い。
【0030】本発明では、第1弁座と第1連通開口部と
の間に、これらの隙間をシールする第1Oリングが介在
するので、第1弁体が当接して第1弁座が動いても、第
1弁座と第1連通開口部との間で生じる流体漏れを確実
に防止することができる。また同様に、第2Oリングに
よって、第2弁座と第2連通開口部との間で生じる流体
漏れを確実に防止することができる。一方、第1,第2
Oリングは共にゴム製であるので、第1または第2弁体
を第1または第2弁座に当接させる際の第1または第2
弁座の移動を妨げることがない。
【0031】また、他の解決手段は、入力ポート部、出
力ポート部、及び、一方で上記入力ポート部と連通し他
方で上記出力ポート部と連通する連通開口部を有するバ
ルブ本体と、上記バルブ本体の連通開口部に取り付けら
れ、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記出力ポ
ート部と連通する弁孔が内側に形成された金属製の弁座
と、上記弁座と当接または離間可能に移動する金属製の
弁体と、を備える流体制御バルブであって、上記弁体の
近傍に位置する弾性体であって、上記弁体を上記弁座に
当接させたときに、上記弁体が上記弁座を押圧する押圧
力の反力に応じて変形し、上記弁体を移動させて、上記
弁体と上記弁座とを密着させる弾性体を備える流体制御
バルブである。
【0032】本発明によれば、弁体と弁ロッドとの間な
ど、弁体の近傍に弾性体が存在し、弁体を弁座に当接さ
せたときに、弁体が弁座を押圧する押圧力の反力によっ
て、弾性体が変形する。その際、この弾性体は、その反
力の強さや向きに応じて自由に変形する。従って、流体
制御バルブを構成する各部材の加工寸法、同軸度等のバ
ラツキによって、弁体と弁座との間に位置ずれが生じた
り弁体が弁座に傾いて当たるなどして、弁体が弁座に密
着できない場合でも、弁座の傾きや位置に応じて弁体が
自由に動くので、弁体と弁座が密着して弁孔を確実に塞
ぐことができる。つまり、本発明では、弁体に自由度を
持たせることで、弁体と弁座とを確実に密着させること
ができ、これらの間で生じる流体漏れを防止することが
できる。
【0033】ところで、上記の従来形態2,3のように
平行ピンを用いて弁体に自由度を持たせたものでも、弁
体と弁座のシール性を上げることができた。しかし、弁
体は平行ピンを軸とする方向にしか揺動できないため、
弁体と弁座を確実に密着させることは困難であった。こ
れに対し、本発明では、弾性体が自由に変形し、これに
合わせて弁体が自由に移動するので、弁体と弁座をより
確実に密着させることが可能である。また、本発明で
は、弁体が弁座に当接するときの衝撃を弾性体が吸収す
るので、衝撃音の発生や弁体・弁座の変形が軽減され
る。従って、流体制御バルブの耐久性を高くすることが
できる。
【0034】さらに、上記の流体制御バルブであって、
前記弁体とこの弁体が取り付けられた弁ロッドとの間に
は、上記弁体と上記弁ロッドとの隙間をシールするゴム
製のOリングが介在する流体制御バルブとすると良い。
【0035】上記の発明のように弁体に自由度がある
と、弁体が移動したときに、弁体と弁ロッドとの間に隙
間ができ、ここから流体漏れを生じることがある。しか
し、本発明では、弁体と弁ロッドとの隙間をシールする
ゴム製のOリングが介在するので、弁体が弁座に当接し
て弁体が動いても、弁体と弁ロッドとの間で生じる流体
漏れを確実に防止することができる。一方、Oリングは
ゴム製であるので、弁体を弁座に当接させる際の弁体の
移動を妨げることがない。
【0036】また、他の解決手段は、入力ポート部、第
1出力ポート部、第2出力ポート部、一方で上記入力ポ
ート部と連通し他方で上記第1出力ポート部と連通する
第1連通開口部、及び、一方で上記入力ポート部と連通
し他方で上記第2出力ポート部と連通する第2連通開口
部を有するバルブ本体と、上記バルブ本体の第1連通開
口部に取り付けられ、一方で上記入力ポート部と連通し
他方で上記第1出力ポート部と連通する第1弁孔が内側
に形成された金属製の第1弁座と、上記バルブ本体の第
2連通開口部に取り付けられ、一方で上記入力ポート部
と連通し他方で上記第2出力ポート部と連通する第2弁
孔が内側に形成された金属製の第2弁座と、上記第1弁
座と当接または離間可能に移動する金属製の第1弁体
と、上記第1弁体と連動し、上記第1弁体が上記第1弁
座に当接したときに上記第2弁座から離間し、上記第1
弁体が上記第1弁座から離間したときに上記第2弁座に
当接する金属製の第2弁体と、を備える流体制御バルブ
であって、上記第1弁体の近傍に位置する第1弾性体で
あって、上記第1弁体を上記第1弁座に当接させたとき
に、上記第1弁体が上記第1弁座を押圧する押圧力の反
力に応じて変形し、上記第1弁体を移動させて、上記第
1弁体と上記第1弁座とを密着させる第1弾性体と、上
記第2弁体の近傍に位置する第2弾性体であって、上記
第2弁体を上記第2弁座に当接させたときに、上記第2
弁体が上記第2弁座を押圧する押圧力の反力に応じて変
形し、上記第2弁体を移動させて、上記第2弁体と上記
第2弁座とを密着させる第2弾性体と、を備える流体制
御バルブである。
【0037】本発明では、第1弁体と第1弁座の組及び
第2弁体と第2弁座の組のいずれにおいても、弁体を弁
座に当接させたときに、弁体が弁座を押圧する押圧力の
反力により弾性体が変形する。従って、流体制御バルブ
を構成する各部材の加工寸法、同軸度等のバラツキによ
って、弁体と弁座との間に位置ずれが生じたり弁体が弁
座に傾いて当たるなどして、弁体が弁座に密着できない
場合でも、弁座の傾きや位置に応じて弁体が自由に動く
ので、弁体と弁座が密着して弁孔を確実に塞ぐことがで
きる。つまり、弁体に自由度を持たせることで、弁体と
弁座とを確実に密着させることができ、これらの間で生
じる流体漏れを防止することができる。その上、弁体が
弁座に当接するときの衝撃を弾性体が吸収するので、衝
撃音の発生や弁体・弁座の変形が軽減される。従って、
従来形態3の流体制御バルブ401よりも、耐久性を高
くすることができる。
【0038】さらに、前述した第3の従来形態では、平
行ピン425から遠い距離にある第2弁体423と第2
弁座420との間では、シールが不安定になり流体漏れ
が生じやすいという問題があった。しかし、本発明で
は、第1弁体と第1弁座についてはもちろん第2弁体と
第2弁座についても、第2弁体が自由に移動することが
できるので、第2弁座の形態に拘わらず、第2弁体と第
2弁座とのシール性を十分高くすることができる。
【0039】さらに、上記の流体制御バルブであって、
前記第1弁体とこの第1弁体が取り付けられた第1弁ロ
ッドとの間には、上記第1弁体と上記第1弁ロッドとの
隙間をシールするゴム製の第1Oリングが介在し、前記
第2弁体とこの第2弁体が取り付けられた第2弁ロッド
との間には、上記第2弁体と上記第2弁ロッドとの隙間
をシールするゴム製の第2Oリングが介在する流体制御
バルブとすると良い。
【0040】本発明では、第1弁体が第1弁座に当接し
たときに第1弁体が動いても、第1Oリングにより、第
1弁体と弁ロッドとの間で生じる流体漏れを確実に防止
することができる。また同様に、第2Oリングによっ
て、第2弁体と弁ロッドとの間で生じる流体漏れを確実
に防止することができる。一方、第1,第2Oリングは
共にゴム製であるので、第1または第2弁体を第1また
は第2弁座に当接させる際の第1または第2弁体の移動
を妨げることがない。
【0041】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下、本発明の実
施の形態を、図を参照しつつ説明する。本実施形態の流
体制御バルブは、切削加工等に必要なクーラント液をN
C専用機等の加工機械に供給するためのクーラントバル
ブである。まず、その構造について説明する。図1は、
本実施形態の流体制御バルブ1の断面図を示す。この流
体制御バルブ1は、バルブ本体2にシリンダ4が固定さ
れている。
【0042】このうちバルブ本体2は、ボディ5とその
下端に固定されたキャップ6とからなる。バルブ本体2
には、外部に開口し外部から内部へ流体が流入する入力
ポート部11(図中右側)と、外部に開口し内部から外
部へ流体を流出する第1出力ポート部12(図中左上)
と、同じく外部に開口し内部から外部へ流体を流出する
第2出力ポート部13(図中左下)が形成されている。
このうち入力ポート部11は、使用時に、クーラント液
が貯留されたタンクからこの流体制御バルブ1にクーラ
ント液を送給するクーラントポンプに接続される。ま
た、第1出力ポート部13は、クーラント液を加工機械
に送給するため加工機械に接続される。一方、第2出力
ポート部13は、加工機械が停止している間、クーラン
トポンプから送給されたクーラント液をタンクに戻すた
めタンクに接続される。
【0043】また、バルブ本体2には、入力ポート部1
1、第1出力ポート部12及び第2出力ポート部13と
それぞれ繋がる弁室部14が設けられている。そして、
この弁室部14には、一方で入力ポート部11と連通し
他方で第1出力ポート部12と連通する第1連通開口部
15と、一方で入力ポート部11と連通し他方で第2出
力ポート部13と連通する第2連通開口部19が設けら
れている。また、これら第1連通開口部15と第2連通
開口部19の間には、入力ポート部11から流入する流
体の流れを良くするため凸部10が設けられている。第
1連通開口部15には、一方で入力ポート部11と連通
し他方で第1出力ポート部12と連通する第1弁孔16
が内側に形成された金属製の第1弁座17が着脱可能に
取り付けられている。また、第2連通開口部19にも、
一方で入力ポート部11と連通し他方で第2出力ポート
部13と連通する第2弁孔18が内側に形成された金属
製の第2弁座20が着脱可能に取り付けられている。
【0044】さらに詳細に説明すると、図2に第1弁座
17近傍の部分拡大断面図を示すように、第1弁座17
は、後述する第1弁体22が当接したときに、バルブ本
体2の第1連結開口部15を押圧する部分である略リン
グ状の張出部17Aと、第1弁孔16を構成する略筒状
の壁部17Bとからなる。そして、第1弁座17の張出
部17Aと第1連結開口部15との間には、略リング状
の第1弾性体41が介在する。一方、第1弁座17の壁
部17Bと第1連結開口部15との間には、第1Oリン
グ42が介在する。さらに、第1連結開口部15に係合
したC形止め輪43が、第1弁座17の張出部17A周
縁の上部に当接し、第1弁座17の抜け止めをしてい
る。
【0045】なお、第1弁座17の張出部17Aの周縁
と第1連通開口部15との間には、クリアランスC1が
設けられている。また、第1弁座17の壁部17B全体
と第1連通開口部15との間にもクリアランスC2が設
けられている。さらに、第1弁座17の壁部17B周縁
と第1連通開口部15との間にもクリアランスC3が設
けられている。第1弁座17の移動の自由度を大きくす
るためである。
【0046】第2弁座20についても、第1弁座17と
同様に、ゴム製の第2弾性体44とゴム製の第2Oリン
グ45を介して、C形止め輪46により第2連通開口部
19に取り付けられている(図1参照)。なお、第1,
第2弁座17,20は共に着脱可能に取り付けられてい
るので、キズなどの不具合が生じたときに交換が容易で
ある。
【0047】さらに、他の部分について図1を参照して
説明する。バルブ本体2内には、シリンダ4から遮断部
材3の貫通孔3Hを通って下方に延びる弁ロッド21が
挿入されている。この弁ロッド21は、遮断部材3の貫
通孔3Hに摺動可能に保持され、後述するシリンダ4の
働きにより、上下に移動することができる。弁ロッド2
1の中間部には、Oリングを介して第1弁体22が挿入
され、C形止め輪47により着脱可能に取り付けられて
いる。また、弁ロッド21の下端には、Oリングを介し
て第2弁体23が挿入され、C形止め輪48と、平ワッ
シャー、スプリングワッシャー及びナットとの間に着脱
可能に取り付けられている。このように第1,第2弁体
22,23も着脱可能に取り付けられているので、キズ
などの不具合が生じたときに交換が容易である。
【0048】一方、シリンダ4には、シリンダ室31が
形成されている。そして、このシリンダ室31には、ス
プリング33が挿入され、さらにその下方には、弁ロッ
ド21の上端がナットにより固定されたピストン32が
嵌挿されている。ピストン32は、スプリング33によ
り常に下方に付勢されている。また、シリンダ4には、
外部に開口するエア入力口35が形成されている。この
エア入力口35は、パイロットエアを供給したときに、
ピストン32をスプリング33に抗して上方に移動させ
るため、シリンダ室31内のうち、ピストン32と遮断
部材3との間にできるエアルーム36に連通している。
【0049】次いで、本実施形態の流体制御バルブ1の
動作について説明する。パイロットエアがエア入力口3
5に供給されていない状態、即ち、図1に示す状態で
は、スプリング33の付勢力でピストン32が下方に位
置し、第1弁体22が上方から第1弁座17に当接し密
着している。一方、第2弁体23は第2弁座20の下方
に離間している。従って、入力ポート部11に送給され
るクーラント液は、第2弁座20の第2弁孔18内を通
って第2出力ポート部13から流出する。
【0050】この状態において、第1弁座17とバルブ
本体2の第1連通開口部15との間には第1弾性体41
が介在するので、第1弁体22が第1弁座17を押圧す
ると、さらに第1弁座17が第1弾性体41を押圧し
て、第1弾性体41が変形する。従って、バルブ本体
2、シリンダ4、弁ロッド21等の各部材の加工寸法の
バラツキや取り付け位置のバラツキなどによって、第1
弁体22が第1弁座17に対し位置ずれしたり傾いて当
たるなどして、第1弁体22が第1弁座17に密着でき
ない場合でも、第1弁体22の傾きや位置に応じて第1
弁座17が自由に動くので、第1弁体22と第1弁座1
7が密着して第1弁孔16を確実に塞ぐことができる。
よって、第1弁体22と第1弁座17との間で生じるク
ーラント液の漏れを防止することができる。
【0051】さらに、本実施形態では、第1弁座17と
第1連通開口部15との間に、その隙間をシールする第
1Oリング42が介在するので、第1弁体22が当接し
て第1弁座17が動いても、第1弁座17と第1連通開
口部15との間で生じるクーラント液の漏れを確実に防
止することができる。一方、第1Oリング42はゴム製
であるので、第1弁体22を当接させる際の第1弁座1
7の移動を妨げることがない。また、本実施形態では、
第1弁体22がC形止め輪47により緩く固定されてい
るので、第1弁体22にも移動の自由度がある。このた
め、第1弁体22も第1弁座17の傾きや位置に合わせ
て動くことができるので、より確実に第1弁体22と第
1弁座17を密着させ、クーラント液の漏れを防止する
ことができる。
【0052】一方、パイロットエアがエア入力口35に
供給させると、スプリング33の付勢力に抗してピスト
ン32が上方へ移動し、第1弁体22が第1弁座17か
ら上方に離間する。一方、第2弁体23は下方から第2
弁座20に当接する。従って、入力ポート部11に送給
されるクーラント液は、第1弁座17の第1弁孔16内
を通って第1出力ポート部12から流出する。
【0053】その際、第2弁座20とバルブ本体2の第
2連通開口部19との間には、第2弾性体44が介在す
るので、第2弁体23が第2弁座20を押圧すると、さ
らに第2弁座20が第2弾性体44を押圧して、第2弾
性体44が変形する。従って、各部材の加工寸法のバラ
ツキや取り付け位置のバラツキなどによって、第2弁体
23が第2弁座20に対し位置ずれしたり傾いて当たる
などして、第2弁体23が第2弁座20に密着できない
場合でも、第2弁体23の傾きや位置に応じて第2弁座
20が自由に動くので、第2弁体23と第2弁座20が
密着して第2弁孔18を確実に塞ぐことができる。よっ
て、第2弁体23と第2弁座20との間で生じるクーラ
ント液の漏れを防止することができる。特に、第1弁体
22から距離が離れている第2弁体23と第2弁座20
とのシール性は、シール性に問題があった従来形態3の
第2弁体423と第2弁座420とのシール性に比べ、
飛躍的に向上する。
【0054】さらに、本実施形態では、第2弁座20と
第2連通開口部19との間に、その隙間をシールする第
2Oリング45が介在するので、第2弁体23が当接し
て第2弁座20が動いても、第2弁座20と第2連通開
口部19との間で生じるクーラント液の漏れを確実に防
止することができる。一方、第2Oリング45はゴム製
であるので、第2弁体23を当接させる際の第2弁座2
0の移動を妨げることがない。また、本実施形態では、
第2弁体23もC形止め輪48により緩く固定されてい
るので、第2弁体23にも移動の自由度がある。このた
め、第2弁体23も第2弁座20の傾きや位置に合わせ
て動くことができるので、より確実に第2弁体23と第
2弁座20を密着させ、クーラント液の漏れを防止する
ことができる。
【0055】最後に、この液体制御バルブ1の耐久性に
ついて述べる。従来形態3で示した液体制御バルブ40
1では、流体の圧力を0.3MPa、パイロットエアの
圧力を0.25MPaとして、バルブの開閉を繰り返す
と、約10万回で流体漏れが生じた。これに対し、本実
施形態の液体制御バルブ1は、同条件でバルブの開閉を
約300万回繰り返し行っても、流体漏れが認められな
かった。この結果から、本発明を適用することにより、
液体制御バルブ1の耐久性が非常に高くなるのが良く判
る。
【0056】(実施形態2)次いで、第2の実施の形態
について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分
の説明は、省略または簡略化する。上記実施形態1の流
体制御バルブ1は、主に弁座に自由度を持たせて、弁体
と弁座とのシール性を向上させているのに対し、本実施
形態の流体制御バルブ51は、弁体に自由度を持たせ
て、弁体と弁座とのシール性を向上させている点が異な
る。
【0057】まず、その構造について、流体制御バルブ
51の断面図を示す図3を参照しつつ説明する。この流
体制御バルブ51のうちバルブ本体2は、上記実施形態
1と同様に、ボディ5とキャップ6とからなり、入力ポ
ート部11、第1出力ポート部12、第2出力ポート部
13、及び弁室部14が形成されている。さらに、弁室
部14には、入力ポート部11及び第1出力ポート部1
2と連通する第1連通開口部53と、入力ポート部11
及び第2出力ポート部13と連通する第2連通開口部5
4が設けられている。
【0058】第1連通開口部53には、第1弁孔56が
内側に形成された金属製の第1弁座57が着脱可能に螺
合している。また、第2連通開口部54にも、第2弁孔
58が内側に形成された金属製の第2弁座59が着脱可
能に螺合している。つまり、本実施形態では、上記実施
形態1とは異なり、第1,第2弁座57,59は、いず
れも第1,第2連通開口部53,54に固定されてお
り、移動の自由度がない。
【0059】また、バルブ本体2内には、シリンダ4か
ら遮断部材3の貫通孔3Hを通って下方に延びる弁ロッ
ド61が挿入されている。この弁ロッド61の中間部に
は、図4に部分拡大断面図を示すように、略中央に孔を
有する円盤状の平座金62が挿入され、弁ロッド61の
径が太くなった肩部61Kに下方から係合している。そ
の下側には、略中央に孔を有する円盤状の第1弾性体6
3が挿入されている。さらに、その下側には、第1Oリ
ング64を介して第1弁体65が挿入されている。この
第1弁体65の略中央に形成された貫通孔65Hは、内
部に比し外側の方が径が大きくされている。第1弁体6
5の移動の自由度を大きくするためである。そして、こ
れら平座金62、第1弾性体63及び第1弁体65は、
第1弁体65の下側に位置する第1C形止め輪66によ
り着脱可能に取り付けられている。なお、第1弁体65
と弁ロッド61との間には、内側よりも外側が広くなっ
たクリアランスC4が設けられており、その上、第1弁
体65は、上記のように第1C形止め輪66により緩く
取り付けられているので、第1弁体65の移動の自由度
が大きい。
【0060】また、弁ロッド21の下端には、図3に示
すように、第2Oリング69を介して第1弁体65と同
形状の第2弁体70が挿入されている。その下側には、
中央に孔を有する円盤状の第2弾性体71が挿入され、
さらに、その下側には、平ワッシャー72及びスプリン
グワッシャー73が挿入されている。これら第2弁体7
0、第2弾性体71、平ワッシャー72及びスプリング
ワッシャー73は、第2弁体70の上側に位置する第2
C形止め輪74とスプリングワッシャー73の下側に位
置するナット75により取り付けられている。なお、第
2弁体70と弁ロッド61との間にも、図4に示した第
1弁体65等と同様に、内側よりも外側が広くなったク
リアランスが設けられており、その上、第2弁体70
も、第2C形止め輪74により緩く取り付けられている
ので、第2弁体70の移動の自由度が大きい。
【0061】次いで、本実施形態の流体制御バルブ51
の動作について説明する。パイロットエアがエア入力口
35に供給されていない図3に示す状態では、第1弁体
65が上方から第1弁座57に当接し密着している。一
方、第2弁体70は第2弁座59よりも下方に離間して
いる。従って、入力ポート部11に送給される流体は、
第2弁座59の第2弁孔58内を通って第2出力ポート
部13から流出する。
【0062】この状態において、第1弁体65と弁ロッ
ド61の肩部61Kとの間には第1弾性体63が介在す
るので、第1弁体65が第1弁座57を押圧すると、そ
の押圧力の反力に応じて、第1弾性体63が変形する。
従って、バルブ本体2、シリンダ4、弁ロッド61等の
各部材の加工寸法のバラツキや取り付け位置のバラツキ
などによって、第1弁体65が第1弁座57に対し位置
ずれしたり傾いて当たるなどして、第1弁体65が第1
弁座57に密着できない場合でも、第1弁座57の傾き
や位置に応じて第1弁体65が自由に動くので、第1弁
体65と第1弁座57が密着して第1弁孔56を確実に
塞ぐことができる。よって、第1弁体65と第1弁座5
7との間で生じる流体漏れを防止することができる。
【0063】さらに、本実施形態では、第1弁体65と
弁ロッド61との間に、その隙間をシールする第1Oリ
ング64が介在するので、第1弁体65が第1弁座57
に当接したときに第1弁体65が動いても、第1弁体6
5と弁ロッド61との間で生じる流体漏れを確実に防止
することができる。一方、第1Oリング64はゴム製で
あるので、第1弁体65の移動を妨げることがない。
【0064】一方、パイロットエアがエア入力口35に
供給させると、第1弁体65が第1弁座57から上方に
離間する。一方、第2弁体70は下方から第2弁座59
に当接する。従って、入力ポート部11に送給される流
体は、第1弁座57の第1弁孔56内を通って第1出力
ポート部12から流出する。
【0065】その際、第2弁体70と平ワッシャー72
との間には第2弾性体71が介在するので、第2弁体7
0が第2弁座59を押圧すると、その押圧力の反力に応
じて、第2弾性体71が変形する。従って、各部材の加
工寸法のバラツキや取り付け位置のバラツキなどによっ
て、第2弁体70が第2弁座59に対し位置ずれしたり
傾いて当たるなどして、第2弁体70が第2弁座59に
密着できない場合でも、第2弁座59の傾きや位置に応
じて第2弁体70が自由に動くので、第2弁体70と第
2弁座59が密着して第2弁孔58を確実に塞ぐことが
できる。よって、第2弁体70と第2弁座59との間で
生じる流体漏れも防止することができる。特に、この第
2弁体70と第2弁座59とのシール性は、シール性に
問題があった従来形態3の第2弁体423と第2弁座4
20とのシール性に比べ、飛躍的に向上する。
【0066】さらに、本実施形態では、第2弁体70と
弁ロッド61との間に、その隙間をシールする第2Oリ
ング69が介在するので、第2弁体70が第2弁座59
に当接したときに第2弁体70が動いても、第2弁体7
0と弁ロッド61との間で生じる流体漏れを確実に防止
することができる。一方、第2Oリング69はゴム製で
あるので、第2弁体70の移動を妨げることがない。な
お、この流体制御バルブ51も、上記実施形態1と同様
に、液体制御バルブ51の耐久性が非常に高い。
【0067】(実施形態3)次いで、第3の実施の形態
について説明する。なお、上記実施形態1または実施形
態2と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。上
記各実施形態1,2の流体制御バルブ1は、1つの入力
ポート部と2つの出力ポート部を持った3方弁であるの
に対し、本実施形態の流体制御バルブ101は、入力ポ
ート部と出力ポート部を1つずつ有する2方弁である点
が異なる。
【0068】まず、その構造について、流体制御バルブ
101の断面図を示す図5を参照しつつ説明する。この
流体制御バルブ101も、バルブ本体102にシリンダ
104が固定されたものである。このうちバルブ本体1
02には、入力ポート部111(図中右側)と、出力ポ
ート部112(図中左側)が形成されている。また、バ
ルブ本体102には、入力ポート部111及び出力ポー
ト部112とそれぞれ繋がる弁室部114が設けられて
いる。そして、この弁室部114には、一方で入力ポー
ト部111と連通し他方で出力ポート部112と連通す
る連通開口部115が設けられている。
【0069】この連通開口部115には、一方で入力ポ
ート部111と連通し他方で出力ポート部112と連通
する弁孔116が内側に形成された金属製の弁座117
が着脱可能に取り付けられている。具体的には、上記実
施形態1の第1弁座17及び第2弁座20と同様にし
て、第1弁座117は、ゴム製の弾性体141及びゴム
製のOリング142を介して、C形止め輪143によっ
て取り付けられている(図2参照)。
【0070】また、バルブ本体102内には、シリンダ
104から遮断部材103の貫通孔103Hを通って下
方に延びる弁ロッド121が挿入されている。弁ロッド
121の下端には、弁体122がスプリングワッシャー
とナットにより着脱可能に固定されている。なお、シリ
ンダ104は、上記実施形態1のシリンダ4とほぼ同様
な構造であるので、上記実施形態1と同じ番号を付して
説明を省略する。
【0071】次いで、本実施形態の流体制御バルブ10
1の動作について説明する。パイロットエアが供給され
ていない状態、即ち、図5に示す状態では、スプリング
33の付勢力でピストン32が下方に位置し、弁体12
2が上方から弁座117に当接し密着している。従っ
て、入力ポート部111に送給される流体の流通を止め
ることができる。
【0072】この状態において、弁座122とバルブ本
体102の連通開口部115との間には弾性体141が
介在するので、上記実施形態1と同様に、弁体122の
傾きや位置に応じて弁座117が自由に動き、弁体12
2と弁座117が密着して弁孔116を確実に塞ぎ、流
体漏れを防止することができる。さらに、上記実施形態
1と同様に本実施形態でも、弁座117と連通開口部1
15との間にOリング142が介在するので、流体漏れ
を確実に防止することができ、また、弁座117の移動
を妨げることがない。
【0073】一方、パイロットエアが供給させると、ス
プリング33の付勢力に抗してピストン32が上方へ移
動し、弁体122が弁座117から上方に離間する。従
って、入力ポート部111に送給される流体は、弁座1
17の弁孔116内を通って第1出力ポート部112か
ら流出する。なお、本実施形態の液体制御バルブ101
も、上記実施形態1の流体制御バルブ1と同様に耐久性
が高いことは言うまでもない。
【0074】(実施形態4)次いで、第4の実施の形態
について説明する。なお、上記各実施形態1〜3のいず
れかと同様な部分の説明は、省略または簡略化する。上
記実施形態3の流体制御バルブ101は、弁座に自由度
を持たせて、弁体と弁座とのシール性を向上させている
のに対し、本実施形態の流体制御バルブ151は、弁体
に自由度を持たせて、弁体と弁座とのシール性を向上さ
せている点が異なる。
【0075】まず、その構造について、この流体制御バ
ルブ151の断面図を示す図6を参照しつつ説明する。
この流体制御バルブ151のうちバルブ本体102に
は、上記実施形態3と同様に、入力ポート部111、出
力ポート部112、及び弁室部114が設けられてい
る。さらに、弁室部114には、入力ポート部111及
び出力ポート部112と連通する連通開口部153が設
けられている。この連通開口部153には、弁孔154
が内側に形成された金属製の弁座155が着脱可能に螺
合している。
【0076】また、バルブ本体102内には、シリンダ
104から遮断部材103の貫通孔103Hを通って下
方に延びる弁ロッド157が挿入されている。この弁ロ
ッド157の下端には、中央に孔を有する円盤状の平座
金158が挿入され、弁ロッド157の径が太くなった
肩部に下方から係合している(図4参照)。さらに、そ
の下側には、中央に孔を有する円盤状の弾性体159が
挿入されている。またさらに、その下側には、Oリング
160を介して、上記実施形態2の第1,第2弁体6
5,70と同形状の弁体161が挿入されている。ま
た、弁体161の下側にはスプリングワッシャー162
が挿入されている。そして、これら平座金158、弾性
体159、弁体161及びスプリングワッシャー162
は、ナット163により着脱可能に取り付けられてい
る。
【0077】次いで、本実施形態の流体制御バルブ15
1の動作について説明する。パイロットエアが供給され
ていない図6に示す状態では、弁体161が上方から弁
座155に当接し密着している。従って、入力ポート部
111に送給される流体の流通を止めることができる。
この状態において、弁体161と弁ロッド157の肩部
との間には弾性体159が介在するので、上記実施形態
2と同様に、弁座155の傾きや位置に応じて弁体16
1が自由に動き、弁体161と弁座155が密着して弁
孔154を確実に塞ぎ、流体漏れを防止することができ
る。さらに、上記実施形態2と同様に、弁体161と弁
ロッド157との間にOリグ160が介在するので、流
体漏れを確実に防止することができ、また、弁体161
の移動を妨げることがない。
【0078】一方、パイロットエアが供給させると、弁
体161が弁座155から上方に離間する。従って、入
力ポート部111に送給される流体は、弁座155の弁
孔154内を通って第1出力ポート部112から流出す
る。なお、本実施形態の液体制御バルブ151も、上記
各実施形態1〜3の流体制御バルブ1,51,101と
同様に耐久性が高い。
【0079】以上において、本発明を実施形態に即して
説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して
適用できることは言うまでもない。例えば、上記各実施
形態では、シリンダ4,104の駆動源がパイロットエ
アであるエアシリンダを用いた場合を示したが、電磁シ
リンダを利用することもできる。但し、上記実施形態1
のように、クーラントバルブに本発明を適用する場合に
は、バルブの開閉に大きな力を必要とするため、エアシ
リンダを用いるのが好ましい。
【0080】また、上記実施形態1では、第1弁体22
及び第2弁体23をC形止め輪47,48を用いて弁ロ
ッド21に取り付けているが、ねじ込み等の方法でしっ
かりと弁ロッド21に固定しても良い。このようにして
も、第1,第2弁座17,20は、自由に動くことがで
きるので、第1,第2弁体22,23と第1,第2弁座
17,20とのシール性を十分に確保することができ
る。
【0081】また、上記実施形態1,3では、弾性体を
用いて弁座に自由度を持たせ、一方、上記実施形態2,
4では、弾性体を用いて弁体に自由度を持たせている。
しかし、弾性体を用いて弁座に自由度を持たせると共
に、弾性体を用いて弁体にも自由度を持たせるようにし
ても良い。弁体及び弁座の両方に移動の自由度があれ
ば、さらに確実に弁体と弁座とを密着させることがで
き、流体漏れを防止することができる。また、上記各実
施形態では、ゴム製の弾性体を用いたが、その代わり
に、皿バネなど金属製のバネを用いることもできる。
【0082】また、上記実施形態1では、流体制御バル
ブ(クーラントバルブ)1の第2出力ポート部13を、
クーラント液を貯留するタンクに接続し、加工機械の停
止時に、クーラントポンプから送給されたクーラント液
をタンクに戻すようにしている。しかし、流体制御バル
ブ1の利用方法はこれに限られない。例えば、第2出力
ポート部13から送られるクーラント液を、被加工部材
を載置するためのベッドに導き、加工機械の停止時に
は、加工により生じた金属粉等を流し去ってベッドを洗
浄するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る流体制御バルブの断面図であ
る。
【図2】実施形態1に係る流体制御バルブのうち第1弁
座近傍を示す部分拡大断面図である。
【図3】実施形態2に係る流体制御バルブの断面図であ
る。
【図4】実施形態2に係る流体制御バルブのうち第1弁
体近傍を示す部分拡大断面図である。
【図5】実施形態3に係る流体制御バルブの断面図であ
る。
【図6】実施形態4に係る流体制御バルブの断面図であ
る。
【図7】従来形態1に係る流体制御バルブの断面図であ
る。
【図8】従来形態2に係る流体制御バルブの断面図であ
る。
【図9】従来形態3に係る流体制御バルブの断面図であ
る。
【符号の説明】
1,51,101,151 流体制御バルブ 11,111 入力ポート部 12 第1出力ポート部 13 第2出力ポート部 15,53 第1連通開口部 19,54 第2連通開口部 16,56 第1弁孔 17,57 第1弁座 18,58 第2弁孔 20,59 第2弁座 22,65 第1弁体 23,70 第2弁体 41 第1弾性体 44 第2弾性体 42 第1Oリング 45 第2Oリング 63 第1弾性体 71 第2弾性体 64 第1Oリング 69 第2Oリング 112 出力ポート部 115,153 連通開口部 116,154 弁孔 117,155 弁座 122,161 弁体 141 弾性体 142 Oリング 159 弾性体 160 Oリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F17D 3/01 F17D 3/01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力ポート部、出力ポート部、及び、一方
    で上記入力ポート部と連通し他方で上記出力ポート部と
    連通する連通開口部を有するバルブ本体と、 上記バルブ本体の連通開口部に取り付けられ、一方で上
    記入力ポート部と連通し他方で上記出力ポート部と連通
    する弁孔が内側に形成された金属製の弁座と、 上記弁座と当接または離間可能に移動する金属製の弁体
    と、を備える流体制御バルブであって、 上記弁体を上記弁座に当接させたときに、上記弁体及び
    上記弁座の少なくともいずれかが移動して、上記弁体と
    上記弁座とが密着する流体制御バルブ。
  2. 【請求項2】入力ポート部、出力ポート部、及び、一方
    で上記入力ポート部と連通し他方で上記出力ポート部と
    連通する連通開口部を有するバルブ本体と、 上記バルブ本体の連通開口部に取り付けられ、一方で上
    記入力ポート部と連通し他方で上記出力ポート部と連通
    する弁孔が内側に形成された金属製の弁座と、 上記弁座と当接または離間可能に移動する金属製の弁体
    と、を備える流体制御バルブであって、 上記弁座と上記バルブ本体の連通開口部との間に介在す
    る弾性体であって、上記弁体を上記弁座に当接させたと
    きに、上記弁体が上記弁座を押圧する押圧力に応じて変
    形し、上記弁座を移動させて、上記弁体と上記弁座とを
    密着させる弾性体を備える流体制御バルブ。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の流体制御バルブであっ
    て、 前記弁座と前記バルブ本体の連通開口部との間には、上
    記弁座と上記連通開口部との隙間をシールするゴム製の
    Oリングが介在する流体制御バルブ。
  4. 【請求項4】入力ポート部、第1出力ポート部、第2出
    力ポート部、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上
    記第1出力ポート部と連通する第1連通開口部、及び、
    一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記第2出力ポ
    ート部と連通する第2連通開口部を有するバルブ本体
    と、 上記バルブ本体の第1連通開口部に取り付けられ、一方
    で上記入力ポート部と連通し他方で上記第1出力ポート
    部と連通する第1弁孔が内側に形成された金属製の第1
    弁座と、 上記バルブ本体の第2連通開口部に取り付けられ、一方
    で上記入力ポート部と連通し他方で上記第2出力ポート
    部と連通する第2弁孔が内側に形成された金属製の第2
    弁座と、 上記第1弁座と当接または離間可能に移動する金属製の
    第1弁体と、 上記第1弁体と連動し、上記第1弁体が上記第1弁座に
    当接したときに上記第2弁座から離間し、上記第1弁体
    が上記第1弁座から離間したときに上記第2弁座に当接
    する金属製の第2弁体と、を備える流体制御バルブであ
    って、 上記第1弁座と上記バルブ本体の第1連通開口部との間
    に介在する第1弾性体であって、上記第1弁体を上記第
    1弁座に当接させたときに、上記第1弁体が上記第1弁
    座を押圧する押圧力に応じて変形し、上記第1弁座を移
    動させて、上記第1弁体と上記第1弁座とを密着させる
    第1弾性体と、 上記第2弁座と上記バルブ本体の第2連通開口部との間
    に介在する第2弾性体であって、上記第2弁体を上記第
    2弁座に当接させたときに、上記第2弁体が上記第2弁
    座を押圧する押圧力に応じて変形し、上記第2弁座を移
    動させて、上記第2弁体と上記第2弁座とを密着させる
    第2弾性体と、を備える流体制御バルブ。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の流体制御バルブであっ
    て、 前記第1弁座と前記バルブ本体の第1連通開口部との間
    には、上記第1弁座と上記第1連通開口部との隙間をシ
    ールするゴム製の第1Oリングが介在し、 前記第2弁座と前記バルブ本体の第2連通開口部との間
    には、上記第2弁座と上記第2連通開口部との隙間をシ
    ールするゴム製の第2Oリングが介在する流体制御バル
    ブ。
  6. 【請求項6】入力ポート部、出力ポート部、及び、一方
    で上記入力ポート部と連通し他方で上記出力ポート部と
    連通する連通開口部を有するバルブ本体と、 上記バルブ本体の連通開口部に取り付けられ、一方で上
    記入力ポート部と連通し他方で上記出力ポート部と連通
    する弁孔が内側に形成された金属製の弁座と、 上記弁座と当接または離間可能に移動する金属製の弁体
    と、を備える流体制御バルブであって、 上記弁体の近傍に位置する弾性体であって、上記弁体を
    上記弁座に当接させたときに、上記弁体が上記弁座を押
    圧する押圧力の反力に応じて変形し、上記弁体を移動さ
    せて、上記弁体と上記弁座とを密着させる弾性体を備え
    る流体制御バルブ。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の流体制御バルブであっ
    て、 前記弁体とこの弁体が取り付けられた弁ロッドとの間に
    は、上記弁体と上記弁ロッドとの隙間をシールするゴム
    製のOリングが介在する流体制御バルブ。
  8. 【請求項8】入力ポート部、第1出力ポート部、第2出
    力ポート部、一方で上記入力ポート部と連通し他方で上
    記第1出力ポート部と連通する第1連通開口部、及び、
    一方で上記入力ポート部と連通し他方で上記第2出力ポ
    ート部と連通する第2連通開口部を有するバルブ本体
    と、 上記バルブ本体の第1連通開口部に取り付けられ、一方
    で上記入力ポート部と連通し他方で上記第1出力ポート
    部と連通する第1弁孔が内側に形成された金属製の第1
    弁座と、 上記バルブ本体の第2連通開口部に取り付けられ、一方
    で上記入力ポート部と連通し他方で上記第2出力ポート
    部と連通する第2弁孔が内側に形成された金属製の第2
    弁座と、 上記第1弁座と当接または離間可能に移動する金属製の
    第1弁体と、 上記第1弁体と連動し、上記第1弁体が上記第1弁座に
    当接したときに上記第2弁座から離間し、上記第1弁体
    が上記第1弁座から離間したときに上記第2弁座に当接
    する金属製の第2弁体と、を備える流体制御バルブであ
    って、 上記第1弁体の近傍に位置する第1弾性体であって、上
    記第1弁体を上記第1弁座に当接させたときに、上記第
    1弁体が上記第1弁座を押圧する押圧力の反力に応じて
    変形し、上記第1弁体を移動させて、上記第1弁体と上
    記第1弁座とを密着させる第1弾性体と、 上記第2弁体の近傍に位置する第2弾性体であって、上
    記第2弁体を上記第2弁座に当接させたときに、上記第
    2弁体が上記第2弁座を押圧する押圧力の反力に応じて
    変形し、上記第2弁体を移動させて、上記第2弁体と上
    記第2弁座とを密着させる第2弾性体と、を備える流体
    制御バルブ。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の流体制御バルブであっ
    て、 前記第1弁体とこの第1弁体が取り付けられた第1弁ロ
    ッドとの間には、上記第1弁体と上記第1弁ロッドとの
    隙間をシールするゴム製の第1Oリングが介在し、 前記第2弁体とこの第2弁体が取り付けられた第2弁ロ
    ッドとの間には、上記第2弁体と上記第2弁ロッドとの
    隙間をシールするゴム製の第2Oリングが介在する流体
    制御バルブ。
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