JPWO2007123057A1 - モータ - Google Patents

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Abstract

本モータは、環状のステータヨークと、このステータヨークから内外に向かって突出した複数の内外ティースとを有するステータコアと、ステータコアに巻回された複数のコイルとを備えたステータと、内外ティースに空隙を介して対向し永久磁石が埋め込まれた内側ロータと外側ロータとを含む。これら外側ロータと内側ロータとの断面形状は、磁極中心線より磁束境界線の方向に、円弧とそれに続く少なくとも2つの連続した直線で結ばれる。

Description

本発明は、ツインロータを搭載する永久磁石埋め込み型ブラシレスモータに関し、特にロータの構成に関するものである。
図9は、従来のツインロータを有するトロイダル方式のブラシレスモータであり、ステータ110と内側ロータ120と外側ロータ130から構成されている。
ステータ110は、ステータコア111とコイル115よりなる。ステータコア111は、ステータヨーク114と、このステータヨーク114に設けられた外側ティース112と内側ティース113とからなり、外側ティース112の間には外側スロット116が、内側ティース113の間には内側スロット117が、それぞれ構成されている。
ステータヨーク114にはトロイダル方式の複数の3相コイル115が施されている。このコイル115は集中巻線方式でステータヨーク114に巻回され、外側スロット116と内側スロット117に収納され、スターまたはデルタ結線される。
内側ロータ120は回転軸140に直結され、ステータ110の内側に回転自在に保持される。内側ロータ120は、更に内側ロータヨーク121と永久磁石122とを有する。内側ロータヨーク121は、複数の永久磁石挿入孔124が設けられており、そこに永久磁石122が挿入、接着固定されている。
また、外側ロータ130は、同様に回転軸140に直結され、ステータ110の外側に回転自在に保持される。外側ロータ130は、更にロータヨーク131と永久磁石132とを有する。外側ロータヨーク131は、複数の永久磁石挿入孔134が設けられており、そこに永久磁石132が挿入、接着固定されている。
内側ロータ120および外側ロータ130は、コイル115に流れる電流による磁界によって回転する。このようなトロイダル方式のブラシレスモータの構成は、例えば特許文献1に開示されている。
この従来のモータによれば、ロータをツインロータ構成とすることで、出力トルクを大きくすることができるが、コギングトルクが増加し、振動・騒音が増加するという課題がある。
日本特許出願特開2001−37133号公報
本発明のモータは次の構成を有する。環状のステータヨークと、このステータヨークから径方向内側に向かって突出した複数の内側ティースと、この内側ティースと同数でステータヨークから径方向外側に向かって突出した複数の外側ティースを含む。さらに、内側ティースの間に構成された内側スロットと、外側ティースの間に構成された外側スロットとを有するステータコアを含む。さらに、内側スロットと外側スロットの間のステータヨークに巻回され、3相スターまたはデルタ状に結線された複数のコイルとを備えたステータを含む。
内側ティースに空隙を介して対向した内側ロータと、外側ティースに空隙を介して対向した外側ロータとを含み、内側ロータと外側ロータは、同一回転軸に接続される。
内側ロータは、複数の内側永久磁石挿入孔を有する内側ロータヨークと、内側永久磁石挿入孔に埋め込まれた複数の内側永久磁石とを有し、外側ロータは、複数の外側永久磁石挿入孔を有する外側ロータヨークと、外側永久磁石挿入孔に埋め込まれた複数の外側永久磁石とを有する。
回転軸の回転中心と内側ロータの磁極中心と外側ロータの磁極中心を結ぶ磁極中心線、及び回転軸の回転中心と内側ロータの磁束境界と外側ロータの磁束境界を結ぶ磁束境界線とは、共に直線である。
磁極中心線が、内側ロータヨークの外形と交差する点を端点X1、外側ロータヨークの内形と交差する点を端点X2とする。磁束境界線が、内側ロータヨークの外形と交差する点を端点Z1、外側ロータヨークの内形と交差する点を端点Z2とする。磁極中心線より磁極境界線の方向に所定角度θ1を有し回転中心を通る直線が内側ロータヨークの外形と交差する点を端点A1とし、磁極中心線より磁極境界線の方向に所定角度θ2を有し回転中心を通る直線が外側ロータヨークの内形と交差する点を端点A2とする。
ここに、内側ロータヨークの断面形状は、端点A1と端点Z1との間が少なくとも2つの連続した直線で結ばれ、外側ロータヨークの断面形状は、端点A2と端点Z2との間が少なくとも2つの連続した直線で結ばれる。
図1は本発明の実施の形態におけるモータの断面図である。 図2は本発明の実施の形態におけるモータの内側ロータを示す部分断面図である。 図3は本発明の実施の形態におけるモータの外側ロータを示す部分断面図である。 図4は本発明の実施の形態におけるモータの円弧角度θ1、θ2とコギングトルクとの関係を示すグラフである。 図5は本発明の実施の形態におけるモータのスロットオープン角度α1、α2とコギングトルクとの関係を示すグラフである。 図6は本発明の実施の形態におけるモータのスロットオープン角度α1、α2とコギングトルクの位相との関係を示すグラフである。 図7は本発明の実施の形態におけるモータのスロットオープン角度α1、α2とコギングトルクとの関係を示すグラフである。 図8Aは本発明の実施の形態におけるモータの永久磁石挿入穴の他の形態を示す断面図である。 図8Bは本発明の実施の形態におけるモータの永久磁石挿入穴の他の形態を示す断面図である。 図9は従来のモータの断面図である。
符号の説明
10 ステータ
11 ステータコア
12 外側ティース
13 内側ティース
14 ステータヨーク
15 コイル
16 外側スロット
17 内側スロット
20 内側ロータ
21 内側ロータヨーク
22 内側永久磁石
24 内側永久磁石挿入孔
27 磁極中心線
28 磁束境界線
30 外側ロータ
31 外側ロータヨーク
32 外側永久磁石
34 外側永久磁石挿入孔
40 回転軸
41 回転中心
X1 磁極中心線が内側ロータヨークの外形と交差する端点
X2 磁極中心線が外側ロータヨークの内形と交差する端点
Z1 磁束境界線が内側ロータヨークの外形と交差する端点
Z2 磁束境界線が外側ロータヨークの内形と交差する端点
A1 磁極中心線より磁束境界線の方向に所定角度θ1をなし回転中心を通る直線が内側ロータヨークの外形と交差する端点
A2 磁極中心線より磁束境界線の方向に所定角度θ2をなし回転中心を通る直線が外側ロータヨークの内形と交差する端点
B1 磁極中心線より磁束境界線の方向に所定角度θ1bをなし回転中心を通る直線が内側ロータヨークの外形と交差する端点
B1 磁極中心線より磁束境界線の方向に所定角度θ2bをなし回転中心を通る直線が外側ロータヨークの内形と交差する端点
α1 内側ロータのスロットオープン角度
α2 外側ロータのスロットオープン角度
L1 内側永久磁石挿入孔の端部と内側ロータヨークの外形との最短距離
L2 外側永久磁石挿入孔の端部と外側ロータヨークの内形との最短距離
d 内側ロータヨークの高透磁率鉄板の1枚の厚さ
e 外側ロータヨークの高透磁率鉄板の1枚の厚さ
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態におけるモータの断面図である。本実施の形態のモータは、ステータ10と、このステータ10の内径側に対向する内側ロータ20と、外径側に対向する外側ロータ30とで構成される。
ステータ10を構成するステータコア11は、略環状のステータヨーク14と、このステータヨーク14から外周方向に突出した外側ティース12と、外側ティース12と同数でステータヨーク14から内周方向に突出した内側ティース13とから成る。各々の外側ティース12の間には外側スロット16が、各々の内側ティース13の間には内側スロット17が、それぞれ構成されている。
そして、3相スターもしくはデルタ状に結線されトロイダル巻線形式による複数のコイル15が、外側スロット16と内側スロット17の間のステータヨーク14に集中巻線方式で巻回されている。なお、このコイル15は、全スロットに収納されている。
外側ティース12に対向して所定のエアギャップを介して外側ロータ30が配設されている。同様に、内側ティース13に対向して所定のエアギャップを介して内側ロータ20が配設されている。
外側ロータ30は、電磁鋼板が積層された外側ロータヨーク31に外側永久磁石挿入孔34を有しており、そこに外側永久磁石32が収納されて外側磁極部を構成している。同様に、内側ロータ20は、電磁鋼板が積層された内側ロータヨーク21に内側永久磁石挿入孔24を有しており、そこに内側永久磁石22が収納されて内側磁極部を構成している。言い換えれば、この外側磁極部は、外側ロータヨーク31の複数の外側永久磁石挿入孔34の各々に外側永久磁石32を収納して構成される。同様に、内側磁極部は、内側ロータヨーク21の複数の内側永久磁石挿入孔24の各々に内側永久磁石22を収納して構成される。
ここで、内側永久磁石22の中央と外側永久磁石32の中央とを結ぶ直線を延長すると回転中心41を通るように構成されており、この直線を磁極中心線27と定義する。また、内側永久磁石22と隣接内側永久磁石22との中間点と外側永久磁石32と隣接外側永久磁石32との中間点とを結ぶ直線を延長すると回転中心41を通るように構成されており、この直線を磁束境界線28と定義する。即ち、内側永久磁石22と外側永久磁石32は、同位相で配置されている。
外側ロータ30は、外側ロータフレーム(図示しない)に圧入、焼きばめ、もしくは接着等の手段で結合されている。同様に、内側ロータ20は内側ロータフレーム(図示しない)に圧入、焼きばめ、もしくは接着等の手段で結合されている。そして、内側ロータフレームと外側ロータフレームは、着脱可能に構成されている。しかし通常はこれら内側ロータフレームと外側ロータフレームは、回転軸40に連結されて、コイル15に所定の通電を行うことにより、一体に回転する。
ここで前述の通り、外側ロータ30と内側ロータ20は、それぞれ永久磁石挿入孔34、24を備え、そこに外側永久磁石32,内側永久磁石22が収納されている。外側永久磁石挿入孔34と内側永久磁石挿入孔24とは同数であり、いずれも断面が台形形状とし、隣接する永久磁石挿入孔との間のロータヨークは均一厚さになるように設定されている。そして、周方向の長さは、外側永久磁石挿入孔34の方が内側永久磁石挿入孔24より長く、径方向の長さは同一に構成されている。外側永久磁石挿入孔34に外側永久磁石32が挿入され、内側永久磁石挿入孔24に内側永久磁石22が挿入され、いずれも接着固定される。永久磁石の形状は、いずれも断面が長方形であり、周方向の長さは、外側永久磁石32の方が内側永久磁石22より長く、径方向の長さは同一に構成されている。そして、内側永久磁石挿入孔24と外側永久磁石挿入孔34は、共に、永久磁石が挿入されたとき、周方向両端に空隙部を有するように構成されている。これは隣接永久磁石との間の磁束の短絡を防止するためである。
永久磁石の着磁極性は、外側永久磁石32、内側永久磁石22共にN極、S極が交互に配置される。外側スロット16のコイルに流れる電流で外側ロータ30にトルクが発生し、内側スロット17のコイルに流れる電流で内側ロータ20にトルクが発生するので、同一電流で大トルクが得られる。更に、永久磁石埋め込み構造とすることにより、リラクタンストルクも付加されるので、小型、大トルク、高効率のモータが実現できる。また、コイル15を集中巻き構造とすることにより、各スロットにおける巻線占積率が向上し、コイルエンド部が小さくできるので、更なる効率の向上に寄与できる。
更に、本実施の形態においては、外側永久磁石32と内側永久磁石22とを共に長方形形状とすることで、一般的に採用される円弧形磁石と異なり、磁石の加工コストを大幅に削減することができる。これにより小型、大トルク、高効率に加えて、低コスト化を実現することができる。
次に、図2は本実施の形態の内側ロータ20の要部を示す部分断面図である。図2において、回転中心41より内側永久磁石22の中央を結ぶ磁極中心線27が内側ロータヨーク21の外形と交差する点を端点X1とする。また、回転中心41より内側永久磁石22と隣接内側永久磁石22との中間点を結ぶ磁束境界線28が内側ロータヨーク21の外形と交差する点を端点Z1とする。磁極中心線27より磁束境界線28までの電気角は90°となる。
この端点Z1は、次のように定義する。内側永久磁石挿入孔24の端部と内側ロータヨーク21の外形直線B1−Z1(後述する)との最短距離をL1とし、内側ロータヨーク21を構成する高透磁率薄鉄板の1枚の厚さをdとしたとき、d/2<L1<2dとする。外形との最短距離L1をd/2以下とすると、プレスが困難となり、さらには内側ロータヨーク21の強度が大幅に低下する。また、外形との最短距離L1を2d以上にした場合は、コイルに鎖交する磁束が減少するために出力トルクが大幅に低下する。これは、L1が大きければ大きいほど、内側ロータヨーク21における隣接永久磁石間の漏れ磁束の量が増大する。このため、その増大分の磁束がステータに鎖交しなくなるためである。以上のことから、外形との最短距離L1の値は上記範囲が最適である。また、外形との最短距離L1を決定するための内側永久磁石挿入孔24の端部は、図示のように内側永久磁石挿入孔24における外形と最も接近した部分ということになる。
次に、磁極中心線27より磁束境界線28の方向に所定角度θ1を有し回転中心41を通る直線と内側ロータヨーク21の外形と交差する点を端点A1とし、端点X1と端点A1の間を、回転中心41を中心とする円弧(第1の円弧)で結ぶ。この所定角度θ1は、電気角で15°<θ1<75°の範囲である。より好ましくは、15°<θ1<60°の範囲である。
次に、端点A1と端点Z1との間を2つの連続した直線で結ぶ。即ち、直線A1−B1、直線B1−Z1で結んでいる。端点B1は、磁極中心線27との角度θ1bを有する。以上のように、内側ロータヨーク21の外形形状は、磁極中心線27が交差する端点X1より端点A1まで円弧で結び、端点A1より端点B1、端点Z1と連続した2つの直線で結ばれることになる。この端点A1より端点B1、端点Z1と連続した2つの直線は、端点X1より端点A1までの円弧を同じ曲率で延長した円の内側に位置する。
このとき、端点B1の形状は、凸形状(<180°)である。これにより、前述の円弧X1−A1を同じ曲率で延長した円(破線で示す)と端点B1までの距離Lb1、端点Z1までの距離Lz1は、Lb1<Lz1となる。すなわち、磁極中心線27から離れるほど、ステータコア11の内側ティース13の内周面とのギャップが拡大することになる。
次に、図3は本実施の形態の外側ロータ30の要部を示す部分断面図である。図3において、回転中心41より外側永久磁石32の中央を結ぶ磁極中心線27が外側ロータヨーク31の内形と交差する点を端点X2とする。また、回転中心41より外側永久磁石32と隣接外側永久磁石32との中間点を結ぶ磁束境界線28が外側ロータヨーク31の内形と交差する点を端点Z2とする。磁極中心線27より磁束境界線28までの電気角は90°となる。
この端点Z2は、次のように定義する。外側永久磁石挿入孔34の端部と外側ロータヨーク31の内形直線B2−Z2(後述する)との最短距離をL2とし、外側ロータヨーク31を構成する高透磁率薄鉄板の1枚の厚さをeとしたとき、e/2<L2<2eとする。内形との最短距離L2をe/2以下とすると、プレスが困難となり、さらには外側ロータヨーク21の強度が大幅に低下する。また、内形との最短距離L2を2e以上にした場合は、コイルに鎖交する磁束が減少するために出力トルクが大幅に低下する。これは、L2が大きければ大きいほど、外側ロータヨーク31における隣接永久磁石間の漏れ磁束の量が増大する。このため、その増大分の磁束がステータに鎖交しなくなるためである。以上のことから、内形との最短距離L2の値は上記範囲が最適である。また、内形との最短距離L2を決定するための永久磁石挿入孔34の端部は、図示のように外側永久磁石挿入孔34の内形と最も接近した部分ということになる。
次に、磁極中心線27より磁束境界線28の方向に所定角度θ2を有し回転中心41を通る直線と外側ロータヨーク31の内形と交差する点を端点A2とし、端点X2と端点A2の間を、回転中心41を中心とする円弧(第2の円弧)で結ぶ。この所定角度θ2は、電気角で15°<θ2<75°の範囲である。より好ましくは、15°<θ2<60°の範囲である。
次に、端点A2と端点Z2との間を2つの連続した直線で結ぶ。即ち、直線A2−B2、直線B2−Z2で結んでいる。端点B2は、磁極中心線27との角度θ2bを有する。以上のように、外側ロータヨーク31の内形形状は、磁極中心線27が交差する端点X2より端点A2まで円弧で結び、端点A2より端点B2、端点Z2と連続した2つの直線で結ばれることになる。この端点A2より端点B2、端点Z2と連続した2つの直線は、端点X2より端点A2までの円弧を同じ曲率で延長した円の外側に位置する。
このとき、端点B2の形状は、凸形状(<180°)である。これにより、前述の円弧X2−A2を同じ曲率で延長した円(破線で示す)と端点B2までの距離Lb2、端点Z2までの距離Lz2は、Lb2<Lz2となる。すなわち、磁極中心線27から離れるほど、ステータコア11の外側ティース12の外周面とのギャップが拡大することになる。
次に、図4は、内側ロータ20における端点X1から端点A1までの角度θ1(電気角)とコギングトルクの関係、及び外側ロータ30における端点X2から端点A2までの角度θ2(電気角)とコギングトルクの関係を示すグラフである。破線は、内側ロータ20のみが存在すると仮定した場合、実線は、外側ロータ30のみが存在すると仮定した場合をそれぞれ示している。
次に、図5は、内側ロータ20のスロットオープン角度α1(電気角)とコギングトルクの関係、及び外側ロータ30のスロットオープン角度α2(電気角)とコギングトルクの関係を示すグラフである。破線は、内側ロータ20のみが存在すると仮定した場合、実線は、外側ロータ30のみが存在すると仮定した場合をそれぞれ示している。なお、スロットオープンとは、ティースの最大幅部における隣接ティースとの間隔であり、その角度α1、α2は、図1に示す通りである。
次に、図6は、スロットオープン角度α1、α2とコギングトルクの位相との関係を示す。内側ロータ20のスロットオープン角度α1、外側ロータ30のスロットオープン角度α2共に、電気角10°及び15°のポイントでコギングトルクの位相が反転していることが確認できる。
図4に示したロータ形状の変化と、図5に示したスロットオープンの変化に伴うコギングトルクの値を調整することによって、内側コギングトルクと外側コギングトルクの位相を反転し、なおかつ内外コギングトルクの値を同一とすることで、コギングトルクを大幅に低減することができる。図7に、このときのコギングトルク波形を示す。細い破線は、内側ロータ20のみが存在すると仮定した場合の内側ロータ20のスロットオープン角度α1とコギングトルクの関係、細い実線は、外側ロータ30のみが存在すると仮定した場合の外側ロータ30のスロットオープン角度α2とコギングトルクの関係をそれぞれ示す。太い実線は、これら内側ロータ20と外側ロータ30のコギングトルクが合成され、モータ全体としてのコギングトルクを示す。本発明を適用することによって、モータ全体のコギングトルクを大幅に低減できる効果が確認できる。
次に、内側磁石挿入穴24及び外側磁石挿入穴34は、台形形状にて説明したが、これに限るものではない。図8A、図8Bに、台形形状と異なる例を示す。図8Aにおいては、磁石挿入穴45a(内側磁石挿入穴、外側磁石挿入穴共に)は、周方向両端に突起部47aを備え、永久磁石46aが挿入されている。図8Bにおいては、磁石挿入穴45b(内側磁石挿入穴、外側磁石挿入穴共に)は、周方向両端に突起部47bと周方向両端部の内周側に突起部48bとを備え、永久磁石46aが挿入されている。この形状により永久磁石46a、46bの位置決め容易化を図ると共に、突起部47a、47b、48bは、接着剤溜まりとして機能し、同時に隣接永久磁石との磁束短絡を防止する。なお、図8Bにおける突起部48bは、周方向両端部の外周側に設けることもできる。
本実施の形態においては、内側ロータ20の積厚(軸方向の長さ)と外側ロータ30の積厚(軸方向の長さ)は、基本的には同一であるが、異なる積厚としてもよい。例えば、内側ロータ20と外側ロータ30のコギングトルクを合成して、モータ全体のコギングトルクを低減するために、例えば内側ロータ20の積厚を外側ロータ30の積厚より大きくする等の構成も可能である。
なお、本実施の形態においては、内側ロータ20は、端点A1と端点Z1との間を2つの連続した直線で結び、直線A1−B1、直線B1−Z1とで構成しているが、本発明は2つの連続した直線に限定されずもっと増やしてもよい。例えば、端点B1と端点Z1との間に更に端点C1を設け、直線A1−B1、直線B1−C1、直線C1−Z1と3つの連続した直線で結ぶ構成としてもよい。更に、4つ、5つと直線の数を増やす構成も可能である。
同様に、外側ロータ30は、端点A2と端点Z2との間を2つの連続した直線で結び、直線A2−B2、直線B2−Z2とで構成しているが、本発明は2つの連続した直線に限定されずもっと増やしてもよい。例えば、端点B2と端点Z2との間に更に端点C2を設け、直線A2−B2、直線B2−C2、直線C2−Z2と3つの連続した直線で結ぶ構成としてもよい。更に、4つ、5つと直線の数を増やす構成も可能である。
また本実施の形態においては、内側ロータ20と外側ロータ30とは、直線の数は同数として説明したが、同数に限定されるものではない。例えば、内側ロータ20は直線の数を2に、外側ロータ30は直線の数を3あるいは4の如く、内外ロータにおける直線の数を異なる数とする構成も可能である。
また本発明のモータは、ステータ10を樹脂モールドすることによってステータの剛性向上と振動・騒音の低減を図ることができる。
また本実施の形態においては、内側ロータフレームと外側ロータフレームが回転軸40に連結されると説明したが、これらロータフレームを使わず、内側ロータ20と外側ロータ30とを一体的に樹脂モールドして、両ロータを連結する構造としてもよい。
また本実施の形態においては、内側磁石22は内側磁石挿入穴24に、外側磁石32は外側磁石挿入穴34に、それぞれ接着固定されると説明したが、接着剤を使わない構成としてもよい。即ち、内側ロータヨーク21と内側磁石22と外側ロータヨーク31と外側磁石32とを一体的に樹脂モールドし、内側ロータ20と外側ロータ30を相互に固定する構成としてもよい。これにより接着工程を省略し、工数の低減を図ることができる。
以上の通り本実施の形態におけるモータは、出力トルクを低減することなく、コギングトルクやトルクリップルを低減するとともに、誘起電圧の高調波含有率を低減し、振動と騒音を抑制したモータを提供することができる。
本発明は、家電製品や電装品など、小型でスペースに制限があり、かつ高出力で高効率、低振動・低騒音、低コストが求められるモータに有用である。
本発明は、ツインロータを搭載する永久磁石埋め込み型ブラシレスモータに関し、特にロータの構成に関するものである。
図9は、従来のツインロータを有するトロイダル方式のブラシレスモータであり、ステータ110と内側ロータ120と外側ロータ130から構成されている。
ステータ110は、ステータコア111とコイル115よりなる。ステータコア111は、ステータヨーク114と、このステータヨーク114に設けられた外側ティース112と内側ティース113とからなり、外側ティース112の間には外側スロット116が、内側ティース113の間には内側スロット117が、それぞれ構成されている。
ステータヨーク114にはトロイダル方式の複数の3相コイル115が施されている。このコイル115は集中巻線方式でステータヨーク114に巻回され、外側スロット116と内側スロット117に収納され、スターまたはデルタ結線される。
内側ロータ120は回転軸140に直結され、ステータ110の内側に回転自在に保持される。内側ロータ120は、更に内側ロータヨーク121と永久磁石122とを有する。内側ロータヨーク121は、複数の永久磁石挿入孔124が設けられており、そこに永久磁石122が挿入、接着固定されている。
また、外側ロータ130は、同様に回転軸140に直結され、ステータ110の外側に回転自在に保持される。外側ロータ130は、更にロータヨーク131と永久磁石132とを有する。外側ロータヨーク131は、複数の永久磁石挿入孔134が設けられており、そこに永久磁石132が挿入、接着固定されている。
内側ロータ120および外側ロータ130は、コイル115に流れる電流による磁界によって回転する。このようなトロイダル方式のブラシレスモータの構成は、例えば特許文献1に開示されている。
この従来のモータによれば、ロータをツインロータ構成とすることで、出力トルクを大きくすることができるが、コギングトルクが増加し、振動・騒音が増加するという課題がある。
日本特許出願特開2001−37133号公報
本発明のモータは次の構成を有する。環状のステータヨークと、このステータヨークから径方向内側に向かって突出した複数の内側ティースと、この内側ティースと同数でステータヨークから径方向外側に向かって突出した複数の外側ティースを含む。さらに、内側ティースの間に構成された内側スロットと、外側ティースの間に構成された外側スロットとを有するステータコアを含む。さらに、内側スロットと外側スロットの間のステータヨークに巻回され、3相スターまたはデルタ状に結線された複数のコイルとを備えたステータを含む。
内側ティースに空隙を介して対向した内側ロータと、外側ティースに空隙を介して対向した外側ロータとを含み、内側ロータと外側ロータは、同一回転軸に接続される。
内側ロータは、複数の内側永久磁石挿入孔を有する内側ロータヨークと、内側永久磁石挿入孔に埋め込まれた複数の内側永久磁石とを有し、外側ロータは、複数の外側永久磁石挿入孔を有する外側ロータヨークと、外側永久磁石挿入孔に埋め込まれた複数の外側永久磁石とを有する。
回転軸の回転中心と内側ロータの磁極中心と外側ロータの磁極中心を結ぶ磁極中心線、及び回転軸の回転中心と内側ロータの磁束境界と外側ロータの磁束境界を結ぶ磁束境界線とは、共に直線である。
磁極中心線が、内側ロータヨークの外形と交差する点を端点X1、外側ロータヨークの内形と交差する点を端点X2とする。磁束境界線が、内側ロータヨークの外形と交差する点を端点Z1、外側ロータヨークの内形と交差する点を端点Z2とする。磁極中心線より磁極境界線の方向に所定角度θ1を有し回転中心を通る直線が内側ロータヨークの外形と交差する点を端点A1とし、磁極中心線より磁極境界線の方向に所定角度θ2を有し回転中心を通る直線が外側ロータヨークの内形と交差する点を端点A2とする。
ここに、内側ロータヨークの断面形状は、端点A1と端点Z1との間が少なくとも2つの連続した直線で結ばれ、外側ロータヨークの断面形状は、端点A2と端点Z2との間が少なくとも2つの連続した直線で結ばれる。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態におけるモータの断面図である。本実施の形態のモータは、ステータ10と、このステータ10の内径側に対向する内側ロータ20と、外径側に対向する外側ロータ30とで構成される。
ステータ10を構成するステータコア11は、略環状のステータヨーク14と、このステータヨーク14から外周方向に突出した外側ティース12と、外側ティース12と同数でステータヨーク14から内周方向に突出した内側ティース13とから成る。各々の外側ティース12の間には外側スロット16が、各々の内側ティース13の間には内側スロット17が、それぞれ構成されている。
そして、3相スターもしくはデルタ状に結線されトロイダル巻線形式による複数のコイル15が、外側スロット16と内側スロット17の間のステータヨーク14に集中巻線方式で巻回されている。なお、このコイル15は、全スロットに収納されている。
外側ティース12に対向して所定のエアギャップを介して外側ロータ30が配設されている。同様に、内側ティース13に対向して所定のエアギャップを介して内側ロータ20が配設されている。
外側ロータ30は、電磁鋼板が積層された外側ロータヨーク31に外側永久磁石挿入孔34を有しており、そこに外側永久磁石32が収納されて外側磁極部を構成している。同様に、内側ロータ20は、電磁鋼板が積層された内側ロータヨーク21に内側永久磁石挿入孔24を有しており、そこに内側永久磁石22が収納されて内側磁極部を構成している。言い換えれば、この外側磁極部は、外側ロータヨーク31の複数の外側永久磁石挿入孔34の各々に外側永久磁石32を収納して構成される。同様に、内側磁極部は、内側ロータヨーク21の複数の内側永久磁石挿入孔24の各々に内側永久磁石22を収納して構成される。
ここで、内側永久磁石22の中央と外側永久磁石32の中央とを結ぶ直線を延長すると回転中心41を通るように構成されており、この直線を磁極中心線27と定義する。また、内側永久磁石22と隣接内側永久磁石22との中間点と外側永久磁石32と隣接外側永久磁石32との中間点とを結ぶ直線を延長すると回転中心41を通るように構成されており、この直線を磁束境界線28と定義する。即ち、内側永久磁石22と外側永久磁石32は、同位相で配置されている。
外側ロータ30は、外側ロータフレーム(図示しない)に圧入、焼きばめ、もしくは接着等の手段で結合されている。同様に、内側ロータ20は内側ロータフレーム(図示しない)に圧入、焼きばめ、もしくは接着等の手段で結合されている。そして、内側ロータフレームと外側ロータフレームは、着脱可能に構成されている。しかし通常はこれら内側ロータフレームと外側ロータフレームは、回転軸40に連結されて、コイル15に所定の通電を行うことにより、一体に回転する。
ここで前述の通り、外側ロータ30と内側ロータ20は、それぞれ永久磁石挿入孔34、24を備え、そこに外側永久磁石32,内側永久磁石22が収納されている。外側永久磁石挿入孔34と内側永久磁石挿入孔24とは同数であり、いずれも断面が台形形状とし、隣接する永久磁石挿入孔との間のロータヨークは均一厚さになるように設定されている。そして、周方向の長さは、外側永久磁石挿入孔34の方が内側永久磁石挿入孔24より長く、径方向の長さは同一に構成されている。外側永久磁石挿入孔34に外側永久磁石32が挿入され、内側永久磁石挿入孔24に内側永久磁石22が挿入され、いずれも接着固定される。永久磁石の形状は、いずれも断面が長方形であり、周方向の長さは、外側永久磁石32の方が内側永久磁石22より長く、径方向の長さは同一に構成されている。そして、内側永久磁石挿入孔24と外側永久磁石挿入孔34は、共に、永久磁石が挿入されたとき、周方向両端に空隙部を有するように構成されている。これは隣接永久磁石との間の磁束の短絡を防止するためである。
永久磁石の着磁極性は、外側永久磁石32、内側永久磁石22共にN極、S極が交互に配置される。外側スロット16のコイルに流れる電流で外側ロータ30にトルクが発生し、内側スロット17のコイルに流れる電流で内側ロータ20にトルクが発生するので、同一電流で大トルクが得られる。更に、永久磁石埋め込み構造とすることにより、リラクタンストルクも付加されるので、小型、大トルク、高効率のモータが実現できる。また、コイル15を集中巻き構造とすることにより、各スロットにおける巻線占積率が向上し、コイルエンド部が小さくできるので、更なる効率の向上に寄与できる。
更に、本実施の形態においては、外側永久磁石32と内側永久磁石22とを共に長方形形状とすることで、一般的に採用される円弧形磁石と異なり、磁石の加工コストを大幅に削減することができる。これにより小型、大トルク、高効率に加えて、低コスト化を実現することができる。
次に、図2は本実施の形態の内側ロータ20の要部を示す部分断面図である。図2において、回転中心41より内側永久磁石22の中央を結ぶ磁極中心線27が内側ロータヨーク21の外形と交差する点を端点X1とする。また、回転中心41より内側永久磁石22と隣接内側永久磁石22との中間点を結ぶ磁束境界線28が内側ロータヨーク21の外形と交差する点を端点Z1とする。磁極中心線27より磁束境界線28までの電気角は90°となる。
この端点Z1は、次のように定義する。内側永久磁石挿入孔24の端部と内側ロータヨーク21の外形直線B1−Z1(後述する)との最短距離をL1とし、内側ロータヨーク21を構成する高透磁率薄鉄板の1枚の厚さをdとしたとき、d/2<L1<2dとする。外形との最短距離L1をd/2以下とすると、プレスが困難となり、さらには内側ロータヨーク21の強度が大幅に低下する。また、外形との最短距離L1を2d以上にした場合は、コイルに鎖交する磁束が減少するために出力トルクが大幅に低下する。これは、L1が大きければ大きいほど、内側ロータヨーク21における隣接永久磁石間の漏れ磁束の量が増大する。このため、その増大分の磁束がステータに鎖交しなくなるためである。以上のことから、外形との最短距離L1の値は上記範囲が最適である。また、外形との最短距離L1を決定するための内側永久磁石挿入孔24の端部は、図示のように内側永久磁石挿入孔24における外形と最も接近した部分ということになる。
次に、磁極中心線27より磁束境界線28の方向に所定角度θ1を有し回転中心41を通る直線と内側ロータヨーク21の外形と交差する点を端点A1とし、端点X1と端点A1の間を、回転中心41を中心とする円弧(第1の円弧)で結ぶ。この所定角度θ1は、電気角で15°<θ1<75°の範囲である。より好ましくは、15°<θ1<60°の範囲である。
次に、端点A1と端点Z1との間を2つの連続した直線で結ぶ。即ち、直線A1−B1、直線B1−Z1で結んでいる。端点B1は、磁極中心線27との角度θ1bを有する。以上のように、内側ロータヨーク21の外形形状は、磁極中心線27が交差する端点X1より端点A1まで円弧で結び、端点A1より端点B1、端点Z1と連続した2つの直線で結ばれることになる。この端点A1より端点B1、端点Z1と連続した2つの直線は、端点X1より端点A1までの円弧を同じ曲率で延長した円の内側に位置する。
このとき、端点B1の形状は、凸形状(<180°)である。これにより、前述の円弧X1−A1を同じ曲率で延長した円(破線で示す)と端点B1までの距離Lb1、端点Z1までの距離Lz1は、Lb1<Lz1となる。すなわち、磁極中心線27から離れるほど、ステータコア11の内側ティース13の内周面とのギャップが拡大することになる。
次に、図3は本実施の形態の外側ロータ30の要部を示す部分断面図である。図3において、回転中心41より外側永久磁石32の中央を結ぶ磁極中心線27が外側ロータヨーク31の内形と交差する点を端点X2とする。また、回転中心41より外側永久磁石32と隣接外側永久磁石32との中間点を結ぶ磁束境界線28が外側ロータヨーク31の内形と交差する点を端点Z2とする。磁極中心線27より磁束境界線28までの電気角は90°となる。
この端点Z2は、次のように定義する。外側永久磁石挿入孔34の端部と外側ロータヨーク31の内形直線B2−Z2(後述する)との最短距離をL2とし、外側ロータヨーク31を構成する高透磁率薄鉄板の1枚の厚さをeとしたとき、e/2<L2<2eとする。内形との最短距離L2をe/2以下とすると、プレスが困難となり、さらには外側ロータヨーク21の強度が大幅に低下する。また、内形との最短距離L2を2e以上にした場合は、コイルに鎖交する磁束が減少するために出力トルクが大幅に低下する。これは、L2が大きければ大きいほど、外側ロータヨーク31における隣接永久磁石間の漏れ磁束の量が増大する。このため、その増大分の磁束がステータに鎖交しなくなるためである。以上のことから、内形との最短距離L2の値は上記範囲が最適である。また、内形との最短距離L2を決定するための永久磁石挿入孔34の端部は、図示のように外側永久磁石挿入孔34の内形と最も接近した部分ということになる。
次に、磁極中心線27より磁束境界線28の方向に所定角度θ2を有し回転中心41を通る直線と外側ロータヨーク31の内形と交差する点を端点A2とし、端点X2と端点A2の間を、回転中心41を中心とする円弧(第2の円弧)で結ぶ。この所定角度θ2は、電気角で15°<θ2<75°の範囲である。より好ましくは、15°<θ2<60°の範囲である。
次に、端点A2と端点Z2との間を2つの連続した直線で結ぶ。即ち、直線A2−B2、直線B2−Z2で結んでいる。端点B2は、磁極中心線27との角度θ2bを有する。以上のように、外側ロータヨーク31の内形形状は、磁極中心線27が交差する端点X2より端点A2まで円弧で結び、端点A2より端点B2、端点Z2と連続した2つの直線で結ばれることになる。この端点A2より端点B2、端点Z2と連続した2つの直線は、端点X2より端点A2までの円弧を同じ曲率で延長した円の外側に位置する。
このとき、端点B2の形状は、凸形状(<180°)である。これにより、前述の円弧X2−A2を同じ曲率で延長した円(破線で示す)と端点B2までの距離Lb2、端点Z2までの距離Lz2は、Lb2<Lz2となる。すなわち、磁極中心線27から離れるほど、ステータコア11の外側ティース12の外周面とのギャップが拡大することになる。
次に、図4は、内側ロータ20における端点X1から端点A1までの角度θ1(電気角)とコギングトルクの関係、及び外側ロータ30における端点X2から端点A2までの角度θ2(電気角)とコギングトルクの関係を示すグラフである。破線は、内側ロータ20のみが存在すると仮定した場合、実線は、外側ロータ30のみが存在すると仮定した場合をそれぞれ示している。
次に、図5は、内側ロータ20のスロットオープン角度α1(電気角)とコギングトルクの関係、及び外側ロータ30のスロットオープン角度α2(電気角)とコギングトルクの関係を示すグラフである。破線は、内側ロータ20のみが存在すると仮定した場合、実線は、外側ロータ30のみが存在すると仮定した場合をそれぞれ示している。なお、スロットオープンとは、ティースの最大幅部における隣接ティースとの間隔であり、その角度α1、α2は、図1に示す通りである。
次に、図6は、スロットオープン角度α1、α2とコギングトルクの位相との関係を示す。内側ロータ20のスロットオープン角度α1、外側ロータ30のスロットオープン角度α2共に、電気角10°及び15°のポイントでコギングトルクの位相が反転していることが確認できる。
図4に示したロータ形状の変化と、図5に示したスロットオープンの変化に伴うコギングトルクの値を調整することによって、内側コギングトルクと外側コギングトルクの位相を反転し、なおかつ内外コギングトルクの値を同一とすることで、コギングトルクを大幅に低減することができる。図7に、このときのコギングトルク波形を示す。細い破線は、内側ロータ20のみが存在すると仮定した場合の内側ロータ20のスロットオープン角度α1とコギングトルクの関係、細い実線は、外側ロータ30のみが存在すると仮定した場合の外側ロータ30のスロットオープン角度α2とコギングトルクの関係をそれぞれ示す。太い実線は、これら内側ロータ20と外側ロータ30のコギングトルクが合成され、モータ全体としてのコギングトルクを示す。本発明を適用することによって、モータ全体のコギングトルクを大幅に低減できる効果が確認できる。
次に、内側磁石挿入穴24及び外側磁石挿入穴34は、台形形状にて説明したが、これに限るものではない。図8A、図8Bに、台形形状と異なる例を示す。図8Aにおいては、磁石挿入穴45a(内側磁石挿入穴、外側磁石挿入穴共に)は、周方向両端に突起部47aを備え、永久磁石46aが挿入されている。図8Bにおいては、磁石挿入穴45b(内側磁石挿入穴、外側磁石挿入穴共に)は、周方向両端に突起部47bと周方向両端部の内周側に突起部48bとを備え、永久磁石46aが挿入されている。この形状により永久磁石46a、46bの位置決め容易化を図ると共に、突起部47a、47b、48bは、接着剤溜まりとして機能し、同時に隣接永久磁石との磁束短絡を防止する。なお、図8Bにおける突起部48bは、周方向両端部の外周側に設けることもできる。
本実施の形態においては、内側ロータ20の積厚(軸方向の長さ)と外側ロータ30の積厚(軸方向の長さ)は、基本的には同一であるが、異なる積厚としてもよい。例えば、内側ロータ20と外側ロータ30のコギングトルクを合成して、モータ全体のコギングトルクを低減するために、例えば内側ロータ20の積厚を外側ロータ30の積厚より大きくする等の構成も可能である。
なお、本実施の形態においては、内側ロータ20は、端点A1と端点Z1との間を2つの連続した直線で結び、直線A1−B1、直線B1−Z1とで構成しているが、本発明は2つの連続した直線に限定されずもっと増やしてもよい。例えば、端点B1と端点Z1との間に更に端点C1を設け、直線A1−B1、直線B1−C1、直線C1−Z1と3つの連続した直線で結ぶ構成としてもよい。更に、4つ、5つと直線の数を増やす構成も可能である。
同様に、外側ロータ30は、端点A2と端点Z2との間を2つの連続した直線で結び、直線A2−B2、直線B2−Z2とで構成しているが、本発明は2つの連続した直線に限定されずもっと増やしてもよい。例えば、端点B2と端点Z2との間に更に端点C2を設け、直線A2−B2、直線B2−C2、直線C2−Z2と3つの連続した直線で結ぶ構成としてもよい。更に、4つ、5つと直線の数を増やす構成も可能である。
また本実施の形態においては、内側ロータ20と外側ロータ30とは、直線の数は同数として説明したが、同数に限定されるものではない。例えば、内側ロータ20は直線の数を2に、外側ロータ30は直線の数を3あるいは4の如く、内外ロータにおける直線の数を異なる数とする構成も可能である。
また本発明のモータは、ステータ10を樹脂モールドすることによってステータの剛性向上と振動・騒音の低減を図ることができる。
また本実施の形態においては、内側ロータフレームと外側ロータフレームが回転軸40に連結されると説明したが、これらロータフレームを使わず、内側ロータ20と外側ロータ30とを一体的に樹脂モールドして、両ロータを連結する構造としてもよい。
また本実施の形態においては、内側磁石22は内側磁石挿入穴24に、外側磁石32は外側磁石挿入穴34に、それぞれ接着固定されると説明したが、接着剤を使わない構成としてもよい。即ち、内側ロータヨーク21と内側磁石22と外側ロータヨーク31と外側磁石32とを一体的に樹脂モールドし、内側ロータ20と外側ロータ30を相互に固定する構成としてもよい。これにより接着工程を省略し、工数の低減を図ることができる。
以上の通り本実施の形態におけるモータは、出力トルクを低減することなく、コギングトルクやトルクリップルを低減するとともに、誘起電圧の高調波含有率を低減し、振動と騒音を抑制したモータを提供することができる。
本発明は、家電製品や電装品など、小型でスペースに制限があり、かつ高出力で高効率、低振動・低騒音、低コストが求められるモータに有用である。
本発明の実施の形態におけるモータの断面図 本発明の実施の形態におけるモータの内側ロータを示す部分断面図 本発明の実施の形態におけるモータの外側ロータを示す部分断面図 本発明の実施の形態におけるモータの円弧角度θ1、θ2とコギングトルクとの関係を示すグラフ 本発明の実施の形態におけるモータのスロットオープン角度α1、α2とコギングトルクとの関係を示すグラフ 本発明の実施の形態におけるモータのスロットオープン角度α1、α2とコギングトルクの位相との関係を示すグラフ 本発明の実施の形態におけるモータのスロットオープン角度α1、α2とコギングトルクとの関係を示すグラフ 本発明の実施の形態におけるモータの永久磁石挿入穴の他の形態を示す断面図 本発明の実施の形態におけるモータの永久磁石挿入穴の他の形態を示す断面図 従来のモータの断面図
符号の説明
10 ステータ
11 ステータコア
12 外側ティース
13 内側ティース
14 ステータヨーク
15 コイル
16 外側スロット
17 内側スロット
20 内側ロータ
21 内側ロータヨーク
22 内側永久磁石
24 内側永久磁石挿入孔
27 磁極中心線
28 磁束境界線
30 外側ロータ
31 外側ロータヨーク
32 外側永久磁石
34 外側永久磁石挿入孔
40 回転軸
41 回転中心
X1 磁極中心線が内側ロータヨークの外形と交差する端点
X2 磁極中心線が外側ロータヨークの内形と交差する端点
Z1 磁束境界線が内側ロータヨークの外形と交差する端点
Z2 磁束境界線が外側ロータヨークの内形と交差する端点
A1 磁極中心線より磁束境界線の方向に所定角度θ1をなし回転中心を通る直線が内側ロータヨークの外形と交差する端点
A2 磁極中心線より磁束境界線の方向に所定角度θ2をなし回転中心を通る直線が外側ロータヨークの内形と交差する端点
B1 磁極中心線より磁束境界線の方向に所定角度θ1bをなし回転中心を通る直線が内側ロータヨークの外形と交差する端点
B1 磁極中心線より磁束境界線の方向に所定角度θ2bをなし回転中心を通る直線が外側ロータヨークの内形と交差する端点
α1 内側ロータのスロットオープン角度
α2 外側ロータのスロットオープン角度
L1 内側永久磁石挿入孔の端部と内側ロータヨークの外形との最短距離
L2 外側永久磁石挿入孔の端部と外側ロータヨークの内形との最短距離
d 内側ロータヨークの高透磁率鉄板の1枚の厚さ
e 外側ロータヨークの高透磁率鉄板の1枚の厚さ

Claims (10)

  1. 環状のステータヨークと、前記ステータヨークから径方向内側に向かって突出した複数の内側ティースと、前記内側ティースと同数で前記ステータヨークから径方向外側に向かって突出した複数の外側ティースと、前記内側ティースの間に構成された内側スロットと、前記外側ティースの間に構成された外側スロットとを有するステータコアと、前記内側スロットと前記外側スロットの間の前記ステータヨークに巻回され、3相スターまたはデルタ状に結線された複数のコイルとを備えたステータと、
    前記内側ティースに空隙を介して対向した内側ロータと、前記外側ティースに空隙を介して対向した外側ロータとを含み、前記内側ロータと前記外側ロータは、同一回転軸に接続され、
    前記内側ロータは、複数の内側永久磁石挿入孔を有する内側ロータヨークと、前記内側永久磁石挿入孔に埋め込まれた複数の内側永久磁石とを有し、
    前記外側ロータは、複数の外側永久磁石挿入孔を有する外側ロータヨークと、前記外側永久磁石挿入孔に埋め込まれた複数の外側永久磁石とを有し、
    前記回転軸の回転中心と前記内側ロータの磁極中心と前記外側ロータの磁極中心を結ぶ磁極中心線、及び前記回転軸の回転中心と前記内側ロータの磁束境界と前記外側ロータの磁束境界を結ぶ磁束境界線とは、共に直線であり、
    前記磁極中心線が、前記内側ロータヨークの外形と交差する点を端点X1、前記外側ロータヨークの内形と交差する点を端点X2とし、
    前記磁束境界線が、前記内側ロータヨークの外形と交差する点を端点Z1、前記外側ロータヨークの内形と交差する点を端点Z2とし、
    前記磁極中心線より前記磁極境界線の方向に所定角度θ1を有し前記回転中心を通る直線が前記内側ロータヨークの外形と交差する点を端点A1とし、
    前記磁極中心線より前記磁極境界線の方向に所定角度θ2を有し前記回転中心を通る直線が前記外側ロータヨークの内形と交差する点を端点A2としたとき、
    前記内側ロータヨークの断面形状は、前記端点A1と前記端点Z1との間が少なくとも2つの連続した直線で結ばれ、前記外側ロータヨークの断面形状は、前記端点A2と前記端点Z2との間が少なくとも2つの連続した直線で結ばれるモータ。
  2. 前記内側ロータヨークの断面形状は、前記端点X1と前記端点A1の間が前記回転中心を中心とする第1の円弧であり、前記端点A1と前記端点Z1との間の前記少なくとも2つの連続した直線は、前記第1の円弧を同じ曲率で延長した円の内側に位置する請求項1記載のモータ。
  3. 前記外側ロータヨークの断面形状は、前記端点X2と前記端点A2の間が前記回転中心を中心とする第2の円弧であり、前記端点A2と前記端点Z2との間の前記少なくとも2つの連続した直線は、前記第2の円弧を同じ曲率で延長した円の外側に位置する請求項1記載のモータ。
  4. 前記所定角度θ1及び前記所定角度θ2は、共に、電気角で15°<θa<75°の範囲にある請求項1記載のモータ。
  5. 前記端点A1と前記端点Z1との間を結ぶ少なくとも2つの連続した直線の交点、及び前記端点A2と前記端点Z2との間を結ぶ少なくとも2つの連続した直線の交点は、共に凸形状である請求項1記載のモータ。
  6. 前記内側永久磁石挿入孔の端部と前記内側ロータヨークの外形との最短距離をL1とし、前記内側ロータヨークを構成する高透磁率薄鉄板の1枚の厚さをdとしたとき、d/2<L1<2dである請求項1記載のモータ。
  7. 前記外側永久磁石挿入孔の端部と前記外側ロータヨークの内形との最短距離をL2とし、前記外側ロータヨークを構成する高透磁率薄鉄板の1枚の厚さをeとしたとき、e/2<L2<2eである請求項1記載のモータ。
  8. 前記内側永久磁石挿入孔と前記外側永久磁石挿入孔は、共に、周方向両端に空隙部を有する請求項1記載のモータ。
  9. 前記内側スロットの開口部である内側スロットオープンの大きさと前記外側スロットの開口部である外側スロットオープンの大きさとを調節することによって、
    前記内側ロータによるコギングトルクと前記外側ロータによるコギングトルクとを逆位相とする請求項1記載のモータ。
  10. 前記内側ロータによるコギングトルクと前記外側ロータによるコギングトルクとは打ち消される請求項9記載のモータ。
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