JP5234804B2 - 筐体構造、及び携帯機器 - Google Patents

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Description

本発明は、2軸ヒンジによる筐体構造と、その筐体構造を備える携帯機器に関する。
操作部を有する本体部と、表示部を有する蓋部と、蓋部を本体部に対して縦方向に回転させる第1回転軸と、横方向に回転させる第2回転軸とを備える2軸ヒンジの連結部とからなる携帯電話機が特許文献1に記載されている。
特許第4216887号公報
ところで、特許文献1のように横方向の端部に第2回転軸を備える筐体では、折り畳み状態において筐体の第2回転軸と反対側の端部から力を加えると筐体ががたつく、ずれるといった問題があった。
本発明の課題は、2軸ヒンジによる筐体構造の折り畳み状態でのがたつき、ずれを防止することである。
以上の課題を解決するため、請求項に記載の発明は、筐体構造であって、第1筐体と、第2筐体と、前記第1筐体と前記第2筐体とを第1方向に開閉可能に接続する第1回転軸と、前記第1筐体と前記第2筐体とを前記第1方向と異なる第2方向に開閉可能に接続する第2回転軸と、前記第1回転軸及び前記第2回転軸を収納する第3筐体とを備え、前記第2筐体には前記第3筐体と係合する係合部が設けられており、前記係合部は前記第2筐体の前記第3筐体との対向面であって前記第2回転軸と反対側の端部から突設されたフックであり、前記第3筐体には前記フックが係合する凹部が設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、携帯機器であって、請求項1に記載の筐体構造を備えることを特徴とする。
本発明によれば、2軸ヒンジによる筐体構造の折り畳み状態でのがたつき、ずれを防止することができる。
本発明を適用した携帯機器の一実施形態の構成を示すもので、携帯電話の折り畳み状態を示した斜視図である。 図1の携帯電話を縦方向に開放した状態を示した斜視図である。 図1の携帯電話を横方向に開放した状態を示した斜視図である。 図1の携帯電話のムービースタイル状態を示した斜視図である。 図1の折り畳み状態でのヒンジユニットを示した図である。 図1の折り畳み状態での配線の仕方を示した図である。 図5のヒンジユニットと図6の配線を組み合わせた拡大斜視図である。 図7のヒンジユニットの折り畳み状態に対応した斜視図である。 図1の折り畳み状態の携帯電話を他端側から見た拡大図である。 図2の縦方向開放状態での画面とカメラの方向を示した図である。 図10と反対側から見た図である。 図10と反対側でバンパー部も示した図である。 図8のヒンジユニットの縦方向開放状態に対応した図である。 図3の横方向開放状態でのブックスタイルを示した図である。 図8のヒンジユニットのブックスタイルに対応した図である。 図4のムービースタイルでの画面とカメラの方向を示した図である。 図16の上方向から見た平面図である。 図16のムービースタイルでの反対側から見た持ち方を示した図である。 図8のヒンジユニットのムービースタイルに対応した図である。 携帯電話の折り畳み状態を示した模式図である。 携帯電話の第1の変形例を示す斜視図である。 携帯電話の第2の変形例を示す斜視図である。 携帯電話の第3の変形例を示す図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
(実施形態)
図1から図4は本発明を適用した携帯機器の一実施形態の構成として携帯電話を示したもので、1は第1筐体、2は第2筐体、3は第3筐体、4は操作部、5は表示部、6はアンテナ、7は入力部(撮影部)、8は照明部である。
携帯電話は、図示のように、第1筐体1と第2筐体2と第3筐体3は後述する2軸ヒンジユニット10を介して結合されている。第1筐体1には操作部4が設けられ、第2筐体2には表示部5及びアンテナ6が設けられ、第3筐体3には入力部としての撮影部7及び照明部8が設けられている。
図5及び図8は第3筐体3の内部に組み込まれる2軸ヒンジユニット10を示したもので、11は第1回転軸、12は第2回転軸、13は第3筐体3のフレーム、21は第1取付部材、22は第2取付部材である。
2軸ヒンジユニット10は、図示のように、左右一対の第1回転軸11と、右側の第2回転軸12と、中央の第3筐体3のフレーム13と、第1回転軸11の各々に設けた左右一対の第1取付部材21と、第2回転軸12に設けた第2取付部材22とから構成される。
すなわち、第1回転軸11は、軸線を左右方向に向けた中空状のもので、フレーム13の左右両側面にネジ止め固定したブラケット14の下部に軸受部材を介して各々回転自在に一体化されている。この第1回転軸11には、その軸線に対し直交方向に延びて第1筐体1の内部にネジ止め固定されるアーム状の第1取付部材21が各々圧入嵌合して一体化されている。この第1取付部材21の回転角度は、第1回転軸11の軸受部材との係合構造により約180度等に制限される。なお、図示左側の第1回転軸11は、90度等の所定角度に対応するクリック感が得られる軸受部材15を介してフレーム13に組み付けられている。
そして、第2回転軸12は、軸線を前後方向に向けた中空状のもので、フレーム13の図示右側面のブラケット14の上部に一体に形成した突出部16に軸受部材を介して回転自在に一体化されている。この第2回転軸12には、その軸線に対し直交方向に延びて第2筐体2の内部にネジ止め固定されるアーム状の第2取付部材22が圧入嵌合して一体化されている。この第2取付部材22の回転角度は、第2回転軸12の外周に形成された溝12aに突出部16に設けられた係合片16aが係合することで制限される。
図6は第1配線31及び第2配線32を示し、図7は2軸ヒンジユニット10と第1配線31及び第2配線32を組み合わせた図である。
すなわち、第1配線31は、第1筐体1内の基板に接続されるコネクタ31aを一端に備えて第3筐体3内の基板に接続されるコネクタ31cを他端に備えるもので、図7において右側の第1回転軸11の中空部内に通されている。
そして、第2配線32は、第1筐体1内の基板に接続されるコネクタ32aを一端に備えて第2筐体2内の基板に接続されるコネクタ32bを他端に備えるもので、図7において右側の第1回転軸11の中空部内に通して第2回転軸12の中空部内に通されている。
また、第1筐体1内の基板に接続される端子33aを一端に備えて第2筐体2内の基板に接続される端子33bを他端に備えるアンテナ線33も、第2配線32と同様に、図7において右側の第1回転軸11の中空部内に通して第2回転軸12の中空部内に通されている。
図9は図1の折り畳み状態の携帯電話を他端側から見て拡大したもので、第3筐体3は下ケース34及び上ケース35から構成されていて、上ケース35より幅狭の下ケース34は第1筐体1の端部に形成した凹所1aに位置している。この下ケース34と第1筐体1の凹所1aの両側に位置する突出部1bとの間に第1回転軸11が貫通して、これにより、第3筐体3は第1筐体1に対し第1回転軸11を中心に縦方向に開閉可能である。
また、図示のように、折り畳み状態において、上ケース35は第2筐体2の延長上に位置している。この上ケース35と第2筐体2との一側部の間に第2回転軸12が貫通して、これにより、第2筐体2は第3筐体3に対し一側部の第2回転軸12を中心に横方向に開閉可能である。
そして、下ケース34の上部左右には、上ケース35の開放部を閉じる突出部が形成されており、この突出部の下面にゴム等の柔らかい材質の緩衝材によるバンパー23が設けられている。
さらに、下ケース34の突出部と上ケース35の側面との間に、ロック解除ボタン24が組み付けられている。このロック解除ボタン24のスライド操作により、第3筐体3の端面から突出する方向にバネで付勢されて、第2筐体2の端面に形成された凹部(不図示)に係合するロック爪(不図示)を後退させてロックが解除される。
図2、図3に示すように、第1筐体1には、凹所1aの操作部4側の端部に凹部1cが設けられている。また、第1筐体1の第2筐体2と対向する面には、第3筐体3とは反対側の端部に、凹部1dが設けられている。
また、図2、図3に示すように、第2筐体2の第1筐体1と対向する面には、第3筐体3側の端部にリブ2aが、第3筐体3とは反対側の端部に、凸部2bが設けられている。
第1筐体1上に第2筐体2を重ねて折り畳んだ状態では、図20に示すように、凹部1cにリブ2aが、凹部1dに凸部2bが嵌まり、第1筐体1と第2筐体2とが固定される。このため、折り畳んだ状態における第1筐体1と第2筐体2とのがたつきを防止し、外力に耐えうる構造となる。また、凹部1cにリブ2aを、凹部1dに凸部2bを嵌めることで、携帯電話を折り畳んだ状態での第1筐体1と第2筐体2とのずれを矯正することができる。さらに、凹部1c、1d及びリブ2a、凸部2bは、いずれも第1筐体1上に第2筐体2を重ねて折り畳んだ状態では携帯電話の内側に配置されるため、すっきりとしたデザインにすることができる。
図1及び図9は第1筐体1上に第2筐体2を重ねて折り畳んだ状態を示したもので、図8はその折り畳み状態に対応した2軸ヒンジユニット10を示したものである。すなわち、フレーム13から第1取付部材21及び第2取付部材22は同一方向に平行に向いている。
次に、図2及び図10から図12は第1筐体1に対し第2筐体2及び第3筐体3を、第1回転軸11を中心に縦方向に開放した通常オープンスタイルを示したもので、図10及び図11において、矢印Aで示す方向は撮影部7の向きを示し、矢印Bで示す方向は表示部5の画面の向きを示している。そして、図13はその通常オープンスタイルに対応した2軸ヒンジユニット10を示したものである。すなわち、フレーム13に対し第1取付部材21と第2取付部材22が互いに反対方向に向いている。
以上の通常オープンスタイルにおいて、第1筐体1に対し第2筐体2及び第3筐体3を、第1回転軸11を中心に縦方向に開く際に、バンパー23は、第1筐体1の突出部1bの背面に当接して衝撃を緩衝する。
このように、通常オープンスタイルで緩衝するバンパー23は、デザイン性を考慮し、折り畳み状態において第3筐体3の内側面に設けられて外観から見えない位置に配置されている。
次に、図3及び図14は第1筐体1及び第3筐体3に対し第2筐体2を、第2回転軸12を中心に横方向に開放して表示部5を横長としたブックスタイルを示したもので、図15はそのブックスタイルに対応した2軸ヒンジユニット10を示したものである。すなわち、折り畳み状態時におけるフレーム13及び第1取付部材21に対し第2取付部材22が一側方に向いている。
次に、図4及び図16から図18は第1筐体1に対し第2筐体2及び第3筐体3を、第1回転軸11を中心に90度回転して表示部5を横長としたムービースタイルを示したもので、図16及び図17において、矢印Aで示す方向は撮影部7の向きを示し、矢印Bで示す方向は表示部5の画面の向きを示している。そして、図19はそのムービースタイルに対応した2軸ヒンジユニット10を示したものである。すなわち、折り畳み状態時におけるフレーム13及び第2取付部材22に対し第1取付部材21が直角方向に向いている。
そして、ムービースタイル時においては、図16から図18に示すように、第1筐体1の上面で第3筐体3に近い部分に設けたシャッターキー41及びズームキー42と、同じく第1筐体1の内側面で操作部4の上側に並んだサブメニューキー43、画面表示切替キー44、A−MAT(音声ズーム)ON/OFFキー45、顔ピタON/OFFキー46、逆光補正キー47、ホワイトバランスキー48及び秒撮キー49が使用される。
なお、サブメニューキー43、画面表示切替キー44、A−MAT(音声ズーム)ON/OFFキー45、顔ピタON/OFFキー46、逆光補正キー47、ホワイトバランスキー48及び秒撮キー49の上に沿った部分には、その旨印刷表示されている。
また、第1筐体1の内側面で操作部4の前後には上下方向に沿ってバンパー51・52が設けられている。このバンパー51・52は、第1筐体1に対し第2筐体2及び第3筐体3を折り畳む際の衝撃を緩衝するもので、さらに、第1筐体1を構成する下ケース及び上ケースを合体固定するネジを隠すネジ隠しも兼用する。
以上のムービースタイルにおいて、図18に仮想線で示したように、親指をバンパー51に沿わせて、ズームキー42に人差し指を、さらにシャッターキー41に中指をそれぞれ沿わせて右手で持つことができ、すなわち、右手で持ち易いグリップ感を具備したムービースタイルを実現できる。この場合、第3筐体3に近い側のバンパー51の表面には、親指に対し滑り止めとして機能するシボ加工が施されている。
なお、第1筐体1のホワイトバランスキー48の上方に離間した部分にマイク穴53が設けられている。また、第2筐体2の表示部5と反対側の前面部の上部には左右一対のマイク穴54が設けられている。
次に、以上のムービースタイル時において、撮像部7を有する第3筐体3に対し表示部5を有する第2筐体2を、上部の第2回転軸12を中心に向こう側に回転すると、表示部5を下から見上げる斜め角度のハイアングルでムービー撮影時のファインダーとして見ることができる。また、第2筐体2を手前側に若干回転すると、表示部5を上から見下ろす斜め角度のローアングルでファインダーとして見ることができる。
そして、第2筐体2を第3筐体3に対し上部の第2回転軸12を中心に手前側に回転すると、図12に示すように、規制プレート17の下端部が第1回転軸11の端部外周のカム19の大径部19bの切り欠き部19cに入り込む。これにより、第1回転軸11の回転が規制される。
以上において、ブックスタイル時には、図3及び図14に示したように、サブメニューキー43、画面表示切替キー44、A−MAT(音声ズーム)ON/OFFキー45、顔ピタON/OFFキー46、逆光補正キー47、ホワイトバランスキー48及び秒撮キー49の上に沿った部分に設けられる印刷表示は第2筐体2により覆われて見辛くなっている。このため、その表示部5の下部に沿ってサブメニューキー43、画面表示切替キー44、A−MAT(音声ズーム)ON/OFFキー45、顔ピタON/OFFキー46、逆光補正キー47、ホワイトバランスキー48及び秒撮キー49に対応した表示がなされる。
また、折り畳み状態では、図8に示したように、2軸ヒンジユニット10のフレーム13から第1取付部材21及び第2取付部材22が同一方向に平行に向いており、第1筐体1と第2筐体2に対するネジ止め部が上下に位置するため、初期の重ねた際の両筐体1・2のズレを、組立工程の最後にチューニング(あるいはリペア)しやすいように工夫がなされている。
以上、実施形態の携帯電話によれば、操作部4を有する第1筐体1と表示部5を有する第2筐体2とを重ねて折り畳んだ状態から相対的に移動させて縦方向に開放させる第1回転軸11と、同様に横方向に開放させる第2回転軸12とを、撮影部7とともに第3筐体3に収納した筐体構造で、第1筐体1と第2筐体2を縦方向に開放させた場合は、第3筐体3が第2筐体1とともに移動し、また、横方向に開放させた場合には、第3筐体3が第1筐体1とともに移動する構成としたことで、ムービースタイルにして、表示部5の画面を横長で見ながら撮影部7でムービー撮影することができる。
さらに、ムービースタイル時において、撮影部7を有する第3筐体3に対し表示部5を有する第2筐体2を、中央部の第2回転軸12を中心に回転して、ムービー撮影時のファインダーとしての表示部5を下から見上げる斜め角度のハイアングルとしたり、表示部5を上から見下ろす斜め角度のローアングルとすることもできる。
また、2軸ヒンジユニット10は、第1回転軸11及び第2回転軸12が第3筐体3のフレーム13に組み付けられ、第1回転軸11に一体の第1取付部材21が第1筐体1に組み付けられて、第2回転軸12に一体の第2取付部材22が第2筐体2に組み付けられる構成なので、強度的に優れている。
また、第1筐体1上に第2筐体2を重ねて折り畳んだ状態では、凹部1cにリブ2aが、凹部1dに凸部2bが嵌まり、第1筐体1と第2筐体2とが固定されるため、折り畳んだ状態における第1筐体1と第2筐体2とのがたつきを防止し、外力に耐えうる構造となる。さらに、携帯電話を折り畳んだ状態での第1筐体1と第2筐体2とのずれを矯正することができる。また、凹部1c、1d及びリブ2a、凸部2bは、いずれも第1筐体1上に第2筐体2を重ねて折り畳んだ状態では携帯電話の内側に配置されるため、すっきりとしたデザインにすることができる。
そして、第1筐体1内に一端を固定されて第3筐体3内に他端が固定される第1配線31を第1回転軸11の中空部内に通して、第1筐体1内に一端を固定されて第2筐体2内に他端が固定される第2配線32を第1回転軸11の中空部内に通して第2回転軸12の中空部内に通すことで、3つの筐体内の配線をすることができる。
(変形例1)
図21は携帯電話の第1の変形例を示す斜視図である。なお、上記の実施形態と同様の構成については、同符号を付して説明を割愛する。
本変形例においては、第1筐体1の第2筐体2との対向面であって第3筐体3と反対側の端部に凹部1dがなく、その代わりに2つの凸部1e、1eが設けられている。凸部1e、1eは第2筐体2とのバンパーとしても機能する。
また、第2筐体2の第1筐体との対向面であって第3筐体3と反対側の端部に凸部2bがなく、その代わりに2つの凹部2c、2cが設けられている。
本変形例においても、第1筐体1上に第2筐体2を重ねて折り畳んだ状態では、凹部2c、2cに凸部1e、1eが嵌まり、第1筐体1と第2筐体2とが固定される。このため、折り畳んだ状態における第1筐体1と第2筐体2とのがたつきを防止し、外力に耐えうる構造となる。また、携帯電話を折り畳んだ状態での第1筐体1と第2筐体2とのずれを矯正することができる。
なお、第1筐体1や第2筐体2を構成する下ケース及び上ケースを合体固定するネジを隠すネジ隠しとして、凸部1e、1eや凹部2c、2cを兼用してもよい。
(変形例2)
図22は携帯電話の第2の変形例を示す斜視図である。なお、上記の実施形態と同様の構成については、同符号を付して説明を割愛する。
本変形例においては、第1筐体1の第2筐体2との対向面であって第3筐体3側の端部に2つの凹部1f、1fが設けられている。
また、第2筐体2の第1筐体との対向面であって第3筐体3側の端部に2つの凸部2d、2dが設けられている。凸部2d、2dは第1筐体1とのバンパーとしても機能する。
本変形例においても、第1筐体1上に第2筐体2を重ねて折り畳んだ状態では、凹部1f、1fに凸部2d、2dが嵌まり、第1筐体1と第2筐体2とが固定される。このため、折り畳んだ状態における第1筐体1と第2筐体2とのがたつきを防止し、外力に耐えうる構造となる。また、携帯電話を折り畳んだ状態での第1筐体1と第2筐体2とのずれを矯正することができる。
なお、第1筐体1や第2筐体2を構成する下ケース及び上ケースを合体固定するネジを隠すネジ隠しとして、凸部2d、2dや凹部1f、1fを兼用してもよい。
(変形例3)
図23は携帯電話の第3の変形例を示す図であり、折り畳み状態で第2筐体2及び第3筐体3側から見た図である。なお、上記の実施形態と同様の構成については、同符号を付して説明を割愛する。
本変形例においては、第2筐体2の第3筐体3側であって第2回転軸12と反対側の端部に、L字形のフック2eが設けられている。また、第3筐体3の第2筐体2側であって第2回転軸12と反対側の端部に、フック2eと対応するL字形の凹部3aが設けられている。
本変形例においても、第1筐体1上に第2筐体2を重ねて折り畳んだ状態では、凹部3aにフック2eが嵌まり、第2筐体2と第3筐体3とが固定される。このため、折り畳んだ状態における第2筐体2と第3筐体3とのがたつきを防止し、外力に耐えうる構造となる。
なお、以上の実施形態においては、携帯電話としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、PDA、ノートパソコン、ウェアラブルパソコン、電卓、電子辞書などで、カメラを有するもの全ての機器に用いることができる。
また、第3筐体の入力部は撮影部以外にタッチキー、指紋認証部、その他の入力装置であってもよい。
また、筐体の形状等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
1 第1筐体
1a 凹所
1b 突出部
1c,1d,1f,3a 凹部
1e 凸部
2 第2筐体
2a リブ
2b,2d 凸部(係合部)
2c 凹部(係合部)
2e フック(係合部)
3 第3筐体
4 操作部
5 表示部
6 アンテナ
7 入力部(撮影部)
8 照明部
10 2軸ヒンジユニット
11 第1回転軸
12 第2回転軸
13 フレーム
14 ブラケット
15 軸受部材
16 突出部
17 規制プレート
18 ピン
19 カム
21 第1取付部材
22 第2取付部材
23 緩衝材
24 ロック解除ボタン
25 ロック爪
26 バネ
27 緩衝材
29 カム
31 第1配線
32 第2配線
33 アンテナ線
34 下ケース
35 上ケース
41 シャッターキー
42 ズームキー
43 サブメニューキー
44 画面表示切替キー
45 A−MAT(音声ズーム)ON/OFFキー
46 顔ピタON/OFFキー
47 逆光補正キー
48 ホワイトバランスキー
49 秒撮キー
51 バンパー
52 バンパー
53 マイク穴
54 マイク穴

Claims (2)

  1. 第1筐体と、
    第2筐体と、
    前記第1筐体と前記第2筐体とを第1方向に開閉可能に接続する第1回転軸と、
    前記第1筐体と前記第2筐体とを前記第1方向と異なる第2方向に開閉可能に接続する第2回転軸と、
    前記第1回転軸及び前記第2回転軸を収納する第3筐体とを備え、
    前記第2筐体には前記第3筐体と係合する係合部が設けられており、
    前記係合部は前記第2筐体の前記第3筐体との対向面であって前記第2回転軸と反対側の端部から突設されたフックであり、
    前記第3筐体には前記フックが係合する凹部が設けられていることを特徴とする筐体構造。
  2. 請求項に記載の筐体構造を備えることを特徴とする携帯機器。
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