JPH1171080A - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

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JPH1171080A
JPH1171080A JP24756297A JP24756297A JPH1171080A JP H1171080 A JPH1171080 A JP H1171080A JP 24756297 A JP24756297 A JP 24756297A JP 24756297 A JP24756297 A JP 24756297A JP H1171080 A JPH1171080 A JP H1171080A
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JP
Japan
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car
door
congestion degree
spatial
landing
Prior art date
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Pending
Application number
JP24756297A
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English (en)
Inventor
Koji Obata
宏治 小幡
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH1171080A publication Critical patent/JPH1171080A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/24Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration
    • B66B1/2408Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration where the allocation of a call to an elevator car is of importance, i.e. by means of a supervisory or group controller
    • B66B1/2416For single car elevator systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B2201/00Aspects of control systems of elevators
    • B66B2201/20Details of the evaluation method for the allocation of a call to an elevator car
    • B66B2201/211Waiting time, i.e. response time

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Elevator Door Apparatuses (AREA)
  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 かご内が空間的に混雑している場合に、乗客
が戸閉中の扉に当たることを防ぎ安全性を向上できるエ
レベータの制御装置を得ることである。 【解決手段】 かご内空間的混雑度検出手段6により検
出されたかご内混雑度が予め設定された混雑度を越え、
空間的混雑度認識手段7によりかご内が空間的に混雑し
ていると判断されときは、演算処理手段2は、かごが目
的階に着床したときドア開閉制御手段3に対しかご扉お
よび乗り場扉の戸開時間を長くする指令を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータのかご
内および乗り場の空間的混雑度に応じてエレベータの扉
開閉制御や運行制御を行うエレベータの制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】エレベータは乗客の乗り過ぎによる運転
を防止するためにかご内の荷重を検出しており、乗り場
からかご内へ乗り込む人数が多くかご内荷重が定格積載
荷重を超過した場合には、かご内の警報器を鳴らし続け
て戸閉動作を行わないようにしている。これにより、か
ご内の乗客にかご内からの降車を促している。
【0003】また、かご内荷重が定格積載荷重の80%
以上である場合にはかご内が満員であるということで、
乗り場呼びに応答せずに通過する場合もある。
【0004】ここで、かご内に重くはないが空間的に大
きな荷物が存在している場合には、かご内が混雑してい
るという認識をせずに、一定の扉開閉制御を行ってい
る。これは、エレベータの運行制御上、特に問題がない
ためである。また、満員通過せずに乗り場呼びに応答し
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かご内が積載
荷重上問題がなくても空間的に混雑している場合があ
り、かご内に乗車できるスペースがないことがある。こ
のような場合、乗客が乗車できないにも拘わらず一定の
扉開閉制御を行っているので、戸閉の際に扉付近に乗り
込んでいる乗客に扉が当たってしまうことがある。
【0006】このように、従来のエレベータではかご内
の混雑度を荷重のみにより検出しているため、かご内が
空間的には混雑していても積載荷重上では混雑していな
い場合には、通常通りの扉開閉制御や運行制御を行うの
で、次のような問題点があった。
【0007】すなわち、戸閉の際に扉付近に乗り込んで
いる乗客に扉が当たってしまったり、かご内に乗車でき
るスペースがないにも拘わらず乗り場呼びに応答するた
めに、運転効率が悪いという問題点があった。
【0008】本発明の目的は、かご内が空間的に混雑し
ている場合に、乗客が戸閉中の扉に当たることを防ぎ安
全性を向上できるエレベータの制御装置を得ることであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
エレベータの制御装置は、エレベータのかご扉および乗
り場扉の開閉を制御するドア開閉制御手段と、エレベー
タのかご内の利用客の空間的な混雑度を検出するかご内
空間的混雑度検出手段と、このかご内空間的混雑度検出
手段により検出された混雑度が予め設定された混雑度を
越えたときにかご内が空間的に混雑していることを認識
する空間的混雑度認識手段と、空間的混雑度認識手段に
よりかご内が空間的に混雑していると判断され目的階に
着床したときはドア開閉制御手段に対しかご扉および乗
り場扉の戸開時間を長くする指令を出力する演算制御手
段とを備えたものである。
【0010】請求項1の発明に係わるエレベータの制御
装置では、かご内空間的混雑度検出手段により検出され
たかご内混雑度が予め設定された混雑度を越え、空間的
混雑度認識手段によりかご内が空間的に混雑していると
判断されときは、演算処理手段は、かごが目的階に着床
したときドア開閉制御手段に対しかご扉および乗り場扉
の戸開時間を長くする指令を出力する。
【0011】請求項2の発明に係わるエレベータの制御
装置は、請求項1に記載のエレベータの制御装置におい
て、乗り場の利用客の空間的な混雑度を検出する乗り場
空間的混雑度検出手段を設け、空間的混雑度認識手段が
乗り場の空間的混雑度を認識したときは、演算制御手段
はかごがその階床に着床したときはドア開閉制御手段に
対しかご扉および乗り場扉の戸開時間を長くする指令を
出力するようにしたものである。
【0012】請求項2の発明に係わるエレベータの制御
装置では、請求項1に記載のエレベータの制御装置の作
用に加え、空間的混雑度認識手段が乗り場の空間的混雑
度を認識したときは、演算制御手段はかごがその階床に
着床したときはドア開閉制御手段に対しかご扉および乗
り場扉の戸開時間を長くする指令を出力する。
【0013】請求項3の発明に係わるエレベータの制御
装置は、請求項2に記載のエレベータ制御装置におい
て、空間的混雑度認識手段はかご内空間的混雑度検出手
段および乗り場空間的混雑度検出手段により検出された
混雑度の比率を認識し、演算制御手段はかご内の混雑度
の比率および乗り場の混雑度の比率に基づいて戸開時間
を決定するようにしたものである。
【0014】請求項3の発明に係わるエレベータの制御
装置では、請求項2に記載のエレベータ制御装置の作用
に加え、演算制御手段は、かご内の混雑度の比率および
乗り場の混雑度の比率に基づいて戸開時間を決定する。
【0015】請求項4の発明に係わるエレベータの制御
装置は、請求項1または請求項2に記載のエレベータの
制御装置において、演算制御手段は、戸開時間を長くす
ることに代えて、ドア開閉制御手段に対しかご扉および
乗り場扉の戸閉速度を遅くする指令を出力するようにし
たものである。
【0016】請求項4の発明に係わるエレベータの制御
装置では、請求項1または請求項2に記載のエレベータ
の制御装置での戸開時間を長くすることに代えて、かご
扉および乗り場扉の戸閉速度を遅くする。
【0017】請求項5の発明に係わるエレベータの制御
装置は、請求項1または請求項2に記載のエレベータの
制御装置において、演算制御手段は、戸開時間を長くす
ることに代えて、ドア開閉制御手段に対しかご扉および
乗り場扉をかご出入口幅の途中まで戸閉して、その戸閉
を一旦中断しその後に戸閉完了する指令を出力するよう
にしたものである。
【0018】請求項5の発明に係わるエレベータの制御
装置では、請求項1または請求項2に記載のエレベータ
の制御装置での戸開時間を長くすることに代えて、かご
扉および乗り場扉をかご出入口幅の途中まで戸閉して、
その戸閉を一旦中断しその後に戸閉完了する。
【0019】請求項6の発明に係わるエレベータの制御
装置は、請求項1または請求項2に記載のエレベータの
制御装置において、演算制御手段は、かご内空間的混雑
度認識手段によりかご内が空間的に混雑していると判断
されたときには、かご呼びと一致していない乗り場呼び
には応答せずその乗り場は通過するようにしたものであ
る。
【0020】請求項6の発明に係わるエレベータの制御
装置では、請求項1または請求項2に記載のエレベータ
の制御装置の作用に加え、かご内が空間的に混雑してい
るときには、かご呼びと一致していない乗り場呼びには
応答せずその乗り場は通過する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わるエレベ
ータの制御装置の構成図である。
【0022】図1において、エレベータ制御盤1には演
算制御手段2が設けられており、エレベータの戸開制御
や運行制御を行う。すなわち、演算制御手段2はドア開
閉制御手段3に指令を出して、かご扉および乗り場扉の
開閉を制御する。また、図示は省略するが、かご呼びや
乗り場呼びに対して停止階への運行制御も行う。
【0023】一方、昇降路4内に存在するかご5には、
かご内の空間的な混雑度を検出するかご内空間的混雑度
検出手段6が設けられ、このかご内空間的混雑度検出手
段6により検出された混雑度は空間的混雑度認識手段7
に入力される。空間的混雑度認識手段7ではかご5内の
空間的混雑度が設定値を越えているか否かを判定し、設
定値を越えているときはかご内が空間的に混雑している
と認識する。
【0024】空間的混雑度認識手段7での判定結果は演
算制御手段2に出力される。演算制御手段2では、かご
内が空間的に混雑しているとの情報を入力している状態
で、かごが目的階に停止した際には、ドア開閉制御手段
3に対し、戸閉指令が通常よりも遅いタイミングで出力
されるような指令を出力する。これにより、通常よりも
戸開時間を長くし、乗客が扉に接触しない位置に移動で
きる時間を確保している。
【0025】ここで、かご内空間的混雑度検出手段6と
しては、赤外線センサをかご床に取り付け、空間的混雑
度認識手段7でその画像処理を行い空間的にかご内が混
雑しているか否かを判定するようにしている。また、か
ご5上にCCDカメラを取り付け、同様に画像処理を行
うようにしても良い。さらに、超音波センサや光電管を
かご床に取り付け、空間的混雑度認識手段7にて信号を
受け取り、混雑度を認識するようにしても良い。
【0026】図2は本発明の第1の実施の形態での動作
手順を示すフローチャートである。まず、かご5がかご
呼びまたは乗り場呼びに応答して、その目的階に着床す
ると(S1)、演算制御手段2からドア開閉制御手段3
に対し戸開指令が出力され(S2)、扉が戸開する(S
3)。その扉の戸開後において利用客が乗降することに
なる(S4)。
【0027】そして、かご内空間的混雑度検出手段6に
て、かご内の空間的な混雑度を検出し(S5)、検出さ
れたデータに基づいて空間的混雑度認識手段7では、予
め設定されている設定値と比較し、現在の混雑度がその
設定値を越えているか否かをを判断する(S6)。かご
内の空間的混雑度がその設定値を越える混雑度である場
合には、演算制御手段2よりドア開閉制御手段3に対し
通常の一定時間に比べて長い時間経過後(S7)に戸閉
指令が出力される(S9)。そして、扉が戸閉し(S1
0)、その戸閉完了後(S11)に次のかご呼びまたは
乗り場呼びに応答し(S12)、その次の目的階に到着
して同様の動作を繰り返す(S1)。
【0028】一方、ステップS6において設定値未満の
混雑度である場合には、演算制御手段2よりドア開閉制
御手段3に対し通常の一定時間経過後(S8)に戸閉指
令が出力される(S9)。
【0029】このようにして、かご5内が空間的に混雑
している場合には、通常よりも長い一定時間が経過した
後に戸閉指令が出力されるので、通常に比べて戸開時間
が長くなり、そのため、乗り場からの利用客がかご内に
乗車する際に扉に接触しない位置に余裕をもって移動す
ることができる。
【0030】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図3は、本発明の第2の実施の形態に係わるエレベ
ータ制御装置の構成図である。この第2の実施の形態
は、図1に示した第1の実施の形態に対し、乗り場の利
用客の空間的な混雑度を検出する乗り場空間的混雑度検
出手段8を設け、空間的混雑度認識手段7が乗り場の空
間的混雑度を認識したときは、演算制御手段2はかごが
その階床に着床したときはドア開閉制御手段3に対しか
ご扉および乗り場扉の戸開時間を長くする指令を出力す
るようにしたものである。
【0031】空間的混雑度認識手段7には、かご内空間
混雑度検出手段6および乗り場空間的混雑度検出手段8
からのデータが入力されることから、図3では、空間的
混雑度認識手段7をエレベータ制御盤1内に設けたもの
を示している。
【0032】図3において、各階床の乗り場には、乗り
場の空間的混雑度を検出する乗り場空間的混雑度検出手
段8が設けられ、またかご5にはかご内空間的混雑度検
出手段6が設けられている。そして、これら乗り場空間
的混雑度検出手段8およびかご内かご内空間的混雑度検
出手段6はエレベータ制御盤1の空間的混雑度認識手段
7に接続されている。
【0033】ここで、乗り場空間的混雑度検出手段8と
しては、かご内空間混雑度検出手段6と同様に、赤外線
センサをかご床に取り付け、空間的混雑度認識手段7で
その画像処理を行い空間的にかご内が混雑しているか否
かを判定するようにしている。また、かご5上にCCD
カメラを取り付け、同様に画像処理を行うようにしても
良い。さらに、超音波センサや光電管をかご床に取り付
け、空間的混雑度認識手段7にて信号を受け取り、混雑
度を認識するようにしても良い。
【0034】図4は、本発明の第2の実施の形態での動
作手順を示すフローチャートである。まず、かご5がか
ご呼びまたは乗り場呼びに応答して、その目的階に着床
すると(S1)、演算制御手段2からドア開閉制御手段
3に対し戸開指令が出力され(S2)、扉が戸開する
(S3)。その扉の戸開後において利用客が乗降するこ
とになる(S4)。
【0035】そして、かご内空間的混雑度検出手段6に
てかご内の空間的な混雑度を検出すると共に、乗り場空
間的混雑度検出手段8にて乗り場の空間的な混雑度を検
出する(S13)。検出されたデータはエレベータ制御
盤1内に設けてある空間的混雑度認識手段7に送られ、
予め設定されいている設定値と比較され、現在の混雑度
が設定値を越えているか否かを判断する(S14)。
【0036】かご内の空間的混雑度または乗り場の空間
的混雑度のいずれかがその設定値を越える混雑度である
場合には、演算制御手段2よりドア開閉制御手段3に対
し通常の一定時間に比べて長い時間経過後(S7)に戸
閉指令が出力される(S9)。そして、扉が戸閉し(S
10)、その戸閉完了後(S11)に次のかご呼びまた
は乗り場呼びに応答し(S12)、その次の目的階に到
着して同様の動作を繰り返す(S1)。
【0037】一方、ステップS6において設定値未満の
混雑度である場合には、演算制御手段2よりドア開閉制
御手段3に対し通常の一定時間経過後(S8)に戸閉指
令が出力される(S9)。
【0038】このようにして、かご5内または乗り場が
空間的に混雑している場合には、通常よりも長い一定時
間が経過した後に戸閉指令が出力されるので、通常に比
べて戸開時間が長くなり、乗り場からの利用客がかご内
に乗車する際およびかご内の乗客が乗り場へ降りる際
に、扉に接触しない位置に余裕をもって移動することが
できる。
【0039】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図5は本発明の第3の実施の形態での動作手順を示
すフローチャートである。この第3の実施の形態は、図
3および図4に示した第2の実施の形態に対し、空間的
混雑度認識手段7はかご内空間的混雑度検出手段6およ
び乗り場空間的混雑度検出手段8により検出された混雑
度の比率を認識し、演算制御手段2はかご内の混雑度の
比率および乗り場の混雑度の比率に基づいて戸開時間を
決定するようにしたものである。
【0040】図5において、かご5がかご呼びまたは乗
り場呼びに応答して、その目的階に着床すると(S
1)、演算制御手段2からドア開閉制御手段3に対し戸
開指令が出力され(S2)、扉が戸開する(S3)。そ
の扉の戸開後において利用客が乗降することになる(S
4)。
【0041】そして、かご内空間的混雑度検出手段6に
てかご内の空間的な混雑度を検出すると共に、乗り場空
間的混雑度検出手段8にて乗り場の空間的な混雑度を検
出する(S13)。検出されたデータは、エレベータ制
御盤1内に設けてある空間的混雑度認識手段7に送ら
れ、かご内の混雑度比率および乗り場の混雑度比率が計
算され、演算制御手段2に出力される。演算制御手段2
では、図6に示す混雑度比率と戸開時間との設定データ
を参照し、最適な戸開時間を演算する(S15)。
【0042】そして、演算された戸開時間経過後(S1
6)に戸閉指令が出力され(S9)、扉が戸閉し(S1
0)、その戸閉完了後(S11)に次のかご呼びまたは
乗り場呼びに応答し(S12)、その次の目的階に到着
して同様の動作を繰り返す(S1)。
【0043】このようにして、かご内および乗り場の空
間的混雑に応じて戸開時間を設定するので、かご内や乗
り場の空間的混雑が発生しているときには戸開時間が長
くなり、混雑していない場合には戸開時間を短くするこ
とができる。従って、混雑していない場合には、かご内
の乗客は戸閉ボタンを押さなくとも戸開は速やかに行わ
れる。
【0044】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図7は、本発明の第4の実施の形態での動作手順を
示すフローチャートである。この第4の実施の形態は、
図1および図2に示した第1の実施の形態に対し、かご
内空間的混雑度が設定値を越えているときは、演算制御
手段2は、戸開時間を長くすることに代えて、ドア開閉
制御手段3に対しかご扉および乗り場扉の戸閉速度を遅
くする指令を出力するようにしたものである。
【0045】図7は、第4の発明にかかるエレベータ制
御装置の一実施例の形態による動作手順を示したフロー
チャートであり、その構成は図1に示した構成と同様で
あるので、図1および図7を参照して以下説明する。
【0046】図7において、かご5がかご呼びまたは乗
り場呼びに応答して、その目的階に着床すると(S
1)、演算制御手段2からドア開閉制御手段3に対し戸
開指令が出力され(S2)、扉が戸開する(S3)。そ
の扉の戸開後において利用客が乗降することになる(S
4)。
【0047】そして、かご内空間的混雑度検出手段6に
て、かご内の空間的な混雑度を検出し(S5)、検出さ
れたデータに基づいて空間的混雑度認識手段7では、予
め設定されている設定値と比較し、現在の混雑度がその
設定値を越えているか否かをを判断する(S6)。かご
内の空間的混雑度がその設定値を越える混雑度である場
合には、ドア開閉制御手段3に対し低速戸閉速度指令を
出力し(S17)、ドア開閉制御手段3にて低速戸閉速
度パターンにより戸閉する(S18)。その後、次のか
ご呼びまたは乗り場呼びに応答し(S12)、その次の
目的階に着床し同様の動作を繰り返す(S1)。
【0048】一方、ステップS6において、設定値以下
の混雑度である場合には、演算制御手段2からドア開閉
制御手段3に対し通常の戸閉速度指令が出力され(S1
9)、ドア開閉制御手段3では通常の戸閉速度パターン
により戸閉する(S20)。
【0049】このようにして、かご内が空間的に混雑し
ている場合には、かご扉および乗り場扉が低速速度にて
戸閉するので、かご内の扉付近の乗客は扉が閉まってき
たことに気付いてからでも余裕をもって扉を避けること
ができる。
【0050】次に、本発明の第5の実施の形態を説明す
る。図8は、本発明の第5の実施の形態での動作手順を
示すフローチャートである。この第5の実施の形態は、
図1および図2に示した第1の実施の形態に対し、演算
制御手段2は、かご内の空間的混雑度が設定値を越えた
ときは、戸開時間を長くすることに代えて、ドア開閉制
御手段3に対しかご扉および乗り場扉をかご出入口幅の
途中まで戸閉して、その戸閉を一旦中断しその後に戸閉
完了する指令を出力するようにしたものである。
【0051】図8において、かご5がかご呼びまたは乗
り場呼びに応答して、その目的階に着床すると(S
1)、演算制御手段2からドア開閉制御手段3に対し戸
開指令が出力され(S2)、扉が戸開する(S3)。そ
の扉の戸開後において利用客が乗降することになる(S
4)。
【0052】そして、かご内空間的混雑度検出手段6に
て、かご内の空間的な混雑度を検出し(S5)、検出さ
れたデータに基づいて空間的混雑度認識手段7では、予
め設定されている設定値と比較し、現在の混雑度がその
設定値を越えているか否かをを判断する(S6)。かご
内の空間的混雑度がその設定値を越える混雑度である場
合には、演算制御手段2よりドア開閉制御手段3に対し
かご扉および乗り場扉を途中まで閉める指令を出力し
(S21)、各扉は途中、例えば出入口幅の1/4まで
戸閉するように制御される(S22)。そして、一定時
間のドア戸閉動作を中断し(S23)、その後に再び戸
閉動作を開始し(S10)、戸閉を完了する(S1
1)。その後、次のかご呼びまたは乗り場呼びに応答し
(S12)、その次の目的階に着床する同様の動作を繰
り返す(S1)。
【0053】一方、ステップS6において、設定値未満
の混雑度である場合には、演算制御手段2からドア開閉
制御手段3に対し、通常の戸閉指令が出力され(S1
9)、ドア開閉制御手段3は通常の戸閉動作を行う(S
10)。
【0054】このようにして、かご内が空間的に混雑し
ている場合には、一旦途中までしか戸閉しないので、扉
付近の乗客は扉が閉まってきたことに気付き余裕をもっ
て扉を避けることができる。
【0055】次に、本発明の第6の実施の形態を説明す
る。図9は、本発明の第6の実施の形態に係わるエレベ
ータの制御装置の構成図であり、図10は第6の実施の
形態での動作手順を示すフローチャートである。この第
6の実施の形態は、図1および図2に示した第1の実施
の形態に対し、演算制御手段2は、かご内空間的混雑度
認識手段6によりかご内が空間的に混雑していると判断
されたときには、かご呼びと一致していない乗り場呼び
には応答せず、その乗り場は通過するようにしたもので
ある。
【0056】図9においては、その部分に関する構成の
みが記載されドア開閉制御手段3の図示は省略されてい
る。すなわち、かご5には、かご内の空間的な混雑度を
検出するかご内空間的混雑度検出手段6と、かご内空間
的混雑度検出手段6により検出された混雑度を実際に処
理し認識する空間的混雑度認識手段7と、かご内の乗客
の目的階を入力するかご呼びボタン9とが設けられてい
る。空間的混雑度認識手段7およびかご呼びボタン9
は、エレベータ制御盤1内の演算制御手段2に接続され
ている。また、乗り場には、乗り場の利用客の呼びを入
力する乗り場呼びボタン10と、かご内が空間的に混雑
している際に通過することを乗り場の利用客に知らせる
ための表示灯11が設けられ、エレベータ制御盤1内の
演算制御手段2に接続されている。
【0057】このように構成された第6の実施の形態に
おけるエレベータの制御装置の動作手順を図10を参照
して説明する。まず、かご5内のかご内空間的混雑度検
出手段6にて、かご内の空間的な混雑度を検出する(S
5)。検出されたデータは空間的混雑度確認手段7に送
られ、予め設定されている設定値と比較し、現在の混雑
度が設定値を越えるか否かを判断する(S6)。
【0058】ステップS6の判定で混雑度が設定値を越
えるときは、乗り場呼びボタン10とかご呼びボタン9
とから乗り場呼びとかご呼びとを入力し、かご呼びと乗
り場呼びが一致しているかどうかを判断する(S2
4)。かご呼びと乗り場呼びとが一致していない場合に
は、乗り場呼びに応答せず通過する(S25)。その
際、乗り場に設けられている表示灯11を点灯させ(S
26)、空間的に混雑しているためにその階を通過する
ことを利用客に知らせる。
【0059】一方、ステップS24において、かご呼び
と乗り場呼びとが一致している場合には、その呼びに応
答し(S27)、目的階に着床する(S1)。その後、
戸開し(S3)、利用客は乗降し(S4)、以下、かご
内の空間的混雑度を検出する動作を繰り返す(S5)。
【0060】このようにして、かご5内が空間的に混雑
しており、かご内乗客の目的階と一致していない乗り場
呼びがある場合には、乗り場呼びに応答せず通過するの
で、乗客の利便性およびエレベータの運転効率を向上さ
せることができる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、かご内
が空間的に混雑している場合には、乗客が扉に当たるこ
とを防ぐことができ、安全性を向上できる。
【0062】すなわち、請求項1の発明によれば、かご
内が空間的に混雑している場合にはかご扉および乗り場
扉の戸開時間を長くするので、乗り場からの利用客がか
ご内に乗車する際に扉に接触しない位置に余裕をもって
移動することができ、扉に接触する不具合を未然に防止
することができるようになる。
【0063】請求項2の発明によれば、かご内および乗
り場が空間的に混雑している場合にはかご扉および乗り
場扉の戸開時間を長くするので、かご内および乗り場か
らの利用客の乗降の際に扉に接触してしまう可能性を少
なくすることができるようになる。
【0064】請求項3の発明によれば、かご内および乗
り場がともに混雑していない場合に、戸開時間を短くす
ることでかご内の乗客に戸閉ボタンを押させずに済むよ
うにすることができるので、利便性を向上させることが
できるようになる。
【0065】請求項4の発明によれば、かご内が空間的
に混雑している場合にはかご扉および乗り場扉の戸閉速
度を遅くするので、扉付近の乗客は扉が閉まってきたこ
とに気付いてからでも余裕をもって扉を避けることがで
き、扉に接触する不具合を未然に防止することができる
ようになる。
【0066】請求項5の発明によれば、かご内が空間的
に混雑している場合には、一旦途中までしか戸閉しない
ために、扉付近の乗客は扉が閉まってきたことに気付き
余裕を持って扉を避けることができ、扉に接触する不具
合を未然に防止することができるようになる。
【0067】請求項6の発明によれば、かご内が空間的
に混雑しており、かご内の乗客の目的階と一致していな
い乗り場呼びがある場合に、乗り場呼びに応答せずに通
過することで乗客の利便性およびエレベータの運転効率
を向上させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態に係わるエ
レベータの制御装置の構成図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施の形態での動作手
順を示すフローチャートである。
【図3】図3は、本発明の第2の実施の形態に係わるエ
レベータの制御装置の構成図である。
【図4】図4は、本発明の第2の実施の形態での動作手
順を示すフローチャートである。
【図5】図5は、本発明の第3の実施の形態での動作手
順を示すフローチャートである。
【図6】図6は、本発明の第3の実施の形態における混
雑度比率に対する戸開時間の設定図である。
【図7】図7は、本発明の第4の実施の形態での動作手
順を示すフローチャートである。
【図8】図8は、本発明の第5の実施の形態での動作手
順を示すフローチャートである。
【図9】図9は、本発明の第6の実施の形態に係わるエ
レベータの制御装置の構成図である。
【図10】図10は、本発明の第6の実施の形態での動
作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 エレベータ制御盤 2 演算制御手段 3 ドア開閉制御手段 4 昇降路 5 かご 6 かご内空間的混雑度検出手段 7 空間的混雑度認識手段 8 乗り場空間的混雑度検出手段 9 かご呼びボタン 10 乗り場呼びボタン 11 表示灯

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータのかご扉および乗り場扉の開
    閉を制御するドア開閉制御手段と、エレベータのかご内
    の利用客の空間的な混雑度を検出するかご内空間的混雑
    度検出手段と、このかご内空間的混雑度検出手段により
    検出された混雑度が予め設定された混雑度を超えたとき
    にかご内が空間的に混雑していることを認識する空間的
    混雑度認識手段と、前記空間的混雑度認識手段によりか
    ご内が空間的に混雑していると判断され目的階に着床し
    たときは前記ドア開閉制御手段に対しかご扉および乗り
    場扉の戸開時間を長くする指令を出力する演算制御手段
    とを具備することを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエレベータの制御装置
    において、乗り場の利用客の空間的な混雑度を検出する
    乗り場空間的混雑度検出手段を設け、前記空間的混雑度
    認識手段が乗り場の空間的混雑度を認識したときは、前
    記演算制御手段はかごがその階床に着床したときは前記
    ドア開閉制御手段に対しかご扉および乗り場扉の戸開時
    間を長くする指令を出力するようにしたことを特徴とす
    るエレベータの制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のエレベータ制御装置に
    おいて、前記空間的混雑度認識手段は前記かご内空間的
    混雑度検出手段および前記乗り場空間的混雑度検出手段
    により検出された混雑度の比率を認識し、前記演算制御
    手段は前記かご内の混雑度の比率および前記乗り場の混
    雑度の比率に基づいて前記戸開時間を決定するようにし
    たことを特徴とするエレベータの制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載のエレベ
    ータの制御装置において、 前記演算制御手段は、戸開
    時間を長くすることに代えて、前記ドア開閉制御手段に
    対しかご扉および乗り場扉の戸閉速度を遅くする指令を
    出力するようにしたことを特徴とするエレベータの制御
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載のエレベ
    ータの制御装置において、前記演算制御手段は、戸開時
    間を長くすることに代えて、前記ドア開閉制御手段に対
    しかご扉および乗り場扉をかご出入口幅の途中まで戸閉
    して、その戸閉を一旦中断しその後に戸閉完了する指令
    を出力するようにしたことを特徴とするエレベータの制
    御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2に記載のエレベ
    ータの制御装置において、前記演算制御手段は、前記か
    ご内空間的混雑度認識手段によりかご内が空間的に混雑
    していると判断されたときには、かご呼びと一致してい
    ない乗り場呼びには応答せずその乗り場は通過するよう
    にしたことを特徴とするエレベータの制御装置。
JP24756297A 1997-08-29 1997-08-29 エレベータの制御装置 Pending JPH1171080A (ja)

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