JPWO2008126866A1 - 密封装置 - Google Patents

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Abstract

摺動面の全周に渡って良好な潤滑油膜を形成することができる密封装置を提供する。軸孔を有するハウジングと軸孔に挿入される軸のうちの一方の部材に設けられた環状溝に装着されて、これら2部材間の環状隙間を密封する密封装置1であって、2部材の軸方向の相対運動によって他方の部材と摺動するシールリング2を備えた密封装置1において、シールリング2は、他方の部材との摺動面20の軸方向両端部に、シールリング2の端面21から摺動面20の軸方向中央側に向かって延びる溝22が、それぞれ複数形成され、溝22と摺動面20との境界線を、摺動面20の摺動方向に対して傾斜した線のみで構成するとともに、境界線が傾斜した線で構成される領域が摺動面20の全周に渡って連続するように、複数の溝23が周方向に隣接して設けられていることを特徴とする。

Description

本発明は、油圧シリンダ等に使用される密封装置に関するものである。
従来、油圧シリンダとピストンとの間には、図15に示すような密封装置が用いられている。図15は、従来技術に係る密封装置の模式的半断面図である。
密封装置100は、シリンダ200の内周面201とピストン300の外周面301との間の環状隙間400を密封するものであり、ピストン300の外周面301に形成された環状溝302に装着される。密封装置100は、シリンダ200の内周面201に摺動接触する樹脂製のシールリング101と、シールリング101と環状溝302の溝底303との間に装着され、シールリング101に拡張力を付与する弾性リング102とから構成される。
このような密封装置においては、シールリング101とシリンダ200の内周面201との摺動面に潤滑油による油膜が形成されることで、摺動面における摩耗、摺動抵抗の低減や、異音、スティックリップ、発熱等の発生防止が図られている。
そして、このような潤滑油膜の形成をより確実にし、また、潤滑油膜をより長期的に維持するため、シールリングの摺動面に潤滑油を導入するための溝を設けたものが、例えば、特許文献1及び2に記載されている。
特開2001−304413号公報 実開平07−043672号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている技術は、シリンダ内周面と軸受部材表面との摺動面に密封対象側と反密封対象側とを連通する溝を設けるものであり、シール性が要求される箇所へ適用することができない。
また、特許文献2に記載されている技術は、摺動面の溝を密封対象側と反密封対象側とが連通しないように設けているものの、溝による潤滑油膜の形成が摺動面全周をカバーできずに十分な効果が得られない場合がある。
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、摺動面の全周に渡って良好な潤滑油膜を形成することができる密封装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明における密封装置は、
軸孔を有するハウジングと前記軸孔に挿入される軸のうちの一方の部材に設けられた環状溝に装着されて、これら2部材間の環状隙間を密封する密封装置であって、
前記2部材の軸方向の相対運動によって他方の部材と摺動するシールリングを備えた密封装置において、
前記シールリングは、前記他方の部材との摺動面の軸方向両端部に、前記シールリングの端面から前記摺動面の軸方向中央側に向かって延びる溝が、それぞれ複数形成され、
前記溝と前記摺動面との境界線を、前記摺動面の摺動方向に対して傾斜した線のみで構成するとともに、
前記境界線が傾斜した線で構成される領域が前記摺動面の全周に渡って連続するように、複数の前記溝が周方向に隣接して設けられていることを特徴とする。
このように、溝と摺動面との境界線を摺動方向に対して傾斜した線のみで構成することによって、溝に導かれた潤滑油は、2部材の相対運動により、摺動面の縁部に対して斜めに侵入することになる。これにより、潤滑油が摺動面に侵入する際の抵抗が低減され、潤滑油膜を良好に形成することができる。
ここで、摺動面に発生する面圧は、摺動面の端部において最も高くなり、その面圧分布形状は、摺動面の端部において縁部から内側に向かって急激に上昇する急勾配の斜面が形成されたような形状となる。そのため、摺動面の縁部に対して直交する方向に侵入する潤滑油は、係る斜面を急勾配で真っ直ぐに登るような抵抗を受けることになる。一方、潤滑油が摺動面の縁部に対して斜めに侵入する場合には、潤滑油が受ける抵抗は急勾配の斜面を斜めに登る、すなわち、緩い勾配で斜面登るような抵抗となるため、潤滑油の摺動面に対する侵入抵抗が低減される。
したがって、より多くの潤滑油を摺動面に送り込み易くなり、より厚い潤滑油膜を形成することができる。
また、溝に導かれた潤滑油が摺動面の縁部に対して斜めに侵入する領域が、周方向に連続することになるため、潤滑油の侵入抵抗が摺動面全周に渡って低減される。したがって、摺動面全面に渡って良好な潤滑油膜の形成が可能となる。
前記摺動面は、一方の端部に形成される溝と他方の端部に形成される溝との間に凹部を備えてもよい。
かかる凹部を設けることで、2部材の相対運動のストロークが短い場合でも、効率よく油膜を形成することが可能となる。すなわち、一度目のストロークで一方の端部の溝から凹部まで達した潤滑油は凹部で一旦保持され、二度目のストロークでさらに他方の端部側に向かって移動することになり、ストロークが短い場合でも摺動面の一方側から他方側まで油膜を行き渡らせることができる。
前記溝は、軸方向に対して傾斜して延びる傾斜溝であり、
周方向に隣接する傾斜溝の一方の傾斜溝と他方の傾斜溝との間に、軸方向にみた場合に重なり合う部分が形成されるように、前記一方の傾斜溝と前記他方の傾斜溝とが隣接しているのもよい。
溝をかかる傾斜溝とすることで、潤滑油を摺動面の縁部に対して斜めに侵入させることができる。
また、周方向に隣接する溝同士を、周方向において部分的にオーバーラップさせることで、溝に導かれた潤滑油が摺動面の縁部に対して斜めに侵入する領域が、周方向に連続する構成となる。これにより、摺動面全周に渡って潤滑油の侵入抵抗が低減され、良好な潤滑油膜の形成が可能となる。
前記溝は、楔状溝であり、前記摺動面の全周に渡って連続して設けられてもよい。
溝を楔状溝とすることで、潤滑油を摺動面の縁部に対して斜めに侵入させることができる。また、溝に導かれる潤滑油が徐々に狭い空間に押し込められるようになるので、楔効果によって摺動面の面圧を低減することができる。
また、かかる楔状溝を連続して設けることで摺動面の縁部は鋸歯形状となるため、摺動面の全周に渡って潤滑油が摺動面の縁部に対して斜めに進入する構成となる。したがって、摺動面全周に渡って潤滑油の侵入抵抗が低減され、良好な潤滑油膜の形成が可能となる。
前記摺動面の軸方向の幅が、全周に渡って変化しないようにするとよい。
これにより、シールリングの摺動幅が周方向に一定となって、断面ボリュームが周方向に均一となることにより、シールリングの強度の均一化・安定化が図られる。したがって、強度不均一による破損の発生が抑制される。また、軸方向の摺動幅がいずれの断面においても一定となることで、異物による摺動面上の貫通傷の発生が抑制され、シール性の安定化が図られる。
以上説明したように、本発明により、摺動面の全周に渡って良好な潤滑油膜を形成することができる。
実施例1に係る密封装置の構成を示す模式図である。 実施例1に係る密封装置の模式的斜視図である。 実施例1に係る密封装置の装着状態を示す模式的半断面図である。 実施例1に係る密封装置のシールリングの外周面の構成を示す模式図である。 シールリングの摺動面に形成される面圧分布を模式的に示した図である。 実施例2に係る密封装置の構成を示す模式図である。 実施例2に係る密封装置の模式的斜視図である。 試験装置の概略構成を示す模式図である。 シールリングの摺動抵抗を比較した図表である。 シールリングの到達温度を比較した図表である。 受圧面積と到達温度との関係を説明する図表である。 実施例3に係る密封装置の構成を示す模式図である。 実施例4に係る密封装置のシールリングの外周面の構成を示す模式図である。 変形例に係る密封装置の模式的半断面図である。 従来技術に係る密封装置の模式的半断面図である。
符号の説明
1 密封装置
2 シールリング
20 外周面
21 側面
22 溝
23 楔状溝
24 凹部
3 弾性リング
4 ハウジング
40 内周面
5 軸
50 環状溝
51 側面
52 溝底
6 環状隙間
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
まず、図1〜図3を参照して、本発明の実施例に係る密封装置の概略構成について説明する。図1は、本実施例に係る密封装置の構成を示す模式図であり、(a)は軸方向からみた様子を示しており、(b)は(a)のAA断面図であり、(c)は(a)のB矢視図である。図2は、本実施例に係る密封装置の模式的斜視図である。図3は、本実施例に係る密封装置の装着状態を示す模式的半断面図であり、(a)は無圧時の状態を示し、(b)は加圧時の状態を示す。
本実施例に係る密封装置1は、例えば、油圧シリンダにおけるピストン用の密封装置として用いられるものであり、シールリング2と弾性リング3とから構成されている。密封装置1は、軸穴を有するハウジング(シリンダ)4と該軸穴に挿入される軸(ピストンやロッド等)5との間の環状隙間6を密封すべく、軸5の外周面に設けられた環状溝50に装着される。
シールリング2は、断面略矩形の環状部材であり、環状溝50の開口部側に配置される。そして、シールリング2の外周面20がハウジング4の内周面40と摺動接触することでハウジング4に対するシール面が形成される。また、油圧OPがかかると、シールリング2が環状溝50の反油圧側に押し込められることにより、シールリング2の反油圧側の側面(端面)21が環状溝50の側面51に密着して、軸5に対するシール面が形成される。
シールリング2の材料としては、摺動材として一般的に広く使用される四フッ化エチレン(PTFE)の他、ポリアミド(PA)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリファニレンサルファイド(PPS)、ポリアセタール(POM)等の汎用の熱可塑性エンジニアリング樹脂全般を用いることが可能である。
弾性リング3は、二トリルゴム等のゴム材料からなる断面略円形の環状部材であり、シールリング2と環状溝50の溝底52との間に圧縮して装着される。そして、弾性復元力によってシールリング2をハウジング4側に付勢し、シールリング2とハウジング4との密着性を高めている。なお、弾性リング3の断面形状は円形に限定されるものではなく、種々の形状を適宜採用し得る。
シールリング2は、ハウジング4の内周面40との摺動面である外周面20に複数の溝22が形成されている。溝22は、シールリング2の側面21から外周面20の内側(軸方向中央側)に向かって延びる傾斜溝である。溝22は、外周面20の軸方向両側(両端部)にそれぞれ設けられており、その深さは、径方向に外周面20の端部から中央部の手前まで延びた構成となっている。
次に、図4及び図5を参照して、本実施例に係る密封装置1の特徴的な構成である外周面20に設けられた溝22について詳しく説明する。図4は、本実施例に係る密封装置1のシールリング2の外周面20の構成を示す模式図である。図5は、シールリングの摺動面において形成される面圧分布を模式的に示した図である。なお、溝22は、外周面20の両端部にそれぞれ同様の構成で軸方向に対称的に設けられるものであり、以下の説明では、一方の端部の溝についてのみ説明し、他方の端部の溝については説明を省略する。
溝22は、ハウジング4の内周面40とシールリング2の外周面20との摺動部分に潤滑油を介在させ易くするべく設けられるものであり、シールリング2の側面21から外周面20の中央側に向かって、軸方向に対して傾斜した方向に延びている。
溝22と外周面20との境界線、すなわち、溝22が設けられている部分における外周面20の縁部20a、20b、20cは、全て軸方向(シールリング2の摺動方向C)に対して傾斜した線で構成されており、これにより、溝22に導かれた潤滑油は、シールリング2の摺動によって外周面20の縁部20a、20b、20cに対して斜めの角度で侵入することになる(矢印D)。したがって、潤滑油が外周面20に侵入する際の抵抗が低減され、潤滑油膜を良好に形成することが可能となる。
すなわち、シールリングSの摺動面(外周面)に発生する面圧は、図5に示すように、摺動面S1の両端部(端面S2側)で最も高くなり、その面圧分布形状Pは、摺動面S1の端部において縁から最大面圧Pmaxまで急激に上昇する急勾配の斜面P1が形成されたような形状となる。
したがって、摺動面S1の縁部S3がシールリングSの摺動方向(矢印E)に対して直交する場合には、潤滑油は摺動面S1の縁部S3に対して直交する方向に侵入することになり、斜面P1を急勾配で真っ直ぐ登るような抵抗を受けることになる(矢印F)。
一方、潤滑油が摺動面Sの縁部S3に対して斜めに侵入する場合には、潤滑油が受ける抵抗は、急勾配の斜面P1を斜めに登る(矢印G)、すなわち、斜面P1を緩い勾配で登るような抵抗となり、潤滑油の摺動面に対する侵入抵抗が低減される。
したがって、図4に示すように、溝22に導かれた潤滑油の外周面(摺動面)20に対する侵入角度が、縁部20a、20b、20cに対して直交しないで傾斜するように構成することで、潤滑油の侵入抵抗を低減し、より多くの潤滑油を外周面20に送り込み易くしている。これにより、ハウジング4の内周面40とシールリング2の外周面20との間に厚い潤滑油膜を介在させることが可能となる。
また、周方向に隣接する溝22aと溝22bとの間には周方向におけるオーバーラップ部分Hが形成されるように構成されている。すなわち、溝22aにおいて最も溝22b側の部分(溝22aの入口側部分)と、溝22bにおいて最も溝22a側の部分(溝22bの奥側部分)とが、周方向に部分的に互い違いな配置となるように、言い換えると、隣接する溝22aと溝22bのうち一方の溝22aの外周面20との境界線上のいずれかの一点から軸方向(摺動方向)に延長した仮想線上に、他方の溝22bの外周面20との境界線が存在するように、溝22aと溝22bとが隣接しており、軸方向に見た(投影した)場合に重なり合う部分(オーバーラップ部分H)が形成されている。
このように隣接する溝同士の間にオーバーラップ部分を設けることで、溝22に導かれた潤滑油が外周面20の縁部に対して斜めに侵入する領域が、外周面20の周方向に全周に渡って連続することになる。したがって、外周面20全周に渡って潤滑油の侵入抵抗が低減され、良好な潤滑油膜を外周面20全周に渡って形成することが可能となる。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2に係る密封装置について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、本実施例に係る密封装置の構成を示す模式図であり、(a)は軸方向からみた様子を示しており、(b)は(a)のII断面図であり、(c)は(a)のJ矢視図である。図7は、本実施例に係る密封装置の模式的斜視図である。なお、上記実施例1と共通する構成については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施例に係る密封装置1´では、シールリング2の外周面20に形成される溝が楔状溝23となっている。すなわち、楔状溝23は、シールリング2の側面21から外周面20の内側(軸方向中央側)に向かって溝幅が徐々に狭くなるように構成されており、その深さは、径方向に外周面20の端部から中央部の手前まで延びている。
また、図6及び図7に示すように、隣接する楔状溝23は、周方向に隙間なく連続的に設けられており、楔状溝23と外周面20との境界線、すなわち、外周面20の縁部は鋸歯形状となっている。したがって、外周面20の縁部は、全て軸方向(シールリング2の摺動方向)に対して傾斜した線で構成され、潤滑油の侵入抵抗が外周面全周に渡って低減される。
また、潤滑油が、楔状溝23によって形成される摺動方向に徐々に狭くなる空間に押し込められることにより、ハウジング4とシールリング2との間に互いに離れる向きに作用する力が発生し、ハウジング4の内周面40とシールリング2の外周面20との間の面圧が低減される(楔効果)。その結果、シールリング2の外周面20の面圧勾配が低減され、ハウジング4とシールリング2との間に適度な潤滑油膜を介在させることが可能となる。
ここで、楔状溝23によって発揮される楔効果は、各楔状溝23と外周面20との間の二つの境界線がなす角度が小さい程、すなわち、楔状溝23の楔形状の先端角がより鋭角になる程大きくなり、面圧勾配低減の効果を高めることができる。
また、外周面20の面積が小さくなると、すなわち、ハウジング4の内周面40との接触面積が小さくなると、面圧が大きくなってしまうので、楔状溝23の軸方向の深さ(長さ)を浅く(短く)して、外周面20の面積を必要以上に小さくしないことが好ましい。
(潤滑改善効果の検証)
ここで、実施例2の潤滑特性の改善効果について、図8〜図11を参照して、従来品と対比した試験結果に基づいて検証する。図8は、試験装置の概略構成を示す模式図である。図9は、シールリングの摺動抵抗を比較した図表である。図10は、シールリングの到達温度を比較した図表である。図11は、受圧面積と到達温度との関係を説明する図表である。
図8に示すように、試験装置は、シリンダ4aと、不図示の駆動シリンダに連結されるとともにシリンダ4a内部を軸方向に往復動できるように構成されたピストン5aと、を備えており、ピストン5a外周面の両端に設けられた環状溝に評価サンプルとしてのシールリング2a、2bがそれぞれ装着される。また、2つのサンプルの間にはウェアリング7が装着されるとともに、圧力がホース8を介しピストン5aの内部を通り2つのサンプルの間に加えられるような構成となっている。符号9はロードセル、符号10はシリンダ4aの壁面温度を測定する壁温測定部である。
2つのサンプル間を所定(10MPa、30MPa等)の一定圧力で加圧し、密封装置2a、2bに圧力が作用している状態でピストン5aを駆動シリンダによって往復動させ、密封装置2a、2bをシリンダ4a内周面に対して摺動させる。
到達温度の測定は、ピストン5aの往復動による発熱でシリンダ4aの壁温が上昇し、その上昇がサーチュレートしたときの温度(発熱と放熱が平衡状態となったときの温度)を到達温度として測定を行った。
また、摺動抵抗の測定は、ピストン5aの往復動に要する荷重をロードセル9にて測定し、その波形から摺動抵抗を採取することで測定を行った。
実施例2におけるシールリング2に対応するもの、すなわち、シールリングの外周面(摺動面)の軸方向両端に楔状溝を連続して形成したものを実施例品とし、楔状溝を形成していない従来技術に係る断面矩形のシールリングを従来品1とし、シールリング外周面の軸方向両端がテーパ面となっているシールリングを従来品2として、到達温度や摺動抵抗等の各種の値をそれぞれ比較した。
図9に示すように、摺動抵抗については、従来品1が438kgf、従来品2が375kgfであるのに対し、実施例品は273kgfとなっている。すなわち、楔状溝を設けることにより、従来品1に対しては37%、従来品2に対しては14%、摺動抵抗が低減されている。したがって、従来品2のようにテーパ面を設けるよりも、実施例品のように楔状溝を設けた方が、溝等を何ら設けない従来品1に対して摺動抵抗が大幅に低減されることがわかる。ここで、試験条件は、往復動の速度を100mm/sec、2つのサンプル間の圧力を30MPa、ストローク長を100mmとしている。また、この試験では、シリンダの摺動部(内周面)に極力近い部分の外周面(外壁)の温度が100℃で一定に保たれるようにして試験装置を作動させた。具体的には、シリンダの外周側から内周側に貫通する一方手前(1mm程度)までドリルで穴をあけ、その中に温度センサである熱電対を埋め込むとともに、熱電対の測定温度が100℃となるようにヒーターで加熱・制御して、シリンダの摺動面近傍における温度が100℃一定となるようにした。
図10に示すように、2つのサンプル間の圧力を10MPaとした場合の到達温度については、従来品1が87℃であるのに対し、従来品2は76℃、実施例品は75℃となっており、従来品1に対して12℃低くなっている。また、2つのサンプル間の圧力を30MPaとした場合の到達温度については、従来品1が126℃であるのに対し、実施例品は102℃となっており、従来品1に対して24℃低くなっている。すなわち、実施例品の方が、従来品1と比べて摺動による発熱の影響を受けにくいということがわかる。また、従来品1に対する到達温度の低減率は、10MPaのときよりも30MPaのときの方が大きいことから、特に高圧用途での使用に好適であることもわかる。ここで、試験条件は、往復動の速度を50mm/sec、ストローク長を100mmとしている。
図11に示すように、実施例品は、従来品2よりも、接触面積及び有効受圧面積が大きく、従来品1に対する受圧面積低減率が従来品2よりも小さいものの、到達温度が従来品2と同レベルとなっている。すなわち、受圧面積低減率が小さいのにもかかわらず、到達温度低減率が同等であることから、実施例品のように楔状溝を設けた方が、従来品2のようなテーパ面を設けるよりも、潤滑改善効果が大きいものと推測することができる。
(実施例3)
次に、図12を参照して、本発明の実施例3に係る密封装置について説明する。図12は、本実施例に係る密封装置と実施例2に係る密封装置との構成の違いを説明する図であって、(a)は実施例2に係る密封装置の断面構成及びシールリングの外周面の構成を示す模式図であり、(b)は(a)のKK断面あり、(c)は(a)のLL断面であり、(d)は実施例3に係る密封装置の断面構成及びシールリングの外周面の構成を示す模式図であり、(e)は(d)のMM断面であり、(f)は(d)のNN断面であり、(g)は(d)のOO断面である。なお、ここで述べる断面とは、密封装置を軸線を含む面で切った断面であり、以下同様である。
図12(a)に示すように、実施例2に係る密封装置では、シールリング2の外周面に形成される楔状溝23において、外周面20の軸方向一方側に設けられる楔状溝23aと、他方側に設けられる楔状溝23bとが、軸方向に対称的な配置、すなわち、周方向に隣接する楔状溝との境目及び楔形状の頂部の周方向の位置が同じになるような配置となっている。したがって、摺動面(外周面20)の軸方向の幅が周方向に変化し、シールリング2の断面ボリュームが周方向に変化する構成となっている。
すなわち、図12(b)に示すように、周方向に隣接する楔状溝との境目における断面では、摺動面(外周面20)がシールリング2の幅寸法(外周面の軸方向長さ)まで形成されており、摺動幅Waが最大となっている。また、ことのきのシールリング2の断面ボリュームも最大となる。また、図12(c)に示すように、楔状溝の楔形状の頂部における断面では、摺動面が一方の楔状溝23aと他方の楔状溝23bの頂部間で形成され、摺動幅Wbが最小となっている。このときのシールリング2の断面ボリュームが最小となる。
一方、本実施例に係る密封装置では、シールリング2の外周面に形成される楔状溝23において、外周面20の軸方向一方側に設けられる楔状溝23aと、他方側に設けられる楔状溝23bとを互い違いにずらしたような構成、すなわち、一方の楔状溝の頂部の周方向の位置と、他方の楔状溝における隣接する楔状溝との境目の周方向の位置とが一致するような配置となっている。したがって、図12(d)に示すように、本実施例では、摺動面が周方向に蛇行するような形状を呈し、図12(e)〜図12(g)に示すように、摺動面の軸方向の幅Wcが周方向に常に一定となる構成となっている。また、シールリング2の断面ボリュームも周方向に一定となっている。
本実施例では、シールリング2の摺動幅Wcを周方向に一定にし、断面ボリュームが周方向に変化せずに均一となるようにすることで、シールリング2の強度の均一化・安定化を図り、強度不均一による破損の発生を抑制した構成となっている。また、軸方向の摺動幅Wcがいずれの断面においても一定とすることで、異物による摺動面上の貫通傷の発生の抑制し、シール性の安定化を図った構成となっている。
(実施例4)
次に、本発明の実施例4に係る密封装置について、図13を参照して説明する。図13は、本実施例に係る密封装置のシールリングの外周面の構成を示す模式図である。なお、上記実施例と共通する構成については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施例に係る密封装置1´´は、実施例1に係る密封装置1のシールリング2において、外周面20の一方の端部に形成される溝22と他方の端部に形成される溝22との間の領域に、凹部24を形成した構成となっている。
このように、凹部24を設けることにより、ハウジング4と軸5の軸方向の相対運動のストロークが短い場合でも、効率よく油膜を形成することが可能となる。すなわち、一度目のストロークで一方の端部の溝22から凹部24まで達した潤滑油は凹部24で一旦保持され、二度目のストロークでさらに奥に(他方の端部側に)移動することになり、ストロークが短い場合でも外周面20の一方側から他方側まで油膜を行き渡らせることができる。
なお、係る凹部24は、上記各実施例に係る密封装置に適用しても同様の効果を得ることができる。
また、以上の説明において、各実施例に係る密封装置を、軸の外周に設けられた装着溝に装着されて使用されるものとして説明したが、これに限られず、ハウジングの軸孔に設けられた装着溝に装着されて、軸の外周面に摺動接触するものであってもよい。
上記各実施例に係る密封装置によれば、上述したように摺動面の潤滑性が向上されることにより、シールリングの材料の選択の幅が拡がる。すなわち、摺動材として従来では基本的に採用されることのなかったポリアミド等の汎用のエンジニアリング樹脂材料(以下、PA等)をシールリング2の材料として採用することが可能となる。
摺動特性に優れ、最も広く使用されている四フッ化エチレン(以下、PTFE)に対し、PA等は、摺動性の面では劣るものの、原料単価が安いため、シールリングの材料費を安く抑えることが可能となる。
また、高圧用途においてPTFEを採用する場合には、シールリング20が環状隙間6にはみ出してしまうのを防止するために、PA等からなるバックアップリングを併用する必要があるが、PTFEに対して弾性の高いPA等であれば、シールリングとバックアップリングの機能とを兼ねることができるため、高圧用途においてもバックアップリングなしで単独で使用することができ、部材点数の削減を図ることもできる。
さらに、製作面においても、PTFEは圧縮成形で素材を作った後に切削等によって残りの形状を加工する必要があるのに対し、PA等は射出成形によって少ない工程で大量生産することが可能である。したがって、製造工程の削減を図ることができるとともに、上述のように材料費が安くなることで、製造コストの大幅な低減を図ることが可能となる。
(変形例)
本発明の変形例に係る密封装置について、図14を参照して説明する。図14(a)〜(c)は、本発明の各種変形例に係る密封装置の構成を示す模式的半断面図である。
上記各実施例では、密封装置の構成として略矩形断面のシールリングと円形断面の弾性リングとを組み合わせた構成を採用しているが、係る構成に限定されるものではない。したがって、密封装置の構成としては、例えば、図14(a)に示すような矩形断面のいわゆる角リング3aや、図14(b)に示すような略D字形状断面のいわゆるDリング3b等をシールリングの付勢部材として組み合わせた構成を採用することもできる。
また、図14(c)に示すように、略T字形状の異形断面に構成された弾性リング3cと、シールリング2と弾性リング3cの軸方向両側にそれぞれ配置されて環状隙間へのシールリング2のはみ出しを防止するためのバックアップリング7とを組み合わせた構成等も採用することができる。
また、本発明の適用範囲としては、上記各実施例のような、往復動用の密封装置としての用途に限られるものではなく、例えば、往復動用の樹脂製のウエアリングや金属製の軸受等に適用しても、上記実施例と同様の効果が得られることはいうまでもない。

Claims (5)

  1. 軸孔を有するハウジングと前記軸孔に挿入される軸のうちの一方の部材に設けられた環状溝に装着されて、これら2部材間の環状隙間を密封する密封装置であって、
    前記2部材の軸方向の相対運動によって他方の部材と摺動するシールリングを備えた密封装置において、
    前記シールリングは、前記他方の部材との摺動面の軸方向両端部に、前記シールリングの端面から前記摺動面の軸方向中央側に向かって延びる溝が、それぞれ複数形成され、
    前記溝と前記摺動面との境界線を、前記摺動面の摺動方向に対して傾斜した線のみで構成するとともに、
    前記境界線が傾斜した線で構成される領域が前記摺動面の全周に渡って連続するように、複数の前記溝が周方向に隣接して設けられていることを特徴とする密封装置。
  2. 前記摺動面は、一方の端部に形成される溝と他方の端部に形成される溝との間に凹部を備えることを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
  3. 前記溝は、軸方向に対して傾斜して延びる傾斜溝であり、
    周方向に隣接する傾斜溝の一方の傾斜溝と他方の傾斜溝との間に、軸方向にみた場合に重なり合う部分が形成されるように、前記一方の傾斜溝と前記他方の傾斜溝とが隣接していることを特徴とする請求項1または2に記載の密封装置。
  4. 前記溝は、楔状溝であり、前記摺動面の全周に渡って連続して設けられることを特徴とすることを特徴とする請求項1または2に記載の密封装置。
  5. 前記摺動面の軸方向の幅が、全周に渡って変化しないことを特徴とする請求項4に記載の密封装置。
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