JPWO2008065706A1 - エレベータの緩衝器 - Google Patents

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Abstract

同等のストロークを確保しつつ、緩衝器全体の高さ寸法を短縮することができ、緩衝器全高の短縮によりコストが低減でき、組立性や据付性を向上できるエレベータの緩衝器を提供する。ベースシリンダと複数段のプランジャとからなり、各プランジャには、圧縮された各プランジャを圧縮前の伸長状態に復帰させる復帰用コイルばねを設けたものにおいて、ベースシリンダに進入するプランジャを復帰させる復帰用コイルばねは、大径で、そのプランジャの外側でかつ当該プランジャの上部とベースシリンダの上部との間に配設されており、下段のプランジャに侵入する上段のプランジャを復帰させる別の復帰用コイルばねは、小径で、下段のプランジャの内側でかつ上段のプランジャの下部と下段のプランジャの底部との間に配設されており、各プランジャの伸長状態では、大径の復帰用コイルばねの内側に小径の別の復帰用コイルばねが配置される。

Description

この発明は、昇降路ピット底部に配置され、何らかの異常原因によりエレベータのかご又は釣合いおもりが最下階を行き過ぎて、昇降路ピット部へ下降した時、衝撃を少なくし、安全に停止させるエレベータの緩衝器に関するものである。
エレベータの緩衝器は、何らかの異常原因によりエレベータのかご又は釣合いおもりが最下階を行き過ぎて、昇降路ピット部へ下降した時、衝撃を少なくし、安全に停止させる安全装置である。
従来、この種の緩衝器として、オリフィス−制御棒方式の油圧緩衝器がある。この油圧緩衝器のストロークは、エレベータの定格速度により規定されており(ストローク=(定格速度×1.15)/2/9.80665)、プランジャの軸方向長さはそのストローク以上の長さが必要であり、また、シリンダもそのプランジャの進入を受け入れる必要があるため、プランジャの長さにほぼ相応する軸方向長さが必要であり、軸方向に長い構成となっていた。このように、装置の全長が長くなると、その分、昇降路の床部を深くしなければならず、昇降路の構築コストが嵩むという問題があった。また、装置の全高が長いため、組立てや現場への搬入性が悪かった。
そこで、超高速のエレベータの油圧緩衝器には、図4に示すようなプランジャを多段に構成することにより、ストロークを確保しつつ全高を低くできる多段の油圧緩衝器の適用が有効である。多段油圧緩衝器は、作動油が充填されたベースシリンダと、このベースシリンダに進入し、順次小径に形成されて軸方向に伸縮可能に構成された複数段のプランジャとからなり、各段のプランジャがベースシリンダまたは下段のプランジャに進入する際、作動油の移動に伴う圧力差により緩衝機能を生じるように構成された油圧緩衝器において、少なくとも2段以上のプランジャがベースシリンダまたは下段のプランジャに同時に進入すると共に、少なくとも2段以上のプランジャの進入に対して、それぞれ、進入深さに伴ない流体抵抗が変化するように構成されており、多段緩衝器の圧縮後のプランジャの復帰方式として、各段にそれぞれ復帰用コイルばねを配置している(例えば、特許文献1参照)。
日本特開2004−324879号公報
しかし、多段油圧緩衝器が適用される超高速領域では、プランジャを多段に構成したとはいえ、各段のプランジャの長さ及びストロークが数メートルと大きいため、プランジャの復帰用コイルばねの密着高さは大きくなる。また、緩衝器動作後(圧縮後)の復帰用コイルばねの高さは、当然密着高さ以上にする必要があり、その分、プランジャの長さも大きくなっていた。これにより、緩衝器全体の高さ寸法が大きくなってしまい、多段式にするメリットが最大限に生かせていないというのが現状であった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、同等のストロークを確保しつつ、緩衝器全体の高さ寸法を短縮することができ、緩衝器全高の短縮によりコストが低減でき、組立性や据付性を向上できるエレベータの緩衝器を提供するものである。
この発明に係るエレベータの緩衝器においては、作動油が充填されたベースシリンダと、このベースシリンダに進入し、順次小径に形成されて軸方向に伸縮可能に構成された複数段のプランジャとからなり、各段のプランジャがベースシリンダ又は下段のプランジャに進入する際、作動油の移動に伴う圧力差により緩衝機能を生じるように構成されて昇降路ピット底部に配置され、圧縮動作時に少なくとも2段以上のプランジャがベースシリンダ又は下段のプランジャに同時に進入すると共に、少なくとも2段以上のプランジャの進入に対して、それぞれ進入深さに伴ない流体抵抗が変化するように構成され、かつ各プランジャには、圧縮された各プランジャを圧縮前の伸長状態に復帰させる復帰用コイルばねを設けたものにおいて、ベースシリンダに進入するプランジャを復帰させる復帰用コイルばねは大径で、そのプランジャの外側でかつ当該プランジャの上部とベースシリンダの上部との間に配設されており、下段のプランジャに侵入する上段のプランジャを復帰させる復帰用コイルばねは小径で、下段のプランジャの内側でかつ上段のプランジャの下部と下段のプランジャの底部との間に配設されており、各プランジャの伸長状態では、大径の復帰用コイルばねの内側に小径の復帰用コイルばねが配置されているものである。
この発明によれば、同等のストロークを確保しつつ、緩衝器全体の高さ寸法を短縮できる多段油圧緩衝器が得られる。また、緩衝器全高の短縮によりコストが低減でき、組立性や据付性を向上することができる。更に、従来のものに比べて昇降路の床部を浅くすることができるので、昇降路の構築コストを低減することができる。
図1はこの発明の実施例1におけるエレベータの緩衝器の伸長時の状態を示す断面構成図である。 図2はこの発明の実施例1におけるエレベータの緩衝器の圧縮時の状態を示す断面構成図である。 図3はこの発明の実施例1におけるエレベータの緩衝器の伸長時と圧縮時の寸法関係を示す比較図である。
符号の説明
1 ベースシリンダ
2 第1プランジャ
3 第2プランジャ
4 クッション材
5 第1復帰用コイルばね
6 第2復帰用コイルばね
8 底板
11 第1制御シリンダ
12 第1オリフィス群
13 ベースシリンダ壁
14a 第1油室
14b 第2油室
15 油通路
16 空間部
17 ピストン
18 空気孔
20 第1摺動部材
21 第2制御シリンダ
22 第2オリフィス群
23 第1プランジャの外周壁
24 油室
25 油通路
30 第2摺動部材
この発明をより詳細に説明するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
図1はこの発明の実施例1におけるエレベータの緩衝器の伸長時の状態を示す断面構成図、図2はこの発明の実施例1におけるエレベータの緩衝器の圧縮時の状態を示す断面構成図である。
図において、緩衝器は、作動油が充填されたベースシリンダ1と、このベースシリンダ1の内部に設けられた第1制御シリンダ11に嵌合され、摺動して進入する第1プランジャ2と、第1プランジャ2の内部に設けられた第2制御シリンダ21に嵌合され、摺動してに進入する第2プランジャ3とで構成されている。第1制御シリンダ11には複数の第1オリフィス群12がシリンダ軸方向に適宜設けられている。第2制御シリンダ21には複数の第2オリフィス群22がシリンダ軸方向に適宜設けられている。第2プランジャ3の頂部には、エレベータかご又は釣合いおもりなどの昇降体とプランジャとの、金属同士の接触を防ぐためにクッション材4が設けられている。第2制御シリンダ21と第1プランジャ2の外周壁23との間には油室24が形成される。また、第1プランジャ2の底部には油室24とベースシリンダ1とを連通させる油通路25が設けられている。また、第2プランジャ3の外周部下部には第2摺動部材30が設けられ、第2プランジャ3は第2制御シリンダ21の内壁を油密を保持しながら摺動して第1プランジャ2内に進入する。第2プランジャ3により加圧された第1プランジャ2内の作動油は第2オリフィス群22を通過することで減圧され、油室24を経由して、油通路25へ導かれる。また、第1プランジャ2の外周部下部には第1摺動部材20が設けられ、第1プランジャ2は第1制御シリンダ11の内壁を油密を保持しながら摺動してベースシリンダ1内に進入する。第1プランジャ2により加圧されたベースシリンダ1内の作動油は第1オリフィス群12を通過することで減圧され、第1制御シリンダ11の外側に形成された第1油室14a及び第2油室14bへ導かれる。第1油室14aは第1制御シリンダ11の外周部に設けられ、第2油室14bは第1油室14aの外側に設けられている。第1油室14aと第2油室14bとの間にはベースシリンダ壁13が設けられ、最外郭に設けられた第2油室14bは、ベースシリンダ壁13の下部に設けられた油通路15により第1油室14aと連通している。第1油室14a及び第2油室14bの高さは、各プランジャ2、3を全圧縮した時の高さよりも低く構成されている。第2油室14b内には内壁に沿って摺動するピストン17が設けられており、ピストン17は第2油室14b内の作動油を密閉すると共に、油圧緩衝器内全体の作動油に所定の圧力を付与し、所定の油面を保持するのに十分な重量を有する。これにより第2油室14bは第1油室14aと同じ高さであり、各プランジャ2、3を全圧縮した時の高さよりも低く構成されているが、第2油室14bの内部には空間部16が形成される。第1油室14aから油通路15を経由して第2油室14bへ導かれた作動油はピストン17を空間部16へと押し上げ、第2油室14b内に貯蔵される。第2油室14bの頂部にはピストン17の上下によってピストンにかかる下向きの圧力が変動しないように空気孔18が開けてある。
また、第1プランジャ2、第2プランジャ3には、圧縮された各プランジャ2、3を圧縮前の伸長状態に復帰させるための第1復帰用コイルばね5、第2復帰用コイルばね6が別々に設けられている。また、各プランジャ2、3を構成する構造部材の重量は、上記第1復帰用コイルばね5、第2復帰用コイルばね6により支持される。
第1プランジャ2を圧縮前の伸長状態に復帰させるための第1復帰用コイルばね5は、大径であり、第1プランジャ2の外周壁23の外側でかつ第1プランジャ2の上端鍔部とベースシリンダ1の上端部上面との間に配設されている。また、第2プランジャ3を圧縮前の伸長状態に復帰させるための第2復帰用コイルばね6は、第1復帰用コイルばね5より小径であり、第1プランジャ2の内側に設けられた第2制御シリンダ21内でかつ第2プランジャ3の底板8の下面と第1プランジャ2の底部上面との間に配設されている。そして、第1プランジャ2、第2プランジャ3の伸長状態では、図1に示すように、大径の第1復帰用コイルばね5の内側に小径の第2復帰用コイルばね6が配置されている。
次に緩衝動作について説明する。
無負荷時の油圧緩衝器は図1に示すように、ピストン17で仕切られた第2油室14bの下側の空間、第1油室14a、第1制御シリンダ11、油室24、及び第2制御シリンダ21内が作動油で満たされている。何らかの異常によりエレベータかご(あるいは釣合いおもり)が油圧緩衝器に衝突すると、第2プランジャ3が第1プランジャ2の第2制御シリンダ21内を降下する。この時、第1制御シリンダ21と第2プランジャ3とに囲まれた空間は第2オリフィス群22を除いて密閉されているため、第2制御シリンダ21内部の作動油は加圧され、第2プランジャ3を上方に支え、減速力をエレベータかごに与えながら第1プランジャ2を下方へ押し下げる。第2プランジャ3が第2制御シリンダ21に進入した体積分だけ、作動油は第2オリフィス群22の開口部から油室24内に噴出し、流体抵抗により減圧される。なお、第2プランジャ3の下降に従って第2制御シリンダ21に設けた第2オリフィス群22の総開口面積は減少し、流体抵抗は徐々に大きくなる。油室24は油通路25を通して第1制御シリンダ11内の空間とつながっている。油通路25の開口面積は第2オリフィス群22の開口面積と比較して大きくとってあるので、油室24と第1制御シリンダ11内の圧力はほぼ等しくなる。第2制御シリンダ21内部の圧力により第1プランジャ2は下方に押し下げられるが、このとき第1制御シリンダ11内部には油通路25からも作動油が流入しており、第1制御シリンダ11内部の作動油は加圧され、第1プランジャ2を上方に支える方向に力を発生する。この状態で第2制御シリンダ21内部の圧力は、油室24、第1制御シリンダ11内部の圧力よりも高いので、第2制御シリンダ21内部への作動油の逆流はなく、第1プランジャ2が第1制御シリンダ11内に進入した体積分と、油通路25を通過し第1制御シリンダ11内に流入した作動油の体積分とだけ、第1オリフィス群12の開口部から第1油室14aへ作動油が噴出する。第1オリフィス群12の開口部から噴出する作動油は流体抵抗により減圧され、ピストン17の質量により油室14aの作動油に常時与えられている圧力まで減圧される。この場合も同様に、第1プランジャ2の下降に従って第1制御シリンダ11に設けた第1オリフィス群12の総開口面積が減少し、流体抵抗が大きくなる。第1油室14aは油通路15を通して第2油室14bとつながっており、第1油室14aは既に作動油で満たされているので、噴出した作動油は第2油室14bのピストン17を押し上げる。油通路15の開口面積は第1オリフィス群12の開口面積と比較して大きくとってあるので、第1油室14aと第2油室14b内の作動油の圧力はほぼ等しくなる。この圧力は、ピストン17の摺動抵抗を無視すれば、ピストンの荷重による圧力と大気圧との和と同じレベルに常に保たれる。この圧力レベルは、緩衝動作時のように油圧緩衝器に大きな荷重がかかった状態では、第2制御シリンダ21内や第1制御シリンダ11内などの圧力と比較して小さいため、第1油室14a、第2油室14b内の作動油はもはや減速性能に関与しない。以上の一連の動作は圧力変化に伴う変化であるので、実際には同時に成立する。
次に復帰動作について説明する。
油圧緩衝器が全圧縮された状態(図2)から、第2プランジャ3に載っている荷重を除去すると、第1プランジャ2、第2プランジャ3などの可動部分は復帰用コイルばね5、6の働きと、以下に述べる作動油の流れとにより徐々に伸長し、やがて元の状態に戻る。このとき、第2油室14bに貯蔵されていた作動油は、ピストン17の質量により押し込まれ、緩衝動作時とは逆の流れにより、油通路15から第1油室14a、第1制御シリンダ11の第1オリフィス群12、油通路25、油室24、第2制御シリンダ21の第2オリフィス群22を経由し、各空間を徐々に満たしてゆく。
次に、図3及び図4によりこの発明の油圧緩衝器と従来の油圧緩衝器の寸法関係を比較して説明する。
図3に示すこの発明の油圧緩衝器の構造によれば、伸長時(図3a)の全高は10000mm、圧縮時(図3b)の全高は4000mm、伸長時から圧縮時までのストロークは6000mm、第1復帰用コイルばね5の圧縮高さは1000mm、第2復帰用のコイルばね6の圧縮高さは1000mmである。
一方、図4に示す従来の油圧緩衝器の構造によれば、伸長時(図4a)の全高は10500mm、圧縮時(図4b)の全高は4500mm、伸長時から圧縮時までのストロークは6000mm、第1復帰用コイルばねの圧縮高さは1000mm、第2復帰用のコイルばねの圧縮高さは1000mmである。
したがって、第1プランジャ2を圧縮前の伸長状態に復帰させるための第1復帰用コイルばね5を、第1プランジャ2の外周壁23の外側でかつ第1プランジャ2の上端鍔部とベースシリンダ1の上端部上面との間に配設し、また、第2プランジャ3を圧縮前の伸長状態に復帰させるための第2復帰用コイルばね6を、第1プランジャ2の内側に設けられた第2制御シリンダ21内でかつ第2プランジャ3の底板8の下面と第1プランジャ2の底部上面との間に配設することにより、伸長時から圧縮時までのストロークは6000mmで同等であり、かつ第1復帰用コイルばね5及び第2復帰用コイルばね6の圧縮長も1000mmで同等であるのもかかわらず、緩衝器の全高は、第1復帰用コイルばね5及び第2復帰用コイルばね6の圧縮高さ(1000mm)の1/2である500mm小さく短縮されていることが判る。すなわち、この発明によれば、ベースシリンダ1、第1プランジャ2、第2プランジャ3の長さは異なるが、従来と同等のストロークを確保しつつ、緩衝器の全高を第1復帰用コイルばね5及び第2復帰用コイルばね6の圧縮高さの1/2程度短くすることができる。
これにより、緩衝器全高の短縮によって、緩衝器のコストが削減でき、組立性や据付性も向上する。更に、従来に比べて昇降路の床部を浅くすることができるので、昇降路の構築コストを低減することができる。
以上のように、この発明に係るエレベータの緩衝器は、昇降路ピット底部に配置され、何らかの異常原因によりエレベータのかご又は釣合いおもりが最下階を行き過ぎて、昇降路ピット部へ下降した時、衝撃を少なくし、安全に停止させるための多段油圧緩衝器に適用することができる。

Claims (4)

  1. 作動油が充填されたベースシリンダと、このベースシリンダに進入し、順次小径に形成されて軸方向に伸縮可能に構成された複数段のプランジャとからなり、各段のプランジャが上記ベースシリンダ又は下段のプランジャに進入する際、作動油の移動に伴う圧力差により緩衝機能を生じるように構成されて昇降路ピット底部に配置され、圧縮動作時に少なくとも2段以上のプランジャが上記ベースシリンダ又は下段のプランジャに進入すると共に、上記少なくとも2段以上のプランジャの進入に対して、それぞれ進入深さに伴ない流体抵抗が変化するように構成され、かつ上記各プランジャには、圧縮された各プランジャを圧縮前の伸長状態に復帰させる復帰用コイルばねを設けたエレベータの緩衝器において、
    上記ベースシリンダに進入するプランジャを復帰させる復帰用コイルばねは大径で、そのプランジャの外側でかつ当該プランジャの上部と上記ベースシリンダの上部との間に配設されており、
    上記下段のプランジャに侵入する上段のプランジャを復帰させる復帰用コイルばねは小径で、下段のプランジャの内側でかつ上段のプランジャの下部と下段のプランジャの底部との間に配設されており、
    各プランジャの伸長状態では、上記大径の復帰用コイルばねの内側に上記小径の復帰用コイルばねが配置されていることを特徴とするエレベータの緩衝器。
  2. ベースシリンダは、複数のオリフィスを有し、上段のプランジャと嵌合する制御シリンダ、及び上記制御シリンダの外側に設けられ、高さが各段のプランジャを全圧縮した高さよりも低く構成された油室を備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベータの緩衝器。
  3. 最上段を除く各段のプランジャのうち、少なくとも1つのプランジャは、複数のオリフィスを有し、上段のプランジャと嵌合する制御シリンダ、上記制御シリンダの外側に設けられた油室、および上記油室とベースシリンダ又は下段のプランジャとを連通させる油通路を備えたことを特徴とする請求項2記載のエレベータの緩衝器。
  4. 下段のプランジャに侵入する上段のプランジャを復帰させる復帰用コイルばねを、下段のプランジャの内側に設けられた上段のプランジャと嵌合する制御シリンダ内に配設したことを特徴とする請求項3記載のエレベータの緩衝器。
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