JPH098851A - 信号伝送システム及び信号終端回路 - Google Patents
信号伝送システム及び信号終端回路Info
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- JPH098851A JPH098851A JP7158880A JP15888095A JPH098851A JP H098851 A JPH098851 A JP H098851A JP 7158880 A JP7158880 A JP 7158880A JP 15888095 A JP15888095 A JP 15888095A JP H098851 A JPH098851 A JP H098851A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速信号伝送を可能とした信号伝送システム
及び信号終端回路に関し、活線挿抜等によっても動作の
安定化を図る。 【構成】 信号送信部1と信号受信部との間を、バック
ボードパネル等による一対の配線3により接続した信号
伝送システムに於いて、信号送信部1は、定電流源4
と、送信データに従って一対の配線3の何れか一方に定
電流源4を接続するトランジスタ5,6を含むスイッチ
回路とを有し、信号受信部の信号終端回路は、一対の配
線3を終端する第1,第2の抵抗17,18と、一対の
配線3の電位差を検出して受信データを出力するトラン
ジスタ11,12を含む差動増幅器と、第1,第2の抵
抗の共通接続点の電位Vc が基準電圧VREF を超えた時
にトランジスタ20をオンとして受信データを予め定め
たレベルに固定する為の比較器19を含むレベル固定手
段とを有する。
及び信号終端回路に関し、活線挿抜等によっても動作の
安定化を図る。 【構成】 信号送信部1と信号受信部との間を、バック
ボードパネル等による一対の配線3により接続した信号
伝送システムに於いて、信号送信部1は、定電流源4
と、送信データに従って一対の配線3の何れか一方に定
電流源4を接続するトランジスタ5,6を含むスイッチ
回路とを有し、信号受信部の信号終端回路は、一対の配
線3を終端する第1,第2の抵抗17,18と、一対の
配線3の電位差を検出して受信データを出力するトラン
ジスタ11,12を含む差動増幅器と、第1,第2の抵
抗の共通接続点の電位Vc が基準電圧VREF を超えた時
にトランジスタ20をオンとして受信データを予め定め
たレベルに固定する為の比較器19を含むレベル固定手
段とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速信号伝送を可能と
した信号伝送システム及び信号終端回路に関する。半導
体集積回路や他の電子回路部品を搭載したプリント基板
を複数実装し、バックボードパネル等によって所望のプ
リント基板間を接続し、プリント基板間で各種の信号を
伝送してデータ処理や制御等を行う情報処理装置や通信
装置等の各種の装置が知られている。このような装置に
於いて、プリント基板間で信号を高速伝送し、且つプリ
ント基板の活線挿抜による悪影響が生じないようにする
ことが要望されている。
した信号伝送システム及び信号終端回路に関する。半導
体集積回路や他の電子回路部品を搭載したプリント基板
を複数実装し、バックボードパネル等によって所望のプ
リント基板間を接続し、プリント基板間で各種の信号を
伝送してデータ処理や制御等を行う情報処理装置や通信
装置等の各種の装置が知られている。このような装置に
於いて、プリント基板間で信号を高速伝送し、且つプリ
ント基板の活線挿抜による悪影響が生じないようにする
ことが要望されている。
【0002】
【従来の技術】図4は信号伝送システムの要部説明図で
あり、31は信号送信部、32は信号受信部の信号終端
回路、33は一対の配線、34は定電流源、35,36
はスイッチ回路を構成するトランジスタ、37はバッフ
ァ増幅器、38はインバータ、39は送信データの入力
端子、40は定電流源、41,42は差動増幅器を構成
するトランジスタ、43は受信データの出力端子、R1
〜R5 は抵抗、VDDは電源電圧である。
あり、31は信号送信部、32は信号受信部の信号終端
回路、33は一対の配線、34は定電流源、35,36
はスイッチ回路を構成するトランジスタ、37はバッフ
ァ増幅器、38はインバータ、39は送信データの入力
端子、40は定電流源、41,42は差動増幅器を構成
するトランジスタ、43は受信データの出力端子、R1
〜R5 は抵抗、VDDは電源電圧である。
【0003】信号送信部31を一方のプリント基板に搭
載し、信号受信部を他方のプリント基板に搭載し、一対
の配線33をバックボードパネルにより構成すると、そ
れぞれのプリント基板を実装することにより、信号送信
部31と信号受信部の信号終端回路32とは一対の配線
33を介して接続される。又信号送信部31は、トラン
ジスタ35,36とバッファ増幅器37とインバータ3
8とを含むスイッチ回路と、定電流源34とを備え、入
力端子39に加えられる送信データに従って、定電流源
34を一対の配線33の何れか一方の配線に切替接続す
る。
載し、信号受信部を他方のプリント基板に搭載し、一対
の配線33をバックボードパネルにより構成すると、そ
れぞれのプリント基板を実装することにより、信号送信
部31と信号受信部の信号終端回路32とは一対の配線
33を介して接続される。又信号送信部31は、トラン
ジスタ35,36とバッファ増幅器37とインバータ3
8とを含むスイッチ回路と、定電流源34とを備え、入
力端子39に加えられる送信データに従って、定電流源
34を一対の配線33の何れか一方の配線に切替接続す
る。
【0004】又信号受信部の信号終端回路32は、定電
流源40と、一対のトランジスタ41,42と、抵抗R
4 ,R5 とを含む差動増幅器と、一対の配線33に一端
をそれぞれ接続し、他端を共通に接続した抵抗R2 ,R
3 と、共通接続点と電源との間に接続した抵抗R1 とを
備えている。
流源40と、一対のトランジスタ41,42と、抵抗R
4 ,R5 とを含む差動増幅器と、一対の配線33に一端
をそれぞれ接続し、他端を共通に接続した抵抗R2 ,R
3 と、共通接続点と電源との間に接続した抵抗R1 とを
備えている。
【0005】信号送信部31の入力端子39に例えばハ
イレベルの送信データが入力されると、トランジスタ3
5はオン、トランジスタ36はオフとなる。又ローレベ
ルの送信データが入力されると、トランジスタ35はオ
フ、トランジスタ36はオンとなる。一対の配線33の
一方の配線に流れる電流をi2 、他方の配線に流れる電
流をi3 とすると、信号終端回路32の一対の配線33
の電位、即ち、一対の配線33が接続されたトランジス
タ41,42のベースの電位Va ,Vb は、 Va =VDD−(i2 +i3 )・R1 −i2 ・R2 …(1) Vb =VDD−(i2 +i3 )・R1 −i3 ・R3 …(2) となる。
イレベルの送信データが入力されると、トランジスタ3
5はオン、トランジスタ36はオフとなる。又ローレベ
ルの送信データが入力されると、トランジスタ35はオ
フ、トランジスタ36はオンとなる。一対の配線33の
一方の配線に流れる電流をi2 、他方の配線に流れる電
流をi3 とすると、信号終端回路32の一対の配線33
の電位、即ち、一対の配線33が接続されたトランジス
タ41,42のベースの電位Va ,Vb は、 Va =VDD−(i2 +i3 )・R1 −i2 ・R2 …(1) Vb =VDD−(i2 +i3 )・R1 −i3 ・R3 …(2) となる。
【0006】この時、定電流源34により、i2 +i3
=i1 となり、且つi1 は一定となる。そこで、 VT =VDD−(i2 +i3 )・R1 …(3) とすると、信号送信部31のトランジスタ35をオンと
して、i2 =i1 、i3=0とすると、 Va =VT …(4) Vb =VT −i1 ・R1 …(5) となる。
=i1 となり、且つi1 は一定となる。そこで、 VT =VDD−(i2 +i3 )・R1 …(3) とすると、信号送信部31のトランジスタ35をオンと
して、i2 =i1 、i3=0とすると、 Va =VT …(4) Vb =VT −i1 ・R1 …(5) となる。
【0007】差動増幅器は、Va <Vb の時、トランジ
スタ41がオフ、トランジスタ42がオンとなり、出力
端子43にはハイレベルの受信データが出力される。即
ち、送信データと同一の受信データを得ることができ
る。又送信データがローレベルで、トランジスタ35が
オフ、トランジスタ36がオンの場合は、i3 =i1 、
i2 =0で、Va >Vb となり、トランジスタ41がオ
ン、トランジスタ42がオフとなって、出力端子43に
はローレベルの受信データが出力される。
スタ41がオフ、トランジスタ42がオンとなり、出力
端子43にはハイレベルの受信データが出力される。即
ち、送信データと同一の受信データを得ることができ
る。又送信データがローレベルで、トランジスタ35が
オフ、トランジスタ36がオンの場合は、i3 =i1 、
i2 =0で、Va >Vb となり、トランジスタ41がオ
ン、トランジスタ42がオフとなって、出力端子43に
はローレベルの受信データが出力される。
【0008】抵抗R2 ,R3 は一対の配線33に対する
終端抵抗となるから、一対の配線33の特性インピーダ
ンスと同一の値に選定することになる。又定電流源34
による定電流i1 及び抵抗R1 は、所望の信号振幅や電
位に応じて選択することができる。又定電流駆動により
信号伝送を行うもので、PCMLと略称されている。こ
の信号伝送システムに於いては、定電流駆動であるか
ら、原理的には配線33の長さに制限が生じないもので
あるが、実際には、配線33の抵抗分や電源電圧VDDに
対応して配線長の制約が生じる。
終端抵抗となるから、一対の配線33の特性インピーダ
ンスと同一の値に選定することになる。又定電流源34
による定電流i1 及び抵抗R1 は、所望の信号振幅や電
位に応じて選択することができる。又定電流駆動により
信号伝送を行うもので、PCMLと略称されている。こ
の信号伝送システムに於いては、定電流駆動であるか
ら、原理的には配線33の長さに制限が生じないもので
あるが、実際には、配線33の抵抗分や電源電圧VDDに
対応して配線長の制約が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】複数のプリント基板に
より構成された各種の装置に於いて、電源投入の状態で
プリント基板の交換等を行う活線挿抜が行われている。
従って、前述の信号伝送システムに於ける例えば信号送
信部31を搭載したプリント基板を抜くと、バックボー
ドパネル等による一対の配線33と、信号送信部31の
定電流源34とは切り離される。その場合、i2 =i3
=0となり、Va ≒Vb ≒VDDとなるから、一対の配線
33の電位差が零又は零に近い値となり、差動増幅器の
出力は不安定となる。それによって、出力端子43に接
続された後段の回路が誤動作する問題が生じる。本発明
は、一対の配線33の切り離し等によっても、不安定動
作とならないようにすることを目的とする。
より構成された各種の装置に於いて、電源投入の状態で
プリント基板の交換等を行う活線挿抜が行われている。
従って、前述の信号伝送システムに於ける例えば信号送
信部31を搭載したプリント基板を抜くと、バックボー
ドパネル等による一対の配線33と、信号送信部31の
定電流源34とは切り離される。その場合、i2 =i3
=0となり、Va ≒Vb ≒VDDとなるから、一対の配線
33の電位差が零又は零に近い値となり、差動増幅器の
出力は不安定となる。それによって、出力端子43に接
続された後段の回路が誤動作する問題が生じる。本発明
は、一対の配線33の切り離し等によっても、不安定動
作とならないようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の信号伝送システ
ムは、図1を参照して説明すると、(1)信号送信部1
と信号受信部とを一対の配線3を介して接続した信号伝
送システムに於いて、信号送信部1は、定電流源4と、
送信データに従って一対の配線3の何れか一方の配線に
定電流源4を切替接続するトランジスタ5,6等からな
るスイッチ回路とを有し、信号受信部は、一対の配線3
とそれぞれ一端を接続し、他端を共通に接続した抵抗1
7,18と、これらの抵抗17,18の共通接続点と電
源との間に接続した抵抗16と、一対の配線3の電位差
を検出して受信データを出力するトランジスタ11,1
2等からなる差動増幅器と、抵抗17,18の共通接続
点の電位を監視し、この電位が予め定めた値を超えた時
に、受信データを予め定めたレベルに固定するレベル固
定手段とを有するものである。
ムは、図1を参照して説明すると、(1)信号送信部1
と信号受信部とを一対の配線3を介して接続した信号伝
送システムに於いて、信号送信部1は、定電流源4と、
送信データに従って一対の配線3の何れか一方の配線に
定電流源4を切替接続するトランジスタ5,6等からな
るスイッチ回路とを有し、信号受信部は、一対の配線3
とそれぞれ一端を接続し、他端を共通に接続した抵抗1
7,18と、これらの抵抗17,18の共通接続点と電
源との間に接続した抵抗16と、一対の配線3の電位差
を検出して受信データを出力するトランジスタ11,1
2等からなる差動増幅器と、抵抗17,18の共通接続
点の電位を監視し、この電位が予め定めた値を超えた時
に、受信データを予め定めたレベルに固定するレベル固
定手段とを有するものである。
【0011】又本発明の信号終端回路は、図1を参照し
て説明すると、(2)送信データに従って一対の配線3
の何れか一方の配線に定電流を流し、この一対の配線3
の電位差を検出して受信データを出力する差動増幅器を
含む信号受信部の信号終端回路2に於いて、一対の配線
3にそれぞれ一端を接続し、他端を共通に接続した第
1,第2の抵抗17,18と、これらの第1,第2の抵
抗17,18の共通接続点と電源との間に接続した第3
の抵抗16と、共通接続点の電位Vc が予め定めた値を
超えた時に、差動増幅器の出力レベルを固定するレベル
固定手段を設けたものである。
て説明すると、(2)送信データに従って一対の配線3
の何れか一方の配線に定電流を流し、この一対の配線3
の電位差を検出して受信データを出力する差動増幅器を
含む信号受信部の信号終端回路2に於いて、一対の配線
3にそれぞれ一端を接続し、他端を共通に接続した第
1,第2の抵抗17,18と、これらの第1,第2の抵
抗17,18の共通接続点と電源との間に接続した第3
の抵抗16と、共通接続点の電位Vc が予め定めた値を
超えた時に、差動増幅器の出力レベルを固定するレベル
固定手段を設けたものである。
【0012】(3)又レベル固定手段は、第1,第2の
抵抗17,18の共通接続点の電位Vc が基準電位V
REF を超えた時に信号を出力する比較器19と、この比
較器19の出力信号によって一対の配線3に対する終端
条件を変化させるスイッチ素子20とから構成すること
ができる。
抵抗17,18の共通接続点の電位Vc が基準電位V
REF を超えた時に信号を出力する比較器19と、この比
較器19の出力信号によって一対の配線3に対する終端
条件を変化させるスイッチ素子20とから構成すること
ができる。
【0013】(4)又レベル固定手段は、第1,第2の
抵抗17,18の共通接続点の電位Vc が基準電位V
REF を超えた時に信号を出力する比較器19と、この比
較器19の出力信号によって差動増幅器の出力レベルを
予め定めたレベルに固定するスイッチ素子とから構成す
ることができる。
抵抗17,18の共通接続点の電位Vc が基準電位V
REF を超えた時に信号を出力する比較器19と、この比
較器19の出力信号によって差動増幅器の出力レベルを
予め定めたレベルに固定するスイッチ素子とから構成す
ることができる。
【0014】(5)又レベル固定手段は、第1,第2の
抵抗17,18の共通接続点の電位Vc が予め定めた値
を超えた時にオンとなるスイッチ素子を、差動増幅器を
構成する差動対の何れか一方のトランジスタに並列に接
続した構成とすることができる。
抵抗17,18の共通接続点の電位Vc が予め定めた値
を超えた時にオンとなるスイッチ素子を、差動増幅器を
構成する差動対の何れか一方のトランジスタに並列に接
続した構成とすることができる。
【0015】
(1)信号送信部1は、トランジスタ5,6等を含むス
イッチ回路により、入力端子9に加えられた送信データ
に従って一対の配線3の何れか一方に定電流源4を切替
接続することにより信号送出を行い、信号受信部の信号
終端回路2は、一対の配線3の何れか一方に流れる定電
流に従った電位差(Va −Vb )をトランジスタ11,
12を含む差動増幅器によって検出し、出力端子13か
ら受信データを出力する。プリント基板の抜取り等によ
って信号送信部1が一対の配線3から切り離されると、
抵抗17,18の共通接続点の電位Vc が電源電圧VDD
とほぼ同一となる。この電位Vc が予め定めた値、例え
ば、電源電圧VDDに近い値となると、信号送信部1との
間が切り離されたと判定し、出力端子13からの受信デ
ータを予め定めたレベルに固定する。例えば、トランジ
スタ20をオンとして、Va >Vb の関係とし、出力端
子13からの受信データをローレベルに固定することが
できる。
イッチ回路により、入力端子9に加えられた送信データ
に従って一対の配線3の何れか一方に定電流源4を切替
接続することにより信号送出を行い、信号受信部の信号
終端回路2は、一対の配線3の何れか一方に流れる定電
流に従った電位差(Va −Vb )をトランジスタ11,
12を含む差動増幅器によって検出し、出力端子13か
ら受信データを出力する。プリント基板の抜取り等によ
って信号送信部1が一対の配線3から切り離されると、
抵抗17,18の共通接続点の電位Vc が電源電圧VDD
とほぼ同一となる。この電位Vc が予め定めた値、例え
ば、電源電圧VDDに近い値となると、信号送信部1との
間が切り離されたと判定し、出力端子13からの受信デ
ータを予め定めたレベルに固定する。例えば、トランジ
スタ20をオンとして、Va >Vb の関係とし、出力端
子13からの受信データをローレベルに固定することが
できる。
【0016】(2)又一対の配線3を第1,第2の抵抗
17,18によって終端し、定電流駆動による送信デー
タに従った一対の配線3の電位差を、定電流源10,ト
ランジスタ11,12等からなる差動増幅器により検出
して出力端子13から受信データを出力する。又第1,
第2の抵抗17,18の共通接続点の電位Vc を比較器
19等によって監視し、予め定めた値を超えた時に、信
号送信部1との間の一対の配線3が切り離されたと判定
して、例えば、トランジスタ20をオンとし、それによ
って、Va >Vb の関係として、差動増幅器の出力レベ
ルを例えばローレベルに固定する。従って、差動増幅器
の出力レベルの不安定となることを防止できる。
17,18によって終端し、定電流駆動による送信デー
タに従った一対の配線3の電位差を、定電流源10,ト
ランジスタ11,12等からなる差動増幅器により検出
して出力端子13から受信データを出力する。又第1,
第2の抵抗17,18の共通接続点の電位Vc を比較器
19等によって監視し、予め定めた値を超えた時に、信
号送信部1との間の一対の配線3が切り離されたと判定
して、例えば、トランジスタ20をオンとし、それによ
って、Va >Vb の関係として、差動増幅器の出力レベ
ルを例えばローレベルに固定する。従って、差動増幅器
の出力レベルの不安定となることを防止できる。
【0017】(3)又レベル固定手段を構成する比較器
19とスイッチ素子としてのトランジスタ20とによ
り、第1,第2の抵抗17,18の共通接続点の電位V
c が基準電圧VREF を超えると、信号送信部1との間の
一対の配線3が切り離されたと判定して、トランジスタ
20をオンとする。それによって、第1,第2の抵抗1
7,18による終端条件が変化するから、Va >Vb の
関係となり、差動増幅器の出力レベルはローレベルに固
定される。なお、トランジスタ20をトランジスタ11
のベース側に接続すると、差動増幅器の出力レベルをハ
イレベルに固定することができる。
19とスイッチ素子としてのトランジスタ20とによ
り、第1,第2の抵抗17,18の共通接続点の電位V
c が基準電圧VREF を超えると、信号送信部1との間の
一対の配線3が切り離されたと判定して、トランジスタ
20をオンとする。それによって、第1,第2の抵抗1
7,18による終端条件が変化するから、Va >Vb の
関係となり、差動増幅器の出力レベルはローレベルに固
定される。なお、トランジスタ20をトランジスタ11
のベース側に接続すると、差動増幅器の出力レベルをハ
イレベルに固定することができる。
【0018】(4)又レベル固定手段を、比較器19
と、出力端子13側のレベルを固定するスイッチ素子と
により構成した場合、信号送信部1との間の一対の配線
3が切り離されたことにより、第1,第2の抵抗17,
18の共通接続点の電位Vc が基準電圧VREF を超える
と、スイッチ素子をオンとして、出力端子13のレベル
をローレベルに固定することができる。
と、出力端子13側のレベルを固定するスイッチ素子と
により構成した場合、信号送信部1との間の一対の配線
3が切り離されたことにより、第1,第2の抵抗17,
18の共通接続点の電位Vc が基準電圧VREF を超える
と、スイッチ素子をオンとして、出力端子13のレベル
をローレベルに固定することができる。
【0019】(5)又レベル固定手段を、差動増幅器を
構成する一対のトランジスタ11,12の何れか一方に
接続したスイッチ素子、例えば、トランジスタによって
構成した場合、第1,第2の抵抗17,18の共通接続
点の電位Vc が、トランジスタの閾値を超えた時に、そ
のトランジスタをオンとして、強制的に一対のトランジ
スタ11,12の一方をオン、他方をオフとして、出力
端子13からの受信データを予め定めたレベルに固定す
ることができる。
構成する一対のトランジスタ11,12の何れか一方に
接続したスイッチ素子、例えば、トランジスタによって
構成した場合、第1,第2の抵抗17,18の共通接続
点の電位Vc が、トランジスタの閾値を超えた時に、そ
のトランジスタをオンとして、強制的に一対のトランジ
スタ11,12の一方をオン、他方をオフとして、出力
端子13からの受信データを予め定めたレベルに固定す
ることができる。
【0020】
【実施例】図1は本発明の一実施例の説明図であり、1
は信号送信部、2は信号受信部の信号終端回路、3は一
対の配線、4は定電流源、5,6はトランジスタ、7は
バッファ増幅器、8はインバータ、9は入力端子、10
は定電流源、11,12はトランジスタ、13は出力端
子、14〜18は抵抗、19は比較器、20はトランジ
スタ、21は抵抗である。又VDDは電源電圧、VREF は
基準電圧である。
は信号送信部、2は信号受信部の信号終端回路、3は一
対の配線、4は定電流源、5,6はトランジスタ、7は
バッファ増幅器、8はインバータ、9は入力端子、10
は定電流源、11,12はトランジスタ、13は出力端
子、14〜18は抵抗、19は比較器、20はトランジ
スタ、21は抵抗である。又VDDは電源電圧、VREF は
基準電圧である。
【0021】信号送信部1と信号受信部の信号終端回路
3との間を、バックボードパネル等による一対の配線3
を介して接続して、信号送信部1から信号受信部に信号
を伝送するものであり、信号送信部1は、トランジスタ
5,6とバッファ増幅器7とインバータ8とを含むスイ
ッチ回路と、定電流源4とを備え、入力端子9に加えら
れる送信データに従って一対の配線3の何れか一方に定
電流源4が切替接続され、定電流駆動により信号伝送が
行われる。
3との間を、バックボードパネル等による一対の配線3
を介して接続して、信号送信部1から信号受信部に信号
を伝送するものであり、信号送信部1は、トランジスタ
5,6とバッファ増幅器7とインバータ8とを含むスイ
ッチ回路と、定電流源4とを備え、入力端子9に加えら
れる送信データに従って一対の配線3の何れか一方に定
電流源4が切替接続され、定電流駆動により信号伝送が
行われる。
【0022】信号受信部の信号終端回路2は、定電流源
10とトランジスタ11,12と抵抗14,15とを含
む差動増幅器と、一対の配線3に一端が接続され、他端
が共通接続された第1,第2の抵抗17,18と、共通
接続点と電源との間に接続された第3の抵抗16とを備
えると共に、レベル固定手段として、共通接続点の電位
Vc を監視する為に、その電位Vc と基準電圧VREF と
を比較する比較器19と、スイッチ素子としてのトラン
ジスタ20と、抵抗21とを備えている。
10とトランジスタ11,12と抵抗14,15とを含
む差動増幅器と、一対の配線3に一端が接続され、他端
が共通接続された第1,第2の抵抗17,18と、共通
接続点と電源との間に接続された第3の抵抗16とを備
えると共に、レベル固定手段として、共通接続点の電位
Vc を監視する為に、その電位Vc と基準電圧VREF と
を比較する比較器19と、スイッチ素子としてのトラン
ジスタ20と、抵抗21とを備えている。
【0023】信号送信部1と信号受信部の信号終端回路
2とがバックボードパネル等による一対の配線3を介し
て接続されている通常の状態に於いては、第1,第2の
抵抗17,18によって一対の配線3が終端され、それ
らの抵抗17,18の何れか一方と、第3の抵抗16と
を介して、定電流源4による定電流が流れるから、電源
電圧VDDと、共通接続点の電位Vc とは、VDD>Vc の
関係となり、その場合に基準電圧VREF とは、Vc <V
REF の関係となるように、基準電圧VREF が設定され
る。従って、トランジスタ20はオフ状態となるから、
図4に示す構成と同様に、定電流駆動により信号送信部
1から信号受信部の信号終端回路2へ信号伝送を行うこ
とができる。
2とがバックボードパネル等による一対の配線3を介し
て接続されている通常の状態に於いては、第1,第2の
抵抗17,18によって一対の配線3が終端され、それ
らの抵抗17,18の何れか一方と、第3の抵抗16と
を介して、定電流源4による定電流が流れるから、電源
電圧VDDと、共通接続点の電位Vc とは、VDD>Vc の
関係となり、その場合に基準電圧VREF とは、Vc <V
REF の関係となるように、基準電圧VREF が設定され
る。従って、トランジスタ20はオフ状態となるから、
図4に示す構成と同様に、定電流駆動により信号送信部
1から信号受信部の信号終端回路2へ信号伝送を行うこ
とができる。
【0024】又信号送信部1を搭載したプリント基板を
抜いた場合、一対の配線3と信号送信部1とが切り離さ
れるので、第1,第2の抵抗17,18の何れにも電流
が流れなくなり、VDD≒Vc ≒Va ≒Vb の関係となっ
て、差動増幅器の出力レベルは不安定となる。その場合
に、第1,第2の抵抗17,18の共通接続点の電位V
c は、Vc >VREF の関係となるから、比較器19の出
力信号によってトランジスタ20はオンとなる。従っ
て、差動増幅器のトランジスタ12のベースに接続され
た配線は抵抗21を介してアースに接続されることにな
り、一対の配線3に対する終端条件が変化する。
抜いた場合、一対の配線3と信号送信部1とが切り離さ
れるので、第1,第2の抵抗17,18の何れにも電流
が流れなくなり、VDD≒Vc ≒Va ≒Vb の関係となっ
て、差動増幅器の出力レベルは不安定となる。その場合
に、第1,第2の抵抗17,18の共通接続点の電位V
c は、Vc >VREF の関係となるから、比較器19の出
力信号によってトランジスタ20はオンとなる。従っ
て、差動増幅器のトランジスタ12のベースに接続され
た配線は抵抗21を介してアースに接続されることにな
り、一対の配線3に対する終端条件が変化する。
【0025】それによって、Va ≠Vb となるから、差
動増幅器の出力レベルは固定されることになる。この場
合、トランジスタ20がオンとなってVa >Vb の関係
となるから、差動増幅器のトランジスタ11がオン、ト
ランジスタ12がオフとなり、出力端子13はローレベ
ルに固定される。
動増幅器の出力レベルは固定されることになる。この場
合、トランジスタ20がオンとなってVa >Vb の関係
となるから、差動増幅器のトランジスタ11がオン、ト
ランジスタ12がオフとなり、出力端子13はローレベ
ルに固定される。
【0026】例えば、VDD=+3.3V、定電流源4に
よる定電流i1 =16mA、前述の(4)式による電位
VT を+2.0V、配線3の特性インピーダンス=50
Ωとすると、第1,第2の抵抗17,18は、それぞれ
50Ω、第3の抵抗16は、81.25Ωとする。又差
動増幅器は50mV程度以上の電位差を検出することが
可能であり、従って、一対の配線3が切り離された時
に、トランジスタ20がオンとなり、抵抗18,21を
介して流れる電流が約1mAであると、抵抗18による
電圧降下が約50mVとなり、Va −Vb ≒50mVと
することができるから、差動増幅器の出力レベルを固定
することができる。その場合、抵抗21を約3kΩとす
れば良いことになる。又基準電圧VREF は、2.5V〜
3.0V程度に設定することができる。即ち、共通接続
点の電位VC が2.5V〜3.0V程度以上に上昇した
時に、比較器19の出力信号によってトランジスタ20
をオンとして、差動増幅器の出力レベルを固定すること
ができる。
よる定電流i1 =16mA、前述の(4)式による電位
VT を+2.0V、配線3の特性インピーダンス=50
Ωとすると、第1,第2の抵抗17,18は、それぞれ
50Ω、第3の抵抗16は、81.25Ωとする。又差
動増幅器は50mV程度以上の電位差を検出することが
可能であり、従って、一対の配線3が切り離された時
に、トランジスタ20がオンとなり、抵抗18,21を
介して流れる電流が約1mAであると、抵抗18による
電圧降下が約50mVとなり、Va −Vb ≒50mVと
することができるから、差動増幅器の出力レベルを固定
することができる。その場合、抵抗21を約3kΩとす
れば良いことになる。又基準電圧VREF は、2.5V〜
3.0V程度に設定することができる。即ち、共通接続
点の電位VC が2.5V〜3.0V程度以上に上昇した
時に、比較器19の出力信号によってトランジスタ20
をオンとして、差動増幅器の出力レベルを固定すること
ができる。
【0027】又トランジスタ20をトランジスタ11の
ベース側に接続し、一対の配線3が切り離された時に、
差動増幅器の出力レベルをハイレベルに固定することも
できる。又出力端子13をトランジスタ12側に接続
し、送信データのレベルを反転した受信データとするこ
とも可能である。
ベース側に接続し、一対の配線3が切り離された時に、
差動増幅器の出力レベルをハイレベルに固定することも
できる。又出力端子13をトランジスタ12側に接続
し、送信データのレベルを反転した受信データとするこ
とも可能である。
【0028】図2は本発明の他の実施例の説明図であ
り、図1と同一符号は同一部分を示し、22はスイッチ
素子としてのトランジスタである。この実施例は、レベ
ル固定手段を、比較器19とトランジスタ22とにより
構成し、このトランジスタ22を差動増幅器のトランジ
スタ11に並列的に接続したもので、それによって、差
動増幅器の出力レベルを固定する場合を示す。即ち、一
対の配線3が切り離された時に、第1,第2の抵抗1
7,18の共通接続点の電位Vc が基準電圧VREFを超
えるから、比較器19の出力信号によってトランジスタ
22がオンとなり、出力端子13をローレベルに固定す
る。なお、トランジスタ22を差動増幅器のトランジス
タ12と並列に接続すると、出力端子13をハイレベル
に固定することができる。
り、図1と同一符号は同一部分を示し、22はスイッチ
素子としてのトランジスタである。この実施例は、レベ
ル固定手段を、比較器19とトランジスタ22とにより
構成し、このトランジスタ22を差動増幅器のトランジ
スタ11に並列的に接続したもので、それによって、差
動増幅器の出力レベルを固定する場合を示す。即ち、一
対の配線3が切り離された時に、第1,第2の抵抗1
7,18の共通接続点の電位Vc が基準電圧VREFを超
えるから、比較器19の出力信号によってトランジスタ
22がオンとなり、出力端子13をローレベルに固定す
る。なお、トランジスタ22を差動増幅器のトランジス
タ12と並列に接続すると、出力端子13をハイレベル
に固定することができる。
【0029】図3は本発明の更に他の実施例の説明図で
あり、図1と同一符号は同一部分を示し、25はスイッ
チ素子としてのトランジスタである。このトランジスタ
25によってレベル固定手段を構成しており、差動増幅
器のトランジスタ11と並列に接続した場合を示す。例
えば、電源電圧VDD=3.3Vとすると、トランジスタ
25の閾値VTH=2.5〜3.0Vとして、第1,第2
の抵抗17,18の共通接続点の電位Vc が、一対の配
線3を切り離したことにより、VDD≒Vc となった時に
トランジスタ25をオンとして、出力端子13をローレ
ベルに固定することができる。
あり、図1と同一符号は同一部分を示し、25はスイッ
チ素子としてのトランジスタである。このトランジスタ
25によってレベル固定手段を構成しており、差動増幅
器のトランジスタ11と並列に接続した場合を示す。例
えば、電源電圧VDD=3.3Vとすると、トランジスタ
25の閾値VTH=2.5〜3.0Vとして、第1,第2
の抵抗17,18の共通接続点の電位Vc が、一対の配
線3を切り離したことにより、VDD≒Vc となった時に
トランジスタ25をオンとして、出力端子13をローレ
ベルに固定することができる。
【0030】このトランジスタ25を差動増幅器のトラ
ンジスタ12に並列に接続すると、出力端子13をハイ
レベルに固定することができる。又出力端子13は、ト
ランジスタ12側に接続することも可能であり、前述の
ように、送信データのレベルを反転した受信データとす
ることができる。
ンジスタ12に並列に接続すると、出力端子13をハイ
レベルに固定することができる。又出力端子13は、ト
ランジスタ12側に接続することも可能であり、前述の
ように、送信データのレベルを反転した受信データとす
ることができる。
【0031】スイッチ素子としてのトランジスタ20,
22,25と、スイッチ回路を構成するトランジスタ
5,6と、差動増幅器を構成するトランジスタ11,1
2とは、MOS FETにより構成した場合を示すが、
バイポーラトランジスタを用いて構成することも可能で
ある。又差動増幅器は既に知られている各種の回路構成
を適用することができる。又信号送信部1や信号終端回
路2は、それぞれ半導体集積回路化することができる。
22,25と、スイッチ回路を構成するトランジスタ
5,6と、差動増幅器を構成するトランジスタ11,1
2とは、MOS FETにより構成した場合を示すが、
バイポーラトランジスタを用いて構成することも可能で
ある。又差動増幅器は既に知られている各種の回路構成
を適用することができる。又信号送信部1や信号終端回
路2は、それぞれ半導体集積回路化することができる。
【0032】以上説明したように、本発明は、送信デー
タに従って定電流源4を一対の配線3の何れか一方に切
替接続することにより、定電流駆動による信号伝送を行
うものであり、例えば、300Mbpd程度の高速伝送
が容易である利点がある。そして、プリント基板等の活
線挿抜による一対の配線3の切り離しが生じても、レベ
ル固定手段によって、信号終端回路2の差動増幅器の出
力レベルを予め定めたレベルに固定することができるか
ら、差動増幅器の出力レベルの不安定による誤動作を防
止できる利点がある。
タに従って定電流源4を一対の配線3の何れか一方に切
替接続することにより、定電流駆動による信号伝送を行
うものであり、例えば、300Mbpd程度の高速伝送
が容易である利点がある。そして、プリント基板等の活
線挿抜による一対の配線3の切り離しが生じても、レベ
ル固定手段によって、信号終端回路2の差動増幅器の出
力レベルを予め定めたレベルに固定することができるか
ら、差動増幅器の出力レベルの不安定による誤動作を防
止できる利点がある。
【0033】又一対の配線3を第1,第2の抵抗17,
18により終端することにより、安定な信号伝送を可能
とし、且つレベル固定手段により、第1,第2の抵抗1
7,18の共通接続点の電位Vc を監視し、その電位V
c が予め定めた値を超えた時に、一対の配線3が切り離
されたと判定し、差動増幅器の出力レベルを固定するか
ら、差動増幅器の出力レベルの不安定による誤動作を防
止できる利点がある。従って、プリント基板の活線挿抜
が可能となる。
18により終端することにより、安定な信号伝送を可能
とし、且つレベル固定手段により、第1,第2の抵抗1
7,18の共通接続点の電位Vc を監視し、その電位V
c が予め定めた値を超えた時に、一対の配線3が切り離
されたと判定し、差動増幅器の出力レベルを固定するか
ら、差動増幅器の出力レベルの不安定による誤動作を防
止できる利点がある。従って、プリント基板の活線挿抜
が可能となる。
【図1】本発明の一実施例の説明図である。
【図2】本発明の他の実施例の説明図である。
【図3】本発明の更に他の実施例の説明図である。
【図4】信号伝送システムの要部説明図である。
1 信号送信部 2 信号受信部の信号終端回路 3 一対の配線 4 定電流源 5,6 トランジスタ 7 バッファ増幅器 8 インバータ 10 定電流源 11,12 トランジスタ 17 第1の抵抗 18 第2の抵抗 19 比較器 20 トランジスタ
Claims (5)
- 【請求項1】 信号送信部と信号受信部とを一対の配線
を介して接続した信号伝送システムに於いて、 前記信号送信部は、定電流源と、送信データに従って前
記一対の配線の何れか一方の配線に前記定電流源を切替
接続するスイッチ回路とを有し、 前記信号受信部は、前記一対の配線とそれぞれ一端を接
続し、他端を共通に接続した抵抗と、該抵抗の共通接続
点と電源との間に接続した抵抗と、前記一対の配線の電
位差を検出して受信データを出力する差動増幅器と、前
記抵抗の共通接続点の電位を監視し、該電位が予め定め
た値を超えた時に、前記受信データを予め定めたレベル
に固定するレベル固定手段とを有することを特徴とする
信号伝送システム。 - 【請求項2】 送信データに従って一対の配線の何れか
一方の配線に定電流を流し、該一対の配線の電位差を検
出して受信データを出力する差動増幅器を含む信号受信
部の信号終端回路に於いて、 前記一対の配線にそれぞれ一端を接続し、他端を共通に
接続した第1,第2の抵抗と、該第1,第2の抵抗の共
通接続点と電源との間に接続した第3の抵抗と、前記共
通接続点の電位が予め定めた値を超えた時に、前記差動
増幅器の出力レベルを固定するレベル固定手段を設けた
ことを特徴とする信号終端回路。 - 【請求項3】 前記レベル固定手段は、前記第1,第2
の抵抗の共通接続点の電位が基準電位を超えた時に信号
を出力する比較器と、該比較器の出力信号によって前記
一対の配線に対する終端条件を変化させるスイッチ素子
とからなることを特徴とする請求項2記載の信号終端回
路。 - 【請求項4】 前記レベル固定手段は、前記第1,第2
の抵抗の共通接続点の電位が基準電位を超えた時に信号
を出力する比較器と、該比較器の出力信号によって前記
差動増幅器の出力レベルを予め定めたレベルに固定する
スイッチ素子とからなることを特徴とする請求項2記載
の信号終端回路。 - 【請求項5】 前記レベル固定手段は、前記第1,第2
の抵抗の共通接続点の電位が予め定めた値を超えた時に
オンとなるスイッチ素子を、前記差動増幅器を構成する
差動対の何れか一方のトランジスタと並列に接続した構
成を備えたことを特徴とする請求項2記載の信号終端回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7158880A JPH098851A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 信号伝送システム及び信号終端回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7158880A JPH098851A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 信号伝送システム及び信号終端回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH098851A true JPH098851A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15681411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7158880A Withdrawn JPH098851A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 信号伝送システム及び信号終端回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH098851A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100379849B1 (ko) * | 1998-11-06 | 2003-04-10 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 수신기 및 신호 전송 시스템 |
JP2006014268A (ja) * | 2004-05-28 | 2006-01-12 | Nec Electronics Corp | データ伝送装置、及び受信装置 |
WO2009001760A1 (ja) * | 2007-06-22 | 2008-12-31 | Nec Corporation | データ伝送システムと方法並びに該データ伝送システムを備えた電子機器 |
-
1995
- 1995-06-26 JP JP7158880A patent/JPH098851A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100379849B1 (ko) * | 1998-11-06 | 2003-04-10 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 수신기 및 신호 전송 시스템 |
JP2006014268A (ja) * | 2004-05-28 | 2006-01-12 | Nec Electronics Corp | データ伝送装置、及び受信装置 |
WO2009001760A1 (ja) * | 2007-06-22 | 2008-12-31 | Nec Corporation | データ伝送システムと方法並びに該データ伝送システムを備えた電子機器 |
JPWO2009001760A1 (ja) * | 2007-06-22 | 2010-08-26 | 日本電気株式会社 | データ伝送システムと方法並びに該データ伝送システムを備えた電子機器 |
US7965104B2 (en) | 2007-06-22 | 2011-06-21 | Nec Corporation | Data transmission system and method, and electronic apparatus provided with same data transmission system |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |