JPH07152891A - 地図入力方法及び装置、並びに地図データ作成装置 - Google Patents

地図入力方法及び装置、並びに地図データ作成装置

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JPH07152891A
JPH07152891A JP29997693A JP29997693A JPH07152891A JP H07152891 A JPH07152891 A JP H07152891A JP 29997693 A JP29997693 A JP 29997693A JP 29997693 A JP29997693 A JP 29997693A JP H07152891 A JPH07152891 A JP H07152891A
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vectorized
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JP29997693A
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Katsunori Takagi
勝則 高木
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Hitachi Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベクトル化した地図データのレイヤ情報によ
る分類を容易に行えるようにする。 【構成】 イメージ入力装置2で地図1をイメージバッ
ファ3にラスタデータとして取り込み、ベクトル化手段
6でこのラスタデータをベクトル化図形データに変換
し、図形バッファ7に格納する。多面多重表示制御手段
8は、このベクトル化図形データを表示メモリ4に入力
し、表示装置5のマルチウィンドウに出力する。オペレ
ータは、レイヤ選択手段9を用いてレイヤ情報保管手段
10を呼び出し、そのレイヤ情報をもとにベクトル化図
形データ同士を対応付けて地図データのレイヤ分類を行
う。 【効果】 ベクトル化した地図データの分類が正確にか
つ視覚的に効率よく実施できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機システムへの地
図の入力方法に係わり、特に行政、地理、基盤施設、生
物、気候等を管理する部門で使用する地図をイメージ装
置から読み取り、そのデータをベクトル化し、表示要素
をレイヤ分類するのに適した地図入力方法及び装置、並
びに地図データ作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機システムへ地図データを入力する
ための従来の地図入力装置では、図13に示したよう
に、イメージ入力装置2を使用して、一枚の地図1から
ラスタデータをとり、イメージバッファ3に格納する。
このラスタデータは、地図を縦横多数のドットに分割
し、各ドットごとに要素の有無(黒白)を2値情報で表
したものであり、イメージ入力装置2により地図1を走
査して、各ドットに対応する画像信号を所定の閾値で2
値化することによって得られる。
【0003】次に、ベクトル化手段6により、イメージ
バッファ3のラスタデータから地図の要素を全て線要素
に分割し、各線要素をその始点と終点を示すベクトル化
図形データに変換し、図形バッファ7に格納する。この
ベクトル化図形データは表示メモリ4に転送され表示装
置5に表示される。
【0004】地図は、そのデータを道路、鉄道、河川、
橋、建物といった要素の集合で管理する必要があるた
め、ベクトルデータ化された各地図データに対しレイヤ
分類をしなければならない。このため、地図同様に、図
面をラスタデータとして取り込みベクトルデータ化して
機械や電機設計を行うCAD(Computer Aided Design)
の分野では、例えば特開平1−106190号公報に記
載のように、図面のラスタデータ上に離散して存在する
シンボルや線のそれぞれを、利用者が線やシンボルの形
状を明示したガイダンスを用いて識別し、会話的処理に
よりその属性を入力するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したCADの場合
は、対象図面が1枚であるが、地図の場合は複数の広域
な地図情報を取り扱わなければならないこともあり、さ
らに地図データは多種類かつ多数の線要素で構成されて
いるという特徴を持っている。このため、多数の線要素
をその意味する種類、いわゆるレイヤに分類する必要が
あるが、大量の地図及び線要素に対し、逐一、会話的な
操作により属性を付与していくことは作業効率がきわめ
て悪い。
【0006】本発明では、上記の従来技術における問題
点に鑑み、ベクトル化した地図データのレイヤ分類を視
覚的に効率的に行える地図入力方法及び装置、並びに地
図データ作成装置を提供することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】更に本発明は、地図を読
み取り2値化データを生成するイメージ入力手段と、上
記2値化データを解析して、地図をつながりのある線を
単位とする図形データに分けその各図形データを線分の
集合で表し、更にその各線分を両端の座標からなるデー
タで表したベクトル化図形データを生成するところのベ
クトル化手段と、表示手段と、該表示手段の表示面を分
割して個々の面に別の情報を表示する多面多重表示制御
手段と、地図の個々の図形データに関するレイヤ情報を
格納したレイヤ情報保管手段とを設け、地図を読みとり
その各図形データにレイヤ情報を割り当てて分類すると
きに、上記多面多重表示制御手段により、上記ベクトル
化手段により生成されたベクトル化図形データと上記レ
イヤ情報保管手段に格納されたレイヤ情報とを同時に上
記表示手段へ表示し、オペレータは上記表示されたレイ
ヤ情報を上記表示されたベクトル化図形データの各々と
関連づける操作を行うことにより、上記ベクトル化図形
データの各々に対応するレイヤ情報の入力を行う入力方
法を開示する。
【0008】更に本発明は、地図を読み取り2値化デー
タを生成するイメージ入力手段と、上記2値化データを
解析して、地図をつながりのある線を単位とする図形デ
ータに分けその各図形データを線分の集合で表し、更に
その各線分を両端の座標からなるデータで表したベクト
ル化図形データを生成するところのベクトル化手段と、
地図の個々の図形データに関するレイヤ情報を格納した
レイヤ情報保管手段と、上記ベクトル化手段により生成
されたベクトル化図形データと上記レイヤ情報保管手段
に格納されたレイヤ情報とを同時に多面分割された表示
面上に表示する多面表示制御手段と、オペレータにより
上記表示されたレイヤ情報を上記表示されたベクトル化
図形データの各々に関連づける操作が行われた時に、上
記ベクトル化図形データの各々に対応するレイヤ情報の
入力を行わせる手段と、を備えることを特徴とする地図
入力装置を開示する。
【0009】また、上記イメージ入力手段に、読み込ん
だイメージデータをそのまま上記表示画面に表示し、該
表示された画面上で処理対象とする図形領域を選択する
機能を有した図形領域選択手段を付加し、上記イメージ
入力手段は、上記図形領域選択手段により選択された図
形領域の図形データのみを2値化して2値化データを生
成するようにする。さらに、上記ベクトル化手段により
生成されたベクトル化図形データを格納して保管してお
くための図形保管手段を付加し、レイヤ情報入力時に上
記図形保管手段に格納されたベクトル化図形データをそ
のときの入力データから生成されたベクトル化図形デー
タとともに上記表示手段に表示する。
【0010】更に本発明は、この入力装置を使った地図
データ作成装置を開示する。
【0011】
【作用】例えば、イメージ入力装置で地図を電子計算機
のイメージバッファにラスタデータとして取り込み、ベ
クトル化手段はイメージバッファのラスタデータを線要
素に分割し、各線要素をその始点と終点を示すベクトル
データに変換し図形バッファに格納する。多面多重表示
制御手段は、図形バッファの個々のベクトル化図形デー
タを表示メモリに入力し、表示装置の個々のマルチウィ
ンドウに出力する。利用者は、レイヤ情報保管手段を呼
び出してそのレイヤ情報をマルチウィンドウ上に表示
し、レイヤ情報とベクトル化図形データをマウスなどを
用いて対応付ける。こうして各ベクトル化図形データと
レイヤ情報との対応づけが容易に行える。また図形領域
選択手段を付加して処理領域を必要な範囲に制限すれ
ば、余計な処理をしない分だけさらにレイヤ情報の入力
までの処理の効率化が図れる。また図形保管手段を設け
ることにより、多くの図形データの表示・比較が行え、
適用分野を拡大できる。
【0012】
【実施例】以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の地図データ作成装置の入力装置一実施
例を示すブロック図である。同図の地図入力装置13に
於て、イメージ入力装置2は地図1をイメージバッファ
3にラスタデータとして取り込み、ベクトル化手段6
は、イメージバッファ3のラスタデータを線要素に分割
し、各線要素をその始点と終点を示すベクトルデータに
変換し図形バッファ7に格納する。多面多重表示制御手
段8は、図形バッファ7の個々のベクトル化図形データ
を表示メモリ4に入力し、表示装置5の個々のマルチウ
ィンドウに出力する。レイヤ選択手段9は、レイヤ情報
保管手段10を呼び出し、そのレイヤ情報を多面多重表
示制御手段8を介してマルチウィンドウ上に表示する。
レイヤ情報保管手段10には、地図データの所定のレイ
ヤ形状を予め保管しておく。利用者は、以下に詳しく述
べるように、レイヤ情報とベクトル化図形データを対応
付け、多面多重表示制御手段8は対応付けされたベクト
ル化図形データ同士を重ねて表示し、不要となったベク
トル化図形データを表示している表示装置5上のマルチ
ウィンドウに、表示しきれなかった他のベクトル化図形
データを新たに表示し、また新たに表示するベクトル化
図形データがない場合、不要となったマルチウィンドウ
を消去する。これらの繰返しにより地図データのレイヤ
分類が行われる。
【0013】以上に示した図1の実施例は、機能的なブ
ロック図であったが、そのハードウエアシステムの構成
例を図2に示す。このシステムは表示装置22、データ
を入力するためのキーボード23、マウス24、計算機
21、外部記憶装置30、およびイメージ入力装置32
から成り、計算機21はCPU25、メモリ26、2イ
ンタフェース27、29、31、データバス28から構
成されている。表示装置22はグラフィック表示とマル
チウィンドウ表示のできるものを用いる。これらの他、
プリンタあるいは画面のハードコピー装置等も必要に応
じて使用しても良い。
【0014】このハードウエアシステムと図1の機能ブ
ロック図との対応は次のようである。即ち、イメージ入
力装置2はイメージ入力装置32、表示装置5は表示装
置22にそのまま対応し、その他の処理手段6、8、9
とバッファまたはメモリ機能を持つものとは図2の計算
機21または外部記憶装置30とが対応する。
【0015】次に図1の実施例の各部の動作や構成、全
体の動作を順次説明する。図3はイメージ入力装置2に
よるイメージ読み取りと表示例を概略的に示した図で、
地図1を地図入力装置13のイメージ入力装置2で読み
取り、そのデータをイメージバッファ3を介して表示メ
モリ4に入力することで、表示装置5に表示する。ま
た、ベクトル化手段6でベクトル化されたベクトル化図
形データは、図形バッファ7から表示メモリ4に入力さ
れ、やはり表示装置5に表示される。
【0016】図4は表示装置5への画面表示例を示すも
ので、レイヤ情報もウインドウにより表示している。表
示装置はビットマップディスプレイで、マルチウィンド
ウ52は、多面多重表示制御手段8によるベクトル化図
形データの表示やレイヤ選択手段9とレイヤ情報保管手
段10によるベクトル化図形データとレイヤ情報53と
の対応付けに用いられる。ここでレイヤ情報53は図5
に示すように、レイヤを分類識別するためのユニークな
名称であるレイヤ名531と、レイヤに属する所定の地
図データをイメージデータとして保持し、利用者のレイ
ヤ分類を識別するための判断材料として、また自動的に
レイヤ分類するためのレイヤ形状532から成ってい
る。
【0017】以下、本実施例の動作を詳細に説明する。
図6は、地図入力時の処理手順を示すフローチャートで
ある。同図において、イメージ入力装置2により地図1
を読み込み、イメージバッファ3に入力する(ステップ
61)。地図1は、図7(a)で示すように、線で構成
されている。ベクトル化手段6は、イメージバッファ3
のラスタデータを所定の閾値により2値化した後(ステ
ップ62)、ベクトル化し(ステップ63)、図形バッ
ファ7に格納する(ステップ64)。
【0018】多面多重表示制御手段8は、ベクトル化し
た地図データの個数分のマルチウィンドウを生成し(ス
テップ65)、図形バッファ7に格納されている個々の
ベクトル化図形データを認識した順に、図7(b)で示
すようなマルチウィンドウに表示する(ステップ6
6)。個々のマルチウィンドウの縦横比は、イメージ入
力装置2で読み込んだ地図の縦横比と同じであり、個々
のマルチウィンドウに表示されたベクトル化図形データ
の位置は、イメージ入力装置2で読み込んだ地図の各地
図データと同位置の関係にある。
【0019】さらに、多面多重表示制御手段8はレイヤ
選択手段9を呼び出し、レイヤ選択手段9はレイヤ情報
保管手段10を呼び出して、そのレイヤ情報をマルチウ
ィンドウ上に表示する(ステップ67)。レイヤ対応付
けが終了しない場合(ステップ68のいいえ)、利用者
はマウス等のポインティング装置を用いて、図7(c)
で示すようにレイヤ情報とそのレイヤ情報の分類に合致
するマルチウィンドウ上の各ベクトル化図形データを対
応付ける(ステップ69)。例えば、レイヤ情報は図5
で説明したように、「等高線」「湖沼」などのレイヤ名
531とレイヤ形状532からなり、これらを対応づけ
る。また、レイヤ情報53はレイヤ情報保管手段10に
よって、地図を入力するための目的に応じて登録、変
更、削除の管理を行えば良い。
【0020】次に図7(d)で示すように、レイヤ選択
手段9は、同一のレイヤ情報を対応付けした複数のベク
トル化図形データをひとつのベクトル化図形データに統
合し、図形バッファ7に再格納する(ステップ70)。
この時、統合先のベクトル化図形データの表示位置は同
一レイヤ情報のベクトル化図形データの中で画面の左上
方向に位置付けられているマルチウィンドウ上のベクト
ル化図形データの位置に合わせれば良い。また、統合元
のベクトル化図形データは図形バッファ7より消去す
る。多面多重表示制御手段8は、図形バッファ7の変更
にあわせ、マルチウィンドウの表示の入れ替えを行う
(ステップ71)。利用者の判断により、レイヤ対応付
けが終了した場合(ステップ68のはい)、地図の入力
作業が終了する。
【0021】なお、ステップ62とステップ63との間
にパターンマッチング処理62A(図10の点線)を設
け、この処理62Aで2値化したラスタデータを直接に
ベクトル化するやり方もある。パターンマッチングでは
レイヤ形状532のモデル図形を用意しておき、2値化
した後に正規化を行いこの正規化実画像とモデル図形と
の図形比較を自動的に行う(正規化とは連続化処理で線
分化等を行い、パターンマッチングによるモデルとの比
較を可能にせしめる処理を云う)。そして、パターンマ
ッチング処理で識別した図形もあれば未識別の図形もあ
り、この未識別の図形は本来の処理63でベクトル化さ
れる。尚、このパターンマッチング処理は、ベクトル化
手段6で行わせても、別手段であってもよい。このよう
なパターンマッチング処理62Aを挿入したことによ
り、2値化したラスタデータを直接にベクトル化でき、
利用者によるレイヤ対応付けが不要になり、自動的にレ
イヤ分類が可能になる。尚、ベクトル化手段6は、この
ベクトル化図形データを図形バッファ7に入力するとと
もに、同一レイヤ形状の他のベクトル化図形データが入
力された時、先のベクトル化図形データに統合し、ベク
トル化終了後、ステップ65以降を実施すると良い。こ
の場合、レイヤ選択手段9は、パターンマッチングで抽
出できなかった地図データに対して利用者がレイヤ対応
付けするための補完手段となる。
【0022】以上の実施例によれば、地図データのレイ
ヤ分類を視覚的に効率よく行え、またレイヤ形状を利用
して分類を自動的に行えば、一層効率がよくなる。
【0023】図8は、イメージバッファ3に取り込んだ
ラスタデータの中からベクトル化する対象領域を限定す
る場合の実施例を示すもので、図1の実施例に図形領域
選択手段11を付加したものである。地図を利用する目
的によっては地図全てをベクトル化する必要もなく、ベ
クトル化対象領域を限定した方が効率的なこともあり、
領域を選択できる処理が必要となる。このため、図形領
域選択手段11は、イメージバッファ3のラスタデータ
をビットマップに展開した表示メモリ4の内容を表示装
置5に表示するとともに、利用者と表示装置5を通して
対話的にマウス、キーボード等を用いて、地図の中のベ
クトル化する対象領域を連続線で囲み、表示メモリ4に
対応するイメージバッファ3のラスタデータを、囲まれ
た領域以外をドットの要素無し(白)の2値情報に書き
換えることにより、ラスタデータの中からベクトル化す
る対象領域を限定する。
【0024】図9は、この場合のイメージ処理対象領域
の限定及びレイヤ分類処理のフローチャートである。同
図で図6と同一番号のステップは同一処理を示し、ステ
ップ81〜83が追加された部分である。まずステップ
61の入力処理の後、図形領域選択手段11は、イメー
ジバッファ3のラスタデータをビットマップに展開した
表示メモリ4の内容を表示装置5に表示する(ステップ
81)。利用者は対話的に表示装置5を見ながらマウ
ス、キーボード等を操作して、図10(b)で示すよう
に地図の中のベクトル化する対象領域を連続線で囲む
(ステップ82)。そうすると図形領域選択手段11
は、表示メモリ4に対応するイメージバッファ3のラス
タデータを、囲まれた領域以外をドットの要素無し
(白)の2値情報に書き換え(ステップ83)、図10
(c)で示すようにラスタデータの中からベクトル化す
る対象領域を限定する。これ以後の処理は図1と同じで
ある。
【0025】本実施例によれば、処理対象領域を必要な
範囲に限定することで、処理効率を一層高めることがで
きる。
【0026】図11は別の変形例を示すものである。ベ
クトル化した地図データの保管はもちろん、住宅地図、
道路地図、天気地図、植生地図等、同一エリアの種類の
異なる地図を各々ベクトル化しそれらを一つに統合する
ことで、利用用途を拡張できることがあり、このために
はベクトル化図形データを保存する処理が必要となる。
そこで、図11の場合は図形保存手段12を図1の実施
例に付加し、これを用いて図形バッファ7のベクトル化
図形データをベクトルで格納するとともに、利用者の呼
び出しに応じて保管しているベクトル化図形データを図
形バッファに送り出すようにしている。
【0027】図12は、この変形例の処理フローチャー
トを示すもので、図6のフローチャートにステップ9
1、92を付加したものになっている。そして図1と同
一番号のステップは同一処理を示す。同図に於て、ステ
ップ68で利用者の判断によるレイヤ対応付け終了が確
認されると、図形保存手段12は、図形バッファ7のベ
クトル化図形データを格納しておく(ステップ92)。
また、ステップ63の次に、利用者の呼び出しに応じ
て、図形保存手段12が保管しているベクトル化図形デ
ータを、図形バッファ7のベクトル化図形データの後に
続いて、追加送り出しをする(ステップ91)。
【0028】本変形例によれば、既にベクトル化された
データを利用することができ、利用範囲を拡大できる効
果がある。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、電子計算機に入力した
地図をベクトル化する作業において、地図データのレイ
ヤ分類を視覚を用いて効率的かつ大量に行える効果があ
り、また図形領域選択手段あるいは図形保存手段を付加
することにより、より効率的な処理と利用範囲の拡大を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地図入力の機能構成の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】本発明ハードウエア構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】イメージ読み取りと表示例を概略的に示した図
である。
【図4】多面多重画面の例を示す図である。
【図5】レイヤ情報の構成例を示す図である。
【図6】地図入力例の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図7】地図データ分類表示の説明図である。
【図8】地図上のベクトル化対象領域を絞り込む図形領
域選択手段を付加した実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図9】図形領域選択手段を加えた実施例の処理手順を
示すフローチャートである。
【図10】図形領域選択手段による領域選択処理の説明
図である。
【図11】ベクトル化済み地図データの再利用を図る図
形保管手段を付加した実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図12】図形保管手段を加えた実施例の処理手順を示
すフローチャートである。
【図13】従来の地図入力例の機能構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 地図 2 イメージ入力装置 3 イメージバッファ 4 表示メモリ 5 表示装置 6 ベクトル化手段 7 図形バッファ 8 多面多重表示制御手段 9 レイヤ選択手段 10 レイヤ情報保管手段 11 図形領域選択手段 12 図形保管手段 13 地図入力装置 53 レイヤ情報 531 レイヤ名 532 レイヤ形状

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図を読みとりその各図形データにレイ
    ヤ情報を割り当てて分類するときに、地図データから生
    成したベクトル化図形データとレイヤ情報とを同時に表
    示し、オペレータは上記表示されたレイヤ情報を上記表
    示されたベクトル化図形データの各々と関連づける操作
    を行うことにより、上記ベクトル化図形データの各々に
    対応するレイヤ情報の入力を行うことを特徴とする地図
    入力方法。
  2. 【請求項2】 地図を読み取り2値化データを生成する
    イメージ入力手段と、上記2値化データを解析して、地
    図をつながりのある線を単位とする図形データに分けそ
    の各図形データを線分の集合で表し、更にその各線分を
    両端の座標からなるデータで表したベクトル化図形デー
    タを生成するところのベクトル化手段と、表示手段と、
    該表示手段の表示面を分割して個々の面に別の情報を表
    示する多面多重表示制御手段と、地図の個々の図形デー
    タに関するレイヤ情報を格納したレイヤ情報保管手段と
    を設け、地図を読みとりその各図形データにレイヤ情報
    を割り当てて分類するときに、上記多面多重表示制御手
    段により、上記ベクトル化手段により生成されたベクト
    ル化図形データと上記レイヤ情報保管手段に格納された
    レイヤ情報とを同時に上記表示手段へ表示し、オペレー
    タは上記表示されたレイヤ情報を上記表示されたベクト
    ル化図形データの各々と関連づける操作を行うことによ
    り、上記ベクトル化図形データの各々に対応するレイヤ
    情報の入力を行うことを特徴とする地図入力方法。
  3. 【請求項3】 地図を読み取り2値化データを生成する
    イメージ入力手段と、上記2値化データを解析して、地
    図をつながりのある線を単位とする図形データに分けそ
    の各図形データを線分の集合で表し、更にその各線分を
    両端の座標からなるデータで表したベクトル化図形デー
    タを生成するところのベクトル化手段と、地図の個々の
    図形データに関するレイヤ情報を格納したレイヤ情報保
    管手段と、上記ベクトル化手段により生成されたベクト
    ル化図形データと上記レイヤ情報保管手段に格納された
    レイヤ情報とを同時に多面分割された表示面上に表示す
    る多面表示制御手段と、オペレータにより上記表示され
    たレイヤ情報を上記表示されたベクトル化図形データの
    各々に関連づける操作が行われた時に、上記ベクトル化
    図形データの各々に対応するレイヤ情報の入力を行わせ
    る手段と、を備えることを特徴とする地図入力装置。
  4. 【請求項4】 前記イメージ入力手段に、読み込んだイ
    メージデータをそのまま表示面上に表示し、該表示され
    た画面上で処理対象とする図形領域を選択する機能を有
    した図形領域選択手段を設け、上記イメージ入力手段
    は、上記図形領域選択手段により選択された図形領域の
    図形データのみを2値化して2値化データを生成するよ
    うにしたことを特徴とする請求項3に記載の地図入力装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ベクトル化手段により生成されたベ
    クトル化図形データを格納して保管しておくための図形
    保管手段を設け、レイヤ情報入力時に上記図形保管手段
    に格納されたベクトル化図形データをそのときの入力デ
    ータから生成されたベクトル化図形データとともに表示
    面上に表示することを特徴とする請求項3に記載の地図
    入力装置。
  6. 【請求項6】 前記多面多重表示制御手段は、前記ベク
    トル化手段により生成されたベクトル化図形データごと
    に1つの画面領域を割り当てて表示することを特徴とす
    る請求項3または4に記載の地図入力装置。
  7. 【請求項7】 前記多面多重表示制御手段は、前記ベク
    トル化手段により生成されたベクトル化図形データ及び
    前記図形データ保管手段から読み出されたベクトル化図
    形データごとに1つの画面領域を割り当てて表示するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の地図入力装置。
  8. 【請求項8】 前記レイヤ情報保管手段は、その保管す
    るレイヤ情報を必要に応じて変更、削除、または新規登
    録できるようにしたことを特徴とする請求項3ないし7
    の内の1つに記載の地図入力装置。
  9. 【請求項9】 前記レイヤ情報保管手段に、それが保管
    するレイヤ情報ごとの地図上の形状データも併せて保管
    させるとともに、前記ベクトル化手段に、上記形状デー
    タと入力された図形データを比較することによりベクト
    ル化を行う機能を有せしめ、更に前記多面多重表示制御
    手段は、同一の形状データを用いてベクトル化されたベ
    クトル化図形データを表示画面の同一領域に表示するよ
    うにしたことを特徴とする請求項3ないし8の内の1つ
    に記載の地図入力装置。
  10. 【請求項10】 請求項3〜9のいずれかに記載の地図
    入力装置を作って地図データを作成する地図データ作成
    装置。
JP29997693A 1993-11-30 1993-11-30 地図入力方法及び装置、並びに地図データ作成装置 Pending JPH07152891A (ja)

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