JP2007194853A - 折り畳み式携帯通信機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】折り畳み式の携帯電話機100は、第二の筐体2の操作面の開閉軸4の近傍に、第一の筐体1の表示面に向けて突出する第一の凸部28aが形成され、この第一の凸部28aの近傍にマイク孔251が形成されている。
【選択図】図1
Description
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、マイク孔を指で塞ぐことを防止できるとともに、各筐体を折り畳んだ際にガタつきを防げ、さらに表示部を表にして折り畳んだ場合でも通話することのできる折り畳み式携帯通信機を提供することを目的としている。
また、マイク孔が開閉軸の近傍に設けられているので、第一の筐体を回動軸を中心として回動させ、表示部を表にして折り畳んだ場合でも第一の筐体を開くことなく容易に通話に対応することができる。
図1は、携帯電話機100の開いた状態における斜視図、図2は、図1における正面図、図3は、図1における背面図である。
折り畳み式携帯電話機100は、液晶ディスプレイ(表示部)14や受話用スピーカ(受話部)15が設けられた第一の筐体1と、操作キー群(操作部)24や送話用マイク(送話部)252(図7参照)が設けられた第二の筐体2とが開閉自在に連結されている。
フロントケース12とリアケース13との間には、液晶ディスプレイ14を構成する表示部側基板等を支持する中ケース(図示しない)やスピーカ15等が収納されている。
また、中ケースには、第一の筐体1と第二の筐体2とを開いた状態で第一の筐体1を第二の筐体2に対して回動動作させる際に中心となる上下に延在する回動軸3が第一のブラケット(図示しない)によって固定されている。回動軸3の下端部には、回動軸3と垂直となるように第二の筐体2側に延在する第二のブラケット5が取り付けられ、この第二のブラケット5の第二の筐体2側に延在する端部が、第二の筐体2に対して開閉動作させる際に中心となる左右に延在する開閉軸4に連結されている。そして、回動軸3及び第二のブラケット5の一部は、フロントヒンジケース16及びリアヒンジケース17に覆われて外側から見えないようになっている。また、第二のブラケット5の残余の部分及び開閉軸4は、開閉軸部フロントカバー18及び開閉軸部リアカバー19で覆われて外側から見えないようになっている。
フロントケース22とリアケース23との間には、折り畳み式携帯電話機100全体を制御するメインプロセッサ等が設けられた回路基板を支持する中ケース(図示しない)、操作キー群24、マイク252、バッテリー(図示しない)、カメラユニット26等が収納されている。
フロントケース22は、表面側に窪んだ略箱状のものであり、フロントケース22の表面には内部に収容した操作キー群24のうちの複数のキートップ242a〜242jが表面に露出するようにキートップ242a〜242jの周囲を表面側から囲む平面視略長方形状の開口部221が形成されている。また、フロントケース22の上端部には、開閉軸4が配置される平面視略矩形状の切欠部222が形成されている。なお、開閉軸4は前述したように開閉軸部フロントカバー18及び開閉軸部リアカバー19に覆われて外側から見えないようになっている。
リアケース23は、裏面側に窪んだ略箱状のものであり、その底面には内部に収容したバッテリーを外部に取り出し可能とする開口部が形成され、開口部がバッテリーカバー231によって覆われている。また、リアケース23の底面には内部に収容したカメラユニット26のレンズ部261やカメラの起動時や撮影時に点灯・点滅するランプ233、撮影用の照明ライト234、赤外線ポート235等が露出されている。
また、第二の筐体2の中ケースの裏面側には図示しないがメインプロセッサ、メモリ、モデム、TVチューナ、電源IC等が設けられた回路基板が組み付けられており、表面側に、ドームスイッチのような可動接点と固定接点とを備えた薄型の押圧式スイッチが複数設けられたキー基板240(図6参照)が組み付けられている。
複数のキートップ242には、ダイヤルキー242a、発信キー242b、電源/終了キー242c、メモ/クリアキー242d、十字キー242e、決定キー242f、アプリキー242g、メールキー242h、アドレス帳キー242i、ネット接続キー242jがあり、これらが所定位置に配置されている。
そして、これら複数のキートップ242a〜242jをフロントケース22の開口部221から露出させるとともに、中フレーム241の周囲を表面側から囲むようにフロントケース22がリアケース23に組み合わされることにより、操作キー群24がフロントケース22とリアケース23に挟持されている。
図4〜図7に示すように、操作キー群24を構成する中フレーム241の左上及び右上のコーナー部には、各コーナー部に沿って円弧状に隆起した第一の凸部28a,28bが形成されている。これら第一の凸部28a,28bは、第一の筐体1及び第二の筐体2を折り畳んだ際に、回動軸3及び開閉軸4による各筐体1,2のガタつきを防止するためのものであり、ゴムのような弾性体で形成されている。また、左上のコーナー部に設けた第一の凸部28aの近傍、すなわち第一の凸部28aの開閉軸4側とは反対側の根元に中フレーム241を貫通するマイク孔251が形成されている。マイク孔251の裏面にはマイク252が、中フレーム241の側縁部から外方に突出して取り付けられている。したがって、マイク孔251の近傍に通話者の指Yが当たっても第一の凸部28aに指Yが当たることで、第一の凸部28aと指Yとの間に隙間Sが形成されることからマイク孔251が指Yで塞がれないようになっている。
図10に示すように、第一の筐体1の液晶ディスプレイ14を外側にして折り畳んだ状態における、第一の筐体1の右側面(図11(a)参照)には、マナーメニューを呼び出し、マナーモードの設定及び解除を行うマナーキー101や、上述の決定キー242fと同様の機能を有するサイド決定キー102、TVモードを起動するTVキー103、上述の十字キー242eのうち上キーと下キーと同様の機能を有するサイド上下キー(TVモード時には音量調整が可能なキー)104が設けられている。
また、液晶ディスプレイ14を外側にして折り畳んだ状態における、第二の筐体2の右側面(図11(a)参照)、すなわち、リアケース23の右側面には、TV用アンテナ27が収納される収納部201が第二の筐体2の長手方向に沿って形成され、この収納部201にTV用アンテナ27が収納されている。また、フロントケース22の右側面には、メモリーカードスロット202が設けられ、さらに、上述の十字キー242fのうち左キーと右キーと同様の機能を有するサイド左右キー(TVモード時にはチャンネルの切り替えが可能なキー)203、カメラのシャッタキー204が設けられている。
図5(a)及び図8に示すように液晶ディスプレイ14が内側となるように折り畳んだ状態では、第一の凸部28a,28b及び第二の凸部29が第一の筐体1のフロントケース12の表面に当接することによって、第一の筐体1の内面(表示面)及び第二の筐体2の内面(操作面)とが固定される。
そして、図1に示すように開閉軸4を中心として第一の筐体1を第二の筐体2に対して開くことによって第二の筐体2の内面に配置されたキートップ(十字キー242e等)242a〜242jを押下でき、所望の操作を行うことができる。このとき、誤って指Yがマイク孔251に触れてもマイク孔251の近傍に第一の凸部28aが形成されているので、第一の凸部28aに指が接触することによって指Yとマイク孔251との間に隙間S(図4参照)が設けられる。
この開いた状態から回動軸3を中心として第一の筐体1を180度回転させることにより液晶ディスプレイ16を外側に向けた後、開閉軸4を中心として図5(b)及び図10に示すように折り畳む。液晶ディスプレイ14が外側となるように折り畳んだ状態では、第一の凸部28a,28b及び第二の凸部29が第一の筐体1のリアケース13の表面に当接することによって、第一の筐体1の外面及び第二の筐体2の内面(操作面)とが固定される。
また、マイク孔251が開閉軸4の近傍に設けられているため、第一の筐体1を回動軸3を中心として回動させ液晶ディスプレイ14を表にして折り畳んだ場合でも、第一の筐体1を開くことなく容易に通話に対応することができる。
例えば、上記実施の形態では第二の筐体2の操作面、中フレーム241の左上のコーナー部に第一の凸部28a,28b及びマイク孔251を形成したが、第二の筐体2のフロントケース22側、すなわち、開口部221を形成する左上又は右上のコーナー部に形成しても構わない。
2 第二の筐体
3 回動軸
4 開閉軸
14 液晶ディスプレイ(表示部)
15 スピーカ(受話部)
24 操作キー群(操作部)
28a 第一の凸部
29 第二の凸部
100 携帯電話機(折り畳み式携帯通信機)
251 マイク孔
252 マイク(送話部)
Claims (2)
- 表示部及び受話部を有する第一の筐体と操作部及び送話部を有する第二の筐体とを互いに開閉動作させる際に中心となる開閉軸と、前記第一の筐体と前記第二の筐体とを開いた状態で前記第一の筐体を前記第二の筐体に対して回動動作させる際に中心となる回動軸と、を備えた折り畳み式携帯通信機において、
前記第一の筐体と前記第二の筐体とを折り畳んだ際に互いに対向する面のうち、一方の対向面の前記開閉軸の近傍に、他方の対向面に向けて突出する第一の凸部が形成され、前記第一の凸部の近傍にマイク孔が形成されていることを特徴とする折り畳み式携帯通信機。 - 前記第一の筐体と前記第二の筐体とを折り畳んだ際に互いに対向する面のうち、一方の対向面の前記開閉軸と反対側の端部側に、他方の対向面に向けて突出する第二の凸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式携帯通信機。
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2006
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