JPWO2008132967A1 - 表示装置 - Google Patents

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英之 石田
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正巳 相原
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Abstract

【課題】 同じ箇所に2種類以上の表示を干渉することなく明確に区分して表示できるようにした表示装置を提供する。
【解決手段】 反射表示部10では、透光性のシート11の外表面11aには指示部10aに第1の反射層12が、背景部10bに第2の反射層13が設けられている。指示部10aと背景部10bとでは、反射率が相違している。シート11の内表面11bには、第2の反射層13の内側に位置する光制限層14が設けられており、指示部10aと背景部10bとで光の透過率の差が少なくなるように設定されている。外光が反射しているときには、反射表示部10の指示部10aと背景部10bとを、その光の反射率の差により目視できる。光6aが与えられると、発光表示部20からの光が指示部20aと背景部20bの双方で透過し、発光表示部20の表示内容を目視できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器の操作部などに設けられる表示装置に関するものであり、特に、同じ箇所に複数の指示表示を切換えて表示できる表示装置に関する。
携帯用電子機器などでは、操作面に設けられた少ない数の入力部を利用して、複数の機能の入力操作を行うことが必要であり、ひとつの入力部を複数の入力操作に兼用している。そのために、例えば携帯用電話のテンキーでは、それぞれの入力釦に、数字表記と、ローマ字表記およびひらがな表記などが併記されている。操作者は、入力モードに応じて、どの表記にしたがって操作すべきかを個別に判断する必要がある。このような操作表示では、ひとつの入力釦で操作を兼用するモードの数が増えるにしたがって誤操作を生じやすくなる。
同様に、携帯用電子機器では、限られた面積の表示部に各種モードに対応した表示を行うことが必要である。そのために、通常は表示部に多種の表示切換えが可能な液晶表示パネルを使用している。しかし、液晶表示パネルを設置できない小さな表示部に多種のモードに対応した表示を行おうとしたときに、これに適合する表示装置を構成するのが困難である。
以下の特許文献1には、光の透過率の高い反射膜と光の透過率の低い反射膜が同じ面に形成されたハーフミラーが開示されている。このハーフミラーは、背部から光を与えないときは、正面から見たときに全面が鏡として機能し、背部の光源を点灯すると、その光の透過率がそれぞれの反射膜で相違することになって、透過率の低い反射膜と透過率の高い反射膜とを目視で識別でき、文字などを表示することが可能となる。
次に、以下の特許文献2には、キー入力部に複数種類の指示を表示できる表示装置が開示されている。この表示装置は、透明なキートップの内側に、透光性のインクで描かれた第1の印刷層が設けられ、その内側に遮光性のインクで描かれた第2の印刷層が設けられている。さらに、第2の印刷層の内側に光源が設けられている。使用環境が明るいときには、使用者が前記第1の印刷層を目視でき、使用環境が暗くなったときには、前記光源を点灯することで、前記第2の印刷層を使用者が目視できるというものである。
特開2004−195111号公報 特開2005−235671号公報
しかし、特許文献1に開示されているハーフミラーは、背部から光を与えることで、透過率の低い反射膜で描かれた文字などを表示できるのみである。すなわち、ひとつの表示部に1種類の情報の表示しかできない。例えば、指示内容が変化しない固定された表示と、モードに応じて指示内容を切換える可変表示の双方を同時に表示することなどはできない。
一方、特許文献2に開示されている表示装置では、第1の印刷層による指示表示と、第2の印刷層による指示表示の2種の指示表示を同じ箇所に表示できる。しかし、光源を点灯させて、第2の印刷層の指示表示を目視できるようにしているときに、その前方に位置する透光性のインクで描かれた第1の印刷層も薄く目視できてしまい、2つの指示表示が重なるように表示されるため、どの表示が正しいのかの判断が難しくなる。
また、特許文献2に記載の発明では、2種の指示表示以外の第3の指示表示を設けておき、この第3の指示表示を常に表示しながら、前記2種の指示表示のいずれかを切換えて表示するといった表示方式に対応できない。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、複数の指示表示を切換えて明確に表示でき、指示表示の混同が生じにくい表示装置を提供することを目的としている。
また本発明は、指示内容が変化しない固定された表示と、モードに応じて指示内容を切換える可変表示の双方を同時に表示することが可能な表示装置を提供することを目的としている。
本発明は、光に対する反射率が互いに相違する指示部と背景部とを有する反射表示部と、前記反射表示部よりも内側に位置する発光表示部とを備え、前記発光表示部から発せられる光が、前記反射表示部を透過して目視可能であり、
前記指示部と前記背景部の前記発光表示部から発せられる光に対する光透過率の差が前記反射率の差よりも小さいことを特徴とするものである。
好ましくは、本発明は、前記指示部と前記背景部とで、前記発光表示部から発せられる光に対する光透過率がほぼ同じである。
上記本発明では、発光表示部を発光させないときには、反射表示部による反射率の違いに基づく表示を目視でき、発光表示部を発光させると、発光表示部での表示内容が反射表示部を透過して目視できる。このとき、反射表示部の指示部と背景部で、発光表示部からの光を同じように透過できるため、発光表示部の表示内容を目視するときに反射表示部の表示内容がほとんど見えなくなる。よって、少なくとも2種の表示内容を切換えて明確に表示できる。
本発明は、前記反射表示部が、前記指示部と前記背景部とで反射率を相違させる反射層と、前記反射層よりも内側に位置して前記反射層が設けられていることによる前記指示部と前記背景部との光透過率の差を埋める光制限層とが設けられているものである。
例えば、前記反射表示部は、透光性の基板を有しており、前記基板の外面に前記反射層が設けられ、内面に前記光制限層が設けられている。
あるいは、前記反射部は、透光性の基板を有しており、前記基板の内面に、前記反射層と前記光制限層の双方が設けられている。この場合には、前記基板内に光を与えて反射表示部を照光するための照光手段が設けられているものにでき、反射表示部の表示内容を、照明によって明るく表示することが可能である。
また、本発明は、前記発光表示部には、指示部と背景部とを有する第1の表示部、および指示部と背景部とを有する第2の表示部と、第1の波長の光を発する第1の発光部、および前記第1の波長と相違する第2の波長の光を発する第2の発光部とが設けられており、
前記第1の表示部の指示部と背景部での第1の波長の光に対する光透過率の差が、前記第2の表示部の指示部と背景部での第1の波長の光に対する光透過率の差よりも小さく、
前記第2の表示部の指示部と背景部での第2の波長の光に対する光透過率の差が、前記第1の表示部の指示部と背景部での第2の波長の光に対する光透過率の差よりも小さいものである。
好ましくは、前記第1の表示部の指示部と背景部では、第1の波長の光に対する光透過率がほぼ同じであり、前記第2の表示部の指示部と背景部では、第2の波長の光に対する光透過率がほぼ同じである。
上記手段では、発光表示部に設けられた第1の表示部と第2の表示部とを切換えることで、それぞれの表示部の表示内容が干渉することなく、反射表示部を透過して目視することができる。
また、本発明は、前記反射表示部は、その指示部と背景部とで、特定の波長の光に対する反射率が相違して、外光が与えられたときに目視される色相が相違し、
前記反射表示部の指示部と背景部とで、前記発光表示部から発せられる光の波長に対する光透過率がほぼ同じであるものとすることができる。
さらに、本発明は、前記反射表示部は、その指示部と背景部とで、特定の波長の光に対する反射率が相違して、外光が与えられたときに目視される色相が相違し、
前記反射表示部の指示部と背景部とで、前記第1の波長の光に対する光透過率と、前記第2の波長の光に対する光透過率がほぼ同じである構造とすることが可能である。
上記手段では、反射表示部からの表示内容を彩色された表示として目視でき、しかも発光表示部の内容も、少なくとも2種類の色相で表示させることができる。
本発明は、重ねられている第1のフィルタおよび第2のフィルタと、発光波長帯の中心波長が互いに相違する第1の光源および第2の光源とが設けられており、
第1のフィルタは、第1の指示部と第1の背景部とを有し、第2のフィルタは、第2の指示部と第2の背景部とを有しており、
第1の指示部と第1の背景部での、第2の光源からの光の透過率の差が、第2の指示部と第2の背景部での、第2の光源からの光の透過率の差よりも大きく、
第2の指示部と第2の背景部での、第1の光源からの光の透過率の差が、第1の指示部と第1の背景部での、第1の光源からの光の透過率の差よりも大きく、
第1の光源からの光を第1のフィルタと第2のフィルタに透過させると、第2のフィルタの第2の指示部と第2の背景部とのコントラストを表示でき、第2の光源からの光を第1のフィルタと第2のフィルタに透過させると、第1のフィルタの第1の指示部と第1の背景部とのコントラストを表示できることを特徴とするものである。
本発明の表示装置は、異なる波長の光を発する少なくとも2つの光源を有し、一方の光源の光を与えたときと、他方の光を与えたときとで、全く異なる指示部を表示できる。そのため、異なる色相の光を発する発光ダイオードを設け、この発光ダイオードを切換えて発光させるという簡単な回路制御で、表示を切換えることが可能である。
例えば、本発明は、第1のフィルタの第1の指示部と第1の背景部の一方が、第1の光源からの光を透過できる着色部で、他方が第1の光源の光と第2の光源の光の双方を透過できる非着色部であり、
第2のフィルタの第2の指示部と第2の背景部の一方が、第2の光源からの光を透過できる着色部で、他方が第1の光源の光と第2の光源の光の双方を透過できる非着色部である。
すなわち、本発明は、第1のフィルタの着色部と、第1の光源から発せられる光とが同じ色相であり、第2のフィルタの着色部と、第2の光源から発せられる光とが同じ色相である。
さらに、本発明は、第1のフィルタが第2のフィルタよりも表側にあり、第1のフィルタの前記非着色部に、第2の光源から発せられる光で励起されて光を発する蛍光層が設けられているものとして構成できる。
この場合に、第1の光源から発せられる光は、第1のフィルタの着色部と蛍光層とで、ほぼ同じ透過率で透過できることが好ましい。
本発明は、前記第1の指示部と前記第2の指示部が重なって配置されているものとして構成できる。
第1の指示部と第2の指示部が重なっていても、光源を切換えることにより、いずれか一方の指示部を明確に表示でき、しかも第1の指示部と第2の指示部を混同することがなく別々に表示できる。
また、本発明は、前記両フィルタの表面側に光を透過する表面部材が設けられ、この表面部材に固定表示部が設けられており、第1の光源からの光が与えられたときと、第2の光源からの光が与えられたときの双方で、前記固定表示部を目視可能であるものとして構成できる。
上記表面部材を設けることで、固定表示部を常に表示させたままの状態で、光源を切換えることで、第1の指示部と第2の指示部を切換えて表示できる。
この場合に、前記両フィルタと前記表面部材との間に、光の一部を反射し他を透過するハーフミラー層が設けられていることが好ましい。
ハーフミラー層を設けることで、光源を消灯しているときに、固定表示部の下側にある第1のフィルタや第2のフィルタの色が表面側から見えにくくなる。
また、前記ハーフミラー層よりも表側に光を与えて前記固定表示部を照光する照明用光源が設けられていると、固定表示を明るく表示させることができる。この場合も、ハーフミラー層が設けられていると、照明用光源から発せられた光が原因となって、第1のフィルタの色相や第2のフィルタの色相が現れる現象を抑制しやすくなる。
また、本発明は、指示部と背景部とを有するフィルタと、このフィルタを透過する光を与える光源と、このフィルタの表面に設けられた光を透過する表面部材とを有し、
前記フィルタは、指示部と背景部とで、前記光源から発せられた光の透過率が相違し、前記表示部材には固定表示部が設けられており、
前記フィルタと前記表面部材との間に、光の一部を反射し他を透過するハーフミラー層が設けられていることを特徴するものである。
この場合も、前記ハーフミラー層よりも表側に光を与えて前記固定表示部を照光する照明用光源が設けられているものとして構成できる。
また、本発明では、光源から発せられて前記フィルタを透過する光の経路と、前記照明用光源から発せられて前記表面部材に至る光の経路とが、反射面で仕切られているものが好ましい。
本発明では、複数の表示内容を明確に区分して同じ箇所に表示することができ、しかも複数の表示が干渉しにくい。よって、操作部や表示部に、複数種の表示や複数の色相の表示を、切換えて明確に示すことができる。
本発明は、光源を切換えることによって第1の指示部と第2の指示部を切換えて明確なコントラストで表示できる。また、点灯する光源を異ならせることで、複数種の表示を異なる色相で実現できる。また、第1の指示部と第2の指示部を同じ箇所に区別して表示することが可能である。
また、本発明では、常に表示されている固定表示と、電源を点灯したときにのみ表示される表示の双方を近接して表示できる。
図1は本発明の第1の実施の形態の表示装置1の構造を示す断面図である。図2は、前記表示装置1外方において矢印II方向から見た正面図であり、(A)は反射表示部の表示内容を示し、(B)は発光表示部の表示内容を示している。
図1と図2に示す表示装置1は、携帯電話機などの小型の携帯用電子機器の操作面において複数箇所に設けられている。この表示装置1は、各種の操作入力を行う入力部を兼ねている。
表示装置1には、基板2が設けられ、この基板2の上に、スイッチ機構が設けられている。このスイッチ機構では、基板2の表面に、中央固定接点3と周辺固定接点4が設けられている。基板2の上にはドーム状に湾曲した可動接点5が設けられている。この可動接点5は導電性でばね性を有する板材で形成されており、周縁部が周辺固定接点4の上に設置され、中央部が中央固定接点3に間隔を空けて対向している。可動接点5が基板2に向けて押圧されると、可動接点5が反転し、可動接点5の内面の中央部が中央固定接点3に接触して、中央固定接点3と周辺固定接点4とが導通される。
基板2の表面には、第1の可撓性シート11と、この第1の可撓性シート11よりも内側(基板2側)に設けられた第2の可撓性シート21とが積層されている。第1の可撓性シート11と第2の可撓性シート21は、共に透光性の樹脂シートである。ここで、本明細書での「透光性」とは、光を透過させる性質であり、外部から与えられた光を必ずしも100%透過するものに限られるものではない。
基板2の上に、第2の可撓性シート21と第1の可撓性シート11の順に重ねられて接着剤で固定されている。前記可動接点5は、第2の可撓性シート21の内側の面に接着されて固定されている。よって、可動接点5が反転するときに、その上に接着されている第1の可撓性シート11と第2の可撓性シート21も可動接点5と一緒に撓むことができる。
第1の可撓性シート11の上には、遮光層30が設けられている。この遮光層30は、第1の可撓性シート11の表面に塗装を施すことにより形成され、または第1の可撓性シート11の上に遮光用の樹脂シートを重なることで形成される。遮光層30は、光の透過率がほぼ0%となるように黒色やその他の色相で彩色されている。
可動接点5を有するスイッチ機構を有する部分が入力部であり、この入力部では、前記遮光層30が欠如して、入力部と共にひとつの表示装置1が構成されている。
図3は、前記表示装置1の基本構成とその動作原理を示す拡大断面図である。表示装置1では、前記第1の可撓性シート11を含む反射表示部10と、この反射表示部10よりも内側(基板2側)に位置して、前記第2の可撓性シート21を含む発光表示部20とが設けられている。図3では、反射表示部10と発光表示部20とが離れているように記載されているが、実際は反射表示部10と発光表示部20は、密着して重ねられている。
図1に示すように、基板2の表面では、周辺固定接点4の側方の複数箇所に、凹部2aが形成されており、この凹部2a内に光源6が実装されている。この光源6は発光ダイオードなどである。この光源6が点灯しているときには、光源6から発せられた光が、発光表示部20の第2の可撓性シート21の内部に与えられて、発光表示部20が発光動作モードとなる。図3では、発光表示部20の動作を説明するために、第2の可撓性シート21の内側(基板2側)から、第2の可撓性シート21に向けて光6aが与えられるものとして説明している。
ただし、発光表示部20を発光させるために、第2の可撓性シート21の内側に発光ダイオードなどを設けてもよいし、第2の可撓性シート21のさらに内側に、発光ダイオードなどの光源から発せられた光を発光表示部20に導く導光層が配置されてもよい。あるいは、第2の可撓性シート21のさらに内側にエレクトロルミネッセンス素子などのシート状の発光層が配置されてもよい。
図3に示すように、反射表示部10では、第1の可撓性シート11の外側に向く外表面11aに、第1の反射層12と第2の反射層13とが形成されている。図2(A)は、反射表示部10を外側から見た平面図であるが、前記第1の反射層12が成膜された領域によって指示部10aが形成され、前記第2の反射層13が成膜された領域により背景部10bが形成されている。指示部10aは、文字、図形、記号その他の模様を表現し、図2(A)に示す例では、指示部10aが数字のパターンとなっている。背景部10bは、表示装置1において、指示部10a以外の領域である。ここで、指示部10aと背景部10bとは、外光が与えられたときの光の反射率が互いに相違する領域であることを区分するための表現にすぎず、背景部10bが記号や模様のパターンで形成されているものであってもよいし、指示部10aが特別に意味を持たないパターンに形成されていてもよい。
図3に示すように、外光15が、第1の可撓性シート11の外表面11aに与えられたときに、第1の反射層12と第2の反射層13とで、外光15に対する反射率が互いに相違している。図3の例では、第1の反射層12での外光15の反射率が49%であり、第2の反射層13は、外光15の反射率が30%である。第1の反射層12で形成された指示部10aと、第2の反射層13で形成された背景部10bとで、外光15の反射光量が相違するために、発光表示部20が発光していないときには、指示部10aと背景部10bとが異なる状態で目視でき、操作者は、表示装置1において、図2(A)に示すように、指示部10aで描かれた数字の表示を読み取ることができる。
図3に示すように、第1の可撓性シート11の内側に向く内表面11bでは、背景部10bの領域に光制限層14が設けられている。すなわち、背景部10bでは、第2の反射層13よりも内側で第2の反射層13と重なるように光制限層14が設けられている。この光制限層14は、指示部10aと背景部10bでの反射率の相違に起因する光の透過率の差を埋めるためのものであり、この光制限層14を設けることで、指示部10aと背景部10bでの反射率の差よりも、指示部10aと背景部10bでの光透過率の差を小さくできる。
図3に示す例では、光制限層14は、発光表示部20側から与えられる光に対する透過率が70%である。背景部10bでは、発光表示部20側から反射表示部10に与えられる光が、光制限層14により制限されて光量の70%が第1の可撓性シート11に与えられる。この光量のうちのさらに30%が、第2の反射層13で反射されるため、背景部10bでは、発光表示部20側から与えられるう光のうちの49%が外部へ透過できることになる。これに対し、指示部10aでは、発光表示部20側からの光のほぼ100%の光量が第1の可撓性シート11に入射する。この光のうちの49%は、第1の反射層12により反射されるため、光量の49%が、第1の反射層12を透過して外方へ出る。
なお、指示部10aにおいて、発光表示部20側から与えられる光のほぼ100%が第1の可撓性シート11内に入射できるようにするために、指示部10aにおいて、第1の可撓性シート11の内表面11bに反射防止膜が形成されていることが好ましい。
以上のように、反射表示部10では、発光表示部20側から与えられる光の透過率が、指示部10aと背景部10bにおいて同じである。
図3に示すように、発光表示部20では、第2の可撓性シート21の反射表示部10に向けられた外表面21aに、表示層22が形成されている。図2(B)に示すように、表示層22が形成されている領域が指示部20aであり、表示層22が形成されていない領域が、背景部20bである。表示層22は、光の透過率を制限するもの、または透過する光の波長を制限するものであり、例えば、白と黒以外の所定の色相のカラーフィルター層である。または表示層22が光のほぼ全てを透過させない光遮断層であってもよい。背景部20bは、第2の可撓性シート21を透過した光が直接に出射されるものであってもよいし、または背景部20bにおいて、第2の可撓性シート21の外表面21aに所定の波長の光を透過するカラーフィルターが設けられていてもよい。この場合、指示部20aに設けられるカラーフィルターと、背景部20bに設けられるカラーフィルターとで、透過する波長が相違するようにフィルターの色相を異ならせることが好ましい。
発光表示部20の指示部20aは、所定の文字、図形、記号あるいは模様を表現しているものであり、反射表示部10の指示部10aとは異なる文字、図形、記号などが表示される。図2(B)の例では、指示部20aでローマ字が描かれている。
この表示装置1では、光源6を点灯せずに発光表示部20を発光させないときには、外光15が反射表示部10で反射され、指示部10aと背景部10bとでの光反射率の相違により、図2(A)に示すように、指示部10aで表現された数字表示を目視できる。光源6を点灯して、発光表示部20に光6aが与えられると、発光表示部20から発せられる光が、反射表示部10の指示部10aと背景部10bとで同じ光透過率で外部へ出て行くため、外部からは、図2(B)に示すように、発光表示部20での指示部20aと背景部20bとのコントラストを目視できる。このとき、反射表示部10の指示部10aと背景部10bとでは、光透過率が同じであるため、図2(A)に示す反射表示部10の指示部10aと背景部10bとをほとんど目視で識別できない。
よって、光源6を消灯したときと点灯したときとで、図2(A)に示す表示と、図2(B)に示す表示とを、目視で明確に区別することができる。
また、指示部10aの反射率と背景部10bとの反射率の差が50%を越えないことが望ましい。このことにより、強い外光があたった場合でも反射表示部10の指示部10aと背景部10bとが目視で確認できにくくするために必要な光源6の光量を小さくする事が出来る。
前記第1の可撓性シート11と第2の可撓性シート21は、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、PET(ポリエチレン・テレフタレート)、アクリルなどの透明な樹脂シートで形成される。あるいは、第1の可撓性シート11と第2の可撓性シート21の代わりに、透光性で剛性の高い、非可撓性の透光板が使用されてもよい。
第1の反射層12と第2の反射層13は、いわゆるハーフミラーを形成するための膜と同じであり、Al、Ag、Cr、Auなどの金属膜、またはZnS、CeO2、TiO2などの非金属膜である。これら金属膜または非金属膜を、第1の可撓性シート11の外表面11aに蒸着などの手段で形成するが、このときに、第1の反射層12と第2の反射層13とで、膜の厚みや密度あるいは膜の種類を変えることで、光の反射率を互いに相違させることができる。
光制限層14は、発光表示部20から与えられる光の一部を透過させるものである。例えば、光制限層14は、光エネルギーの一部を内部で吸収する光吸収層であり、例えば屈折率(n)と厚み(d)との積(n・d)を変化させた金属膜や非金属膜を多数層に積層した光吸収フィルターや、誘電膜で形成された光吸収フィルターや、バインダー樹脂内にカーボンなどの黒色のフィラーを適度な濃度で分散させた光吸収フィルターなどで構成される。あるいは、光制限層14は、所定の比率(例えば60%)の光を透過させ、残りの(例えば40%)の光を反射させる反射膜であってもよい。ただし、光制限層14が反射膜であると、この光制限層14と第2の反射層13との間で、光の乱反射が繰り返されるおそれがあるため、光制限層14は光吸収層であることが好ましい。
前記表示層22は、前述のように所定の波長の光を反射し且つ所定の波長の光を透過させるカラーフィルターで構成される。あるいは、表示層22が、光源6から与えられる所定の波長の光で励起される蛍光層であってもよい。
なお、図1の表示装置1では、反射表示部10および発光表示部20の下側に、固定接点3,4および可動接点5を有するスイッチ機構が配置されているが、発光表示部20の下側に、静電容量型の入力パッドが配置されてもよい。静電容量型の入力パッドは、絶縁層を挟んで複数のX電極と複数のY電極が対向しているもので、複数のX電極と複数のY電極が順に選択されてパルス状の電圧が与えられる。発光表示部20と反射表示部10でこの入力パッドが覆われている。反射表示部10の表面に指などのような接地されている導電体が触れると、X電極とY電極との間の静電容量に、X電極またはY電極と指との間の静電容量が付加されて、指などが触れた箇所において、X電極とY電極との間の静電容量が変化する。したがって、どの電極に電圧を印加したときに電極間の電圧の立ち上がりに鈍りが生じるかを検出することにより、指などが触れた位置を検出できる。
前記のような静電容量型の入力パッドが使用される場合、第1の反射層12や第2の反射層13などは、非導電性であることが必要である。よって、第1の反射層12や第2の反射層13などの構成として、金属膜が平面的に不連続であり、金属膜が導電路を形成していない非導電性の反射膜とすることが必要である。
図4以下は本発明の他の実施の形態を示している。それぞれの実施の形態において、図3に示す第1の実施の形態と同じ構造の部分には、同じ符号を付して、詳しい説明を省略する。
図4は、第2の実施の形態の表示装置41を示す断面図である。この表示装置41は、発光表示部20が、図3に示す表示装置1と同じ構造である。また、図4に示す表示装置41では、発光表示部20の外側に反射表示部10Aが重ねられて設けられている。この反射表示部10Aでは、透光性の第1の可撓性シート11の内表面11bに、第1の反射層12と第2の反射層13が形成されている。そして、第2の反射層13のさらに内側には、光制限層14が重ねられて成膜されている。反射表示部10Aでは、第1の反射層12が形成されている領域が図2(A)に示す指示部10aであり、第2の反射層13と光制限層14とが重ねられている領域が、図2(A)に示す背景部10bである。
この表示装置41では、反射表示部10Aの第1の可撓性シート11を表面側の照明層として使用することができる。例えば、第1の可撓性シート11に光を入射させる光源42すなわち照光手段を対向させれば、第1の可撓性シート11内を伝播する光によって、第1の反射層12と第2の反射層13とを明るく照らし出すことができる。
反射表示部10Aでは、指示部10aと背景部10bとで、外光に対する反射率が大きく相違し、また光源42から第1の可撓性シート11の内部に与えられる照明光に対しても反射率が大きく相違するために、指示部10aと背景部10bとを区別して目視できる。また、光源42を消灯し、発光表示部20を発光させると、この発光表示部20から発せられる光が、指示部10aと背景部10bとを同じ光透過率で透過する。そのため、図2(B)に示す発光表示部20の指示部20aと背景部20bを明確に目視できる。
図5は本発明の第3の実施の形態の表示装置61を示す断面図である。この表示装置61では、反射表示部10の構造が図3に示す第1の実施の形態の表示装置1と同じである。または、図4と同じ構造の反射表示部10Aを使用することもできる。
発光表示部50には第1の透光性シート51と第2の透光性シート52とが重ねられて設けられている。図5では、反射表示部10、および第1の透光性シート51と第2の透光性シート52とが離れて図示されているが、実際にはこれらは重ねられて密着させられている。
第1の透光性シート51の外表面には、第1のカラーフィルター53が設けられている。第1の透光性シート51と第1のカラーフィルター53とで第1の表示部50Aが構成されている。この第1の表示部50Aでは、第1のカラーフィルター53が設けられている領域が指示部55であり、この指示部55以外の領域が背景部である。第2の透光性シート52の外表面には第2のカラーフィルター54が設けられている。第2の透光性シート52と第2のカラーフィルター54とで第2の表示部50Bが構成されている。この第2の表示部50Bでは、第2のカラーフィルター54が設けられている領域が指示部56であり、この指示部56以外の領域が背景部である。
発光表示部50に対しては、内側に設けられた第1の発光部から発せられる第1の波長の光58と、第2の発光部から発せられる第2の波長の光59とが、切換えられて与えられる。または、第1の波長の光58と第2の波長の光59とが、切換えられて、第2の透光性シート52の内部に与えられてもよい。
第1の透光性シート51と第1のカラーフィルター53での、第1の波長の光58に対する光透過率の差が、第2の透光性シート52と第2のカラーフィルター54での、第1の波長の光58に対する光透過率の差よりも小さい。すなわち、第1の表示部50Aの指示部55と背景部での第1の波長の光58に対する光の透過率の差が、第2の表示部50Bの指示部56と背景部での第1の波長の光58に対する透過率の差よりも小さい。
また、第2の透光性シート52と第2のカラーフィルター54での、第2の波長の光59に対する光透過率の差が、第1の透光性シート51と第1のカラーフィルター53での、第2の波長の光59に対する透過率の差よりも小さい。すなわち、第2の表示部50Bの指示部56と背景部での第2の波長の光59に対する光の透過率の差が、第1の表示部50Aの指示部55と背景部での第2の波長の光59に対する透過率の差よりも小さい。
図5の実施の形態では、第1の波長の光58が赤色光であり、第1のカラーフィルター53は、赤色の波長の光を反射し且つ赤色の波長の光を透過させるものであり、すなわち第1のカラーフィルター53は赤色のカラーフィルターである。第2の波長の光59は青色光であり、第2のカラーフィルター54は、青色の波長の光を反射し且つ青色の波長の光を透過させるものであり、すなわち第2のカラーフィルター54は青色のカラーフィルターである。
また、反射表示部10では、赤色光と青色光の双方の波長の光に対して、指示部10aと背景部10bとで光透過率の差がほとんどない。
図5に示す表示装置61では、第1の波長の光58と第2の波長の光59の光源が消灯されているときには、外光が反射表示部10の指示部10aと背景部10bとで異なる反射率で反射されて、図2(A)に示す指示部10aと背景部10bを区別して目視することができる。
第1の発光部が発光して、発光表示部50に対して赤色光である第1の波長の光58が与えられると、赤色光と青色の第2のカラーフィルター54との混色により、第2の表示部の指示部56が暗色になる。ただし、第2の透光性シート52と第1の透光性シート51および赤色の第1のカラーフィルター53は、赤色光である第1の波長の光58をほぼ同じ透過率で透過させる。さらに前記暗色の光と前記赤色光は、反射表示部10の指示部10aと背景部10bとでほぼ同じ透過率で透過する。そのため、外部からは、指示部56が暗色でそれ以外の背景部が赤色に表示される。
次に、第2の発光部が発光して、発光表示部50に対して青色光である第2の波長の光59が与えられると、この青色光と赤色の第1のカラーフィルター53との混色により、第1の表示部の指示部55が暗色になる。ただし、第2の透光性シート52と青色の第2のカラーフィルター54および第1の透光性シート51は、青色光である第2の波長の光59をほぼ同じ透過率で透過させる。さらに前記暗色と前記青色光は、反射表示部10の指示部10aと背景部10bとでほぼ同じ透過率で透過する。そのため、外部からは、指示部55が暗色でそれ以外の背景部が青色に表示される。
このように、発光表示部50が発光していないときには、反射表示部10の表示内容を目視でき、また第1の波長の光58が与えられるときと、第2の波長の光59が与えられるときとで、発光表示部50が異なる2種類の表示パターンを表示でき、この2種類の表示パターンのそれぞれを反射表示部10を透過して目視することができる。
図6は本発明の第4の実施の形態の表示装置71を断面図で示している。この表示装置71は、発光表示部50の構成が、図4に示した表示装置41と同じである。
発光表示部50の外側に重ねられる反射表示部80は、透光性の第1の可撓性シート81を有しており、第1の可撓性シート81の外表面81aに、第1の反射層(第1のフィルター)82と第2の反射層(第2のフィルター)83が設けられている。第1の反射層82と第2の反射層83は、互いに異なる波長帯の光を反射させまたは透過させ、他の波長帯の光を反射させたり透過させたりすることのできないカラーフィルターである。第1の反射層82が設けられている領域が指示部80aであり、第2の反射層83が設けられている領域が背景部80bである。
図7は、青(B)、緑(G)、赤(R)の光の波長とその強度との関係を示している。第1の反射層(第1のフィルター)82と第2の反射層(第2のフィルター)83のいずれか一方は、図7に示す波長帯域Wの光を反射させ且つ透過させる帯域フィルターである。この帯域フィルターは緑色であり、且つ赤色光と青色光をほぼ同等の透過率で透過させる。第1の反射層(第1のフィルター)82と第2の反射層(第2のフィルター)83の他方は、緑色以外の例えばグレーのフィルターであり、赤色光と青色光に対する透過率が、波長帯域Wの光を透過するフィルターとほぼ等しくなるものが使用される。
図6に示す表示装置71では、第1の波長の光58と第2の波長の光59を点灯させないときには、外光15により、指示部80aと背景部80bの一方が緑色で他方がグレーに表示され、指示部80aによる表示内容を認識できる。
赤色光である第1の波長の光58が与えられると、反射表示部80の指示部80aと背景部80bとで、赤色光の波長の光に対する透過率がほとんど同じであるため、外部からは、指示部56が暗色で背景部が赤色に表示される。青色光である第2の波長の光59が与えられると、反射表示部80の指示部80aと背景部80bとで、青色光の波長の光に対する透過率の差がほとんどないため、外部からは、指示部55が暗色で背景部が青色に表示される。
なお、反射表示部80では、第1の反射層82と第2の反射層83を、第1の可撓性シート81の内表面81bに形成し、第1の可撓性シート81の内部に光を与える照光手段を設けてもよい。この場合、第1の波長の光58と第2の波長の光59を与えず、第1の可撓性シート81の内部に光を与えることにより、反射表示部80の指示部80aと背景部80bとの色相の違いを照明により明るく示すことができる。
図8と図9は、本発明の第5の実施の形態の表示装置を使用した携帯用機器の操作部を、それぞれ異なる表示状態で示した平面図である。図10は図8と図9に示す操作部の一部の操作機構部を図8のIII−III線で切断した部分断面図である。図11は操作機構部を構成している部品の構造を示す断面図である。図12(A)(B)は、第5の実施の形態の操作部の表示の切換え動作を説明する説明図である。
図8と図9は、携帯電話などの携帯用機器の操作部101を示す平面図である。操作部101では、上方位置にやや大きめの操作機構部102が設けられており、その下には、縦に4個で3列に配置された12箇所の操作機構部103が設けられている。操作機構部102とそれぞれの操作機構部103は、押圧操作が可能である。また操作機構部102とそれぞれの操作機構部103は、その表面に操作指示を表示できる表示装置を備えている。
図8と図9に示すように操作機構部2での「Mode」の表示、および操作機構部103での「0,1,2,3・・・*、#」の表示は、固定表示であり、光源の切換えにかかわらず常に表示されている。
操作機構部102およびそれぞれの操作機構部103では、第1の光源131と第2の光源132を切換えることにより、照光表示を変えることができる。第2の光源132で照光されると、図8に示すように、操作機構部102に「Audio」の文字、および「矢印」の形の第1の指示部が表示される。第1の光源131で照光されると、図9に示すように、前記第1の指示部の表示が消え、その代わりに「Mail」の文字と、ひらがなの文字の第2の指示部が表示される。
図10は、操作機構部102の縦断面図である。操作機構部102と操作機構部103は、図8と図9に示す平面図での寸法が相違しているが、構造は基本的に同じである。
図10には、携帯用機器の合成樹脂製のパネル110が断面で示されている。操作機構部103では、前記パネル110に四角形の貫通穴111が設けられており、この貫通穴111に押釦120が押圧操作自在に設けられている。
押釦120は、内側部材121と外側部材122および表面部材123とを有している。この3つの部材は、いずれもPMMA(ポリメチルメタクリレート)樹脂やPC(ポリカーボネート)樹脂などのように透光性の合成樹脂材料で形成されている。これらは無色で透明である。または、図8と図9に示す第1の指示部と第2の指示部の着色発光表示を妨げない範囲であれば、内部が薄く着色されていたり、または薄い乳白色であってもよい。また、前記3つの部材は、透明なエラストマー樹脂で形成されて外力が与えられたときに変形できるものであってもよい。
図11にも示すように、内側部材121は平坦面の上面121aを有している。この上面121aの上には、下から順番に第2のフィルタ126、第1のフィルタ125およびハーフミラー層127が重ねて設けられている。また、内側部材121の側面121bの全周には、ミラー層128が取り付けられている。
図11は、内側部材121の上面に、第2のフィルタ126、第1のフィルタ125およびハーフミラー層127を形成し、側面121bにミラー層を形成する製法の一例を示している。この例では、PETなどの樹脂フィルムFに、フィルム面側から順にハーフミラー層127、第1のフィルタ125、第2のフィルタ126を印刷工程で積層する。またその両側部で、樹脂フィルムFのフィルム面にミラー層128を印刷工程で積層する。印刷工程で形成された各層が乾燥した後に、樹脂フィルムFを、射出成形用の型の内面に設置し、透明な樹脂を前記型内に射出して、内側部材121を成型する。樹脂が硬化した後に、内側部材121を型から取り出し、樹脂フィルムFを剥がすことで、前記各層が内側部材121の上面121aと側面121bに転写される。
図12(A)(B)は、第1のフィルタ125と第2のフィルタ126およびハーフミラー層127をそれぞれ拡大して示している。
第1のフィルタ125には、第1の指示部125aと第1の背景部125bが形成されている。図8に示すように、操作機構部102では、第1の指示部125aにより、「Audio」の文字が表示される。また、それぞれの操作機構部103では、第1の指示部125aによって「矢印」などの記号が表示される。背景部125bは、着色されており、その色相は緑色である。すなわち、第1のフィルタ125は、透明なバインダー樹脂内に緑色の色素が含まれた緑色のインキで印刷されたものであり、この印刷の際にインキ層が付着しない非着色領域が形成され、この非着色領域が第1の指示部125aとなる。なお、第1の指示部125aを、色素を含まない透明な樹脂層で形成してもよい。
第2のフィルタ126には、第2の指示部126aと第2の背景部126bが形成されている。図9に示すように、操作機構部102では、第2の指示部126aで「Mail」の文字が表示される。また、操作機構部103では、第2の指示部126aで「ひらがな文字」が表示される。第2の背景部126bは着色されており、その色相は青色である。第2のフィルタ126は、透明なバインダー樹脂内に青色の色素が含まれた青色のインクで印刷されたものであり、この印刷の際に、インキが付着しない非着色領域が第2の指示部126aとされている。なお、第2の指示部126aを、色素を含まない透明な樹脂層で形成してもよい。
また、第1のフィルタ125の第1の指示部125aと、第2のフィルタ126の第2の指示部126aは、同じ箇所に重ねられて配置されている。
図16は、青色(B)と緑色(G)および赤色(R)の3原色の波長帯域とその光の強度を示している。第1のフィルタ125の第1の背景部125bは、図16に示すWGの波長帯域の光のみが透過する。すなわち緑色の光のみが透過し、青色の光はほとんど透過しない。第2のフィルタ126の第2の背景部126bは、図16に示すWBの波長帯域の光のみが透過する。すなわち青色の光のみが透過し、緑色の光はほとんど透過しない。なお、第1のフィルタ125の第1の指示部125aと第2のフィルタ126の第2の指示部126aは、共に全ての可視光が透過する。
図10に示すように、パネル110の内方には、基板112が設置されており、この基板112の表面に第1の光源131と第2の光源132が設置されている。第1の光源131と第2の光源は発光ダイオードを含む発光ユニットである。第1の光源から発せられる第1の波長の光は緑色であり、第2の光源から発せられる第2の波長の光は青色である。
図12(A)(B)に示すように、第1のフィルタ125の第1の背景部125bは、第1の光源131の光を透過し、第2の光源132の光を透過させない。第2のフィルタ126の第2の背景部126bは、第2の光源の光を透過し、第1の光源131の光を透過しない。
すなわち、第1の背景部125bでは、第2の光源132からの青色の光132aの透過率よりも、第1の光源131からの緑色の光131aの透過率の方が高い。また、第2の背景部126bでは、第1の光源131からの緑色の光131aの透過率よりも、第2の光源132からの青色の光132aの透過率の方が高い。
よって、第1の指示部125aと第1の背景部125bでの、第2の光源132からの光132aの透過率の差が、第2の指示部126aと第2の背景部126bでの、第2の光源132からの光132aの透過率の差よりも大きい。また、第2の指示部126aと第2の背景部126bでの、第1の光源131からの光131aの透過率の差が、第1の指示部125aと第1の背景部125bでの、第1の光源131からの光131aの透過率の差よりも大きい。
ハーフミラー層127とミラー層128は、透明なバインダー樹脂にAl、Ag、Cr、Auなどの金属フィラー、またはZnS、CeO2、TiO2などの非金属フィラーが含まれたインキで形成されている。ハーフミラー層27は、白色光の一部を反射し一部を透過させることができるようにフィラーの含有率や膜厚が設定されており、ミラー層128は、白色光のほとんど全てを反射できるようにフィラーの含有率や膜厚が設定されている。または、ハーフミラー層127とミラー層128は、Al、Ag、Cr、AuやZnS、CeO2、TiO2などの蒸着膜で形成され、その膜厚を変えることで、ハーフミラー、あるいは全反射ミラーとすることができる。
なお、前記ミラー層128は、全反射ミラーであることが好ましいが、反射率の高いものであれば、ハーフミラー層127と連続するハーフミラー膜であってもよい。
図10に示すように、外側部材122と表面部材123との境界部に、固定表示部129が設けられている。固定表示部129は、表面部材123の下面123aを凹状とすることで形成されている。前述のように、操作機構部102では固定表示部129によって「Mode」の文字が表示されており、操作機構部103では固定表示部129によって、「0,1,2,3・・・*、#」の文字および記号が表示されている。
図10に示すように、前記基板112の表面には、照明用光源133,133が設けられており、この照明用光源133,133は、外側部材122の下端に対向している。照明用光源133,133は白色光を発する発光ダイオードである。あるいは、第1の光源131と第2の光源とは異なる色相の光を発する発光ダイオードであってもよい。照明用光源133,133から発せられた光は、外側部材122の内部に与えられるが、前記ミラー層128が設けられているため、内側部材121の内部には入射しにくい。すなわち、第1の光源131および第2の光源132から発せられる光の経路と、照明用光源133,133から発せられる光の経路とが、ミラー層128によって仕切られている。
内側部材121の下端の中央部には押圧部121dが突出して一体に形成されている。基板112の表面には、押釦120を押圧したときに、前記押圧部121dで押されて動作するスイッチ機構135が設けられている。このスイッチ機構135は、金属製のドーム部材と、基板112の表面に形成された電極層とを有しており、押圧部121dでドーム部材が押されて反転すると、このドーム部材と電極層とが接触して、回路が閉じられる。
次に、操作機構部103に設けられている表示装置の表示内容の切換え動作について説明する。図12(A)(B)では、第1のフィルタ125と第2のフィルタ126とハーフミラー層127および表面部材123での光の透過状態を模式図で説明している。
図12(A)は、第1の光源131が消灯し第2の光源132が点灯したときの動作を示している。このとき図8に示す表示状態となる。図12(B)は、第1の光源131が点灯し第2の光源132が消灯したときの動作を示しており、このとき図9に示す表示状態となる。図12(A)(B)では、第1の光源131から発せられた緑色の光131a、第2の光源132から発せられた青色の光132a、および照明用光源133から発せられた光133aをそれぞれ矢印で示している。
表面部材123の下面123aに凹状に形成された固定表示部129は、表面部材123内の光が反射するために、常に表面部材123の前方から目視できる。照明用光源133が点灯していないときには、外光が表面部材123と外側部材122内に入り、ハーフミラー層127でその光の一部が反射されるため、固定表示部129を目視で認識することができる。
照明用光源133が点灯すると、その光133aは、外側部材122から表面部材123に導かれる。この光は、固定表示部129で乱反射されるために、表面部材123よりも前方において固定表示部129が明るく表示される。
また、外側部材122内に導かれた光133aは、ミラー層128で遮られるために、内側部材121の側面121bから内部に進行することはない。また、第1のフィルタ125の上にはハーフミラー層127が設けられているため、外側部材122内に導かれている照明用光源133の光133aは、第1のフィルタ125にも侵入しにくい。
よって、第1の光源131と第2の光源132の双方が消灯しているときには、照明用光源133が点灯していても、第1の指示部125aの表示と第2の指示部126aの表示が、表面部材123の前方からほとんど見えることはなく、固定表示部129のみが明瞭に目視される。
図12(A)に示すように、第2の光源132から青色の光132aが与えられると、この光132aは、同じ青色の第2のフィルタ126の第2の背景部126bを透過し、また第2の指示部126aを透過する。第2のフィルタ126を透過した光は全ての領域で青色の光である。その上に位置する第1のフィルタ125では、第1の指示部125aを前記青色の光が透過し、さらにハーフミラー層127を透過して表面部材123に与えられる。また、第1のフィルタ125の第1の背景部125bは、図16に示すように、透過波長の帯域WGが狭く、青色の光をほとんど透過させない。よって、第1の背景部125bは表面部材123の前方から見て暗色となる。
よって、図8に示すように、押釦120の表面では、固定表示部129が見えるとともに、この固定表示部129の側方に第1の指示部125aが青色で明るく表示される。また、固定表示部129の内側には第1の背景部125bが対向しているため、固定表示部129と第1の指示部125aの背景となる部分はほとんど黒色の暗色である。このとき、照明用光源133が点灯しなくても、外光がハーフミラー層127を反射することで、固定表示部129を目視できるが、照明用光源133を点灯させると、固定表示部129を明るく照らすことができ、固定表示部129と第1の指示部125aを同時に明るく見ることができる。
図12(B)に示すように、第1の光源131から緑色の光131aが与えられると、この光131aは、第2のフィルタ126の第2の指示部126aを透過する。ただし、図16に示すように、第2のフィルタ126の第2の背景部126bは透過する光の波長帯域WBが狭いため、第2の背景部126bを緑色の光131aがほとんど透過しない。よって、第1の光源131からの光131aは、第2の指示部126aのみを透過する。第1のフィルタ125では、第1の指示部125aと第1の背景部125bの双方で、緑色の光131aを透過させることができる。
よって、図9に示すように、押釦120では、固定表示部129の側方において、第2の指示部126aを緑色の光で明るく表示させることができる。また、固定表示部129の裏側に第2の背景部126bが対向しているため、固定表示部129と第2の指示部126a以外の背景は全てほぼ黒色の暗色となる。また、照明用光源133を点灯すると、暗い背景の表面で固定表示部129を明るく照らすことができる。
このように、第1の光源131を点灯したときと第2の光源132を点灯したときとで、同じ箇所に「Audio」と「Mail」のように異なる表示を異なる色彩で別々に表示できる。しかも背景が暗色であるため、前記表示および固定表示部29が明瞭に表示されるようになる。
なお、前記実施の形態では、第1のフィルタ125と第2のフィルタ126が、重ねて形成された印刷層であるが、透明なフィルムの表面に、背景部にのみ着色層が形成されて、第1のフィルタ125および第2のフィルタ126として使用されてもよい。または、1枚のフィルムの一方の面に第1の背景部125bを形成する着色層が形成され、他方の面に第2の背景部126bを形成する着色層が形成されて、第1のフィルタ125と第2のフィルタ126とが1枚のフィルムで構成されてもよい。
また、固定表示部129は、表面部材123の下面123aなどに所定の色のインクで印刷形成されたものであってもよいし、あるいは固定表示部129を形成する凹部の内部に乳白色の樹脂層や蛍光体層が埋め込まれたものであってもよい。
図13(A)(B)は第5の実施の形態の表示装置の変形例を示している。
図13(A)(B)では、第1のフィルタ125の第1の指示部225aが蛍光体層である点で、図12(A)(B)と相違しており、その他の構成は全て図12(A)(B)と同じである。
第1の指示部225aを形成している蛍光体層は、青色の光が与えられると励起して白色系の光を発光する。また蛍光体層は青色以外の色の光では励起されず、青色以外の色の光は、第1の背景部125bとほぼ同じ透過率で透過させる。
第1のフィルタ125の製造方法は、図11に示す樹脂フィルムFに第1のフィルタ125を他の層と共に形成する際に、緑色の着色インクで第1の背景部125bを印刷した後に、着色インクが付着していない領域に蛍光体層を印刷して、第1の指示部225aを形成する。
図13(A)に示すように、第2の光源132から青色の光132aが与えられると、この光132aは、第2のフィルタ126の第2の指示部126aと第2の背景部126bの双方を透過する。第1のフィルタ125では、第1の指示部225aに設けられた蛍光体層に青色の光が与えられて励起され、第1の指示部225aから白色の光を発する。ただし、青色の光は、第1のフィルタ125の第1の背景部125bを透過しない。よって、第1の指示部225aが白色の蛍光色で発色し、この第1の指示部225aと固定表示部129以外の背景部は暗色となる。
図13(B)に示すように、第1の光源131から緑色の光131aが与えられると、この光131aは、第2のフィルタ126の第2の指示部126aを透過し、第2の背景部126bで遮られる。第2の指示部126aを透過した緑色の光は、第1のフィルタ125の第1の背景部125bと第1の指示部225aの双方を透過する。よって、このときの表示状態は、図12(B)と同じである。
図14(A)(B)は、本発明の第6の実施の形態の表示装置を示している。第2の実施の形態の表示装置は、第1のフィルタ325と第2のフィルタ326の構成が、図12(A)(B)に示す第5の実施の形態と相違しているが、その他の構造は、第5の実施の形態と同じである。
図14(A)(B)に示す第6の実施の形態では、第1のフィルタ325の第1の指示部325aに緑色の着色層が設けられ、第1の指示部325aでは図16に示す波長帯域WGの光のみを透過する。第1のフィルタ325では、第1の背景部325bには着色層が設けられておらず、第1の背景部325bは、全ての波長の可視光を透過する非着色部である。
第2のフィルタ326は、第2の指示部326aに青色の着色層が設けられ、第2の指示部326aでは、図16に示す波長帯域WBの光のみを透過する。第2の背景部326bには着色層が設けられておらず、第2の背景部326bは、全ての波長の可視光を透過する非着色部である。
図14(A)に示すように、第2の光源132の青色の光132aが与えられると、第2のフィルタ326では、第2の指示部326aと第2の背景部326bの双方で、青色の光132aが透過する。ただし、第1のフィルタ325の第1の指示部325aでは青色の光が透過しない。
よって、図8に示す押釦120では、「Mode」の固定表示部129の横に、第1の指示部325aの「Audio」の文字が暗色で表示され、固定表示部129と第1の指示部325aの背景は、全て青色に照らされる。
図14(B)に示すように、第1の光源131の緑色の光131aが与えられると、この光131aは、第2のフィルタ326の第2の指示部326aで遮られ、光131aは、第2の背景部326bのみを透過する。一方、第1のフィルタ325では、第1の指示部325aと第2の背景部325bの双方で光131aを透過させることができる。
よって、図9に示す押釦120では、「Mode」の固定表示部129の横に、第2の指示部326aの「Mail」の文字が暗色で表示される。また、固定表示部129と第2の指示部326a以外の背景は、緑色で明るく照らされる。
前記第5の実施の形態と第6の実施の形態では、表示装置が押釦120に設けられている。ただし、本発明の表示装置は押釦120に装備されるものに限られず、例えば図15に示すように静電容量型の入力パッド141と組み合わせることができる。図15では、静電容量型の入力パッド141が光透過型として構成されている。
この入力パッド141の表面に第2のフィルタ126、第1のフィルタ125が重ねられ、その上にはハーフミラー層127を介して、透明な表面部材123が設けられている。図12(A)(B)に示したように、表面部材123には固定表示部129が設けられている。また第1のフィルタ125は第1の指示部125aと第1の背景部125bを有し、第2のフィルタ126は第2の指示部126aと第2の背景部126bを有している。また、光透過性の入力パッド141の下側に第1の光源131と第2の光源132が設けられている。また照明用光源133から表面部材123に照明用の光が与えられる。なお、表面部材123は透明な樹脂フィルムで構成されている。
入力パッド141は、透明な絶縁層を挟んで複数のX電極と複数のY電極が対向している。X電極とY電極は透明電極である。駆動回路によって複数のX電極と複数のY電極が順に選択されてパルス状の電圧が与えられる。表面部材23の表面に指などのような接地されている導電体が触れると、X電極とY電極との間の静電容量に、X電極またはY電極と指との間の静電容量が付加されて、指などが触れた箇所において、X電極とY電極との間の静電容量が変化する。したがって、どの電極に電圧を印加したときに電極間の電圧の立ち上がりに鈍りが生じるかを検出することにより、指などが触れた位置を検出できる。
そして、第1の光源131と第2の光源132を切換えて点灯することで、図8と図9に示したのと同様に表示を切換えることができる。なお、図15において、第1のフィルタ125と第2のフィルタ126が入力パッド141の下側に設けられてもよい。
本発明の第1の実施の形態の表示装置を備えた入力部の断面図、 (A)は反射表示部の表示内容を示す平面図、(B)は発光表示部の表示内容を示す平面図、 第1の実施の形態の表示装置の構成を示す断面図、 第2の実施の形態の表示装置の構成を示す断面図、 第3の実施の形態の表示装置の構成を示す断面図、 第4の実施の形態の表示装置の構成を示す断面図、 青、緑、赤の光の波長帯域を示す線図、 本発明の第5の実施の形態の表示装置を備えた操作部の表示動作を示す平面図、 本発明の第5の実施の形態の表示装置を備えた操作部の他の表示動作を示す平面図、 図8,図9に示す操作機構部の断面図、 操作機構部の部品の一部を示す断面図、 (A)(B)は、第5の実施の形態の表示装置の表示動作の切換え状態を示す説明図、 (A)(B)は、第5の実施の形態の変形例の表示装置の表示動作の切換え状態を示す説明図、 (A)(B)は、第6の実施の形態の表示装置の表示動作の切換え状態を示す説明図、 表示装置を入力パッドに組み合わせた例を示す断面図、 青、緑、赤の光の波長帯域を示す線図、
符号の説明
1,41,61,71 表示装置
2 基板
3 中央固定接点
4 周辺固定接点
5 可動接点
6 光源
10 反射表示部
10a 指示部
10b 背景部
11 第1の可撓性シート
12 第1の反射層
13 第2の反射層
14 光制限層
15 外光
20 発光表示部
20a 指示部
20b 背景部
21 第2の可撓性シート
22 表示層
50 発光表示層
51 第1の表示部の第1の透光性シート
52 第2の表示部の第2の透光性シート
53 第1の表示部の第1のカラーフィルター
54 第2の表示部の第2のカラーフィルター
55 第1の表示部の指示部
56 第2の表示部の指示部
58 第1の波長の光
59 第2の波長の光
80 反射表示部
81 第1の可撓性シート
82 第1の反射層(第1のフィルター)
83 第2の反射層(第2のフィルター)
101 操作部
102 操作機構部
103 操作機構部
120 押釦
121 内側部材
122 外側部材
123 表面部材
125 第1のフィルタ
125a 第1の指示部
125b 第1の背景部
126 第2のフィルタ
126a 第2の指示部
126b 第2の背景部
127 ハーフミラー層
128 ミラー層
131 第1の光源
132 第2の光源
133 照明用光源
225a 蛍光体層を備えた第1の指示部

Claims (19)

  1. 指示部と背景部とを有する反射表示部と、前記反射表示部よりも内側に位置する発光表示部とを備え、前記発光表示部から発せられる光が、前記反射表示部を透過して目視可能である表示装置であって、
    前記指示部と前記背景部の光に対する反射率が互いに相違し、前記指示部と前記背景部の前記発光表示部から発せられる光に対する光透過率の差が前記反射率の差よりも小さいことを特徴とする表示装置。
  2. 前記指示部と前記背景部は、前記発光表示部から発せられる光に対する光透過率がほぼ同じである請求項1記載の表示装置。
  3. 前記反射表示部は、前記指示部と前記背景部とで反射率を相違させる反射層と、前記反射層よりも内側に位置して前記反射層が設けられていることによる前記指示部と前記背景部との光透過率の差を埋める光制限層とが設けられている請求項1記載の表示装置。
  4. 前記反射表示部は、透光性の基板を有しており、前記基板の外面に前記反射層が設けられ、内面に前記光制限層が設けられている請求項3記載の表示装置。
  5. 前記反射部は、透光性の基板を有しており、前記基板の内面に、前記反射層と前記光制限層の双方が設けられている請求項3記載の表示装置。
  6. 前記反射表示部を照光する照光手段が設けられている請求項5記載の表示装置。
  7. 前記発光表示部には、指示部と背景部とを有する第1の表示部、および指示部と背景部とを有する第2の表示部と、第1の波長の光を発する第1の発光部、および前記第1の波長と相違する第2の波長の光を発する第2の発光部とが設けられており、
    前記第1の表示部の指示部と背景部での第1の波長の光に対する光透過率の差が、前記第2の表示部の指示部と背景部での第1の波長の光に対する光透過率の差よりも小さく、
    前記第2の表示部の指示部と背景部での第2の波長の光に対する光透過率の差が、前記第1の表示部の指示部と背景部での第2の波長の光に対する光透過率の差よりも小さい請求項1に記載の表示装置。
  8. 前記第1の表示部の指示部と背景部では、第1の波長の光に対する光透過率がほぼ同じであり、前記第2の表示部の指示部と背景部では、第2の波長の光に対する光透過率がほぼ同じである請求項7記載の表示装置。
  9. 前記反射表示部は、その指示部と背景部とで、特定の波長の光に対する反射率が相違して、外光が与えられたときに目視される色相が相違し、
    前記反射表示部の指示部と背景部とで、前記発光表示部から発せられる光の波長に対する光透過率がほぼ同じである請求項1に記載の表示装置。
  10. 前記反射表示部は、その指示部と背景部とで、特定の波長の光に対する反射率が相違して、外光が与えられたときに目視される色相が相違し、
    前記反射表示部の指示部と背景部とで、前記第1の波長の光に対する光透過率と、前記第2の波長の光に対する光透過率がほぼ同じである請求項7記載の表示装置。
  11. 重ねられている第1のフィルタおよび第2のフィルタと、発光波長帯の中心波長が互いに相違する第1の光源および第2の光源とが設けられており、
    第1のフィルタは、第1の指示部と第1の背景部とを有し、第2のフィルタは、第2の指示部と第2の背景部とを有しており、
    第1の指示部と第1の背景部での、第2の光源からの光の透過率の差が、第2の指示部と第2の背景部での、第2の光源からの光の透過率の差よりも大きく、
    第2の指示部と第2の背景部での、第1の光源からの光の透過率の差が、第1の指示部と第1の背景部での、第1の光源からの光の透過率の差よりも大きく、
    第1の光源からの光を第1のフィルタと第2のフィルタに透過させると、第2のフィルタの第2の指示部と第2の背景部とのコントラストを表示でき、第2の光源からの光を第1のフィルタと第2のフィルタに透過させると、第1のフィルタの第1の指示部と第1の背景部とのコントラストを表示できることを特徴とする表示装置。
  12. 第1のフィルタの第1の指示部と第1の背景部の一方が、第1の光源からの光を透過できる着色部で、他方が第1の光源の光と第2の光源の光の双方を透過できる非着色部であり、
    第2のフィルタの第2の指示部と第2の背景部の一方が、第2の光源からの光を透過できる着色部で、他方が第1の光源の光と第2の光源の光の双方を透過できる非着色部である請求項11記載の表示装置。
  13. 第1のフィルタの着色部と、第1の光源から発せられる光とが同じ色相であり、第2のフィルタの着色部と、第2の光源から発せられる光とが同じ色相である請求項12記載の表示装置。
  14. 第1のフィルタが第2のフィルタよりも表側にあり、第1のフィルタの前記非着色部に、第2の光源から発せられる光で励起されて光を発する蛍光層が設けられている請求項12記載の表示装置。
  15. 前記第1の指示部と前記第2の指示部が重なって配置されている請求項11に記載の表示装置。
  16. 前記両フィルタの表面側に光を透過する表面部材が設けられ、この表面部材に固定表示部が設けられており、第1の光源からの光が与えられたときと、第2の光源からの光が与えられたときの双方で、前記固定表示部を目視可能である請求項11に記載の表示装置。
  17. 前記両フィルタと前記表面部材との間に、光の一部を反射し他を透過するハーフミラー層が設けられている請求項16記載の表示装置。
  18. 前記ハーフミラー層よりも表側に光を与えて前記固定表示部を照光する照明用光源が設けられている請求項16記載の表示装置。
  19. 指示部と背景部とを有するフィルタと、このフィルタを透過する光を与える光源と、このフィルタの表面に設けられた光を透過する表面部材とを有し、
    前記フィルタは、指示部と背景部とで、前記光源から発せられた光の透過率が相違し、前記表示部材には固定表示部が設けられており、
    前記フィルタと前記表面部材との間に、光の一部を反射し他を透過するハーフミラー層が設けられていることを特徴する表示装置。
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