JPWO2007072541A1 - 三軸回り回転部品および電子機器 - Google Patents

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Abstract

第2ヒンジ部材(24)は第1ヒンジ部材(23)に直交軸(VX)回りで回転自在に連結される。第1ヒンジ部材には、直交軸の軸心に直交する仮想平面に平行に延びる第1平行軸(FH)回りで回転可能に本体筐体(14)が支持される。第2ヒンジ部材には、直交軸の軸心に直交する仮想平面に平行に延びる第2平行軸(SH)回りで回転可能にディスプレイ用筐体(16)が支持される。筐体本体に対してディスプレイ用筐体が直交軸回りに180度の回転角で回転すると、本体筐体の裏面にディスプレイ用筐体の表面は重ね合わせられることができる。ディスプレイ用筐体内のディスプレイは覆い隠される。本体筐体の表面で入力ボタンは露出する。ディスプレイの傷つきや破損を懸念せずに入力ボタンは操作されることができる。

Description

本発明は、例えば携帯電話端末装置といった電子機器に関し、特に、いわゆる折り畳み式携帯電話端末装置に関する。
いわゆる折り畳み式携帯電話端末装置は広く知られる。こうした携帯電話端末装置は、表面でダイヤルキーを露出させる本体筐体と、任意の回転軸回りで回転自在に本体筐体に連結されるディスプレイ用筐体とを備える。ディスプレイ用筐体の表面にはディスプレイユニットの画面が露出する。ディスプレイ用筐体は本体筐体に重ね合わせられることができる。
日本国特開平2005−198062号公報 ボーダフォン株式会社 日本語カタログ V603T
一般に、ディスプレイ用筐体が本体筐体に重ね合わせられる際にディスプレイユニットの画面が外向きに維持されることができる携帯電話端末装置は広く知られる。その一方で、ダイヤルキーの利用のみに焦点を当てた携帯電話端末装置はこれまでのところ提案されていない。例えば特許文献1に記載されるように、横長画面の利用にあたって縦長に本体筐体を維持しつつダイヤルキーの利用を許容する携帯電話端末装置は知られる。しかしながら、この携帯電話端末装置ではディスプレイユニットの画面とダイヤルキーとが横方向に大きくずれる。その結果、操作中の指先の位置と画面の位置とが横方向にずれてしまう。使用者は操作しづらい。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、ダイヤルキーの使用中に確実にディスプレイユニットを保護することができる携帯電話端末装置の実現に大いに役立つ三軸回り回転部品を提供することを目的とする。本発明は、操作性を犠牲にせずに縦長の筐体と横長の筐体とを組み合わせることができる電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1発明によれば、第1ヒンジ部材と、第1ヒンジ部材に連結軸回りで回転自在に連結される第2ヒンジ部材と、連結軸の軸心に直交する仮想平面に平行に延びる第1回転軸回りで回転可能に第1ヒンジ部材に支持される第1筐体と、連結軸の軸心に直交する仮想平面に平行に延びる第2回転軸回りで回転可能に第2ヒンジ部材に支持される第2筐体とを備えることを特徴とする電子機器が提供される。
こういった電子機器では、例えば連結軸回りで第1および第2回転軸が第1平行姿勢に設定されると、第1および第2回転軸回りの回転に基づき第1筐体の表面に第2筐体の表面は重ね合わせられることができる。同様に、第1筐体の裏面に第2筐体の裏面は重ね合わせられることができる。第2回転軸が第1回転軸に対して第1平行姿勢から連結軸回りに180度の回転角で回転すると、第1および第2回転軸の間で第2平行姿勢が確立される。このとき、第1筐体の表面に第2筐体の裏面は重ね合わせられることができると同時に、第1筐体の裏面に第2筐体の表面は重ね合わせられることができる。例えばこういった第1および第2筐体が携帯電話端末装置に適用されると、携帯電話端末装置は、第1筐体の表面で入力ボタンを露出させつつ第1筐体で第2筐体内のディスプレイユニットを覆い隠すことができる。使用者は、ディスプレイユニットの傷つきや破損を懸念することなく入力ボタンを操作することができる。こういった携帯電話端末装置は例えば家電のリモコンとして大いに役立つことができる。
以上のような電子機器は、第3回転軸回りで回転可能に第2筐体を支持しつつ、第2回転軸回りで回転可能に第2ヒンジ部材に連結され、第2回転軸回りの回転に基づき連結軸に平行に第3回転軸を位置決めするブラケットをさらに備えてもよい。こういった電子機器では縦長姿勢の第1筐体に対して横長姿勢の第2筐体が実現されることができる。第2筐体は第1筐体に最大限に重ね合わせられることができる。電子機器の大型化はできる限り抑制されることができる。その一方で、第2筐体の周囲で第1筐体上で電子機器の操作は許容されることができる。こういった構造が携帯電話端末装置に適用されると、使用者は横長の画面に基づきダイヤルキーを操作することができる。操作中の指先の位置と画面の位置との間でずれは最小限に留められることができる。使用者は比較的に楽にダイヤルキーの操作を実現することができる。こういった携帯電話端末装置は例えばゲーム機として大いに役立つことができる。
以上のような電子機器の実現にあたっていわゆる三軸回り回転部品が提供されればよい。この三軸回り回転部品は、第1ヒンジ部材と、第1ヒンジ部材に連結軸回りで回転自在に連結される第2ヒンジ部材と、連結軸の軸心に直交する仮想平面に平行に延びる第1回転軸回りで回転可能に第1ヒンジ部材に支持される第1ブラケットと、連結軸の軸心に直交する仮想平面に平行に延びる第2回転軸回りで回転可能に第2ヒンジ部材に支持される第2ブラケットとを備えればよい。その他、前述の電子機器の実現にあたって、三軸回り回転部品は、第2ブラケットが第2回転軸回りで特定の姿勢を確立する際に連結軸に平行に延びる第3回転軸回りで回転可能に第2ブラケットに支持される第3ブラケットをさらに備えればよい。第1および第3ブラケットは例えば第1および第2筐体にそれぞれ一体化されてもよい。
第2発明によれば、第1筐体と、開閉軸回りで回転自在に第1筐体に連結されるヒンジ部材と、開閉軸に直交する仮想平面内に規定される第1回転軸回りで回転自在にヒンジ部材に連結されるブラケットと、開閉軸に直交しつつ第1回転軸を含む仮想平面内で第1回転軸に直交する第2回転軸回りで回転可能にブラケットに支持される第2筐体とを備えることを特徴とする電子機器が提供される。
こういった電子機器では縦長姿勢の第1筐体に対して横長姿勢の第2筐体が実現されることができる。第2筐体は第1筐体に最大限に重ね合わせられることができる。電子機器の大型化はできる限り抑制されることができる。その一方で、第2筐体の周囲で第1筐体上で電子機器の操作は許容されることができる。こういった構造が携帯電話端末装置に適用されると、使用者は横長の画面に基づきダイヤルキーを操作することができる。操作中の指先の位置と画面の位置との間でずれは最小限に留められることができる。使用者は比較的に楽にダイヤルキーの操作を実現することができる。こういった携帯電話端末装置は例えばゲーム機として大いに役立つことができる。ここでは、第1および第2回転軸は第1および第2筐体の左右対称面内に配置されればよい。
本発明の一実施形態に係る電子機器すなわち折り畳み式の携帯電話端末装置の正面図である。 受話器が裏返された状態を示す携帯電話端末装置の正面図である。 縦長の送話器に対して組み合わせられる横長の受話器を概略的に示す携帯電話端末装置の正面図である。 図3の4−4線に沿った三軸回り回転部品の拡大垂直断面図である。 三軸回り回転部品の分解斜視図である。 ブラケットおよびディスプレイ用筐体の間に組み込まれる回転機構モジュールの構造を概略的に示す拡大垂直断面図である。 図4の7−7線に沿った断面図に対応し、転倒防止機構の構造を概略的に示す拡大垂直断面図である。 図4の8−8線に沿った断面図に対応し、転倒防止機構の構造を概略的に示す拡大垂直断面図である。 図4の7−7線に沿った断面図に対応し、変形例に係る転倒防止機構の構造を概略的に示す拡大垂直断面図である。 図4の8−8線に沿った断面図に対応し、変形例に係る転倒防止機構の構造を概略的に示す拡大垂直断面図である。 二軸回り回転機構の構造を概略的に示す斜視図である。 背後から二軸回り回転機構の構造を概略的に示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
図1は電子機器の一具体例すなわち折り畳み式の携帯電話端末装置11を概略的に示す。この携帯電話端末装置11は送話器12と受話器13とを備える。送話器12は第1筐体すなわち本体筐体14を備える。本体筐体14内にはプリント基板(図示されず)が組み込まれる。周知の通り、プリント基板には例えばCPU(中央演算処理装置)やメモリといった処理回路が実装される。送話器12の表側平坦面にはオンフックボタン15aやオフフックボタン15b、ダイヤルキー15cといった入力ボタンが埋め込まれる。入力ボタンの操作に応じてCPUは様々な処理を実行する。本体筐体14は例えば強化樹脂材料から成形されればよい。
受話器13は第2筐体すなわちディスプレイ用筐体16を備える。ディスプレイ用筐体16には液晶ディスプレイ(LCD)パネルユニット17といった平面ディスプレイパネルユニットが組み込まれる。ディスプレイ用筐体16の表側平坦面にはディスプレイ用開口18が区画される。LCDパネルユニット17の画面はディスプレイ用開口18に臨む。LCDパネルユニット17の画面にはCPUの処理動作に応じて様々なテキストやグラフィックが表示される。ディスプレイ用筐体16は例えば強化樹脂材料から成形されればよい。
本体筐体14の表側平坦面には送話口19が区画される。送話口19内にはマイクが組み込まれる。ディスプレイ用筐体16の表側平坦面には受話口21が区画される。受話口21内にはスピーカが組み込まれる。通話にあたって携帯電話端末装置11の使用者はマイクから音声を入力する。スピーカは通話相手の音声を再生する。
送話器12と受話器13とは三軸回り回転部品(以下、「回転部品」)22で相互に連結される。この回転部品は第1および第2ヒンジ部材23、24を備える。第2ヒンジ部材24は、所定の直交軸VX回りで回転自在に第1ヒンジ部材23に連結される。第1ヒンジ部材23には第1水平軸FH回りで回転可能に本体筐体14が連結される。第1水平軸FHは、直交軸VXに直交する1仮想平面内に規定される。第1水平軸FHは直交軸VXに直交する。第1水平軸FHは、本体筐体14の一端でその表側平坦面に平行に設定される。こうして第1水平軸FH回りに直交軸VXの揺動は実現される。
第2ヒンジ部材24には第2水平軸SH回りで回転可能にブラケット25が連結される。第2水平軸SHは、直交軸VXに直交する1仮想平面内に規定される。第2水平軸SHは直交軸VXに直交する。こうしてブラケット25は第2水平軸SH回りで直交軸VXに対して揺動することができる。同時に、前述の直交軸VXの揺動に基づき第1水平軸FH回りで第2水平軸SHの円弧移動は実現される。ブラケット25には回転軸RX回りで回転自在にディスプレイ用筐体16が連結される。
いま、第1および第2平行軸FH、SHが直交軸VX回りで第1平行姿勢に設定されると、図1に示されるように、送話器12および受話器13はともに正面を向く。このとき、ブラケット25上で回転軸RX回りに本体筐体14の縦長姿勢に対してディスプレイ用筐体16の縦長姿勢が確立されると、ディスプレイ用筐体16の表側平坦面が内向きに本体筐体14の表側平坦面に重ね合わせられることができる。携帯電話端末装置11は閉じられる。第1折り畳み状態が確立される。ディスプレイ用筐体16の表側平坦面と本体筐体14の表側平坦面とは直交軸VXに直交する。この携帯電話端末装置11ではディスプレイ用筐体16の裏側が本体筐体14の裏側に重ね合わせられることができる。ディスプレイ用筐体16の表側平坦面は外向きに露出する。同時に、本体筐体14の表側平坦面は外向きに露出する。LCDパネルユニット17の画面は露出を維持する。こうして第2折り畳み状態が確立される。
次に、第2平行軸SHが第1平行軸FHに対して前述の第1平行姿勢から180度の回転角で直交軸VX回りに回転すると、図2に示されるように、第1および第2平行軸FH、SHの間で第2平行姿勢が確立される。受話器13は裏返される。このとき、ディスプレイ用筐体16の裏側が本体筐体14の表側平坦面に重ね合わせられることができる。ディスプレイ用筐体16の表側平坦面は外向きに露出する。LCDパネルユニット17の画面は露出を維持する。こうして第3折り畳み状態が確立される。ディスプレイ用筐体16の表側平坦面と本体筐体14の表側平坦面とは直交軸VXに直交する。使用者は被写体にカメラレンズを向けながらLCDパネルユニット17の画面上で画像を確認することができる。
ここでは、ディスプレイ用筐体16の表側平坦面が本体筐体14の裏側に重ね合わせられることができる。したがって、LCDパネルユニット17の画面は本体筐体14で完全に覆われる。その一方で、本体筐体14の表側平坦面は露出を維持する。こうして第4折り畳み状態は確立される。使用者は、LCDパネルユニット17の傷つきや破損を懸念することなくオンフックボタン15a、オフフックボタン15b、ダイヤルキー15c、その他の入力ボタンを操作することができる。こういった第4折り畳み状態の携帯電話端末装置11は例えば家電のリモコンとして大いに役立つことができる。
前述の第3折り畳み状態ではブラケット25は直交軸VXに平行に回転軸RXを位置決めする。このとき、ブラケット25に対して回転軸RX回りでディスプレイ用筐体16が回転すると、例えば図3に示されるように、本体筐体14の縦長姿勢に対してディスプレイ用筐体16の横長姿勢が確立される。携帯電話端末装置11の第5折り畳み状態が確立される。ディスプレイ用筐体16は本体筐体14に最大限に重ね合わせられる。したがって、LCDパネルユニット17の画面は最大限に本体筐体14上に配置されることができる。携帯電話端末装置11の大型化は回避されることができる。携帯電話端末装置11は十分に使用者の手中に収まることができる。その一方で、例えばディスプレイ用筐体16の周囲でダイヤルキー15cの露出は維持される。使用者は横長の画面に基づきダイヤルキー15cを操作することができる。操作中の指先の位置と画面の位置との間でずれは最小限に留められることから、使用者は比較的に楽にダイヤルキー15cの操作を実施することができる。こういった第5折り畳み状態の携帯電話端末装置11は例えばゲーム機として大いに役立つことができる。
図4に示されるように、回転機構22では第1ヒンジ部材23の平坦面23aに第2ヒンジ部材24の平坦面24aは重ね合わせられる。平坦面23a、24a同士の間で滑りは許容される。第1および第2ヒンジ部材23、24には連結軸26がはめ込まれる。連結軸26の軸心は平坦面23a、24aに直交する。連結軸26は第1ヒンジ部材23に固定される。第2ヒンジ部材24は連結軸26回りで回転することができる。連結軸26には中空空間27が区画される。中空空間27は軸方向に連結軸26を貫通する。
第1ヒンジ部材23には軸受け28が形成される。軸受け28には第1ヒンジ軸29が回転自在にはめ込まれる。第1ヒンジ軸29には本体筐体14が結合される。第1ヒンジ軸29の軸心は前述の第1水平軸FHに一致する。こうして本体筐体14は第1水平軸FH回りで回転可能に第1ヒンジ部材23に支持される。
第1ヒンジ部材23には、第1ヒンジ軸29に同軸に中空の円筒部材31が装着される。円筒部材31の中空空間は一端で本体筐体14の内部空間に接続される。中空空間の他端は第1ヒンジ部材23内で連結軸26の中空空間27に接続される。
同様に、第2ヒンジ部材24には軸受け32が形成される。軸受け32には第2ヒンジ軸33が回転自在にはめ込まれる。第2ヒンジ軸33にはブラケット25が結合される。第2ヒンジ軸33の軸心は前述の第2水平軸SHに一致する。こうしてブラケット25すなわちディスプレイ用筐体16は第2水平軸SH回りで回転可能に第2ヒンジ部材24に支持される。
第2ヒンジ部材24には、第2ヒンジ軸33に同軸に中空の円筒部材34が装着される。円筒部材34の中空空間は一端でブラケット25の内部空間に接続される。中空空間の他端は第2ヒンジ部材24内で連結軸26の中空空間27に接続される。こうして円筒部材31の中空空間、連結軸26の中空空間27および円筒部材34の中空空間の働きでブラケット25の内部空間は本体筐体14の内部空間に接続される。これら中空空間内には本体筐体14およびディスプレイ用筐体16の間で延びる配線ケーブル35が配置される。配線ケーブル35は例えば本体筐体14内のCPUとディスプレイ用筐体16内のLCDパネルユニット17とを接続する。
連結軸26には、第1ヒンジ部材23に回転不能にはめ込まれる大径部36が区画される。大径部36は例えば第1ヒンジ部材23に圧入される。大径部36の先端には大径部36よりも小径の小径部37が接続される。小径部37は第2ヒンジ部材24を貫通する。第2ヒンジ部材24の外側から小径部37には抜け止め部材38が結合される。こうして第2ヒンジ部材24は連結軸26に連結される。
第2ヒンジ部材24には第1ヒンジ部材23に向かって開口する収容空間39が区画される。連結軸26の小径部37は収容空間39を突き抜ける。収容空間39には環状の凹カム部材41、環状の凸カム部材42および2枚の皿ばね43、43が収容される。凹カム部材41、凸カム部材42および皿ばね43は収容空間39内で順番に連結軸26の小径部37に装着される。凹カム部材41は大径部36の段差面に受け止められる。皿ばね43、43の働きで凸カム部材42は凹カム部材43に押し付けられる。
図5から明らかなように、連結軸26の小径部37は軸心に平行な2平面で切り欠かれる。凹カム部材41の受け入れ孔41aは小径部37の外形に象られる。その結果、連結軸26回りで連結軸26と凹カム部材41との相対回転は阻止される。凹カム部材41は連結軸26とともに第1ヒンジ部材23上で静止状態を維持する。
凸カム部材42には円形の受け入れ孔42aが区画される。したがって、凸カム部材42は連結軸26回りで回転することができる。その一方で、凸カム部材42には遠心方向に延びる1対の突起42b、42bが形成される。これらの突起42bは、収容空間39内で第2ヒンジ部材24の内壁に区画される溝(図示されず)にはめ合わせられる。その結果、連結軸26回りに第2ヒンジ部材24と凸カム部材42との間で相対回転は阻止される。連結軸26回りに第2ヒンジ部材24が回転すると、凸カム部材42は連れ回りで連結軸26回りに回転する。しかも、連結軸26の軸方向に連結軸26と凸カム部材42との間では相対移動が許容される。
第1ヒンジ部材23に対して第2ヒンジ部材24の相対回転が引き起こされると、凸カム部材42は凹カム部材41に対して連結軸26回りで相対的に回転する。凸カム部材42と凹カム部材41との噛み合いに基づき、前述の第1平行姿勢や第2平行姿勢でいわゆるクリック感が実現されることができる。
第1ヒンジ部材23にはヒンジカバー44が装着される。ヒンジカバー44は第1ヒンジ部材23の外面を覆う。このヒンジカバー44では湾曲部44aの働きで相互に向き合う内壁面が区画される。内壁面には爪45、45…が形成される。湾曲部44aには所定の弾性力が付与される。内壁面同士の間に第1ヒンジ部材23が挟み込まれると、爪45は、第1ヒンジ部材23の外面に区画される溝46に係り合う。湾曲部44aの弾性力に基づき爪45は溝46内に保持される。第2ヒンジ部材24には同様にヒンジカバー44が装着される。
図6に示されるように、ブラケット25とディスプレイ用筐体16との間には回転機構モジュール47が組み込まれる。この回転機構モジュール47は軸部材48を備える。軸部材48の外周面は円筒面に形成される。軸部材48は、ブラケット25に形成される開口25aに受け入れられる。軸部材48にはその軸方向に貫通する中空空間48aが区画される。
軸部材48は円筒面の前端でディスプレイ用筐体16の外面に重ね合わせられる。軸部材48はディスプレイ用筐体16に固定される。固定にあたって例えばねじ49が用いられる。ディスプレイ用筐体16には軸部材48の中空空間48aに同軸に開口51が形成される。こうして中空空間48aはディスプレイ用筐体16の内部空間とブラケット25の内部空間とを接続する。こうした中空空間48aの働きで前述の回転部品22に向かってLCDパネルユニット17の配線ケーブル35は引き出されることができる。
軸部材48では円筒面の後端にフランジ53が形成される。フランジ53とディスプレイ用筐体16の外面との間には軸受け板54が配置される。この軸受け板54には円形の開口54aが穿たれる。この開口54a内に軸部材48の円筒面は受け入れられる。軸部材48はその軸心回りに開口54a内で回転することができる。すなわち、開口54aは軸受けとして機能する。軸部材48の軸心は前述の回転軸RXに一致する。軸受け板54はブラケット25に固定される。こういった固定にあたって例えばねじ55が用いられる。
前述の回転機構22では、例えば図7に示されるように、第2ヒンジ部材24の転倒防止機構56が組み込まれてもよい。この転倒防止機構56は、第1ヒンジ部材23に覆い被さるヒンジカバー44の湾曲部44aから外側に向かって突出する突起57を備えればよい。こういった突起57はヒンジカバー44内で第1水平軸FHに平行に変位するストッパ部材58に区画されればよい。ストッパ部材58の移動はヒンジカバー44で案内されればよい。こういった変位に基づきストッパ部材58は第1および第2位置に位置決めされる。ストッパ部材58には摘み59が形成される。この摘み59はヒンジカバー44の外側に露出する。ストッパ部材58の位置決めにあたって携帯電話端末装置11の使用者は摘み59を利用することができる。図7から明らかなように、ストッパ部材58が第1位置に位置決めされると、突起57は本体筐体14の外面に接触する。したがって、第1水平軸FH回りで連結軸26の回転は阻止される。連結軸26は起立姿勢を保持する。第2ヒンジ部材24の転倒は阻止される。図8に示されるように、ストッパ部材58が第2位置に位置決めされると、突起57は本体筐体14の溝61に向き合わせられる。この溝61は、第1水平軸FH回りに突起57の軌道に沿って延びる。したがって、突起57と本体筐体14との接触は回避される。その結果、第1水平軸FH回りで連結軸26の回転は許容される。第2ヒンジ部材24は転倒することができる。
その他、例えば図9に示されるように、転倒防止機構56では突起57はヒンジカバー44の湾曲部44aに固定されてもよい。この場合には、筐体本体14内に可動部材62が収容される。この可動部材62に溝61は形成される。可動部材62は第1水平軸FHに沿って第1および第2位置の間で移動する。ここでは、こういった移動の実現にあたって可動部材62には1対の摘み63a、63bが形成される。一方の摘み63aは本体筐体14の表面で露出する。他方の摘み63bは本体筐体14の裏面で露出する。携帯電話端末装置11の使用者は本体筐体14の表裏いずれからも可動部材62の移動を達成することができる。図9から明らかなように、可動部材62が第1位置に位置決めされると、突起57は可動部材62の平坦面62aに接触する。平坦面62aは本体筐体14の外面に面一に広がる。したがって、第1水平軸FH回りで連結軸26の回転は阻止される。連結軸26は起立姿勢を保持する。第2ヒンジ部材24の転倒は阻止される。図10に示されるように、可動部材62が第2位置に位置決めされると、突起57は可動部材62の溝61に向き合わせられる。突起57と可動部材との接触は回避される。その結果、第1水平軸FH回りで連結軸26の回転は許容される。第2ヒンジ部材24は転倒することができる。
以上のような携帯電話端末装置11では、前述の三軸回り回転部品22に代えて二軸回り回転部品が用いられてもよい。図11に示されるように、二軸回り回転部品(以下「回転部品」)71は1対の軸受け72、72を備える。軸受け72、72は、相互に離れた位置で同軸に配置される。軸受け72は1枚の金属板から打ち抜き成型されればよい。軸受け72は本体筐体14に固定される。固定にあたって例えばねじ(図示されず)が用いられる。ねじは、ねじ孔72aを貫通した後に本体筐体14にねじ込まれる。
軸受け72、72には1本の軸体73が回転自在に支持される。軸体73は個々の軸受け72、72に個別に支持される支軸74を備える。支軸74同士の間には支持部材75が配置される。支持部材75は軸体73の軸心から変位した位置に配置される。その結果、支持部材75に隣接して軸体73の軸心回りには収容空間76が確保される。支持部材75は一体成形に基づき支軸74同士を連結する。こうして支持部材75および支軸74は1部材の軸体73を構成する。軸体73の軸心はいわゆる開閉軸HXを確立する。
支持部材75には第1回転軸VX回りで回転自在に前述のブラケット25が連結される。前述のように、ブラケット25にはディスプレイ用筐体16が連結される。ブラケット25およびディスプレイ用筐体16の間には前述の回転機構モジュール47が組み込まれる。第1回転軸VXは開閉軸HXに直交する仮想平面内に規定される。回転機構モジュール47の回転軸RXすなわち第2回転軸は、開閉軸HXに直交しつつ第1回転軸VXを含む仮想平面内で第1回転軸VXに直交する。
ブラケット25および支持部材75の間には軸カバー77が配置される。この軸カバー77はブラケット25に不動に連結される。すなわち、ブラケット25が第1回転軸VX回りで回転すると、軸カバー77は連れ回りで第1回転軸VX回りに回転する。
図12から明らかなように、一方の支軸74には第1貫通空間78が形成される。この第1貫通空間78は開閉軸HXに沿って支軸74を貫通する。こうして第1貫通空間78は軸受け72を貫通する。第1貫通空間78の一端は前述の収容空間76に開口する。こうして前述の収容空間76から軸受け72の外側に向かって配線ケーブル35は導かれることができる。
図12に示されるように、ブラケット25は第1回転軸VX回りで相対回転自在に筒体79に取り付けられる。筒体79は第1回転軸VXに同軸に支持部材75に固定される。筒体79には第2貫通空間81が形成される。この第2貫通空間81は筒体79の軸方向に筒体79を貫通する。第2貫通空間81の一端は前述の収容空間76に開口する。こうして前述の収容空間76からブラケット25の外側に向かって配線ケーブル35は導かれることができる。配線ケーブル35は開閉軸HXおよび筒体79の軸心に沿って軸受け72からブラケット25まで導かれる。

Claims (6)

  1. 第1ヒンジ部材と、第1ヒンジ部材に連結軸回りで回転自在に連結される第2ヒンジ部材と、連結軸の軸心に直交する仮想平面に平行に延びる第1回転軸回りで回転可能に第1ヒンジ部材に支持される第1筐体と、連結軸の軸心に直交する仮想平面に平行に延びる第2回転軸回りで回転可能に第2ヒンジ部材に支持される第2筐体とを備えることを特徴とする電子機器。
  2. 請求の範囲第1項に記載の電子機器において、第3回転軸回りで回転可能に第2筐体を支持しつつ、前記第2回転軸回りで回転可能に第2ヒンジ部材に連結され、第2回転軸回りの回転に基づき連結軸に平行に第3回転軸を位置決めするブラケットをさらに備えることを特徴とする電子機器。
  3. 第1ヒンジ部材と、第1ヒンジ部材に連結軸回りで回転自在に連結される第2ヒンジ部材と、連結軸の軸心に直交する仮想平面に平行に延びる第1回転軸回りで回転可能に第1ヒンジ部材に支持される第1ブラケットと、連結軸の軸心に直交する仮想平面に平行に延びる第2回転軸回りで回転可能に第2ヒンジ部材に支持される第2ブラケットとを備えることを特徴とする三軸回り回転部品。
  4. 請求の範囲第3項に記載の三軸回り回転部品において、前記第2ブラケットが前記第2回転軸回りで特定の姿勢を確立する際に前記連結軸に平行に延びる第3回転軸回りで回転可能に前記第2ブラケットに支持される第3ブラケットをさらに備えることを特徴とする三軸回り回転部品。
  5. 第1筐体と、開閉軸回りで回転自在に第1筐体に連結されるヒンジ部材と、開閉軸に直交する仮想平面内に規定される第1回転軸回りで回転自在にヒンジ部材に連結されるブラケットと、開閉軸に直交しつつ第1回転軸を含む仮想平面内で第1回転軸に直交する第2回転軸回りで回転可能にブラケットに支持される第2筐体とを備えることを特徴とする電子機器。
  6. 請求の範囲第5項に記載の電子機器において、前記第1および第2回転軸は前記第1および第2筐体の左右対称面内に配置されることを特徴とする電子機器。
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