JP4679278B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置に関し、特に、高速データ通信においてデータ受信側に用いられる半導体装置に関する。
通信分野(特に高速デジタル信号の通信)において、データ送信あるいはデータ受信を行なう半導体装置は一般的にクロック信号に基づいて各種の処理を行なっている。送信側の半導体装置と受信側の半導体装置の間で通信処理を正常に行なうには互いのクロック信号を同期させる必要がある。クロック信号を同期させるため、各半導体装置間でクロック信号を独立した状態でデータの送受信を行なわず、送信データ列にクロック信号を重畳させた信号を送受信するという方法がある。
この方法が用いられる場合、送受信するデータがない場合にも、通信が正常に実行されていることを確認するための特定のデータ列の信号を送受信することが規定されている。「特定のデータ列」とは、たとえば「0」が並んだデータである。
受信側の半導体装置では、通信が正常でない状態を検知する必要がある。通信が正常でない状態とは、たとえば送信側の半導体装置が伝送線に未接続の状態や、伝送線が断線した状態、あるいは送信側の装置が故障した状態などである。よって、受信側の半導体装置には、入力された信号の振幅と規定値とを比較し、振幅が規定値以下であることに応じて通信が正常状態でないことを検出する回路が一般的に設けられている。
たとえば、特開2000−83069号公報(特許文献1)では、相補信号線対と、この相補信号線対間の電位差を検知する入力回路とを設けることにより、低ノイズ、低消費電力の伝送方式を実現することができる信号伝送回路が開示されている。
特開2000−83069号公報
図15は、特開2000−83069号公報(特許文献1)に開示される入力回路を説明する図である。図15を参照して、受信側装置における入力回路130は、信号DTr,DBrからなる相補信号を受け取り、信号DT1を論理回路140に送る。入力回路130は受信検知回路131と入力バッファ132とを含む。入力バッファ132は受信検知回路131からの受信信号ACTに同期して相補信号を取り込む。
受信検知回路131は受信信号ACTを生成するため、2つのNチャネルMOSトランジスタM1T,M1Bおよびトランジスタ導通検知回路310とを含む。NチャネルMOSトランジスタM1T,M1Bのソースおよびゲートは互いにたすきがけに接続されている。待機時には、NチャネルMOSトランジスタM1T,M1Bのいずれも非導通状態にある。なお、NチャネルMOSトランジスタM1T,M1Bのドレインはトランジスタ導通検知回路310を介して高電位VHに接続しており、ソース・ドレイン関係が逆転することはない。
データ受信の際に相補信号線対が待機状態から送信状態に遷移すると、NチャネルMOSトランジスタM1T,M1Bのいずれか一方が導通状態となり、トランジスタ導通検知回路310がこれを検知して受信信号ACTを生成する。
なお、相補信号線対では、一方の信号線の電位が立ち上がると他方の信号線電位は立ち下がる。このため高周波信号に対する応答を速くできる。また信号線が長くなることで一方の信号線に電磁ノイズが生じても、他方の信号線によりこのノイズを相殺することができる。
図16は、図15のトランジスタ導通検知回路310の具体例を示す図である。図16を参照して、カレントミラー回路を構成する2つのPチャネルMOSトランジスタの一方のドレインがNチャネルMOSトランジスタM1T,M1Bのドレインに接続される。信号DTr,DBrが同電位でありNチャネルMOSトランジスタM1T,M1Bがいずれも非導通状態の時には、ソースの電位が電位VLであり、ゲートの電位が電位VBであるNチャネルMOSトランジスタ311を流れる電流が小さくなるようにノードN1の電位は低下する。この結果、受信信号ACTはL(論理ロー)レベルである。信号DTr,DBrがそれぞれ電位VH,VLになり、NチャネルMOSトランジスタM1T,M1Bのいずれかが導通状態の時にはノードN1の電位は上昇する。この結果、受信信号ACTはH(論理ハイ)レベルである。
なお、遅延回路D1およびAND回路AND1は一定時間以上、ノードN1の電位レベルがHレベルとなった場合に、受信信号ACTをHレベルに遷移させるように作用し、ショットノイズを除去する働きをする。
しかしながら図15に示す入力回路130では微小な振幅の信号DTr,DBrの変化を直接検出する。このため、通信速度が高速化された場合に相補信号の変化を検出しようとすれば以下のような課題が生じ得る。
まず、ノードN1の電位レベルの切換を速くするため、NチャネルMOSトランジスタM1T,M1Bの各々においてソースとドレインとの間のインピーダンスを低くしなければならない。インピーダンスを低くするとNチャネルMOSトランジスタM1T,M1Bの導通時に相補信号線対の中心電位が共に電位VH側に上昇しやすくなる。よって入力されるデータが破壊される可能性がある。
さらに、NチャネルMOSトランジスタM1T,M1Bのソースおよびゲートは互いにたすきがけに接続されている。よって、ソースとドレインとの間のインピーダンスを低くしてもノードN1の電位レベルを切換えるにはある程度の時間が必要になる。
また、微小な振幅の信号に応じてトランジスタM1T,M1Bを導通させるにはトランジスタM1T,M1Bのしきい値電圧を下げる必要がある。しかし、しきい値電圧を下げるためにはトランジスタM1T,M1Bのチャネル領域に追加のイオン注入を行なう等の余分な製造工程が必要になり、コストが上昇する。
本発明の目的は、微小な信号の入力を高速に検知することが可能な半導体装置を提供することである。
本発明は要約すれば、半導体装置であって、相補な第1および第2の信号の振幅が規定値より大きいか否かを検出する微小信号検出回路を備える。微小信号検出回路は、第1および第2の信号を受け、互いに逆方向に変化する第3の信号および第4の信号を出力する信号変換部を含む。信号変換部は、第3の信号の中心電位を第1および第2の信号の中心電位よりも規定値だけシフトさせ、第4の信号の振幅の中心電位を第1および第2の信号の中心電位よりも前記規定値だけ前記第3の信号と逆方向にシフトさせる。微小信号検出回路は、第3および第4の信号に応じ、第3および第4の信号の周期ごとに、振幅が規定値より大きい状態が生じているか否かを検出する検出部をさらに含む。
本発明の半導体装置によれば、相補な第1、第2の信号の中心電位を規定値だけシフトさせた第3,第4の信号に応じて第1、第2の信号の振幅が規定値より大きいか否かを検出することにより、微小な振幅の信号の入力を高速に検知することが可能になる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
[実施の形態1]
図1は、本発明の半導体装置の構成例を示す図である。図1を参照して、半導体装置100は、たとえば通信分野や電算機等において使用され、高速(たとえばギガビット/秒級以上の速度)でデータ伝送を行なうインターフェース装置の受信部に内蔵される。このように高速でデータ伝送を行なうインターフェースの規格としては、たとえばPCI−Expressが挙げられる。
半導体装置100は相補信号線対2を伝送する信号S1,S2の入力を検出する入力検出回路4と、入力検出回路4の検出結果に応じて動作する処理部6とを含む。相補信号線対2は信号S1,S2をそれぞれ伝送する信号線L1,L2からなる。
信号S1,S2は相補に変化する。入力検出回路4は本発明における「微小信号検出回路」に相当し、相補信号線対2における信号S1,S2の振幅が規定値より大きいか否かを検出する。なお入力検出回路4は検出結果を示す検出信号を出力する。
処理部6は、検出信号を受けるとともに、相補信号線対2から信号S1,S2を受ける。信号S1,S2は処理部6が内蔵する入力バッファ(図示せず)に送られる。検出信号が信号S1,S2の振幅が規定値より大きいことを示す場合に、処理部6は信号S1,S2によって与えられるデータを処理する。また、通信が異常である、すなわち信号S1,S2が入力されていないことを入力検出回路4が検出した場合、処理部6は検出信号に応じ、たとえば送信側に再送信を指示したり、接続される表示装置(図示せず)に通信異常を示すメッセージを表示させたりする。処理部6が検出信号に応じて動作を適切に切換えることにより、半導体装置100は信号S1,S2の受信状況に応じて最適な処理を実行できる。
図2は、図1の入力検出回路4の構成を示す図である。図2を参照して、入力検出回路4は信号S1と信号S2を受け、互いに逆方向に変化する信号S3,S4を出力する信号変換部11と、信号S3,S4に応じ、信号S3,S4の周期ごとに、信号S1,S2の振幅が信号変換部11に印加される定電位VR1と定電位VR2との電位差VRよりも大きい状態が生じているか否かを検出する検出部12とを備える。信号S3は信号S1,S2の中心電位よりも電位差−VR/2だけシフトし、信号S4の中心電位は信号S1,S2の中心電位よりも電位差+VR/2だけシフトしている。信号S3,S4の電位差がS1,S2の電位差よりも大きくなることにより、信号S3,S4の変化に基づいて信号S1,S2の入力を高速に検知することができる。なお電位差VRの値は本発明における「規定値」に相当する。
なお入力検出回路4は信号線L1,L2にそれぞれ接続されるパッドPA,PBを介して信号S1,S2を受ける。また定電位VR1,VR2はたとえば図示しない定電位発生源から入力される。検出部12は検出結果として信号IDETを図1の処理部6に送る。
信号変換部11は変換回路21〜24を含む。変換回路21は信号S1,S2を受けて信号S11(第1の中間信号)と、信号S12(第2の中間信号)とを出力する。信号S11,S12は信号S1と信号S2との電位差VDIFFに応じ、互いに逆方向に変化する。
変換回路22は定電位VR1と、定電位VR2とを受け、出力側の電位を電位VR11,VR12に設定する。変換回路22は変換回路と同様に、入力される2つの信号の電位差に応じて互いに逆方向に変化する2つの中間信号(第3および第4の中間信号)を出力する。ただし実施の形態1では定電位VR1,VR2が入力されるので、電位VR11,VR12は定電位である。
なお、電位差VDIFF,VRは本発明における「第1の電位差」および「第2の電位差」にそれぞれ相当する。
2つの入力の電位差に応じて変換回路21,22の各々には互いに逆方向に変化する第1および第2の電流が流れるが、言わば、変換回路21,22はこれら第1および第2の電流の値を変換回路23,24に伝達する役割を果たす。よって、図2では変換回路21,22を「V−I」回路(電圧/電流変換回路)として示す。
変換回路23は信号S11と電位VR12とに応じ、出力する信号S3の電位と、信号S1と信号S2の中心電位との電位差の値を、電位差VDIFFの値と電位差VRの値との和に設定する。変換回路24は信号S12と電位VR11とに応じ、出力する信号S4の電位と、信号S1と信号S2の中心電位との電位差の値を、電位差VDIFFの値と電位差VRの値との和に設定する。
なお、変換回路23,24は、言わば変換回路21,22から伝達された電流を加算し、加算後の電流を電位に変換する役割を果たす。図2では変換回路23,24を「I−V」回路(電流/電圧変換回路)として示す。このように電圧/電流変換回路と電流/電圧変換回路とを組み合わせることにより、信号S3,S4の電位を設定することが可能になる。
検出部12は、信号S3と信号S4との電位差を増幅する差動増幅回路25と、検出信号出力回路26とを含む。検出信号出力回路26は差動増幅回路25から出力される信号S5に応じ、信号S3,S4の周期ごとに、電位レベルが第1の電位レベル(たとえば接地電位レベル)か、第2の電位レベル(たとえば、電源電位レベル)かのいずれかである信号IDETを出力する。信号IDETは上述の「検出信号」である。なお、第1の電位レベルを以後「Lレベル」と称し、第2の電位レベルを以後「Hレベル」と称する。
検出信号出力回路26は、信号S3,S4間の電位差の最大値が電位差VRの値(規定値)よりも大きいことを信号S5が示す場合には、信号IDETの電位レベルをLレベルに設定し、信号S3,S4間の振幅の最大値が電位差VRの値以下であることを示す場合には、信号IDETの電位レベルをHレベルに設定する。信号S1,S2の振幅が規定値(電位差VRの値)より大きい場合に信号S3,S4間の電位差の最大値が電位差VRの値よりも大きくなる。よって、信号IDETはその電位レベルにより信号S1,S2の振幅が規定値(電位差VRの値)より大きいか否かを示す。
また、差動増幅回路25の入力インピーダンスが高いことで相補信号線対2の中心電位(信号S1,S2の中心電位)が共に電源電位に上昇することを防ぐことができる。よって入力データの破壊を防ぐことができる。
また、通信が正常な状態では、信号S1,S2の振幅が電位差VRよりも大きくなる状態が信号S1,S2の周期ごとに発生する。差動増幅回路25および検出信号出力回路26により、信号S3,S4の周期ごとに振幅が規定値よりも大きい状態が生じているか否かが検出されることで、通信が正常に行なわれているか否かを検知することができる。
また、入力検出回路4(特に検出部12)は図15の入力回路130のようなNチャネルMOSトランジスタM1T,M1Bのソースおよびゲートが互いにたすきがけに接続された構成を有していない。よって信号S1,S2の入力の検知に要する時間を短くすることができる。
また、入力検出回路4では、回路を構成するMOSトランジスタのしきい値電位を下げる等の余分な製造工程が不要になるのでコスト上昇を抑えることができる。
図3は、図2に示される各信号の波形図である。図3を参照して、通信が正常の場合における信号S1〜S5,IDETの波形、および信号S3に対する信号S4の電位差(図3においてS4−S3と示す)の変化が示される。なお、以後では信号S1,S2の1周期(時刻t1〜時刻t3の期間)における各信号の波形の変化について説明する。時刻t3以後は時刻t1〜時刻t3の期間における各信号の波形の変化が繰り返されるので、時刻t3以後の各信号の波形の変化の説明は繰り返さない。
信号S1,S2は電位Vmaxと電位Vminとの間で変化する。信号S1,S2の電位は時刻t1〜時刻t2の期間には、それぞれVmin,Vmaxであり、時刻t2〜時刻t3の期間には、それぞれVmax,Vminである。なお、図3において電位差VA(電位差DIFFの最大値)は電位Vmaxと電位Vminとの差(Vmax−Vmin)であり、信号S1,S2の振幅である。なお、本発明における「振幅」とは、信号の最大電位と最小電位との電位差を意味する。
また、電位Vcomは信号S1,S2の中心電位であり、Vcom=(Vmax+Vmin)/2である。このように本発明における「中心電位」とは、信号の最大電位と最小電位とのちょうど中間の電位を意味する。なお以下ではVcom=0(V)として説明する。
さらに、図3では信号S1,S2の波形に重ねて定電位VR1,VR2を示す。具体例を示すとVA=37.5(mV)であり、VR=50(mv)である。
信号S3,S4の電位は、時刻t1〜時刻t2の期間にはそれぞれ−(VA+VR),VA+VRであり、時刻t2〜時刻t3の期間には、それぞれ(VA−VR),−(VAーVR)である。つまり、信号S3の振幅は電位差VAに等しく、信号S3の中心電位は電位Vcomに対して電位差−VRだけ異なる。同様に、信号S4の振幅は電位差VAに等しく、信号S4の中心電位は電位Vcomに対して電位差VRだけ異なる。
信号S3に対する信号S4の電位差(S4−S3)は、時刻t1〜時刻t2の期間には2VA+2VRであり、時刻t2〜時刻t3の期間には−2VA+2VRである。VA>VRであり、Vcom=0であるので2VA+2VR>Vcom、−2VA+2VR<Vcomとなる。また、2VA+2VR>4VRである。
差動増幅回路25から出力される信号S5は時刻t1〜時刻t2の期間、電源電位VDD(たとえば3.3V)となり、時刻t1〜時刻t2の期間には電位Vminとなる。信号IDETは信号S5に応じ、電位VHと電位VLとの間で変化する。電位VHはHレベルの電位(たとえば電源電位VDD)であり、電位VLはLレベルの電位(たとえば接地電位)である。電位VHと電位VLとの中間の電位である電位1/2(VH+VL)を信号IDETのレベルの判定基準電位とする。信号S5の電位が電源電位VDDである期間、信号IDETはLレベルである。なお、時刻t2〜時刻t3の期間には信号IDETのレベルはLレベルのまま変化しない。
図4は、図2に示される各信号の別の波形図である。図4を参照して、通信が正常でない状態における各信号の波形が示される。「通信が正常でない状態」とは、たとえば送信側の半導体装置が伝送線に未接続の状態や、伝送線が断線した状態などである。
この場合、信号S1,S2の振幅は電位差VAよりも小さくなる。図4では信号S1,S2の振幅が電位差VRに等しい状態を示す。なお、図3と同様に、図4においても各信号の波形の説明は時刻t1〜時刻t3の期間についてのみ行ない、時刻t3以後の各信号の変化については説明を繰り返さない。
この場合、信号S3,S4の電位は時刻t1〜時刻t2の期間にはそれぞれ−2VR,2VR(=VR+VR)であり、時刻t2〜時刻t3の期間にはともに0である。信号S3に対する信号S4の電位差(S4−S3)は時刻t1〜時刻t2の期間には4VRであり、時刻t2〜時刻t3の期間には0になる。
差動増幅回路25では時刻t1〜時刻t2の期間、電位差4VRを増幅した信号S5を出力する。ただし、この場合、信号S5の電位は電源電位VDDよりも低い電位VMとなる。また、時刻t2〜時刻t3の期間には信号S5の電位は0になる。
この電位VMが検出信号出力回路26に入力された場合、信号IDETの電位はHレベルを示す電位VHになる。図3と同様に時刻t2〜時刻t3の期間には信号IDETのレベルは変化しない。
次に、図2の入力検出回路4における主要な構成要素について回路例を示す。
図5は、図2の変換回路21の回路例を示す図である。図5を参照して、変換回路21は、電源ノードとノードN1との間に接続される電流源CS1と、電源ノードとノードN2との間に接続される電流源CS2と、ノードN1とノードN2との間に接続される抵抗31とを含む。電流源CS1,CS2からはともに電流I1が流れる。
変換回路21は、さらに、ノードN1にソースが接続され、ノードN3にドレインが接続され、ゲートに信号S1を受けるPチャネルMOSトランジスタ32と、ドレインおよびゲートがノードN3に接続され、ソースが接地ノードに接続されるNチャネルMOSトランジスタ33とを含む。PチャネルMOSトランジスタ32に電流IP1が流れることに応じ、ノードN3から信号S11が出力される。
変換回路21は、さらに、ノードN2にソースが接続され、ノードN4にドレインが接続され、ゲートに信号S2を受けるPチャネルMOSトランジスタ34と、ドレインおよびゲートがノードN4に接続され、ソースが接地ノードに接続されるNチャネルMOSトランジスタ35とを含む。PチャネルMOSトランジスタ34に電流IN1が流れることに応じ、ノードN4からは信号S12が出力される。
なお、変換回路22は信号S1に代えて定電位VR1が入力され、信号S2に代えて定電位VR2が入力され、信号S11に代えて電位VR11が出力され、信号S12に代えて電位VR12が出力される点で変換回路21と異なるが、他の部分は同様であるので変換回路22の構成に関する以後の説明は繰り返さない。
図6は、図5の変換回路21の動作を説明するための図である。図6を参照して電位V1,V2,V11,V12は図5における信号S1,S2,S11,S12の電位を示す。
電流IP1,IN1の値は以下の式(1)〜(3)に示すように電位差(V1−V2)に応じて互いに逆方向に変化する。ここでKは定数である。
IP1∝K(V2−V1)+I1 …(1)
IN1∝K(V1−V2)+I1 …(2)
IP1+IN1=2I1 …(3)
また、NチャネルMOSトランジスタ33,35のしきい値電位をVthとすると、IP1,IN1は以下の式(4),(5)で一般的に表わされる。ここでβは、MOSトランジスタのゲート幅(チャネル幅)Wとゲート長(チャネル長)Lの比W/Lに比例する定数である。
IP1=β(V11−Vth)2 …(4)
IN1=β(V12−Vth)2 …(5)
式(4),(5)より電位V11,V12はそれぞれ以下の式(6),(7)の関係を満たす。
V11={β-1×IP1+Vth}1/2 …(6)
V12={β-1×IN1+Vth}1/2 …(7)
式(1),(6)より、信号S11の電位V11は電位差(V1−V2)に応じた電位となる。式(2),(7)より、信号S12の電位V12は電位差(V1−V2)に応じた電位となる。なお、電位V11と電位V12とは電位差(V1−V2)に対して互いに逆方向に変化する。
変換回路22には図6の電位V1,V2に代えて定電位VR1,VR2がそれぞれ入力される。PチャネルMOSトランジスタ32,34に流れる電流をそれぞれIR1,IR2とする。式(1),(2)よりIR1,IR2は以下の式(8),(9)で示される。
IR1∝K(VR2−VR1)+I1 …(8)
IR2∝K(VR1−VR2)+I1 …(9)
また、図2に示す電位VR11,VR12は式(6),(7)から、以下の式(10),(11)のように示される。
VR11={β-1×IR1+Vth}1/2 …(10)
VR12={β-1×IR2+Vth}1/2 …(11)
電流IP1,IR1は本発明における「第1の電流」に相当し、電流IP1,IR2は本発明における「第2の電流」に相当する。
図7は、電流IP1と電流IN1との関係を示す図である。図7を参照して、電流IP1,IN1は電位差(V1−V2)に対し、互いに逆方向に変化する。電位差(V1−V2)が0の時にIP1=IN1=I1となる。また、電流IR1,IR2の値は一定値になる。なお図7では電流IP1,IN1と電流IR1,IR2とを重ねて示す。
図8は、図2の変換回路23の回路例を示す図である。図8を参照して、変換回路23は電源ノードとノードN11との間に接続される抵抗41と、ノードN11にドレインが接続され、接地ノードにソースが接続され、ドレインに信号S11を受けるNチャネルMOSトランジスタ42と、ノードN11にドレインが接続され、接地ノードにソースが接続され、ゲートに電位VR12を受けるNチャネルMOSトランジスタ43とを含む。ノードN11からは信号S3が出力される。
変換回路24には信号S11に代えて信号S12が入力され、電位VR12に代えてNチャネルMOSトランジスタ43のゲートに電位VR11が印加され、信号S3に代えて信号S4が出力される点で変換回路23と異なるが他の部分の構成は同様であるので以後の説明は繰り返さない。
NチャネルMOSトランジスタ42,43に流れる電流をそれぞれIA,IBとする。また、各NチャネルMOSトランジスタのしきい値電位はNチャネルMOSトランジスタ33,35のしきい値電圧に等しくVthである。このとき電流IAはβ(V11−Vth)2と表わされるので、電流IP1に等しい。同様に電流IBはβ(VR11−Vth)2と表わされるので電流IR2に等しい。
抵抗41の抵抗値をRとすると、信号S3の電位V3および信号S4の電位V4は以下の式(12),(13)のように示される。
V3=VDD−R1(IA+IB)=VDD−R1(IP1+IR2) …(12)
V4=VDD−R1(IA+IB)=VDD−R1(IN1+IR1) …(13)
すなわち変換回路23は電流IP1と電流IR2とを加算する。同様に変換回路24は電流IN1と電流IR1とを加算する。
式(1),(2),(8),(9)より電位V3,V4は以下の式(14),(15)で示される。なお、VR1−VR2=VRである。
V3∝−{(V2−V1)−VR} …(14)
V4∝(V2−V1)+VR …(15)
式(14),(15)に示されるように電位V3,V4は電位差(V1−V2)の値と電位差VRの値との和に比例する。
図9は、変換回路23,24での電流の変化を説明する図である。図9を参照して、電位V1と電位V2との電位差(V1−V2)に対する変換回路23により加算された電流値(=IP1+IR2)の変化、および変換回路24により加算された電流値(=IN1+IR1)の変化が示される。各電流値はV1−V2=VRのときに等しくなる。一方、電流IP1,IN1はV1−V2=0のときに等しくなる。
このことは、電位差VRの値が規定値であり、信号S1,S2の振幅が電位差VRの値よりも大きい場合(VA>VRの場合)に差動増幅回路25が信号S3の電位と信号S4の電位との電位差を増幅可能なことを示す。
図10は、図2の検出信号出力回路26の回路例を示す図である。図10を参照して、検出信号出力回路26は、電源ノードとノードN21との間に接続される電流源CS3と、ノードN21にドレインが接続され、接地ノードにソースが接続され、差動増幅回路25からの信号S5をゲートに受けるNチャネルMOSトランジスタ51と、ノードN21とノードN22との間に接続される抵抗52と、ノードN22にゲートが接続され、ドレインおよびソースがともに接地ノードに接続されるNチャネルMOSトランジスタ53とを含む。ノードN22からは信号IDETが出力される。なお、NチャネルMOSトランジスタ53はノードN22と接地ノードとの間に接続されるコンデンサとして機能する。
信号S5の電位がNチャネルMOSトランジスタ51を導通させるのに十分な電位(たとえば電源電位VDD)である場合には、コンデンサ(NチャネルMOSトランジスタ53)から放電が行なわれ、信号IDETの電位レベルはLレベル(ほぼ接地電位レベル)に低下する。コンデンサの放電が行なわれた後にNチャネルMOSトランジスタ51が非導通になった場合、電流源CS3から流れ出る電流ILによりコンデンサの充電が行なわれる。しかし電流ILは微小であるためノードN22の電位レベルがHレベル(ほぼ電源電位VDDのレベル)に達するまでコンデンサを充電するには時間を要する。
図3に示す信号S5の変化においては、時刻t2〜時刻t3の間ではNチャネルMOSトランジスタ51が非導通になりコンデンサが充電され、ノードN22の電位がごくわずか上昇する。しかし時刻t3で再びNチャネルMOSトランジスタ51が導通するとコンデンサが放電し、ノードN22の電位レベルは再び接地電位レベルに戻る。
なお、図4においては、時刻t1以前および時刻t1〜時刻t6の期間、NチャネルMOSトランジスタ51が非導通状態のままである。よって、信号IDETの電位レベルはHレベル(ほぼ電源電位VDDのレベル)のまま保たれる。上述のように、信号IDETの電位レベルがHレベルかLレベルかのいずれになるかは、信号S3,S4間の電位差の最大値が規定値以上(たとえば電位差VRの値の4倍以上)であるか否かにより定められる。
なお、変換回路21,22の各々に入力される2つの信号の組み合わせは1通りに限定されるものではない。信号S1,S2のうちの一方(第1の信号)が変換回路21,22の一方に入力され、定電位VR1,VR2のうちの一方(第1の定電位)が変換回路21,22の他方に入力されればよい。この場合、信号S1,S2のうちの他方(第2の信号)と定電位VR1,VR2のうちの他方(第2の定電位)は変換回路21,22のいずれか一方および他方にそれぞれ入力される。以下にこのような条件を満たす変形例について説明する。
図11は、実施の形態1の変形例を示す図である。図11を参照して入力検出回路4Aは変換回路21において、信号S2に代えて定電位VR1が入力され、変換回路22において定電位VR1に代えて信号S2が入力される点で図2に示す入力検出回路4と異なる。入力検出回路4Aの他の部分の構成は入力検出回路4と同様であるので以後の説明は繰り返さない。このように信号S1,S2、定電位VR1,VR2が入力される場合においても信号S3,S4は図3の信号S3,S4と同様に変化する。
以上のように実施の形態1によれば、入力される相補信号の振幅が規定値より大きいか否かを検出する微小信号検出回路において、相補信号の中心電位をその規定値だけ互いに逆方向にシフトさせた2つの信号を生成し、この2つの信号に応じて相補信号の振幅が規定値より大きいか否かを検出することにより微小な振幅の信号の入力を高速に検知することが可能になる。
[実施の形態2]
図12は、実施の形態2の半導体装置の全体構成を示す図である。図12を参照して半導体装置100Aは入力検出回路4に代えて入力検出回路4Bを備える点で図1の半導体装置100の構成と異なるが他の部分の構成は同様であるので、以後の説明は繰り返さない。
実施の形態1では、処理部6が信号S1,S2を受信する。入力検出回路4Bが入力バッファを含む点で実施の形態2は実施の形態1と異なる。なお処理部6は入力検出回路4Bから出力される検出信号(信号IDET)を受け、信号S1,S2の振幅が規定値以上であることを検出信号が示す場合に、入力検出回路4B内の入力バッファから送られるデータ信号に応じて処理を行なう。
入力検出回路4Bが入力バッファを含むことにより、信号線の容量に起因する伝送遅延を低減することができる。たとえばギガbit/秒級の高速データ通信においては数100ピコ秒程度の伝送遅延が生じても各種処理に影響が生じる可能性がある。実施の形態2によればこの伝送遅延を減少させることが可能になる。
図13は、図12の入力検出回路4Bの構成を示す図である。図13を参照して、入力検出回路4Bは変換回路21の後段に設けられ、信号S11,S12に応じて「1」、「0」からなるデジタル信号であるデータ信号DTを生成する入力バッファ61をさらに含む点で図2に示す入力検出回路4と異なる。入力バッファ61は本発明におけるデータ信号出力回路に相当する。なお入力検出回路4Bの他の部分の構成については入力検出回路4と同様であるので以後の説明は繰り返さない。
図14は、実施の形態2の入力検出回路の変形例を示す図である。図14を参照して、入力検出回路4Cは入力バッファ61Aが変換回路21の前段に設けられ、信号S1,S2を受けてデータ信号DTを生成する点で図13に示す入力検出回路4Cと異なる。入力検出回路4Cの他の部分の構成は入力検出回路4Bと同様であるので以後の説明は繰り返さない。なお入力バッファ61Aは本発明におけるデータ信号出力回路に相当する。
入力バッファ61Aが変換回路21の前段に設けられることで入力容量がさらに低減される。よって入力検出回路4Bに比較して、入力検出回路4Cでは伝送遅延をさらに低減できる。
以上のように実施の形態2によれば、信号線の容量に起因する伝送遅延の影響を低減することが可能になる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の半導体装置の構成例を示す図である。 図1の入力検出回路4の構成を示す図である。 図2に示される各信号の波形図である。 図2に示される各信号の別の波形図である。 図2の変換回路21の回路例を示す図である。 図5の変換回路21の動作を説明するための図である。 電流IP1と電流IN1との関係を示す図である。 図2の変換回路23の回路例を示す図である。 変換回路23,24での電流の変化を説明する図である。 図2の検出信号出力回路26の回路例を示す図である。 実施の形態1の変形例を示す図である。 実施の形態2の半導体装置の全体構成を示す図である。 図12の入力検出回路4Bの構成を示す図である。 実施の形態2の入力検出回路の変形例を示す図である。 特開2000−83069号公報(特許文献1)に開示される入力回路を説明する図である。 図15のトランジスタ導通検知回路310の具体例を示す図である。
符号の説明
2 相補信号線対、4,4A〜4C 入力検出回路、6 処理部、11 信号変換部、12 検出部、21〜24 変換回路、25 差動増幅回路、26 検出信号出力回路、31,41,52 抵抗、32,34 PチャネルMOSトランジスタ、33,35,42,43,51,53,311,M1T,M1B NチャネルMOSトランジスタ、61,61A,132 入力バッファ、100,100A 半導体装置、130 入力回路、131 受信検知回路、140 論理回路、310 トランジスタ導通検知回路、AND1 AND回路、CS1〜CS3 電流源、D1 遅延回路、L1,L2 信号線、N1〜N4,N11,N21,N22 ノード、PA,PB パッド。

Claims (7)

  1. 相補な第1および第2の信号の振幅が規定値より大きいか否かを検出する微小信号検出回路を備え、
    前記微小信号検出回路は、
    前記第1および第2の信号を受け、互いに逆方向に変化する第3の信号および第4の信号を出力する信号変換部を含み、
    前記信号変換部は、
    前記第3の信号の中心電位を前記第1および第2の信号の中心電位よりも前記規定値だけシフトさせ、前記第4の信号の振幅の中心電位を前記第1および第2の信号の中心電位よりも前記規定値だけ前記第3の信号と逆方向にシフトさせ、
    前記第3および第4の信号に応じ、前記第3および第4の信号の周期ごとに、前記振幅が前記規定値よりも大きい状態が生じているか否かを検出する検出部をさらに含む、半導体装置。
  2. 前記検出部から出力される検出信号を受け、前記振幅が前記規定値より大きいことを前記検出信号が示す場合に、第1および第2の信号によって与えられるデータを処理する処理部をさらに備える、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記信号変換部には、第1の定電位と、前記第1の定電位に対して前記規定値だけ電位が異なる第2の定電位がさらに印加され、
    前記第2の信号および前記第2の定電位の一方と前記第1の信号との第1の電位差に応じ、互いに逆方向に変化する第1および第2の中間信号を出力する第1の変換部と、
    前記第2の信号および前記第2の定電位の他方と前記第1の定電位との第2の電位差に応じ、互いに逆方向に変化する第3および第4の中間信号を出力する第2の変換部と、
    前記第1および第3の中間信号に応じ、出力する前記第3の信号の電位と前記第1および第2の信号の中心電位との電位差の値を、前記第1の電位差の値と前記第2の電位差の値との和に設定する第3の変換部と、
    前記第2および第4の中間信号に応じ、出力する第4の信号の電位と前記第1および第2の信号の中心電位との電位差の値を、前記第1の電位差の値と前記第2の電位差の値との和に設定する第4の変換部とを有する、請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記第1および第2の変換部の各々は、
    電源ノードから第1のノードに向けて、第1の定電流が流れる第1の電流源と、
    電源ノードから第2のノードに向けて、第2の定電流が流れる第2の電流源と、
    前記第1のノードと第2のノードとの間に接続される第1の抵抗と、
    対応する2つの入力のうちの一方がゲートに入力され、前記第1のノードにソースが接続され、第3のノードにドレインが接続され、前記対応する2つの入力の電位差に応じて変化する第1の電流が流れる第1のPチャネルMOSトランジスタと、
    前記第3のノードにドレインおよびゲートが接続され、ソースが接地ノードに接続されて前記第1の電流が流れる第1のNチャネルMOSトランジスタと、
    前記対応する2つの入力のうちの他方がゲートに入力され、前記第2のノードにソースが接続され、第4のノードにドレインが接続され、前記対応する2つの入力の電位差に応じて前記第1の電流と逆方向に変化する第2の電流が流れる第2のPチャネルMOSトランジスタと、
    前記第4のノードにドレインおよびゲートが接続され、ソースが接地ノードに接続され、前記第2の電流が流れる第2のNチャネルMOSトランジスタとを有し、
    前記第3および第4のノードからは、前記第1および第2の電流に応じた2つの中間信号がそれぞれ出力され、
    前記第3および第4の変換部の各々は、
    信号を出力する第5のノードと電源ノードとの間に接続される第2の抵抗と、
    前記第5のノードにドレインが接続され、ソースが接地ノードに接続され、ゲートに入力される中間信号に応じて前記第1または第2の電流と等しい電流が流れる第3のNチャネルMOSトランジスタと、
    前記第5のノードにドレインが接続され、ソースが接地ノードに接続され、ゲートに入力される中間信号に応じて前記第1または第2の電流と等しい電流が流れる第4のNチャネルMOSトランジスタとを有する、請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記検出部は、
    前記第3の信号と前記第4の信号との電位差を増幅する差動増幅回路と、
    前記差動増幅回路の出力に応じ、前記第3および第4の信号の周期ごとに、電位レベルが第1の電位レベルか第2の電位レベルかのいずれかである検出信号を出力する検出信号出力回路とを有し、
    前記検出信号出力回路は、前記第3および第4の信号の電位差の最大値が前記規定値より大きいことを前記差動増幅回路の出力が示す場合には、前記検出信号の電位レベルを前記第1の電位レベルに設定し、前記第3および第4の信号の振幅の最大値が前記規定値以下であることを示す場合には、前記検出信号の電位レベルを前記第2の電位レベルに設定する、請求項3に記載の半導体装置。
  6. 前記第1の変換部には、前記第1および第2の信号が入力され、
    前記微小信号検出回路は、
    前記第1および第2の中間信号に応じてデータ信号を出力するデータ信号出力回路をさらに含み、
    前記半導体装置は、
    前記検出部から出力される検出信号を受け、前記振幅が前記規定値より大きいことを前記検出信号が示す場合に、前記データ信号に応じて処理を行なう処理部をさらに備える、請求項3に記載の半導体装置。
  7. 前記微小信号検出回路は、
    前記第1および第2の信号に応じてデータ信号を出力するデータ信号出力回路をさらに含み、
    前記半導体装置は、
    前記検出部から出力される検出信号を受け、前記振幅が前記規定値より大きいことを前記検出信号が示す場合に、前記データ信号に応じて処理を行なう処理部をさらに備える、請求項3に記載の半導体装置。
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