JP2016070613A - 天井埋込型空気調和機 - Google Patents

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【課題】補助吹出口を設けずに全方位へ送風する天井埋込型空気調和機を提供することを目的とする
【解決手段】風向板5が回動して風向板5の吸込グリル40側が吹出用通路32内に移動した時に、吹出口32から吹き出された空気Wは風向板5の補助風向部52と吹出用通路32の間に沿って吹出用通路の角隅まで導かれ、隣接する風向板と吹出通路の角隅には底部通路441があり、隣接する風向板から導かれた空気と底部通路で合流する。合流した空気は隣接する風向板5の補助風向部52の先端から化粧パネル3の外へと吹き出される。
【選択図】図11

Description

本発明は、天井内に筐体が埋設された天井埋込型空気調和機に関し、さらに詳しく言えば吹出口と風向板の構造に関するものである。
天井埋込型空気調和機は、内部に熱交換器および送風ファン(ターボファン)を含む箱型の筐体を天井内に埋設し、筐体の下方に取り付けられた化粧パネルの吸込グリルから吸い込んだ空気を熱交換器で冷媒と熱交換して、吹出口から風向板で風向を調節して室内に送出する空気調和機で、オフィスや店舗等の比較的広い室内に用いられている。
天井埋込型空気調和機は、略四角形の化粧パネルの中央に吸込グリルを設け、その周囲で四角形の各辺に沿って吹出口を設け、その吹出口を塞ぐように吹出口の形状に合わせた風向板を配置していた。しかし、この構造では吹き出された空気は四辺方向へは届くが、天井埋込型空気調和機の4隅方向へは届きにくかった。
そこで、筐体内のドレンパンの全周囲に吹出通路を設け、化粧パネルに吹出口と補助吹出口とを設け、吹出口と補助吹出口を略八角形に配置したことで全方位に空気を吹き出すものがある。(特許文献1参照)
特許第4052264号公報
しかし吹出口を多く設けることで筐体の構造が複雑になる。特にドレンパンは全周囲が開口して補強リブで支えられているため強度が低下する。また、補助吹出口にも風向板を設けることで部品点数も増加する。
本発明は以上述べた問題点を解決し、補助吹出口を設けずに全方位へ送風することで、空調室内で温度ムラが少なく、広い室内を効率的に空調する天井埋込型空気調和機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために本発明は、空調室の天井に埋設される箱型の筐体と、同筐体の下面に取り付けて前記天井を覆う四角形の化粧パネルとからなり、前記筐体は内部中央に送風ファンと同送風ファンを囲む熱交換器と、下部にドレンパンとを備え、同ドレンパンには前記送風ファンに空気を取り込む吸込口と同筐体の箱型の四辺それぞれに沿って熱交換された空気を吹き出す本体吹出口を設け、前記化粧パネルには前記吸込口に合わせた吸込グリルと、前記本体吹出口に合わせた細長矩形状の吹出口をそれぞれ設けた天井埋込型空気調和機において、
前記化粧パネルは、各々の吹出口の周囲に凹部を設け同凹部を連続させて繋ぐことで吹出用通路が形成され、前記化粧パネルの各辺に沿って前記吹出口の長辺よりも長く、且つ前記吹出用通路を覆う風向板を設け、前記風向板は、前記吹出口に対向する風向部と、前記風向部の端で前記吹出用通路に対向する補助風向部を有し、前記吹出用通路は、角隅に前記化粧パネルの対角線と平行となる底部通路を備え、前記風向板が回動して前記風向板の前記吸込グリル側が前記吹出用通路内に移動した時に、前記風向板の前記補助風向部と前記底部通路とで角隅吹出部を形成することを特徴とする。
また、前記風向板は、前記吸込グリル側に配置される第1辺部が長く、前記第1辺部に向かい合う第2辺部が前記吹出口に合わせた直線部と前記直線部の両端から前記第1辺部の端方向に傾斜する傾斜部とで形成され、さらに前記第1辺部の端に前記第2辺部の前記傾斜部と平行となる第3辺部を設け、前記傾斜部の一端から前記傾斜部に対して垂直に立ち上がり前記第3辺部に繋がる第4辺部を設け、前記風向板が最大に開いた時は、前記第3辺部と前記第4辺部が前記吹出用通路の底面まで潜り込むことも含まれる。
上記のように構成した本発明の天井埋込空気調和機は、風向板が回動して風向板の吸込グリル側が吹出用通路内に移動した時に、吹出口から吹き出された空気は風向板の補助風向部と吹出用通路の間に沿って吹出用通路の角隅まで導かれ、隣接する風向板と吹出通路の角隅には、底部通路があり、隣接する風向板から導かれた空気と底部通路で合流する。
合流した空気は空間の空いている方向へ吹き吹出されることから、隣接する風向板の補助風向部の先端から化粧パネルの外へと吹き出されることで、補助吹出口を設けずに、全方位へ送風することが可能となり広い室内を効率的に空調する天井埋込型空気調和機となる。
天井埋込型空気調和機の運転停止時の外観図である。 天井埋込型空気調和機の断面図で、右側は運転時を示し、左側は運転停止時を示す。 天井埋込型空気調和機の分解図である。 天井埋込型空気調和機の運転停止時の正面図である。 天井埋込型空気調和機の化粧パネルの分解図である。 図2の運転停止時の拡大図である。 天井埋込型空気調和機の化粧パネルとモータとモータカバーの説明図である。 天井埋込型空気調和機の風向板の説明図で(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は背面図、(e)は拡大側面図、(f)は拡大断面図である。 天井埋込型空気調和機の運転時の外観図である。 図2の運転時の拡大図である。 天井埋込型空気調和機の角隅吹出部の説明図である。 天井埋込型空気調和機の風向板の回動時の説明図である。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
<天井埋込形空気調和機>
図1から図3に示す本発明による天井埋込形空気調和機1(以下、空気調和機1とする)は、空調室内Kの天井Tに埋設される箱型の筐体10と、同筐体の下面101に取り付ける四角形の化粧パネル3とからなる。筐体10は筐体10の側板11に複数備えられた取付金具12で図示しない天井裏壁面に埋め込まれた複数の吊りボルトに吊下げて設置される。また化粧パネル3は、空調室内K側から後述する取付部332を取付金具12にネジで固定することで筐体10に取り付けられ、筐体10の下面101と下面101周囲の空調室内K側の天井面Tを覆う。
<筐体>
筐体10の外郭は、板金で形成された天板13と、天板13の外周から下方に延在する側板11とで形成される。天板13と側板11の内周面には図2に示すように断熱部材14が設けられる。また、天板13の中央内側にはネジによりファンモータ21が固定され、ファンモータ21から下方に伸びるシャフト22に送風ファン23のハブ23aが軸支される。送風ファン23はハブ23aとシュラウド23bと複数のブレード23cとからなる所謂ターボファンである。送風ファン23はファンモータ21とともに筐体10の内部のほぼ中央に配置される。
図2と図3に示すように筐体10の下部はドレンパン60で覆われる。ドレンパン60は断熱部材61と後述するドレンパンプレート62でなる。ドレンパン60の中央部分は開口され吸込口16となる。吸込口16には吸込口16と送風ファン23とを繋ぐベルマウス24が配置される。また、ベルマウス24の吸込口16側には、吸込口16を通る空気Wの妨げにならないようにL字状に形成された電装品箱18が配置される。電装品箱18内には空気調和機1を制御する電装部品が収納される。
ファンモータ21により回転駆動される送風ファン23により、吸込口16から室内の空気Wが筐体10内に吸い込まれる。筐体10に吸い込まれた空気Wは、ベルマウス24に沿って送風ファン23に案内され、送風ファン23の外方に向かって吹き出される。
送風ファン23の周囲には、送風ファン23を囲み断熱部材14とドレンパン60とで上下を挟まれた熱交換器25が配設される。熱交換器25の下部を受けるドレンパン60は、熱交換器25と対向する面に樹脂製のドレンパンプレート62が発泡樹脂の断熱部材61と一体に成形され熱交換器25で生成されるドレン水を受け止める。ドレン水は図示しないドレンポンプとドレンポンプに繋がったドレンパイプにより屋外へ排出される。
熱交換器25は、図示しない冷房運転と暖房運転とが可能な可逆式の冷凍サイクル回路に接続されており、送風ファン23から導かれた空気Wを冷房運転時には蒸発器として機能して冷却し、暖房運転時には凝縮器として機能して加熱する。
熱交換器25と側板11周囲の断熱部材14との間と、ドレンパン60に設けられた筐体10の四辺それぞれに沿った4つの本体吹出口15は、送風ファン23から吹き出された空気Wを後述する化粧パネル3の吹出口31へ案内する送風路17となる。熱交換器25で冷媒と熱交換された空気Wは送風路17と本体吹出口15を通り吹出口31から空調室内Kに吹き出される。
尚、本発明は、後述する吹出用通路32と角隅吹出部36により、従来例のように補助吹出口を設けなくても全方位へ空気を吹き出すことができる。よって、ドレンパン60にも補助吹出口用の開口を設ける必要がないためドレンパン60の強度が保てることになる。
<化粧パネル>
前述したように筐体10の下面101には図4に示す正四角形の枠状板体で筐体10の下面101と空気調和機1を天井面T1に取り付けた時に筐体10の下面101周囲の天井面T1を覆う化粧パネル3が装着される。尚、化粧パネルおよび後述される他の四角形は角部に円弧や直線で面取りした形状を含むものである。図3と図4に示すように化粧パネル3は、天井面T1を覆うとともに吹出口31を備えた化粧パネル本体30と、化粧パネル本体30の中央に着脱自在に取り付けられる吸込グリル40と、化粧パネル本体30の角部30aを覆うコーナーパネル41と、化粧パネル本体30の吹出口31に取り付けられる4つの風向板5と、4つの風向板5をそれぞれ駆動するモータ43と、モータ43を化粧パネル本体30に固定するモータ固定具を兼ねる4つのモータカバー44と、吹出口31の内壁を形成するパネル断熱部材45と、吸込グリル40を受け、且つパネル断熱部材45を化粧パネル本体30に固定する固定具を兼ねる吸込グリル枠46とで構成される。
<化粧パネル本体>
図5に示すように化粧パネル本体30は、正四角形の枠状の外枠部33と、外枠部33より内側で吸込グリル40を収納する内枠部34と、外枠部33と内枠部34とを化粧パネル本体30の角部30aの筐体10側で平面状に繋ぐ接続部35とからなり、外枠部33と内枠部34と接続部35の間に形成される開口が本体吹出口15に合わせた吹出口31となる。
また、各々の吹出口31の周囲には外枠部33と内枠部34で囲まれ接続部35を底面とした凹部32aが形成される。そして、この凹部32aを連続させて繋ぐことで吹出用通路32が形成され、この吹出用通路32が後述する補助吹出部312から吹き出される空気を化粧パネルの角隅まで導く。
<外枠部>
外枠部33は、図5と図6に示すように化粧パネル本体30の正四角形の4辺に当たる部分に吹出口31側が高く天井面T1側が低くなるように傾斜した化粧面331を有する。化粧面331を繋ぐ4つの角部30aには取付部332を有する。取付部332のネジ孔332aと化粧パネル3の取付金具12を螺着することで化粧パネル3を筐体10に固定することができる。また、4つある取付部332のいずれかには図3に示す人検知センサー26と表示LED27が取り付けられるようになっている。
外枠部33で吹出用通路32に面する外枠部33の縁面333は、図5と図7に示すように吹出口31に接する部分は直線に形成した第1直線部333aとなり、接続部35に繋がる部分は第1直線部333aに対して45度に傾けた第2直線部333bと、第1直線部333aと第2直線部333bを緩やかな円弧で繋ぐ円弧部333cとでなる。
図5と図6に示すように化粧面331および取付部332と縁面333は、円弧状に形成された曲面334で繋がる。また、縁面333の中央には吹出口31側に突出して風向板5を軸支する軸受335が設けられている。
<内枠部>
化粧パネル本体30の内枠部34は、図5と図6に示すように吹出用通路32側に立設する内壁部341と、内壁部341の内側で全周に設けられる取付台342とでなる。
<コーナーパネル>
図3に示すようにコーナーパネル41は外枠部33の4か所の取付部332をそれぞれ覆い隠す。コーナーパネル41は外枠部33の取付部332に係止爪411を係止することで化粧パネル本体30に固定され化粧面331と面一となる。また、コーナーパネル41は図示しないが取付部332側の面にも係止爪を備える。
またコーナーパネル41には、取付部332に取り付けた人検知センサー26と表示LED27が突出している。
<モータカバー>
図5と図7に示すように化粧パネル本体30の接続部35の下(図7では上方)の吹出用通路32には、4つの風向板5をそれぞれ回動するモータ43が配設される。モータ43は化粧パネル本体30に固定するモータ固定具を兼ねるモータカバー44内に収納され、モータカバー44と一体となって吹出用通路32の接続部35に固定される。
これによりモータ43を取り付けるスペースが確保され、さらに化粧パネルの表面から取り付け、取り外し可能となることで、例えばモータ43のメンテナンス時に化粧パネル3を筐体10から外す必要がなく作業性が改善される。
モータカバー44は、外枠部33の縁面333に当接し、化粧パネル3の対角線Dに対して対称形となり、左右の両方の側にモータ43を収納する対称形のモータ収納部442をそれぞれ備える。モータ収納部442は吹出口31側が高く吹出用通路32の内側と化粧パネル3の対角線D側とが低くなり、対称形である2つのモータ収納部442、442同士の間に化粧パネル3の対角線Dと平行となる底部通路441を有する。
またモータ収納部442は図5から図7に示すように、吹出口31側に壁面444を形成する。また外枠部33とは反対側に傾斜面442aを備える。この傾斜面442aの傾斜角度は約60度である。モータ43を収納したモータ収納部442の壁面444にはモータ43の軸受431があり、もう一方には後述する風向板5の軸部521の軸受445がある。
<パネル断熱部材>
図3に示すように吹出用通路32の吸込グリル40側にはパネル断熱部材45が設けられる。また図6に示すようにパネル断熱部材45は吹出用通路32側に湾曲面453を設けたことで、吹出口31から吹き出された空気Wを空調室内Kに向かって導く吹出ガイドの役割をする。
パネル断熱部材45は図5に示すように長辺部454と短辺部455が角部452で直角に交わった所謂L字状のパネル断熱部材片45aが4つ組み合わされて形成される。また図11に示す吹出口31の端部近傍でパネル断熱部材片45aは互いの当接面451を係合する。パネル断熱部材片45aを吹出口31の端部近傍で合わせることで、合わせ目に多少のズレを生じたとしても吹出空気Wに影響を与えることが少なく、またモータカバー44の影になる場所に位置することで合わせ目が目立つことがない。
モータカバー44に当接するパネル断熱部材45の角部452においても吹出用通路32側に湾曲面453があることで、後述する角隅吹出部36に補助吹出空気W2を導く吹出ガイドの役割をする。
<吸込グリル枠>
パネル断熱部材45は、図5と図6に示すように吸込グリル枠46と化粧パネル本体30の内枠部34の内壁部341で挟まれて固定される。吸込グリル枠46は吸込グリル40を枠状に囲んで吸込グリル40と面一となる化粧面461と、化粧面461の内側に段差を設けて吸込グリル40を受ける受け部462とからなり、受け部462が化粧パネル本体30の内枠部34の取付台342にネジで固定される。これによりパネル断熱部材45が化粧パネル本体30と吸込グリル枠46で挟み込まれる。このようにパネル断熱部材45が吸込グリル枠46と化粧パネル本体30で挟まれて固定されることで、簡単な構造で組み立てられ、組立性が向上し、吹出口毎に断熱材を設ける必要が無く、部品コストを抑えられる。
吸込グリル枠46は正四角形であり、吹出用通路32側の角隅には後述する風向板5に沿ってテーパ面464を備える。
<吸込グリル>
図1から図4に示すように吸込グリル枠46の中には、吸込口16に空気を取り入れるためドット状の複数の吸込孔401を備えた四角形の吸込グリル40が着脱可能に取り付けられている。吸込グリル40の背面(図2では上面)には、除塵用のフィルター42が着脱可能に保持されている。
図3と図5に示すように吸込グリル40の周縁の一辺には回転軸402が2か所設けられる。また、吸込グリル40の背面側には止め金具403が設けられる。化粧パネル本体30の内枠部34の内壁部341と吸込グリル枠46の受け部462には吸込グリル40の回転軸402を挟んで軸支する軸受部343、463がそれぞれ設けられる。また、止め金具403は化粧パネル本体30の内枠部34の取付台342に設けた止め金具用孔342aに係止される。これにより吸込グリル40は回転軸402が軸受部343、463で回動し、回動した後に外すことができ、また逆の動作で取り付けるとともに、止め金具403が止め金具用孔342aで係止されることで化粧パネル本体30に固定される。
<吹出用通路>
吹出用通路32には、化粧パネル3を構成する部品が組み合わされると、前述したように外壁が化粧パネル本体30の外枠部33の縁面333と曲面334と、内壁が化粧パネル本体30の内枠部34の内壁部341と吸込グリル枠46とで挟まれて固定されるパネル断熱部材45と、底面が吹出口31とモータカバー55とで構成される。
<風向板>
図1と図4に示すように風向板5は化粧パネル3に吸込グリル40を囲むように全周囲に設けられた吹出用通路32に合わせ、吹出用通路32全体を風向板5で覆うように設けられる。4つある風向板5は同形であり、隣り合う風向板5は化粧パネル3の正方形の対角線Dに合わせた隙間を形成する。
図2と図6に示すように化粧パネル3は、吸込グリル40と吸込グリル枠46が空調室内K側に向けて高くなっている。この吸込グリル枠46の吹出用通路32側から化粧パネル本体30の外枠部33の化粧面331まで緩やかに傾斜した形状となる。この傾斜に合わせ風向板5も吸込グリル枠46側が高く外枠部33の縁面333側が低くなるように形成される。
風向板5は吹出口31の長辺よりも長い。図4と図8(b)に示すように吹出口31に向かい合わせた部分を風向部51とし、風向部51の端で吹出用通路32(モータカバー44)に向かい合わせた部分を補助風向部52とする。また、風向板5の全周縁の中で、吸込グリル40側に配置される第1辺部54と、第1辺部54に向かい合う外枠部33側(外側)を第2辺部55とし、第2辺部55は吹出口31に合わせた直線部551と直線部551の両端から第1辺部54の端方向に傾斜する傾斜部553とでなる。
また、風向板5の第1辺部54の端に第2辺部55の傾斜部553と平行となる第3辺部53を設け、隣接する風向板5側で傾斜部553の一端から傾斜部553に対して垂直に立ち上がり第3辺部3に繋がる第4辺部を設ける。
尚、図8(b)に示す運転停止時に化粧パネル3側に表れる面を表面57、図8(f)に示す表面57の裏側を裏面58として以下の説明をする。
図4と図8(b)に示すように風向部51は、吹出口31に合わせ風向部51における第1辺部54と第2辺部55は平行な直線となり、図8(f)に示すように表面57には外側に膨らむ緩やかなカーブを備える。
図8(b)に示すように補助風向部52は、第1辺部54が風向部51から連続する直線となり、第1辺部54の端に第2辺部55の傾斜部553と平行となる第3辺部53を設る。また、第2辺部55の両端部と第3辺部53の両端部を第2辺部55に対して垂直に繋いだ辺が第4辺部となる。
尚、上記で説明した風向板5の第1辺部54と第3辺部53は、図4に示す吸込グリル枠46と合わせた形であり、第2辺部55は、直線部551が図7に示す化粧パネル本体30の外枠部33の縁面333の第1直線部333aと合わせ、傾斜部553は外枠部33の縁面333の第2直線部333bと合わせ、直線部551と傾斜部553の間に外枠部33の縁面333の円弧部333cと合わせた第2円弧部552を備える。
また、第4辺部56の端で第1辺部54もしくは第3辺部53と第2辺部55との接続部分は回動時に隣り合う風向板5と接触しないように角丸に形成される。
図8(b)の正面図では補助風向部52の先端は風向部51に比べ細くなっているように見えるが、図8(e)の側面図に示すように第1辺部54と第2辺部55の高さは平行であり、補助風向部52表面には風向部51表面よりも垂直方向の角度を有する。
風向板5の風向部51の裏面58には図8(c)、(d)に示す化粧パネル本体30の外枠部33から吹出口31側に突出して風向板5を軸支する軸受335と軸支する軸部511と、補助風向部52の裏面58にはモータカバー44の軸受445に軸支する軸部521と、モータカバー44内のモータ軸受431に軸支する軸部522を備える。
<運転停止時>
空気調和機1の運転停止時は、図1と図4に示すように吹出用通路32(凹部32a)が吸込グリル40の周囲を囲み、隣り合う4枚の風向板5とで吸込グリルの周囲を囲む吹出用通路32全体を覆うことにより、吹出口31と風向板5が化粧パネルおよび吸込グリルと平行な線に視認され、意匠に統一感が生まれ意匠性が向上する。
<運転時>
空気調和機1が運転を開始すると、モータ43により図9と図10に示すようにモータ軸受431に軸支され風向板5の軸部522が回転する。これにより軸部511、521も回転して風向板5の第1辺部54側が吹出用通路32に向かって回動する。風向板5は最大で約60度まで回動する。
風向板5が回動すると、吸込グリル40側の第1辺部54が吹出用通路32内に移動し、第3辺部53と第4辺部56がモータカバー44の底部通路441まで潜り込む。化粧パネル本体30から突出するのは風向板5の第2辺部55の中で直線部551と傾斜部553の一部と第2円弧部552だけである。よって風向板5の端部が飛び出して見えることがなく、運転時でも風向板5を目立たせずに美観に優れた意匠となる。
また、図10に示すように風向板5の裏面58はモータカバー44の傾斜面442aとの間が狭くなり風が通りにくくなる。よって、吹出口31は風向板5の裏面58とモータカバー44のモータ収納部442の壁面444と外枠部33の縁面333と曲面334で囲まれた主吹出部311と、風向板5の表面57とパネル断熱部材45との間の補助吹出部312に分割される。補助吹出部312は吹出用通路32に繋がる。
送風ファン23から吹き出された空気は、図2に示すように送風ファン23のハブ23a側の風速が速く吹き出される空気の風量の多い。よって送風路17では断熱部材14寄りに流れる空気の風量が多いため吹出口31を通る空気Wの多くが主吹出部311から空調室内Kへ空気W1となって勢いよく吹き出される。
一方、補助吹出部312から吹き出される空気は風速が遅いため広がりやすい。よって吹き出された空気W2の一部は、図11から図12に示すように風向板5の補助風向部52の表面57と吹出用通路32の間に沿って吹出用通路32の角隅まで導かれる。
隣り合う風向板5と吹出用通路32の角隅には、モータカバー44の底部通路441があり、隣り合う風向板5の補助風向部52とで角隅吹出部36を形成する。
風向板5の補助風向部52に導かれ吹出用通路32の角隅に至った空気W2は隣接する風向板5から導かれた空気W2とモータカバー44の底部通路441で合流する。
合流した空気W2は空間の空いている方向へ吹き吹出される。しかし、吸込グリル40側にはパネル断熱部材45の湾曲面453があり、一方、風向板5の補助風向部52の先端の第3辺部53と第4辺部56が底部通路441に潜り込んでいることで、対角線Dの外側へ間口が広く開口する。これにより、合流した空気W2は対角線Dの外側方向へ吹き出される。
また風向板5の補助風向部52の表面57が、風向部51の表面57よりも水平方向に近い角度となることで、空気W2は、風向板5の補助風向部52表面から広い範囲に吹出されることになる。
以上の構成により、化粧パネル3に補助吹出口を設けなくても、補助吹出部312から吹き出される空気W2は風向板5の補助風向部52と吹出用通路32の間に沿って吹出用通路32の角隅まで導かれ、隣接する風向板5と吹出用通路32の角隅には、底部通路441があり、隣接する風向板5から導かれた空気W2と底部通路441で合流する。
合流した空気W2は空間の空いている方向へ吹き吹出されることから、隣接する風向板5の補助風向部52の先端から化粧パネル30の外へと吹き出されることで、従来例のように補助吹出口を設けずに、全方位へ送風することが可能となり広い室内を効率的に空調する天井埋込型空気調和機となる。
1:天井埋込型空気調和機(空気調和機)、10:筐体、15:本体吹出口、16:吸込口
23:送風ファン、25:熱交換器
3:化粧パネル、30:化粧パネル本体、31:吹出口、311:主吹出部、312:補助吹出部、32:吹出用通路、33:外枠部、34:内枠部、35:接続部、36:角隅吹出部
40:吸込グリル、41:コーナーパネル、43:モータ、44:モータカバー、441:底部通路、442:モータ収納部、45:パネル断熱部材、451:当接面、452:角部、453:湾曲面、46:吸込グリル枠
5:風向板、51:風向部、52:補助風向部、53:第3辺部、54:第1辺部、55:第2辺部、56:第4辺部、57:表面、58:裏面
60:ドレンパン
D:対角線、K:空調室内、T1天井面、W:空気

Claims (5)

  1. 空調室の天井に埋設される箱型の筐体と、同筐体の下面に取り付けて前記天井を覆う四角形の化粧パネルとからなり、前記筐体は内部中央に送風ファンと同送風ファンを囲む熱交換器と、下部にドレンパンとを備え、同ドレンパンには前記送風ファンに空気を取り込む吸込口と同筐体の箱型の四辺それぞれに沿って熱交換された空気を吹き出す本体吹出口を設け、前記化粧パネルには前記吸込口に合わせた吸込グリルと、前記本体吹出口に合わせた細長矩形状の吹出口をそれぞれ設けた天井埋込型空気調和機において、
    前記化粧パネルは、各々の吹出口の周囲に凹部を設け同凹部を連続させて繋ぐことで吹出用通路が形成され、前記化粧パネルの各辺に沿って前記吹出口の長辺よりも長く、且つ前記吹出用通路を覆う風向板を設け、前記風向板は、前記吹出口に対向する風向部と、前記風向部の端で前記吹出用通路に対向する補助風向部を有し、前記吹出用通路は、角隅に前記化粧パネルの対角線と平行となる底部通路を備え、
    前記風向板が回動して前記風向板の前記吸込グリル側が前記吹出用通路内に移動した時に、前記風向板の前記補助風向部と前記底部通路とで角隅吹出部を形成することを特徴とする天井埋込型空気調和機。
  2. 前記風向板が前記吹出用通路を覆う時に、前記化粧パネル側に表れる面を表面とした場合、前記補助風向部の表面が前記角隅吹出部の一部を構成することを特徴とする請求項1に記載の天井埋込型空気調和機。
  3. 前記風向板は、前記吸込グリル側に配置される第1辺部が長く、前記第1辺部に向かい合う第2辺部が前記吹出口に合わせた直線部と前記直線部の両端から前記第1辺部の端方向に傾斜する傾斜部とで形成され、さらに前記第1辺部の端に前記第2辺部の前記傾斜部と平行となる第3辺部を設け、前記傾斜部の一端から前記傾斜部に対して垂直に立ち上がり前記第3辺部に繋がる第4辺部を設け、
    前記風向板が最大に開いた時は、前記第3辺部と前記第4辺部が前記吹出用通路の底面まで潜り込むことを特徴とする請求項1または2に記載の天井埋込型空気調和機。
  4. 前記風向板が前記吹出用通路を覆う時には、前記風向板の前記補助風向部の表面が前記風向部の表面よりも垂直方向の角度となり、前記風向板が最大に開いた時には、前記風向板の前記補助風向部の表面が前記風向部の表面よりも水平方向の角度となることを特徴とする請求項1ないし3に記載の天井埋込型空気調和機。
  5. 隣り合う前記吹出口の間の前記吹出用通路には、前記風向板を回動するモータと同モータを収納するモータカバーが取り付けられ、
    前記モータカバーの底面が、前記底部通路となることを特徴とする請求項1に記載の天井埋込型空気調和機。
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