JPWO2009001760A1 - データ伝送システムと方法並びに該データ伝送システムを備えた電子機器 - Google Patents

データ伝送システムと方法並びに該データ伝送システムを備えた電子機器 Download PDF

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Abstract

高速データ伝送と消費電力の低減を可能とする電流伝送方式データ伝送システムを提供する。送信用データに応じて第1、第2の伝送線(6、7)に互いに相補の信号を出力する駆動手段(15、16)を備えた送信装置(2)と、第1、第2の終端抵抗(21、22)とレシーバ回路(26)を備えた受信装置(3)を備え、第1、第2の終端抵抗(21、22)の一端は、第1、第2の伝送線に接続された第1、第2ノード(23、24)にそれぞれ接続され、第1、第2の終端抵抗(21、22)の他端は第3のノード(25)に共通接続され、レシーバ回路(26)は、第3のノード(25)に、電流を供給し、前記第1、第2のノード(23、24)間の電位差に応じて、送信用データに対応する受信データを出力する。

Description

[関連出願の記載]
本発明は、日本国特許出願:特願2007−165089号(2007年6月22日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、データ伝送技術に関し、特に、伝送線を介してデータを伝送するシステム、および、このデータ伝送システムを備えた電子機器に関する。
モバイル装置に搭載される表示デバイス用伝送システムは、表示デバイスの高解像度化、多階調化に伴う伝送速度の高速化、さらに、モバイル装置の構造の複雑化により、ヒンジ部を通るFPC(Flexible Printed Circuits)の配線本数削減が望まれる。このため、近年では、モバイル装置に搭載される表示デバイス用伝送システムにも高速シリアル伝送方式が多く用いられている。
また、モバイル装置内で使われるため、低電力であり、かつ、PWB(Printed Wired Board)、FPC、ガラス基板など、特性インピーダンスや抵抗値が異なる様々な伝送線に対応する必要がある。
そのような課題を解決するための伝送方式として、特許文献1の記載を参照して以下に説明する。
図18は、上記特許文献1に記載のレシーバ回路の構成を示す図(特許文献1の図6から引用)であり、図19は、上記特許文献1に記載のトランスミッタ回路の構成を示す図(特許文献1の図1から引用)である。
図19に示すように、上記特許文献1に記載のトランスミッタ回路200は、インバータ201、202と、第1乃至第3のNチャネルMOSトランジスタ203、204、205を備えている。
第3のNチャネルMOSトランジスタ205は信号伝送するときにはON、信号伝送しないときはOFFとなる。これによって、相補信号出力の振幅電圧を小さくし、トランスミッタ回路200からレシーバ回路(受信回路)100へ信号伝送するときの遅延時間を小さくしている。
トランスミッタ回路200において、入力端子206に入力される送信データ/DINの信号レベルに基づいて、第1のNチャネルMOSトランジスタ203と第2のNチャネルMOSトランジスタ204がそれぞれ相補にオン、オフされる。送信データ/DINがLOWのとき第1のNチャネルMOSトランジスタ203がオンし、第1の出力端子208はグランド電位になり、第2のNチャネルMOSトランジスタ204はオフとされ、第2の出力端子209は高インピーダンス状態(以下、「フローティング電位」と呼ぶ)になる。送信データ/DINがHIGHのとき第2のNチャネルMOSトランジスタ204がオンし、第2の出力端子209はグランド電位になり、第1のNチャネルMOSトランジスタ203はオフとされ、第2の出力端子209は高インピーダンス状態(フローティング電位)になる。
図18のレシーバ回路100の第1の入力端子104及び第2の入力端子105は、2本の伝送線を介して、図19のトランスミッタ回路200の第1の出力端子208及び第2の出力端子209とそれぞれ接続されている。
図18に示すように、レシーバ回路100は、NチャネルMOSトランジスタ101と、NチャネルMOSトランジスタ102と、第1の受信部110と、第2の受信部120と、フリップフロップ回路130と、インバータ103とを備えている。
第1の受信部110は、第1のNチャネルMOSトランジスタ113と第2のNチャネルMOSトランジスタ114に流れる電流の差分を電圧に変換し、第2の受信部120は、第3のNチャネルMOSトランジスタ123と第4のNチャネルMOSトランジスタ124に流れる電流の差分を電圧に変換する。
フリップフロップ回路130は、入力と出力が交差接続されたNAND131、132からなるRSフリップフロップであり、第1の受信部110と第2の受信部120の出力信号を保持する。フリップフロップ回路130の出力は、インバータ103を経由して、保持する値を出力端子107から出力される。
第1のNチャネルMOSトランジスタ113と第3のNチャネルMOSトランジスタ123に流れる電流は、バイアス端子106と第1の入力端子104の電位差に依存し、第2のNチャネルMOSトランジスタ114と第4のNチャネルMOSトランジスタ124に流れる電流は、バイアス端子106と第2の入力端子105の電位差に依存する。
第1の入力端子104の電位は、トランスミッタ回路200のNチャネルMOSトランジスタ203がオンの場合は、NチャネルMOSトランジスタ203の抵抗値と伝送線の抵抗値とレシーバ回路100のNチャネルMOSトランジスタ101の抵抗値に依存し、トランスミッタ回路200のNチャネルMOSトランジスタ203がオフの場合は、レシーバ回路100のNチャネルMOSトランジスタ101の抵抗値に依存する。
同様に、第2の入力端子105の電位は、トランスミッタ回路200のNチャネルMOSトランジスタ204がオンの場合には、NチャネルMOSトランジスタ204のオン抵抗値と伝送線の抵抗値とレシーバ回路100のNチャネルMOSトランジスタ102の抵抗値との合成抵抗に依存し、トランスミッタ回路200のNチャネルMOSトランジスタ204がオフの場合には、レシーバ回路100のNチャネルMOSトランジスタ102の抵抗値に依存する。
従って、レシーバ回路100から流れる電流は、トランスミッタ回路200を構成するNチャネルMOSトランジスタ203、204のオン抵抗値と伝送線の抵抗値により変動するため、レシーバ回路100が受信する差動電流振幅とレシーバ回路100の消費電力も変動してしまうことになる。
以上の課題を解決する方法として、特許文献2に記載の伝送方式がある。図20は、上記特許文献2に記載の受信装置の構成を示す図(特許文献2の図7等から引用)であり、図21は、上記特許文献2に記載のトランスミッタ回路の構成を示す図(特許文献2の図3から引用)である。
図20に示されているように、上記特許文献2に記載の受信装置は、終端抵抗312とレシーバ回路330とを備えている。
レシーバ回路330は、定電流I0をそれぞれノード314、315に供給する定電流源332、333と、終端抵抗312に印加される電圧(即ち、ノード314とノード315との電位差)から送信されたデータを判別するデータ検出回路334とを備えている。
データ検出回路334は、定電流I0と比較すれば無視できる程度に小さい電流I1、I2を、それぞれノード314、315に供給するような構成を有している。
上記特許文献2に記載の伝送方式では、レシーバ回路330の定電流源332、333を備えたことで、図21のトランスミッタ回路500を構成するトランジスタ503、504のオン抵抗値と伝送線の抵抗値が変動しても、レシーバ回路330から流れる電流は一定となり、レシーバ回路330の消費電力は常に一定になる。また、レシーバ回路330の定電流源332、333と終端抵抗312を備えたことで、入力端子308−309間の差動電圧振幅は常に一定になる。
特開2001−53598号公報 特開2006−14268号公報
以下に本発明による関連技術の分析を与える。
しかしながら、この特許文献2に開示された伝送方式にはいくつかの問題がある(以下は、本発明者の検討結果である)。
第1の問題点は、より高速な動作が困難である、ということである。
この問題が発生する原因は、伝送電圧信号の立ち上がり時間が立ち下がり時間よりも長くなることに起因する。データ伝送を行う場合、反射や外因ノイズの影響を低減するために、トランスミッタ回路の出力抵抗とレシーバ回路の終端抵抗を伝送線の特性インピーダンスと整合させる。
インピーダンス整合をとるためには、トランスミッタ回路の出力インピーダンスは伝送線の特性インピーダンスと同じ値として、レシーバ回路のブリッジ終端抵抗は伝送線のディファレンシャルモードインピーダンスと同じ値とする。
プリント基板配線の伝送線路では、ディファレンシャルモードインピーダンスは特性インピーダンスの約2倍程度の値を取る。
従って、上記特許文献2において、インピーダンス整合をとる条件としては、図20のレシーバ回路330の終端抵抗312の値は、図21のトランスミッタ回路500のトランジスタ503、504のオン抵抗値の2倍となる。
一方で、伝送線を介して伝送されて、図20の終端抵抗312に生成される電圧信号の立ち上がり時間、立ち下がり時間は、電流出力回路(定電流源332、333)の出力抵抗と伝送線などの負荷容量に依存する。
上記特許文献2では、伝送電圧信号の立ち下がり時間は、図21のトランスミッタ回路500のトランジスタ503、504のオン抵抗値と伝送線などの負荷容量に依存し、伝送電圧信号の立ち上がり時間は、図20のレシーバ回路330の終端抵抗312と伝送線などの負荷容量に依存する。
従って、上記特許文献2では、伝送電圧信号の立ち上がり時間が立ち下がり時間よりも長くなることになる。
第2の問題点は、消費電力が大きいということである。
この問題が発生する原因は、上記特許文献2では、図20において、入力端子308、309がグランド電位となったとき、定電流源332、333から流れる電流は、終端抵抗312を経由せずに直接伝送線に流れることになり、レシーバ回路330から流れる電流の半分は終端抵抗312に生成される電圧信号には寄与しないことに起因する。
したがって、本発明の目的は、より高速にデータを伝送することが可能なデータ伝送システム及び方法、電子機器を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、消費電力の低減を可能とするデータ伝送システム及び方法、電子機器を提供することにある。
本発明の1つの側面に係るデータ伝送システムにおいては、第1の伝送線と第2の伝送線を含む伝送線路と、前記伝送線路の一端に接続された送信装置と、前記伝送線路の他端に接続された受信装置と、を備えている。本発明において、前記送信装置は、送信用データに応じて、前記第1の伝送線を接地端子と電気的に接続する第1の接続手段と、前記送信用データに応じて、前記第2の伝送線を接地端子と電気的に接続する第2の接続手段と、を備え、前記第1、第2の接続手段は互いに相補にオン・オフされる。本発明において、前記受信装置は、前記第1の伝送線に接続された第1のノードに一端が接続された第1の終端抵抗と、前記第2の伝送線に接続された第2のノードに一端が接続され、他端が前記第1の終端抵抗の他端と第3のノードで共通接続された第2の終端抵抗と、レシーバ回路とを備え、前記レシーバ回路は、前記第3のノードに電流を供給する電流供給手段と、前記第1のノードと前記第2のノードの間の電位差に応じて、送信用データに対応する受信データを出力するデータ検出手段と、を備えている。
本発明において、前記第1の終端抵抗の抵抗値と前記第2の終端抵抗の抵抗値は、前記伝送線路のディファレンシャルモードインピーダンスの半分と一致する、構成としてもよい。
本発明において、前記第1の接続手段は、ドレインが前記第1の伝送線の一端に接続され、ソースが前記接地端子に接続された第1のMOSトランジスタを含み、前記第1のMOSトランジスタは、オン抵抗が、前記伝送線路の特性インピーダンスと一致する、構成としてもよい。
本発明において、前記第2の接続手段は、ドレインが前記第2の伝送線に接続され、ソースが前記接地端子に接続された第2のMOSトランジスタを含み、前記第2のMOSトランジスタのオン抵抗が、前記伝送線路の特性インピーダンスと一致し、前記第2のMOSトランジスタのゲートと、前記第1のMOSトランジスタのゲートには、前記送信用データに基づき互いに相補の値の信号がそれぞれ供給される、構成としてもよい。
本発明において、前記第1の接続手段は、オン時に、前記第1の伝送線を、前記接地端子のかわりに、電源端子と電気的に接続し、前記第2の接続手段は、オン時に、前記第2の伝送線を、前記接地端子のかわりに、電源端子と電気的に接続する、構成としてもよい。本発明において、前記電流供給手段は、前記第3のノードに引込電流を供給する。本発明において、前記第1の接続手段は、ドレインが前記第1の伝送線の一端に接続され、ソースが前記電源端子に接続された第1のMOSトランジスタを含み、前記第1のMOSトランジスタのオン抵抗が、前記伝送線路の特性インピーダンスと一致する構成としてもよい。本発明において、前記第2の接続手段は、ドレインが前記第2の伝送線の一端に接続され、ソースが前記電源端子に接続された第2のMOSトランジスタを含み、前記第2のMOSトランジスタのオン抵抗が前記伝送線路の特性インピーダンスと一致し、前記第2のMOSトランジスタのゲートと、前記第1のMOSトランジスタのゲートには、前記送信用データに基づき互いに相補の値の信号がそれぞれ供給される、構成としてもよい。
本発明において、前記電流供給手段は、前記第3のノードに定電流を供給する定電流源を備えた構成としてもよい。
本発明において、前記第1のノードと前記データ検出手段との間に接続された第1の入力保護抵抗と、前記第2のノードと前記データ検出手段との間に接続された第2の入力保護抵抗と、前記第3のノードと前記電流供給手段との間に接続された第3の入力保護抵抗と、を備えた構成としてもよい。本発明において、前記第1の入力保護抵抗の抵抗値と前記第2の入力保護抵抗の抵抗値は、前記伝送線路のコモンモードインピーダンスの2倍と一致するようにしてもよい。
本発明において、前記第1のノードと前記データ検出手段との間に接続された第1の入力保護抵抗と、前記第2のノードと前記データ検出手段との間に接続された第2の入力保護抵抗と、前記第3のノードと前記電流供給手段との間に接続された第3の入力保護抵抗と、前記電流供給手段と接地端子との間に接続された容量と、を備えた構成としてもよい。本発明において、前記第3の入力保護抵抗の抵抗値は、前記伝送線路のコモンモードインピーダンスから前記伝送線路のディファレンシャルモードインピーダンスの1/4倍との差と一致するようにしてもよい。
本発明において、前記データ検出手段は、前記第1のノードを流れる電流と、前記第2のノードを流れる電流の間の電流差に応答して、前記受信データを生成する差動電流データ検出回路を含む構成としてもよい。本発明において、前記差動電流データ検出回路は、前記第1のノードを流れる電流と、前記第2のノードを流れる電流の間の電流差に応答して、第1の検出信号を生成する第1の検出回路と、前記第1のノードを流れる電流と、前記第2のノードを流れる電流の間の電流差に応答して、第2の検出信号を生成する第2の検出回路と、前記第1の検出信号と、前記第2の検出信号とを保持し、前記受信データを生成するフリップフロップ回路と、を備えた構成としてもよい。
本発明において、前記データ検出手段は、前記第1の入力保護抵抗に接続された第1の定電圧回路と、前記第2の入力保護抵抗に接続された第2の定電圧回路と、を備え、前記第1のノードを流れる電流と、前記第2のノードを流れる電流の間の電流差に応答して、前記受信データを生成する差動電流データ検出回路を含む構成としてもよい。
本発明において、前記データ検出手段は、前記第1の入力保護抵抗の前記第1のノードと接続する一端と反対側の他端と、前記第2の入力保護抵抗の前記第2のノードと接続する一端と反対側の他端に、入力対が接続された差動対トランジスタを備え、前記第1のノードを流れる電流と、前記第2のノードを流れる電流の間の電流差に応答して、前記受信データを生成する差動電圧データ検出回路を含む構成としてもよい。
本発明によれば、送信装置からの送信データが差動モードで伝送される第1、第2の伝送線に、一端がそれぞれ接続され、他端同士が共通に接続される第1、第2の終端抵抗と、前記第1、第2の終端抵抗の共通接続された他端に電流を供給する電流源と、前記第1及び第2の終端抵抗の一端間の電位差に基づき、受信データを検出するデータ検出回路と、を備えている、受信装置が提供される。この受信装置によれば、前記電流源と終端抵抗と伝送線の電流パスに関して、前記送信装置において、前記第1、第2の伝送線のうち前記送信データに対応して活性化される一方の伝送線を接地電位として電流を流し、他方の伝送線をフローティングとする場合には、前記電流源からの電流が、前記第1、第2の終端抵抗のうち活性化された一方の伝送線に対応する終端抵抗を介して、前記一方の伝送線、前記送信装置側の接地線へと流れる。前記送信装置側において、前記第1、第2の伝送線のうち前記送信データに対応して活性化される一方の伝送線を電源電位として電流を流し、他方の伝送線をフローティングとする場合には、前記送信装置の電源からの電流が、前記活性化された一方の伝送線、前記第1、第2の終端抵抗のうち前記一方の伝送線に対応する終端抵抗を介して、前記電流源に流れる。
本発明によれば、送信装置からの送信データが差動で伝送される第1、第2の伝送線に接続する受信装置であって、一端が、前記第1及び前記第2の伝送線にそれぞれ接続され、他端同士が共通に接続され、共通接続された他端に電流源から、電流が供給される第1及び第2の終端抵抗を備え、前記第1の終端抵抗の一端、第2の終端抵抗の一端間の電位差に基づき、データを検出するデータ検出回路を備えている受信装置が提供される。
本発明の別の側面によれば、送信側から、差動モードで第1、第2の伝送線に送信データを送信する工程と、受信側では、前記第1、第2の伝送線に一端がそれぞれ接続され、他端同士が共通に接続される第1、第2の終端抵抗の共通接続点に対して電流源から電流を供給し、前記第1及び第2の終端抵抗の一端間の電位差に基づき、データの検出を行う工程と、を含むデータ伝送方法が提供される。
本発明によれば、より高速にデータを伝送することができる。その理由は、本発明においては、送信装置の第1接続手段の出力インピーダンス及び第2接続手段の出力インピーダンスと、受信装置の第1の終端抵抗と第2の終端抵抗を、ほぼ同じ値に取ることが可能となり、第1の終端抵抗と第2の終端抵抗に生成される電圧信号の立ち上がり時間、立ち下がり時間をほぼ等しくすることが可能となるためである。
本発明によれば、消費電力の低減を可能としている。その理由は、本発明においては、受信装置の電流供給手段から流れる全ての電流は、常に、第1の終端抵抗又は第2の終端抵抗のいずれか一方を介して流れる構成とされており、第1の終端抵抗と第2の終端抵抗の共通接続点に接続する電流供給手段からの電流は、第1の終端抵抗の端子間、第2の終端抵抗の端子間にそれぞれ生成される電圧信号に寄与する、ためである。
本発明による伝送システムの第1の実施の形態の全体構成を示す図である。 本発明による伝送システムの第1の実施の形態の動作を説明する図である。 本発明による伝送システムの第1の実施の形態の動作を説明する図である。 本発明による伝送システムの第1の実施の形態の動作を説明する動作チャートである。 本発明による伝送システムの第2の実施の形態の全体構成を示すブロック図である。 本発明による伝送システムの第2の実施の形態の動作を説明する動作チャートである。 本発明におけるレシーバ回路の実施例1の構成を示すブロック図である。 本発明におけるレシーバ回路の実施例2の構成を示す図である。 本発明におけるレシーバ回路の実施例3の構成を示す図である。 本発明におけるレシーバ回路の実施例4の構成を示す図である。 本発明におけるレシーバ回路の実施例5の構成を示す図である。 本発明におけるレシーバ回路の実施例6の構成を示す図である。 本発明におけるレシーバ回路の実施例6の動作の一例を説明するための動作チャートである。 本発明におけるレシーバ回路の実施例7の構成を示す図である。 本発明におけるレシーバ回路の実施例7の動作の一例を説明するための動作チャートである。 本発明におけるレシーバ回路の実施例8の構成を示す図である。 本発明におけるレシーバ回路の実施例8の動作の一例を説明するための動作チャートである。 関連技術1(特許文献1)のレシーバ回路の構成を示す図である。 関連技術1(特許文献1)のトランスミッタ回路の構成を示す図である。 関連技術2(特許文献2)のレシーバ回路の構成を示す図である。 関連技術2(特許文献2)のトランスミッタ回路の構成を示す図である。
符号の説明
1 伝送システム
2 送信装置
3 受信装置
4 第1の出力端子
5 第2の出力端子
6 第1の伝送線
7 第2の伝送線
8 第1の入力端子
9 第2の入力端子
10 出力端子
11 トランスミッタ回路
12 データ入力端子
13 第1のインバータ
14 第2のインバータ
15、415 第1の出力トランジスタ
16、416 第2の出力トランジスタ
17、18 ノード
19 接地線
20 伝送線路
21 第1の終端抵抗
22 第2の終端抵抗
23 第1のノード
24 第2のノード
25 第3のノード
26、426 レシーバ回路
27、427 第1の入力端子
28、428 第2の入力端子
29、429 電流供給用端子
31 電源線VDD
32 定電流源
33 データ検出回路
34 差動電流データ検出回路
35 差動電圧データ検出回路
36、37、38 入力保護抵抗
40、60、80、81 バイアス端子
41 第1の差動電流検出回路
42 第2の差動電流検出回路
43 フリップフロップ
44、45、47、49、51、63、65、70、71、85、87、89、91 PチャネルMOSトランジスタ
46、48、50、52、67、68、72、73、86、88、90、92 NチャネルMOSトランジスタ
53、54 NAND
55 インバータ
56、57、58、59、96、97 ノード
64 第1の定電流源トランジスタ
69 第2の定電流源トランジスタ
100 受信回路(レシーバ回路)
101、102、113、114、123、124 NチャネルMOSトランジスタ
103 インバータ
104 第1の入力端子
105 第2の入力端子
106 バイアス端子
107 出力端子
110 第1の受信部
111、112、121、122 PチャネルMOSトランジスタ
120 第2の受信部
130 フリップフロップ
131、132 NAND
141、142、144、144、146、147 ノード
200 トランスミッタ回路
201、202 インバータ
203、204、205 NチャネルMOSトランジスタ
206 第1の入力端子
207 第2の入力端子
208 第1の出力端子
209 第2の出力端子
308 第1の入力端子
309 第2の入力端子
310 出力端子
312 終端抵抗
313 バイアス端子
314、315 ノード
330 レシーバ回路
332、333 定電流源
334 データ検出回路
341、342A、351A、352 PチャネルMOSトランジスタ
343、344A、353A、354 NチャネルMOSトランジスタ
360 フリップフロップ
361、362 NAND
401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413 ノード
414 接地線
419 電源線
420 容量
421 接地線
500 トランスミッタ回路
501 第1のインバータ
502 第2のインバータ
503 第1の出力トランジスタ
504 第2の出力トランジスタ
506 データ入力端子
508 第1の出力端子
509 第2の出力端子
517、518 ノード
519 接地線
上記した本発明についてさらに詳細に説述すべく添付図面を参照して説明する。本発明に係るデータ伝送システムにおいては、1つの態様において、図1を参照すると、送信回路(2)の第1の接続手段(出力トランジスタ15)と、第2の接続手段(出力トランジスタ16)とに、各一端が、それぞれ接続された、第1の伝送線(6)と第2の伝送線(7)の各他端に接続する受信装置(3)は、第1の伝送線(6)の他端に接続された第1のノード(23)に一端が接続された第1の終端抵抗(21)と、第2の伝送線(7)の他端に接続された第2のノード(24)に一端が接続され、他端が第1の終端抵抗(21)の他端と第3のノード(25)で接続された第2の終端抵抗(22)と、レシーバ回路(26)と、を備えている。レシーバ回路(26)は、第3のノード(25)に電流(I)を供給する電流供給手段(例えば図7の32)と、前記第1のノード(23)と前記第2のノード(24)の間の電位差に応じて送信用データに対応する受信データを出力するデータ検出手段(例えば図7の33)を備えている。
受信装置(3)から、第1の伝送線(6)又は第2の伝送線(7)に流れる電流は、電流供給手段(例えば図7の32)、第3のノード(25)から、第1の終端抵抗(21)、第1のノード(23)を介して第1の伝送線(6)に流れるか、又は、第2の終端抵抗(22)、第2のノード(24)を介して第2の伝送線(7)に流れる。
送信装置(2)から、第1の伝送線(6)、第2の伝送線(7)に流れる電流は、第1接続手段(15)、又は、第2接続手段(16)を介して流れる。送信回路(2)の第1、第2の接続手段(15、16)の一方がオンのとき、第1、第2の伝送線(6、7)のうち対応する伝送線をGND電位とするか、電源電位VDDとするかで、レシーバ回路(26)の電流供給手段から第3のノード(25)には、吐出(ソース)電流、又は引込(シンク)電流が供給される。
インピーダンス整合をとるためには、送信装置(2)の第1接続手段(15)の出力インピーダンス及び第2接続手段(16)の出力インピーダンスは、伝送線路の特性ンインピーダンスに等しくし、受信装置(3)の第1のノード(23)と第2のノード(24)との間に接続された第1の終端抵抗(21)と第2の終端抵抗(22)との合成抵抗のインピーダンスは、伝送線路のディファレンシャルモードインピーダンスに等しくとる。
通常、伝送線路の特性インピーダンスは、コモンインピーダンスの約2倍である。
従って、本発明の1つの態様において、送信装置(2)の第1接続手段(15)の出力インピーダンス、第2接続手段(16)の出力インピーダンスと、受信装置(3)の第1の終端抵抗(21)、第2の終端抵抗(22)とをほぼ同じ値に取ることが可能となる。このため、本発明によれば、第1の終端抵抗(21)、第2の終端抵抗(22)にそれぞれ生成される電圧信号の立ち上がり時間、立ち下がり時間をほぼ等しくすることが可能となる。
また、受信装置(3)の電流供給手段(例えば図7の32)から流れる全ての電流は、常に、第1の終端抵抗(21)又は第2の終端抵抗(22)のどちらか一方を介して、送信装置(2)に電流が流れるため、電流供給手段(例えば図7の32)から流れる全ての電流は、第1の終端抵抗(21)の端子間、第2の終端抵抗(22)の端子間に生成される電圧信号に寄与する。
図1は、本発明に係る伝送システムの一実施の形態の全体構成を示す図である。図1を参照すると、本実施の形態において、伝送システム1は、差動電流信号が伝送される第1の伝送線6と第2の伝送線7を含む伝送線路20と、伝送線路20の一端に接続された送信装置2と、伝送線路20の他端に接続された受信装置3を備えている。
送信装置2は、トランスミッタ回路11、第1の出力端子4、第2の出力端子5とを備えている。
トランスミッタ回路11は、送信用データに対応する出力信号を生成する送信回路である。トランスミッタ回路11で生成された出力信号は、第1の出力端子4、第2の出力端子5から出力され、第1の伝送線6、第2の伝送線7を介して、受信装置3に供給される。より詳細には、トランスミッタ回路11は、データ入力端子12と、第1のインバータ13と、第2のインバータ14と、第1の出力トランジスタ15と、第2の出力トランジスタ16とを備えている。
データ入力端子12は、送信用データに対応する送信データ信号/DINを受け取る端子である。なお、信号名/DINにおける記号/は該信号がLOWでアクティブであることを表している。
第1のインバータ13は、入力される信号に応答して、その反転信号を生成する回路である。第1のインバータ13は、データ入力端子12から供給される送信データ信号/DINを反転して出力する。
第2のインバータ14は、第1のインバータ13と同様に、入力される信号に応答して、その反転信号を生成する回路である。第1のインバータ13から出力される信号INはノード17を介して第2のインバータ14に供給される。第2のインバータ14は、その信号を反転して信号INBを出力する。
第1の出力トランジスタ15および第2の出力トランジスタ16は、ソースが接地線GNDに接続されているNチャネルMOSトランジスタである。第1の出力トランジスタ15は、信号INに応答して第1の出力端子4を接地線GNDに電気的に接続するスイッチ素子として機能し、第2の出力トランジスタ16は、信号INBに応答して第2の出力端子5を接地線GNDに電気的に接続するスイッチ素子として機能する。
第1の出力トランジスタ15のゲートは、ノード17に接続され、第1のインバータ13から出力される信号INが、第1の出力トランジスタ15のゲートに印加される。
第2の出力トランジスタ16のゲートは、第2のインバータ14の出力に接続されている。第2のインバータ14から出力される信号INBは、ノード18を介して第2の出力トランジスタ16のゲートに印加される。
第1の出力トランジスタ15は、第1のインバータ13から出力される信号INに応答して第1の出力端子4から供給される電流を、接地線GNDへ流している。
同様に、第2の出力トランジスタ16は、第2のインバータ14から出力される信号INBに応答して第2の出力端子5から供給される電流を接地線GNDへ流している。
受信装置3は、第1の終端抵抗21と、第2の終端抵抗22と、レシーバ回路26と、第1の入力端子8と、第2の入力端子9とを備えている。
第1の終端抵抗21は、第1の入力端子8に接続された第1のノード23と第3のノード25との間に接続されている抵抗成分である。第2の終端抵抗22は、第2の入力端子9に接続された第2のノード24と第3のノード25との間に接続されている抵抗成分である。第1の終端抵抗21は、第1のノード23と第3のノード25との間を流れる電流に対応して、所望の振幅電圧を供給できるような抵抗値Rを有している。第2の終端抵抗22は、第2のノード24と第3のノード25との間を流れる電流に対応して所望の振幅電圧を供給できるような抵抗値Rを有している。
レシーバ回路26は、受信データを生成する受信回路である。レシーバ回路26の機能は2つある。
第1の機能は、データの送受信に使用される電流Iを、第3のノード25に供給することである。
第2の機能は、第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22に生成される電圧(即ち、第1のノード23と第2のノード24の電位差)から、送信装置2より送られるデータを判別することである。
図2、図3は、図1に示した本実施の形態の回路動作を説明するための図である。図4は、図1に示した本実施の形態の回路の動作を説明するための動作チャート(タイミング波形のチャート)である。図4には、図1のデータ入力端子12(/DIN)、インバータ13の出力ノード17(IN)、インバータ14の出力ノード18(INB)のの電圧波形、終端抵抗21、22に流れる電流波形、ノード23、24、25の電圧波形が示されている。図2乃至図4を用いて、本実施の形態の伝送システムの動作について説明する。
第3のノード25に供給された電流Iの経路は、トランスミッタ回路11の第1の出力トランジスタ15と第2の出力トランジスタ16のうち、いずれがターンオンされているかによって決定される。
図2に示されているように、トランスミッタ回路11の第1の出力トランジスタ15がオンされ、第2の出力トランジスタ16がオフされている場合(送信データ信号/DINがGND電位の場合)には、第3のノード25に供給された電流Iは、第1の終端抵抗21を介して第1のノード23に流れ込む。さらに、電流Iは、第1の伝送線6、第1の出力トランジスタ15を介して、トランスミッタ回路11の接地線GND19に流れ込む。第1の出力トランジスタ15のオン抵抗をRONとすると、第1のノード23の電位は、I×RONとなり、第3のノード25の電位は、I×RON+I×Rとなる。第2の出力トランジスタ16がオフであるため(第2の伝送線7はフローティング状態)、第2のノード24の電位は第3のノード25と等電位のI×RON+I×Rとなる。したがって、第1のノード23は、第2のノード24よりも、I×R低い電位となる。レシーバ回路26は、この電位差から、送信されたデータを判別し、判別したデータを受信データとして出力する。
一方、図3に示されているように、第1の出力トランジスタ15がオフされ、第2の出力トランジスタ16がオンされている場合(図4において、送信データ信号/DINの電位が電源電位VDDの場合)には、電流Iは、第2の終端抵抗22を介して第2のノード24に流れ込む。さらに、電流Iは、第2の伝送線7、第2の出力トランジスタ16を介してトランスミッタ回路11の接地線GND19に流れ込む。第2の出力トランジスタ16のオン抵抗をRONとすると、第2のノード24の電位は、I×RONとなり、第3のノード25の電位は、I×RON+I×Rとなる。第1の出力トランジスタ15がオフであるため(第1の伝送線6はフローティング状態)、第1のノード23の電位は第3のノード25と等電位のI×RON+I×Rとなる。したがって、第2のノード24は、第1のノード23よりも、I×R低い電位となる。レシーバ回路26は、この電位差から送信されたデータを判別し、判別したデータを受信データとして出力する。
このような構成のデータ伝送システム1においては、好ましくは、電圧波及び電流波の反射を抑制するために、第1の伝送線6と第2の伝送線7からなる伝送線路と、第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22との合成抵抗のインピーダンスが整合している。
より具体的には、第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22との合成抵抗の抵抗値2Rは、第1の伝送線6と第2の伝送線7からなる伝送線路のディファレンシャルモードインピーダンスZdiffと同一であることが好ましい。インピーダンスを整合させることにより、電圧波及び電流波の反射を抑制し、伝送線路の上を伝送される信号のイズを抑制することができる。
電圧波及び電流波の反射による影響を一層抑制するためには、好ましくは、レシーバ回路26の側だけではなく、トランスミッタ回路11の側における反射も抑制する。このためには、トランスミッタ回路11のインピーダンスを、第1の伝送線6と第2の伝送線7からなる伝送線路の特性インピーダンスと整合させればよい。トランスミッタ回路11の第1の出力トランジスタ15、及び、第2の出力トランジスタ16のオン抵抗RONを、第1の伝送線6と第2の伝送線7からなる伝送線路の特性インピーダンスZCOMと同一にする。これにより、トランスミッタ回路11の側における反射を抑制し、更に、伝送線路の上を伝送される信号ノイズを一層抑制することができる。
通常、伝送線路のディファレンシャルモードインピーダンスは、特性インピーダンスの約2倍である。従って、第1の出力トランジスタ15の出力インピーダンス、及び第2の出力トランジスタ16の出力インピーダンスと、第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22の抵抗値Rを同じ値とすることが可能となる。
この結果、第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22に生成される電圧(即ち、第1のノード23と第2のノード24の電位差)の立ち上がり時間、立ち下がり時間をほぼ等しくすることが可能となり、より高速に、データを伝送することが可能となる。
また、レシーバ回路26から流れる全ての電流は、常に、第1の終端抵抗21、第2の終端抵抗22のいずれか一方を介して、トランスミッタ回路11の第1の出力トランジスタ15、第2の出力トランジスタ16に電流が流れるため、レシーバ回路26から流れる全ての電流は、第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22に生成される電圧(即ち、第1のノード23と第2のノード24の電位差)に寄与し、消費電力の低減を可能とする。
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図5は、本発明に係る伝送システムの第2の実施の形態の全体構成を示すブロック図である。前記第1の実施の形態においては、送信装置2のトランスミッタ回路11を構成する第1の出力トランジスタ15と、第2の出力トランジスタ16をNチャネルMOSトランジスタとしていた。本実施の形態では、PチャネルMOSトランジスタ415、416で構成している。前記第1の実施の形態においては、受信装置3を構成するレシーバ回路26から供給するデータの送受信に使用される電流Iの向きは、レシーバ回路26から第3のノード25に向けて流れていたが(吐出電流)、本実施の形態では、レシーバ回路426から供給するデータの送受信に使用される電流Iの向きは、第3のノード25からにレシーバ回路426に向けて流れる。すなわち、本実施の形態において、レシーバ回路426は、第3のノード25に引込電流を供給している。
次に、図6は、図5に示した第2の実施の形態の動作を説明するための動作チャート(タイミング波形のチャート)である。図5及び図6を参照して、第2の実施の形態の動作について説明する。図6に示すように、送信データ信号/DINの電位がGNDの場合には、第1の出力トランジスタ415がオフされ、第2の出力トランジスタ416がオンされて、電源電位VDD419から、第2の出力トランジスタ416、第2の伝送線7を介して、第2のノード24に電流Iが流れ込む。さらに、電流Iは、第2の終端抵抗22を介して第3のノード25からレシーバ回路426に流れ込む。したがって、第2のノード24には、第1のノード23よりもI×R高い電位が生じる。レシーバ回路426は、この電位差から送信されたデータを判別し、判別したデータを受信データとして出力する。
一方、送信データ信号/DINの電位がVDDの場合には、第1の出力トランジスタ415がオンされ、第2の出力トランジスタ416がオフされて、電源電位VDD419から第1の出力トランジスタ415、第1の伝送線6を介して、第1のノード23に電流Iが流れ込む。さらに、電流Iは、第1の終端抵抗21を介して第3のノード25からレシーバ回路426に流れ込む。したがって、第1のノード23には、第2のノード24よりもI×R高い電位が生じる。レシーバ回路426は、この電位差から送信されたデータを判別し、判別したデータを受信データとして出力する。
インピーダンスを整合する条件と、レシーバ回路426から終端抵抗21、22に電流が流れる動作は、前記第1の実施の形態と同じである。本発明の第2の実施の形態も、前記第1の実施の形態と同じ作用効果を奏する。
以下では、図1の受信装置3の具体的な構成例のいくつかを説明する。
<実施例1>
図7は、レシーバ回路26の構成の一例を示すブロック図である。図7において、31は電源線VDD、32は定電流源、33はデータ検出回路、27は第1の入力端子、28は第2の入力端子、29は電流供給用端子である。
定電流源32で生成した電流Iは電流供給用端子29から第3のノード25に供給される。上述したように、第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22に接続された第1のノード23と第2のノード24の間には、送信データ信号パターンに応じた電位差が生じ、この電位差を第1のノード23に接続された第1の入力端子27と第2のノード24に接続された第2の入力端子28からデータ検出回路33に入力する。
データ検出回路33は、第1の入力端子27と第2の入力端子28の間の電位差から送信されたデータを判別し、判別したデータを受信データとして出力端子10に出力する。
<実施例2>
図8は、レシーバ回路26を実現する実施例2のレシーバ回路の構成を示すブロック図である。図8において、36は第1の入力端子27とデータ検出回路33の間に接続された入力保護抵抗、37は第2の入力端子28とデータ検出回路33の間に接続された入力保護抵抗、38は電流供給用端子29と定電流源32の間に接続された入力保護抵抗である。その他の構成要素は、前記実施例1と同じである。
定電流源32で生成した電流Iは、入力保護抵抗38を介して電流供給用端子29から第3のノード25に供給される。上述したように、第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22に接続された第1のノード23と第2のノード24の間には、送信データ信号パターンに応じた電位差が生じ、この電位差を第1のノード23に接続された第1の入力端子27と第2のノード24に接続された第2の入力端子28から入力保護抵抗36と入力保護抵抗37を介してデータ検出回路33に入力する。データ検出回路33は、第1の入力端子27と第2の入力端子28の間の電位差から送信されたデータを判別し、判別したデータを受信データとして出力端子10に出力する。この結果、データ検出回路33を保護することが可能となる。
<実施例3>
図9は、レシーバ回路26のさらに別の構成を示すブロック図である。図9において、420は、定電流源32と接地線421との間に接続された容量である。その他の構成要素は、前記実施例2と同じである。
定電流源32で生成した電流Iは、入力保護抵抗38を介して電流供給用端子29から第3のノード25に供給される。
上述したように、第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22に接続された第1のノード23と第2のノード24の間には送信データ信号パターンに応じた電位差が生じ、この電位差を第1のノード23に接続された第1の入力端子27と第2のノード24に接続された第2の入力端子28から入力保護抵抗36と入力保護抵抗37を介してデータ検出回路33に入力する。
データ検出回路33は、第1の入力端子27と第2の入力端子28の間の電位差から送信されたデータを判別し、判別したデータを受信データとして出力端子10に出力する。
容量420は、高周波数帯域においては、インピーダンスは、ほぼ0になる。したがって、高周波数帯域において、入力保護抵抗38は接地された構成になる。この結果、データ検出回路33を保護することが可能となる。さらに、入力保護抵抗38の抵抗値を適切な値にとることで、ディファレンシャルモード成分とコモンモード成分の両方に対してインピーダンス整合をとることが可能となる。
<実施例4>
図10は、レシーバ回路26のさらに別の構成を示すブロック図である。図10において、34は、第1の入力端子27に流入する電流と第2の入力端子28に流入する電流との間に生じる電流差を検出する差動電流データ検出回路34である。その他の構成要素は、前記実施例2と同じである。
定電流源32で生成した電流Iは入力保護抵抗38を介して電流供給用端子29から第3のノード25に供給される。上述したように、第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22に接続された第1のノード23と第2のノード24の間には送信データ信号パターンに応じた電位差が生じ、この電位差を第1のノード23に接続された第1の入力端子27と第2のノード24に接続された第2の入力端子28から入力保護抵抗36と入力保護抵抗37を介して差動電流データ検出回路34に入力する。
差動電流データ検出回路34は、入力保護抵抗36を介して第1の入力端子27に流入する電流と入力保護抵抗37を介して第2の入力端子28に流入する電流との間に生じる電流差から送信されたデータを判別し、判別したデータを受信データとして出力端子10に出力する。この結果、差動電流データ検出回路34を保護することが可能となる。
さらに、入力保護抵抗36と入力保護抵抗37の抵抗値を適切な値にとることで、ディファレンシャルモード成分とコモンモード成分の両方に対してインピーダンス整合をとることが可能となる。
<実施例5>
図11は、レシーバ回路26のさらに別の構成を示す図である。図11において、35は、第1の入力端子27と第2の入力端子28との間に生じる電位差を検出する差動電圧データ検出回路である。その他の構成要素は、前記実施例2、実施例4と同じである。
定電流源32で生成した電流Iは、入力保護抵抗38を介して電流供給用端子29から第3のノード25に供給される。上述したように、第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22に接続された第1のノード23と第2のノード24の間には送信データ信号パターンに応じた電位差が生じ、この電位差を第1のノード23に接続された第1の入力端子27と第2のノード24に接続された第2の入力端子28から入力保護抵抗36と入力保護抵抗37を介して差動電圧データ検出回路35に入力する。
差動電圧データ検出回路35は、第1の入力端子27と第2の入力端子28との間に生じる電位差から送信されたデータを判別し、判別したデータを受信データとして出力端子10に出力する。この結果、差動電圧データ検出回路35を保護することが可能となる。
さらに、第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22に安定した電位差を生成することが可能となる。
<実施例6>
図12は、レシーバ回路26の回路構成の一例を示す図である。図12において、40はバイアス端子、41は第1の差動電流検出回路、42は第2の差動電流検出回路、43はフリップフロップである。入力保護抵抗36は、第1の入力端子27とノード401の間に接続される。
入力保護抵抗37は、第2の入力端子28とノード402の間に接続される。入力保護抵抗38は、電流供給用端子29とノード403の間に接続される。
定電流源32は、PチャネルMOSトランジスタ44から構成され、PチャネルMOSトランジスタ44は電源線31とノード403の間に接続され、ゲートはバイアス端子40に接続され、ノード403と入力保護抵抗38を介して第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22に定電流Iを供給する。
第1の差動電流検出回路41は、第1のPチャネルMOSトランジスタ45と、第2のPチャネルMOSトランジスタ49と、ダイオード接続された第1のNチャネルMOSトランジスタ46と、第2のNチャネルMOSトランジスタ50とを備えている。第1のPチャネルMOSトランジスタ45のゲートと第2のPチャネルMOSトランジスタ49のゲートは、バイアス端子40に共通に接続されている。第1のPチャネルMOSトランジスタ45は電源線31とノード56の間に接続されている。第1のNチャネルMOSトランジスタ46はノード56とノード401の間に接続され、ノード401を介して入力保護抵抗36に定電流Iを供給する。第2のPチャネルMOSトランジスタ49は電源線31とノード58の間に接続され、ノード58に定電流Iを供給する。
第1のNチャネルMOSトランジスタ46はダイオード接続されているため、常に、ノード56の電位はノード401の電位よりもNチャネルMOSトランジスタ46のゲート・ソース間電圧VGS分、高くなる。第2のNチャネルMOSトランジスタ50はノード58とノード402の間に接続され、ゲートはノード56に接続され、ノード56とノード402の電位差に応じた電流Iをノード402に出力し、ノード58の電位を変動させる。
第2の差動電流検出回路42は、第1のPチャネルMOSトランジスタ47と第2のPチャネルMOSトランジスタ51とダイオード接続された第1のNチャネルMOSトランジスタ48と第2のNチャネルMOSトランジスタ52とを備えている。第1のPチャネルMOSトランジスタ47のゲートと第2のPチャネルMOSトランジスタ51のゲートはバイアス端子40に共通に接続されている。第1のPチャネルMOSトランジスタ47は電源線31とノード57の間に接続されている。第1のNチャネルMOSトランジスタ48はノード57とノード402の間に接続され、ノード402を介して入力保護抵抗37に定電流Iを供給する。第2のPチャネルMOSトランジスタ51は、電源線31とノード59の間に接続され、ノード59に定電流Iを供給する。
第1のNチャネルMOSトランジスタ48はダイオード接続されているため、常にノード57の電位はノード402の電位よりもNチャネルMOSトランジスタ48のゲート・ソース間電圧VGS分高くなる。第2のNチャネルMOSトランジスタ52はノード59とノード401の間に接続され、ゲートはノード57に接続され、ノード57とノード401の電位差に応じた電流Iをノード401に出力し、ノード59の電位を変動させる。
フリップフロップ回路43は、NAND53とNAND54から構成されるRSラッチであり、ノード58の電位とノード59の電位を保持し、インバータ55を経由して、その保持する値を出力端子10から出力している。
次に、図13は、実施例6の動作チャート(タイミング波形のチャート)である。図13には、図12の入力端子27、28、トランジスタ50、52のゲート・ソース間電圧VGSの電圧波形、トランジスタ50、52のドレイン電流Iの電流波形、ノード58、59、出力端子10の電圧波形が示されている。図12と図13を参照して、実施例6の動作について説明する。
定電流源32で生成した電流Iは、入力保護抵抗38を介して電流供給用端子29から第3のノード25に供給される。上述したように、第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22に接続された第1のノード23と第2のノード24の間には、送信データ信号パターンに応じた電位差が生じる。この電位差は、第1のノード23に接続された第1の入力端子27と第2のノード24に接続された第2の入力端子28から入力保護抵抗36と入力保護抵抗37を介してノード401とノード402に与えられる。
第1の入力端子27の電位が第2の入力端子28の電位よりも高い場合には、ノード56の電位が上昇して、ノード57の電位が低下する。
従って、第1の差動電流検出回路41の第2のNチャネルMOSトランジスタ50のゲート・ソース間電圧VGSは大きくなり、ノード58の電位は低下し、第2の差動電流検出回路42の第2のNチャネルMOSトランジスタ52のゲート・ソース間電圧VGSは小さくなり、ノード59の電位は上昇する。
フリップフロップ回路43は、ノード58のLOW電位とノード59のHIGH電位を保持し、インバータ55を経由して、HIGH電位を出力端子10から出力する。
一方、第1の入力端子27の電位が第2の入力端子28の電位よりも低い場合には、ノード56の電位が低下して、ノード57の電位が上昇する。
従って、第1の差動電流検出回路41の第2のNチャネルMOSトランジスタ50のゲート・ソース間電圧VGSは小さくなり、ノード58の電位は上昇し、第2の差動電流検出回路42の第2のNチャネルMOSトランジスタ52のゲート・ソース間電圧VGSは大きくなり、ノード59の電位は低下する。
フリップフロップ回路43は、ノード58のHIGH電位とノード59のLOW電位を保持し、インバータ55を経由して、LOW電位を出力端子10から出力する。
この結果、差動電流データ検出回路34を保護することが可能となる。さらに、入力保護抵抗36と入力保護抵抗37の抵抗値を適切な値にとることで、ディファレンシャルモード成分とコモンモード成分の両方に対してインピーダンス整合をとることが可能となる。
一方で、入力保護抵抗36、37の抵抗値を、第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22の抵抗値よりも十分大きくとれば、
第1の差動電流検出回路41の第1のNチャネルMOSトランジスタ46と第2の差動電流検出回路42の第1のNチャネルMOSトランジスタ48が出力する定電流Iと、第1の差動電流検出回路41の第2のNチャネルMOSトランジスタ50が出力する電流Iと、
第2の差動電流検出回路42の第2のNチャネルMOSトランジスタ52が出力する電流Iとを、
定電流源32が出力する定電流Iよりも、十分小さいように設定することが可能となる。このため、第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22に安定した電位差を生成することが可能となる。
<実施例7>
図14は、図9に示した実施例3におけるレシーバ回路26の回路構成の一例を示す図である。図14において、80は第1のバイアス端子、81は第2のバイアス端子、43はフリップフロップである。
入力保護抵抗36は、第1の入力端子27とノード404の間に接続される。入力保護抵抗37は、第2の入力端子28とノード405の間に接続される。入力保護抵抗38は、電流供給用端子29とノード406の間に接続される。
定電流源32は、PチャネルMOSトランジスタ44から構成され、PチャネルMOSトランジスタ44は電源線31とノード406の間に接続され、ゲートは第1バイアス端子80に接続され、ノード406と入力保護抵抗38を介して第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22に定電流Iを供給する。
差動電流データ検出回路34は、ダイオード接続された第1のPチャネルMOSトランジスタ85と、第1のNチャネルMOSトランジスタ86と、ダイオード接続された第2のPチャネルMOSトランジスタ87と、第2のNチャネルMOSトランジスタ88と、第3のPチャネルMOSトランジスタ89と、第3のNチャネルMOSトランジスタ90と、第4のPチャネルMOSトランジスタ91と、第4のNチャネルMOSトランジスタ92と、フリップフロップ43と、インバータ55とを備えている。
第1のPチャネルMOSトランジスタ85は、電源線31とノード96の間に接続されている。第2のPチャネルMOSトランジスタ87は、電源線31とノード97の間に接続されている。第3のPチャネルMOSトランジスタ89は電源線31とノード58の間に接続されている。第4のPチャネルMOSトランジスタ91は電源線31とノード59の間に接続されている。第3のPチャネルMOSトランジスタ89のゲートは、ノード96に接続されている。第4のPチャネルMOSトランジスタ91のゲートは、ノード97に接続されている。
第1のNチャネルMOSトランジスタ86は、ノード96とノード404の間に接続されている。第2のNチャネルMOSトランジスタ88は、ノード97とノード405の間に接続されている。第3のNチャネルMOSトランジスタ90はノード58とノード405の間に接続されている。第4のNチャネルMOSトランジスタ92はノード59とノード404の間に接続されている。第1のNチャネルMOSトランジスタ86のゲートと第2のNチャネルMOSトランジスタ88のゲートと第3のNチャネルMOSトランジスタ90のゲートと第4のNチャネルMOSトランジスタ92のゲートは、第2バイアス端子81に共通に接続されている。
第3のNチャネルMOSトランジスタ90はゲート接地回路を構成し、第2の入力端子28の電圧信号を正転増幅した電圧信号をノード58に出力する。第4のNチャネルMOSトランジスタ92は、ゲート接地回路を構成し、第1の入力端子27の電圧信号を正転増幅した電圧信号をノード59に出力する。
さらに、第1のNチャネルMOSトランジスタ86はゲート接地回路を構成し、第1の入力端子27の電圧信号を正転増幅した電圧信号をノード96に出力する。第1のPチャネルMOSトランジスタ85と第3のPチャネルMOSトランジスタ89は、カレントミラーを構成し、ノード96の電圧信号を反転増幅した電圧信号を、ノード58に出力する。
このため、第1のNチャネルMOSトランジスタ86と第1のPチャネルMOSトランジスタ85と第3のPチャネルMOSトランジスタ89により、第1の入力端子27の電圧信号を反転増幅した電圧信号が、ノード58に出力される。
同様に、第2のNチャネルMOSトランジスタ88はゲート接地回路を構成し、第2の入力端子28の電圧信号を正転増幅した電圧信号をノード97に出力する。第2のPチャネルMOSトランジスタ87と第4のPチャネルMOSトランジスタ91はカレントミラーを構成し、ノード97の電圧信号を反転増幅した電圧信号をノード59に出力する。このため、第2のNチャネルMOSトランジスタ88と第2のPチャネルMOSトランジスタ87と第4のPチャネルMOSトランジスタ91により、第2の入力端子28の電圧信号を反転増幅した電圧信号が、ノード59に出力される。
フリップフロップ回路43は、NAND53とNAND54から構成されるRSラッチであり、ノード58の電位とノード59の電位を保持し、インバータ55を経由して、その保持する値を出力端子10から出力している。
次に、図15は、実施例7の動作チャート(タイミング波形のチャート)である。図15には、図14の入力端子27、28、トランジスタ88、90のゲート・ソース間電圧VGS、トランジスタ86、92のゲート・ソース間電圧VGSの電圧波形、トランジスタ90、92、89、91のドレイン電流Iの電流波形、ノード58の電圧波形が示されている。図14と図15を参照して、実施例7の回路動作について説明する。
定電流源32で生成した電流Iは、入力保護抵抗38を介して電流供給用端子29から第3のノード25に供給される。
上述したように、第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22にそれぞれ接続された第1のノード23と第2のノード24の間には、送信データ信号パターンに応じた電位差が生じ、この電位差は、第1のノード23に接続された第1の入力端子27と、第2のノード24に接続された第2の入力端子28から入力保護抵抗36と入力保護抵抗37を介してノード404とノード405に与えられる。
第1の入力端子27の電位が第2の入力端子28の電位よりも高い場合は、第1のNチャネルMOSトランジスタ86と第1のPチャネルMOSトランジスタ85と第3のPチャネルMOSトランジスタ89により、第1の入力端子27の電位が反転増幅されるため、ノード58の電位は低下する。第3のNチャネルMOSトランジスタ90により、第2の入力端子28の電位が正転増幅されるため、ノード58の電位は低下する。
第2のNチャネルMOSトランジスタ88と第2のPチャネルMOSトランジスタ87と第4のPチャネルMOSトランジスタ91により、第2の入力端子28の電位が反転増幅されるため、ノード59の電位は上昇する。
第4のNチャネルMOSトランジスタ92により、第1の入力端子27の電位が正転増幅されるため、ノード59の電位は上昇する。
フリップフロップ回路43は、ノード58のLOW電位とノード59のHIGH電位を保持し、インバータ55を経由して、HIGH電位を出力端子10から出力する。
一方、第1の入力端子27の電位が第2の入力端子28の電位よりも低い場合には、第1のNチャネルMOSトランジスタ86と第1のPチャネルMOSトランジスタ85と第3のPチャネルMOSトランジスタ89により、第1の入力端子27の電位が反転増幅されるため、ノード58の電位は上昇する。第3のNチャネルMOSトランジスタ90により、第2の入力端子28の電位が正転増幅されるため、ノード58の電位は上昇する。また、第2のNチャネルMOSトランジスタ88と第2のPチャネルMOSトランジスタ87と第4のPチャネルMOSトランジスタ91により第2の入力端子28の電位が反転増幅されるためノード59の電位は低下する。第4のNチャネルMOSトランジスタ92により、第1の入力端子27の電位が正転増幅されるためノード59の電位は低下する。
フリップフロップ回路43は、ノード58のHIGH電位とノード59のLOW電位を保持し、インバータ55を経由して、LOW電位を出力端子10から出力する。
この結果、差動電流データ検出回路34を保護することが可能となる。さらに、入力保護抵抗36と入力保護抵抗37の抵抗値を適切な値にとることで、ディファレンシャルモード成分とコモンモード成分の両方に対してインピーダンス整合をとることが可能となる。
さらに、差動電流データ検出回路34を構成する第1のNチャネルMOSトランジスタ86と第2のNチャネルMOSトランジスタ88と第3のNチャネルMOSトランジスタ90と第4のNチャネルMOSトランジスタ92の出力電流を、定電流源32が出力する定電流Iよりも十分小さいように設定することにより、第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22に安定した電位差を生成することが可能となる。
<実施例8>
図16は、図10の実施例4におけるレシーバ回路26の回路構成の一例を示す図である。図16において、60はバイアス端子、43はフリップフロップである。
入力保護抵抗36は、第1の入力端子27とノード407の間に接続されている。入力保護抵抗37は、第2の入力端子28とノード408の間に接続されている。入力保護抵抗38は、電流供給用端子29とノード409の間に接続されている。
定電流源32は、PチャネルMOSトランジスタ63から構成され、PチャネルMOSトランジスタ63は電源線31とノード409の間に接続され、ゲートはバイアス端子60に接続され、ノード409と入力保護抵抗38を介して第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22に定電流Iを供給する。
差動電圧データ検出回路35は、第1の定電流源用トランジスタ64と、第1のPチャネルMOSトランジスタ65と、第2のPチャネルMOSトランジスタ66と、第1のNチャネルMOSトランジスタ67と、ダイオード接続された第2のNチャネルMOSトランジスタ68と、第2の定電流源用トランジスタ69と、第3のPチャネルMOSトランジスタ70と、第4のPチャネルMOSトランジスタ71と、ダイオード接続された第3のNチャネルMOSトランジスタ72と、第4のNチャネルMOSトランジスタ73と、フリップフロップ43と、インバータ55を備えている。
第1の定電流源用トランジスタ64は、電源線31とノード410の間に接続されている。第1のPチャネルMOSトランジスタ65は、ノード410とノード58の間に接続されている。第2のPチャネルMOSトランジスタ66は、ノード410とノード412の間に接続されている。第1のNチャネルMOSトランジスタ67は、ノード58と接地線GND414の間に接続されている。第2のNチャネルMOSトランジスタ68は、ノード412と接地線GND414の間に接続されている。第2の定電流源用トランジスタ69は、電源線31とノード411の間に接続されている。第3のPチャネルMOSトランジスタ70は、ノード411とノード413の間に接続されている。第4のPチャネルMOSトランジスタ71は、ノード411とノード59の間に接続されている。第3のNチャネルMOSトランジスタ72は、ノード413と接地線GND414の間に接続されている。第4のNチャネルMOSトランジスタ73は、ノード59と接地線GND414の間に接続されている。第1の定電流源用トランジスタ64のゲートと第2の定電流源用トランジスタ69のゲートはバイアス端子60に接続されている。第1のPチャネルMOSトランジスタ65のゲートと第3のPチャネルMOSトランジスタ70のゲートはノード407に接続されている。第2のPチャネルMOSトランジスタ66のゲートと第4のPチャネルMOSトランジスタ71のゲートはノード408に接続されている。
第1の定電流源用トランジスタ64と、第1のPチャネルMOSトランジスタ65と、第2のPチャネルMOSトランジスタ66と、第1のNチャネルMOSトランジスタ67と、ダイオード接続された第2のNチャネルMOSトランジスタ68と、第2の定電流源用トランジスタ69と、第3のPチャネルMOSトランジスタ70と、第4のPチャネルMOSトランジスタ71と、ダイオード接続された第3のNチャネルMOSトランジスタ72と、第4のNチャネルMOSトランジスタ73とで、差動アンプを構成し、第1の入力端子27の電圧信号を反転増幅した電圧信号をノード58に出力し、第2の入力端子28の電圧信号を反転増幅した電圧信号をノード59に出力する。
フリップフロップ回路43は、NAND53とNAND54から構成されるRSラッチであり、ノード58の電位とノード59の電位を保持し、インバータ55を経由して、その保持する値を出力端子10から出力している。
次に、図17は、実施例8の動作チャート(タイミング波形のチャート)である。図17には、図16の入力端子27、28、ノード58、59、出力端子10の電圧波形が示されている。図16と図17を参照して、実施例8の動作について説明する。
定電流源32で生成した電流Iは、入力保護抵抗38を介して電流供給用端子29から第3のノード25に供給される。
上述したように、第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22に接続された第1のノード23と第2のノード24の間には送信データ信号パターンに応じた電位差が生じ、この電位差は第1のノード23に接続された第1の入力端子27と、第2のノード24に接続された第2の入力端子28から入力保護抵抗36と入力保護抵抗37を介してノード407とノード408に与えられる。
第1の入力端子27の電位が第2の入力端子28の電位よりも高い場合には、第1の定電流源用トランジスタ64と、第1のPチャネルMOSトランジスタ65と、第2のPチャネルMOSトランジスタ66と、第1のNチャネルMOSトランジスタ67と、ダイオード接続された第2のNチャネルMOSトランジスタ68により、第1の入力端子27の電位が反転増幅されるため、ノード58の電位は低下する。
第2の定電流源用トランジスタ69と、第3のPチャネルMOSトランジスタ70と、第4のPチャネルMOSトランジスタ71と、ダイオード接続された第3のNチャネルMOSトランジスタ72と、第4のNチャネルMOSトランジスタ73により、第2の入力端子28の電位が反転増幅されるため、ノード59の電位は上昇する。
フリップフロップ回路43は、ノード58のLOW電位とノード59のHIGH電位を保持し、インバータ55を経由して、HIGH電位を出力端子10から出力する。
一方、第1の入力端子27の電位が第2の入力端子28の電位よりも低い場合には、第1の定電流源用トランジスタ64と、第1のPチャネルMOSトランジスタ65と、第2のPチャネルMOSトランジスタ66と、第1のNチャネルMOSトランジスタ67と、ダイオード接続された第2のNチャネルMOSトランジスタ68により、第1の入力端子27の電位が反転増幅されるためノード58の電位は上昇する。
第2の定電流源用トランジスタ69と、第3のPチャネルMOSトランジスタ70と、第4のPチャネルMOSトランジスタ71と、ダイオード接続された第3のNチャネルMOSトランジスタ72と、第4のNチャネルMOSトランジスタ73により、第2の入力端子28の電位が反転増幅されるためノード59の電位は低下する。
フリップフロップ回路43は、ノード58のHIGH電位とノード59のLOW電位を保持し、インバータ55を経由して、LOW電位を出力端子10から出力する。
この結果、差動電圧データ検出回路35を保護することが可能となる。
さらに、第1の終端抵抗21と第2の終端抵抗22に安定した電位差を生成することが可能となる。
なお、本発明の第2の実施の形態で示したレシーバ回路426は、本発明の第1の実施の形態のレシーバ回路26を実現する、実施例1乃至実施例8のレシーバ回路と同じ機能と作用効果を奏することが可能である。
[産業上の利用可能性]
本発明の活用例として、携帯電話やノートPCなどのような電子機器が挙げられる。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。

Claims (23)

  1. 第1の伝送線と第2の伝送線とを含む伝送線路と、
    前記伝送線路の一端に接続された送信装置と、
    前記伝送線路の他端に接続された受信装置と、
    を備え、
    前記送信装置は、
    前記第1の伝送線の一端に接続され、送信用データに応じて、オン・オフ制御され、オン時に、前記第1の伝送線を接地端子と電気的に接続する第1の接続手段と、
    前記第2の伝送線の一端に接続され、前記送信用データに応じて、前記第1の接続手段とは相補にオン・オフ制御され、オン時に、前記第2の伝送線を接地端子と電気的に接続する第2の接続手段と、
    を備え、
    前記受信装置は、
    前記第1の伝送線の他端に接続された第1のノードに一端が接続された第1の終端抵抗と、
    前記第2の伝送線の他端に接続された第2のノードに一端が接続され、他端が前記第1の終端抵抗の他端と第3のノードで共通に接続された第2の終端抵抗と、
    レシーバ回路と、
    を備え、
    前記レシーバ回路は、
    前記第3のノードに電流を供給する電流供給手段と、
    前記第1のノードと前記第2のノードの間の電位差に応じて前記送信用データに対応する受信データを出力するデータ検出手段と、
    を備えている、ことを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 前記第1の終端抵抗の抵抗値と前記第2の終端抵抗の抵抗値は、前記伝送線路のディファレンシャルモードインピーダンスの半分と一致する、ことを特徴とする請求項1記載のデータ伝送システム。
  3. 前記第1の接続手段は、ドレインが前記第1の伝送線の一端に接続され、ソースが前記接地端子に接続された第1のMOSトランジスタを含み、
    前記第1のMOSトランジスタは、オン抵抗が、前記伝送線路の特性インピーダンスと一致する、ことを特徴とする請求項1又は2記載のデータ伝送システム。
  4. 前記第2の接続手段は、ドレインが前記第2の伝送線に接続され、ソースが前記接地端子に接続された第2のMOSトランジスタを含み、
    前記第2のMOSトランジスタのオン抵抗が、前記伝送線路の特性インピーダンスと一致し、
    前記第2のMOSトランジスタのゲートと、前記第1のMOSトランジスタのゲートには、前記送信用データに基づき互いに相補の値の信号がそれぞれ供給される、ことを特徴とする請求項3記載のデータ伝送システム。
  5. 前記第1の接続手段は、オン時に、前記第1の伝送線を、前記接地端子のかわりに、電源端子と電気的に接続し、
    前記第2の接続手段は、オン時に、前記第2の伝送線を、前記接地端子のかわりに、電源端子と電気的に接続する、ことを特徴とする請求項1又は2記載のデータ伝送システム。
  6. 前記電流供給手段は、前記第3のノードに引込電流を供給する、ことを特徴とする請求項5記載のデータ伝送システム。
  7. 前記第1の接続手段は、ドレインが前記第1の伝送線の一端に接続され、ソースが前記電源端子に接続された第1のMOSトランジスタを含み、
    前記第1のMOSトランジスタのオン抵抗が、前記伝送線路の特性インピーダンスと一致する、ことを特徴とする請求項5又は6記載のデータ伝送システム。
  8. 前記第2の接続手段は、ドレインが前記第2の伝送線の一端に接続され、ソースが前記電源端子に接続された第2のMOSトランジスタを含み、
    前記第2のMOSトランジスタのオン抵抗が前記伝送線路の特性インピーダンスと一致し、
    前記第2のMOSトランジスタのゲートと、前記第1のMOSトランジスタのゲートには、前記送信用データに基づき互いに相補の値の信号がそれぞれ供給される、ことを特徴とする請求項7記載のデータ伝送システム。
  9. 前記電流供給手段が、前記第3のノードに定電流を供給する定電流源を備えている、ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のデータ伝送システム。
  10. 前記第1のノードと前記データ検出手段との間に接続された第1の入力保護抵抗と、
    前記第2のノードと前記データ検出手段との間に接続された第2の入力保護抵抗と、
    前記第3のノードと前記電流供給手段との間に接続された第3の入力保護抵抗と、
    を備えている、ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のデータ伝送システム。
  11. 前記第1の入力保護抵抗の抵抗値と前記第2の入力保護抵抗の抵抗値は、前記伝送線路のコモンモードインピーダンスの2倍と一致する、ことを特徴とする請求項10記載のデータ伝送システム。
  12. 前記第1のノードと前記データ検出手段との間に接続された第1の入力保護抵抗と、
    前記第2のノードと前記データ検出手段との間に接続された第2の入力保護抵抗と、
    前記第3のノードと前記電流供給手段との間に接続された第3の入力保護抵抗と、
    前記電流供給手段と接地端子との間に接続された容量と、
    を備えている、ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のデータ伝送システム。
  13. 前記第3の入力保護抵抗の抵抗値は、前記伝送線路のコモンモードインピーダンスから前記伝送線路のディファレンシャルモードインピーダンスの1/4倍との差と一致する、ことを特徴とする請求項12記載のデータ伝送システム。
  14. 前記データ検出手段は、前記第1のノードを流れる電流と、前記第2のノードを流れる電流の間の電流差に応答して、前記受信データを生成する差動電流データ検出回路を含む、ことを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載のデータ伝送システム。
  15. 前記差動電流データ検出回路は、
    前記第1のノードを流れる電流と前記第2のノードを流れる電流の間の電流差に応答して第1の検出信号を生成する第1の検出回路と、
    前記第2のノードを流れる電流と前記第1のノードを流れる電流の間の電流差に応答して第2の検出信号を生成する第2の検出回路と、
    前記第1の検出信号と前記第2の検出信号とを受けて前記受信データを生成し保持するフリップフロップ回路と、
    を備えている、ことを特徴とする請求項14記載のデータ伝送システム。
  16. 前記データ検出手段は、
    前記第1の入力保護抵抗に接続された第1の定電圧回路と、
    前記第2の入力保護抵抗に接続された第2の定電圧回路と、
    を備え、
    前記第1のノードを流れる電流と前記第2のノードを流れる電流の間の電流差に応答して、前記受信データを生成する差動電流データ検出回路を含む、ことを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載のデータ伝送システム。
  17. 前記データ検出手段は、
    前記第1の入力保護抵抗の前記第1のノードと接続する一端と反対側の他端と、前記第2の入力保護抵抗の前記第2のノードと接続する一端と反対側の他端に、入力対が接続された差動対トランジスタを備え、前記第1のノードを流れる電流と前記第2のノードを流れる電流の間の電流差に応答して、前記受信データを生成する差動電圧データ検出回路を含む、ことを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載のデータ伝送システム。
  18. 請求項1乃至17のいずれか1項に記載のデータ伝送システムを備えた電子機器。
  19. 送信装置からの送信データが差動モードで伝送される第1、第2の伝送線に、一端がそれぞれ接続され、他端同士が共通に接続される第1、第2の終端抵抗と、
    前記第1、第2の終端抵抗の共通接続された他端に電流を供給する電流源と、
    前記第1及び第2の終端抵抗の一端間の電位差に基づき、受信データを検出するデータ検出回路と、を備えている、受信装置。
  20. 前記電流源と終端抵抗と伝送線の電流パスに関して、前記送信装置において、前記第1、第2の伝送線のうち前記送信データの値に対応して活性化される一方の伝送線を接地電位として電流を流し、他方の伝送線をフローティングとする場合には、
    前記電流源からの電流が、前記第1、第2の終端抵抗のうち活性化された一方の伝送線に対応する終端抵抗を介して、前記一方の伝送線、前記送信装置側の接地線へと流れ、前記送信装置側において、前記第1、第2の伝送線のうち前記送信データの値に対応して活性化される一方の伝送線を電源電位として電流を流し、他方の伝送線をフローティングとする場合には、
    前記送信装置の電源からの電流が、前記活性化された一方の伝送線、前記第1、第2の終端抵抗のうち前記一方の伝送線に対応する終端抵抗を介して、前記電流源に流れる、請求項19記載の受信装置。
  21. 請求項19又は20記載の前記受信装置と、前記送信装置を備えたデータ伝送システム。
  22. 送信側から、差動モードで第1、第2の伝送線に送信データを送信する工程と、
    受信側では、前記第1、第2の伝送線に一端がそれぞれ接続され、他端同士が共通に接続される第1、第2の終端抵抗の共通接続点に対して電流源から電流を供給し、前記第1及び第2の終端抵抗の一端間の電位差に基づき、データの検出を行う工程と、
    を含む、ことを特徴とするデータ伝送方法。
  23. 前記送信側において、前記第1、第2の伝送線のうち前記送信データの値に対応して活性化される一方の伝送線を接地電位として電流を流し、他方の伝送線をフローティングとする構成の場合には、前記受信側の前記電流源からの電流が、前記第1、第2の終端抵抗のうち活性化された一方の伝送線に対応する終端抵抗を介して前記一方の伝送線、前記送信側の接地線へと流れ、
    前記送信側において、前記第1、第2の伝送線のうち前記送信データの値に対応して活性化される一方の伝送線を電源電位として電流を流し、他方の伝送線をフローティングとする場合には、前記送信側の電源からの電流が、前記活性化された一方の伝送線、前記第1、第2の終端抵抗のうち前記一方の伝送線に対応する終端抵抗を介して、前記受信側の前記電流源に流れる、請求項22記載のデータ伝送方法。
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