JPWO2007126072A1 - 空気調和装置の室内ユニット - Google Patents

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Abstract

下面が開口する室内ユニット本体(2)の内部に、電気部品箱(13)と、熱交換器(7)と、ドレンパン(10)及び送風機(6)を収容し、化粧パネル(3)で室内ユニット本体(2)下面の開口部を閉成し、ドレンパン(10)に、室内ユニット本体(2)に対してドレンパン(10)を取付固定するための第1のインサート金具(24)及びドレンパン(10)に対して電気部品箱(13)を取付固定するための第2のインサート金具(25)を備え、これら第1のインサート金具(24)と第2のインサート金具(25)を互いに電気的に接触した状態でドレンパン(10)に一体的に形成する。

Description

本発明は、例えば天井埋込み型の空気調和装置の室内ユニットに係り、特に電気部品箱に対する雑音端子電圧低減のためのアース構造の改良に関する。
一般的な天井埋込み型の空気調和装置の室内ユニットは、下部の略全面が開口する金属薄板を加工した板金製のケーシングと、このケーシング内面に組み込まれる断熱材から室内ユニット本体が構成される。室内ユニット本体内部には、熱交換器、送風機、ドレンパン等が配置される。
前記ドレンパンの下部に、合成樹脂材から成形され美麗に仕上げられた化粧パネルが取付けられる。前記化粧パネルには、吹出口及び吸込口が開口される。吹出口には熱交換空気の吹出風向を定めるルーバが取付けられ、吸込口には吸込グリルで支持されるフィルタが嵌め込まれる。
ドレンパンと化粧パネルとの間には、室内ユニットを電気的に制御するための電子部品等を収容する電気部品箱が配置される。前記ドレンパンは、例えば発泡スチロール材で成型され、前記電気部品箱は金属薄板を加工した板金製である。したがって、そのままでは電気部品箱をドレンパンに取付けることができない。
例えば、特開2001−235176号公報には、ドレンパンの発泡成型時に板金製からなるインサート金具を埋め込んで、互いに一体に形成したものが記載されている。前記インサート金具は、一部がドレンパンから突出していて、この突出部位にはねじ孔が設けられる。また、電気部品箱にはインサート接続部が設けられ、これらにねじを挿通して固定する技術が開示されている。
ところで、前記電気部品箱は金属材からなり、かつ電気部品を収容するので、雑音端子電圧低減のための対策が必要である。特開2001−235176号公報には雑音端子電圧の低減に係る記載がないが、一般的には、電気部品箱にリード線の一端部を接続し、この中途部をドレンパンと化粧パネルとの間に介在させ、他端部を室内ユニット外部に引き出して接地し雑音端子電圧低減のためのアース用配線を構成する。
なお、室内ユニットの組立て作業は、室内ユニットを天井取付状態とは逆にして行う。すなわち、室内ユニット本体であるケーシングの上面を下に、下面開口部を上にして作業台上に載置し、開口部から内部へ、送風機、熱交換器、ドレンパン、電気部品箱を順次挿入して取付け、最後に化粧パネルを取付ける。
上記アース用配線をなすにあたって、既に電気部品箱が取付けられているので、開口部から手を差し込んで電気部品箱にリード線の一端部を接続しなければならない。このとき、既に取付けられている送風機、熱交換器及びドレンパンを避け、これらの間にリード線と作業用工具を入れて作業しなければならず、極めて面倒である。
また、予めリード線の一端部を電気部品箱に接続しておき、この電気部品箱をケーシング内に挿入して取付けることも可能である。しかしながら、この状態では電気部品箱からリード線が垂れ下り、送風機や熱交換器等にからむ虞れがあって神経を使う。リード線の中途部を所定部位に引き回す必要があり、いずれにしても極めて面倒な作業となる。
そこで本発明は、室内ユニット組立て時における雑音端子電圧低減のためのアース用配線作業を不要とし、組立て作業性の向上化を図れる空気調和装置の室内ユニットを提供することを目的としている。
上記目的を満足するため本発明の空気調和装置の室内ユニットは、下面が開口する室内ユニット本体の内部に電気部品箱、熱交換器、ドレンパン及び送風機を収容し、化粧パネルで室内ユニット本体下面の開口部を閉成し、ドレンパンに、室内ユニット本体に対してドレンパンを取付固定するための第1のインサート金具及びドレンパンに対して電気部品箱を取付固定するための第2のインサート金具を備え、これら第1のインサート金具と第2のインサート金具を互いに電気的に接触した状態でドレンパンに対して一体的に形成する。
図1は、本発明における一実施の形態に係る天井埋込み型空気調和装置の室内ユニットの斜視図である。 図2は、同実施の形態に係る室内ユニット本体を分解した斜視図である。 図3は、同実施の形態に係る室内ユニット本体の縦断面図である。 図4は、同実施の形態に係るドレンパンを取付けた状態の室内ユニット本体の平面図である。 図5は、同実施の形態に係るさらにベルマウスを取付けた状態の室内ユニット本体の平面図である。 図6は、同実施の形態に係るさらに電気部品箱を取付けた状態の室内ユニット本体の平面図である。 図7は、同実施の形態に係る電気部品箱を取付けた状態の室内ユニット本体の一部斜視図である。 図8は、同実施の形態に係る電気部品箱の一部平面図である。 図9は、同実施の形態に係る電気部品箱の一部斜視図である。 図10は、同実施の形態に係るベルマウスの通常使用時の一部斜視図である。 図11は、同実施の形態に係るベルマウスのスリットカット時の一部斜視図である。 図12は、同実施の形態に係るベルマウスの制御用電気部品箱取付時の一部斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。(なお、文中に符号の付していない構成部品及び構成部位については図示していない。また、図の煩雑さを避けるために意図して構成部品及び構成部位に符号を付していない場合もある)
図1は本発明の一実施の形態に係る天井埋込み型の空気調和装置の室内ユニット1を下面側から示す斜視図、図2は室内ユニット本体2の分解斜視図、図3は室内ユニット本体2の断面図である。
空気調和装置の室内ユニット1は、室内側から天井板に設けられた取付用開口部に挿入され、吊り下げボルト等を介して、いわゆる天井裏に吊持固定される室内ユニット本体2と、この室内ユニット本体2の下部に取付けられ天井板から室内側に露出する化粧パネル3とから構成される。
前記室内ユニット本体2は、下面部全てが開口し、上面部と側面部に金属薄板を加工してなる板金製のケーシング4を備えている。このケーシング4の内周面には発泡スチロール材等を用いて成型される断熱材5が取付けられていて、室内ユニット本体2は断熱構造をなしている。
前記ケーシング4内部の中央部には送風機6が配置され、この送風機6を囲むようにして平面視で四角枠状に一体形成された室内熱交換器7が取付けられている。なお、室内熱交換器7として平面視でL字状に形成された一対の熱交換器部からなるものが用いられる場合もある。室内ユニット本体2の隅部には、ドレンポンプ9が取付けられている。
前記ケーシング4の下面開口部は、前記化粧パネル3によって閉成されている。この化粧パネル3は、例えば合成樹脂材から成型されて美麗に仕上げられており、天井板から室内に対して露出し、室内ユニット本体2周面と天井板の取付用開口部との隙間を遮蔽する。
前記送風機6は、ケーシング4の上面部に適宜な手段で取付固定されるファンモータMと、このファンモータMの回転軸に取付けられるファンFとからなる。前記ファンFは、回転にともない回転軸方向から空気を吸込んで周方向へ吹出す送風作用をなす、多翼型ファンである。
前記室内熱交換器7は、ファンFの吹出方向である周方向に対向して配置される。室内熱交換器7の下端部はケーシング4に設けられる四角枠状のドレンパン10内に挿入され、室内熱交換器7の熱交換作用にともなって生成されるドレン水を受けことができる。前記ドレンポンプ9は、ドレンパン10内のドレン水に浸漬するよう取付けられる。
化粧パネル3と送風機ファンFとの間にはベルマウス12が設けられ、周囲をドレンパン10で囲まれる。ベルマウス12は、送風機ファンF側が小径で、化粧パネル3側が大径のホーン状の収斂部12aと、収斂部12aの大径側に一体に設けられる平坦部12bと、平坦部12bの一側方に隣設されるスリット部12cを備えている。
前記ドレンパン12の平坦部12bには、電気部品箱13が取付けられている。この電気部品箱13は、下面が開口され内部に制御用電気部品を実装した制御基板を収容する箱体14と、この箱体14の下面開口部を開閉自在に閉成する蓋板15とからなる。前記箱体14と蓋板15のいずれも、金属薄板を加工した板金製である。
ベルマウス12の収斂部12a大径側には、ファンガード16が取付けられる。このファンガード16を備えたことで、メンテナンス作業にともない化粧パネル3を取外した状態であっても、送風機6を構成するファンFに直接手が触れることがなく安全性が確保されている。
前記化粧パネル3は、外形が矩形状のパネル本体3Aを備えており、中央部には矩形状の吸込口17が開口されている。この吸込口17は前記ドレンパン10の内側面とほぼ対向する面積形状に設けられ、フィルタを支持する吸込グリル18が着脱自在に取付けられている。
前記吸込グリル18は、吸込口17における室内空気の流通を可能としながら、吸込口17からケーシング4内部に対する遮蔽をなす。メンテナンス時には、吸込グリル18とともにフィルタを取外すことができ、室内床上でのフィルタ及び吸込グリル18の掃除が可能である。
前記吸込口17の各辺部に沿って吹出口19が設けられる。各吹出口19は幅方向に対して長手方向が極端に細長い形状をなし、4ヶ所設けられる。各吹出口19は、ドレンパン10の外側面とケーシング4の内側面に取付けられる断熱材5との間隙に対向して設けられ、それ自体が外方へ曲成される。
各吹出口19にはルーバ機構のルーバRが取付けられていて、化粧パネル3周辺の広い範囲へ熱交換空気を吹出案内する。パネル本体3Aの四隅部には、それぞれ矩形状の高さ調整用開口部20が設けられ、これら高さ調整用開口部20には化粧コーナーパネル21が着脱自在に取付けられる。
一方、前記ケーシング4は天井裏を構成する梁から垂下された4本の吊り下げボルトに吊持されている。なお説明すると、ケーシング4側面のコーナー部に、水平方向外側へ突出する吊り金具22Aが取付けられ、この吊り金具22Aに設けられた長孔dに吊り下げボルトを挿通し、この挿通部分の下側にナットを螺着するようになっている。
これにより、ナットの上面に吊り金具22Aが載り、ケーシング4が4箇所において吊り下げボルトに吊持される。また、ナットの吊り下げボルトに対する螺着位置を調整することによって、ケーシング4の吊り下げ高さ調整が可能である。この作業は、化粧コーナーパネル21を取外し、高さ調整用開口部20に工具を挿入して行う。
前記吊り金具22Aは、略コ字状に形成された金具本体22の上端部に、水平方向へ突出する折曲片部からなっている。この金具本体22は、ケーシング4にスポット溶接等の手段で取付けられる。さらに、金具本体22の下端部にも水平方向に折曲された片部があり、これを取付け用金具22Bと呼ぶ。
したがって前記取付用金具22Bは、吊り金具22Aとともにケーシング4に一体に形成されている。この取付用金具22Bは、前記化粧パネル3及び前記ドレンパン10をケーシング4に取付固定するためのものであり、これらの取付作業の詳細については後述する。
ドレンパン10の下面に、第1のインサート金具24及び第2のインサート金具25のそれぞれ一部が露出する。すなわち、ドレンパン10の成型金型内に第1のインサート金具24と第2のインサート金具25の一部が支持され、発泡成型とともにドレンパン10内に埋設(インサート)される。
前記第1のインサート金具24は、ドレンパン10をケーシング4に取付固定するためのものである。また、前記第2のインサート金具25は、ドレンパン10にベルマウス12と電気部品箱13を取付けるためのものである。これらの取付作業の詳細については後述する。
このように構成された天井埋込み型の空気調和装置の室内ユニット1において、送風機6が駆動されることにより、空内空気が吸込グリル18とフィルタを介して吸込口17に吸引される。そして、ベルマウス12に案内されて送風機6の回転軸方向から吸込まれ、周方向へ吹出される。
周方向へ吹出された室内空気は、室内熱交換器7を流通して熱交換され、冷房運転時には冷気に変り、暖房運転時には暖気に変る。この熱交換空気は、室内熱交換器7と断熱材5との間隙に沿って導かれ、化粧パネル3に形成される複数の吹出口19から室内へ吹出される。
したがって、天井板に取付けられる空気調和装置の室内ユニット1から室内へ熱交換空気が均等に吹出されることとなり、室内に対する空調作用が効率よく行われる。
次に、室内ユニット本体2の組立て構成について詳述する。
図4はケーシング4にドレンパン10を取付けた状態の平面図、図5はさらにベルマウス12を取付けた平面図、図6はさらに電気部品箱13を取付けた平面図、図7は図6に示す電気部品箱13とその周辺部の一部斜視図である。
前記金具本体22において、上部側の吊り金具22Aと下部側の取付用金具22Bのそれぞれ基端部は、互いに同一の幅寸法に形成され、互いに上下に対向して設けられる。吊り金具22Aには吊り下げボルト挿通用の長孔dが設けられているが、この長孔dとは対向しないように取付用金具22Bの一部が突出している。
前記取付用金具22Bの突出部に化粧パネル3のコーナー部を重ね、かつ互いに設けられるねじ孔に固定ねじを挿通し螺着することによって、ケーシング4に化粧パネル3が取付けられる。したがって、取付用金具22の突出部が吊り金具22Aの吊り下げボルトに対する高さ調整作業の支障となることはない。
第1のインサート金具24及び第2のインサート金具25は、それぞれ金属薄板を折曲加工した板金製である。前述したように、各インサート金具24,25はドレンパン10の発泡成型時にインサートされ大部分はドレンパン10内に埋設されるが、一部は図4〜図6にハッチングで示すようにドレンパン10から露出する。
図4〜図6に示す右下コーナー部の第1のインサート金具24のみ、他のコーナー部における第1のインサート金具24と形状寸法が相違する。この第1のインサート金具24を除く他のコーナー部における第1のインサート金具24は、互いに形状寸法が同一のものが用いられる。
第2のインサート金具25は、図4〜図6の左側上下部位にのみ取付けられており、右側上下部位には存在しない。図7は、第2のインサート金具25が取付けられる側のみを拡大して示している。
いずれの第1のインサート金具24においても、一部は前記吊り金具22Aと取付用金具22Bの基端部と対向するよう、ドレンパン10のコーナー部から外側へ突出している。第1のインサート金具24の突出部を取付用金具22Bの基端部に合わせた状態で、互いに設けられるねじ孔が連通する。
それぞれのねじ孔に固定ねじを挿通し螺着することにより、ドレンパン10に設けられる第1のインサート金具24が、ケーシング4下端部の取付用金具22Bに取付けられる。すなわち、図4に示すように、ドレンパン10がケーシング4に取付固定されることとなる。
図4〜図6の右下コーナー部における第1のインサート金具24は、ドレンパン10突出部位から離間して一対の矩形状の露出部gを備えている。他の第1のインサート金具24は、ドレンパン10突出部位と並行に横長状の露出部hを備えている。これら露出部g,hには孔部が設けられていて、この孔部はドレンパン10の発泡成型時に第1のインサート金具24の保持をなすピンが係合するための係合用孔である。
図4〜図6に示す左側上下部の第1のインサート金具24で、横長状の露出部hに隣接して円形状の露出部iがある。この露出部iには、図7に示すように固定ねじ26が設けられている。前記固定ねじ26は、第1のインサート金具24と第2のインサート金具25に設けられる突出部相互を固定するものである。
すなわち、ドレンパン10内部において第1のインサート金具24と第2のインサート金具25のそれぞれ一部が突出し、互いに重なり合い、密に接触している。これらの突出部には互いに連通するねじ孔が設けられ、ここに前記固定ねじ26が挿通し螺着される。したがって、各インサート金具24,25一部は互いに強固に固定されている。
図4〜図6に示す上部側で、かつ図7に示す右側の第2のインサート金具25は、第1のインサート金具24の取付方向とは角度を変えて取付けられる。また、図4〜図6に示す下部側で、かつ図7に示す左側の第2のインサート金具25は、第1のインサート金具24における取付方向に沿って取付けられている。
このように、ここでは2個用いられる第2のインサート金具25は、互いに第1のインサート金具24に対する取付姿勢が異なるが、全く同一の寸法形状に形成されている。そして、第2のインサート金具25の露出部には複数のねじ孔と、インサート加工時の保持用孔が設けられる。
図5に示すように、ドレンパン10の第2のインサート金具25が露出する部位にベルマウス12の平坦部12bを合わせると、ベルマウス平坦部12bに設けられるねじ孔が第2のインサート金具25のねじ孔と連通する。これらねじ孔に固定ねじを挿通し螺着することで、ベルマウス12をドレンパン10に取付固定できる。
この状態で、ベルマウス12には第2のインサート金具25に設けられるねじ孔と対向し、かつ前記ねじ孔の直径よりも大なる透孔部27を備えている。図6及び図7に示すように、ベルマウス平坦部12bに電気部品箱13の箱体14を位置合わせすると、前記透孔部27は箱体14に設けられるねじ孔kと対向する。
そこで、箱体14のねじ孔kからベルマウス12の透孔部27を介して第2のインサート金具25のねじ孔に固定ねじを挿通し螺着する。このことにより、箱体14をベルマウス12を介してドレンパン10に取付けることができる。なお、ねじ孔kは箱体14底部を段状に絞り成形してなるものであり、箱体14底部の強度の増大を図っている。
箱体14のねじ孔kの近傍には、上方へ突出する逃げ用突部mが設けられる。これら逃げ用突部mは箱体14を取付けるべくベルマウス12に密接させた状態で、ベルマウス12を第2のインサート金具25に取付ける固定ねじの頭部と対向する位置にある。すなわち、ねじ頭部に対するいわゆる逃げ用である。
箱体14内に制御用基板を収容し、蓋板15を取付けることで電気部品箱13が組立てられる。そのあと、ファンガード16を取付け、上述したように化粧パネル3を室内ユニット本体2に取付けることで、室内ユニット2が形成される。この室内ユニット2を据付け現場に搬入し、吊り下げボルトで吊持すればよい。
以上説明したように、板金製の電気部品箱13が固定ねじを用いて板金製の第2のインサート金具25に取付けられるので、これらは互いに電気的に導通状態にある。互いに板金製である第1のインサート金具24と第2のインサート金具25はドレンパン10内にインサートされ、かつ互いの突出部が接触して電気的に導通状態にある。
さらに、これら第1のインサート金具24と第2のインサート金具25の突出部相互は固定ねじ26により密着固定されている。したがって、各インサート金具24、25はドレンパン10内にインサートされたものでありながら、互いに固定ねじ26によって、より確実に電気的に導通状態にある。
第1のインサート金具24と、板金製の取付用金具22Bは固定ねじを介して取付固定され、互いに電気的に導通状態にある。取付用金具22Bは板金製の金具本体22の下部に形成され、この上部には吊り金具22Aが形成されているので、取付用金具22Bと吊り金具22Aは、電気的に導通状態にある。
これら吊り金具22Aと取付用金具22Bを備えた金具本体22は、板金製のケーシング4に取付固定されて、全体に電気的に導通状態にある。前記吊り金具22Aは金属製の吊り下げボルトに吊持され、互いに電気的に導通状態にある。前記吊り下げボルトは天井を構成する梁等に設けられ、接地状態にある。
このことから、室内ユニット本体2を組立て、化粧パネル3を取付けることで、室内ユニット1は製品として完成し、これを現地に搬入して吊り下げボルトに吊持すれば、必然的に電気部品箱13から第1、第2のインサート金具25,25と、ケーシング4及び吊り下げボルト等を介して接地に至る、アース径路が形成される。
したがって、本実施の形態のごとき構成を採用することにより、従来のような雑音端子電圧低減のためのアース用配線をなすためのリード線が不要となり部品費の低減化を図れるうえに、リード線を電気部品箱に接続する作業の省略化が可能となって作業性の向上を図れ、コストの低減化に役立つ。
なお、第1のインサート金具24と第2のインサート金具25を一体とせず、別体化したので、ドレンパン10に対する設計仕様に応じて取付位置を可変できる。すなわち、複数の第1のインサート金具24と第2のインサート金具25を用意しておけば、他の形状構造のドレンパンにも適用可能である。
次に、電気部品箱13を構成する箱体14について詳述する。
図8は内部に収容される電気部品を省略した箱体14一部の平面図、図9は箱体14の同部位において内部に収容される電気部品も示す斜視図である。
電気部品箱13は、幅方向と比較して長手方向に長い長方形状をなしている。箱体14の一側部における底部に、端子台ベース28が取付けられている。なお説明すると、端子台ベース28は箱体14底部から側端に亘って斜めに傾斜した状態で取付けられ、箱体14底部と端子台ベース28とで間隙を存し二重構造となっている。
特に図9に示すように、端子台ベース28上には複数の端子台29及びコード固定具30等が取付けられ、これらの取付部品の相互間位置にアース印31が付されている。さらに、アース印31の近傍部位にはバーリング穴からなるねじ挿通用孔32が設けられ、これと対向する箱体14底部には前記ねじ孔kが設けられる。
前記箱体14のコーナー部で、かつ端子台ベース28の取付位置から箱体14底部に亘って切欠部33が設けられている。箱体14の取付けにあたって、端子台ベース28のねじ挿通用孔32に固定ねじを挿入する際に、誤ってねじが脱落した場合には、切欠部33からそのねじjを取出せばよい。
室内ユニット本体2を吊り下げボルトに吊持したあと、必要な高さ位置調整作業が終わったら、吸込グリル18とフィルタを取外して電気部品箱13を露出させる。さらに電気部品箱13の蓋板15を外して、箱体14に収容される電気部品及び端子台29等を露出させる。
少なくとも、前記端子台29に対して電力用あるいは信号用のリード線端子を取付けて、制御用電気部品にリード線を電気的に接続する作業を行う。これらの作業は、電気部品箱13を見上げた状態で行われるが、端子台ベース28が箱体14底部に対して斜めに傾斜して取付けられていることで作業し易く、作業性の向上化が得られる。
次に、ベルマウス12に係る説明をなす。
図10〜図12は、通常使用時と、スリット部カット時と、制御用電気部品箱取付時の、それぞれベルマウス12一部の斜視図である。
図10に示すように、前記ベルマウス12には矩形状の切込みを有する前記スリット部12cが設けられている。このスリット部12cに対してある程度の強い力を付勢すれば、ベルマウス12一部が破断するが、通常使用時は破断せず、そのまま残す。したがって、ベルマウス12として使用時の風量を確保する。
例えば、室外ユニットに対して室内ユニットの数を増加する等のオプション仕様の場合は、制御用基板を備えた制御用電気部品箱40を追加で取付けしなければならない。このときは、図11に示すように、前記スリット部12cに対してある程度の強い力を付勢し、スリット部12cから端部側の部分を除去する(スリット部カット時)。
この状態で、平坦部12bの延長上には一定の間隔を存し、並行に設けられる複数のリブ35が露出する。これらリブ35の先端部は平坦部12b板面と狭小の間隙を存していて、この間隙にリード線36を挿入することで、リブ35によりリード線36を押さえ込むことができる。
そして、図12に示すように、オプション用として保管されている制御用電気部品箱40を用意し、これをリブ35上に対向するとともにし、切欠されたあとのスリット部12cに嵌め込む。さらに、固定ねじを用いて制御用分岐部品箱40をベルマウス12にでねじ止め固定する(制御用電気部品箱取付時)。
すなわち、スリット部12cをカットするだけの簡単な作業で、部品数を増加することなく、オプション用の制御用電気部品箱40を取付けることができる。上記リブ35は制御用電気部品箱40に対する台座とリード線36のガイドを備え、容易にオプション仕様に対応できる。
なお、本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。
本発明によれば、室内ユニット組立て時における雑音端子電圧低減のためのアース用配線作業を不要とし、組立て作業性の向上化が可能となる。

Claims (3)

  1. 下面が開口するとともに、内部に電気部品箱、熱交換器、ドレンパン及び送風機を収容する室内ユニット本体と、
    この室内ユニット本体下面の開口部を閉成する化粧パネルと、
    前記ドレンパンに設けられ、前記室内ユニット本体に対して前記ドレンパンを取付固定するための第1のインサート金具及び、前記ドレンパンに対して前記電気部品箱を取付固定するための第2のインサート金具とを具備し、
    前記第1のインサート金具と前記第2のインサート金具は、互いに電気的に接続されるとともに前記ドレンパンに対して一体的に形成されることを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  2. 前記第1のインサート金具と前記第2のインサート金具は、それぞれの一部が重なり合い、これらの重なり合う部位が固定ねじで固定されることを特徴とする請求項1記載の空気調和装置の室内ユニット。
  3. 前記第2のインサート金具に、ベルマウスが取付固定されることを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれかに記載の空気調和装置の室内ユニット。
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