JPWO2008096763A1 - 相間移動触媒およびポリ水酸化フラーレンの製造方法 - Google Patents

相間移動触媒およびポリ水酸化フラーレンの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2008096763A1
JPWO2008096763A1 JP2008557128A JP2008557128A JPWO2008096763A1 JP WO2008096763 A1 JPWO2008096763 A1 JP WO2008096763A1 JP 2008557128 A JP2008557128 A JP 2008557128A JP 2008557128 A JP2008557128 A JP 2008557128A JP WO2008096763 A1 JPWO2008096763 A1 JP WO2008096763A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fullerene
transfer catalyst
phase transfer
producing
general formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008557128A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5250433B2 (ja
Inventor
研 小久保
研 小久保
翔吾 白川
翔吾 白川
巧 大島
巧 大島
賢司 松林
賢司 松林
央江 青島
央江 青島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka University NUC
Vitamin C60 Bio Research Corp
Original Assignee
Osaka University NUC
Vitamin C60 Bio Research Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka University NUC, Vitamin C60 Bio Research Corp filed Critical Osaka University NUC
Priority to JP2008557128A priority Critical patent/JP5250433B2/ja
Publication of JPWO2008096763A1 publication Critical patent/JPWO2008096763A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5250433B2 publication Critical patent/JP5250433B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J31/00Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds
    • B01J31/02Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing organic compounds or metal hydrides
    • B01J31/0234Nitrogen-, phosphorus-, arsenic- or antimony-containing compounds
    • B01J31/0235Nitrogen containing compounds
    • B01J31/0239Quaternary ammonium compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C37/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C37/60Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by oxidation reactions introducing directly hydroxy groups on a =CH-group belonging to a six-membered aromatic ring with the aid of other oxidants than molecular oxygen or their mixtures with molecular oxygen
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2531/00Additional information regarding catalytic systems classified in B01J31/00
    • B01J2531/90Catalytic systems characterized by the solvent or solvent system used
    • B01J2531/98Phase-transfer catalysis in a mixed solvent system containing at least 2 immiscible solvents or solvent phases
    • B01J2531/985Phase-transfer catalysis in a mixed solvent system containing at least 2 immiscible solvents or solvent phases in a water / organic solvent system
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2604/00Fullerenes, e.g. C60 buckminsterfullerene or C70

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

淡色であり、優れた抗酸化能を有し、高い水溶性を有することに加えて、水酸基以外の他の含窒素官能基を有さず、ナトリウム塩などの不純物が残留していないポリ水酸化フラーレンを、不溶性の水酸化フラーレンや水素化フラーレンを経由せずに、原料フラーレンから直接、一段階反応で効率的に合成することを可能とする相間移動触媒およびポリ水酸化フラーレンの製造方法を提供する。ポリ水酸化フラーレンを製造する際の、原料フラーレン有機溶媒溶液と過酸化水素水との二液相の接触反応における相間移動触媒であって、一般式(R)4NX(Rはそれぞれ、同一あるいは別異の炭化水素基であり、Xはアニオンである)で表される第4級アンモニウム塩であることを特徴とする。

Description

本発明は、相間移動触媒およびポリ水酸化フラーレンの製造方法に関するものである。
フラーレン類は、活性酸素の消去能を有することが知られており、化粧品や医薬品への応用展開が期待されるところであるが、フラーレン類は水に対して不溶性ないし難溶性であることが大きな問題となる。また、フラーレン類を包接化合物とすることにより水溶解性を高めることも検討されてきているが、フラーレン類の有する濃茶色の色調が化粧品等への応用において問題になる。
このような問題の解決策としては、多置換のポリ水酸化フラーレンとその誘導体についてはその合成法とともにすでに報告されているが(特許文献1、2、非特許文献1−3)、いずれの場合にも、水溶性が低く、かつ多段反応であって、発煙硫酸のような扱いにくい試薬を用いることや、ナトリウム等の金属塩が残存してしまう等の問題点があった。
本発明者らは、このような状況において、淡色であり、優れた抗酸化能を有し、高い水溶性を有し、かつナトリウム塩などの不純物が残留していない水酸化フラーレンとその製造方法を提案している(特許文献3)。しかし、この製造方法では、不溶性の水酸化フラーレンや水素化フラーレンを経由しての多段反応であるという制約があり、実用的にはコストが高くなることが考えられ、改善された水溶性ではあっても更なる向上を望まれていた。
このため、優れた抗酸化能を有するとともに、さらに高い水溶性を有し、簡便に効率的に低いコストで大量合成することのできる水酸化フラーレンとその製造方法も提案している(特許文献4)。しかしながら、この製造方法においても、水酸基以外の他の含窒素官能基が同時に導入されてしまうため、ポリ水酸化フラーレンの使用が制限される可能性がある。
特開平7−48302号公報 特開2004−168752号公報 国際公開WO2006/028297号パンフレット 特開2007−176899号公報 J. Org. Chem., 1994, 59, 3960 Tetrahedron, 1996, 52, 4963 Synthetic Communications, 2005, 35, 1803
本発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、淡色であり、優れた抗酸化能を有し、高い水溶性を有することに加えて、水酸基以外の他の含窒素官能基を有さず、ナトリウム塩などの不純物が残留していないポリ水酸化フラーレンを、不溶性の水酸化フラーレンや水素化フラーレンを経由せずに、原料フラーレンから直接、一段階反応で効率的に合成することを可能とする相間移動触媒およびポリ水酸化フラーレンの製造方法を提供することを課題としている。
本発明は、本発明者によるこれまでの提案での技術的制約の認識を踏まえて、これを克服するために、
(1)ポリ水酸化フラーレンを製造する際には、原料フラーレン有機溶媒溶液と過酸化水素水との二液相の接触反応とすること、
(2)そして(1)の際に、一般式(R)NX(Rはそれぞれ、同一あるいは別異の炭化水素基であり、Xはアニオンである)で表される第4級アンモニウム塩の相間移動触媒を添加すること、
を特徴とするものである。
なお、本発明者の発明に係わる特許文献3の発明では、(1)のように原料フラーレン有機溶媒溶液と過酸化水素水との二液相の接触反応ではなく、過酸化水素水中に不溶性の水酸化フラーレンや水素化フラーレンを懸濁させている。そもそも、特許文献3の発明の反応条件(反応温度60℃)においては、不溶性の水酸化フラーレンや水素化フラーレンを経由しなければ、原料フラーレン有機溶媒溶液と過酸化水素水との二液相の接触反応では、ポリ水酸化フラーレンは製造されない(後述の比較例2)。
そこで、本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、(1)の際に、相間移動触媒として、一般式(R)NX(Rはそれぞれ、同一あるいは別異の炭化水素基であり、Xはアニオンである)で表される第4級アンモニウム塩を添加することによって、不溶性の水酸化フラーレンや水素化フラーレンを経由せずに、原料フラーレンから直接、一段階反応でポリ水酸化フラーレンを得ることができることを見出し、本発明に至ったものである。
すなわち本発明は、第1には、ポリ水酸化フラーレンを製造する際の、原料フラーレン有機溶媒溶液と過酸化水素水との二液相の接触反応における相間移動触媒であって、一般式(R)NX(Rはそれぞれ、同一あるいは別異の炭化水素基であり、Xはアニオンである)で表される第4級アンモニウム塩であることを特徴とする相間移動触媒を提供する。
また、第2には、一般式(R)NXにおけるRは、それぞれ、同一あるいは別異の炭素数2〜10の直鎖アルキル基であることを、第3には、一般式(R)NXにおけるXのアニオンは、OHまたはハロゲンまたは擬ハロゲンであることを、第4には、一般式n−BuNOHの水酸化テトラn−ブチルアンモニウムであることを、第5には、一般式n−BuNBrの臭化テトラn−ブチルアンモニウムであること特徴とする前記相間移動触媒を提供する。
加えて、第6には、ポリ水酸化フラーレンの製造方法であって、原料フラーレン有機溶媒溶液と過酸化水素水との二液相を接触反応させる際に、相間移動触媒として、一般式(R)NX(Rはそれぞれ、同一あるいは別異の炭化水素基であり、Xはアニオンである)で表される第4級アンモニウム塩を添加することを特徴とするポリ水酸化フラーレンの製造方法も提供する。
また、第7には、一般式(R)NXにおけるRは、それぞれ、同一あるいは別異の炭素数2〜10の直鎖アルキル基であることを、第8には、一般式(R)NXにおけるXのアニオンは、OHまたはハロゲンまたは擬ハロゲンであることを、第9には、相間移動触媒として、一般式n−BuNOHの水酸化テトラn−ブチルアンモニウムを添加することを、第10には、相間移動触媒として、一般式n−BuNBrの臭化テトラn−ブチルアンモニウムを添加することを特徴とする前記ポリ水酸化フラーレンの製造方法を提供する。
また、第11には、モル当量比(相間移動触媒/原料フラーレン)を3.0以上とすることを、さらに、第12には、モル当量比(相間移動触媒/原料フラーレン)を6.0以上とすることを特徴とする前記ポリ水酸化フラーレンの製造方法を提供する。
また、第13には、18℃以上かつ過酸化水素水の沸点未満で接触反応を行うことを、さらに、第14には、60℃以上かつ80℃以下で接触反応を行うことを特徴とする前記ポリ水酸化フラーレンの製造方法を提供する。
上記第1、第6の発明によれば、淡色であり、優れた抗酸化能を有し、高い水溶性を有することに加えて、水酸基以外の他の含窒素官能基を有さず、ナトリウム塩などの不純物が残留していないポリ水酸化フラーレンを、不溶性の水酸化フラーレンや水素化フラーレンを経由せずに、原料フラーレンから直接、一段階反応で効率的に合成することができる。
そして、上記第2〜5、7〜14の発明によれば、さらに効率的にポリ水酸化フラーレンを合成することができる。
実施例1のポリ水酸化フラーレン(1)の赤外吸収(FT−IR)スペクトル図である。 実施例1のポリ水酸化フラーレン(2)の赤外吸収(FT−IR)スペクトル図である。 60(OH)12・5HOの赤外吸収(FT−IR)スペクトル図である。 60(OH)36・9HOの赤外吸収(FT−IR)スペクトル図である。 実施例1のポリ水酸化フラーレン(2)の熱重量分析(TGA)測定チャート図である。 実施例4のポリ水酸化フラーレン(3)の赤外吸収(FT−IR)スペクトル図である。 実施例5のポリ水酸化フラーレン(4)の赤外吸収(FT−IR)スペクトル図である。 実施例1のポリ水酸化フラーレン(2)およびその他の抗酸化剤存在下での吸光度460nmにおけるβ−カロテン退色の経時変化のグラフである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明は、ポリ水酸化フラーレンを製造する際の、原料フラーレン有機溶媒溶液と過酸化水素水との二液相の接触反応において、相間移動触媒を添加する。
ここで、本発明の相間移動触媒は、一般式(R)NX(Rはそれぞれ、同一あるいは別異の炭化水素基であり、Xはアニオンである)で表される第4級アンモニウム塩である。
一般式(R)NXにおけるRおよびXは、有機相にも水相にも可溶であれば、その種類は特に制限されない。一般式(R)NXにおけるRは、脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基あるいはこれらに官能基を有していてもよいし、飽和炭化水素基、不飽和炭化水素基であってもよく、原料フラーレンと過酸化水素水との反応性を妨げない限り特に制限されない。
一般式(R)NXにおけるXについても、ハロゲン、擬ハロゲン各種、OH等、特に制限されない。
中でも、一般式(R)NXにおけるRは、それぞれ、同一あるいは別異の炭素数2〜10の直鎖アルキル基である相間移動触媒であることが好ましい。炭素数2より小さい場合には、水への溶解度が高くなりすぎてしまい、炭素数10より大きい場合には、有機相への溶解度が高くなりすぎてしまうばかりかコストがかかってしまう。
また、全て同一の直鎖アルキル基とすれば、低コストとすることができて好ましい。
また、Xを、ハロゲンであれば、Cl、Br、I等とすることが好ましく、擬ハロゲンであれば、OTs(トシラート)、OTf(トリフラート)、BF、ClO、PF等とすることが好ましい。
これらの中でも、一般式n−BuNOH(水酸化テトラn−ブチルアンモニウム)や、一般式n−BuNBr(臭化テトラn−ブチルアンモニウム)であることがさらに好ましく、これらの相間移動触媒とすることで、さらに効率的に反応を進行させることができる。特にn−BuNOH(水酸化テトラn−ブチルアンモニウム)は、その効果が優れているので好適に用いることができる。
本発明における原料フラーレンは、フラーレン核が、C60、C70、あるいはより高次のもの、またはナノチューブフラーレン、そして、これらの混合物をはじめとして各種のものであってよい。例えば、本発明の原料フラーレンのフラーレン核には、メチレン鎖等のアルキレン鎖を介して複数のフラーレンが結合したものや、アルキレン鎖が、フラーレン骨格の異なる位置の炭素原子に結合するもの等であってもよい。また、置換基を有していてもよく、水素化フラーレン、酸化(エポキシ)フラーレン、メタノ架橋フラーレン、アルキル置換フラーレン、アリール置換フラーレン等であってもよい。そして、フラーレン修飾化合物またはその塩及びそこから選択される少なくとも一種であってもよい。
原料フラーレンを溶解させる有機溶媒は、当然に水への溶解度が低く、かつフラーレンの溶解度が高いものであれば特に制限されず、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン等が例示され、有機溶媒の量については、原料フラーレンがほぼ完全に溶解する量までを目安とすることができ、例えばC60をトルエン中に溶解するのであれば、0.2〜3.2mg/mLとすればよく、特に1.5〜2.5mg/mLとすることが好ましい。
これらの原料フラーレンあるいは原料フラーレン有機溶媒に対しての過酸化水素水は、例えば、濃度30%のものとすれば、原料フラーレンに対して10〜1000倍程度の重量比、そして原料フラーレン有機溶媒に対して0.02〜2倍程度の体積比とすることができる。例えば、原料フラーレンに対して50倍重量比の条件では、モル当量比(H/C60)が300程度になる。このような当量比を考慮して使用量を定めることができる。
なお、過酸化水素水としては市販品で3%〜50%濃度のものがあるが、実際的には30%以上のものを用いることが好ましい。
反応温度としては、通常は−40℃〜過酸化水素水の沸点の範囲が考慮されるが、好ましくは18℃(室温)以上かつ過酸化水素水の沸点未満、さらに好ましくは60℃以上80℃以下の範囲である。18℃以上とすることによって、反応性が向上する他、使用できる溶媒も多く好ましく、60℃以上とすることによってさらに反応性が向上する。ただし、過酸化水素水の沸点未満とすることは当然のことであるが、80℃よりも高温とすることは、反応性の向上に大きく寄与しないばかりか、コストがかかってしまう。
反応時間については、特に制限されないが、本発明においては、その他の反応条件を適当に設定すれば、3〜16時間程度あれば十分に反応が進行するため、16時間以上の反応を試みても、収率は特に向上せずかえってコストがかかってしまうため好ましくない。
そして、反応後の分離、精製に際しては、過酸化水素水に可溶なものと、そうでないものとの溶媒の組み合わせ使用が有効でもある。ただし、水層と有機層に分離しないように組み合わせることが望ましい。一般的には、アルコール、THF、アセトン、アセトニトリル等の水可溶性溶媒と、その他の溶媒との組み合わせが考慮される。例えば、エタノール、2−プロパノール、ブタノール、ジエチルエーテル等とヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等との組み合わせである。これらの溶媒は、過酸化水素水に対して各々3〜20倍程度が適当であるが、好ましくは5〜10倍である。溶媒量が過少である場合、沈殿する反応生成物中に過酸化水素水が残留し、過剰反応や、乾燥の妨げになるという不都合が生じる。
以上により、通常はポリ水酸化フラーレンの水和物が生成されるが、減圧下で150℃程度までの範囲において加温、加熱することにより無水物とすることができる。
そこで以下に実施例を説明する。もちろん以下の例によって発明が限定されることはない。
まず、以下の手順に従って、ポリ水酸化フラーレンを合成した。
<実施例1>
60(>96%、市販品)0.100gをトルエン(50mL)に溶解させ、30%過酸化水素水5mLと、相間移動触媒として水酸化テトラn−ブチルアンモニウム(Tetra-n-butyl ammonium hydroxide、以下TBAH)(40%in water、500μL、モル当量比(TBAH/C60)6.15)を加え、60℃で16時間攪拌した。無色になったトルエン層を除去し、ヘキサン、ジエチルエーテル、2−プロパノールをそれぞれ5:5:7の割合で混合した溶液85mLに超音波照射しながら水層を滴下し、淡黄色固体を析出させた。生じた沈殿を遠心分離により沈降させた後、デカンテーションにより上澄み液を除いた。この固体を60mLのジエチルエーテルを用いて洗浄し、再沈降させた後上澄み液を除き、18時間真空乾燥することで反応生成物のポリ水酸化フラーレン(1)を淡黄色粉末として0.199g得た(収率89%)。
さらに残留している触媒を除くために、この固体を3mLの水に溶解させ、重さ約1gのフロリジール(60〜100mesh、市販品)を長さ約6cmに充填したカラムクロマトグラフィーに通した後、0.45μmのメンブレンフィルター(市販品)をさらに通して完全にフロリジールも除去した。これを再び水の体積に対して5:5:7の比でヘキサン、ジエチルエーテル、2−プロパノールを加えて淡黄色固体を析出させた。18時間真空乾燥することで精製した生成物であるポリ水酸化フラーレン(2)を淡黄色粉末として0.149g得た(収率67%)。
図1および図2は、それぞれ、実施例1のポリ水酸化フラーレン(1)、(2)の赤外吸収(FT−IR)スペクトル図である。
図1、2は、水酸基のO−H伸縮に基づく3400cm−1付近の大きなブロードな吸収とともに、C−CおよびC−O伸縮に基づく1620、1380、1080cm−1付近にブロードな吸収を示した。これらの吸収のパターンは、図3に示すL. Y. Chiangらが報告している水酸基数が12のポリ水酸化フラーレン(非特許文献1記載の方法により合成)や、図4に示す水酸基数が36のポリ水酸化フラーレン(特許文献3記載の方法により合成)のIRスペクトルとよく似ており、それぞれの吸収の相対強度比が若干異なることから水酸基の数が異なるポリ水酸化フラーレンであることが示唆された。また、図1では2900cm−1付近に脂肪族C−H伸縮に基づく特徴的な吸収が見られることから、相間移動触媒として用いたTBAHが微量残留していることがわかった。しかし、精製後のスペクトルである図2では、この吸収が消失していることから触媒がほぼ完全に除去されたことが示唆された。
図5は、実施例1のポリ水酸化フラーレン(2)の熱重量分析計(TGA)測定チャート図である。
ポリ水酸化フラーレン(2)を熱重量分析計(TGA)を用い、窒素雰囲気下、昇温速度5℃/minで熱分析を行った。図5から、室温〜120℃付近までに極大点(72.1℃)を有しながら約9.4wt%の重量減少がみられた。一般に、極性官能基を多数有するような化合物では150℃程度まで加熱しないと解離しない二次結合水が存在可能であることから、強固に吸着している水分が9wt%程度存在すると見積もることができた。
また、ポリ水酸化フラーレン(1)の元素分析を行ったところ、実験値はC:48.24%、H:3.91%、N:0.72%であった。微量ながら窒素が検出されたことは、FT−IRの結果を支持し、相間移動触媒として用いたTBAHが微量残留していることと一致した。一方、精製後のポリ水酸化フラーレン(2)の元素分析を行ったところ、実験値はC:44.69%、H:3.56%であり、窒素残留成分は除去されていた。この実験値は、上述した含水量を考慮すると、C60(OH)44・8HOなる組成を有するものとしてよく一致した。すなわち、上記組成の元素分析理論値はC:44.68%、
H:3.75%であり、含水量は8.9wt%と計算された。
また、ポリ水酸化フラーレン(2)の水への溶解度を調べたところ、64.9mg/mL(6.5wt%)であり、これまでに報告されている包接化合物による水溶化に比べてはるかに高い溶解性を有し、またC60(OH)36・9HO(特許文献3、溶解度17.5mg/mL)やC60(OH)40・9HO(特許文献3、溶解度58.9mg/mL)よりも高い溶解性を有することが分かった。
また、ポリ水酸化フラーレン(2)の転化率を、高速液体クロマトグラフィー(High performance liquid chromatography、HPLC)によって算出した。
次いで、実施例2〜5、比較例1〜4として、実施例1と比較して以下のとおりの変更を行った。以下合成の手順については、変更点のみを記載し、その他の点は実施例1と同様である。なお、実施例1におけるポリ水酸化フラーレン(1)のような精製前の生成物を、粗生成物としている。
<実施例2>
TBAHの添加量を半分(C60に対するモル当量比3.08)に変更して、上記の反応を行った。転化率は93%、粗生成物収量0.155g(69%)、精製後の収量0.065g(29%)であった。
<実施例3>
反応温度を18℃(室温)に変更して、上記の反応を行った。転化率は83%、粗生成物収量0.072g(32%)、精製後の収量0.034g(15%)であった。
<実施例4>
相間移動触媒として、TBAHに代えて、臭化テトラn−ブチルアンモニウム(Tetra-n-butyl ammonium bromide、以下TBAB)を用いて、上記の反応を行った。淡黄色粉末として、精製後の生成物(ポリ水酸化フラーレン(3))を得た。図6は、実施例4のポリ水酸化フラーレン(3)の赤外吸収(FT−IR)スペクトル図である。ポリ水酸化フラーレン(3)の赤外吸収(FT−IR)スペクトルは、図2の水酸化フラーレン(2)のスペクトルとよく類似していた。転化率は25%、粗生成物収量0.089g、精製後の収量0.033gであった。
<実施例5>
原料フラーレンとして、C60に代えて、C60約75%、C70約20%、残りが高次フラーレンである混合フラーレン(以下、Mixed Fullerene)(市販品)を用いて、上記の反応を行った。淡黄色粉末として、精製後の生成物(ポリ水酸化フラーレン(4))を得た。なお、Mixed FullereneがすべてC60であるとして、モル当量比(TBAH/C60)を6.15とした。図7は、実施例5のポリ水酸化フラーレン(4)の赤外吸収(FT−IR)スペクトル図である。ポリ水酸化フラーレン(4)の赤外吸収(FT−IR)スペクトルは、図2のポリ水酸化フラーレン(2)のスペクトルとよく類似していた。粗生成物収量0.168g、精製後の収量0.098gであった。
<比較例1>
過酸化水素水の代わりに精製水を用いて、上記の反応を行った。反応は、16時間後でも全く進行しなかった。
<比較例2>
相間移動触媒を添加せずに、上記の反応を行った。反応は、16時間後でも全く進行しなかった。
<比較例3>
TBAHに代えて、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(Sodium dodecylbenzene sulfonate、以下DBS)を用いて、上記の反応を行った。反応は、16時間後でも全く進行しなかった。
<比較例4>
TBAHに代えて、クラウンエーテル(1, 4, 7, 10, 13, 16 - hexaoxacyclooctadecane、以下18-crown-6)を用いて、上記の反応を行った。反応は、16時間後でも全く進行しなかった。
以上の実施例1〜5、比較例1〜4の合成条件および転化率/%、粗生成物の収率/%(収量/mg)を、表1にまとめた。
Figure 2008096763
次いで、ポリ水酸化フラーレン(2)の抗酸化能を評価するため、既存のβ−カロテン退色法(H. Takada et al., Biosci. Biotechnol. Biochem. 2006, 70, 3088)を用いて、%AOA(Antioxidant Activity)を測定し、他の抗酸化剤との比較を行った。
Tween40のクロロホルム溶液(0.2g/mL)22μL、β−カロテンのクロロホルム溶液(1.0mg/mL)11μL、およびリノール酸のクロロホルム溶液(0.1g/mL)4.4μLをそれぞれ紫外可視吸収(UV−Vis)スペクトル用のセプタム付石英セル(1cm×1cm)に入れ、減圧下、クロロホルムを除去した。そこに約0.02M、pH7.0のリン酸緩衝溶液を2.4mL、後述する抗酸化剤の水溶液0.1mLを加え、均一になるまで素早く攪拌した後、温度制御装置付の紫外可視分光光度計を用いて50℃にて攪拌しながら、波長460nmの吸光度(Abs460)をモニターしながら経時変化を測定した。
抗酸化剤は、上記実施例1にて合成されたポリ水酸化フラーレン(2)、フラーレンを含有する市販の抗酸化剤(ビタミンC60バイオリサーチ株式会社製、商品名RadicalSponge、以下RadicalSponge)、ビタミンE(α-Tocopherol)、およびビタミンC(L-Ascorbic acid)を用いた。また、抗酸化剤を添加しないControlとして、抗酸化剤の水溶液の代わりに超純水を用いた。表2には、上記の各抗酸化剤の濃度とともに各抗酸化剤のkobs(後述)ならびに%AOA(後述)を併せて示す。なお、RadicalSpongeの主成分は、Mixed Fullerene、polyvinylpyroridone、1, 3-butylene glycolである。
Figure 2008096763
図8は、実施例1のポリ水酸化フラーレン(2)およびその他の抗酸化剤存在下での吸光度460nmにおけるβ−カロテン退色の経時変化のグラフである。
抗酸化剤を添加しないControlやビタミンCを用いた場合は、半減期約900秒でAbs460が減少していることから、リノール酸の自動酸化により発生する過酸化物ラジカルにより、β−カロテンの分解が速やかに進行していることがわかった。それに対して、ポリ水酸化フラーレン(2)(C60(OH)44・8HO)、RadicalSponge、ならびにビタミンEを添加した系では、その分解が顕著に抑制されていることがわかった。
このAbs460の0秒後の値Aをt秒後の値Aで除し、これの対数をとった値Ln(A/A)を時間(sec)に対してプロットしたところ、良好な直線関係が得られたことから、擬一次条件にて反応が進行しているものとみなして、見かけの擬一次速度定数kobsをその直線の傾きから求めた。さらに、以下の式に基づいて、抗酸化能%AOA(Antioxidant Activity)を各抗酸化剤について求めた(H. Takada et al., Biosci. Biotechnol. Biochem. 2006, 70, 3088)。
[数1]
%AOA=[kobs(control)−kobs(antioxidant)]/kobs(control)×100
表2より、ポリ水酸化フラーレン(2)(C60(OH)44・8HO)は、市販の抗酸化剤であるRadicalSpongeと同程度の%AOAを、より低い重量濃度(167ppm)で与えたことから、高い抗酸化能を有することが示された。
以上のことより、本発明の相間移動触媒によって、あるいは、本発明のポリ水酸化フラーレンの製造方法によって、特許文献3のように不溶性の水酸化フラーレンや水素化フラーレンを経由せずに、原料フラーレンから直接、一段階反応でポリ水酸化フラーレンを得ることができ、特許文献3の反応条件(本願比較例2)では全く進行しなかった反応が進行し、特に実施例1においては、16時間という短時間で100%進行し、本発明の有効性が示された。
また、本発明の相間移動触媒またはポリ水酸化フラーレンの製造方法を用いて得られたポリ水酸化フラーレンは、淡色であり、優れた抗酸化能を有し、高い水溶性を有し、ナトリウム塩などの不純物が残留していないものであり、さらに、含窒素官能基がポリ水酸化フラーレンに導入されていないものであった。

Claims (14)

  1. ポリ水酸化フラーレンを製造する際の、原料フラーレン有機溶媒溶液と過酸化水素水との二液相の接触反応における相間移動触媒であって、一般式(R)NX(Rはそれぞれ、同一あるいは別異の炭化水素基であり、Xはアニオンである)で表される第4級アンモニウム塩であることを特徴とする相間移動触媒。
  2. 一般式(R)NXにおけるRは、それぞれ、同一あるいは別異の炭素数2〜10の直鎖アルキル基であることを特徴とする請求項1記載の相間移動触媒。
  3. 一般式(R)NXにおけるXのアニオンは、OHまたはハロゲンまたは擬ハロゲンであることを特徴とする請求項1または2記載の相間移動触媒。
  4. 一般式n−BuNOHの水酸化テトラn−ブチルアンモニウムであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の相間移動触媒。
  5. 一般式n−BuNBrの臭化テトラn−ブチルアンモニウムであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の相間移動触媒。
  6. ポリ水酸化フラーレンの製造方法であって、原料フラーレン有機溶媒溶液と過酸化水素水との二液相を接触反応させる際に、相間移動触媒として、一般式(R)NX(Rはそれぞれ、同一あるいは別異の炭化水素基、Xはアニオンである)で表される第4級アンモニウム塩を添加することを特徴とするポリ水酸化フラーレンの製造方法。
  7. 一般式(R)NXにおけるRは、それぞれ、同一あるいは別異の炭素数2〜10の直鎖アルキル基であることを特徴とする請求項6記載のポリ水酸化フラーレンの製造方法。
  8. 一般式(R)NXにおけるXのアニオンは、OHまたはハロゲンまたは擬ハロゲンであることを特徴とする請求項6または7記載のポリ水酸化フラーレンの製造方法。
  9. 相間移動触媒として、一般式n−BuNOHの水酸化テトラn−ブチルアンモニウムを添加することを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のポリ水酸化フラーレンの製造方法。
  10. 相間移動触媒として、一般式n−BuNBrの臭化テトラn−ブチルアンモニウムを添加することを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のポリ水酸化フラーレンの製造方法。
  11. モル当量比(相間移動触媒/原料フラーレン)を3.0以上とすることを特徴とする請求項6から10のいずれかに記載のポリ水酸化フラーレンの製造方法。
  12. モル当量比(相間移動触媒/原料フラーレン)を6.0以上とすることを特徴とする請求項11記載のポリ水酸化フラーレンの製造方法。
  13. 18℃以上かつ過酸化水素水の沸点未満で接触反応を行うことを特徴とする請求項6から12のいずれかに記載のポリ水酸化フラーレンの製造方法。
  14. 60℃以上かつ80℃以下で接触反応を行うことを特徴とする請求項13記載のポリ水酸化フラーレンの製造方法。
JP2008557128A 2007-02-09 2008-02-05 相間移動触媒およびポリ水酸化フラーレンの製造方法 Active JP5250433B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008557128A JP5250433B2 (ja) 2007-02-09 2008-02-05 相間移動触媒およびポリ水酸化フラーレンの製造方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007031090 2007-02-09
JP2007031090 2007-02-09
PCT/JP2008/051875 WO2008096763A1 (ja) 2007-02-09 2008-02-05 相間移動触媒およびポリ水酸化フラーレンの製造方法
JP2008557128A JP5250433B2 (ja) 2007-02-09 2008-02-05 相間移動触媒およびポリ水酸化フラーレンの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008096763A1 true JPWO2008096763A1 (ja) 2010-05-20
JP5250433B2 JP5250433B2 (ja) 2013-07-31

Family

ID=39681671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008557128A Active JP5250433B2 (ja) 2007-02-09 2008-02-05 相間移動触媒およびポリ水酸化フラーレンの製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5250433B2 (ja)
WO (1) WO2008096763A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4980437B2 (ja) 2010-02-08 2012-07-18 国立大学法人大阪大学 フラーレン誘導体とその製造方法、並びにこれを用いたアレルゲン吸着剤
US9085463B2 (en) 2011-01-17 2015-07-21 Marelle, Llc Water-soluble functionalized fullerenes
KR20200010806A (ko) 2018-07-23 2020-01-31 삼성전자주식회사 연마 슬러리 및 그 제조 방법과 반도체 소자의 제조 방법
KR20200109549A (ko) 2019-03-13 2020-09-23 삼성전자주식회사 연마 슬러리 및 반도체 소자의 제조 방법

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0748302A (ja) * 1993-07-30 1995-02-21 Tokyo Gas Co Ltd フラロールの合成方法
JP2004168752A (ja) * 2002-11-01 2004-06-17 Mitsubishi Chemicals Corp 水酸化フラーレンの製造方法
JP2006247521A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Eiichi Nakamura 炭素−炭素結合生成反応用触媒

Also Published As

Publication number Publication date
JP5250433B2 (ja) 2013-07-31
WO2008096763A1 (ja) 2008-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6810693B2 (ja) カンタリジンおよび生理活性カンタリジン誘導体の商業的に実現可能な合成
JP5250433B2 (ja) 相間移動触媒およびポリ水酸化フラーレンの製造方法
EP2036899B1 (en) Method for producing cyclic disulfonic acid ester
JP6818741B2 (ja) 1,4−ビス(エトキシメチル)シクロヘキサンを調製する方法
DK2854861T3 (en) PROCEDURE FOR SYNTHETIZING SULFORAPHAN
CN103965242A (zh) 新型二氟亚甲基鏻内盐的合成及其应用
US20210070700A1 (en) Process for the preparation of haloalkanesulfonic acids from sulfur trioxide and a haloalkane
JP2009046429A (ja) エーテルの製造方法
JP2015218127A (ja) ポリ水酸化フラーレンの製造方法
CN109092372B (zh) 一种选择性氧化伯醇的催化剂及方法
JP6609030B2 (ja) 水素発生剤、水素発生方法、及び物質の製造方法
JP2011016782A (ja) グリコール酸の製造方法、及びグリコール酸含有組成物
CN111072531A (zh) 一种β-酮砜化合物的合成方法
KR102168966B1 (ko) 유기 광촉매를 이용한 클로로트리플루오로메틸화 화합물의 제조방법
JP5274805B2 (ja) フッ素化芳香族化合物の製造方法
KR101573115B1 (ko) 알코올의 에스테르화 방법
JP5878842B2 (ja) 2,3,6,7,10,11−ヘキサヒドロキシトリフェニレン類の製造方法
WO2018159427A1 (ja) 1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-オールと脂肪族炭化水素系溶媒を用いた二相系反応媒体
CN115028568B (zh) 一种可见光促进3-硒基吲哚类化合物的合成方法
JP5103647B2 (ja) マロン酸エステル誘導体又はケト酸エステル誘導体の製造方法及び新規化合物
RU2481267C2 (ru) Способ получения фуллеренолов
CN112408337B (zh) 一种可控地生产二氧化硫的方法
CN111116436B (zh) 一种含1,4-萘醌结构的硫醚类化合物的合成方法
JP2010260829A (ja) ジアリールヨードニウム化合物の製造方法
JP2010159223A (ja) ヨウ素化合物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5250433

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250