JP5246793B2 - 筐体構造及び携帯機器 - Google Patents

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本発明は、相対的に移動する複数の筐体の構造と、その構造を備える携帯機器に関する。
2つの筐体をヒンジで結合し、各筐体を相対的に回転させて開放するようにした携帯機器が特許文献1、2に開示されている。
特開2005−222385号公報 特許第4216887号公報
このような携帯機器では、各筐体を相対的に移動させた場合に、筐体どうしが擦れて、両筐体が対向する面に傷が付いてしまうことがある。
本発明の課題は、相対的に移動する2つの筐体を備えた携帯機器において、筐体に設けられている固定部を目隠しできるようにするとともに、筐体どうしが擦れてしまっても傷がつかないようにすることである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、複数のケースから構成される第1筐体と、前記第1筐体と対向しつつ前記第1筐体に対して移動する、複数のケースから構成される第2筐体と、前記第1筐体と前記第2筐体とが重なって閉じた状態のとき、前記第1筐体の前記第2筐体と対向する面に設けられ、前記第1筐体の一のケース他のケースに固定する第1固定部と、前記第2筐体の前記第1固定部と対向する位置に設けられ、前記第2筐体の一のケース他のケースに固定する第2固定部と、前記第1固定部を覆い隠す第1目隠部材と、前記第2固定部を覆い隠す第2目隠部材と、を備え、前記第1目隠部材及び前記第2目隠部材のうち一方の目隠部材が弾性部材、他方の目隠部材が滑りやすい部材でできている筐体構造を特徴とする。
請求項2に記載の発明は、第1筐体と、複数のケースから構成される第2筐体と、複数のケースから構成される第3筐体と、を備え、前記第2筐体は、前記第3筐体と対向しつつ前記第3筐体に対して移動し、前記第1筐体と前記第2筐体とが重なって閉じた状態のとき、前記第3筐体の前記第2筐体と対向する面に設けられ、前記第3筐体の一のケースを他のケースに固定する第1固定部と、前記第2筐体の前記第1固定部と対向する位置に設けられ、前記第2筐体の一のケースを他のケースに固定する第2固定部と、前記第1固定部を覆い隠す第1目隠部材と、前記第2固定部を覆い隠す第2目隠部材と、前記第1筐体と第2筐体とを重ねて閉じた状態から相対的に移動させて第1方向に開放させる第1回転軸と、前記第1筐体と第2筐体とを重ねて閉じた状態から相対的に移動させて前記第1方向と異なる第2方向に開放させる第2回転軸と、を備え、前記第1回転軸と第2回転軸とは前記第3筐体に収納され前記第1目隠部材及び前記第2目隠部材のうち一方の目隠部材が弾性部材、他方の目隠部材が滑りやすい部材でできており、前記第1筐体と第2筐体を前記第1方向に開放させた場合は、前記第3筐体が前記第2筐体とともに移動し、前記第1筐体と第2筐体を前記第2方向に開放させた場合には、前記第3筐体が前記第1筐体とともに移動する筐体構造を特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の筐体構造であって、前記第3筐体は、電子部品を収納していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の筐体構造であって、前記電子部品はカメラであり、前記第3筐体に前記カメラのレンズが露出する撮影部が設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の筐体構造であって、前記第目隠部材または前記目隠部材に凸部が形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の筐体構造を備える携帯機器を特徴とする。
本発明によれば、両筐体が対向する面にそれぞれ設けられている固定部を目隠しできる。また、筐体を相対的に移動させた場合に、筐体どうしが擦れてしまっても、筐体に傷がつくことを防止することができる。
本発明を適用した携帯機器の第1実施形態の構成を示すもので、携帯電話の折り畳み状態を示した斜視図である。 図1の携帯電話を縦方向に開放した状態を示した斜視図である。 図1の携帯電話を横方向に開放した状態を示した斜視図である。 図1の携帯電話のムービースタイル状態を示した斜視図である。 図1の折り畳み状態でのヒンジユニットを示した図である。 図1の折り畳み状態での配線の仕方を示した図である。 図5のヒンジユニットと図6の配線を組み合わせた拡大斜視図である。 図7のヒンジユニットの折り畳み状態に対応した斜視図である。 図1の折り畳み状態の携帯電話を他端側から見た拡大図である。 図2の縦方向開放状態での画面とカメラの方向を示した図である。 図10と反対側から見た図である。 図10と反対側でバンパー部も示した図である。 図8のヒンジユニットの縦方向開放状態に対応した図である。 図3の横方向開放状態でのブックスタイルを示した図である。 図8のヒンジユニットのブックスタイルに対応した図である。 図4のムービースタイルでの画面とカメラの方向を示した図である。 図16の上方向から見た平面図である。 図16のムービースタイルでの反対側から見た持ち方を示した図である。 図8のヒンジユニットのムービースタイルに対応した図である。 同実施形態の第3筐体を示した分解斜視図である。 同実施形態の第2筐体を示した分解斜視図である。 同実施形態の第2筐体及び第3筐体を横方向に開放している状態を示した斜視図である。 図22の一部を拡大して示した図である。 図22を異なる方向から見た斜視図である。 図24の一部を拡大して示した図である。 本発明の第2実施形態の携帯電話を示した斜視図である。 図26の第2筐体のみを示した斜視図である。 本発明の第3実施形態の携帯電話を示した斜視図である。 本発明の第4実施形態の携帯電話を示した斜視図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図4は本発明を適用した携帯機器の第1実施形態の構成として携帯電話を示したもので、1は第1筐体、2は第2筐体、3は第3筐体、4は操作部、5は表示部、6はアンテナ、7は入力部(撮影部)、8は照明部である。
携帯電話は、図示のように、第1筐体1と第2筐体2と第3筐体3は後述する2軸ヒンジユニット10を介して結合されている。第1筐体1には操作部4が設けられ、第2筐体2には表示部5及びアンテナ6が設けられ、第3筐体3には入力部としての撮影部7及び照明部8が設けられている。
図5及び図8は第3筐体3の内部に組み込まれる2軸ヒンジユニット10を示したもので、11は第1回転軸、12は第2回転軸、13は第3筐体3のフレーム、21は第1取付部材、22は第2取付部材である。
2軸ヒンジユニット10は、図示のように、左右一対の第1回転軸11と、右側の第2回転軸12と、中央の第3筐体3のフレーム13と、第1回転軸11の各々に設けた左右一対の第1取付部材21と、第2回転軸12に設けた第2取付部材22とから構成される。
すなわち、第1回転軸11は、軸線を左右方向に向けた中空状のもので、フレーム13の左右両側面にネジ止め固定したブラケット14の下部に軸受部材を介して各々回転自在に一体化されている。この第1回転軸11には、その軸線に対し直交方向に延びて第1筐体1の内部にネジ止め固定されるアーム状の第1取付部材21が各々圧入嵌合して一体化されている。この第1取付部材21の回転角度は、第1回転軸11の軸受部材との係合構造により約180度等に制限される。なお、図示左側の第1回転軸11は、90度等の所定角度に対応するクリック感が得られる軸受部材15を介してフレーム13に組み付けられている。
そして、第2回転軸12は、軸線を前後方向に向けた中空状のもので、フレーム13の図示右側面のブラケット14の上部に一体に形成した突出部16に軸受部材を介して回転自在に一体化されている。この第2回転軸12には、その軸線に対し直交方向に延びて第2筐体2の内部にネジ止め固定されるアーム状の第2取付部材22が圧入嵌合して一体化されている。この第2取付部材22の回転角度は、第2回転軸12の外周に形成された溝12aに突出部16に設けられた係合片16aが係合することで制限される。
図6は第1配線31及び第2配線32を示し、図7は2軸ヒンジユニット10と第1配線31及び第2配線32を組み合わせた図である。
すなわち、第1配線31は、第1筐体1内の基板に接続されるコネクタ31aを一端に備えて第3筐体3内の基板に接続されるコネクタ31cを他端に備えるもので、図7において右側の第1回転軸11の中空部内に通されている。
そして、第2配線32は、第1筐体1内の基板に接続されるコネクタ32aを一端に備えて第2筐体2内の基板に接続されるコネクタ32bを他端に備えるもので、図7において右側の第1回転軸11の中空部内に通して第2回転軸12の中空部内に通されている。
また、第1筐体1内の基板に接続される端子33aを一端に備えて第2筐体2内の基板に接続される端子33bを他端に備えるアンテナ線33も、第2配線32と同様に、図7において右側の第1回転軸11の中空部内に通して第2回転軸12の中空部内に通されている。
図9は図1の折り畳み状態の携帯電話を他端側から見て拡大したもので、第3筐体3は下ケース34及び上ケース35から構成されていて、上ケース35より幅狭の下ケース34は第1筐体1の端部に形成した凹所1aに位置している。この下ケース34と第1筐体1の凹所1aの両側に位置する突出部1bとの間に第1回転軸11が貫通して、これにより、第3筐体3は第1筐体1に対し第1回転軸11を中心に縦方向に開閉可能である。
また、図示のように、折り畳み状態において、上ケース35は第2筐体2の延長上に位置している。この上ケース35と第2筐体2との一側部の間に第2回転軸12が貫通して、これにより、第2筐体2は第3筐体3に対し一側部の第2回転軸12を中心に横方向に開閉可能である。
そして、下ケース34の上部左右には、上ケース35の開放部を閉じる突出部が形成されており、この突出部の下面にゴム等の柔らかい材質の緩衝材によるバンパー23が設けられている。
さらに、下ケース34の突出部と上ケース35の側面との間に、ロック解除ボタン24が組み付けられている。このロック解除ボタン24のスライド操作により、第3筐体3の端面から突出する方向にバネで付勢されて、第2筐体2の端面に形成された凹部(不図示)に係合するロック爪(不図示)を後退させてロックが解除される。
先ず、図1及び図9は第1筐体1上に第1筐体2及び第3筐体3を重ねて折り畳んだ状態を示したもので、図8はその折り畳み状態に対応した2軸ヒンジユニット10を示したものである。すなわち、フレーム13から第1取付部材21及び第2取付部材22は同一方向に平行に向いている。
次に、図2及び図10から図12は第1筐体1に対し第2筐体2及び第3筐体3を、第1回転軸11を中心に縦方向に開放した通常オープンスタイルを示したもので、図10及び図11において、矢印Aで示す方向は撮影部7の向きを示し、矢印Bで示す方向は表示部5の画面の向きを示している。そして、図13はその通常オープンスタイルに対応した2軸ヒンジユニット10を示したものである。すなわち、フレーム13に対し第1取付部材21と第2取付部材22が互いに反対方向に向いている。
以上の通常オープンスタイルにおいて、第1筐体1に対し第2筐体2及び第3筐体3を、第1回転軸11を中心に縦方向に開く際に、バンパー23は、第1筐体1の突出部1bの背面に当接して衝撃を緩衝する。
このように、通常オープンスタイルで緩衝するバンパー23は、デザイン性を考慮し、折り畳み状態において第3筐体3の内側面に設けられて外観から見えない位置に配置されている。
次に、図3及び図14は第1筐体1及び第3筐体3に対し第2筐体2を、第2回転軸12を中心に横方向に開放して表示部5を横長としたブックスタイルを示したもので、図15はそのブックスタイルに対応した2軸ヒンジユニット10を示したものである。すなわち、折り畳み状態時におけるフレーム13及び第1取付部材21に対し第2取付部材22が一側方に向いている。
次に、図4及び図16から図18は第1筐体1に対し第2筐体2及び第3筐体3を、第1回転軸11を中心に90度回転して表示部5を横長としたムービースタイルを示したもので、図16及び図17において、矢印Aで示す方向は撮影部7の向きを示し、矢印Bで示す方向は表示部5の画面の向きを示している。そして、図19はそのムービースタイルに対応した2軸ヒンジユニット10を示したものである。すなわち、折り畳み状態時におけるフレーム13及び第2取付部材22に対し第1取付部材21が直角方向に向いている。
そして、ムービースタイル時においては、図16から図18に示すように、第1筐体1の上面で第3筐体3に近い部分に設けたシャッターキー41及びズームキー42と、同じく第1筐体1の内側面で操作部4の上側に並んだサブメニューキー43、画面表示切替キー44、A−MAT(音声ズーム)ON/OFFキー45、顔ピタON/OFFキー46、逆光補正キー47、ホワイトバランスキー48及び秒撮キー49が使用される。
なお、サブメニューキー43、画面表示切替キー44、A−MAT(音声ズーム)ON/OFFキー45、顔ピタON/OFFキー46、逆光補正キー47、ホワイトバランスキー48及び秒撮キー49の上に沿った部分には、その旨印刷表示されている。
また、第1筐体1の内側面で操作部4の前後には上下方向に沿ってバンパー51・52が設けられている。このバンパー51・52は、第1筐体1に対し第2筐体2及び第3筐体3を折り畳む際の衝撃を緩衝するもので、さらに、第1筐体1を構成する下ケース及び上ケースを合体固定するネジを隠すネジ隠しも兼用する。
以上のムービースタイルにおいて、図18に仮想線で示したように、親指をバンパー51に沿わせて、ズームキー42に人差し指を、さらにシャッターキー41に中指をそれぞれ沿わせて右手で持つことができ、すなわち、右手で持ち易いグリップ感を具備したムービースタイルを実現できる。この場合、第3筐体3に近い側のバンパー51の表面には、親指に対し滑り止めとして機能するシボ加工が施されている。
なお、第1筐体1のホワイトバランスキー48の上方に離間した部分にマイク穴53が設けられている。また、第2筐体2の表示部5と反対側の前面部の上部には左右一対のマイク穴54が設けられている。
次に、以上のムービースタイル時において、撮影部7を有する第3筐体3に対し表示部5を有する第2筐体2を、上部の第2回転軸12を中心に向こう側に回転すると、表示部5を下から見上げる斜め角度のハイアングルでムービー撮影時のファインダーとして見ることができる。また、第2筐体2を手前側に若干回転すると、表示部5を上から見下ろす斜め角度のローアングルでファインダーとして見ることができる。
そして、第2筐体2を第3筐体3に対し上部の第2回転軸12を中心に手前側に回転すると、図12に示すように、規制プレート17の下端部が第1回転軸11の端部外周のカム19の大径部19bの切り欠き部19cに入り込む。これにより、第1回転軸11の回転が規制される。
以上において、ブックスタイル時には、図3及び図14に示したように、サブメニューキー43、画面表示切替キー44、A−MAT(音声ズーム)ON/OFFキー45、顔ピタON/OFFキー46、逆光補正キー47、ホワイトバランスキー48及び秒撮キー49の上に沿った部分に設けられる印刷表示は第2筐体2により覆われて見辛くなっている。このため、その表示部5の下部に沿ってサブメニューキー43、画面表示切替キー44、A−MAT(音声ズーム)ON/OFFキー45、顔ピタON/OFFキー46、逆光補正キー47、ホワイトバランスキー48及び秒撮キー49に対応した表示がなされる。
また、折り畳み状態では、図8に示したように、2軸ヒンジユニット10のフレーム13から第1取付部材21及び第2取付部材22が同一方向に平行に向いており、第1筐体1と第2筐体2に対するネジ止め部が上下に位置するため、初期の重ねた際の両筐体1・2のズレを、組立工程の最後にチューニング(あるいはリペア)しやすいように工夫がなされている。
次に、図20は、第3筐体3を分解して示したもの、図21は、第2筐体2を分解して示したものである。図中、38は第1目隠部材、29は第2目隠部材である。
図20に示したように、第3筐体3は、下ケース34と上ケース35とから構成されている。下ケース34と上ケース35の第2筐体2と対向する面(図の手前側)には、ネジ孔がそれぞれ2箇所ずつ形成されていて、その周囲がそれぞれ窪んでいる。下ケース34と上ケース35を重ね合わせると、第3筐体3に第2筐体と対向する側面3aが形成される。また、下ケース34のネジ孔と上ケース35のネジ孔が重なり合って一致するとともに、両方の窪みが合わせられる。そして、ネジ36を締めることにより下ケース34と上ケース35が互いに固定され、左右一対の第1固定部37が形成される。第1固定部37からはネジ36の頭部が露出する。
第1固定部37には、第1目隠部材38が嵌め込まれる。第1目隠部材38は、第1固定部37に形成された窪みとほぼ等しい形状の板状部材で、ゴム等の弾性材料で形成されている。第1目隠部材38の中央には、図23に示したように、四角い凸部38aが一体形成されている。第1目隠部材38によって、ネジ36が遮蔽されるとともに窪みが埋められ、第1固定部37が目隠しされる。側面3aと第1目隠部材38の周縁部は面一となり、凸部38aが側面3aよりやや突出した状態となっている。
図21に示したように、第2筐体2は、下ケース25と上ケース26とから構成されている。下ケース25と上ケース26の第3筐体3と対向する面(図の左側)はそれぞれ窪んでいて、窪みの底部にはネジ孔がそれぞれ2箇所ずつ形成されている。上ケース26と下ケース25を重ね合わせると、第2筐体2に第3筐体と対向する側面2aが形成される。また、下ケース25のネジ孔と上ケース26のネジ孔が重なり合って一致するとともに、両方の窪みが合わせられて一つの窪みとなる。そして、ネジ27を締めることにより下ケース25と上ケース26が互いに固定され、第2固定部28が形成される。第2固定部28からはネジ27の頭部が露出する。
第2固定部28には第2目隠部材29が嵌め込まれる。第2目隠部材29は、第2固定部28に形成された窪みとほぼ等しい形状の板状部材で、プラスチック等の滑りやすい材料で形成されている。第2目隠部材29の端部には細長い凸部29aが一体形成されている。凸部29aは、図25に示したように、第2回転軸12の周囲に沿って側面2aの上部から下部まで円弧状に形成されている。第2目隠部材29によって、ネジ27が遮蔽されるとともに窪みが埋められ、第2固定部28が目隠しされる。側面2aと第2目隠部材29は面一となり、凸部29aが側面2aから突出している。
次に、図22は、携帯電話を横方向に開放させたときの第2筐体2及び第3筐体3を示したもの、図23は、図20の第2筐体2と第3筐体3の結合部付近を拡大して示したもの、図24は、図20に示した第2筐体2及び第3筐体3を、図22とは異なる方向から示したもの、図25は、図24の第2筐体2と第3筐体3の結合部付近を拡大して示したものである。
前述したように、第2筐体2と第3筐体3は、第2回転軸12によって相対的に回転可能に結合されている。第2筐体2と第3筐体3は、側面2aと側面3aを対向させつつ回転する。折り畳み状態では、側面2aと側面3aとが重なり合うとともに、第2目隠部材29の凸部29aと第1目隠部材38の凸部38aとが当接している。凸部29a,38aはともに側面2a,3aから突出しているため、側面2aと側面3aは接触しない。
第2筐体2を第3筐体3に対して回転させ、横方向に開放させると、側面2aと側面3aが重なり合っている間は、凸部29aが第2回転軸12側の凸部38a上を第2筐体2の回転に合わせて摺動する。このときも、側面2aと側面3aは接触せずに相対的に移動する。また、凸部38aと凸部29aの摩擦により、第2筐体2と第3筐体3を相対的に回転させるために一定の荷重が必要となる。凸部38aから凸部29aの端部が離れたところで側面2aと側面3aも離れる。
第2筐体2が横方向に開放されると、図22、図24に示したように、側面2a、側面3a、第1目隠部材38及び第2目隠部材29が露出する。
第2筐体2が回転する際、第2回転軸12を曲げるような、すなわち、側面2aの第2回転軸12と反対側の端部と側面3aを接触させる方向に力が加わった場合、第2目隠部材29と第2回転軸12と反対側の第1目隠部材38とが当接する。こちらの第1目隠部材38にも凸部38aが形成されているため、側面2aと側面3aは接触しない。
(第2実施形態)
図26、図27は、本発明の第2実施形態の携帯電話を示したもので、101は第1筐体、102は第2筐体、103は第3筐体、102a、103aは側面、138は第1目隠部材、129は第2目隠部材である。
第2実施形態では、第2筐体102と第3筐体103がそれらの中央で相対的に回転可能に結合されている。側面103aの回転軸を挟んで左右両側には、第1固定部137が回転軸から等距離の位置にそれぞれ形成され、その上から第1目隠部材138がそれぞれ取り付けられている。また、側面102aの回転軸を挟んで左右両側には、第2固定部128が形成され、その上から第2目隠部材129が回転軸の両側に取り付けられている。回転軸と両第2目隠部材129の間隔は、回転軸と両第1目隠部材138の間隔と等しい。第1目隠部材138と第2目隠部材129は、いずれか一方又は両方が筐体の表面から盛り上がった状態で取り付けられている。
側面102aと側面103aが重なった状態では、第1目隠部材138と第2目隠部材129が当接する。この状態から第2筐体102が第3筐体103に対して回転すると、第2目隠部材129が第1目隠部材138上を摺動する。このため、側面102aと側面103aは接触しない。
(第3実施形態)
図28は、本発明の第3実施形態の携帯電話を示したもので、201は第1筐体、202は第2筐体、201aは正面、202aは背面、238は第1目隠部材、229は第2目隠部材である。
第3実施形態では、第1筐体201と第2筐体202が図示しないスライド機構によって相対的にスライド可能に結合されている。正面201aの上端部には、図28(a)に示したように、左右一対の第1固定部237が形成され、その上から第1目隠部材238がそれぞれ取り付けられている。また、第2筐体202の背面202aの背面には、図28(b)に示したように、左右一対の第2固定部228が形成され、その上から帯状の第2目隠部材229がそれぞれ取り付けられている。両第2目隠部材229は、スライド方向に沿って2本平行に並んでおり、その間隔は両第1目隠部材238の間隔と等しい。第1目隠部材238と第2目隠部材229は、いずれか一方又は両方が筐体の表面から盛り上がった状態で取り付けられている。
第1筐体201と第2筐体202が重なっているとき、第1目隠部材238は第2目隠部材229の上端に当接する。第2筐体202が第1筐体201に対してスライドすると、第1目隠部材238は第2目隠部材229上を摺動する。第1筐体201と第2筐体202が重なっているとき、第1目隠部材238は第2目隠部材229の下端に当接する。このため、側面102aと側面103aは接触しない。
(第4実施形態)
図29は、本発明の第4実施形態の携帯電話を示したもので、301は第1筐体、302は第2筐体、302aは背面、303は第3筐体、303aは正面、338は第1目隠部材、329は第2目隠部材である。
第4実施形態では、第2筐体302と第3筐体303が相対的に回転可能に結合されている。そして、正面303aの回転軸の周囲には、図29(a)に示したように、第1固定部337が形成され、その上から円環状の第1目隠部材338が、その中心と回転軸を一致させて取り付けられている。また、背面302aの回転軸の周囲には、図29(b)に示したように、第2固定部328が形成され、その上から第1目隠部材338と径の等しい円環状の第2目隠部材329が、その中心と回転軸を一致させて取り付けられている。第1目隠部材338と第2目隠部材329は、いずれか一方又は両方が筐体の表面から盛り上がった状態で取り付けられている。
第2筐体302が第3筐体303に対して回転すると、第2目隠部材329は第1目隠部材338上を摺動し、第2筐体302が第3筐体303に対してどのような角度を取っていても第1目隠部材338と第2目隠部材329は常に当接する。このため、背面302aと正面303aは接触しない。
以上、実施形態の携帯電話によれば、操作部4を有する第1筐体1と表示部5を有する第2筐体2とを重ねて折り畳んだ状態から相対的に移動させて縦方向に開放させる第1回転軸11と、同様に横方向に開放させる第2回転軸12とを、撮影部7とともに第3筐体3に収納した筐体構造で、第1筐体1と第2筐体2を縦方向に開放させた場合は、第3筐体3が第2筐体1とともに移動し、また、横方向に開放させた場合には、第3筐体3が第1筐体1とともに移動する構成としたことで、ムービースタイルにして、表示部5の画面を横長で見ながら撮影部7でムービー撮影することができる。
さらに、ムービースタイル時において、撮影部7を有する第3筐体3に対し表示部5を有する第2筐体2を、中央部の第2回転軸12を中心に回転して、ムービー撮影時のファインダーとしての表示部5を下から見上げる斜め角度のハイアングルとしたり、表示部5を上から見下ろす斜め角度のローアングルとすることもできる。
また、2軸ヒンジユニット10は、第1回転軸11及び第2回転軸12が第3筐体3のフレーム13に組み付けられ、第1回転軸11に一体の第1取付部材21が第1筐体1に組み付けられて、第2回転軸12に一体の第2取付部材22が第2筐体2に組み付けられる構成なので、強度的に優れている。
そして、第1筐体1内に一端を固定されて第3筐体3内に他端が固定される第1配線31を第1回転軸11の中空部内に通して、第1筐体1内に一端を固定されて第2筐体2内に他端が固定される第2配線32を第1回転軸11の中空部内に通して第2回転軸12の中空部内に通すことで、3つの筐体内の配線をすることができる。
また、第1固定部37,138,338と、第2固定部28,129,329を互いに対向するように設け、各固定部に第1目隠部材38,138,338、第2目隠部材29,129,329をそれぞれ取り付けたことで、第1固定部37,137,337及び第2固定部28,128,328の目隠しができる。しかも、第1目隠部材38,138,338と第2目隠部材29,129,329が当接して、側面2a,102a,302aと側面3a,103a,303aが接触しないので、第2筐体2,102,302を第3筐体3,103,303に対し回転させると、側面2a,102a,302aと側面3a,103a,303aが擦れず、傷がつくのを防止することができる。
また、第1目隠部材238と第2目隠部材229が当接して、正面201aと背面202aが接触しないので、第2筐体202を第1筐体201に対しスライドさせると、正面201aと背面202aが擦れず、傷がつくのを防止することができる。
また、第1目隠部材38、第2目隠部材29に凸部29a,36aをそれぞれ形成したことで、第1目隠部材38と第2目隠部材29の摺動がより滑らかになる。そして、突起の高さを変更することにより筐体を相対的に移動させる際に必要となる荷重を調節することができる。
また、第1目隠部材38を弾性材料、第2目隠部材29を滑らかな材料で形成することで、第1目隠部材38と第2目隠部材29の摺動が滑らかになるだけでなく、各目隠部材の磨耗を防ぐことができる。
(他の変形例)
なお、以上の実施形態においては、携帯電話としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、PDA、ノートパソコン、ウェアラブルパソコン、電卓、電子辞書などで、摺動部を有するもの全ての機器に用いることができる。
固定部のネジは、ケースとケースの固定用でなく、筐体内部にヒンジユニットや電子部品、アンテナを固定するためのものでもよい。
また、第1目隠部材を滑りやすい材質、第2目隠部材をやわらかい材質としてもよい。
また、筐体の形状、結合される筐体の数等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
1〜301 第1筐体
2〜302 第2筐体
2a〜302a側面
25 下ケース
26 上ケース
27 ネジ
28〜328 第2固定部
29〜329 第2目隠部材
29a 凸部
3〜303 第3筐体
34 下ケース
35 上ケース
36 ネジ
37〜337 第1固定部
38〜338 第1目隠部材
38a 凸部

Claims (6)

  1. 複数のケースから構成される第1筐体と、
    前記第1筐体と対向しつつ前記第1筐体に対して移動する、複数のケースから構成される第2筐体と、
    前記第1筐体と前記第2筐体とが重なって閉じた状態のとき、前記第1筐体の前記第2筐体と対向する面に設けられ、前記第1筐体の一のケース他のケースに固定する第1固定部と、
    前記第2筐体の前記第1固定部と対向する位置に設けられ、前記第2筐体の一のケース他のケースに固定する第2固定部と、
    前記第1固定部を覆い隠す第1目隠部材と、
    前記第2固定部を覆い隠す第2目隠部材と、を備え
    前記第1目隠部材及び前記第2目隠部材のうち一方の目隠部材が弾性部材、他方の目隠部材が滑りやすい部材でできていることを特徴とする筐体構造。
  2. 第1筐体と、
    複数のケースから構成される第2筐体と、
    複数のケースから構成される第3筐体と、を備え、
    前記第2筐体は、前記第3筐体と対向しつつ前記第3筐体に対して移動し、
    前記第1筐体と前記第2筐体とが重なって閉じた状態のとき、前記第3筐体の前記第2筐体と対向する面に設けられ、前記第3筐体の一のケースを他のケースに固定する第1固定部と、
    前記第2筐体の前記第1固定部と対向する位置に設けられ、前記第2筐体の一のケースを他のケースに固定する第2固定部と、
    前記第1固定部を覆い隠す第1目隠部材と、
    前記第2固定部を覆い隠す第2目隠部材と、
    前記第1筐体と第2筐体とを重ねて閉じた状態から相対的に移動させて第1方向に開放させる第1回転軸と、
    前記第1筐体と第2筐体とを重ねて閉じた状態から相対的に移動させて前記第1方向と異なる第2方向に開放させる第2回転軸と、を備え
    前記第1回転軸と第2回転軸とは前記第3筐体に収納され
    前記第1目隠部材及び前記第2目隠部材のうち一方の目隠部材が弾性部材、他方の目隠部材が滑りやすい部材でできており、
    前記第1筐体と第2筐体を前記第1方向に開放させた場合は、前記第3筐体が前記第2筐体とともに移動し、
    前記第1筐体と第2筐体を前記第2方向に開放させた場合には、前記第3筐体が前記第1筐体とともに移動することを特徴とする筐体構造。
  3. 前記第3筐体は、電子部品を収納していることを特徴とする請求項2に記載の筐体構造。
  4. 前記電子部品はカメラであり、前記第3筐体に前記カメラのレンズが露出する撮影部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の筐体構造。
  5. 前記第目隠部材または前記目隠部材に凸部が形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の筐体構造。
  6. 請求項1からのいずれか一項に記載の筐体構造を備えることを特徴とする携帯機器。
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