JPWO2007096947A1 - エレベータの制御システム - Google Patents

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Abstract

エレベータの制御システムは、乗場階に設けられ、乗場階で操作可能な乗場呼び登録装置、乗場呼び登録装置が操作された乗場階をかご呼び階とし、各かごのいずれかをかご呼び階に停止させるためのかご呼び登録を行う乗場呼び自動登録部、かご呼び登録に応答するエレベータ装置を選定エレベータとして選定する応答選定部、選定エレベータのかご呼び階に設けられたエレベータ出入口を選定出入口とし、選定出入口に対応する乗客移動時間を算出する乗客移動時間算出部、及び選定エレベータ及び乗客移動時間算出部からの情報に基づいて、選定出入口の開閉動作を制御する開閉制御部を備えている。開閉制御部は、かご呼び登録時に選定出入口がすでに戸開状態にされているとき、かご呼び登録が行われた後、乗客移動時間が経過するまで選定出入口の戸開状態を継続させる。

Description

この発明は、エレベータ装置の運転を制御するエレベータの制御システムに関するものである。
従来、複数のエレベータ装置を一つの群として運行管理を行うエレベータ用群制御装置が提案されている。このような従来のエレベータ用群制御装置が設けられた建物では、各エレベータ装置にそれぞれ対応するエレベータ出入口が同一階床に設けられる。また、当該階床には、かご呼びのために乗客によって操作される呼び登録指示装置が設けられている。呼び登録指示装置が操作されたときには、当該階床に移動されるかごの割り当てが行われる。
かごの割り当ては、各かごが当該階床に到達するまでの時間と、各エレベータ出入口に乗客が到達するのに必要な時間とを比較することにより行われる。このとき、かごが当該階床に到達するまでの時間が、エレベータ出入口に乗客が到達するのに必要な時間よりも短い場合には、当該エレベータ出入口は割り当ての対象から除外される。これにより、乗客がエレベータ出入口に到達した後に到着するかごを割り当てることができ、乗客がかごに乗り遅れることを防止している(特許文献1参照)。
特許第3040524号
しかし、従来のエレベータ用群制御装置では、乗客がエレベータ出入口に到達するまでの時間よりも早く到着可能なかごが割り当ての対象から除外されるので、例えば、1台のかごが当該階床に停止されており、残りのかごが当該階床から遠くに離れた位置に存在し、当該階床に到達するのに長時間を要する場合であっても、遠くに位置するかごを割り当てることになる。この結果、乗客は、かごが当該階床に到着する前に、エレベータ出入口に到達することができるが、かごが到着するまで、エレベータ出入口の前で長時間待たなければならない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、乗客の待ち時間を短くすることができるとともに、乗客のかごへの乗り遅れを防止することができるエレベータの制御システムを得ることを目的とする。
この発明によるエレベータの制御システムは、共通の乗場階に停止可能なかごと、乗場階に設けられ、乗場階に停止されたかごと乗場階との間の乗降のためのエレベータ出入口とをそれぞれ有する複数のエレベータ装置の運転を制御するエレベータの制御システムであって、乗場階に設けられ、乗場階で操作可能な乗場呼び登録装置、乗場呼び登録装置が操作された乗場階をかご呼び階とし、各かごのいずれかをかご呼び階に停止させるためのかご呼び登録を行う乗場呼び自動登録部、各エレベータ装置及び乗場呼び自動登録部のそれぞれからの情報に基づいて、かご呼び登録に応答するエレベータ装置を選定エレベータとして選定する応答選定部、応答選定部からの情報に基づいて、選定エレベータのかご呼び階に設けられたエレベータ出入口を選定出入口とし、乗客が乗場呼び登録装置から選定出入口までの間を移動するためにかかる乗客移動時間を算出する乗客移動時間算出部、及び選定エレベータ及び乗客移動時間算出部のそれぞれからの情報に基づいて、選定出入口の開閉動作を制御する開閉制御部を備え、開閉制御部は、かご呼び登録時に選定出入口がすでに戸開状態にされているとき、かご呼び登録が行われた後、乗客移動時間が経過するまで選定出入口の戸開状態を継続させるようになっている。
この発明の実施の形態1によるエレベータの制御システムを示す構成図である。 図1のエレベータの制御システムを示す機能ブロック図である。 図2の制御システム本体の処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態2によるエレベータの制御システムにおける乗客移動時間を算出するときの処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態3によるエレベータの制御システムにおける乗客移動時間を算出するときの処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態4によるエレベータの制御システムを示す機能ブロック図である。 図6の制御システム本体の処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態5によるエレベータの制御システムにおける戸開継続限界時間を算出するときの処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態6によるエレベータの制御システムにおける戸開継続限界時間を算出するときの処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態7によるエレベータの制御システムを示す構成図である。 図10のエレベータの制御システムを示す機能ブロック図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータの制御システムを示す構成図である。図において、建物には、複数(この例では、3台)のエレベータ装置1〜3が設けられている。また、建物には、各エレベータ装置1〜3を利用可能な複数の乗場階4が設けられている。各エレベータ装置1〜3は、各乗場階4に停止可能なかご5と、各乗場階4に設けられ、かご5と乗場階4との間の乗降のためのエレベータ出入口6とを有している。
各乗場階4には、エレベータホール7が設けられている。エレベータホール7には、各エレベータ装置1〜3のそれぞれのエレベータ出入口6が水平方向へ間隔を置いて設けられている。各エレベータ出入口6には、エレベータ出入口6を開閉するための一対のエレベータドア8が設けられている。
各乗場階4には、次回の戸開が予定されているエレベータ出入口6をエレベータホール7に報知するとともに、かご5が到着したことをエレベータホール7に報知するための複数(この例では、3つ)のホールランタン9が設けられている。各ホールランタン9は、各エレベータ出入口6の近傍に1つずつ設けられている。この例では、戸開予定のエレベータ出入口6の報知は、ホールランタン9が点灯することにより行われ、かご5の到着の報知は、ホールランタン9が点滅することにより行われる。
また、各乗場階4には、乗場階4で操作可能な乗場呼び登録装置10が設けられている。この例では、乗場呼び登録装置10は、エレベータホール7内への出入りのためのホール出入口に設置されている。乗場呼び登録装置10には、乗客の操作により目的階を選択するための目的階選択器11と、乗客が選択した目的階の表示を行うための表示器12とが設けられている。目的階選択器は、健常者が目的階を選択するための一般用選択器と、一般用選択器の下方に配置され、例えば車いす使用者等の身障者が目的階を選択するための身障者用選択器とを有している。一般用選択器及び身障者用選択器には、複数の目的階釦が設けられている。
各エレベータ装置1〜3のかご5内には、かご5内で操作可能なかご内呼び登録装置13が設けられている。かご内呼び登録装置13には、乗客の操作によりかご5の行き先階を選択するための行き先階選択器と、かご5の現在の位置を表示する表示器とが設けられている(いずれも図示せず)。行き先階選択器には、複数の行き先階釦が設けられている。
乗場呼び登録装置10及び各エレベータ装置1〜3のそれぞれからの情報は、各エレベータ装置1〜3の運転を統括して制御する制御システム本体14に伝送される。制御システム本体14は、乗場呼び登録装置10及び各エレベータ装置1〜3のそれぞれからの情報に基づいて、各エレベータ装置1〜3の運転を制御する。
制御システム本体14は、各エレベータ装置1〜3を一つの群として運転管理する群管理制御装置15と、群管理制御装置15からの情報に基づいて、各エレベータ装置1〜3のそれぞれの運転を個別に制御する複数(この例では、3つ)の各台制御装置16とを有している。
図2は、図1のエレベータの制御システムを示す機能ブロック図である。図において、制御システム本体14は、乗場呼び自動登録部17、かご内呼び自動登録部18、応答選定部19、データベース(記憶部)20、乗客移動時間算出部21及び開閉制御部22を有している。
乗場呼び自動登録部17は、各乗場呼び登録装置10からの情報に基づいて、乗場呼び登録装置10が操作された乗場階4をかご呼び階とし、各エレベータ装置1〜3におけるかご5のいずれかをかご呼び階に停止させるためのかご呼び登録を自動で行う。
かご内呼び自動登録部18は、各かご内呼び登録装置13からの情報に基づいて、かご内呼び登録装置13の操作により選択された行き先階に当該かご5を停止させるためのかご呼び登録を自動で行う。
応答選定部19は、各エレベータ装置1〜3、乗場呼び自動登録部17及びかご内呼び自動登録部18のそれぞれからの情報に基づいて、乗場呼び自動登録部17で行ったかご呼び登録に応答するエレベータ装置を各エレベータ装置1〜3の中から選定エレベータとして選定する。即ち、応答選定部19は、各エレベータ装置1〜3について、かご5が到着するまでのかご呼び階における待ち時間を評価値として算出し(評価値演算を行い)、評価値が最も良いエレベータ装置を選定エレベータとして選定する。即ち、応答選定部19は、各エレベータ装置1〜3についての評価値演算を行うことにより、選定エレベータの選定を行う。選定エレベータの選定は、各エレベータ装置1〜3のかご5の位置や速度、かご5の満員の有無、かご呼び階に到着するまでのかご5の停止数等の情報に基づいて行われる。この例では、群管理制御装置15によって選定エレベータの選定が行われる。
データベース20には、乗客が乗場呼び登録装置10から各エレベータ出入口6までの間を移動するためにかかるそれぞれの時間(乗客移動時間)があらかじめ格納されている。
乗客移動時間算出部21は、応答選定部19及びデータベース20のそれぞれからの情報に基づいて、選定エレベータのかご呼び階に設けられたエレベータ出入口6を選定出入口とし、乗客が乗場呼び登録装置10から選定出入口までの間を移動するのにかかる乗客移動時間を算出する。乗客移動時間の算出は、選定出入口に対応する乗客移動時間をデータベース20から読み出すことにより行われる。
開閉制御部22は、選定エレベータからの運転情報及び乗客移動時間算出部21からの情報に基づいて、選定出入口の開閉動作を制御する。具体的には、乗場呼び自動登録部17のかご呼び登録時に選定出入口がすでに戸開状態にされているとき、開閉制御部22は、かご呼び登録が行われた後、乗客移動時間算出部21によって算出された乗客移動時間が経過するまで、選定出入口の戸開状態を継続させる。即ち、開閉制御部22は、乗場呼び自動登録部17のかご呼び登録時に選定出入口がすでに戸開状態にされているとき、乗場呼び登録装置10を操作した乗客が選定出入口に到達するまで、選定出入口の戸閉動作の開始を阻止する制御を行う。また、乗客移動時間の経過後に選定出入口の戸開動作が完了したときには、開閉制御部22は、あらかじめ設定された通常戸開時間だけ戸開状態を維持する通常の開閉動作の制御を選定出入口について行う。選定出入口の開閉動作は、群管理制御装置15からの開閉指令に基づいて、各台制御装置16によって制御される。
制御システム本体14は、演算処理部(CPU)、記憶部(ROM及びRAM等)及び信号入出力部を持ったコンピュータにより構成されている。乗場呼び自動登録部17、かご内呼び自動登録部18、応答選定部19、データベース20、乗客移動時間算出部21及び開閉制御部22の機能は、制御システム本体14のコンピュータにより実現される。
即ち、コンピュータの記憶部には、乗場呼び自動登録部17、かご内呼び自動登録部18、応答選定部19、乗客移動時間算出部21及び開閉制御部22の機能を実現するためのプログラムが格納されている。また、乗客移動時間や通常の戸開時間等の情報も、記憶部に格納される。演算処理部は、記憶部に格納されたプログラムに基づいて、制御システム本体14の機能に関する演算処理を実行する。
次に、処理動作について説明する。図3は、図2の制御システム本体14の処理動作を説明するためのフローチャートである。図に示すように、乗場呼び登録装置10が操作されると(S1)、当該乗場呼び登録装置10が設置された乗場階4をかご呼び階とするかご呼び登録が乗場呼び自動登録部17によって行われる(S2)。
この後、各エレベータ装置1〜3の運転情報、乗場呼び自動登録部17によって登録されたかご呼び階の情報、及びかご内呼び自動登録部18によって登録された行き先階の情報に基づいて、各エレベータ装置1〜3についての評価値演算が応答選定部19によって行われる。この結果、乗場呼び自動登録部17のかご呼び登録に応答するエレベータ装置が各エレベータ装置1〜3の中から選定エレベータとして選定される(S3)。この後、応答選定部19からの情報により、選定エレベータの表示が乗場呼び登録装置10の表示器12で行われる(S4)。
この後、乗場呼び登録装置10から選定出入口(選定エレベータのエレベータ出入口6)までの乗客移動時間が乗客移動時間算出部21によって算出される。乗客移動時間の算出は、各エレベータ出入口6に対応させてデータベース20にあらかじめ格納されている乗客移動時間の中から、選択出入口に対応する乗客移動時間を読み取ることにより行われる(S5)。
この後、選定エレベータの運転情報に基づいて、選定出入口が戸開状態であるか否かが制御システム本体14によって判定される(S6)。選定出入口が戸開状態でないと判定された場合には、選定出入口の通常の開閉動作が開閉制御部22の制御により行われ処理が終了する(S7)。
また、選定出入口が戸開状態であると判定された場合には、乗場呼び自動登録部17によるかご呼び登録後の時間が、乗客移動時間算出部21によって算出された乗客移動時間を経過しているか否かが判定される(S8)。
乗客移動時間の経過前であると判定された場合には、選定出入口の戸開状態は、開閉制御部22の制御により、乗客移動時間が経過するまで継続される(S9)。
乗客移動時間を経過していると判定された場合には、開閉制御部22の制御により、通常の戸開時間の経過後、戸閉動作が行われて処理が終了する(S10)。
このようなエレベータの制御システムでは、乗場呼び自動登録部17のかご呼び登録時に選定出入口がすでに戸開状態になっているとき、当該かご呼び登録が行われた後、乗客移動時間が経過するまで、選定出入口の戸開状態を継続させるようになっているので、乗客がエレベータ出入口6に到達するまでにエレベータ出入口6が戸閉されることを防止することができ、乗客がかご5に乗り遅れることを防止することができる。また、選定エレベータの選定は、すべてのエレベータ装置1〜3が対象とされるので、選定エレベータの選定を効率良く行うことができ、乗客の待ち時間の短縮化を図ることができる。
なお、上記の例では、データベース20に格納された乗客移動時間が各エレベータ出入口6について1つずつとされているが、各エレベータ出入口6について、一般用及び身障者用のそれぞれの乗客移動時間を別々に格納してもよい。この場合、乗客移動時間算出部21による乗客移動時間の算出は、かご呼び登録が一般用選択器の操作により行われたときには一般用の乗客移動時間をデータベース20から読み取り、かご呼び登録が身障者用選択器の操作により行われたときには身障者用の乗客移動時間をデータベース20から読み取ることにより、行われる。このようにすれば、乗客が身障者であっても、かご5への乗り遅れを防止することができる。
実施の形態2.
なお、上記の例では、各エレベータ出入口6に対応する乗客移動時間がかご呼び階の混雑度合いによって異なることはないが、かご呼び階の混雑度合いによって乗客移動時間を異なるようにしてもよい。
即ち、データベース20には、各乗場階4が乗客で混雑する混雑時間帯及び各乗場階4の混雑が治まる閑散時間帯のそれぞれの情報を含む時間帯情報と、混雑時間帯及び閑散時間帯のそれぞれに対応する乗客移動時間の情報を含む乗客移動時間情報とが格納されている。乗客移動時間情報に含まれる乗客移動時間は、エレベータ出入口6に対応させて設定されている。
乗客移動時間算出部21は、乗場呼び自動登録部17によるかご呼び登録時の情報に基づいて、混雑時間帯及び閑散時間帯のいずれかの乗客移動時間を選択し、選択した乗客移動時間のうち、選定出入口に対応する乗客移動時間を読み取る。このようにして、乗客移動時間算出部21は、乗客移動時間を算出する。他の構成は実施の形態1と同様である。
次に、動作について説明する。実施の形態2での処理動作は、乗客移動時間を算出するときの処理動作を除き、実施の形態1での処理動作と同様であるので、乗客移動時間を算出するときの処理動作のみについて説明する。
図4は、この発明の実施の形態2によるエレベータの制御システムにおける乗客移動時間を算出するときの処理動作を説明するためのフローチャートである。図に示すように、乗場呼び自動登録部17によってかご呼び登録が行われたときの時刻が乗客移動時間算出部21によって検出された後(S21)、時間帯情報が乗客移動時間算出部21によってデータベース20から読み取られる(S22)。
この後、乗場呼び自動登録部17によって検出された時刻と時間帯情報とが乗客移動時間算出部21によって比較される。これにより、乗場呼び自動登録部17によるかご呼び登録の時刻が混雑時間帯にあるか否かが乗客移動時間算出部21によって判定される(S23)。
かご呼び登録の時刻が混雑時間帯にあると判定された場合には、混雑時間帯及び選定出入口に対応する乗客移動時間が乗客移動時間算出部21によってデータベース20から読み取られる(S24)。このようにして、乗客移動時間が算出される。
かご呼び登録の時刻が混雑時間帯にないと判定された場合には、閑散時間帯及び選定出入口に対応する乗客移動時間が乗客移動時間算出部21によってデータベース20から読み取られる(S25)。このようにして、乗客移動時間が算出される。この後の動作は実施の形態1と同様である。
このようなエレベータの制御システムでは、混雑時間帯及び閑散時間帯のそれぞれについての乗客移動時間をデータベース20にあらかじめ設定しておき、乗場呼び自動登録部17によるかご呼び登録の時刻がいずれの時間帯に属するかを判定することにより、乗客によるかご呼び階の混雑度合いに応じた乗客移動時間を算出するようになっているので、簡易な構成で、かご呼び階における乗客移動時間をより確実に算出することができ、乗客のかご5への乗り遅れの防止をさらに図ることができる。
実施の形態3.
また、上記の例では、かご呼び階での混雑度合いが時間帯によって判定されるようになっているが、乗場呼び自動登録部17によるかご呼び登録の回数によってかご呼び階での混雑度合いを判定するようにしてもよい。
即ち、実施の形態3では、乗客移動時間算出部21は、乗場呼び自動登録部17による単位時間当たり(例えば、1分当たり)のかご呼び登録の回数を検出し、検出したかご呼び登録の回数に基づいて、かご呼び階の混雑の有無を判定するようになっている。即ち、乗客移動時間算出部21は、乗場呼び自動登録部17による単位時間当たりのかご呼び登録の回数があらかじめ設定された基準回数よりも多いときにかご呼び階が混雑していると判定し、基準回数以下であるときにかご呼び階の混雑が治まっていると判定するようになっている。
また、データベース20には、混雑しているときの乗客移動時間と、混雑が治まっているときの乗客移動時間とが各エレベータ出入口6に対応させてあらかじめ格納されている。乗客移動時間算出部21は、かご呼び階の混雑の有無の判定結果に基づいて、混雑しているとき及び混雑が治まっているときのいずれかの乗客移動時間を選択し、選択した乗客移動時間のうち、選定出入口に対応する乗客移動時間を読み取る。このようにして、乗客移動時間算出部21は、乗客移動時間を算出する。他の構成は実施の形態1と同様である。
次に、動作について説明する。実施の形態3での処理動作は、乗客移動時間を算出するときの処理動作を除き、実施の形態1での処理動作と同様であるので、乗客移動時間を算出するときの処理動作のみについて説明する。
図5は、この発明の実施の形態3によるエレベータの制御システムにおける乗客移動時間を算出するときの処理動作を説明するためのフローチャートである。図に示すように、乗客移動時間が算出されるときには、乗場呼び自動登録部17による単位時間当たりのかご呼び登録の回数が乗客移動時間算出部21によって検出される(S31)。この後、検出されたかご呼び登録の回数が基準回数よりも多いか否かが乗客移動時間算出部21によって判定される(S32)。
かご呼び登録の回数が基準回数よりも多い場合には、かご呼び階が混雑しているとされ、混雑しているときの乗客移動時間が乗客移動時間算出部21によってデータベース20から読み取られる(S33)。
かご呼び登録の回数が基準回数以下である場合には、かご呼び階の混雑が治まっているとされ、混雑が治まっているときの乗客移動時間が乗客移動時間算出部21によってデータベース20から読み取られる(S34)。
このようにして、選択出入口に対応する乗客移動時間が算出された後、実施の形態1と同様にして、処理動作が行われる。
このように、乗客移動時間算出部21が乗場呼び自動登録部17によるかご呼び登録の回数に基づいて、かご呼び階の混雑の有無を判定し、判定結果に基づいて乗客移動時間を算出するようになっているので、団体客がエレベータを利用する場合等のように、乗客数が一時的に増加する場合であっても、簡易な構成で、かご呼び階における乗客移動時間をより確実に算出することができ、乗客のかご5への乗り遅れの防止をさらに図ることができる。
実施の形態4.
また、上記の例では、応答選定部19は、評価値演算による評価値が最も良いエレベータ装置をそのまま選定エレベータとして選定するようになっているが、評価値演算に基づいて、選定エレベータの候補となる候補エレベータを一旦選択し、別個の追加条件に基づいて、候補エレベータを選定エレベータとすることの可否を判定するようになっていてもよい。
即ち、図6は、この発明の実施の形態4によるエレベータの制御システムを示す機能ブロック図である。図において、制御システム本体14は、乗場呼び自動登録部17、かご内呼び自動登録部18、応答選定部19、データベース(記憶部)20、乗客移動時間算出部21、開閉制御部22及び戸開継続限界時間決定部25を有している。
応答選定部19は、各エレベータ装置1〜3についての評価値演算を行うことにより、選定エレベータの候補となる候補エレベータを一旦選択する。
データベース20には、乗客移動時間と、戸開状態が継続される限界(最長)の時間(戸開継続限界時間)とが各エレベータ出入口6に対応させてあらかじめ格納されている。
乗客移動時間算出部21は、応答選定部19及びデータベース20のそれぞれからの情報に基づいて、候補エレベータのかご呼び階に設けられたエレベータ出入口6を候補出入口とし、乗客が乗場呼び登録装置10から候補出入口までの間を移動するのにかかる乗客移動時間を算出する。乗客移動時間の算出は、候補出入口に対応する乗客移動時間をデータベース20から読み出すことにより行われる。
戸開継続限界時間決定部25は、応答選定部19及びデータベース20のそれぞれからの情報に基づいて、候補エレベータのかご呼び階に設けられたエレベータ出入口6を候補出入口とし、候補出入口についての戸開継続限界時間を算出する。戸開継続限界時間の算出は、候補出入口に対応する戸開継続限界時間をデータベース20から読み出すことにより行われる。
各エレベータ出入口6の開閉動作時には、制御システム本体14により、各エレベータ出入口6について、戸開状態になってからの時間がカウントされる。応答選定部19は、制御システム本体14によってカウントされる時間に基づいて、候補出入口が戸開状態になってから、乗場呼び自動登録部17によるかご呼び登録が行われるまでの時間を戸開継続経過時間として求め、求めた戸開継続経過時間に、乗客移動時間算出部21によって算出された乗客移動時間を加算することにより戸開継続予定時間を求める。なお、戸開継続予定時間は、候補出入口の戸開状態が継続される予定の時間である。
また、応答選定部19は、乗客移動時間算出部21からの情報に基づいて算出した戸開継続予定時間と、戸開継続限界時間決定部25からの情報に基づいて取得した戸開継続限界時間とを比較することにより、候補エレベータを選定エレベータとすることの可否を判定する。即ち、応答選定部19は、候補出入口について、戸開継続予定時間が戸開継続限界時間よりも長いときに候補エレベータを選定エレベータの候補から除外し、戸開継続予定時間が戸開継続限界時間以内であるときに候補エレベータを選定エレベータとして選定する。また、応答選定部19は、候補エレベータを選定エレベータの候補から除外したときには、除外した候補エレベータと異なる別のエレベータ装置の中から新たな候補エレベータを選択する。他の構成は実施の形態1と同様である。
次に、制御システム本体14の処理動作について説明する。図7は、図6の制御システム本体14の処理動作を説明するためのフローチャートである。図に示すように、図に示すように、乗場呼び登録装置10が操作されると(S1)、当該乗場呼び登録装置10が設置された乗場階4をかご呼び階とするかご呼び登録が乗場呼び自動登録部17によって行われる(S2)。
この後、各エレベータ装置1〜3の運転情報、乗場呼び自動登録部17によって登録されたかご呼び階の情報、及びかご内呼び自動登録部18によって登録された行き先階の情報に基づいて、各エレベータ装置1〜3についての評価値演算が応答選定部19によって行われる。これにより、選定エレベータの候補となる候補エレベータが各エレベータ装置の中から選択される(S41)。
この後、乗場呼び登録装置10から候補出入口までの乗客移動時間t1が乗客移動時間算出部21によって算出される(S5)。この後、候補出入口がすでに戸開状態になっているか否かが制御システム本体14により判定される(S6)。候補出入口が戸開状態となっていないと判定された場合には、候補出入口の通常の開閉動作が開閉制御部22の制御により行われ処理が終了する(S7)。
また、候補出入口がすでに戸開状態になっていると判定された場合には、候補出入口についての戸開継続経過時間t2が応答選定部19により算出される(S42)。この後、候補出入口についての戸開継続限界時間Tが戸開継続限界時間決定部25により算出される(S43)。
この後、候補出入口について、戸開継続経過時間t2に乗客移動時間t1を加算した戸開継続予定時間(t1+t2)が戸開継続限界時間Tよりも長いか否かが応答選定部19により判定される(S44)。
戸開継続予定時間(t1+t2)が戸開継続限界時間Tよりも長いと判定された場合には、応答選定部19により、当該候補エレベータが選定エレベータの候補から除外される(S45)。この後、除外した候補エレベータと異なる新たな候補エレベータを選択し(S41)、上記と同様の処理を行う。
戸開継続予定時間(t1+t2)が戸開継続限界時間T以内であると判定された場合には、応答選定部19により、当該候補エレベータが選定エレベータとして選定される(S3)。この後、応答選定部19からの情報により、選定エレベータの表示が乗場呼び登録装置10の表示器12で行われる(S4)。この後、乗場呼び自動登録部17によるかご呼び登録後の時間が、乗客移動時間算出部21によって算出された乗客移動時間t1を経過しているか否かが判定される(S8)。この後の処理動作は、実施の形態1と同様である。
このようなエレベータの制御システムでは、選定エレベータの候補となる候補エレベータが一旦選択され、乗場呼び自動登録部17によるかご呼び登録時に候補出入口がすでに戸開状態にされている場合に、候補出入口について、戸開継続予定時間と戸開継続限界時間とが比較され、これにより候補エレベータを選定エレベータとすることの可否が判定されるようになっているので、エレベータ出入口6の戸開状態の継続時間が極端に長くなることを防止することができ、エレベータの運行効率の低下の防止を図ることができる。
実施の形態5.
また、上記の例では、各エレベータ出入口6に対応する戸開継続限界時間Tがかご呼び階の混雑度合いによって異なることはないが、かご呼び階の混雑度合いによって戸開継続限界時間を異なるようにしてもよい。
即ち、データベース20には、各乗場階4が乗客で混雑する混雑時間帯及び各乗場階4の混雑が治まる閑散時間帯のそれぞれの情報を含む時間帯情報と、混雑時間帯及び閑散時間帯のそれぞれに対応する戸開継続限界時間の情報を含む限界時間情報とが格納されている。限界時間情報に含まれる戸開継続限界時間は、エレベータ出入口6に対応させて設定されている。
戸開継続限界時間決定部25は、乗場呼び自動登録部17によるかご呼び登録時の情報に基づいて、混雑時間帯及び閑散時間帯のいずれかの乗客移動時間を選択し、選択した乗客移動時間のうち、候補出入口に対応する戸開継続限界時間を読み取る。このようにして、戸開継続限界時間決定部25は、戸開継続限界時間を算出する。他の構成は実施の形態4と同様である。
次に、動作について説明する。実施の形態5での処理動作は、戸開継続限界時間を算出するときの処理動作を除き、実施の形態4での処理動作と同様であるので、戸開継続限界時間を算出するときの処理動作のみについて説明する。
図8は、この発明の実施の形態5によるエレベータの制御システムにおける戸開継続限界時間を算出するときの処理動作を説明するためのフローチャートである。図に示すように、乗場呼び自動登録部17によってかご呼び登録が行われたときの時刻が戸開継続限界時間決定部25によって検出された後(S51)、時間帯情報が戸開継続限界時間決定部25によってデータベース20から読み取られる(S52)。
この後、乗場呼び自動登録部17によって検出された時刻と時間帯情報とが戸開継続限界時間決定部25によって比較される。これにより、乗場呼び自動登録部17によるかご呼び登録の時刻が混雑時間帯にあるか否かが戸開継続限界時間決定部25によって判定される(S53)。
かご呼び登録の時刻が混雑時間帯にあると判定された場合には、混雑時間帯及び候補出入口に対応する戸開継続限界時間が戸開継続限界時間決定部25によってデータベース20から読み取られる(S54)。このようにして、戸開継続限界時間が算出される。
かご呼び登録の時刻が混雑時間帯にないと判定された場合には、閑散時間帯及び候補出入口に対応する戸開継続限界時間が戸開継続限界時間決定部25によってデータベース20から読み取られる(S55)。このようにして、戸開継続限界時間が算出される。この後の動作は実施の形態4と同様である。
このようなエレベータの制御システムでは、混雑時間帯及び閑散時間帯のそれぞれについての戸開継続限界時間をデータベース20にあらかじめ設定しておき、乗場呼び自動登録部17によるかご呼び登録の時刻がいずれの時間帯に属するかを判定することにより、乗客によるかご呼び階の混雑度合いに応じた戸開継続限界時間を算出するようになっているので、簡易な構成で、候補出入口についての戸開継続限界時間をより確実に算出することができ、乗客のかご5への乗り遅れの防止をさらに図ることができる。
実施の形態6.
また、実施の形態5では、かご呼び階での混雑度合いが時間帯によって判定されるようになっているが、乗場呼び自動登録部17によるかご呼び登録の回数によってかご呼び階での混雑度合いを判定するようにしてもよい。
即ち、実施の形態6では、戸開継続限界時間決定部25は、乗場呼び自動登録部17による単位時間当たり(例えば、1分当たり)のかご呼び登録の回数を検出し、検出したかご呼び登録の回数に基づいて、かご呼び階の混雑の有無を判定するようになっている。即ち、戸開継続限界時間決定部25は、乗場呼び自動登録部17による単位時間当たりのかご呼び登録の回数があらかじめ設定された基準回数よりも多いときにかご呼び階が混雑していると判定し、基準回数以下であるときにかご呼び階の混雑が治まっていると判定するようになっている。
また、データベース20には、混雑しているときの戸開継続限界時間と、混雑が治まっているときの戸開継続限界時間とが各エレベータ出入口6に対応させてあらかじめ格納されている。戸開継続限界時間決定部25は、かご呼び階の混雑の有無の判定結果に基づいて、混雑しているとき及び混雑が治まっているときのいずれかの戸開継続限界時間を選択し、選択した戸開継続限界時間のうち、候補出入口に対応する戸開継続限界時間を読み取る。このようにして、戸開継続限界時間決定部25は、戸開継続限界時間を算出する。他の構成は実施の形態4と同様である。
次に、動作について説明する。実施の形態6での処理動作は、乗客移動時間を算出するときの処理動作を除き、実施の形態4での処理動作と同様であるので、乗客移動時間を算出するときの処理動作のみについて説明する。
図9は、この発明の実施の形態6によるエレベータの制御システムにおける戸開継続限界時間を算出するときの処理動作を説明するためのフローチャートである。図に示すように、戸開継続限界時間が算出されるときには、乗場呼び自動登録部17による単位時間当たりのかご呼び登録の回数が戸開継続限界時間決定部25によって検出される(S61)。この後、検出されたかご呼び登録の回数が基準回数よりも多いか否かが戸開継続限界時間決定部25によって判定される(S62)。
かご呼び登録の回数が基準回数よりも多い場合には、かご呼び階が混雑しているとされ、混雑しているときの戸開継続限界時間が戸開継続限界時間決定部25によってデータベース20から読み取られる(S63)。
かご呼び登録の回数が基準回数以下である場合には、かご呼び階の混雑が治まっているとされ、混雑が治まっているときの戸開継続限界時間が戸開継続限界時間決定部25によってデータベース20から読み取られる(S64)。
このようにして、候補出入口に対応する戸開継続限界時間が算出された後、実施の形態2と同様にして、処理動作が行われる。
このように、戸開継続限界時間決定部25が乗場呼び自動登録部17によるかご呼び登録の回数に基づいて、かご呼び階の混雑の有無を判定し、判定結果に基づいて戸開継続限界時間を算出するようになっているので、団体客がエレベータを利用する場合等のように、乗客数が一時的に増加する場合であっても、簡易な構成で、候補出入口についての戸開継続限界時間をより確実に算出することができ、乗客のかご5への乗り遅れの防止をさらに図ることができる。
なお、上記の例では、戸開継続限界時間決定部25は、乗客移動時間とは別個の戸開継続限界時間の情報をデータベース20から読み取ることにより、戸開継続限界時間を算出するようになっているが、乗客移動時間のみをデータベース20に格納し、戸開継続限界時間決定部25は、データベース20から読み取った乗客移動時間の情報に基づいて、戸開継続限界時間を算出するようになっていてもよい。即ち、戸開継続限界時間が乗客移動時間の関数として求められるようになっていてもよい。この場合、戸開継続限界時間は、乗客移動時間に応じて変化することとなる。
実施の形態7.
図10は、この発明の実施の形態7によるエレベータの制御システムを示す構成図である。また、図11は、図10のエレベータの制御システムを示す機能ブロック図である。図において、各乗場階4には、例えば接触型磁気カードや非接触型ICカード、非接触タグ機器等に記憶された乗客の個人情報を取得可能で、取得した個人情報に基づいて、個人認証を行うための認証装置31が乗場呼び登録装置として設置されている。
エレベータホール7のホール出入口には、個人情報が認証装置31によって認証されたときにのみエレベータホール7内への入室を許可するセキュリティゲートが設けられている。なお、ホール出入口には、通常施錠されており認証装置31による認証によって一時的に解錠されるドアを設けてもよい。また、認証装置31による認証時のみにホール出入口を自動で開放するドアをホール出入口に設けてもよい。
制御システム本体14は、認証装置31によって取得された個人情報を解析する認証情報読み取り装置32をさらに有している。個人情報には、例えば各エレベータ出入口6に対応する乗客移動時間や目的階、かご呼び階等の詳細情報が含まれている。認証情報読み取り装置32は、個人情報の解析により、上記の詳細情報を検出する。
認証情報読み取り装置32からの情報は、乗場呼び自動登録部17に伝送される。乗場呼び自動登録部17は、認証装置31によって乗客を認証したときにのみ、かご呼び登録を行う。
また、乗客移動時間算出部21は、認証情報読み取り装置32からの情報に基づいて、認証装置31によって認証された個人情報に応じた乗客移動時間を算出する。即ち、乗客移動時間算出部21は、認証情報読み取り装置32によって解析された詳細情報の中から乗客移動時間の情報を読み取ることにより、個人情報に応じた乗客移動時間を算出する。他の構成は実施の形態1と同様である。
このようなエレベータの制御システムでは、乗場呼び自動登録部17によるかご呼び登録が認証装置31によって乗客が認証されたときにのみ行われるようになっているので、部外者によるかご呼び登録を防止することができ、セキュリティ効果を向上させることができる。
また、乗客移動時間算出部21は、認証装置31によって認証された個人情報に応じた乗客移動時間を算出するようになっているので、乗客移動時間を乗客ごとにきめ細かく設定することができ、乗客のかご5への乗り遅れの防止をさらに確実に図ることができる。
なお、上記の例では、個人情報の中に乗客移動時間の情報が含まれているが、例えば性別や年齢等の情報を個人情報に含ませ、性別や年齢等に対応する乗客移動時間の情報をデータベース20にそれぞれ格納してもよい。この場合、認証装置31によって認証された個人情報に対応する乗客移動時間が乗客移動時間算出部21によってデータベース20から読み取られる。
また、上記実施の形態1〜3及び7では、複数台のエレベータ装置1〜3をまとめて制御するエレベータの制御システムにこの発明が適用されているが、単独のエレベータ装置を制御するエレベータの制御システムにこの発明を適用してもよい。この場合、制御システム本体14は、群管理制御装置15を有していない。また、制御システム本体14では、選定エレベータの選定を行う必要がないので、乗場呼び自動登録部17からの情報が乗客移動時間算出部21に直接入力される。
このように単独のエレベータ装置を制御するエレベータの制御システムにおいて、乗場呼び自動登録部17によるかご呼び登録時にエレベータ出入口(選定出入口)6がすでに戸開状態にされているとき、かご呼び登録後、乗客移動時間が経過するまで、エレベータ出入口6の戸開状態を継続させるようにしたので、乗客がエレベータ出入口6に到達するまでにエレベータ出入口6が戸閉されることを防止することができ、乗客がかご5に乗り遅れることを防止することができる。
また、上記実施の形態2あるいは3の構成を実施の形態4の構成に適用してもよい。


Claims (7)

  1. 共通の乗場階に停止可能なかごと、上記乗場階に設けられ、上記乗場階に停止された上記かごと上記乗場階との間の乗降のためのエレベータ出入口とをそれぞれ有する複数のエレベータ装置の運転を制御するエレベータの制御システムであって、
    上記乗場階に設けられ、上記乗場階で操作可能な乗場呼び登録装置、
    上記乗場呼び登録装置が操作された上記乗場階をかご呼び階とし、各上記かごのいずれかを上記かご呼び階に停止させるためのかご呼び登録を行う乗場呼び自動登録部、
    各上記エレベータ装置及び上記乗場呼び自動登録部のそれぞれからの情報に基づいて、上記かご呼び登録に応答する上記エレベータ装置を選定エレベータとして選定する応答選定部、
    上記応答選定部からの情報に基づいて、上記選定エレベータの上記かご呼び階に設けられた上記エレベータ出入口を選定出入口とし、乗客が上記乗場呼び登録装置から上記選定出入口までの間を移動するためにかかる乗客移動時間を算出する乗客移動時間算出部、及び
    上記選定エレベータ及び上記乗客移動時間算出部のそれぞれからの情報に基づいて、上記選定出入口の開閉動作を制御する開閉制御部
    を備え、
    上記開閉制御部は、上記かご呼び登録時に上記選定出入口がすでに戸開状態にされているとき、上記かご呼び登録が行われた後、上記乗客移動時間が経過するまで上記選定出入口の戸開状態を継続させるようになっていることを特徴とするエレベータの制御システム。
  2. 乗場階に停止可能なかごと、上記乗場階に設けられ、上記乗場階に停止されたかごと上記乗場階との間の乗降のためのエレベータ出入口とを有する単独のエレベータ装置を制御するエレベータの制御システムであって、
    上記乗場階に設けられ、上記乗場階で操作可能な乗場呼び登録装置、
    上記乗場呼び登録装置が操作された上記乗場階をかご呼び階とし、上記かごを上記かご呼び階に停止させるためのかご呼び登録を行う乗場呼び自動登録部、
    上記エレベータ装置の上記かご呼び階に設けられた上記エレベータ出入口を選定出入口とし、乗客が上記乗場呼び登録装置から上記選定出入口までの間を移動するためにかかる乗客移動時間を算出する乗客移動時間算出部、及び
    上記エレベータ装置及び上記乗客移動時間算出部のそれぞれからの情報に基づいて、上記選定出入口の開閉動作を制御する開閉制御部
    を備え、
    上記開閉制御部は、上記かご呼び登録時に上記選定出入口がすでに戸開状態とされているとき、上記かご呼び登録が行われた後、上記乗客移動時間が経過するまで上記選定出入口の戸開状態を継続させるようになっていることを特徴とするエレベータの制御システム。
  3. 上記エレベータ出入口の戸開状態が継続される限界の時間を戸開継続限界時間として決定する戸開継続限界時間決定部をさらに備え、
    上記応答選定部は、各上記エレベータ装置及び上記乗場呼び自動登録部のそれぞれからの情報に基づいて、各上記エレベータ装置の中から、上記選定エレベータの候補となる候補エレベータを選択し、上記候補エレベータの上記かご呼び階に設けられた上記エレベータ出入口を候補出入口とするようになっており、上記かご呼び登録時に上記候補出入口がすでに戸開状態にされているときに、上記候補出入口が戸開状態になってから上記かご呼び登録が行われるまでの時間に上記乗客移動時間を加算した戸開継続予定時間を求め、上記戸開継続予定時間と上記戸開継続限界時間とを比較することにより、上記候補エレベータを上記選定エレベータとすることの可否を判定するようになっていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御システム。
  4. 上記戸開継続限界時間決定部は、上記乗客による上記かご呼び階の混雑度合いに応じた上記戸開継続限界時間を求めるようになっていることを特徴とする請求項3に記載のエレベータの制御システム。
  5. 上記乗客移動時間算出部は、上記乗客による上記かご呼び階の混雑度合いに応じた上記乗客移動時間を算出するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のエレベータの制御システム。
  6. 上記乗場呼び登録装置は、上記乗客の個人情報を取得可能で、上記個人情報に基づいて、個人認証を行う認証装置であり、
    上記乗場呼び自動登録部は、上記個人認証によって上記乗客を認証したときに、上記かご呼び登録を行うようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの制御システム。
  7. 上記乗客移動時間算出部は、上記認証装置によって認証された上記乗客の上記個人情報に応じた上記乗客移動時間を算出するようになっていることを特徴とする請求項6に記載のエレベータの制御システム。


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