JPWO2008007706A1 - ガスセンサ及び窒素酸化物センサ - Google Patents

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Abstract

内燃機関の排気系等に取り付けて使用した場合に、被測定ガスに含まれる有害物質の影響を回避し、使用時間に伴う感度の低下を防止するガスセンサ及び窒素酸化物センサを提供する。有害物質トラップ層5は、外部空間から内部空所へと被測定ガスを導入するガス導入口に形成されている。また拡散抵抗部26,27間に形成された緩衝空間23にも形成されている。有害物質トラップ層5が形成されたガス流通部のトラップ形成領域において、そのトラップ形成領域に有害物質トラップ層5が形成されない場合の被測定ガスの80%以上の流量が通過可能に構成しつつ、拡散抵抗部において拡散抵抗を得、有害物質トラップ層5において、有害物質をトラップして、被測定ガスを検出電極60側へ流通させる。

Description

本発明は、被測定ガス成分中の所定ガス成分を測定するガスセンサに係り、特に、NOxを被測定ガス成分として測定する窒素酸化物センサに関する。
被測定ガス中の所望のガス成分の濃度を知るために、各種の測定方法及び測定装置が開発されてきている。例えば、イオン伝導性を有する固体電解質を用いた限界電流式のガスセンサが知られている。さらに、燃焼ガス等の被測定ガス中のNOxを測定する方法として、RhのNOx還元性を利用し、ジルコニア等の酸素イオン導伝性の固体電解質上にPt電極及びRh電極を形成したセンサを用い、これら両電極間の起電力を測定するようにした手法が知られている(例えば、特許文献1)。
このようなセンサは、被測定ガスである燃焼ガス中に含まれる酸素濃度の変化によって起電力が大きく変化するばかりでなく、NOx等の被測定ガス成分の濃度変化に対して起電力変化が小さく、そのために濃度に対する測定結果が種々の影響を受けやすい。
特開2000−28576号公報
そして、このようなガスセンサを自動車エンジン等の内燃機関の排気系に取り付けて内燃機関を駆動させた場合、徐々にNOx等の被測定ガス成分に対する感度が低下していくという問題点があった。本願発明者らが鋭意その原因を調査した結果、内燃機関の排気ガスに含まれるMg等の有害物質が大きな影響を及ぼしていることが判明した。
本発明の課題は、内燃機関の排気系等に取り付けて使用した場合に、被測定ガスに含まれるMg等の有害物質の影響を回避し、使用時間に伴う感度の低下を防止するガスセンサ及び窒素酸化物センサを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、外部空間における被測定ガス中の被測定ガス成分の量を測定するガスセンサであって、外部空間に接する固体電解質と、その固体電解質内部に形成された内部空所と、外部空間からガス導入口を介して所定の拡散抵抗の基に被測定ガスを導入するための拡散抵抗部と、内部空所の内外に形成された内側ポンプ電極と外側ポンプ電極を有し、かつ、外部空間から導入された被測定ガスに含まれる酸素を電極間に印加される制御電圧に基づいてポンピング処理するポンプ手段と、ポンプ手段にてポンピング処理された後の被測定ガス中に含まれる所定ガス成分を分解させ、その分解によって発生した酸素に基づいて被測定ガス中の被測定ガス成分を測定する検出電極を有するガス成分測定手段と、固体電解質内部の被測定ガスが流通するガス流通部の、検出電極から離れた上流側に、有害物質をトラップする多孔質体によって形成された有害物質トラップ層と、を備えるガスセンサが提供される。
また、上記課題を解決するため、本発明によれば、外部空間における被測定ガス中の窒素酸化物成分の量を測定する窒素酸化物センサであって、外部空間に接する酸素イオン伝導性固体電解質からなる基体と、固体電解質内に形成され、外部空間と連通した第1の内部空所と、所定の拡散抵抗の下に被測定ガスを第1の内部空所へ導入するためのスリットで形成された上流側拡散抵抗部と、第1の内部空所内外に形成された第1の内側ポンプ電極と第1の外側ポンプ電極を有し、かつ、外部空間から導入された被測定ガスに含まれる酸素を電極間に印加される制御電圧に基づいてポンピング処理して、第1の内部空所内の酸素分圧を実質的にNOが分解され得ない所定の値に制御するポンプ手段と、第1の内部空所と連通した第2の内部空所と、所定の拡散抵抗の下に第1の内部空所内でポンピング処理された雰囲気を第2の内部空所へ導入するためのスリットで形成された下流側拡散抵抗部と、第2の内部空所内外に形成された第2の内側ポンプ電極と第2の外側ポンプ電極を有し、かつ、第1の内部空所から導入された雰囲気中に含まれるNOを触媒作用及び電気分解の少なくともいずれか一方により分解させ、その分解によって発生した酸素に基づいて、被測定ガス中の被測定ガス成分を測定するための検出電極を有するガス成分測定手段と、固体電解質内部の被測定ガスが流通するガス流通部の、検出電極から離れた上流側に、有害物質をトラップする多孔質体によって形成された有害物質トラップ層と、を備える窒素酸化物センサが提供される。
本発明のガスセンサ及び窒素酸化物センサにおいて、より具体的には、有害物質トラップ層が形成されたガス流通部のトラップ形成領域において、そのトラップ形成領域に有害物質トラップ層が形成されない場合の被測定ガスの80%以上の流量が通過可能に有害物質トラップ層を形成することができる。
そして、有害物質トラップ層は、アルミナ、ジルコニア、マグネシウムアルミニウムスピネルのいずれかによって形成するとよい。
また、有害物質トラップ層は、外部空間から内部空所へと被測定ガスを導入するガス導入口に形成された構成とすることができる。さらに、拡散抵抗部は複数設けられ、その拡散抵抗部間に有害物質トラップ層が形成された構成とすることもできる。
或いは、拡散抵抗部は、スリットで形成され、有害物質トラップ層は、拡散抵抗部のスリットで形成されたガス流通部に形成された構成とすることもできる。
上記構成において、有害物質トラップ層は、ガス流通部の隔壁部に形成することができる。このよう形成した場合、有害物質トラップ層は、気孔率が10%以上70%以下のアルミナ多孔質体によって形成するとよい。そして有害物質トラップ層のガス流通方向の長さは、ガス流通部の厚みに対し2倍以上の長さに構成することもできる。さらに有害物質トラップ層の厚みは、ガス流通部の厚みに対し1/10以上の厚みに構成することもできる。
一方、有害物質トラップ層は、ガス流通部に充填する形で形成された構成とすることもできる。このように形成した場合、有害物質トラップ層は、気孔率が40%以上80%以下のアルミナ多孔質体によって形成するとよい。このような有害物質トラップ層は、Si,P,Zn,Ca,Mgの少なくともいずれかをトラップすることができる。
さらに、ガス成分測定手段は、ポンプ手段にてポンピング処理された後の被測定ガス成分中に含まれる被測定ガス成分を触媒作用及び電気分解の少なくとも一方により分解させ、その分解によって発生した酸素をポンピング処理する測定用ポンプ手段として構成され、測定用ポンプ手段のポンピング処理によって測定用ポンプ手段に流れるポンプ電流に基づいて被測定ガス中の被測定ガス成分を測定するように構成することができる。
或いは、ガス成分測定手段は、ポンプ手段にてポンピング処理された後の被測定ガス中に含まれる被測定ガス成分を触媒作用により分解させ、その分解によって発生した酸素の量と基準ガスに含まれる酸素の量との差に応じた起電力を発生する酸素分圧検出手段として構成され、酸素分圧検出手段にて検出された起電力に基づいて被測定ガス中の被測定ガス成分を測定するように構成することもできる。
本発明のガスセンサ、及び窒素酸化物センサによれば、有害物質トラップ層により、被測定ガス中の有害物質がトラップ(捕捉)されるため、有害物質によって被測定ガス成分に対する検出感度が低下することが防止される。このため、本発明のセンサは、高耐久性を有する。また、有害物質トラップ層は、有害物質をトラップする効果を有するとともに、被測定ガスの流量に対する影響が小さいため、ガス流通部に形成された拡散抵抗部への影響を小さくすることができる。
本発明の実施の形態1−1に係るガスセンサを示す断面図である。 図1のA−A断面図である。 有害物質トラップ層を説明する図である。 本発明の実施の形態1−2に係るガスセンサを示す断面図である。 図4の有害物質トラップ層を説明するための部分拡大図である。 本発明の実施の形態1−3に係るガスセンサを示す断面図である。 本発明の実施の形態1−4に係るガスセンサを示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係るガスセンサを示す断面図である。 本発明と従来技術との試験結果を示す図である。
符号の説明
1:ガスセンサ、5:有害物質トラップ層、12a:第1基板層、12b:第2基板層、12c:第3基板層、12d:第1固体電解質層、12e:スペーサ層、12f:第2固体電解質層、14:センサ素子、16:基準ガス導入空間、18:第1室、20:第2室、22:ガス導入口、23:緩衝空間、26:第1の拡散抵抗部、27:第2の拡散抵抗部、28:第3の拡散抵抗部、30a、30b:スリット、30k:スリット間隔壁部、40:内側ポンプ電極、42:外側ポンプ電極、44:主ポンプセル、48:基準電極、50:制御用酸素分圧検出セル、60:検出電極、62:第4の拡散抵抗部、64:測定用ポンプセル、66:直流電源、68:電流計、70:補助ポンプ電極、72:補助ポンプセル、74:直流電源、80:ヒータ、82:絶縁層、160:電圧計、164:測定用酸素分圧検出セル。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るガスセンサを、例えば、車両の排気ガスや大気中に含まれるO、NO、NO、SO、CO、HO等の酸化物や、CO、C等の可燃ガスを測定するガスセンサに適用する実施の形態について説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、変更、修正、改良を加え得るものである。
(実施の形態1−1)
実施の形態1−1に係るガスセンサ1は、図1に示すように、ZrO等の酸素イオン導伝性固体電解質を用いたセラミックスによりなる例えば6枚の固体電解質層12a〜12fが積層されて構成されたセンサ素子14を有する。
センサ素子14は、下から1層目〜3層目がそれぞれ、第1基板層12a、第2基板層12b、第3基板層12cとされ、下から4層目及び6層目が第1固体電解質層12d、第2固体電解質層12fとされ、下から5層目がスペーサ層12eとされている。第3基板層12cとスペーサ層12eとの間には、酸化物測定の基準となる基準ガス、例えば大気が導入される基準ガス導入空間16が、スペーサ層12eの下面、第3基板層12cの上面及び第1固体電解質層12dの側面によって区画、形成されている。
そして、第2固体電解質層12fの下面と第1固体電解質層12dの上面との間には、被測定ガス中の酸素分圧を調整するための第1の内部空所である第1室18と、被測定ガス中の酸素分圧を微調整し、更に被測定ガス中の酸化物、例えば窒素酸化物(NOx)を測定するための第2の内部空所である第2室20が区画、形成される。また、センサ素子14の先端に形成されたガス導入口22と第1室18は、第1の拡散抵抗部26、緩衝空間23、及び第2の拡散抵抗部27を介して連通され、第1室18と第2室20は、第3の拡散抵抗部28を介して連通されている。そして、ガス導入口22から第2室20に至る被測定ガスの流通路をガス流通部と呼ぶ。
ここで、第1の拡散抵抗部26及び第2の拡散抵抗部27は、上流側拡散抵抗部であり、第1室18に導入される被測定ガスに対して、第3の拡散抵抗部28は、下流側拡散抵抗部であり、第2室20にそれぞれ導入される被測定ガスに対して所定の拡散抵抗を付与するものである。図1のA−A断面図である図2に示すように、第1の拡散抵抗部26は、2本の横長のスリット30a,30bにて形成されている。具体的には、この第1の拡散抵抗部26は、第2固体電解質層12fの下面に接する部分に形成された横長の開口が緩衝空間23まで同一の開口幅で形成されたスリット30aと、第1固体電解質層12dの上面に接する部分に形成された横長の開口が緩衝空間23まで同一の開口幅で形成されたスリット30bを有して構成されている。
この実施の形態1−1では、各スリット30a,30bはほぼ同じ断面形状を有し、例えば、縦方向の長さを10μm以下、横方向の長さを約2.5mmとしている。
第2の拡散抵抗部27、第3の拡散抵抗部28も、第1の拡散抵抗部26と同様の断面形状を有する2本の横長のスリット30a及び30bにて形成されている。
第1の拡散抵抗部26と第2の拡散抵抗部27との間に、第2固体電解質層12fの下面、第1固体電解質層12dの上面にて区画されて、緩衝空間23が形成されている。外部空間における排気圧の脈動によってガス導入口を通じて酸素がセンサ素子に急激に入り込むが、この外部空間からの酸素は、第1の拡散抵抗部26を通過して緩衝空間23に入り込むことになり、排気圧の脈動による酸素濃度の急激な変化は、緩衝空間23によって打ち消され、処理空間における排気圧の脈動の影響がほとんど無視できる程度となる。
そして、第3の拡散抵抗部28を通じて、第1室18内の雰囲気が所定の拡散抵抗の下に第2室20内に導入されることとなる。
図1、図3(a)及び図3(b)に示すように、固体電解質内部の被測定ガスが流通するガス流通部の、検出電極60から離れた上流側に、有害物質をトラップ(捕捉)する多孔質体によって形成された有害物質トラップ層5が形成されている。具体的には、図1に示す実施の形態1−1においては、有害物質トラップ層5は、外部空間から内部空所へと被測定ガスを導入するガス導入口22と、拡散抵抗部26,27間に形成された緩衝空間23とに形成されている。それぞれの場所に形成された有害物質トラップ層5は、ガス流通部を形成する隔壁、より具体的には、第2固体電解質層12fの下面と、第1固体電解質層12dの上面に形成されている。
ここで有害物質トラップ層5によってトラップされる有害物質は、内燃機関の排気ガス等に含まれるガスセンサ1の感度低下に影響を及ぼす物質を指し、例えば、Si,P,Zn,Ca,Mg等である。有害物質トラップ層5は、特に感度低下に影響を及ぼすMgを効果的に被測定ガス中から除去することができる。
また図3(a)に示すように、有害物質トラップ層5の厚み(t1+t2)は、ガス流通部の厚み(空間厚み)tに対し1/10以上の厚みに構成するとMg等の有害物質に対して有害物質トラップ層5として機能する容積が多くてよい。なお空間厚みtは、第1固体電解質層12dの上面と第2固体電解質層12fの下面との間の長さである。このように構成することにより、拡散抵抗に影響しないようにしつつ、Si,P,Zn,Ca,Mg等の有害物質のトラップ効果を得ることができる。
さらに図3(b)に示すように、有害物質トラップ層5のガス流通方向の長さは、ガス流通部の厚みtに対し2倍以上の長さに構成するとMg等の有害物質が有害物質トラップ層5に接触する可能性が高くなる。このように構成することにより、拡散抵抗に影響しないようにしつつ、有害物質トラップの効果を得ることができる。つまり、図3(a)及び図3(b)に示すような構成とすることにより、有害物質トラップ層5が形成されたガス流通部のトラップ形成領域において、そのトラップ形成領域に有害物質トラップ層5が形成されない場合の被測定ガスの80%以上の流量が通過可能に構成しつつ、拡散抵抗部において拡散抵抗を得、有害物質トラップ層において、有害物質をトラップして、被測定ガスを検出電極60側へ流通させることができる。以上のように有害物質トラップ層5を構成すると、有害物質トラップ層5が形成されたトラップ形成領域における被測定ガスの流量が確保されるため、有害物質トラップ層5によって効率よく有害物質をトラップすることができる。これにより、内燃機関の排気系等に取り付けて使用した場合に、被測定ガスに含まれる有害物質の影響を回避し、使用時間に伴う感度の低下を防止することができる。
さらに有害物質トラップ層5は、アルミナ(Al)、ジルコニア(ZrO)、マグネシウムアルミニウムスピネル(MgAl)のいずれかによって形成するとよく、望ましくは、ガス流通部の隔壁に形成された有害物質トラップ層5は、気孔率が10%以上70%以下のアルミナ多孔質体によって形成するとよい。さらに望ましくは、気孔率が15%以上30%以下のアルミナ多孔質体によって形成するとよい。
図1に戻り、第2固体電解質層12fの下面のうち、第1室18を形成する下面全面に、平面ほぼ矩形状の多孔質サーメット電極(例えばAu1%を含むPt・ZrOのサーメット電極)からなる内側ポンプ電極40が形成され、第2固体電解質層12fの上面のうち、内側ポンプ電極40に対応する部分に、外側ポンプ電極42が形成されており、これら内側ポンプ電極40、外側ポンプ電極42、及びこれら両電極40,42間に挟まれた第2固体電解質層12fにて電気化学的なポンプセル、即ち、主ポンプセル(ポンプ手段)44が構成されている。
そして、主ポンプセル44における内側ポンプ電極40と外側ポンプ電極42間に、外部の可変電源46を通じて所望の制御電圧(ポンプ電圧)Vp1を印加して、外側ポンプ電極42と内側ポンプ電極40間に正方向あるいは負方向にポンプ電流Ip1を流すことにより、前記第1室18内における雰囲気中の酸素を外部空間に汲み出し、あるいは外部空間の酸素を第1室18内に汲み入れることができるようになっている。
また、第1固体電解質層12dの下面と第3基板層12cに挟まれた、検出電極60に対向する位置に基準電極48が形成されており、内側ポンプ電極40及び基準電極48並びに第2固体電解質層12f、スペーサ層12e及び第1固体電解質層12dによって、電気化学的なセンサセル、即ち、制御用酸素分圧検出セル50が構成されている。
制御用酸素分圧検出セル50は、第1室18内の雰囲気と基準ガス導入空間16内の基準ガス(大気)との間の酸素濃度差に基づいて、内側ポンプ電極40と基準電極48との間に発生する起電力V1を通じて、第1室18内の雰囲気の酸素分圧が検出できるようになっている。
検出された酸素分圧値は可変電源46をフィードバック制御するために使用され、具体的には、第1室18内の雰囲気の酸素分圧が、次の第2室20において酸素分圧の制御を行い得るのに十分な低い所定の値となるように、主ポンプ用のフィードバック制御系52を通じて主ポンプセル44のポンプ動作が制御される。
このフィードバック制御系52は、内側ポンプ電極40の電位と基準電極48の電位の差(検出電圧V1)が、所定の電圧レベルとなるように、外側ポンプ電極42と内側ポンプ電極40間のポンプ電圧Vp1をフィードバック制御する回路構成を有する。この場合、内側ポンプ電極40は接地とされる。
従って、主ポンプセル44は、第1室18に導入された被測定ガスのうち、酸素をポンプ電圧Vp1のレベルに応じた量ほど汲み出す、あるいは汲み入れる。そして、一連の動作が繰り返されることによって、第1室18における酸素濃度は、所定レベルにフィードバック制御されることになる。この状態で、外側ポンプ電極42と内側ポンプ電極40間に流れるポンプ電流Ip1は、被測定ガス中の酸素濃度と第1室18の制御酸素濃度の差を示しており、被測定ガス中の酸素濃度の測定に用いることができる。
なお、内側ポンプ電極40及び外側ポンプ電極42を構成する多孔質サーメット電極は、Pt等の金属とZrO等のセラミックスとから構成されることになるが、被測定ガスに接触する第1室18内に配置される内側ポンプ電極40は、測定ガス中のNO成分に対する還元能力を弱めた、あるいは還元能力のない材料を用いる必要があり、例えばLaCuO等のペロブスカイト構造を有する化合物、あるいはAu等の触媒活性の低い金属とセラミックスのサーメット、あるいはAu等の触媒活性の低い金属とPt族金属とセラミックスのサーメットで構成されることが好ましい。更に、電極材料にAuとPt族金属の合金を用いる場合は、Au添加量を金属成分全体の0.03〜35vol%にすることが好ましい。
また、この実施の形態1−1に係るガスセンサ1においては、第1固体電解質層12dの上面のうち、第2室20を形づくる上面であって、かつ第3の拡散抵抗部28から離間した部分に、平面ほぼ矩形状の多孔質サーメット電極からなる検出電極60が形成され、この検出電極60を被覆するように、多孔質検出電極保護層である第4の拡散抵抗部62を構成するアルミナ膜が形成されている。そして、検出電極60、基準電極48及び第1固体電解質層12dによって、電気化学的なポンプセル、即ち、測定用ポンプセル64が構成される。
検出電極60は、被測定ガス成分たるNOxを還元し得る金属とセラミックスとしてのジルコニアからなる多孔質サーメットにて構成され、これによって、第2室20内の雰囲気中に存在するNOxを還元するNOx還元触媒として機能するほか、基準電極48との間に、直流電源66を通じて一定電圧Vp2が印加されることによって、第2室20内の雰囲気中の酸素を基準ガス導入空間16に汲み出せるようになっている。この測定用ポンプセル64のポンプ動作によって流れるポンプ電流Ip2は、電流計68によって検出されるようになっている。
一定電圧(直流)電源66は、第4の拡散抵抗部62により制限されたNOxの流入下において、測定用ポンプセル64で分解時に生成した酸素のポンピングに対して限界電流を与える大きさの電圧を印加できるようになっている。
一方、第2固体電解質層12fの下面のうち、第2室20を形づくる下面全面には、平面ほぼ矩形状の多孔質サーメット電極(例えばAu1%を含むPt・ZrOのサーメット電極)からなる補助ポンプ電極70が形成されており、補助ポンプ電極70、第2固体電解質層12f、スペーサ層12e、第1固体電解質層12d及び基準電極48にて補助的な電気化学的ポンプセル、即ち、補助ポンプセル72が構成されている。
補助ポンプ電極70は、主ポンプセル44における内側ポンプ電極40と同様に、被測定ガス中のNO成分に対する還元能力を弱めた、あるいは還元能力のない材料を用いている。この場合、例えばLaCuO等のペロブスカイト構造を有する化合物、あるいはAu等の触媒活性の低い金属とセラミックスのサーメット、あるいはAu等の触媒活性の低い金属とPt族金属とセラミックスのサーメットで構成されることが好ましい。更に、電極材料にAuとPt族金属の合金を用いる場合は、Au添加量を金属成分全体の0.03〜35vol%にすることが好ましい。
そして、補助ポンプセル72における補助ポンプ電極70と基準電極48間に、外部の直流電源74を通じて所望の一定電圧Vp3を印加することにより、第2室20内の雰囲気中の酸素を基準ガス導入空間16に汲み出せるようになっている。
これによって、第2室20内の雰囲気の酸素分圧が、実質的に被測定ガス成分(NOx)が還元又は分解され得ない状況下で、かつ目的成分量の測定に実質的に影響がない低い酸素分圧値とされる。この場合、第1室18における主ポンプセル44の働きにより、この第2室20内に導入される酸素の量の変化は、被測定ガスの変化よりも大幅に縮小されるため、第2室20における酸素分圧は精度よく一定に制御される。
従って、前記構成を有する実施の形態1−1に係るガスセンサ1では、第2室20内において酸素分圧が制御された被測定ガスは、検出電極60に導かれることとなる。
また、この実施の形態1−1に係るガスセンサ1においては、図1に示すように、第2基板層12b及び第3基板層12cにて上下から挟まれた形態において、外部からの給電によって発熱するヒータ80が埋設されている。このヒータ80は、酸素イオンの導伝性を高めるために設けられるもので、該ヒータ80の上下面には、第2基板層12b及び第3基板層12cとの電気的絶縁を得るために、アルミナ等の絶縁層82が形成されている。
ヒータ80は、第1室18から第2室20の全体にわたって配設されており、これによって、第1室18及び第2室20がそれぞれ所定の温度に加熱され、併せて主ポンプセル44、制御用酸素分圧検出セル50及び測定用ポンプセル64も所定の温度に加熱、保持されるようになっている。
次に、実施の形態1−1に係るガスセンサ1の動作について説明する。まず、ガスセンサ1の先端部側が外部空間に配置され、これによって、被測定ガスは、第1の拡散抵抗部26(スリット30a,30b)、及び第2の拡散抵抗部27を通じて所定の拡散抵抗の下に、第1室18に導入される。この第1室18に導入された被測定ガスは、主ポンプセル44を構成する外側ポンプ電極42及び内側ポンプ電極40間に所定のポンプ電圧Vp1が印加されることによって引き起こされる酸素のポンピング作用を受け、その酸素分圧が所定の値、例えば10−7atmとなるように制御される。この制御は、フィードバック制御系52を通じて行われる。
なお、第1の拡散抵抗部26及び第2の拡散抵抗部27は、主ポンプセル44にポンプ電圧Vp1を印加した際に、被測定ガス中の酸素が測定空間(第1室18)に拡散流入する量を絞り込んで、主ポンプセル44に流れる電流を抑制する働きをしている。
また、第1室18内においては、外部の被測定ガスによる加熱、更にはヒータ80による加熱環境下においても、内側ポンプ電極40にて雰囲気中のNOxが還元されない酸素分圧下の状態、例えばNO→1/2N+1/2Oの反応が起こらない酸素分圧下の状況が形成されている。これは、第1室18内において、被測定ガス(雰囲気)中のNOxが還元されると、後段の第2室20内でのNOxの正確な測定ができなくなるからであり、この意味において、第1室18内において、NOxの還元に関与する成分(ここでは、内側ポンプ電極40の金属成分)にてNOxが還元され得ない状況を形成する必要がある。具体的には、前述したように、内側ポンプ電極40にNOx還元性の低い材料、例えばAuとPtの合金を用いることで達成される。
そして、第1室18内のガスは、第3の拡散抵抗部28を通じて所定の拡散抵抗の下に、第2室20に導入される。この第2室20に導入されたガスは、補助ポンプセル72を構成する補助ポンプ電極70及び基準電極48間に電圧Vp3が印加されることによって引き起こされる酸素のポンピング作用を受け、その酸素分圧が一定の低い酸素分圧値となるように微調整される。
第3の拡散抵抗部28は、第1の拡散抵抗部26及び第2の拡散抵抗部27と同様に、補助ポンプセル72に電圧Vp3を印加した際に、被測定ガス中の酸素が測定空間(第2室20)に拡散流入する量を絞り込んで、補助ポンプセル72に流れるポンプ電流Ip3を抑制する働きをしている。
そして、上述のようにして第2室20内において酸素分圧が制御された被測定ガスは、第4の拡散抵抗部62を通じて所定の拡散抵抗の下に、検出電極60に導かれることとなる。
主ポンプセル44を動作させて第1室18内の雰囲気の酸素分圧をNOx測定に実質的に影響がない低い酸素分圧値に制御しようとしたとき、換言すれば、制御用酸素分圧検出セル50にて検出される電圧V1が一定となるように、フィードバック制御系52を通じて可変電源46のポンプ電圧Vp1を調整したとき、被測定ガス中の酸素濃度が大きく、例えば0〜20%に変化すると、通常、第2室20内の雰囲気及び検出電極60付近の雰囲気の各酸素分圧は、僅かに変化するようになる。これは、被測定ガス中の酸素濃度が高くなると、第1室18の幅方向及び厚み方向に酸素濃度分布が生じ、この酸素濃度分布が被測定ガス中の酸素濃度により変化するためであると考えられる。
しかし、この実施の形態1−1に係るガスセンサ1においては、第2室20に対して、その内部の雰囲気の酸素分圧を常に一定に低い酸素分圧値となるように、補助ポンプセル72を設けるようにしているため、第1室18から第2室20に導入される雰囲気の酸素分圧が被測定ガスの酸素濃度に応じて変化しても、補助ポンプセル72のポンプ動作によって、第2室20内の雰囲気の酸素分圧を常に一定の低い値とすることができ、その結果、NOxの測定に実質的に影響がない低い酸素分圧値に制御することができる。
そして、検出電極60に導入された被測定ガスのNOxは、該検出電極60の周りにおいて還元又は分解されて、例えばNO→1/2N+1/2Oの反応が引き起こされる。このとき、測定用ポンプセル64を構成する検出電極60と基準電極48との間には、酸素が第2室20から基準ガス導入空間16側に汲み出される方向に、所定の電圧Vp2、例えば430mV(700℃)が印加される。
従って、測定用ポンプセル64に流れるポンプ電流Ip2は、第2室20に導かれる雰囲気中の酸素濃度、即ち、第2室20内の酸素濃度と検出電極60にてNOxが還元又は分解されて発生した酸素濃度との和に比例した値となる。
この場合、第2室20内の雰囲気中の酸素濃度は、補助ポンプセル72にて一定に制御されていることから、測定用ポンプセル64に流れるポンプ電流Ip2は、NOxの濃度に比例することになる。また、このNOxの濃度は、第4の拡散抵抗部62にて制限されるNOxの拡散量に対応していることから、被測定ガスの酸素濃度が大きく変化したとしても、測定用ポンプセル64から電流計68を通じて正確にNOx濃度を測定することが可能となる。
このことから、測定用ポンプセル64におけるポンプ電流値Ip2は、ほとんどがNOxが還元又は分解された量を表し、そのため、被測定ガス中の酸素濃度に依存するようなこともない。
以上のように、固体電解質内部の被測定ガスが流通するガス流通部の、検出電極60から離れた上流側に多孔質体によって形成された有害物質トラップ層5を形成することにより、有害物質トラップ層において有害物質をトラップして、被測定ガスを検出電極60側へ流通させることができる。これにより、内燃機関の排気系等に取り付けて使用した場合に、被測定ガスに含まれる有害物質の影響を回避し、使用時間に伴う感度の低下を防止することができる。
(実施の形態1−2)
図4に本発明の実施の形態1−2に係るガスセンサを示す。実施の形態1−2においては、第1の拡散抵抗部26、第2の拡散抵抗部27、第3の拡散抵抗部28は、スリットとして形成され、有害物質トラップ層は、拡散抵抗部26,27,28のスリット30a,30bで形成されたガス流通部に形成されている。
さらに、図5(a)、及び図5(b)に図4の有害物質トラップ層5を説明するための部分拡大図を示す。図5(a)に示すように、有害物質トラップ層5は、ガス流通部を形成する隔壁、より具体的には、第2固体電解質層12fの下面と、第1固体電解質層12dの上面に形成されている。或いは、図5(b)に示すように、スリット30a,30bに挟まれたスリット間隔壁部30kの上面及び下面に有害物質トラップ層5を形成することもできる。いずれの場合においても、ガス流通部は、間隙が残存するように有害物質トラップ層5が形成されている。
本実施の形態1−2において、有害物質トラップ層5は、アルミナ、ZrO、マグネシウムアルミニウムスピネルのいずれかによって形成するとよく、望ましくは、スリットに間隙が残存するように形成された有害物質トラップ層5は、気孔率が10%以上70%以下のアルミナ多孔質体によって形成するとよい。さらに望ましくは、気孔率が15%以上30%以下のアルミナ多孔質体によって形成するとよい。
(実施の形態1−3)
図6に実施の形態1−3を示す。図6に示す実施の形態においては、有害物質トラップ層5は、外部空間から内部空所へと被測定ガスを導入するガス導入口22と、拡散抵抗部26,27間に形成された緩衝空間23とに形成されている。それぞれの場所に形成された有害物質トラップ層5は、ガス流通部に充填する形で形成されている。
このようにガス流通部に充填する形で形成された有害物質トラップ層5は、被測定ガスの流通を確保するために、気孔率が40%以上80%以下のアルミナ多孔質体によって形成することが望ましい。このように有害物質トラップ層5を形成することにより、被測定ガスの流量を確保しつつ有害物質をトラップして、被測定ガスを検出電極60側へ流通させることができる。これにより、内燃機関の排気系等に取り付けて使用した場合に、被測定ガスに含まれる有害物質の影響を回避し、使用時間に伴う感度の低下を防止することができる。
(実施の形態1−4)
さらに、図7に実施の形態1−4を示す。実施の形態1−4においては、第1の拡散抵抗部26、第2の拡散抵抗部27、第3の拡散抵抗部28は、スリットとして形成され、有害物質トラップ層5は、拡散抵抗部のスリットで形成されたガス流通部に充填する形で形成されている。図7に示すように、有害物質トラップ層5は、スリットにおけるガス流通部を形成する隔壁、より具体的には、第2固体電解質層12fの下面と、スリット間隔壁部30kの上面との間に、第1固体電解質層12dの上面とスリット間隔壁部30kの下面との間に形成されている。この場合において、ガス流通部は、間隙が残存しないように有害物質トラップ層5が形成されている。
このように間隙が残存しないように形成された有害物質トラップ層5は、被測定ガスの流通を確保するために、気孔率が40%以上80%以下のアルミナ多孔質体によって形成されることが望ましい。このように有害物質トラップ層5を形成することにより、被測定ガスの流量を確保しつつ有害物質をトラップして、被測定ガスを検出電極60側へ流通させることができる。これにより、内燃機関の排気系等に取り付けて使用した場合に、被測定ガスに含まれる有害物質の影響を回避し、使用時間に伴う感度の低下を防止することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係るガスセンサ1について図8を参照しながら説明する。なお、図1と対応するものについては同符号を付してその重複説明を省略する。
この実施の形態2に係るガスセンサ1は、図8に示すように、実施の形態1−1に係るガスセンサ1(図1参照)とほぼ同様の構成を有するが、測定用ポンプセル64に代えて、測定用酸素分圧検出セル164が設けられている点で異なる。
この測定用酸素分圧検出セル164は、第1固体電解質層12dの上面のうち、第2室20を形づくる上面に形成された検出電極60と、第1固体電解質層12dの下面に形成された基準電極48と、これら両電極60及び48間に挟まれた第1固体電解質層12dによって構成されている。
この場合、前記測定用酸素分圧検出セル164における検出電極60と基準電極48との間に、検出電極60の周りの雰囲気と基準電極48の周りの雰囲気との間の酸素濃度差に応じた起電力(酸素濃淡電池起電力)V2が発生することとなる。
従って、検出電極60及び基準電極48間に発生する起電力(電圧)V2を電圧計160にて測定することにより、検出電極60の周りの雰囲気の酸素分圧、換言すれば、被測定ガス成分(NOx)の還元又は分解によって発生する酸素によって規定される酸素分圧が電圧値V2として検出される。
このように構成することにより、被測定ガスの流量を確保しつつ有害物質をトラップして、被測定ガスを検出電極60側へ流通させることができる。これにより、内燃機関の排気系等に取り付けて使用した場合に、被測定ガスに含まれる有害物質の影響を回避し、使用時間に伴う感度の低下を防止することができる。
以上の本発明のセンサの効果を確認するために、本発明のセンサ、及び有害物質トラップ層5が設けられていない従来のセンサについて使用時間に対するNOxの感度の変化を調べた。図9に、本発明と従来技術との試験結果を示す。
図9に示すように、本発明は、有害物質トラップ層5において有害物質をトラップすることにより、被測定ガスに含まれる有害物質の影響を回避し、使用時間に伴う感度の低下を防止する効果が得られる。
実施の形態1〜2に係るガスセンサ1(各変形例を含む)では、測定すべき被測定ガス成分として酸素並びにNOxを対象としたが、被測定ガス中に存在する酸素の影響を受けるNOx以外の結合酸素含有ガス成分、例えばHOやCO等の測定にも有効に適用することができる。
例えばCOやHOを電気分解して発生したOを酸素ポンプで汲み出す構成のガスセンサや、HOを電気分解して発生したHをプロトンイオン伝導性固体電解質を用いてポンピング処理するガスセンサにも適用させることができる。
また、第1〜第4の拡散抵抗部が形成された場合について説明したが、形成される拡散抵抗部の数は、これに限られない。さらに、拡散抵抗部がスリットとして形成された場合について説明したが、スリット以外、例えば、多孔質体で形成された場合にも適用できる。
本発明のガスセンサ及び窒素酸化物センサは、内燃機関の排気系等に取り付けて使用するセンサとして適用することができる。

Claims (30)

  1. 外部空間における被測定ガス中の被測定ガス成分の量を測定するガスセンサであって、
    前記外部空間に接する固体電解質と、
    その固体電解質内部に形成された内部空所と、
    前記外部空間からガス導入口を介して所定の拡散抵抗の基に前記被測定ガスを導入するための拡散抵抗部と、
    前記内部空所の内外に形成された内側ポンプ電極と外側ポンプ電極を有し、かつ、前記外部空間から導入された前記被測定ガスに含まれる酸素を前記電極間に印加される制御電圧に基づいてポンピング処理するポンプ手段と、
    前記ポンプ手段にてポンピング処理された後の被測定ガス中に含まれる所定ガス成分を分解させ、その分解によって発生した酸素に基づいて前記被測定ガス中の前記被測定ガス成分を測定する検出電極を有するガス成分測定手段と、
    そのガス成分測定手段の前記検出電極を覆うように形成された多孔質検出電極保護層と、
    前記固体電解質内部の前記被測定ガスが流通するガス流通部の、前記検出電極から離れた上流側に、有害物質をトラップする多孔質体によって形成された有害物質トラップ層と、
    を備えるガスセンサ。
  2. 前記有害物質トラップ層が形成された前記ガス流通部のトラップ形成領域おいて、そのトラップ形成領域に前記有害物質トラップ層が形成されない場合の前記被測定ガスの80%以上の流量が通過可能に前記有害物質トラップ層が形成された請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 前記有害物質トラップ層は、アルミナ、ジルコニア、マグネシウムアルミニウムスピネルのいずれかによって形成された請求項1または2に記載のガスセンサ。
  4. 前記有害物質トラップ層は、前記外部空間から前記内部空所へと前記被測定ガスを導入するガス導入口に形成された請求項1ないし3のいずれか1項に記載のガスセンサ。
  5. 前記拡散抵抗部は複数設けられ、その拡散抵抗部間に前記有害物質トラップ層が形成された請求項1ないし4のいずれか1項に記載のガスセンサ。
  6. 前記拡散抵抗部は、スリットで形成され、前記有害物質トラップ層は、前記拡散抵抗部の前記スリットで形成されたガス流通部に形成された請求項1ないし3のいずれか1項に記載のガスセンサ。
  7. 前記有害物質トラップ層は、前記ガス流通部の隔壁部に形成された請求項1ないし6のいずれか1項に記載のガスセンサ。
  8. 前記有害物質トラップ層は、気孔率が10%以上70%以下のアルミナ多孔質体によって形成された請求項7に記載のガスセンサ。
  9. 前記有害物質トラップ層のガス流通方向の長さは、前記ガス流通部の厚みに対し2倍以上の長さに構成された請求項7または8に記載のガスセンサ。
  10. 前記有害物質トラップ層の厚みは、前記ガス流通部の厚みに対し1/10以上の厚みに構成された請求項7ないし9のいずれか1項に記載のガスセンサ。
  11. 前記有害物質トラップ層は、前記ガス流通部に充填する形で形成された請求項1ないし6のいずれか1項に記載のガスセンサ。
  12. 前記有害物質トラップ層は、気孔率が40%以上80%以下のアルミナ多孔質体によって形成された請求項11に記載のガスセンサ。
  13. 前記有害物質トラップ層は、Si,P,Zn,Ca,Mgの少なくともいずれかをトラップする請求項1ないし12のいずれか1項に記載のガスセンサ。
  14. 前記ガス成分測定手段は、前記ポンプ手段にてポンピング処理された後の被測定ガス成分中に含まれる被測定ガス成分を触媒作用及び電気分解の少なくとも一方により分解させ、その分解によって発生した酸素をポンピング処理する測定用ポンプ手段として構成され、
    前記測定用ポンプ手段のポンピング処理によって前記測定用ポンプ手段に流れるポンプ電流に基づいて前記被測定ガス中の前記被測定ガス成分を測定する請求項1ないし13のいずれか1項に記載のガスセンサ。
  15. 前記ガス成分測定手段は、前記ポンプ手段にてポンピング処理された後の被測定ガス中に含まれる被測定ガス成分を触媒作用により分解させ、その分解によって発生した酸素の量と基準ガスに含まれる酸素の量との差に応じた起電力を発生する酸素分圧検出手段として構成され、
    前記酸素分圧検出手段にて検出された起電力に基づいて前記被測定ガス中の前記被測定ガス成分を測定する請求項1ないし13のいずれか1項に記載のガスセンサ。
  16. 外部空間における被測定ガス中の窒素酸化物成分の量を測定する窒素酸化物センサであって、
    前記外部空間に接する酸素イオン伝導性固体電解質からなる基体と、
    前記固体電解質内に形成され、前記外部空間と連通した第1の内部空所と、
    所定の拡散抵抗の下に前記被測定ガスを前記第1の内部空所へ導入するためのスリットで形成された上流側拡散抵抗部と、
    前記第1の内部空所内外に形成された第1の内側ポンプ電極と第1の外側ポンプ電極を有し、かつ、前記外部空間から導入された前記被測定ガスに含まれる酸素を前記電極間に印加される制御電圧に基づいてポンピング処理して、前記第1の内部空所内の酸素分圧を実質的にNOが分解され得ない所定の値に制御するポンプ手段と、
    前記第1の内部空所と連通した第2の内部空所と、
    所定の拡散抵抗の下に前記第1の内部空所内でポンピング処理された雰囲気を前記第2の内部空所へ導入するためのスリットで形成された下流側拡散抵抗部と、
    前記第2の内部空所内外に形成された第2の内側ポンプ電極と第2の外側ポンプ電極を有し、かつ、前記第1の内部空所から導入された前記雰囲気中に含まれるNOを触媒作用及び電気分解の少なくともいずれか一方により分解させ、その分解によって発生した酸素に基づいて、前記被測定ガス中の前記被測定ガス成分を測定するための検出電極を有するガス成分測定手段と、
    そのガス成分測定手段の前記検出電極を覆うように形成された多孔質検出電極保護層と、
    前記固体電解質内部の被測定ガスが流通するガス流通部の、前記検出電極から離れた上流側に、有害物質をトラップする多孔質体によって形成された有害物質トラップ層と、
    を備える窒素酸化物センサ。
  17. 前記有害物質トラップ層が形成された前記ガス流通部のトラップ形成領域おいて、そのトラップ形成領域に前記有害物質トラップ層が形成されない場合の前記被測定ガスの80%以上の流量が通過可能に前記有害物質トラップ層が形成された請求項16に記載の窒素酸化物センサ。
  18. 前記有害物質トラップ層は、アルミナ、ジルコニア、マグネシウムアルミニウムスピネルのいずれかによって形成された請求項16または17に記載の窒素酸化物センサ。
  19. 前記有害物質トラップ層は、前記外部空間から前記第1の内部空所へと前記被測定ガスを導入するガス導入口に形成された請求項16ないし18のいずれか1項に記載の窒素酸化物センサ。
  20. 前記拡散抵抗部は複数設けられ、その拡散抵抗部間に前記有害物質トラップ層が形成された請求項16ないし19のいずれか1項に記載の窒素酸化物センサ。
  21. 前記拡散抵抗部は、スリットで形成され、前記有害物質トラップ層は、前記拡散抵抗部の前記スリットで形成されたガス流通部に形成された請求項16ないし18のいずれか1項に記載の窒素酸化物センサ。
  22. 前記有害物質トラップ層は、前記ガス流通部の隔壁部に形成された請求項16ないし21のいずれか1項に記載の窒素酸化物センサ。
  23. 前記有害物質トラップ層は、気孔率が10%以上70%以下のアルミナ多孔質体によって形成された請求項22に記載の窒素酸化物センサ。
  24. 前記有害物質トラップ層のガス流通方向の長さは、前記ガス流通部の厚みに対し2倍以上の長さに構成された請求項22または23に記載の窒素酸化物センサ。
  25. 前記有害物質トラップ層の厚みは、前記ガス流通部の厚みに対し1/10以上の厚みに構成された請求項22ないし24のいずれか1項に記載の窒素酸化物センサ。
  26. 前記有害物質トラップ層は、前記ガス流通部に充填する形で形成された請求項16ないし21のいずれか1項に記載の窒素酸化物センサ。
  27. 前記有害物質トラップ層は、気孔率が40%以上80%以下のアルミナ多孔質体によって形成された請求項26に記載の窒素酸化物センサ。
  28. 前記有害物質トラップ層は、Si,P,Zn,Ca,Mgの少なくともいずれかをトラップする請求項16ないし27のいずれか1項に記載の窒素酸化物センサ。
  29. 前記ガス成分測定手段は、前記ポンプ手段にてポンピング処理された後の被測定ガス成分中に含まれる被測定ガス成分を触媒作用及び電気分解の少なくとも一方により分解させ、その分解によって発生した酸素をポンピング処理する測定用ポンプ手段として構成され、
    前記測定用ポンプ手段のポンピング処理によって前記測定用ポンプ手段に流れるポンプ電流に基づいて前記被測定ガス中の前記被測定ガス成分を測定する請求項16ないし28のいずれか1項に記載の窒素酸化物センサ。
  30. 前記ガス成分測定手段は、前記ポンプ手段にてポンピング処理された後の被測定ガス中に含まれる被測定ガス成分を触媒作用により分解させ、その分解によって発生した酸素の量と基準ガスに含まれる酸素の量との差に応じた起電力を発生する酸素分圧検出手段として構成され、
    前記酸素分圧検出手段にて検出された起電力に基づいて前記被測定ガス中の前記被測定ガス成分を測定する請求項16ないし28のいずれか1項に記載の窒素酸化物センサ。
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