JPWO2008133244A1 - 作業機ブーム - Google Patents

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Abstract

製造が容易であり且つ強度の高い作業機ブームを提供する。作業機ブーム(7)は、一端が建設機械の本体部に取り付けられ他端が作業機アームに取り付けられるものであり、ブーム本体(11a)を備える。ブーム本体(11a)は、管状素材が拡管されることにより一体成形されたものである。また、ブーム本体(11a)は、基端側部分(21)と、先端側部分(22)とを有する。基端側部分(21)は、本体部側に配置される第1端部(24)を含み、第1端部(24)側ほど水平方向の幅寸法が大きくなる形状を有する。先端側部分(22)は、作業機アーム側に配置される第2端部(25)を含み、第2端部(25)側ほど水平方向の幅寸法が大きくなる形状を有する。

Description

本発明は、作業機ブームに関する。
油圧ショベル等の建設機械は、本体部と、本体部に取り付けられる作業機とを備えている。本体部は、下部走行体と、下部走行体に旋回機構を介して旋回可能に装着される上部旋回体とを有する。作業機は、ブーム、アーム、バケットなどを有しており、上部旋回体に取り付けられる。そして、この建設機械は、ブーム、アーム、バケットが油圧シリンダ等の駆動装置によって駆動されることによって、各種の作業を行うことができる。
従来、上記のような作業機の一部であるブームは、複数の板材を組み合わせて溶接することによって形成されている(特許文献1参照)。
特開2003−193512号公報
しかし、上記のように複数の板材から形成されたブームでは、溶接部分が多くなるため、強度が低下する恐れがある。また、溶接のための工程が多くなり、製造が困難である。
本発明の課題は、製造が容易であり且つ強度の高い作業機ブームを提供することにある。
第1発明に係る作業機ブームは、一端が建設機械の本体部に取り付けられ他端が作業機アームに取り付けられる作業機ブームであって、ブーム本体を備える。ブーム本体は、管状素材が拡管されることにより一体成形されたものである。また、ブーム本体は、基端側部分と、先端側部分とを有する。基端側部分は、本体部側に配置される第1端部を含み、第1端部側ほど水平方向の幅寸法が大きくなる形状を有する。先端側部分は、作業機アーム側に配置される第2端部を含み、第2端部側ほど水平方向の幅寸法が大きくなる形状を有する。
この作業機ブームでは、ブーム本体が、管状素材が拡管されることにより一体成形されている。このため、溶接部分を少なくすることができる。これにより、この作業機ブームでは、製造を容易にすることができ、且つ、強度を向上させることができる。また、ブーム本体が、第1端部側および第2端部側ほど水平方向の幅寸法が大きくなる形状を有している。これにより、ブーム本体の強度を向上させることができる。
第2発明に係る作業機ブームは、第1発明の作業機ブームであって、ブーム本体は、第1端部、第2端部、および、第1端部と第2端部との間に位置する中間部の水平方向の幅寸法が、第1端部と中間部との間の部分、および、第2端部と中間部との間の部分の水平方向の幅寸法よりも大きい形状を有している。
この作業機ブームでは、ブーム本体が、第1端部、第2端部、中間部の水平方向の幅寸法が、第1端部と中間部との間の部分や、第2端部と中間部との間の部分よりも大きい形状を有している。これにより、ブーム本体の強度を向上させることができる。
第3発明に係る作業機ブームは、第1発明の作業機ブームであって、ブーム本体は、屈曲した形状を有する。そして、ブーム本体の屈曲部分の側面には、凹部が形成されている。
この作業機ブームでは、ブーム本体の屈曲部分の側面に凹部が形成されている。これにより、この作業機ブームでは、ブーム本体の強度をさらに向上させることができる。
第4発明に係る作業機ブームは、第3発明の作業機ブームであって、ブーム本体の屈曲部分の側面には、凹部を横断するように凸部が形成されている。
この作業機ブームでは、ブーム本体の屈曲部分の側面に形成された凹部にさらに凸部が形成されている。このため、単に凹部が形成されている場合よりも、ブーム本体の強度をさらに向上させることができる。
第5発明に係る作業機ブームは、第4発明の作業機ブームであって、凸部の頂点部は、ブーム本体の側面よりも内側に位置し、且つ、凹部の底面よりも外側に位置する。
この作業機ブームでは、凹部の底面から突出する凸部の頂点部がブーム本体の側面よりも内側に位置する。これにより、ブーム本体の強度をさらに向上させることができる。
第6発明に係る作業機ブームは、第1発明から第3発明のいずれかの作業機ブームであって、ブーム本体は、屈曲した形状を有し、ブーム本体の屈曲部分の側面には、凸部が形成されている。
この作業機ブームでは、ブーム本体の屈曲部分の側面に凸部が形成されている。これにより、この作業機ブームでは、ブーム本体の強度をさらに向上させることができる。
本発明に係る作業機ブームを備える建設機械の外観斜視図。 作業機ブームの外観斜視図。 ブーム本体の上面図。 ブーム本体の断面図。 図2におけるIV−IV断面図。 作業機ブームの製造方法を示すフローチャート。 液圧成形法の基本原理を示す図。 第1ブラケット12の溶接時における溶接装置の移動を示す図。 他の実施形態に係るブーム本体の斜視図。 他の実施形態に係る作業機ブームの側面図。 他の実施形態に係る作業機ブームの斜視図。 他の実施形態に係る作業機ブームの斜視図。 他の実施形態に係る作業機ブームの斜視図。
符号の説明
1 建設機械
3 本体部
7 作業機ブーム
8 アーム(作業機アーム)
11a,11b ブーム本体
12 第1ブラケット
13 第2ブラケット
21 基端側部分
22 先端側部分
24 第1端部
25 第2端部
26 凹部
27a〜27c 凸部
28,28a,28b 凸部
〈全体構成〉
本発明の一実施形態にかかる作業機ブーム7を備えた建設機械1を図1に示す。この建設機械1は、油圧ショベルであり、作業機ブーム7を含む作業機5と、作業機ブーム7が取り付けられる本体部3とを備える。
本体部3は、走行用油圧モータにより駆動される走行装置2aを備えてなる下部走行体2と、旋回用油圧モータにより駆動される旋回装置(図示せず)と、この旋回装置を介して下部走行体2上に配される上部旋回体4と、上部旋回体4の前部左方位置に設けられる運転室6を備えて構成されている。
作業機5は、上部旋回体4の前部中央位置に取り付けられる。作業機5は、上部旋回体4側から順に作業機ブーム7、アーム8およびバケット9がそれぞれ回動可能に連結されてなり、これら作業機ブーム7、アーム8およびバケット9のそれぞれに対応するように油圧シリンダ(ブームシリンダ18、アームシリンダ19およびバケットシリンダ20)が配置されている。この建設機械1には、図示しない油圧回路が設けられており、エンジンにより駆動される油圧ポンプから吐出される油がブームシリンダ18、アームシリンダ19、バケットシリンダ20に供給および排出されることにより、各油圧シリンダ18〜20が駆動される。
作業機ブーム7は、屈曲した外形を有しており、作業機ブーム7の一端は、本体部3に取り付けられる。具体的には、作業機ブーム7の一端は、上部旋回体4に回転可能に取り付けられている。また、作業機ブーム7の他端は、アーム8に回転可能に取り付けられており、作業機ブーム7は、ブームシリンダ18の駆動により、水平方向に平行な回転軸を中心に回転可能である。これにより、作業機ブーム7は上部旋回体4に対して上下に揺動可能となっている。作業機ブーム7の上面には、アームシリンダ19の一端が回転可能に固定されている。また、作業機ブーム7の下面には、ブームシリンダ18の一端が回転可能に固定されている。なお。ブームシリンダ18の他端は、上部旋回体4に回転可能に固定されている。作業機ブーム7については後に、より詳細に説明する。
アーム8は、先細りのテーパ状の外形を有する部材であり、作業機ブーム7の先端に回転可能に設けられている。アーム8は、アームシリンダ19の駆動により、水平方向に平行な回転軸を中心に回転可能である。これにより、アーム8が作業機ブーム7に対して揺動可能となっている。アーム8の上面には、バケットシリンダ20の一端が固定されている。アーム8の後端部には、アームシリンダ19の他端が固定されている。
バケット9は、アーム8の先端に回転可能に設けられており、バケットシリンダ20の駆動により水平方向に平行な回転軸を中心に回転可能である。これにより、バケット9は、アーム8に対して揺動可能となっている。バケット9の後端部には、バケットシリンダ20の他端が固定されている。
〈作業機ブーム7の構成〉
図2に示すように、作業機ブーム7は、ブーム本体11aと、第1ブラケット12と、第2ブラケット13と、第3ブラケット14と、第4ブラケット15とを備える。
〔ブーム本体11a〕
ブーム本体11aは、長手方向の中間部において屈曲した形状を有し、角部にアールが設けられた略矩形の断面形状を有する(図4参照)。ブーム本体11aは、後述するように、液圧成形法によって、管状素材が拡管されることにより一体成形されたものである。このため、ブーム本体11aは、継ぎ目の無い構造となっている。ブーム本体11aは、基端側部分21と、先端側部分22と、中間部分23とを有する。なお、作業機ブーム7の長手方向に沿って、本体部3に取り付けられる側を「基端側」と呼び、アーム8に取り付けられる側を「先端側」と呼ぶものとする。
図3に示すように、基端側部分21は、第1ブラケット12が取り付けられる第1端部24を含み、第1端部24側ほど水平方向の幅寸法が大きくなる形状を有する。なお、図3は、ブーム本体11aの上面図である。第1端部24の断面は、図4(a)に示すように、台形となっており、基端側部分21の先端側の部分の断面は、図4(b)に示すように、上下方向に長い台形となっている。また、図2に示すように、基端側部分21は、第1端部24側ほど上下方向の幅寸法が小さくなる形状を有する。
図3に示すように、先端側部分22は、第2ブラケット13が取り付けられる第2端部25を含み、第2端部25側ほど水平方向の幅寸法が大きくなる形状を有する。第2端部25の断面は、図4(e)に示すように、水平方向に長い長方形となっており、先端側部分22の基端側の部分の断面は、図4(d)に示すように、上下方向に長い台形となっている。また、図2に示すように、先端側部分22は、第2端部25側ほど上下方向の幅寸法が小さくなる形状を有する。
中間部分23は、基端側部分21と先端側部分22との間に位置しており、基端側部分21および先端側部分22と継ぎ目無く連続して繋がっている。図2に示すように、中間部分23の上面には、バケットシリンダ20を固定するための第3ブラケット14が固定されている。中間部分23の下面には、ブームシリンダ18を固定するための第4ブラケット15が固定されている。また、中間部分23は、先端側および基端側ほど水平方向の幅寸法が小さくなる形状を有しており、長手方向の中間部における水平方向の幅寸法が先端側および基端側の水平方向の幅寸法より大きくなっている。中間部分23の長手方向における中間部の断面は、図4(c)に示すように、上下方向に長い長方形になっている。なお、図2に示すように、中間部分23は、長手方向の中間部における上下方向の幅寸法が先端側および基端側より大きくなっている。このため、ブーム本体11aは、第1端部24側および第2端部25側ほど上下方向の幅寸法が小さくなる形状を有している。
上記のように、ブーム本体11aは、長手方向に沿って、水平方向の幅寸法と上下方向の幅寸法とが連続的に変化する形状となっている。具体的には、図3に示すように、ブーム本体11aは、第1ブラケット12が取り付けられる第1端部24の水平方向の幅寸法d1と、第2ブラケット13が取り付けられる第2端部25の水平方向の幅寸法d5と、第1端部24と第2端部25との間の中間部の水平方向の幅寸法d3とが他の部分の水平方向の幅寸法d2,d4よりも大きくなるように、水平方向の幅寸法が連続的に変化する形状となっている。また、第1端部24における水平方向の幅寸法d1、中間部における水平方向の幅寸法d3,第1端部24と中間部との間の部分の水平方向の幅寸法d2について、d1>d3>d2である。また、第2端部25における水平方向の幅寸法d5、中間部における水平方向の幅寸法d3、第2端部25と中間部との間の部分の水平方向の幅寸法d4について、d5>d3>d4である。
また、図2に示すように、ブーム本体11aの屈曲部分の側面17には、屈曲部分の側面17から内側へ向けて凹んだ凹部26が形成されている。この凹部26は、ブーム本体11aの長手方向に沿って延びブーム本体11aの形状に合わせて屈曲した形状を有している。また、ブーム本体11aの屈曲部分の側面17には、凹部26を横断するように凸部27a,27bが形成されている。具体的には、凸部27a,27bは、凹部26の上下方向に亘って形成されており、ブーム本体11aの長手方向に距離を隔てて2つの凸部27a,27bが設けられている。このため、凹部26は、2つの凸部27a,27bによって、ブーム本体11aの長手方向に沿って並んだ3つの部分に分割されている。また、図5に示すように、凸部27a,27bの頂点部は、ブーム本体11aの側面17よりも内側に位置し、且つ、凹部26の底面よりも外側に位置している。なお、図2では、ブーム本体11aの屈曲部分の一方の側面17が図示されているが、反対側の側面も同様の形状である。
〔第1ブラケット12および第2ブラケット13〕※説明を簡略化しました。
図2に示す第1ブラケット12は、ブーム本体11aの長手方向の一端すなわち第1端部24に取り付けられ、作業機ブーム7を建設機械1の本体部3に取り付けるためのものである。第1ブラケット12は、板金が組み合わされて溶接されることによって形成されており、第1側面部31と、第2側面部32と、第1フランジ部33とを有する。第1側面部31と第2側面部32とは、平坦な板状の部分であり、上面視において、ブーム本体11aの長手方向に沿った直線状の形状を有する。第1フランジ部33は、第1側面部31、第2側面部32の先端側の端部に固定されている。第1フランジ部33の先端側の端面は、ブーム本体11aの第1端部24に固定されている。また、第1ブラケット12には、水平方向に貫通する孔34が設けられており、この孔34には、作業機ブーム7を本体部3に取り付けるための固定ピン(図示せず)が通される。
第2ブラケット13は、ブーム本体11aの長手方向の他端すなわち第2端部25に取り付けられ、作業機ブーム7をアーム8に取り付けるためのものである。第2ブラケット13は、板金が組み合わされて溶接されることによって形成されており、第3側面部35と、第4側面部36と、第2フランジ部37とを有する。第3側面部35と第4側面部36とは、平坦な板状の部分であり、上面視において、ブーム本体11aの長手方向に沿った直線状の形状を有する。第2フランジ部37は、第3側面部35、第4側面部36の基端側の端部に固定されている。第2フランジ部37の基端側の端面は、ブーム本体11aの第2端部25に固定されている。また、第2ブラケット13には、水平方向に貫通する孔38が設けられており、この孔38には、作業機ブーム7にアーム8を取り付けるための固定ピン(図示せず)が通される。
〈作業機ブーム7の製造方法〉
次に、この作業機ブーム7の製造方法について、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、第1ステップS1において、ブーム本体11aが成形される。ここでは、継ぎ目のない鋼管を液圧成形法(ハイドロフォーミング法)により拡管して上記のようなブーム本体11aの形状に成形する。このとき、ブーム本体11aの側面17の凹部26や凸部27a,27bも同時に形成される。液圧成形法は、図7に示すように、金型41,42の間に管状素材43を配置し、液体によって管状素材43の内面に圧力を付与する(破線矢印A2参照)と共に、軸方向に圧縮力を付与する(破線矢印A3参照)ことにより、金型42,43に沿った製品形状を得る塑性加工法である。
第2ステップS2では、第1〜第4ブラケット12〜15が製造される。ここでは、複数の板金が組み合わされて溶接されることにより、各ブラケット12〜15が製造される。
第3ステップS3では、第1ブラケット12がブーム本体11aに取り付けられる。ここでは、第1ブラケット12の第1フランジ部33がブーム本体11aに溶接されることにより、第1ブラケット12がブーム本体11aに固定される。このとき、図8に示すように、溶接装置40は、溶接の始端部からブーム本体11aの第1端部24の周囲を回って始端部に戻るように移動し(破線矢印A1参照)、この移動の間、連続して溶接を行う。これにより、ブーム本体11aの第1端部24と、第1ブラケット12との継ぎ目が溶接される。
第4ステップS4では、第2ブラケット13がブーム本体11aに取り付けられる。ここでは、第3ステップS3におけるブーム本体11aと第1ブラケット12との溶接と同様にして、第2ブラケット13がブーム本体11aに溶接される。
第5ステップS5では、第3ブラケット14がブーム本体11aに取り付けられる。ここでは、第3ブラケット14が、ブーム本体11aの上面に溶接される。
第6ステップS6では、第4ブラケット15がブーム本体11aに取り付けられる。ここでは、第4ブラケット15が、ブーム本体11aの下面に溶接される。
〈特徴〉
この作業機ブーム7では、ブーム本体11aが、管状素材が拡管されることにより一体成形されている。このため、従来のように複数の板材を溶接してブーム本体11aが形成される場合と比べて、溶接部分が少なくなっている。これにより、この作業機ブーム7では、製造を容易にすることができ、且つ、強度を向上させることができる。
この作業機ブーム7では、ブーム本体11aの第1端部24側と第2端部25側ほど水平方向の幅寸法が大きくなっている。このため、ブーム本体11aの強度が向上している。また、水平方向の幅寸法が拡大しているため、作業機ブーム7の可動範囲に与える影響が少なくなっている。
また、ブーム本体11aの第1端部24側と第2端部25側ほど水平方向の幅寸法が大きくなり、第1ブラケット12の水平方向の幅寸法が、第1端部24の水平方向の幅寸法d1と概ね同じであり、第2ブラケット13の水平方向の幅寸法が、第2端部25の水平方向の幅寸法d5と概ね同じになっている。従って、第1ブラケット12と第1端部24との寸法のズレ、第2ブラケット13と第2端部25との寸法のズレが小さくなっている。このため、第1ブラケット12や第2ブラケット13に対する捻れや横押しによってブーム本体11aに生じる応力が緩和され、作業機ブーム7の強度が向上されている。
さらに、この作業機ブーム7では、ブーム本体11aの屈曲部の側面17に凹部26が設けられている。このため、ブーム本体11aの側面17の剛性が向上し、作業機ブーム7の強度が向上している。
(2)
この作業機ブーム7では、ブーム本体11aの水平方向の幅寸法が上記のような連続的に変化する比較的複雑な形状となっている。従来のように、複数の板材を組み合わせて溶接してブーム本体11aが形成される場合、このような形状のブーム本体11aを製造することは困難である。しかし、この作業機ブーム7では、ブーム本体11aは、管状素材が拡管されて一体成形されるものであるため、ブーム本体11aが上記のような複雑な形状であっても容易に製造することができる。また、ブーム本体11aの側面17に設けられる凹部26も、管状素材からブーム本体11aを成形する際に容易に形成することができる。さらに、ブーム本体11aが一体成形されたものであることにより、部品点数も削減されている。
また、この作業機ブーム7では、第1端部24の水平方向の幅寸法d1が大きくなっていることにより剛性が高くなっている。このため、内部溶接を行わずに単純な突合わせ溶接のみによって第1端部24と第1ブラケット12との固定が行われても、十分な強度を確保することができる。これにより、第1端部24と第1ブラケット12との固定のための溶接が簡易である。第2端部25と第2ブラケット13との固定についても同様である。
以上より、この作業機ブーム7では、製造時の加工工数を削減することができ、製造が容易になっている。
さらに、この作業機ブーム7では、第1端部24の水平方向の幅寸法d1が大きくなっており、第1ブラケット12の水平方向の幅寸法に合わせた形状となっている。このため、第1ブラケット12の第1側面部31および第2側面部32を直線的な形状にすることができ、第1ブラケット12の製造を容易にすることができる。すなわち、第1端部24の水平方向の幅寸法d1が小さい場合には、第1ブラケット12の先端側の幅寸法を第1端部24と合わせる必要がある。このため、第1ブラケット12の先端側と基端側とで幅寸法が異なることになり、第1側面部31と第2側面部32とを屈曲した形状に成形する必要があり、第1ブラケット12の製造が困難になる。しかし、この作業機ブーム7では、第1ブラケット12の第1側面部31および第2側面部32を直線的な形状にすることができ、第1ブラケット12の製造を容易にすることができる。
〈他の実施形態〉
(a)
上記の実施形態では、凸部27a,27bの頂点部は、ブーム本体11aの屈曲部分の側面17より内側に位置しているが、図9に示すように、凸部27a,27bの頂点部がブーム本体11aの屈曲部分の側面17と同じ平面内に位置し、凸部27a,27bがブーム本体11aの屈曲部分の側面17と面一に繋がっていてもよい。
(b)
上記の実施形態では、2つの凸部27a,27bが設けられているが、凸部27a,27bの数はこれに限られるものではない。例えば、図10に示すように、3つの凸部27a,27b,27cが設けられてもよい。
(c)
上記の実施形態では、ブーム本体11aの屈曲部分の側面17に内側に凹んで凹部26が設けられているが、図11に示すように、凸部28が設けられてもよい。この場合も、ブーム本体11aの側面17の剛性を向上させて、強度を向上させることができる。なお、凹部26の数は1つに限らず、図12に示すように、複数の凸部28a,28bが設けられてもよい。
(d)
上記の実施形態では、ブーム本体11aは、矩形の断面形状を有しているが、図13に示すブーム本体11bのように、長手方向の全体または一部の断面が六角形などの他の多角形であってもよい。この場合も、ブーム本体11bの側面17bの剛性を向上させて、強度を向上させることができる。
また、ブーム本体11aの側面17を外側または内側に向けて湾曲した曲面に形成することによっても、ブーム本体11aの強度を向上させることができる。
(e)
上記の実施形態では、ブーム本体11aの一部において、長手方向に垂直な平面での断面が台形となっているが、正方形または長方形であってもよい。また、ブーム本体11aの一部において、長手方向に垂直な平面での断面が長方形となっているが、正方形または台形であってもよい。
(f)
上記の実施形態では、ブーム本体11aは、液体によって管状素材43を拡管する液圧成形法によって成形されているが、ブーム本体11aの加工方法は、これに限られるものではなく、素材に内圧を付与することにより素材の一部を膨出成形するバルジ加工であればよい。例えば、管状素材43にゴムを挿入してゴムを圧縮することにより、管状素材43に内圧を付与してもよい。
本発明は、製造が容易であり且つ強度が高いという効果を有し、作業機ブームとして有用である。

Claims (6)

  1. 一端が建設機械の本体部に取り付けられ他端が作業機アームに取り付けられる作業機ブームであって、
    管状素材が拡管されることにより一体成形されたブーム本体を備え、
    前記ブーム本体は、
    前記本体部側に配置される第1端部を含み前記第1端部側ほど水平方向の幅寸法が大きくなる形状を有する基端側部分と、
    前記作業機アーム側に配置される第2端部を含み前記第2端部側ほど水平方向の幅寸法が大きくなる形状を有する先端側部分と、
    を有する、
    作業機ブーム。
  2. 前記ブーム本体は、前記第1端部、前記第2端部、および、前記第1端部と前記第2端部との間に位置する中間部の水平方向の幅寸法が、前記第1端部と前記中間部との間の部分、および、前記第2端部と前記中間部との間の部分の水平方向の幅寸法よりも大きい形状を有している、
    請求項1に記載の作業機ブーム。
  3. 前記ブーム本体は、屈曲した形状を有し、
    前記ブーム本体の屈曲部分の側面には、凹部が形成されている、
    請求項1に記載の作業機ブーム。
  4. 前記ブーム本体の屈曲部分の側面には、前記凹部を横断するように凸部が形成されている、
    請求項3に記載の作業機ブーム。
  5. 前記凸部の頂点部は、前記ブーム本体の側面よりも内側に位置し、且つ、前記凹部の底面よりも外側に位置する、
    請求項4に記載の作業機ブーム。
  6. 前記ブーム本体は、屈曲した形状を有し、
    前記ブーム本体の屈曲部分の側面には、凸部が形成されている、
    請求項1から3のいずれかに記載の作業機ブーム。
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