JPWO2007111062A1 - 情報生成装置及び情報生成方法等 - Google Patents

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Abstract

本発明は、分岐地点における進行方向を明確に認識することが可能な道路の画像を、分岐地点に対応付ける情報を生成する情報生成装置及び情報生成方法を提供することを、目的とする。本発明の情報生成装置が有するシステム制御部は、車線接続情報が含まれる道路データに基づいて分岐地点における進入道路と脱出道路を特定する。その進入道路と2つの隣接する脱出道路との間における車線接続情報に基づいて、2つの隣接する脱出道路間の分岐に対応して、進入道路の車線の境界線の有無を示す分岐地点フラグを作成する。一方で、進入道路と脱出道路との間における車線接続情報に基づいて、進入道路の各車線を仕切る境界線と、各脱出道路の各車線を仕切る境界線との対応関係を示す進入車線フラグを作成する。その分岐地点フラグ、進入車線フラグに基づいて、分岐地点の道路パターンを作成する。

Description

本願は、車両の経路誘導を行うナビゲーションシステム等において道路の分岐地点における画像を表示するために、分岐地点に当該画像を対応付ける情報を生成する情報生成装置及び情報生成方法等の技術分野に関する。
車両の経路誘導を行うナビゲーションシステムにおいては、車両が道路の分岐地点に差し掛かる際に、その分岐地点における進行方向等を案内する方法として、当該分岐地点における道路のイラスト画像を画面に表示するとともに、進行方向を矢印で表示等する方法が従来から一般的に用いられている。
こうした案内方法において、分岐地点における進行方向等をユーザに対して明確に認識させるためには、各分岐地点における道路の特徴が明確に表現されたイラスト画像を用意することが必要不可欠である。
ところが、地図データ作成時における各分岐地点とイラスト画像との対応付けは、従来、例えば、オペレータが分岐地点の実際の撮影画像等を参照しながら一地点ずつ手作業で行っており、また、イラスト画像の作成もオペレータが撮影画像等を参照しながら行っていたため、これらの作業に要するコストが過大となっていた。また、各分岐地点によって、その分岐数、道路形状、車線数等は千差万別であるが、このようなことを想定して、あらゆるパターンに対応し得るイラスト画像を予め作成しておくこととなると、イラスト画像の作成負担が増大し、作業効率も悪化する。
一方、ナビゲーションシステムにおいて実際に車両の経路誘導を行う際に、分岐地点に対応する道路の画像等を作成し、その画像を表示する方法が提案されている。
例えば、特許文献1においては、普遍性のある分岐案内用の画像パターンを予め格納しておき、道路データから分岐地点を検索してその進入路と退出路の接続関係及び車線数に基づいて画像パターンを合成して分岐の模式図を生成する方法が開示されている。
また、特許文献2においては、自車位置から分岐地点までの間に合流地点または車線減少が存在する場合には、当該合流地点または車線減少直後の車線数で分岐図を作成する方法が開示されている。
特開2001−74490号公報 特開平11−94582号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、画像パターン一つで一つの分岐に対応するようになっていることから、普遍的な画像パターンのみで実際の分岐地点全ての特徴を表現できるとはいい難い。
また、特許文献2に記載の方法では、分岐図の作成に際して分岐前の道路の情報のみが考慮されており、分岐後の道路については何ら考慮されていないので、分岐図が分岐地点における道路の特徴を適切に表現するとはいえない。
このように、経路誘導を行う際にイラスト画像を作成する方法では、分岐地点の道路を適切に表現することは困難である。
本願は、以上の点に鑑みてなされたものであり、その課題の一例は、分岐地点と当該分岐地点における道路の画像との対応付け作業や、当該画像の作成に要するコストを軽減しつつ、分岐地点における進行方向等を明確に認識することが可能な道路の画像を分岐地点に対応付ける情報を生成する情報生成装置及び情報生成方法等を提供することにある。
上記課題を解決するために、本願の一つの観点では、分岐地点における道路を表す道路画像を特定するために当該分岐地点の道路パターンを示す道路パターンデータを道路データに基づいて生成する情報生成装置において、前記道路データは、前記分岐地点において接続された道路間における車線接続情報を含み、前記道路データに基づいて前記分岐地点における一の進入道路と複数の脱出道路とを特定する道路特定手段と、前記特定された進入道路と2つの隣接する脱出道路との間における前記車線接続情報に基づいて、当該2つの隣接する脱出道路間の分岐に対応して前記進入道路の各車線を仕切る境界線が存在するか否かを示す境界線有無情報を生成する境界線有無情報生成手段と、前記特定された進入道路と各脱出道路との間における前記車線接続情報に基づいて、前記進入道路の各車線を仕切る境界線と、前記各脱出道路の各車線を仕切る境界線と、の対応関係を示す境界線対応情報を生成する境界線対応情報生成手段と、前記生成された境界線有無情報及び境界線対応情報からなる前記分岐地点の前記道路パターンデータを生成する道路パターン生成手段と、を備えることを特徴とする。
本願の他の観点では、コンピュータを、前記情報生成装置として機能させることを特徴とする。
本願の更に他の観点では、分岐地点における道路を表す道路画像を特定するために当該分岐地点の道路パターンを示す道路パターンデータを道路データに基づいて生成する情報生成方法において、前記道路データは、前記分岐地点において接続された道路間における車線接続情報を含み、前記道路データに基づいて前記分岐地点における一の進入道路と複数の脱出道路とを特定する工程と、前記特定された進入道路と2つの隣接する脱出道路との間における前記車線接続情報に基づいて、当該2つの隣接する脱出道路間の分岐に対応して前記進入道路の各車線を仕切る境界線が存在するか否かを示す境界線有無情報を生成する工程と、前記特定された進入道路と各脱出道路との間における前記車線接続情報に基づいて、前記進入道路の各車線を仕切る境界線と、前記各脱出道路の各車線を仕切る境界線と、の対応関係を示す境界線対応情報を生成する工程と、前記生成された境界線有無情報及び境界線対応情報からなる前記分岐地点の前記道路パターンデータを生成する工程と、を備えることを特徴とする。
本実施形態に係るデータ作成装置Sの概要構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る分岐イラスト例を示す図である。 本実施形態に係る分岐イラスト例を示す図である。 (a)は、分岐の組み合わせの一例を示す図であり、(b)は、多段分岐に対する分岐イラストの割り当ての一例を示す図である。 イラストパターンテーブル等における1レコードの構成の一例を示す図である。 イラストパターンテーブル等における1レコードの構成の一例を示す図である。 イラストパターンテーブル等における1レコードの構成の一例を示す図である。 矢印IDの割り当て条件の一例を示す図であり、(a)は単段分岐の場合であり、(b)は多段分岐の場合である。 矢印IDの割り当て例を示す図であり、(a)は単段2分岐の場合であり、(b)単段3分岐の場合であり、(c)及び(d)は多段分岐の場合である。 (a)は、分岐地点フラグの設定条件の一例を示す図であり、(b)及び(c)は、分岐地点フラグの設定例を示す図である。 本線フラグの設定条件の一例を示す図である。 形状IDと、イラスト上において対応する道路形状のイメージの一例を示す図である。 (a)は、角度配列の取得イメージの一例を示す図であり、(b)は、角度配列に基づいて形状IDを割り当てるための判定用角度の演算式の一例である。 形状IDの設定条件の一例を示す図である。 単段分岐におけるレーン数の調整イメージの一例を示す図であり、(a)は実際の道路であり、(b)はレーン数調整後の分岐イラストである。 多段分岐におけるレーン数の調整イメージの一例を示す図である。 進入レーンフラグの設定条件の一例を示す図である。 進入レーンフラグの設定例を示す図である。 本実施形態に係るデータ作成装置Sのシステム制御部11の処理例を示すフローチャートである。 本実施形態に係るデータ作成装置Sのシステム制御部11の単段分岐処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係るデータ作成装置Sのシステム制御部11の多段分岐処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係るデータ作成装置Sのシステム制御部11の処理例を示すフローチャートである。 本実施形態に係るデータ作成装置Sのシステム制御部11の単段分岐処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係るデータ作成装置Sのシステム制御部11の多段分岐処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係るデータ作成装置Sのシステム制御部11の差分処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
11 システム制御部
12 記憶部
13 光ディスクドライブ
14 表示部
15 操作部
16 通信部
S データ作成装置
以下、図面を参照して本願の最良の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、ナビゲーションシステムにおいて、道路の分岐地点での進行方向の誘導等を行うためのイラストと各分岐地点とを対応付けつつ、作成すべきイラストを割り出すためのデータを作成するデータ作成装置に対して本願を適用した場合の実施形態である。
[1.データ作成装置の構成及び機能概要]
はじめに、本実施形態に係るデータ作成装置Sの構成及び機能について説明する。
図1は、本実施形態に係るデータ作成装置Sの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、データ作成装置Sは、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えるシステム制御部11と、各種プログラム及びデータ等を記憶する記憶部12(例えば、ハードディスクドライブ等)と、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクからデータ等を読み出し、追記や書き換えが可能な光ディスクに対してデータを記録する光ディスクドライブ13と、文字や画像等の情報を表示する表示部14(例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ等)と、ユーザからの操作指示を受け付け、その指示内容を指示信号としてシステム制御部11に出力する操作部15(例えば、キーボード、マウス等)と、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続して、他のコンピュータとの通信状態を制御する通信部16と、を備え、制御部11と各部とはシステムバス17を介して相互に接続されている。
このとき、システム制御部11は、道路特定手段、境界線有無情報生成手段、境界線対応情報生成手段、道路パターン生成手段、形状パターン生成手段、車線数情報生成手段、判定手段、道路パターンリスト生成手段、画像特定手段、分岐地点パターンリスト生成手段及び差分パターンリスト生成手段の一例を構成する。
データ作成装置Sとしては、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション等を適用することができる。
システム制御部11は、ROMや記憶部12に記憶された各種プログラム(情報生成処理プログラム等)を読み出し実行することによりデータ作成装置S全体を制御するとともに、上記各手段として機能するようになっている。
例えば、システム制御部11は、ある地域における地図データを構成する道路のネットワークデータを、光ディスクドライブ13や通信部16を介して記憶部12に記憶させる。そして、このネットワークデータを読み出して、後述するイラストパターンテーブル、全割り当てリスト、差分パターンリスト等を生成し、記憶部12に記憶させる。
ここで、ネットワークデータ(道路データの一例)とは、ある地域における各道路の形状や、レーン数、分岐地点における各道路間のレーンの接続情報等を含んでいる。具体的には、例えば、道路上において分岐地点や道路の状態変化地点等を示すノードや当該ノードに接続されるリンクの補間点の緯度経度情報、リンク内の各レーンが他のリンク内のどのレーンに接続されているか否か等の情報が含まれる。このネットワークデータは、例えば、既存のナビゲーションシステム等に用いられている地図データに組み込まれているもの等の供給を受けて利用しても良いし、現地調査をして作成されたものを用いても良い。
なお、各種プログラムは、例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録されて光ディスクドライブ13を介して読み込まれるようにしても良いし、通信部16を介して所定のサーバからダウンロードされるようにしても良い。
[2.分岐イラスト]
次に、本実施形態のナビゲーションシステムにおいて画面に表示される分岐イラスト(道路画像の一例)について、図2及び図3を用いて説明する。
図2及び図3は、本実施形態に係る分岐イラスト例を示す図である。
分岐イラストとは、道路の分岐地点(本実施形態の一例においては、高速道路、有料道路上等の分岐地点)における道路の全体図と車両が進むべき脱出方向とを示したイラストである。
図2(a)は、一つの分岐地点で2方向に道路が分かれる単段2分岐を示す分岐イラストの第1の例である。同図において、分岐手前の一本の進入道路と分岐した後の2本の脱出道路が描かれており、進入道路左側には進入レーン線1(境界線の一例)が描かれており、左側の脱出道路の脱出レーン線2(境界線の一例)と繋がっている。これは、左側2車線からそのまま左側脱出道路の2車線に進入可能であることを示している。一方、進入道路右側には進入レーン線1は描かれておらず、右側1車線から右側脱出道路の2車線両方に進入可能であることを示している。また、進入道路において、2つの脱出道路の間の分岐に対応したレーン線3(境界線の一例)が描かれている。更に、車両が左側の脱出道路へ進行すべきことを示す矢印4が描かれている。本実施形態においては、同一分岐地点に対して脱出方向毎にこうしたイラストを用意する。
図2(b)は、単段2分岐を示す分岐イラストの第2の例である。同図においては、左右両方の脱出道路に対して進入道路からのレーン線が繋がって描かれている。また、2つの脱出道路の間の分岐には、対応したレーン線は描かれていない。これは、進入道路の一つのレーン(車線の一例)から2つの脱出道路に進入可能である(分岐している)ことを示している。更に、左側の脱出道路がカーブする角度と、右側の脱出道路がカーブする角度と、が異なるように描かれている。本実施形態においては、脱出道路の形状を、直進、角度の小さいカーブ、角度の大きいカーブの3種類(左右を合わせると計5種類)で表現する。
図2(c)は、単段2分岐を示す分岐イラストの第3の例である。同図においては左側に脱出する道路の幅員が、右側に脱出する道路の幅員より広くなっている。これは、左側の脱出道路が本線であり、右側の脱出道路がランプウエーであることを示している。現実の高速道路等において、本線道路は複数のレーンを有する場合が多いが、元のネットワークデータ中にレーン情報が設定されていない地点が存在する場合がある。そこで、極力現実に分岐イラストを近づけるため、本線側の幅員を広く描くようにした。また、このようにすることで、ナビゲーションシステムのユーザ(運転手、同乗者等)は、本線とランプとを容易に区別することができる。
図3(a)は、一つの分岐地点で3方向に道路が分かれる単段3分岐を示す分岐イラストの一例である。本実施形態においては、3分岐までの分岐イラストを用意する。
図3(b)は、手前の分岐地点で2方向に道路が分かれ、その脱出道路の先に2方向に道路が分かれる多段分岐の分岐イラストの一例である。これは、最初の分岐地点(1段目)の先から、所定距離内に更に分岐地点(2段目)があることを示しており、本実施形態においては2段までの分岐イラストを用意する。
図4(a)は、分岐の組み合わせの一例を示す図であり、図4(b)は、多段分岐に対する分岐イラストの割り当ての一例を示す図である。
図4(a)に示すように、本実施形態においては、1段目が2分岐及び3分岐、2段目も2分岐及び3分岐があり、その組み合わせは4パターンとなっている。
また、1段目の脱出道路複数に2段目の分岐が存在するような場合は、2段目の分岐夫々に対応した分岐イラストを対応付ける。例えば、図4(b)に示すように、実際の道路において、1段目が2分岐となっており、その分岐した左右の道路の先に夫々2段目の分岐が存在する場合、左側の道路が多段分岐で表現されたイラスト(図4(b)のイラスト1)と、右側の道路が多段分岐で表現されたイラスト(図4(b)のイラスト2)とを対応付ける。このような対応付けにより、一つの分岐イラストで表現される最終的な脱出方向は最大で5方向となる(1段目が3段分岐であり、その分岐した左右中央の何れか一つの道路について2段目の分岐を3段分岐で表現する場合)。
[3.イラストパターンテーブル等の構成等]
次に、イラストパターンテーブルの構成等について、図4乃至図18を用いて説明する。
イラストパターンテーブル(道路パターンリストの一例)とは、分岐地点における道路パターンと分岐イラストやID等との対応を表したリスト形式のデータである。
このイラストパターンテーブルや、後述する全割り当てリスト、差分パターンリスト等は、ネットワークデータを基にして作成される。
全割り当てリスト(分岐地点パターンリストの一例)とは、対象地域におけるイラスト割り当て対象の全分岐地点夫々に対応する道路パターンを表したリスト形式のデータである。
また、地点別パターン変更リストとは、ある分岐地点において道路パターンが変化した場合に、当該分岐地点毎の割り当て後の道路パターンを表したリスト形式のデータである。
また、差分パターンリストとは、ネットワークデータに変更があったとき、データ仕様が変更になったとき、情報作成プログラム等が変更になったとき等に、ネットワークデータから得られた各分岐地点の道路パターンの中で、現状のイラストパターンテーブルには存在しない道路パターンを表したリスト形式のデータである。
これら、イラストパターンテーブル、全割り当てリスト、地点別パターン変更リスト、差分パターンリスト夫々は、1レコード中(道路パターンデータの一例)に同一形式の道路パターンを示すフィールドを含んでいる。
図5乃至図7は、イラストパターンテーブル等における1レコードの構成の一例を示す図である。
図5に示すように、イラストパターンテーブル等の1レコード中には、先ず、分岐地点の緯度経度(地点特定情報の一例)、画像ID、道路パターンに対応する画像ファイル名(画像特定情報の一例)、調整前ファイル名、変更ステータスからなる付加情報が設定される。これらの情報が設定されるフィールドは、出力されるデータの種類に応じて付与される。例えば、イラストパターンテーブルであれば、画像ID及び画像ファイル名が設定され、全割り当てリストであれば、緯度経度、画像ID、画像ファイル名及び調整前ファイル名が設定され、差分パターンリストであれば、経度緯度、画像ID、画像ファイル名が設定される。
以下、全般情報、左側1段目、左側2段目、右側1段目、右側2段目、中央1段目及び中央2段目は、データの種類にかかわらずフィールドが付与される情報である。
図6に示すように、全般情報は、全ての道路パターンに対して付与される情報である。また、左側1段目は、1段目左側の脱出レーンに関する情報である。また、左側2段目は、1段目左側の脱出レーンに2段目の分岐地点が存在する場合に設定される情報である。
次に、図7に示すように、右側1段目は、右側1段目側の脱出レーンに関する情報である。また、右側2段目は、1段目右側の脱出レーンに2段目の分岐地点が存在する場合に設定される情報である。また中央1段目は、1段目が3分岐であるときの1段目中央の脱出レーンに関する情報である。また、中央2段目は、1段目中央の脱出レーンに2段目の分岐地点が存在する場合に設定される情報である。
これらの情報の各項目についての詳細を以下に説明する。
[3.1 分岐ノードの特定]
まず、元のネットワークデータ中のどのノードに対して分岐ラストを割り当てるかの判定方法を説明する。本実施形態においては、ノードが以下(1)及び(2)両方の条件を満たしたときに、当該ノードを分岐ノードと特定し、分岐イラストを割り当てる。
(1)ノードに進入する方向に接続しているリンクの中に、例えば、道路種別(または、道路の種類、区分等を示す情報)が、高速道路であり且つリンク種別が分離本線(本線道路を示す)またはランプリンク(ランプウエーを示す)となっているリンクが1本接続していること。
(2)ノードから脱出する方向に接続しているリンクの中に、リンク種別が分離本線またはランプリンクとなっているリンクが1本接続していること。
ここで、(1)の条件を満たすリンクを進入リンク(進入道路を示す)とし、(2)の条件を満たすリンクを脱出リンク(脱出道路を示す)として夫々特定する。
[3.2 矢印ID]
矢印IDとは、前記図2及び図3で示すような矢印4を、どの脱出道路上に表示させるか否か、換言すれば脱出方向を示す情報である。この矢印IDは、全般情報に含まれる。
図8は、矢印IDの割り当て条件の一例を示す図であり、(a)は単段分岐の場合であり、(b)は多段分岐の場合である。
図8(a)に示すように、単段分岐の場合は脱出方向左側から順に1、2、3と矢印IDを割り当てる。また、図8(b)に示すように、多段分岐の場合は脱出方向左側から順に1〜5と割り当てる。
図9は、矢印IDの割り当て例を示す図であり、(a)は単段2分岐の場合であり、(b)は単段3分岐の場合であり、(c)及び(d)は多段分岐の場合である。
上記割り当て条件により、図9のように、各脱出方向に対して矢印IDが割り当てられる。なお、図9(c)及び(d)に示すように、多段分岐の場合は、1段目の脱出道路か2段目の脱出道路かということには関係なく脱出方向に基づいて割り当てられる。
[3.3 分岐地点フラグ]
分岐地点フラグ(境界線有無情報の一例)とは、前記図2(a)及び(b)で示したように、2つの隣接する脱出道路の間の分岐に対応した進入レーン線の有無を示す情報である。この分岐地点フラグは、全般情報、左側2段目、右側2段目及び中央2段目の情報に含まれる。
図10(a)は、分岐地点フラグの設定条件の一例を示す図であり、図10(b)及び(c)は、分岐地点フラグの設定例を示す図である。
分岐地点フラグは、2分岐の場合に1つ、3分岐の場合に2つ設定される。また、分岐地点フラグは、元のネットワークデータの分岐ノードに接続する進入リンクと隣接する2つの脱出リンクの間におけるレーンの接続情報(車線接続情報の一例)に基づいて設定される。
具体的には、例えば、図10(b)に示すように、進入レーンA1〜A3の内、A1が左右両方の脱出道路のレーン(B1、C1)に接続している場合には、分岐地点フラグに0が設定され、図10(c)に示すように、進入レーンA1〜A3の内、左右両方の脱出道路に接続しているレーンが無い場合は分岐地点フラグに1が設定される。
[3.4 本線フラグ]
本線フラグとは、前記図2(c)で示したように、脱出道路が本線であるか否かを示す情報である。この本線フラグは、左側1段目、右側1段目及び中央1段目の情報に含まれる。
図11は、本線フラグの設定条件の一例を示す図である。
本線フラグは、例えば、元のネットワークデータにおいて、単段2分岐で且つ左右両方の脱出リンクのレーン数が共に1であり、当該脱出リンクの道路種別が本線である場合に1が設定され、本線ではない場合は0が設定される。
[3.5 形状ID]
形状ID(形状パターン情報の一例)とは、脱出道路の形状を示す情報であり、予めパターン化された道路形状の内、各脱出道路の実際の道路形状に近いパターンが夫々割り当てられる。この形状IDは、左側1段目、右側1段目及び中央1段目の情報に1つずつ、左側2段目、右側2段目及び中央2段目の情報に最大3個含まれる(2段目が2分岐の場合は2個、3分岐の場合は3個)。
図12は、形状IDと、イラスト上において対応する道路形状のイメージの一例を示す図である。
図12に示すように、本実施形態において形状IDは1〜7までの7種類があり、1から順に、直進、左角度小、左角度大、右角度小、右角度大、左膨らみ、右膨らみを示している。ただし、前記分岐イラストの例で説明したように、実際にイラスト上で表現するのは、直進、左角度小、左角度大、右角度小、右角度大(形状IDが1〜5)の5種類とし、左膨らみ、右膨らみ(形状IDが6〜7)は、後述する形状IDの変換により、他の形状IDから変換される。
形状IDは、元のネットワークデータの道路形状を示す情報を基に各脱出道路に対して設定される。
具体的には、例えば、ネットワークデータの分岐ノードから進入リンクの補間点を進行方向とは逆方向に所定距離ずつ辿っていき、当該補間点の緯度経度情報等から進入道路の道路形状を特定し、また、分岐ノードから各脱出リンクの補間点を進行方向(脱出方向)に所定距離ずつ辿っていき、当該補間点の緯度経度情報等から脱出道路の道路形状を特定する。
より詳細には、所定距離毎に位置する補間点(以下、対象点というものとする)の緯度経度情報を取得し、n番目(nは自然数)の対象点(最初は分岐ノード)とn+1番目の対象点の経度緯度情報から、当該2つの対象点を結ぶ直線の、所定方向(例えば、X軸方向、東方向等)に対する角度を角度配列として取得する。ただし、進入リンクを辿っている際、途中に合流ノード(複数のリンクからの進入があるノード)がある場合はそのノードまで取得するものとし、脱出リンクを辿っている際、途中に分岐ノードがある場合もそのノードまで取得するものとする。
この角度配列を取得する距離間隔及び配列数(すなわち角度を取得する個数)は、例えば、情報生成処理プログラムの初期値やパラメータとして与えられている。
図13(a)は、角度配列の取得イメージの一例を示す図であり、図13(b)は、角度配列に基づいて形状IDを割り当てるための判定用角度の演算式の一例である。
図13の例においては、進入リンクに対して角度配列を取得する距離間隔を100m、配列数を2とし、各脱出リンクに対して角度配列を取得する距離間隔を100m、配列数を3とした場合の例である。図13(a)においては、進入リンクに対して角度i1、i2を取得し、脱出リンクに対して角度o1、o2、 o3を取得している。そして、図13(b)に示すような演算式により、進入角度θin、脱出角度θoutを算出する。具体的には、進入リンクの角度配列の各角度の平均値を進入角度θinとする。また、脱出リンクの角度配列の各角度の平均値と進入角度の差を脱出角度θoutとする。
図14は、形状IDの設定条件の一例を示す図である。
図14に示すように、上記演算により得られた脱出角度θoutに対応して、形状IDが設定される。なお、形状IDの判定方法については他の方法を用いても良い。
このようにして全脱出リンクについて形状IDを取得した後、その組み合わせ(パターン)が所定の組み合わせに一致した場合には、そのうちの少なくとも一つの形状IDを異なる形状IDに変換する。
その理由の一つは、組み合わせの数を減らして、作成すべき分岐イラストの数を減らすためである。形状IDの組み合わせによっては、そのままの形状IDに対応した道路形状をイラストで表現できない場合や、単純化しても問題がない場合がある。例えば、単段2分岐において、左脱出リンクの形状IDが1(直進)、右脱出リンクの形状IDが2(左角度小)のときは、右脱出リンクの形状IDを1(直進)に変換しても問題は少ないものと考えられる。
理由の2点目として、分岐イラストをより良く表現するために、直進、左角度小、左角度大、右角度小及び右角度大以外の道路形状を表現するためである。この場合は、特殊な道路形状用の形状IDに変換される(例えば、6以降)。
このような形状ID変換のための条件は、例えば、予めテーブルデータとして作成し、記憶部12に記憶させておく。
なお、上記2通りの変換の内、一方のみを行っても良いし、両方を組み合わせて行っても良いし、他の観点に基づいて変換を行うようにしても良い。
[3.6 レーン数]
レーン数とは、ここでは脱出道路のレーンの数を示し、各脱出リンクに対して一つずつ設定される。このレーン数は、左側1段目、右側1段目及び中央1段目の情報に1つずつ、左側2段目、右側2段目及び中央2段目の情報に最大3個含まれる(2段目が2分岐の場合は2個、3分岐の場合は3個)。
基本的には、元のネットワークデータのレーン接続情報やレーン数を示す情報に基づいて設定される。
ただし、実際の道路においてレーン数が多数あった場合に、このレーン全てをそのまま分岐イラスト上に表現したとしても、ユーザにとっては見易いイラストにならない場合がある。また、実際のレーン数の組み合わせを網羅的に表現しようとすると、分岐イラストの数が膨大になるおそれがある。そこで、設定するレーン数に所定の上限値を設け、レーン数が上限値以下になるように調整する(レーン数を減少させる)。
図15は、単段分岐におけるレーン数の調整イメージの一例を示す図であり、(a)は実際の道路であり、(b)はレーン数調整後の分岐イラストである。なお、同図は、全脱出リンクのレーン数の合計の上限値を5とした場合の例である。
図15(a)に示すように、実際の道路のレーン数が、左側が6、右側が1の計7本である場合、合計が5となるように、レーン数を調整する。具体的には、図15(b)に示すように、左側を4に減少させる。このとき、調整後の各脱出リンクのレーン数の比が調整前の各脱出リンクのレーン数の比に近くなるように各レーン数を調整する。例えば、上限値が5のときに、実際の左側のレーン数が4、右側のレーン数が3である場合は、夫々3及び2に減少させる。
また、全脱出リンクのレーン数の合計だけでなく、一つの脱出リンクに上限値を設けても良い。例えば、一つの脱出リンクのレーン数の上限値を4としたときに、実際の左側のレーン数が6である場合は、4に減少させる。
図16は、多段分岐におけるレーン数の調整イメージの一例を示す図である。
多段分岐においては、分岐2段目の脱出リンクのレーン数の合計を、分岐1段目にあわせるように調整する。これは、2段目のレーン数の情報よりも1段目のレーン数の情報の方がユーザにとっては重要であると考えられるからである。
具体的には、2段目の脱出リンクのレーン数の合計が、1段目の脱出リンクのレーン数と2段目の分岐地点フラグが0である数の合計に一致するように調整する。
例えば、図16(a)に示すように、1段目の脱出リンクのレーン数が3であり2段目の分岐地点フラグが00である場合は、2段目の脱出リンクのレーン数の合計が5となるように各レーン数を調整する。このときも、調整後の各脱出リンクのレーン数の比が調整前の各脱出リンクのレーン数の比に近くなるように各レーン数を調整する。
また、図16(b)に示すように、1段目の脱出リンクのレーン数が5であり2段目の分岐地点フラグが11である場合は、2段目の脱出リンクのレーン数の合計が5となるように各レーン数を調整する。
なお、上記の方法では調整ができない場合は、分岐地点フラグを変換する。例えば、1段目の脱出リンクのレーン数が1、2段目の各脱出リンクのレーン数が共に1、2段目の分岐地点フラグが1である場合は、脱出リンクのレーン数をこれ以上減少させることができないため、分岐地点フラグを0に変換する。
また、図16(a)、(b)いずれの場合においても、2段目の脱出リンクのレーン数の合計が、1段目の脱出リンクのレーン数と2段目の分岐地点フラグが0である数の合計より少ない場合は、逆に2段目の各脱出リンクのレーン数を増加させて調整する。
なお、単段分岐の場合と同様に、一つの脱出リンクに上限値を設けて調整しても良い。
[3.7 進入レーンフラグ]
進入レーンフラグ(境界線対応情報の一例)とは、進入道路のレーン線と脱出道路のレーン線との対応関係を示す情報であり、レーン線に対応した数分左側のレーン線から設定される。この進入レーンフラグは、単段分岐または多段分岐の1段目に設定され、左側1段目、右側1段目及び中央1段目の情報に1つずつ含まれる。
図17は、進入レーンフラグの設定条件の一例を示す図である。
進入レーンフラグは、元のネットワークデータのレーン接続情報に基づいて設定される。
具体的には、図17に示すように、各脱出リンクのレーン数を取得し、このレーン数−1個分、進入レーンフラグの初期値として1が設定される。1は、ある進入レーン線がそのまま脱出レーン線に繋がっていることを示している。そして、脱出リンク内のあるレーンとその隣のレーン両方に対して一つの進入レーンが接続されている場合、進入レーンフラグの対応する位置が0に変換されて設定される。0は、ある脱出レーン線に繋がる進入レーン線が存在しないことを示している。また、脱出リンク内のあるレーンに対して複数の進入レーンが接続されている場合、現在の進入レーンフラグの対応する位置に2が追加(挿入)される。2は、ある進入レーン線に繋がる脱出レーン線が存在しないことを示している。
図18は、進入レーンフラグの設定例を示す図である。
図18(a)の例では、左側の脱出リンクのレーン数が3であり、複数の脱出レーンに接続する進入レーンが無く、複数の進入レーンに接続する脱出リンクレーンも無いため、左側の進入フラグは初期値の11が設定される。一方、右側の脱出リンクのレーン数は1であるため、進入レーンフラグには無効値(例えば、−1等)が設定される。
次に、図18(b)の例では、右側の脱出リンクのレーン数が2であり、進入レーンA1が脱出レーンC1及びC2に接続している。この場合、右側の進入レーンフラグには0が設定される。
また、図18(c)の例では、右側の脱出リンクのレーン数が1であり、進入レーンA1及びA2が脱出レーンC1に接続している。この場合、右側の進入レーンフラグには2が設定される。
また、図18(d)の例では、右側の脱出リンクのレーン数が3である。そして、進入レーンA1及びA2が脱出レーンC1に接続し、進入レーンA3が脱出レーンC2及びC3に接続している。この場合、右側の進入レーンフラグには012が設定される。
[4.データ作成装置の動作]
次に、データ作成装置Sの動作について、図19乃至24を用いて説明する。
先ず、元のネットワークデータからイラストパターンテーブルを作成する場合について説明する。
図19は、本実施形態に係るデータ作成装置Sのシステム制御部11の処理例を示すフローチャートである。
図19に示すように、システム制御部11は情報生成処理プログラムの実行を開始すると、先ず、記憶部12に記憶されているネットワークデータ中のノードを探索し、上記3.1で説明したように、作成対象となる分岐ノード及び当該分岐ノードに接続された進入リンク、脱出リンクを特定する(ステップS1)。
次に、システム制御部11は、作成対象となる分岐ノードが存在するか否かを判定し(ステップS2)、分岐ノードが存在する場合には、当該ノードに接続された各脱出リンクを辿り、当該ノードから所定距離内において次の分岐ノードを探索する(ステップS3)。そして、所定距離内に次の分岐ノードが存在する否かを判定し(ステップS4)、次の分岐ノードが存在しない場合は(ステップS4:NO)、作成対象の分岐ノードは単段分岐であると判定して単段分岐処理を実行し(ステップS5)、次の分岐ノードが存在する場合は(ステップS4:YES)、作成対象の分岐ノードは多段分岐であると判定して多段分岐処理を実行する(ステップS6)。
図20は、本実施形態に係るデータ作成装置Sのシステム制御部11の単段分岐処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS5に示す単段分岐処理において、システム制御部11は、図20に示すように、道路パターン1レコード分のワークエリアをRAM上に確保し、上記3.2で説明したように、特定された脱出リンクの一番左から矢印ID(全般情報)をワークエリアに設定する(ステップS11)。
そして、システム制御部11は、上記3.3で説明したように、分岐地点フラグ(全般情報)をワークエリアに設定し(ステップS12)、上記3.4で説明したように、全脱出リンクについて(左側1段目、右側1段目及び中央1段目、以下同様)、本線フラグをワークエリアに設定した後(ステップS13)、上記3.5で説明したように、全脱出リンクについて形状IDをワークエリアに設定し、必要に応じてこの形状IDを変換する(ステップS14)。
次いで、システム制御部11は、上記3.6で説明したように、全脱出リンクについてレーン数を取得し、必要に応じて調整した後、ワークエリアに設定し(ステップS15)、上記3.7で説明したように、全脱出リンクについて進入レーンフラグを設定する(ステップS16)。
そして、システム制御部11は、ワークエリアに設定された道路パターン1レコードを記憶部12に出力し(ステップS17)、単段処理を終了する。
図21は、本実施形態に係るデータ作成装置Sのシステム制御部11の多段分岐処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS6に示す多段分岐処理において、システム制御部11は、図21に示すように、道路パターン1レコード分のワークエリアをRAM上に確保し、単段分岐の場合と同様に(ステップS12〜S16)、分岐1段目について(全般情報、左側1段目、右側1段目及び中央1段目)、分岐地点フラグ、本線フラグ、形状ID、レーン数及び進入フラグをワークエリアに設定する(ステップS31〜S35)。ただし、レーン数については、上記3.6で説明したように、多段分岐1段目に対応したレーン調整を行う。
次いで、システム制御部11は、分岐2段目についても(左側2段目、右側2段目及び中央2段目)、単段分岐の場合と同様に、分岐地点フラグ、形状ID、レーン数をワークエリアに設定する(ステップS36〜S37)。ただし、レーン数については、上記3.6で説明したように、多段分岐2段目に対応したレーン調整を行う。
そして、システム制御部11は、1段目の情報と2段目の情報とをマージ(結合)し、不要な情報(例えば、多段分岐する1段目の本線フラグ、形状ID、レーン数等)は無効値(例えば、−1等)を設定する(ステップS39)。
次いで、システム制御部11は、処理対象の脱出リンクに対応する矢印ID(全般情報)をワークエリアに設定する(ステップS40)。
そして、システム制御部11は、ワークエリアに設定された道路パターン1レコードを記憶部12に出力(記憶)し(ステップS41)、多段処理を終了する。
図19に戻り、単段分岐処理または多段分岐処理(ステップS5、S6)が終了した後、再びネットワークデータ中のノードを探索する(ステップS1)。
そして、全てのノードの探索が終了し、ステップS2において、作成対象となる分岐ノードが存在しないと判定されると(ステップS2:NO)、これまで作成されたレコードの内、道路パターンの異なるレコードのみからなるイラストパターンテーブルを作成し、各レコードに画像IDを設定すると(例えば、1から順番に設定する等)、このイラストパターンテーブルを記憶部12に出力する(ステップS7)。
このようにしてイラストパターンテーブルが作成されると、オペレータ等は、他のコンピュータ等において、このイラストパターンテーブルの内容をディスプレイに表示させたり、紙に印刷する等し、イラストパターンテーブルの各レコードの内容を参照しながら分岐イラストの画像データを作成する。また、オペレータ等は、イラストパターンテーブルの各レコードに対して、対応する分岐イラストの画像データのファイル名を設定する。
次に、作成済みのイラストパターンテーブルを用いて、全割り当てリスト、差分パターンリスト等を作成する場合の処理について説明する。
これは、例えば、分岐地点を分岐イラストに対応付ける場合や、一旦イラストパターンテーブルが作成された後に元となるネットワークデータの内容が変更されたり、道路パターンの判定に影響を与えるような変更が情報生成処理プログラムに対して行われたとき(例えば、レーン数の上限値の変更、形状IDの判定方法の変更、距離間隔や角度間隔等のパラメータの変更等)に行われる。
先ず、記憶部12には、元となるネットワークデータ、情報生成処理プログラムが、変更があった場合には、変更後のものが記憶される。
また、記憶部12には、画像データのファイル名が設定されたイラストパターンテーブルが記憶される。なお、このイラストパターンテーブルは、システム制御部11の上述した処理によって作成されたものを用いても良いし、例えば、オペレータ等が代表的な道路パターンについて予め作成しておいたものを用いても良い。
図22は、本実施形態に係るデータ作成装置Sのシステム制御部11の処理例を示すフローチャートであり、同図において、図19と同様の要素については同様の符号を付してある。
図22に示すように、システム制御部11は、図19と同様にして、作成対象の分岐ノードについて単段分岐、多段分岐の判定を行い、単段分岐処理または多段分岐処理を実行する。
図23は、本実施形態に係るデータ作成装置Sのシステム制御部11の単段分岐処理の一例を示すフローチャートであり、同図において、図20と同様の要素については同様の符号を付してある。
図23に示すように、システム制御部11は、図20の場合と同様に、矢印ID、分岐地点フラグ、本線フラグ、形状ID、レーン数及び進入フラグをワークエリアに設定する(ステップS11〜S16)。
次いで、システム制御部11は、上記設定された情報を検索キーとして、イラストパターンテーブルから、作成対象の分岐地点の道路パターンに一致するパターンを有するレコードを特定する(ステップS19)。
そして、システム制御部11は、道路パターンがイラストパターンテーブルに存在するか否かを判定し(ステップS20)、存在する場合は(ステップS20:YES)、作成対象の分岐地点の経度緯度情報、特定されたレコードの画像ID、画像データのファイル名をワークエリアに設定して、当該ワークエリアに設定された情報を全割り当てリストの1レコードとして記憶部12に出力(記憶)する(ステップS21)。
一方、道路パターンがイラストパターンテーブルに存在しない場合(ステップS20:NO)、システム制御部11は、後述する差分処理を実行する(ステップS22)。
その後、システム制御部11は、矢印IDを設定した脱出リンクの方向に案内ポイントを有するスポットガイドデータレコードを作成し(ステップS23)、単段処理を終了する。
図24は、本実施形態に係るデータ作成装置Sのシステム制御部11の多段分岐処理の一例を示すフローチャートであり、同図において、図21と同様の要素については同様の符号を付してある。
図24に示すように、システム制御部11は、図21の場合と同様に、分岐1段目について、分岐地点フラグ、本線フラグ、形状ID、レーン数及び進入フラグをワークエリアに設定し、次いで、分岐2段目について、分岐地点フラグ、形状IDレーン数、レーン数をワークエリアに設定した後、1段目の情報と2段目の情報とをマージ(結合)し、矢印IDをワークエリアに設定する(ステップS31〜S40)。
次いで、システム制御部11は、上記設定された情報を検索キーとして、イラストパターンテーブルから、作成対象の分岐地点の道路パターンに一致するパターンを有するレコードを特定する(ステップS43)。
そして、システム制御部11は、道路パターンがイラストパターンテーブルに存在するか否かを判定し(ステップS44)、存在する場合は(ステップS44:YES)、作成対象の分岐地点の経度緯度情報、特定されたレコードの画像ID、画像データのファイル名をワークエリアに設定して、当該ワークエリアに設定された情報を全割り当てリストの1レコードとして記憶部12に出力する(ステップS45)。
一方、道路パターンがイラストパターンテーブルに存在しない場合(ステップS44:NO)、システム制御部11は、後述する差分処理を実行する(ステップS46)。
その後、システム制御部11は、矢印IDを設定した脱出リンクの方向に案内ポイントを有するスポットガイドデータレコードを作成し(ステップS47)、多段処理を終了する。
図25は、本実施形態に係るデータ作成装置Sのシステム制御部11の差分処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS22、S46に示す差分処理において、システム制御部11は、図25に示すように、単段処理または多段処理においてワークエリアに設定された情報を差分パターンリストの1レコードとして記憶部12に出力する(ステップS51)。
その後、システム制御部11は、作成対象の分岐地点に対していずれかの分岐イラストを割り当てるように調整処理を実行する。
具体的に、システム制御部11は、全ての進入フラグを初期値(0を1に変換し、追加された2を削除する)に変換した上で、イラストパターンテーブルから、作成対象の分岐地点の道路パターンに一致するパターンを有するレコードを特定する(ステップS52)。
次いで、システム制御部11は、道路パターンがイラストパターンテーブルに存在するか否かを判定し(ステップS53)、存在しない場合は(ステップS53:NO)、全ての分岐地点フラグを1に変換した上で、作成対象の分岐地点の道路パターンに一致するパターンを有するレコードを特定する(ステップS54)。
そして、システム制御部11は、道路パターンがイラストパターンテーブルに存在するか否かを判定し(ステップS55)、存在しない場合は(ステップS55:NO)、全ての脱出レーンを1に変換すると共に進入レーンフラグを全て無効値に変換した上で、作成対象の分岐地点の道路パターンに一致するパターンを有するレコードを特定する(ステップS56)。
次いで、システム制御部11は、道路パターンがイラストパターンテーブルに存在するか否かを判定し(ステップS57)、存在しない場合は(ステップS57:NO)、全ての形状IDを1に変換した上で、作成対象の分岐地点の道路パターンに一致するパターンを有するレコードを特定する(ステップS58)。
そして、システム制御部11は、道路パターンがイラストパターンテーブルに存在するか否かを判定し(ステップS59)、存在しない場合は(ステップS59:NO)、エラーログを記憶部12に出力して(ステップS60)、差分処理を終了する。
一方、道路パターンがイラストパターンテーブルに存在する場合(ステップS53、S55、S57、S59:YES)、システム制御部11は、当該ワークエリアに設定された情報を全割り当てリストの1レコードとして記憶部12に出力し(ステップS61)差分処理を終了する。
図22に戻り、各分岐の処理において作成対象の分岐ノードの道路パターンについて、全割り当てリスト、差分パターンリストに出力された後、再びネットワークデータ中のノードを探索する(ステップS1)。そして、全てのノードの探索が終了し、ステップS2において、作成対象となる分岐ノードが存在しないと判定されると(ステップS2:NO)、システム制御部11は処理を終了する。こうして、全割り当てリスト、差分パターンリスト、エラーログ等が記憶部12に作成される。
その後、オペレータ等は、差分パターンリストとして抽出された道路パターンについて分岐イラストを作成し、差分パターンリストに分岐イラストの画像データのファイル名を設定する。そして、差分パターンリストとイラストパターンリストとをマージ(結合)して新たなイラストパターンリストを作成し、このイラストパターンリスト及び分岐イラストの画像データ等を基にナビゲーションデータ(例えば、KIWIデータ記述方式等)を作成する。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部11は、レーン接続情報が含まれるネットワークデータに基づいて分岐ポイントにおける進入リンクと脱出リンクを特定し、進入リンクと2つの隣接する脱出リンクとの間におけるレーン接続情報に基づいて、2つの隣接する脱出道路の間の分岐に対応した進入レーン線の有無を示す分岐地点フラグを作成し、進入リンクと各脱出リンクとの間におけるレーン接続情報に基づいて、進入レーン線と脱出レーン線との対応関係を示す進入レーンフラグを作成し、分岐地点フラグ及び進入レーンフラグを含む道路パターンを作成するようになっている。
従って、実際の分岐地点に対して、分岐イラストを特定するための道路パターンを作成することができる。しかも、この道路パターンは、2つの隣接する脱出道路の間の分岐に対応した進入レーン線の有無を示す分岐地点フラグや、進入レーン線と脱出レーン線との対応関係を示す進入レーンフラグが含まれているので、実際の分岐地点の道路の特徴をとらえ、その結果、ナビゲーションシステムにおいて、ユーザに分かりやすい分岐イラストを表示させることができる。更に、分岐地点フラグや進入レーンフラグを確認しながら分岐イラストを作成することが可能であり、実際の分岐地点の撮影画像を見ながら分岐イラストを作成するよりも、作業効率が良い。
また、システム制御部11は、ネットワークデータのノードや補間点の緯度経度情報等に基づいて、各脱出リンクに対して予めパターン化された道路形状を示す形状IDを作成し、この形状IDを含めた道路パターンを作成するので、道路形状のパターン数を適切に設定することで、分岐地点における道路形状の特徴をとらえた分岐イラストを作成することが可能となるとともに、あらゆる道路形状に対応させるために膨大な数の分岐イラストを作成する必要が無い。
更に、システム制御部11は、形状IDの組み合わせが所定の組み合わせに一致した場合に、当該形状IDの少なくともいずれか一つを異なる形状IDに変換するので、作成すべき分岐イラストの数をより削減することができる。
また更に、システム制御部11は、ネットワークデータに基づいて、各脱出道路のレーン数を取得し、全脱出道路のレーン数の合計が所定の上限値を超えた場合や、一つの脱出道路のレーン数が所定の上限値を超えた場合に、レーン数を減少させるので、作成される分岐イラストはユーザにとって見易いイラストになるとともに、作成すべき分岐イラストの数をより削減することができる。
更にまた、システム制御部11は、ある分岐ノードの脱出先の所定距離内に次の分岐ノードが存在する場合は多段分岐の道路パターンを作成するので、ユーザにより分かりやすい分岐イラストを作成することができる。
また更に、システム制御部11は、相互に異なる道路パターンからなるイラストパターンテーブルを作成するので、想定される道路パターン全てについて分岐イラストを作成する必要が無く、イラストパターンテーブルに含まれる道路パターンについてのみ分岐イラストを作成すれば実際の分岐地点全てに対応することができ、その結果イラスト作成の作業効率が向上する。
更にまた、システム制御部11は、イラストパターンテーブルを検索し、各分岐地点の道路パターンに対応する分岐イラストを特定し、分岐地点の緯度経度情報と特定された分岐イラストの画像データのファイル名を含んだ道路パターンのレコードからなる全割り当てリストを作成するので、分岐地点と分岐イラストとを人手により対応付けする必要が無く、対応付けに要するコストを大幅に削減することができる。
また更に、システム制御部11は、イラストパターンテーブルを検索し、イラストパターンテーブルに含まれていない道路パターンを抽出して差分パターンリストを作成するので、元となるネットワークデータや情報作成処理プログラムに変更があったときに、差分パターンリストとして抽出された道路パターンについてのみ分岐イラストを作成すれば良く、データの更新やシステムバージョンアップ等の際のイラスト作成に要するコストを削減することができる。また、今まで作成対象としていた地域とは別の地域についてナビゲーションデータを作成する場合においても、今まで作成しておいた分岐イラストはそのまま利用し、差分のみについて分岐イラストを作成するだけで新たな地域に対応することができる。
更にまた、システム制御部11は、イラストパターンテーブルには無い道路パターンは差分リストに出力しながらも、道路パターンを単純化させながら分岐イラストの割り当てを行うことで、差分リストとして出力された道路パターンの内、分岐イラストを作成することが必要であるか否かを判断して本当に必要な分岐イラストのみを作成すれば良いので、イラスト作成に要するコストをより削減することができる。
なお、本実施形態においては、1分岐地点について各脱出方向夫々に対応した矢印が描かれた分岐イラストを割り当てるようにしていたが、例えば、分岐イラスト上には矢印を描かずに1分岐地点について1分岐イラストを割り当て、ナビゲーションシステムにおいて分岐イラストを表示させつつ、これに重畳して脱出方向を示す矢印を表示させるようにしても良い。
また、本実施形態においては、高速道路の分岐地点について分岐イラストを対応付けるようにしていたが、例えば、有料道路の分岐地点や交差点等について分岐イラストを対応付ける場合にも適用することができる。
また、分岐の段数、1段における分岐数、道路形状を取得するための距離間隔や角度配列数、形状パターン、レーン数の上限値、その他のパラメータ等は上記実施形態において示したものには限られるものではなく、適宜変更して適用することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
また、2006年3月24日に出願された明細書、特許請求の範囲、図面、要約を含む日本の特許出願(No.2006-83107)の全ての開示は、その全てを参照することよって、ここに組み込まれる。

Claims (11)

  1. 分岐地点における道路を表す道路画像を特定するために当該分岐地点の道路パターンを示す道路パターンデータを道路データに基づいて生成する情報生成装置において、
    前記道路データは、前記分岐地点において接続された道路間における車線接続情報を含み、
    前記道路データに基づいて前記分岐地点における一の進入道路と複数の脱出道路とを特定する道路特定手段と、
    前記特定された進入道路と2つの隣接する脱出道路との間における前記車線接続情報に基づいて、当該2つの隣接する脱出道路間の分岐に対応して前記進入道路の各車線を仕切る境界線が存在するか否かを示す境界線有無情報を生成する境界線有無情報生成手段と、
    前記特定された進入道路と各脱出道路との間における前記車線接続情報に基づいて、前記進入道路の各車線を仕切る境界線と、前記各脱出道路の各車線を仕切る境界線と、の対応関係を示す境界線対応情報を生成する境界線対応情報生成手段と、
    前記生成された境界線有無情報及び境界線対応情報からなる前記分岐地点の前記道路パターンデータを生成する道路パターン生成手段と、
    を備えることを特徴とする情報生成装置。
  2. 請求項1に記載の情報生成装置において、
    前記道路データは、道路形状情報を含んでおり、
    各前記脱出道路の前記道路形状情報に基づいて、前記特定された複数の脱出道路毎に予め定められた形状を示す形状パターン情報を生成する形状パターン生成手段を更に備え、
    前記道路パターン生成手段は、前記生成された境界線有無情報、境界線対応情報及び形状パターン情報からなる前記分岐地点の前記道路パターンデータを生成することを特徴とする情報生成装置。
  3. 請求項2に記載の情報生成装置において、
    前記形状パターン生成手段は、前記複数の脱出道路について前記形状パターン情報の組み合わせが所定の組み合わせに一致した場合に、当該複数の脱出道路の少なくともいずれか一つの前記形状パターン情報を異なる前記形状パターン情報に変換し、前記生成される形状パターン情報の組み合わせ数が減少するようにしたことを特徴とする情報生成装置。
  4. 請求項1に記載の情報生成装置において、
    前記複数の脱出道路夫々の道路データに基づいて、各前記脱出道路の車線数情報を生成する車線数情報生成手段を更に備え、
    前記道路パターン生成手段は、前記生成された境界線有無情報、境界線対応情報及び車線数情報からなる前記分岐地点の前記道路パターンデータを生成することを特徴とする情報生成装置。
  5. 請求項4に記載の情報生成装置において、
    前記車線数情報生成手段は、前記車線数情報が所定数を超える場合に、少なくともいずれか一の前記車線数情報を減少させることを特徴とする情報生成装置。
  6. 請求項1に記載の情報生成装置において、
    前記道路データに基づいて、一の分岐地点における道路パターンと、当該一の分岐地点に隣接する他の分岐地点における道路パターンと、をまとめて示す前記道路パターンデータを生成するか否かを判定する判定手段を更に備え、
    前記まとめて示す道路パターンデータを生成すると判定した場合に、前記分岐パターン生成手段は、前記一の分岐地点及び前記他の分岐地点夫々について前記境界線有無情報を生成するとともに、前記車線パターン生成手段は、前記一の分岐地点について前記境界線対応情報を生成し、
    前記道路パターン生成手段は、前記生成された一の分岐地点及び他の分岐地点の境界線有無情報と、一の分岐地点の境界線対応情報と、からなる前記道路パターンデータを生成することを特徴とする情報生成装置。
  7. 請求項1に記載の情報生成装置において、
    複数の分岐地点について前記道路パターン生成手段により生成された複数の前記道路パターンデータの内、道路パターンの異なる当該道路パターンデータからなる道路パターンリストを生成する道路パターンリスト生成手段を備えることを特徴とする情報生成装置。
  8. 請求項7に記載の情報生成装置において、
    前記道路データには、分岐地点を特定する地点特定情報が含まれており、
    複数の分岐地点について前記道路パターン生成手段により生成された複数の前記道路パターンデータと、前記リスト生成手段により生成された道路パターンリストまたは予め生成されていた前記道路パターンリストの少なくともいずれか一方であって、当該道路パターンリストに含まれる各前記道路パターンデータに夫々対応する前記道路画像を特定する画像特定情報を当該各道路パターンデータに含んだ道路パターンリストと、に基づいて、前記複数の分岐地点における道路を表す前記道路画像を夫々特定する画像特定手段と、
    前記分岐地点の地点特定情報及び当該分岐地点について前記特定された道路画像の前記画像特定情報を含んだ道路パターンデータからなる分岐地点パターンリストを出力する分岐地点パターンリスト生成手段と、
    を更に備えることを特徴とする情報生成装置。
  9. 請求項7に記載の情報生成装置において、
    複数の分岐地点について前記道路パターン生成手段により生成された複数の前記道路パターンデータと、前記リスト生成手段により生成された道路パターンリストまたは予め生成されていた前記道路パターンリストの少なくともいずれか一方と、に基づいて、当該いずれかの道路パターンリストに含まれない道路パターンデータを抽出する抽出手段と、
    前記抽出された道路パターンデータからなる差分パターンリストを生成する差分パターンリスト生成手段と、
    を更に備えることを特徴とする情報生成装置。
  10. コンピュータを、
    請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報生成装置として機能させることを特徴とする情報生成処理プログラム。
  11. 分岐地点における道路を表す道路画像を特定するために当該分岐地点の道路パターンを示す道路パターンデータを道路データに基づいて生成する情報生成方法において、
    前記道路データは、前記分岐地点において接続された道路間における車線接続情報を含み、
    前記道路データに基づいて前記分岐地点における一の進入道路と複数の脱出道路とを特定する工程と、
    前記特定された進入道路と2つの隣接する脱出道路との間における前記車線接続情報に基づいて、当該2つの隣接する脱出道路間の分岐に対応して前記進入道路の各車線を仕切る境界線が存在するか否かを示す境界線有無情報を生成する工程と、
    前記特定された進入道路と各脱出道路との間における前記車線接続情報に基づいて、前記進入道路の各車線を仕切る境界線と、前記各脱出道路の各車線を仕切る境界線と、の対応関係を示す境界線対応情報を生成する工程と、
    前記生成された境界線有無情報及び境界線対応情報からなる前記分岐地点の前記道路パターンデータを生成する工程と、
    を備えることを特徴とする情報生成方法。
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