JP7233034B2 - 空気調和装置の室内機 - Google Patents
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Description
この種の空気調和装置には、前面パネルには、矩形状の窪み部が設けられ、窪み部には、前面側から両面テープなどを用いてリモートコントローラが配置されているものがある。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の課題を解消し、リモートコントローラを必要とする場合でも、必要としない場合であっても、外観意匠の品位を損なうことがない、空気調和装置の室内機を提供することにある。
この発明では、支持体は、リモートコントローラを取り付けない場合に、開口部を塞ぐことが可能な化粧部を備えたため、リモートコントローラが不要な場合に、別部品を取り付けることなく、開口部を塞ぐことができるため、リモートコントローラが必要な場合も、必要でない場合も、外観意匠の品位を損なわない空気調和装置の室内機を提供できる。
この発明によれば、支持体と、リモートコントローラとを、前面パネルに対して簡易に結合することができる。
この発明によれば、リモートコントローラを取り付けない場合、支持体を反転させて、化粧部を前面パネルの裏面の開口部に対向させるだけであるため、別部品を取り付けることなく、開口部を塞ぐことができるため、リモートコントローラが必要な場合も、必要でない場合も、外観意匠の品位は損なわない空気調和装置の室内機を提供できる。。
この発明によれば、テーパー部を備えるため、前面パネルの表面からリモートコントローラの表示面まで、あるいは、前面パネルの表面から化粧部の面までが、なだらかに連続する面となり、前面パネルの内側に埃等が侵入することを抑制できる。また、外観意匠が向上する。
この発明によれば、化粧部又はリモートコントローラの表示面が樹脂材に当接し、テーパー部と当接しないため、化粧部又はリモートコントローラの表示面が傷つくことを抑制できる。
図1における空気調和装置の室内機1の正面図を基準として、左側を左、右側を右、手前側を前、奥側を後ろ、上側を上、下側を下と定義する。
図1から図3に示すように、本実施の形態に係る室内機1は、筐体3と、筐体3の内部上方に設けられ上方に傾斜して配置された熱交換器5と、筐体3の内部下方に設けられ熱交換器5に向けて送風する送風機7と、この送風機7等の運転を制御する電装品(図示せず)が収納された電装箱9と、を備える。
この室内機1は、床置き式である。
前面パネル13は、取り外しが可能である。前面パネル13を取り外すと、図2に示すように、断熱パネル53が露出する。断熱パネル53は、前面パネル13の裏面側であって、熱交換器5と対向する位置に配置されている。
したがって、筐体3の奥行きWによって傾斜角度が決定されるが、一般に、熱交換器5の傾斜角度は小さい方が、風切り音が小さくなるので、奥行きWが長い程、風切り音が小さくなる。本構成では、電装箱9が、熱交換器5の下方に配置され、前面側に配置されていないため、筐体の奥行きWを広くとれ、熱交換器5の傾斜が大きくなるので,熱交換器5を通過する風の風切り音が小さくなる。
電装箱9は、箱体41と、箱体41に収納された基板43及びカバー45と、から構成されている。基板43上には、詳図していないが、電装部品や制御回路が配置されている。そして、メンテナス等の時には、カバー45を開けて電装部品や制御回路を露出させるようになっている。
そして、送風口35から送風された空気は、熱交換器5を通過し、吹出しパネル52の吹き出し口から,熱交換された空気が送風される。
前面パネル13には、矩形状の開口部62が形成されている。開口部62の周囲には複数の耳片63が、前面パネル13に一体に設けられる。耳片63は、前面パネル13の裏面からリモートコントローラ61の側壁61Aに沿うように立ち上がって形成される。
開口部62の各辺には、耳片63と耳片63との間に、空間S1が設けられている。この空間S1は、後述する支持体70を開口部62に固定したとき、この支持体70の各辺に設けられるボス73が位置する空間である。
複数の耳片63の外側の4隅には、それぞれ突部66が設けられる。突部66には、雌ねじ孔66aが形成されている。開口部62の周縁62aは、図6に示すように、開口部62の内側に傾斜するテーパー部67となっている。
支持体70は、図8に示すように、ほぼ矩形状であり、裏面に平坦な化粧部71を備える。支持体70の4隅には突片72が設けられ、各突片72にはビス孔72aが形成されている。ビス孔72a間のピッチは、突部66の、雌ねじ孔66a間のピッチと同じである。
支持体70には、各辺の中央部にボス73が突設される。このボス73は、支持体70の両面に設けられる。ボス73は、支持体70を開口部62に固定するとき、耳片63と耳片63との間の空間S1に収まる。
この際、リモートコントローラ61を介して樹脂材65を圧縮して、支持体70が前面パネル13に取り付けられる。
リモートコントローラ61の表示面61aとテーパー部67との間には、少ない段差が形成されるが、樹脂材65により連続するため、外観意匠の品位を損ないにくく、また、前面パネル13の内側に埃等が侵入することを抑制できる。また、リモートコントローラ61の表示面61aが傷つきにくい。
リモートコントローラ61を取り付けしないときには、リモートコントローラ61を取り外した状態で、図7の支持体70を反転させて、化粧部71を前面パネル13の裏面に宛がい、ビス77を用いて、支持体70を前面パネル13に取り付ける。この際には、図10に示すように、支持体70の側壁68aが、複数の耳片63の内側に嵌る。ビス77は、突片72のビス孔72aを貫通して、突部66の雌ねじ孔66aにねじ込まれる。
また、支持体70の化粧部71が、樹脂材65を圧縮するようにして取り付けられる。支持体70の化粧部71が、樹脂材65を圧縮するようにして取り付けられたとき、化粧部71は、図5に示す開口部62の周縁62aのテーパー部67と所定の隙間を有する。支持体70の化粧部71とテーパー部67とは、密着しない。
化粧部71とテーパー部67との間には、少ない段差が形成されるが、樹脂材65により連続するため、外観意匠の品位を損ないにくく、また、前面パネル13の内側に埃等が侵入することを抑制できる。また、化粧部71が傷つきにくい。
これによれば、支持体70は、リモートコントローラ61を取り付けない場合に、開口部62を塞ぐことが可能な化粧部71を備えたため、リモートコントローラ61が不要な場合に、別部品を取り付けることなく、開口部62を塞ぐことができるため、リモートコントローラ61が必要な場合も、必要でない場合も、外観意匠の品位を損なわない空気調和装置の室内機1を提供できる。
これによれば、支持体70と、リモートコントローラ61とを、前面パネル13に対して簡易に結合することができる。
これによれば、リモートコントローラ61を取り付けない場合、支持体70を反転させて、化粧部71を前面パネル13の裏面の開口部62に対向させるだけであるため、別部品を取り付けることなく、開口部62を塞ぐことができるため、リモートコントローラ61が必要な場合も、必要でない場合も、外観意匠の品位を損なわない空気調和装置の室内機1を提供できる。
これによれば、テーパー部67を備えるため、前面パネル13の表面からリモートコントローラ61の表示面61aまで、あるいは、前面パネル13の表面から化粧部71の面までが、なだらかに連続する面となり、前面パネル13の内側に埃等が侵入することを抑制できる。また、外観意匠が向上する。
これにより、化粧部71又はリモートコントローラ61の表示面61aが樹脂材65に当接し、テーパー部67と当接しないため、化粧部71又はリモートコントローラ61の表示面61aが傷つくことを抑制できる。
5 熱交換器
7 送風機
13 前面パネル
51 吸い込みパネル
52 吹き出しパネル
61 リモートコントローラ
61A リモートコントローラの側壁
62 開口部
62a 周縁
62a 開口部の周縁
63 耳片
65 樹脂材(緩衝部材)
67 テーパー部(周縁)
68a 支持体の側壁
70 支持体
71 化粧部
73 ボス
77 ビス
S1 空間
Claims (4)
- 前面パネルにリモートコントローラを配置した空気調和装置の室内機であって、
前記前面パネルは、前記リモートコントローラを配置可能な開口部を備え、
前記リモートコントローラを支持する支持体を前記前面パネルの裏面に配置し、
前記支持体は、前記リモートコントローラを取り付けない場合に、前記開口部を塞ぐことが可能な化粧部を備え、前記支持体の各辺の周囲にボスを備え、
前記支持体の左辺と右辺に配される前記ボスは、辺の中央から外れた位置に設けられ、
前記支持体の上辺と下辺に配される前記ボスは、辺の中央位置に設けられ、
前記前面パネルには、前記開口部の周囲に前記支持体を保持可能な複数の耳片を備え、
前記支持体を前記開口部に固定するとき、前記ボスは、前記複数の耳片の間の空間に位置し、
前記リモートコントローラに配線が接続されており、
前記支持体の前記下辺には孔が形成される
ことを特徴とする空気調和装置の室内機。 - 前記リモートコントローラを取り付けない場合、前記支持体を反転させて、前記化粧部を前面パネルの裏面の前記開口部に対向させることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置の室内機。
- 前記前面パネルの前記開口部の周縁にテーパー部を備え、
前記支持体を前記前面パネルに取り付けたとき、前記前面パネルの表面から前記リモートコントローラの表示面まで、あるいは、前記前面パネルの表面から前記化粧部の面までを、なだらかに連続する面としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和装置の室内機。 - 前記開口部の周縁の内側に、前記周縁の高さより高い高さを有する緩衝部材を備えることを特徴とする請求項1から請求項3何れか一項に記載の空気調和装置の室内機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019028705A JP7233034B2 (ja) | 2019-02-20 | 2019-02-20 | 空気調和装置の室内機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019028705A JP7233034B2 (ja) | 2019-02-20 | 2019-02-20 | 空気調和装置の室内機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020134030A JP2020134030A (ja) | 2020-08-31 |
JP7233034B2 true JP7233034B2 (ja) | 2023-03-06 |
Family
ID=72278248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019028705A Active JP7233034B2 (ja) | 2019-02-20 | 2019-02-20 | 空気調和装置の室内機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP7233034B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS53119146U (ja) * | 1977-02-28 | 1978-09-21 | ||
JPS5847021U (ja) * | 1981-09-18 | 1983-03-30 | 株式会社東芝 | 空気調和機のリモコン箱取付構造 |
-
2019
- 2019-02-20 JP JP2019028705A patent/JP7233034B2/ja active Active
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JP2020134030A (ja) | 2020-08-31 |
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