JPWO2008050455A1 - アドレス線故障処理装置、アドレス線故障処理方法、アドレス線故障処理プログラム、情報処理装置およびメモリコントローラ - Google Patents

アドレス線故障処理装置、アドレス線故障処理方法、アドレス線故障処理プログラム、情報処理装置およびメモリコントローラ Download PDF

Info

Publication number
JPWO2008050455A1
JPWO2008050455A1 JP2008540869A JP2008540869A JPWO2008050455A1 JP WO2008050455 A1 JPWO2008050455 A1 JP WO2008050455A1 JP 2008540869 A JP2008540869 A JP 2008540869A JP 2008540869 A JP2008540869 A JP 2008540869A JP WO2008050455 A1 JPWO2008050455 A1 JP WO2008050455A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address line
memory
address
fault
bit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008540869A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4893746B2 (ja
Inventor
鈴木 賢司
賢司 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JPWO2008050455A1 publication Critical patent/JPWO2008050455A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4893746B2 publication Critical patent/JP4893746B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • G06F12/16Protection against loss of memory contents
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/16Error detection or correction of the data by redundancy in hardware
    • G06F11/20Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements
    • G06F11/2002Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements where interconnections or communication control functionality are redundant
    • G06F11/2007Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements where interconnections or communication control functionality are redundant using redundant communication media
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/02Detection or location of defective auxiliary circuits, e.g. defective refresh counters
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/02Detection or location of defective auxiliary circuits, e.g. defective refresh counters
    • G11C29/025Detection or location of defective auxiliary circuits, e.g. defective refresh counters in signal lines
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/70Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring
    • G11C29/76Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring using address translation or modifications
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/70Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring
    • G11C29/88Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring with partially good memories
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2201/00Indexing scheme relating to error detection, to error correction, and to monitoring
    • G06F2201/85Active fault masking without idle spares

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Hardware Redundancy (AREA)

Abstract

メモリの上位ビットに接続される上位アドレス線に、当該上位ビット以外の下位ビットに接続される下位アドレス線からそれぞれ分岐した分岐アドレス線が接続され、上位アドレス線からの入力と前記分岐アドレス線からの入力とのいずれかを切り替えて上位ビットに出力するアドレス線代替回路を備え、ビットごとに接続されるアドレス線を検査して故障アドレス線が特定された場合に、上位アドレス線に代えて、当該故障アドレス線から分岐した分岐アドレス線に切り替えるようにアドレス線代替回路に指示を出すことで、メモリのアドレス線に故障が生じた場合でもメモリ縮退による大幅なメモリ容量の減少を回避する。

Description

この発明は、アドレス線故障処理装置、アドレス線故障処理方法、アドレス線故障処理プログラム、情報処理装置およびメモリコントローラに関する。
従来より、中央演算装置(CPU:Central Processing Unit)およびI/Oブリッジとメモリとの間にメモリコントローラがあり、CPUおよびI/Oブリッジとメモリコントローラとの間はシステムアドレスバスおよびシステムデータバスで接続され、メモリコントローラとメモリとの間はメモリアドレスバスおよびメモリデータバスと接続されるコンピュータシステムがある。このようなコンピュータシステムにおいて、メモリコントローラとアドレス線を介して接続されるメモリに故障が発生した際には、その処理に関して様々な方法が行なわれる。一般的には、大容量のメモリを搭載するサーバにおいて、メモリに故障が発生した場合、故障が発生したメモリを切り離して(メモリ縮退)、それ以外のメモリでシステムを再起動させる方法がとられる。
また、メモリの故障には、メモリに搭載されているメモリセル(記憶素子)の故障と、メモリに接続されるアドレス線の故障とがあるが、メモリセルで固定故障が発生した場合は、ECC(Error Check and Code:誤り訂正符号)によりデータを訂正してメモリ縮退を回避する方法や、特許文献1で開示されているように、例えば、メモリに書き込むデータが固定的である場合、あるセルが故障して、読み出しデータが「4」としか記録できない場合、書き込みデータが「4」となるようアドレス線の入れ換えを実施することでメモリセルの固定故障を回避する方法などが知られている。
これとは別に、特許文献2では、メインメモリを代替する補助メモリを搭載することで、メモリの故障を救済するメモリシステムが開示されている。この場合では、メインメモリのメモリセルの故障した場合にも、メインメモリのアドレス線の故障した場合にも、補助メモリへアドレス線を切り替えてメモリの故障に対処するので、メインメモリの縮退を回避できる。
特開昭59−036394号公報 特開昭55−028565号公報
ところで、故障が発生したメモリを縮退する従来技術では、メモリ縮退をしてシステムを再起動させるので、大幅なメモリ容量の減少によりメモリ不足となりシステムが起動できない場合があるという問題点があった。
また、メモリセルの固定故障を回避する従来技術では、メモリセルが故障した場合は、メモリ縮退を回避する処理を行えるが、アドレス線の故障に対してはメモリ縮退を回避できないという問題点があった。すなわち、上記した従来技術では、メモリセルの固定故障には、データ訂正やアドレス線の入れ替えによりメモリ縮退を回避することができるが、メモリのアドレス線故障には対応できないのでメモリ縮退をして、システムを再起動しなければならないという問題点があった。
また、補助メモリを搭載する従来技術では、メインメモリのメモリセルの故障した際にも、メインメモリのアドレス線の故障した際にも、メモリ縮退を回避できるのは、補助メモリを搭載している場合に限られており、補助メモリを搭載するためにコストが高くなるので、メモリ縮退を簡易に回避できないという問題点があった。
このように、上記したいずれの従来技術でも、メモリのアドレス線に故障が生じた場合は、メモリ縮退による大幅なメモリ容量の減少が生じるという問題点があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、補助メモリを導入することなく、メモリのアドレス線に故障が生じ場合でもメモリ縮退による大幅なメモリ容量の減少を回避することが可能になるアドレス線故障処理装置、アドレス線故障処理方法、アドレス線故障処理プログラム、情報処理装置およびメモリコントローラを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、メモリのビットごとに接続されるアドレス線の故障を処理するアドレス線故障処理装置であって、前記ビットごとに接続されるアドレス線を検査して故障アドレス線を特定する故障アドレス線特定手段と、前記メモリの上位ビットに接続される上位アドレス線に、当該上位ビット以外の下位ビットに接続される下位アドレス線からそれぞれ分岐した分岐アドレス線が接続され、前記上位アドレス線からの入力と前記分岐アドレス線からの入力とのいずれかを切り替えて前記上位ビットに出力するアドレス線代替手段と、前記故障アドレス線特定手段によって前記故障アドレス線が特定された場合に、前記上位アドレス線に代えて、当該故障アドレス線から分岐した前記分岐アドレス線に切り替えるように前記アドレス線代替手段に指示を出すアドレス線代替指示手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記故障アドレス線特定手段は、前記アドレス線を介して前記メモリと接続されるメモリコントローラ内において、前記故障アドレス線を特定することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記故障アドレス線特定手段は、前記メモリコントローラを制御するメモリコントローラ制御装置において、前記故障アドレス線を特定することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、前記アドレス線代替指示手段によって前記上位アドレス線に代えて、前記故障アドレス線から分岐した前記分岐アドレス線に切り替えた場合、現存するメモリ容量を算出してCPUとマネージメントボードとに表示する現存メモリ容量表示手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、メモリのビットごとに接続されるアドレス線のうち、前記メモリの上位ビットに接続される上位アドレス線に、当該上位ビット以外の下位ビットに接続される下位アドレス線からそれぞれ分岐した分岐アドレス線が接続され、前記上位アドレス線からの入力と前記分岐アドレス線からの入力とのいずれかを切り替えて前記上位ビットに出力するように構成されたアドレス線群に対して、アドレス線の故障を処理するアドレス線故障処理方法であって、前記ビットごとに接続されるアドレス線を検査して故障アドレス線を特定する故障アドレス線特定工程と、前記故障アドレス線特定工程によって前記故障アドレス線が特定された場合に、前記上位アドレス線に代えて、当該故障アドレス線から分岐した前記分岐アドレス線に切り替えるように前記アドレス線代替手段に指示を出すアドレス線代替指示工程と、を含んだことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、メモリのビットごとに接続されるアドレス線のうち、前記メモリの上位ビットに接続される上位アドレス線に、当該上位ビット以外の下位ビットに接続される下位アドレス線からそれぞれ分岐した分岐アドレス線が接続され、前記上位アドレス線からの入力と前記分岐アドレス線からの入力とのいずれかを切り替えて前記上位ビットに出力するように構成されたアドレス線群に対して、アドレス線の故障を処理するアドレス線故障処理方法をコンピュータに実行させるアドレス線故障処理プログラムであって、前記ビットごとに接続されるアドレス線を検査して故障アドレス線を特定する故障アドレス線特定手順と、前記故障アドレス線特定手順によって前記故障アドレス線が特定された場合に、前記上位アドレス線に代えて、当該故障アドレス線から分岐した前記分岐アドレス線に切り替えるように前記アドレス線代替手段に指示を出すアドレス線代替指示手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、プロセッサと、メモリと、前記プロセッサおよび前記メモリとアドレス線によって接続され、前記メモリのアクセス処理を制御するメモリコントローラとを備える情報処理装置であって、前記メモリコントローラは、前記アドレス線を検査して、故障が発生している故障アドレス線を特定する故障アドレス線特定手段と、前記メモリの上位アドレス線と、前記メモリの下位アドレス線から分岐した分岐アドレス線とが接続され、前記上位アドレス線からの入力と前記分岐アドレス線からの入力とを切り替えるアドレス線切替手段と、前記故障アドレス線特定手段によって前記故障アドレス線が特定された場合に、前記上位アドレス線に代えて、当該故障アドレス線から分岐した前記分岐アドレス線に切り替えるように前記アドレス線切替手段に指示を出す指示手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、処理部とメモリとの間に接続され、前記処理部からシステムアドレス線を介してシステムアドレスを受信して、前記メモリにメモリアドレス線を介してメモリアドレスを出力し前記メモリのリードライトを制御するメモリコントローラであって、前記メモリアドレス線に故障が発生しているか否かを検出する検出手段と、上位メモリアドレス線に供給される前記メモリアドレスを、前記システムアドレスの上位システムアドレスと前記システムアドレスの下位システムアドレスとのいずれかに切り替える選択手段と、前記検出手段によって下位メモリアドレス線の故障発生が検出された場合に、前記上位メモリアドレス線に供給される前記上位システムアドレスを、前記故障発生が検出された前記下位メモリアドレス線に対応する前記下位システムアドレスに切り替える手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1、5、6、7または8の発明によれば、上位アドレス線を犠牲にして下位アドレス線に代替することでメモリの使用を続行でき、メモリのアドレス線に故障が生じた場合でもメモリ縮退による大幅なメモリ容量の減少を回避することが可能になる。
また、請求項2の発明によれば、アドレス線を介してメモリと接続されるメモリコントローラ内において、故障アドレス線を特定するので、故障アドレス線の特定をハード上で行なうことができ、メモリコントローラの外(例えば、マネージメントボード内)で特定する手法に比較して故障アドレス線の特定に要する時間を短縮することが可能になる。
また、請求項3の発明によれば、メモリコントローラを制御するメモリコントローラ制御装置において、故障アドレス線を特定することを特徴とするので、故障アドレス線の特定をファームウェアにより実現でき、メモリコントローラ内で特定する手法に比較して複雑な回路を搭載することを回避することが可能になる。
また、請求項4の発明によれば、上位アドレス線に代えて、故障アドレス線から分岐した分岐アドレス線に切り替えた場合、現存するメモリ容量を算出してCPUとマネージメントボードとに表示するので、CPUとマネージメントボードはアドレス線代替後のメモリ容量を検知でき、再起動後のシステムの構成など(例えば、現存メモリ容量でシステムの再起動が可能であるか否かなど)を判定することが可能になる。
図1は、実施例1におけるアドレス線故障装置の概要および特徴を説明するための図である。 図2は、実施例1におけるアドレス線故障装置の構成を示すブロック図である。 図3は、実施例1における故障アドレス線特定部の処理の手順を説明するための図である。 図4は、アドレス線代替回路、アドレス代替指示レジスタおよびメモリ容量表示レジスタを説明するための図である。 図5は、実施例1におけるアドレス線故障装置の処理の手順を説明するための図である。 図6は、実施例2におけるアドレス線故障装置の構成を示すブロック図である。 図7は、実施例1のアドレス線故障プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
1 CPU
2 システムアドレスバス
3 システムデータバス
4 I/Oブリッジ
5 メモリコントローラ
51 ライトバッファ
52 リードバッファ
6 メモリ
7 MMB
71 故障アドレス線特定部
8 メモリデータバス
9 メモリアドレスバス
10 アドレス線故障処理装置
11 MMB I/F
12 リード情報レジスタ
13 アドレス代替指示レジスタ
14 アドレス線代替回路
15 メモリ容量表示レジスタ
16 ライトデータ指示レジスタ
以下に添付図面を参照して、この発明に係るアドレス線故障処理装置、アドレス線故障処理方法、アドレス線故障処理プログラム、情報処理装置およびメモリコントローラの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、実施例1におけるアドレス線故障処理装置の構成および処理の手順、実施例1の効果を順に説明し、続いて、実施例1と同様に、実施例2に係るアドレス線故障処理装置、実施例3に係るアドレス線故障処理装置について順に説明する。
[用語の説明]
まず最初に、本実施例で用いる主要な用語を説明する。以下の実施例で用いる「MMB(Management board:マネージメントボード)」とは、CPUやメモリなどのハードウェアの状態を監視して、ハードウェア構成の制御、ハードウェアの初期設定、CPUエラー情報を収集など、コンピュータシステムの運用を管理する装置であり、特許請求の範囲に記載の「メモリコントローラ制御装置」に対応する。また、「メモリコントローラ」とは、メモリとCPUとの間、もしくは、メモリとI/Oブリッジとの間のインターフェースであり、システムバスを介して、CPUやI/Oブリッジからの命令に従って、メモリのデータの読み出し、書き出し、メモリのリフレッシュなどの制御を行う。
[実施例1におけるアドレス線故障処理装置の概要および特徴]
続いて、図1を用いて、実施例1におけるアドレス線故障処理装置の主たる特徴を具体的に説明する。図1は、実施例1におけるアドレス線故障処理装置の概要および特徴を説明するための図である。
実施例1におけるアドレス線故障処理装置は、図1の(A)に示すようなコンピュータシステムに設置される。すなわち、このようなコンピュータシステムは、CPUおよびI/Oブリッジとメモリとの間にメモリコントローラがあり、CPUおよびI/Oブリッジとメモリコントローラとの間はシステムアドレスバス(SA[0」〜SA[6])およびシステムデータバスで接続され、メモリコントローラとメモリとの間はメモリアドレスバス(アドレス線:A[0]〜A[6])およびメモリデータバスで接続され、さらに、これらハードウェアを管理するMMBが設置されて構成される。メモリコントローラは、システムアドレスバスおよびシステムデータバスを介して送信されるCPUやI/Oブリッジからの命令に従って、メモリデータバスおよびメモリアドレスバスを介してメモリを制御し、例えば、ライトバッファに記憶される書き込みデータに従って、メモリにデータを書き込み、メモリからデータを読み出して、そのデータをリードバッファに記憶する。
このような構成からなるコンピュータシステムにおいて、実施例1におけるアドレス線故障処理装置は、128バイトのメモリに接続される7本(A[0]〜A[6])のアドレス線の故障を処理することを概要とし、メモリのアドレス線に故障が生じた場合でもメモリ縮退による大幅なメモリ容量の減少を回避することが可能になることに主たる特徴がある。
この主たる特徴について簡単に説明すると、実施例1におけるアドレス線故障処理装置は、メモリの上位ビットに接続される上位アドレス線に、当該上位ビット以外の下位ビットに接続される下位アドレス線からそれぞれ分岐した分岐アドレス線が接続され、上位アドレス線からの入力と分岐アドレス線からの入力とのいずれかを切り替えて上位ビットに出力するアドレス線代替回路が設置される。
具体的には、図1の(A)に示す場合では、上位ビットであるbit[5]およびbit
[6]に接続されるアドレス線に、下位ビットであるbit[0]〜bit[4]に接続されるアドレス線からそれぞれ分岐した分岐アドレス線が接続され(図1の(A)に示す点線の矢印を参照)、bit[5]へのシステムアドレスバスSA[5]からの入力とシステムアドレスバスSA[0]〜SA[4]からの分岐アドレス線からの入力とのいずれかを切り替えてアドレス線bit[5]に出力するアドレス線代替回路と、bit[6]へのシステムアドレスバスSA[6]からの入力とシステムアドレスバスSA [0]〜SA[4]からの分岐アドレス線からの入力とのいずれかを切り替えてアドレス線bit[6]に出力するアドレス線代替回路とが設置される。
このような構成において、実施例1におけるアドレス線故障処理装置は、ビットごとに接続されるアドレス線を検査して故障アドレス線を特定する。すなわち、実施例1におけるアドレス線故障処理装置は、図1の(A)に示す128バイトのメモリに接続される7本(A[0]〜A[6])のアドレス線を検査して故障アドレス線を特定する。より具体的には、図1の(A)に示すMMBに設置される故障アドレス線特定部は、コンピュータシステムの電源が投入されると、すべてのアドレス線を検査して故障アドレス線を特定する。
そして、実施例1におけるアドレス線故障処理装置は、故障アドレス線が特定された場合に、上位アドレス線に代えて、当該故障アドレス線から分岐した分岐アドレス線に切り替えるようにアドレス線代替回路に指示を出す。本実施例では、故障アドレス線が特定された場合に、まず、アドレス線bit[6]に代えて、当該故障アドレス線から分岐した分岐アドレス線に切り替えるようにアドレス線代替回路に指示を出し、故障アドレス線が複数特定された場合には、アドレス線bit[6]、アドレス線bit[5]の順に切り替えるようにアドレス線代替回路に指示を出す。
より具体的には、例えば、図1の(B)に示すように、実施例1におけるアドレス線故障処理装置に設置される故障アドレス線特定部がアドレス線bit[0]の故障を特定すると(図1の(B)の(1)を参照)、実施例1におけるアドレス線故障処理装置は、後述するアドレス代替指示レジスタに記憶された指示に従って、アドレス線bit[0]の使用を停止し(図1の(B)の(2)を参照)、bit[6]へのシステムアドレス線SA[6]の使用を停止して(図1の(B)の(3)を参照)、bit[6]へのシステムアドレスバスSA[6]からの入力に代えて、システムアドレスバスSA [0]の分岐アドレス線からの入力をアドレス線bit[6]に出力するように切り替える(図1の(B)の(4)を参照)。
そして、実施例1におけるアドレス線故障処理装置は、上位アドレス線に代えて、故障アドレス線から分岐した分岐アドレス線に切り替えた場合、現存するメモリ容量を算出してCPUとマネージメントボードとに表示する(図1の(B)の(5)を参照)。すなわち、図1の(B)に示すように、アドレス線bit[6]に代えて、システムアドレスバスSA [0]の分岐アドレス線からの入力をアドレス線bit[6]に出力すると切り替えた場合、現存するメモリ容量は64バイトであると算出してCPUとマネージメントボードとに表示する。なお、図1の(B)では、図1の(A)に示したCPU、I/Oブリッジ、ライトバッファ、リードバッファなどを省略している。
このようなことから、実施例1におけるアドレス線故障処理装置は、上位アドレス線を犠牲にして下位アドレス線に代替することで当該メモリの使用を続行でき、上記した主たる特徴のごとく、メモリのアドレス線に故障が生じた場合でもメモリ縮退による大幅なメモリ容量の減少を回避することが可能になる。
[実施例1におけるアドレス線故障処理装置の構成]
次に、図2〜図4を用いて、実施例1におけるアドレス線故障処理装置を説明する。図2は、実施例1におけるアドレス線故障処理装置の構成を示すブロック図であり、図3は、実施例1における故障アドレス線特定部の処理を説明するための図であり、図4は、アドレス線代替回路、アドレス代替指示レジスタおよびメモリ容量表示レジスタを説明するための図である。
図2に示すように、メモリコントローラ5は、MMB I/F11と、リード情報レジスタ12と、ライトデータ指示レジスタ16と、アドレス代替指示レジスタ13と、アドレス線代替回路14と、メモリ容量表示レジスタ15と、ライトバッファ51と、リードバッファ52とを備え、MMB7は、故障アドレス線特定部71を備える。そして、メモリコントローラ5は、システムアドレスバス2およびシステムデータバス3を介して、CPU1およびI/Oブリッジ4と接続され、さらに、メモリコントローラ5は、メモリデータバス8およびメモリアドレスバス9を介して、メモリ6と接続される。また、コンピュータシステム全体の運用を管理するMMB7は、メモリコントローラ5の動作をMMB I/F11を介して管理する。
そして、実施例1におけるアドレス線故障処理装置10は、図2に示すように、特に本発明に密接に関連するものとして、メモリコントローラ5内にあるMMB I/F11、リード情報レジスタ12、ライトデータ指示レジスタ16、アドレス代替指示レジスタ13、アドレス線代替回路14およびメモリ容量表示レジスタ15と、MMB7内にある故障アドレス線特定部71とで構成される。ここで、故障アドレス線特定部71は、特許請求の範囲に記載の「故障アドレス線特定手段」に対応し、アドレス線代替回路14は、同じく「アドレス線代替手段」に対応し、アドレス代替指示レジスタ13は、同じく「アドレス線代替指示手段」に対応し、メモリ容量表示レジスタ15は、同じく「現存メモリ容量表示手段」に対応する。
アドレス線代替回路14は、メモリの上位ビットに接続される上位アドレス線に、当該上位ビット以外の下位ビットに接続される下位アドレス線からそれぞれ分岐した分岐アドレス線が接続され、上位アドレス線からの入力と分岐アドレス線からの入力とのいずれかを切り替えて上位ビットに出力する回路である。
具体的には、図4に示すように、7ビットからなる128バイトのメモリ6において、上位ビットであるbit[5]およびbit[6]に接続されるアドレス線に、下位ビットであるbit[0]〜bit[4] に接続されるアドレス線からそれぞれ分岐した分岐アドレス線が接続され、bit[5]へのシステムアドレスバスSA[5]からの入力とシステムアドレスバスSA [0]〜SA[4]からの分岐アドレス線からの入力とのいずれかを切り替えてアドレス線bit[5]に出力するアドレス線代替回路と、bit[6]へのシステムアドレスバスSA[6]からの入力とシステムアドレスバスSA [0]〜SA[4]からの分岐アドレス線からの入力とのいずれかを切り替えてアドレス線bit[6]に出力するアドレス線代替回路とが設置されている。
故障アドレス線特定部71は、ビットごとに接続されるアドレス線を検査して故障アドレス線を特定する。すなわち、実施例1におけるアドレス線故障処理装置は、図4に示す128バイトのメモリ6に接続される7本(A[0]〜A[6])のアドレス線を検査して故障アドレス線を特定する。具体的には、MMB7に設置される故障アドレス線特定部71は、コンピュータシステムの電源が投入されると、例えば、図3の処理の手順に従って、すべてのアドレス線を検査して故障アドレス線を特定する。
図3に示すように、故障アドレス線特定部71は、コンピュータシステムの電源が投入されると(ステップS301肯定)、メモリ6全域にall’0’を書き込み(ステップS302)、アドレス線bit[0]すなわちA[0]の検査を開始するために、0000000番地に0101010を書き込み(ステップS303)、次に、bit[0]用番地(図3の上表を参照)に1010101を書き込む(ステップS304)。そして、0000000番地に書き込まれたデータを読み出し(ステップS305)、読み出したデータが0101010と一致しているか否かを判定し(ステップS306)、一致していない場合は(ステップS306否定)、アドレス線bit[0]すなわちA[0]は故障と判定しその結果を記録する(ステップS310)。
これとは反対に、読み出したデータが0101010と一致している場合は(ステップS306肯定)、続いて、0000001番地に書き込まれたデータを読み出し(ステップS307)、読み出したデータが1010101と一致しているか否かを判定し(ステップS308)、一致していない場合は(ステップS308否定)、アドレス線bit[0]すなわちA[0]は故障と判定しその結果を記録する(ステップS310)。
これとは反対に、読み出したデータが1010101と一致している場合は(ステップS308肯定)、アドレス線bit[0]すなわちA[0]は正常と判定しその結果を記録する(ステップS309)。これにより、アドレス線bit[0]すなわちA[0]の検査を終了し(ステップS311)、アドレス線bit[6]すなわちA[6]の検査が終わっていないので(ステップS312否定)、引き続き、アドレス線bit[1]すなわちA[1]の検査を開始するために、0000000番地に0101010を書き込み(ステップS313)、次に、bit[1]用番地(図3の上表を参照)に1010101を書き込む(ステップS304)。以下、A[1]に関しても、A[0]と同じ処理(ステップS305〜ステップS310)をする。この一連の処理を、アドレス線bit[6]すなわちA[6]の検査を終了するまで繰り返し、A[6]の検査を終了して(ステップS312肯定)、処理を終了する。
すなわち、故障アドレス線特定部71は、コンピュータシステムの電源が投入されると(ステップS301肯定)、ライトバッファ51経由でライトデータ指示レジスタ16に格納した書き込みデータと、リードバッファ52経由でリード情報レジスタ12に格納した読み込みデータとを、MMB I/F11を介して受け取り、上述した処理を実行して、すべてのアドレス線を検査して故障アドレス線を特定し、特定した故障アドレス線の切り替えをMMB I/F11を介してアドレス代替指示レジスタ13に指示する。例えば、図4の(A)に示すように、アドレス線bit[0]の故障を特定すると、アドレス線bit[0]の使用を停止し、bit[6]へのシステムアドレス線SA[6]の使用を停止し、bit[6]へのシステムアドレスバスSA[6]からの入力に代えて、システムアドレスバスSA [0]の分岐アドレス線からの入力をアドレス線bit[6]に出力するように指示する。
図2に戻ると、アドレス代替指示レジスタ13は、故障アドレス線が特定された場合に、故障アドレス線特定部71からの指示により、上位アドレス線に代えて、当該故障アドレス線から分岐した分岐アドレス線に切り替えるようにアドレス線代替回路に指示を出し、特許請求の範囲に記載の「アドレス線代替指示手段」に対応する。本実施例では、故障アドレス線が特定された場合に、まず、アドレス線bit[6]に代えて、当該故障アドレス線から分岐した分岐アドレス線に切り替えるようにアドレス線代替回路に指示を出し、故障アドレス線が複数特定された場合には、アドレス線bit[6]、アドレス線bit[5]の順に切り替えるようにアドレス線代替回路に指示を出す。
より具体的には、例えば、図4の(A)に示すように、故障アドレス線特定部71がアドレス線bit[0]の故障を特定すると(図4の(A)の(1)を参照)、アドレス線代替回路14は、MMB I/F11を介してアドレス代替指示レジスタ13に記憶された指示に従って、アドレス線bit[0]の使用を停止し(図4の(A)の(2)を参照)、bit[6]へのシステムアドレス線SA[6]の使用を停止して(図4の(A)の(3)を参照)、bit[6]へのシステムアドレスバスSA[6]からの入力に代えて、システムアドレスバスSA [0]の分岐アドレス線からの入力をアドレス線bit[6]に出力するように切り替える(図4の(A)の(4)を参照)。
また、図4の(B)に示すように、故障アドレス線特定部71がアドレス線bit[0]およびアドレス線bit[3]の故障を特定すると(図4の(B)の(1)を参照)、アドレス線代替回路14は、MMB I/F11を介してアドレス代替指示レジスタ13に記憶された指示に従って、アドレス線bit[0]およびアドレス線bit[3]の使用を停止し(図4の(B)の(2)を参照)、bit[6]へのシステムアドレス線SA[6]およびbit[5]へのシステムアドレス線SA[5]の使用を停止して(図4の(B)の(3)を参照)、bit[6]へのシステムアドレスバスSA[6]からの入力に代えて、システムアドレスバスSA [0]の分岐アドレス線からの入力をアドレス線bit[6]に出力するように切り替え、さらにbit[5]へのシステムアドレスバスSA[5]からの入力に代えて、システムアドレスバスSA [3]の分岐アドレス線からの入力をアドレス線bit[5]に出力するように切り替える(図4の(B)の(4)を参照)。
メモリ容量表示レジスタ15は、上位アドレス線に代えて、故障アドレス線から分岐した分岐アドレス線に切り替えた場合、現存するメモリ容量を算出してCPUとマネージメントボードとに表示する。すなわち、図4の(A)に示すように、アドレス線bit[6]に代えて、システムアドレスバスSA [0]の分岐アドレス線からの入力をアドレス線bit[6]に出力すると切り替えた場合、現存するメモリ容量は64バイトであると算出してCPUとマネージメントボードとに表示する(図4の(A)の(5)を参照)。また、例えば、図4の(B)に示すように、アドレス線bit[6]に代えて、システムアドレスバスSA [0]の分岐アドレス線からの入力をアドレス線bit[6]に出力すると切り替え、bit[5]へのシステムアドレスバスSA[5]からの入力に代えて、システムアドレスバスSA [3]の分岐アドレス線からの入力をアドレス線bit[5]に出力するように切り替えた場合、現存するメモリ容量は32バイトであると算出してCPUとマネージメントボードとに表示する(図4の(A)の(5)を参照)。
[実施例1におけるアドレス線処理装置による処理の手順]
次に、図5を用いて、実施例1におけるアドレス線処理装置10による処理を説明する。図5は、実施例1におけるアドレス線処理装置の処理の手順を示す図である。
まず、実施例1におけるアドレス線故障処理装置10は、コンピュータシステムの電源が投入されると(ステップS501肯定)、MMB7に設置される故障アドレス線特定部71が、例えば、上述した図3に示す処理に従って、メモリ6に接続されるアドレス線を検査して、故障アドレス線を特定する(ステップS502)。ここで、故障アドレス線が特定されなければ(ステップS502否定)、処理を終了する。
これとは反対に、アドレス代替指示レジスタ13は、故障アドレス線が特定されると(ステップS502肯定)、アドレス線代替回路14に、アドレス線代替を指示する(ステップS503)。具体的には、図4の(A)に示す場合では、アドレス線bit[0]の故障を特定したので、アドレス線bit[6]に代えて、システムアドレスバスSA [0]の分岐アドレス線からの入力をアドレス線bit[6]に出力するように切り替えることを指示する。
そして、メモリ容量表示レジスタ15は、CPU1とMMB7に、算出した現存メモリを表示して(ステップS503)、処理を終了する。すなわち、図4の(A)に示すように、アドレス線bit[6]に代えて、システムアドレスバスSA [0]の分岐アドレス線からの入力をアドレス線bit[6]に出力すると切り替えた場合、現存するメモリ容量は64バイトであると算出してCPUとマネージメントボードとに表示する。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、ビットごとに接続されるアドレス線を検査して故障アドレス線を特定し、メモリ6の上位ビットに接続される上位アドレス線に、当該上位ビット以外の下位ビットに接続される下位アドレス線からそれぞれ分岐した分岐アドレス線が接続され、上位アドレス線からの入力と分岐アドレス線からの入力とのいずれかを切り替えて、故障アドレス線が特定された場合に、上位アドレス線に代えて、当該故障アドレス線から分岐した前記分岐アドレス線に切り替えるので、上位アドレス線を犠牲にして下位アドレス線に代替することで当該メモリの使用を続行でき、メモリのアドレス線に故障が生じた場合でもメモリ縮退による大幅なメモリ容量の減少を回避することが可能になる。
また、実施例1によれば、上位アドレス線に代えて、故障アドレス線から分岐した前記分岐アドレス線に切り替えた場合、現存するメモリ容量を算出してCPUとマネージメントボードとに表示するので、CPUとマネージメントボードはアドレス線代替後のメモリ容量を検知でき、再起動後のシステムの構成など(例えば、現存メモリ容量でシステムの再起動が可能であるか否かなど)を判定することが可能になる。
また、実施例1によれば、故障アドレス線特定部71をMMB7に備えて故障アドレス線を特定するので、故障アドレス線の特定をファームウェアにより実現でき、メモリコントローラ5内で特定する手法に比較して複雑な回路を搭載することを回避することが可能になる。
上述した実施例1では、故障アドレス線特定部71をMMB7に備える場合を説明したが、実施例2では、故障アドレス線特定部71をメモリコントローラ5に備える場合について説明する。
[実施例2におけるアドレス線故障処理装置の構成]
まず最初に、図6を用いて、実施例2におけるアドレス線故障処理装置を説明する。図6は、実施例2におけるアドレス線故障処理装置の構成を示すブロック図である。
実施例2におけるアドレス線故障処理装置10は、図2に示す実施例1におけるアドレス線故障処理装置10の構成と同じであるが、故障アドレス線特定部71をMMB7ではなく、メモリコントローラ5に備える点が異なる。以下、これを中心に説明する。
実施例2では、コンピュータシステムの電源が投入されると、故障アドレス線特定部71は、MMB7からの「メモリ6に接続されるアドレス線を検査して故障アドレス線を特定せよ」との命令をメモリコントローラ5にあるMMB I/F11を介して受け取り、例えば、上述した図3に示す処理に従って、メモリ6に接続されるアドレス線を検査して、故障アドレス線を特定する。なお、実施例2における故障アドレス線特定部71は、ライトバッファ51経由でライトデータ指示レジスタ16に格納した書き込みデータと、リードバッファ52経由でリード情報レジスタ12に格納した読み込みデータとを、MMB I/F11を介さずに受け取り、故障アドレス線を特定する。
そして、故障アドレス線特定部71は、特定した故障アドレス線の切り替えを、MMB I/F11を介さずに、アドレス代替指示レジスタ13に指示する。具体的には、図4の(A)に示す場合では、アドレス線bit[0]の故障を特定したので、アドレス線bit[6]に代えて、システムアドレスバスSA [0]の分岐アドレス線からの入力をアドレス線bit[6]に出力するように切り替えることを指示する。
[実施例2の効果]
上記したように、実施例2によれば、メモリコントローラ5内において、故障アドレス線を特定するので、故障アドレス線の特定をハード上で行なうことができ、MMB7内で特定する手法に比較して故障アドレス線の特定に要する時間を短縮することが可能になる。
さて、これまで実施例1および実施例2におけるアドレス線故障処理装置について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、実施例3におけるアドレス線故障処理装置として、種々の異なる実施例を(1)〜(7)に区分けして説明する。
(1)故障アドレス線の検査
上記の実施例1および実施例2では、コンピュータシステムの電源投入時に故障アドレス線の検査を行う場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、コンピュータシステムが作動している間、一定時間ごとに(例えば、1時間ごとに)故障アドレス線の検査を行う場合であってもよい。
(2)メモリ数
上記の実施例1および実施例2では、メモリをひとつ備えるコンピュータシステムの場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、メモリを複数個備えるコンピュータシステムにおいて、メモリごとにアドレス線代替回路14をメモリコントローラ内に設置して、メモリごとのアドレス線を検査して故障アドレス線が特定された場合に、当該故障アドレス線に対応するアドレス線代替回路にて処理をしてもよい。
(3)現存メモリ容量
上記の実施例1および実施例2では、一本のアドレス線の故障を処理した結果、メモリ容量が半減する場合を説明したが、例えば、DIMM(Dual In−line Memory Module)などでは、一本のアドレス線が行アドレスと列アドレスを共用しているので、一本のアドレス線の故障を処理した場合、メモリ容量は四分の一となる。
(4)アドレス線代替回路
上記の実施例1および実施例2では、アドレス線代替回路14に2つの上位アドレス線に分岐する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、通常、同時にアドレス線が2本故障することは稀なので、1つの上位アドレス線に分岐する場合であってもよく、これとは別に、コンピュータシステムに搭載されるメモリの全容量から判断して、3つ以上の上位アドレス線に分岐する場合であってもよい。
(5)MMB
上記の実施例2では、MMB7から電源投入時に「メモリ6に接続されるアドレス線を検査して故障アドレス線を特定せよ」との命令をメモリコントローラ5にあるMMB I/F11を介して受け取るが、ここでMMB7からの命令は、単に電源投入後、電源が安定したことを示す1bitの信号でも良い。あるいは一般的にLSIに入力するリセット信号で代用することも可能である。その際、MMB7に該当する装置は電源監視回路またはリセット回路と呼ばれるハードウェアでも実現できる。
(6)システム構成等
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。例えば、故障アドレス線の検査をユーザがキーボードやタッチパネルなどから要求できる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順(例えば、図3に示すアドレス線の検査の順番など)、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず(例えば、図2の形態など)、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(7)故障アドレス線処理プログラム
ところで、上記の実施例1および実施例2では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行するようにしてもよい。そこで以下では、図7を用いて、上記の実施例1に示したアドレス線故障処理装置10と同様の機能を有するアドレス線故障処理プログラムを実行するコンピュータ(MMB)の一例を説明する。図7は、実施例1におけるアドレス線故障処理プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
図7に示すように、情報処理装置としてのコンピュータ700は、キーボード710、ディスプレイ720、CPU730、ROM740、HDD750およびRAM760をバス770などで接続して構成され、さらにCPU1、I/Oブリッジ4、メモリコントローラ5、メモリ6、システムアドレスバス2、システムデータバス3、メモリデータバス8およびメモリアドレスバス9から構成されるコンピュータシステムに接続される。
ROM740には、上記の実施例1に示したアドレス線故障処理装置10と同様の機能を発揮するアドレス線故障処理プログラム、つまり、図7に示すように、故障アドレス線特定プログラム741、アドレス代替指示プログラム742、メモリ容量表示プログラム743が予め記憶されている。なお、これらのプログラム741〜743については、図2に示したアドレス線故障処理装置10の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。
そして、CPU730が、これらのプログラム741〜743をROM740から読み出して実行することで、図7に示すように、各プログラム741〜743は、故障アドレス線特定プロセス731、アドレス代替指示プロセス732、メモリ容量表示プロセス733として機能するようになる。なお、各プロセス731〜733は、図2に示した、故障アドレス線特定部71、アドレス代替指示レジスタ13、メモリ容量表示レジスタ15にそれぞれ対応する。
また、HDD750には、図7に示すように、リードライト情報データ751と、アドレス線代替指示データ752と、メモリ容量データ753とが設けられる。このリードライト情報データ751は、図2に用いたリード情報レジスタ12およびライトデータ指示レジスタ16に対応し、アドレス線代替指示データ752は、アドレス代替指示レジスタ13が記憶するアドレス線代替指示に対応し、メモリ容量データ753が記憶する現存メモリ容量に対応する。そしてCPU730は、リードライト情報データ761をリードライト情報データ751に対して登録し、アドレス線代替指示データ762をアドレス線代替指示データ752に対して登録し、メモリ容量データ763をメモリ容量データ753に対して登録し、このリードライト情報データ761と、アドレス線代替指示データ762と、メモリ容量データ763とに基づいてアドレス線故障処理を実行する。
なお、上記した各プログラム741〜743については、必ずしも最初からROM740に記憶させておく必要はなく、例えばコンピュータ700に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ700の内外に備えられるHDDなどの「固定用物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ700に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ700がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上のように、本発明に係るアドレス線故障処理装置、アドレス線故障処理方法、アドレス線故障処理プログラム、情報処理装置およびメモリコントローラは、メモリのビットごとに接続されるアドレス線の故障を処理する場合に有用であり、特に、メモリのアドレス線に故障が生じた場合でもメモリ縮退による大幅なメモリ容量の減少を回避することに適する。

Claims (8)

  1. メモリのビットごとに接続されるアドレス線の故障を処理するアドレス線故障処理装置であって、
    前記ビットごとに接続されるアドレス線を検査して故障アドレス線を特定する故障アドレス線特定手段と、
    前記メモリの上位ビットに接続される上位アドレス線に、当該上位ビット以外の下位ビットに接続される下位アドレス線からそれぞれ分岐した分岐アドレス線が接続され、前記上位アドレス線からの入力と前記分岐アドレス線からの入力とのいずれかを切り替えて前記上位ビットに出力するアドレス線代替手段と、
    前記故障アドレス線特定手段によって前記故障アドレス線が特定された場合に、前記上位アドレス線に代えて、当該故障アドレス線から分岐した前記分岐アドレス線に切り替えるように前記アドレス線代替手段に指示を出すアドレス線代替指示手段と、
    を備えたことを特徴とするアドレス線故障処理装置。
  2. 前記故障アドレス線特定手段は、前記アドレス線を介して前記メモリと接続されるメモリコントローラ内において、前記故障アドレス線を特定することを特徴とする請求項1に記載のアドレス線故障処理装置。
  3. 前記故障アドレス線特定手段は、前記メモリコントローラを制御するメモリコントローラ制御装置において、前記故障アドレス線を特定することを特徴とする請求項1に記載のアドレス線故障処理装置。
  4. 前記アドレス線代替指示手段によって前記上位アドレス線に代えて、前記故障アドレス線から分岐した前記分岐アドレス線に切り替えた場合、現存するメモリ容量を算出してCPUとマネージメントボードとに表示する現存メモリ容量表示手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のアドレス線故障処理装置。
  5. メモリのビットごとに接続されるアドレス線のうち、前記メモリの上位ビットに接続される上位アドレス線に、当該上位ビット以外の下位ビットに接続される下位アドレス線からそれぞれ分岐した分岐アドレス線が接続され、前記上位アドレス線からの入力と前記分岐アドレス線からの入力とのいずれかを切り替えて前記上位ビットに出力するように構成されたアドレス線群に対して、アドレス線の故障を処理するアドレス線故障処理方法であって、
    前記ビットごとに接続されるアドレス線を検査して故障アドレス線を特定する故障アドレス線特定工程と、
    前記故障アドレス線特定工程によって前記故障アドレス線が特定された場合に、前記上位アドレス線に代えて、当該故障アドレス線から分岐した前記分岐アドレス線に切り替えるように前記アドレス線代替手段に指示を出すアドレス線代替指示工程と、
    を含んだことを特徴とするアドレス線故障処理方法。
  6. メモリのビットごとに接続されるアドレス線のうち、前記メモリの上位ビットに接続される上位アドレス線に、当該上位ビット以外の下位ビットに接続される下位アドレス線からそれぞれ分岐した分岐アドレス線が接続され、前記上位アドレス線からの入力と前記分岐アドレス線からの入力とのいずれかを切り替えて前記上位ビットに出力するように構成されたアドレス線群に対して、アドレス線の故障を処理するアドレス線故障処理方法をコンピュータに実行させるアドレス線故障処理プログラムであって、
    前記ビットごとに接続されるアドレス線を検査して故障アドレス線を特定する故障アドレス線特定手順と、
    前記故障アドレス線特定手順によって前記故障アドレス線が特定された場合に、前記上位アドレス線に代えて、当該故障アドレス線から分岐した前記分岐アドレス線に切り替えるように前記アドレス線代替手段に指示を出すアドレス線代替指示手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするアドレス線故障処理プログラム。
  7. プロセッサと、メモリと、前記プロセッサおよび前記メモリとアドレス線によって接続され、前記メモリのアクセス処理を制御するメモリコントローラとを備える情報処理装置であって、
    前記メモリコントローラは、
    前記アドレス線を検査して、故障が発生している故障アドレス線を特定する故障アドレス線特定手段と、
    前記メモリの上位アドレス線と、前記メモリの下位アドレス線から分岐した分岐アドレス線とが接続され、前記上位アドレス線からの入力と前記分岐アドレス線からの入力とを切り替えるアドレス線切替手段と、
    前記故障アドレス線特定手段によって前記故障アドレス線が特定された場合に、前記上位アドレス線に代えて、当該故障アドレス線から分岐した前記分岐アドレス線に切り替えるように前記アドレス線切替手段に指示を出す指示手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  8. 処理部とメモリとの間に接続され、前記処理部からシステムアドレス線を介してシステムアドレスを受信して、前記メモリにメモリアドレス線を介してメモリアドレスを出力し前記メモリのリードライトを制御するメモリコントローラであって、
    前記メモリアドレス線に故障が発生しているか否かを検出する検出手段と、
    上位メモリアドレス線に供給される前記メモリアドレスを、前記システムアドレスの上位システムアドレスと前記システムアドレスの下位システムアドレスとのいずれかに切り替える選択手段と、
    前記検出手段によって下位メモリアドレス線の故障発生が検出された場合に、前記上位メモリアドレス線に供給される前記上位システムアドレスを、前記故障発生が検出された前記下位メモリアドレス線に対応する前記下位システムアドレスに切り替える手段と、
    を備えることを特徴とするメモリコントローラ。
JP2008540869A 2006-10-27 2006-10-27 アドレス線故障処理装置、アドレス線故障処理方法、アドレス線故障処理プログラム、情報処理装置およびメモリコントローラ Expired - Fee Related JP4893746B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2006/321566 WO2008050455A1 (fr) 2006-10-27 2006-10-27 Appareil de traitement d'anomalies de lignes d'adresses, procédé de traitement d'anomalies de lignes d'adresses, programme de traitement d'anomalies de lignes d'adresses, appareil de traitement d'informations et unité de commande de mémoire

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008050455A1 true JPWO2008050455A1 (ja) 2010-02-25
JP4893746B2 JP4893746B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=39324268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008540869A Expired - Fee Related JP4893746B2 (ja) 2006-10-27 2006-10-27 アドレス線故障処理装置、アドレス線故障処理方法、アドレス線故障処理プログラム、情報処理装置およびメモリコントローラ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7853838B2 (ja)
EP (1) EP2077502A4 (ja)
JP (1) JP4893746B2 (ja)
KR (1) KR100983070B1 (ja)
CN (1) CN101529397B (ja)
WO (1) WO2008050455A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102708837B (zh) * 2009-09-29 2014-07-09 盛群半导体股份有限公司 亮度补偿装置及方法
CN101853198B (zh) * 2010-05-11 2013-03-13 福建星网锐捷网络有限公司 地址总线的检测方法、设备和系统
US8201024B2 (en) 2010-05-17 2012-06-12 Microsoft Corporation Managing memory faults
US9032244B2 (en) 2012-11-16 2015-05-12 Microsoft Technology Licensing, Llc Memory segment remapping to address fragmentation

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3681757A (en) * 1970-06-10 1972-08-01 Cogar Corp System for utilizing data storage chips which contain operating and non-operating storage cells
JPS5528565A (en) 1978-08-19 1980-02-29 Fujitsu Ltd Memory system
JPS5764395A (en) 1980-09-30 1982-04-19 Toshiba Corp Memory device
JPS6019080B2 (ja) * 1980-10-17 1985-05-14 富士通株式会社 記憶装置のチェック方法
JPS5936394A (ja) 1982-08-20 1984-02-28 Nec Corp 情報処理装置
JPH0680492B2 (ja) * 1984-09-29 1994-10-12 株式会社日立製作所 エラー回復方法
US4890224A (en) * 1986-06-27 1989-12-26 Hewlett-Packard Company Method and apparatus for fault tolerant communication within a computing system
US4937790A (en) * 1987-08-31 1990-06-26 Hitachi, Ltd. Semiconductor memory device
JPH0760413B2 (ja) * 1989-05-12 1995-06-28 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション メモリ・システム
JPH05216771A (ja) * 1991-09-18 1993-08-27 Internatl Business Mach Corp <Ibm> データ処理装置内の重要データの回復可能性を保証する方法と装置
US5379415A (en) * 1992-09-29 1995-01-03 Zitel Corporation Fault tolerant memory system
US5463643A (en) * 1994-03-07 1995-10-31 Dell Usa, L.P. Redundant memory channel array configuration with data striping and error correction capabilities
JP2000082010A (ja) * 1998-09-04 2000-03-21 Sharp Corp アドレス変換を有するデータ処理方法および装置
US6185708B1 (en) * 1998-11-27 2001-02-06 Advantest Corp. Maintenance free test system
JP3242890B2 (ja) * 1998-12-16 2001-12-25 株式会社ハギワラシスコム 記憶装置
KR100354437B1 (ko) * 2000-01-28 2002-09-28 삼성전자 주식회사 내장 메모리를 위한 자기 복구 회로를 구비하는 집적회로반도체 장치 및 메모리 복구 방법
KR100374328B1 (ko) * 2000-06-03 2003-03-03 박현숙 칩 설계 검증 및 테스트 장치 및 방법
US6922798B2 (en) * 2002-07-31 2005-07-26 Intel Corporation Apparatus and methods for providing enhanced redundancy for an on-die cache
US6809972B2 (en) * 2003-03-13 2004-10-26 Infineon Technologies Ag Circuit technique for column redundancy fuse latches
DE102004036545B3 (de) * 2004-07-28 2006-03-16 Infineon Technologies Ag Integrierter Halbleiterspeicher mit redundanten Speicherzellen
US7380161B2 (en) * 2005-02-11 2008-05-27 International Business Machines Corporation Switching a defective signal line with a spare signal line without shutting down the computer system
KR100745074B1 (ko) * 2005-12-28 2007-08-01 주식회사 하이닉스반도체 반도체 장치

Also Published As

Publication number Publication date
EP2077502A1 (en) 2009-07-08
CN101529397A (zh) 2009-09-09
CN101529397B (zh) 2011-08-10
US7853838B2 (en) 2010-12-14
KR20090047544A (ko) 2009-05-12
EP2077502A4 (en) 2012-05-09
US20090276659A1 (en) 2009-11-05
WO2008050455A1 (fr) 2008-05-02
JP4893746B2 (ja) 2012-03-07
KR100983070B1 (ko) 2010-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI421875B (zh) 記憶體故障預測系統和方法
JP2010092127A (ja) コンピュータ装置、プロセッサ診断方法、及びプロセッサ診断制御プログラム
JP4893746B2 (ja) アドレス線故障処理装置、アドレス線故障処理方法、アドレス線故障処理プログラム、情報処理装置およびメモリコントローラ
US8713236B2 (en) Maintenance guidance display device, maintenance guidance display method, and maintenance guidance display program
CN114203253A (zh) 芯片的存储器故障修复装置和芯片
US8495463B2 (en) Memory controlling apparatus and method
JP2007034469A (ja) データエラー検出装置およびデータエラー検出方法
KR20080010868A (ko) 램 테스트 및 고장처리 시스템
JP5910356B2 (ja) 電子装置、電子装置制御方法及び電子装置制御プログラム
JP4993175B2 (ja) メモリ検査装置
JP2001307497A (ja) 半導体集積回路装置
JP2910692B2 (ja) ランダムアクセスメモリの試験の方法
JP2008090969A (ja) リダンダンシ演算プログラムのデバッグシステムおよびプログラム
JP2006277133A (ja) 半導体集積回路及びメモリデータチェック方法
JP2002297408A (ja) 半導体集積回路およびその構築方法
KR20030058256A (ko) 플래시 메모리 소자 및 그의 리페어 방법
JPS59123056A (ja) 冗長機能自動切替システム
JP2007018557A (ja) データ処理装置および救済解決定システム
JP2007004296A (ja) 監視装置、監視方法および情報処理装置
JP2773741B2 (ja) ディスク装置診断システム
JP2009043299A (ja) 半導体試験装置
JPH05120153A (ja) 交代メモリ制御方式
JP2003208361A (ja) メモリ試験方法
JP2001325078A (ja) 情報処理装置
JP2009276983A (ja) 多重化計算機システム、及びその処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees