JPWO2008123608A1 - 導電性接触子ホルダおよび導電性接触子ユニット - Google Patents

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Abstract

正確な温度設定環境で検査を行うことができる導電性接触子ホルダおよび導電性接触子ユニットを提供する。この目的のため、複数の導電性接触子を個別に収容可能な複数のホルダ孔を有するホルダ基板4と、このホルダ基板4の表面との距離が外力によって所定の範囲で変化自在となるようにホルダ基板4に取り付けられ、ホルダ基板4に収容された複数の導電性接触子2の先端部をそれぞれ挿通可能な複数の孔部を有するフローティング部材5と、を備え、ホルダ基板4とフローティング部材5との隙間Spが、外部から流入する流体の流路の少なくとも一部をなすように構成する。

Description

本発明は、半導体集積回路などの回路構造の通電検査に用いる導電性接触子を収容する導電性接触子ホルダおよび導電性接触子ユニットに関する。
ICチップなどの半導体集積回路の電気特性検査においては、その半導体集積回路が有する外部接続用電極の設置パターンに対応して、複数の導電性接触子を所定の位置に収容する導電性接触子ユニットが用いられる。導電性接触子ユニットは、複数の導電性接触子を個別に挿通する複数の孔部が設けられた導電性接触子ホルダを備える。このような導電性接触子ユニットでは、導電性接触子の両端部が、半導体集積回路の接続用電極および検査用の回路基板の電極にそれぞれ接触することにより、検査時の電気的な接続が確立され、信号の送受信が行われる(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−107377号公報
ところで、近年では、半導体集積回路の検査時の温度帯域が徐々に広がってきている。例えば、同じ半導体集積回路に対して、125℃以上の高温環境下で検査を行う一方で、−40℃程度の低温環境下で検査を行うことがある。検査の際に半導体集積回路が導電性接触子ユニットに装着されると、半導体集積回路の温度は導電性接触子へと即座に伝達される。このため、導電性接触子の温度と半導体集積回路の温度との温度差が大きいと、半導体集積回路の温度が急激に変化し、半導体集積回路の正確な温度設定環境での検査ができなくなってしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、正確な温度設定環境で検査を行うことができる導電性接触子ホルダおよび導電性接触子ユニットを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る導電性接触子ホルダは、異なる回路構造を電気的に接続して信号の入出力を行う複数の導電性接触子を保持する導電性接触子ホルダであって、前記複数の導電性接触子を個別に収容可能なホルダ基板と、前記ホルダ基板の表面との距離が外力によって所定の範囲で変化自在となるように前記ホルダ基板に取り付けられ、前記ホルダ基板に収容された前記複数の導電性接触子の先端部をそれぞれ挿通可能な複数の孔部を有するフローティング部材と、を備え、前記ホルダ基板と前記フローティング部材との隙間が、当該導電性接触子ホルダの外部から流入する流体の流路の少なくとも一部をなすことを特徴とする。
また、本発明に係る導電性接触子ホルダは、上記発明において、前記ホルダ基板は、各々が平板状をなす第1および第2基板が板厚方向に積層されてなり、この積層された第1基板と第2基板の間に形成される隙間が、当該導電性接触子ホルダの外部から流入する流体の流路の少なくとも一部をなすことを特徴とする。
また、本発明に係る導電性接触子ホルダは、上記発明において、前記ホルダ基板は、前記第1基板と前記第2基板の間に形成される隙間に、前記第1および第2基板の少なくともいずれか一方から当該隙間の高さ方向に突起する突起部を有することを特徴とする。
また、本発明に係る導電性接触子ホルダは、上記発明において、前記フローティング部材は、厚さ方向に貫通する開口部を有することを特徴とする。
本発明に係る導電性接触子ユニットは、異なる回路構造を電気的に接続して信号の入出力を行う複数の導電性接触子と、上記いずれかの発明に係る導電性接触子ホルダと、前記複数の導電性接触子によって電気的に接続される回路構造のいずれか一方を装着可能な開口部を有するとともに前記導電性接触子ホルダに外部から流入する流体の流入口を有し、前記フローティング部材に対して前記ホルダ基板の方向への荷重を加えるベース部材と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る導電性接触子ユニットは、上記発明において、前記ベース部材は、前記導電性接触子ホルダに近接する部分の互いの延伸方向が平行であり、かつ互いの軸線が一致しない複数の流入口を有することを特徴とする。
また、本発明に係る導電性接触子ユニットは、上記発明において、前記ベース部材の流入口を介して前記導電性接触子ホルダへ流入させる流体を発生する流体発生手段をさらに備え、前記流体発生手段は、前記ベース部材の開口部に装着される回路構造に対して設定される温度帯域に含まれる温度を有する流体を発生可能であることを特徴とする。
本発明によれば、複数の導電性接触子を収容するホルダ基板の表面との距離が外力によって所定の範囲で変化自在となるようにホルダ基板に取り付けられたフローティング部材とホルダ基板との隙間が、外部から流入する流体の流路の少なくとも一部をなすこととしたため、その隙間に検査対象の回路構造と略一致する温度の流体を流すことによって導電性接触子の温度を検査対象の回路構造の温度に近づけることができる。この結果、半導体集積回路が検査時に急激な温度変化を受けることがなくなり、正確な温度設定環境で検査を行うことが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る導電性接触子ユニットの構成を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る導電性接触子ユニットの内部構成を示す図である。 図3は、導電性接触子およびその周辺の詳細な構成を示す部分断面図である。 図4は、ベース部材の内部構成を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態1に係る導電性接触子ユニット1にエアーが流入されたときのエアーの流れを模式的に示す図である。 図6は、本発明の実施の形態1の第1変形例に係る導電性接触子ユニットに適用されるフローティング部材の構成を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態1の第2変形例に係る導電性接触子ユニットに適用されるフローティング部材の構成を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態1の第3変形例に係る導電性接触子ユニットに適用されるフローティング部材の構成を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態1の第4変形例に係る導電性接触子ユニットに適用されるベース部材の構成を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態1の第5変形例に係る導電性接触子ユニットに適用されるベース部材の構成を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態2に係る導電性接触子ユニットの構成を示す部分断面図である。 図12は、本発明の実施の形態2に係る導電性接触子ユニットの導電性接触子収容部分近傍の拡大断面図である。 図13は、本発明の実施の形態2に係る導電性接触子ユニットのホルダ基板を構成する第1基板の平面図である。
符号の説明
1,10 導電性接触子ユニット
2 導電性接触子
3 回路基板
4,11 ホルダ基板
5,7,8,9 フローティング部材
6,12,16,26 ベース部材
21 第1プランジャ
22 第2プランジャ
21a,22a 先端部
21b,22b フランジ部
21c,22c ボス部
21d,22d 基端部
23 バネ部材
23a 粗巻き部
23b 密着巻き部
31 電極
41,111 第1基板
42,112 第2基板
51,71,81,91 孔部
52,61,72,82,92,121,161,261 開口部
62,122,162,262 エアー流路
101 ノズル
102 ホース
103 エアー発生装置
111a,112a 溝部
111b 突起部
113,114,411,421 ホルダ孔
113a,114a,411a,421a 小径孔
113b,114b,411b,421b 大径孔
450 導電性接触子ホルダ
Sp,Sp2 隙間
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以後、「実施の形態」と称する)を説明する。なお、図面は模式的なものであって、各部分の厚みと幅との関係、それぞれの部分の厚みの比率などは現実のものとは異なる場合もあることに留意すべきであり、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれる場合があることは勿論である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る導電性接触子ユニットの構成を示す斜視図である。また、図2は、導電性接触子ユニットの内部構成を示す図である。さらに、図3は、導電性接触子およびその周辺の詳細な構成を示す部分断面図である。これらの図1〜図3に示す導電性接触子ユニット1は、ICチップ等の半導体集積回路の電気特性検査等に適用されるものであり、テストソケットと称されることもある。
導電性接触子ユニット1は、検査対象の回路構造である半導体集積回路と検査用の信号を生成する回路構造である信号処理回路とを接続して信号の送受信を行う複数の導電性接触子2と、信号処理回路から出力された検査用の信号を、導電性接触子2を介して半導体集積回路に供給する信号を出力する回路基板3と、回路基板3上に配置され、複数の導電性接触子2を収容、保持するホルダ基板4と、ホルダ基板4の表面のうち回路基板3と反対側の表面との距離が外力によって所定の範囲で変化自在となるように取り付けられる平板状のフローティング部材5と、フローティング部材5の上方からホルダ基板4やフローティング部材5の周縁部を被覆するように設けられるベース部材6と、を備える。
導電性接触子2は、鉄などの導電性材料によって形成され、回路基板3に設けられた電極31と接触する第1プランジャ21、第1プランジャ21と相反する向きに突出し、半導体集積回路に設けられた電極と接触する第2プランジャ22、および第1プランジャ21と第2プランジャ22との間に設けられ、第1プランジャ21と第2プランジャ22との間を電気的に接続するとともに、導電性接触子2を長手方向に伸縮させるバネ部材23、を備える。
第1プランジャ21は、先鋭端を有する先端部21aと、先端部21aの径よりも大きい径を有するフランジ部21bと、フランジ部21bを介して先端部21aと反対方向に突出し、フランジ部21bの径よりも小さくかつバネ部材23の内径よりも若干大きい径の円柱状をなし、バネ部材23の端部が圧入されるボス部21cと、ボス部21cよりも径が小さくかつバネ部材23の内径よりも径が小さい円柱状をなす基端部21dとを有し、長手方向と平行な中心軸に対して軸対称な形状をなしている。
第2プランジャ22は、クラウン形状をなす先端部22aと、先端部22aの径よりも大きい径を有するフランジ部22bと、フランジ部22bを介して先端部22aと反対方向に突出し、フランジ部22bの径よりも小さくかつバネ部材23の内径よりも若干大きい径の円柱状をなし、バネ部材23の端部が圧入されるボス部22cと、ボス部22cよりも径が小さくかつバネ部材23の内径よりも径が小さい円柱状をなす基端部22dとを有し、長手方向と平行な中心軸に対して軸対称な形状をなしている。なお、先端部が、第1プランジャ21の先端部21aと同様に先鋭端をなすようにしてもよい。
バネ部材23は均一な径を有するコイルバネであり、第1プランジャ21側が粗巻き部23aである一方、第2プランジャ22側が密着巻き部23bである。粗巻き部23aの端部は、第1プランジャ21のボス部21cに圧入される一方、密着巻き部23bの端部は、第2プランジャ22のボス部22cに圧入される。これにより、バネ部材23は、第1プランジャ21と第2プランジャ22を連結する。
導電性接触子2は、半導体集積回路に対して検査用の電気信号を入出力する信号用導電性接触子と、半導体集積回路に対してアース電位を供給するアース用導電性接触子と、半導体集積回路に対して電力を供給する給電用導電性接触子とに大別される。本実施の形態1では、導電性接触子の種別ごとの構成に本質的な差異はないので、ホルダ基板4が収容する各種導電性接触子を「導電性接触子2」と総称している。この点については、後述する実施の形態2等においても同様である。
導電性接触子ユニット1に半導体集積回路をセットして荷重を加えると、導電性接触子2では、バネ部材23が湾曲して密着巻き部23bの少なくとも一部が第1プランジャ21の基端部21dに接触する。これにより、第1プランジャ21、バネ部材23の密着巻き部23bおよび第2プランジャ22を順次経由した最短経路による電気導通が実現される。
ホルダ基板4は、第1基板41および第2基板42が板厚方向に積層されて成り、図示しないネジまたは接着剤によって互いに固着されている。第1基板41の板厚と第2基板42の板厚とは、一般に異なっている。
第1基板41には、板厚方向に貫通され、導電性接触子2の一部を収容、保持するホルダ孔411が形成されている。ホルダ孔411は、第1基板41の表面のうち、第2基板42と接触しない側の表面に開口を有し、第1プランジャ21の先端部21aを挿通可能な小径孔411aと、小径孔411aよりも径が大きい大径孔411bと、を備えた段付き孔形状をなしている。小径孔411aおよび大径孔411bは、円形断面を有する。
第2基板42には、板厚方向に貫通され、導電性接触子2の一部を収容、保持するホルダ孔421が形成されている。ホルダ孔421は、第2基板42の表面のうち、第1基板41と接触しない側の表面に開口を有し、第2プランジャ22の先端部22aを挿通可能な小径孔421aと、小径孔421aよりも径が大きい大径孔421bと、を備えた段付き孔形状をなしている。複数のホルダ孔421の各々は、第1基板41に形成された複数のホルダ孔411のいずれかと同軸的に連通している。
ホルダ孔411および421は、ドリル加工、エッチング、打抜き成形を行うか、あるいはレーザ、電子ビーム、イオンビーム、ワイヤ放電等を用いた加工を行うことによって形成される。
フローティング部材5は、半導体集積回路の接続用電極の配置パターンに適合して形成された複数の孔部51を有する。孔部51の径は、半導体集積回路の接続用電極が挿入可能な大きさを有する。フローティング部材5は、接続用電極が導電性接触子2と接触する前に、予めおおよその位置決めをする機能を有している。この意味で、孔部51の断面をテーパ形状としておけば、フローティング部材5と接続用電極とが接触することによって接続用電極の表面を傷つけてしまうのを防止することができる。
フローティング部材5の周縁部とホルダ基板4の周縁部との隙間Spには、バネ等の弾性部材が介在しており(図示せず)、半導体集積回路が装着されていない非検査時には、フローティング部材5がホルダ基板4の表面から離間して浮いた状態になっている(図3を参照)。
フローティング部材5は、中央部を板厚方向に貫通する開口部52を有する。開口部52は、ホルダ基板4とフローティング部材5の隙間から気体であるエアーを外部へ流出させる機能を備えている。
ホルダ基板4とフローティング部材5は、本実施の形態1に係る導電性接触子ホルダ450の少なくとも一部を構成する。
図4は、ベース部材6の内部構成を示す図であり、ベース部材6の板の中心を通過し、板厚方向と直交する平面で切断したときの断面図(横断面図)である。ベース部材6の中央部には、半導体集積回路を導電性接触子ユニット1に装着するとともに、ホルダ基板4およびフローティング部材5の各周縁部を被覆して嵌合可能な開口部61が設けられている。この開口部61は、ベース部材6の表面付近の面積がフローティング部材5の外縁の面積よりも若干小さい(図1を参照)。
ベース部材6には、その外側面から開口部61側の内側面を貫通し、外部からエアーを流入させる二つのエアー流路62が形成されている。二つのエアー流路62の延伸方向は互いに平行であるが、二つのエアー流路62の中心軸は一致していない。
エアー流路62には、外側からノズル101が取り付けられている。ノズル101は、ホース102を介して、エアーを発生させるエアー発生装置103に接続されている。エアー発生装置103は、発生するエアーの温度、流速(流量)、圧力等を任意に変更する制御を行うことができる。特に、エアー発生装置103は、半導体集積回路の検査時に設定される温度帯域に含まれる温度を有するエアーを発生させることができる。この意味で、エアー発生装置103は、流体発生手段の少なくとも一部をなしている。このようなエアー発生装置103を備えることにより、導電性接触子ユニット1に対して所望の温度を有するエアーを流入させることができる。なお、図4では二つのエアー発生装置103を記載しているが、一つのエアー発生装置103から二つのエアー流路62へエアーを流入させる構成としてもよい。
エアー発生装置103が発生するエアーとしては、湿度の低いクリーンドライエアーが好ましい。なお、本実施の形態では、エアーに代わる流体として窒素ガスを使用してもよい。
ベース部材6は、検査対象である半導体集積回路の位置ずれが生じるのを抑制する機能を有するとともに、フローティング部材5の外周部をホルダ基板4の方へ荷重を加えて近づける機能を有する。
以上の構成を有する導電性接触子ユニット1において、ホルダ基板4、フローティング部材5、ベース部材6は、絶縁性材料を用いて形成される。この絶縁性材料として、ポリアミドイミドなどの樹脂、マシナブルセラミック、シリコンなどを適用することができる。
図5は、導電性接触子ユニット1に対して、エアー発生装置103で発生したエアーが流入されたときのエアーの流れ(矢印)を模式的に示す図である。エアー発生装置103で発生し、ホース102を介してノズル101の先端から吹き付けられたエアーは、エアー流路62からホルダ基板4の第2基板42とフローティング部材5との隙間Spに達し、中央部へと流動する。この流動したエアーの大部分は、フローティング部材5の開口部52から外部(図5の上方)へ流出する。また、エアーの一部は、フローティング部材5の孔部51からも外部へ流出する。
このようにして、導電性接触子2の第2プランジャ22の先端付近にエアーを吹き付けることが可能となる。第2プランジャ22の先端は、半導体集積回路の電極と接触する部分であるため、エアー発生装置103で発生するエアーの温度、流速(流量)、圧力を適宜制御することによって半導体集積回路の温度との温度差を少なくしておけば、検査の際に半導体集積回路が急激な温度変化を生じるのを防ぐことができ、正確な温度環境下での検査を行うことが可能となる。
例えば、エアー流路62を介して隙間Spに高温のエアーを流入することにより、高温負荷テストでの導電性接触子ユニット1および導電性接触子ユニット1周辺の高温環境を迅速に作ることが可能となる。また、高周波回路の通電検査のように、大電流が流れることによって導電性接触子2が発熱する場合にも、外部から空気を流入させることによって導電性接触子2およびその周辺の発熱を急速に冷却することができる。
以上説明した本発明の実施の形態1によれば、複数の導電性接触子を収容するホルダ基板の表面との距離が外力によって所定の範囲で変化自在となるようにホルダ基板に取り付けられたフローティング部材とホルダ基板との隙間が、外部から流入する流体の流路の少なくとも一部をなすこととしたため、その隙間に検査対象の回路構造と略一致する温度の流体を流すことによって導電性接触子の温度を検査対象の回路構造の温度に近づけることができる。この結果、半導体集積回路が検査時に急激な温度変化を受けることがなくなり、正確な温度設定環境で検査を行うことが可能となる。
また、本実施の形態1によれば、フローティング部材の厚さ方向に貫通する開口部を設けたことにより、フローティング部材とホルダ基板の隙間を流れる流体を効率よく外部へ流出することができる。
さらに、本実施の形態1によれば、導電性接触子ユニット内部の流体状況を、エアー発生装置を制御することによって任意に設定することができる。このため、流体解析によって求められるホルダ内の温度分布に基づいて、導電性接触子の温度が検査時に最適な温度となるように設定することができる。
(変形例)
図6は、本実施の形態1の第1変形例に係る導電性接触子ユニットに適用されるフローティング部材の構成を示す図である。同図に示すフローティング部材7は、半導体集積回路の接続用電極の配置パターンに適合して形成された複数の孔部71と、フローティング部材7とホルダ基板4の隙間から空気を外部へ流出させる開口部72とを有する。孔部71の構成は、フローティング部材5の孔部51の構成と同じである。これに対して、開口部72の面積は、フローティング部材5の開口部52の面積よりも小さく、開口面は円形をなしている。なお、図6では、ベース部材6のエアー流路62の位置を破線によって示してある。この点については、以下で説明する図7および図8でも同じである。
図7は、本実施の形態1の第2変形例に係る導電性接触子ユニットに適用されるフローティング部材の構成を示す図である。同図に示すフローティング部材8は、半導体集積回路の接続用電極の配置パターンに適合して形成された複数の孔部81と、フローティング部材8とホルダ基板4の隙間から空気を外部へ流出させる二つの開口部82とを有する。
孔部81の構成は、フローティング部材5の孔部51の構成と同じである。これに対して、開口部82は、フローティング部材5の開口部52よりも面積が小さく矩形をなしている。二つの開口部82は、フローティング部材8の表面の中心を通過し、フローティング部材8の表面に垂直な軸に対して180度回転対称な位置に配置されている。また、各開口部82は、二つのエアー流路62のうちいずれかの延伸方向と交わる位置に配置されている。
図8は、本実施の形態1の第3変形例に係る導電性接触子ユニットに適用されるフローティング部材の構成を示す図である。同図に示すフローティング部材9は、半導体集積回路の接続用電極の配置パターンに適合して形成された複数の孔部91と、フローティング部材9とホルダ基板4の隙間から空気を外部へ流出させる二つの開口部92とを有する。
孔部91の構成は、フローティング部材5の孔部51の構成と同じである。また、開口部92は、上述したフローティング部材8の開口部82と同じ形状をなしている。二つの開口部92は、フローティング部材9の表面の中心を通過し、フローティング部材9の表面に垂直な軸に対して180度回転対称な位置に配置されている。二つの開口部92の各々は、図7の開口部82と同様、二つのエアー流路62のうちいずれかの延伸方向と交わる位置に配置されている。開口部92の中心からその開口部92に近い方のエアー流路62の流出口までの距離は、図7の開口部82の中心からその開口部82に近い方のエアー流路62の流出口までの距離よりも短い。
なお、フローティング部材5、7〜9のうち、どのタイプのフローティング部材が最適であるかは、検査時の温度、検査対象の形状など様々な条件に応じて変化する。また、フローティング部材に形成する開口部の形状、大きさ、個数、形成位置は、上述したものに限られるわけではない。
図9は、本実施の形態1の第4変形例に係る導電性接触子ユニットに適用されるベース部材内部の構成を示す図であり、ベース部材の板厚方向の中心を通過し、板厚方向と直交する平面で切断したときの断面図(横断面図)である。同図に示すベース部材16の中央部には、ホルダ基板4およびフローティング部材5の各周縁部を被覆して嵌合可能な開口部161が設けられている。
ベース部材16には、その外側面から開口部161側の内側面部を貫通し、外部からエアーを流入させる二つのエアー流路162が形成されている。二つのエアー流路162の延伸方向は互いに平行であるが、二つのエアー流路162の中心軸は一致していない。また、エアー流路162の開口部161付近の延伸方向と開口部161の側面とのなす角θは鋭角である。このようにして、エアーの開口部161への流入方向を変えることにより、ホルダ基板4とフローティング部材5との隙間Spにおけるエアーの流れ方を上記実施の形態1とは異なるものとし、隙間Spにおけるエアーの流動をより適切に制御することができ、隙間Sp内部での温度分布を、導電性接触子2も含めて必要な温度に制御することができる。
この第4変形例において、ベース部材16以外の構成は、上記実施の形態1と同じであるが、フローティング部材5の代わりに、上記第1〜第3変形例で説明したフローティング部材7〜9のいずれかを適用することも可能である。
図10は、本実施の形態1の第5変形例に係る導電性接触子ユニットに適用されるベース部材内部の構成を示す図であり、ベース部材の板厚方向の中心を通過し、板厚方向と直交する平面で切断したときの断面図(横断面図)である。同図に示すベース部材26の中央部には、ホルダ基板4およびフローティング部材5の各周縁部を被覆して嵌合可能な開口部261が設けられている。
ベース部材26には、開口部261の略対角な位置関係にある二つのコーナ部に、その外側面から内側面を貫通し、外部からエアーを流入させる二つのエアー流路262が形成されている。二つのエアー流路262の延伸方向は互いに平行であるが、二つのエアー流路262の中心軸は一致していない。本変形例では、開口部261の略対角な位置関係にある二つのコーナ部にエアー流路262をそれぞれ設けたことにより、導電性接触子ユニットの内部に円滑な気流(サイクロン気流)を発生させ、より均一な温度分布を実現させることができる。
この第5変形例において、ベース部材26以外の構成は、上記実施の形態1と同じであるが、フローティング部材5の代わりに、上記第1〜第3変形例で説明したフローティング部材7〜9のいずれかを適用してもよい。
(実施の形態2)
図11は、本発明の実施の形態2に係る導電性接触子ユニットの構成を示す部分断面図である。同図に示す導電性接触子ユニット10は、ホルダ基板とベース部材の構成が、上記実施の形態1に係る導電性接触子ユニット1と異なっている。また、エアー発生装置は一つのエアー流路にのみ接続される。これらの点を除く導電性接触子ユニット10の構成は、導電性接触子ユニット1の構成と同じであり、対応する部位には同じ符号を付してある。
ホルダ基板11は、第1基板111および第2基板112が板厚方向に積層されて成る。第1基板111の上端面と第2基板112の下端面には、溝部111aおよび112aがそれぞれ設けられている。これらの溝部111aおよび112aは、第1基板111と第2基板112を板厚方向に積層した状態で隙間Sp2を形成している。第1基板111の溝部111aには、底面と直交する方向に突起した突起部111bが設けられている。突起部111bの上端面は、第1基板111と第2基板112を積層した状態で、第2基板112の溝部112aに当接する(図11を参照)。突起部111bの形状および設置位置については、後述する。
図12は、ホルダ基板11において導電性接触子2を収容している部分の拡大断面図である。第1基板111および第2基板112には、複数の導電性接触子2を収容するためのホルダ孔113および114がそれぞれ同数ずつ形成され、同じ導電性接触子2を収容するホルダ孔113および114は、互いの軸線が一致するように形成されている。ホルダ孔113および114の形成位置は、半導体集積回路の配線パターンに応じて定められる。
ホルダ孔113および114は、ともに貫通方向に沿って径が異なる段付き孔形状をなしている。すなわち、ホルダ孔113は、回路基板3に面する開口を有する小径孔113aと、この小径孔113aよりも径が大きい大径孔113bとからなる。他方、ホルダ孔114は、フローティング部材5に面する開口を有する小径孔114aと、この小径孔114aよりも径が大きい大径孔114bとからなる。ホルダ孔113および114の形状は、収容する導電性接触子2の構成に応じて定められる。
ベース部材12の中央部には、半導体集積回路を導電性接触子ユニット10に装着するとともに、ホルダ基板11およびフローティング部材5の各周縁部を被覆して嵌合可能な開口部121が設けられている。
ベース部材12には、一方が外部からエアーを流入させ、他方が外部へエアーを流出させる二つのエアー流路122が形成されている。二つのエアー流路122の延伸方向は平行であるが、二つのエアー流路122の中心軸は一致していない。本実施の形態2においては、エアー流路122の一方にエアー流入用のノズル101を装着する。ノズル101は、ホース102を介してエアー発生装置103に接続されており、エアー発生装置103で発生したエアーをエアー流路122の内部へ吹き付けて流入させる。これに対し、もう一方のエアー流路122は、エアー流出用として外部に開放した状態にしておく。
図13は、第1基板111の平面図であって、図11の上面側の構成を示す平面図である。図13に示すように、第1基板111から突起する二つの突起部111bの各々は、二つのエアー流路122のいずれかの延伸方向と交わる位置に形成されている。また、突起部111bは、エアー流路122の延伸方向と直交する方向に沿って突起している。
左下方のエアー流路122から流入されたエアーは、溝部111a内に入った後、対応する突起部111bに当たる。この突起部111bに当たったエアーは、突起部111bの背後に回るようにして溝部111aと第2基板112の溝部112aとの隙間Sp2を流動し、右上方のエアー流路122に吸い寄せられるようにして流動する。右上方のエアー流路122の近傍にも突起部111bが形成されている。このため、図13で右上方のエアー流路122への吸い込みが効率よく行われ、エアーの外部への流出が実現される。
隙間Sp2を流動するエアーは、ホルダ孔114から隙間Spを介してフローティング部材5の孔部51や開口部52からも流出するが、その量は上記実施の形態1と比較して少ない。
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、ホルダ基板を構成する第1および第2基板の間に形成される隙間が、外部から流入する流体の主たる流路をなすこととしたため、その隙間に検査対象の回路構造と略一致する温度の流体を流すことによって導電性接触子の温度を検査対象の回路構造の温度に近づけることができる。この結果、半導体集積回路が検査時に急激な温度変化を受けることがなくなり、正確な温度設定環境で検査を行うことが可能となる。
また、本実施の形態2によれば、ホルダ基板を構成する第1および第2基板の間に形成される隙間に、第1および第2基板の少なくともいずれか一方から当該隙間の高さ方向に突起する突起部を設けたことにより、第1および第2基板間の隙間の流体の流れを制御することができ、より高精度の温度制御を行うことが可能となる。
なお、突起部を、エアー流路122の延出方向に対して直交する方向に沿って突起させる代わりに、エアー流路122の延伸方向と所定の角度をなす方向に沿って突起させてもよい。
また、突起部を第2基板側に設けてもよい。
さらに、本実施の形態2では、ホルダ基板11を構成する第2基板112の略中央部に開口部を設けることによってエアーの外部への流出口を確保してもよい。この場合の開口部は、ホルダ基板11の強度に問題が生じない程度の開口面積を有していることが望ましい。
また、本実施の形態2では、外気に開放されている方のエアー流路にノズルを装着し、このノズルに取り付けられたホースを介してバキュームポンプを接続し、エアー吸引を行うようにしてもよい。
ところで、本実施の形態2では、一方のエアー流路のみをエアー流入用としたが、上記実施の形態1と同様に、二つのエアー流路をともにエアー流入用とすることも可能である。
(その他の実施の形態)
ここまで、本発明を実施するための最良の形態を詳述してきたが、本発明はそれら二つの実施の形態によって限定されるべきものではない。
本発明において、エアー流路の形成位置は、導電性接触子の配置や、必要な温度等の条件に応じて異なる。上記実施の形態1,2では、例えばQFP(Quad Flat Package)のように、リードが取り出された表面実装型パッケージの検査に適用される導電性接触子ユニットを想定して説明してきたが、本発明は、BGA(Ball Grid Array)のように略球状の電極をアレイ状に並べて配置した表面実装型パッケージの場合にも適用可能である。本発明をBGA等の検査に適用する場合、一般的にはフローティング部材の中央部に開口部を設けることができないが、導電性接触子の孔部からのエアー流出により、上記同様の効果を得ることができる。
また、本発明では、ベース部材に対して三つ以上のエアー流路を形成することができる。この場合には、各エアー流路の延伸方向が互いに平行であり、かつ各エアー流路の中心軸が互いに一致しないようにしてもよい。
さらに、本発明では、上記実施の形態2に係る導電性接触子ユニット10からフローティング部材5を除いた構成とすることも可能である。
なお、本発明において、上述した導電性接触子の構成はあくまでも一例であり、他の構成を有する導電性接触子に対しても本発明を適用することが可能である。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態等を含みうるものであり、特許請求の範囲により特定される技術的思想を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を施すことが可能である。
以上のように、本発明に係る導電性接触子ホルダおよび導電性接触子ユニットは、半導体集積回路などの回路構造の通電検査等に用いる導電性接触子を収容するのに好適である。

Claims (10)

  1. 異なる回路構造を電気的に接続して信号の入出力を行う複数の導電性接触子を保持する導電性接触子ホルダであって、
    前記複数の導電性接触子を個別に収容可能なホルダ基板と、
    前記ホルダ基板の表面との距離が外力によって所定の範囲で変化自在となるように前記ホルダ基板に取り付けられ、前記ホルダ基板に収容された前記複数の導電性接触子の先端部をそれぞれ挿通可能な複数の孔部を有するフローティング部材と、
    を備え、
    前記ホルダ基板と前記フローティング部材との隙間が、当該導電性接触子ホルダの外部から流入する流体の流路の少なくとも一部をなすことを特徴とする導電性接触子ホルダ。
  2. 前記ホルダ基板は、各々が平板状をなす第1および第2基板が板厚方向に積層されてなり、この積層された第1基板と第2基板の間に形成される隙間が、当該導電性接触子ホルダの外部から流入する流体の流路の少なくとも一部をなすことを特徴とする請求項1記載の導電性接触子ホルダ。
  3. 前記ホルダ基板は、
    前記第1基板と前記第2基板の間に形成される隙間に、前記第1および第2基板の少なくともいずれか一方から当該隙間の高さ方向に突起する突起部を有することを特徴とする請求項2記載の導電性接触子ホルダ。
  4. 前記フローティング部材は、厚さ方向に貫通する開口部を有することを特徴とする請求項1記載の導電性接触子ホルダ。
  5. 前記ホルダ基板は、各々が平板状をなす第1および第2基板が板厚方向に積層されてなり、この積層された第1基板と第2基板の間に形成される隙間が、当該導電性接触子ホルダの外部から流入する流体の流路の少なくとも一部をなすことを特徴とする請求項4記載の導電性接触子ホルダ。
  6. 前記ホルダ基板は、
    前記第1基板と前記第2基板の間に形成される隙間に、前記第1および第2基板の少なくともいずれか一方から当該隙間の高さ方向に突起する突起部を有することを特徴とする請求項5記載の導電性接触子ホルダ。
  7. 異なる回路構造を電気的に接続して信号の入出力を行う複数の導電性接触子と、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の導電性接触子ホルダと、
    前記複数の導電性接触子によって電気的に接続される回路構造のいずれか一方を装着可能な開口部を有するとともに前記導電性接触子ホルダに外部から流入する流体の流入口を有し、前記フローティング部材に対して前記ホルダ基板の方向への荷重を加えるベース部材と、
    を備えたことを特徴とする導電性接触子ユニット。
  8. 前記ベース部材の流入口を介して前記導電性接触子ホルダへ流入させる流体を発生する流体発生手段をさらに備え、
    前記流体発生手段は、
    前記ベース部材の開口部に装着される回路構造に対して設定される温度帯域に含まれる温度を有する流体を発生可能であることを特徴とする請求項7記載の導電性接触子ユニット。
  9. 前記ベース部材は、
    前記導電性接触子ホルダに近接する部分の互いの延伸方向が平行であり、かつ互いの軸線が一致しない複数の流入口を有することを特徴とする請求項7記載の導電性接触子ユニット。
  10. 前記ベース部材の流入口を介して前記導電性接触子ホルダへ流入させる流体を発生する流体発生手段をさらに備え、
    前記流体発生手段は、
    前記ベース部材の開口部に装着される回路構造に対して設定される温度帯域に含まれる温度を有する流体を発生可能であることを特徴とする請求項9記載の導電性接触子ユニット。
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