JP5971233B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents
空気調和機の室内機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5971233B2 JP5971233B2 JP2013267725A JP2013267725A JP5971233B2 JP 5971233 B2 JP5971233 B2 JP 5971233B2 JP 2013267725 A JP2013267725 A JP 2013267725A JP 2013267725 A JP2013267725 A JP 2013267725A JP 5971233 B2 JP5971233 B2 JP 5971233B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air filter
- indoor unit
- opening
- heat exchanger
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Description
この構成によれば、エアフィルタの前端角部が表面側から第2係合部で押さえられる。すなわち、エアフィルタの前端角部が表面側に反っている場合に、前端角部が室内機ケーシングの内方に向けて押さえられる。このため、エアフィルタの前端角部と室内機ケーシングの開口部の前縁角部との間の隙間が小さくなる。
室内機ケーシングの開口部に対してエアフィルタの前端角部が大きく浮き上がるときは、凸部として構成される第2係合部にエアフィルタの前端角部を係合させることが難しくなる。
エアフィルタの前端角部の浮き上がりを押さえる手段として、前面パネルに突出部を設けて、前面パネルを閉じたときにこの突出部がエアフィルタの前端角部を押すように構成することが考えられる。しかし、このような構成の場合、前面パネルにおいて、突出部の部分が他の部分に比べて肉厚になるため、前面パネルの表面において突出部に対応するところに樹脂ひけが生じるおそれがある。樹脂ひけは、前面パネルの表面に現れるため、前面パネルの外観が損なわれる。
図1は、室内機1の正面図を示す。図2は、室内機1の側面図である。図3は、図1のA−A線に沿う断面図である。
この制御ユニット7は、空気調和機の運転制御に係るものであって、例えば、モータユニット5や、空気吹出口に設けられている風向調節羽根8等を制御する。
室内機ケーシング2は、エアフィルタ60を湾曲させた状態で保持する。エアフィルタ60は、室内機ケーシング2の上部後方から前面下方にわたる範囲(すなわち、上部開口部31)を覆うように配置される。本実施形態では、2枚のエアフィルタ60を用いてこの範囲を覆っている。
エアフィルタ60の後部は、ケーシング20の上部と熱交換器3との間に配置され、エアフィルタ60の前部は、前面パネル40と熱交換器3との間に配置される。エアフィルタ60の裏面60bは熱交換器3に面する。
エアフィルタ60は吸いこまれた空気の埃等を捕集する。エアフィルタ60は、フィルタ枠部61と、このフィルタ枠部61に張られる濾過シート62とを備える。フィルタ枠部61は、矩形の外枠63と、この外枠63を補強する桟64とにより構成されている。桟64は、外枠63における対向する2辺を互いに連結する。
図5(A)は、ケーシング20の平面図であり、図5(B)は、その正面図であり、図5(C)は、その底面図である。
両開口部(以下、左側の開口部を「第1開口部34」、右側の開口部を「第2開口部35」という。)それぞれはエアフィルタ60で個別に覆われる。第1開口部34と第2開口部35とは同じ構造を有するため、以下、第1開口部34について説明する。
なお、図5(B)に示す例では、第1開口部34の外側の前縁角部34dに第2係合部38が設けられている。第1開口部34の内側の前縁角部34eには、中央支持部26を支持するリブ36aが設けられている。このリブ36aは、中央支持部26に設けられた、エアフィルタ60を支持する支持部36の延長部として構成され、かつ第1係合部37の下当接部37b(図6参照)の延長部として構成されている。このリブ36aは、中央支持部26を補強し、かつエアフィルタ60を裏面60bから支持する。
第1係合部37は、エアフィルタ60の裏面60bに当接する2個の下当接部37bと、エアフィルタ60の表面60aに当接する上当接部37aとを有する。下当接部37bは、エアフィルタ60を支持する機能を有し、第1開口部34の前縁34aに沿って設けられている。
また、室内機1の左右方向において、上当接部37aは2個の下当接部37bの間に配置されている。すなわち、ケーシング20を正面視して上当接部37aと下当接部37bとは互いに重ならないように配置されている。この構成は、ケーシング20を一体成形する金型構造上の要請によるものである。
第2係合部38は、エアフィルタ60の前端角部60dの表面(フィルタ枠部61の角部の表面)に当接する凸部として構成されている。具体的には、エアフィルタ60の前端中央部60cが第1係合部37に係合したときに、エアフィルタ60の前端角部60dの表面が位置するところに、第2係合部38が設けられている。この第2係合部38は、エアフィルタ60の前端の両前端角部60dのうちの少なくとも一方に対応して設けられる。例えば、第2係合部38は、第1開口部34の前縁34aにおける外側の前縁角部34dに設けられている。
従来のケーシングにおいて、エアフィルタ60の前端中央部60cは第1開口部34の前縁中央部34cに設けられた第1係合部37に係合する。これにより、エアフィルタ60の前端中央部60cと第1開口部34の前縁中央部34cとの間の隙間は所定距離以下に設定されるため、この部分において、エアフィルタ60を通過せずに熱交換器3に直接侵入する空気は殆どなく、直接侵入する空気があったとしてもその量は少ない。
エアフィルタ60の前端中央部60cは第1開口部34の前縁中央部34cに設けられた第1係合部37に係合する。
エアフィルタ60を第1開口部34に装着するときは、まず、エアフィルタ60の後方部を第1開口部34の上部に設けられた桟32aの下側に挿入する。そして、エアフィルタ60を第1開口部34に沿うよう湾曲させて、エアフィルタ60の前端を第1開口部34の前縁34aに当接させて、エアフィルタ60の前端部を第1係合部37及び第2係合部38に係合させる。
第2係合部138は、エアフィルタ60の前端角部60dの表面(フィルタ枠部61の角部の表面)に当接する凸部139と、凸部139よりも上側に配置され、上方かつ前方斜めに延びるガイド部140とを有する。ガイド部140は、エアフィルタ60の前端角部60dを凸部139の内側に導く。
前面パネル40について、図11(A)は正面図を、図11(B)は平面図を、図11(C)は背面図を、図11(D)は側面図を示す。
前面パネル40は、アーム42を介してケーシング20に回転自在に取り付けられる。アーム42は、パネル本体41の裏面上部の2箇所に設けられている。
前面パネル40のように肉薄の板状構造体の裏面40bに大きい突起を設けると、突起の反対側の面(前面パネル40の表面40b)に樹脂ひけによる凹みが形成されることがある。前面パネル40の表面40a側は室内空間デザインの一部を構成するものであり、樹脂ひけ等のわずかな凹みであっても、目立つものとなる。このような事情から、前面パネル40における目につきやすい部分(エアフィルタ60に対応する部分40d)は、平坦に構成される。
(1)室内機ケーシング2は、熱交換器3の少なくとも一部に対応して設けられる第1開口部34を有する。第1開口部34はエアフィルタ60で覆われる。この第1開口部34の前縁中央部34cには、エアフィルタ60の前端中央部60cと係合する第1係合部37が設けられる。また、第1開口部34の前縁の少なくとも一方の前縁角部34d,34eには、エアフィルタ60の前端角部60dと係合する第2係合部38が設けられる。
エアフィルタ60の前端角部60dの浮き上がりを押さえる手段として、前面パネル40に突出部を設けて、前面パネル40を閉じたときにこの突出部がエアフィルタ60の前端角部60dを押すように構成することが考えられる。しかし、このような構成の場合、前面パネル40において、突出部の部分が他の部分に比べて肉厚になるため、前面パネル40の表面40aにおいて突出部に対応するところに樹脂ひけが生じるおそれがある。樹脂ひけは、前面パネル40の表面40aに現れるため、前面パネル40の外観が損なわれる。
なお、実施態様は上記に示した態様に限られるものではなく、これを例えば以下に示すように変更して実施することもできる。
実施形態及び他の実施形態には、上記に示した技術思想のほか、以下に示す技術思想が含まれる。
熱交換器3と、この熱交換器3に対応して配置されるクロスフローファン4と、前記熱交換器3の風上側に配置されるエアフィルタ60と、前記クロスフローファン4、前記熱交換器3及び前記エアフィルタ60を収容する室内機ケーシング2とを備え、前記室内機ケーシング2は、前記熱交換器3に対応して設けられる上部開口部31を有し、上下方向にわたる中央支持部26によって前記上部開口部31が左右に並列される第1開口部34と第2開口部35とに区画され、第1及び第2開口部34,35それぞれが前記エアフィルタ60で覆われるものであり、前記前記第1及び第2開口部34,35の前縁中央部には、前記エアフィルタ60の前端中央部60cと係合する第1係合部37が設けられ、前記第1及び第2開口部34,35の前縁の外側の前縁角部に、前記エアフィルタ60の前端角部60dと係合する第2係合部38が設けられ、前記第1開口部34の前縁と前記中央支持部26とにより構成される角部及び前記第2開口部35の前縁と前記中央支持部26とにより構成される角部には前記中央支持部26を補強しかつエアフィルタ60を支持するリブ36aが設けられている空気調和機の室内機1。
すなわち、第1開口部34において、前縁34aの外側の前縁角部34dには、前記エアフィルタ60の前端角部60dと係合する第2係合部38が設けられている。第1開口部34において、前縁34aの内側の前縁角部34e、すなわち第1開口部34の前縁34aと中央支持部26とにより構成される角部には、リブ36aが設けられている。このリブ36aは、中央支持部26を補強しかつエアフィルタ60を支持する。第2開口部35の構造は、第1開口部34と同様である。
上記に示した実施形態とは異なり、第1開口部34の前縁角部34d,34eそれぞれに、第2係合部38を設けることも可能である。この場合は、エアフィルタ60の両側が反っている場合でも、エアフィルタ60の前端角部60dが所定位置に配置されるようになるため、エアフィルタ60の前端角部60dと第1開口部34との間の隙間が過大になることが抑制される。一方、このような構成によれば、ケーシング20の骨組みである中央支持部26の強度が低下するおそれがある。そこで、上記構成のように、前縁34aの内側の前縁角部34e、すなわち第1開口部34の前縁34aと中央支持部26とにより構成される前縁角部34eにリブ36aを設ける。これによって、中央支持部26の根本部分の強度を補強することができる。
Claims (4)
- 熱交換器(3)と、この熱交換器(3)に対応して配置されるクロスフローファン(4)と、前記熱交換器(3)の風上側に配置されるエアフィルタ(60)と、前記クロスフローファン(4)、前記熱交換器(3)及び前記エアフィルタ(60)を収容する室内機ケーシング(2)とを備え、
前記室内機ケーシング(2)は、前記熱交換器(3)の少なくとも一部に対応して設けられて前記エアフィルタ(60)で覆われる開口部(34)を有し、
前記開口部(34)の前縁中央部(34c)には、前記エアフィルタ(60)の前端中央部(60c)と係合する第1係合部(37)が設けられ、前記第1係合部(37)は、前記エアフィルタ(60)の前端中央部(60c)の表面に当接する上当接部(37a)と、前記エアフィルタ(60)の前端中央部(60c)の裏面に当接する2個の下当接部(37b)とを備え、前記上当接部(37a)は、前記2個の下当接部(37b)との間に配置されて、正面視において前記上当接部(37a)及び前記2個の下当接部(37b)は重ならないように前記開口部(34)の前縁(34a)に沿って配置され、
前記開口部(34)の前縁(34a)の少なくとも一方の前縁角部(34d)には、前記エアフィルタ(60)の前端角部(60d)と係合する第2係合部(38)が設けられている
空気調和機の室内機。 - 請求項1に記載の空気調和機の室内機(1)において、
前記第2係合部(38)は、前記開口部(34)の前縁(34a)から突出し前記エアフィルタ(60)の前端角部(60d)の表面を押さえる凸部を有する
空気調和機の室内機。 - 請求項2に記載の空気調和機の室内機(1)において、
前記第2係合部(138)は、前記凸部(139)と、前記凸部(139)よりも上側に配置され、上方かつ前方斜めに延びるガイド部(140)とを有する
空気調和機の室内機。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和機の室内機(1)において、
前記室内機ケーシング(2)は、前記エアフィルタ(60)に対応する部分が平坦に構成された前面パネル(40)を有する
空気調和機の室内機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013267725A JP5971233B2 (ja) | 2013-12-25 | 2013-12-25 | 空気調和機の室内機 |
CN201420827619.5U CN204388226U (zh) | 2013-12-25 | 2014-12-23 | 空调机的室内机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013267725A JP5971233B2 (ja) | 2013-12-25 | 2013-12-25 | 空気調和機の室内機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015124903A JP2015124903A (ja) | 2015-07-06 |
JP5971233B2 true JP5971233B2 (ja) | 2016-08-17 |
Family
ID=53360941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013267725A Active JP5971233B2 (ja) | 2013-12-25 | 2013-12-25 | 空気調和機の室内機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5971233B2 (ja) |
CN (1) | CN204388226U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018031561A (ja) * | 2016-08-26 | 2018-03-01 | シャープ株式会社 | 空気調和機 |
CN114430696A (zh) * | 2019-10-03 | 2022-05-03 | 三菱电机株式会社 | 空气过滤器以及空调机的室内机 |
JP2021036196A (ja) * | 2020-12-03 | 2021-03-04 | シャープ株式会社 | 空気調和機 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3213569B2 (ja) * | 1997-08-29 | 2001-10-02 | 三洋電機株式会社 | 空気調和機 |
JP2004219048A (ja) * | 2002-12-25 | 2004-08-05 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和機 |
JP4449703B2 (ja) * | 2004-11-08 | 2010-04-14 | パナソニック株式会社 | 空気調和機のフィルタ−装置 |
JP4674460B2 (ja) * | 2004-11-09 | 2011-04-20 | パナソニック株式会社 | 空気調和機 |
JP4992844B2 (ja) * | 2008-07-17 | 2012-08-08 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和機器 |
JP5267539B2 (ja) * | 2010-11-05 | 2013-08-21 | ダイキン工業株式会社 | 床置き室内機 |
JP5956163B2 (ja) * | 2012-01-17 | 2016-07-27 | シャープ株式会社 | 空気調和機 |
-
2013
- 2013-12-25 JP JP2013267725A patent/JP5971233B2/ja active Active
-
2014
- 2014-12-23 CN CN201420827619.5U patent/CN204388226U/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015124903A (ja) | 2015-07-06 |
CN204388226U (zh) | 2015-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5565664B2 (ja) | ダクト型空気調和機 | |
JP4582817B2 (ja) | 空気調和装置の室内ユニット | |
JP5971233B2 (ja) | 空気調和機の室内機 | |
CN107850336B (zh) | 空气调节机的室内机 | |
JP5401355B2 (ja) | 空気調和機の室内機 | |
JP6405524B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP5071573B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP5720918B2 (ja) | ダクト型空気調和機 | |
CN210463466U (zh) | 一种空调进风密封结构及具有该结构的空调器 | |
JP5953814B2 (ja) | 一体型空気調和機 | |
JP2013124804A (ja) | 空気調和機 | |
JP2014185795A (ja) | 空調室内機 | |
JP5928246B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2014129920A (ja) | フラットファンガード及び室外ユニット | |
JP2014052096A (ja) | 空気調和機の室内機 | |
JP2013160438A (ja) | 室内機 | |
KR20070077361A (ko) | 공기조화기의 실내기 | |
JP2017003167A (ja) | 天井埋込型空気調和機 | |
JP7233034B2 (ja) | 空気調和装置の室内機 | |
JP4857794B2 (ja) | 空気調和機の室内機 | |
WO2019187038A1 (ja) | 空気調和機の室内機 | |
JP5867156B2 (ja) | 空気調和機 | |
KR102306046B1 (ko) | 공기 조화기의 실내기 | |
CN208299253U (zh) | 配电设备机柜通风散热结构 | |
JP5071599B2 (ja) | 空気調和機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160113 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160614 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160627 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5971233 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |