JPWO2008149444A1 - ヘッドスライダおよび記憶媒体駆動装置 - Google Patents

ヘッドスライダおよび記憶媒体駆動装置 Download PDF

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Abstract

スイッチ素子(63)は第3配線パターン(65)の導通を確立する。磁気抵抗効果膜(53)は短絡する。したがって、例えば静電気放電に基づき過電流が発生しても、過電流は例えば第1配線パターン(61)から第3配線パターン(65)を経由して第2配線パターン(62)に流通する。磁気抵抗効果膜(53)に過電流の流通は最大限に抑制される。しかも、スイッチ素子(63)や第3配線パターン(65)は非磁性膜に埋め込まれる。スイッチ素子(63)や第3配線パターン(65)は磁気抵抗効果膜(53)にできる限り近づくことができる。加えて、スイッチ素子(63)や第3配線パターン(65)は磁気抵抗効果膜(53)の形成と同時に形成される。磁気抵抗効果膜(53)の形成時にすでに磁気抵抗効果膜(53)は短絡する。磁気抵抗効果膜(53)の破壊はより確実に防止される。

Description

本発明は、例えばハードディスク駆動装置(HDD)といった記憶媒体駆動装置に組み込まれるヘッドスライダに関する。
例えば特許文献2の図1に開示されるように、磁気抵抗効果膜には配線パターンが接続される。配線パターンは、ヘッドスライダに搭載される磁気抵抗効果膜にセンス電流を供給する流通路を構成する。配線パターンには磁気抵抗効果膜に並列にスイッチが接続される。スイッチの切り替えに基づき磁気抵抗効果膜が短絡されると、磁気抵抗効果膜に例えば過電流の流通は回避される。磁気抵抗効果膜の破壊は回避される。
日本国特開平7−169005号公報 日本国特開2000−11349号公報 国際公開第00/079522号パンフレット 米国特許第6813122号明細書
例えば特許文献2の図14に示されるように、配線パターンは、ヘッドスライダを支持するヘッドサスペンション上に形成される。スイッチはヘッドサスペンション上で配線パターンに挿入される。したがって、例えばスイッチおよびヘッドスライダの間でESD(静電気放電)に基づき配線パターンに過電流が流通すると、スイッチが閉じていても磁気抵抗効果膜の両端で電位差が生じる。過電流は磁気抵抗効果膜に流れてしまう。磁気抵抗効果膜は破壊されてしまう。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、より確実に磁気抵抗効果膜の破壊を防止することができるヘッドスライダおよび記憶媒体駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1発明によれば、スライダ本体と、スライダ本体の空気流出側端面に積層形成される絶縁性の非磁性膜と、非磁性膜に埋め込まれる磁気抵抗効果膜と、非磁性膜に埋め込まれて、磁気抵抗効果膜に接続される第1配線パターンおよび第2配線パターンと、非磁性膜に埋め込まれて磁気抵抗効果膜に並列に第1および第2配線パターンに接続される第3配線パターンと、非磁性膜に埋め込まれ、第3配線パターンの導通および非導通を切り替えるスイッチ素子とを備えることを特徴とするヘッドスライダが提供される。
こうしたヘッドスライダでは、スイッチ素子は第3配線パターンの導通を確立する。磁気抵抗効果膜は短絡する。したがって、例えば静電気放電に基づき過電流が発生しても、過電流は例えば第1配線パターンから第3配線パターンを経由して第2配線パターンに流通する。磁気抵抗効果膜に過電流の流通は最大限に抑制される。しかも、スイッチ素子や第3配線パターンは非磁性膜に埋め込まれる。スイッチ素子や第3配線パターンは磁気抵抗効果膜にできる限り近づくことができる。加えて、スイッチ素子や第3配線パターンは磁気抵抗効果膜の形成と同時に形成される。磁気抵抗効果膜の破壊はより確実に防止される。
こうしたヘッドスライダでは、スイッチ素子は、非磁性膜に埋め込まれて発熱する発熱体と、発熱体に向き合わせられて、発熱体の発熱に基づき変形して第3配線パターンを非導通に切り替えるスイッチとを備えればよい。このとき、発熱体の発熱にあたって電流が用いられればよい。こうした構成によれば、発熱体に専用の配線パターンの形成は省略される。ヘッドスライダの構成は簡素化されることができる。
以上のようなスイッチ素子は読み出しヘッドおよびスライダ本体の間で非磁性膜に埋め込まれればよい。ヘッドスライダの形成にあたってスライダ本体上には読み出しヘッドよりも先にスイッチ素子が形成される。したがって、読み出しヘッドの形成時にすでにスイッチ素子は形成される。その結果、読み出しヘッドの形成時から磁気抵抗効果膜の破壊は防止されることができる。以上のようなヘッドスライダは例えば記憶媒体駆動装置に組み込まれることができる。
第2発明によれば、絶縁性の非磁性膜と、非磁性膜に埋め込まれて読み出しヘッドを構成する磁気抵抗効果膜と、非磁性膜に埋め込まれて、磁気抵抗効果膜に接続される第1配線パターンおよび第2配線パターンと、非磁性膜に埋め込まれて磁気抵抗効果膜に並列に第1および第2配線パターンに接続される第3配線パターンと、非磁性膜に埋め込まれ、第3配線パターンの導通および非導通を切り替えるスイッチ素子とを備えることを特徴とするヘッドユニットが提供される。こうしたヘッドユニットは前述のヘッドスライダの実現に大いに貢献する。
第3発明によれば、スライダ本体と、スライダ本体の空気流出側端面に積層形成される絶縁性の非磁性膜と、非磁性膜に埋め込まれて、磁気抵抗効果膜に接続される第1配線パターンおよび第2配線パターンと、第1配線パターンに接続されて、非磁性膜の空気流出側端面に形成される第1導電端子と、第2配線パターンに接続されて、非磁性膜の空気流出側端面に形成される第2導電端子と、非磁性膜の空気流出側端面に積層形成されて第1および第2導電端子に接続される第3配線パターンと、非磁性膜の空気流出側端面に積層形成され、第3配線パターンの導通および非導通を切り替えるスイッチ素子とを備えることを特徴とするヘッドスライダが提供される。
こうしたヘッドスライダでは、前述と同様に、スイッチ素子は第3配線パターンの導通を確立する。磁気抵抗効果膜は短絡する。したがって、例えば静電気放電に基づき過電流が発生しても、過電流は例えば第1配線パターンから第3配線パターンを経由して第2配線パターンに流通する。磁気抵抗効果膜に過電流の流通は最大限に抑制される。磁気抵抗効果膜の破壊はより確実に防止される。しかも、スイッチ素子や第3配線パターンは非磁性膜の空気流出側端面に形成される。スイッチ素子や第3配線パターンは磁気抵抗効果膜にできる限り近づくことができる。加えて、スイッチ素子や第3配線パターンは磁気抵抗効果膜の形成と同時に形成される。磁気抵抗効果膜の破壊はより確実に防止される。
こういったヘッドスライダでは、スイッチ素子は、前述と同様に、非磁性膜に埋め込まれて発熱する発熱体と、発熱体に向き合わせられて、発熱体の発熱に基づき変形して第3配線パターンを非導通に切り替えるスイッチとを備えればよい。このとき、発熱体の発熱にあたって前記電流が用いられればよい。以上のようなヘッドスライダは例えば記憶媒体駆動装置に組み込まれることができる。
第4発明によれば、絶縁性の非磁性膜と、非磁性膜に埋め込まれて、磁気抵抗効果膜に接続される第1配線パターンおよび第2配線パターンと、第1配線パターンに接続されて、非磁性膜の空気流出側端面に形成される第1導電端子と、第2配線パターンに接続されて、非磁性膜の空気流出側端面に形成される第2導電端子と、非磁性膜の空気流出側端面に積層形成されて第1および第2導電端子に接続される第3配線パターンと、非磁性膜の空気流出側端面に積層形成され、第3配線パターンの導通および非導通を切り替えるスイッチ素子とを備えることを特徴とするヘッドユニットが提供される。こうしたヘッドユニットは前述のヘッドスライダの実現に大いに貢献する。
第5発明によれば、基材上に形成される絶縁性の第1非磁性膜上に所定の間隔で隔てられる1対の配線パターンを形成する工程と、配線パターン同士の間で導通を確立する導電性のスイッチ素子を形成する工程と、第1非磁性膜上でスイッチ素子の変形を許容する空洞を確保しつつスイッチ素子上に絶縁性の第2非磁性膜を形成する工程と、第2非磁性膜上に磁気抵抗効果膜を形成する工程と、磁気抵抗効果膜に接続される第1配線パターンおよび第2配線パターンを形成する工程とを備え、配線パターンは磁気抵抗効果膜に並列に第1および第2配線パターンに接続されることを特徴とするヘッドスライダの製造方法が提供される。
こうした製造方法によれば、第1非磁性膜上にスイッチ素子が形成される。スイッチ素子は配線パターン同士の間で導通を確立する。スイッチ素子上には第2非磁性膜が形成される。第2非磁性膜上には磁気抵抗効果膜が形成される。したがって、磁気抵抗効果膜の形成時にすでにスイッチ素子は形成される。その結果、その形成時から磁気抵抗効果膜の破壊は防止される。磁気抵抗効果膜の破壊はより確実に防止される。
本発明に係る記憶媒体駆動装置の一具体例すなわちハードディスク駆動装置(HDD)の内部構造を概略的に示す平面図である。 本発明に係る浮上ヘッドスライダの構造を概略的に示す斜視図である。 電磁変換素子の拡大正面図である。 図3の4−4線に沿った垂直断面図である。 図4の5−5線に沿った垂直断面図である。 第1実施形態に係る読み出しヘッド素子およびスイッチ素子を示す回路図である。 具体例1に係るスイッチ素子の構造を示す断面図である。 第3配線パターンの非導通が確立される様子を示す断面図である。 第1非磁性膜上に第3配線パターンを形成する工程を示す図である。 第1非磁性膜上に第3配線パターンを形成する工程を示す図である。 第1非磁性膜上に第3配線パターンを覆うレジスト膜を形成する工程を示す図である。 レジスト膜に空隙を形成する工程を示す図である。 空隙内に導電材料を形成する工程を示す図である。 レジスト膜上に空隙を有するレジスト膜を形成する工程を示す図である。 空隙内に収縮膜を形成する工程を示す図である。 レジスト膜を除去する工程を示す図である。 レジスト膜上に空隙を有するレジスト膜を形成する工程を示す図である。 空隙内に導電片を形成する工程を概略的に示す図である。 レジスト膜上に空隙を有するレジスト膜を形成する工程を示す図である。 空隙内に低熱膨張材を形成する工程を示す図である。 レジスト膜上にさらにレジスト膜を形成する工程を示す図である。 レジスト膜上に発熱体を形成する工程を示す図である。 レジスト膜上に第2非磁性膜を形成する工程を概略的に示す図である。 第1および第2非磁性膜の間でレジスト膜を除去する工程を示す図である。 第2実施形態に係る読み出しヘッド素子およびスイッチ素子を示す回路図である。 第3実施形態に係る読み出しヘッド素子およびスイッチ素子を示す回路図である。 空気流出側端面から観察されるヘッドスライダの側面図である。 第4実施形態に係る読み出しヘッド素子およびスイッチ素子を示す回路図である。 第5実施形態に係る読み出しヘッド素子およびスイッチ素子を示す回路図である。 具体例2に係るスイッチ素子の構造を概略的に示す断面図である。 第3配線パターンの非導通が確立される様子を示す断面図である。 第1非磁性膜上に第3配線パターンおよび発熱体が形成される工程を示す図である。 第1非磁性膜上に第3配線パターンおよび発熱体が形成される工程を示す図である。 第1非磁性膜上に第3配線パターンおよび発熱体を覆うレジスト膜を形成する工程を示す図である。 空隙内に導電材料を形成する工程を示す図である。 レジスト膜上に空隙を有するレジスト膜を形成する工程を示す図である。 空隙内に収縮膜を形成する工程を示す図である。 レジスト膜を除去する工程を示す図である。 レジスト膜上に空隙を有するレジスト膜を形成する工程を示す図である。 レジスト膜上にさらにレジスト膜を形成する工程を示す図である。 第1および第2非磁性膜の間でレジスト膜を除去する工程を示す図である。 空気流出側端面から観察されるヘッドスライダの側面図である。 空気流出側端面から観察されるヘッドスライダの側面図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明に係る記憶媒体駆動装置の一具体例すなわちハードディスク駆動装置(HDD)11の内部構造を概略的に示す。このHDD11は筐体すなわちハウジング12を備える。ハウジング12は箱形のベース13およびカバー(図示されず)から構成される。ベース13は例えば平たい直方体の内部空間すなわち収容空間を区画する。ベース13は例えばアルミニウムといった金属材料から鋳造に基づき成形されればよい。カバーはベース13の開口に結合される。カバーとベース13との間で収容空間は密閉される。カバーは例えばプレス加工に基づき1枚の板材から成形されればよい。
収容空間には、記憶媒体としての1枚以上の磁気ディスク14が収容される。磁気ディスク14はスピンドルモータ15に装着される。スピンドルモータ15は例えば3600rpmや4200rpm、5400rpm、7200rpm、10000rpm、15000rpmといった高速度で磁気ディスク14を回転させることができる。
収容空間にはキャリッジ16がさらに収容される。キャリッジ16はキャリッジブロック17を備える。キャリッジブロック17は、垂直方向に延びる支軸18に回転自在に連結される。キャリッジブロック17には支軸18から水平方向に延びる複数のキャリッジアーム19が区画される。キャリッジブロック17は例えば押し出し成型に基づきアルミニウムから成型されればよい。
個々のキャリッジアーム19の先端にはヘッドサスペンション21が取り付けられる。ヘッドサスペンション21はキャリッジアーム19の先端から前方に延びる。ヘッドサスペンション21には後述のフレキシャが貼り付けられる。フレキシャ上には浮上ヘッドスライダ22が支持される。フレキシャに基づき浮上ヘッドスライダ22はヘッドサスペンション21に対して姿勢を変化させることができる。浮上ヘッドスライダ22には磁気ヘッドすなわち電磁変換素子が搭載される。
磁気ディスク14の回転に基づき磁気ディスク14の表面で気流が生成されると、気流の働きで浮上ヘッドスライダ22には正圧すなわち浮力および負圧が作用する。浮力および負圧とヘッドサスペンション21の押し付け力とが釣り合うことで磁気ディスク14の回転中に比較的に高い剛性で浮上ヘッドスライダ22は浮上し続けることができる。
こういった浮上ヘッドスライダ22の浮上中にキャリッジ16が支軸18回りで回転すると、浮上ヘッドスライダ22は磁気ディスク14の半径線に沿って移動することができる。その結果、浮上ヘッドスライダ22上の電磁変換素子は最内周記録トラックと最外周記録トラックとの間でデータゾーンを横切ることができる。こうして浮上ヘッドスライダ22上の電磁変換素子は目標の記録トラック上に位置決めされる。
キャリッジブロック17には例えばボイスコイルモータ(VCM)23といった動力源が接続される。このボイスコイルモータ23の働きでキャリッジブロック17は支軸18回りで回転することができる。こうしたキャリッジブロック17の回転に基づきキャリッジアーム19およびヘッドサスペンション21の揺動は実現される。
図1から明らかなように、キャリッジブロック17上にはフレキシブルプリント基板ユニット25が配置される。フレキシブルプリント基板ユニット25はフレキシブルプリント基板26を備える。フレキシブルプリント基板26にはヘッドIC(集積回路)27が実装される。磁気情報の読み出し時には、このヘッドIC27から電磁変換素子の読み出しヘッド素子に向けてセンス電流は供給される。同様に、磁気情報の書き込み時には、ヘッドIC27から電磁変換素子の書き込みヘッド素子に向けて書き込み電流は供給される。ヘッドIC27には、収容空間内に配置される小型の回路基板28や、ベース13の底板の裏側に取り付けられるプリント配線基板(図示されず)からセンス電流や書き込み電流は供給される。
センス電流や書き込み電流の供給にあたってフレキシブルプリント基板29が用いられる。フレキシブルプリント基板29は一端で個々のヘッドサスペンション21に部分的に貼り付けられる。フレキシブルプリント基板29はヘッドサスペンション21からキャリッジアーム19の側縁に沿って後方に延びる。フレキシブルプリント基板29の後端はフレキシブルプリント基板26に重ね合わせられる。フレキシブルプリント基板29はいわゆるロングテール型に構成される。
フレキシブルプリント基板29の他端には浮上ヘッドスライダ22が支持される。すなわち、フレキシブルプリント基板29はフレキシャを構成する。フレキシブルプリント基板29は複数本の配線パターン(図示されず)を備える。配線パターンの一端は浮上ヘッドスライダ22に接続される。配線パターンの他端はフレキシブルプリント基板26に接続される。こうして浮上ヘッドスライダ22はヘッドIC27に電気接続される。フレキシブルプリント基板29は、ステンレス鋼板といった金属薄板と、金属薄板上に順番に積層される絶縁層、導電層および保護層とを備える。導電層は前述の配線パターンを構成する。絶縁層および保護層には例えばポリイミド樹脂といった樹脂材料が用いられればよい。
図2は一具体例に係る浮上ヘッドスライダ22を示す。この浮上ヘッドスライダ22は、例えば平たい直方体に形成される基材すなわちスライダ本体31を備える。スライダ本体31の空気流出側端面には絶縁性の非磁性膜すなわち素子内蔵膜32が積層される。この素子内蔵膜32に電磁変換素子33が組み込まれる。電磁変換素子33の詳細は後述される。
スライダ本体31は例えばAl−TiC(アルチック)といった硬質の非磁性材料から形成されればよい。素子内蔵膜32は例えばAl(アルミナ)といった比較的に軟質の絶縁非磁性材料から形成されればよい。スライダ本体31は媒体対向面34で磁気ディスク14に向き合う。媒体対向面34には平坦なベース面35すなわち基準面が規定される。磁気ディスク14が回転すると、スライダ本体31の前端から後端に向かって媒体対向面34には気流36が作用する。
媒体対向面34には、前述の気流36の上流側すなわち空気流入側でベース面35から立ち上がる1筋のフロントレール37が形成される。フロントレール37はベース面35の空気流入端に沿ってスライダ幅方向に延びる。同様に、媒体対向面34には、気流の下流側すなわち空気流出側でベース面35から立ち上がるリアレール38が形成される。リアレール38はスライダ幅方向の中央位置に配置される。
媒体対向面34には、空気流出側でベース面35から立ち上がる左右1対の補助リアレール39、39がさらに形成される。補助リアレール39、39はベース面35の左右の縁に沿ってそれぞれ配置される。その結果、補助リアレール39、39同士はスライダ幅方向に間隔を空けて配置される。補助リアレール39、39同士の間にリアレール38は配置される。
フロントレール37、リアレール38および補助リアレール39、39の頂上面にはいわゆる空気軸受け面(ABS)41、42、43が規定される。空気軸受け面41、42、43の空気流入端は段差44、45、46でレール37、38、39の頂上面に接続される。磁気ディスク14の回転に基づき生成される気流36は媒体対向面34に受け止められる。このとき、段差44、45、46の働きで空気軸受け面41、42、43には比較的に大きな正圧すなわち浮力が生成される。しかも、フロントレール37の後方すなわち背後には大きな負圧が生成される。これら浮力および負圧のバランスに基づき浮上ヘッドスライダ22の浮上姿勢は確立される。なお、浮上ヘッドスライダ22の形態はこういった形態に限られるものではない。
図3は電磁変換素子33の様子を詳細に示す。電磁変換素子33は、書き込みヘッド素子すなわち単磁極ヘッド51と読み出しヘッド素子52とを備える。単磁極ヘッド51および読み出しヘッド素子52は素子内蔵膜32内に埋め込まれる。素子内蔵膜32内で単磁極ヘッド51は読み出しヘッド素子52よりも空気流出側に配置される。単磁極ヘッド51は、周知の通り、例えば磁気コイルで生起される磁界を利用して磁気ディスク14に2値情報を書き込むことができる。読み出しヘッド素子52には例えばトンネル接合磁気抵抗効果(TMR)素子が用いられる。読み出しヘッド素子52は、周知の通り、磁気ディスク14から作用する磁界に応じて変化する抵抗に基づき2値情報を検出することができる。
読み出しヘッド素子52では、磁気抵抗効果膜53が上下1対の導電層すなわち下部シールド層54および上部シールド層55に挟み込まれる。下部シールド層54および上部シールド層55は例えばFeNやNiFeといった磁性材料から構成されればよい。下部シールド層54および上部シールド層55同士の間隔は磁気ディスク14上で記録トラックの線方向に磁気記録の分解能を決定する。
単磁極ヘッド51は、空気軸受け面42で露出する主磁極56および補助磁極57を備える。主磁極56および補助磁極57は例えばFeNやNiFeといった磁性材料から構成されればよい。図4を併せて参照し、主磁極56および補助磁極57の間で磁気コイルすなわち薄膜コイル58が形成される。主磁極56の後端は薄膜コイル58の中心位置で補助磁極57に連結片59で磁気的に連結される。こうして主磁極56、補助磁極57および連結片59は、薄膜コイル58の中心位置を貫通する磁性コアを形成する。
下部シールド層54には第1配線パターン61が接続される。上部シールド層55には第2配線パターン62が接続される。第1配線パターン61および第2配線パターン62は素子内蔵膜32に埋め込まれる。第1配線パターン61および第2配線パターン62は協働でセンス電流の流通路を確立する。センス電流は例えば第1配線パターン61から下部シールド層54を介して磁気抵抗効果膜53に流入する。センス電流は磁気抵抗効果膜53から上部シールド層55を介して第2配線パターン62から取り出される。第1および第2配線パターン61、62は例えばCuやAuといった導電材料から構成される。
素子内蔵膜32内には、読み出しヘッド素子52およびスライダ本体31の間にスイッチ素子63が埋め込まれる。スイッチ素子63の詳細は後述される。スイッチ素子63には1対のスイッチ用配線パターン64、64が接続される。一方のスイッチ用配線パターン64は第1配線パターン61に接続される。他方のスイッチ用配線パターン64は第2配線パターン62に接続される。スイッチ用配線パターン64の働きでスイッチ素子63にはセンス電流が供給される。スイッチ用配線パターン64は例えばCuやAuといった導電材料から構成されればよい。
図5に示されるように、下部シールド層54および上部シールド層55には磁気抵抗効果膜53に並列に第3配線パターン65が接続される。こうして第3配線パターン65は磁気抵抗効果膜53に並列に第1および第2配線パターン61、62に接続される。第3配線パターン65は素子内蔵膜32に埋め込まれる。第3配線パターン65には前述のスイッチ素子63が挿入される。スイッチ素子63および第3配線パターン65は分岐回路を構成する。第3配線パターン65は例えばCuやAuといった導電材料から構成されればよい。なお、素子内蔵膜32、読み出しヘッド素子52、スイッチ素子63および第3配線パターン65は本発明のヘッドユニットを構成する。
図6は回路図を示す。スイッチ素子63にはスイッチ用配線パターン64を介して例えば第1配線パターン61からセンス電流が供給される。センス電流はスイッチ素子63の制御信号として機能する。センス電流の供給の有無に基づきスイッチ素子63の開閉が実現される。スイッチ素子63は開閉に基づき第3配線パターン65の導通および非導通を切り替える。第3配線パターン65の導通に基づき磁気抵抗効果膜53は短絡する。ここでは、スイッチ素子63および第3配線パターン65で構成される分岐回路の抵抗は磁気抵抗効果膜53の抵抗よりも十分に小さく設定される。
図7は具体例1に係るスイッチ素子63を示す。スイッチ素子63は、スライダ本体31の空気流出側端面に積層形成される第1非磁性膜67および第2非磁性膜68の間に形成される空洞69に配置される。第1非磁性膜67上には前述の第3配線パターン65、65が形成される。第3配線パターン65、65はスイッチ片71で接続される。スイッチ片71は導電片72を備える。導電片72は例えばCuやAuといった導電材料から形成される。導電片72の基部端は一方の第3配線パターン65に接合される。導電片72の先端は他方の第3配線パターン65に受け止められる。こうして第3配線パターン65の導通は確立される。
導電片72の内向き面には収縮膜73が取り付けられる。収縮膜73は例えばITO(酸化インジウムスズ)やTiN、Alから構成される。収縮膜73の収縮応力に基づき導電片72は湾曲する。湾曲に基づき導電片72の先端と他方の第3配線パターン65との接触が実現される。導電片72の外向き面には低熱膨張材74が取り付けられる。低熱膨張材74の熱膨張率は導電片72の熱膨張率よりも小さく設定される。低熱膨張材74には発熱体すなわちヒータ75が向き合わせられる。ヒータ75には例えば電熱線が用いられればよい。電熱線は例えばW(タングステン)から構成されればよい。ヒータ75は第2非磁性膜68に取り付けられる。ヒータ75およびスイッチ片71の間には所定の間隔が確保される。
ヒータ75には前述のスイッチ用配線パターン64が接続される。スイッチ用配線パターン64から供給される制御信号すなわちセンス電流に基づきヒータ75は発熱する。ヒータ75の熱は導電片72および低熱膨張材74に伝達される。低熱膨張材74の熱膨張率は導電片72の熱膨張率よりも小さく設定されることから、低熱膨張材74よりも導電片72は大きく膨張する。その結果、図8に示されるように、バイモルフ効果の働きで導電片72の先端は他方の第3配線パターン65から離れる。こうして第3配線パターン65の非導通が確立される。こうして磁気抵抗効果膜53にセンス電流が供給される時にのみ第3配線パターン65の非導通は確立される。
以上のような浮上ヘッドスライダ22では、スイッチ素子63は第3配線パターン65の導通を確立する。分岐回路の抵抗は磁気抵抗効果膜53の抵抗よりも十分に小さく設定される。こうした分岐回路は素子内蔵膜32に埋め込まれる。分岐回路は磁気抵抗効果膜53にできる限り近づくことができる。したがって、例えばESD(静電気放電)に基づき例えばヘッドサスペンション21上のフレキシブルプリント基板26で過電流が発生しても、過電流は第1配線パターン61から第3配線パターン65を経由して第2配線パターン62に流通する。磁気抵抗効果膜53に過電流の流通はできる限り回避される。磁気抵抗効果膜53の破壊はより確実に防止される。
従来の分岐回路にはスイッチ素子が組み込まれない。分岐回路には例えば磁気抵抗効果膜の抵抗値の約100倍の抵抗値の抵抗が組み込まれる。その結果、読み出し動作時に分岐回路に電流が流通してしまう。読み出し信号のS/N比は劣化してしまう。その一方で、前述されるように、本発明ではスイッチ素子63の働きで読み出し動作時に分岐回路に電流は流通しない。したがって、分岐回路の抵抗は磁気抵抗効果膜53に比べて十分に小さく設定されることができる。ESDの発生時に分岐回路に流れる電流量を増大させることができる。
その他、読み出しヘッド素子52にはCPP(Current Perpendicular to Plane)素子が用いられてもよい。スイッチ素子63の制御信号としてセンス電流に代えてゲート信号が用いられてもよい。
次に素子内蔵膜32の製造方法を簡単に説明する。図9に示されるように、スライダ本体31の空気流出側端面に第1非磁性膜67が積層形成される。第1非磁性膜67はAlから構成される。第1非磁性膜67上には導電材料77が積層形成される。積層形成にあたってめっきや蒸着、スパッタリングが実施されればよい。導電材料77はCuやAuから構成される。導電材料77上には所定のパターンでレジスト膜78が形成される。レジスト膜78は前述の第3配線パターン65の輪郭を象る。レジスト膜78に基づき導電材料77にエッチング処理が施される。エッチング処理にあたってドライエッチング処理およびウェットエッチング処理のいずれかが実施されればよい。その結果、図10に示されるように、レジスト膜78の外側で導電材料77は削り出される。レジスト膜78は除去される。こうして第1非磁性膜67上には第3配線パターン65が形成される。
図11に示されるように、第1非磁性膜67上には第3配線パターン65に覆い被さるレジスト膜79が形成される。図12に示されるように、レジスト膜79には空隙81が形成される。空隙81内に一方の第3配線パターン65が露出する。図13に示されるように、空隙81内には導電材料82が積層形成される。積層形成にあたってめっきや蒸着、スパッタリングが実施されればよい。導電材料82はCuやAuから構成される。その後、図14に示されるように、レジスト膜79上には所定のパターンでレジスト膜83が形成される。レジスト膜83には空隙84が形成される。空隙84は収縮膜73の輪郭を象る。空隙84内でレジスト膜79が露出する。図15に示されるように、空隙84内には所定の膜厚で収縮膜73が形成される。形成にあたって例えばスパッタリングが実施される。例えば熱に基づく膜収縮の作用で収縮膜73には収縮応力が蓄積される。収縮膜73はITOやTiN、Alから構成される。図16に示されるように、収縮膜73の形成後、レジスト膜83は除去される。
図17に示されるように、レジスト膜79上には所定のパターンでレジスト膜85が形成される。レジスト膜85には所定の空隙86が形成される。空隙86は導電片72の輪郭を象る。空隙86内に収縮膜73が配置される。図18に示されるように、空隙86内に導電片72が積層形成される。導電片72はCuやAuから構成される。その後、図19に示されるように、レジスト膜85上には所定のパターンでレジスト膜87が形成される。レジスト膜87には空隙88が形成される。空隙88は低熱膨張材74の輪郭を象る。空隙88内で導電片72が部分的に露出する。図20に示されるように、空隙88内に低熱膨張材74が積層形成される。
図21に示されるように、レジスト膜87上にはレジスト膜89が形成される。図22に示されるように、レジスト膜89上に所定のパターンでレジスト膜91が形成される。レジスト膜91には空隙92が形成される。空隙92はヒータ75の輪郭を象る。空隙92にはヒータ75が積層形成される。ヒータ75はWから構成される。図23に示されるように、レジスト膜91上には第2非磁性膜68が形成される。第2非磁性膜68はAlから構成される。その後、図24に示されるように、レジスト膜79、85、87、89、91は除去される。除去にあたって例えばウェットエッチング処理が施されればよい。こうして第1および第2非磁性膜67、68の間に空洞69が形成される。空洞69にはスイッチ素子63が形成される。レジスト膜79、85、87、89、91の除去に基づき収縮膜73の収縮応力が解放される。その結果、収縮応力は導電片72の湾曲を引き起こす。湾曲に基づき導電片72の他端は他方の第3配線パターン65に接触する。
その後、第2非磁性膜68上には読み出しヘッド素子52および単磁極ヘッド51が順番に積層形成される。こうして素子内蔵膜32が形成される。読み出しヘッド素子52の形成時に第3配線パターン65は磁気抵抗効果膜53に並列に第1および第2配線パターン61、62に接続される。読み出しヘッド素子52の形成時にすでに導電片72は第3配線パターン65の導通を確立することから、読み出しヘッド素子52の形成と同時に分岐回路は磁気抵抗効果膜53を短絡する。例えばヘッドサスペンション21上に浮上ヘッドスライダ22が取り付けられる際に過電流が生じても、磁気抵抗効果膜53の破壊はより確実に防止される。しかも、スイッチ素子63は素子内蔵膜32の製造過程で同時に形成される。スイッチ素子63は比較的に簡単に形成される。
図25に示されるように、スイッチ用配線パターン64にはアンプ回路93が接続されてもよい。アンプ回路93にはアンプ回路93に電源供給する電源用配線パターン93a、93aが接続される。電源用配線パターン93から供給される電流に基づきアンプ回路93は例えば第1配線パターン61から供給されるセンス電流を増幅することができる。増幅されたセンス電流はスイッチ用配線パターン64からヒータ75に供給される。こうして第3配線パターン65の導通および非導通が切り替えられればよい。その他、前述と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
図26に示されるように、スイッチ用配線パターン64にはヘッドICから個別に制御信号すなわち電流が供給されてもよい。図27に示されるように、浮上ヘッドスライダ22すなわち素子内蔵膜32の空気流出側端面には第1〜第6導電端子すなわち第1〜第6電極端子94〜99が形成される。第1電極端子94には前述の第1配線パターン61が接続される。第2電極端子95には前述の第2配線パターン62が接続される。第3および第4電極端子96、97にはスイッチ用配線パターン64が接続される。第5および第6電極端子98、99には単磁極ヘッド51の薄膜コイル58に接続される書き込み用配線パターン(図示されず)が接続される。
第1〜第6電極端子94〜99にはフレキシブルプリント基板26上を延びる配線パターンが接続される。こうして第1配線パターン61には例えば第1電極端子94からセンス電流が供給される。センス電流は第2電極端子95から取り出される。その一方で、ヒータ75やアンプ回路93には例えば第3電極端子96から電流が供給される。こうした電流は第4電極端子97から取り出される。ただし、前述されるように、スイッチ用配線パターン64が第1および第2配線パターン61、62に接続される場合には第3および第4電極端子96、97の形成は省略されればよい。
図28に示されるように、浮上ヘッドスライダ22には前述のTMR素子に代えてCIP(Current In Plane)型の巨大磁気抵抗効果(GMR)素子が用いられてもよい。このGMR素子では、磁気抵抗効果膜53aは下部シールド層54および上部シールド層55の間に配置される。第3配線パターン65は磁気抵抗効果膜53aに並列に第1および第2配線パターン61、62に接続される。その他、前述と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
こうした構成によれば、センス電流は例えば第1配線パターン61から磁気抵抗効果膜53aに供給される。センス電流は第2配線パターン62で取り出される。前述と同様に、センス電流の非供給時に第3配線パターン65の導通が確立される。導通の確立時、過電流は第1配線パターン61から第3配線パターン65を経由して第2配線パターン62に流通する。磁気抵抗効果膜53aに過電流の流通はできる限り回避される。磁気抵抗効果膜53aの破壊はより確実に防止される。
図29に示されるように、第3配線パターン65には例えば上部シールド層55が接続されてもよい。こうしてスイッチ素子63および上部シールド層55は直列に接続される。その他、前述と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。こうした構成によれば、第3配線パターン65の導通時、過電流は第1配線パターン61から第3配線パターン65を経由して第2配線パターン62に流通する。磁気抵抗効果膜53に過電流の流通はできる限り回避される。磁気抵抗効果膜53の破壊はより確実に防止される。
図30に示されるように、浮上ヘッドスライダ22には、前述のスイッチ素子63に代えてスイッチ素子63aが組み込まれてもよい。このスイッチ素子63aでは前述の低熱膨張材74およびヒータ75の形成が省略される。第1非磁性膜67上には発熱体すなわち高熱膨張材101が配置される。高熱膨張材101は例えばCuやAuから構成されればよい。高熱膨張材101には前述のスイッチ用配線パターン64が接続される。こうした高熱膨張材101は収縮膜73に向き合わせられる。導電片72の先端は収縮膜73の収縮応力に基づき他方の第3配線パターン65に接触する。その他、前述のスイッチ素子63と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
こうしたスイッチ素子63aでは、高熱膨張材101に電流が供給されると高熱膨張材101は膨張する。膨張に基づき高熱膨張材101は収縮膜73に接触する。その結果、図31に示されるように、高熱膨張材101は収縮膜73の収縮応力に抗して導電片72を押し上げる。導電片72の先端は他方の第3配線パターン65から離れる。こうして第3配線パターン65の導通および非導通が切り替えられる。前述と同様に、センス電流の非供給時に第3配線パターン65の導通が確立される。磁気抵抗効果膜53(53a)に過電流の流通はできる限り回避される。磁気抵抗効果膜53(53a)の破壊はより確実に防止される。
次に素子内蔵膜32の製造方法を簡単に説明する。図32に示されるように、スライダ本体31の空気流出側端面に第1非磁性膜67が積層形成される。第1非磁性膜67上には導電材料102が積層形成される。積層形成にあたってめっきや蒸着、スパッタリングが実施されればよい。導電材料102はCuやAuから構成される。導電材料102上には所定のパターンでレジスト膜103が形成される。レジスト膜103は第3配線パターン65および高熱膨張材101の輪郭を象る。レジスト膜103に基づき導電材料102にエッチング処理が施される。エッチング処理にあたってドライエッチング処理およびウェットエッチング処理のいずれかが実施されればよい。その結果、図33に示されるように、レジスト膜103の外側で導電材料102は削り出される。レジスト膜103は除去される。こうして第1非磁性膜67上には高熱膨張材101および第3配線パターン65が形成される。
図34に示されるように、第1非磁性膜67上には第3配線パターン65および高熱膨張材101に覆い被さるレジスト膜104が形成される。レジスト膜104には、空隙105が形成される。図35に示されるように、空隙105内には導電材料106が積層形成される。その後、図36に示されるように、レジスト膜104上に所定のパターンでさらにレジスト膜107が形成される。レジスト膜107には空隙108が形成される。空隙108は収縮膜73の輪郭を象る。図37に示されるように、空隙108内に収縮膜73が積層形成される。形成にあたって例えばスパッタリングが実施される。例えば熱に基づく膜収縮の作用で収縮膜73には収縮応力が蓄積される。
図38に示されるように、レジスト膜107は取り除かれる。図39に示されるように、レジスト膜104上には所定のパターンでレジスト膜109が形成される。レジスト膜109には空隙111が形成される。空隙111は導電片72の輪郭を象る。図40に示されるように、空隙111内に導電片72が積層形成される。その後、レジスト膜109上にはレジスト膜112が形成される。レジスト膜112上には第2非磁性膜68が形成される。
図41に示されるように、レジスト膜104、109、112は除去される。除去にあたって例えばウェットエッチング処理が施されればよい。こうして第1および第2非磁性膜67、68の間に空洞69が形成される。空洞69にはスイッチ素子63aが形成される。レジスト膜104、109、112の除去に基づき収縮膜73の収縮応力が解放される。その結果、収縮応力は導電片72の湾曲を引き起こす。湾曲に基づき導電片72の先端は他方の第3配線パターン65に接触する。
第2非磁性膜68上には読み出しヘッド素子52および単磁極ヘッド51が順番に積層形成される。こうして素子内蔵膜32が積層形成される。読み出しヘッド素子52の形成時に磁気抵抗効果膜53(53a)に並列に第1および第2配線パターン61、62に接続される。読み出しヘッド素子52の形成時にすでに導電片72は第3配線パターン65の導通を確立する。その結果、読み出しヘッド素子52の形成と同時に分岐回路は磁気抵抗効果膜53(53a)を短絡する。ヘッドサスペンション21上に浮上ヘッドスライダ22が取り付けられる際に過電流が生じても、磁気抵抗効果膜53(53a)の破壊はより確実に防止される。しかも、スイッチ素子63aは素子内蔵膜32の製造過程で同時に形成される。スイッチ素子63aは比較的に簡単に形成される。
図42に示されるように、スイッチ素子63(63a)は素子内蔵膜32の空気流出側端面に配置されてもよい。図42から明らかなように、第1〜第4電極端子94〜97の配置は変更されればよい。ここでは、例えば第3および第4電極端子96、97の間に第1および第2電極端子94、95が配置されればよい。第1および第2電極端子94、95に第3配線パターン65が接続される。第3配線パターン65にはスイッチ素子63(63a)が接続される。スイッチ用配線パターン64は第3および第4電極端子96、97に接続される。その他、前述と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。こうした浮上ヘッドスライダ22では、スイッチ素子63(63a)は素子内蔵膜32の形成と同時に形成される。スイッチ用配線パターン64が第1および第2配線パターン61、62に接続される場合には、図43に示されるように、第3および第4電極端子96、97の形成は省略されればよい。

Claims (12)

  1. スライダ本体と、スライダ本体の空気流出側端面に積層形成される絶縁性の非磁性膜と、前記非磁性膜に埋め込まれる磁気抵抗効果膜と、前記非磁性膜に埋め込まれて、前記磁気抵抗効果膜に接続される第1配線パターンおよび第2配線パターンと、前記非磁性膜に埋め込まれて前記磁気抵抗効果膜に並列に前記第1および第2配線パターンに接続される第3配線パターンと、前記非磁性膜に埋め込まれ、前記第3配線パターンの導通および非導通を切り替えるスイッチ素子とを備えることを特徴とするヘッドスライダ。
  2. 請求項1に記載のヘッドスライダにおいて、前記スイッチ素子は、前記非磁性膜に埋め込まれて発熱する発熱体と、前記発熱体に向き合わせられて、前記発熱体の発熱に基づき変形して前記第3配線パターンを非導通に切り替えるスイッチとを備えることを特徴とするヘッドスライダ。
  3. 請求項2に記載のヘッドスライダにおいて、前記発熱体の発熱にあたって電流が用いられることを特徴とするヘッドスライダ。
  4. 請求項1に記載のヘッドスライダにおいて、前記スイッチ素子は前記読み出しヘッドおよび前記スライダ本体の間で前記非磁性膜に埋め込まれることを特徴とするヘッドスライダ。
  5. 絶縁性の非磁性膜と、前記非磁性膜に埋め込まれて読み出しヘッドを構成する磁気抵抗効果膜と、前記非磁性膜に埋め込まれて、前記磁気抵抗効果膜に接続される第1配線パターンおよび第2配線パターンと、前記非磁性膜に埋め込まれて前記磁気抵抗効果膜に並列に前記第1および第2配線パターンに接続される第3配線パターンと、前記非磁性膜に埋め込まれ、前記第3配線パターンの導通および非導通を切り替えるスイッチ素子とを備えることを特徴とするヘッドユニット。
  6. 記憶媒体上の目標位置にヘッドスライダを位置決めする記憶媒体駆動装置において、前記ヘッドスライダは、スライダ本体と、前記スライダ本体の空気流出側端面に積層形成される絶縁性の非磁性膜と、前記非磁性膜に埋め込まれる磁気抵抗効果膜と、前記非磁性膜に埋め込まれて前記磁気抵抗効果膜に接続される第1配線パターンおよび第2配線パターンと、前記非磁性膜に埋め込まれて前記磁気抵抗効果膜に並列に前記第1および第2配線パターンに接続される第3配線パターンと、前記非磁性膜に埋め込まれ、前記第3配線パターンの導通および非導通を切り替えるスイッチ素子とを備えることを特徴とする記憶媒体駆動装置。
  7. スライダ本体と、前記スライダ本体の空気流出側端面に積層形成される絶縁性の非磁性膜と、前記非磁性膜に埋め込まれて、前記磁気抵抗効果膜に接続される第1配線パターンおよび第2配線パターンと、前記第1配線パターンに接続されて前記非磁性膜の空気流出側端面に形成される第1導電端子と、前記第2配線パターンに接続されて前記非磁性膜の空気流出側端面に形成される第2導電端子と、前記非磁性膜の空気流出側端面に積層形成されて前記第1および第2導電端子に接続される第3配線パターンと、前記非磁性膜の空気流出側端面に積層形成され、第3配線パターンの導通および非導通を切り替えるスイッチ素子とを備えることを特徴とするヘッドスライダ。
  8. 請求項7に記載のヘッドスライダにおいて、前記スイッチ素子は、前記非磁性膜に埋め込まれて発熱する発熱体と、前記発熱体に向き合わせられて、前記発熱体の発熱に基づき変形して前記第3配線パターンを非導通に切り替えるスイッチとを備えることを特徴とするヘッドスライダ。
  9. 請求項8に記載のヘッドスライダにおいて、前記発熱体の発熱にあたって電流が用いられることを特徴とするヘッドスライダ。
  10. 絶縁性の非磁性膜と、前記非磁性膜に埋め込まれて、磁気抵抗効果膜に接続される第1配線パターンおよび第2配線パターンと、前記第1配線パターンに接続されて、前記非磁性膜の空気流出側端面に形成される第1導電端子と、前記第2配線パターンに接続されて、前記非磁性膜の空気流出側端面に形成される第2導電端子と、前記非磁性膜の空気流出側端面に積層形成されて前記第1および第2導電端子に接続される第3配線パターンと、前記非磁性膜の空気流出側端面に積層形成され、前記第3配線パターンの導通および非導通を切り替えるスイッチ素子とを備えることを特徴とするヘッドユニット。
  11. 記憶媒体上の目標位置にヘッドスライダを位置決めする記憶媒体駆動装置において、前記ヘッドスライダは、スライダ本体と、前記スライダ本体の空気流出側端面に積層形成される絶縁性の非磁性膜と、前記非磁性膜に埋め込まれて、磁気抵抗効果膜に接続される第1配線パターンおよび第2配線パターンと、第1配線パターンに接続されて前記非磁性膜の空気流出側端面に形成される第1導電端子と、前記第2配線パターンに接続されて前記非磁性膜の空気流出側端面に形成される第2導電端子と、前記非磁性膜の空気流出側端面に積層形成されて前記第1および第2導電端子に接続される第3配線パターンと、前記非磁性膜の空気流出側端面に積層形成され、前記第3配線パターンの導通および非導通を切り替えるスイッチ素子とを備えることを特徴とする記憶媒体駆動装置。
  12. 基材上に形成される絶縁性の第1非磁性膜上に所定の間隔で隔てられる1対の配線パターンを形成する工程と、前記配線パターン同士の間で導通を確立する導電性のスイッチ素子を形成する工程と、前記第1非磁性膜上で前記スイッチ素子の変形を許容する空洞を確保しつつ前記スイッチ素子上に絶縁性の第2非磁性膜を形成する工程と、前記第2非磁性膜上に磁気抵抗効果膜を形成する工程と、前記磁気抵抗効果膜に接続される第1配線パターンおよび第2配線パターンを形成する工程とを備え、前記配線パターンは前記磁気抵抗効果膜に並列に前記第1および第2配線パターンに接続されることを特徴とするヘッドスライダの製造方法。
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